JP5614459B2 - 燃料噴射弁 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料噴射弁に関する。
近年、内燃機関に関し、CO低減及びエミッション低減のため、過給リーン、大量EGR及び予混合自着火燃焼の研究が盛んに行われている。これらの研究によると、CO低減及びエミッション低減の効果を最大限に引き出すには、より燃焼限界近傍において安定した燃焼状態を得る必要がある。また、石油燃料の枯渇化が進む中、バイオ燃料など多種の燃料でも安定して燃焼できるロバスト性が要求される。このような安定した燃焼を得るのに最も重要な点は混合気の着火ばらつきを低減することや膨張行程で燃料を燃やしきる速やかな燃焼が必要とされる。
また、内燃機関の燃料供給において、過度応答性の向上、気化潜熱による体積効率向上や低温での触媒活性化用の大幅な遅角燃焼のために燃焼室内へ燃料を直接噴射する筒内噴射方式が採用されている。ところが、筒内噴射方式を採用することにより、噴霧燃料が液滴のまま燃焼室壁に衝突して起こるオイル希釈や、液状燃料で噴射弁の噴孔周りに生成されるデポジットによる噴霧悪化により燃焼変動が助長されていた。
このような筒内噴射方式の採用により生じるオイル希釈や噴霧悪化の対策をするとともに、着火ばらつきを低減し安定した燃焼を実現するには、燃焼室内の燃料が速やかに気化するように、噴霧を微粒化することが重要となる。
燃料噴射弁から噴射される噴霧の微粒化には薄膜化した液膜のせん断力によるもの、流れの剥離で発生するキャビテーションによるもの、超音波の機械的振動で表面に付着した燃料を微粒化するものなどが知られている。特許文献1に開示されている噴霧を微粒化する燃料噴射弁では、ニードルに設けられた螺旋溝の形成された旋回流生成部により噴射する燃料へ強い旋回流を与えて旋回流の中心部の圧力を低下するとともに、旋回流の中心部へ空気を供給する。燃料の旋回流に空気が供給されることにより微細気泡が生成され、微細気泡を含んだバブル燃料が噴射される。そして、噴射後に微小気泡が破裂するエネルギーを利用して噴霧を微粒化する。
特許文献2には、噴射弁の弁体に設けた螺旋状通路により燃料に旋回成分を与え、噴霧の広がりを高めて燃料を分散させ空気との混合を促進する噴射弁が提案されている。特許文献3には、気泡発生流路と気泡保持流路との圧力差を利用して発生させた気泡を混合した燃料を噴射し、噴射後の燃料において気泡が崩壊するエネルギーにより燃料を微粒化することが記載されている。さらに、特許文献4には、螺旋状にねじられた多角体で構成されたスワール部材をノズルボディ内に組み込み、多角体とノズルボディ壁面とで形成された螺旋経路に燃料を案内することでスワールを得ることが開示されている。
国際出願番号PCT/JP2010/056372 特開平10−141183号公報 特開2006−177174号公報 特表2004−518052号公報
上記の通り、噴射する燃料に強い旋回流を与えるとともに、旋回流の中心部へ空気を供給することにより微細気泡を含むバブル燃料が形成できる。このバブル燃料では、気泡が破裂することにより燃料の噴霧の微粒化が図られる。ところで、このように生成される気泡径は、より強い旋回流を形成するほど燃料の噴霧の微粒化に効果的である。強い旋回流を形成するには燃料に付与する旋回成分を大きくする必要がある。旋回成分を大きくするには旋回成分を付与する螺旋状の通路径を大きくすることになる。ところが、燃料に旋回成分を付与する従来の技術では、螺旋状の通路をニードル弁に設けた構成(特許文献1、2)、またはニードル弁とともに移動する部材に設けた構成(特許文献4)であるため、可動部品であるニードル弁の重量が大きくなる。このため、リフト時のニードル弁の応答性の悪化、ニードル弁を駆動するための電力消費量の増加、さらには、噴射弁自体の大型化が生じていた。
そこで、本発明は、微細気泡を含む燃料の噴射により燃料の噴霧を微粒化し、安定した燃焼を実現する燃料噴射弁において、ニードルの軽量化を図ることを目的とする。
