JP5418686B2 - ステータ及びステータ製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ステータ及びステータの製造方法に関するものであり、具体的にはコイルの巻回方法を工夫することでモータに用いるステータのコイルエンドの軸方向の高さを短縮する技術に関するものである。
近年、ハイブリッド車や電気自動車などの需要が高まってきたために、自動車の動力としてモータを搭載するケースが増えてきた。そして、エンジンとモータを併用するハイブリッド車は、エンジンとモータの両方をエンジンルームの中に納める必要があり、その結果、モータには小型化及び高出力化が強く望まれるようになっている。
従来、高出力のモータを車載するケースは殆ど無く、このような高出力のモータを車載する場合には、車載用モータ特有の問題も多く生ずる。このため、ハイブリッド車や電気自動車の開発において様々な技術が現在検討されている。
特許文献1には回転電機、クランク形状の連続巻きコイル、分布巻きステータ及びそれらの形成方法についての技術が開示されている。平角導体を六角のボビンに巻いて形成した後に金型を用いてクランク部分を形成してステータコアにコイルを配置していくことで、コイルエンドに配置されるコイルの両端の頭頂部を重ね巻きした素線の全幅だけずれるように、かつ隣接するスロットの間隔の範囲内の長さとなる様にクランクを形成することが可能となる。その結果、ステータのコイルエンドの短縮を図ることが可能となり、モータの小型化に貢献することができる。
特許文献2には回転電機とその製造方法についての技術が開示されている。複数のティースとティース間に構成されコイルが巻回されるステータスロットとを有するステータコアと、複数のティースを跨って対をなすステータスロットに巻回されコイルを構成する複数個のコイルアセンブリを備え、コイルが分布巻構造を有する回転電機において、コイルアセンブリは、コイルアセンブリのスロット内導線部の一方はスロットの外層側に挿入され、スロット内導線部の他方はスロットの内層側に挿入される。また、用いられるコイルアセンブリは略同一形状である。このような構成によって、回転電機の製造作業を簡略化している。
特許文献3には回転電機のステータについての技術が開示されている。周方向に複数のスロットを有する固定コアと、周方向に位置の異なるスロットに設置されている2個のスロット導体およびスロットの外部でスロット導体同士を接続しているターン部を有する複数のセグメント導体を接続して形成されているステータ巻線とを備えている。各スロットに半径方向に一列に設置されているスロット導体の数をNcとすると6≦Ncであり、各スロットに半径方向に一列に設置されているスロット導体をスロットの半径方向内側から半径方向外側に向けて1層、2層、……、Nc層とすると、周方向に位置の異なる2個のスロットにスロット導体を設置している3個のセグメント導体は、それぞれ2個のスロット導体を、k(1≦k≦Nc−5であり、12≦Ncであれば複数の値を取り得る)層と(k+2)層、(k+3)層と(k+5)層、(k+1)層と(k+4)層に設置する。このことで、ステータのコイルエンドの高さの低減を果たしている。
特許文献4には、回転電機のステータについての技術が開示されている。周方向に複数のスロットを有するステータコアと、線材により形成されスロットに設置されているステータ巻線とを備える回転電機のステータにおいて、ステータ巻線は周方向の異なるスロットに設置されているスロット収容部と、スロットの外部でスロット収容部同士を接続しているターン部とを有し、スロットから突出するターン部に、ステータコアの端面に平行な段部が形成されており、ステータコアはステータ巻線に対して径方向に挿入可能な複数の分割コア部からなり、ステータ巻線は、複数の分割ステータ巻線を組み合わせて結線を行ったものである。この結果、ステータのコイルエンドの高さを低減している。
特許文献5には、ステータと巻線素子からなり、ステータ溝に挿入されているステータ巻き線とを備えた交流発電機並びに本発明によるステータの製造方法についての技術が開示されている。交流発電機に関する。N極とS極を有する回転子と、スロットを備えた磁心および磁心のスロット内に配置されているコイルを有するステータとを有し、コイルは巻線ヘッドを有し、該巻線ヘッドは、ロータに取り付けられているファンによってもたらされる半径方向の空気の流れによってそれぞれ冷却される。ステータは回転子に対向しており、ステータおよび回転子は規定どおりに相互に位置決めされており、多層コイルはコイルから成り、少なくとも1つのコイルはスロットに挿入されている2つ以上の区間を有し、少なくとも1つのコイルは半径方向位置を変化させる反転区間を1つ以上有する構成とすることで、コイルの製造を容易にしている。
