JP5698340B2 - 車体後部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等の車両における車体後部構造に関する。
この種の車体後部構造として、例えば、特許文献1には、図8に示されるように、車両前後方向に延在するリトラクタ取付リインフォース1の前端部1aがCピラーリインフォース2に結合されると共に、その後端部1bがホイルハウスエクステンション3の後部上方側に配設された車体後部構造が開示されている。
この特許文献1に開示された車体後部構造では、リトラクタ取付リインフォース1の後端末部1cを、ホイルハウスエクステンション3の後端稜線部3aにおける直線部の延長線L上に配設することで、リトラクタ取付部の支持剛性を高めながら、車体後部全体の剛性を向上させることができる、としている。
特開2009−83826号公報
ところで、車体後部には、後輪を回転自在に支持するリヤサスペンション機構が設けられ、このリヤサスペンション機構を構成するショックアブソーバ(ダンパ)から付与される突き上げ荷重が、リヤホイルハウス4からホイルハウスエクステンション3及びリトラクタ取付リインフォース1を経由して、Dピラーリインフォース5に伝達される。
この場合、特許文献1に開示された車体後部構造では、ホイルハウスエクステンション3とリトラクタ取付リインフォース1との間の荷重伝達経路(図8中の太実線参照)が直線的でないため、リヤホイルハウス4からDピラーリインフォース5への荷重伝達効率が低下し、Dピラーリインフォース5への荷重伝達量が少なくなる。
換言すると、特許文献1に開示された車体後部構造では、リヤサスペンション機構のショックアブソーバから作用する突き上げ荷重を、リヤホイルハウス4等を経由してDピラーリインフォース5でしっかり支持(吸収)することができないため、Dピラーリインフォース5で吸収できない荷重を他の部材で吸収しなければならない。
このため、特許文献1に開示された車体後部構造では、ショックアブソーバからの突き上げ荷重を十分に支持するために、ホイルハウスエクステンション3やリトラクタ取付リインフォース1を大型化・厚板化し、又は、別部材を追加して補強する必要があり、この結果、車体重量が増大する。
本発明の一般的な目的は、車体重量の増加を抑制しつつ車体後部の剛性・強度を向上させることが可能な車体後部構造を提供することにある。
前記の目的を達成するために、本発明は、車体後部構造であって、車体後部で上下方向に延在するリヤピラーと、前記リヤピラーの上下方向の途中から車体前方側に向けて延出するメンバと、前記メンバの下方に配置されるリヤホイルハウスと、下端が前記リヤホイルハウスに結合され、上端が前記メンバに結合されるスティフナと、を備え、前記メンバは、少なくとも前記スティフナが結合される結合部から後方の後方部位において、前記後方部位の後端下端部が、前記後方部位の前端下端部よりも上方に位置するように傾斜配置され、さらに、前記リヤピラーは、上側のリヤピラーアッパと下側のリヤピラーロアとによって形成されると共に、前記リヤピラーアッパの下端と前記リヤピラーロアの上端を重畳させて結合したラップ部を備え、前記メンバの後端は、前記ラップ部に結合されることを特徴とする。
本発明によれば、メンバに対してスティフナが結合される結合部から後方の後方部位において、前記メンバの後方部位の後端下端部を前記後方部位の前端下端部よりも上方に位置するように傾斜配置している。従って、本発明では、例えば、図示しないリヤサスペンション機構のショックアブソーバから作用する荷重(突き上げ荷重)が、リヤホイルハウスからスティフナを介してメンバに伝達される際、メンバの後方部位の後端をスティフナからの荷重伝達方向に沿うように上方に向けて傾斜配置することで、スティフナからメンバへの荷重伝達効率が向上し、リヤピラーへの荷重伝達量を増大させることができる。この結果、本発明では、スティフナ・メンバを大型化・厚板化しなくてもリヤピラーで荷重を十分に支持(吸収)することできるため、車体重量の増大を抑制しつつ、車体後部の剛性・強度を向上させることができる。
なお、本発明において、「剛性」とは、外力による車体の変形しにくさ(車体の変形しない強さ)をいい、「強度」とは、圧縮強度、引張強度、捩れ強度、曲げ強度等の種々の強度を含む総合的な強度をいう。
さらに、本発明によれば、リヤピラーアッパの下端とリヤピラーロアの上端とを重畳させて結合したラップ部を設け、前記ラップ部にメンバを結合することで前記ラップ部を補強することができる。また、スティフナから伝達される荷重を2枚重ねとなったラップ部で受けることができ、前記ラップ部を有するリヤピラーによってより強固に荷重を支持することができる。
