JP5612803B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体記憶装置に関し、特に縦型のMIS(Metal Insulator Semiconductor)トランジスタを用いた半導体記憶装置に適用して有効な技術に関する。
ダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic Random Access Memory、以下DRAMと記す)の高集積化を実現するためにはメモリセルトランジスタの微細化が最も有効な手段である。加工寸法(F)を微細化することで、メモリセルトランジスタを小さくすることができ、集積度は向上する。これに加えて6F、4F型セルのようにセル方式を変更してセルサイズを縮小することも重要である。4F型セルでは、アクセストランジスタとして縦型MOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタを使う必要がある。従来型セルではワード線間に蓄積ノードがありシールド効果があったが、縦型MOSトランジスタを用いるとワード線同士が直接隣接する。そのため、ワード線の全容量に占めるワード線間の容量の割合が大きくなる。
これに起因する問題について、図16に示す従来のメモリアレー構成の一例を用いて説明する。図16のメモリアレーは、複数のメモリセルMCからなり、メモリセルMCは1個のMOSトランジスタと1個のキャパシタCsで構成される。MOSトランジスタのソース又はドレインの一方はビット線BL0,BL1,…BLnに接続され、ソース又はドレインの他方は蓄積ノードSNに接続され、ゲートはワード線WL0,WL1,WL2,WL3,WL4,WL5,WL6,WL7に接続されている。各ワード線間にはワード線の長さLで隣接する寄生容量C01,C12,C23,C34,C45,C56,C67が存在する。
また、各ワード線の一端側で左右交互にワード線を駆動するサブワードドライバSWDを配置する。ここで、ワード線選択動作としてWL2が選択されると、そのレベルがハイレベルになり、その他の非選択ワード線はロウレベルに保持される。しかしながら、隣接する非選択ワード線WL1,WL3は、ワード線WL2とワード線WL1間との寄生容量C12および、ワード線WL2とワード線WL3との寄生容量C23を介してカップリングノイズが生じ、レベルが上昇する。したがって、ワード線WL2に隣接する非選択ワード線WL1,WL3のレベルが上昇し、ワード線WL1,WL3に接続されているメモリセルのデータがビット線へとリークし、データ破壊されやすくなる問題がある。
この問題に関して、特開2001−167572号公報(特許文献1)では、図17に示すようにワード線の間にワード線の配線順序を入れ換えるためのツイスト接続部WCA2を設け、隣接するワード線を変えている。例えば、ワード線WL1に着目すると隣接するワード線はWL0,WL2,WL3,WL6の4本に増えるが、各々のワード線と隣接する部分の長さが1/2になり、寄生容量も1/2に低減することで、隣接ワード線が受けるカップリングノイズを低減可能となる。また、特開平6−268173号公報(特許文献2)では、ワード線1本に対し複数のSGT(Surrounding Gate Transistor)で構成したレベル安定化回路を配置することで隣接ワード線が受けるカップリングノイズを低減し、隣接ワード線をロウレベルのままに保持できることが示されている。
特開2001−167572号公報 特開平6−268173号公報
ところが、DRAMにおいて微細化を進め、さらにメモリセルに縦型のMOSトランジスタを使用すると、隣接ワード線間の寄生容量が増加する。DRAMを安定動作させるためには、例えば特許文献1のような方式を用い、ワード線の配線順序を入れ換えるツイスト接続部を繰り返し設けることで寄生容量を低減する必要がある。しかしながら、ツイスト接続部の下部領域にはメモリセルMCを配置できないため、ツイスト接続部を繰り返し設けるとチップサイズが増加するという問題が生じる。一方、特許文献2においては、レベル安定化回路のチャネル幅を大きくするもしくは、レベル安定化回路を複数配置することでカップリングノイズを低減できるが、いずれもチップサイズが増加するという問題がある。
そこで、本発明の目的の一つは、チップサイズの増加を抑制しながら、隣接ワード線間の寄生容量を介して生じるカップリングノイズを低減可能な半導体記憶装置を提供することにある。本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次の通りである。
本発明の一実施の形態の半導体記憶装置は、ワード線をツイストするツイスト接続部の下部領域(下層領域)に、非選択のワード線に対して非選択の電位レベルを供給するレベル安定化回路が設けられた構成となっている。これによって、チップサイズの増加を抑制しながら、隣接ワード線間の寄生容量を介して生じるカップリングノイズを低減可能となる。