かかる課題を解決する本発明の燃料噴射弁は、先端部に噴孔が設けられたノズルボディと、前記ノズルボディ内に摺動自在に配置され、前記ノズルボディとの間に燃料導入路を形成するとともに、前記ノズルボディ内のシート部に着座するニードルと、前記シート部の上流側に形成され、前記燃料導入路から導入され前記噴孔へ供給される燃料へ前記ニードル周りに旋回する流れを付与する螺旋状の燃料通路と、前記シート部と前記噴孔との間に形成され、前記燃料通路を通過後の旋回する燃料を加速し、前記燃料の旋回中心に負圧を発生させることにより気柱を発生させる加速部と、を備え、前記燃料通路が前記ニードルの外周面よりも外側に形成されたことを特徴とする。
微細気泡を生成するのに十分な旋回流を発生させるために必要な螺旋状の燃料通路をニードルとは異なる部位に設けた構成とすることができる。このため、螺旋状の燃料通路を設けていた従来のニードルに比べ、ニードルの径を縮小し、ニードルを軽量にすることができる。これにより、ニードルの応答性の向上、ニードルの稼働に係る消費電力の抑制、及び燃料噴射弁の小型化が可能となる。
上記の燃料噴射弁は、前記ノズルボディの内側における前記燃料導入路と前記シート部との間に旋回流生成部材を備え、前記旋回流生成部材を前記ニードルが摺動可能に貫通し、前記燃料通路が前記ノズルボディの内周側面、及び/または前記旋回流生成部材の外周側面に設けられた螺旋溝により形成される構成とすることができる。
旋回流生成部材に螺旋溝を設けることにより旋回流を形成する燃料通路を形成するため、螺旋溝の加工がより容易となり生産性の向上、及びコストダウンができる。
上記の燃料噴射弁は、前記燃料通路が前記ノズルボディ内部を貫通するように形成された構成とすることができる。ノズルボディに燃料通路を形成することでも、微細気泡を生成するための旋回流を形成することができる。このようにノズルボディに燃料通路を形成するので、ニードル径を縮小してニードルを軽量にできる。
上記の燃料噴射弁は、前記燃料通路の下流側が半球面に沿って形成された構成とすることができる。半球面に沿うように燃料通路が形成されることにより、螺旋半径を徐々に縮小することができる。これにより、燃料の旋回速度をシート部近傍まで効率良く増幅することができる。さらに、ニードル開弁時から旋回流を発生することができる。
上記の燃料噴射弁は、前記燃料通路の断面積を一定とすることができる。螺旋状の燃料通路の断面積を一定とすることにより、燃料の縮流を抑制するため、流量抵抗が小さくなり低燃圧化を図るとともに、旋回流の速度を維持できる。
上記、旋回流生成部材を備える燃料噴射弁は、前記ニードルのリフト量が小さい場合、前記ニードルのみが移動し、前記ニードルのリフト量が大きい場合、前記ニードルとともに前記旋回流生成部材が移動する移動機構を備えることができる。ニードルの移動とともに旋回流生成部材が移動すると、流量抵抗による燃料の圧損が低下できる。したがって、この構成によると、ニードルのリフト量が小さい場合、すなわち燃料の噴射量が少ない場合、旋回流の増幅を図り、ニードルのリフト量が大きい場合、すなわち燃料の噴射量が多い場合、圧損を低減し燃料流量を確保することができる。
前記移動機構は、前記ニードルに設けられた鍔部と、前記旋回流生成部材の内周側面に形成され、前記鍔部が摺動自在に移動する凹部と、前記凹部の先端面と前記鍔部の先端面との間に設けられ、前記旋回流生成部材を前記ニードルに対して先端側へ押付ける弾性部材と、を備え、前記ニードルのリフト時に、前記凹部の基端面と前記鍔部の基端面とが当接すると、前記ニードルとともに前記旋回流生成部材が移動する構成とすることができる。この構成によると、特別な制御をすることなく、ニードルのリフト量に応じて旋回流生成部材のリフト量を定めることができる。すなわち、燃料の噴射量に応じて、旋回流の強度及び燃料流量を調整することができる。
本発明の燃料噴射装置は、微細気泡を生成する旋回流を発生させる螺旋状の燃料通路をニードルの側面よりもニードル軸から離間して形成することにより、燃料通路をニードルとは異なる部位に設けた構成とすることができる。これにより、螺旋状の燃料通路を設けていた従来のニードルに比べ、ニードルの径を縮小し、ニードルを軽量にすることができる。この結果、ニードルの応答性の向上、ニードルの稼働に係る消費電力の抑制、及び燃料噴射弁の小型化が可能となる。
