JP6058146B2 - 回転電機 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば電動機や発電機などの回転電機に関し、特に、電機子巻線を構成する巻線体の結線構造に関するものである。
近年、電動機や発電機などの回転電機において、小型高出力、および高品質が求められている。この種の回転電機を小型化するに当たり、有効な磁束を発生しないコイルエンドを小型化する観点から、導体線を固定子鉄心のティースのそれぞれに巻回した集中巻の固定子巻線を用いられていた。しかしながら、トルク脈動が抑えられ、高出力化が可能な分布巻構造の固定子巻線を用いた固定子が要望されている。さらに、磁石価格の高騰により、磁石を用いない誘導機の要求も高まっており、より高効率の分布巻の固定子巻線を用いた固定子が求められている。
特許文献1に記載の従来の回転電機では、導体端末が複数のティースを跨ぐスロット対に一方のスロット内の最内径位置と他方のスロット内の最外径位置とから突出するように装着された複数の分布巻きの重ね巻きの巻線体を備え、スロット内の最外径位置から突出する導体端末を折り曲げて、コイルエンド群の軸方向外側を通って接続されるべきスロット内の最内径位置から突出する導体端末に接続して固定子巻線を構成していた。
特許文献2に記載の従来の回転電機では、導体端末が複数のティースを跨ぐスロット対に一方のスロット内の中間位置と他方のスロット内の最外径位置とから突出するように装着された複数の分布巻きの重ね巻きの巻線体を備え、スロット内の中間位置から突出する導体端末をコイルエンド間を通して外径側に突出させ、コイルエンド群の外径側でバスバーを用いてスロット内の最外径位置から突出する導体端末に接続して固定子巻線を構成していた。
特開2011−36093号公報 特開2012−249344号公報
特許文献1では、スロット内の最外径位置から突出する導体端末がコイルエンド群の軸方向外側を通ってスロット内の最内径位置から突出する導体端末に接続されているので、コイルエンド群の軸方向外側を通る導体端末の渡り部とコイルエンド群との間の絶縁を確保する必要があった。そこで、絶縁部材を導体端末の渡り部とコイルエンド群との間に配置し、あるいは導体端末の渡り部とコイルエンド群との間の隙間を広くする必要があり、固定子巻線の軸長がその分長くなり、固定子の軸方向寸法が大きくなるという課題があった。さらに、コイルエンド群の軸方向外側を通すために導体端末を内径側に曲げる際に、導体端末の曲げ半径が大きくなり、固定子巻線の軸長がその分長くなり、固定子の軸方向寸法が大きくなるという課題もあった。
また、特許文献2では、導体端末がコイルエンド間を通って外径側に突出されているので、固定子巻線の軸長の増大が抑えられる。しかしながら、導体端末同士がバスバーを用いて接続されているので、部品点数が増大するという課題があった。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、導体端末が各スロット内の最内径位置と最外径位置から延び出すように巻線体を構成し、最内径位置から延びる導体端末同士を直接接合し、かつ最外径位置から延びる導体端末同士を直接接合して電機子巻線の各相巻線を構成し、コイルエンド群の軸方向外側を渡る渡り部を無くし、かつバスバーなどの別部品を不要とし、軸方向寸法が小さく、部品点数の少ない電機子を備えた回転電機を得ることを目的とする。
この発明による回転電機は、スロットが周方向に配列された円環状の電機子鉄心、および上記電機子鉄心に装着された電機子巻線を備える電機子を有し、上記電機子巻線は、それぞれ、絶縁被覆された導体線により構成された分布巻き、かつ総スロット数と同数の巻線体を上記電機子鉄心に1スロットピッチで周方向に装着して構成され、上記巻線体は、上記導体線の第1導体端末が上記スロット内の最内径位置から上記電機子鉄心の軸方向の一側に延び出し、上記導体線の第2導体端末が上記スロット内の最外径位置から上記電機子鉄心の軸方向の一側に延び出すように構成され、上記電機子巻線の各相巻線は、同一相を構成する上記巻線体の上記第1導体端末同士を直接接合し、かつ上記第2導体端末同士を直接接合して構成され、接合される一方の上記第1導体端末が、上記スロットから出た後曲げられて周方向一側に延び、接合される他方の上記第1導体端末が、上記スロットから出た後曲げられて周方向他側に延びて、上記第1導体端末の端部同士が接合され、接合される一方の上記第2導体端末が、上記スロットから出た後曲げられて周方向他側に延び、接合される他方の上記第2導体端末が、上記スロットから出た後曲げられて周方向一側に延びて、上記第2導体端末の端部同士が接合されている。
この発明によれば、巻線体は、導体線の第1導体端末がスロット内の最内径位置から電機子鉄心の軸方向の一側に延び出し、導体線の第2導体端末がスロット内の最外径位置から電機子鉄心の軸方向の一側に延び出すように構成され、電機子巻線の各相巻線は、同一相を構成する巻線体の第1導体端末同士を直接接合し、かつ第2導体端末同士を直接接合して構成されている。そこで、コイルエンド群の軸方向外側を渡る渡り部が無く、かつ第1導体端末同士および第2導体端末同士を接続するバスバーなどの別部品が不要となり、電機子の軸方向寸法を小さくできるとともに、部品点数を低減できる。
この発明の実施の形態1に係る回転電機を示す片側断面図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機の要部を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機に適用される電機子を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機に適用される電機子鉄心を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機に適用される電機子の電機子巻線を構成する第1巻線体を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子の電機子巻線を構成する第1巻線体を示す正面図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子の電機子巻線を構成する第1線体を示す端面図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機に適用される電機子の電機子巻線を構成する第2巻線体を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子の電機子巻線を構成する第2巻線体を示す正面図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子の電機子巻線を構成する第2線体を示す端面図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における1番目の巻線体を電機子鉄心に装着する方法を説明する要部端面図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における3番目の巻線体を電機子鉄心に装着する方法を説明する要部端面図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における最後の6つの巻線体を電機子鉄心に装着する方法を説明する端面図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における最後の6つの巻線体を電機子鉄心に装着する方法を説明する端面図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における巻線体が装着された電機子鉄心を示す端面図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子を径方向外方から見た状態を示す要部側面図である