JP5560176B2 - モータ及びモータ製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、モータ及びモータの製造方法に関するものであり、具体的にはコイルの巻回方法を工夫することでモータに用いるステータのコイルエンドの軸方向の高さを短縮する技術に関するものである。
近年、ハイブリッド車や電気自動車などの需要が高まってきたために、自動車の動力としてモータを搭載するケースが増えてきた。そして、エンジンとモータを併用するハイブリッド車は、エンジンとモータの両方をエンジンルームの中に納める必要があり、その結果、モータには小型化及び高出力化が強く望まれるようになっている。
従来、高出力のモータを車載するケース殆ど無く、このような高出力のモータを車載する場合には、車載用モータ特有の問題も多く発生する。このため、ハイブリッド車や電気自動車の開発において様々な技術が現在検討されている。
特許文献1には回転電機、クランク形状の連続巻きコイル、分布巻き固定子及びそれらの形成方法についての技術が開示されている。平角導体を六角のボビンに巻いて形成した後に金型を用いてクランク部分を形成してステータコアにコイルを配置していくことで、コイルエンドに配置されるコイルの両端の頭頂部を重ね巻きした素線の全幅だけずれるように、かつ隣接するスロットの間隔の範囲内の長さとなる様にクランクを形成することが可能となり、結果的にステータのコイルエンドの短縮を図ることが可能となり、モータの小型化に貢献することができる。
特許文献2には回転電機についての技術が開示されている。それぞれが複数のターン数を有し、お互いに渡り線で接続された少なくとも2つの同相のエレメントコイルが、エレメントコイルがなす周回の一部が重なるように、隣接したスロットに装備されているステータと、ステータにギャップを介して回転可能に設けられたロータとを有する回転電機であって、渡り線はスロットに納められている各エレメントコイルの2つの直線導線部分のうち、重なり部分にある直線導線部分の最内周のコイルから伸びている導線同士を、コイルエンド部で接続している回転電機である。これによって、モータの電流密度と放熱性を高めて、回転電機の大幅な小型化、高出力化を促進することができる。
特許文献3にはステータについての技術が開示されている。ステータコアにおける複数のティース間に設けられた複数のスロットに、分布巻き状態でコイル導体を配設してなるステータにおいて、コイル導体はステータコアの軸方向に平行な状態でスロット内に配置するスロット導体部と、ステータコアの軸方向他面より軸方向外方へ立ち上がる立上導体部によって連結すると共に、スロット導体部の軸方向一方側と他方側とに交互にコイルエンド導体部を複数開連結してステータコアの周方向を一巡する波巻状に形成してあり、ステータコアは、その全周において複数のティースの軸方向端面より軸方向外側へ円環状に突出させた外周突出部と、複数のティースとは別体にして、複数のティースを軸方向外側に延長するよう外周突出部の内周に結合した複数の分割ティースブロックとを有しており、複数の立上導体部は、隣り合う分割ティースブロックの間にそれぞれ配置してある。これによりモータの出力特性や寸法精度及び組み付け精度などを向上することができる。
特許文献4にはステータについての技術が開示されている。ステータの周方向に巡回するコイル導体をステータの径方向に重ねて配置する構成において、いずれかの相のコイルは第1ターンを構成する第1コイル導体と、第1コイル導体の径方向に位置して第2ターンを構成する第2コイル導体とを有しており、何れかの相のコイルにおける第1コイル導体と第2コイル導体との径方向の間には、他の2相のコイルにおけるコイル導体はステータコアの軸方向端面の外方に位置するコイルエンド導体部が周方向に並んで配置してあり、いずれかの相のコイルにおける第1コイル導体の導体端部は他の2相のコイルにおけるコイルエンド導体部同士の間に形成されたスペースを通って、いずれかの相のコイルにおける第2コイル導体の導体端部と接合してある。これによりステータのコイルエンドを短縮することが可能となる。
特開2008−104293号公報 特開2009−195006号公報 特開2010−11569号公報 特開2010−81771号公報
しかしながら、特許文献1乃至特許文献4に開示される技術でモータを形成する場合には、以下に説明する課題があると考えられる。
特許文献1及び特許文献2に示される技術では、いずれもコイルに設けられるレーンチェンジ部は、コイルのユニット単位でかわすように設計が為されている。コイルが3回巻きなら、一方のコイルユニットは他方のコイルユニットと干渉しないように、導体3本分の幅をレーンチェンジ部でかわす必要が出てくる。しかし、ステータの径によってこのレーンチェンジ部として使える幅が決定される。コイルの巻回数を多くするとレーンチェンジが困難になり、ステータの軸方向に逃がさざるを得ず、結果、ステータの体格を大きくすることに繋がるものと考えられる。
一方、特許文献3や特許文献4に示される技術では、ステータに波巻きコイルを採用している。波巻きコイルではレーンチェンジ部は導体1本分だけかわすような設計で対応できるためにコイルエンドは小さく形成できる。しかし、波巻きでコイルを形成する場合には複数種類のコイルを必要とし、作りが煩雑になるという問題がある。巻回数を多くしようとすると、コイルの種類を増やすこととなるため更にその傾向は強くなると考えられる。
そこで、本発明はこのような課題を解決するために、組み立て性が高く、コイルエンドの軸方向の高さを短縮可能なモータ及びモータ製造方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の一態様によるモータは以下のような特徴を有する。