燃料噴射弁を搭載したエンジンシステムの一構成例を示した図である。 燃料噴射弁の概略構成を断面にして示した図である。 燃料噴射弁の先端部分を拡大した図である。 燃料噴射弁の噴孔付近を拡大して示した図である。 実施例2における燃料噴射弁の旋回流生成部材近傍を断面にして示した図である。 旋回流生成部材の外観を示した図である。 ニードルのみがリフトした状態の実施例3における燃料噴射弁の図である。 ニードルとともに旋回流生成部材とがリフトした状態の実施例3における燃料噴射弁の図である。 気泡径、及び燃料圧との関係を示した図である。 螺旋溝をノズルボディの内周側面に設けた燃料噴射弁の図である。 螺旋溝を旋回流生成部材の外周側面及びノズルボディの内周側面に設けた燃料噴射弁の図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面と共に詳細に説明する。
本発明の実施例1について図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の燃料噴射弁30を搭載したエンジンシステム1の一構成例を示した図である。なお、図1にはエンジン100の一部の構成のみが示されている。
図1に示すエンジンシステム1は、動力源であるエンジン100を備えており、エンジン100の運転動作を総括的に制御するエンジンECU(Electronic Control Unit)10を備えている。エンジンシステム1は、エンジン100の燃焼室11内へ燃料を噴射する燃料噴射弁30を備えている。エンジンECU10は、制御部の機能を備える。エンジンECU10は、演算処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、プログラム等を記憶するROM(Read Only Memory)と、データ等を記憶するRAM(Random Access Memory)やNVRAM(Non Volatile RAM)と、を備えるコンピュータである。
エンジン100は、車両に搭載されるエンジンであって、燃焼室11を構成するピストン12を備えている。ピストン12は、エンジン100のシリンダに摺動自在に嵌合されている。そして、ピストン12は、コネクティングロッドを介して出力軸部材であるクランクシャフトに連結されている。
吸気ポート13から燃焼室11内へ流入した吸入空気は、ピストン12の上昇運動により燃焼室11内で圧縮される。エンジンECU10は、クランク角センサからのピストン12の位置、および吸気カム角センサからのカム軸回転位相の情報に基づき、燃料噴射タイミングを決定し燃料噴射弁30に信号を送る。燃料噴射弁30は、エンジンECU10の信号に従って、指示された噴射タイミングで燃料を噴射する。燃料噴射弁30より噴射された燃料は、霧化して圧縮された吸入空気と混合される。そして、吸入空気と混合された燃料は、点火プラグ18によって点火されることで燃焼し、燃焼室11内を膨張させてピストン12を下降させる。この下降運動がコネクティングロッドを介してクランクシャフトの軸回転に変更されることにより、エンジン100は動力を得る。
燃焼室11には、それぞれ燃焼室11と連通する吸気ポート13と、吸気ポート13に連結し、吸入空気を吸気ポート13から燃焼室11へと導く吸気通路14とが接続されている。更に、各気筒の燃焼室11には、それぞれ燃焼室11と連通する排気ポート15と、燃焼室で発生した排気ガスをエンジン100の外部へと導く排気通路16が接続されている。吸気通路14には、サージタンク22が配置されている。
吸気通路14には、エアフロメータ、スロットルバルブ17およびスロットルポジションセンサが設置されている。エアフロメータおよびスロットルポジションセンサは、それぞれ吸気通路14を通過する吸入空気量、スロットルバルブ17の開度を検出し、検出結果をエンジンECU10に送信する。エンジンECU10は、送信された検出結果に基づいて吸気ポート13および燃焼室11へ導入される吸入空気量を認識し、スロットルバルブ17の開度を調整することで吸入空気量を調節する。
