JP5472308B2 - エピタキシャルウェーハの製造方法および製造装置 - Google Patents

エピタキシャルウェーハの製造方法および製造装置 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2009年9月17日に出願された日本国特許出願2009−215461号、および、2010年8月12日に出願された日本国特許出願2010−181047号の優先権を主張するものであり、これらの先の出願の開示全体をここに参照のために取り込む。
本発明は、枚葉式のエピタキシャル成長炉を用いて、半導体ウェーハの表面にエピタキシャル成長層を形成したエピタキシャルウェーハを、連続して製造するエピタキシャルウェーハの製造方法および製造装置に関する。
近年、MOSデバイス用のシリコンウェーハとして、ドーパントが高濃度に添加された低抵抗率のシリコンウェーハの表面に、ウェーハのドーパント濃度よりも低濃度のドーパントが添加されたエピタキシャルウェーハが用いられている。このエピタキシャルウェーハは、MOSデバイスのゲート酸化膜の歩留りが向上するとともに、寄生容量低減、ソフトエラーの防止、ゲッタリング能力の向上などの優れた特性を有している。
上述のようなエピタキシャルウェーハの製造においては、従来から実施されている複数のシリコンウェーハに対して同時にエピタキシャル成長処理をするバッチ方式では、シリコンウェーハの大口径化に対応し難くなってきたことから、枚葉式のエピタキシャル成長装置が主に使用されるようになってきている。近年では、直径300mm以上のウェーハに対してエピタキシャル成長処理が可能な大口径用のエピタキシャル成長装置も開発されている。
枚葉式のエピタキシャル成長装置は、エピタキシャル成長炉内でサセプタに載置されたウェーハを高温に加熱するとともに回転させ、水素キャリアによるシリコン反応ガスを導入し、ウェーハ上の表面にシリコン薄膜を生成させるものである。シリコンエピタキシャル成長で使用されるシリコン反応ガスとしては、モノシランガス(SiH)や塩化シランガス(SiHCl,SiHCl)等が利用される。
一方、この反応過程では、アモルファスシリコンや塩化シランポリマー等の材料ガスの生成物が、エピタキシャル成長炉内の壁面やサセプタ等に付着堆積する。この堆積物が、エピタキシャル成長過程中に剥がれて、ウェーハ上に付着すると、不純物としてウェーハの薄膜内に混入してウェーハの品質低下を招くおそれがある。そのため、順次のウェーハのエピタキシャル成長処理の間に、堆積物を除去するために、エピタキシャル成長炉内に塩化水素ガスや三フッ化塩素ガス等のクリーニングガスを供給して、所定の工程により適宜クリーニング処理が行われる(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
特開2004−289098号公報 特開2008−277795号公報
特許文献1、2で記載される発明のように、エピタキシャル成長処理を行った後、エピタキシャル炉内をクリーニング処理することにより、エピタキシャル炉内に堆積したSi堆積物は除去され、例えば、エピタキシャル成長装置の天井部位に堆積した堆積物が落下してウェーハ表面に付着することによるエピタキシャルウェーハの品質低下を防止することが可能となる。このため、堆積物起因の品質低下を防止する観点からは、エピタキシャル成長処理する度毎に毎回クリーニング処理を行うことが最も望ましい実施形態ではあるが、作業効率が悪く生産性が低くなるという問題がある。
エピタキシャル炉内に堆積した堆積物は、エピタキシャル成長処理回数の増加に伴い増加する堆積量がある限界を超えたときに脱落し、ウェーハ表面に付着して品質低下をもたらすものであるため、堆積物の脱落を起さない、許容されるエピタキシャル成長処理回数を予め実験的に求めておき、この所定回数以下の範囲でエピタキシャル成長処理を行った後、炉内のクリーニングを行うことが製造コスト面でも有利となる。