また、本発明は、前記リヤピラーが、上端が前側に位置して前上がり状に傾斜して配置され、前記後方部位は、前記リヤピラーに対して略垂直となるように傾斜していることを特徴とする。
本発明によれば、メンバの後方部位をリヤピラーに対して略垂直となるように傾斜して配置することにより、メンバからリヤピラーの上下方向にバランスよく荷重を分散して伝達することができ、リヤピラーへの荷重伝達効率を向上させることができる。
さらに、本発明は、前記スティフナが、上端が下端よりも後方に位置する後ろ上がり状に傾斜して配置されると共に、前記リヤピラーに対して略垂直となるように傾斜していることを特徴とする。
本発明によれば、スティフナがリヤピラーに対して略垂直となるように傾斜した状態で配置されることにより、スティフナからメンバ及びリヤピラーへの荷重伝達効率を向上させることができる。
さらにまた、本発明は、前記リヤピラーが、上側のリヤピラーアッパと下側のリヤピラーロアとによって形成されると共に、前記リヤピラーアッパの下端と前記リヤピラーロアの上端を重畳させて結合したラップ部を備え、前記メンバの後端は、前記ラップ部に結合されることを特徴とする。
またさらに、本発明は、前記リヤピラーが、車体前方側に面する前面を有し、前記メンバの後端は、前記前面に突き当てて結合されることを特徴とする。
本発明によれば、メンバの後端がリヤピラーの前面に突き当てて結合されることにより、ラップ部を補強することができる。また、スティフナから伝達される荷重を、リヤピラーの前面のラップ部によってより強固に荷重を支持することができる。
またさらに、本発明は、車体後部構造であって、車体後部で上下方向に延在するリヤピラーと、前記リヤピラーの上下方向の途中から車体前方側に向けて延出するメンバと、前記メンバの下方に配置されるリヤホイルハウスと、下端が前記リヤホイルハウスに結合され、上端が前記メンバに結合されるスティフナと、を備え、前記メンバは、少なくとも前記スティフナが結合される結合部から後方の後方部位において、前記後方部位の後端下端部が、前記後方部位の前端下端部よりも上方に位置するように傾斜配置され、前記リヤピラーは、車体前方側に面する前面を有し、前記メンバの後端は、前記前面に突き当てて結合され、前記メンバは、インナ部材とアウタ部材とを備え、前記インナ部材は、車室内側のインナ縦壁と、前記インナ縦壁の上端から車室外側に向かって延出するインナ上壁とを有し、前記アウタ部材は、車室外側に配置されて前記インナ縦壁と対向するアウタ縦壁と、前記アウタ縦壁の下端から車室内側に向かって延出するアウタ下壁とを有し、前記インナ縦壁の下端と前記アウタ下壁の延出端とが結合されると共に、前記アウタ縦壁の上端と前記インナ上壁の延出端とが結合されることで閉断面が形成され、前記インナ部材は、前記インナ縦壁の後端から車室内側に延出して前記リヤピラーの前面と対向する縦フランジと、前記インナ上壁の後端から車体上方側に向かって延出する横フランジとを備え、少なくとも前記縦フランジが前記リヤピラーの前面に対して結合され、さらに、前記メンバの前記閉断面を車体前後方向で複数に仕切るように配置されたバルクヘッドを備え、前記スティフナの上端は、前記バルクヘッドと車幅方向で重畳する位置に配置されると共に、前記インナ部材を介して前記バルクヘッドに結合されることを特徴とする
本発明によれば、例えば、インナ部材を断面ハット状に形成して縦・上・下の各壁にフランジを成形する場合と比較して、インナ部材に縦フランジ及び横フランジを形成することで、メンバの後端をリヤピラーの前面に対して突き当てて結合するためのフランジの成形性を向上させることができる。また、インナ部材に形成された縦フランジ及び横フランジによって、メンバからリヤピラーに対して向かう荷重を効率的に伝達することができる。
本発明によれば、インナ部材の横フランジの近傍に位置する上壁フランジの車体後方側端部(後端)をピラーフランジに結合することで、インナ部材の成形性の課題(実施形態で後記する)を克服しつつ、インナ部材の横フランジからリヤピラーへの荷重伝達効率を向上させることができる。
本発明によれば、スティフナがインナ部材を介してバルクヘッドに結合されることにより、メンバ単体の剛性を向上させると共に、スティフナとメンバとの結合強度を向上させ、リヤピラーへの荷重伝達効率をより一層向上させることができる。