ここで、ツイスト接続部においては、隣接配置された8本のワード線を単位としてツイストを行い、8本中に含まれる4本の偶数ワード線と4本の奇数ワード線において、ある1本の偶数ワード線にこの4本の奇数ワード線が隣接し、ある1本の奇数ワード線にこの4本の偶数ワード線が隣接するようなツイスト方法を用いることが望ましい。そうすると、4本の偶数ワード線に接続される4個のレベル安定化回路を1列に配置し、4本の奇数ワード線に接続される4個のレベル安定化回路を1列に配置し、これらを隣接して配置することでレベル安定化回路を2列配置とすることができる。これによって、小面積化が可能となる。
さらに、ツイスト接続部においては、前述した8本のワード線中で1本おきに配置された4本のワード線をツイストすることが望ましい。これによって、前述した2列配置に伴う小面積化に加えて、ツイストに伴う配線面積も小さくなるため、更なる小面積化が容易に実現できる。
なお、ワード線に接続されるメモリセルトランジスタは、縦型MISトランジスタを用いることが望ましく、更に、レベル安定化回路も縦型MISトランジスタを用いることが望ましい。縦型MISトランジスタを用いることで、ツイスト接続部を含めたメモリセルの配置領域を小面積化(高集積化)することが可能となる。一方、この高集積化に伴いカップリングノイズが増大するが、前述したような構成を用いることでカップリングノイズの低減も図れる。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、チップサイズの増加を抑えながら、隣接ワード線間の寄生容量を介して生じるカップリングノイズを低減可能な半導体記憶装置を実現できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。
また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による半導体記憶装置において、その全体構成の一例を示すブロック図である。図1に示す半導体記憶装置は、例えばDRAMチップであり、チップCHIP内に、制御回路および入出力回路を含んだ周辺回路PERIと、複数のメモリブロックBLKを備えた構成となっている。制御回路にはクロック、アドレス、制御信号がチップ外部から入力され、チップの動作モードの決定やアドレスのプリデコードが行われる。入出力回路は入出力バッファを備え、チップ外部からライトデータが入力され、チップ外部へリードデータを出力する。
図2は、図1のメモリブロックBLKの構成例を示すブロック図である。メモリブロックBLKには、複数のメモリサブブロックSBLKが配置され、メモリブロックBLKの外周には行デコーダXDEC、アレー制御回路ACC、メインアンプ列MAAが配置される。メモリブロックの中央にはメインアンプ列MAAと平行に列デコーダYDECが配置される。
図3は、図2のメモリサブブロックSBLKの構成例を示すブロック図である。メモリサブブロックSBLKには、複数のメモリアレーARYが配置され、ARYの周辺にはセンスアンプ列SAA、サブワードドライバ列SWDA、クロスエリアXPが配置される。ここでは、階層ビット線構成を用いており、センスアンプ列と平行に、メモリアレーとの間にローカルセンスアンプ列LSAAが配置される。
図4は、図3におけるサブワードドライバ列SWDAとローカルセンスアンプ列LSAAに囲まれたサブブロックSBの構成例を示すブロック図である。サブブロックSBには、ビット線BLが延伸する方向に複数のメモリサブアレーSARY0〜SARYjが順次配置される。各SARYは、8本のワード線WLと(n+1)本のビット線BL0〜BLnが含まれ、図示はしないが、互いに交差するワード線とビット線の各交点には、それぞれメモリセルが配置される。この8本のワード線WLは、サブワードドライバ列SWDA内に含まれる8個のサブワードドライバSWDにそれぞれ接続され、(n+1)本のビット線BL0〜BLnは、ローカルセンスアンプ列LSAA内に含まれる(n+1)個のローカルセンスアンプLSAにそれぞれ接続される。
また、この各メモリサブアレーSARY0〜SARYj毎に、それぞれに対応する8個のサブワードドライバSWDは、1本のメインワード線MWLBと16本のFX線(FX0〜FX7とその反転信号となるFXB0〜FXB7)によって制御される。すなわち、例えば、SARY0に対応する8個のSWDはMWLB0に、SARYjに対応する8個のSWDはMWLBjによってそれぞれ個別に制御され、また、これらのSWDは、16本のFX線によって共通に制御される。
図14は、図4における各サブワードドライバSWDの詳細な構成例を示す回路図である。図14のSWDは、ワード線WL(上層ワード線UWL)を選択レベルにプルアップするPMOSトランジスタMP1と、非選択レベルにプルダウンするNMOSトランジスタMN1,MN2によって構成される。MP1とMN1のゲートはメインワード線MWLBによって駆動され、MP1をオンに駆動した際のワード線の選択レベルがFX線FXによって供給される。また、MN2のゲートは、反転信号となるFX線FXBによって駆動される。
このような構成を用いて、例えば、図4におけるSARY0の上層ワード線UWL0を選択する際には、MWLB0を‘L’レベルに、FX0を‘H’レベル(FXB0を‘L’レベル)に駆動し、残りのMWLB1〜MWLBjを‘H’レベルに、FX1〜FX7を‘L’レベル(FXB1〜FXB7を‘H’レベル)に維持する。これによって、上層ワード線UWL0がFX0の電位レベルに駆動され、残りの上層ワード線UWL1〜UWLmは、MN1および/またはMN2を介して非選択レベルに維持される。
