JP5670552B2 - ポリエステルポリオール及びポリエステル変性物の製造方法、ポリエステルポリオールおよびポリエステル変性物 - Google Patents

ポリエステルポリオール及びポリエステル変性物の製造方法、ポリエステルポリオールおよびポリエステル変性物 Download PDF

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Description

本発明は、ポリエステルを原料とするポリエステルポリオールおよびポリエステル変性物の製造方法、ポリエステルポリオールおよびポリエステル変性物に関し、詳しくは、錫系金属触媒を使用しないポリエステルポリオールの製造方法および該製造方法により得られたポリエステルポリオールを変性させるポリエステル変性物の製造方法に関する。
ポリエチレンテレフタレート(PET)に代表されるポリエステルは、成型品、フィルム、繊維等様々な用途で使用されている。その中でもPETボトルは近年、軽量で透明性、ガスバリア性に優れ、強度も高いことから使用量が急増してきている。
一方、ポリエステルを多価アルコールにより解重合してポリエステルポリオールを製造したり、該ポリエステルポリオールを変性することにより様々な樹脂を誘導することが行われている。
例えば、特許文献1には、グリコール類による解重合反応を用いた塗料用アルキッド樹脂の製造が開示され、特許文献2および3には、再生ポリエステルを用いた塗料用ポリエステル樹脂の製造方法が開示され、特許文献4には、再生ポリエステルを光硬化性ウレタン樹脂の原料として利用することが開示されている。上記特許文献記載の樹脂は、いずれも塗料組成物に用いることを目的としている。
従来、ポリエステルの解重合反応は、原料ポリエステルと多価アルコール、解重合触媒を反応器に仕込み、加熱することで行われている。この際、解重合触媒として金属触媒、特に錫系の触媒が用いられている。
特許第3310661号 特許第3443409号 特許第3256537号 特開2004−307779号公報
しかしながら、錫化合物、特に有機系錫化合物は、生体に対する毒性が報告されるものがあり、環境に対する影響も指摘されている。そのため、ポリエステルの解重合反応において、錫系金属触媒に代替しうる触媒の開発が求められていた。
そこで本発明の目的は、錫系金属触媒を用いずに、原料ポリエステルを短時間に解重合してポリエステルポリオールを製造することのできる方法を提供することにある。
本発明者等は上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、非錫系金属触媒または非金属系塩基性触媒を用いることで上記課題を解決しうることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明のポリエステルポリオールの製造方法は、原料ポリエステル、ポリオール成分、及び、非錫系金属触媒または非金属系塩基性触媒を必須成分として含む混合物を加熱して原料ポリエステルを解重合する工程を備えることを特徴とするものである。
本発明のポリエステルポリオールの製造方法においては、前記非錫系金属触媒が、亜鉛化合物、マンガン化合物、リチウム化合物およびカルシウム化合物からなる群から選ばれる化合物であることが好ましく、ナフテン酸金属錯体、アセチルアセトン金属錯体およびオクチル酸金属石鹸からなる群から選ばれる化合物であることがより好ましい。
さらに、本発明のポリエステルポリオールの製造方法においては、前記非錫系金属触媒が、ナフテン酸亜鉛、アセチルアセトン亜鉛、オクチル酸亜鉛、ナフテン酸カルシウム、アセチルアセトンカルシウム、オクチル酸カルシウム、ナフテン酸リチウム、アセチルアセトンリチウム、オクチル酸リチウム、酢酸リチウム、ナフテン酸マンガン、アセチルアセトンマンガンおよびオクチル酸マンガンからなる群から選ばれる化合物であることが好ましい。
本発明のポリエステルポリオールの製造方法においては、前記非金属系塩基性触媒が、アミジン構造を有する複素環式化合物であることが好ましい。
本発明のポリエステルポリオールの製造方法においては、前記非金属系塩基性触媒が、ジアザビシクロウンデセン、ジアザビシクロノネンおよびこれらの誘導体からなる群から選ばれる1種以上であることが好ましい。
また、本発明のポリエステルポリオールの製造方法においては、前記ポリオール成分が、3官能以上のポリオールを含むことが好ましい。
また、本発明のポリエステルポリオールの製造方法においては、前記原料ポリエステルが、再生ポリエステルであることが好ましい。
また、本発明のポリエステルポリオールの製造方法においては、原料ポリエステル、ポリオール成分、及び非錫系金属触媒を必須成分として含む混合物に、さらに水を加えて原料ポリエステルの解重合を行うことが好ましい。
また、本発明のポリエステルポリオールの製造方法においては、前記解重合が、200〜300℃で行われることが好ましい。
また、本発明のポリエステルポリオールの製造方法においては、下記一般式(1)で表される化合物の混合物が得られることが好ましい。
Figure 0005670552