またさらに、本発明は、前記バルクヘッドが、前記メンバの長手方向に沿って所定間隔離間して複数配置され、前記複数のバルクヘッドの少なくとも1つは、前記インナ部材に結合され、前記複数のバルクヘッドの少なくとも他の1つは、前記アウタ部材に結合されることを特徴とする。
本発明によれば、メンバを構成するインナ部材とアウタ部材の両方に、少なくとも1つのバルクヘッドが結合されることで、インナ部材とアウタ部材の変形を抑制し、その結果、メンバ単体の剛性・強度をより一層向上させることができる。
本発明によれば、メンバを構成するインナ部材とアウタ部材とを結合して閉断面を構成した場合であっても、作業用貫通孔を介してバルクヘッドの隔壁フランジにアクセスすることができる。例えば、作業用貫通孔を利用して、スポット溶接ガンを用いたスポット溶接作業やねじ締結作業等を行うことができる。この結果、本発明では、インナ縦壁とアウタ縦壁のいずれか一方の縦壁に結合されたバルクヘッドを他方の縦壁にも容易に結合することができ、メンバの剛性・強度を向上させることができる。
またさらに、本発明は、前記スティフナの下端が断面ハット状に形成され、その上端が面状に形成され、前記下端と前記上端との間の領域が前記下端から前記上端に向かうにつれて徐々に開口断面の大きさが縮小するように形成されることを特徴とする。
本発明によれば、スティフナの下端が断面ハット状に形成され、前記下端から上端に向かう途中までの領域においては、開口断面形状のため、高剛性・高強度となり確実に荷重を伝達することができる。また、スティフナの上端でメンバとの結合部位では、開口断面を有しない面状とすることで、メンバ(インナ部材)の縦壁の面に効率的に荷重を伝達することができる。また、スティフナの上端と下端との間の領域における開口断面の大きさを、上端に向かうにつれて徐々に縮小することで、スティフナの上端と下端の間の領域にわたって開口断面形状の急激な変化を無くし、荷重伝達を高効率化することができる。
またさらに、本発明は、前記スティフナが、長手方向の途中から前記上端に向かうにつれて車体前後方向の幅が徐々に大きくなる末広がり形状部を有することを特徴とする。
本発明によれば、スティフナに対し、長手方向の途中から上端に向かうにつれて車体前後方向の幅が徐々広がる末広がり形状部を設けることにより、スティフナからメンバの広範囲に荷重が分散されて伝達され、スティフナからメンバへの荷重伝達効率を向上させることができる。
またさらに、本発明は、前記スティフナの前記上端に、少なくとも2つの結合部が設けられることを特徴とする。
本発明によれば、メンバに結合されるスティフナの上端に、少なくとも2つの結合部を設けることにより、前記結合部を中心としてスティフナが車両前後方向に回動することを抑制し、スティフナからメンバへ伝達される荷重を逃がすことがなく効率的に伝達することができる。
本発明では、車体重量の増加を抑制しつつ車体後部の剛性を向上させることが可能な車体後部構造が得られる。
本発明の実施形態に係る車体後部構造が適用された自動車の車体後部の左側部分を車室内側から見た側面図である。 図1に示す車体後部を斜め方向から見た斜視図である。 リヤピラーに対してメンバが結合される状態を示す斜視図であり、(a)は、結合前の状態、(b)は、結合後の状態をそれぞれ示している。 (a)は、メンバの正面図、(b)は、(a)に示すインナ部材を透過した透過正面図、(c)は、(a)のIVC−IVC線に沿った縦断面図である。 (a)は、車室内側から見たメンバの斜視図、(b)は、(a)に示すメンバの分解斜視図である。 (a)は、車室外側から見たメンバの斜視図、(b)は、(a)に示すメンバの分解斜視図である。 (a)は、スティフナの正面図、(b)は、(a)の矢印Z方向から見た矢視図、(c)は、(a)のVIIC−VIIC線に沿った端面図である。 従来技術に係る車体後部構造を示す側面図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る車体後部構造が適用された自動車の車体後部の左側部分を車室内側から見た側面図、図2は、図1に示す車体後部を斜め方向から見た斜視図である。なお、以下に示される、上下方向、前後方向及び左右方向は、図1及び図2に示される方向に従うものとする。
図1及び図2に示されるように、図示しない自動車は、車体後部10で上下方向に沿って延在するリヤピラー12と、このリヤピラー12の上下方向の途中から車体前方側に向けて延出するメンバ14とを備える。さらに、図示しない自動車は、このメンバ14の下方に配置され、車室内側のリヤホイルハウスインナ16aと車室外側のリヤホイルハウスアウタ16bとからなるリヤホイルハウス16と、下端がブラケット18を介してこのリヤホイルハウスインナ16aの後部側に結合され、上端がメンバ14に結合されるスティフナ20とを備える。
