JPWO2015079732A1 - 電気機械の電機子 - Google Patents

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Abstract

この発明は、分布巻コイルのコイル形状を工夫し、分布巻コイルの成形容易性を高め、電位差が大きい異なる相のコイル同士の径方向の近接箇所を低減し、頭頂部をクランク形状に曲げ成形することに起因するコイルエンドの大径化を抑えて、小型高出力の電気機械の電機子を得る。この発明による電気機械の電機子(10)は、スロットが周方向に複数配列された電機子鉄心(11)と、電機子鉄心(11)に装着された電機子巻線(20)と、を備え、電機子巻線(20)は、それぞれ、絶縁被覆された、かつ接続部のない連続した2本の導体線(19)を重ねて巻き回して、2本の導体線(19)が電機子鉄心(11)の径方向に重なるように作製され、6スロット角度間隔で周方向に連続して並ぶ第3スロット、第1スロットおよび第2スロットに装着されて、周方向に1スロットピッチで配列された複数の2レーン巻線体(22)を備えている。

Description

この発明は、電動機や発電機などの回転電機やリニアモータなどの直動機などの電気機械の電機子に関し、特に電機子巻線の構造に関するものである。
近年、電動機や発電機などの回転電機において、小型高出力、および高電圧化を実現するための高耐圧化が求められている。
この種の回転電機を小型化するに当たり、有効な磁束を発生しないコイルエンドを小型化する観点から、導体線を電機子鉄心のティースのそれぞれに巻回した集中巻の電機子巻線が用いられていた。しかしながら、トルク脈動が抑えられ、高出力化が可能な分布巻構造の電機子巻線を用いた小型の電機子が要望されている。さらに、磁石の高騰により、磁石を用いない誘導機の要求も高まっており、より高効率の分布巻構造の電機子巻線を用いた電機子が求められている。
ここでは、導体線を1つのティースに巻回して構成された集中巻の巻線に対し、導体線を2スロット以上離れたスロットに巻回して構成された巻線を分布巻の巻線とする。つまり、分布巻の巻線は、1のスロットから延び出た導体線が連続する2つ以上のティースをまたいで他のスロットに入るように巻回されている。
特許文献1では、導体線を複数回螺旋状に巻き回して6角形に成型された巻線コイル、いわゆる亀甲形コイルを、複数のスロット離れたスロット対のそれぞれに収納して、分布巻構造の電機子巻線を構成していた。なお、スロット対を構成する2つのスロットの間隔は、電機子のスロット数と極数とに基づいて定まる。
特許文献2では、U字状に曲げ成形されたセグメントコイルを複数のスロット離れたスロット対のそれぞれに収納し、セグメントコイルの端部を折り曲げ、セメントコイルの折り曲げられた端部同士を溶接して、分布巻き構造の電機子巻線を構成していた。
特許文献3では、導体線を波状に成形した複数本の波巻きコイルを編み込んで作製されたコイルアセンブリを直方体の鉄心に装着し、当該鉄心を円環状に丸め、丸められた鉄心の突き合わせ部を溶接して、分布巻構造の電機子巻線を構成していた。
特許第5040303号公報 特許第3508755号公報 特許第3593009号公報
特許文献1では、亀甲形コイルのターン部の集合体であるコイルエンドの頭頂部を、ターン部の並び方向の全幅分だけターン部の並び方向にずれるクランク形状に成形し、亀甲形コイルをスロット対の一方のスロットの底部側と他方のスロットの開口部側とに挿入していた。そこで、コイルエンドの頭頂部をクランク形状に曲げ成形する際の曲げ半径が大きくなり、コイルエンドの径方向寸法および軸方向寸法が大きくなるという課題があった。
特許文献2,3では、セグメントコイルおよび波巻きコイルのターン部の頭頂部は、1本の導体線の幅分だけずれるクランク形状に形成されているので、ターン部の頭頂部をクランク形状に曲げ成形する際の曲げ半径が小さくなり、コイルエンドの径方向寸法および軸方向寸法の増大が抑制される。
しかしながら、特許文献2では、電機子巻線を構成するセグメントコイルの本数が多くなり、溶接点数が増えるので、生産時のタクトタイムが増大するとともに、品質不具合が発生し易くなるという課題があった。また、特許文献3では、波巻きコイルを編み込む工程が煩雑であり、生産性が低下するという課題があった。さらに、特許文献2,3では、コイルエンドにおいて、比較的電位差が大きくなる異なる相のコイル同士の径方向に近接する箇所が増大し、高電圧を印加したときに、絶縁破壊の発生するリスクが高くなるという課題があった。
この発明は、上記課題を解決するためになされたもので、分布巻コイルのコイル形状を工夫し、分布巻コイルの成形容易性を高め、電位差が大きい異なる相のコイル同士の径方向の近接箇所を低減し、頭頂部をクランク形状に曲げ成形することに起因するコイルエンドの大径化を抑えて、小型高出力の電気機械の電機子を得ることを目的とする。
この発明の電気機械の電機子は、スロットがスロット幅方向に複数配列された電機子鉄心と、上記電機子鉄心に装着された電機子巻線と、を備え、上記電機子巻線は、それぞれ、絶縁被覆された、かつ接続部のない連続した2本の導体線を重ねて巻き回して、上記2本の導体線が上記電機子鉄心のスロット深さ方向に重なるように作製され、pスロット角度間隔(但し、pは2以上の自然数)でスロット配列方向に連続して並ぶ第3スロット、第1スロットおよび第2スロットに装着されて、スロット配列方向に1スロットピッチで配列された複数の2レーン巻線体を備えている。
この発明によれば、2本の導体線を重ねて巻いて作製された2レーン巻線体が、pスロット角度間隔でスロット配列方向に連続して並ぶ3つのスロットに装着されているので、コイルエンド部の頂部での変位量が導体線のスロット深さ方向の幅の2倍となる。そこで、亀甲形コイルを用いる場合に比べ、コイルエンド部の頂部をクランク形状に曲げ成形する際の曲げ半径が小さくなり、コイルエンドの径方向寸法および軸方向寸法を小さくできる。
2レーン巻線体221がpスロット角度間隔でスロット配列方向に連続して並ぶ3つのスロットに装着されるように作製されているので、セグメントコイルに比べ、溶接点数が減少し、生産時のタクトタイムが低減するとともに、品質不具合の発生が抑えられる。
電機子巻線が2レーン巻線体をスロット配列方向から順次組み付けて作製できるので、波巻きコイルを編み込むような煩雑な工程が不要となり、生産性が高められる。
2レーン巻線体を構成する導体線が、第1スロットの両側に位置する第2および第3スロットで折り返されて、3つのスロットを行き来するように巻かれているので、コイルエンド部がスロット深さ方向に変位する方向が交互に変わる。そこで、比較的電位差が大きくなる異なる相のコイルエンド部同士のスロット深さ方向に近接する箇所が少なくなり、絶縁破壊の発生するリスクが低減される。