しかしながら、本発明者らの実験によれば、クリーニング用のレシピを実行した後に、所望のエピタキシャルウェーハを製造するために設定されたプロセスレシピを連続して複数回実行すると、クリーニングレシピ後の最初の1枚目のプロセスレシピにより製造されたエピタキシャルウェーハと、2枚目以降で製造されたエピタキシャルウェーハとでは、ウェーハ外周部のエピタキシャル層の膜厚形状に差異が生じることが明らかとなった。
本発明の目的は、エピタキシャル成長処理後、一のクリーニング処理と次のクリーニング処理との間に、複数回連続して品質の均一なエピタキシャルウェーハを製造することができるエピタキシャルウェーハの製造方法、および、これを用いたエピタキシャルウェーハの製造装置を提供することにある。
上記目的を達成するための、本発明に係るエピタキシャルウェーハの製造方法は、
枚葉式のエピタキシャル成長炉を用いたエピタキシャルウェーハの製造方法であって、
前記エピタキシャル成長炉内のサセプタへの堆積物を除去するクリーニング工程と、
前記クリーニング工程の後に、前記サセプタ上に第1ウェーハを載置し、第1の制御パラメータに基づき、前記第1ウェーハ上にエピタキシャル層を成長させて、第1のエピタキシャルウェーハを得る第1のウェーハ処理工程と、
前記サセプタ上の前記第1のエピタキシャルウェーハを搬送した後、前記サセプタ上に新たに第2ウェーハを載置し、前記第1のエピタキシャルウェーハと略等しい外周部の膜厚形状を得られるように設定した第2の制御パラメータに基づき、前記第2ウェーハ上にエピタキシャル層を成長させて第2のエピタキシャルウェーハを得る第2のウェーハ処理工程と
を含み、
前記エピタキシャル成長炉は、前記サセプタにより上部空間と下部空間とに実質的に仕切られる層形成室を備え、前記第1の制御パラメータおよび前記第2の制御パラメータには、前記層形成室の上部空間に供給される前記反応ガスの流量と、前記層形成室の下部空間に供給される不活性ガスの流量とを含み、前記第2の制御パラメータの前記下部空間に供給される不活性ガスの流量を前記第1の制御パラメータの前記下部空間に供給される不活性ガスの流量よりも減少させることを特徴とすることを特徴とする。
また、前記第2の制御パラメータは、前記第1のエピタキシャルウェーハと前記第2のエピタキシャルウェーハとのウェーハエッジから2mmだけ中心側の位置における膜厚差(ROA2差)を、5nm以下とするように設定されることが望ましい。
なお、本発明における「不活性ガス」は、シリコンとの反応性がないガスを意味する。
さらに、前記クリーニング工程の後に前記第1のウェーハ処理工程を1回行い、前記第1のウェーハ処理工程の後に、前記第2のウェーハ処理工程を2回以上連続して行う処理シーケンスを繰り返し実行することが好ましい。
好適には、前記第1の制御パラメータと前記第2の制御パラメータとは、前記エピタキシャル層を成長させる反応ガスの流量、処理時間、および、ドーパントガス流量のうち少なくとも1つの処理条件において異なる。
また、前記第2の制御パラメータに含まれる前記上部空間に供給される反応ガスの流量は前記第1の制御パラメータに含まれる前記上部空間に供給される反応ガスの流量よりも少ないことが好ましく、前記第2の制御パラメータに含まれる前記上部空間に供給される不活性ガスの流量は前記第1の制御パラメータに含まれる前記上部空間に供給される不活性ガスの流量よりも少ないことが好ましい。
好適には、前記クリーニング工程により、前記サセプタの少なくとも表面部分は、シリコンカーバイド(SiC)からなる。
また、前記反応ガスは、トリクロロシラン(SiHCl)であり、前記不活性ガスは、水素ガス(Hガス)であることが好ましい。
上記目的を達成するための、本発明に係るエピタキシャルウェーハの製造装置は、
枚葉式のエピタキシャル成長炉を有するエピタキシャルウェーハの製造装置において、