(1)導体を巻回して形成されスロット内部導線とコイルエンド部導線とを備えるコイルと、前記スロット内部導線が納められるスロットと前記スロットに隣接して形成されるティースとを有するステータコアと、を有する略円環状のステータと、前記ステータの内周に配置されるロータとを備えるモータにおいて、前記コイルは、同芯巻きに形成され、巻回された隣り合う前記導体の間に前記導体が挿入可能な隙間を有する第1同芯巻きコイルと、前記第1同芯巻きコイルと同様に巻回される第2同芯巻きコイルと、を有し、前記スロットには、前記第1同芯巻きコイルの前記スロット内部導線と前記第2同芯巻きコイルの前記スロット内部導線とが交互に配置され、前記第1同芯巻きコイルの前記コイルエンド部導線に形成されるレーンチェンジ部は、前記第2同芯巻きコイルの前記コイルエンド部導線に用いられる前記導体1本分の幅をかわすよう形成されていることを特徴とする。
(2)(1)に記載されるモータにおいて、前記第1同芯巻きコイル及び前記第2同芯巻きコイルには、前記コイルエンド部導線の一方が前記ステータコアの前記ティースより内周側に折り曲げられることで形成される折り曲げ部を有し、前記第1同芯巻きコイルの前記折り曲げ部と、前記第2同芯巻きコイルの前記折り曲げ部は、前記ステータコアの軸方向に交互に積層されてなることを特徴とすることが好ましい。
また、前記目的を達成するために、本発明の別の態様によるモータ製造方法は以下のような特徴を有する。
(3)導体を巻回して、スロット内部導線とコイルエンド部導線とを備えるコイルを形成し、前記コイルをティースとスロットを備えるステータコアの前記スロットに挿入して略円環状のステータを形成し、前記ステータの一端よりロータを挿入してモータを形成するモータ製造方法において、前記コイルを、隣り合う前記導体の間に他の前記導体が挿入可能な隙間を有するように同芯巻きに形成し、前記コイルエンド部導線に、前記導体の1本分の幅をかわすようにレーンチェンジ部を形成し、前記コイルを用いて、第1同芯巻きコイルのスロット内部導線と前記第1同芯巻きコイルの隣に配置する第2同芯巻きコイルのスロット内部導線とが互いの前記隙間に挿入され交互に並ぶように円環状に配置されるコイル籠を形成し、前記コイル籠を前記ステータコアに挿入し、前記ステータコアの内周部に前記ロータを配置することで前記モータを形成することを特徴とする。
(4)(3)に記載のモータ製造方法において、前記第1同芯巻きコイル及び前記第2同芯巻きコイルの前記コイルエンド部導線の一方を、前記ステータコアの前記ティースより内周側に折り曲げて折り曲げ部を形成し、前記コイル籠を、前記第1同芯巻きコイルの前記スロット内部導線と前記第2同芯巻きコイルの前記スロット内部導線とが交互になり、前記第1同芯巻きコイルの前記折り曲げ部と、前記第2同芯巻きコイルの前記折り曲げ部とが、前記コイル籠の軸方向に交互に積層されるように、形成し、前記コイル籠を前記ステータコアに挿入する際に、前記コイル籠の前記折り曲げ部を有する一端から前記ステータコアに挿入し、前記ロータを、前記ステータの前記折り曲げ部を有するコイルエンドと対向する他端から挿入して前記モータを形成することを特徴とすることが好ましい。
このような特徴を有する本発明の一態様によるモータにより、以下のような作用、効果が得られる。
上記(1)に記載される発明の態様は、導体を巻回して形成されスロット内部導線とコイルエンド部導線とを備えるコイルと、スロット内部導線が納められるスロットとスロットに隣接して形成されるティースとを有するステータコアと、を有する略円環状のステータと、ステータの内周に配置されるロータとを備えるモータにおいて、コイルは、同芯巻きに形成され、巻回された隣り合う導体の間に導体が挿入可能な隙間を有する第1同芯巻きコイルと、第1同芯巻きコイルと同様に巻回される第2同芯巻きコイルと、を有し、スロットには、第1同芯巻きコイルのスロット内部導線と第2同芯巻きコイルのスロット内部導線とが交互に配置され、第1同芯巻きコイルのコイルエンド部導線に形成されるレーンチェンジ部は、第2同芯巻きコイルのコイルエンド部導線に用いられる導体1本分の幅をかわすよう形成されているものである。
モータに用いるステータのコイルエンドにおいて、コイルエンド部導線に設けられたレーンチェンジ部が導線1本分の幅をかわすように形成され、第1同芯巻きコイルと第2同芯巻きコイルとがステータコアのスロット内において、スロット内部導線が交互に配置されるように設計されている。第1同芯巻きコイルと第2同芯巻きコイルは同様の形状に巻回されている。ただし、コイルの両端に形成されるリードの部分はコイル籠に配置される位置によって適宜変更されている。このような構成であるため、レーンチェンジ部分において複数の導体をかわすようにレーンチェンジ部分が形成される必要がない。また、ステータの径方向のスペースに余裕が出来るため、コイルの巻き数を増やしたとしてもコイルエンド部導線をコンパクトに形成することが可能となる。すなわち、組み立て性が高くコイルエンドの軸方向の高さを短縮可能なモータが実現可能となる。
また、上記(2)に記載される発明の態様は、(1)に記載されるモータにおいて、第1同芯巻きコイル及び第2同芯巻きコイルには、コイルエンド部導線の一方がステータコアのティースより内周側に折り曲げられることで形成される折り曲げ部を有し、第1同芯巻きコイルの折り曲げ部と、第2同芯巻きコイルの折り曲げ部は、ステータコアの軸方向に交互に積層されてなるものである。
第1同芯巻きコイルと第2同芯巻きコイルとのコイルエンド部導線の一方をステータコアのティースより内周側に位置するように折り曲げる折り曲げ部を形成しておくことで、第1同芯巻きコイルと第2同芯巻きコイルとから形成されるコイル籠はステータコアに挿入しやすくすることが出来る。したがって、組み立て性の向上に繋がることになる。
このような特徴を有する本発明の別の態様によるモータ製造方法により、以下のような作用、効果が得られる。