この発明の実施の形態1に係る回転電機を示す片側断面図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機の要部を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機に適用される電機子を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機に適用される電機子鉄心を構成する鉄心ブロックを示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線を構成する2レーン巻線体を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線を構成する2レーン巻線体を示す端面図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線を構成する2レーン巻線体を示す正面図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線を電機子鉄心に装着した状態を第1コイルエンド側から見た模式図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線の組立方法を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線の組立方法を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子を組み立てる方法を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子を組み立てる方法を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線のU相コイルの結線方法を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線のU相コイルを示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線のU相コイルの結線方法を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線のV相コイルの結線方法を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線のU相コイルの給電部周りを示す要部斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線の給電部周りを示す要部斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線の第2コイルエンドを示す要部端面図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線の第2コイルエンドを示す模式的に要部端面図である。 従来の電機子巻線の第2コイルエンドを示す模式的に要部端面図である。 この発明の実施の形態2に係る回転電機における電機子巻線を構成する2レーン巻線体を模式的に示す端面図である。 この発明の実施の形態3に係る回転電機における電機子巻線を構成する2レーン巻線体を模式的に示す端面図である。 この発明の実施の形態4に係る回転電機における電機子巻線のU相コイルの結線方法を説明する図である。 この発明の実施の形態4に係る回転電機における電機子巻線のU相コイルの給電部周りを示す要部斜視図である。 この発明の実施の形態4に係る回転電機における電機子巻線の給電部周りを示す要部斜視図である。 この発明の実施の形態5に係る回転電機における電機子巻線のU相コイルの結線方法を説明する図である。 この発明の実施の形態5に係る回転電機における電機子を示す斜視図である。
以下、本発明による電気機械の電機子の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る回転電機を示す片側断面図、図2はこの発明の実施の形態1に係る回転電機の要部を示す斜視図、図3はこの発明の実施の形態1に係る回転電機に適用される電機子を示す斜視図、図4はこの発明の実施の形態1に係る回転電機に適用される電機子鉄心を構成する鉄心ブロックを示す斜視図、図5はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線を構成する2レーン巻線体を示す斜視図、図6はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線を構成する2レーン巻線体を示す端面図、図7はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線を構成する2レーン巻線体を示す正面図、図8はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線を電機子鉄心に装着した状態を第1コイルエンド側から見た模式図である。なお、図8では、便宜上、コイルエンド部を直線的に示している。
図1および図2において、電気機械としての回転電機100は、有底円筒状のフレーム2およびフレーム2の開口を塞口する端板3を有するハウジング1と、フレーム2の円筒部に内嵌状態に固着された電機子10と、フレーム2の底部および端板3にベアリング4を介して回転可能に支持された回転軸6に固着されて、電機子10の内周側に回転可能に配設された回転子5と、を備えている。
回転子5は、軸心位置に挿通された回転軸6に固着された回転子鉄心7と、回転子鉄心7の外周面側に埋設されて周方向に等ピッチで配列され、磁極を構成する永久磁石8と、を備えた永久磁石型回転子である。なお、回転子5は、永久磁石式回転子に限定されず、絶縁しない回転子導体を、回転子鉄心のスロットに収納して、両側を短絡環で短絡したかご形回転子や、絶縁した導体線を回転子鉄心のスロットに装着した巻線形回転子を用いてもよい。
つぎに、電機子10の構成について具体的に図3乃至図7を参照しつつ説明する。
電機子10は、図3に示されるように、円環状の電機子鉄心11と、電機子鉄心11に装着された電機子巻線20と、を備えている。ここで、説明の便宜上、回転子5の極数を8極、電機子鉄心11のスロット数を48個、電機子巻線20を三相巻線とする。すなわち、スロットは、毎極毎相当たり2個の割合で電機子鉄心11に形成されている。
