JP5533046B2 - 固体撮像装置、固体撮像装置の製造方法、固体撮像装置の駆動方法、及び電子機器 - Google Patents

固体撮像装置、固体撮像装置の製造方法、固体撮像装置の駆動方法、及び電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、有機材料又は無機材料からなる光電変換膜を一対の電極で挟んで構成された光電変換素子を基板上部に備える固体撮像装置に関し、さらに、その製造方法、駆動方法、及びその固体撮像装置を用いた電子機器に関する。
従来、有機光電変換膜からなる光電変換素子を半導体基板上部に積層して構成された固体撮像装置では、有機光電変換膜は、有機光電変換膜に電圧を印加するための上部電極及び下部電極により挟持されている。そして、有機光電変換膜で生成された信号電荷は、上部電極、又は下部電極のうち片方の電極を基板に形成されたトランジスタに接続することで読み出される構成とされる(特許文献1)。
図14及び図15に従来の固体撮像装置の概略断面構成図を示す。図14は、アンプトランジスタTrc、リセットトランジスタTrb、選択トランジスタTrdの3つのトランジスタで構成される従来の固体撮像装置100である。また、図15は、図14の構成に、さらに転送トランジスタTraを加えた4つのトランジスタで構成される従来の固体撮像装置101である。
図14及び図15に示すように、従来の固体撮像装置100、101は、基板102に形成された各トランジスタと、基板102上に形成された配線層104と、配線層104上部に形成された光電変換素子109とを有して構成されている。光電変換素子109は、下部電極106、有機光電変換膜107、及び上部電極108が配線層104上に順に積層されることで形成される。トランジスタTra〜Trcは、基板102の表面側の高濃度不純物領域で構成されたソース・ドレイン領域113と、基板102表面にゲート絶縁膜103を介して形成されたゲート電極111とから構成されている。配線層104には、層間絶縁膜105を介して複数層の配線110が積層して形成されており、所望の配線間、及び配線110と基板102との間は、コンタクト部112によって接続されている。
そして、図15に示すように、転送トランジスタTraを含む4つのトランジスタを有する固体撮像装置101では、下部電極106は、配線層104を介して基板102に形成されたP型又はN型の高濃度半導体領域(ソース・ドレイン領域113)に接続される。図15に示す固体撮像装置101では、光電変換膜109で生成された信号電荷は、下部電極106、及び配線層104を介して、転送トランジスタTraのソース領域となるフォトダイオード領域PDに接続され、そのソース領域に信号電荷が蓄積される。その後、転送トランジスタTraにより、フォトダイオード領域PDに蓄積された信号電荷は、ドレン領域となるフローティングディフュージョン領域FDに転送され、アンプトランジスタTrcを介して、画素信号が出力される。また、フローティングディフュージョン領域FDの電位は、リセットトランジスタTrbによりリセットされる。
一方、図14に示すように、転送トランジスタが構成されず、下部電極106が直接アンプトランジスタTrcのゲート電極111に接続される場合でも、下部電極106は、リセットトランジスタTrbのソース領域となる高濃度半導体領域に接続される。
このように、従来の固体撮像装置100、101では、有機光電変換膜107で発生した信号電荷を蓄積するためや、下部電極106の電位をリセットするために下部電極106が基板102に形成した高濃度半導体領域にコンタクト部112を介して接続される。
ところで、従来の、光電変換素子を半導体基板内部に有する一般的な固体撮像装置では、半導体基板の界面で発生する暗電流を抑制するために、暗電流抑制領域を形成し暗電流の発生を低減することが行われている。
しかしながら、上述したように、有機光電変換膜107からなる光電変換素子109を有する従来の固体撮像装置100、101では高濃度半導体領域とコンタクト部112との接続部分(破線aの領域)に暗電流を低減するための半導体領域を形成することができない。このため、その接続部分が暗電流の発生源となってしまう。よって、従来の有機光電変換膜107からなる光電変換素子109で構成される固体撮像装置100、101は、フォトダイオードからなる光電変換素子を半導体基板内部に有する一般的な固体撮像装置とは異なり、電荷蓄積中においても暗電流を蓄積してしまうことが問題となっていた。
ここでは、有機光電変換膜を上部電極及び下部電極で挟持して構成する光電変換素子について述べたが、無機光電変換膜を上部電極及び下部電極で挟持して構成する光電変換素子を基板上部に備えた場合にも同様の問題が起こる。
特開2005−268476号公報
上述の点に鑑み、本発明は、有機材料又は無機材料からなる光電変換膜を一対の電極で挟んで構成された光電変換素子を基板上部に備える固体撮像装置において、電荷蓄積時における暗電流の発生を抑制することができる固体撮像装置を提供する。また、その固体撮像装置の製造方法、駆動方法、及びその固体撮像装置を用いた電気機器を提供する。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明の固体撮像装置は、基板と、基板の光入射面側に構成された光電変換素子と、アンプトランジスタと、電圧制御回路を有して構成される。光電変換素子は、有機材料、又は無機材料からなり、入射した光の光量に応じた信号電荷を生成する光電変換膜を、画素毎に別個に設けられた第1の電極と前記第1の電極に対向して設けられた第2の電極との間に挟持して構成される。アンプトランジスタは、第1の電極と接続されたアンプゲート電極を有して構成される。電圧制御回路は、第2の電極と接続され、電荷蓄積動作時に光電変換膜で生成された信号電荷を第1の電極側に移動させる第1の電圧を供給し、リセット動作時に、信号電荷を第2の電極側に移動させる第2の電圧を供給する。また、光電変換素子は基板裏面側に形成され、第1の電極とアンプゲート電極との接続は、基板を貫通する貫通電極と、基板の表面側に形成された配線層によってなされる。
本発明の固体撮像装置では、光電変換素子を構成する第1の電極は、アンプトランジスタのアンプゲート電極に接続されるが、基板に直接接続されず、また、本発明の固体撮像装置の構成では、信号電荷が基板に蓄積する必要がない。このため、第1の電極から基板に直接コンタクトを取る構成が必要ないので、暗電流の発生を抑制することができる。また、電圧制御回路により、第2の電極に所望の電圧を供給することにより、リセット動作時には、第2の電極側から信号電荷を排出することができる。
本発明の固体撮像装置の製造方法は、基板に、複数のトランジスタを形成する工程と、基板を貫通する貫通電極を形成する工程と、基板上に、複数の配線が層間絶縁膜を介して積層された配線層であって、貫通電極と、複数のトランジスタのうちのアンプトランジスタのアンプゲート電極とを接続する配線を含む配線層を工程とを有する。また、基板の光照射面側に、複数のトランジスタのうちのアンプトランジスタのアンプゲート電極に電気的に接続される第1の電極を画素毎に形成する工程、第1の電極上部に、有機材料又は無機材料からなる光電変換膜を形成する工程を有する。さらに、光電変換膜上部に、電荷蓄積動作時に光電変換膜で生成された信号電荷を第1の電極側に移動させる第1の電圧を供給し、リセット動作時に、信号電荷を第2の電極側に移動させる第2の電圧を供給する電圧制御回路に電気的に接続される第2の電極を形成する工程を有する。
本発明の固体撮像装置の製造方法では、上述した固体撮像装置が完成される。これにより、光電変換素子を構成する第1の電極は、アンプトランジスタのアンプゲート電極に接続されるが、基板に直接接続されない。このため、第1の電極から基板に直接コンタクトを取る構成が必要ないので、暗電流の発生を抑制することができる。また、電圧制御回路により、第2の電極に所望の電圧を供給することにより、リセット動作時には、第2の電極側から信号電荷を排出することができる。