この発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子を軸方向から見た端面図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線の結線図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子を示す端面図である。 図19のXX−XX矢視断面図である。 この発明の実施の形態2に係る回転電機における電機子巻線の結線図である。 この発明の実施の形態3に係る回転電機における電機子のコイルエンド群周りを示す要部断面図である。 この発明の実施の形態4に係る回転電機における電機子巻線の相間絶縁方法を説明する図である。 この発明の実施の形態5に係る回転電機に適用される電機子を示す斜視図である。 この発明の実施の形態5に係る回転電機に適用される電機子鉄心を構成する鉄心ブロックを示す斜視図である。 この発明の実施の形態5に係る回転電機における電機子巻線を構成する第1巻線体を示す正面図である。 この発明の実施の形態5に係る回転電機における電機子巻線を構成する第1巻線体を示す平面図である。 この発明の実施の形態5に係る回転電機における電機子巻線を構成する第2巻線体を示す正面図である。 この発明の実施の形態5に係る回転電機における電機子巻線を構成する第2巻線体を示す平面図である。 この発明の実施の形態5に係る回転電機における巻線体のスロット収納状態を模式的に示す要部断面図である。 この発明の実施の形態5に係る回転電機における電機子巻線を構成する巻線アッセンブリを示す斜視図である。 この発明の実施の形態5に係る回転電機における電機子の組み立て方法を説明する図である。 この発明の実施の形態5に係る回転電機における電機子の組み立て方法を説明する図である。
以下、本発明による回転電機の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る回転電機を示す片側断面図、図2はこの発明の実施の形態1に係る回転電機の要部を示す斜視図、図3はこの発明の実施の形態1に係る回転電機に適用される電機子を示す斜視図、図4はこの発明の実施の形態1に係る回転電機に適用される電機子鉄心を示す斜視図、図5はこの発明の実施の形態1に係る回転電機に適用される電機子の電機子巻線を構成する第1巻線体を示す斜視図、図6はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子の電機子巻線を構成する第1巻線体を示す正面図、図7はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子の電機子巻線を構成する第1線体を示す端面図、図8はこの発明の実施の形態1に係る回転電機に適用される電機子の電機子巻線を構成する第2巻線体を示す斜視図、図9はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子の電機子巻線を構成する第2巻線体を示す正面図、図10はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子の電機子巻線を構成する第2線体を示す端面図である。
図1および図2において、回転電機100は、有底円筒状のフレーム2およびフレーム2の開口を塞口する端板3を有するハウジング1と、フレーム2の円筒部に内嵌状態に固着された電機子10と、フレーム2の底部および端板3にベアリング4を介して回転可能に支持された回転軸6に固着されて、電機子10の内周側に回転可能に配設された回転子5と、を備えている。
回転子5は、軸心位置に挿通された回転軸6に固着された回転子鉄心7と、回転子鉄心7の外周面側に埋設されて周方向に等ピッチで配列され、磁極を構成する永久磁石8と、を備えた永久磁石型回転子である。なお、回転子5は、永久磁石式回転子に限定されず、絶縁しない回転子導体を、回転子鉄心のスロットに収納して、両側を短絡環で短絡したかご形回転子や、絶縁した導体線を回転子鉄心のスロットに装着した巻線形回転子を用いてもよい。
つぎに、電機子10の構成について具体的に図3から図10を参照しつつ説明する。
電機子10は、図3に示されるように、電機子鉄心11と、電機子鉄心11に装着された電機子巻線20と、電機子鉄心11のスロット12に装着されるスロットセル13と、を備えている。電機子巻線20は、電機子鉄心11に装着された複数の巻線体21を結線して構成される。スロットセル13は、例えばポリイミドフィルムをメタ系アラミド繊維で挟み込んで作製された長方形のシートを曲げ成形してコ字状に形成され、スロット12内に挿入され、電機子鉄心11と電機子巻線20を電気的に隔離する。
ここで、説明の便宜上、回転子5の極数pを10、電機子鉄心11のスロット数Sを60、電機子巻線20を三相巻線とする。すなわち、スロット12は、毎極毎相当たり2個の割合で電機子鉄心11に形成されている。また、図3では、内径側端末および外径側端末の結線状態を説明するために、内径側端末および外径側端末がコイルエンド群から軸方向外方に突出しているように誇張して描かれているが、実際には、図20に示されるように、内径側端末および外径側端末はコイルエンド群と同等に軸方向高さとなっている。
電機子鉄心11は、図4に示されるように、薄い電磁鋼板を積層一体化して作製され、円環状のコアバック11aと、それぞれコアバック11aの内周壁面から径方向内方に突出されて周方向に配列された複数のティース11bと、を備えている。コアバック11aとティース11bにより囲まれた空間がスロット12となる。ティース11bは周方向幅が径方向内方に向って漸次狭くなる先細り形状に形成されており、電機子鉄心11の軸心と直交するスロット12の断面が長方形となっている。
電機子巻線20を構成する巻線体21は、端末の延びる方向が異なる第1巻線体21Aと第2巻線体21Bにより構成される。第1巻線体21Aおよび第2巻線体21Bは、それぞれ、例えば、エナメル樹脂で絶縁被覆された、かつ接続部のない連続した銅線やアルミニウム線などからなる直径dの円形断面の導体線19を、略六角形で螺旋状に2回巻き回して作製された亀甲形コイルである。つまり、第1巻線体21Aおよび第2巻線体21Bは、分布巻き、かつ重ね巻きの巻線体である。なお、巻線体21は、円形断面の導体線19に替えて長方形断面の導体線を用いて作製してもよい。