鉄心ブロック12は、円環状の電機子鉄心11を周方向に24等分割したもので、図4に示されるように、電磁鋼板を積層一体化して作製され、断面円弧形のコアバック部12aと、コアバック部12aの内周壁面から径方向内方に突出する2本のティース12bと、を備えている。そして、電機子鉄心11は、ティース12bを径方向内方に向けて、コアバック部12aの周方向の側面同士を突き合わせて、24個の鉄心ブロック12を周方向に配列、一体化して、円環状に構成されている。コアバック部12aと周方向に隣り合うティース12bとにより構成されるスロット13が、内周側に開口するように、周方向に等角ピッチで配列されている。ティース12bは周方向幅が径方向内方に向って漸次狭くなる先細り形状に形成されており、スロット13の断面は長方形となっている。
2レーン巻線体22は、例えば、エナメル樹脂で絶縁被覆された、かつ接続部のない連続した銅線やアルミニウム線などからなる、短辺幅dの平角形状(長方形断面形状)の2本の導体線19を短辺方向に重ねて、エッジワイズ巻きに巻いて作製される。なお、2レーン巻線体22は、エッジワイズ巻きに巻かれているので、導体線19の短辺方向が電機子10の径方向に一致し、導体線19の長辺方向が電機子10の周方向に一致する。
2レーン巻線体22は、図5から図7に示されるように、第1のスロットに挿入される第1直線部22a(第1直線部221a,222a)および第3直線部22c(第3直線部221c,222c)と、第1のスロットから周方向一側に6スロット角度間隔離れた第2のスロットに挿入される第2直線部22b(第2直線部221b,222b)と、第1のスロットから周方向他側に6スロット角度間隔離れた第3のスロットに挿入される第4直線部22d(第4直線部221d,222d)と、第1直線部22aと第2直線部22bの長さ方向の他端同士を連結する第1コイルエンド部22e(第1コイルエンド部221e,222e)と、第2直線部22bと第3直線部22cの長さ方向の一端同士を連結する第2コイルエンド部22f(第2コイルエンド部221f,222f)と、第3直線部22cと第4直線部22dの長さ方向の他端同士を連結する第3コイルエンド部22g(第3コイルエンド部221g,222g)と、第1直線部22aおよび第4直線部22dの長さ方向の一端から延び出て、他の巻線体又は給電部に接続される巻線端22h(巻線端221h,222h)および巻線端22j(巻線端221j,222j)と、を備える分布巻き巻線である。
このように、2レーン巻線体22は、短辺方向に重ねられた2本の導体線19の外径側に位置する導体線19により構成される外径側巻線体221と、短辺方向に重ねられた2本の導体線19の内径側に位置する導体線19により構成される内径側巻線体222と、を備える。外径側巻線体221は、第1から第4直線部221a−221d、第1から第3コイルエンド部221e−221g、および巻線端221h,221jを備える。そして、巻線端221h,221jが、第1および第4直線部221a,221dの長さ方向の一端から、径方向位置を変えずに、かつ互いに近づくように周方向に傾いて延び出ている。内径側巻線体222は、第1から第4直線部222a−222d、第1から第3コイルエンド部222e−222g、および巻線端222h,222jを備えろ。そして、巻線端222h,222jが、第1および第4直線部222a,222dの長さ方向の一端から、径方向位置を変えずに、かつ互いに離間するように周方向に傾いて延び出ている。
そして、第1直線部22aと第2直線部22bが、第1コイルエンド部22eの頂部に形成されたクランク部22kで、径方向に2dだけ変位して配置される。同様に、第2直線部22bと第3直線部22cが、第2コイルエンド部22fの頂部に形成されたクランク部22kで、径方向に2dだけ変位して配置される。同様に、第3直線部22cと第4直線部22dが、第3コイルエンド部22gの頂部に形成されたクランク部22kで、径方向に2dだけ変位して配置される。
なお、6スロット角度間隔とは、連続する6つのティース12bの両側のスロット13のスロット中心間の間隔である。
このように構成された2レーン巻線体22は、図8に示されるように、2本の導体線19が電機子鉄心11の一端側から第1のスロット131に挿入され、第1のスロット131から電機子鉄心11の他端側に延び出て、周方向一側に6スロット角度間隔離れた第2のスロット132に電機子鉄心11の他端側から挿入され、第2のスロット132から電機子鉄心11の一端側に延び出て、周方向他側に6スロット角度間隔離れた第1のスロット131に電機子鉄心11の一端側から挿入され、第1のスロット131から電機子鉄心11の他端側に延び出て、周方向他側に6スロット角度間隔離れた第3のスロット133に電機子鉄心11の他端側から挿入され、第3のスロット133から電機子鉄心11の一端側に延び出るように、電機子鉄心11に装着される。
なお、図8において、説明の便宜上、6スロット角度間隔で周方向に連続するスロット13を周方向の並び順に第3のスロット133、第1のスロット131、第2のスロット132とした。また、図8では、第1から第3コイルエンド部22e−22gを直線的に示しているが、第3のスロット133に挿入される第2直線部22bは、第1のスロット131に挿入される第1直線部22aに対して第1コイルエンド部22eのクランク部22kで径方向外方に2dだけレーンチェンジされる。また、第1のスロット131に挿入される第3直線部22cは、第2のスロット132に挿入される第2直線部22bに対して第2コイルエンド部22fのクランク部22kで径方向外方に2dだけレーンチェンジされる。さらに、第3のスロット133に挿入される第4直線部22dは、第1のスロット131に挿入される第3直線部22cに対して第3コイルエンド部22gのクランク部22kで径方向外方に2dだけレーンチェンジされる。
つぎに、電機子10の組立方法について図9から図13を参照しつつ説明する。図9および図10はそれぞれこの発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線の組立方法を説明する図、図11はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線を示す斜視図、図12および図13はそれぞれこの発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子を組み立てる方法を説明する図である。なお、便宜上、図9では、コイルエンド部を直線的に示し、図12および図13では、電機子巻線を直線部のみで示している。また、48個の2レーン巻線体22を組立順に、1番目の2レーン巻線体221、2番目の2レーン巻線体222、3番目の2レーン巻線体223・・・48番目の2レーン巻線体2248とする。また、第1から第4直線部22a−22dの長さ方向、短辺方向および長辺方向を軸方向、径方向および周方向とする。