本発明の固体撮像装置の駆動方法は、上述した本発明の固体撮像装置において、電荷蓄積動作時には、第2の電極に、電圧制御回路から第1の電圧を供給する。これにより、光電変換膜に生成された信号電荷を第1の電極側に移動させ、アンプトランジスタで第1の電極の電位を検出することにより画素信号を出力する。また、リセット動作時には、第2の電極に、電荷蓄積時とは異なる第2の電圧を電圧制御回路から供給する。これにより、第1の電極側に蓄積された信号電荷を排出する。
本発明の固体撮像装置の駆動方法では、電荷蓄積動作時と、リセット動作時とでは、信号電荷が逆方向に移動する構成とされる。また、第1の電極は、信号電荷が読み出される側のアンプトランジスタのアンプゲート電極に接続され、リセット動作は、第2の電極側から行うため、第1の電極と基板とを直接接続する構成が必要ない。このため、第1の電極から基板に直接コンタクトをとることに起因する暗電流の発生を抑制することができる。
本発明の電子機器は、上述した固体撮像装置と、光学レンズと、信号処理回路とを有する。光学レンズは、入射した光を集光させ、固体撮像装置に入射させる。信号処理回路は、固体撮像装置から出力される出力信号を処理する。
本発明によれば、有機材料又は無機材料からなる光電変換膜を一対の電極で挟んで構成された光電変換素子を基板上部に備える固体撮像装置において、電荷蓄積時における暗電流の発生を抑制され、画素特性の向上が図られる。
本発明の一実施形態に係る固体撮像装置の全体を示す概略構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置における画素2の概略断面構成図(一部回路ブロック図を含む)である。本発明の 本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の、撮像領域に対する第2の電極の平面構成図である 電荷蓄積動作時とリセット動作時における光電変換膜のエネルギーバンドの変化図である。 1フレーム期間における信号電荷の蓄積時間と、読み出し走査を概略的に示した図である。 は、第2の電極に供給されるリセットパルスと、メカニカルシャッタのシャッタ動作のタイミング図と、それに対応する第1の電極の電圧変化を示した図である。 変形例1に係る撮像領域に対する第2の電極の平面構成図である 変形例2に係る撮像領域に対する第2の電極の平面構成図である 本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置の1画素分の概略断面構成図である。 本発明の第3の実施形態に係る固体撮像装置の1画素分の概略断面構成図である。 本発明の第4の実施形態に係る固体撮像装置の1画素分の概略断面構成図である。 本発明の第5の実施形態に係る固体撮像装置の1画素分の概略断面構成図である。 本発明の第6の実施形態に係る電子機器の概略断面構成図である。 従来の固体撮像装置の概略断面構成図である。 従来の固体撮像装置の概略断面構成図である。
以下に、本発明の実施形態に係る固体撮像装置及び、電子機器の一例を、図1〜図13を参照しながら説明する。本発明の実施形態は以下の順で説明する。なお、本発明は以下の例に限定されるものではない。
1. 固体撮像装置の全体構成
2. 第1の実施形態:表面照射型の固体撮像装置
2−1 構成及び製造方法
2−2 駆動方法
3. 第2の実施形態:表面照射型の固体撮像装置
4. 第3の実施形態:表面照射型の固体撮像装置
5. 第4の実施形態:裏面照射型の固体撮像装置
6. 第5の実施形態:裏面照射型の固体撮像装置
7. 第6の実施形態:電子機器
〈1.固体撮像装置の全体構造〉
まず、図1を用いて、以下に説明する実施形態が適用されるCMOS型の固体撮像装置、すなわち、CMOSイメージセンサの全体構造について説明する。
固体撮像装置1は、図1に示すように、シリコンからなる基板11に、複数の画素2からなる撮像領域3と、垂直駆動回路4と、カラム信号処理回路5と、水平駆動回路6と、出力回路7と、制御回路8等を有して構成される。
画素2は、受光した光の光量に応じて信号電荷を生成する光電変換素子と、その信号電荷を読み出し転送するための複数のMOSトランジスタとから構成され、基板11上に、2次元アレイ状に規則的に複数配列される。
撮像領域3は、2次元アレイ状に規則的に複数配列された画素2から構成される。そして、撮像領域3は、実際に光を受光し、光電変換によって生成された信号電荷を蓄積することのできる有効画素領域と、有効画素領域の周囲に形成され、黒レベルの基準になる光学的黒を出力するための黒基準画素領域とから構成される。
制御回路8は、垂直同期信号、水平同期信号及びマスタクロックに基づいて、垂直駆動回路4、カラム信号処理回路5、及び水平駆動回路6等の動作の基準となるクロック信号や制御信号などを生成する。そして、制御回路8で生成されたクロック信号や制御信号などは、垂直駆動回路4、カラム信号処理回路5及び水平駆動回路6等に入力される。
垂直駆動回路4は、例えばシフトレジスタによって構成され、撮像領域3の各画素2を行単位で順次垂直方向に選択走査する。そして、各画素2の光電変換素子において生成した信号電荷に基づく画素信号を、垂直信号線を通してカラム信号処理回路5に供給する。
カラム信号処理回路5は、例えば、画素2の列毎に配置されており、1行分の画素2から出力される信号を画素列毎に黒基準画素領域(図示しないが、有効画素領域の周囲に形成される)からの信号によって、ノイズ除去や信号増幅等の信号処理を行う。カラム信号処理回路5の出力段には、水平選択スイッチ(図示せず)が水平信号線90とのあいだに設けられている。
水平駆動回路6は、例えばシフトレジスタによって構成され、水平走査パルスを順次出力することによって、カラム信号処理回路5の各々を順番に選択し、カラム信号処理回路5の各々から画素信号を水平信号線90に出力させる。
出力回路7は、カラム信号処理回路5の各々から水平信号線90を通して、順次に供給される画素信号に対し、信号処理を行って出力する。
以下に説明する実施形態における固体撮像装置は、図1における固体撮像装置1を構成するものであり、特に有効撮像領域における画素の断面構成を示すものである。
〈2.第1の実施形態:表面照射型の固体撮像装置〉
本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置について説明する。
[2−1 構成、及び製造方法]
まず、本実施形態例の固体撮像装置の構成、及び製造方法について説明する。図2は、本実施形態例の固体撮像装置1における画素2の概略断面構成図(一部回路ブロック図を含む)である。
本実施形態例の固体撮像装置1における画素2は、基板13と、配線層15と、基板13上部に設けられた光電変換素子21と、基板13に形成されたアンプトランジスタTr1と、選択トランジスタTr2と、電圧制御回路22とを有して構成されている。
基板13は、例えば第1導電型(以下、p型)のシリコン基板により構成されている。
基板13には、アンプトランジスタTr1、選択トランジスタTr2、電圧制御回路22が形成されている。アンプトランジスタTr1は、基板13の表面側に形成されたソース・ドレイン領域26と、ソース・ドレイン領域26間の基板13上部にゲート絶縁膜14を介して形成されたアンプゲート電極24とで構成されている。
選択トランジスタTr2は、基板13の表面側に形成されたソース・ドレイン領域26と、ソース・ドレイン領域26間の基板13上部にゲート絶縁膜14を介して形成された選択ゲート電極25とで構成されている。図2では、アンプトランジスタTr1のソース・ドレイン領域26と選択トランジスタTr2のソース・ドレイン領域26を共有がする構成としているが、共有しても良いし、共有しなくても良い。共有した場合には、画素面積を縮小することができる。
図2に示すように、アンプトランジスタTr1及び選択トランジスタTr2のソース・ドレイン領域26は、基板13の表面側に第2導電型(以下、n型)の不純物を高濃度にイオン注入することによって形成される。また、ゲート絶縁膜14は、例えばシリコン酸化膜で構成され、基板13表面に形成される。また、アンプゲート電極24、選択ゲート電極25は、ゲート絶縁膜14表面にポリシリコンを成膜し、所望の形状にパターニングすることにより形成される。