上記(3)に記載の発明の態様は、導体を巻回して、スロット内部導線とコイルエンド部導線とを備えるコイルを形成し、コイルをティースとスロットを備えるステータコアのスロットに挿入して略円環状のステータを形成し、ステータの一端よりロータを挿入してモータを形成するモータ製造方法において、コイルを、隣り合う導体の間に他の導体が挿入可能な隙間を有するように同芯巻きに形成し、コイルエンド部導線に、導体の1本分の幅をかわすようにレーンチェンジ部を形成し、コイルを用いて、第1同芯巻きコイルのスロット内部導線と前記第1同芯巻きコイルの隣に配置する第2同芯巻きコイルのスロット内部導線とが互いの隙間に挿入され交互に並ぶように円環状に配置されるコイル籠を形成し、コイル籠をステータコアに挿入し、前記ステータコアの内周部に前記ロータを配置することでモータを形成するものである。
したがって、(1)に記載のモータと同様に、モータに用いるステータのコイルエンドにおいて、コイルエンド部導線に設けられたレーンチェンジ部が導線1本分の太さをかわすように形成され、第1同芯巻きコイルと第2同芯巻きコイルとがステータコアのスロット内において、スロット内部導線を交互に配置されるように設計されている。このため、レーンチェンジ部分において複数の導体をかわすようにレーンチェンジ部分が形成される必要がなく、結果的にコイルエンド部導線をコンパクトに形成する製造方法を提供することが可能となる。
また、上記(4)に記載の発明の態様は、(3)に記載のモータ製造方法において、第1同芯巻きコイル及び第2同芯巻きコイルのコイルエンド部導線の一方を、ステータコアのティースより内周側に折り曲げて折り曲げ部を形成し、コイル籠を、第1同芯巻きコイルのスロット内部導線と第2同芯巻きコイルのスロット内部導線とが交互になり、第1同芯巻きコイルの折り曲げ部と、第2同芯巻きコイルの折り曲げ部とが、コイル籠の軸方向に交互に積層されるように、形成し、コイル籠をステータコアに挿入する際に、コイル籠の折り曲げ部を有する一端からステータコアに挿入し、ロータを、ステータの折り曲げ部を有するコイルエンドと対向する他端から挿入してモータを形成するものである。
したがって、(2)に記載のモータと同様に、第1同芯巻きコイルと第2同芯巻きコイルとのコイルエンド部導線の一方をステータコアのティースより内周側に位置するように折り曲げる折り曲げ部を形成しておくことで、第1同芯巻きコイルと第2同芯巻きコイルとから形成されるコイル籠はステータコアに挿入し易くすることが出来る。コイル籠を挿入したステータコアには、折り曲げ部が形成されていることでロータは折り曲げ部が形成されていない側から挿入することになる。しかしながら、この点はモータの組み立て性に関して影響することはない。したがって、組み立て性の向上に繋がることになる。
第1実施形態の、ステータの斜視図である。 第1実施形態の、ステータの上面視図である。 第1実施形態の、ステータの側面図である。 第1実施形態の、コイル籠の斜視図である。 第1実施形態の、コイル籠の側面図である。 第1実施形態の、コイル籠の上面視図である。 第1実施形態の、同芯巻きコイルの正面図である。 第1実施形態の、同芯巻きコイルの側面図である。 第1実施形態の、同芯巻きコイルの上面視図である。 第1実施形態の、ステータコアに同芯巻きコイルを挿入した場合の断面図である。 第1実施形態の、第1同芯巻きコイルと第2同芯巻きコイルとを重ねた状態の正面図である。 第1実施形態の、第1同芯巻きコイルと第2同芯巻きコイルとを重ねた状態の側面図である。 第1実施形態の、第1同芯巻きコイルと第2同芯巻きコイルとを重ねた状態の上面視図である。 第1実施形態の、同芯巻きコイルを6つ重ねた様子を表した正面図である。 第1実施形態の、同芯巻きコイルを6つ重ねた様子を表した側面図である。 第1実施形態の、同芯巻きコイルを6つ重ねた様子を示した上面視図である。 第1実施形態の、同相の同芯巻きコイルを並べた様子を表した正面図である。 第1実施形態の、同相の同芯巻きコイルを並べた様子を表した側面図である。 第1実施形態の、同相の同芯巻きコイルを並べた様子を表した上面視図である。 第1実施形態の、モータにロータを挿入する様子を表す側面図である。 第2実施形態の、同芯巻きコイルの正面図である。 第2実施形態の、同芯巻きコイルの側面図である。 第2実施形態の、同芯巻きコイルの上面視図である。 第2実施形態の、同芯巻きコイルを2つ重ねた様子を表した正面図である。 第2実施形態の、同芯巻きコイルを2つ重ねた様子を表した側面図である。 第2実施形態の、同芯巻きコイルを2つ重ねた様子を表した上面視図である。 第2実施形態の、第1極に配置される同芯巻きコイルと第2極に配置される同芯巻きコイルとの関係を示した正面図である。 第2実施形態の、第1極に配置される同芯巻きコイルと第2極に配置される同芯巻きコイルとの関係を示した上面視図である。 第2実施形態の、同芯巻きコイルを6つ重ねた様子を表した斜視図である。 第2実施形態の、コイル籠の斜視図である。 第2実施形態の、ステータの斜視図である。 第2実施形態の、ステータの側面図である。 第2実施形態の、モータを組み付けている様子を表した側面図である。 第2実施形態の、ステータの断面図である。 第2実施形態の、コイル籠の一部がステータコアに挿入される様子を表した斜視図である。
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1に、第1実施形態のステータ100の斜視図を示す。図2に、ステータ100の上面視図を示す。図3に、ステータ100の側面図を示す。ステータ100はステータコア110とコイル籠120とを有している。ステータコア110は電磁鋼板を積層して形成されており、内周側には図10に示すようにスロットSL及びティース112を備えている。また、外周側にはリブ111とボルト孔111aが備えられており、ボルト孔111aはモータMを図示しないエンジンに取り付ける、あるいはモータMにカバーを設けるなどの目的で使用される。
