JP4491323B2 - 光電変換膜積層型カラー固体撮像装置 - Google Patents

光電変換膜積層型カラー固体撮像装置 Download PDF

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Description

本発明は、半導体基板の上に積層した光電変換膜で3原色のうちの1色の入射光を受光し光電変換膜を透過した残り2色の入射光の各々を半導体基板に形成した光電変換素子で受光する光電変換膜積層型カラー固体撮像装置に係り、特に、光電変換膜で受光して得た色信号と光電変換素子で受光して得た色信号との色バランスをとるのが容易な光電変換膜積層型カラー固体撮像装置に関する。
CCD型やCMOS型のイメージセンサに代表される単板式カラー固体撮像装置では、光電変換する画素の配列上に3種または4種の色フィルタをモザイク状に配置している。これにより、各画素から色フィルタに対応した色信号が出力され、これ等の色信号を信号処理することでカラー画像が生成される。
しかし、モザイク状に色フィルタを配列したカラー固体撮像装置は、原色の色フィルタの場合、およそ入射光の2/3が色フィルタで吸収されてしまうため、光利用効率が悪く、感度が低いという問題がある。また、各画素で1色の色信号しか得られないため、解像度も悪く、特に、偽色が目立つという問題もある。
そこで、斯かる問題を克服するために、信号読出回路が形成された半導体基板の上に3層の光電変換膜を積層する構造の撮像装置が研究・開発されている(例えば、下記の特許文献1,2)。この撮像装置は、例えば、光入射面から順次、青(B),緑(G),赤(R)の光に対して信号電荷(電子,正孔)を発生する光電変換膜を重ねた画素構造を備え、しかも各画素毎に、各光電変換膜で光発生した信号電荷を独立に読み出すことができる読出部が設けられる。
斯かる構造の撮像装置の場合、入射光が殆ど光電変換されて読み出され、可視光の利用効率は100%に近く、しかも各画素でR,G,Bの3色の色信号が得られるため、高感度で、高解像度(偽色が目立たない)の良好な画像が生成できる。
また、下記特許文献3に記載された撮像装置では、シリコン基板内に光信号を検出する3重のウエル(フォトダイオード)を設け、シリコン基板の深さの違いにより、分光感度の異なる信号(表面からB(青)、G(緑)、R(赤)の波長にピークを持つ)を得るようになっている。これは、入射光のシリコン基板内への侵入距離が波長に依存することを利用している。この撮像装置も、特許文献1,2に記載された撮像装置と同様に、高感度で、高解像度(偽色が目立たない)の良好な画像を得ることができる。
しかし、特許文献1,2に記載された撮像装置は、3層の光電変換膜を半導体基板の上に順に積層し、且つ、各光電変換膜で発生したR,G,B毎の信号電荷を夫々半導体基板に形成した信号読出回路に接続する縦配線を形成する必要があるが、その製造は難しく、製造歩留まりが低いためコストが嵩んでしまうという問題がある。
一方、特許文献3に記載された撮像装置は、青色光は最浅部のフォトダイオード、赤色光は最深部のフォトダイオード、緑色光は中間部のフォトダイオードで検出する構造になっているが、例えば最浅部のフォトダイオードでは緑色光や赤色光によっても光電荷が発生してしまうため、R信号,G信号,B信号の分光感度特性の分離が十分でなく、色再現性が悪いという問題がある。しかも、真のR信号,G信号,B信号を得るために各フォトダイオードからの出力信号を加減算処理する必要があり、この加減算処理により画像信号のS/Nが劣化してしまうという問題もある。
前述した特許文献1,2,3記載の撮像装置の各問題点を改善するものとして、特許文献4記載の撮像装置が提案されている。この撮像装置は、特許文献1,2記載の撮像装置と特許文献3記載の撮像装置のハイブッリド型となっており、その構造は、緑(G)に感度を持つ光電変換膜を1層だけ半導体基板の上に積層し、光電変換膜を透過した青(B)と赤(R)の入射光は、従来のイメージセンサと同様に、半導体基板に形成されたフォトダイオードで受光する構造になっている。
光電変換膜が1層で済むため、製造工程が簡単になり、コストアップや歩留り低下を避けることができる。また、光電変換膜で緑色光が吸収されるため、半導体基板内の青色用と赤色用の各フォトダイオードの分光感度特性の分離は改善され、色再現性が良好になると共に、S/Nも改善されるという利点がある。
特表2002−502120号公報 開2002−83946号公報 特表2002−513145号公報 特開2003−332551号公報