第1巻線体21Aは、図5から図7に示されるように、6スロット角度間隔離れて2列となった、各列に2本ずつ径方向に互いに接して配列された、第1および第2直線部21a,21bと、第1および第2直線部21a,21bの列間で、長さ方向の一端同士と他端同士とを交互に連結する第1および第2コイルエンド21c,21dと、第1導体端末である内径側端末21eと、第2導体端末である外径側端末21fと、を備えている。なお、6スロット角度間隔とは、連続する6つのティース11bの両側のスロット12のスロット中心間の間隔であり、1磁極ピッチに相当する。また、径方向とは、電機子鉄心11の径方向に相当とする。
第1コイルエンド21cは、一方の列の第1直線部21aの一端から他方の列の第2直線部21b側に、かつ第1および第2直線部21a,21bの長さ方向外方に延び、第1および第2直線部21a,21bの列間の中央部で曲げられて径方向内方に2dだけ変位し、その後曲げられて他方の列の第2直線部21b側に、かつ第1および第2直線部21a,21bの長さ方向内方に延び、他方の列の第2直線部21bの一端に接続されている。
同様に、第2コイルエンド21dは、他方の列の第2直線部21bの他端から一方の列の第1直線部21a側に、かつ第1および第2直線部21a,21bの長さ方向外方に延び、第1および第2直線部21a,21bの列間の中央部で曲げられて径方向外方にdだけ変位し、その後曲げられて一方の列の第1直線部21a側に、かつ第1および第2直線部21a,21bの長さ方向内方に延び、一方の列の第1直線部21aの他端に接続されている。
内径側端末21eは、径方向内方の第2直線部21bの他端から第2コイルエンド21dと平行に一方の列の第1直線部21a側に延び、第1および第2直線部21a,21bの列間の中央部で曲げられて、第1および第2直線部21a,21bの長さ方向外方に延び出ている。外径側端末21fは、径方向外方の第1直線部21aの他端から第2コイルエンド21dと平行に他方の列の第2直線部21b側に延び、第1および第2直線部21a,21bの列間の中央部で曲げられて、第1および第2直線部21a,21bの長さ方向外方に延び出ている。
このように構成された第1巻線体21Aは、第1直線部21aが一のスロット12内の外径側から1番目と2番目に収納され、第2直線部21bが一のスロット12から6スロット角度間隔離れたスロット12内の外径側から3番目と4番目に収納される。そして、外径側端末21fは、一のスロット12内の外径側から1番目に収納されている第1直線部21aと径方向位置を同じくして第2コイルエンド21dの頂部付近まで延びている。また、内径側端末21eは、一のスロット12から6スロット角度間隔離れたスロット12内の外径側から4番目に収納されている第2直線部21bと径方向位置を同じくして第2コイルエンド21dの頂部付近まで延びている。
第2巻線体21Bは、図8から図10に示されるように、6スロット角度間隔離れて2列となった、各列に2本ずつ径方向に互いに接して配列された、第1および第2直線部21a,21bと、第1および第2直線部21a,21bの列間で、長さ方向の一端同士と他端同士とを交互に連結する第1および第2コイルエンド21c,21dと、第1導体端末である内径側端末21gと、第2導体端末である外径側端末21hと、を備えている。
第1コイルエンド21cは、一方の列の第1直線部21aの一端から他方の列の第2直線部21b側に、かつ第1および第2直線部21a,21bの長さ方向外方に延び、第1および第2直線部21a,21bの列間の中央部で曲げられて径方向内方に2dだけ変位し、その後曲げられて他方の列の第2直線部21b側に、かつ第1および第2直線部21a,21bの長さ方向内方に延び、他方の列の第2直線部21bの一端に接続されている。
同様に、第2コイルエンド21dは、他方の列の第2直線部21bの他端から一方の列の第1直線部21a側に、かつ第1および第2直線部21a,21bの長さ方向外方に延び、第1および第2直線部21a,21bの列間の中央部で曲げられて径方向外方にdだけ変位し、その後曲げられて一方の列の第1直線部21a側に、かつ第1および第2直線部21a,21bの長さ方向内方に延び、一方の列の第1直線部21aの他端に接続されている。
内径側端末21gは、径方向内方の第2直線部21bの他端から延び出た変位部21iで曲げられて径方向内方にdだけ変位した後、第2コイルエンド21dの第1直線部21aの他端から第1および第2直線部21a,21bの列間の中央部までの部分と平行に、かつ同じ長さだけ延び、その後曲げられて第1および第2直線部21a,21bの長さ方向外方に延び出ている。外径側端末21hは、径方向外方の第1直線部21aの他端から延び出た変位部21jで曲げられて径方向外方にdだけ変位した後、第2コイルエンド21dの第2直線部21bの他端から第1および第2直線部21a,21bの列間の中央部までの部分と平行に、かつ同じ長さだけ延び、その後曲げられて第1および第2直線部21a,21bの長さ方向外方に延び出ている。
このように構成された第2巻線体21Bは、第1直線部21aが一のスロット12内の外径側から1番目と2番目に収納され、第2直線部21bが一のスロット12から6スロット角度間隔離れたスロット12内の外径側から3番目と4番目に収納される。そして、外径側端末21hは、一のスロット12内の外径側から1番目に収納されている第1直線部21aに対して変位部21jで径方向外方にdだけ変位した後、第2巻線体21Bの周方向外方に延びている。また、内径側端末21gは、一のスロット12から6スロット角度間隔離れたスロット12内の外径側から4番目に収納されている第2直線部21bに対して変位部21iで径方向内側にdだけ変位した後、第2巻線体21Bの周方向外方に延びている。
つぎに、第1巻線体21Aおよび第2巻線体21Bの電機子鉄心11への装着方法について図11から図15を参照しつつ説明する。図11はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における1番目の巻線体を電機子鉄心に装着する方法を説明する要部端面図、図12はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における3番目の巻線体を電機子鉄心に装着する方法を説明する要部端面図、図13はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における最後の6つの巻線体を電機子鉄心に装着する方法を説明する端面図、図14はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における最後の6つの巻線体を電機子鉄心に装着する方法を説明する端面図、図15はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における巻線体が装着された電機子鉄心を示す端面図である。なお、図11から図14では、巻線体を第1および第2直線部のみで示している。
まず、導体線19を螺旋状に2ターン巻回して巻線体21を作製する。ここで、説明の便宜上、巻線体21を組み付け順に巻線体211、巻線体212、巻線体213・・・巻線体2159、巻線体2160とする。
