JP5623739B2 - 粗グリセロールベース生成物、その精製方法およびジクロロプロパノールの製造におけるその使用方法 - Google Patents

粗グリセロールベース生成物、その精製方法およびジクロロプロパノールの製造におけるその使用方法 Download PDF

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Description

本出願は、内容が本明細書において参照により援用される、それぞれ2006年6月14日および2007年3月15日に出願されたFR06/05325号明細書およびFR07/53863号明細書の利益を主張する。
本発明は、粗グリセロールベース生成物、その精製方法、および精製生成物の、ジクロロプロパノールの製造における使用方法に関する。
ジクロロプロパノールは、例えば、エピクロロヒドリンおよびエポキシ樹脂の製造における反応中間体である(非特許文献1)。
公知の方法によれば、ジクロロプロパノールは、特に、塩化アリルの次亜塩素酸処理により、アリルアルコールの塩素化により、ならびにグリセロールの塩化水素処理により得ることが可能である。この方法は、化石出発材料または再生可能な出発材料から出発してジクロロプロパノールを得ることが可能であるという利点を示し、ならびに化石原料が由来する、例えば油、天然ガスまたは石炭といった地球上で入手可能である天然石油化学資源は有限であることが知られている。
グリセロールがグリセロールアルキルエーテルなどの種々の化合物によって汚染されている場合、これはグリセロールを利用するプロセスからの溶出液の分離および処理に対する操作の妨げになる可能性があるが、それにもかかわらず、これをジクロロプロパノールの製造において出発材料として用いることが可能であることが見出された。
カークオスマー化学技術百科事典(Kirk−Othmer Encyclopedia of Chemical Technology)、第四版、1992年、第2巻、第156ページ、ジョンウィリー&サンズ社(John Wiley&Sons Inc.)
従って、本発明は、グリセロールアルキルエーテルを、粗生成物の0.001〜100g/kgの量で含む粗グリセロールベース生成物に関する。
粗グリセロールベース生成物は、一般に、1kgの粗生成物あたり少なくとも200gのグリセロール、好ましくは、1kgの粗生成物あたり少なくとも500gのグリセロール、より好ましくは少なくとも750g/kg、さらにより好ましくは少なくとも900g/kg、さらにより好ましくは少なくとも950g/kgおよび最も好ましくは少なくとも990g/kgを含有する。
グリセロールアルキルエーテルの量は、度々90g/kg以下、通例50g/kg以下、頻繁に10g/kg以下、通例5g/kg以下、通常は1g/kg以下、通例0.5g/kg以下および頻繁に0.2g/kg以下である。この量は、度々少なくとも0.005g/kg、頻繁に少なくとも0.01g/kg、通例少なくとも0.04g/kgおよび通常は少なくとも0.1g/kgである。
グリセロールアルキルエーテルはグリセロールモノ−、ジ−および/またはトリエーテルであることが可能であり、そのアルキル基は、少なくとも1個の炭素原子から8個以下の炭素原子を含むアルキル基からから独立して選択される。
これらのアルキル基は、好ましくは直鎖または分岐または脂環式脂肪族アルキル基であり、より好ましくは直鎖または分岐脂肪族基である。アルキル基上のエーテル官能基は、第1級、第2級または第3級炭素原子を介して形成されている。アルキル基は、好ましくは、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチルおよびオクチル基から、より好ましくはメチル、エチル、プロピルおよびブチル基から、ならびに特に好ましくはメチルおよびエチル基から選択される。きわめて好ましくは、アルキル基はメチル基である。プロピル基は、n−プロピルおよびイソプロピル基から選択されることができ、好ましくはイソプロピル基である。ブチル基は、1−ブチル、2−ブチル、イソブチルおよびt−ブチル基から選択されることができ、好ましくはイソブチルおよびt−ブチル基から選択されることができる。
グリセロールアルキルエーテルは、グリセロールモノ−、ジ−およびトリアルキルエーテル、好ましくはモノ−およびジエーテル、ならびに、より好ましくはモノエーテルであることが可能である。グリセロールモノメチル、モノエチル、モノプロピル、モノブチル、モノペンチル、モノヘキシル、モノヘプチルおよびモノオクチルエーテルが好ましい。モノメチル、モノエチル、モノプロピルおよびモノブチルエーテルがより好ましい。モノメチルおよびモノエチルエーテルがさらにより好ましく、ならびに、グリセロールモノメチルエーテルが特に好ましい。
モノプロピルエーテルは、n−プロピル、イソプロピルエーテルまたはこれらの混合物から選択されることが可能であり、ならびに好ましくはイソプロピルエーテルである。モノブチルエーテルは、1−ブチル、2−ブチル、イソブチル、t−ブチルエーテルおよびこれらの少なくとも2種のいずれかの混合物から選択されることが可能であり、ならびに好ましくは、イソブチルまたはt−ブチルエーテルから選択される。
グリセロールアルキルエーテルがジ−およびトリエーテルである場合、アルキル基は同一であることも異なっていることもできる。これらの基は好ましくは同一である。
好ましいモノエーテルは、3−アルコキシ−1,2−プロパンジオールおよび2−アルコキシ−1,3−プロパンジオールである。3−アルコキシ−1,2−プロパンジオールと2−アルコキシ−1,3−プロパンジオールとの混合物における3−アルコキシ−1,2−プロパンジオールの含有量は、一般に、少なくとも50%、好ましくは少なくとも60%およびきわめて好ましくは少なくとも70%である。この含有量は、95%以下および好ましくは90%以下である。
グリセロールモノメチルエーテルは、3−メトキシ−1,2−プロパンジオールおよび2−メトキシ−1,3−プロパンジオールである。3−メトキシ−1,2−プロパンジオールと2−メトキシ−1,3−プロパンジオールとの混合物における3−メトキシ−1,2−プロパンジオールの含有量は、一般に少なくとも50%、好ましくは少なくとも60%およびきわめて好ましくは少なくとも70%である。この含有量は、95%以下および好ましくは90%以下である。
グリセロールモノエチルエーテルは、3−エトキシ−1,2−プロパンジオールおよび2−エトキシ−1,3−プロパンジオールである。3−エトキシ−1,2−プロパンジオールと2−エトキシ−1,3−プロパンジオールとの混合物における3−エトキシ−1,2−プロパンジオールの含有量は、一般に、少なくとも50%、好ましくは少なくとも60%およびきわめて好ましくは少なくとも70%である。この含有量は、95%以下および好ましくは90%以下である。
グリセロールモノプロピルエーテルは、3−プロポキシ−1,2−プロパンジオールおよび2−プロポキシ−1,3−プロパンジオールである。3−プロポキシ−1,2−プロパンジオールと2−プロポキシ−1,3−プロパンジオールとの混合物における3−プロポキシ−1,2−プロパンジオールの含有量は、一般に、少なくとも50%、好ましくは少なくとも60%およびきわめて好ましくは少なくとも70%である。この含有量は、95%以下および好ましくは90%以下である。プロポキシ基は、n−プロポキシまたはイソプロポキシ、好ましくはイソプロポキシ基であることが可能である。
