JP5560682B2 - スイッチングレギュレータ - Google Patents

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Description

本発明は、DC/DCコンバータをなすスイッチングレギュレータに関し、特にスイッチングレギュレータの低消費電力化のための技術に関する。
近年、電子機器の省電力化が常に求められており、省電力化を図るために、電子機器で消費する電力を削減することと、電子機器に電圧を供給する電源回路自体の効率を向上させて無駄な電力消費を抑えることに重点がおかれている。
また、このような電源回路には、入力電力を基にして高効率で電力供給を行うことができるスイッチングレギュレータが広く使用されている。
このようなスイッチングレギュレータには、整流用のダイオードを用いるダイオード整流方式と、該ダイオードの代わりに整流スイッチ素子を用いる同期整流方式があり、該スイッチングレギュレータは、前記ダイオード又は該整流スイッチ素子の整流素子と、出力スイッチ素子と、インダクタンス素子と、キャパシタンス素子とで構成されている。また、スイッチングレギュレータには、入力電圧よりも小さい電圧を生成する降圧型、入力電圧よりも大きい電圧を生成する昇圧型、降圧及び昇圧の両方の出力電圧を生成できる昇降圧型、及び入力電圧と逆極性の出力電圧を生成できる反転型が存在する。
前記のようなスイッチングレギュレータに対して、入力電力からのエネルギー変換効率の向上を目的とした様々な技術が提案されており、高効率化の技術の1つに、色々な条件に応じて出力スイッチ及び整流スイッチを構成するトランジスタのサイズを制御し、該各スイッチに存在する寄生容量の充放電電流を最適化する技術があった。例えば、このような技術には、負荷電流(出力電流)の大きさを負荷電流検出回路で検知して、前記出力スイッチ及び整流スイッチを構成するトランジスタのサイズを調整して各出力状態に対して高効率化を図る技術があった(例えば、特許文献1及び2参照。)。
図7は、このような技術を使用したスイッチングレギュレータの従来例を示した回路図である(例えば、特許文献2参照。)。
図7の降圧型スイッチングレギュレータ110は、大電力用コンバータ部112と小電力用コンバータ部114とを備え、大電力用コンバータ部112と小電力用コンバータ部114とを、負荷ROUTの軽重に応じて切り替えて使用するものである。
降圧型スイッチングレギュレータ110は、入力電流Iinが所定の電流値よりも小さくなったことを検出して、大電力用コンバータ部112から小電力用コンバータ部114に切り替えるための入力電流検出回路118と、出力電圧VOUTが所定の電圧よりも小さくなったことを検出して、小電力用コンバータ部114から大電力用コンバータ部112に切り替えるための出力電圧検出回路120とを備えたことを特徴としている。
更に、図7で示したような降圧型スイッチングレギュレータだけではなく、昇圧型や、整流スイッチを使用した同期整流型の他に整流ダイオードを使用したダイオード整流型も開示されていた(例えば、特許文献2参照。)。
しかし、図7から分かるように、入力電流検出回路118で入力電流Iinの大きさを検出するために入力電圧VINと出力スイッチQL1及びQS1との間に抵抗181が直列に挿入されており、抵抗181で電流電圧変換を行って入力電流の大きさをモニタしていた。このため、軽負荷状態を検知して、小電力用コンバータ部114を作動させることで効率を向上させようとしているが、軽負荷状態での効率からみて、抵抗181での損失は無駄になっていた。このようなことから、抵抗181での損失を低減させるためには抵抗181の抵抗値を小さくしなくてはならず、レイアウト面積の大きい抵抗や、サイズの大きい抵抗を選択することになり、大きなチップ面積、又は回路実装面積が必要となっていた。また、入力電流検出回路118と出力電圧検出回路120を搭載することもチップ面積を大きくする要因の1つになっていた。
更に、前記負荷電流検出回路で選択される前記出力スイッチ及び前記整流スイッチのトランジスタサイズでスイッチング動作が行われることになり、ユーザーからみて最適な出力スイッチ及び整流スイッチのトランジスタサイズを選択することができなかった。
図8は、一般的な効率の負荷電流依存性曲線を示した図であり、図8では、各スイッチのトランジスタサイズ別(大、中、小)に示している。
図8から分かるように、各スイッチのトランジスタサイズでの効率のピーク値や大小関係等が異なっていた。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、負荷電流の大きさに応じて最適な出力スイッチ及び整流スイッチのトランジスタサイズをユーザーが選択できるようにして、大きなチップ面積を必要とせず、入力電力変換効率の高効率化を図ることができるスイッチングレギュレータを得ることを目的とする。
この発明に係るスイッチングレギュレータは、入力端子に入力された入力電圧を所定の電圧に変換して出力電圧として出力する、インダクタを備えた同期整流方式の非絶縁型のスイッチングレギュレータにおいて、
制御電極に入力されたオン/オフ制御信号に応じてスイッチングを行い、前記入力電圧による前記インダクタへの充電を行う複数の出力スイッチ素子と、
対応する該出力スイッチ素子がオフして前記インダクタへの充電が停止すると、前記インダクタの放電を行う各整流スイッチ素子と、
前記出力電圧が前記所定の電圧になるように前記出力スイッチ素子に対するスイッチング制御を行わせると共に、該出力スイッチ素子に対応する前記整流スイッチ素子に対して該出力スイッチ素子と相反するスイッチング動作を行わせるためのスイッチング制御信号を生成して出力する出力スイッチ制御回路部と、
該出力スイッチ制御回路部からの前記スイッチング制御信号に応じて、対応する出力スイッチ素子及び整流スイッチ素子の駆動制御を行う各バッファ回路部と、
を備え、
前記各バッファ回路部は、対応する前記出力スイッチ素子及び整流スイッチ素子に応じた駆動能力を有し、外部から入力される選択信号に応じて、前記出力スイッチ制御回路部からのスイッチング制御信号に応じた動作を対応する前記出力スイッチ素子及び整流スイッチ素子に行わせ、前記各出力スイッチ素子、前記各整流スイッチ素子、前記出力スイッチ制御回路部及び前記各バッファ回路部は、前記選択信号が入力される選択制御端子を有する1つのICに集積されるものである。
具体的には、前記各出力スイッチ素子は電流供給能力が異なり、前記整流スイッチ素子は、対応する出力スイッチ素子に応じた電流供給能力を有するようにした。
この場合、前記各バッファ回路部は、対応する前記出力スイッチ素子及び前記整流スイッチ素子の電流供給能力に対してオン/オフ時間が最適になるような駆動能力を有するようにした。
更に、前記出力スイッチ制御回路部は、前記出力電圧から前記各整流スイッチ素子の方向に流れる逆電流の検出を行い、該逆電流の発生を検出すると、前記各整流スイッチ素子をオフさせて遮断状態にするための所定の逆電流検出信号を生成して出力する逆電流防止回路部を備え、前記各バッファ回路部は、該逆電流防止回路部から前記所定の逆電流検出信号が入力されると、入力された前記スイッチング制御信号に関係なく対応する前記整流スイッチ素子をオフさせて遮断状態にするようにしてもよい。
また、前記スイッチングレギュレータは、前記入力端子に入力された入力電圧を所定の電圧に降圧して前記出力電圧として出力する降圧型であるようにした。
また、前記スイッチングレギュレータは、前記入力端子に入力された入力電圧を所定の電圧に昇圧して前記出力電圧として出力する昇圧型であるようにした。
また、この発明に係るスイッチングレギュレータは、入力端子に入力された入力電圧を所定の電圧に変換して出力電圧として出力する、インダクタを備えた非同期整流方式の非絶縁型のスイッチングレギュレータにおいて、
制御電極に入力されたオン/オフ制御信号に応じてスイッチングを行い、前記入力電圧による前記インダクタへの充電を行う複数の出力スイッチ素子と、
該出力スイッチ素子がオフして前記インダクタへの充電が停止すると、前記インダクタの放電を行う整流素子と、
前記出力電圧が前記所定の電圧になるように前記出力スイッチ素子に対するスイッチング制御を行わせるためのスイッチング制御信号を生成して出力する出力スイッチ制御回路部と、
該出力スイッチ制御回路部からの前記スイッチング制御信号に応じて、対応する出力スイッチ素子の駆動制御を行う各バッファ回路部と、
を備え、
前記各バッファ回路部は、対応する前記出力スイッチ素子に応じた駆動能力を有し、外部から入力される選択信号に応じて、前記出力スイッチ制御回路部からのスイッチング制御信号に応じた動作を対応する前記出力スイッチ素子に行わせ、前記各出力スイッチ素子、前記出力スイッチ制御回路部及び前記各バッファ回路部は、前記選択信号が入力される選択制御端子を有する1つのICに集積されるものである。