そして、図11に示されるように、1番目の巻線体211を電機子鉄心11の6スロット角度間隔離れたスロット12の対に径方向内方から装着する。同様にして、2番目の巻線体212を周方向の一側に1スロットピッチずれたスロット12の対に径方向内方から装着する。ついで、図12に示されるように、3番目の巻線体213を周方向の一側に1スロットピッチずれたスロット12の対に径方向内方から装着する。この手順を繰り返し、54番目の巻線体2154までを電機子鉄心11に装着する。
ついで、図13に示されるように、各スロット12内の外径側から3番地および4番地に収納されている1番目の巻線体211から6番目の巻線体216の第2直線部21bをスロット12から径方向内方に引き出す。ついで、同様にして、55番目の巻線体2155、56番目の巻線体2156、57番目の巻線体2157・・・60番目の巻線体2160をその順番で1つずつ電機子鉄心11に装着する。そして、図14に示されるように、1番目の巻線体211から6番目の巻線体216の第2直線部21bを各スロット12内の外径側から3番地および4番地に挿入し、60個の巻線体21の電機子鉄心11への装着が完了する。
ここで、1番目から6番目、13番目から18番目、25番目から30番目、37番目から42番目、49番目から54番目の巻線体21には、第1巻線体21Aを用い、7番目から12番目、19番目から24番目、31番目から36番目、43番目から48番目、55番目から60番目の巻線体21には、第2巻線体21Bを用いる。
このように、第1巻線体21Aと第2巻線体21Bとが6個ずつ交互に電機子鉄心11に装着されている。また、第1巻線体21Aの内径側端末21eが、スロット12内の外径側から4番目の径方向位置を維持し、外径側端末21fが、スロット12内の外径側から1番目の径方向位置を維持している。さらに、第2巻線体21Bの内径側端末21gが、スロット12内の外径側から4番目の径方向位置から導体線19の幅dだけ径方向内方に変位され、外径側端末21hが、スロット12内の外径側から1番目の径方向位置から導体線19の幅dだけ径方向外方に変位されている。
これにより、内径側端末21e,21gがコイルエンド群20aの内径側に突出し、外径側端末21f,21hがコイルエンド群20aの外径側に突出する。そして、図15に示されるように、電気角で180°離れた巻線体21の内径側端末21e,21gが径方向に重なって周方向に1スロットピッチで6対配列された端末対の組が、周方向に離間して5組形成されている。また、電気角で180°離れた巻線体21の外径側端末21f,21hが径方向に重なって周方向に1スロットピッチで6対配列された端末対の組が、周方向に離間して4組形成されている。そして、12本の外径側端末21f,21hが、端末対の組間に、1スロットピッチで配列されている。
ここで、60個の巻線体21が装着された電機子鉄心11を径方向外方から見た状態を図16に示す。第1巻線体21Aの外径側端末21fと第2巻線体21Bの外径側端末21hが、図16に示されるように、径方向外方から見て互いに交差している。また、図示されていないが、第1巻線体21Aの内径側端末21eと第2巻線体21Bの内径側端末21gが、径方向内方から見て互いに交差している。
さらに、図16に示されるように、外径側端末21fにおける電機子鉄心11の端面から曲げ開始位置(周方向曲げ位置)までの距離Z1が、外径側端末21hにおける電機子鉄心11の端面から変位部21jの曲げ開始位置(周方向曲げ位置)までの距離Z2より長くなっている。また、図示していないが、内径側端末21eにおける電機子鉄心11の端面から曲げ開始位置(周方向曲げ位置)までの距離Z1が、内径側端末21gにおける電機子鉄心11の端面から変位部21iの曲げ開始位置(周方向曲げ位置)までの距離Z2より長くなっている。これにより、変位部21i,21jを構成する空間を広くとることができ、径方向位置が導体線19の径方向幅dだけ変位する内径側端末21gおよび外径側端末21hの作製が容易となる。
つぎに、電機子巻線20の結線方法について図17および図18を参照しつつ説明する。なお、図17はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子を軸方向から見た端面図、図18はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線の結線図である。なお、図17では、巻線体21を第1および第2直線部のみで示している。
なお、図17中、1,7,13・・・49、55はスロット12に周方向に順にふったスロット番号である。U1−1a,U1−2a・・・U1−10aおよびU1−1b,U1−2b・・・U1−10bは、スロット番号(1+6n)(但し、nは0を含む自然数)のスロット12の群に装着されたU1相巻線を構成する巻線体21の外径側端末21f,21hに繋がる第1直線部21aであり、U2−1a,U2−2a・・・U2−10aおよびU2−1b,U2−2b・・・U2−10bはスロット番号(2+6n)のスロット12の群に装着されたU2相巻線を構成する巻線体21の内径側端末21e,21gに繋がる第2直線部21bである。
また、巻線体21がスロット番号(3+6n)のスロット群に装着され、V1相巻線を構成し、巻線体21がスロット番号(4+6n)のスロット群に装着され、V2相巻線を構成する。巻線体21がスロット番号(5+6n)のスロット群に装着され、W1相巻線を構成し、巻線体21がスロット番号(6+6n)のスロット群に装着され、W2相巻線を構成する。なお、U相巻線、V相巻線およびW相巻線は同様に結線されるので、ここでは、U相巻線の結線方法のみ説明する。
まず、図18の(a)に示されるように、それぞれ、周方向に1磁極ピッチ離れたU1−1bとU1−2b、U1−2aとU1−3a、U1−3bとU1−4b、U1−4aとU1−5a、U1−5bとU1−6b、U1−6aとU1−7a、U1−7bとU1−8b、U1−8aとU1−9a、U1−9bとU1−10bを溶接などにより接続し、U1相巻線を構成する。なお、U1−1bとU1−2bを接続するとは、U1−1bとU1−2bの第1直線部21aから延び出る外径側端末21f,21hを接続することである。
ついで、図18の(b)に示されるように、それぞれ、周方向に1磁極ピッチ離れたU2−1bとU2−2b、U2−2aとU2−3a、U2−3bとU2−4b、U2−4aとU2−5a、U2−5bとU2−6b、U2−6aとU2−7a、U2−7bとU2−8b、U2−8aとU2−9a、U2−9bとU2−10bを溶接などにより接続し、U2相巻線を構成する。ついで、U1−10aとU2−1aを溶接などにより接続し、U1相巻線とU2相巻線を直列に接続する。これにより、U1−1aを給電端子とし、U2−10aを中性点とするU相巻線が構成される。
同様に、V相巻線、W相巻線が構成される。そして、中性点を結線して、U相巻線、V相巻線およびW相巻線がY結線された3相交流巻線に構成される電機子巻線20が得られる。
ここで、このように作製された電機子10の電機子巻線20の結線状態を図19および図20を参照しつつ説明する。図19はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子を示す端面図、図20は図19のXX−XX矢視断面図である。