特開2008−104293号公報 特開2008−125212号公報 特開2008−245489号公報 特開2009−011152号公報 特開2010−531127号公報
しかしながら、特許文献1乃至特許文献5に開示される技術でモータまたはモータのステータを形成する場合には、以下に説明する課題があると考えられる。
特許文献1は、波巻きコイルを採用しており、コイルのレーンチェンジするにあたってはコイルのコイルエンド部を階段状に形成することで他の平角導体をかわしている。特許文献2は、コイルエンド部はコイルを山形に形成しており、平角導体を捻ることでレーンチェンジを行っていると思われる。特許文献3乃至特許文献5は何れも平角導体をステータコアの軸方向に対して積み上げる形状を採用している。したがって、何れの方法も平角導体のターン数を増やすと、ステータのコイルエンドの高さが高くなってしまうという問題がある。
モータの出力を上げるためには、ステータに用いるコイルのターン数を増やすことは検討すべき課題であり、平角導体の断面積を増やす場合であっても、コイルエンドの高さへの影響が大きいと考えられる。このことはモータの小型化の妨げになり、小型化、高出力化が求められている車載用のモータにとっては好ましくない。
そこで、本発明はこのような課題を解決するために、コイルエンドの高さの低減を可能としたステータ及びステータ製造方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の一態様によるステータは以下のような特徴を有する。
(1)導体を巻回して形成されスロット内部導線とコイルエンド部導線とを備えるコイルと、前記スロット内部導線が納められるスロットと前記スロットに隣接して形成されるティースとを有する分割型のステータコアと、を有するステータにおいて、前記コイルは、同芯巻きに形成され、巻回された隣り合う前記導体の間に前記導体が挿入可能な隙間を有する第1同芯巻きコイルと、前記第1同芯巻きコイルと同様に巻回される第2同芯巻きコイルと、を有し、前記スロットには、前記第1同芯巻きコイルの前記スロット内部導線と前記第2同芯巻きコイルの前記スロット内部導線とが交互に配置され、前記第1同芯巻きコイルの前記コイルエンド部導線に形成されるレーンチェンジ部は、前記第2同芯巻きコイルの前記コイルエンド部導線に用いられる前記導体1本分の幅をかわすよう形成され、前記第1同芯巻きコイルと前記第2同芯巻きコイルとが用いられて円環状に配置された分布巻きのコイル籠を有していることを特徴とする。
また、前記目的を達成するために、本発明の別の態様によるステータ製造方法は以下のような特徴を有する。
(2)導体を巻回して、スロット内部導線とコイルエンド部導線とを備えるコイルを形成し、前記コイルを籠状に配置してコイル籠を形成し、ティースとスロットを備える分割型のステータコアを前記コイル籠に挿入して、略円環状のステータを形成するステータ製造方法において、前記コイルを、隣り合う前記導体の間に他の前記導体が挿入可能な隙間を有するように同芯巻きに形成し、前記コイルエンド部導線に、前記導体の1本分の幅をかわすようにレーンチェンジ部を形成し、前記コイルを用いて、第1同芯巻きコイルのスロット内部導線と前記第1同芯巻きコイルの隣に配置する第2同芯巻きコイルのスロット内部導線とが互いの前記隙間に挿入され交互に並ぶように円環状に配置されるコイル籠を形成し、前記コイル籠に前記ステータコアの前記ティースを前記コイル籠の外周側から挿入することで前記ステータを形成することを特徴とする。
このような特徴を有するステータの態様により、以下のような作用、効果が得られる。