前記エピタキシャル成長炉内のサセプタへの堆積物を除去するためのクリーニングレシピ、第1の制御パラメータに基づき前記サセプタ上に載置した第1ウェーハ上にエピタキシャル層を成長させて、第1のエピタキシャルウェーハを得るための第1のプロセスレシピ、および、前記第1の制御パラメータとは異なる第2の制御パラメータに基づき、前記サセプタ上に載置した第2ウェーハ上にエピタキシャル層を成長させて、前記第1のエピタキシャルウェーハと略等しい膜厚形状を有する第2のエピタキシャルウェーハを得るための第2のプロセスレシピを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された前記各レシピを読み出して、該読み出されたレシピに従って前記エピタキシャル成長装置を制御する制御手段であって、前記クリーニングレシピの実行の後に前記第1のプロセスレシピを1回実行し、該第1のプロセスレシピの実行の後に前記第2のプロセスレシピを実行する制御手段
を備え、
前記エピタキシャル成長炉は、層形成室を備え、該層形成室内は前記サセプタにより上部空間と下部空間とに実質的に仕切られ、前記第1の制御パラメータおよび前記第2の制御パラメータには、前記層形成室の上部空間に供給される前記エピタキシャル層を成長させる反応ガスの流量と、前記層形成室の下部空間に供給される不活性ガスの流量とを含み、前記第2の制御パラメータの前記下部空間に供給される不活性ガスの流量を前記第1の制御パラメータの前記下部空間に供給される不活性ガスの流量よりも減少させることを特徴とする。
また、前記第2の制御パラメータは、前記第1のエピタキシャルウェーハと前記第2のエピタキシャルウェーハとのウェーハエッジから2mmだけ中心側の位置における膜厚差(ROA2差)を、5nm以下とするように設定されることが望ましい。
さらに、前記制御手段は、前記クリーニングレシピの実行の後に前記第1のプロセスレシピを1回実行し、該第1のプロセスレシピの実行の後に前記第2のプロセスレシピを複数回連続して実行する処理シーケンスを繰り返し実行することが好ましい。
好適には、前記第1の制御パラメータと前記第2の制御パラメータとは、前記エピタキシャル層を成長させる反応ガスの流量、処理時間、および、ドーパントガス流量のうち少なくとも1つの処理条件において異なる。
また、前記第2の制御パラメータに含まれる前記上部空間に供給される反応ガスの流量は前記第1の制御パラメータに含まれる前記上部空間に供給される反応ガスの流量よりも少ないことが好ましく、前記第2の制御パラメータに含まれる前記上部空間に供給される不活性ガスの流量は前記第1の制御パラメータに含まれる前記上部空間に供給される不活性ガスの流量よりも少ないことが好ましい。



さらに、前記サセプタは、少なくとも表面部分がシリコンカーバイド(SiC)からなり、前記クリーニングレシピにより、前記シリコンカーバイドの表層が露出した状態となることが好ましい。
本発明によれば、第1の制御パラメータに基づき、クリーニング工程後の第1ウェーハ上にエピタキシャル層を成長させて、第1のエピタキシャルウェーハを得る第1のウェーハ処理工程と、第1の制御パラメータとは異なる第2の制御パラメータに基づき、第2ウェーハ上にエピタキシャル層を成長させて、前記第1のエピタキシャルウェーハと略等しい膜厚形状を有する第2のエピタキシャルウェーハを得る第2のウェーハ処理工程とを含むので、一のクリーニング処理と次のクリーニング処理との間に、複数回連続して品質のより均一なエピタキシャルウェーハを製造することができる。