電機子10では、図19および図20に示されるように、径方向に重なった内径側端末21e,21g対をコイルエンド群20aの内径側に周方向に1スロットピッチで6個配列された端末対群が、周方向に離間して5つ形成されている。径方向に重なった外径側端末21f,21h対をコイルエンド群20aの外径側に周方向に1スロットピッチで6個配列された端末対群が、周方向に離間して4つ形成されている。内径側端末21e,21g対の先端部同士、および外径側端末21f,21h対の先端部同士を溶接などにより接合して得られたビード15は、絶縁性のテープやキャップ、或いは粉体により被覆、絶縁される。
このように結線された電機子10を用いた回転電機100は、電機子巻線20に交流電力を給電することで、10極、60スロットのインナーロータ型の3相モータとして動作する。
このように、実施の形態1によれば、60個(総スロット数と同数)の分布巻き、かつ重ね巻きの巻線体21が、1スロットピッチで電機子鉄心11に装着されている。そして、巻線体21は、導体線19の一端である内径側端末21e,21gをスロット12内の最内径位置から電機子鉄心11の軸方向の一側に延び出し、かつ導体線19の他端である外径側端末21f,21hをスロット12内の最外径位置から電機子鉄心11の軸方向の一側に延び出すように構成されている。さらに、電機子巻線20の各相巻線は、同一相を構成する巻線体21の内径側端末21e,21g同士を直接接合し、外径側端末21f,21h同士を直接接合して構成されている。
そこで、内径側端末21e,21gおよび外径側端末21f,21hをコイルエンド群20aの軸方向外側を通す必要がなく、電機子10の軸方向寸法を小さくできる。
また、巻線体21の端末同士を接続するためのバスバーなどの別部品が不要となり、電機子10の部品点数の低減できる。
第1巻線体21Aの内径側端末21eが、スロット12内の外径側から4番目の径方向位置を維持し、外径側端末21fが、スロット12内の外径側から1番目の径方向位置を維持している。そして、第2巻線体21Bの内径側端末21gが、スロット12内の外径側から4番目の径方向位置から導体線19の幅dだけ径方向内方に変位され、外径側端末21hが、スロット12内の外径側から1番目の径方向位置から導体線19の幅dだけ径方向外方に変位されている。これにより、内径側端末21gを内径側端末21eに干渉されることなく周方向に引き回して対応する内径側端末21eに接合できる。また、外径側端末21hを外径側端末21fに干渉されることなく周方向に引き回して対応する外径側端末21fに接合できる。したがって、コイルエンド群20aの径方向の膨らみを低減することができる。
実施の形態2.
図21はこの発明の実施の形態2に係る回転電機における電機子巻線の結線図である。
この実施の形態2では、電機子巻線の結線方法が異なる点を除いて、上記実施の形態1と同様に構成されている。
まず、図21の(a)に示されるように、それぞれ、U1−1bとU2−2b、U2−2aとU1−3a、U1−3bとU2−4b、U2−4aとU1−5a、U1−5bとU2−6b、U2−6aとU1−7a、U1−7bとU2−8b、U2−8aとU1−9a、U1−9bとU2−10bを溶接などにより接続し、U1相巻線を構成する。
また、図21の(b)に示されるように、それぞれ、U2−1bとU1−2b、U1−2aとU2−3a、U2−3bとU1−4b、U1−4aとU2−5a、U2−5bとU1−6b、U1−6aとU2−7a、U2−7bとU1−8b、U1−8aとU2−9a、U2−9bとU1−10bを溶接などにより接続し、U2相巻線を構成する。ついで、U2−10aとU2−1aを溶接などにより接続し、U1相巻線とU2相巻線を直列に接続する。これにより、U1−1aを給電端子とし、U1−10aを中性点とするU相巻線が構成される。
同様に、V相巻線、W相巻線が構成される。そして、中性点を結線して、U相巻線、V相巻線およびW相巻線がY結線された3相交流巻線に構成される電機子巻線が得られる。
この実施の形態2においても、巻線体21が1スロットピッチで電機子鉄心に装着され、巻線体21の内径側端末21e,21gがコイルエンド群20aの内径側に突出し、外径側端末21f,21hがコイルエンド群20aの外径側に突出している。そして、同一相を構成する巻線体21の内径側端末21e,21g同士を直接接合し、外径側端末21f,21h同士を直接接合して、各相巻線を構成している。したがって、この実施の形態2においても、上記実施の形態1と同様の効果を奏する。
実施の形態3.
図22はこの発明の実施の形態3に係る回転電機における電機子のコイルエンド群周りを示す要部断面図である。
図22において、径方向に重なった内径側端末21e,21g対が内径側に傾けられて、ビード15がコイルエンド群20aから内径側に離間している。径方向に重なった外径側端末21f,21h対が外径側に傾けられて、ビード15がコイルエンド群20aから外径側に離間している。
なお、他の構成は、上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態3によれば、内径側端末21e,21gが内径側に傾けられて、内径側端末21e,21g対の接合部であるビード15がコイルエンド群20aから内径側に離間している。外径側端末21f,21hが外径側に傾けられて、外径側端末21f,21h対の接合部であるビード15がコイルエンド群20aから外径側に離間している。そこで、巻線体21の端末の軸方向高さを低くすることができる。さらに、外径側端末21f,21h対の接合時におけるトーチの火やスパッタによるコイルエンドを構成する導体線の絶縁被膜の損傷発生を抑えることができる。
実施の形態4.
図23はこの発明の実施の形態4に係る回転電機における電機子巻線の相間絶縁方法を説明する図である。
この実施の形態4では、図23の(a)に示されるように、径方向に重なった内径側端末21e,21g対の接合工程に先立って、ポリイミド、アラミド、ポリエチレンテレフタラート(PET)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)などで作製された絶縁シート16を、軸方向外側から、対を構成する内径側端末21e,21g間に挿入する。これにより、図23の(b)に示されるように、絶縁シート16が径方向内方から見て交差する内径側端末21e,21g間に配置される。また、絶縁シート16は、同様にして、径方向外方から見て交差する外径側端末21f,21h間に配置される。
なお、他の構成は、上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態4によれば、絶縁シート16が、径方向から見て交差する異なる相の内径側端末21e,21g間および外径側端末21f,21h間に配置されるので、相間絶縁が確保され、絶縁性の高い電機子が得られる。
なお、上記実施の形態1〜3では、巻線体が導体線を螺旋状に2ターン巻回して構成されているが、導体線のターン数は2回に限定されず、2回以上であればよい。
実施の形態5.