特許文献4に記載されている様なハイブリッド型の撮像装置は、製造コストの低減や、色再現性の向上,S/Nの向上という利点があるが、次の様な別の問題が生じてしまう。
尚、ハイブリッド型の撮像装置の半導体基板に設けられる信号読出回路としては、CCD型の信号読出回路(電荷転送路及び転送電極等)と、CMOS型の信号読出回路(MOSトランジスタ及び信号配線等)とがあるが、ここでは、CMOS型の信号読出回路に限定して説明する。
(1)光電変換膜の光電変換特性は、膜内の電界(または、光電変換膜の端子間電圧)により大きく変化する。同じ光強度の光が入射する場合、常に一定の割合で信号電荷を蓄積することが望ましいが、信号電荷が膜内に蓄積されて行くに従い、膜の端子間電圧が下がり、膜内に蓄積される電荷量の割合が減少して行ってしまう。
そのため、光強度と出力信号の関係が比例関係からズレ、光電変換特性の直線性が劣化してしまう。その一方で、半導体基板に設けたフォトダイオードでは斯かる問題は発生しないため、ハイブリッド型の撮像装置では、フォトダイオードで検出する赤色及び青色と、光電変換膜で検出する緑色とのバランスをとることが難しく、画質が低下してしまう。
(2)光電変換膜の透過光は、緑色(G)光が吸収されるため赤色(R)光と青色(B)光のみとなる。R光とB光とを、半導体基板に形成した2層構造のフォトダイオードで受光する場合、B光に対する半導体の吸収係数がR光に対する半導体の吸収係数より大きいため、半導体基板表面に近いフォトダイオードはB光に対して相対的に感度が高く、深部のフォトダイオードは相対的にR光に対する感度が高い。
各フォトダイオードに入射する光の中にG光が無いため、RとBの色分離は良くなるが、半導体基板の光吸収係数の違いを利用する限り、色分離の改善は十分でない。例えば、青色用のフォトダイオードに赤色光が入射しても光電荷が発生してしまい、十分に良好な色再現性を得ることができない。
本発明の第1の目的は、光電変換膜における光電変換特性の直線性が良好なCMOS型信号読出回路を持つハイブリッド型の光電変換膜積層型カラー固体撮像装置を提供することにある。
本発明の第2の目的は、赤色(R)と青色(B)の色分離を改善し良好な色再現性が得られるCMOS型信号読出回路を持つハイブリッド型の光電変換膜積層型カラー固体撮像装置を提供することにある。
本発明の光電変換膜積層型カラー固体撮像装置は、3原色のうちの第1色用の信号読出回路と第2色用の信号読出回路と第3色用の信号読出回路とがMOSトランジスタ回路により形成されると共に前記第1色の入射光受光用フォトダイオードと前記第2色の入射光受光用フォトダイオードとが形成された半導体基板と、該半導体基板の上に積層され前記第3色の入射光を受光して光電荷を発生させる光電変換膜と、該光電変換膜に画素毎に分離して被着された画素電極膜を前記半導体基板に形成されたコンタクト部に接続する縦配線と、前記半導体基板に形成され前記コンタクト部と前記第3色用の信号読出回路との間に設けられた電位障壁部とを備えることを特徴とする。
この構成により、第3色の入射光により発生した光電荷が蓄積しても光電変換膜の膜電圧は一定電圧に保たれ、膜内の平均電界が一定に保たれるため、光電変換特性の直線性の劣化が起きず、第3色と、第1色,第2色との間の色バランスを保つことが可能となる。
本発明の光電変換膜積層型カラー固体撮像装置の前記信号読出回路は、信号電荷を電圧信号に変換する出力用トランジスタと、行選択用トランジスタと、信号電荷をリセットするリセット用トランジスタとで構成されることを特徴とする。
この構成により、公知の3トランジスタ構成の信号読出回路を利用可能となる。
本発明の光電変換膜積層型カラー固体撮像装置の前記電位障壁部は電位障壁用トランジスタであり、該電位障壁用トランジスタのソースが前記コンタクト部として形成され、前記電位障壁用トランジスタのドレインが前記第3色用の信号読出回路に電気的に接続され、前記電位障壁用トランジスタのゲートが直流電源に接続されていることを特徴とする。
この構成により、電位障壁部を既知のトランジスタ構造で製造でき、電位障壁部を容易に形成することが可能となる。
本発明の光電変換膜積層型カラー固体撮像装置は、前記電位障壁部と前記信号読出回路との間に電荷蓄積部を設けたことを特徴とする。
この構成により、光電変換膜で発生した光電荷を速やかに電荷蓄積部に移動させることが可能となる。