グリセロールモノブチルエーテルは、3−ブトキシ−1,2−プロパンジオールおよび2−ブトキシ−1,3−プロパンジオールである。3−ブトキシ−1,2−プロパンジオールと2−ブトキシ−1,3−プロパンジオールとの混合物における3−ブトキシ−1,2−プロパンジオールの含有量は、一般に、少なくとも50%、好ましくは少なくとも60%およびきわめて好ましくは少なくとも70%である。この含有量は、95%以下および好ましくは90%以下である。ブトキシ基は、1−ブトキシ、2−ブトキシ、イソブトキシおよびt−ブトキシ基から選択されることが可能であり、好ましくはイソブトキシおよびt−ブトキシ基から選択されることが可能である。
粗グリセロールベース生成物はまたアルコールを含むことが可能である。これらのアルコールは、好ましくはメタノール、エタノール、プロパノール、好ましくはn−プロパノールおよび/またはイソプロパノール、ブタノール、好ましくは1−ブタノールおよび/または2−ブタノールおよび/またはイソブタノールおよび/またはt−ブタノール、ペンタノール、好ましくは1−ペンタノールおよび/または2−ペンタノールおよび/または3−メチル−1−ブタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、オクタノール、エチレングリコールならびにプロピレングリコールである。
粗グリセロールベース生成物は、以下の特徴の1つ以上を呈することが可能である:
・グリセロールアルキルエーテルがメチルエーテルである
・メタノールを、粗生成物の0.1〜20g/kgの量で含む
・エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、オクタノール、エチレングリコールおよびプロピレングリコールを、粗生成物の0.01〜2g/kgの総量で含む
・グリセロールアルキルエーテルがエチルエーテルである
・エタノールを、粗生成物の0.1〜20g/kgの量で含む
・メタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、オクタノール、エチレングリコールおよびプロピレングリコールを、粗生成物の0.01〜2g/kgの総量で含む
・グリセロールアルキルエーテルがプロピルエーテルである
・プロパノールを、粗生成物の0.1〜20g/kgの量で含む
・メタノール、エタノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、オクタノール、エチレングリコールおよびプロピレングリコールを、粗生成物の0.01〜2g/kgの総量で含む
・グリセロールアルキルエーテルがブチルエーテルである
・ブタノールを、粗生成物の0.1〜20g/kgの量で含む
・メタノール、エタノール、プロパノール、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、オクタノール、エチレングリコールおよびプロピレングリコールを、粗生成物の0.01〜2g/kgの総量で含む。
グリセロールアルキルエーテルがメチルエーテルであるとき、メタノールは粗生成物の0.1〜20g/kgの量で存在することが可能であり、ならびに、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、オクタノール、エチレングリコールおよびプロピレングリコールは、粗生成物の0.01〜2g/kgの総量で存在することが可能である。
グリセロールアルキルエーテルがエチルエーテルであるとき、エタノールは粗生成物の0.1〜20g/kgの量で存在することが可能であり、ならびに、メタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、オクタノール、エチレングリコールおよびプロピレングリコールは、粗生成物の0.01〜2g/kgの総量で存在することが可能である。
グリセロールアルキルエーテルがプロピルエーテルであるとき、プロパノールは粗生成物の0.1〜20g/kgの量で存在することが可能であり、ならびに、メタノール、エタノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、オクタノール、エチレングリコールおよびプロピレングリコールは、粗生成物の0.01〜2g/kgの総量で存在することが可能である。
プロパノールは、n−プロパノール、イソプロパノールおよびこれらの混合物から選択されることが可能であり、ならびに好ましくはイソプロパノールである。
グリセロールアルキルエーテルがブチルエーテルであるとき、ブタノールは粗生成物の0.1〜20g/kgの量で存在することが可能であり、ならびにメタノール、エタノール、プロパノール、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、オクタノール、エチレングリコールおよびプロピレングリコールは、粗生成物の0.01〜2g/kgの総量で存在することが可能である。
ブタノールは、1−ブタノール、2−ブタノール、イソブタノール、t−ブタノールおよびこれらの少なくとも2種のいずれかの混合物から選択されることが可能であり、好ましくはイソブタノールおよびt−ブタノールから選択されることが可能である。
粗グリセロールベース生成物はまた、水を少なくとも0.1g/kgおよび100g/kg以下の量で含むことが可能である。この量は、好ましくは50g/kg以下およびより好ましくは20g/kg以下である。
粗グリセロールベース生成物はまた、例えば、モノ−およびジグリセリド、グリセロールオリゴマーおよび塩などの脂肪酸のアルキルエステル、グリセロールエステルを含むことが可能である。これらの不純物は、個別の相を形成し得る。「脂肪酸のアルキルエステル」という用語は、グリセロールを除くモノ−またはポリアルコールを有する脂肪酸のエステルであって、エステルのアルキル基がグリセロールアルキルエーテルについて上述した基の1つであるものを示すことを意図している。これらのアルキルエステルは、好ましくは、脂肪酸のメチル、エチル、プロピルおよびブチルエステル、より好ましくは、脂肪酸のメチルおよびエチルエステル、ならびに、特に好ましくは脂肪酸のメチルエステルである。
エステルの含有量は、一般に、少なくとも0.1g/kg、度々少なくとも1g/kgおよび頻繁に少なくとも5g/kgである。この含有量は、一般に50g/kg以下、度々30g/kg以下および頻繁に10g/kg以下である。
グリセロールオリゴマーの含有量は、一般に少なくとも0.1g/kg、度々少なくとも1g/kgおよび頻繁に少なくとも2g/kgである。この含有量は、一般に20g/kg以下、度々10g/kg以下および頻繁に5g/kg以下である。
塩の含有量は、一般に少なくとも0.0005g/kg、度々少なくとも0.001g/kgおよび頻繁に少なくとも0.01g/kgである。この含有量は、一般に10g/kg以下、度々1g/kg以下および頻繁に0.1g/kg以下である。