図5は、図4におけるメモリサブアレーSARYの詳細な構成例を示す回路図である。メモリサブアレーSARYは、複数のメモリセルMC0からなり、各MC0は、1個のMOSトランジスタと1個のキャパシタで構成される。MOSトランジスタのソース又はドレインの一方がビット線BL0,BL1,…,BLnに接続され、ソース又はドレインの他方がキャパシタに接続され、ゲートが下層ワード線LWL0〜LWL7に接続されている。なお、本実施の形態では、MISトランジスタの一例としてMOSトランジスタを用いているが、勿論、MOSトランジスタに限定されるものではない。
縦型MOSトランジスタでは、ワード線の抵抗が高くなるために下層ワード線を上層ワード線UWL0〜UWL7でシャントした2層構造を用いることが望ましい。すなわち、図5に示すように、下層ワード線LWLをシャント領域WLU内のコンタクトを介して上層ワード線UWLに接続する構成を用いるとよい。特に制限されないが、シャントはメモリセルMC0を32個配置するごとに実施する。ワード線には上層ワード線と下層ワード線の2種類が含まれるが、ワード線と表記する場合は、上層ワード線UWL0〜UWL7と下層ワード線LWL0〜LWL7の両方を含むものとし、ワード線WL0〜WL7と表記する。
上層ワード線UWLの一端側には、ワード線を駆動するためのサブワードドライバSWDが配置され、サブワードドライバSWDは、ワード線配列ごとに左右交互に配置される。本実施の形態1においては、ワード線WLのほぼ中央部にワード線WLの配線順序を入れ換えるツイスト接続部WCA0が配置され、そのツイスト接続部の下部領域にワード線WLの非選択状態の電位レベルを出力するレベル安定化回路TR02,TR11,TR20,TR33,TR42,TR51,TR60,TR73が配置されることが主要な特徴となっている。
まず、ワード線WLの配線順序を入れ換えるツイスト接続について説明する。ワード線WLの配線順序を入れ換えるツイストは、上層ワード線UWLで実施し、下層ワード線LWLはツイスト接続部WCA0の両端で切断する。ワード線の配線順序を入れ替えるツイスト接続部において、上層ワード線UWLの配線順序を入れ換えることにより、同一の隣接ワード線間の寄生容量を小さく抑えるようにしている。
具体的には、ツイスト接続部WCA0の左側からみて、上層ワード線UWL0はツイスト接続部によって、矢印50方向にワード線1本分ずれ、上層ワード線UWL1は矢印50方向にワード線2本分ずれ、上層ワード線UWL2は矢印51方向にワード線2本分ずれ、上層ワード線UWL3は矢印51方向にワード線1本分ずれる。また、上層ワード線UWL4は矢印50方向にワード線1本分ずれ、上層ワード線UWL5は矢印50方向にワード線2本分ずれ、上層ワード線UWL6は矢印51方向にワード線2本分ずれ、上層ワード線UWL7は矢印51方向にワード線1本分ずれる。
この結果、上層ワード線の配線順序はツイスト接続部WCA0の右側において、矢印50の方向にUWL2、UWL0、UWL3、UWL1、UWL6、UWL4、UWL7、UWL5となる。下層ワード線においても、同様に矢印50の方向にLWL2、LWL0、LWL3、LWL1、LWL6、LWL4、LWL7、LWL5となる。そのように、ワード線の配線順序を入れ換えることにより、着目するワード線に対し、隣接するワード線は4本となる。ワード線の長さをLとしたとき、1本の隣接するワード線が着目するワード線と隣接する長さはL/2となり、ワード線間の容量もほぼ1/2になる。着目するワード線の総寄生容量は変わらず、隣接するワード線を変えて、寄生容量を分割する形となる。
回路動作をみると、例えば、ワード線WL1を選択ワード線として駆動した場合、その他のワード線WL0,WL2,WL3,WL4,WL5,WL6,WL7は非選択のワード線となり、隣接するワード線WL0,WL2,WL3,WL6は、選択したワード線WL1間との寄生容量C01,C12,C31,C16を介してカップリングノイズを受ける。カップリングノイズによって隣接するワード線WL0,WL2,WL3,WL6のレベルが上昇するが、ワード線の配線順序を入れ換えることで隣接ワード線間の寄生容量がほぼ1/2となるために、カップリングノイズもほぼ1/2程度に低減することができる。
次に、ワード線の配線順序を入れ替えるツイスト接続部の下部領域に配置するワード線の非選択状態のレベルを出力するレベル安定化回路について説明する。レベル安定化回路は1本のワード線に対し、1個のMOSトランジスタで構成され、MOSトランジスタのソース又はドレインの一方はワード線の非選択状態のレベルである電源電位に接続され、ソース又はドレインの他方は上層ワード線に接続される。
上層ワード線UWL0,UWL4のレベル安定化回路TR02,TR42のゲートは制御信号RA0と接続し、上層ワード線UWL1,UWL5のレベル安定化回路TR11,TR51のゲートは制御信号RA1と接続し、上層ワード線UWL2,UWL6のレベル安定化回路TR20,TR60のゲートは制御信号RA2と接続し、上層ワード線UWL3,UWL7のレベル安定化回路TR33,TR73のゲートは制御信号RA3と接続する。レベル安定化回路の制御信号RA0,RA1,RA2,RA3はチップ外部から入力されるアドレスのデコード信号で制御される信号である。そのように、上層ワード線にレベル安定化回路を接続することで、非選択ワード線が寄生容量を介して生じるカップリングノイズによって、レベルが上昇することを抑制する。