また、前記各出力スイッチ素子は電流供給能力が異なるようにしてもよい。
この場合、前記各バッファ回路部は、対応する前記出力スイッチ素子の電流供給能力に対してオン/オフ時間が最適になるような駆動能力を有するようにした。
また、前記スイッチングレギュレータは、前記入力端子に入力された入力電圧を所定の電圧に降圧して前記出力電圧として出力する降圧型であるようにした。
また、前記スイッチングレギュレータは、前記入力端子に入力された入力電圧を所定の電圧に昇圧して前記出力電圧として出力する昇圧型であるようにした。
本発明のスイッチングレギュレータによれば、負荷電流検出回路のようなチップ面積の増大に繋がる要因を排除することができ、また、ユーザー自身が選択信号を制御することにより、軽負荷から重負荷条件において最適な出力スイッチ素子及び整流スイッチ素子、又は出力スイッチ素子のサイズを選択できると共に、出力スイッチ素子及び整流スイッチ素子をオン/オフさせるバッファ回路、又は出力スイッチ素子をオン/オフさせるバッファ回路のサイズを選択でき、いかなる条件においても入力電力変換効率の高効率化を実現することができる。
本発明の第1の実施の形態におけるスイッチングレギュレータの回路例を示した図である。 本発明の第1の実施の形態におけるスイッチングレギュレータの他の回路例を示した図である。 本発明の第1の実施の形態におけるスイッチングレギュレータの他の回路例を示した図である。 本発明の第2の実施の形態におけるスイッチングレギュレータの回路例を示した図である。 本発明の第2の実施の形態におけるスイッチングレギュレータの他の回路例を示した図である。 本発明の第2の実施の形態におけるスイッチングレギュレータの他の回路例を示した図である。 従来のスイッチングレギュレータの回路例を示した図である。 一般的な効率の負荷電流依存性曲線の例を示した図である。
次に、図面に示す実施の形態に基づいて、本発明を詳細に説明する。
第1の実施の形態.
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるスイッチングレギュレータの回路例を示した図である。なお、図1では、2つのコンバータ部を有する非絶縁型の降圧型スイッチングレギュレータを示しているが、基本的なコンバータ部の制御動作はコンバータ部の数に関わらず同じである。
図1において、スイッチングレギュレータ1は、入力端子INに入力された入力電圧Vinを所定の設定電圧に変換し、出力電圧Voutとして負荷10に出力する同期整流方式の降圧型スイッチングレギュレータである。
スイッチングレギュレータ1は、コンバータ部2,3、出力スイッチ制御回路部4、インダクタL1及びコンデンサCoを備えている。
コンバータ部2は、入力電圧Vinの出力制御を行うためのスイッチング動作を行うPMOSトランジスタからなる出力スイッチ素子M1pと、NMOSトランジスタからなる整流スイッチ素子M1nと、出力スイッチ素子M1p及び整流スイッチ素子M1nの各ゲートに、スイッチング動作をさせるためのオン/オフ制御信号PG1及びNG1をそれぞれ出力するバッファ回路5とを備えている。
同様に、コンバータ部3は、入力電圧Vinの出力制御を行うためのスイッチング動作を行うPMOSトランジスタからなる出力スイッチ素子M2pと、NMOSトランジスタからなる整流スイッチ素子M2nと、出力スイッチ素子M2p及び整流スイッチ素子M2nの各ゲートに、スイッチング動作をさせるためのオン/オフ制御信号PG2及びNG2をそれぞれ出力するバッファ回路6とを備えている。
バッファ回路5は、PMOSトランジスタM11p,M12p、NMOSトランジスタM11n,M12n、3入力のNOR回路11、3入力のNAND回路12、2入力のAND回路13及びインバータ回路14で構成されている。
また、バッファ回路6は、PMOSトランジスタM21p,M22p、NMOSトランジスタM21n,M22n、3入力のNOR回路21、3入力のNAND回路22、2入力のAND回路23及び2入力のNAND回路24で構成されている。
出力スイッチ制御回路部4は、出力端子OUTからの出力電圧Voutが所定の設定電圧になるように、バッファ回路5及び6に対して、出力スイッチ素子M1p及びM2pに対するスイッチング制御を行わせると共に、整流スイッチ素子M1n及びM2nへの、出力スイッチ素子M1p及びM2pと相反するスイッチング動作を行わせる。
また、図1のスイッチングレギュレータ1において、インダクタL1とコンデンサCoを除く各回路は、1つのICに集積されており、該ICは、入力端子IN、出力端子OUT、コンバータ選択制御端子DRVSEL、接続端子LX及び接地端子GNDを備え、接地端子GNDは接地電圧に接続されている。なお、前記IC内の各回路において、接地電圧に接続される場合は、すべて接地端子GNDを介して接地電圧に接続される。また、バッファ回路5及び6はそれぞれバッファ回路部をなし、コンバータ選択制御端子DRVSELは選択制御端子をなす。
接続端子LXと出力端子OUTとの間にはインダクタL1が接続され、出力端子OUTと接地電圧との間にはコンデンサCoが接続され、出力端子OUTと接地電圧との間には負荷10が接続されている。
コンバータ部2において、入力端子INと接続端子LXとの間には、出力スイッチ素子M1pが接続されており、接続端子LXと接地電圧との間に整流スイッチ素子M1nが接続されている。PMOSトランジスタM11p及びNMOSトランジスタM11nはインバータ回路を形成しており、入力電圧Vinと接地電圧との間にPMOSトランジスタM11p及びNMOSトランジスタM11nが直列に接続され、PMOSトランジスタM11pとNMOSトランジスタM11nとの接続部は該インバータ回路の出力端をなしており、出力スイッチ素子M1pのゲートに接続されている。また、PMOSトランジスタM11p及びNMOSトランジスタM11nの各ゲートは接続され、該接続部は前記インバータ回路の入力端をなしNOR回路11の出力端に接続されている。
同様に、PMOSトランジスタM12p及びNMOSトランジスタM12nはインバータ回路を形成しており、入力電圧Vinと接地電圧との間にPMOSトランジスタM12p及びNMOSトランジスタM12nが直列に接続され、PMOSトランジスタM12pとNMOSトランジスタM12nとの接続部は該インバータ回路の出力端をなしており、整流スイッチ素子M1nのゲートに接続されている。また、PMOSトランジスタM12p及びNMOSトランジスタM12nの各ゲートは接続され、該接続部は前記インバータ回路の入力端をなしNAND回路12の出力端に接続されている。
NOR回路11において、第1の入力端はAND回路13の出力端に、第2の入力端はインバータ回路14の出力端に、第3の入力端はPMOSトランジスタM12pとNMOSトランジスタM12nとの接続部にそれぞれ接続されている。また、NAND回路12において、第1の入力端はPMOSトランジスタM11pとNMOSトランジスタM11nとの接続部に、第2の入力端はインバータ回路14の出力端にそれぞれ接続され、第3の入力端には出力スイッチ素子M2pのゲートに入力されるオン/オフ制御信号PG2が入力されている。また、AND回路13において、一方の入力端はコンバータ選択制御端子DRVSELに接続され、他方の入力端には整流スイッチ素子M2nのゲートに入力されるオン/オフ制御信号NG2が入力されており、インバータ回路14の入力端には出力スイッチ制御回路部4から出力されたスイッチング制御信号PSETが入力されている。
次に、コンバータ部3において、入力端子INと接続端子LXとの間には、出力スイッチ素子M2pが接続されており、接続端子LXと接地電圧との間に整流スイッチ素子M2nが接続されている。PMOSトランジスタM21p及びNMOSトランジスタM21nはインバータ回路を形成しており、入力電圧Vinと接地電圧との間にPMOSトランジスタM21p及びNMOSトランジスタM21nが直列に接続され、PMOSトランジスタM21pとNMOSトランジスタM21nとの接続部は該インバータ回路の出力端をなしており、出力スイッチ素子M2pのゲートに接続されている。また、PMOSトランジスタM21p及びNMOSトランジスタM21nの各ゲートは接続され、該接続部は前記インバータ回路の入力端をなしNOR回路21の出力端に接続されている。
同様に、PMOSトランジスタM22p及びNMOSトランジスタM22nはインバータ回路を形成しており、入力電圧Vinと接地電圧との間にPMOSトランジスタM22p及びNMOSトランジスタM22nが直列に接続され、PMOSトランジスタM22pとNMOSトランジスタM22nとの接続部は該インバータ回路の出力端をなしており、整流スイッチ素子M2nのゲートに接続されている。また、PMOSトランジスタM22p及びNMOSトランジスタM22nの各ゲートは接続され、該接続部は前記インバータ回路の入力端をなしNAND回路22の出力端に接続されている。