いかなる理論的説明にも拘束されることは望まないが、グリセロールアルキルエーテルおよびアルコールは、特に動物または植物性の脂肪または油の転化によるグリセロールの製造方法、アルコールの存在下におけるエステル交換によるグリセロールの製造方法、ならびにグリセロールのエーテルが形成されてもグリセロールからは分離されないような条件下で操作される方法から由来し得る、と考えられている。
従って、本発明はまた、グリセロールのエーテルが形成されてもグリセロールから分離されないような条件下で、植物性脂肪または油がアルコールと反応される、粗グリセロールベース生成物を製造する方法に関する。
このような条件は、例えば、酸性の不均質触媒の使用、脂肪または油における例えばカルボン酸といった酸性化合物の存在、高エステル交換温度および触媒上でのアルコール/植物性脂肪または油混合物の長い滞留時間である。
アルコールは、好ましくは、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、オクタノールおよびこれらの少なくとも2種の混合物から選択され、より好ましくはメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノールから選択され、さらにより好ましくはメタノールおよびエタノールから選択される。アルコールは、特にきわめて好ましくはメタノールである。
プロパノールは、n−プロパノール、イソプロパノールおよびこれらの混合物から選択されることが可能であり、好ましくはイソプロパノールである。ブタノールは、1−ブタノール、2−ブタノール、イソブタノール、t−ブタノールおよびこれらの少なくとも2種の混合物から選択されることが可能であり、好ましくはイソブタノール、t−ブタノールおよびこれらの混合物から選択されることが可能である。
本発明はまた、粗生成物が、任意により減圧下で、蒸発濃縮、蒸発結晶化、蒸留、分留、ストリッピングまたは液体−液体抽出の少なくとも1種の処理に供される、粗グリセロールベース生成物を精製する方法に関する。
「蒸発濃縮」という用語は、より少量の揮発物中に残存生成物を濃縮させることを可能とする、粗生成物の部分的な蒸発方法を示すことを意図する。「蒸発結晶化」という用語は、媒体における溶解を促進させる化合物を蒸発により除去することによって化合物の結晶化をもたらす方法を示すことを意図する。これらの方法は、「ペリー化学技術者用ハンドブック(Perry’s Chemical Engineers’ Handbook)」の第7版の第11章、1997年に記載されている。
「蒸留」という用語は、化学工学における、ならびに、例えば、「ペリー化学技術者用ハンドブック(Perry’s Chemical Engineers’ Handbook)」の第7版の第13章、1997年に記載の従来のタイプの分離を示すことを意図する。
「分留」という用語は、留出液がバッチ式に回収される一連の蒸留を意味すると理解される。
「ストリッピング」という用語は、純粋な材料の蒸気による飛沫同伴による物質の分離を示すことを意図する。本発明による方法において、この材料は、例えば、水蒸気、空気、窒素および二酸化炭素などのグリセロールに対して不活性である任意の化合物であることが可能である。
「液体/液体抽出」という用語は、粗グリセロールベース生成物を、所望の化合物の選択的な抽出を可能とする、適切な完全にまたは部分的に不混和性の溶剤と、任意により「ペリー化学技術者用ハンドブック(Perry’s Chemical Engineers’ Handbook)」の第7版の第15章、1997年に記載されているものなどの向流法により、接触させることを意味すると理解される。
ストリッピング、蒸発濃縮、蒸発結晶化、液体/液体抽出および蒸留処理は、例えば、蒸留部を載せているストリッピングカラム中、あるいは蒸留カラムに供給する部分エバポレータ中に組み合わされることが可能であり、または溶剤による液体/液体抽出、グリセロールが富化された流れに存在する残存溶剤のストリッピングならびに抽出された化合物が富化された溶剤の蒸留を組み合わせることにより組み合わされることが可能である。
グリセロールアルキルエーテルおよびアルコールは、蒸留画分またはストリッピング画分中に回収され、精製グリセロールベース生成物は、蒸留またはストリッピング処理からの残渣から構成される。
グリセロールアルキルエーテルおよびアルコールは、一般に、液体/液体抽出に用いられる溶剤中に回収され、精製グリセロールベース生成物は、一般に、液体/液体抽出からの残渣から構成される。
処理が、粗生成物の少なくとも部分的な蒸発から構成される場合、富グリセロール領域の温度は、一般に少なくとも0℃、度々少なくとも80℃および頻繁に少なくとも100℃である。この温度は、一般に、280℃以下、度々250℃以下、および頻繁に200℃以下である。低グリセロール領域の温度は、一般に、少なくとも−20℃、好ましくは少なくとも−10℃および特に好ましくは少なくとも0℃である。この温度は、一般に、グリセロール−富化領域の温度以下、好ましくはこの温度で少なくとも5℃低く、特に好ましくはこの温度で少なくとも10℃低い。
処理が液体/液体抽出により行われる場合、温度は、一般に20℃以上、好ましくは40℃以上、より具体的には50℃以上である。この温度は、一般に200℃以下、好ましくは150℃以下およびさらに特に好ましくは120℃以下である。
処理における圧力は、一般に少なくとも0.001絶対mbarである。この圧力は、一般に1bar以下、度々0.5bar以下、頻繁に0.3bar以下およびより具体的には0.25bar以下である。処理が個別の蒸発段階を含む場合、処理は、一般に、2絶対bar未満の圧力、好ましくは1絶対bar未満の圧力、特に好ましくは0.5絶対bar未満の圧力で実施される。これは、一般に、少なくとも0.1mbarの圧力、好ましくは少なくとも0.2mbarの圧力で実施される。蒸発段階が蒸留または分留段階と組み合わされる場合、少なくともより低い圧力で実施される段階の圧力に等しい圧力で、好ましくはより低い圧力で実施される段階の圧力より少なくとも10mbar高い圧力で実施される。ストリッピング段階は、一般に、5絶対bar未満、好ましく2bar以下の圧力で実施される。
ストリッピングを伴うかまたは伴わない蒸留処理において、還流比は、一般に少なくとも1%、度々少なくとも5%および頻繁に少なくとも10%である。この還流比は、99%以下および度々50%以下である。「還流比」という用語は、連続的な蒸留について、残渣のスループットによる再沸器への蒸発された画分のスループットの割当量を意味すると理解される。
「還流比」という用語は、バッチ条件下での分留について、最終残渣に対する蒸発された量の比を意味すると理解される。
蒸留画分の割合は、一般に、粗グリセロールベース生成物の150g/kg以下、度々100g/kg以下である。
蒸発濃縮、蒸発結晶化、蒸留、分留、ストリッピングまたは液体−液体抽出は、上述の可能性のある個別の相の分離操作の後または前に行われることができる。この分離は、例えば、沈殿、遠心分離、ろ過、吸着またはイオンの交換による分離であることが可能である。沈殿による分離である場合には、操作は、コアレッサーを通過させることにより向上されることが可能である。吸着操作は、好ましくは、活性炭への吸着を伴う操作である。