本発明の光電変換膜積層型カラー固体撮像装置は、前記縦配線から前記コンタクト部を通して流れ込む信号電荷を蓄積する導電型の第1の半導体層と、該第1の半導体層の上側に設けられ該第1の半導体層と反対導電型の第2の半導体層と、前記第1の半導体層の下側に設けられ該第1の半導体層と反対導電型の第3の半導体層との3層構造を備えると共に該3層構造と前記第3色用の信号読出回路との間に読出用トランジスタを備え、前記3層構造のうちの前記第1の半導体層の厚みまたは不純物密度が小さく形成された部分を前記電位障壁部にすると共に前記3層構造のうちの前記第1の半導体層の厚みまたは不純物密度が前記電位障壁部より大きく形成された部分を前記電荷蓄積部とし、前記第1の半導体層の前記電位障壁部側の端子が前記コンタクト部に電気的に接続され、前記第1の半導体層の前記電荷蓄積部側の端子が前記読出用トランジスタのソースに電気的に接続されていることを特徴とする。
この構成によっても、第3色の入射光により光電変換膜で発生した光電荷が速やかに電荷蓄積部に移動すると共に膜電位が一定に保たれ、光電変換特性の直線性の劣化が起きない。
本発明の光電変換膜積層型カラー固体撮像装置は、前記第1色の入射光受光用フォトダイオードと前記第2色の入射光受光用フォトダイオードは、前記半導体基板の深さ方向に積層して設けられていることを特徴とする。
この構成により、1受光部で第1色,第2色,第3色の3原色の信号を得ることが可能となり、高感度で、偽色が目立たない高解像度の画像を得ることが可能となる。
本発明の光電変換膜積層型カラー固体撮像装置は、前記第1色の入射光受光用フォトダイオードと前記第2色の入射光受光用フォトダイオードとは前記半導体基板の表面部に市松状に配列形成され、前記第1色の入射光受光用フォトダイオードの上には前記第1色の入射光を透過すると共に前記第2色の入射光を遮断するカラーフィルタが積層され、前記第2色の入射光受光用フォトダイオードの上には前記第2色の入射光を透過すると共に前記第1色の入射光を遮断するカラーフィルタが積層されていることを特徴とする。
この構成により、第1色と第2色の色分離性能が高くなり、画像の色再現性を高めることが可能となる。
本発明の光電変換膜積層型カラー固体撮像装置は、前記第1色が青色であり、前記第2色が赤色であり、前記第3色が緑色であることを特徴とする。
この構成により、輝度信号として使用できる緑色の画素数を多くとることができ、高感度,高解像度の画像を得ることが可能となる。
本発明によれば、光電変換膜で構成される画素の信号電荷に対して電位障壁として振舞う電位障壁領域を設けたため、蓄積された信号電荷量に関係なく光電変換膜の端子電圧を一定に保つことができ、光電変換特性の直線性の劣化が生じず、色バランスが崩れることがなくなる。また、カラーフィルタを用いて色分離を行うことで色再現性を高めることが可能となる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る光電変換膜積層型カラー固体撮像装置の表面模式図である。光電変換膜積層型カラー固体撮像装置100には、多数の受光部101が、この例では正方格子状に配列されている。光電変換膜積層型カラー固体撮像装置100を構成する半導体基板の表面部には、後述する青色光検出用フォトダイオード及び赤色光検出用フォトダイオードと、MOSトランジスタ回路で構成される信号読出回路が集積回路技術を用いて形成され、この半導体基板の上層に、光電変換膜が製膜技術等により積層されている。
各受光部101毎に設けられた3つの信号読出回路は、行選択走査回路102と行選択信号線106とリセット信号線107により接続され、各信号読出回路と画像信号出力部103とは、列信号(画像信号)線105r,105g,105bによって接続され、画像信号出力部103から出力信号104が出力される。
画像信号出力部103は、列信号(画像信号)線105r,105g,105bから取り込んだ赤色(R),緑色(G),青色(B)の画像信号をアナログ信号として出力するものでも、また、画像信号をデジタル変換してデジタル信号として出力するものでもよい。
尚、r,g,bの添え字は、以下も同様であるが、検出する入射光の色である赤色(R),緑色(G),青色(B)に対応する。
図2は、図1に示す受光部101の拡大模式図である。光遮蔽膜110には縦横に配列して多数の矩形の開口111が穿設されており、各開口111の位置には、開口111より若干広い、後述の画素電極膜112が開口111に整合して設けられている。各開口111の位置が、夫々、図1に示す受光部101となる。