本発明の第1実施形態に係るエピタキシャルウェーハの製造装置の主要部であるエピタキシャル成長炉を模式的に示した断面図である。 図1のエピタキシャル成長炉を制御するエピタキシャルウェーハの製造装置の制御系を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るエピタキシャルウェーハの製造方法の処理フローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るエピタキシャルウェーハの製造装置の主要部であるエピタキシャル成長炉を模式的に示した断面図である。 図3の処理フローにより5枚のウェーハを処理したとき(実施例1)のエピタキシャル層の膜厚形状を示すグラフである。 同一の処理レシピで5枚のシリコンウェーハにシリコンエピタキシャル膜を成膜処理するエピタキシャルウェーハの製造方法の処理フローチャートである。 図6の処理フローにより5枚のウェーハを処理したとき(比較例1)のエピタキシャル層の膜厚形状を示すグラフである。 図6に示す処理フローにより製造されたエピタキシャルウェーハのエピタキシャル膜厚分布のグラフである(比較例2)。 第1の制御パラメータに対し、第2の制御パラメータの反応ガス(SiHClガス)の流量を所定量減らし、層形成室の下部空間の不活性ガス(Hガス)の流量を変化させずに、図3の処理フローにより、5枚のウェーハを処理したとき(実施例2−1)のエピタキシャル膜厚分布のグラフである。 第1の制御パラメータに対し、第2の制御パラメータの反応ガス(SiHClガス)と層形成室の下部空間の不活性ガス(Hガス)との双方の流量をそれぞれ所定量減らし、図3の処理フローにより、5枚のウェーハを処理したとき(実施例2−2)のエピタキシャル膜厚分布のグラフである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るエピタキシャルウェーハの製造装置の主要部であるエピタキシャル成長炉を模式的に示した断面図である。
エピタキシャル成長炉1は、その内部にエピタキシャル層の形成室(以下、「層形成室」という。)2を有している。この層形成室2は、上側ドーム3と、下側ドーム4と、これらドーム3及び4を固定支持するドーム取り付け体5とを備えている。上側ドーム3および下側ドーム4は、石英などの透明な材料から構成され、エピタキシャル成長炉1の上方および下方に複数配置されたハロゲンランプ6により、後述するサセプタ10およびサセプタ10に載置されるシリコンウェーハWが加熱される。
エピタキシャル成長炉1は、さらに、層形成室2を上部空間2aと下部空間2bとに仕切るサセプタ10を備える。サセプタ10は、円板形状を有しており、サセプタ回転軸7に連なる支持アーム8によってその下面の外周部が嵌合されて固定され、サセプタ回転軸7を回転駆動することにより回転する。また、サセプタ10の外周部には、その周方向に向かって120度毎に合計3本の貫通孔が形成されている。各貫通孔には、シリコンウェーハWを昇降させる昇降ピン9が遊挿されている。昇降ピン9の昇降は、リフトアーム11により行われる。
サセプタ10の材質は、エピタキシャル層形成時の不純物混入を防止するため、サセプタ表面がSiCにより形成されていれば良く、被コーティング材の材質は特に限定されない。一般的に炭素基材の表面にシリコンカーバイド(SiC)被膜をコーティングしたものが多く用いられるが、サセプタ10全体がSiCで形成されていても良い。
ドーム取り付け体5の、サセプタ10の上面と略等しい高さ位置には、ガス供給口12とガス排出口13とが対向配置されている。成膜時にはガス供給口12からは、層形成室2内にトリクロロシラン(SiHCl)などのシリコン反応ガスを水素ガス(Hガス)等のキャリアガスで希釈し、それにジボラン(B)等のドーパントを微量混合した混合ガスが、シリコンウェーハWの上部表面に対して平行(水平方向)に供給される。この供給された混合ガスは、シリコンウェーハWの表面を通過してエピタキシャル層成長後、ガス排出口13より層形成室2の外に排出される。