処理の後、グリセロールアルキルエーテルを、一般に、精製生成物の5g/kg以下の量で含み、ならびに、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、オクタノール、エチレングリコールおよびプロピレングリコールを、一般に、精製生成物の1g/kg未満の総量で含む精製グリセロールベース生成物が得られる。
グリセロールアルキルエーテルの量は、好ましくは1.0g/kg以下、より好ましくは精製生成物の0.5g/kg以下、さらにより好ましくは0.2g/kg以下、さらにより好ましくは0.1g/kg以下、およびさらに好ましくは0.04g/kg以下である。この量は、特に好ましくは0.01g/kg以下および特にきわめて好ましくは0.001g/kg以下である。この量は、一般に、少なくとも0.01mg/kgである。
グリセロールアルキルエーテルがメチルエーテルであるとき、処理後のグリセロールメチルエーテルの量は、好ましくは1.0g/kg以下、より好ましくは精製生成物の0.5g/kg以下、さらにより好ましくは0.2g/kg以下、さらにより好ましくは0.1g/kg以下、およびさらに好ましくは0.04g/kg以下である。この量は、特に好ましくは0.01g/kg以下および特にきわめて好ましくは0.001g/kg以下である。この量は、一般に、少なくとも0.01mg/kgである。
グリセロールアルキルエーテルがエチルエーテルであるとき、処理後のグリセロールエチルエーテルの量は、好ましくは1.0g/kg以下、より好ましくは精製生成物の0.5g/kg以下、さらにより好ましくは0.2g/kg以下、さらにより好ましくは0.1g/kg以下、および最も好ましくは0.04g/kg以下である。この量は、特に好ましくは0.01g/kg以下および特にきわめて好ましくは0.001g/kg以下である。この量は、一般に、少なくとも0.01mg/kgである。
グリセロールアルキルエーテルがプロピルエーテルであるとき、処理後のグリセロールプロピルエーテルの量は、好ましくは1.0g/kg以下、より好ましくは精製生成物の0.5g/kg以下、さらにより好ましくは0.2g/kg以下、さらにより好ましくは0.1g/kg以下、および最も好ましくは0.04g/kg以下である。この量は、特に好ましくは0.01g/kg以下および特にきわめて好ましくは0.001g/kg以下である。この量は、一般に、少なくとも0.01mg/kgである。
プロピルエーテルは、n−プロピルエーテル、イソプロピルエーテルおよびこれらの混合物から選択されることが可能であり、ならびに好ましくはイソプロピルエーテルである。
グリセロールアルキルエーテルがブチルエーテルであるとき、処理後のグリセロールブチルエーテルの量は、好ましくは1.0g/kg以下、より好ましくは精製生成物の0.5g/kg以下、さらにより好ましくは0.2g/kg以下、さらにより好ましくは0.1g/kg以下、および最も好ましくは0.04g/kg以下である。この量は、特に好ましくは0.01g/kg以下および特にきわめて好ましくは0.001g/kg以下である。この量は、一般に、少なくとも0.01mg/kgである。
ブチルエーテルは、1−ブチルエーテル、2−ブチルエーテル、イソブチルエーテル、t−ブチルエーテルおよびこれらの少なくとも2種のいずれかの混合物から選択されることが可能であり、好ましくはイソブチルおよびt−ブチルエーテルから選択されることが可能である。
メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、オクタノール、エチレングリコールおよびプロピレングリコールの処理後の量は、好ましくは精製生成物の0.1g/kg以下、より好ましくは0.01g/kg以下および特にきわめて好ましくは0.001g/kg以下である。
グリセロールアルキルエーテルがメチルエーテルであるとき、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、オクタノール、エチレングリコールおよびプロピレングリコールの処理後の総量は、好ましくは精製生成物の0.1g/kg以下、より好ましくは0.01g/kg以下および特にきわめて好ましくは0.001g/kg以下である。
グリセロールアルキルエーテルがエチルエーテルであるとき、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、オクタノール、エチレングリコールおよびプロピレングリコールの処理後の総量は、好ましくは精製生成物の0.1g/kg以下、より好ましくは0.01g/kg以下および特にきわめて好ましくは0.001g/kg以下である。
グリセロールアルキルエーテルがプロピルエーテルであるとき、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、オクタノール、エチレングリコールおよびプロピレングリコールの処理後の総量は、好ましくは精製生成物の0.1g/kg以下、より好ましくは0.01g/kg以下および特にきわめて好ましくは0.001g/kg以下である。
グリセロールアルキルエーテルがブチルエーテルであるとき、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、オクタノール、エチレングリコールおよびプロピレングリコールの処理後の総量は、好ましくは精製生成物の0.1g/kg以下、より好ましくは0.01g/kg以下および特にきわめて好ましくは0.001g/kg以下である。
プロパノールは、n−プロパノール、イソプロパノールおよびこれらの混合物から選択されることが可能であり、ならびに好ましくはイソプロパノールである。ブタノールは、1−ブタノール、2−ブタノール、イソブタノール、t−ブタノールおよびこれらの少なくとも2種のいずれかの混合物から選択されることが可能であり、ならびに好ましくはイソブタノールまたはt−ブタノールである。
処理はまた、粗グリセロールベース生成物における水およびアルキルエステル含有量の低減を可能とする。
精製グリセロールベース生成物中の水の含有量は、一般に少なくとも0.01g/kg、度々少なくとも0.1g/kgおよび頻繁に少なくとも0.5g/kgである。この含有量は、一般に10g/kg以下、度々5g/kg以下および頻繁に1g/kg以下である。
精製グリセロールベース生成物中のエステルの含有量は、一般に少なくとも0.01g/kg、度々少なくとも0.1g/kgおよび頻繁に少なくとも0.5g/kgである。この含有量は、一般に10g/kg以下、度々5g/kg以下および頻繁に1g/kg以下である。
本発明はまた、グリセロールアルキルエーテルを、精製生成物の0.01mg/kg〜1g/kg、好ましくは精製生成物の10mg/kg〜500mg/kgおよびより好ましくは精製生成物の40mg/kg〜200mg/kgの量で含む精製グリセロールベース生成物に関する。