(式中、Rは(l+m)価の多価アルコールからOH基を除いた基を表し、Rは炭素原子数1〜10のアルキレン基、または、置換もしくは無置換の炭素原子数6〜20のアリーレン基を表し、Rは置換もしくは無置換の炭素原子数6〜20のアリーレン基を表し、lは0〜10の整数であり、mは1〜10の整数であり、nは1〜10の整数を表す。)
本発明のポリエステルポリオールは、上記何れかのポリエステルポリオールの製造方法により得られることを特徴とするものである。
本発明のポリエステル変性物の製造方法は、上記のポリエステルポリオールの製造方法により得られたポリエステルポリオールに、水酸基と反応可能な基とエチレン性不飽和基を有する化合物を反応させることを特徴とするものである。
本発明のポリエステル変性物は、上記のポリエステル変性物の製造方法により得られることを特徴とするものである。
本発明のポリエステルポリオールの製造方法によれば、錫系金属触媒を使用せずに、原料ポリエステルを簡便に有機溶剤に溶解可能で各種化学変性可能なポリエステルポリオールへと変換することが可能である。これにより、既存の錫系触媒を用いた方法により製造したものより錫の含有量が低減されたポリエステルポリオールを得ることができる。また、非金属塩基性触媒を用いた場合には、得られた製品の残留金属触媒の影響による電気絶縁性の劣化を避けることが可能となる。
さらに、本発明によれば、感光性を付与したポリエステル変性物を比較的低コストで生産効率良く製造することができる。
本発明のポリエステルポリオールの製造方法の基本的な特徴は、原料ポリエステルをポリオール成分で解重合する際に非錫系金属触媒または非金属系塩基性触媒を用いる点にある。
[非錫系金属触媒]
本発明の方法で用いる非錫系金属触媒としては、亜鉛化合物、マンガン化合物、リチウム化合物、カルシウム化合物が好ましく、ナフテン酸金属錯体、アセチルアセトン金属錯体、オクチル酸金属石鹸がより好ましい。中でも、ナフテン酸亜鉛、アセチルアセトン亜鉛、オクチル酸亜鉛、ナフテン酸カルシウム、アセチルアセトンカルシウム、オクチル酸カルシウム、ナフテン酸リチウム、アセチルアセトンリチウム、オクチル酸リチウム、酢酸リチウム、ナフテン酸マンガン、アセチルアセトンマンガンおよびオクチル酸マンガンが特に好ましい。
上記の非錫系金属触媒の使用量は、原料ポリエステルとポリオール成分の合計量100質量部に対して、好ましくは0.005〜5質量部であり、より好ましくは0.05〜3質量部である。
[非金属系塩基性触媒]
本発明の方法で用いる非金属系塩基性触媒としては、環状含窒素化合物が好ましく、アミジン構造を有する複素環式化合物がより好ましい。中でもジアザビシクロウンデセン(1,8‐ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン‐7、以下「DBU」とも称する)、ジアザビシクロノネン(1,5‐ジアザビシクロ[4.3.0]ノネン‐5、以下「DBN」とも称する)およびこれらの誘導体が特に好ましい。DBUとDBNは、共に有機強塩基であり、構造が類似し、ウレタン化反応、Wittig反応など同様の反応の触媒に用いられる化合物である。
ジアザビシクロウンデセン(DBU)、ジアザビシクロノネン(DBN)およびこれらの誘導体としては、例えば、DBU、DBN、DBU炭酸塩、DBUカルボン酸塩、DBUフェノール塩、DBUチオール塩、DBN炭酸塩、DBNカルボン酸塩、DBNフェノール塩、DBNチオール塩が挙げられる。
DBU、DBNおよびこれらの誘導体の市販品としては、例えば、U−CAT SA1、U−CAT SA102、U−CAT SA506、U−CAT SA603、U−CAT SA810、U−CAT SA831、U−CAT SA841、U−CAT SA851、U−CAT 881、U−CAT 5002(いずれも商品名、サンアプロ社製)が挙げられる。
上記の非金属系塩基性触媒の使用量は、原料ポリエステルとポリオール成分の合計量100質量部に対して、好ましくは0.005〜5質量部であり、より好ましくは0.05〜3質量部である。
[原料ポリエステル]
本発明の方法に用いる原料ポリエステルは、公知のポリエステルであれば特に限定されない。加熱により溶融することができれば、いずれのポリエステルであっても本発明の方法は適用可能である。
また、原料ポリエステルとしては、下記一般式(2)で表される繰り返し単位を有するものが好ましい。
Figure 0005670552
(式中、Rは炭素原子数1〜10のアルキレン基、または、置換もしくは無置換の炭素原子数6〜20のアリーレン基を表し、Rは置換もしくは無置換の炭素原子数6〜20のアリーレン基、Oは1以上の整数を表す。)
上記一般式(2)においてRがとりうる炭素数1〜10のアルキレン基としては、メチレン基、1,2−エチレン基、1,3−プロピレン基、1,4−ブチレン基、1,2−ブチレン基、1,5−ペンチレン基等が挙げられる。
上記一般式(2)においてRがとりうる炭素数6〜20のアリーレン基としては、1,4−フェニレン基、2,6−ナフチレン基等が挙げられる。これらアリーレン基は、アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子等で置換されていてもよい。
上記一般式(2)においてRがとりうる炭素数6〜20のアリーレン基としては、上記Rで例示したものと同様のものが挙げられる。