NOR回路21において、第1の入力端には整流スイッチ素子M1nのゲートに入力されるオン/オフ制御信号NG1が入力され、第2の入力端はNAND回路24の出力端に、第3の入力端はPMOSトランジスタM22pとNMOSトランジスタM22nとの接続部にそれぞれ接続されている。また、NAND回路22において、第1の入力端はPMOSトランジスタM21pとNMOSトランジスタM21nとの接続部に、第2の入力端はNAND回路24の出力端に、第3の入力端はAND回路23の出力端にそれぞれ接続されている。AND回路23において、一方の入力端はコンバータ選択制御端子DRVSELに接続され、他方の入力端には出力スイッチ素子M1pのゲートに入力されるオン/オフ制御信号PG1が入力されている。また、NAND回路24において、一方の入力端には出力スイッチ制御回路部4から出力されたスイッチング制御信号PSETが入力され、他方の入力端はコンバータ選択制御端子DRVSELに接続されている。
一方、出力スイッチ制御回路部4は、出力端子OUTを介して出力電圧Voutが入力されると共に、コンバータ選択制御端子DRVSELに入力されたコンバータ選択信号S1が入力され、スイッチング制御信号PSETを生成して出力する。コンバータ選択信号S1は選択信号をなす。
なお、出力スイッチ素子及び整流スイッチ素子は、スイッチサイズが同じであってもよいし、異なっていてもよい。図1では、出力スイッチ素子M1p,M2pと、整流スイッチ素子M1n,M2nは、M1p<M2p、M1n<M2nというサイズの大小関係を有しているものとし、サイズの大きい方同士と小さい方同士で出力スイッチ素子及び整流スイッチ素子のペアを組み、すなわち、出力スイッチ素子M1pと整流スイッチ素子M1nのスイッチペア15と、出力スイッチ素子M2pと整流スイッチ素子M2nのスイッチペア25を有している。一般に、スイッチサイズが小さくなると、スイッチをオン/オフさせるバッファ回路のサイズを小さくすることができ、スイッチをオン/オフさせる時に発生するバッファ回路での消費電力も小さくすることができる。
図1では、各スイッチペア15及び25に対して、各スイッチをオン/オフさせるバッファ回路5及び6においても、バッファ回路5の回路サイズがバッファ回路6よりも小さくなるように回路サイズの調整が行われ、各バッファ回路での各スイッチング制御における消費電力もバッファ回路5がバッファ回路6よりも小さくなっているものとする。
このようなことから、小さいスイッチサイズを持つコンバータ部2は、負荷10に流れる負荷電流が小さいような軽負荷条件において、小さいサイズのスイッチをオン/オフさせればよいため、出力スイッチ素子M1p及び整流スイッチ素子M1nの各ゲート容量に対する充放電電流を小さくすることができる。更に、バッファ回路5の消費電流も小さくすることができるため、軽負荷条件における効率を高めることができる。
また、大きなスイッチサイズを持つコンバータ部3は、負荷電流が大きいような重負荷条件において、オン抵抗の小さいスイッチでスイッチング動作を行うことができるため、重負荷条件における効率を高めることができる。
更に、コンバータ部2を、負荷電流が大きいような重負荷条件においても、コンバータ部3と同時に駆動させることにより、更に高い効率を得ることができる。
このような構成において、出力スイッチ制御回路部4は、出力電圧Voutが所定の電圧になるようにスイッチング制御信号PSETを生成して出力する。例えば、出力スイッチ制御回路部4がPWM制御を行う場合、出力電圧Voutが所定の電圧になるように、パルス信号をなすスイッチング制御信号PSETのパルス幅を制御して、出力電圧Voutが所定の電圧になるようにする。この場合、出力スイッチ制御回路部4は、出力電圧Voutが大きくなると、スイッチング制御信号PSETのデューティサイクルを小さくし、出力スイッチ素子M1p及びM2pがオンする時間を短くすると共に、それに応じて整流スイッチ素子M1n及びM2nがオンする時間を長くして、スイッチングレギュレータ1の出力電圧Voutが低下するように制御する。
また、出力スイッチ制御回路部4は、出力電圧Voutが小さくなると、スイッチング制御信号PSETのデューティサイクルを大きくし、出力スイッチ素子M1p及びM2pがオンする時間を長くすると共に、それに応じて整流スイッチ素子M1n及びM2nがオンする時間を短くして、スイッチングレギュレータ1の出力電圧Voutが上昇するように制御する。このような動作を繰り返して、出力電圧Voutが所定の電圧で一定になるように制御される。
一方、コンバータ選択制御端子DRVSELには、外部からコンバータ選択信号S1が入力され、負荷10が軽負荷状態である場合は、コンバータ選択信号S1はローレベルになる。このため、AND回路13はオン/オフ制御信号NG2に関係なくローレベルの信号を出力する。これらのことから、NOR回路11及びNAND回路12は、スイッチング制御信号PSETに応じて相反する信号レベルの信号をそれぞれ出力し、出力スイッチ素子M1p及び整流スイッチ素子M1nは、スイッチング制御信号PSETに応じて相反するスイッチ動作を行う。
また、AND回路23からはオン/オフ制御信号PG1に関係なくローレベルの信号が出力されると共に、NAND回路24からはスイッチング制御信号PSETに関係なくハイレベルの信号が出力される。このため、NOR回路21からはローレベルの信号が、NAND回路22からはハイレベルの信号がそれぞれ出力され、出力スイッチ素子M2p及び整流スイッチ素子M2nはスイッチング制御信号PSETに関係なくそれぞれオフして遮断状態になる。
次に、負荷10が重負荷状態である場合は、コンバータ選択信号S1はハイレベルになる。このため、AND回路13は、オン/オフ制御信号NG2に応じた信号レベルの信号を出力し、NOR回路11は、インバータ回路14の出力信号、オン/オフ制御信号NG1及びNG2の少なくとも1つがハイレベルになるとローレベルの信号を出力して出力スイッチ素子M1pをオフさせて遮断状態にする。また、NOR回路11は、インバータ回路14の出力信号、オン/オフ制御信号NG1及びNG2がそれぞれローレベルになるとハイレベルの信号を出力して出力スイッチ素子M1pをオンさせて導通状態にする。
これに対して、NAND回路12は、インバータ回路14の出力信号、オン/オフ制御信号PG1及びPG2がそれぞれハイレベルになるとローレベルの信号を出力して整流スイッチ素子M1nをオンさせて導通状態にする。また、NAND回路12は、インバータ回路14の出力信号、オン/オフ制御信号PG1及びPG2の少なくとも1つがローレベルになるとハイレベルの信号を出力して整流スイッチ素子M1nをオフさせて遮断状態にする。
また、AND回路23は、オン/オフ制御信号PG1の信号レベルと同じ信号レベルの信号を出力し、NAND回路24は、スイッチング制御信号PSETの信号レベルと相反する信号レベルの信号を出力する。NOR回路21は、NAND回路24の出力信号、オン/オフ制御信号NG1及びNG2の少なくとも1つがハイレベルになるとローレベルの信号を出力して出力スイッチ素子M2pをオフさせて遮断状態にする。また、NOR回路21は、NAND回路24の出力信号、オン/オフ制御信号NG1及びNG2がそれぞれローレベルになるとハイレベルの信号を出力して出力スイッチ素子M2pをオンさせて導通状態にする。
これに対して、NAND回路22は、NAND回路24の出力信号、オン/オフ制御信号PG1及びPG2がそれぞれハイレベルになるとローレベルの信号を出力して整流スイッチ素子M2nをオンさせて導通状態にする。また、NAND回路22は、NAND回路24の出力信号、オン/オフ制御信号PG1及びPG2の少なくとも1つがローレベルになるとハイレベルの信号を出力して整流スイッチ素子M2nをオフさせて遮断状態にする。
次に、図1のスイッチングレギュレータ1に、出力端子OUTから接続端子LXの方向に電流が流れる逆電流の発生を防止する回路を備えるようにしてもよく、このようにしたものを図2に示す。なお、図2では、図1と同じもの又は同様のものは同じ符号で示し、ここではその説明を省略すると共に図1との相違点のみ説明する。
図2における図1との相違点は、出力スイッチ制御回路部4内に逆電流防止回路31を備えると共に、2入力のOR回路16及び26を追加したことにある。なお、逆電流防止回路31は逆電流防止回路部をなす。