一方、クリーニング時には、後述するウェーハ搬送機構によりシリコンウェーハWが層形成室2より搬出された状態で、所定の手順に従い塩化水素(HCl)ガス等のクリーニングガスをガス供給口12から層形成室2に導入し、ガス排出口13から排出することによって、ドライエッチングによりサセプタから堆積物を除去する。
図2は、図1のエピタキシャル成長炉を制御するエピタキシャルウェーハの製造装置20の制御系を示すブロック図である。エピタキシャルウェーハの製造装置20は、ウェーハ搬送機構21、ハロゲンランプ6を含んで構成される加熱機構22、ガス供給・排出機構23を有する。ウェーハ搬送機構21は、外部からエピタキシャル成長炉1の層形成室2内のサセプタ10上へウェーハを搬入し、サセプタ10上から層形成室2の外部へ処理済のウェーハを搬出する。また、ガス供給・排出機構23は、ガス供給口12およびガス排出口13にそれぞれ接続され、層形成室2内のガスの圧力、ガスの種類及びガスの流量、ドーパントの量等のパラメータを調整しつつ、層形成室2内へガスを供給および排出する。
また、エピタキシャルウェーハの製造装置20は、記憶手段である記憶部24と制御手段である制御部25とを備える。記憶部24は、後述するクリーニングレシピ並びにプロセスレシピAおよびBを含むプロセスレシピを記憶する。また、制御部25は、エピタキシャル成長炉1を含むエピタキシャルウェーハ製造装置20の処理全体を制御し、プログラムまたはインタフェース部26を介したオペレータからの操作により適宜記憶部24から読み出したクリーニングレシピ、プロセスレシピAまたはBに従い処理を実行する。さらに、制御部25は、ウェーハを1枚ごとに異なるプロセスレシピで処理することが可能に構成されている。記憶部24と制御部25とは、エピタキシャル成長炉とは別体のハードウェアにより実現されていても良い。例えば、記憶部24はデータベースシステムに設けられても良い。
なお、本願において、エピタキシャルウェーハを生成するためのプロセスシーケンスおよび制御パラメータ(温度、圧力、ガスの種類及びガスの流量、時間などの制御目標値)に関する装置の処理プログラムをプロセスレシピと呼び、エピタキシャル成長炉および排気管をクリーニングするためのプロセスシーケンスおよび制御パラメータに関する処理プログラムをクリーニングレシピと呼ぶ。
一般的に、エピタキシャルウェーハは、一つの製品を1種類のプロセスレシピで製造する。しかし、本出願人の研究によれば、エピタキシャルウェーハを連続製造した場合には品質のばらつきが生じ、その原因は、クリーニングレシピ後の最初のプロセスレシピによるエピタキシャルウェーハと、同じプロセスレシピによる2枚目以降のウェーハとの間で、ウェーハ外周部のエピタキシャル層の膜厚形状に差異が生じることにある。
そこで、本実施形態では、第1のエピタキシャルウェーハであるクリーニングレシピ後の1枚目のウェーハ用の第1のプロセスレシピ(プロセスレシピA)に加え、第2のエピタキシャルウェーハである2枚目以降のウェーハの製造に対応した第2のプロセスレシピ(プロセスレシピB)をも用意する。2枚目以降のウェーハについては、同じプロセスレシピを用いれば同じエピタキシャル膜の膜厚形状が得られることから、この単一のプロセスレシピBを用いるものとする。ここで、プロセスレシピAは第1の制御パラメータを有し、プロセスレシピBは第2の制御パラメータを有する。
プロセスレシピBのエピタキシャル成長は、ウェーハ外周部の膜厚が、プロセスレシピAにより1枚目のウェーハを処理して製造したエピタキシャルウェーハと外周部の膜厚形状が略等しくなるように、プロセスレシピBにおける反応ガス、例えばSiHClガスの流量、エピタキシャル成長の成長時間、および、ドーパントガスの流量を設定することにより達成される。その際、上記各パラメータ以外は、プロセスレシピAと全く同じ条件とする。なお、ウェーハ外周部の膜厚形状が略等しいとは、1枚目のウェーハと2枚目以降のウェーハとの外周部の膜厚差における比較で、同一のプロセスレシピAにより複数枚のウェーハをエピタキシャル成長させて生じる膜厚差に対して、膜厚差が小さくなる場合を意味し、例えば、直径300mmのウェーハを用いた場合は、外周部の膜厚差が5nm以下であることを意味する。なお、外周部の膜厚差は、後述するROA2差で定義した。