上記(1)に記載の態様は、導体を巻回して形成されスロット内部導線とコイルエンド部導線とを備えるコイルと、スロット内部導線が納められるスロットとスロットに隣接して形成されるティースとを有する分割型のステータコアと、を有するステータにおいて、コイルは、同芯巻きに形成され、巻回された隣り合う導体の間に導体が挿入可能な隙間を有する第1同芯巻きコイルと、第1同芯巻きコイルと同様に巻回される第2同芯巻きコイルと、を有し、スロットには、第1同芯巻きコイルのスロット内部導線と第2同芯巻きコイルのスロット内部導線とが交互に配置され、第1同芯巻きコイルのコイルエンド部導線に形成されるレーンチェンジ部は、第2同芯巻きコイルのコイルエンド部導線に用いられる導体1本分の幅をかわすよう形成され、前記第1同芯巻きコイルと前記第2同芯巻きコイルとが用いられて円環状に配置された分布巻きのコイル籠を有しているものである。
したがって、ステータが有する分布巻きのコイル籠のコイルエンド部導線に設けられたレーンチェンジ部が導線1本分の幅をかわすように形成され、第1同芯巻きコイルと第2同芯巻きコイルとがステータコアのスロット内において、スロット内部導線が交互に配置されるように設計されており、第1同芯巻きコイルと第2同芯巻きコイルは同様の形状に巻回されているので、レーンチェンジ部分において複数の導体をかわすようにレーンチェンジ部分が形成される必要がない。また、ステータの径方向のスペースに余裕が出来るため、コイルの巻き数を増やしたとしてもコイルエンド部導線をコンパクトに形成することが可能となる。すなわち、組み立て性が高くコイルエンドの軸方向の高さを短縮可能なステータが実現可能となる。
また、このような特徴を有するステータ製造方法の態様により、以下のような作用、効果が得られる。
上記(2)に記載の態様は、導体を巻回して、スロット内部導線とコイルエンド部導線とを備えるコイルを形成し、コイルを籠状に配置してコイル籠を形成し、ティースとスロットを備える分割型のステータコアをコイル籠に挿入して、略円環状のステータを形成するステータ製造方法において、コイルを、隣り合う導体の間に他の導体が挿入可能な隙間を有するように同芯巻きに形成し、コイルエンド部導線に、導体の1本分の幅をかわすようにレーンチェンジ部を形成し、コイルを用いて、第1同芯巻きコイルのスロット内部導線と第1同芯巻きコイルの隣に配置する第2同芯巻きコイルのスロット内部導線とが互いの隙間に挿入され交互に並ぶように円環状に配置されるコイル籠を形成し、コイル籠にステータコアのティースをコイル籠の外周側から挿入することでステータを形成するものである。
したがって、(1)に記載のステータと同様に、モータに用いるステータのコイルエンドにおいて、コイルエンド部導線に設けられたレーンチェンジ部が導線1本分の太さをかわすように形成され、第1同芯巻きコイルと第2同芯巻きコイルとがステータコアのスロット内において、スロット内部導線を交互に配置されるように設計されている。このため、レーンチェンジ部分において複数の導体をかわすようにレーンチェンジ部分が形成される必要がなく、結果的にステータのコイルエンド部導線をコンパクトに形成するステータの製造方法を提供することが可能となる。
本実施形態の、ステータの斜視図である。 本実施形態の、ステータの上面視図である。 本実施形態の、ステータの側面図である。 本実施形態の、コイル籠の斜視図である。 本実施形態の、コイル籠の側面図である。 本実施形態の、コイル籠の上面視図である。 本実施形態の、同芯巻きコイルの正面図である。 本実施形態の、同芯巻きコイルの側面図である。 本実施形態の、同芯巻きコイルの上面視図である。 本実施形態の、ステータコアに同芯巻きコイルを挿入した際の断面図である。 本実施形態の、第1同芯巻きコイルと第2同芯巻きコイルとを重ねた状態の正面図である。 本実施形態の、第1同芯巻きコイルと第2同芯巻きコイルとを重ねた状態の側面図である。 本実施形態の、第1同芯巻きコイルと第2同芯巻きコイルとを重ねた状態の上面視図である。 本実施形態の、同芯巻きコイルを6つ重ねた様子を表した正面図である。 本実施形態の、同芯巻きコイルを6つ重ねた様子を表した側面図である。 本実施形態の、同芯巻きコイルを6つ重ねた様子を表した上面視図である。 本実施形態の、同相の同芯巻きコイルを並べた様子を表した正面図である。 本実施形態の、同相の同芯巻きコイルを並べた様子を表した側面図である。 本実施形態の、同相の同芯巻きコイルを並べた様子を表した上面視図である。 本実施形態の、コイル籠にコアピースを挿入する様子を表した斜視図である。 本実施形態の、ステータコアの外周にアウターリングを嵌め込む様子を表した斜視図である。 本実施形態の、ステータの斜視図である。 本実施形態の、モータにロータを挿入する様子を表した側面図である。