図2において、OR回路16の一方の入力端はNAND回路12の出力端に接続され、OR回路16の他方の入力端には逆電流防止回路31からの整流スイッチオフ信号NOFFが入力されている。OR回路16の出力端は、PMOSトランジスタM12p及びNMOSトランジスタM12nの各ゲートの接続部に接続されている。同様に、OR回路26の一方の入力端はNAND回路22の出力端に接続され、OR回路26の他方の入力端には逆電流防止回路31からの整流スイッチオフ信号NOFFが入力されている。OR回路26の出力端は、PMOSトランジスタM22p及びNMOSトランジスタM22nの各ゲートの接続部に接続されている。
このような構成において、逆電流防止回路31は、図示していないが、例えば接続端子LXの電圧検出を行い、接続端子LXの電圧が接地電圧以下になると逆電流の発生兆候又は発生を検出したと判定し、ハイレベルの整流スイッチオフ信号NOFFを出力する。このため、OR回路16は、NAND回路12の出力信号に関係なくハイレベルの信号を出力して整流スイッチ素子M1nをオフさせて遮断状態にする。同様に、OR回路26は、NAND回路22の出力信号に関係なくハイレベルの信号を出力して整流スイッチ素子M2nをオフさせて遮断状態にする。
また、逆電流防止回路31は、接続端子LXの電圧が接地電圧を超えている場合は、逆電流の発生兆候及び発生を検出していないと判定し、ローレベルの整流スイッチオフ信号NOFFを出力する。このため、OR回路16は、NAND回路12の出力信号の信号レベルと同じ信号レベルの信号を出力すると共に、OR回路26は、NAND回路22の出力信号の信号レベルと同じ信号レベルの信号を出力する。
このように、出力電圧Voutから整流スイッチ素子M1n及びM2nの方向に流れる逆電流の発生を検出すると、整流スイッチ素子M1n及びM2nをそれぞれ強制的にオフさせて遮断状態にすることにより、前記逆電流の発生を防止することができ、前記逆電流の発生に伴う効率の低下を防止することができるため、このような逆電流検出機能と、大小のコンバータ部2及び3を選択するコンバータ選択制御端子DRVSELにより、更に軽負荷状態での効率を向上させることができる。
次に、前記図1では、同期整流方式の降圧型スイッチングレギュレータを例にして示したが、本発明は非同期整流方式の降圧型スイッチングレギュレータにも適用することができ、このようにしたものを図3に示す。なお、図3では、図1と同じもの又は同様のものは同じ符号で示し、ここではその説明を省略すると共に図1との相違点のみ説明する。
図3における図1との相違点は、整流スイッチ素子M1n及びM2nをなくして整流ダイオードD1を追加したことにあり、これに伴って、PMOSトランジスタM12p,M22p、NMOSトランジスタM12n,M22n、NOR回路11,21、NAND回路12,22及びAND回路13,23をなくし、インバータ回路17及び27を追加したことにある。
図3において、スイッチングレギュレータ1は、コンバータ部2,3、出力スイッチ制御回路部4、整流素子をなす整流ダイオードD1、インダクタL1及びコンデンサCoを備えている。
コンバータ部2は、出力スイッチ素子M1pと、出力スイッチ素子M1pのゲートに、スイッチング動作をさせるためのオン/オフ制御信号PG1を出力するバッファ回路5とを備えている。
同様に、コンバータ部3は、出力スイッチ素子M2pと、出力スイッチ素子M2pのゲートに、スイッチング動作をさせるためのオン/オフ制御信号PG2を出力するバッファ回路6とを備えている。
バッファ回路5は、PMOSトランジスタM11p、NMOSトランジスタM11n及びインバータ回路14,17で構成されている。
また、バッファ回路6は、PMOSトランジスタM21p、NMOSトランジスタM21n、2入力のNAND回路24及びインバータ回路27で構成されている。
出力スイッチ制御回路部4は、出力端子OUTからの出力電圧Voutが所定の設定電圧になるように、バッファ回路5及び6に対して、出力スイッチ素子M1p及びM2pに対するスイッチング制御を行わせる。
また、図3のスイッチングレギュレータ1において、整流ダイオードD1、インダクタL1及びコンデンサCoを除く各回路は、1つのICに集積されており、該ICは、入力端子IN、出力端子OUT、コンバータ選択制御端子DRVSEL、接続端子LX及び接地端子GNDを備え、接地端子GNDは接地電圧に接続されている。なお、前記IC内の各回路において、接地電圧に接続される場合は、すべて接地端子GNDを介して接地電圧に接続される。
整流ダイオードD1において、カソードは接続端子LXに接続され、アノードは接地電圧に接続されている。
コンバータ部2において、入力端子INと接続端子LXとの間には、出力スイッチ素子M1pが接続されている。入力電圧Vinと接地電圧との間にPMOSトランジスタM11p及びNMOSトランジスタM11nが直列に接続され、PMOSトランジスタM11pとNMOSトランジスタM11nとの接続部は、出力スイッチ素子M1pのゲートに接続されている。また、PMOSトランジスタM11p及びNMOSトランジスタM11nの各ゲートは接続され、該接続部はインバータ回路17の出力端に接続されている。インバータ回路17の入力端はインバータ回路14の出力端に接続され、インバータ回路14の入力端にはスイッチング制御信号PSETが入力されている。
次に、コンバータ部3において、入力端子INと接続端子LXとの間には、出力スイッチ素子M2pが接続されている。入力電圧Vinと接地電圧との間にPMOSトランジスタM21p及びNMOSトランジスタM21nが直列に接続され、PMOSトランジスタM21pとNMOSトランジスタM21nとの接続部は、出力スイッチ素子M2pのゲートに接続されている。また、PMOSトランジスタM21p及びNMOSトランジスタM21nの各ゲートは接続され、該接続部はインバータ回路27の出力端に接続されている。インバータ回路27の入力端はNAND回路24の出力端に接続され、NAND回路24において、一方の入力端にはスイッチング制御信号PSETが入力され、他方の入力端はコンバータ選択制御端子DRVSELに接続されている。
このような構成において、出力スイッチ制御回路部4は、出力電圧Voutが所定の電圧になるようにスイッチング制御信号PSETを生成して出力する。例えば、出力スイッチ制御回路部4がPWM制御を行う場合、出力電圧Voutが所定の電圧になるように、パルス信号をなすスイッチング制御信号PSETのパルス幅を制御して、出力電圧Voutが所定の電圧になるようにする。この場合、出力スイッチ制御回路部4は、出力電圧Voutが大きくなると、スイッチング制御信号PSETのデューティサイクルを小さくし、出力スイッチ素子M1p及びM2pがオンする時間を短くして、スイッチングレギュレータ1の出力電圧Voutが低下するように制御する。
また、出力スイッチ制御回路部4は、出力電圧Voutが小さくなると、スイッチング制御信号PSETのデューティサイクルを大きくし、出力スイッチ素子M1p及びM2pがオンする時間を長くして、スイッチングレギュレータ1の出力電圧Voutが上昇するように制御する。このような動作を繰り返して、出力電圧Voutが所定の電圧で一定になるように制御される。
一方、負荷10が軽負荷状態である場合は、コンバータ選択信号S1はローレベルになるため、NAND回路24からはスイッチング制御信号PSETに関係なくハイレベルの信号が出力される。このため、出力スイッチ素子M2pは、スイッチング制御信号PSETに関係なくオフして遮断状態になる。
次に、負荷10が重負荷状態である場合は、コンバータ選択信号S1はハイレベルになるため、NAND回路24は、スイッチング制御信号PSETの信号レベルと相反する信号レベルの信号を出力する。
図3で示したような非同期整流方式では、整流ダイオードD1を使用することで、外付け部品に整流ダイオードD1が増え、整流ダイオードD1による整流時に発生する電圧降下分での効率低下が発生することになるが、確実に出力電圧VoutからインダクタL1の方向に流れる逆電流の発生を完全防止することができ、更に整流スイッチ素子と整流スイッチ素子を制御する回路のレイアウト面積を削除することができ、図1及び図2で示した場合よりも更に小さなチップ面積にすることができるというメリットがある。
このように、本第1の実施の形態におけるスイッチングレギュレータは、負荷10が軽負荷状態である場合は、コンバータ部2のみでスイッチング動作を行い、軽負荷条件における効率を高い状態に保つことができ、負荷10が重負荷状態である場合は、コンバータ部2に加えてコンバータ部3でもスイッチング動作を行わせて、重負荷条件における効率も高い状態にすることができる。
また、2つのコンバータ部2,3と、出力スイッチ制御回路部4と、コンバータ選択制御端子DRVSELを1チップに集約し、負荷電流の大きさを検出する回路等を備えていないため、チップ面積を増加させることなく、ユーザーに提供しやすいチップ面積を実現することできる。
第2の実施の形態.