このように、本実施形態例のアンプトランジスタTr1及び選択トランジスタTr2はn−チャネルMOSトランジスタで構成される。
アンプトランジスタTr1のアンプゲート電極24は、後述する第1の電極18と電気的に接続される。また、選択トランジスタTr2の選択ゲート電極25には、所望の選択パルス電圧が印加される。また、アンプトランジスタTr1のドレインは、例えば電源電圧に接続されており、選択トランジスタTr2のソースは、図示しない信号配線に接続されている。
電圧制御回路22は、後述する第2の電極20に接続されており、第2の電極20に、第1の電圧Vl、及び第2の電圧Vhを所定のタイミングで供給する。電圧制御回路22は、図示しないが、上述したアンプトランジスタTr1や選択トランジスタTr2と同様に基板13に形成され、例えばnチャネルMOSトランジスタを含んで構成されている。
配線層15は、基板13の表面側に設けられており、SiOからなる層間絶縁膜16を介して形成されたアルミニウム(Al)、又は銅(Cu)からなる複数層の配線17(図では2層)を有して構成されている。異なる層に形成された所望の配線17間は、層間絶縁膜16に形成されたコンタクト部23を介して接続されており、所望の配線17と基板13に形成されたトランジスタとの間は、コンタクト部23aを介して接続されている。
これらの配線層15は、層間絶縁膜16と配線17とを交互に形成することにより形成する。また、コンタクト部23、23aは、所望の領域にコンタクトホールを形成し、金属材料で埋め込むことにより形成する。配線17と配線17との間のコンタクト部23を構成する金属材料としては、例えば、タングステン(W)を用いることができる。また、配線17と基板13間のコンタクト部23aを構成する金属材料としては、例えば銅(Cu)、又はアルミニウム(Al)を用いることができる。
光電変換素子21は、有機材料からなる光電変換膜19を、第1の電極18と、第1の電極18に対向して設けられた第2の電極20との間に挟持した構成とされ、配線層15を介して基板13の光照射面側に積層されている。
光電変換膜19は、有機材料で構成され、受光した光の光量に応じて信号電荷を生成する。光電変換膜19を構成する有機材料としては、ペンタセン及びその誘導体(TIPS−ペンタセン等)、ナフタセン及びその誘導体(ルブレン、ヘキサプロピルナフタセン)、チオフェン及びその誘導体(P3HT等)、フラーレン及びその誘導体(PCBM等)、TCNQ、ペリレン及びその誘導体、ポルフィリン及びそのポルフィリン誘導体、アクリジン及びその誘導体、クマリン及びその誘導体、キナクリドン及びその誘導体、シアニン及びその誘導体、スクエアリリウム及びその誘導体、オキサジン及びその誘導体、キサンテントリフェニルアミン及びその誘導体、ベンジジン及びその誘導体、ピラゾリン及びその誘導体、スチルアミン及びその誘導体、ヒドラゾン及びその誘導体、トリフェニルメタン及びその誘導体、カルバゾール及びその誘導体、ポリシラン及びその誘導体、チオフェン及びその誘導体、ポリアミン及びその誘導体、オキサジアゾール及びその誘導体、トリアゾール及びその誘導体、トリアジン及びその誘導体、キノキサリン及びその誘導体、フェナンスロリン及びその誘導体、アルミニウムキノリン及びその誘導体、ポリパラフェニレンビニレン及びその誘導体、ポリフルオレン及びその誘導体、ポリビニルカルバゾール及びその誘導体、ポリチオール及びその誘導体、ポリピロール及びその誘導体、ポリチオフェン及びその誘導体を例示することができる。これらに代表される有機材料は、赤(R)、緑(G)、青(B)のそれぞれの波長域にピーク感度を有する材料をそれぞれ選ぶことで、R、G、B、それぞれの画素2を構成する光電変換素子21を構成することができる。また、これらに代表される有機材料を、単独で用いることで光電変換膜19を形成してもよく、また、これらに代表される有機材料を2種類以上混合ないし積層して光電変換膜19を形成してもよい。
例えば、緑の波長の光を光電変換する画素2を構成する場合には、光電変換膜19として、例えばローダーミン系色素、メラシアニン系色素、キナクリドン等を含む有機材料を用いることができる。また、赤の波長の光を光電変換する画素2を構成する場合には、光電変換膜19として、フタロシアニン系色素を含む有機材料を用いることができる。また、青の波長の光を光電変換する光電変換膜19としては、クマリン系色素、トリス−8−ヒドリキシキノリンAl(Alq3)、メラシアニン系色素等を含む有機材料を用いることができる。
光電変換膜19は、全画素2において同色の波長の光を光電変換する有機材料を用いてもよいし、画素2ごとに異なる色の波長の光を光電変換する有機材料を用いてもよい。
下部電極となる第1の電極18は、光電変換膜19の配線層15側に設けられており、画素2毎に別個に設けられている。また、上部電極となる第2の電極20は、光電変換膜19の配線層15側とは反対側の光入射面側に設けられている。
図3は、撮像領域3に対する第2の電極20の平面構成図である。図3に示すように、本実施形態例では、第2の電極20は、撮像領域3を被覆する大きさに形成されており、全画素2に渡って共通に形成されている。
また、第1の電極18、及び第2の電極20の構成材料としては、透明な電極材料を用いることができ、例えば、酸化インジウム錫(ITO)膜、酸化亜鉛(ZnO)、酸化インジウム亜鉛膜等の透明導電膜で構成することができる。
光電変換素子21は、第1の電極18、光電変換膜19、第2の電極20を配線層15上部に順に積層することにより形成する。第1の電極18は、撮像領域3の配線層15上部全面に電極材料を形成した後、画素2毎に分離されるようにパターニングすることにより形成することができる。このとき、第1の電極18は、配線層15を介してアンプゲート電極24と電気的に接続される必要があるため、画素2毎に形成されたそれぞれの第1の電極18は、アンプゲート電極24に接続するコンタクト部23に接続するように形成する。
光電変換膜19は、第1の電極18を含む配線層15上全面に、CVD法、スタンプ法、蒸着法、塗布法、スピンコート法、インクジェット法、浸漬法等を用いて有機材料を成膜することにより、単層、あるいは多層に形成することができる。光電変換膜19の厚みとしては、数nm〜数μmとする。
第2の電極20は、光電変換膜19上部全面に、電極材料を形成することにより、形成することができる。また、第2の電極20は、電圧制御回路22に接続する。電圧制御回路22は、上述したように、アンプトランジスタTr1及び選択トランジスタTr2と同様に基板13の所望の領域に形成されるので、第2の電極20と電圧制御回路22との接続は配線層15に形成される配線17、及びコンタクト部23を介して行う。
本実施形態例では、第2の電極20は、全画素2共通に形成されるため撮像領域3内でパターニングする必要がなく、加工が容易である。また、第2の電極20が全画素2で共通に形成されるため、電圧制御回路22を画素2毎に形成する必要がないため、電圧制御回路22の規模を小さくすることができ、撮像領域3の面積拡大や、周辺回路面積の拡大が可能となる。また、電圧制御回路22と第2の電極20を接続する配線も少ないため、配線配置が容易である。さらに、第2の電極20を画素2毎に別個に形成する場合に比較し、電極間にスリットが無いため、画素2の開口率を大きくすることが可能となる。
第1の電極18、光電変換膜19、第2の電極20を順に積層することで光電変換素子21を形成した後は、第2の電極20上部に図示しない平坦化膜、オンチップマイクロレンズ等を形成することで、本実施形態例の固体撮像装置1が完成する。なお、平坦化膜、オンチップマイクロレンズ等の形成は、一般的な固体撮像装置と同様に行うことができる。また、本実施形態例の固体撮像装置1では、光電変換膜19を特定の波長の光に応じた信号電荷を生成する有機材料で構成する例としているので、カラーフィルタは形成されない。
[2−2 駆動方法]
次に、本実施形態例の固体撮像装置1の駆動方法について説明する。本実施形態例の固体撮像装置1は、図2に示すように、基板13表面側の光電変換素子21が形成された側から光Lを照射する表面型固体撮像装置であり、電子−ホール対のうち、電子を信号電荷として用いる例である。