図3は、図2のIII―III線断面模式図であり、図4は図2のIV―IV線断面模式図であり、図5は図2のV―V線断面模式図である。図3,図4,図5には、夫々、CMOS型の信号読出回路114g,114b,114rの断面構造の図示は省略しているが、その等化回路図を併記してある。
n型半導体基板120の表面部にはpウェル層121が形成され、pウェル層121内の深部にはn型半導体層124が形成され、pウェル層121内の浅部にはn型半導体層124と離間したn型半導体層123が形成されている。n型半導体層123の表面にはp層125が形成され、半導体基板120の最表面にはゲート絶縁膜122が形成されている。
ゲート絶縁膜122の上には、4層の透明絶縁膜126〜129が基板120側から順に積層され、上層の透明絶縁膜129の上には、図2で説明した光遮蔽膜110が形成される。光遮蔽膜110は、各開口111(図2参照)が、n型半導体層124,123の上方位置に整列するように形成される。
光遮蔽膜110で覆われる位置の4層の透明絶縁膜126〜129の各層間には、図1で説明した行選択線106やリセット線107、列信号線105r,105g,105b、電源線等が形成される。これは、信号読出回路が4層メタル構造で製造されるためである。
n型半導体層124は、図5に示す様に、光遮蔽膜110に覆われる端部位置において、ゲート絶縁膜122に達する表面位置まで立ち上げられ、信号配線41rによって信号読出回路114rに接続され、n型半導体層123は、図4に示す様に、光遮蔽膜110に覆われる端部位置において、信号配線41bによって信号読出回路114bに接続される。
図3,図4,図5に等価回路図で示す信号読出回路114g,114b,114rは、半導体基板のpウェル層121内に形成した図示しないソース領域,ドレイン領域とゲート絶縁膜122の上に形成したゲート電極膜とによって構成される公知のMOSトランジスタで構成され、光遮蔽膜110に覆われる位置に形成される。光遮蔽膜110で信号読出回路を覆うことで、信号読出回路に光が入ることにより起きる混色を避けることができる。
光遮蔽膜110の上には透明絶縁膜130が積層され、透明絶縁膜130の上の開口111の上部に当たる位置に、開口111より若干広い画素電極膜112が形成される。画素電極膜112は、光学的に透明または光吸収が少ない材料で形成される。例えば、ITO等のような金属化合物や、非常に薄い金属膜等で形成される。
各受光部101の各画素電極膜112の上には、全受光部101共通の1枚構成でなる光電変換膜140が積層される。この光電変換膜140は、主として緑色(G)の波長領域の光に感度を有し、入射光の内の緑色の入射光量に応じた光電荷を発生する。光電変換膜140の構造は、単層膜構造でも多層膜構造でもよく、主に緑に感度がある無機材料(シリコンや化合物半導体、それらのナノ粒子等)、有機半導体材料、有機色素を含む有機材料または無機材料等で形成される。
光電変換膜140の上には透明の共通電極膜(各画素電極膜112の対向電極膜)141が形成され、その上には、透明の保護膜142が形成される。対向電極膜141は、全受光部101共通の一枚の膜状電極でも良く、また、画素電極膜112と同様に矩形の電極膜を区画して形成しこれらを共通配線した構成でも良い。材料としては、例えばITO等のような金属化合物や非常に薄い金属膜等で形成されるが、光学的に透明または光吸収が少ない材料とする必要がある。
各画素電極膜112によって区画される領域がG画素となる。また、n型半導体層123とその下のpウェル層121との間で形成されるpn接合がフォトダイオード(光電変換素子)を構成する。このフォトダイオードは、半導体基板120の表面部に近いため、波長の短い青色(B)光の吸収係数が大きく、B光に感度があるB画素となる。
n型半導体層124とその上下のpウェル層121との間に形成されるpn接合もフォトダイオードを構成する。このフォトダイオードは、半導体基板120の深部にあるため、入射光のうち到達する光は光吸収係数が小さい赤色(R)光の成分が支配的になり、R光に感度があるR画素となる。
上述した各受光部101におけるR画素の中心,G画素の中心,B画素の中心、および開口111の中心は、半導体基板120の垂直方向(光入射方向)から見て一致する様に製造するのが望ましい。
画素電極膜112と、半導体基板120の表面部に形成された緑色用の信号読出回路114gとを接続するために、各透明絶縁膜126〜130間に縦配線接続用金属膜131〜134が設けられると共に、各透明絶縁膜126〜130を貫通する縦配線135〜139が設けられる。縦配線135〜139は、例えばタングステンWや銅Cu等のプラグで形成される。