図4は、本発明の第2の実施の形態におけるスイッチングレギュレータの回路例を示した図である。なお、図4では、2つのコンバータ部を有する非絶縁型の昇圧型スイッチングレギュレータを示しているが、基本的なコンバータ部の制御動作はコンバータ部の数に関わらず同じである。
図4において、スイッチングレギュレータ31は、入力端子INに入力された入力電圧Vinを所定の設定電圧に変換し、出力電圧Voutとして出力端子OUTから負荷10に出力する同期整流方式の昇圧型スイッチングレギュレータである。
スイッチングレギュレータ31は、コンバータ部32,33、出力スイッチ制御回路部34、インダクタL1及びコンデンサCoを備えている。
コンバータ部32は、入力電圧VinでインダクタL1を充電するためのスイッチング動作を行うNMOSトランジスタからなる出力スイッチ素子M31nと、PMOSトランジスタからなる整流スイッチ素子M31pと、出力スイッチ素子M31n及び整流スイッチ素子M31pの各ゲートに、スイッチング動作をさせるためのオン/オフ制御信号NG31及びPG31をそれぞれ出力するバッファ回路35とを備えている。
同様に、コンバータ部33は、入力電圧VinでインダクタL1を充電するためのスイッチング動作を行うNMOSトランジスタからなる出力スイッチ素子M32nと、PMOSトランジスタからなる整流スイッチ素子M32pと、出力スイッチ素子M32n及び整流スイッチ素子M32pの各ゲートに、スイッチング動作をさせるためのオン/オフ制御信号NG32及びPG32をそれぞれ出力するバッファ回路36とを備えている。
バッファ回路35は、PMOSトランジスタM41p,M42p、NMOSトランジスタM41n,M42n、3入力のNOR回路41、3入力のNAND回路42、2入力のAND回路43及びインバータ回路44で構成されている。
また、バッファ回路36は、PMOSトランジスタM51p,M52p、NMOSトランジスタM51n,M52n、3入力のNOR回路51、3入力のNAND回路52、2入力のAND回路53及び2入力のNAND回路54で構成されている。
出力スイッチ制御回路部34は、出力端子OUTから出力される出力電圧Voutが所定の設定電圧になるように、バッファ回路35及び36に対して、出力スイッチ素子M31n及びM32nに対するスイッチング制御を行わせると共に、整流スイッチ素子M31p及びM32pへの、出力スイッチ素子M31n及びM32nと相反するスイッチング動作を行わせる。
また、図4のスイッチングレギュレータ31において、インダクタL1とコンデンサCoを除く各回路は、1つのICに集積されており、該ICは、入力端子IN、出力端子OUT、コンバータ選択制御端子DRVSEL、接続端子LX及び接地端子GNDを備え、接地端子GNDは接地電圧に接続されている。なお、前記IC内の各回路において、接地電圧に接続される場合は、すべて接地端子GNDを介して接地電圧に接続される。また、バッファ回路35及び36はそれぞれバッファ回路部をなす。
入力端子INと接続端子LXとの間にはインダクタL1が接続され、出力端子OUTと接地電圧との間にはコンデンサCoが接続され、出力端子OUTと接地電圧との間には負荷10が接続されている。
コンバータ部32において、接続端子LXと接地電圧との間には、出力スイッチ素子M31nが接続されており、接続端子LXと出力端子OUTとの間に整流スイッチ素子M31pが接続されている。PMOSトランジスタM41p及びNMOSトランジスタM41nはインバータ回路を形成しており、入力電圧Vinと接地電圧との間にPMOSトランジスタM41p及びNMOSトランジスタM41nが直列に接続され、PMOSトランジスタM41pとNMOSトランジスタM41nとの接続部は該インバータ回路の出力端をなしており、整流スイッチ素子M31pのゲートに接続されている。また、PMOSトランジスタM41p及びNMOSトランジスタM41nの各ゲートは接続され、該接続部は前記インバータ回路の入力端をなしNOR回路41の出力端に接続されている。
同様に、PMOSトランジスタM42p及びNMOSトランジスタM42nはインバータ回路を形成しており、入力電圧Vinと接地電圧との間にPMOSトランジスタM42p及びNMOSトランジスタM42nが直列に接続され、PMOSトランジスタM42pとNMOSトランジスタM42nとの接続部は該インバータ回路の出力端をなしており、出力スイッチ素子M31nのゲートに接続されている。また、PMOSトランジスタM42p及びNMOSトランジスタM42nの各ゲートは接続され、該接続部は前記インバータ回路の入力端をなしNAND回路42の出力端に接続されている。
NOR回路41において、第1の入力端はAND回路43の出力端に、第2の入力端はインバータ回路44の出力端に、第3の入力端はPMOSトランジスタM42pとNMOSトランジスタM42nとの接続部にそれぞれ接続されている。また、NAND回路42において、第1の入力端はPMOSトランジスタM41pとNMOSトランジスタM41nとの接続部に、第2の入力端はインバータ回路44の出力端にそれぞれ接続され、第3の入力端には整流スイッチ素子M32pのゲートに入力されるオン/オフ制御信号PG32が入力されている。また、AND回路43において、一方の入力端はコンバータ選択制御端子DRVSELに接続され、他方の入力端には出力スイッチ素子M32nのゲートに入力されるオン/オフ制御信号NG32が入力されており、インバータ回路44の入力端には出力スイッチ制御回路部34から出力されたスイッチング制御信号NSETが入力されている。
次に、コンバータ部33において、接続端子LXと接地電圧との間には、出力スイッチ素子M32nが接続されており、接続端子LXと出力端子OUTとの間に整流スイッチ素子M32pが接続されている。PMOSトランジスタM51p及びNMOSトランジスタM51nはインバータ回路を形成しており、入力電圧Vinと接地電圧との間にPMOSトランジスタM51p及びNMOSトランジスタM51nが直列に接続され、PMOSトランジスタM51pとNMOSトランジスタM51nとの接続部は該インバータ回路の出力端をなしており、整流スイッチ素子M32pのゲートに接続されている。また、PMOSトランジスタM51p及びNMOSトランジスタM51nの各ゲートは接続され、該接続部は前記インバータ回路の入力端をなしNOR回路51の出力端に接続されている。
同様に、PMOSトランジスタM52p及びNMOSトランジスタM52nはインバータ回路を形成しており、入力電圧Vinと接地電圧との間にPMOSトランジスタM52p及びNMOSトランジスタM52nが直列に接続され、PMOSトランジスタM52pとNMOSトランジスタM52nとの接続部は該インバータ回路の出力端をなしており、出力スイッチ素子M32nのゲートに接続されている。また、PMOSトランジスタM52p及びNMOSトランジスタM52nの各ゲートは接続され、該接続部は前記インバータ回路の入力端をなしNAND回路52の出力端に接続されている。
NOR回路51において、第1の入力端には出力スイッチ素子M31nのゲートに入力されるオン/オフ制御信号NG31が入力され、第2の入力端はNAND回路54の出力端に、第3の入力端はPMOSトランジスタM52pとNMOSトランジスタM52nとの接続部にそれぞれ接続されている。また、NAND回路52において、第1の入力端はPMOSトランジスタM51pとNMOSトランジスタM51nとの接続部に、第2の入力端はNAND回路54の出力端に、第3の入力端はAND回路53の出力端にそれぞれ接続されている。AND回路53において、一方の入力端はコンバータ選択制御端子DRVSELに接続され、他方の入力端には整流スイッチ素子M31pのゲートに入力されるオン/オフ制御信号PG31が入力されている。また、NAND回路54において、一方の入力端には出力スイッチ制御回路部34から出力されたスイッチング制御信号NSETが入力され、他方の入力端はコンバータ選択制御端子DRVSELに接続されている。