図24はこの発明の実施の形態5に係る回転電機に適用される電機子を示す斜視図、図25はこの発明の実施の形態5に係る回転電機に適用される電機子鉄心を構成する鉄心ブロックを示す斜視図、図26はこの発明の実施の形態5に係る回転電機における電機子巻線を構成する第1巻線体を示す正面図、図27はこの発明の実施の形態5に係る回転電機における電機子巻線を構成する第1巻線体を示す平面図、図28はこの発明の実施の形態5に係る回転電機における電機子巻線を構成する第2巻線体を示す正面図、図29はこの発明の実施の形態5に係る回転電機における電機子巻線を構成する第2巻線体を示す平面図、図30はこの発明の実施の形態5に係る回転電機における巻線体のスロット収納状態を模式的に示す要部断面図、図31はこの発明の実施の形態5に係る回転電機における電機子巻線を構成する巻線アッセンブリを示す斜視図である。
図24において、電機子10Aは、円環状の電機子鉄心30と、電機子鉄心30に装着された電機子巻線40と、電機子巻線40と電機子鉄心30を電気的に隔離するスロットセル13を備えている。ここで、説明の便宜上、極数を10極、電機子鉄心30のスロット数を60個、電機子巻線40を三相巻線とする。すなわち、スロットは、毎極毎相当たり2個の割合で電機子鉄心30に形成されている。
鉄心ブロック31は、図25に示すように、円環状の電機子鉄心30を周方向に30等分割したもので、複数枚の電磁鋼板を積層一体化して作製され、断面円弧形のコアバック部31aと、コアバック部31aの内周壁面から径方向内方に突出された2本のティース31bを備えている。そして、電機子鉄心30は、ティース31bを径方向内方に向けて、コアバック部31aの周方向の側面同士を突き合わせて、30個の鉄心ブロック31を周方向に配列、一体化して、円環状に構成されている。周方向に隣り合う鉄心ブロック31により構成されるスロット32が、内周側に開口するように、周方向に等角ピッチで配列されている。ティース31bは周方向幅が径方向内方に向って漸次狭くなる先細り形状に形成されており、スロット32の電機子鉄心30の軸方向と直交する断面は長方形となっている。このように、電機子鉄心30は、30個の鉄心ブロック31を周方向に配列して円環状に構成されている点を除いて、上述の電機子鉄心11と同様に構成されている。
電機子巻線40を構成する巻線体42は,端末の延びる方向が異なる第1巻線体42Aと第2巻線体42Bにより構成される。第1巻線体42Aおよび第2巻線体42Bは、例えば、エナメル樹脂で絶縁被覆された、かつ接続部のない連続した銅線やアルミニウム線などからなる直径dの円形断面の導体線39を、周方向に6スロット角度間隔で並ぶ第1スロット、第2スロットおよび第3スロットに、第1スロット、第2スロット、第3スロット、および第2スロットの順に、かつ第1スロット、第2スロットおよび第3スロットへの軸方向からの挿入方向を交互に変えて挿入してδ字状のコイルパターンに作製されている。なお、巻線体42は、円形断面の導体線39に替えて長方形断面の導体線を用いて作製してもよい。
第1巻線体42Aは、図26および図27に示されるように,6スロット角度間隔離れて3列となった、第1、第2、第3および第4直線部42a,42b,42c,42dと、第1および第2直線部42a,42bの長さ方向の一端同士を連結する第1コイルエンド42eと、第2および第3直線部42b,42cの長さ方向の他端同士を連結する第2コイルエンド42fと、第3および第4直線部42c,42dの長さ方向の一端同士を連結する第3コイルエンド42gと、第1直線部42aの長さ方向の他端から延びる第2導体端末である外径側端末42hと、第4直線部42dの長さ方向の他端から延びる第1導体端末である内径側端末42iと、を備える。なお、6スロット角度間隔は、1磁極ピッチに相当する。
具体的には、巻線体42Aは、図30に示されるように、導体線39が電機子鉄心30の軸方向一端側から1番のスロット32内の第1層に挿入され、1番のスロット32から電機子鉄心30の軸方向他端側に延び出て、周方向一側に6スロット角度間隔離れた7番のスロット32内の第2層に挿入され、7番のスロット32から電機子鉄心30の軸方向一端側に延び出て、周方向一側に6スロット角度間隔離れた13番のスロット32内の第3層に挿入され、13番のスロット32から電機子鉄心30の軸方向他端側に延び出て、周方向他側に6スロット角度間隔離れた7番のスロット32内の第4層に挿入され、7番のスロット32から電機子鉄心30の軸方向一端側に延び出るδ字状のコイルパターンに作製される。
ここで、スロット32内に収納される導体線39の収納位置を、便宜的に、外径側から第1層、第2層、第3層、第4層とした。また、図30中、1,2・・・12,13はスロット32に周方向の並び順にふったスロット番号である。
第1直線部42aが1番のスロット32内の第1層に収納され、第2および第4直線部42b,42dが7番のスロット32内の第2層および第4層に収納され、第3直線部42cが13番のスロット32内の第3層に収納される。すなわち、第1、第2、第3および第4直線部42a,42b,42c,42dは、6スロット角度間隔離れて3列に配列される。
1番のスロット32内の第1層から電機子鉄心30の軸方向他端側に延び出た第1コイルエンド42eは、径方向位置を維持して、一定の傾きで周方向一側かつ軸方向外方に延び、中央部(頂部)で径方向内方にdだけ変位され、その後逆向きの傾きで、径方向位置を維持して、周方向一側かつ軸方向内方に延び、7番のスロット32内の第2層に入る。
7番のスロット32内の第2層から電機子鉄心30の軸方向一端側に延び出た第2コイルエンド42fは、径方向位置を維持して、一定の傾きで周方向一側かつ軸方向外方に延び、中央部(頂部)で径方向内方にdだけ変位され、その後逆向きの傾きで、径方向位置を維持して、周方向一側かつ軸方向内方に延び、13番のスロット32内の第3層に入る。
13番のスロット32内の第3層から電機子鉄心30の軸方向他端側に延び出た第3コイルエンド42gは、径方向位置を維持して、一定の傾きで周方向他側かつ軸方向外方に延び、中央部(頂部)で径方向内方にdだけ変位され、その後逆向きの傾きで、径方向位置を維持して、周方向他側かつ軸方向内方に延び、7番のスロット32内の第4層に入る。
このように、第1から第3コイルエンド42e,42f,42gは、径方向に導体線39の径方向幅dだけ径方向に変位するクランク部を頂部に有している。