なお、本実施形態において、「結合」とは、例えば、スポット溶接、レーザ溶接、摩擦撹拌接合等の結合手段によって、複数の部材が一体的に強固に固定されることをいう。
リヤピラー(Dピラー)12は、その上端が前側に位置して前上がり状に傾斜して配置される。このリヤピラー12の上端は、リヤピラー12の前方でリヤピラー12よりも幅広に形成された他のリヤピラー(Cピラー)22のルーフサイド部24に結合される。この場合、車体後部10の上方には、リヤピラー12の上部側(後記するリヤピラーアッパ12a)と他のリヤピラー22とメンバ14とによって囲繞された空間部からなる窓部26が形成される。
また、リヤピラー12は、上側のリヤピラーアッパ12aと下側のリヤピラーロア12bとによって構成され、前記リヤピラーアッパ12aの下端と前記リヤピラーロア12bの上端とを重畳させて結合したラップ部28を備える。
さらに、リヤピラー12は、車体前後方向で対向する前面30aと後面30bとを有し、前記前面30aから車体前方側に向かって延出するピラーフランジ32を備える。
図3は、リヤピラーに対してメンバが結合される状態を示す斜視図であり、(a)は、結合前の状態、(b)は、結合後の状態をそれぞれ示している。
車体後部10の前後方向に沿って延在するメンバ14の前端は、他のリヤピラー22の後部下端に結合され(図2参照)、メンバ14の後端(後記する縦フランジ37a)は、前記ラップ部28を含むリヤピラー12の前面30aに対して突き当てて結合される(図3参照)。なお、図3(b)において、記号「*」は、スポット溶接部位を示している。
また、メンバ14は、少なくとも、スティフナ20の上端が結合される結合部の中心から後方の後方部位34(図1の網点部分参照)において、後方部位34の後端下端部34aが、前記後方部位34の前端下端部34bよりも上方に位置するように傾斜配置される。
すなわち、図1に示されるように、メンバ14は、車体前後方向に沿ったメンバ14の前端からスティフナ20の上端が結合される結合部まで、略水平方向沿って略直線状に延在し、さらに、前記結合部から後方の後方部位34において、メンバ14の後方部位34の前端下端部34bから後端下端部34aに向けて上方に向けて湾曲するように形成される。後方部位34における後端下端部34aと前端下端部34bとの間では、寸法Hだけ高さ方向の位置が異なるように形成される。この場合、メンバ14の後方部位34の中心線A1は、リヤピラー12の中心線A2に対して略垂直となるように傾斜して配置される。
図4(a)は、メンバの正面図、図4(b)は、図4(a)に示すインナ部材を透過した透過正面図、図4(c)は、図4(a)のIVC−IVC線に沿った縦断面図、図5(a)は、車室内側から見たメンバの斜視図、図5(b)は、図5(a)に示すメンバの分解斜視図、図6(a)は、車室外側から見たメンバの斜視図、図6(b)は、図6(a)に示すメンバの分解斜視図である。
さらに、メンバ14は、車室内側に配置されるインナ部材36と、車室外側に配置されるアウタ部材38と(図4(c)参照)、後記する閉断面40を車体前後方向で複数に仕切るように配置された第1バルクヘッド42及び第2バルクヘッド44とを備える(図4(a)、図4(b)参照)。なお、本実施形態では、第1バルクヘッド42及び第2バルクヘッド44からなる複数のバルクヘッドを例示しているが、いずれか一方の単一のバルクヘッドを備えるようにしてもよい。
インナ部材36は、図5及び図6に示されるように、車室内側のインナ縦壁36aと、前記インナ縦壁36aの上端から車室外側に向かって延出するインナ上壁36bとを備える。また、インナ部材36は、インナ縦壁36aの後端から車室内側に延出し、リヤピラー12の前面30aに対して結合される縦フランジ37aと、前記インナ上壁36bの後端から車体上方側に向かって延出する横フランジ37bと、インナ上壁36bの端縁部(稜線部)を形成する延出端37c(図6(b)参照)と、前記延出端37cから上方に向かって立ち上がりピラーフランジ32と対向する上壁フランジ37dとを有する。
上壁フランジ37dの後端であって横フランジ37bとの境界部位には、車体後方側端部37eが設けられる。この上壁フランジ37dの車体後方側端部37eは、リヤピラー12の前面30aから前方に向かって突出するピラーフランジ32と結合される(図3(b)参照)。