一方、出力スイッチ制御回路部34は、出力電圧Voutが入力されると共に、コンバータ選択制御端子DRVSELに入力されたコンバータ選択信号S1が入力され、スイッチング制御信号NSETを生成して出力する。
なお、出力スイッチ素子及び整流スイッチ素子は、スイッチサイズが同じであってもよいし、異なっていてもよい。図4では、出力スイッチ素子M31n,M32nと、整流スイッチ素子M31p,M32pは、M31n<M32n、M31p<M32pというサイズの大小関係を有しているものとし、サイズの大きい方同士と小さい方同士で出力スイッチ素子及び整流スイッチ素子のペアを組み、すなわち、出力スイッチ素子M31nと整流スイッチ素子M31pのスイッチペア45と、出力スイッチ素子M32nと整流スイッチ素子M32pのスイッチペア55を有している。一般に、スイッチサイズが小さくなると、スイッチをオン/オフさせるバッファ回路のサイズを小さくすることができ、スイッチをオン/オフさせる時に発生するバッファ回路での消費電力も小さくすることができる。
図4では、各スイッチペア45及び55に対して、各スイッチをオン/オフさせるバッファ回路35及び36においても、バッファ回路35の回路サイズがバッファ回路36よりも小さくなるように回路サイズの調整が行われ、各バッファ回路での各スイッチング制御における消費電力もバッファ回路35がバッファ回路36よりも小さくなっているものとする。
このようなことから、小さいスイッチサイズを持つコンバータ部32は、負荷電流が小さいような軽負荷条件において、小さいサイズのスイッチをオン/オフさせればよいため、出力スイッチ素子M31n及び整流スイッチ素子M31pの各ゲート容量に対する充放電電流を小さくすることができる。更に、バッファ回路35の消費電流も小さくできるため、軽負荷条件における効率を高めることができる。
また、大きなスイッチサイズを持つコンバータ部33は、負荷電流が大きいような重負荷条件において、オン抵抗の小さいスイッチでスイッチング動作を行うことができるため、重負荷条件における効率を高めることができる。
更に、コンバータ部32を、負荷電流が大きいような重負荷条件においても、コンバータ部33と同時に駆動させることにより、更に高い効率を得ることができる。
このような構成において、出力スイッチ制御回路部34は、出力電圧Voutが所定の電圧になるようにスイッチング制御信号NSETを生成して出力する。例えば、出力スイッチ制御回路部34がPWM制御を行う場合、出力電圧Voutが所定の電圧になるように、パルス信号をなすスイッチング制御信号NSETのパルス幅を制御して、出力電圧Voutが所定の電圧になるようにする。この場合、出力スイッチ制御回路部34は、出力電圧Voutが大きくなると、スイッチング制御信号NSETのデューティサイクルを小さくし、出力スイッチ素子M31n及びM32nがオンする時間を短くすると共に、それに応じて整流スイッチ素子M31p及びM32pがオンする時間を長くして、スイッチングレギュレータ31の出力電圧Voutが低下するように制御する。
また、出力スイッチ制御回路部34は、出力電圧Voutが小さくなると、スイッチング制御信号NSETのデューティサイクルを大きくし、出力スイッチ素子M31n及びM32nがオンする時間を長くすると共に、それに応じて整流スイッチ素子M31p及びM32pがオンする時間を短くして、スイッチングレギュレータ31の出力電圧Voutが上昇するように制御する。このような動作を繰り返して、出力電圧Voutが所定の電圧で一定になるように制御される。
一方、コンバータ選択制御端子DRVSELには、外部からコンバータ選択信号S1が入力され、負荷10が軽負荷状態である場合は、コンバータ選択信号S1はローレベルになる。このため、AND回路43はオン/オフ制御信号NG32に関係なくローレベルの信号を出力する。これらのことから、NOR回路41及びNAND回路42は、スイッチング制御信号NSETに応じて相反する信号レベルの信号をそれぞれ出力し、出力スイッチ素子M31n及び整流スイッチ素子M31pは、スイッチング制御信号NSETに応じて相反するスイッチ動作を行う。
また、AND回路53からはオン/オフ制御信号PG31に関係なくローレベルの信号が出力されると共に、NAND回路54からはスイッチング制御信号NSETに関係なくハイレベルの信号が出力される。このため、NOR回路51からはローレベルの信号が、NAND回路52からはハイレベルの信号がそれぞれ出力され、出力スイッチ素子M32n及び整流スイッチ素子M32pはスイッチング制御信号NSETに関係なくそれぞれオフして遮断状態になる。
次に、負荷10が重負荷状態である場合は、コンバータ選択信号S1はハイレベルになる。このため、AND回路43は、オン/オフ制御信号NG32に応じた信号レベルの信号を出力し、NOR回路41は、インバータ回路44の出力信号、オン/オフ制御信号NG31及びNG32の少なくとも1つがハイレベルになるとローレベルの信号を出力して整流スイッチ素子M31pをオフさせて遮断状態にする。また、NOR回路41は、インバータ回路44の出力信号、オン/オフ制御信号NG31及びNG32がそれぞれローレベルになるとハイレベルの信号を出力して整流スイッチ素子M31pをオンさせて導通状態にする。
これに対して、NAND回路42は、インバータ回路44の出力信号、オン/オフ制御信号PG31及びPG32がそれぞれハイレベルになるとローレベルの信号を出力して出力スイッチ素子M31nをオンさせて導通状態にする。また、NAND回路42は、インバータ回路44の出力信号、オン/オフ制御信号PG31及びPG32の少なくとも1つがローレベルになるとハイレベルの信号を出力して出力スイッチ素子M31nをオフさせて遮断状態にする。
また、AND回路53は、オン/オフ制御信号PG31の信号レベルと同じ信号レベルの信号を出力し、NAND回路54は、スイッチング制御信号NSETの信号レベルと相反する信号レベルの信号を出力する。NOR回路51は、NAND回路54の出力信号、オン/オフ制御信号NG31及びNG32の少なくとも1つがハイレベルになるとローレベルの信号を出力して整流スイッチ素子M32pをオフさせて遮断状態にする。また、NOR回路51は、NAND回路54の出力信号、オン/オフ制御信号NG31及びNG32がそれぞれローレベルになるとハイレベルの信号を出力して整流スイッチ素子M32pをオンさせて導通状態にする。
これに対して、NAND回路52は、NAND回路54の出力信号、オン/オフ制御信号PG31及びPG32がそれぞれハイレベルになるとローレベルの信号を出力して出力スイッチ素子M32nをオンさせて導通状態にする。また、NAND回路52は、NAND回路54の出力信号、オン/オフ制御信号PG31及びPG32の少なくとも1つがローレベルになるとハイレベルの信号を出力して出力スイッチ素子M32nをオフさせて遮断状態にする。
次に、図4のスイッチングレギュレータ31に、出力端子OUTから整流スイッチ素子M31p及びM32pの方向に流れる逆電流の発生を防止する回路を備えるようにしてもよく、このようにしたものを図5に示す。なお、図5では、図4と同じもの又は同様のものは同じ符号で示し、ここではその説明を省略すると共に図4との相違点のみ説明する。
図5における図4との相違点は、出力スイッチ制御回路部34内に逆電流防止回路61を備えると共に、2入力のAND回路46及び56を追加したことにある。なお、逆電流防止回路61は逆電流防止回路部をなす。