好ましい原料ポリエステルの具体例としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンナフタレート、エチレンテレフタレートとパラヒドロキシ安息香酸との重縮合体、4,4−ジヒドロキシビフェノールとテレフタル酸とパラヒドロキシ安息香酸との重縮合体、2,6−ヒドロキシナフトエ酸とパラヒドロキシ安息香酸との重縮合体などの液晶ポリマー等が挙げられる。上記の中でもポリエチレンテレフタレートが特に好ましい。
また、環境保護の観点から、ペットボトル廃材等の廃棄物から回収されたリサイクルPET及び再生PETが、原料ポリエステルとしてさらに好ましい。回収されたPETは粉砕し洗浄され、再生PETは洗浄しペレット化されたものが市場から手に入れることができる。
[ポリオール成分]
上記ポリオール成分としては、2官能ポリオールや3官能以上のポリオールなどを特に限定せずに用いることができる。上記ポリオール成分は、1種類を単独で用いてもよく、2種類以上を組み合わせて使用してもよい。
2官能ポリオールとしては、エチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,2−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、スピログリコール、ジオキサングリコール、アダマンタンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、メチルオクタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、2−メチルプロパンジオール1,3、3−メチルペンタンジオール1,5、ヘキサメチレングリコール、オクチレングリコール、9−ノナンジオール、2,4−ジエチル−1,5−ペンタンジオール、ビスフェノールAのごとき二官能フェノールのエチレンオキサイド変性化合物、ビスフェノールAのごとき二官能フェノールのプロピレンオキサイド変性化合物、ビスフェノールAのエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド共重合変性化合物、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドとの共重合系ポリエーテルポリオール、ポリカーボネートジオール、ポリエーテルジオール、ポリエステルジオール、ポリカプロラクトンジオール、1,4−ポリイソプレンジオール、1,4−ポリブタジエンジオール、1,2−ポリブタジエンジオール、1,4−もしくは1,2−ポリブタジエンジオールの水素添加物といったヒドロキシル基末端ポリアルカンジエンジオール類が挙げられる。
上記ポリカプロラクトンジオールの市販品の例としては、例えば、プラクセル205、プラクセルL205AL、プラクセル205U、プラクセル208、プラクセルL208AL、プラクセル210、プラクセル210N、プラクセル212、プラクセルL212AL、プラクセル220、プラクセル220N、プラクセル220NP1、プラクセルL220AL、プラクセル230、プラクセル240、プラクセル220EB、プラクセル220EC(以上いずれもダイセル化学工業(株)製)が挙げられる。
上記ヒドロキシル基末端ポリアルカンジエンジオールの市販品の例としては、例えば、エポール(登録商標;水素化ポリイソプレンジオール、分子量1,860、平均重合度26、出光興産(株)製)、PIP(ポリイソプレンジオール、分子量2,200、平均重合度34、出光興産(株)製)、ポリテールH(水素化ポリブタジエンジオール、分子量2,200、平均重合度39、三菱化学(株)製)、R−45HT(ポリブタンジオール、分子量2,270、平均重合度42、出光興産(株)製)が挙げられる。
3官能以上のポリオールとしては、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ソルビトール、ペンタエリスリトール、ジトリメチロールプロパン、ジペンタエリスリトール、トリペンタエリスリトール、アダマンタントリオール、ポリカプロラクトントリオール等が挙げられる。また、芳香環を有する3官能以上のポリオールとして、3官能以上のフェノール化合物のエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド変性物等が挙げられ、複素環を有する3官能以上のポリオールとしては四国化成工業(株)製セイクなどが挙げられる。
上記ポリカプロラクトントリオールの市販品の例としては、例えば、プラクセル303、プラクセル305、プラクセル308、プラクセル312、プラクセルL312AL、プラクセル320ML、プラクセルL320AL;以上いずれもダイセル化学工業(株)製;商品名)が挙げられる。