インナ縦壁36aの中央部には、後記するスティフナ20の上端がねじ締結される締結部46が設けられ、前記締結部46には、一対のねじ締結孔48が形成される。また、リヤホイルハウスインナ16aに近接するインナ縦壁36aの長手方向に沿った側端部の近傍には、長円状の作業用貫通孔50が形成される。
アウタ部材38は、図5及び図6に示されるように、車室外側に配置されて前記インナ縦壁36aと対向するアウタ縦壁38aと、前記アウタ縦壁38aの下端から車室内側に向かって延出するアウタ下壁38bとを備える。また、アウタ部材38は、アウタ下壁38bの端縁部(稜線部)を形成する延出端39a(図5(b)参照)と、前記延出端39aから下方に向かって形成される下壁フランジ39bとを有する。
この場合、メンバ14は、少なくとも、インナ縦壁36aの下端とアウタ下壁38bの延出端39aとが結合されると共に、アウタ縦壁38aの上端とインナ上壁36bの延出端37cとが結合されることで、略矩形状の閉断面40が形成される(図4(c)参照)。
メンバ14の閉断面40内には、メンバ14の長手方向に沿って所定間隔離間する第1バルクヘッド42及び第2バルクヘッド44がそれぞれ配置される(図5(b)及び図6(b)参照)。この場合、第1バルクヘッド42は、複数の第1結合部52を介して、アウタ部材38の略中央部に結合され、また、第2バルクヘッド44は、複数の第2結合部54を介して、リヤホイルハウスインナ16aに近接するインナ部材36の側端部の近傍部位に結合される。
第1バルクヘッド42には、インナ部材36の締結部46に対応する位置に配置され、ねじ部材56(図2参照)が締結される一対のねじ締結孔58が形成された締結部60が設けられる。また、第1バルクヘッド42において、締結部60のアウタ部材38側(車外側)の面で、且つ、ねじ締結孔58に対応する位置には、ねじ部材56(図2参照)のねじ部と締結される図示しないナットが固定されている。この第1バルクヘッド42は、インナ部材36とアウタ部材38とを結合した後に、ねじ部材56がインナ部材36の締結部46と第1バルクヘッド42の締結部60とを介してナットに締結されることで、インナ部材36にも結合される。
第2バルクヘッド44には、インナ部材36に形成された作業用貫通孔50からアクセス可能な位置までインナ縦壁36aに沿うように延出する舌片からなる隔壁フランジ62が設けられる。この第2バルクヘッド44は、インナ部材36とアウタ部材38とを結合した後に、作業者が作業用貫通孔50を通じて、隔壁フランジ62とアウタ部材38とを結合する作業をすることで、アウタ部材38にも結合される。
図7(a)は、スティフナの正面図、図7(b)は、図7(a)の矢印Z方向から見た矢視図、図7(c)は、図7(a)のVIIC−VIIC線に沿った端面図である。
スティフナ20は、図1に示されるように、その上端が下端よりも後方に位置する後ろ上がり状に傾斜し、リヤピラー12に対して略垂直となるように傾斜して配置される。また、スティフナ20は、その下端が断面ハット状に形成され(図7(c)参照)、その上端が面状に形成され(図7(b)参照)、下端と上端との間の領域が下端から上端に向かうにつれて徐々に開口断面の大きさが縮小するように形成される。
スティフナ20の上端は、メンバ14の閉断面40内の略中央部に配置された第1バルクヘッド42(締結部60)と車幅方向で重畳する位置に配置される(図1及び図4(a)、図4(b)参照)。スティフナ20の上端には、平板状の第1締結部64が設けられ、前記第1締結部64には、一対のねじ締結孔66が並列に形成される。
この場合、スティフナ20に形成された一対のねじ締結孔66、インナ部材36に形成された一対のねじ締結孔48、及び、アウタ部材38に結合された第1バルクヘッド42の一対のねじ締結孔58に対して、それぞれねじ部材56が螺入されて三者が一体的にねじ締結(共締め)される。これにより、スティフナ20の上端がメンバ14(インナ部材36及びアウタ部材38)にねじ締結される。なお、スティフナ20の上端に形成される一対のねじ締結孔66は、2つの結合部として機能するものである。
スティフナ20の第1締結部64の下方側には、スティフナ20の長手方向の途中から上端に向かうにつれて車体前後方向の幅が徐々に大きくなる末広がり形状部68が設けられる(図7(a)参照)。
スティフナ20の下端には、ブラケット18を介してリヤホイルハウスインナ16aの後部中央部にねじ締結される第2締結部70が設けられる。第2締結部70には、スティフナ20の長手方向に沿って延在し、且つ所定間隔離間する一対のねじ締結孔72が形成される。この一対のねじ締結孔72に対して一対のねじ部材74(図2参照)が螺入されることで、スティフナ20の下端がリヤホイルハウスインナ16aに固定される。