回路動作について説明すると、例えば、ワード線WL1を選択ワード線として駆動した場合、その他のワード線WL0,WL2,WL3,WL4,WL5,WL6,WL7は非選択のワード線となる。ワード線WL1に接続するレベル安定化回路TR11のゲートに接続する制御信号RA1は、ワード線WL1が選択される際にはロウレベルとし、レベル安定化回路TR11は非選択状態とする。その他の制御信号RA0,RA2,RA3はハイレベルのままにし、その他の制御信号RA0,RA2,RA3がゲートに接続しているレベル安定化回路は選択状態のままにしておく。
そのため、ワード線WL1が選択され、そのレベルがハイレベルになるとき、ワード線WL1に隣接するワード線WL0,WL2,WL3,WL6に接続するレベル安定化回路を選択状態にするので、ワード線間の寄生容量C01,C12,C31,C16を介して生じるカップリングノイズを抑制することができる。したがって、ワード線の配線順序を入れ換えるツイスト接続およびその下部領域にレベル安定化回路を配置することで、隣接ワード線間の寄生容量を介して生じるカップリングノイズを、図17に示した単純にワード線をツイストした場合と比較して、例えば47%程度低減できる。
ここで、図6に、ワード線の配線順序を入れ換えるツイスト接続部およびその下部領域に配置したレベル安定化回路の平面レイアウトを示し、図6におけるA−A’部分の断面図を図7に示す。図6では、ワード線の配線順序を入れ換えるツイスト接続部WCA0と、その下部領域に配置されたレベル安定化回路と、WCA0の両端に配置されている複数のメモリセルMC0が示されている。メモリセルMC0のMOSトランジスタは、縦型MOSトランジスタで構成される。
図7に示すとおり、柱状に形成された半導体層DFの上部にソース又はドレインの一方を形成し、容量コンタクトSNCNT2でキャパシタCsの蓄積ノードSNに接続する。キャパシタの他方はプレート電極PLと接続する。柱状に形成された半導体層DFの底部にはソース又はドレインの他方を形成し、ビット線BLと接続する。また、半導体層DFの側面周囲にゲート絶縁膜を介してゲートFGを形成する。ゲートFGは下層ワード線LWLとなる。上層ワード線UWLは第1配線層MGにて形成する。上層ワード線を入れ換えるツイスト接続部において、上層ワード線UWL0,UWL1は単に第1配線層MG内で屈曲して形成されるのに対して、上層ワード線UWL2,UWL3はツイスト接続部において、第1配線層MGから第2配線層M1を介して配線を引き回すことで交差配線を実現している。第1配線層MGと第2配線層M1は第1コンタクト1CNTで接続する。
上層ワード線のツイスト接続は上層ワード線4本単位で形成することができ、多数のワード線が配列される場合においては、ワード線4本単位でワード線ツイスト接続を順次行っていくことで全てのワード線の配線順序を入れ換えることができる。ワード線の配線順序を入れ換えるツイスト接続部の下部領域にはメモリセルMC0を配置することができないので、その下部領域を使用し、レベル安定化回路を形成する。
レベル安定化回路も縦型MOSトランジスタにて形成し、柱状に形成された半導体層DFの上部は、第2コンタクトFCNTを介して上層ワード線である第2配線層M1と接続する。柱状に形成された半導体層DFの底部は、安定化レベルの電源電位(ワード線の非選択電位レベル)が供給されるソース線SLと接続する。そして、柱状に形成された半導体層の側面周辺にゲート絶縁膜を介して接続されるゲートは、レベル安定化回路を制御する制御信号RA0,RA1,RA2,RA3が接続される。ここで、4本の上層ワード線UWL0,UWL1,UWL2,UWL3に接続するレベル安定化回路の制御信号はそれぞれ違うため、ゲートFGの分離が必要となり、図6に示すようにレベル安定化回路が4列必要となる。したがって、ワード線の配線順序を入れ変える各配線等とレベル安定化回路とが配置されるツイスト接続部WCA0のサイズは28Fとなる。
本実施の形態1による効果を図10および図11を用いて説明する。図10および図11の横軸方向について、(a)は図16に示した従来技術の場合であり、(b)は図17に示す特開2001−167572号公報(特許文献1)に示されているカップリングノイズの低減方式を適用した従来技術の場合であり、(c)は図5に示した本実施の形態1の場合である。図10に隣接ワード線に生じるカップリングノイズ量[mV]を示し、図11にレイアウトサイズ増加量[F]およびレイアウトサイズ1F増加あたりのカップリングノイズ低減量[mV]を示す。このカップリングノイズ量はメモリアレーのモデルを用いた回路シミュレーションで算出した値である。
図10に示すように、カップリングノイズ量は、本実施の形態1(c)を用いると、従来技術(a)と比較して63%程度低減でき、さらに従来技術(b)と比較して、47%程度低減できる。レイアウトサイズは、図11の棒グラフに示すようにワード線の配線順序を入れ換える配線等およびレベル安定化回路の配置により、従来技術(a)と比較して28F、従来技術(b)と比較して16F程度増加する。しかしながら、図11の折れ線グラフで示すようにレイアウトサイズ1F増加あたりのカップリングノイズ低減量において、従来技術(b)ではレイアウトサイズ1F増加あたりのカップリングノイズ低減量は9.25mVであるのに対して、本実施の形態1(c)では8.5mVの低減量となり、ほぼ同等レベルである。