まず、本発明の実施形態について、図を用いながら説明する。
図1に、本実施形態のステータ100の斜視図を示す。図2に、ステータ100の上面視図を示す。図3に、ステータ100の側面図を示す。ステータ100はステータコア110とコイル籠120とアウターリング130とを有している。ステータコア110は分割型でありコアピース111を円環状に配置して形成される。コアピース111は略扇状の電磁鋼板を積層して形成されている。コアピース111の内周側には図10に示すようにスロットSLが1つとティース112が2つ備えられている。アウターリング130は金属製の素材が円筒形状に形成されたものであり、アウターリング130の外周側にはリブ131とボルト孔131aが備えられている。ボルト孔131aはモータMを図示しないエンジンに取り付ける、あるいはモータMにカバーを設けるなどの目的で使用される。
図4に、コイル籠120の斜視図を示す。図5に、コイル籠120の側面図を示す。図6に、コイル籠120の上面視図を示す。コイル籠120は、48個の同芯巻きコイルCを用いて形成されている。コイル籠120のリード側LSには後述する図17乃至図19に示される第1接合部C13e及び第2接合部C13fが接合される接合部JVが形成される。この接合部JVはコイル籠120のリード側LSに放射線上に配置されている部分である。ただし、ステータ100として形成される際にはコネクタを接合する部分が必要となるため、第1リード部C13dが並ぶコネクタ接合部120aが用意される。
図7に、同芯巻きコイルCの正面図を示す。図8に、同芯巻きコイルCの側面図を示す。図9に、同芯巻きコイルCの上面視図を示す。同芯巻きコイルCは、平角導体Dを用いて略6角形にエッジワイズ曲げ加工されて巻回されたコイルである。同芯巻きコイルCを48個用意することで、コイル籠120を形成することが可能である。平角導体Dは導電性の高い銅やアルミニウム等の金属を矩形断面のワイヤとして形成したものであり、その周囲はエナメル等の絶縁被覆材で覆われている。この平角導体Dをエッジワイズ曲げ加工し、5周巻回することで、同芯巻きコイルCを形成する。したがって、同芯巻きコイルCのスロット内部導線C11は平角導体Dの矩形断面における短辺方向の厚みで5枚分積み重ねられた厚みと同等となる。
同芯巻きコイルCは、スロット内部導線C11と、反リード側RLSに形成される反リード側コイルエンド部導線C12、及びリード側LSに形成されるリード側コイルエンド部導線C13は図7に示されるように3つの部分よりなる。反リード側コイルエンド部導線C12にはレーンチェンジ部C12a及びレーンチェンジ部C12aとスロット内部導線C11とを接続する第1縁部C12bと第2縁部C12cが形成される。リード側コイルエンド部導線C13にはレーンチェンジ部C13a及びレーンチェンジ部C13aとスロット内部導線C11とを接続する第1縁部C13bと第2縁部C13cとを有し、同芯巻きコイルCの巻き始めと巻き終わりにそれぞれ第1リード部C13d及び第1接合部C13eが形成される。なお、同芯巻きコイルCによっては第1リード部C13d又は第1接合部C13eの代わりに後述する第2接合部C13fが形成される。
便宜上、スロット内部導線C11の左右で第1スロット内部導線C11aと第2スロット内部導線C11bと呼び分けることにすると、第1スロット内部導線C11aと第1縁部C12b及び第1縁部C13bとが接続し、第2スロット内部導線C11bと第2縁部C12c及び第2縁部C13cとが接続することになる。
そして、図9に示されるように、同芯巻きコイルCは円弧状になるように巻回されて形成されている。また、スロット内部導線C11は隣り合う平角導体Dの間に隙間Sが出来るように形成されている。図9ではこの隙間Sに対して説明の便宜上番号を付けて称呼することにする。内周側より図面右側に第1隙間S1、第3隙間S3、第5隙間S5、第7隙間S7、第9隙間S9が形成され、図面左側に、第2隙間S2、第4隙間S4、第6隙間S6,第8隙間S8、第10隙間S10が形成される。なお、第1隙間S1は内周側に開放され、第10隙間S10は外周側に開放されている。第2隙間S2乃至第9隙間S9は平角導体Dの幅とほぼ同じだけの間隔で形成されている。