本実施形態に係る車体後部構造が適用された車体後部10は、基本的に以上のように構成されるものであり、次にその作用効果について説明する。
本実施形態は、メンバ14に対してスティフナ20が結合される結合部の中心から後方の後方部位34において、前記メンバの後方部位34(図1中の網点部分参照)の後端下端部34aを、前記後方部位34の前端下端部34bよりも高さ寸法Hだけ上方に位置するように傾斜配置している(図1参照)。
従って、本実施形態では、例えば、図示しないリヤサスペンション機構のショックアブソーバから作用する荷重(突き上げ荷重)が、リヤホイルハウスインナ16aからスティフナ20を介してメンバ14に伝達される際、メンバ14の後方部位34の後端をスティフナ20からの荷重伝達方向に沿うように上方に向けて傾斜配置(湾曲して形成)することで、スティフナ20からメンバ14への荷重伝達効率が向上し、リヤピラー12への荷重伝達量を増大させることができる。
この結果、本実施形態では、スティフナ20・メンバ14を大型化・厚板化しなくてもリヤピラー12で荷重を十分に支持することができるため、車体重量の増大を抑制しつつ、車体後部10の剛性・強度を向上させることができる。なお、「剛性」とは、外力による車体の変形しにくさ(車体の変形しない強さ)をいい、「強度」とは、圧縮強度、引張強度、捩れ強度、曲げ強度等の種々の強度を含む総合的な強度をいう。
また、本実施形態では、図1に示されるように、メンバ14の後方部位34の中心線A1をリヤピラー12の中心線A2に対して略垂直となるように傾斜して配置することにより、メンバ14からリヤピラー12の上下方向にバランスよく荷重を分散して伝達することができ、リヤピラー12への荷重伝達効率を向上させることができる。
さらに、本実施形態では、スティフナ20がリヤピラー12に対して略垂直となるように傾斜した状態で配置されることにより、スティフナ20からメンバ14及びリヤピラー12への荷重伝達効率を向上させることができる。
さらにまた、本実施形態では、リヤピラーアッパ12aの下端とリヤピラーロア12bの上端とを重畳させて結合したラップ部28を設け、前記ラップ部28にメンバ14を結合することで前記ラップ部28を補強することができる。また、スティフナ20から伝達される荷重を2枚重ねで構成されるラップ部28で受けることができ、前記ラップ部28を有するリヤピラー12によってより強固に荷重を支持することができる。
またさらに、本実施形態では、図3に示されるように、メンバ14の後端からなる縦フランジ37aがリヤピラー12の前面30aに突き当てられて結合されることにより、ラップ部28を補強することができる。また、スティフナ20から伝達される荷重を、リヤピラー12の前面30aのラップ部28によってより強固に荷重を支持することができる。
またさらに、本実施形態では、例えば、インナ部材を断面ハット状に形成して縦・上・下の各壁にフランジを成形する場合と比較して、インナ部材36に縦フランジ37a及び横フランジ37bを形成することで(図5(b)参照)、メンバ14の後端をリヤピラー12の前面30aに対して突き当てて結合するためのフランジ成形性を向上させることができる。また、インナ部材36に形成された縦フランジ37a及び横フランジ37bによって、メンバ14からリヤピラー12に対して向かう荷重を効率的に伝達することができる。
またさらに、本実施形態では、図3(b)に示されるように、リヤピラー12のピラーフランジ32と、メンバ14を構成するインナ部材36の上壁フランジ37dの車体後方側端部37eとを結合している。この場合、仮に、インナ部材36の横フランジ37bをリヤピラー12の前面30aに直接結合すると、前記横フランジ37bからリヤピラー12への荷重伝達効率が向上するが、インナ部材36の横フランジ37bは後端に向かうにつれて上方に向かって湾曲する形状に形成されているため、横フランジ37bにリヤピラー12への結合代を設けようとすると、横フランジ37bの上下方向における高さ寸法が大きくなり、インナ部材36の成形性に課題が発生する。
そこで、本実施形態では、インナ部材36の横フランジ37の近傍に位置する上壁フランジ37dの後端からなる車体後方側端部37eをピラーフランジ32に結合することで、インナ部材36の成形性の課題を克服しつつ、インナ部材36の横フランジ37bからリヤピラー12への荷重伝達効率を向上させることができる。