ポリオール成分として、植物由来のアルコール成分(植物由来ポリオール)を用いてもよい。植物由来のアルコール成分としては、ひまし油類アルコール成分が好ましい。市販品として、例えば、URIC H−30、URIC H−31、URIC H−52、URIC H−56、URIC H−57、URIC H−62、URIC H−73X、URIC H−92、URIC H−420、URIC H−854、URIC Y−202、URIC Y−403、URIC Y−406、URIC Y−563、URIC AC−005、URIC AC−006、URIC PH−5001、URIC PH−5002、URIC PH−6000、URIC F−15、URIC F−25、URIC F−29、URIC F−40、URIC SE−2010、URIC SE−3510、URIC SE−2606、URIC SE−3506、URIC SE−2003、POLYCASTOR#10、POLYCASTOR#30、URIC SE−2003(いずれも伊藤製油社製)等が挙げられる。
本発明において使用するポリオール成分は、3官能以上のポリオールを含むことが好ましく、特にトリメチロールプロパンを含むことが好ましい。
上記ポリオール成分の使用量は、原料ポリエステルのエステル結合1モルに対してポリオール成分の水酸基が0.5モル〜7.0モルであることが好ましく、1.0モル〜5.0モルであることがより好ましい。
[反応条件]
本発明の方法においては、上記各成分を含む混合物を反応器に入れて、加熱することにより、原料ポリエステルの解重合を行う。加熱の方法は従来公知の方法を用いることができる。上記各成分を混合し、混合物としてから加熱してもよく、加熱しながら各成分を順次反応器に導入してもよい。加熱温度は、150〜350℃が好ましく、200〜300℃がより好ましい。また、有機溶媒を使用する場合は、従来公知の溶媒を使用することができるが、環境への影響の観点から、有機溶媒を使用しないで反応を行うことが好ましい。
本発明の方法においては、原料ポリエステル、ポリオール成分、及び非錫系金属触媒を必須成分として含む混合物に、さらに水を加えて原料ポリエステルの解重合を行うことが好ましい。水を加えることにより、原料であるポリエステルやポリオールがスラリー状となり、攪拌効率が向上する為好ましい。
本発明のポリエステルポリオールの製造方法においては、下記一般式(1)で表される化合物の混合物が得られることが好ましい。
Figure 0005670552
(式中、Rは(l+m)価の多価アルコールからOH基を除いた基を表し、Rは炭素原子数1〜10のアルキレン基、または、置換もしくは無置換の炭素原子数6〜20のアリーレン基を表し、Rは置換もしくは無置換の炭素原子数6〜20のアリーレン基を表し、lは0〜10の整数であり、mは1〜10の整数であり、nは1〜10の整数を表す。)
上記一般式(1)中のRは(l+m)価の多価アルコールからOH基を除いた基を表すが、該多価アルコールとして、上記の2官能ポリオール、3官能以上のポリオールで例示したものを挙げることができる。また、Rがとりうるアルキレン基、アリーレン基、Rがとり得るアリーレン基としては、上記したものと同様のものを挙げることができる。
上記一般式(1)で表される化合物は、本発明のポリエステル変性物の製造方法の好適な原材料となる。
[ポリエステル変性物の製造方法]
本発明のポリエステル変性物の製造方法は、上記のポリエステルポリオールの製造方法により得られたポリエステルポリオールに、水酸基と反応可能な基とエチレン性不飽和基を有する化合物を反応させることを特徴とするものである。この変性により、ポリエステルに感光性を付与することができる。ポリエステルポリオールの変性反応は、従来周知のエステル化反応と同様であり、有機溶剤の存在下又は非存在下で、通常、酸触媒や重合禁止剤を添加して、好ましくは80℃〜130℃の温度範囲のもと、2時間から10時間の範囲で行なう。常圧でも加圧下でも合成が可能であり、加圧下の場合には反応の温度を低くすることができる。尚、得られたポリエステル変性物に、解重合物由来の未反応水酸基が存在していても特性上問題ない。
[水酸基と反応可能な基とエチレン性不飽和基を有する化合物]
上記の製造方法で得られたポリエステルポリオールの変性に用いられる化合物は、水酸基と反応可能な基とエチレン性不飽和基を1分子中に有する化合物である。水酸基と反応可能な基は分子中に1個、エチレン性不飽和基は分子中に1個以上有することが好ましい。上記水酸基と反応可能な基としては、カルボキシル基、イソシアネート基、エポキシ基などの環状エーテル基、水酸基等が挙げられる。
水酸基と反応可能な基とエチレン性不飽和基を1分子中に有する化合物であれば、上記製造方法で得られたポリエステルポリオールの変性に用いることができるため、特に限定されないが、上記ポリエステルポリオールとの反応性などの点から、アクリロイル基もしくはメタクリロイル基を有する化合物が特に好ましい。
1つのカルボキシル基と1つ以上のエチレン性不飽和基を有する化合物としては、アクリル酸、アクリル酸の2量体、メタクリル酸、β−スチリルアクリル酸、β−フルフリルアクリル酸、クロトン酸、α−シアノ桂皮酸、桂皮酸、(メタ)アクリル酸カプロラクトン付加物、及び飽和又は不飽和二塩基酸無水物と1分子中に1個の水酸基を有する(メタ)アクリレート類とのハーフエステル化合物などが挙げられる。ハーフエステル化合物を製造するための水酸基を有する(メタ)アクリレート類としては、例えばヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、フェニルグリシジル(メタ)アクリレートなどが挙げられる。ハーフエステル化合物を製造するための二塩基酸無水物としては、例えば無水コハク酸、無水マレイン酸、無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルエンドメチレンテトラヒドロ無水フタル酸などが挙げられる。これらの化合物は、1種類を単独で用いてもよく、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