また、図9に示されるようにレーンチェンジ部C12aは外周側に向けて図面左から図面右にクランクするのに対して、レーンチェンジ部C13aは外周側に向けて図面右から図面左にクランクするよう形成されている。
図10に、ステータコア110に同芯巻きコイルCを挿入した場合の断面図を示す。ステータコア110に同芯巻きコイルCを1つだけ配置した場合の断面図が図10である。同芯巻きコイルCはステータコア110に備えられるティース112をまたぎ、スロットSLに同芯巻きコイルCのスロット内部導線C11が配置されることになる。スロットSLにはインシュレータ115が配置されている。インシュレータ115は絶縁性の高い樹脂素材で形成されており、ステータコア110と同芯巻きコイルCとの絶縁を確保するために設けられている。
なお、便宜上、図面左側のスロットSLは第1スロットSL1とする。また図面右側のスロットSLは第7スロットSL7としている。したがって、ステータコア110に1つだけ同芯巻きコイルCを挿入した場合、左側の第2スロット内部導線C11bは第1スロットSL1に、右側の第1スロット内部導線C11aは第7スロットSL7に挿入されることになり、5つのスロットSLを隔てて左右のスロット内部導線C11が挿入される状態となる。
このように同芯巻きコイルCがステータコア110に配置されると、千鳥状にスロット内部導線C11がスロットSLに挿入されることになる。すなわち、隙間SがスロットSLにそれぞれ5カ所形成され、スロット内部導線C11は5本挿入される状態となる。実際に、コイル籠120の状態でステータコア110に挿入される場合には、同相の同芯巻きコイルCが隙間Sに配置されることになり、1つのスロットSLに10本のスロット内部導線C11が挿入される結果となる。
この同芯巻きコイルCを24対重ねて形成したのが、図4乃至図6に示されるコイル籠120である。このコイル籠120の形成過程について次に説明する。
図11に、第1同芯巻きコイルC1と第2同芯巻きコイルC2とを重ねた状態の正面図を示す。図12に、第1同芯巻きコイルC1と第2同芯巻きコイルC2とを重ねた状態の側面図を示す。図13に、第1同芯巻きコイルC1と第2同芯巻きコイルC2とを重ねた状態の上面視図を示す。
同芯巻きコイルCは、図11において2つ使用するので、説明のために便宜的に第1同芯巻きコイルC1と第2同芯巻きコイルC2と称呼することにする。ただし、どちらも同じ様に巻回された同芯巻きコイルCである。ただし、リード側コイルエンド部導線C13の第1リード部C13dや第1接合部C13e、第2接合部C13fなどリード部分は配置される位置によって異なる形状に形成される。第1同芯巻きコイルC1と第2同芯巻きコイルC2とは、ステータコア110に備えるスロットSLを1つ分ずらして重ねられている。したがって、第1同芯巻きコイルC1のスロット内部導線C11と第2同芯巻きコイルC2のスロット内部導線C11との間には、インシュレータ115及びティース112が挿入される隙間が形成されることになる。
この結果、反リード側RLSでは第1同芯巻きコイルC1の第1縁部C12b1と第2同芯巻きコイルC2の第1縁部C12b2との関係で、コイル籠120の軸方向に積み重ねられる部分と、コイル籠120の軸方向でレーンチェンジ部C12a1とレーンチェンジ部C12a2との間にステータ100の内周側から見てクロスする部分ができる。また、リード側LSでは第1同芯巻きコイルC1の第1縁部C13b1と第2同芯巻きコイルC2の第1縁部C13b2との関係で、コイル籠120の軸方向に重ねられる部分と、コイル籠120の軸方向でレーンチェンジ部C13a1とレーンチェンジ部C13a2との間にステータ100の内周側から見てクロスする部分ができる。このクロスする部分付近で、隣り合う同芯巻きコイルCがお互いの有する平角導体Dを反リード側コイルエンド部導線C12及びリード側コイルエンド部導線C13でかわすことになる。
第1同芯巻きコイルC1のレーンチェンジ部C13a1と、第2同芯巻きコイルC2のレーンチェンジ部C13a2とが隣り合うように配置される。また、第1同芯巻きコイルC1のレーンチェンジ部C12a1と、第2同芯巻きコイルC2のレーンチェンジ部C12a2とが隣り合うように配置される。こうして第1同芯巻きコイルC1と第2同芯巻きコイルC2とが重ねられていくことで、コイル籠120を形成する。