またさらに、本実施形態では、スティフナ20がインナ部材36を介して第1バルクヘッド42にねじ締結(共締め)されることにより(図2、図5及び図7(a)参照)、メンバ14単体の剛性を向上させると共に、スティフナ20とメンバ14との結合強度を向上させ、リヤピラー12への荷重伝達効率をより一層向上させることができる。
またさらに、本実施形態では、メンバ14を構成するインナ部材36とアウタ部材38とにそれぞれ第2バルクヘッド44、第1バルクヘッド42が結合されることで(図5(b)、図6(b)参照)、インナ部材36とアウタ部材38の変形を抑制し、その結果、メンバ14単体の剛性・強度をより一層向上させることができる。
またさらに、本実施形態では、メンバ14を構成するインナ部材36とアウタ部材38とを結合して閉断面40(図4(c)参照)を構成した場合であっても、作業用貫通孔50を介して第2バルクヘッド44の隔壁フランジ62に容易にアクセスすることができる。例えば、作業用貫通孔50を利用して、図示しないスポット溶接ガンを用いて隔壁フランジ62のスポット溶接作業を行うことができる。また、例えば、隔壁フランジ62に図示しないねじ締結孔を形成した場合、作業用貫通孔50を介して、作業者によるねじ締結作業等を行うことができる。この結果、本実施形態では、インナ縦壁36aに結合された第2バルクヘッド44をアウタ縦壁38aと容易に結合(締結)することができ、閉断面40で形成されたメンバ14の剛性・強度を向上させることができる。
またさらに、本実施形態では、スティフナ20の下端が断面ハット状に形成され(図7(c)参照)、前記下端から上端に向かう途中までの領域において開口断面形状に形成されているため、高剛性・高強度となり確実に荷重を伝達することができる。また、スティフナ20の上端でメンバ14との結合部位(第1締結部64)では、開口断面を有しない面状とすることで(図7(b)参照)、メンバ14(インナ部材36)のインナ縦壁36aの面に効率的に荷重を伝達することができる。つまり、仮に、第1締結部64が、例えば、開口断面を有する断面ハット状である場合には、スティフナ20に対する上端を中心とした車両前後方向への回動荷重が入力されることで、この開口断面が潰れ変形し、荷重が逃げてスティフナ20からメンバ14への荷重伝達効率が低下する。これに対して、本実施形態では、第1締結部64が面状に形成されることで、スティフナ20の回動荷重をもインナ縦壁36aの面に沿わせて効率的に荷重を伝達することができる。さらに、スティフナ20の上端と下端との間の領域における開口断面の大きさを、上端に向かうにつれて徐々に縮小することで、スティフナ20の上端と下端の間の領域にわたって開口断面形状の急激な変化を無くし、荷重の伝達を高効率化することができる。
またさらに、本実施形態では、スティフナ20に対し、長手方向の途中から上端に向かうにつれて車体前後方向の幅が徐々広がる末広がり形状部68を設けることにより、スティフナ20からメンバ14の広範囲に荷重が分散されて伝達され、スティフナ20からメンバ14への荷重伝達効率を向上させることができる。
またさらに、本実施形態では、メンバ14に結合されるスティフナ20の上端の第1締結部64に一対のねじ締結孔66を設けることにより(図7(a)参照)、第1締結部64を中心としてスティフナ20が車両前後方向に回動することを抑制し、スティフナ20からメンバ14へ伝達される荷重を逃がすことがなく効率的に伝達することができる。
10 車体後部
12 リヤピラー
12a リヤピラーアッパ
12b リヤピラーロア
14 メンバ
16 リヤホイルハウス
20 スティフナ
28 ラップ部
30a 前面
34 後方部位
34a 後端下端部
34b 前端下端部
36 インナ部材
36a インナ縦壁
36b インナ上壁
37c インナ上壁の延出端
37d 上壁フランジ
37e 車体後方側端部
38 アウタ部材
38a アウタ縦壁
38b アウタ下壁
39a アウタ下壁の延出端
40 閉断面
42、44 バルクヘッド
50 作業用貫通孔
62 隔壁フランジ
66 ねじ締結孔(2つの結合部)
68 末広がり形状部

Claims (10)

  1. 車体後部構造であって、
    車体後部で上下方向に延在するリヤピラーと、
    前記リヤピラーの上下方向の途中から車体前方側に向けて延出するメンバと、
    前記メンバの下方に配置されるリヤホイルハウスと、
    下端が前記リヤホイルハウスに結合され、上端が前記メンバに結合されるスティフナと、
    を備え、
    前記メンバは、少なくとも前記スティフナが結合される結合部から後方の後方部位において、前記後方部位の後端下端部が、前記後方部位の前端下端部よりも上方に位置するように傾斜配置され