反応ガスとしてSiHClガスを用いた本発明者らの実験によれば、上記プロセスレシピBの各パラメータは、概ね次式で与えられることを確認している。
SiHClの流量=1枚目のSiHCl流量−a (1)
エピタキシャル成長時間=エピタキシャル膜厚中央値/2枚目のエピタキ
シャル成長速度 (2)
ドーパントガス流量=1枚目のドーパントガス流量
−〔b×(1枚目のエピタキシャル成長速度
−2枚目のエピタキシャル成長速度)+c〕(3)
ここで、a,bおよびcは、エピタキシャル成長装置およびウェーハ等の属性に応じて異なる定数である。また、1枚目のエピタキシャル成長速度および2枚目のエピタキシャル成長速度は、何れも、エピタキシャル膜厚÷エピタキシャル成長時間によって求められる。また、エピタキシャル膜厚中央値とは、エピタキシャルウェーハ製品の仕様として要求されるエピタキシャル膜厚範囲の中央値であり、狙いとするエピタキシャル膜厚を意味する。エピタキシャル膜厚は、フーリエ変換赤外分光光度計(ナノメトリクス社製のQS−3300)を用いて測定したが、エピタキシャル膜厚の測定方法は、これに限定されるものではない。
次に、本発明の第1実施形態に係るエピタキシャルウェーハの製造方法を図3のフローチャートを用いて説明する。
エピタキシャルウェーハの製造が開始されると、制御部25は記憶部24から取得した処理内容に応じて処理を開始する。まず、制御部25の制御により、クリーニングレシピに基づき層形成室2内のサセプタ10のクリーニング工程が行われる(ステップS101)。なお、既に層形成室2内のクリーニングが行われた状態にある場合には、この工程は行わなくとも良い。
次に、制御部25は、第1のウェーハ処理工程として、プロセスレシピAを実行する(ステップS102)。プロセスレシピAでは、ウェーハ搬送機構21により、ポリッシュドウェーハが層形成室2内に搬送されサセプタ10上に載置される。そして、プロセスレシピAに規定されるプロセスシーケンスおよび制御パラメータによりエピタキシャル成長が行われ、要求される仕様に基づく1枚目のエピタキシャルウェーハが製造され、ウェーハ搬送機構21により層形成室2から搬出される。
次に、制御部25は、第2のウェーハ処理工程として、プロセスレシピBを実行する(ステップS103)。ステップS102と同様に、ポリッシュドウェーハがサセプタ10に載置される。プロセスレシピBは、上述のように、プロセスレシピAによる1枚目のエピタキシャルウェーハと同等の外周部の膜厚形状が得られるように、反応ガス(例えば、SiHClガス)の流量、エピタキシャル成長の成長時間、および、ドーパントガスの流量が設定されているので、1枚目のウェーハと同等の膜厚形状を有するエピタキシャルウェーハが製造され搬出される。
その後、制御部25の制御により、エピタキシャル成長装置1は、このプロセスレシピBを4回繰り返して実行し(ステップS104)、合計5枚の同等の膜厚形状を有するエピタキシャルウェーハを製造する。以後、エピタキシャル成長装置1は、プログラムまたはオペレータの終了指示を受けるまで(ステップS105)、クリーニング処理とプロセスレシピAおよびBによる5枚のエピタキシャルウェーハの製造とを繰り返し実行する(ステップS101−S104)。なお、プロセスレシピBによるウェーハの製造の繰り返し回数は4回に限られず、ウェーハ品質の劣化が見られない範囲であれば、任意に設定することができる。