図4に、コイル籠120の斜視図を示す。図5に、コイル籠120の側面図を示す。図6に、コイル籠120の上面視図を示す。コイル籠120は、48個の同芯巻きコイルCを用いて形成されている。コイル籠120のリード側LSには後述する図17乃至図19に示される第1接合部C13e及び第2接合部C13fが接合される接合部JVが形成される。この接合部JVはコイル籠120のリード側LSに放射線上に配置されている部分である。ただし、ステータ100として形成される際にはコネクタを接合する部分が必要となるため、第1リード部C13dが並ぶコネクタ接合部120aが用意される。
図7に、同芯巻きコイルCの正面図を示す。図8に、同芯巻きコイルCの側面図を示す。図9に、同芯巻きコイルCの上面視図を示す。同芯巻きコイルCは、平角導体Dを用いて略6角形にエッジワイズ曲げ加工されて巻回されたコイルである。同芯巻きコイルCを48個用意することで、コイル籠120を形成することが可能である。平角導体Dは導電性の高い銅やアルミニウム等の金属を矩形断面のワイヤとして形成したものであり、その周囲はエナメル等の絶縁被覆材で覆われている。この平角導体Dをエッジワイズ曲げ加工し、5周巻回することで、同芯巻きコイルCを形成する。したがって、同芯巻きコイルCのスロット内部導線C11は平角導体Dの矩形断面における短辺方向の厚みで5枚分積み重ねられた厚みと同等となる。
同芯巻きコイルCは、スロット内部導線C11と、反リード側RLSに形成される反リード側コイルエンド部導線C12、及びリード側LSに形成されるリード側コイルエンド部導線C13は図7に示されるように3つの部分よりなる。反リード側コイルエンド部導線C12にはレーンチェンジ部C12a及びレーンチェンジ部C12aとスロット内部導線C11とを接続する第1縁部C12bと第2縁部C12cが形成される。リード側コイルエンド部導線C13にはレーンチェンジ部C13a及びレーンチェンジ部C13aとスロット内部導線C11とを接続する第1縁部C13bと第2縁部C13cとを有し、同芯巻きコイルCの巻き始めと巻き終わりにそれぞれ第1リード部C13d及び第1接合部C13eが形成される。なお、同芯巻きコイルCによっては第1リード部C13d又は第1接合部C13eの代わりに後述する第2接合部C13fが形成される。
便宜上、スロット内部導線C11の左右で第1スロット内部導線C11aと第2スロット内部導線C11bと呼び分けることにすると、第1スロット内部導線C11aと第1縁部C12b及び第1縁部C13bとが接続し、第2スロット内部導線C11bと第2縁部C12c及び第2縁部C13cとが接続することになる。
そして、図9に示されるように、同芯巻きコイルCは円弧状になるように巻回されて形成されている。また、スロット内部導線C11は隣り合う平角導体Dの間に隙間Sが出来るように形成されている。図9ではこの隙間Sに対して説明の便宜上番号を付けて称呼することにする。内周側より図面右側に第1隙間S1、第3隙間S3、第5隙間S5、第7隙間S7、第9隙間S9が形成され、図面左側に、第2隙間S2、第4隙間S4、第6隙間S6,第8隙間S8、第10隙間S10が形成される。なお、第1隙間S1は内周側に開放され、第10隙間S10は外周側に開放されている。第2隙間S2乃至第9隙間S9は平角導体Dの幅とほぼ同じだけの間隔で形成されている。
また、図9に示されるようにレーンチェンジ部C12aは外周側に向けて図面左から図面右にクランクするのに対して、レーンチェンジ部C13aは外周側に向けて図面右から図面左にクランクするよう形成されている。
図10に、ステータコア110に同芯巻きコイルCを挿入した場合の断面図を示す。ステータコア110に同芯巻きコイルCを1つだけ配置した場合の断面図が図10である。同芯巻きコイルCはステータコア110に備えられるティース112をまたぎ、スロットSLに同芯巻きコイルCのスロット内部導線C11が配置されることになる。スロットSLにはインシュレータ115が配置されている。インシュレータ115は絶縁性の高い樹脂素材で形成されており、ステータコア110と同芯巻きコイルCとの絶縁を確保するために設けられている。
なお、便宜上、図面左側のスロットSLは第1スロットSL1とする。また図面右側のスロットSLは第7スロットSL7としている。したがって、ステータコア110に1つだけ同芯巻きコイルCを挿入した場合、左側の第2スロット内部導線C11bは第1スロットSL1に、右側の第1スロット内部導線C11aは第7スロットSL7に挿入されることになり、5つのスロットSLを隔てて左右のスロット内部導線C11が挿入される状態となる。
このように同芯巻きコイルCがステータコア110に配置されると、千鳥状にスロット内部導線C11がスロットSLに挿入されることになる。すなわち、隙間SがスロットSLにそれぞれ5カ所形成され、スロット内部導線C11は5本挿入される状態となる。実際に、コイル籠120の状態でステータコア110に挿入される場合には、同相の同芯巻きコイルCが隙間Sに配置されることになり、1つのスロットSLに10本のスロット内部導線C11が挿入される結果となる。
この同芯巻きコイルCを24対重ねて形成したのが、図4乃至図6に示されるコイル籠120である。このコイル籠120の形成過程について次に説明する。
図11に、第1同芯巻きコイルC1と第2同芯巻きコイルC2とを重ねた状態の正面図を示す。図12に、第1同芯巻きコイルC1と第2同芯巻きコイルC2とを重ねた状態の側面図を示す。図13に、第1同芯巻きコイルC1と第2同芯巻きコイルC2とを重ねた状態の上面視図を示す。
同芯巻きコイルCは、図11において2つ使用するので、説明のために便宜的に第1同芯巻きコイルC1と第2同芯巻きコイルC2と称呼することにする。ただし、どちらも同じ様に巻回された同芯巻きコイルCである。ただし、リード側コイルエンド部導線C13の第1リード部C13dや第1接合部C13e、第2接合部C13fなどリード部分は配置される位置によって異なる形状に形成される。第1同芯巻きコイルC1と第2同芯巻きコイルC2とは、ステータコア110に備えるスロットSLを1つ分ずらして重ねられている。したがって、第1同芯巻きコイルC1のスロット内部導線C11と第2同芯巻きコイルC2のスロット内部導線C11との間には、インシュレータ115及びティース112が挿入される隙間が形成されることになる。