ただし、従来技術(b)では、図10に示すカップリングノイズ量の絶対レベルにおいて、本実施の形態1(c)と同等レベルにするためには、例えばワード線の配線順序を入れ替えるツイスト接続部を複数箇所配置する(すなわち2回以上のツイストを行う)必要などがある。しかしながら、この場合、レイアウトの複雑化が問題となり、またこれに伴い面積も増加し、場合によっては逆にレイアウトサイズ1F増加あたりのカップリングノイズ低減量が悪化する恐れもある。一方、本実施の形態1の構成を用いると、単純なレイアウトでカップリングノイズ量の絶対レベルを低減することが可能となり、その面積増加に対するノイズの低減効率も、従来技術(b)と同等レベルを維持できる。
(実施の形態2)
図8は、本発明の実施の形態2による半導体記憶装置において、図4におけるメモリサブアレーSARYの詳細な構成例を示す回路図である。図9は、図8におけるワード線の配線順序を入れ換えるツイスト接続部WCA1とその下部領域に配置されてワード線の非選択状態のレベルを出力するレベル安定化回路のレイアウト構成例を示す平面図である。本実施の形態2の構成例は、実施の形態1の構成例と比較して、ワード線の配線順序を入れ変えるツイスト接続方法を変更したことによりレベル安定化回路の配置を2列配置としたことが主要な特徴となっている。
まず、ワード線の配線順序を入れ替えるツイスト接続方法について説明する。図8に示すように、ツイスト接続部WCA1の左側からみて、上層ワード線UWL0はツイスト接続部によって、矢印50方向にワード線4本分ずれ、上層ワード線UWL1は配線順序を入れ換えない。上層ワード線UWL2は矢印50方向にワード線4本分ずれ、上層ワード線UWL3は配線順序を入れ換えない。上層ワード線UWL4は矢印51方向にワード線4本分ずれ、上層ワード線UWL5は配線順序を入れ換えない。上層ワード線UWL6は矢印51方向にワード線4本分ずれ、上層ワード線UWL7は配線順序を入れ換えない。
この結果、ワード線の配線順序はツイスト接続部WCA1の右側において、矢印50の方向にUWL4、UWL1、UWL6、UWL3、UWL0、UWL5、UWL2、UWL7となる。下層ワード線においても同様に矢印50の方向にLWL4、LWL1、LWL6、LWL3、LWL0、LWL5、LWL2、LWL7となる。つまり、ワード線のツイスト接続は8本単位で形成でき、1本おきのワード線4本をツイストする。多数のワード線が配列されている場合においては、ワード線8本単位でツイスト接続部WCA1を繰り返し形成することで、全てのワード線のツイストを実現する。これにより、前述した実施の形態1の場合と同様に各々の隣接するワード線との間の寄生容量はほぼ1/2になり、カップリングノイズもほぼ1/2程度に低減できる。
次にレベル安定化回路の2列配置について説明する。左方向から駆動するワード線UWL0,UWL2,UWL4,UWL6に接続するレベル安定化回路TR00,TR20,TR40,TR60の制御信号をRA0とし、右方向から駆動するワード線UWL1,UWL3,UWL5,UWL7に接続するレベル安定化回路TR11,TR31,TR51,TR71の制御信号をRA1とする。この場合、ワード線WLの偶数側(0、2、…、m−1)が選択された場合は、この偶数側に接続されるレベル安定化回路は非選択状態とし、ワード線WLの奇数側(1、3、…、m)に接続されるレベル安定化回路は選択状態とする。逆に、ワード線WLの奇数側(1、3、…、m)が選択された場合は、この奇数側に接続されるレベル安定化回路は非選択状態とし、偶数側(0、2、…、m−1)に接続されるレベル安定化回路は選択状態とする。
これによって、図9に示すように、本実施の形態2のツイスト方法では、レベル安定化回路を2列配置にすることができるため、ツイスト接続を行う各配線等およびレベル安定化回路が配置されたツイスト接続部WCA1のレイアウトサイズは22Fとなり、前述した実施の形態1の場合と比較してさらにチップサイズを縮小可能である。なお、この場合、ツイスト接続部WCA1のレイアウトサイズは、ツイスト接続を行うために必要な配線等の面積によって制限を受けるため、例えば、14F(図6における28Fの半分)等まで縮小するのは容易ではない。しかしながら、この縮小できない分、レベル安定化回路のチャネル幅を広げることができ、図6のレベル安定化回路と同等のチャネル幅を確保できることになる。すなわち、レベル安定化回路(縦型MOSトランジスタ)の面積効率の観点から、図6の4列配置では、3個の分離領域によって4列を切り分ける必要があるが、図9の2列配置では、1個の分離領域によって2列を切り分ければよく、この分離領域の分だけ面積効率が高くなる。したがって、図9の22F内で図6の28F内のレベル安定化回路と同等のチャネル幅を確保できる。