まず、図4を用いて、本実施形態例の固体撮像装置1における電荷蓄積動作時とリセット動作時について説明する。電荷蓄積動作時とは、光電変換素子21に光Lを照射して信号電荷を生成、蓄積を開始してから終了するまでの時間を指す。また、リセット動作時とは、光電変換素子21で蓄積された信号電荷を排出し、光電変換素子21の電位を電荷蓄積前の電位にリセットするタイミングを指す。
図4は、電荷蓄積動作時とリセット動作時における光電変換膜19のエネルギーバンドの変化図である。本実施形態例の固体撮像装置1では、第1の電極18の電位は操作しないが、第1の電極18の電位は、図4に示すように、第2の電極20の電圧が操作されることで、光電変換膜19を介して第1の電極20の電位に追従して変化する。
また、第2の電極20には、電荷蓄積時において、第1の電極18の電圧Vよりも低い第1の電圧Vlを印加し、リセット時において、第1の電極18の電圧Vよりも高い第2の電圧Vh(リセットパルス)を印加する。
電荷蓄積動作時においては、画素2に光Lが入射すると光の波長及び光量に応じて光電変換膜19において光電変換され、光電変換膜19において電子・ホール対が形成される。この光電変換により生成された電子・ホール対のうち、信号電荷となる電子eが、第2の電極20に印加されている第1の電圧Vlよりも高い電圧Vが印加されている第1の電極18に引かれ、第1の電極18側に蓄積される。
このとき、ホールは第1の電極18よりも低い電圧である第1の電圧Vlが印加されている第2の電極20に引かれ、図示しない所要の配線を通じて排出される。
この結果、電荷蓄積時に光電変換膜19で生成された信号電荷は、第1の電極18側に蓄積されるので、第1の電極18の電位が変動し、第1の電極18と電気的に接続されたアンプトランジスタTr1のアンプゲート電極24に印加される電圧が変化する。そして、第1の電極18の電位をアンプトランジスタTr1で増幅することにより画素信号を検出する。なお、アンプトランジスタTr1検出された画素信号は、選択トランジスタTr2により選択的に信号配線に出力される。
そして、電荷蓄積動作時において、光電変換素子21のバンド構造を適切に設定することで、第2の電極20側と光電変換膜19との間で障壁を形成することができる。これにより、電圧制御回路22等で発生するノイズの原因となる暗電流が第2の電極20側から第1の電極18側に移動することを防ぐことができる。この結果、第2の電極20側から第1の電極18側に流れるノイズを防止することができる。したがって、電荷蓄積時では、電圧制御回路22側で生じるノイズは、第1の電極18側に転送されにくい構成とされている。
次に、リセット動作時においては、第1の電極18の電圧Vに対して高い電圧となる第2の電圧Vhを第2の電極20に印加することで、図4に示すようにバンド構造が変化する。
これにより、第1の電極18側に蓄積された信号電荷である電子eが第2の電極20に移動し、電圧制御回路22に排出される。この場合、リセット時における光電変換素子21のバンド構造を適切に設定することで、第1の電極18からアンプゲート電極24にかけて蓄積されていた信号電荷を全て電圧制御回路22側に排出させることができる。
これにより、第2の電極20からアンプトランジスタTr1のアンプゲート電極24に至るまでの電気的に接続された部分(すなわち、信号電荷が蓄積されていた領域)の電位がリセットされる。
このように、本実施形態例では、電荷蓄積時とリセット時において、第1の電極18と第2の電極20に印加する電圧の大小関係を変えることにより、光電変換膜19で生成された信号電荷の流れる方向を変えることができる。
また、本実施形態例では、信号電荷が蓄積される第1の電極18は、アンプトランジスタTr1のアンプゲート電極24にのみ接続されており、第1の電極18が基板13には接続されていない。そして、リセット動作は、アンプゲート電極24に接続されない側の第2の電極20から行われる。
すなわち、本実施形態例の固体撮像装置1では、従来の固体撮像装置のように、光電変換膜で生成された電荷を蓄積される部位が、基板の高濃度不純物領域ではない。そして、光電変換膜19で発生した信号電荷を蓄積するためや、第1の電極18の電位をリセットするために第1の電極18が基板13に形成した高濃度半導体領域にコンタクト部23を介して接続されことがない。このため、信号電荷の蓄積時間中における高濃度不純物領域に起因する暗電流の影響を防ぐことができる。
また、電荷蓄積動作時、及びリセット動作時における第1の電極18及び第2の電極20のバンド構造が、図4のような構成となるように設定することで、電荷蓄積時において、第2の電極20側から暗電流成分が第1の電極18側に流れるのを防止することができる。
[相間二重サンプリング方法]
ところで、一般的に、固体撮像装置では、光電変換素子をリセットした直後に検出した信号出力(P相出力)と、電荷蓄積後に検出した信号出力(D相出力)に対して相間二重サンプリングを用いることにより、ノイズの低減が図られている。
次に、本実施形態例の固体撮像装置1において、相間二重サンプリングを用いる場合の駆動方法を説明する。
まず、電圧制御回路22により、第2の電極20に、第1の電極18に印加されている電圧Vよりも高い第2の電圧Vh(リセットパルス)を印加する。これにより、第2の電極20からアンプゲート電極24に至るまでの電気的に接続された部分の電位をリセットする。
次に、電圧制御回路22により、第2の電極20に、第1の電極18に印加されている電圧Vよりも低い第1の電圧Vlを印加すると共に、光電変換素子において信号電荷の生成、蓄積を開始する。そして、所定の蓄積時間内で生成された信号電荷は、第1の電極18側に引き込まれ、蓄積される。そうすると、第1の電極18の電位が変動し、第1の電極18に電気的に接続されたアンプゲート電極24の電位も変動する。そして、アンプゲート電極24の電位変動により電荷量が検出され、選択トランジスタTr2により選択的に画素信号が信号配線に出力される。
これにより、D相出力を得る。
次に、第2の電極20に、第1の電極18に印加されている電圧よりも高い第2の電圧Vh(リセットパルス)を印加する。これにより、第1の電極18からアンプゲート電極24に至るまでの電気的に接続された部分の電位を電荷蓄積前の電位にリセットする。そして、リセット直後のアンプトランジスタTr1のアンプゲート電極24の電位変動により、リセット時の電荷量(暗電流量)が検出され、選択トランジスタTr2により選択的にリセット信号が信号配線に出力される。これによりP相出力を得る。
以上のようにして得られたD相出力と、その後のリセット後に得られたP相出力とに対して相間二重サンプリングを行うことにより、ノイズ信号が検出され、この結果ノイズの低減を図ることができる。
本実施形態例の固体撮像装置1では、先にP相出力を得ると信号電荷の蓄積時間が必要となるためD相出力までに時間がかかり、P相出力とD相出力との時間差により正確なノイズを検出できないおそれがある。このため、上述したように、相間二重サンプリングを行う場合には、D相出力を得た後にP相出力を得て、この両者をサンプリングすることが望ましい。
[グローバル露光による駆動]
本実施形態例の固体撮像装置1では、メカニカルシャッタを用いることで、グローバル露光が可能となる。図5、及び図6を用いて、グローバル露光について説明する。
図5は、1フレーム期間における信号電荷の蓄積時間と、読み出し走査を概略的に示した図である。また、図6は、第2の電極20に供給されるリセットパルス(第2の電圧Vh)と、メカニカルシャッタのシャッタ動作のタイミング図と、それに対応する第1の電極18の電圧変化を示した図である。
まず、電圧制御回路22により、第2の電極20にリセットパルス(ここでは第2の電圧Vh)を印加する。これにより、第1の電極18がリセットされる。次に、メカニカルシャッタを開いて露光を開始し、一定の蓄積時間後、メカニカルシャッタを閉じて露光を終了する。露光することにより、各画素2の光電変換膜19では、光電変換によって信号電荷が発生し、信号電荷が第1の電極18側に引かれるので、第1の電極18の電圧が下降する。そして、このようにして、全画素2で同時に信号電荷の蓄積が行われる。