この結果、反リード側RLSでは第1同芯巻きコイルC1の第1縁部C12b1と第2同芯巻きコイルC2の第1縁部C12b2との関係で、コイル籠120の軸方向に積み重ねられる部分と、コイル籠120の軸方向でレーンチェンジ部C12a1とレーンチェンジ部C12a2との間にクロスする部分ができる。また、リード側LSでは第1同芯巻きコイルC1の第1縁部C13b1と第2同芯巻きコイルC2の第1縁部C13b2との関係で、コイル籠120の軸方向に重ねられる部分と、コイル籠120の軸方向でレーンチェンジ部C13a1とレーンチェンジ部C13a2との間にクロスする部分ができる。
第1同芯巻きコイルC1のレーンチェンジ部C13a1と、第2同芯巻きコイルC2のレーンチェンジ部C13a2とが隣り合うように配置される。また、第1同芯巻きコイルC1のレーンチェンジ部C12a1と、第2同芯巻きコイルC2のレーンチェンジ部C12a2とが隣り合うように配置される。こうして第1同芯巻きコイルC1と第2同芯巻きコイルC2とが重ねられていくことで、コイル籠120を形成する。
図14に、同芯巻きコイルCを6つ重ねた様子を表した正面図を示す。図15に、同芯巻きコイルCを6つ重ねた様子を表した側面図を示す。図16に、同芯巻きコイルCを6つ重ねた様子を示した上面視図を示す。複数の同芯巻きコイルCを図11乃至図13に示すように6つの同芯巻きコイルCを順に重ねることで、図14乃至図16に示すようなユニットが形成される。
ステータ100はU相、V相、W相の3相から形成され、U1相、U2相、V1相、V2相、W1相、W2相の順に並べられる。便宜上、U相第1コイルUC1、U相第2コイルUC2、V相第1コイルVC1、V相第2コイルVC2、W相第1コイルWC1、及びW相第2コイルWC2と呼ぶ。そして、図14乃至図16に示されるユニットで1つの極を形成し、これを第1極P1とする。これを8組用意することでコイル籠120を形成することができる。
図17に、同相の同芯巻きコイルCを並べた様子を表した正面図に示す。図18に、同相の同芯巻きコイルCを並べた様子を表した側面図を示す。図19に、同相の同芯巻きコイルCを並べた様子を表した上面視図を表す。同芯巻きコイルCを同相同士接続した様子を図17乃至図19に示す。図では第1極P1のU相第1コイルUC1と第3極P3のU相第1コイルUC1を接続している様子を示している。具体的には第1極U相第1コイルP1UC1の第2縁部C13cから縁設される第2接合部C13fと第3極U相第1コイルP3UC1の第1縁部C13bから縁設される第1接合部C13eとが接続されてU相第1接合部JV1を形成する。
前述した図10に示されるように、例えば第1極P1のU相第1コイルUC1の第2スロット内部導線C11bが第1スロットSL1に挿入されるとすると、第7スロットSL7には第1極U相第1コイルP1UC1の第1スロット内部導線C11aと第2極U相第1コイルP2UC1の第2スロット内部導線C11bが配置されることになる。一方で、第3極U相第1コイルP3UC1は図示しない第13スロットSL13に第2スロット内部導線C11bが、図示しない第19スロットSL19に第1スロット内部導線C11aが挿入される。よって、第7スロットSL7に挿入される第1極U相第1コイルP1UC1の第1スロット内部導線C11aに接続される第2接合部C13fと、第13スロットSL13に挿入される第3極U相第1コイルP3UC1の第2スロット内部導線C11bに接続される第1接合部C13eとでU相第1接合部JV1を形成することになる。
図20に、モータMにロータ150を挿入する様子を表す側面図を示す。このように、同芯巻きコイルCを順に重ねることで図4に示すようなコイル籠120を形成する。なお、実際には第1同芯巻きコイルC1と第2同芯巻きコイルC2とが噛み合うように配置する必要があるため、1つずつ組み付けていくと最後の辺りになって挿入が困難になる。そのため、同芯巻きコイルCの組み付け手順は適切な治具を用いるなど、工夫される必要がある。
円環状に形成されたコイル籠120をステータコア110に挿入し、接合部JVを溶接して接合し、コネクタ接合部120aに図示しないバスバで外部に接続する為のコネクタと接合することでステータ100を形成する。そして、ロータ150を図20に示すように挿入することで、ステータ100の内周部に配置され、モータMが形成される。なお、図示していないが実際にはモータMのカバーが設けられ、ベアリングでロータ150は保持されることになる。
第1実施形態のモータMは上記構成であるので、以下に示すような作用及び効果を奏する。
まず、モータMに用いるステータ100のコイルエンドを小さくすることが可能である点が効果として挙げられる。第1実施形態のモータMは、平角導体Dを巻回して形成されスロット内部導線C11と反リード側コイルエンド部導線C12及びリード側コイルエンド部導線C13とを備える同芯巻きコイルCと、同芯巻きコイルCのスロット内部導線C11が納められるスロットSLと隣り合うスロットSLの間に形成されるティース112を有するステータコア110と、を備える略円環状のステータ100と、ステータ100の内周に配置されるロータ150とを備えるモータMにおいて、同芯巻きコイルCは、同芯巻きに形成され、巻回された隣り合う平角導体Dの間に平角導体Dが挿入可能な隙間Sを有する第1同芯巻きコイルC1と、第1同芯巻きコイルC1と同様に巻回される第2同芯巻きコイルC2と、を有し、ステータコア110のスロットSLには、第1同芯巻きコイルC1のスロット内部導線C11と、第2同芯巻きコイルC2のスロット内部導線C11とが交互に配置され、第1同芯巻きコイルC1の反リード側コイルエンド部導線C12及びリード側コイルエンド部導線C13に形成されるレーンチェンジ部C12a及びレーンチェンジ部C13aは、第2同芯巻きコイルC2の反リード側コイルエンド部導線C12又はリード側コイルエンド部導線C13に用いられる平角導体Dの1本分の太さをかわすよう形成されているものである。