まず、図9の(a)に示されるように、2番目の2レーン巻線体222を、1番目の2レーン巻線体221の軸方向位置と同じ軸方向位置として、1番目の2レーン巻線体221の周方向一側に配置する。ついで、図9の(b)に示されるように、2番目の2レーン巻線体222をその軸方向位置を変えずに周方向他側に移動させる。そして、図9の(c)に示されるように、2番目の2レーン巻線体222を1番目の2レーン巻線体221に装着する。ついで、同様にして、3番目の2レーン巻線体223を、2番目の2レーン巻線体222に装着する。この手順を繰り返し、1番目の2レーン巻線体221から47番目の2レーン巻線体2247を組み付けてC字状の中間組立体21を作製する。
ついで、中間組立体21の1番目の2レーン巻線体221と47番目の2レーン巻線体2247との間を広げて、48番目の2レーン巻線体2248の周方向幅より広くする。そして、図10の(a)に示されるように、48番目の2レーン巻線体2248を中間組立体21の広げられた開口内に配置する。ついで、図10の(b)に示されるように、48番目の2レーン巻線体2248を47番目の2レーン巻線体2247に装着する。その後、図10の(c)に示されるように、中間巻線体21Aの開口を閉じ、1番目の2レーン巻線体221と48番目の2レーン巻線体2248を組み付けて、円環状の電機子巻線20が組み立てられる。
このように組み立てられた電機子巻線20は、図11に示されるように、48個の2レーン巻線体22を1スロットピッチで周方向に配列して構成される。そして、8本の第1から第4直線部22a,22b,22c,22dが径方向に1列に並んで、周方向に1スロットピッチで48列配列されている。第1コイルエンド部22eおよび第3コイルエンド部22gが周方向に配列されて第1コイルエンドを構成し、第2コイルエンド部22fが周方向に配列されて第2コイルエンドを構成する。巻線端22hを構成する巻線端221h,222hが、それぞれ軸方向に第2コイルエンド側に延び出て、第2コイルエンドの外径側に1スロットピッチで周方向に配列され、巻線端22jを構成する巻線端221j,222jが、それぞれ軸方向に第2コイルエンド側に延び出て、第2コイルエンドの内径側に1スロットピッチで周方向に配列されている。
ついで、コ字状に成形されたインシュレータ14が、電機子巻線20の第1から第4直線部22a,22b,22c,22dの各列に径方向外方から装着される。そして、図12に示されるように、ティース12bが第1から第4直線部22a,22b,22c,22dの列間の径方向外方に位置するように、24個の鉄心ブロック12を電機子巻線20の外径側に配置する。ついで、各鉄心ブロック12を径方向内方に移動させ、ティース12bを第1から第4直線部22a,22b,22c,22dの列間に挿入する。そして、図13に示されるように、周方向に隣り合う鉄心ブロック12のコアバック部12aの側面同士が突き合わされ、円環状の電機子鉄心11が組み立てられる。同時に、電機子巻線20が電機子鉄心11に装着される。そして、電機子巻線20に交流結線が施され、電機子10が作製される。
このように、実施の形態1では、48個の2レーン巻線体22を周方向に組み付けて電機子巻線20を作製できるので、波巻きコイルを用いる特許文献3における波巻きコイルを編み込む、煩雑な工程が不要となり、生産性が高められる。
また、2レーン巻線体22が、2本の平角形状の導体線19を重ねて巻いて作製されている。そこで、外径側巻線体221の巻線端221h,221jと内径側巻線体222の巻線端222h,222jの径方向位置が異なる。したがって、巻線端221hと巻線端222h、および巻線端221jと巻線端222jが干渉することなく、2レーン巻線体22を周方向に1スロットピッチで配列することができるので、第2コイルエンドの径方向寸法の増大が抑制される。また、巻線端221h,222hの端部同士および巻線端221j,222jの端部同士を径方向に重ねて配置できるので、接合作業が簡易となるとともに、接合部の小型化が図られる。さらに、第1から第3コイルエンド部22e,22f,22gの頭頂部での曲げ半径が、亀甲形コイルを用いる特許文献1に比べて小さくなり、第1および第2コイルエンドの径方向寸法および軸方向寸法を小さくできる。
また、外径側巻線体221および内径側巻線体222を接続するための巻線端221h,222hが第1コイルエンドの外径側に周方向に配列され、巻線端221j,222jが第1コイルエンドの内径側に周方向に配列される。そこで、第1コイルエンドの軸方向の外側を通る渡り線が不要となるので、特許文献1に比べて、電機子10の軸方向寸法を縮小することができるとともに、巻線の低抵抗化が図られる。また、セグメントコイルを用いる特許文献2に比べて、電機子巻線20の溶接箇所が少なくなるので、生産時のタクトタイムを短くできるとともに、品質不具合の発生を抑制できる。
つぎに、電機子巻線20の結線方法について図14および図19を参照しつつ説明する。図14はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線のU相コイルの結線方法を説明する図、図15はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線のU相コイルを示す斜視図、図16はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線のU相コイルの結線方法を説明する図、図17はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線のV相コイルの結線方法を説明する図、図18はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線のU相コイルの給電部周りを示す要部斜視図、図19はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線の給電部周りを示す要部斜視図である。
ここで、図14中、U11a1,U12a1,U13a1,・・・,U18a1およびU11b1,U12b1,U13b1,・・・,U18b1は、スロット番号(1+6n)(但し、nは0から7の整数)のスロット13の群に装着されたU1相を構成する2レーン巻線体22の外径側巻線体221の巻線端221h,221iであり、U21a1,U22a1,U23a1,・・・,U28a1およびU21b1,U22b1,U23b1,・・・,U28b1は、スロット番号(1+6n)(但し、nは0から7の整数)のスロット13の群に装着されたU1相を構成する2レーン巻線体22の内径側巻線体222の巻線端222h,222iである。