排気通路16には、ターボチャージャ19が設置されている。ターボチャージャ19は、排気通路16を流通する排気ガスの運動エネルギーを利用してタービンを回転させ、エアクリーナーを通過した吸入空気を圧縮してインタークーラーへと送り込む。圧縮された吸入空気は、インタークーラーで冷却された後に一旦サージタンク22に貯留され、その後、吸気通路14へと導入される。この場合、エンジン100は、ターボチャージャ19を備える過給機付エンジンに限られず、自然吸気(Natural Aspiration)エンジンであってもよい。
ピストン12は、その頂面にキャビティを有する。キャビティは、燃料噴射弁30の方向から点火プラグ18の方向へと連続するなだらかな曲面によってその壁面が形成されており、燃料噴射弁30から噴射された燃料を壁面形状に沿って点火プラグ18近傍へと導く。この場合、ピストン12は、その頂面の中央部分に円環状にキャビティが形成されるリエントラント型燃焼室等、エンジン100の仕様に応じて任意の位置・形状でキャビティを形成することができる。
燃料噴射弁30は、吸気ポート13下部の燃焼室11に装着されている。燃料噴射弁30は、エンジンECU10の指示に基づいて、燃料ポンプから燃料流路を通じて高圧供給された燃料をノズルボディ31先端部に設けられた噴孔33より燃焼室11内へ直接噴射する。噴射された燃料は、燃焼室11内で霧化し吸入空気と混合されつつキャビティの形状に沿って点火プラグ18近傍へと導かれる。燃料噴射弁30のリーク燃料は、リリーフ弁からリリーフ配管を通じて燃料タンクへと戻される。
この燃料噴射弁30は、吸気ポート13下部に限られず燃焼室11の任意の位置に設置することができる。例えば、燃焼室11の中央上側から噴射するように配置することもできる。
なお、エンジン100は、ガソリンを燃料とするガソリンエンジン、軽油を燃料とするディーゼルエンジン、ガソリンとアルコールとを任意の割合で混合した燃料を使用するフレキシブルフューエルエンジンのいずれでもよい。また、エンジンシステム1は、エンジン100と複数の電動モータとを組み合わせたハイブリッドシステムであってもよい。
次に、本発明の一実施例である燃料噴射弁30の内部構成について詳細に説明する。図2は燃料噴射弁30の概略構成を断面にして示した説明図である。図3は図2の燃料噴射弁30の先端部分を拡大した説明図である。燃料噴射弁30は、ノズルボディ31、ニードル32、駆動機構40を備えている。以下の説明において、先端側とは閉弁するときのニードル32の移動方向、すなわち図面中の下側を示し、基端側とは開弁するときのニードル32の移動方向、すなわち図面中の上側を示す。
ノズルボディ31の先端部には噴孔33が設けられている。噴孔33はノズルボディ31の先端においてノズルボディ31の軸に沿う方向に形成されている。ノズルボディ31の内部には、ニードル32を案内するニードルガイド34が形成されている。さらに、ノズルボディ31の噴孔33とニードルガイド34との間にシート部35が設けられている。ニードル32は、ノズルボディ31内に摺動自在に配置され、ノズルボディ31との間に燃料導入路36を形成するとともに、ノズルボディ31内のシート部35に着座する。
燃料導入路36の先端側には燃料を蓄える調整室37が形成されている。この調整室37は、ニードルガイド34の基端側に位置する。調整室37内の燃料は、燃料導入路36から導入される。
また、ノズルボディ31には調整室37とシート部35の先端側とを連通するように燃料通路38が形成されている。燃料通路38はニードル32の外周面321よりも外側に形成されている。特に、燃料通路38はニードル32の軸を中心に螺旋を描くように形成された通路である。さらに、燃料通路38は、ニードル32の外周面321よりもニードル32の軸から離間した位置に形成されている。言い換えると、この燃料通路38は燃料噴射弁30の中心側に位置するニードル32に設けられているのではなく、燃料噴射弁30の外周側に位置するノズルボディ31に設けられている。さらに、この燃料通路38は、シート部35の上流側(基端側)に形成され、燃料導入路36から導入され噴孔33へ供給される燃料へニードル32の周りに旋回する流れを付与する。