モータMに用いるステータ100の反リード側コイルエンド部導線C12においてレーンチェンジ部C12aがリード側コイルエンド部導線C13においてレーンチェンジ部C13aが形成されている。このレーンチェンジ部C12a及びレーンチェンジ部C13aは、平角導体Dの厚み1本分をかわすように形成されている。すなわち、平角導体Dの矩形断面のうち短辺側の幅分だけ、レーンチェンジするように曲げられている。
同芯巻きコイルCは平角導体Dを5巻きして形成しているので、従来技術であれば平角導体Dの矩形断面のうち短辺側の幅分の約5倍の厚みをフラットワイズ曲げ方向に変形させてレーンチェンジ部を形成する必要がある。ただし、平角導体Dには最小曲げ半径が平角導体Dの幅によって決定されるため、レーンチェンジ部の外側に行くほど条件は悪くなり、単純に平角導体Dの5倍幅があれば良い、と言う訳ではない。実際にはプラスアルファの幅を必要とする。
しかし、第1実施形態の同芯巻きコイルCでは、レーンチェンジ部C12a及びレーンチェンジ部C13aがこのような平角導体Dの1本分の幅をかわす構成とすることで、隣り合う同芯巻きコイルC同士のレーンチェンジ部C12a及びレーンチェンジ部C13aが形成される部分の幅を抑えることができる。これは平角導体Dの一本分の幅をかわすレーンチェンジ部C12a及びレーンチェンジ部C13aを形成すれば良く、同じ同芯巻きコイルCが有するレーンチェンジ部C12a及びレーンチェンジ部C13aには隣り合う平角導体Dの間に隙間があるためレーンチェンジ部を形成する為の余裕ができるためである。
この結果、レーンチェンジ部C12a及びレーンチェンジ部C13aの幅方向の制約が緩くなる。つまり、反リード側コイルエンド部導線C12及びリード側コイルエンド部導線C13をコンパクトに形成することが可能となる。よって、コイルエンドの軸方向の高さを短縮可能なモータMが実現可能となる。
また、モータMの組み立て性が向上することが可能となる点も効果としてあげられる。第1実施形態のモータMは、同じ形状の同芯巻きコイルCを用いて、同芯巻きコイルCを順に重ねていくことでコイル籠120を形成することが出来る。したがって、特許文献3及び特許文献4に示されるような、複数のコイルを組み合わせて形成する必要のある波巻きコイルを用いる場合よりも容易にステータ100を形成することができ、モータMの組み立て性を向上させることが可能となる。それでいて前述したとおりコイルエンドの軸方向の高さを短縮することが可能である。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2実施形態のモータMは第1実施形態のモータMとほぼ同じ構成であるが、同芯巻きコイルCの形状が異なる。以下に異なる構成について説明する。なお、同じ構成部分は同じ符号で示している。
図21に、第2実施形態の同芯巻きコイルCの正面図を示す。図22に、同芯巻きコイルCの側面図を示す。図23に、同芯巻きコイルCの上面視図を示す。第2実施形態に用いる同芯巻きコイルCは第1実施形態の同芯巻きコイルCと折り曲げ部C14を有する点で異なる。折り曲げ部C14は同芯巻きコイルCを用いてコイル籠120を形成したときに、内周側に反リード側コイルエンド部導線C12が突出するように形成されている。
また、図22に示すように折り曲げ部C14の端部に配置されるレーンチェンジ部C12aは折り曲げ部C14の端部でコイル籠120の軸方向に揃うように形成されている。したがって、第1実施形態の同芯巻きコイルCとは異なり、第2実施形態の同芯巻きコイルCはコイル籠120の外周に向けて平角導体Dの1巻き辺りの長さが長くなるように設定されている。
図24に、同芯巻きコイルCを2つ重ねた様子を表した正面図を示す。図25に、同芯巻きコイルCを2つ重ねた様子を表した側面図を示す。図26に、同芯巻きコイルCを2つ重ねた様子を表した上面視図を示す。
第1同芯巻きコイルC1に第2同芯巻きコイルC2を重ねた様子を示している。第1同芯巻きコイルC1と第2同芯巻きコイルC2は前述したようなお互いの隙間Sに入るように噛み合わされて組み合わされる。この結果、反リード側RLSでは、第1同芯巻きコイルC1の第1縁部C12b1と第2同芯巻きコイルC2の第1縁部C12b2との関係で、コイル籠120の径方向に積み重ねられる部分と、コイル籠120の軸方向でレーンチェンジ部C12a1とレーンチェンジ部C12a2との間にクロスする部分が出来る。リード側LSでは第1同芯巻きコイルC1の第1縁部C13b1と第2同芯巻きコイルC2の第1縁部C13b2との関係で、コイル籠120の軸方向に重ねられる部分と、コイル籠120の軸方向でレーンチェンジ部C13a1とレーンチェンジ部C13a2との間にクロスする部分が出来る。このように折り曲げ部C14が形成された点で、第1実施例との差異がでてくる結果となる。
第1同芯巻きコイルC1のレーンチェンジ部C12a1と、第2同芯巻きコイルC2のレーンチェンジ部C12a2とが隣り合うように配置される。第1同芯巻きコイルC1のレーンチェンジ部C13a1と、第2同芯巻きコイルC2のレーンチェンジ部C13a2とが隣り合うように配置される。こうして第1同芯巻きコイルC1と第2同芯巻きコイルC2とが重ねられて、コイル籠120を形成する。
図27に、第1極に配置される同芯巻きコイルと第2極に配置される同芯巻きコイルとの関係を示した正面図を示す。図28に、第1極に配置される同芯巻きコイルと第2極に配置される同芯巻きコイルとの関係を示した上面視図を示す。なお、便宜的に第1極P1及び第2極P2に配置されるU相第1コイルUC1に関して説明するが、U相第2コイルUC2であっても他の相の第1同芯巻きコイルC1であっても事情は同じである。