以上説明したように、第1実施形態によれば、クリーニングレシピを用いてエピタキシャル成長炉内のサセプタへの堆積物を除去した後、プロセスレシピAにより1枚目のウェーハを製造し、さらに、1枚目のウェーハと略等しいウェーハ外周部の膜厚形状を有する2枚目以降のウェーハを製造するように、層形成室2の上部空間2aに供給される反応ガス(SiHClガス)の流量を設定したプロセスレシピBによりウェーハを処理するようにしたので、品質にバラツキの少ないエピタキシャルウェーハを連続製造することができる。したがって、エピタキシャルウェーハの生産性を向上させることができる。実際に、上述のように5枚のエピタキシャルウェーハを連続製造する場合は、約25%の生産性の向上が得られる。
(第2実施形態)
本発明者らは、同一の条件(ガス流量、成長時間、ドーパントガス流量等)でエピタキシャル成長処理を行った場合、1回目のウェーハのエピタキシャル成長処理に用いた反応ガス(SiHCl)の流量に関わらず、1枚目のウェーハと2枚目以降のウェーハとの外周部の膜厚の差は略一定となることを見出した。そこで、この膜厚差を解消するために必要となる2枚目以降のエピタキシャル成長処理での処理条件は、層形成室2の上部空間2aに投入される反応ガス(SiHCl)および層形成室2の下部空間2bに投入される不活性ガス(Hガス)の流量を調整することにより達成することができる。
具体的には、1枚目のウェーハの処理条件と比較して、反応ガスと不活性ガスとの流量を、それぞれに対応した所定量減らした条件とする。また、その際のエピタキシャル成長時間は、反応ガスの流量に応じて目標とする膜厚となるように決定され、ドーパントガス流量は、目標とする電気抵抗率が得られるように決定される。層形成室2の下部空間2bに投入する不活性ガス(Hガス)の流量を減少させることによりエピタキシャル層の膜厚が増加するのは、層形成室2の上部空間2aと下部空間2bとの圧力バランスが変化し、ウェーハ外周部での反応ガスの流れが変化して膜厚を厚くする効果が生じるためと推測される。この方法について、以下に図面を参照して説明する。
図4は、本発明の第2実施形態に係るエピタキシャルウェーハの製造装置の主要部であるエピタキシャル成長炉を模式的に示した断面図である。本実施形態は、第1実施形態で説明したエピタキシャルウェーハの製造方法において、さらに、層形成室2の下部空間2bに投入される不活性ガス(Hガス)の流量を調整することに特徴がある。
このため、エピタキシャルウェーハの製造装置20のドーム取り付け体5のガス供給口12の下側には、層形成室2の下部空間2bに水素ガス(Hガス)等の不活性ガスを供給する別のガス供給口14が設けられている。ガス供給口14は、ガス供給・排出機構23に接続され、ガスの供給が制御される。また、サセプタ10の外周部と層形成室2のドーム取り付け体5の内周部との間は、サセプタ10の外周に沿う僅かな円形の隙間により離間している。これによって、上側ドーム3とサセプタ10間で構成される上部空間2aと、下側ドーム4とサセプタ10間で構成される下部空間2bとの間には、圧力差が不可避的に生じる。その他の構成は、第1実施形態のエピタキシャルウェーハの製造装置20と同じである。
以上のような構成により、成膜時には、層形成室2の上部空間2aの混合ガスのガス圧よりも僅かに高い不活性ガスが層形成室2の下部空間2bに供給される。この不活性ガスは、ドーム取り付け体5とサセプタ10の縁部との隙間を通じて生じた上昇気流により、層形成室2の上部空間2aへ流れ込み、ガス供給口12から供給された混合ガスとともに、ガス排出口13から排出される。これによって、混合ガスが層形成室2の下部空間2bに流入することを防止する。
次に、本発明の第2実施形態に係るエピタキシャルウェーハの製造方法について説明する。第2実施形態においても、図3のフローチャートに基づきエピタキシャルウェーハを製造する。