図14に、同芯巻きコイルCを6つ重ねた様子を表した正面図を示す。図15に、同芯巻きコイルCを6つ重ねた様子を表した側面図を示す。図16に、同芯巻きコイルCを6つ重ねた様子を示した上面視図を示す。複数の同芯巻きコイルCを図11乃至図13に示すように6つの同芯巻きコイルCを順に重ねることで、図14乃至図16に示すようなユニットが形成される。
ステータ100はU相、V相、W相の3相から形成され、U1相、U2相、V1相、V2相、W1相、W2相の順に並べられる。便宜上、U相第1コイルUC1、U相第2コイルUC2、V相第1コイルVC1、V相第2コイルVC2、W相第1コイルWC1、及びW相第2コイルWC2と呼ぶ。そして、図14乃至図16に示されるユニットで1つの極を形成し、これを第1極P1とする。これを8組用意することでコイル籠120を形成することができる。
図17に、同相の同芯巻きコイルCを並べた様子を表した正面図に示す。図18に、同相の同芯巻きコイルCを並べた様子を表した側面図を示す。図19に、同相の同芯巻きコイルCを並べた様子を表した上面視図を表す。同芯巻きコイルCを同相同士接続した様子を図17乃至図19に示す。図では第1極P1のU相第1コイルUC1と第3極P3のU相第1コイルUC1を接続している様子を示している。具体的には第1極U相第1コイルP1UC1の第2縁部C13cから縁設される第2接合部C13fと第3極U相第1コイルP3UC1の第1縁部C13bから縁設される第1接合部C13eとが接続されてU相第1接合部JV1を形成する。
前述した図10に示されるように、例えば第1極P1のU相第1コイルUC1の第2スロット内部導線C11bが第1スロットSL1に挿入されるとすると、第7スロットSL7には第1極U相第1コイルP1UC1の第1スロット内部導線C11aと第2極U相第1コイルP2UC1の第2スロット内部導線C11bが配置されることになる。一方で、第3極U相第1コイルP3UC1は図示しない第13スロットSL13に第2スロット内部導線C11bが、図示しない第19スロットSL19に第1スロット内部導線C11aが挿入される。よって、第7スロットSL7に挿入される第1極U相第1コイルP1UC1の第1スロット内部導線C11aに接続される第2接合部C13fと、第13スロットSL13に挿入される第3極U相第1コイルP3UC1の第2スロット内部導線C11bに接続される第1接合部C13eとでU相第1接合部JV1を形成することになる。
図20に、コイル籠120にコアピース111を挿入する斜視図を示す。図21に、ステータコア110の外周にアウターリングを嵌め込む様子を表した斜視図を示す。コイル籠120には、複数設けられているスロット挿入口121があり、スロット挿入口121は隣り合うスロット内部導線C11の間に形成されている。このスロット挿入口121に図20に示される様にコアピース111のティース112が挿入されることで、コアピース111はコイル籠120を中心に円環状に配置される。この状態で図21に示すようにアウターリング130をコアピース111が形成するステータコア110の外周に嵌め込む。アウターリング130を事前に加熱しておくことで金属膨張を利用して内径を広げ、ステータコア110の外周に嵌め込み冷却することで、コアピース111を円環状に保持する事が可能となる。
図22に、ステータ100の斜視図を示す。図22のステータ100の斜視図は図1のステータ100の斜視図とは異なり、コイルエンド部分に外部接続端子部140が形成されている。ステータ100のリード側のコイルエンドは、コイル同士を接続する為にバスバが溶接などの手法によって接合され、外部接続端子部140も接合される。この外部接続端子部140によって、図示しない車載される二次電池などに電気的に接続される。
図23に、モータMにロータ150を挿入する様子を表す側面図を示す。なお、図23では外部接続端子部140を省略している。上述したように同芯巻きコイルCを順に重ねることで図4に示すようなコイル籠120を形成する。円環状に形成されたコイル籠120をステータコア110に挿入し、接合部JVを溶接して接合し、コネクタ接合部120aに図示しないバスバで外部に接続する為のコネクタと接合することでステータ100を形成する。そして、ロータ150を図20に示すように挿入することで、ステータ100の内周部に配置され、モータMが形成される。なお、図示していないが実際にはモータMのカバーが設けられ、ベアリングでロータ150は保持されることになる。