また、この燃料通路38の下流側は半球面hsに沿って形成されている。燃料通路38の燃料の流れる下流側、すなわち、シート部35側は半球面に沿って形成されることにより、燃料通路38の螺旋半径が徐々に縮小する。このように螺旋半径が徐々に縮小するため、シート部35側の開口を通過するまで、燃料の旋回する方向の流れが効率よく形成される。
また、ノズルボディ31の内部において、シート部35と噴孔33との間に加速部39が形成されている。加速部39は、燃料通路38を通過後の旋回する燃料を加速する。加速部39が位置するシート部35と噴孔33との間のノズルボディ31の内径は、シート部35から噴孔33へ向けて連続的に縮小されているため、燃料の通る流路が絞られる。このため、加速部39を通る燃料が加速する。
駆動機構40はニードル32の摺動動作を制御する。駆動機構40は、圧電素子、電磁石などを用いたアクチュエータやニードル32へ適切な圧力を付与する弾性部材など、ニードル32が動作するのに適する部品を備えた従来から知られる機構である。
ところで、燃料噴射弁30においてニードル32がシート部35に着座している場合、燃料の噴射が停止している。この状態からニードル32が基端側に移動し、シート部35から離間すると、調整室37と噴孔33とが連通して燃料が噴射される。このとき、調整室37の燃料が燃料通路38を通り、加速部39へ供給される。この燃料通路38を通る燃料は螺旋状に形成された通路を通過するため、螺旋に沿うように旋回する流れが生み出される。さらに、この旋回成分を持った燃料の流れは、流路が絞られた加速部39において加速する。
次に、加速部39内における現象について図4を参照しつつ説明する。図4は燃料噴射弁30の噴孔33付近を拡大して示した説明図である。加速部39内で旋回流が加速すると、噴孔33、及び加速部39内に強い旋回流fsが形成され、強い旋回流fsが旋回する中心に負圧が発生する。負圧が発生するとノズルボディ31の外部の空気がノズルボディ31内に吸引され、噴孔33、及び加速部39内に気柱pが発生する。こうして発生した気柱pの界面から気泡が生成する。生成した気泡は気柱の周囲を流れる燃料に混入し、気泡混入流fとして外周側を流れる燃料流fとともに噴射される。
このとき燃料流f及び気泡混入流fは、旋回流の遠心力により、中心から拡散するコーン状の噴霧sが形成される。従って、噴孔33から離れるほど噴霧sの径が大きくなるため、噴霧液膜が引き伸ばされて薄くなり、やがて液膜として維持できなくなり分裂する。この後、分裂後の噴霧は微細気泡の自己加圧効果によって径が小さくなり崩壊に至り超微細化噴霧となる。このように、燃料噴射弁30により噴射された燃料の噴霧が微粒化されるため、燃焼室内における速やかな火炎伝播が実現され、安定した燃焼が行われる。
上記の通り、本実施例の燃料噴射弁30は、ニードル32の側面よりもニードル32の軸から離間して形成された螺旋状の燃料通路38を備えることにより、燃料の流れに強力な旋回成分を付与する。これにより、ニードル32を大型化することなく、燃料の噴霧を微粒化し、安定した燃焼を実現する。
このように、ニードル32の重量増加が抑えられることにより以下の利点がある。すなわち、ニードルが重い場合、ニードルの動作について応答性が悪いが、本実施例のようにニードル32が軽量であるならば応答性が良い。特に、燃料を間欠的に噴射する場合、過度応答性が大幅に向上する。さらに、応答性が良いと噴射開始時においてニードル32がリフトし始めた時点でも速やかに旋回流を発生できるため、噴射開始から気泡を含む噴霧を生成し、燃料の微粒化ができる。特に、燃料通路38の下流側を半球面に沿って形成したことにより、ニードル開弁直後から旋回流が発生することにより、噴射開始直後から微細気泡を含む噴霧を噴射することができる。
また、ニードル32の径を拡大しないため、ニードル32とニードルガイド34との間のクリアランスを小さくできる。クリアランスが小さければ、燃料の流入が抑制されるため、螺旋状の燃料通路38へ導入する燃料へ付与する圧力を小さくすることができる。これにより、燃料の圧損が減少し、燃料ポンプの駆動損失が低減されてコストダウンできる。