次に、メカシャッタを閉じた後、走査戦を順に走査することで、画素2毎に画素信号を信号配線に出力する。これにより、画素2毎にD相出力が得られる。
次に、第2の電極20に、第2の電圧Vh(リセットパルス)を印加する。これにより、第1の電極18の電位がリセットされ、このリセットされた電位を画素2毎に読み出すことにより、画素2毎のリセット信号を信号配線に出力する。これにより、画素2毎にP相出力が得られる。
そして、得られたD相出力とP相出力により、相間二重サンプリングを画素毎に実施することによりノイズ信号を検出し、アンプトランジスタTr1による固定パターンノイズを除去することができる。
その後、上述の工程を繰り返すことにより、グローバル露光による駆動がなされる。
このように、メカニカルシャッタを用い、D相出力の前にメカニカルシャッタの開閉動作をすることにより、信号電荷の蓄積の同時性を実現することができ、全画素2で同時刻の画像を取得することが可能となる。
なお、本実施形態例では、光電変換膜19の材料として、有機材料を用いる例としたが、無機材料を用いてもよい。無機材料としては、単結晶シリコン、アモルファスシリコン、CIGS等のカルコバイライト系の化合物等が挙げられる。この場合には、光電変換素子21の光照射側に所望の波長の光を通すカラーフィルタ層を設けることで分光することができる。
また、本実施形態例では、第2の電極20を全画素で共通に形成する例としたが、画素毎に形成したり、画素2の行毎に形成したり、複数画素で共有するように形成することが可能となる。次に、第2の電極20の構成を変形した変形例1及び変形例2について説明する。
[変形例1]
図7は、変形例1に係る撮像領域に対する第2の電極20の平面構成図である。変形例1は、第1の実施形態とは、第2の電極20の構成のみを異ならせたものである。
変形例1では、図7に示すように、第2の電極20を、画素2の行ごとに形成している。このような第2の電極20は、光電変換膜19上に電極材料を形成した後、パターニングすることにより形成される。
変形例1の構成では、行毎に形成された第2の電極20のそれぞれに、電圧制御回路22が接続されており、行毎に制御が可能となる。そして、変形例1では、第2の電極20を行ごとに別個に制御が可能となるので、行毎の感度の調整が可能となる効果がある。
[変形例2]
図8は、変形例2に係る撮像領域3に対する第2の電極20の平面構成図である。変形例2は、第1の実施形態とは、第2の電極20の構成のみを異ならせたものである。
変形例2では、図8に示すように、第2の電極20を、画素2毎に形成している。このような第2の電極20は、光電変換膜19上に電極材料を形成した後、パターニングすることにより形成される。
変形例2では、画素2毎に形成された第2の電極20のそれぞれに、電圧制御回路22が接続されており、画素2ごとに制御が可能となる。そして、変形例2では、第2の電極20を画素2毎に別個に制御が可能となるので、画素2毎の感度の調整が可能となる効果がある。
〈3.第2の実施形態:表面照射型の固体撮像装置〉
次に、本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置について説明する。図9は、本実施形態例の固体撮像装置50の1画素分の概略断面構成図である。図9において、図2に対応する部分には同一符号を付し重複説明を省略する。また、本実施形態例の固体撮像装置50の全体の構成は、図1と同様であるから、重複説明を省略する。
本実施形態例は、配線層15上部に、3つの光電変換素子21a、21b、21cを3層に積層する例である。各光電変換素子21a、21b、21cは、例えば有機材料からなる光電変換膜19と、その光電変換巻く19を挟持して設けられる第1の電極18,及び第2の電極20で構成される。そして、それらの光電変換素子21a、21b、21cが、光の入射面側に層間絶縁膜16を介して3層積層して構成されている。
また、各光電変換素子21a、21b、21cの第1の電極18は、それぞれのアンプトランジスタTr1を構成するアンプゲート電極24に、配線17、コンタクト部23を介して接続されている。さらに、各光電変換素子21a、21b、21cの第2の電極20は、それぞれの電圧制御回路22に接続されている。また、図示を省略するが、それぞれのアンプトランジスタTr1の後段には、第1の実施形態と同様に、選択トランジスタが設けられている。
そして、この3層の光電変換素子21a、21b、21cを構成する光電変換膜19は、異なる波長帯、例えば、赤色、青色、緑色の光を吸収する有機材料で構成されている。したがって、入射面側から光Lが入射すると、上層の光電変換膜19を透過した光は、下層の光電変換膜19に吸収され、各光電変換素子21a、21b、21cでは、各波長の光の光量に応じた信号電荷が、生成され、蓄積される。
本実施形態例の固体撮像装置50では、図9に示すように、基板13の裏面側から光Lが照射される。そして、本実施形態例では異なる波長帯を吸収する光電変換膜19からなる光電変換素子21を積層することで、1画素内において、縦方向の分光が可能となる。
本実施形態例においても、第1の実施形態と同様の駆動方法を用いることができる。そして、本実施形態例においても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
〈4.第3の実施形態:表面照射型の固体撮像装置〉
次に、本発明の第3の実施形態に係る固体撮像装置について説明する。図10は、本実施形態例の固体撮像装置51の1画素分の概略断面構成図である。図10において図2に対応する部分には同一符号を付し重複説明を省略する。また、本実施形態例の固体撮像装置51の全体に構成は、図1と同様であるから、重複説明を省略する。
本実施形態例は、光電変換膜19からなる光電変換素子21と、基板13内に形成されるフォトダイオードからなる光電変換素子を光の入射方向に積層する例である。図10に示すように、配線層15上部には、例えば、緑色の光の波長を吸収する光電変換膜19からなる光電変換素子21を形成し、基板13内の深さ方向に、第1のフォトダイオード、PD1及び第2のフォトダイオードPD2を形成する。
第1のフォトダイオードPD1は、基板13の表面から深さ方向に順に形成されたp型の高濃度不純物領域(p+領域)27、n型の不純物領域(n領域)28で構成される。第1のフォトダイオードPD1は、主に、p領域27とn領域28との接合面であるpn接合により構成されるものである。そして、基板13表面に形成されたp+領域27は、基板13界面で発生する暗電流を抑制するための暗電流抑制領域となる。
第2のフォトダイオードPD2は、第1のフォトダイオードPD1よりも基板13の深い領域に形成されており、n領域28の下層に順に形成されたp+領域29、n領域30で構成される。第2のフォトダイオードPD2は、主に、p+領域29とn領域30との接合面であるpn接合により構成されるものである。また、第2のフォトダイオードPD2を構成するn領域30は、その一部が電荷転送路31として、基板13表面側にまで連続して形成されている。
シリコンからなる基板13は、光の入射深さに応じて、吸収される光の波長が異なるため、基板13内で縦方向に分光することができる。本実施形態例では、第1のフォトダイオードPD1を構成するpn接合を、青色の光を光電変換する基板深さに設け、第2のフォトダイオードPD2を構成するpn接合を、赤色の光を光電変換する基板深さに設ける。これにより、第1のフォトダイオードPD1では、青色の光に応じた信号電荷が生成され、n領域28に蓄積される。また、第2のフォトダイオードPD2では、赤色の光に応じた信号電荷が生成され、n領域30に蓄積される。
第1のフォトダイオードPD1に隣接する領域には、ドレインがフローティングディフュージョン部FD1とされた第1の転送トランジスタTr3が構成される。第1の転送トランジスタTr3は、フローティングディフュージョン部FD1と、転送ゲート電極39とで構成される。フローティングディフュージョン部FD1は、基板13の表面側に形成されたn型の高濃度不純物領域で構成されている。また、転送ゲート電極39は、フローティングディフュージョン部FD1と第1のフォトダイオードPD1間の基板13上部にゲート絶縁膜14を介して形成される。