本実施形態のステータ100は上記構成であるので、以下に説明するような作用及び効果を奏する。
まず、モータMに用いるステータ100のコイルエンドを小さくすることが可能である点が効果として挙げられる。本実施形態のモータMは、平角導体Dを巻回して形成されスロット内部導線C11と反リード側コイルエンド部導線C12及びリード側コイルエンド部導線C13とを備える同芯巻きコイルCと、スロット内部導線C11が納められるスロットSLとスロットSLに隣接して形成されるティース112とを有する分割型のコアピース111の集合体であるステータコア110と、を有するステータ100において、同芯巻きコイルCは、同芯巻きに形成され、巻回された隣り合う平角導体Dの間に平角導体Dが挿入可能な隙間Sを有する第1同芯巻きコイルC1と、第1同芯巻きコイルC1と同様に巻回される第2同芯巻きコイルC2と、を有し、スロットSLには、第1同芯巻きコイルC1のスロット内部導線C11と、第2同芯巻きコイルC2のスロット内部導線C11とが交互に配置され、第1同芯巻きコイルC1の反リード側コイルエンド部導線C12及びリード側コイルエンド部導線C13に形成されるレーンチェンジ部C12a及びレーンチェンジ部C13aは、第2同芯巻きコイルC2の反リード側コイルエンド部導線C12又はリード側コイルエンド部導線C13に用いられる平角導体Dの1本分の太さをかわすよう形成されているものである。
モータMに用いるステータ100の反リード側コイルエンド部導線C12においてレーンチェンジ部C12aがリード側コイルエンド部導線C13においてレーンチェンジ部C13aが形成されている。このレーンチェンジ部C12a及びレーンチェンジ部C13aは、平角導体Dの厚み1本分をかわすように形成されている。すなわち、平角導体Dの矩形断面のうち短辺側の幅分だけ、レーンチェンジするように曲げられている。
同芯巻きコイルCは平角導体Dを5巻きして形成しているので、従来技術であれば平角導体Dの矩形断面のうち短辺側の幅分の約5倍の厚みをフラットワイズ曲げ方向に変形させてレーンチェンジ部を形成する必要がある。したがって、ステータ100の周方向に形成されたレーンチェンジ部の分の幅を必要とする。ただし、平角導体Dには最小曲げ半径が平角導体Dの幅によって決定されるため、レーンチェンジ部の外側に行くほど条件は悪くなり、単純に平角導体Dの5倍幅があれば良い、と言う訳ではない。実際にはプラスアルファの幅をステータ100の周方向に必要とする。
しかし、本実施形態の同芯巻きコイルCでは、レーンチェンジ部C12a及びレーンチェンジ部C13aがこのような平角導体Dの1本分の幅をかわす構成とすることで、隣り合う同芯巻きコイルC同士のレーンチェンジ部C12a及びレーンチェンジ部C13aが形成される部分の幅を抑えることができる。これは平角導体Dの一本分の幅をかわすレーンチェンジ部C12a及びレーンチェンジ部C13aを形成すれば良く、同じ同芯巻きコイルCが有するレーンチェンジ部C12a及びレーンチェンジ部C13aには隣り合う平角導体Dの間に隙間があるためレーンチェンジ部を形成する為の余裕ができるためである。
この結果、レーンチェンジ部C12a及びレーンチェンジ部C13aの幅方向の制約が緩くなる。ステータ100の周方向の幅の制約は、同芯巻きコイルCの巻き数や、平角導体の短辺方向の幅などに影響してくる。このため、モータMの出力を上げるために、同芯巻きコイルCの巻き数を増やしたり、平角導体の短辺方向の幅を広くしたりするなど平角導体の断面積を増やすことが検討される場合、設計要件によってはステータ100の軸方向に積み増す形でレーンチェンジ部を設けるスペースを検討する必要がある。本実施形態の同芯巻きコイルCでは、このような条件が緩和され、結果、反リード側コイルエンド部導線C12及びリード側コイルエンド部導線C13をコンパクトに形成することが可能となる。よって、ステータ100のコイルエンドの軸方向の高さを短縮することに貢献することが出来る。
また、モータMの組み立て性が向上することが可能となる点も効果としてあげられる。本実施形態のモータMは、同じ形状の同芯巻きコイルCを用いて、同芯巻きコイルCを順に重ねていくことでコイル籠120を形成することが出来る。したがって、特許文献3及び特許文献4に示されるような、複数のコイルを組み合わせて形成する必要のある波巻きコイルを用いる場合よりも容易にステータ100を形成することができ、モータMの組み立て性を向上させることが可能となる。それでいて前述したとおりコイルエンドの軸方向の高さを短縮することが可能である。