1番のスロット32内の第1層から電機子鉄心30の軸方向一端側に延び出た外径側端末42hは、図26および図27に示されるように、変位部42jで曲げられて径方向外方にdだけ変位され、その後、径方向位置を維持して、一定の傾きで周方向一側かつ軸方向外方に延び、中央部(頂部)で曲げられて径方向外方に延び出ている。
7番のスロット32内の第4層から電機子鉄心30の軸方向一端側に延び出た内径側端末42iは、図26および図27に示されるように、径方向位置を維持して、一定の傾きで周方向他側かつ軸方向外方に延び、中央部(頂部)で曲げられて径方向外方に延び出ている。
第2巻線体42Bは、図28および図29に示されるように,6スロット角度間隔離れて3列となった、第1、第2、第3および第4直線部42a,42b,42c,42dと、第1および第2直線部42a,42bの長さ方向の一端同士を連結する第1コイルエンド42eと、第2および第3直線部42b,42cの長さ方向の他端同士を連結する第2コイルエンド42fと、第3および第4直線部42c,42dの長さ方向の一端同士を連結する第3コイルエンド42gと、第1直線部42aの長さ方向の他端から延びる第2導体端末である外径側端末42kと、第4直線部42dの長さ方向の他端から延びる第1導体端末である内径側端末42mと、を備え、δ字状のコイルパターンに作製される。つまり、第2巻線体42Bは、外径側端末42kと内径側端末42mを除いて、第1巻線体42Aと同様に構成されている。
この第2巻線体42Bは、第1巻線体42Aと同様に、第1直線部42aが1番のスロット32内の第1層に収納され、第2および第4直線部42b,42dが7番のスロット32内の第2層および第4層に収納され、第3直線部42cが13番のスロット32内の第3層に収納される。
そして、1番のスロット32内の第1層から電機子鉄心30の軸方向一端側に延び出た外径側端末42kは、図28および図29に示されるように、径方向位置を維持して、一定の傾きで周方向他側かつ軸方向外方に延び、中央部(頂部)で曲げられて径方向外方に延び出ている。
7番のスロット32内の第4層から電機子鉄心30の軸方向一端側に延び出た内径側端末42mは、図28および図29に示されるように、変位部42jで曲げられて径方向内方にdだけ変位され、その後、径方向位置を維持して、一定の傾きで周方向一側かつ軸方向外方に延び、中央部(頂部)で曲げられて径方向外方に延び出ている。
このように作製された第1巻線体42Aと第2巻線体42Bを1スロットピッチで周方向に6個ずつ交互に配列し、図31に示される円環状の巻線アッセンブリ41が作製される。この巻線アッセンブリ41は、30個ずつの第1巻線体42Aと第2巻線体42Bにより構成されている。
このように作製された巻線アッセンブリ41では、第1、第2、第3および第4直線部42a,42b,42c,42dが径方向に1列に並んで、1スロットピッチで周方向に60列配列されている。
この巻線アッセンブリ41の軸方向一端側には、第2コイルエンド42fを周方向に1スロットピッチで配列して構成された第2コイルエンド列が、第1コイルエンド群41aを構成する。また、この巻線アッセンブリ41の軸方向他端側には、第1コイルエンド42eを周方向に1スロットピッチで配列して構成された第1コイルエンド列と、第3コイルエンド42gを周方向に1スロットピッチで配列して構成された第3コイルエンド列とが、径方向に2層に並んで第2コイルエンド群41bを構成する。
さらに、電気角で180°離れた第1巻線体42Aと第2巻線体42Bの外径側端末42h,42kの端部が径方向に重なって周方向に1スロットピッチで6対配列された端末対の組が、第1コイルエンド群41aの外径側に、周方向に離間して4組形成されている。さらにまた、電気角で180°離れた第1巻線体42Aと第2巻線体42Bの内径側端末42i,42mの端部が径方向に重なって周方向に1スロットピッチで6対配列された端末対の組が、第1コイルエンド群41aの内径側に、周方向に離間して5組形成されている。
ついで、電機子10Aの組み立て方法について図32および図33を参照しつつ説明する。図32および図33はそれぞれこの発明の実施の形態5に係る回転電機における電機子の組み立て方法を説明する図であり、図32は電機子組み立て前の状態を示し、図33は電機子組み立て後の状態を示している。
まず、スロットセル13が巻線アッセンブリ41の第1から第4直線部42a,42b,42c,42dの各列に装着される。ついで、30個の鉄心ブロック31が、図32に示されるように、ティース31bのそれぞれを、巻線アッセンブリ41の隣り合う第1から第4直線部42a,42b,42c,42dの列間の径方向外方に位置させるように、周方向に略等角ピッチで配列される。ついで、周方向に配列された鉄心ブロック31を、径方向内方に移動させる。これにより、鉄心ブロック31のティース31bのそれぞれが隣り合う第1から第4直線部42a,42b,42c,42dの列間に挿入される。
そして、周方向に配列された鉄心ブロック31をさらに内径側に移動させると、隣り合う鉄心ブロック31の周方向の側面同士が突き合わされて、鉄心ブロック31の径方向内方への移動が阻止される。これにより、図33に示されるように、巻線アッセンブリ41が電機子鉄心30に装着される。ついで、絶縁シート16を径方向に重なった内径側端末42i,42m間および外径側端末42h,42k間に挿入する。ついで、巻線アッセンブリ41に上記実施の形態1と同様に結線処理を施し、電機子10Aが組み立てられる。
なお、図示していないが、外径側端末42kにおける電機子鉄心30の端面から曲げ開始位置(周方向曲げ位置)までの距離が、外径側端末42hにおける電機子鉄心30の端面から変位部42jの曲げ開始位置(周方向曲げ位置)までの距離より長くなっている。また、内径側端末42iにおける電機子鉄心30の端面から曲げ開始位置(周方向曲げ位置)までの距離が、内径側端末42mにおける電機子鉄心30の端面から変位部42jの曲げ開始位置(周方向曲げ位置)までの距離より長くなっている。
この実施の形態5では、総スロット数と同数の分布巻きの巻線体42が、1スロットピッチで電機子鉄心30に装着されている。そして、巻線体42は、導体線39の一端である内径側端末42i,42mがスロット32の最内径位置から電機子鉄心30の軸方向の一側に延び出し、導体線39の他端である外径側端末42h,42kがスロット32の最外径位置から電機子鉄心30の軸方向の一側に延び出すように構成されている。さらに、電機子巻線40の各相巻線は、同一相を構成する巻線体42の内径側端末42i,42m同士を直接接合し、外径側端末42h,42k同士を直接接合して構成されている。