精製グリセロールベース生成物は、本発明の粗グリセロールベース生成物を、上述のとおり、任意により減圧下で、蒸発濃縮、蒸発結晶化、蒸留、分留、ストリッピングまたは液体−液体抽出の少なくとも1種の処理に供することにより得ることが可能である。
本発明はまた、グリセロールアルキルエーテルの含有量を低減して、塩素化剤と反応される精製グリセロールベース生成物が得られるよう、粗グリセロールベース生成物が、任意により減圧下で、蒸発濃縮、蒸発結晶化、蒸留、分留、ストリッピングまたは液体−液体抽出の少なくとも1種の処理に供される、グリセロールから開始されるジクロロプロパノールの製造方法に関する。
グリセロールアルキルエーテルは、好ましくはメチルエーテルまたはエチルエーテル、より好ましくはメチルエーテルである。
本発明はまた、精製グリセロールベース生成物が塩素化剤と反応され、その後ジクロロプロパノールの脱塩化水素処理プロセスが続くジクロロプロパノールの製造方法を含む、エピクロロヒドリンの製造方法に関する。
本発明によるジクロロプロパノールを製造する方法における粗グリセロールベース生成物は、化石原料から開始されて、または再生可能原料から開始されて、好ましく内容が本明細書において参照により援用されるソルベイ社(SOLVAY SA)の国際公開第2005/054167号パンフレットであって、特に第1ページ、第26行〜第4ページ、第2行の一節に記載のとおり、ならびに内容が本明細書において参照により援用されるソルベイ社(SOLVAY SA)の国際公開第2006/100312号パンフレットであって、特に第3ページ、第29行〜第5ページ、第24行の一節に記載のとおり、再生可能原料から開始されて得られ得る。
本発明によるジクロロプロパノールを調製する方法において、グリセロールは、内容が本明細書において参照により援用されるソルベイ社(SOLVAY SA)の国際公開第2006/100315号パンフレットであって、特に第7ページ、第11行〜第9ページ、第10行の一節に記載のとおり、アルカリ金属および/またはアルカリ土類金属含有物を有し得る。
本発明によるジクロロプロパノールを調製する方法において、グリセロールは、内容が本明細書において参照により援用されるソルベイ社(SOLVAY SA)の国際公開第2006/100319号パンフレットであって、特に第2ページ、第3〜8行、および第6ページ、第20行〜第9ページ、第14行の一節に記載のとおり、アルカリ金属およびアルカリ土類金属以外の構成成分を含有し得る。
本発明によるジクロロプロパノールを調製する方法において、グリセロールは、内容が本明細書において参照により援用されるソルベイ社(SOLVAY SA)の国際公開第2006/1000319号パンフレットであって、特に第9ページ、第15行〜第10ページ、第15行の一節に記載のとおり、一般に、グリセロール以外の、1絶対barの圧力下での沸点がジクロロプロパノールの沸点より少なくとも15℃高い重化合物をある量で含有する。
本発明によるジクロロプロパノールを調製する方法において、塩素化剤は、一般に、塩化水素を含む。塩化水素は、気体の塩化水素、任意により無水、水性塩化水素溶液またはこれら2種の混合物であることが可能である。
塩素化剤は、少なくとも部分的に、内容が本明細書において参照により援用される、ソルベイ社(SOLVAY SA)による国際公開第2005/054167号パンフレットであって、特に第4ページ、第32行〜第5ページ、第18行の一節に記載のものなどの、塩化ビニルの製造方法および/または4,4−メチレンジフェニルジイソシアネートの製造方法、ならびに/または塩素化有機化合物を熱分解する方法ならびに/または金属を酸洗いする方法ならびに/または塩化アリルの次亜塩素酸処理によるジクロロプロパノールの生成方法に由来することが可能であり、ならびに/または、無機酸からおよび金属塩化物から開始されて反応媒体中にインサイチュで生成されることが可能である。
塩素化剤は、少なくとも部分的に、内容が本明細書において参照により援用される、ソルベイ社(SOLVAY SA)による国際公開第2006/106153号パンフレットであって、特に第2ページ、第10行〜第3ページ、第20行の一節に記載のものなどの、塩化アリルの製造方法および/または塩化メチルの製造方法および/または塩素化分解プロセスおよび/または800℃以上の温度での塩素化化合物の酸化プロセスに由来することが可能である。
塩素化剤はまた、少なくとも部分的に、「ウルマン工業化学百科事典(Ullmann’s Encyclopedia of Industrial Chemistry)」、第5完全改訂版、第A23巻:耐火性セラミック〜炭化ケイ素、1993年、第635〜636ページに記載のものなどの、クロロシランの分解によるシリカの製造方法に由来することが可能である。この場合、塩化水素は、一般に、塩化水素水溶液の形態で提供される。
塩素化剤はまた、少なくとも部分的に、「ウルマン工業化学百科事典(Ullmann’s Encyclopedia of Industrial Chemistry)」、第5完全改訂版、第A13巻:高性能繊維〜イミダゾールおよび誘導体、1989年、第289ページに記載のものなどの、塩素および水素から開始される直接的な合成による塩化水素の製造方法に由来することが可能である。この場合、塩化水素は、一般に、ガスまたは液化ガスまたは水溶液の形態で提供される。塩化水素を製造するこの方法において、塩素および水素はいずれの方法に由来することも可能である。塩素および水素は、好ましくは、少なくとも部分的に、塩水、より好ましくは塩化ナトリウム、塩化カリウムまたはこれら2種の混合物を主に含む塩水ならびに特に好ましくは塩化ナトリウムを主に含む塩水の電気分解プロセスに由来する。電気分解プロセスは、水銀、隔膜または膜電気分解プロセスであることが可能である。
塩素化剤はまた、少なくとも部分的に、クロロフルオロ炭化水素(HCFC)の製造方法および/またはヒドロフルオロカーボン(HFC)の製造方法などの、有機化合物での塩素/フッ素交換法に由来することが可能である。この塩素化剤は、ガス形態または水溶液の形態であることが可能である。H(C)FCの製造方法の説明は、参考資料「ウルマン工業化学百科事典(Ullmann’s Encyclopedia of Industrial Chemistry)」、第5完全改訂版、第A11巻:繊維、5.、合成無機〜ホルムアルデヒド、1988年、第354〜360ページに見出すことが可能である。これらの方法のうち、HFC−134a、HFC−152a、CFC−11、CFC−12、HFC−32、HCFC−142b、HCFC−141bおよびHFC−143aの製造方法が好ましい。これらの方法からもたらされる塩化水素は、一般に、塩化水素中に、200mg/kg以下、好ましくは50mg/kg以下およびきわめて好ましくは10mg/kg以下のフッ化水素の含有量を示す。いずれかの1つの理論的な説明に拘束されることは望まないが、出発材料として用いられる塩化水素中の過剰に高含有量のフッ化水素は、例えばエナメル鋼のエナメルなどの、グリセロールからのジクロロプロパノールの製造用の器具に一般に用いられている材料の急速な腐食をもたらすであろうと考えられている。