第1極U相第1コイルP1UC1は、図10に示されたように第1スロットSL1に第2スロット内部導線C11bが挿入される。したがって第7スロットSL7には第1極U相第1コイルP1UC1の第1スロット内部導線C11aが挿入され、かつ第2極U相第1コイルP2UC1の第2スロット内部導線C11bが挿入されることになる。つまり、図27及び図28に示すように、第1極U相第1コイルP1UC1の第1スロット内部導線C11aと第2極U相第1コイルP2UC1の第2スロット内部導線C11bとは千鳥に噛み合うように重ねられることになる。そして、この状態で、第7スロットSL7に配置される。
一方、折り曲げ部C14に関しても、第1極U相第1コイルP1UC1の第1スロット内部導線C11aから延長される部分と、第2極U相第1コイルP2UC1の第2スロット内部導線C11bから延長される部分とが、図27及び図28に示されるように重ねられる。
図29に、同芯巻きコイルCを6つ重ねた様子を表した斜視図を示す。第1極コイルユニットP1UTは第1極P1のU相第1コイルUC1、U相第2コイルUC2、V相第1コイルVC1、V相第2コイルVC2、W相第1コイルWC1及びW相第2コイルWC2を重ねたものであり、6つの同芯巻きコイルCよりなる。なお、第1極P1だけでなく第2極P2等他の極についても同様の構成となる。
図30に、コイル籠120の斜視図を示す。第1極コイルユニットP1UTのように48個の同芯巻きコイルCを重ねることで、コイル籠120が形成される。リード側LSには接合部JV及びコネクタ接合部120aが配置され、反リード側RLSには同芯巻きコイルCの折り曲げ部C14が重ねられて形成されたドーナツ型の部分が形成される。コイル籠120或いは、第1極コイルユニットP1UTに示されるようにだけ同芯巻きコイルCに折り曲げ部C14が形成されることで、第1実施形態のコイル籠120とはステータコア110に挿入する方法が異なる。
図31に、ステータの斜視図を示す。図32に、ステータの側面図を示す。図33に、モータを組み付けている様子を表した側面図を示す。同芯巻きコイルCを重ねて形成したコイル籠120をステータコア110に挿入することで、ステータ100が形成される。そして、図示しない溶接工程を経て接合部JVが形成され、図示しないコネクタが接続される。そして、ステータ100の内周部にロータ150を挿入して配置することでモータMが形成される。
図34に、ステータの断面図を示す。図35に、コイル籠120の一部がステータコア110に挿入される様子を表した斜視図を示す。図34及び図35に示されるように、ステータ100の断面ではティース112よりも折り曲げ部C14に形成されるレーンチェンジ部C12a、第1縁部C12b及び第2縁部C12cが内部に形成されている。このため、図35に示されるように第1極コイルユニットP1UTはステータコア110の軸方向からすることが可能となる。これはコイル籠120の状態でも同じ事であるが、説明のために第1極コイルユニットP1UTの状態でステータコア110に挿入している様子を示している。
第2実施形態のモータMは上記構成であるので、第1実施形態と同様に以下に示すような作用及び効果を奏する。
まず、モータMに用いるステータ100のコイルエンドを小さくすることが可能である点が効果として挙げられる。第1実施形態のモータMは、平角導体Dを巻回して形成されスロット内部導線C11と反リード側コイルエンド部導線C12及びリード側コイルエンド部導線C13とを備える同芯巻きコイルCと、同芯巻きコイルCのスロット内部導線C11が納められるスロットSLと隣り合うスロットSLの間に形成されるティース112を有するステータコア110と、を備える略円環状のステータ100と、ステータ100の内周に配置されるロータ150とを備えるモータMにおいて、同芯巻きコイルCは、同芯巻きに形成され、巻回された隣り合う平角導体Dの間に平角導体Dが挿入可能な隙間Sを有する第1同芯巻きコイルC1と、第1同芯巻きコイルC1と同様に巻回される第2同芯巻きコイルC2と、を有し、ステータコア110のスロットSLには、第1同芯巻きコイルC1のスロット内部導線C11と、第2同芯巻きコイルC2のスロット内部導線C11とが交互に配置され、第1同芯巻きコイルC1の反リード側コイルエンド部導線C12及びリード側コイルエンド部導線C13に形成されるレーンチェンジ部C12a及びレーンチェンジ部C13aは、第2同芯巻きコイルC2の反リード側コイルエンド部導線C12又はリード側コイルエンド部導線C13に用いられる平角導体Dの1本分の太さをかわすよう形成されている。
つまり、モータMに用いるステータ100の反リード側コイルエンド部導線C12においてレーンチェンジ部C12aがリード側コイルエンド部導線C13においてレーンチェンジ部C13aが形成されている。このレーンチェンジ部C12a及びレーンチェンジ部C13aは、平角導体Dの厚み1本分をかわすように形成されている。すなわち、平角導体Dの矩形断面のうち短辺側の幅分だけ、レーンチェンジするように曲げられている。
こうした構成をとることで、第1実施形態と同様に隣り合う同芯巻きコイルC同士のレーンチェンジ部C12a及びレーンチェンジ部C13aが形成される部分の幅を抑えることができる。もっとも、反リード側RLSには折り曲げ部C14が設けられているため、第1実施形態に比べて第2実施形態の方がコイルエンド短縮効果は薄くなる。この結果、レーンチェンジ部C12a及びレーンチェンジ部C13aの幅方向の制約が緩くなる。このため、リード側コイルエンド部導線C13をコンパクトに形成することが可能となる。反リード側コイルエンド部導線C12では、平角導体Dの矩形断面短辺方向の厚み次第ではあるが、ある程度のコイルエンドの軸方向高さ短縮効果が得られる。すなわち、コイルエンドの軸方向の高さを短縮可能なモータMが実現可能となる。