縦配線136〜139は開口111内の隅に設けられるが、半導体基板120の表面部に接続される最終の縦配線135は、縦配線接続用金属膜131を光遮蔽膜110に覆われる位置に延ばすことで、入射光が当たらない位置に設けられる。
本実施形態に係る光電変換膜積層型カラー固体撮像装置では、最終の縦配線135と、緑色検出用の信号読出回路114gとの間に、電位障壁用トランジスタ143を設ける。
電位障壁用トランジスタ143は、半導体基板120のpウェル層121表面部に形成されたソース領域144及びドレイン領域145と、ゲート絶縁膜122を介してソース領域144/ドレイン領域145間に渡されたゲート電極膜146とからなり、縦配線135はソース領域144に接続され、ドレイン領域145が配線41gにより信号読出回路114gに接続される。即ち、ソース領域144が縦配線135のコンタクト部となる。
信号読出回路114r,114g,114bは、夫々、公知の3トランジスタ構成でなり、同一構成であるため、信号読出回路114gについてその接続構成を説明する。
出力用トランジスタ115gのドレインは直流電源線113に接続され、ゲートが配線41gにより電位障壁用トランジスタ143のドレイン145に接続される。行選択用トランジスタ116gのドレインは出力用トランジスタ115gのソースに接続され、行選択用トランジスタ116gのソースが列信号線105gに接続され、ゲートが行選択信号線106に接続される。リセット用トランジスタ117gのドレインは直流電源線113に接続され、ソースは出力用トランジスタ115gのゲートに接続され、リセット用トランジスタ117gのゲートはリセット信号線107に接続される。
信号読出回路114bにおいては、出力用トランジスタ115bのゲートが配線41bによりn型半導体層123に接続され、信号読出回路114rにおいては、出力用トランジスタ115rのゲートが配線41rによりn型半導体層124に接続される。
本実施形態に係る光電変換膜積層型カラー固体撮像装置は、上述した構成でなり、被写体からの光が、先ず、光電変換膜140に入射すると、入射光の内の緑色光の光量に応じた信号電荷が光電変換膜140で発生する。この信号電荷は、画素電極膜112から縦配線139,138,137,136,135を通して半導体基板上のソース領域144に流れ、電位障壁用トランジスタ143を通して出力用トランジスタ115gのゲート部分に蓄積される。これにより、緑色の信号電荷量に応じた信号が信号読出回路114gによって読み出される。
入射光のうちの青色光と赤色光とは光電変換膜140を透過し、光遮蔽膜110の開口111を通して半導体基板にまで達する。そのうち、短波長の青色光は半導体基板表面部分で吸収され、この部分に設けられたフォトダイオードにより信号電荷が発生し、出力用トランジスタ115bのゲート部分に蓄積される。これにより、青色の信号電荷量に応じた信号が信号読出回路114bによって読み出される。
入射光のうちの長波長の赤色光は半導体基板の深部に達し、この部分に設けられたフォトダイオードにて信号電荷が発生する。この信号電荷は、出力用トランジスタ115rのゲート部分に蓄積され、赤色の信号電荷量に応じた信号が信号読出回路114rによって読み出される。
本実施形態に係る光電変換膜積層型カラー固体撮像装置は、光電変換膜140で発生した信号電荷を縦配線を介して出力用トランジスタ115gのゲート部分に流す途中に電位障壁用トランジスタ143を設けている。この電位障壁用トランジスタは次の様に機能する。
電位障壁用トランジスタ143のゲート146に、図示しない配線によって直流電圧を印加すると、ゲート146下のチャネル電位は一定になり、これが電位障壁部として作用する。
光電変換膜140に光が入射することで発生するG画素の信号電荷は、電位障壁用トランジスタ143のゲート下チャネル(電位障壁部)を経て出力用トランジスタ115gのゲート部に流れ、蓄積される。従来の場合、信号電荷が蓄積されるに従って、光電変換膜140の膜電位が変化したが、本実施形態では、G画素の画素電極膜112の電圧は、電位障壁部が存在することにより、出力用トランジスタ115gのゲート部に蓄積される電荷量に関係なく、ほぼ電位障壁部の電圧Vlに固定される。