なお、本明細書において、(メタ)アクリレートとは、アクリレート、メタクリレート及びそれらの混合物を総称する用語であり、他の類似の表現についても同様である。
1分子中に1つのイソシアネート基と1つ以上のエチレン性不飽和基を併せ持つ化合物としては、例えば、(メタ)アクリロイルオキシエチルイソシアネート、(メタ)アクリロイルオキシエトキシエチルイソシアネート、ビス(アクリロキシメチル)エチルイソシアネートあるいはこれらの変性体等が挙げられる。また、1分子中に1つの水酸基と1つ以上のエチレン性不飽和基を有する化合物と、イソホロンジイソシアネート、トルイレンジイソシアネート、テトラメチルキシレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネートなどのジイソシアネートとのハーフウレタン化合物も使用することができる。これらの化合物は、1種類を単独で用いてもよく、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
上記の1分子中に1つのイソシアネート基と1つ以上のエチレン性不飽和基を併せ持つ化合物の市販品としては、「カレンズMOI」(メタクリロイルオキシエチルイソシアネート)、「カレンズAOI」(アクリロイルオキシエトキシエチルイソシアネート)、「カレンズMOI−EG」(メタクリロイルオキシエトキシエチルイソシアネート)、「カレンズMOI一BM」(カレンズMOIのイソシアネートブロック体)、「カレンズMOI−BP」(カレンズMOIのイソシアネートブロック体)、「カレンズBEI」(1,1−ビス(アクリロキシメチル)エチルイソシアネート)が、昭和電工(株)から市販されている。なお、これらの商品名は、いずれも登録商標である。
1分子中に1つの環状エーテル基と1つ以上のエチレン性不飽和基を併せ持つ化合物としては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートグリシジルエーテル、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートグリシジルエーテル、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートグリシジルエーテル、2ーヒドロキシブチル(メタ)アクリレートグリシジルエーテル、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレートグリシジルエーテル、2ーヒドロキシペンチル(メタ)アクリレートグリシジルエーテル、6ーヒドロキシヘキシル(メタ)アクリレートグリシジルエーテルもしくはグリシジル(メタ)アクリレート、3,4−エポキシシクロヘキシルメチルアクリレート等が挙げられる。これらの化合物は、1種類を単独で用いてもよく、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
前記水酸基とエチレン性不飽和基を有する化合物としては、1分子中に1つの水酸基と1つ以上のエチレン性不飽和基を有する化合物であればよく、特に限定されない。具体的な例としては、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート等のヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート類が挙げられる。これらの化合物は、1種類を単独で用いてもよく、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明の製造方法により製造されたポリエステル変性物は、上記ポリエステルポリオールを、水酸基と反応可能な基と1つ以上のエチレン性不飽和基を有する化合物と反応させて化学変性することにより、感光性を付与した感光性化合物であるため、光硬化性樹脂組成物もしくは光硬化性熱硬化性樹脂組成物の感光性成分として有用である。例えば、上述したポリエステル変性物に、オキシムエステル系光重合開始剤、α−アミノアセトフェノン系光重合開始剤、アシルホスフィンオキサイド系光重合開始剤、ベンゾイン化合物、アセトフェノン化合物、アントラキノン化合物、チオキサントン化合物、ケタール化合物、ベンゾフェノン化合物、キサントン化合物、3級アミン化合物等の従来公知慣用の光重合開始剤や、光開始助剤及び増感剤を配合することにより、光硬化性樹脂組成物とすることができる。
以下に実施例及び比較例を示して本発明について具体的に説明するが、本発明は下記実施例に限定されるものではない。尚、以下において「部」及び「%」とあるのは、特に断りのない限り全て質量基準である。
[実施例1]