また、図14中、U11a2,U12a2,U13a2,・・・,U18a2およびU11b2,U12b2,U13b2,・・・,U18b2は、スロット番号(2+6n)(但し、nは0から7の整数)のスロット13からなる第1スロット群に装着されたU2相を構成する2レーン巻線体22の外径側巻線体221の巻線端221h,221iであり、U21a2,U22a2,U23a2,・・・,U28a2およびU21b2,U22b2,U23b2,・・・,U28b2は、スロット番号(2+6n)(但し、nは0から7の整数)のスロット13からなる第2スロット群に装着されたU2相を構成する2レーン巻線体22の内径側巻線体222の巻線端222h,222iである。
また、2レーン巻線体22がスロット番号(3+6n)のスロット13からなる第3スロット群に装着され、V1相を構成し、2レーン巻線体22がスロット番号(4+6n)のスロット13からなる第4スロット群に装着され、V2相を構成する。2レーン巻線体22がスロット番号(5+6n)のスロット13からなる第5スロット群に装着され、W1相を構成し、2レーン巻線体22がスロット番号(6+6n)のスロット13からなる第6スロット群に装着され、W2相を構成する。
まず、図14および図15に示されるように、U11b1とU22b1、U22a1とU13a1、U13b1とU24b1、U24a1とU15a1、U15b1とU26b1、U26a1とU17a1、U17b1とU28b1を接続し、巻線群U101が得られる。同様に、U12b1とU23b1、U23a1とU14a1、U14b1とU25b1、U25a1とU16a1、U16b1とU27b1、U27a1とU18a1、U18b1とU21b1を接続し、巻線群U102が得られる。巻線群U101,U102は、それぞれ、第1スロット群に装着された、すなわちスロット13を共有する2レーン巻線体22の中の、電気角で180°離れた外径側巻線体221と内径側巻線体222とを交互に直列に接続して構成される。
ついで、U11b2とU22b2、U22a2とU13a2、U13b2とU24b2、U24a2とU15a2、U15b2とU26b2、U26a2とU17a2、U17b2とU28b2を接続し、巻線群U201が得られる。同様に、U12b2とU23b2、U23a2とU14a2、U14b2とU25b2、U25a2とU16a2、U16b2とU27b2、U27a2とU18a2、U18b2とU21b2を接続し、巻線群U202が得られる。巻線群U201,U202は、それぞれ、第2スロット群に装着された、すなわちスロット13を共有する2レーン巻線体22のなかの、電気角で180°離れた外径側巻線体221と内径側巻線体222とを交互に直列に接続して構成される。
ついで、図16に示されるように、U21a1とU28a1を接続し、U11a2とU12a2を接続し、U12a1とU21a2を接続して、4つの巻線群U101,U102,U201,U202を直列に接続したU相コイルが得られる。ここで、図18に示されるように、U21a1とU28a1、およびU11a2とU12a2は周方向に離間しており、それぞれ、バスバーU13,U14を用いて接続される。U12a1とU21a2は周方向に近接した位置に引き出されるので、直接接続される。そして、U11a1がU相コイルの給電部となり、U28a2がU相コイルの中性点となる。バスバーU13,U14は、板金を曲げ加工し、表面に絶縁コーティングを施して作製されるが、2レーン巻線体22を構成する導体線19を用いてもよい。
なお、図示されていないが、W相コイルも、第5スロット群および第6スロット群に装着された2レーン巻線体22を、U相コイルと同様に接続して構成される。
V相コイルは、図17に示されるように、V12a1が給電部となり、V21a2が中性点となるように、第3スロット群および第4スロット群に装着された2レーン巻線体22を接続している。なお、V13およびV14は、V21a1とW28a1、およびW11a2とW12a2を接続するバスバーであり、W13およびW14は、W21a1とW28a1、およびW11a2とW12a2を接続するバスバーである。
このような結線構造をとることにより、図19に示されるように、U相コイル、V相コイルおよびW相コイルの給電部および中性点を周方向の狭い範囲に集中させることができる。
つぎに、このように構成された電機子巻線20におけるコイルエンドの絶縁性について図20から図22を参照しつつ説明する。図20はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線の第2コイルエンドを示す要部端面図、図21はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線の第2コイルエンドを示す模式的に要部端面図、図22は従来の電機子巻線の第2コイルエンドを示す模式的に要部端面図である。
この電機子巻線20では、図20に示されるように、第1コイルエンド部22eおよび第3コイルエンド部22gが周方向に配列されて第1コイルエンドを構成している。つまり、電機子巻線20の第1コイルエンドでは、図21に示されるように、一のスロットの外径側から3層目と4層目から延び出た2本の導体線19がクランク部22kで径方向外方に2dだけレーンチェンジされて一のスロットから周方向一側に6スロット角度間隔離れたスロットの外径側から1層目と2層目に挿入され、一のスロットの外径側から5層目と6層目から延び出た2本の導体線19がクランク部22kで径方向内方に2dだけレーンチェンジされて一のスロットから周方向他側に6スロット角度間隔離れたスロットの外径側から7層目と8層目に挿入されている。これにより、第2コイルエンドにおいて、異なる相のコイルとの接触部は、2層目の導体線19と3層目の導体線19との間、および6層目の導体線19と7層目の導体線19との間の2箇所となる。
これに対し、波巻き巻線あるいはU字状のセグメントコイルを用いた分布巻の巻線の場合、図22に示されるように、全ての層の導体線間で、異なる相のコイルが接触することになる。
このように、この実施の形態1によれば、2レーン巻線体22が、導体線19を周方向に6スロット角度間隔離れて連続する3つのスロット13を行き来するように巻かれて構成されているので、コイルエンドにおける異なる相のコイルとの接触箇所が少なくなり、高電圧を印加したときに、絶縁破壊の発生するリスクを抑えることができる。
また、電気角で180°離れた外径側巻線体221と内径側巻線体222とが交互に直列に接続され、かつ同じスロット13に挿入されている3つの外径側巻線体221および内径側巻線体222が連続して接続されている。そこで、同じスロット13に挿入されている導体線19間の電位差は最大でも相電圧の半分となるので、導体線19に要求される絶縁性能が低くなり、導体線19の絶縁被膜の膜厚を過度に厚くする必要がない。
また、導体線19として断面矩形の導体線を用いているので、占積率が高められる。
実施の形態2.