また、ニードル32が軽量なため、ニードル32を駆動するために必要な電力消費量を抑制できる。また、燃料噴射弁自体の大型化が抑えられるので、小型エンジンへの搭載ができる。
なお、ノズルボディ31内に螺旋状の燃料通路38を形成するには、コイル状螺旋部材を調整室37と噴孔33で支え、ロストワックス法で鋳造しコイル状螺旋部材が消失することにより、空洞部分として燃料通路38を形成することができる。
次に、本発明の実施例2について説明する。実施例2の燃料噴射弁50の構成は、概ね実施例1の燃料噴射弁30の構成と同様である。ただし、燃料噴射弁50は、ノズルボディ51の内部に旋回流生成部材60を備えている点で実施例1の燃料噴射弁30と異なる。以下の燃料噴射弁50の説明において、実施例1の燃料噴射弁30と同一の構成要素については、同一の番号を用いて説明する。
図5は燃料噴射弁50の旋回流生成部材60近傍の概略構成を断面にして示した説明図である。また、図6は旋回流生成部材60の外観を示した説明図である。燃料噴射弁50のノズルボディ51の先端には実施例1の燃料噴射弁30と同様の噴孔33、シート部35、加速部39が形成されている。また、燃料導入路36は、ニードル32とノズルボディ51との間に形成されており、燃料導入路36の先端側には燃料を蓄える調整室37が形成されている。ノズルボディ51の内部は、ニードルガイド34が形成されていない代わりに、円筒状に形成された旋回流生成部材60を内部に収納するように形成されている。旋回流生成部材60は、ノズルボディ51の内側における燃料導入路36とシート部35との間に組み付けられる。ニードル32は、ノズルボディ51内に摺動自在に配置され、ノズルボディ51内のシート部35に着座する。さらに、旋回流生成部材60は、その内周側面61をニードル32が摺動可能に貫通する。すなわち、旋回流生成部材60の内周側面61はニードル32を案内するニードルガイドとして機能する。
さらに、旋回流生成部材60の外周側面62には、螺旋溝63が設けられている。旋回流生成部材60は、ノズルボディ51の内部に組み込み圧入固定される。これにより、旋回流生成部材60の螺旋溝63とノズルボディ51の内周側面54とにより、螺旋状の燃料通路58が形成される。このように、ノズルボディ51とは別体の旋回流生成部材60を組み込むことによっても、燃料噴射弁50にニードル32の側面よりもニードル32の軸から離間して形成された螺旋状の燃料通路58を備えることができる。
また、旋回流生成部材60の外周面は、ニードル32の軸上に中心を持つ半球の法線上に加工され、螺旋溝63は一定の深さで形成されている。従って、螺旋状の燃料通路58の断面積は通路のいずれの位置においても一定であり、燃料の縮流を抑制する。このため、燃料通路58内の流量抵抗が小さくなり、燃圧の低下が抑制される。
また、この旋回流生成部材60の螺旋溝63の下流側は半球面hsに沿って形成されている。このため、燃料通路58の燃料の流れる下流側は半球面に沿って形成されることにより、燃料通路58の螺旋半径が徐々に縮小する。このように螺旋半径が徐々に縮小するため、シート部35側の出口を通過するまで燃料の旋回する方向の流れが効率よく形成される。
燃料噴射弁50は、ニードル32の外周面よりも外側に形成された螺旋状の燃料通路58を備えることにより、燃料の流れに強力な旋回成分を付与する。従って、ニードル32を大型化することなく、実施例1の燃料噴射弁30と同様に燃料の噴霧を微粒化し、安定した燃焼を実現する。これにより、ニードル32の重量増加が抑えられ、上記燃料噴射弁30と同様のニードル32の応答性の向上、噴射開始早期からの燃料の微粒化、燃料ポンプの駆動損失低減によるコストダウン、ニードル32の駆動に必要な電力消費量の抑制、及び、燃料噴射弁自体の大型化抑制による小型エンジンへの搭載の利点がある。