    さらに、前記リヤピラーは、上側のリヤピラーアッパと下側のリヤピラーロアとによって形成されると共に、前記リヤピラーアッパの下端と前記リヤピラーロアの上端を重畳させて結合したラップ部を備え、
    前記メンバの後端は、前記ラップ部に結合されることを特徴とする車体後部構造。
  2. 前記リヤピラーは、上端が前側に位置して前上がり状に傾斜して配置され、
    前記後方部位は、前記リヤピラーに対して略垂直となるように傾斜していることを特徴とする請求項1記載の車体後部構造。
  3. 前記スティフナは、上端が下端よりも後方に位置する後ろ上がり状に傾斜して配置されると共に、前記リヤピラーに対して略垂直となるように傾斜していることを特徴とする請求項2記載の車体後部構造。
  4. 車体後部構造であって、
    車体後部で上下方向に延在するリヤピラーと、
    前記リヤピラーの上下方向の途中から車体前方側に向けて延出するメンバと、
    前記メンバの下方に配置されるリヤホイルハウスと、
    下端が前記リヤホイルハウスに結合され、上端が前記メンバに結合されるスティフナと、
    を備え、
    前記メンバは、少なくとも前記スティフナが結合される結合部から後方の後方部位において、前記後方部位の後端下端部が、前記後方部位の前端下端部よりも上方に位置するように傾斜配置され、
    前記リヤピラーは、車体前方側に面する前面を有し、
    前記メンバの後端は、前記前面に突き当てて結合され、
    前記メンバは、インナ部材とアウタ部材とを備え、
    前記インナ部材は、車室内側のインナ縦壁と、前記インナ縦壁の上端から車室外側に向かって延出するインナ上壁とを有し、
    前記アウタ部材は、車室外側に配置されて前記インナ縦壁と対向するアウタ縦壁と、前記アウタ縦壁の下端から車室内側に向かって延出するアウタ下壁とを有し、
    前記インナ縦壁の下端と前記アウタ下壁の延出端とが結合されると共に、前記アウタ縦壁の上端と前記インナ上壁の延出端とが結合されることで閉断面が形成され、
    前記インナ部材は、前記インナ縦壁の後端から車室内側に延出して前記リヤピラーの前面と対向する縦フランジと、前記インナ上壁の後端から車体上方側に向かって延出する横フランジとを備え、少なくとも前記縦フランジが前記リヤピラーの前面に対して結合され、
    さらに、前記メンバの前記閉断面を車体前後方向で複数に仕切るように配置されたバルクヘッドを備え、
    前記スティフナの上端は、前記バルクヘッドと車幅方向で重畳する位置に配置されると共に、前記インナ部材を介して前記バルクヘッドに結合されることを特徴とする車体後部構造。
  5. 前記リヤピラーは、前記前面から車体前方側に向かって延出するピラーフランジを備え、
    前記インナ上壁は、前記延出端から上方に立ち上がり前記ピラーフランジと対向する上壁フランジを備え、
    前記ピラーフランジと前記上壁フランジの車体後方側端部とが結合されることを特徴とする請求項記載の車体後部構造。
  6. 前記バルクヘッドは、前記メンバの長手方向に沿って所定間隔離間して複数配置され、
    前記複数のバルクヘッドの少なくとも1つは、前記インナ部材に結合され、
    前記複数のバルクヘッドの少なくとも他の1つは、前記アウタ部材に結合されることを特徴とする請求項記載の車体後部構造。
  7. 前記インナ縦壁と前記アウタ縦壁とのいずれか一方の縦壁に対して前記バルクヘッドが取り付けられると共に、いずれか他方の縦壁に対して作業用貫通孔が形成され、
    前記バルクヘッドは、前記作業用貫通孔からアクセス可能な位置まで前記他方の縦壁に沿うように延出する隔壁フランジが設けられることを特徴とする請求項記載の車体後部構造。
  8. 前記スティフナは、下端が断面ハット状に形成され、上端が面状に形成され、
    前記下端と前記上端との間の領域が前記下端から前記上端に向かうにつれて徐々に開口断面の大きさが縮小するように形成されることを特徴とする請求項1記載の車体後部構造。
  9. 前記スティフナは、長手方向の途中から前記上端に向かうにつれて車体前後方向の幅が徐々に大きくなる末広がり形状部を有することを特徴とする請求項記載の車体後部構造。
  10. 前記スティフナの前記上端には、少なくとも2つの結合部が設けられることを特徴とする請求項記載の車体後部構造。
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