図23はこの発明の実施の形態2に係る回転電機における電機子巻線を構成する2レーン巻線体を模式的に示す端面図である。なお、図23では、コイルエンド部を直線的に示している。
図23において、2レーン巻線体22Aは、2本の導体線19を短辺方向に重ねて、エッジワイズ巻きに巻いて、6スロット角度間隔離れて周方向に連続して並ぶ第3スロット、第1スロットおよび第2スロットに、第1スロット、第2スロット、第1スロット、第3スロット、第1スロットおよび第2スロットの順に挿入されるコイルパターンに作製されている。
なお、他の構成は、2レーン巻線体22に替えて2レーン巻線体22Aを用いている点を除いて、上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態2では、重ねられた2本の導体線19を2レーン巻線体22と同等のコイルパターンに巻いた後、引き続いて、第1スロットおよび第2スロットに挿入されるコイルパターンに巻いて作製された2レーン巻線体22Aを用いている。したがって、この実施の形態2においても、上記実施の形態1と同様に効果を奏する。
ここで、2レーン巻線体22Aでは、重ねられた2本の導体線を第1スロットおよび第2スロットの順に挿入される第1コイルパターンに巻いた後、引き続いて、第1スロット、第3スロット、第1スロットおよび第2スロットの順に挿入される第2コイルパターンを1回繰り返して作製されているが、第2コイルパターンの繰り返し回数は2回以上でもよい。すなわち、第2コイルパターンの繰り返し数をm回(但し、mは1以上の整数)とする2レーン巻線体を用いれば、径方向に1列に配列する直線部の本数を(4+8m)とする電機子巻線を簡易に構成できる。
実施の形態3.
図24はこの発明の実施の形態3に係る回転電機における電機子巻線を構成する2レーン巻線体を模式的に示す端面図である。なお、図24では、コイルエンド部を直線的に示している。
図24において、2レーン巻線体22Bは、2本の導体線19を短辺方向に重ねて、エッジワイズ巻きに巻いて、6スロット角度間隔離れて周方向に連続して並ぶ第3スロット、第1スロットおよび第2スロットに、第1スロット、第2スロット、第1スロット、第3スロット、第1スロット、第2スロット、第1スロットおよび第3スロットの順に挿入されるコイルパターンに作製されている。
なお、他の構成は、2レーン巻線体22に替えて2レーン巻線体22Bを用いている点を除いて、上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態3では、重ねられた2本の導体線19を2レーン巻線体22と同等のコイルパターンに巻いた後、引き続いて、第1スロット、第2スロット、第1スロットおよび第3スロットに挿入されるコイルパターンに巻いて作製された2レーン巻線体22Bを用いている。したがって、この実施の形態3においても、上記実施の形態1と同様に効果を奏する。
ここで、2レーン巻線体22,22Bでは、重ねられた2本の導体線が第1スロット、第2スロット、第1スロットおよび第3スロットの順に挿入されるコイルパターンの繰り返し数が1回又は2回であったが、当該コイルパターンの繰り返し回数は3回以上でもよい。すなわち、当該コイルパターンの繰り返し数をm回とする2レーン巻線体を用いれば、径方向に1列に配列する直線部の本数を8mとする電機子巻線を簡易に構成できる。
実施の形態4.
図25はこの発明の実施の形態4に係る回転電機における電機子巻線のU相コイルの結線方法を説明する図、図26はこの発明の実施の形態4に係る回転電機における電機子巻線のU相コイルの給電部周りを示す要部斜視図、図27はこの発明の実施の形態4に係る回転電機における電機子巻線の給電部周りを示す要部斜視図である。
この実施の形態4では、図14に示されるように、第1スロット群に装着された、すなわちスロットを共用する2レーン巻線体22の中の、電気角で180°離れた外径側巻線体221と内径側巻線体222とを交互に直列に接続して、巻線群U101,U102を作製する。また、第2スロット群に装着された、すなわちスロットを共有する2レーン巻線体22のなかの、電気角で180°離れた外径側巻線体221と内径側巻線体222とを交互に直列に接続して、巻線群U201,U202を作製する。ついで、図25および図26に示されるように、U12a1とU21a2を直接接続し、U11a1とU28a2を直接接続し、U11a2とU12a2をバスバーU13を用いて接続して、巻線群U101,U201、U202,U102を直列に接続したU相コイルが得られる。そして、U28a1が給電部となり、U21a1が中性点となる。なお、V相コイルおよびW相コイルも同様に構成される。
この実施の形態4では、第1スロット群に装着された外径側巻線体221と内径側巻線体222の半数が直列に接続されて、U相コイルの給電部側に位置する巻線群U101を構成し、第1スロット群に装着された外径側巻線体221と内径側巻線体222の残る半数が直列に接続されて、U相コイルの中性点側に位置する巻線群U102を構成している。また、第2スロット群に装着された外径側巻線体221と内径側巻線体222の半数が直列に接続されて、U相コイルの給電部側に位置する巻線群U201を構成し、第2スロット群に装着された外径側巻線体221と内径側巻線体222の残る半数が直列に接続されて、U相コイルの中性点側に位置する巻線群U202を構成している。このように、巻線群U101,U102,U201、U202が、スロットを共有する巻線体の半数ずつを、給電部側と中性点側とに分けて、直列に接続して構成されているので、図27に示されるように、バスバーU13,V13,W13の本数を3本に減らすことができ、部品点数を削減できるとともに、電機子10Aの小型化を図ることができる。
実施の形態5.