回路動作について説明すると、例えば、ワード線WL2を選択ワード線として駆動した場合、その他のワード線WL0,WL1,WL3,WL4,WL5,WL6,WL7は非選択のワード線となる。ワード線WL2に接続されるレベル安定化回路TR20のゲートに接続された制御信号RA0は、ワード線WL2が選択される際にはロウレベルとし、レベル安定化回路TR20は非選択状態にする。一方、制御信号RA1はハイレベルのままにし、制御信号RA1がゲートに接続されるレベル安定化回路TR11,TR31,TR51,TR71は選択状態のままにしておく。そのため、ワード線WL2が選択され、そのレベルがハイレベルになるが、ワード線WL2に隣接するワード線WL1,WL3,WL5,WL7に接続するレベル安定化回路が選択状態であるので、ワード線間の寄生容量C12,C23,C52,C27を介して生じるカップリングノイズを抑制することができる。
本実施の形態2による効果を図10および図11を用いて説明する。図10および図11の横軸方向において、(d)は本実施の形態2の場合を示したものである。図10に示す隣接ワード線間の寄生容量を介して生じるカップリングノイズ量は実施の形態1(c)と同じであるが、図11に示すとおり、ツイスト接続を行う各配線等およびレベル安定化回路が配置されたツイスト接続部WCA1のレイアウトサイズを22Fまで小さくすることができる。そのため、図11に示すレイアウトサイズ1F増加あたりのカップリングノイズ低減量は10.8mVと大きくなり、本実施の形態2は各仕様と比較して、よりチップサイズの増加を抑えながら、カップリングノイズを低減できる。また、実施の形態1の場合と比較して、制御信号RAの数を減らせることも利点となる。
なお、本実施の形態2の構成例のように、4本の偶数ワード線と4本の奇数ワード線からなる8本のワード線単位で、ある偶数ワード線に4本の奇数ワード線を隣接させ、ある奇数ワード線に4本の偶数ワード線を隣接させることで、2列配置のレイアウトを実現するツイスト方法は、他にも複数通り存在する。これらの一例として、例えば図15(a)に示すツイスト方法では、8本中の2本をツイストせず、残りの6本をツイストすることでレベル安定化回路(スイッチ回路)SW0〜SW7の2列配置を実現している。また、図15(b)に示すツイスト方法では、8本全てをツイストすることでレベル安定化回路(スイッチ回路SW0〜SW7)の2列配置を実現している。
このようなツイスト方法を用いることでも、2列配置に伴う前述したような効果を得ることは可能である。ただし、ツイストの数が増えると、図9等から判るように、その分、ツイストを行うために必要な配線等の面積も増加してしまうため、この観点からは、図8および図9に示すように8本中の4本をツイストする構成とすることが望ましい。
(実施の形態3)
図12は、本発明の実施の形態3による半導体記憶装置において、図4におけるメモリサブアレーSARYの詳細な構成例を示す回路図である。図12の構成例は、前述した実施の形態2の構成例と比較して、サブワードドライバSWDの配置が異なる。すなわち、ワード線WL0,WL1,WL4,WL5を左側から駆動するようにサブワードドライバを配置し、ワード線WL2,WL3,WL6,WL7を右側から駆動するようにサブワードドライバを配置する。このような構成例にすることで、一つのサブワードドライバに隣接した2本のワード線が接続されるため、レベンソン型位相シフト技術を用いたリソグラフィーを行う場合、レイアウトパターンの形成がしやすい利点がある。
レベンソン方式では隣接したワード線に交互に0とπの位相を割り当てるが、0とπの値のスペースに比べて0同士、π同士のスペースを広げなければならない。図12の構成例をレイアウトすると、互いに隣接するサブワードドライバSWDに0とπのワード線が入るので、このワード線とSWDの接続部がレイアウトしやすくなる。
(実施の形態4)
図13は、本発明の実施の形態4による半導体記憶装置において、図4におけるメモリサブアレーSARYの詳細な構成例を示す回路図である。図13の構成例は、前述した実施の形態2の構成例に対して上層ワード線の遠端部の領域LMAにもレベル安定化回路を追加したものとなっている。つまり、ワード線1本にレベル安定化回路を2個配置することになる。上層ワード線の遠端部に配置するレベル安定化回路の制御信号は、ワード線のほぼ中央部に接続するレベル安定化回路の制御信号と同一のものとする。このような構成例を用いることで、隣接ワード線間の寄生容量を介して生じるカップリングノイズをさらに低減することができる。また、サブワードドライバSWDとメモリセル領域との間に配置されたレベル安定化回路は、メモリセル領域の分割を伴わずに1列配置でのレイアウトが可能であるため、容易または小面積でのレイアウトが可能となる。
以上、本発明者よりなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、前述した各実施の形態では、メモリセルを1個のMOSトランジスタと1個のキャパシタで構成したが、1個のMOSトランジスタと1個の抵抗素子で構成しても良く、カップリングノイズを低減する効果は同様に得られる。さらにメモリセルおよびレベル安定化回路を縦型MOSトランジスタで構成したが、平面型MOSトランジスタの構成でも良い。平面型MOSトランジスタの場合においても微細化が進めば、ワード線間の寄生容量を介して生じるカップリングノイズは問題になるが、本実施の形態を適用すれば、カップリングノイズを低減できる。しかしながら、メモリセルを縦型MOSトランジスタで構成すると、各ワード線間にソース又はドレイン領域が配置される平面型MOSトランジスタと比較して、ワード線間の距離が短くなり、寄生容量が大きくなる。よって、メモリセルに縦型MOSトランジスタを用いた場合には、本発明の効果がより大きくなる。その場合、レベル安定化回路を縦型MOSトランジスタで形成することにより、メモリアレイ内の段差を小さくすることが可能となる。