さらに、燃料噴射弁50では、ノズルボディ51とは別の構造物である旋回流生成部材60とを組み合わせて螺旋状の燃料通路58を備える。これにより、螺旋溝63の加工が容易となるので生産性を向上できる。また、旋回流生成部材60の外周に形成するため、螺旋溝63の面粗度を向上できる。このため、流量抵抗が小さくなり、燃圧を低下することができる。このように別の構造物から構成することにより、部品点数が増えるものの材料の選択自由度が高まる。さらに生産性が向上できるのでコストを低下できる。
次に、本発明の実施例3について説明する。図7、図8は実施例3の燃料噴射弁70の先端部を断面に示した説明図である。図7はニードル32のみがリフトした状態を示し、図8はニードル32とともに旋回流生成部材60がリフトした状態を示している。実施例3の燃料噴射弁70の構成は、概ね実施例2の燃料噴射弁50の構成と同様である。ただし、燃料噴射弁70は、移動機構80を備えている点で実施例2の燃料噴射弁50と異なる。また、実施例2の旋回流生成部材60は、ニードル32とともにリフトすることはないが、本実施例の旋回流生成部材60は、ニードル32とともにリフトすることがある。以下の燃料噴射弁70の説明において、燃料噴射弁50と同一の構成要素については、同一の番号を用いて説明する。
移動機構80は、ニードル32に設けられた鍔部81と、旋回流生成部材60の内周側面61に形成され、鍔部81が摺動自在に移動する凹部82と、ニードル32に対して旋回流生成部材60を先端側へ押付けるスプリング(弾性部材)83と、を備えている。スプリング83は、凹部82の先端面821と鍔部81の先端面811との間に設けられている。さらに、旋回流生成部材60の外周側面62はノズルボディ51の内周側面54に対し、摺動可能となっている。なお、その他の構成は実施例2の燃料噴射弁50と同様であり、同一の構成要素について説明は省略する。
次に、ニードル32のリフト量と移動機構80の動作との関係を説明する。燃料噴射弁70は燃料の噴射量をニードル32のリフト量により調整する。従って、噴射量が少ない場合ニードル32のリフト量が小さく、噴射量が多い場合ニードル32のリフト量が大きくなる。燃料噴射弁70は、燃料の噴射量が少ない場合、すなわち、ニードル32のリフト量が小さい場合、図7に示すように、ニードル32がリフトしても鍔部81の基端面812が凹部82の基端面822に到達しない。このため、ニードル32のみがリフトする。この場合、燃料は燃料通路58の全通路を通り、加速部39へ供給されて噴射される。したがって、ニードル32のリフト量が小さい場合には、燃料は螺旋状の通路を長く通過するため、旋回流がより強化される。
一方、燃料噴射弁70は、燃料の噴射量が多い場合、すなわち、ニードル32のリフト量が大きい場合、図8に示すように、ニードル32がリフトして鍔部81の基端面812が凹部82の基端面822に当接する。さらに、ニードル32がリフトすることにより、旋回流生成部材60がニードル32ととともにリフトする。この場合、旋回流生成部材60とノズルボディ51とにより形成されていた燃料通路58の下流側が開放され、流路断面積が拡大する。これにより、流路抵抗による燃料の圧損が低減される。
ここで、螺旋状に形成された溝面積による影響について説明する。図9は気泡径、及び燃料圧との関係を示した説明図である。図9において、破線は気泡径と溝面積との関係を示し、実線は燃料圧と溝面積との関係を示している。図9に示すように、螺旋状の燃料通路58の断面積(溝面積)が小さいほど、旋回流の流速が速く、発生する気泡の径も小さくなる。ところが、流路による圧損は通路の断面積と長さとで決定されるため、溝面積が小さくなるほど燃料の圧損が大きくなる。このため、通路面積を縮小するほど燃料圧力を高めなければならない。
本実施例の燃料噴射弁70は燃料流量の少ないリフト量の小さい動作時には、螺旋状の全燃料通路で旋回流を加速し、気泡径の微小化を促進する。一方、燃料流量の多いリフト量の大きい動作時には、燃料通路の一部において旋回流を生成することにより、圧損を小さくし燃圧の上昇を抑制する。これにより、燃料流量の多い場合でも、低い燃圧で燃料流量を確保しつつ、微細気泡を生成する旋回速度も同時に確保する。