図28はこの発明の実施の形態5に係る回転電機における電機子巻線のU相コイルの結線方法を説明する図、図29はこの発明の実施の形態5に係る回転電機における電機子を示す斜視図である。
この実施の形態5では、まず、図14に示されるように、第1スロット群に装着された2レーン巻線体22の中の、電気角で180°離れた外径側巻線体221と内径側巻線体222とを交互に直列に接続して、巻線群U101を作製する。また、第2スロット群に装着された2レーン巻線体22の中の、電気角で180°離れた外径側巻線体221と内径側巻線体222とを交互に直列に接続して、巻線群U201を作製する。ついで、図28に示されるように、U12a1とU21a1、U21b1とU18b1、U18a1とU27a1、U27b1とU16b1、U16a1とU25a1、U25b1とU14b1、U14a1とU23a1を接続し、U12b1とU23b1を巻線端とする巻線群U102が作製する。同様に、U12a2とU21a2、U21b2とU18b2、U18a2とU27a2、U27b2とU16b2、U16a2とU25a2、U25b2とU14b2、U14a2とU23a2を接続し、U12b2とU23b2を巻線端とする巻線群U202が得られる。なお、V相コイルおよびW相コイルも同様に構成される。
この実施の形態5によれば、図29に示されるように、U相コイル、V相コイルおよびW相コイルを構成する12本の巻線群の一方の巻線端が、コイルエンドの内径側に周方向に並んで12本配列され、他方の巻線端が、コイルエンドの外径側に周方向に並んで12本配列されている。このように構成された電機子10Bは、構造的に電機子の外径側のスペースに余裕がないような回転電機にも適用できる。
なお、上記各実施の形態では、巻線体が長方形断面の導体線で作製されているものとしているが、巻線体を構成する導体線の断面形状は、長方形に限定されず、例えば円形断面の導体線を用いてもよい。
また、上記各実施の形態では、第1から第4直線部が長方形断面の長辺の長さ方向を周方向に向けてスロット内に径方向に1列に配列されているものとしているが、第1から第4直線部は長方形断面の短辺の長さ方向を周方向に向けてスロット内に径方向に1列に配列してもよい。
また、上記各実施の形態では、8極48スロットの回転電機について説明しているが、極数およびスロット数は、8極48スロットに限定されないことは言うまでもないことである。また、スロット数が毎極毎相当たり2の割合で形成されているものとしているが、毎極毎相当たりのスロット数は2に限定されず、1でもよく、3以上でもよい。
また、上記各実施の形態では、電機子巻線が3相巻線であり、スロット数が毎極毎相当たり2の割合で形成され、2レーン巻線体の直線部間の間隔を6スロット角度間隔としているが、2レーン巻線体の直線部間の間隔は、6スロット角度間隔に限定されない。例えば、電機子巻線が3相巻線であり、スロット数が毎極毎相当たり1の割合で形成される場合には、2レーン巻線体の直線部間の間隔は、3スロット角度間隔となる。
また、上記各実施の形態では、電動機や発電機などの回転電機の電機子について説明しているが、本発明をリニアモータなどの直動機の電機子に適用しても、同様の効果を奏する。なお、回転電機における径方向、周方向および軸方向が、直動機のスロット深さ方向、スロット配列方向およびスロット長さ方向に相当する。
特許文献2では、U字状に曲げ成形されたセグメントコイルを複数のスロット離れたスロット対のそれぞれに収納し、セグメントコイルの端部を折り曲げ、セメントコイルの折り曲げられた端部同士を溶接して、分布巻き構造の電機子巻線を構成していた。
この発明の電気機械の電機子は、スロットがスロット幅方向に複数配列された電機子鉄心と、上記電機子鉄心に装着された電機子巻線と、を備え、上記電機子巻線は、それぞれ、絶縁被覆された、かつ接続部のない連続した2本の導体線により構成されている複数の2レーン巻線体を備え上記2レーン巻線体は、上記2本の導体線が、pスロット角度間隔(但し、pは2以上の自然数)でスロット配列方向に連続して並ぶ第3スロット、第1スロットおよび第2スロットに挿入されている状態で、スロット配列方向に1スロットピッチで配列されており、上記2レーン巻線体を構成している上記2本の導体線は、上記電機子鉄心のスロット深さ方向に重なっており、上記2レーン巻線体は、スロット深さ方向に重ねられた上記2本の導体線が、上記第1スロット、上記第2スロット、上記第1スロット、上記第3スロットの順に挿入されているm個(但し、mは1以上の自然数)のコイルパターンを有し、m個の上記コイルパターンは、スロット深さ方向に並んでいる
このように、2レーン巻線体22は、短辺方向に重ねられた2本の導体線19の外径側に位置する導体線19により構成される外径側巻線体221と、短辺方向に重ねられた2本の導体線19の内径側に位置する導体線19により構成される内径側巻線体222と、を備える。外径側巻線体221は、第1から第4直線部221a−221d、第1から第3コイルエンド部221e−221g、および巻線端221h,221jを備える。そして、巻線端221h,221jが、第1および第4直線部221a,221dの長さ方向の一端から、径方向位置を変えずに、かつ互いに近づくように周方向に傾いて延び出ている。内径側巻線体222は、第1から第4直線部222a−222d、第1から第3コイルエンド部222e−222g、および巻線端222h,222jを備え。そして、巻線端222h,222jが、第1および第4直線部222a,222dの長さ方向の一端から、径方向位置を変えずに、かつ互いに離間するように周方向に傾いて延び出ている。
つぎに、電機子巻線20の結線方法について図14から図19を参照しつつ説明する。図14はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線のU相コイルの結線方法を説明する図、図15はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線のU相コイルを示す斜視図、図16はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線のU相コイルの結線方法を説明する図、図17はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線のV相コイルの結線方法を説明する図、図18はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線のU相コイルの給電部周りを示す要部斜視図、図19はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線の給電部周りを示す要部斜視図である。