本発明はまた、グリセロールからのジクロロプロパノールの製造方法に関し、これによれば、上述の粗グリセロールベース生成物の精製方法により得られるグリセロールは、クロロシランの分解によるシリカの製造方法および/または塩素および水素から開始される直接的な合成による塩化水素の製造方法および/または有機化合物での塩素/フッ素交換法において少なくとも部分的に得られた塩化水素を含む塩素化剤との反応に供される。
本発明はまた、ジクロロプロパノールの製造方法に関し、これによれば、グリセロールは、クロロシランの分解によるシリカの製造方法および/または塩素および水素から開始される直接的な合成による塩化水素の製造方法および/または有機化合物での塩素/フッ素交換法において少なくとも部分的に得られた塩化水素を含む塩素化剤との反応に供される。
本発明はまた、塩化水素と、塩化水素1kg当たり200mg/kg以下のフッ化水素を含む塩素化剤に関する。
この塩素化剤は、クロロフルオロ炭化水素(HCFC)の製造方法および/またはヒドロフルオロカーボン(HFC)の製造方法などの有機化合物での塩素/フッ素交換法において得ることが可能である。
本発明によるジクロロプロパノールを調製する方法において、グリセロールと塩素化剤と反応は、内容が本明細書において参照により援用されるソルベイ社(SOLVAY SA)の国際公開第2005/054167号パンフレットであって、特に第6ページ、第3〜23行の一節において記載のとおり、反応器において実施され得る。
本発明によるジクロロプロパノールを調製する方法において、グリセロールと塩素化剤との反応は、内容が本明細書において参照により援用されるソルベイ社(SOLVAY SA)の国際公開第2006/100317号パンフレットであって、特に第2ページ、第29行〜第3ページ、第7行の一節、ならびに第23ページ、第22行〜第27ページ、第25行の一節に記載のとおり、塩素化剤に耐性の材料製のまたはこれにより被覆されている装置中に実施され得る。
本発明によるジクロロプロパノールを調製する方法において、グリセロールと塩素化剤との反応は、内容が本明細書において参照により援用されるソルベイ社(SOLVAY SA)の国際公開第2006/106154号パンフレットであって、特に第14ページ、第15行〜第17ページ、第10行の一節に記載のとおり、反応媒体中に実施され得る。
本発明によるジクロロプロパノールを調製する方法において、グリセロールと塩素化剤との反応は、内容が本明細書において参照により援用されるソルベイ社(SOLVAY SA)の国際公開第2005/054167号パンフレットであって、特に第6ページ、第24行〜第7ページ、第35行の一節に記載のとおり触媒の存在下に実施され得る。
特にアジピン酸およびアジピン酸の誘導体といった、200℃以上の大気下沸点を有するカルボン酸ベースの触媒またはカルボン酸誘導体ベースの触媒について特に注記される。
本発明によるジクロロプロパノールを調製する方法において、グリセロールと塩素化剤との反応は、内容が本明細書において参照により援用されるソルベイ社(SOLVAY SA)の国際公開第2005/054167号パンフレットであって、特に第8ページ、第1行〜第10ページ、第10行の一節に記載のとおりの触媒濃度、温度および圧力および滞留時間で実施され得る。
少なくとも20℃および160℃以下の温度、少なくとも0.3barおよび100bar以下の圧力および少なくとも1時間および50時間以下の滞留時間について特に注記される。
本発明によるジクロロプロパノールの製造方法において、グリセロールと塩素化剤との反応は、内容が本明細書において参照により援用されるソルベイ社(SOLVAY SA)の国際公開第2007/054505号パンフレットであって、特に第1ページ、第24〜31行、および第2ページ、第24行〜第6ページ、第18行の一節に記載のとおり実施され得る。グリセロールは、好ましくは、液体媒体中に蒸気相と平衡状態にある塩酸を含む塩素化剤と反応され、ここで、蒸気相の組成を示す画分の凝結が防止されている。この方法において、液体媒体は容器中にあると共に蒸気相と平衡状態にあり、この容器中の液体媒体のレベルより上の容器の内壁の少なくとも一部が、120℃未満の温度または蒸気相の露点より少なくとも1℃高い温度で維持され、ならびに/または液体で浸透される。
塩素化反応は、溶剤の存在下に実施されることが可能である。
本発明によるジクロロプロパノールを調製する方法において、グリセロールと塩素化剤との反応は、内容が本明細書において参照により援用されるソルベイ社(SOLVAY SA)の国際公開第2005/054167号パンフレットであって、特に第11ページ、第12〜36行の一節に記載のとおり溶剤の存在下に実施され得る。
本発明によるジクロロプロパノールを調製する方法において、グリセロールと塩素化剤との反応は、内容が本明細書において参照により援用されるソルベイ社(SOLVAY SA)の国際公開第2006/100316号パンフレットであって、特に第2ページ、第18〜20行、および第15ページ、第32行〜第17ページ、第33行の一節に記載のとおり、グリセロール以外の重化合物を含む液体相の存在下に実施され得る。
塩素化反応は、好ましくは、内容が本明細書において参照により援用されるソルベイ社(SOLVAY SA)の国際公開第2006/100319号パンフレットであって、特に第2ページ、第3〜8行、および第17ページ、第12行〜第19ページ、第9行の一節に記載のとおり液体反応媒体中に実施される。
本発明による方法において、反応混合物からのジクロロプロパノールおよび他の化合物の分離は、内容が本明細書において参照により援用されるソルベイ社(SOLVAY SA)の国際公開第2005/054167号パンフレットであって、特に第12ページ、第1行〜第17ページ、第20行の一節に記載の方法に準拠して実施され得る。
塩素化剤の損失を最低限に抑える条件下での水/ジクロロプロパノール/塩素化剤混合物の共沸蒸留による分離、これに続く傾瀉によるジクロロプロパノールの単離について特に注記される。
本発明によるジクロロプロパノールを調製する方法において、グリセロールの塩素化からの反応混合物からの、ジクロロプロパノールおよび他の化合物の単離は、内容が本明細書において参照により援用されるソルベイ社(SOLVAY SA)の国際公開第2006/100312号パンフレットであって、特に第2ページ、第3〜10行、第20ページ、第28行〜第25ページ、第2行、および第25ページ、第21行〜第28ページ、第20行の一節に記載の種類の方法に準拠して実施され得る。
本発明によるジクロロプロパノールを調製する方法において、グリセロールの塩素化からの反応混合物からのジクロロプロパノールおよび他の化合物の分離は、内容が本明細書において参照により援用されるソルベイ社(SOLVAY SA)の国際公開第2006/100313号パンフレットであって、特に第2ページ、第1〜13行、および第21ページ、第13行〜第25ページ、第25行の一節に記載のとおりの方法に準拠して実施され得る。
本発明によるジクロロプロパノールを調製する方法において、グリセロールの塩素化からの反応混合物からのジクロロプロパノールおよび他の化合物の分離は、内容が本明細書において参照により援用されるソルベイ社(SOLVAY SA)の国際公開第2006/100314号パンフレットであって、特に第2ページ、第6〜31行、および第18ページ、第33行〜第22ページ、第29行の一節に記載のとおりの方法に準拠して実施され得る。