上記実施例は本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、これらの実施例を種々変形することは本発明の範囲内であり、さらに本発明の範囲内において、他の様々な実施例が可能であることは上記記載から自明である。
例えば、上記実施例2において、図10に示すように、旋回流形成部材に替えてノズルボディ51の内周側面54側に螺旋溝91を設けることにより、螺旋状の燃料通路92を形成することとしてもよい。また、図11に示すように、旋回流生成部材の外周側面62に螺旋溝63を設け、かつノズルボディ51の内周側面54に螺旋溝91を設けることにより、螺旋状の燃料通路95を形成するようにしてもよい。
1 エンジンシステム
30、50、70 燃料噴射弁
31、51 ノズルボディ
32 ニードル
33 噴孔
34 ニードルガイド
35 シート部
36 燃料導入路
37 調整室
38、58、92、95 燃料通路
39 加速部
40 駆動機構
60 旋回流生成部材
63、91 螺旋溝
80 移動機構
81 鍔部
82 凹部
83 スプリング(弾性部材)
fs 旋回流
燃料流
気泡混入流
hs 半球面
s 噴霧

Claims (5)

  1. 先端部に噴孔が設けられたノズルボディと、
    前記ノズルボディ内に摺動自在に配置され、前記ノズルボディとの間に燃料導入路を形成するとともに、前記ノズルボディ内のシート部に着座するニードルと、
    前記シート部の上流側に形成され、前記燃料導入路から導入され前記噴孔へ供給される燃料へ前記ニードル周りに旋回する流れを付与する螺旋状の燃料通路と、
    前記シート部と前記噴孔との間に形成され、前記燃料通路を通過後の旋回する燃料を加速し、前記燃料の旋回中心に負圧を発生させることにより気柱を発生させる加速部と、
    を備え、
    前記燃料通路が前記ニードルの外周面よりも外側に形成されるように、前記燃料通路が前記ノズルボディ内部を貫通することを特徴とする燃料噴射弁。
  2. 先端部に噴孔が設けられたノズルボディと、
    前記ノズルボディ内に摺動自在に配置され、前記ノズルボディとの間に燃料導入路を形成するとともに、前記ノズルボディ内のシート部に着座するニードルと、
    前記シート部の上流側に形成され、前記燃料導入路から導入され前記噴孔へ供給される燃料へ前記ニードル周りに旋回する流れを付与する螺旋状の燃料通路と、
    前記シート部と前記噴孔との間に形成され、前記燃料通路を通過後の旋回する燃料を加速し、前記燃料の旋回中心に負圧を発生させることにより気柱を発生させる加速部と、
    前記ノズルボディの内側における前記燃料導入路と前記シート部との間に旋回流生成部材と、
    前記ニードルのリフト量が小さい場合、前記ニードルのみが移動し、前記ニードルのリフト量が大きい場合、前記ニードルとともに前記旋回流生成部材が移動する移動機構と、を備え、
    前記旋回流生成部材を前記ニードルが摺動可能に貫通し、
    前記燃料通路が前記ノズルボディの内周側面、及び/または前記旋回流生成部材の外周側面に設けられた螺旋溝により形成されたことを特徴とする燃料噴射弁。
  3. 前記移動機構は、
    前記ニードルに設けられた鍔部と、
    前記旋回流生成部材の内周側面に形成され、前記鍔部が摺動自在に移動する凹部と、
    前記凹部の先端面と前記鍔部の先端面との間に設けられ、前記旋回流生成部材を前記ニードルに対して先端側へ押付ける弾性部材と、
    を備え、
    前記ニードルのリフト時に、前記凹部の基端面と前記鍔部の基端面とが当接すると、前記ニードルとともに前記旋回流生成部材が移動する請求項2記載の燃料噴射弁。
  4. 前記燃料通路の下流側が半球面に沿って形成されたことを特徴とする請求項1又は2項記載の燃料噴射弁。
  5. 前記燃料通路の断面積を一定としたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項記載の燃料噴射弁。
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