ここで、図14中、U11a1,U12a1,U13a1,・・・,U18a1およびU11b1,U12b1,U13b1,・・・,U18b1は、スロット番号(1+6n)(但し、nは0から7の整数)のスロット13からなる第1スロット群に装着されたU1相を構成する2レーン巻線体22の外径側巻線体221の巻線端221h,221iであり、U21a1,U22a1,U23a1,・・・,U28a1およびU21b1,U22b1,U23b1,・・・,U28b1は、スロット番号(1+6n)(但し、nは0から7の整数)のスロット13からなる第1スロット群に装着されたU1相を構成する2レーン巻線体22の内径側巻線体222の巻線端222h,222iである。
また、図14中、U11a2,U12a2,U13a2,・・・,U18a2およびU11b2,U12b2,U13b2,・・・,U18b2は、スロット番号(2+6n)(但し、nは0から7の整数)のスロット13からなる第スロット群に装着されたU2相を構成する2レーン巻線体22の外径側巻線体221の巻線端221h,221iであり、U21a2,U22a2,U23a2,・・・,U28a2およびU21b2,U22b2,U23b2,・・・,U28b2は、スロット番号(2+6n)(但し、nは0から7の整数)のスロット13からなる第2スロット群に装着されたU2相を構成する2レーン巻線体22の内径側巻線体222の巻線端222h,222iである。

Claims (9)

  1. スロットがスロット幅方向に複数配列された電機子鉄心と、上記電機子鉄心に装着された電機子巻線と、を備えた電気機械の電機子において、
    上記電機子巻線は、それぞれ、絶縁被覆された、かつ接続部のない連続した2本の導体線を重ねて巻き回して、上記2本の導体線が上記電機子鉄心のスロット深さ方向に重なるように作製され、pスロット角度間隔(但し、pは2以上の自然数)でスロット配列方向に連続して並ぶ第3スロット、第1スロットおよび第2スロットに装着されて、スロット配列方向に1スロットピッチで配列された複数の2レーン巻線体を備えている電気機械の電機子。
  2. 上記2レーン巻線体は、スロット深さ方向に重ねられた上記2本の導体線を、上記第1スロット、上記第2スロット、上記第1スロット、上記第3スロットの順に、かつ上記スロットへのスロット長さ方向からの挿入方向を交互に変えて挿入して形成されたコイルパターンを、スロット深さ方向にm回(但し、mは1以上の自然数)繰り返して巻き回して構成されている請求項1記載の電気機械の電機子。
  3. 上記2レーン巻線体は、スロット深さ方向に重ねられた上記2本の導体線を、上記第1スロット、上記第2スロットの順に、かつ上記スロットへのスロット長さ方向からの挿入方向を変えて挿入して形成された第1コイルパターンに、上記第1スロット、上記第3スロット、上記第1スロット、上記第2スロットの順に、かつ上記スロットへのスロット長さ方向からの挿入方向を交互に変えて挿入して形成された第2コイルパターンを、スロット深さ方向にm回(但し、mは1以上の自然数)繰り返して巻き回して構成されている請求項1記載の電気機械の電機子。
  4. スロット深さ方向に重ねられた上記2本の導体線のスロット底部側に位置する導体線により作製される外径側巻線体とスロット深さ方向に重ねられた上記2本の導体線のスロット開口側に位置する導体線により作製される内径側巻線体のそれぞれは、上記第1スロット、上記第2スロットおよび上記第3スロットに収納される直線部と、上記直線部の端部間を連結するコイルエンド部と、を備え、
    上記コイルエンド部は、上記直線部の上記第1スロット、上記第2スロットおよび上記第3スロット内のスロット深さ方向における収納位置を、上記直線部のスロット深さ方向厚みの2倍だけ、スロット深さ方向に変位させるクランク部を頂部に有している請求項2又は請求項3記載の電気機械の電機子。
  5. スロット深さ方向に重ねられた上記2本の導体線のスロット底部側に位置する導体線により作製される外径側巻線体とスロット深さ方向に重ねられた上記2本の導体線のスロット開口側に位置する導体線により作製される内径側巻線体の外径側端末同士および内径側端末同士が、それぞれ、根元部で曲げられて、スロット配列方向の逆方向に傾斜して延びるように形成されている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電気機械の電機子。
  6. 上記2レーン巻線体は、スロット配列方向に重ねられた上記2本の導体線のスロット底部側に位置する導体線により作製される外径側巻線体とスロット深さ方向に重ねられた上記2本の導体線のスロット開口側に位置する導体線により作製される内径側巻線体とを備え、
    上記電機子巻線は、1相当たり2n本(但し、nは毎極毎相当たりのスロット数)の巻線群を有し、
    上記巻線群のそれぞれは、電気角で180°離れた上記外径側巻線体および上記内径側巻線体を接続し、かつ同じ上記スロットに挿入されている上記外径側巻線体および上記内径側巻線体の半数を連続して接続して構成されている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電気機械の電機子。
  7. 上記2レーン巻線体は、スロット配列方向に重ねられた上記2本の導体線のスロット底部側に位置する導体線により作製される外径側巻線体とスロット配列方向に重ねられた上記2本の導体線のスロット開口側に位置する導体線により作製される内径側巻線体とを備え、
    上記電機子巻線は、1相当たり2n本(但し、nは2以上の毎極毎相当たりのスロット数)の巻線群を有し、
    上記巻線群のそれぞれは、電気角で180°離れた上記外径側巻線体および上記内径側巻線体を接続し、かつ上記スロットを共有する上記外径側巻線体および上記内径側巻線体の半数を直列に接続して、一方の端末がスロット底部側に位置し、他方の端末がスロット開口側に位置するように構成されている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電気機械の電機子。
  8. 上記2レーン巻線体は、スロット配列方向に重ねられた上記2本の導体線のスロット底部側に位置する導体線により作製される外径側巻線体とスロット配列方向に重ねられた上記2本の導体線のスロット開口側に位置する導体線により作製される内径側巻線体とを備え、
    上記電機子巻線は、1相当たり2n本(但し、nは2以上の毎極毎相当たりのスロット数)の巻線群を有し、
    上記巻線群のそれぞれは、電気角で180°離れた上記外径側巻線体および上記内径側巻線体を接続し、かつ上記スロットを共有する上記外径側巻線体および上記内径側巻線体の半数を、中性点側と給電部側に分けて直列に接続して構成されている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電気機械の電機子。
  9. 上記導体線の断面が矩形である請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の電気機械の電機子。
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