また、第2のフォトダイオードPD2の電荷転送路31に隣接する領域には、ドレインがフローティングディフュージョン部FD2とされた第2の転送トランジスタTr4が構成される。第2の転送トランジスタTr4は、フローティングディフュージョン部FD2と、転送ゲート電極40とで構成される。フローティングディフュージョン部FD2は、基板13の表面側に形成されたn型の高濃度不純物領域で構成されている。また、転送ゲート電極40は、フローティングディフュージョン部FD2と電荷転送路31間の基板13上部にゲート絶縁膜14を介して形成される。
また、図示を省略するが、第1の転送トランジスタTr3、及び第2の転送トランジスタTr4の後段には、それぞれ、リセットトランジスタ、選択トランジスタなどの画素トランジスタがそれぞれ形成されている。
本実施形態例の固体撮像装置51では、図10に示すように、基板13の表面側から光Lが照射される。画素2に入射した光Lのうち、緑色の光は光電変換膜19に吸収され、その他の光は、光電変換膜19を透過して基板13に入射する。基板13に入射した光のうち、青色の光は、基板13表面側に形成された第1のフォトダイオードPD1に吸収され、赤色の光は、基板13の深い側に形成された第2のフォトダイオードPD2に吸収される。そして、光電変換膜19では、緑色の光による信号電荷が生成、蓄積され、第1のフォトダイオードPD1では、青色の光による信号電荷が生成、蓄積され、第2のフォトダイオードPD2では、赤色の光による信号電荷が生成、蓄積される。
光電変換膜19で生成、蓄積された信号電荷は、第1の実施形態と同様にして画素信号として出力され、また、画素信号が出力された後は、第1の実施形態と同様にして光電変換膜がリセットされる。
第1のフォトダイオードPD1、及び第2のフォトダイオードPD2で生成、蓄積された信号電荷は、第1の転送トランジスタTr3、及び第2の転送トランジスタTr4により、それぞれのフローティングディフュージョン部FD1、FD2に読み出される。そして、フローティングディフュージョン部FD1、FD2に読み出された信号電荷は、図示しない、アンプトランジスタにより増幅され、選択トランジスタにより選択的に信号配線に出力される。また、フローティングディフュージョン部FD1、FD2の電位は、図示しないリセットトランジスタによりリセットされる。
本実施形態例の固体撮像装置51では、光電変換膜19からなる光電変換素子21と、基板13に形成された第1のフォトダイオードPD1、第2のフォトダイオードPD2により、1画素内で3色の光の波長による画素信号を得ることができる。
本実施形態例では、最も光入射側に形成される光電変換膜19を緑色の光の波長を吸収する有機材料で構成し、その他の波長の光を基板内に吸収する例としたが、これに限定されるものではなく、種々の変更が可能である。本実施形態例のように、光電変換膜19を緑色の光の波長を吸収する有機材料で構成し、互いに波長域の遠い青色、赤色の光を基板13内で縦型分光する構成とすることで、基板13内での分光精度を向上させることができる。
また、本実施形態例では、基板13内に2層のフォトダイオードを形成する例としたが、基板13内に形成されるフォトダイオードは、1層以上であればよい。例えば、基板13内に1つのフォトダイオードのみを構成する例とした場合には、光電変換膜19上部に特定の波長の光を通すカラーフィルタを搭載することで、より分光精度を上げることができる。光電変換膜19の上部にカラーフィルタを搭載する場合には、例えば、2色の光を透過するカラーフィルタとする。またカラーフィルタは、光電変換膜19と基板13との間に設けてもよい。
本実施形態例においても、第2の電極20を全画素で共有に形成することにより、リセットに用いるトランジスタの数を削減することができ、画素サイズの縮小が可能となる。また、基板13内に形成されたフォトダイオードの面積を大きくとることも可能となり、開口率の向上が図られる。
そして、本実施形態例においても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
〈5.第4の実施形態:裏面照射型の固体撮像装置〉
次に、本発明の第4の実施形態に係る固体撮像装置について説明する。図11は、本実施形態例の固体撮像装置52の1画素分の概略断面構成図である。図11において図2に対応する部分には同一符号を付し重複説明を省略する。また、本実施形態例の固体撮像装置52の全体に構成は、図1と同様であるから、重複説明を省略する。
本実施形態例は、光電変換膜36と、光電変換膜36を挟持する第1の電極35、及び第2の電極37とからなる光電変換素子38を、基板13の裏面側に設ける例である。図11に示すように、基板13の裏面側には、絶縁膜49を介して第1の電極35が形成されている。そして、第1の電極35は、基板13を裏面側から表面側に貫通して形成された貫通電極33を介して、基板13表面に形成された配線層15のコンタクト部23a及び配線17に接続され、アンプトランジスタTr1のアンプゲート電極24に接続される。
貫通電極33は、基板13の表面側から基板13を貫通するように貫通孔を形成し、その貫通孔の側壁を絶縁膜34で被覆した後、金属材料や、ポリシリコン、不純物を含むアモルファスシリコン等を埋め込むことで形成することができる。また、貫通電極33は、n型の不純物、又はp型の不純物をイオン注入し、イオン注入からなる配線を用いて行っても良く、その場合には、イオン注入によって形成された貫通電極とは反対導電型の不純物領域により、貫通電極の側壁を覆う必要がある。
本実施形態例の固体撮像装置52は、基板13表面側に、アンプトランジスタTr1等を形成し、貫通電極33を形成した後、貫通電極33とアンプゲート電極24が電気的に接続されるように配線層15を形成する。その後、基板13を反転して基板13裏面側に絶縁膜49を介して第1の電極35、光電変換膜36、第2の電極37を積層することで形成することができる。また、本実施形態例においても第2の電極37は、電圧制御回路22に接続されるが、この電圧制御回路22は基板13表面側に形成しても、基板13の裏面側に形成してもよい。電圧制御回路22を基板13の表面側に形成する場合には、第2の電極37と電圧制御回路22との接続も基板13を貫通する貫通電極33によって行う。
本実施形態例においても光入射側となる第2の電極37上部には、図示しない平坦化膜や、オンチップマイクロレンズ等が形成される。そして、本実施形態例の固体撮像装置52では、図11に示すように、基板13の裏面側から光Lが照射される。基板13の裏面側から入射した光Lは、光電変換膜36により光電変換され、第1の実施形態と同様の駆動方法により、第1の電極35側に蓄積される。そして、電荷蓄積時における第1の電極35の電位の変動は貫通電極33を介して、基板13表面側に形成されたアンプゲート電極24に伝導する。そして、本実施形態例においても、アンプゲート電極24の電位変動により光電変換膜36で光電変換された信号電荷の電荷量が検出され、図示しない選択トランジスタにより画素信号が信号配線に転送される。
また、本実施形態例の固体撮像装置52においてもリセット時には、第2の電極37側に信号電荷が排出されることにより、リセットが行われる。
このように、本実施形態例では、貫通電極33を介して基板13の裏面側に形成された第1の電極35と基板13表面側に形成されたアンプゲート電極24を接続することで、光電変換膜36を用いた裏面照射型の固体撮像装置を構成することができる。そして、本実施形態例の固体撮像装置52においても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
〈6.第5の実施形態:裏面照射型の固体撮像装置〉
次に、本発明の第5の実施形態に係る固体撮像装置について説明する。図12は、本実施形態例の固体撮像装置53の1画素分の概略断面構成図である。図12において図2及び図11に対応する部分には同一符号を付し重複説明を省略する。また、本実施形態例の固体撮像装置53の全体に構成は、図1と同様であるから、重複説明を省略する。