従って、本実施形態に係る光電変換膜積層型カラー固体撮像装置では、光電変換膜140で良好な光電変換特性が得られる膜端子間電圧をV2とすれば、(V1+V2)の電圧を共通電極膜141に印加することで、トランジスタ115gのゲート部に蓄積される電荷量に関係なく常に良好な光電変換が光電変換膜140で行われ、光電変換膜140への光入射強度と光電変換膜140からの出力信号強度との間の直線性は良くなる。これにより、半導体基板120側に設けたR画素,B画素で検出した赤色信号,青色信号と、光電変換膜140で検出した緑色信号との色バランスが崩れることがなくなり、良好な画像を得ることが可能となる。
尚、電位障壁部の電位障壁が所望する値となるように、印加する直流電圧の値や、チャネル部分への不純物の注入ドープ量を選択しておくのは当然である。また、本実施形態では、電位障壁用トランジスタをMOS型トランジスタ143で構成したが、接合型トランジスタで構成することでもよいことはいうまでもない。
(第2の実施形態)
図6は、本発明の第2の実施形態に係る光電変換膜積層型カラー固体撮像装置200の表面模式図である。図1に示す第1の実施形態に係る光電変換膜積層型カラー固体撮像装置100と比較して、各受光部101の信号読出回路と行選択走査部102とを接続する読出信号線208が追加されている点が異なる。
図7,図8,図9は、夫々、第1の実施形態に係る図3,図4,図5に対応する本実施形態に係る撮像装置の断面模式図である。第1の実施形態と同一部材には同一符号を付してその説明は省略する。
本実施形態では、図1で説明した電位障壁用トランジスタ143の代わりに別構造の電位障壁部251b等を設け、また、信号読出回路114r,114g,114bの出力用トランジスタ115r,115g,115bのベースと電位障壁部との間に読出用トランジスタ218r,218g,218bを介装して4トランジスタ構成にすると共に読出用トランジスタの各ベースに読出信号線208を接続した点が異なる。
本実施形態では、図7に示す様に、pウェル層121表面部に設けられ縦配線135が接続されるコンタクト用n型半導体層250に隣接してn型半導体層251が設けられ、また、このn型半導体層251の表面部にp型半導体層252が設けられている。
n型半導体層251は、コンタクト用n型半導体層250側の層厚が薄く形成された部分(または、不純物濃度が低く形成された部分)251bと、読出用トランジスタ218gのソースが接続される側の層厚が厚く形成された部分(または、不純物濃度が高く形成された部分)251aとを有する。部分251bは、電位井戸が浅いため電位障壁部として機能し、部分251aは、電位井戸が深いため信号電荷の蓄積部として機能する。
本実施形態の光電変換膜積層型カラー固体撮像装置では、G画素の信号電荷は電位障壁部251bを経て電荷蓄積部251aに蓄積されるため、画素電極膜112の電圧は、電荷蓄積部251aに蓄積される電荷量に関係なくほぼ電位障壁部251bの電圧V1に固定される。
従って、良好な光電変換特性が得られる光電変換膜端子間電圧をV2とすれば、(V1+V2)の電圧を対向電極膜141に印加すれば、蓄積される電荷量に関係なく常に良好な光電変換が行われ、光電変換特性の直線性は良くなる。
また、本実施形態では、信号読出回路を4トランジスタ構成とし、読出信号線208に行選択走査部102がオン信号を出力して読出用トランジスタ218をオンしたとき信号電荷を電荷蓄積部251aから出力用トランジスタ115のゲート部に移動させる構成のため、予めリセットした状態の信号(kTC雑音)から、これに信号が重畳した信号(kTC雑音+信号)を減算することが可能となり、S/Nが良くなるという利点を有する。
尚、本実施形態では、電位障壁部251bと電荷蓄積部251aを暗電流が少ない埋め込みフォトダイオードに似た構造で実現したが、これに限るものでなく、様々な方法で電位障壁部と電荷蓄積部を実現することが可能である。例えば、電位障壁部は第1の実施形態のようにMOS型トランジスタとし、電荷蓄積部を普通のpn接合ダイオード、または、MOS型キャパシタとしてもよい。
(第3の実施形態)
図10は、本発明の第3の実施形態に係る光電変換膜積層型カラー固体撮像装置の表面模式図である。図1に示す第1の実施形態では、半導体基板の深さ方向に2つのn型半導体層123,124を設け、光の侵入距離が波長依存性を持つことを利用して青色信号と赤色信号とを分離して検出する構成としたが、本実施形態では、色分離性能を高めるために、従来と同様に、カラーフィルタを用いて赤色信号と青色信号を分離する構成としている。即ち、図1に「R」と記載した受光部101に赤色フィルタを形成し、「B」と記載した受光部101に青色フィルタを形成している。