図5において、AND回路46の一方の入力端はNOR回路41の出力端に接続され、AND回路46の他方の入力端には逆電流防止回路61からの整流スイッチオフ信号POFFBが入力されている。AND回路46の出力端は、PMOSトランジスタM41p及びNMOSトランジスタM41nの各ゲートの接続部に接続されている。同様に、AND回路56の一方の入力端はNOR回路51の出力端に接続され、AND回路56の他方の入力端には逆電流防止回路61からの整流スイッチオフ信号POFFBが入力されている。AND回路56の出力端は、PMOSトランジスタM51p及びNMOSトランジスタM51nの各ゲートの接続部に接続されている。
このような構成において、逆電流防止回路61は、図示していないが、例えば出力端子OUTと接続端子LXの各電圧の比較を行い、出力端子OUTの電圧が接続端子LXの電圧以上になると逆電流の発生兆候又は発生を検出したと判定し、ローレベルの整流スイッチオフ信号POFFBを出力する。このため、AND回路46は、NOR回路41の出力信号に関係なくローレベルの信号を出力して整流スイッチ素子M31pをオフさせて遮断状態にする。同様に、AND回路56は、NOR回路51の出力信号に関係なくローレベルの信号を出力して整流スイッチ素子M32pをオフさせて遮断状態にする。
また、逆電流防止回路61は、接続端子LXの電圧が出力端子OUTの電圧を超えている場合は、逆電流の発生兆候及び発生を検出していないと判定し、ハイレベルの整流スイッチオフ信号POFFBを出力する。このため、AND回路46は、NOR回路41の出力信号の信号レベルと同じ信号レベルの信号を出力すると共に、AND回路56は、NOR回路51の出力信号の信号レベルと同じ信号レベルの信号を出力する。
このように、出力端子OUTから整流スイッチ素子M31p及びM32pの方向に流れる逆電流の発生を検出すると、整流スイッチ素子M31p及びM32pをそれぞれ強制的にオフさせて遮断状態にすることにより、前記逆電流の発生を防止することができ、前記逆電流の発生に伴う効率の低下を防止することができるため、このような逆電流検出機能と、大小のコンバータ部32及び33を選択するコンバータ選択制御端子DRVSELにより、更に軽負荷状態での効率を向上させることができる。
次に、前記図4では、同期整流方式の昇圧型スイッチングレギュレータを例にして示したが、本発明は非同期整流方式の昇圧型スイッチングレギュレータにも適用することができ、このようにしたものを図6に示す。なお、図6では、図4と同じもの又は同様のものは同じ符号で示し、ここではその説明を省略すると共に図4との相違点のみ説明する。
図6における図4との相違点は、整流スイッチ素子M31p及びM32pをなくして整流ダイオードD31を追加したことにあり、これに伴って、PMOSトランジスタM41p,M51p、NMOSトランジスタM41n,M51n、NOR回路41,51、NAND回路42,52及びAND回路43,53をなくしたことにある。
図6において、スイッチングレギュレータ31は、コンバータ部32,33、出力スイッチ制御回路部34、整流ダイオードD31、インダクタL1及びコンデンサCoを備えている。
コンバータ部32は、出力スイッチ素子M31nと、出力スイッチ素子M31nのゲートに、スイッチング動作をさせるためのオン/オフ制御信号NG31を出力するバッファ回路35とを備えている。
同様に、コンバータ部33は、出力スイッチ素子M32nと、出力スイッチ素子M32nのゲートに、スイッチング動作をさせるためのオン/オフ制御信号NG32を出力するバッファ回路36とを備えている。
バッファ回路35は、PMOSトランジスタM42p、NMOSトランジスタM42n及びインバータ回路44で構成されている。
また、バッファ回路36は、PMOSトランジスタM52p、NMOSトランジスタM52n及び2入力のNAND回路54で構成されている。
出力スイッチ制御回路部34は、出力電圧Voutが所定の設定電圧になるように、バッファ回路35及び36に対して、出力スイッチ素子M31n及びM32nに対するスイッチング制御を行わせる。
また、図6のスイッチングレギュレータ31において、整流ダイオードD31、インダクタL1及びコンデンサCoを除く各回路は、1つのICに集積されており、該ICは、入力端子IN、出力端子OUT、コンバータ選択制御端子DRVSEL、接続端子LX,T1及び接地端子GNDを備え、接地端子GNDは接地電圧に接続されている。なお、前記IC内の各回路において、接地電圧に接続される場合は、すべて接地端子GNDを介して接地電圧に接続される。
整流ダイオードD31において、カソードは出力端子OUTに接続され、アノードは接続端子T1に接続されている。
コンバータ部32において、接続端子LXと接地電圧との間には、出力スイッチ素子M31nが接続されている。入力電圧Vinと接地電圧との間にPMOSトランジスタM42p及びNMOSトランジスタM42nが直列に接続され、PMOSトランジスタM42pとNMOSトランジスタM42nとの接続部は、出力スイッチ素子M31nのゲートに接続されている。また、PMOSトランジスタM42p及びNMOSトランジスタM42nの各ゲートは接続され、該接続部はインバータ回路44の出力端に接続され、インバータ回路44の入力端にはスイッチング制御信号NSETが入力されている。
次に、コンバータ部33において、接続端子LXと接地電圧との間には、出力スイッチ素子M32nが接続されている。入力電圧Vinと接地電圧との間にPMOSトランジスタM52p及びNMOSトランジスタM52nが直列に接続され、PMOSトランジスタM52pとNMOSトランジスタM52nとの接続部は、出力スイッチ素子M32nのゲートに接続されている。また、PMOSトランジスタM52p及びNMOSトランジスタM52nの各ゲートは接続され、該接続部はNAND回路54の出力端に接続されている。NAND回路54において、一方の入力端にはスイッチング制御信号NSETが入力され、他方の入力端はコンバータ選択制御端子DRVSELに接続されている。
このような構成において、出力スイッチ制御回路部34は、出力電圧Voutが所定の電圧になるようにスイッチング制御信号NSETを生成して出力する。例えば、出力スイッチ制御回路部34がPWM制御を行う場合、出力電圧Voutが所定の電圧になるように、パルス信号をなすスイッチング制御信号NSETのパルス幅を制御して、出力電圧Voutが所定の電圧になるようにする。この場合、出力スイッチ制御回路部34は、出力電圧Voutが大きくなると、スイッチング制御信号NSETのデューティサイクルを小さくし、出力スイッチ素子M31n及びM32nがオンする時間を短くして、スイッチングレギュレータ31の出力電圧Voutが低下するように制御する。
また、出力スイッチ制御回路部34は、出力電圧Voutが小さくなると、スイッチング制御信号NSETのデューティサイクルを大きくし、出力スイッチ素子M31n及びM32nがオンする時間を長くして、スイッチングレギュレータ31の出力電圧Voutが上昇するように制御する。このような動作を繰り返して、出力電圧Voutが所定の電圧で一定になるように制御される。
一方、負荷10が軽負荷状態である場合は、コンバータ選択信号S1はローレベルになるため、NAND回路54からはスイッチング制御信号NSETに関係なくハイレベルの信号が出力される。このため、出力スイッチ素子M32nは、スイッチング制御信号NSETに関係なくオフして遮断状態になる。
次に、負荷10が重負荷状態である場合は、コンバータ選択信号S1はハイレベルになるため、NAND回路54は、スイッチング制御信号NSETの信号レベルと相反する信号レベルの信号を出力する。