攪拌機、窒素導入管、冷却管を取り付けた500ミリリットルの四口丸底セパラブルフラスコにPETフレーク192部(三菱化学社製:ノバベックス(商品名))、トリメチロールプロパン67部、オクチル酸亜鉛0.52部を仕込み、フラスコ内を窒素雰囲気とした後、220℃に昇温させた油浴に浸し、フラスコ内が透明になるまで反応を続け、ポリエステルオリゴマーを得た。
[実施例2]
実施例1のオクチル酸亜鉛に代えて同量のアセチルアセトン亜鉛を用いポリエステルオリゴマーを得た。
[実施例3]
実施例1のオクチル酸亜鉛に代えて同量のアセチルアセトンカルシウムを用いポリエステルオリゴマーを得た。
[実施例4]
実施例1のオクチル酸亜鉛に代えて同量のアセチルアセトンリチウムを用いポリエステルオリゴマーを得た。
[実施例5]
実施例1のオクチル酸亜鉛に代えて同量のナフテン酸亜鉛を用いポリエステルオリゴマーを得た。
[実施例6]
実施例1のオクチル酸亜鉛に代えて同量のナフテン酸カルシウムを用いポリエステルオリゴマーを得た。
[実施例7]
実施例1のオクチル酸亜鉛に代えて同量のオクチル酸カルシウムを用いポリエステルオリゴマーを得た。
[実施例8]
実施例1のオクチル酸亜鉛に代えて同量のナフテン酸リチウムを用いポリエステルオリゴマーを得た。
[実施例9]
実施例1のオクチル酸亜鉛に代えて同量のオクチル酸リチウムを用いポリエステルオリゴマーを得た。
[実施例10]
実施例1のオクチル酸亜鉛に代えて同量のナフテン酸マンガンを用いポリエステルオリゴマーを得た。
[実施例11]
実施例1のオクチル酸亜鉛に代えて同量のアセチルアセトンマンガンを用いポリエステルオリゴマーを得た。
[実施例12]
実施例1のオクチル酸亜鉛に代えて同量のオクチル酸マンガンを用いポリエステルオリゴマーを得た。
参考例13]
実施例1のオクチル酸亜鉛に代えて同量の酢酸リチウムを用いポリエステルオリゴマーを得た。
[実施例14]
攪拌機、窒素導入管、冷却管を取り付けた500ミリリットルの四口丸底セパラブルフラスコに実施例2で得られたポリエステルオリゴマー225部、アクリル酸187部、パラトルエンスルホン酸1.87部、パラメトキシフェノール1.50部を仕込み、攪拌して均一に溶解させた後、118℃に昇温させた油浴に浸して16.5時間反応を続けた。反応終了後、反応液の酸価を測定して酸当量のアルカリ水溶液をフラスコ内に加え、中和した。次いで、食塩水(20wt%)を加え、攪拌した。その後、溶液を分液漏斗に移し、反応液の1.4倍のメチルイソブチルケトンを加え、水相を捨てた。油相を食塩水(5wt%)にて再度洗い、水相を捨てた。その後、油相をヘキサン中に再沈した後、メチルエチルケトンに溶解させ、吸引濾過で不純物を除いた。濾液を水道水で再沈させた後、上澄み液を捨てて再沈物をさらに水道水で攪拌、洗浄し、最後にカルビトールアセテートで固形分が70%になるよう希釈し、アクリレート樹脂ワニスを得た。
[比較例1]
実施例1のオクチル酸亜鉛に代えて同量のジブチル錫オキサイドを用いポリエステルオリゴマーを得た。
[比較例2]
実施例1のオクチル酸亜鉛に代えて同量のジブチル錫ジラウレートを用いポリエステルオリゴマーを得た。
<解重合時間>
実施例1〜12、参考例13及び比較例1、2の解重合に要した時間を下記表1に示す。10時間以上反応を行っても、原料が残留するものに関しては『×』と表記する。
<錫フリー>
実施例1〜12、参考例13及び比較例1、2の解重合物に含まれる錫の濃度(ppm)を測定した。評価の記載方法は以下の通り。
○:錫の濃度が10ppm未満
△:錫の濃度が10〜500ppm
×:錫の濃度が500ppm超
<分子量>
実施例1〜12、参考例13及び比較例1の解重合物の分子量をGPC(ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー)で測定した。測定条件は、カラムに昭和電工(株)製のShodex GPC KF−806L×3を使用し、カラム温度40℃で用いた。基準物質には標準ポリスチレンを用い、溶離液はテトラヒドロフランを1mL/分の流速で使用した。測定結果を下記表1に示す。
<溶剤溶解性試験>
実施例1〜12、参考例13及び比較例1、2の解重合物の溶剤溶解性を確認した。
確認方法としては解重合物50部に対して各種溶剤を50部加え、攪拌し解重合物の50wt%溶液を作成しその溶液の透明度を評価した。評価の記載方法は以下の通り
完全に透明である:○
やや濁りがある :△
濁りがある :×
Figure 0005670552
以上より、溶剤溶解性において、比較例2は各溶剤に対して濁りがあるのに比して、実施例は何れも、錫フリーでない比較例1と同様、各溶剤に対して完全に透明であることが確認された。
[参考例1]
前記実施例14で得られたアクリレート樹脂ワニス100部を5部の光重合開始剤(イルガキュアー184;BASFジャパン社製)と混ぜ合わせた後、ガラス板にアプリケーターを用いて20μmの膜厚で塗布した。塗布した後、80℃の熱風循環式乾燥炉で20分間乾燥し、高圧水銀灯搭載の露光装置を用いて、露光量1J/cmで露光し、評価塗膜を得た。
<ラビングテスト>
前記評価塗膜をアセトンを含ませたウエスにて50回こすったところ、表面の溶解が無く、十分に硬化していることが確認された。
<鉛筆硬度試験>