したがって、この実施の形態5においても、内径側端末42i,42mおよび外径側端末42h,42kを第1コイルエンド群41aの軸方向外側を通す必要がなく、電機子10Aの軸方向寸法を小さくできる。
また、巻線体42の端末同士を接続するためのバスバーなどの別部品が不要となり、電機子10Aの部品点数の低減できる。
また、第1巻線体42Aの内径側端末42iが、スロット32内の外径側から4番目の径方向位置を維持し、外径側端末42hが、スロット32内の外径側から1番目の径方向位置から径方向外方に導体線39の幅dだけを変位されている。そして、第2巻線体42Bの内径側端末42mが、スロット32内の外径側から4番目の径方向位置から導体線39の幅dだけ径方向内方に変位され、外径側端末42kが、スロット32内の外径側から1番目の径方向位置を維持している。これにより、内径側端末42iを内径側端末42mに干渉されることなく周方向に引き回して対応する内径側端末42mに接合できる。また、外径側端末42hを外径側端末42kに干渉されることなく周方向に引き回して対応する外径側端末42kに接合できる。したがって、第2コイルエンド群41bの径方向の膨らみを低減することができる。
なお、上記実施の形態5では、巻線体42が導体線39をδ字状のコイルパターンを連続して1回巻き回して作製されているが、導体線39をδ字状のコイルパターンを2回以上巻き回して巻線体を作製してもよい。つまり、巻線体は、δ字状のコイルパターン(巻線体42)を径方向に2層以上配列し、δ字状のコイルパターンの巻線端間を渡り線で連結して一続きに構成してもよい。
また、上記各実施の形態では、回転電機を電動機に適用した場合について説明しているが、回転電機を発電機に適用しても、同様の効果を奏する。
また、上記各実施の形態では、10極60スロットの回転電機について説明しているが、極数pおよびスロット数Sは、10極60スロットに限定されない。
また、上記各実施の形態では、スロットが毎極毎相当たり2の割合で形成されているものとしているが、毎極毎相当たりのスロット数qは2に限定されず、1でもよく、3以上でもよい。例えば、毎極毎相当たりのスロット数qが1の場合、巻線体の第1直線部と第2直線部との列間の間隔は3スロット角度間隔(1磁極ピッチ)となる。
また、上記各実施の形態では、巻線体が全節巻きの巻線に構成されているが、巻線体は短節巻きや長節巻きの巻線に構成されてもよい。

Claims (5)

  1. スロットが周方向に配列された円環状の電機子鉄心、および上記電機子鉄心に装着された電機子巻線を備える電機子を有する回転電機において、
    上記電機子巻線は、それぞれ、絶縁被覆された導体線により構成された分布巻き、かつ総スロット数と同数の巻線体を上記電機子鉄心に1スロットピッチで周方向に装着して構成され、
    上記巻線体は、上記導体線の第1導体端末が上記スロット内の最内径位置から上記電機子鉄心の軸方向の一側に延び出し、上記導体線の第2導体端末が上記スロット内の最外径位置から上記電機子鉄心の軸方向の一側に延び出すように構成され、
    上記電機子巻線の各相巻線は、同一相を構成する上記巻線体の上記第1導体端末同士を直接接合し、かつ上記第2導体端末同士を直接接合して構成され、
    接合される一方の上記第1導体端末が、上記スロットから出た後曲げられて周方向一側に延び、接合される他方の上記第1導体端末が、上記スロットから出た後曲げられて周方向他側に延びて、上記第1導体端末の端部同士が接合され、
    接合される一方の上記第2導体端末が、上記スロットから出た後曲げられて周方向他側に延び、接合される他方の上記第2導体端末が、上記スロットから出た後曲げられて周方向一側に延びて、上記第2導体端末の端部同士が接合されている回転電機。
  2. 上記一方の第1導体端末は、上記スロットから出た後曲げられて、径方向位置を上記スロット内の最内径位置に維持して周方向一側に延び、上記他方の上記第1導体端末は、上記スロットから出た後曲げられて、径方向位置を上記スロット内の最内径位置から内径側に上記導体線の径方向幅分変位した位置に維持して周方向他側に延び、
    上記一方の上記第2導体端末は、上記スロットから出た後曲げられて、径方向位置を上記スロット内の最外径位置に維持して周方向一側に延び、上記他方の第2導体端末は、上記スロットから出た後曲げられて、径方向位置を上記スロット内の最外径位置から外径側に上記導体線の径方向幅分変位した位置に維持して周方向他側に延びている請求項記載の回転電機。
  3. 上記スロットから出た後曲げられる上記一方の第1導体端末の周方向曲げ位置が、上記スロットから出た後曲げられる上記他方の第1導体端末の周方向曲げ位置より上記電機子鉄心の端面から離反し、
    上記スロットから出た後曲げられる上記一方の第2導体端末の周方向曲げ位置が、上記スロットから出た後曲げられる上記他方の第2導体端末の周方向曲げ位置より上記電機子鉄心の端面から離反している請求項記載の回転電機。
  4. スロットが周方向に配列された円環状の電機子鉄心、および上記電機子鉄心に装着された電機子巻線を備える電機子を有する回転電機において、
    上記電機子巻線は、それぞれ、絶縁被覆された導体線により構成された分布巻き、かつ総スロット数と同数の巻線体を上記電機子鉄心に1スロットピッチで周方向に装着して構成され、
    上記巻線体は、上記導体線の第1導体端末が上記スロット内の最内径位置から上記電機子鉄心の軸方向の一側に延び出し、上記導体線の第2導体端末が上記スロット内の最外径位置から上記電機子鉄心の軸方向の一側に延び出すように構成され、
    上記電機子巻線の各相巻線は、同一相を構成する上記巻線体の上記第1導体端末同士を直接接合し、かつ上記第2導体端末同士を直接接合して構成され、
    上記第1導体端末が径方向内方に傾けられて上記第1導体端末同士の接合部が上記電機子巻線のコイルエンド群から径方向内方に離間し、上記第2導体端末が径方向外方に傾けられて上記第2導体端末同士の接合部が上記電機子巻線のコイルエンド群から径方向外方に離間している回転電機。
  5. 絶縁シートが、径方向から見て交差する異なる相の上記第1導体端末間および上記第2導体端末間に配設されている請求項1から請求項のいずれか1項に記載の回転電機。
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