本発明によるジクロロプロパノールを調製する方法において、グリセロールの塩素化からの反応混合物からのジクロロプロパノールおよび他の化合物の分離は、内容が本明細書において参照により援用されるソルベイ社(SOLVAY SA)の国際公開第2006/100320号パンフレットであって、特に第1ページ、第30行〜第2ページ、第12行の一節、ならびに第6ページ、第25行〜第10ページ、第28行の一節に記載のとおりの方法に準拠して実施され得る。
本発明によるジクロロプロパノールを調製する方法において、グリセロールの塩素化からの反応混合物の他の化合物の単離および処理は、内容が本明細書において参照により援用されるソルベイ社(SOLVAY SA)の国際公開第2006/100315号パンフレットであって、特に第2ページ、第3〜13行、および第23ページ、第3行〜第24ページ、第13行の一節に記載のとおりの方法に準拠して実施され得る。好ましい処理は、反応の副生成物の画分を高温酸化に供する工程を含む。
本発明によるジクロロプロパノールを調製する方法において、ジクロロプロパノールは、一般に、内容が本明細書において参照により援用されるソルベイ社(SOLVAY SA)の国際公開第2006/100319号パンフレットであって、特に第23ページ、第34行〜第24ページ、第25行の一節に記載のとおり、1,3−ジクロロプロパン−2−オールおよび2,3−ジクロロプロパン−1−オールの異性体を含む化合物の混合物の形態で得られる。
本発明によるジクロロプロパノールを調製する方法において、ジクロロプロパノールは、内容が本明細書において参照により援用されるソルベイ社(SOLVAY SA)の国際公開第2006/100311号パンフレットであって、特に第2ページ、第22〜25行、第22ページ、第8行〜第23ページ、第35行の一節に記載のとおり、特にクロロアセトンといったハロゲン化ケトンを増加した量で含み得る。
形成されたジクロロプロパノールは、例えば蒸留、ストリッピング、抽出または吸着といったいずれかの分離処理により反応媒体の他の構成成分から分離されることが可能である。この処理の後、反応媒体の他の構成成分は、脂肪酸塩が分離されることが可能である、例えばろ過などの追加の分離処理に供されることが可能である。
分離処理が蒸留である場合であって、本発明による粗グリセロールベース生成物がジクロロプロパノールの製造に用いられる場合、分離されたジクロロプロパノールは、クロロアルコキシプロパノールまたはジアルコキシプロパノールの種々の異性体によって汚染されている可能性がある。クロロアルコキシプロパノールまたはジアルコキシプロパノール異性体は、好ましくは、そのアルコキシ基がメトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ペントキシ、ヘキソキシ、ヘプトキシおよびオクトキシ基から選択され、好ましくはメトキシ、エトキシ、プロポキシおよびブトキシ基から選択され、より好ましくはメトキシおよびエトキシ基から選択されるものである。アルコキシ基は、特にきわめて好ましくはメトキシ基である。プロポキシ基は、n−プロポキシ、イソプロポキシ基およびこれらの混合物から選択され、ならびに好ましくはイソプロポキシ基である。ブトキシ基は、1−ブトキシ、2−ブトキシ、イソブトキシ、t−ブトキシ基、およびこれらの少なくとも2種の混合物から選択され、ならびに好ましくはイソブトキシまたはt−ブトキシ基である。本発明による粗グリセロールベース生成物の処理は、これらの異性体によるジクロロプロパノールの汚染を低減するという利点を示す。
最後に、本発明は、グリセロールアルキルエーテルの含有量が低減されて精製グリセロールベース生成物が得られ、これが塩素化剤と反応され、その後ジクロロプロパノールの脱塩化水素処理プロセスが続くよう、粗グリセロールベース生成物が、任意により減圧下で、蒸発濃縮、蒸発結晶化、蒸留、分留、ストリッピングまたは液体−液体抽出の少なくとも1種の処理に供される、グリセロールから開始されるジクロロプロパノールの製造方法を含むエピクロロヒドリンの製造方法に関する。
ジクロロプロパノールがクロロアルコキシプロパノールの種々の異性体により汚染されている場合、エピクロロヒドリンは、アルキルグリシジルエーテルにより汚染されている可能性がある。アルキルグリシジルエーテルは、好ましくは、アルキル基が、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチルおよびオクチル基から選択され、好ましくはメチル、エチル、プロピルおよびブチル基から選択され、より好ましくはメチルおよびエチル基から選択されるものである。アルキル基は、特にきわめて好ましくはメチル基である。プロピル基は、n−プロピル、イソプロピル基およびこれらの混合物から選択され、ならびに好ましくはイソプロピル基である。ブチル基は、1−ブチル、2−ブチル、イソブチル、t−ブチル基、およびこれらの少なくとも2種の混合物から選択され、ならびに好ましくはイソブチルまたはt−ブチル基である。この汚染は、本発明による精製グリセロールベース生成物から製造されたジクロロプロパノールを用いることにより低減することが可能である。これらのアルキルグリシジルエーテルは、エピクロロヒドリンときわめて近似する沸点を示し、このため、きわめて分離しにくい。
本発明によるエピクロロヒドリンを調製する方法において、ジクロロプロパノールは、内容が本明細書において参照により援用される国際公開第2005/054167号パンフレットであって、特に第19ページ、第12行〜第22ページ、第30行の一節、ならびに、内容が本明細書において参照により援用されるソルベイ社(SOLVAY SA)の国際公開第2006/100311号パンフレットであって、特に第2ページ、第22〜25行、および第22ページ、第27行〜第23ページ、第32行の一節に記載のとおり脱塩化水素処理反応に供され得る。
ジクロロプロパノールの脱塩化水素処理はまた、内容が本明細書において参照により援用されるソルベイ社(SOLVAY SA)の国際公開第2006/100318号パンフレットであって、特に第2ページ、第23〜28行、および第24ページ、第17行〜第32ページ、第3行の一節に記載のとおり実施され得る。
本発明によるジクロロプロパノールを調製するための方法は、内容が本明細書において参照により援用されるソルベイ社(SOLVAY SA)の国際公開第2006/106155号パンフレットであって、特に第2ページ、第26行〜第31ページ、および第21ページ、第18行〜第23ページ、第6行の一節に記載のとおり、エピクロロヒドリンの調製のための全体的な計画内に統合され得る。
最後に、本発明は、エピクロロヒドリンが少なくとも2つの活性水素原子を含有する化合物との反応に供される、精製グリセロールベース生成物の塩素化によって得られる、ジクロロプロパノールの脱塩化水素処理によるエピクロロヒドリンの製造方法を含む、エポキシ樹脂の製造方法に関する。これらの化合物としては、ポリフェノール化合物、モノ−およびジアミン、アミノフェノール、複素環式イミドおよびアミド、脂肪族ジオールおよびポリオール、および二量体脂肪酸が挙げられる。