前記評価塗膜に鉛筆の芯の先が平らになるように研がれたBから9Hの鉛筆を、塗膜に対して45℃の角度で1kgの荷重をかけて押し付けた。この荷重をかけた状態で約1cm程度塗膜を引っかき、塗膜の剥がれない鉛筆の硬さを測定した結果、6Hであった。
<耐熱性試験>
前記評価塗膜を、200℃の熱風循環式乾燥炉に投入して、3分間加熱した。加熱後取り出して、目視にて溶融の形跡を観察して耐熱性試験を行ったところ、200℃、3分の耐熱性を有していることを確認した。
上述したように、本発明の方法に従い、非錫系金属触媒を用いることにより、ポリエステルを簡便に有機溶剤に溶解可能で各種化学変性可能なポリエステルポリオールへ変換することが可能となる。
[実施例15]
攪拌機、窒素導入管、冷却管を取り付けた500ミリリットルの四口丸底セパラブルフラスコにIV値(固有粘度値)0.6〜0.7のリサイクルPETフレーク192部、トリメチロールプロパン67部、DBU0.52部を仕込み、フラスコ内を窒素雰囲気とした後、220℃に昇温させた油浴に浸し、フラスコ内が透明になるまで反応を続け、ポリエステルオリゴマーを得た。
[実施例16]
攪拌機、窒素導入管、冷却管を取り付けた500ミリリットルの四口丸底セパラブルフラスコにPETフレーク(三菱化社製:ノバベックス(商品名))を192部、トリメチロールプロパン67部、DBU0.52部を仕込み、フラスコ内を窒素雰囲気とした後、220℃に昇温させた油浴に浸し、フラスコ内が透明になるまで反応を続け、ポリエステルオリゴマーを得た。
[実施例17]
攪拌機、窒素導入管、冷却管を取り付けた500ミリリットルの四口丸底セパラブルフラスコにIV値0.6〜0.7のリサイクルPETフレークを192部、トリメチロールプロパン67部、DBU0.52部、水30部を仕込み、フラスコ内を窒素雰囲気とした後、180℃に昇温させた油浴に浸し、水を徐々に抜いていきながら油浴を220℃まで昇温し、フラスコ内が透明になるまで反応を続け、ポリエステルオリゴマーを得た。
[実施例18]
攪拌機、窒素導入管、冷却管を取り付けた500ミリリットルの四口丸底セパラブルフラスコにIV値0.6〜0.7のリサイクルPETフレーク192部、トリメチロールプロパン67部、ペンタエリスリトール68部、DBU0.52部、水30部を仕込み、フラスコ内を窒素雰囲気とした後、180℃に昇温させた油浴に浸し、水を徐々に抜いていきながら油浴を220℃まで昇温し、フラスコ内が透明になるまで反応を続け、ポリエステルオリゴマーを得た。
[実施例19]
実施例17のDBUに代えて同量のDBNを用いポリエステルオリゴマーを得た。
[実施例20]
攪拌機、窒素導入管、冷却管を取り付けた500ミリリットルの四口丸底セパラブルフラスコに実施例15で得られたポリエステルオリゴマー225部、アクリル酸187部、パラトルエンスルホン酸1.87部、パラメトキシフェノール1.50部を仕込み、攪拌して均一に溶解させた後、118℃に昇温させた油浴に浸して16.5時間反応を続けた。反応終了後、反応液の酸価を測定して酸当量のアルカリ水溶液をフラスコ内に加え、中和した。次いで、食塩水(20wt%)を加え、攪拌した。その後、溶液を分液漏斗に移し、反応液の1.4倍のメチルイソブチルケトンを加え、水相を捨てた。油相を食塩水(5wt%)にて再度洗い、水相を捨てた。その後、油相をヘキサン中に再沈した後、メチルエチルケトンに溶解させ、吸引濾過で不純物を除いた。濾液を水道水で再沈させた後、上澄み液を捨てて再沈物をさらに水道水で攪拌、洗浄し、最後にカルビトールアセテートで固形分が70%になるよう希釈し、アクリレート樹脂ワニスを得た。
[比較例3]
実施例17のDBUに代えて同量のジブチル錫オキサイドを用いポリエステルオリゴマーを得た。
[比較例4]
実施例17のDBUに代えて同量のジブチル錫ジラウレートを用いポリエステルオリゴマーを得た。
[比較例5]
攪拌機、窒素導入管、冷却管を取り付けた500ミリリットルの四口丸底セパラブルフラスコにIV値0.6〜0.7のリサイクルPETフレーク192部、トリメチロールプロパン67部、水30部を仕込み、フラスコ内を窒素雰囲気とした後、180℃に昇温させた油浴に浸し、水を徐々に抜いていきながら油浴を220℃まで昇温し、反応を行った。
<解重合時間>
実施例15〜19及び比較例3〜5の解重合に要した時間を下記表2に示す。10時間以上反応を行っても、原料が残留するものに関しては『×』と表記する。
<金属フリー>
実施例15〜19及び比較例3〜5の解重合物に含まれる金属の濃度(ppm)を測定した。評価の記載方法は以下の通り。
○:金属の濃度が10ppm未満
△:金属の濃度が10〜500ppm
×:金属の濃度が500ppm超
<分子量>
実施例15〜19及び比較例3〜5の解重合物の分子量をGPC(ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー)で測定した。測定条件は、カラムに昭和電工(株)製のShodex GPC KF−806L×3を使用し、カラム温度40℃で用いた。基準物質には標準ポリスチレンを用い、溶離液はテトラヒドロフランを1mL/分の流速で使用した。測定結果を表2に示す。
<溶剤溶解性試験>
実施例15〜19及び比較例3〜5の解重合物の溶剤溶解性を確認した。