図6で示したような非同期整流方式では、整流ダイオードD31を使用することで、前記ICに接続端子T1が増えると共に外付け部品に整流ダイオードD31が増え、整流ダイオードD31による整流時に発生する電圧降下分での効率低下が発生することになるが、確実に出力電圧Voutから前記ICの方向に流れる逆電流の発生を完全防止することができ、更に整流スイッチ素子と整流スイッチ素子を制御する回路のレイアウト面積を削除することができ、図4及び図5で示した場合よりも更に小さなチップ面積にすることができるというメリットがある。
このように、本第2の実施の形態におけるスイッチングレギュレータは、負荷10が軽負荷状態である場合は、コンバータ部32のみでスイッチング動作を行い、軽負荷条件における効率を高い状態に保つことができ、負荷10が重負荷状態である場合は、コンバータ部32に加えてコンバータ部33でもスイッチング動作を行わせて、重負荷条件における効率も高い状態にすることができる。
また、2つのコンバータ部32,33と、出力スイッチ制御回路部34と、コンバータ選択制御端子DRVSELを1チップに集約し、負荷電流の大きさを検出する回路等を備えていないため、チップ面積を増加させることなく、ユーザーに提供しやすいチップ面積を実現することできる。
なお、前記第1及び第2の各実施の形態では、2つのコンバータ部を備えた場合を例にして説明したが、これは一例であり、本発明は、これに限定するものではなく、複数のコンバータ部を備えた場合に適用することができる。また、前記第1及び第2の各実施の形態では、降圧型スイッチングレギュレータ及び昇圧型スイッチングレギュレータを例にして説明したが、本発明はこれに限定するものではなく、昇降圧型スイッチングレギュレータや反転型スイッチングレギュレータにも適用することができる。
1,31 スイッチングレギュレータ
2,3,32,33 コンバータ部
4,34 出力スイッチ制御回路部
5,6,35,36 バッファ回路
10 負荷
31,61 逆電流防止回路
M1p,M2p,M31n,M32n 出力スイッチ素子
M1n,M2n,M31p,M32p 整流スイッチ素子
D1,D31 整流ダイオード
L1 インダクタ
Co コンデンサ
IN 入力端子
OUT 出力端子
LX,T1 接続端子
GND 接地端子
DRVSEL コンバータ選択制御端子
特開2007−20316号公報 特開2007−124850号公報

Claims (11)

  1. 入力端子に入力された入力電圧を所定の電圧に変換して出力電圧として出力する、インダクタを備えた同期整流方式の非絶縁型のスイッチングレギュレータにおいて、
    制御電極に入力されたオン/オフ制御信号に応じてスイッチングを行い、前記入力電圧による前記インダクタへの充電を行う複数の出力スイッチ素子と、
    対応する該出力スイッチ素子がオフして前記インダクタへの充電が停止すると、前記インダクタの放電を行う各整流スイッチ素子と、
    前記出力電圧が前記所定の電圧になるように前記出力スイッチ素子に対するスイッチング制御を行わせると共に、該出力スイッチ素子に対応する前記整流スイッチ素子に対して該出力スイッチ素子と相反するスイッチング動作を行わせるためのスイッチング制御信号を生成して出力する出力スイッチ制御回路部と、
    該出力スイッチ制御回路部からの前記スイッチング制御信号に応じて、対応する出力スイッチ素子及び整流スイッチ素子の駆動制御を行う各バッファ回路部と、
    を備え、
    前記各バッファ回路部は、対応する前記出力スイッチ素子及び整流スイッチ素子に応じた駆動能力を有し、外部から入力される選択信号に応じて、前記出力スイッチ制御回路部からのスイッチング制御信号に応じた動作を対応する前記出力スイッチ素子及び整流スイッチ素子に行わせ、前記各出力スイッチ素子、前記各整流スイッチ素子、前記出力スイッチ制御回路部及び前記各バッファ回路部は、前記選択信号が入力される選択制御端子を有する1つのICに集積されることを特徴とするスイッチングレギュレータ。
  2. 前記各出力スイッチ素子は電流供給能力が異なり、前記整流スイッチ素子は、対応する出力スイッチ素子に応じた電流供給能力を有することを特徴とする請求項1記載のスイッチングレギュレータ。
  3. 前記各バッファ回路部は、対応する前記出力スイッチ素子及び前記整流スイッチ素子の電流供給能力に対してオン/オフ時間が最適になるような駆動能力を有することを特徴とする請求項2記載のスイッチングレギュレータ。
  4. 前記出力スイッチ制御回路部は、前記出力電圧から前記各整流スイッチ素子の方向に流れる逆電流の検出を行い、該逆電流の発生を検出すると、前記各整流スイッチ素子をオフさせて遮断状態にするための所定の逆電流検出信号を生成して出力する逆電流防止回路部を備え、前記各バッファ回路部は、該逆電流防止回路部から前記所定の逆電流検出信号が入力されると、入力された前記スイッチング制御信号に関係なく対応する前記整流スイッチ素子をオフさせて遮断状態にすることを特徴とする請求項1、2又は3記載のスイッチングレギュレータ。
  5. 前記スイッチングレギュレータは、前記入力端子に入力された入力電圧を所定の電圧に降圧して前記出力電圧として出力する降圧型であることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のスイッチングレギュレータ。
  6. 前記スイッチングレギュレータは、前記入力端子に入力された入力電圧を所定の電圧に昇圧して前記出力電圧として出力する昇圧型であることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のスイッチングレギュレータ。
  7. 入力端子に入力された入力電圧を所定の電圧に変換して出力電圧として出力する、インダクタを備えた非同期整流方式の非絶縁型のスイッチングレギュレータにおいて、
    制御電極に入力されたオン/オフ制御信号に応じてスイッチングを行い、前記入力電圧による前記インダクタへの充電を行う複数の出力スイッチ素子と、
    該出力スイッチ素子がオフして前記インダクタへの充電が停止すると、前記インダクタの放電を行う整流素子と、
    前記出力電圧が前記所定の電圧になるように前記出力スイッチ素子に対するスイッチング制御を行わせるためのスイッチング制御信号を生成して出力する出力スイッチ制御回路部と、
    該出力スイッチ制御回路部からの前記スイッチング制御信号に応じて、対応する出力スイッチ素子の駆動制御を行う各バッファ回路部と、
    を備え、
    前記各バッファ回路部は、対応する前記出力スイッチ素子に応じた駆動能力を有し、外部から入力される選択信号に応じて、前記出力スイッチ制御回路部からのスイッチング制御信号に応じた動作を対応する前記出力スイッチ素子に行わせ、前記各出力スイッチ素子、前記出力スイッチ制御回路部及び前記各バッファ回路部は、前記選択信号が入力される選択制御端子を有する1つのICに集積されることを特徴とするスイッチングレギュレータ。
  8. 前記各出力スイッチ素子は電流供給能力が異なることを特徴とする請求項7記載のスイッチングレギュレータ。
  9. 前記各バッファ回路部は、対応する前記出力スイッチ素子の電流供給能力に対してオン/オフ時間が最適になるような駆動能力を有することを特徴とする請求項8記載のスイッチングレギュレータ。
  10. 前記スイッチングレギュレータは、前記入力端子に入力された入力電圧を所定の電圧に降圧して前記出力電圧として出力する降圧型であることを特徴とする請求項7、8又は9記載のスイッチングレギュレータ。
  11. 前記スイッチングレギュレータは、前記入力端子に入力された入力電圧を所定の電圧に昇圧して前記出力電圧として出力する昇圧型であることを特徴とする請求項7、8又は9記載のスイッチングレギュレータ。
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