以下の実施例は、本発明を、限定することなく例示することを意図する。
実施例1
不均質触媒の存在下で、グリセロールのエーテルが形成されこれがグリセロールから分離されないような条件下で操作される、メタノールによる菜種油のエステル交換プロセスによるバイオディーゼルの製造からもたらされる粗グリセロールが得られた。このような条件は、例えば、酸性の不均質触媒の使用、例えばカルボン酸といった酸性化合物のナタネ油中における存在、高いエステル交換温度、ならびにメタノール/大豆油混合物の触媒上での長い滞留時間である。この粗グリセロールを減圧下で蒸留した。操作は、熱電対を有するポケット、磁気攪拌バー、熱電対を有するポケットを備える蒸留ヘッド、0℃に冷却された側部還流凝縮器、ならびに蒸発物を回収するための丸底フラスコを備えた丸底フラスコから構成される配置で実施した。丸底フラスコ中に回収されなかった化合物を、−78℃に冷却したトラップ中に凝縮させた。水およびメタノールを、先ず、9torrの減圧下に周囲温度で蒸留した。グリセロールメチルエーテルが富化された画分を、その後、3torrの定圧で、159〜160℃の混合物の沸点および151〜155℃の計測蒸気温度で回収した。3つの留出液画分を回収した。粗グリセロール(粗グリセロールベース生成物)の種々の化合物の含有量、回収された画分の種々の化合物の含有量、トラップの種々の化合物の含有量および蒸留残渣(精製グリセロールベース生成物)の種々の化合物の含有量が、以下の表1に記載されている。
Figure 0005623739
実施例2
不均質触媒の存在下で、グリセロールのエーテルが形成されこれがグリセロールから分離されないような条件下で操作される、メタノールによる菜種油のエステル交換プロセスによるバイオディーゼルの製造からもたらされる粗グリセロールが得られた。このような条件は、例えば、酸性の不均質触媒の使用、例えばカルボン酸といった酸性化合物のナタネ油中における存在、高いエステル交換温度、ならびにメタノール/大豆油混合物の触媒上での長い滞留時間である。この粗グリセロールを、減圧下に水蒸気で処理した。操作は、熱電対を有するポケット、磁気攪拌バー、水蒸気の注入のためのディップパイプ、熱電対を有するポケットを備える蒸留ヘッド、0℃に冷却された側部還流凝縮器、ならびに蒸発物を回収するための丸底フラスコを備えた丸底フラスコから構成される配置で実施した。丸底フラスコ中に回収されなかった化合物を、−78℃に冷却したトラップ中に凝縮させた。140℃(33.19g)の水蒸気を63分間注入した。凝集物を、127〜139℃の混合物の沸点および91〜97℃の計測蒸気温度で、26torrの定圧下に回収した。粗グリセロール(粗グリセロールベース生成物)およびストリッピング残渣(精製グリセロールベース生成物)の種々の化合物の含有量が、以下の表2に記載されている。
Figure 0005623739

Claims (10)

  1. 生成物の少なくとも500g/kgのグリセロール、及び生成物の0.001からg/kgの量のグリセロールアルキルエーテルを含むグリセロールベース生成物を、塩素化剤と反応させる、ジクロロプロパノールの製造方法。
  2. 前記グリセロールアルキルエーテルが、グリセロールモノ−、ジ−、及び/又はトリ−アルキルエーテルであり、そのアルキル基がメチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、へプチル、及びオクチル基から独立に選択される、請求項に記載の方法。
  3. 前記グリセロールアルキルエーテルがグリセロールモノメチル及び/又はモノエチルエーテルである、請求項に記載の方法。
  4. 前記グリセロールアルキルエーテルがグリセロールモノメチルエーテルである、請求項に記載の方法。
  5. 前記グリセロールベース生成物が、以下の特徴:
    − グリセロールアルキルエーテルがメチルエーテルである場合、
    ・前記グリセロールベース生成物が、メタノールを、生成物の0.1〜20g/kgの量で含む;
    ・前記グリセロールベース生成物が、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、オクタノール、エチレングリコールおよびプロピレングリコールを、生成物の0.01〜2g/kgの総量で含む;
    − グリセロールアルキルエーテルがエチルエーテルである場合、
    ・前記グリセロールベース生成物が、エタノールを、生成物の0.1〜20g/kgの量で含む;
    ・前記グリセロールベース生成物が、メタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、オクタノール、エチレングリコールおよびプロピレングリコールを、生成物の0.01〜2g/kgの総量で含む;
    − グリセロールアルキルエーテルがプロピルエーテルである場合、
    ・前記グリセロールベース生成物が、プロパノールを、生成物の0.1〜20g/kgの量で含む;
    ・前記グリセロールベース生成物が、メタノール、エタノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、オクタノール、エチレングリコールおよびプロピレングリコールを、生成物の0.01〜2g/kgの総量で含む
    の1つ以上を示す、請求項に記載の方法。
  6. 前記グリセロールベース生成物が、粗生成物の0.001から100g/kgの量でグリセロールアルキルエーテルを含む粗グリセロールベース生成物を、蒸発濃縮、蒸発結晶化、蒸留、分留、ストリッピングまたは液体−液体抽出の少なくとも1つの処理に供することによって得られている、請求項に記載の方法。
  7. 前記グリセロールベース生成物が、以下の特徴:
    ・グリセロールメチルエーテルを生成物のg/kg未満の量で含む;
    ・グリセロールエチルエーテルを、生成物のg/kg未満の量で含む;
    ・グリセロールプロピルエーテルを、生成物のg/kg未満の量で含む;
    ・メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、エチレングリコールおよびプロピレングリコールを、生成物の1g/kg未満の総量で含む;
    の1つ以上を示す、請求項に記載の方法。
  8. 前記グリセロールベース生成物が、グリセロールアルキルエーテルを、グリセロールベース生成物の0.5g/kg以下の量で含む、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の方法、これに続くジクロロプロパノールの脱塩化水素処理プロセスを含むエピクロロヒドリンの製造方法。
  10. 請求項に記載のエピクロロヒドリンの製造方法、これに続く、エピクロロヒドリンが少なくとも2個の活性水素原子を含有する化合物との反応に供されるプロセスを含むエポキシ樹脂の製造方法。
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