確認方法としては解重合物50部に対して各種溶剤を50部加え、攪拌し解重合物の50wt%溶液を作成しその溶液の透明度を評価した。評価の記載方法は、以下の通り。
完全に透明である:○
やや濁りがある :△
濁りがある :×
Figure 0005670552
以上より、溶剤溶解性において、比較例4、5は各溶剤に対して濁りがあるのに比して、実施例は何れも、金属フリーでない比較例3と同様、各溶剤に対して完全に透明であることが確認された。
[参考例2]
前記実施例20で得られたアクリレート樹脂ワニス100部を5部の光重合開始剤(イルガキュアー184;BASFジャパン社製)と混ぜ合わせた後、ガラス板にアプリケーターを用いて20μmの膜厚で塗布した。塗布した後、80℃の熱風循環式乾燥炉で20分間乾燥し、高圧水銀灯搭載の露光装置を用いて、露光量1J/cmで露光し、評価塗膜を得た。
<ラビングテスト>
前記評価塗膜をアセトンを含ませたウエスにて50回こすったところ、表面の溶解が無く、十分に硬化していることが確認された。
<鉛筆硬度試験>
前記評価塗膜に鉛筆の芯の先が平らになるように研がれたBから9Hの鉛筆を、塗膜に対して45℃の角度で1kgの荷重をかけて押し付けた。この荷重をかけた状態で約1cm程度塗膜を引っかき、塗膜の剥がれない鉛筆の硬さを測定した結果、6Hであった。
<耐熱性試験>
前記評価塗膜を、200℃の熱風循環式乾燥炉に投入して、3分間加熱した。加熱後取り出して、目視にて溶融の形跡を観察して耐熱性試験を行ったところ、200℃、3分の耐熱性を有していることを確認した。
上述したように、本発明の方法に従い、非金属塩基性触媒を用いることにより、ポリエステルを簡便に有機溶剤に溶解可能で各種化学変性可能なポリエステルポリオールへ変換することが可能となる。

Claims (14)

  1. 原料ポリエステル、ポリオール成分、並びにナフテン酸金属錯体、アセチルアセトン金属錯体、オクチル酸亜鉛、オクチル酸カルシウム、オクチル酸リチウムおよびオクチル酸マンガンからなる群から選ばれる非錫系金属触媒または非金属系塩基性触媒を必須成分として含む混合物を加熱して原料ポリエステルを解重合する工程を備えることを特徴とするポリエステルポリオールの製造方法。
  2. 前記ナフテン酸金属錯体が、亜鉛化合物、マンガン化合物、リチウム化合物およびカルシウム化合物からなる群から選ばれる化合物である請求項1記載のポリエステルポリオールの製造方法。
  3. 前記アセチルアセトン金属錯体が、亜鉛化合物、マンガン化合物、リチウム化合物およびカルシウム化合物からなる群から選ばれる化合物である請求項1記載のポリエステルポリオールの製造方法
  4. 前記非錫系金属触媒が、ナフテン酸亜鉛、アセチルアセトン亜鉛、オクチル酸亜鉛、ナフテン酸カルシウム、アセチルアセトンカルシウム、オクチル酸カルシウム、ナフテン酸リチウム、アセチルアセトンリチウム、オクチル酸リチウムナフテン酸マンガン、アセチルアセトンマンガンおよびオクチル酸マンガンからなる群から選ばれる化合物である請求項1から3のいずれか一項記載のポリエステルポリオールの製造方法。
  5. 前記非金属系塩基性触媒が、アミジン構造を有する複素環式化合物である請求項1記載のポリエステルポリオールの製造方法。
  6. 前記非金属系塩基性触媒が、ジアザビシクロウンデセン、ジアザビシクロノネンおよびこれらの誘導体からなる群から選ばれる1種以上である請求項5記載のポリエステルポリオールの製造方法。
  7. 前記ポリオール成分が、3官能以上のポリオールを含む請求項1〜6のいずれか一項記載のポリエステルポリオールの製造方法。
  8. 前記原料ポリエステルが、再生ポリエステルである請求項1〜7のいずれか一項記載のポリエステルポリオールの製造方法。
  9. 原料ポリエステル、ポリオール成分、及び非錫系金属触媒を必須成分として含む混合物に、さらに水を加えて原料ポリエステルの解重合を行う請求項1〜8のいずれか一項記載のポリエステルポリオールの製造方法。
  10. 前記解重合が、150〜350℃で行われる請求項1〜9のいずれか一項記載のポリエステルポリオールの製造方法。
  11. 下記一般式(1)で表される化合物の混合物が得られる請求項1〜10のいずれか一項記載のポリエステルポリオールの製造方法。
    Figure 0005670552
    (式中、Rは(l+m)価の多価アルコールからOH基を除いた基を表し、Rは炭素原子数1〜10のアルキレン基、または、置換もしくは無置換の炭素原子数6〜20のアリーレン基を表し、Rは置換もしくは無置換の炭素原子数6〜20のアリーレン基を表し、lは0〜10の整数であり、mは1〜10の整数であり、nは1〜10の整数を表す。)
  12. 請求項1〜11のいずれか一項記載のポリエステルポリオールの製造方法により得られることを特徴とするポリエステルポリオール。
  13. 請求項12記載のポリエステルポリオールに、水酸基と反応可能な基とエチレン性不飽和基を有する化合物を反応させることを特徴とするポリエステル変性物の製造方法。
  14. 請求項13記載のポリエステル変性物の製造方法により得られることを特徴とするポリエステル変性物。
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