本実施形態例の固体撮像装置53は、光電変換膜36からなる光電変換素子38を基板13の裏面側に設け、光電変換膜36からなる光電変換素子38と、基板13内に形成されたフォトダイオードからなる光電変換素子を光の入射方向に積層する例である。
図12に示すように、基板13の裏面側には、例えば、緑色の光の波長を吸収する光電変換膜36からなる光電変換素子38を形成し、基板13内の裏面側から表面側にかけて、第1のフォトダイオードPD1、及び第2のフォトダイオードPD2を形成する。
第1のフォトダイオードPD1は、基板13の裏面から表面側に順に形成されたp型の高濃度不純物領域(p+領域)41、n型の不純物領域(n領域)42で構成される。第1のフォトダイオードPD1は、主に、p領域41とn領域42との接合面であるpn接合により構成されるものである。そして、基板13裏面に形成されたp+領域41は、基板13界面で発生する暗電流を抑制するための暗電流抑制領域となる。また、第1のフォトダイオードPD1を構成するn領域42は、その一部が電荷転送路48として、基板13表面側にまで連続して形成されている。
第2のフォトダイオードPD2は、第1のフォトダイオードPD1よりも基板13の表面領域に形成されており、n領域42よりも表面側に順に形成されたp+領域43、n領域44で構成される。第2のフォトダイオードPD2は、主に、p+領域43とn領域44との接合面であるpn接合により構成されるものである。また、基板13表面の基板13と配線層15の界面には、p型の高濃度不純物領域(p+領域)45からなる暗電流抑制領域が形成されている。
本実施形態例の固体撮像装置53は、図11に示すように、基板13の裏面側から光Lが照射される。このため、基板13の裏面側に形成された第1のフォトダイオードPD1で青色の光が光電変換され、表面側に形成された第2のフォトダイオードPD2で赤色の光が光電変換される。
第1のフォトダイオードPD1の電荷転送路48に隣接する基板13の表面側には、ドレインがフローティングディフュージョン部FD1とされた第1の転送トランジスタTr3が構成される。第1の転送トランジスタTr3は、フローティングディフュージョン部FD1と、転送ゲート電極46とで構成される。フローティングディフュージョン部FD1は、基板13の表面側に形成されたn型の高濃度不純物領域で構成されている。また、転送ゲート電極46は、フローティングディフュージョン部FD1と電荷転送路48間の基板13上部にゲート絶縁膜14を介して形成される。
また、第2のフォトダイオードPD2に隣接する基板13の表面側には、ドレインがフローティングディフュージョン部FD2とされた第2の転送トランジスタTr4が構成される。第2の転送トランジスタTr4は、フローティングディフュージョン部FD2と、転送ゲート電極47とで構成される。フローティングディフュージョン部FD2は、基板13の表面側に形成されたn型の高濃度不純物領域で構成されている。また、転送ゲート電極47は、フローティングディフュージョン部FD2と第2のフォトダイオードPD2間の基板13上部にゲート絶縁膜14を介して形成される。
また、図示を省略するが、第1の転送トランジスタTr3、及び第2の転送トランジスタTr4の後段には、それぞれ、リセットトランジスタ、選択トランジスタなどの画素トランジスタがそれぞれ形成されている。
本実施形態例の固体撮像装置では、画素2に入射した光Lのうち、緑色の光は光電変換膜に吸収され、その他の光は、光電変換膜36を透過して基板13に入射する。基板13に入射した光のうち、青色の光は、基板13表面側に形成された第1のフォトダイオードPD1に吸収され、赤色の光、基板の深い側に形成された第2のフォトダイオードPD2に吸収される。そして、光電変換膜36では、緑色の光による信号電荷が生成、蓄積され、第1のフォトダイオードでPD1は、青色の光による信号電荷が生成、蓄積され、第2のフォトダイオードPD2では、赤色の光による信号電荷が生成、蓄積される。
光電変換膜36で生成、蓄積された信号電荷は、第1の実施形態と同様にして画素信号として出力され、また、画素信号が出力された後は、第1の実施形態と同様にして光電変換膜がリセットされる。
第1のフォトダイオードPD1、及び第2のフォトダイオードPD2で生成、蓄積された信号電荷は、第1の転送トランジスタTr3、及び第2の転送トランジスタTr4により、それぞれのフローティングディフュージョン部FD1、FD2に読み出される。そして、フローティングディフュージョン部FD1、FD2に読み出された信号電荷は、図示しない、アンプトランジスタにより増幅され、選択トランジスタにより選択的に出力される。また、フローティングディフュージョン部FD1、FD2の電位は、図示しないリセットトランジスタによりリセットされる。
本実施形態例の固体撮像装置53では、光電変換膜36からなる光電変換素子38と、基板13に形成された第1のフォトダイオードPD1、第2のフォトダイオードPD2により、1画素内で3色の光の波長による画素信号を得ることができる。
電荷蓄積時、及びリセット持における駆動方法については、第1の実施形態と同様であり、また、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
以上のように、本発明の固体撮像装置では、光電変換膜を第1の電極及び第2の電極で挟持して構成された光電変換素子を有する固体撮像装置において、信号電荷が読み出される側の電極(第1の電極)は、アンプトランジスタのゲート電極にのみ接続される。さらに、信号電荷のリセットは、第2の電極側から行われる。このため、信号電荷を読み出す側となる第1の電極を基板の高濃度半導体領域に接続する構成が必要なく、暗電流の原因となる高濃度半導体領域を設ける必要がない。これにより、暗電流の発生を抑制することができ、ノイズの抑制が可能となる。
上述の第1〜第5の実施形態では、入射光量に応じた信号電荷を物理量として検知する単位画素が行列状に配置されてなるCMOS型固体撮像装置に適用した場合を例に挙げて説明した。しかしながら、本発明はCMOS型固体撮像装置への適用に限られるものではない。また画素が二次元マトリックス状に形成された画素部の画素列ごとにカラム回路を配置してなるカラム方式の固体撮像装置全般に限定するものでもない。
また、本発明は、可視光の入射光量の分布を検知して画像として撮像する固体撮像装置への適用に限らず、赤外線やX線、あるいは粒子等の入射量の分布を画像として撮像する固体撮像装置にも適用可能である。また、広義の意味として、圧力や静電容量など、他の物理量の分布を検知して画像として撮像する指紋検出センサ等の固体撮像装置(物理量分布検知装置)全般に対して適用可能である。
さらに、本発明は、撮像領域の各単位画素を行単位で順に走査して各単位画素から画素信号を読み出す固体撮像装置に限られるものではない。画素単位で任意の画素を選択して、当該選択画素から画素単位で信号を読み出すX−Yアドレス型の固体撮像装置に対しても適用可能である。
なお、固体撮像装置はワンチップとして形成された形態であってもよいし、画素部と、信号処理部または光学系とがまとめてパッケージングされた撮像機能を有するモジュール状の形態であってもよい。
また、本発明の実施の形態は、上述の第1〜第5の実施形態に限られるものではなく、種々の変更が可能である。また、上述した例では、主としてnチャネルMOSトランジスタを構成とした場合であるが、pチャネルMOSトランジスタを構成とすることもできる。pチャネルMOSトランジスタとする場合は、各図において、その導電型を反転した構成となる。
また、本発明は、固体撮像装置への適用に限られるものではなく、撮像装置にも適用可能である。ここで、撮像装置とは、デジタルスチルカメラやビデオカメラ等のカメラシステムや、携帯電話機などの撮像機能を有する電子機器のことを言う。なお、電子機器に搭載される上記モジュール状の形態、即ちカメラモジュールを撮像装置とする場合もある。
〈7.第6の実施形態:電子機器〉
次に、本発明の第6の実施形態に係る電子機器について説明する。図13は、本発明の第6の実施形態に係る電子機器200の概略構成図である。