そしてステータ100に分割型のステータコア110を用いているので、コイル籠120に無理な変形を加えることなくコアピース111をコイル籠120の外周側から組み付け、アウターリング130でコアピース111を保持する事でステータ100が形成されているので、ステータ100の組み立てを容易に行うことが出来る。ステータ100に一体型のステータコア110を使用することも考えられるが、同芯巻きコイルCをコイル籠120のように円筒状に組み付けてからステータコア110と組み付ける必要があるため、単純に組み付けることは難しく複雑な組み付け工程を必要とするものと考えられる。よって、一体型のステータコア110を用いる場合よりも鉄損は大きくなるものの分割型のステータコア110を用いることで、ステータ100の組付けを容易にすることは、モータMの生産性を高めることに貢献することが可能である。
以上、本実施形態に則して発明を説明したが、この発明は前記実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で構成の一部を適宜変更することにより実施することもできる。
例えば、本実施形態では48スロットのステータコア110を用いており8極のモータMとして構成しているが、スロット数は設計事項であり、設計の範囲内で変更することを妨げない。また、同芯巻きコイルCの詳細な形状についても、発明の趣旨を逸脱しない範囲での変更を妨げない。
100 ステータ
110 ステータコア
111 コアピース
111a ボルト孔
112 ティース
115 インシュレータ
120 コイル籠
120a コネクタ接合部
150 ロータ
C 同芯巻きコイル
C1 第1同芯巻きコイル
C2 第2同芯巻きコイル
C11 スロット内部導線
C12 反リード側コイルエンド部導線
C13 リード側コイルエンド部導線
D 平角導体
JV 接合部
JV1 U相第1接合部
LS リード側
M モータ
RLS 反リード側
S 隙間
SL スロット

Claims (2)

  1. 導体を巻回して形成されスロット内部導線とコイルエンド部導線とを備えるコイルと、前記スロット内部導線が納められるスロットと前記スロットに隣接して形成されるティースとを有する分割型のステータコアと、を有するステータにおいて、
    前記コイルは、
    同芯巻きに形成され、巻回された隣り合う前記導体の間に前記導体が挿入可能な隙間を有する第1同芯巻きコイルと、
    前記第1同芯巻きコイルと同様に巻回される第2同芯巻きコイルと、を有し、
    前記スロットには、
    前記第1同芯巻きコイルの前記スロット内部導線と前記第2同芯巻きコイルの前記スロット内部導線とが交互に配置され、
    前記第1同芯巻きコイルの前記コイルエンド部導線に形成されるレーンチェンジ部は、前記第2同芯巻きコイルの前記コイルエンド部導線に用いられる前記導体1本分の幅をかわすよう形成され、
    前記第1同芯巻きコイルと前記第2同芯巻きコイルとが用いられて円環状に配置された分布巻きのコイル籠を有していることを特徴とするステータ。
  2. 導体を巻回して、スロット内部導線とコイルエンド部導線とを備えるコイルを形成し、前記コイルを籠状に配置してコイル籠を形成し、ティースとスロットを備える分割型のステータコアを前記コイル籠に挿入して、略円環状のステータを形成するステータ製造方法において、
    前記コイルを、隣り合う前記導体の間に他の前記導体が挿入可能な隙間を有するように同芯巻きに形成し、前記コイルエンド部導線に、前記導体の1本分の幅をかわすようにレーンチェンジ部を形成し、
    前記コイルを用いて、第1同芯巻きコイルのスロット内部導線と、前記第1同芯巻きコイルの隣に配置する第2同芯巻きコイルのスロット内部導線とが互いの前記隙間に挿入され交互に並ぶように円環状に配置されるコイル籠を形成し、
    前記コイル籠に前記ステータコアの前記ティースを前記コイル籠の外周側から挿入することで前記ステータを形成することを特徴とするステータ製造方法。
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