本実施形態では、1つの受光部101で、緑色と青色の2色を検出し、これに隣接する受光部101で緑色と赤色の2色を検出する構成のため、列信号線は、緑色用の画像信号線105gと、青色用と赤色用の共通の画像信号線305brの2本で済む。
図11は、受光部の拡大模式図である。本実施形態では、光遮蔽膜110の開口111の位置に赤色フィルタ350rを設けて、隣接する受光部の開口111の位置に青色フィルタ(図示せず)を設けている。
図12は図11のXII―XII線断面模式図であり、図13は、図11のXIII―XIII線断面模式図である。尚、第1の実施形態と同一部材には同一符号を付してその説明は省略する。
本実施形態では、透明絶縁膜130の中に赤色のカラーフィルタ350rを設けた点が第1の実施形態と異なり、赤色の信号を検出する受光部101では赤色と青色とを分離して検出する必要がないため、n型半導体層124を設けていない。青色と緑色を検出する受光部101では、図12,図13に示す赤色フィルタ350rの代わりに青色フィルタを設ける点が異なりだけで、他の構成は図12,図13と同じである。
本実施形態では、光学フィルタによってR画素に対し青色光がカットされ、B画素に対し赤色光がカットされるため、赤色と青色の色分離が第1の実施形態に比較して改善され、色再現性が良くなる。
尚、通常の赤色フィルタは、青色光と緑色光を遮断し、赤色光を透過するものであるが、光電変換膜140を透過した光は緑色成分が少ないため、本実施形態で用いる赤色フィルタは青色光のみ遮断するフィルタでよく、同様に、青色フィルタは赤色光のみ遮断するフィルタでよい。
また、図示した例は信号読出回路が3トランジスタ構成であるが、第2の実施形態と同様に4トランジスタ構成ですることでもよい。また、電位障壁部の構成は第1の実施形態と同じものを図示したが、その構成に限定されるものでないことは上述した通りである。
更に、第3の実施形態では、光学フィルタを画素電極膜112と光遮蔽膜110との間に設けたが、対向電極膜141の上面に設けてもよい。この場合、光電変換膜140に緑色(G)光が届く必要があるため、B画素に対しては、B光とG光を透過する光学フィルタを、R画素に対しては、R光とG光を透過するフィルタを設ける必要がある。
更にまた、第3の実施形態では、G信号数がR信号数とB信号数の2倍になり、高解像度の画像が得られる反面、信号処理が複雑になる。このため、RGBの各信号数を同数とし、信号処理をより簡単にするために、隣接するB画素とR画素の位置にある画素電極膜112を共通に配線してG画素信号を加算し読み出す方式としても良い。
更に、上述した各実施形態に対して、集光効率を上げるために、各受光部101上にマイクロレンズを設けても良い。これにより、感度(特にB画素とR画素)が高くなる。
上述した各実施形態によれば、光電変換膜からなるG画素において画素電極側に信号電荷に対して電位障壁として振舞う電位障壁領域を設けたため、蓄積された信号電荷量に関係なく光電変換膜には一定の端子電圧(内部として、一定の平均電界)が保たれ、膜内で発生した信号電荷が膜内から電荷蓄積部に速やかに移動することができる。このため、光電変換特性の直線性の劣化が生じず、色バランスが崩れることがなくなる。
また、カラーフィルタを用いて青色と赤色とを分離する構成を採用することで、色再現性が高まる。
本発明に係る光電変換膜積層型カラー固体撮像装置は、製造が容易で製造歩留まりが高くなるため、従来のCCD型やCMOS型のイメージセンサに代わるカラー固体撮像装置として有用である。
本発明の第1の実施形態に係る光電変換膜積層型カラー固体撮像装置の表面模式図である。 図1に示す受光部の拡大模式図である。 図2に示すIII―III線断面模式図である。 図2に示すIV―IV線断面模式図である。 図2に示すV―V線断面模式図である。 本発明の第2の実施形態に係る光電変換膜積層型カラー固体撮像装置の表面模式図である。 図6に示す光電変換膜積層型カラー固体撮像装置の図3に相当する部分の断面模式図である。 図6に示す光電変換膜積層型カラー固体撮像装置の図4に相当する部分の断面模式図である。 図6に示す光電変換膜積層型カラー固体撮像装置の図5に相当する部分の断面模式図である。 本発明の第3の実施形態に係る光電変換膜積層型カラー固体撮像装置の表面模式図である。 図10に示す受光部の拡大模式図である。 図11に示すXII―XII線断面模式図である。 図11に示すXIII―XIII線断面模式図である。
符号の説明
100,200,300 光電変換膜積層型カラー固体撮像装置
101 受光部
102 行選択走査部
103 画像信号出力部