また、モータMの組み立て性も向上することが可能となる点も効果としてあげられる。第2実施形態のモータMは、第1同芯巻きコイルC1及び第2同芯巻きコイルC2は、反リード側コイルエンド部導線C12が、ステータコア110のティース112より内周側に折り曲げられる折り曲げ部C14が形成され、第1同芯巻きコイルC1の折り曲げ部C14と、第2同芯巻きコイルC2の折り曲げ部C14は、ステータコア110の軸方向に交互に積層されてなる。
このため、図34及び図35に示されるようにコイル籠120の反リード側RLSからステータコア110に挿入することができる。これは、ティース112とコイル籠120に備えられる平角導体Dとが干渉しないように折り曲げ部C14が設けられ、コイル籠120が形成されているためである。この結果、第1実施形態ではコイル籠120をステータコア110に挿入する際には変形させて挿入するなどの工夫を必要とするか、或いは分割型のステータコア110を用いる必要があるが、第2実施形態のステータ100では一体型のステータコア110を用いてもコイル籠120との組み付けが容易となる。
したがって、組み立て性が向上するほか、分割型のステータコア110を用いた場合のように、別に図示しないアウターリングなどの部品を用意したり、それを組み付けたりする工程が不要となる点で、組み立て性の向上を図ることが可能である。
以上、本実施形態に則して発明を説明したが、この発明は前記実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で構成の一部を適宜変更することにより実施することもできる。
例えば、第1実施形態及び第2実施形態では48スロットのステータコア110を用いており8極のモータMとして構成しているが、スロット数は設計事項であり、設計の範囲内で変更することを妨げない。また、同芯巻きコイルCの詳細な形状についても、発明の趣旨を逸脱しない範囲での変更を妨げない。
100 ステータ
110 ステータコア
111 リブ
111a ボルト孔
112 ティース
115 インシュレータ
120 コイル籠
120a コネクタ接合部
150 ロータ
C 同芯巻きコイル
C1 第1同芯巻きコイル
C11 スロット内部導線
C12 反リード側コイルエンド部導線
C12a レーンチェンジ部
C12b 第1縁部
C12c 第2縁部
C13 リード側コイルエンド部導線
C13a レーンチェンジ部
C13b 第1縁部
C13c 第2縁部
C13d 第1リード部
C13e 第1接合部
C13f 第2接合部
C14 折り曲げ部
C2 第2同芯巻きコイル
D 平角導体
JV 接合部
JV1 U相第1接合部
LS リード側
M モータ
RLS 反リード側
S 隙間
SL スロット

Claims (4)

  1. 導体を巻回して形成されスロット内部導線とコイルエンド部導線とを備えるコイルと、前記スロット内部導線が納められるスロットと前記スロットに隣接して形成されるティースとを有するステータコアと、を有する略円環状のステータと、前記ステータの内周に配置されるロータとを備えるモータにおいて、
    前記コイルは、
    同芯巻きに形成され、巻回された隣り合う前記導体の間に前記導体が挿入可能な隙間を有する第1同芯巻きコイルと、
    前記第1同芯巻きコイルと同様に巻回される第2同芯巻きコイルと、を有し、
    前記スロットには、
    前記第1同芯巻きコイルの前記スロット内部導線と前記第2同芯巻きコイルの前記スロット内部導線とが交互に配置され、
    前記第1同芯巻きコイルの前記コイルエンド部導線に形成されるレーンチェンジ部は、前記第2同芯巻きコイルの前記コイルエンド部導線に用いられる前記導体1本分の幅をかわすよう形成されていることを特徴とするモータ。
  2. 請求項1に記載されるモータにおいて、
    前記第1同芯巻きコイル及び前記第2同芯巻きコイルには、前記コイルエンド部導線の一方が前記ステータコアの前記ティースより内周側に折り曲げられることで形成される折り曲げ部を有し、
    前記第1同芯巻きコイルの前記折り曲げ部と、前記第2同芯巻きコイルの前記折り曲げ部は、前記ステータコアの軸方向に交互に積層されてなることを特徴とするモータ。
  3. 導体を巻回して、スロット内部導線とコイルエンド部導線とを備えるコイルを形成し、前記コイルをティースとスロットを備えるステータコアの前記スロットに挿入して略円環状のステータを形成し、前記ステータの一端よりロータを挿入してモータを形成するモータ製造方法において、
    前記コイルを、隣り合う前記導体の間に他の前記導体が挿入可能な隙間を有するように同芯巻きに形成し、前記コイルエンド部導線に、前記導体の1本分の幅をかわすようにレーンチェンジ部を形成し、
    前記コイルを用いて、第1同芯巻きコイルのスロット内部導線と、前記第1同芯巻きコイルの隣に配置する第2同芯巻きコイルのスロット内部導線とが互いの前記隙間に挿入され交互に並ぶように円環状に配置されるコイル籠を形成し、
    前記コイル籠を前記ステータコアに挿入し、
    前記ステータコアの内周部に前記ロータを配置することで前記モータを形成することを特徴とするモータ製造方法。
  4. 請求項3に記載のモータ製造方法において、
    前記第1同芯巻きコイル及び前記第2同芯巻きコイルの前記コイルエンド部導線の一方を、前記ステータコアの前記ティースより内周側に折り曲げて折り曲げ部を形成し、
    前記コイル籠を、前記第1同芯巻きコイルの前記スロット内部導線と前記第2同芯巻きコイルの前記スロット内部導線とが交互になり、前記第1同芯巻きコイルの前記折り曲げ部と、前記第2同芯巻きコイルの前記折り曲げ部とが、前記コイル籠の軸方向に交互に積層されるように、形成し、
    前記コイル籠を前記ステータコアに挿入する際に、前記コイル籠の前記折り曲げ部を有する一端から前記ステータコアに挿入し、
    前記ロータを、前記ステータの前記折り曲げ部を有するコイルエンドと対向する他端から挿入して前記モータを形成することを特徴とするモータ製造方法。
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