本発明の実施の形態1による半導体記憶装置において、その全体構成の一例を示すブロック図である。 図1のメモリブロックの構成例を示すブロック図である。 図2のメモリサブブロックの構成例を示すブロック図である。 図3におけるサブワードドライバ列とローカルセンスアンプ列に囲まれたサブブロックの構成例を示すブロック図である。 図4におけるメモリサブアレーの詳細な構成例を示す回路図である。 図5のツイスト接続部周りのレイアウト構成例を示す平面図である。 図6のA−A’の構成例を示す断面図である。 本発明の実施の形態2による半導体記憶装置において、図4におけるメモリサブアレーの詳細な構成例を示す回路図である。 図8のツイスト接続部周りのレイアウト構成例を示す平面図である。 本実施の形態の効果を示す説明図である。 本実施の形態の効果を示す説明図である。 本発明の実施の形態3による半導体記憶装置において、図4におけるメモリサブアレーの詳細な構成例を示す回路図である。 本発明の実施の形態4による半導体記憶装置において、図4におけるメモリサブアレーの詳細な構成例を示す回路図である。 図4における各サブワードドライバの詳細な構成例を示す回路図である。 図8のワード線ツイスト方法の変形例を示すものであり、(a)、(b)は、それぞれ異なるワード線ツイスト方法の一例を示した模式図である。 本発明の前提として検討した従来技術の半導体記憶装置において、その問題点を示す説明図である。 本発明の前提として検討した他の従来技術の半導体記憶装置において、その構成例を示す回路図である。
符号の説明
1CNT 第1コンタクト
ACC アレー制御回路
ARY メモリアレー
BL ビット線
BLK メモリブロック
CHIP チップ
Cs キャパシタ
DF 半導体層
FCNT 第2コンタクト
FG ゲート
FX,FXB FX線
LBLK ローカルブロック
LSA ローカルセンスアンプ
LSAA ローカルセンスアンプ列
LWL 下層ワード線
M1 第2配線層
MAA メインアンプ列
MC メモリセル
MCA メモリセル領域
MG 第1配線層
MN NMOSトランジスタ
MP PMOSトランジスタ
MWLB メインワード線
PERI 周辺回路
PL プレート電極
RA 制御信号
SAA センスアンプ列
SARY メモリサブアレー
SB サブブロック
SBLK メモリサブブロック
SL ソース線
SNCNT2 容量コンタクト
SUB 半導体基板
SWD サブワードドライバ
SWDA サブワードドライバ列
TR,SW レベル安定化回路
UWL 上層ワード線
WLU シャント領域
WCA ツイスト接続部
XDEC 行デコーダ
XP クロスエリア
YDEC 列デコーダ

Claims (12)

  1. 複数のワード線と、
    複数のビット線と、
    前記複数のワード線と前記複数のビット線の交点に設けられ、それぞれがMISトランジスタおよび記憶素子を含んだ複数のメモリセルと、
    前記複数のワード線を選択するためのデコーダ回路と、
    前記複数のメモリセルのいずれかから前記複数のビット線のいずれかに読み出された情報を判定するセンスアンプ回路とを備え、
    前記複数のワード線の配線順序を入れ換えるツイスト接続部が設けられ、前記ツイスト接続部の下部領域に、非選択状態の前記複数のワード線に対して非選択状態の電位レベルを供給するレベル安定化回路が配置され
    前記複数のワード線の偶数側に接続される前記レベル安定化回路は、第1領域に配置され、
    前記複数のワード線の奇数側に接続される前記レベル安定化回路は、第2領域に配置され、
    前記第1領域と前記第2領域は、前記第1領域の列形状と前記第2領域の列形状とが隣接して配置されることで2列形状となっていることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 請求項1記載の半導体記憶装置において、
    前記ツイスト接続部では、隣接配置された8本のワード線を単位として配線順序の入れ換えが行われ、
    前記8本のワード線中で1本おきに配置された4本のワード線がツイストされることを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 請求項1記載の半導体記憶装置において、
    前記MISトランジスタは、縦型のMISトランジスタであり、
    前記記憶素子は、柱状に形成された半導体層の上部となるソースおよびドレインの一方に接続され、
    前記複数のビット線のいずれかは、前記半導体層の底部となるソースおよびドレインの他方に接続され、