本実施形態例の電子機器200は、上述した本発明の第1の実施形態における固体撮像装置1を電子機器(カメラ)に用いた場合の実施形態を示す。
本実施形態に係る電子機器200は、固体撮像装置1と、光学レンズ210と、シャッタ装置211と、駆動回路212と、信号処理回路213とを有する。
光学レンズ210は、被写体からの像光(入射光)を固体撮像装置1の撮像面上に結像させる。これにより固体撮像装置1内に一定期間当該信号電荷が蓄積される。
シャッタ装置211は、固体撮像装置1への光照射期間および遮光期間を制御する。
駆動回路212は、固体撮像装置1の転送動作およびシャッタ装置211のシャッタ動作を制御する駆動信号を供給する。駆動回路212から供給される駆動信号(タイミング信号)により、固体撮像装置1の信号転送を行なう。信号処理回路213は、各種の信号処理を行う。信号処理が行われた映像信号は、メモリなどの記憶媒体に記憶され、あるいはモニタに出力される。
本実施形態例の電子機器200では、固体撮像装置1において暗電流によるノイズの発生が防止されるので、画質の向上が図られる。
固体撮像装置1を適用できる電子機器200としては、カメラに限られるものではなく、デジタルスチルカメラ、さらには携帯電話機等のモバイル機器向けカメラモジュールなどの撮像装置に適用可能である。
本実施形態例においては、固体撮像装置1を電子機器に用いる構成としたが、前述した第2の実施形態で製造した固体撮像装置を用いることもできる
1・・・固体撮像装置、 2・・・画素、 3・・・・撮像領域、 4・・・垂直駆動回路、 5・・・カラム信号処理回路、 6・・・水平駆動回路、 7・・・出力回路、 8・・・制御回路、 13・・・基板、 14・・・ゲート絶縁膜、 15・・・配線層、 16・・・層間絶縁膜、 17・・・配線、 18・・・第1の電極、 19・・・光電変換膜、 20・・・第2の電極、 21・・・光電変換素子、 22・・・電圧制御回路、 23・・・コンタクト部、 24・・・アンプゲート電極、 25・・・選択ゲート電極、 26・・・ソース・ドレイン領域、 31・・・電荷転送路、 33・・・貫通電極、 34・・・絶縁膜 FD1・・・フローティングディフュージョン部 FD2・・・フローティングディフュージョン部 PD1・・・第1のフォトダイオード、 PD2・・・第2のフォトダイオード、 Tr1・・・アンプトランジスタ

Claims (11)

  1. 基板と、
    基板の光入射面側に設けられ、有機材料、又は無機材料からなり、入射した光の光量に応じた信号電荷を生成する光電変換膜を、画素毎に別個に設けられた第1の電極と、前記第1の電極に対向して設けられた第2の電極との間に挟持して構成された光電変換素子と、
    前記第1の電極と接続されたアンプゲート電極を有するアンプトランジスタと、
    前記第2の電極と接続され、前記第2の電極に所望の電圧を供給する電圧制御回路と、
    を備え
    前記電圧制御回路は、電荷蓄積動作時に光電変換膜で生成された信号電荷を前記第1の電極側に移動させる第1の電圧を供給し、リセット動作時に、前記信号電荷を前記第2の電極側に移動させる第2の電圧を供給し、
    前記光電変換素子は、基板裏面側に形成され、前記第1の電極とアンプゲート電極との接続は、基板を貫通する貫通電極と、基板の表面側に形成された配線層によってなされる
    固体撮像装置。
  2. 前記第2の電極が画素毎に別個に設けられている
    請求項記載の固体撮像装置。
  3. 前記第2の電極が全画素共通に設けられている
    請求項記載の固体撮像装置。
  4. 前記画素は2次元マトリクス状に配置され、前記第2の電極は前記画素の行毎に共通に設けられている
    請求項記載の固体撮像装置。
  5. 前記光電変換素子が、基板の光入射面側に複数層積層して設けられている
    請求項1〜のいずれか一項に記載の固体撮像装置。
  6. 基板内に、入射した光の光量に応じた信号電荷を生成するフォトダイオードが、少なくとも1つ設けられている
    請求項1〜のいずれか一項に記載の固体撮像装置。
  7. 基板に、複数のトランジスタを形成する工程と、
    前記基板を貫通する貫通電極を形成する工程と、
    前記基板上に、複数の配線が層間絶縁膜を介して積層された配線層であって、前記貫通電極と、前記複数のトランジスタのうちのアンプトランジスタのアンプゲート電極とを接続する配線を含む配線層を形成する工程と、
    前記基板の光照射面側に、前記複数のトランジスタのうちのアンプトランジスタのアンプゲート電極に電気的に接続される第1の電極を画素毎に別個に形成する工程と、
    前記第1の電極上部に、有機材料又は無機材料からなる光電変換膜を形成する工程と、
    前記光電変換膜上部に、電圧制御回路に電気的に接続される第2の電極を形成する工程と、を含み、前記電圧制御回路は、電荷蓄積動作時に光電変換膜で生成された信号電荷を前記第1の電極側に移動させる第1の電圧を供給し、リセット動作時に、前記信号電荷を前記第2の電極側に移動させる第2の電圧を供給する
    固体撮像装置の製造方法。
  8. 基板と、
    基板の光入射面側に設けられ、有機材料、又は無機材料からなり、入射した光の光量に応じた信号電荷を生成する光電変換膜を、画素毎に別個に設けられた第1の電極と、前記第1の電極に対向して設けられた第2の電極との間に挟持して構成された光電変換素子と、
    前記第1の電極と接続されたアンプゲート電極を有するアンプトランジスタと、
    前記第2の電極と接続され、前記第2の電極に所望の電圧を供給する電圧制御回路と、を備え、前記光電変換素子は、基板裏面側に形成され、前記第1の電極とアンプゲート電極との接続は、基板を貫通する貫通電極と、基板の表面側に形成された配線層によってなされる固体撮像装置の駆動方法であって、
    電荷蓄積動作時には、前記第2の電極に、前記電圧制御回路から第1の電圧を供給することにより、前記光電変換膜に生成された信号電荷を前記第1の電極側に移動させ、前記アンプトランジスタで前記第1の電極の電位を検出することにより画素信号を出力し、
    リセット動作時には、前記第2の電極に、前記電荷蓄積動作時とは異なる第2の電圧を前記電圧制御回路から供給することにより、前記第1の電極側に蓄積された信号電荷を排出する
    固体撮像装置の駆動方法。
  9. 前記リセット動作により前記第1の電極側に蓄積された信号電荷を排出した直後に前記アンプトランジスタで前記第1の電極の電位を検出することによりリセット信号を読み出し、
    前記画素信号とリセット信号とを比較することにより、ノイズ信号を検出する
    請求項に記載の固体撮像装置の駆動方法。
  10. 前記電荷蓄積動作時は、メカニカルシャッタを開けることで、全画素で同時に露光を開始し、前記メカニカルシャッタを閉じることで、全画素で同時に露光を終了する
    請求項に記載の固体撮像装置の駆動方法。
  11. 光学レンズと、
    基板と、基板の光入射面側に設けられ、有機材料、又は無機材料からなり、入射した光の光量に応じた信号電荷を生成する光電変換膜を、画素毎に別個に設けられた第1の電極と、前記第1の電極に対向して設けられた第2の電極との間に挟持して構成された光電変換素子と、前記第1の電極と接続されたアンプゲート電極を有するアンプトランジスタと、前記第2の電極と接続され、前記第2の電極に所望の電圧を供給する電圧制御回路とを備え、前記電圧制御回路は、電荷蓄積動作時に光電変換膜で生成された信号電荷を前記第1の電極側に移動させる第1の電圧を供給し、リセット動作時に、前記信号電荷を前記第2の電極側に移動させる第2の電圧を供給し、前記光電変換素子は、基板裏面側に形成され、前記第1の電極とアンプゲート電極との接続は、基板を貫通する貫通電極と、基板の表面側に形成された配線層によってなされる固体撮像装置であって、前記光学レンズに集光された光が入射される固体撮像装置と、
    前記固体撮像装置から出力される出力信号を処理する信号処理回路と、
    を含む電子機器。
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