105r,105g,105b 列信号線(画像信号線)
106 行選択信号線
107 リセット信号線
110 光遮蔽膜
111 開口
112 画素電極膜
114r,114g,114b 信号読出回路(電荷検出部)
120 n型半導体
121 pウェル層
122 ゲート絶縁膜
123,124 n型半導体層
126〜130 透明絶縁膜
140 光電変換膜
141 共通電極膜(対向電極膜)
143 電位障壁用トランジスタ
251 n型半導体領域
251a 電荷蓄積部
251b 電位障壁部

Claims (8)

  1. 3原色のうちの第1色用の信号読出回路と第2色用の信号読出回路と第3色用の信号読出回路とがMOSトランジスタ回路により形成されると共に前記第1色の入射光受光用フォトダイオードと前記第2色の入射光受光用フォトダイオードとが形成された半導体基板と、該半導体基板の上に積層され前記第3色の入射光を受光して光電荷を発生させる光電変換膜と、該光電変換膜に画素毎に分離して被着された画素電極膜を前記半導体基板に形成されたコンタクト部に接続する縦配線と、前記半導体基板に形成され前記コンタクト部と前記第3色用の信号読出回路との間に設けられた電位障壁部とを備えることを特徴とする光電変換膜積層型カラー固体撮像装置。
  2. 前記信号読出回路は、信号電荷を電圧信号に変換する出力用トランジスタと、行選択用トランジスタと、信号電荷をリセットするリセット用トランジスタとで構成されることを特徴とする請求項1に記載の光電変換膜積層型カラー固体撮像装置。
  3. 前記電位障壁部は電位障壁用トランジスタであり、該電位障壁用トランジスタのソースが前記コンタクト部として形成され、前記電位障壁用トランジスタのドレインが前記第3色用の信号読出回路に電気的に接続され、前記電位障壁用トランジスタのゲートが直流電源に接続されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光電変換膜積層型カラー固体撮像装置。
  4. 前記電位障壁部と前記信号読出回路との間に電荷蓄積部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の光電変換膜積層型カラー固体撮像装置。
  5. 前記縦配線から前記コンタクト部を通して流れ込む信号電荷を蓄積する導電型の第1の半導体層と、該第1の半導体層の上側に設けられ該第1の半導体層と反対導電型の第2の半導体層と、前記第1の半導体層の下側に設けられ該第1の半導体層と反対導電型の第3の半導体層との3層構造を備えると共に該3層構造と前記第3色用の信号読出回路との間に読出用トランジスタを備え、前記3層構造のうちの前記第1の半導体層の厚みまたは不純物密度が小さく形成された部分を前記電位障壁部にすると共に前記3層構造のうちの前記第1の半導体層の厚みまたは不純物密度が前記電位障壁部より大きく形成された部分を前記電荷蓄積部とし、前記第1の半導体層の前記電位障壁部側の端子が前記コンタクト部に電気的に接続され、前記第1の半導体層の前記電荷蓄積部側の端子が前記読出用トランジスタのソースに電気的に接続されていることを特徴とする請求項4に記載の光電変換膜積層型カラー固体撮像装置。
  6. 前記第1色の入射光受光用フォトダイオードと前記第2色の入射光受光用フォトダイオードは、前記半導体基板の深さ方向に積層して設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の光電変換膜積層型カラー固体撮像装置。
  7. 前記第1色の入射光受光用フォトダイオードと前記第2色の入射光受光用フォトダイオードとは前記半導体基板の表面部に市松状に配列形成され、前記第1色の入射光受光用フォトダイオードの上には前記第1色の入射光を透過すると共に前記第2色の入射光を遮断するカラーフィルタが積層され、前記第2色の入射光受光用フォトダイオードの上には前記第2色の入射光を透過すると共に前記第1色の入射光を遮断するカラーフィルタが積層されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の光電変換膜積層型カラー固体撮像装置。
  8. 前記第1色は青色であり、前記第2色は赤色であり、前記第3色は緑色であることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の光電変換膜積層型カラー固体撮像装置。
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