    前記複数のワード線のいずれかは、前記半導体層の側面周囲にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート層に接続されることを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 請求項1記載の半導体記憶装置において、
    前記レベル安定化回路は、縦型のMISトランジスタであり、
    柱状に形成された半導体層の上部となるソースおよびドレインの一方には、前記複数のワード線のいずれかが接続され、
    前記半導体層の底部となるソースおよびドレインの他方には、前記複数のワード線のいずれかを所定の電位レベルに安定させる電源線が接続され、
    前記半導体層の側面周囲には、ゲート絶縁膜を介してゲート層が形成され、
    前記複数のワード線の選択または非選択に伴い前記ゲート層が駆動されることを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 請求項1記載の半導体記憶装置において、
    前記レベル安定化回路は、チップ外部端子から入力されるアドレスで制御されることを特徴とする半導体記憶装置。
  6. 請求項1記載の半導体記憶装置において、
    前記複数のワード線のそれぞれは、前記複数のメモリセルが接続される下層ワード線と、前記下層ワード線をシャントする上層ワード線とを含む階層構造となっていることを特徴とする半導体記憶装置。
  7. 請求項1記載の半導体記憶装置において、
    前記記憶素子は、キャパシタ又は抵抗素子であることを特徴とする半導体記憶装置。
  8. 請求項1記載の半導体記憶装置において、
    前記偶数側のワード線に接続される前記レベル安定化回路は、前記偶数側のワード線の選択時に非活性状態とされ、前記奇数側のワード線の選択時に活性状態とされ、
    前記奇数側のワード線に接続される前記レベル安定化回路は、前記奇数側のワード線の選択時に非活性状態とされ、前記偶数側のワード線の選択時に活性状態とされることを特徴とする半導体記憶装置。
  9. 第1方向に向けてそれぞれ並行に延伸する複数の第1ワード線および前記複数の第1ワード線に接続される複数のメモリセルが配置された第1領域と、
    前記第1方向に向けてそれぞれ並行に延伸する複数の第2ワード線および前記複数の第2ワード線に接続される複数のメモリセルが配置された第2領域と、
    前記第1領域と前記第2領域の間に配置され、前記複数の第1ワード線と前記複数の第2ワード線とをツイストして配線するツイスト接続領域とを備え、
    前記ツイスト接続領域は、
    柱状に形成された第1半導体層と、
    前記第1半導体層の外周に第1絶縁膜を介して形成された第1ゲート層と、
    前記第1方向と直交する第2方向に延伸する第1配線層と、
    前記第1半導体層と前記複数の第1ワード線のいずれかとを電気的に接続する第1コンタクトと、
    前記複数の第1ワード線のいずれかと前記第1配線層とを電気的に接続する第2コンタクトと、
    前記第1配線層と前記複数の第2ワード線のいずれかとを電気的に接続する第3コンタクトとを有することを特徴とする半導体記憶装置。
  10. 請求項9記載の半導体記憶装置において、
    前記第1半導体層は、前記第2方向に複数並んで配置されると共に、この複数の第1半導体層に対応する複数の前記第1ゲート層がそれぞれ電気的に接続されることで第1トランジスタ群を構成し、
    前記第1トランジスタ群は、前記第1方向に2列並んで配置され、この1列目の前記第1トランジスタ群に含まれる前記第1ゲート層は、2列目の前記第1トランジスタ群に含まれる前記第1ゲート層と電気的に分離されていることを特徴とする半導体記憶装置。
  11. 請求項10記載の半導体記憶装置において、
    前記複数の第1ワード線および前記複数の第2ワード線は、隣接配置された8本単位で前記第2方向に並んで配置され、
    前記8本中の1本おきに位置する4本の第1ワード線は、前記8本中の1本おきに位置する4本の第2ワード線と同一配線層内で1対1で接続され、
    前記8本中の残りの4本の第1ワード線は、それぞれ異なる前記第1配線層を介して前記8本中の残りの4本の第2ワード線と1対1でツイスト接続され、
    前記同一配線層内で接続された4本の第1ワード線または第2ワード線は、前記1列目の前記第1トランジスタ群に含まれる4個の前記第1半導体層と前記第1コンタクトを介して1対1で接続され、
    前記第1半導体層を介して接続された4本の第1ワード線または第2ワード線は、前記2列目の前記第1トランジスタ群に含まれる4個の前記第1半導体層と前記第1コンタクトを介して1対1で接続されることを特徴とする半導体記憶装置。
  12. 請求項9記載の半導体記憶装置において、
    前記複数のメモリセルのそれぞれは、
    柱状に形成された第2半導体層と、
    前記第2半導体層の外周に第2絶縁膜を介して形成された第2ゲート層と、
    前記第2半導体層に接続された記憶素子とを有し、
    前記第2ゲート層は、第4コンタクトを介して前記複数の第1ワード線または前記複数の第2ワード線のいずれかに接続されることを特徴とする半導体記憶装置。
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