第2実施形態では、プロセスレシピB(ステップS103)において、層形成室2の上部空間2aの反応ガス(SiHClガス)および/または層形成室2の下部空間2bの不活性ガス(Hガス)の流量を、プロセスレシピAにおけるそれらの流量よりもそれぞれに応じた所定量少なくすることによって、ウェーハ外周部の膜厚をプロセスレシピAによる1枚目のウェーハの外周部の膜厚にほぼ一致させるようにする。また、その際のエピタキシャル成長時間とドーパントガス流量も、反応ガスおよび不活性ガスの流量に応じて決定する。その他の工程は、第1実施形態と同様なので、説明を省略する。
以上説明したように、本発明の第2実施形態によれば、層形成室2の上部空間2aに供給される反応ガス(SiHClガス)の流量設定に加えて、1枚目のウェーハと略等しいウェーハ外周部の膜厚形状を有する2枚目以降のウェーハを製造するように、層形成室2の下部空間2bに供給される不活性ガス(Hガス)の流量を設定するようにしたので、さらに品質にバラツキの少ないエピタキシャルウェーハを連続製造することができる。
次に、本発明の実施例を比較例とともに説明する。
(実施例1)
図5は、第1実施形態に対応して、図1に示したエピタキシャルウェーハの製造装置を用い、図3に示す処理フローチャートに従い、5枚のウェーハを処理して得られたエピタキシャル層の膜厚形状を示すグラフである。このグラフの横軸は、ウェーハの中心から半径方向への距離を示し、縦軸は、製造されたウェーハのエピタキシャル膜の膜厚を、所望の膜厚を0としてこれとの差によって示したものである。このグラフに示されるように、ウェーハの外周部において、クリーニング後の1枚目から5枚目のウェーハの膜厚形状がほぼ一致している。なお、エピタキシャル膜の膜厚は、フーリエ変換赤外分光光度計(ナノメトリクス社製のQS−3300)を用いて測定した。
(比較例1)
また、図6は、比較のため、同一の処理レシピで5枚のウェーハを処理するときのエピタキシャルウェーハの製造方法のフローチャートである。この図6に示すように、比較例1では、クリーニングレシピによりサセプタ10のクリーニングをした後(ステップS201)、プロセスレシピA(ステップS202)により5枚のウェーハを連続処理(ステップS203)する。以降、プログラムまたはオペレータからの終了指示を受けるまで、ステップS201−S203を繰り返し実行する(ステップS204)。
図7は、図1に示したエピタキシャルウェーハの製造装置を用い、図6に示す処理フローにより複数レシピを連続処理して得られたエピタキシャル層の膜厚形状を示すグラフである。測定方法およびグラフの縦軸、横軸等の表記は図5と同様である。図5に示した本発明の実施例と比較して、ウェーハの外周部において、クリーニング後の1枚目のウェーハと2枚目から5枚目のウェーハの膜厚形状が大きく異なっている。このため、比較例1によるエピタキシャルウェーハは、品質のバラツキが大きくなり、実用上このような方法は採用できない。
なお、1枚目のウェーハと2枚目以降のウェーハとの間で、ウェーハ外周部において膜厚形状に差異が生じるのは、ウェーハを載置した状態でウェーハの外周部のさらに外側に位置するサセプタ10の外周部10aが、クリーニングレシピ直後にはシリコンが除去された状態である一方、1回目のエピタキシャル成長処理後は、供給したSiHClガスによりシリコンでコートされるため、局所的にウェーハ外周付近の温度に差異が生じることが原因と推定される。
(比較例2)
図8は、図4に示したエピタキシャルウェーハの製造装置を用い、図6に示す処理フローに供するエピタキシャル成長処理前の直径300mmのシリコンウェーハの厚みおよび、図6に示す処理フローにより製造されたエピタキシャルウェーハの厚みを静電容量方式の平坦度測定器(装置名:KLA−Tencor社製のWaferSight)を用いて測定し、その差分をエピタキシャル膜厚分布として示したグラフである。このグラフはウェーハの中心から140〜150mmの外周部のみを示し、ウェーハの中心から半径方向への距離をグラフの横軸に示す。また、縦軸は、エピタキシャルウェーハ成長処理前後の差分より求めたエピタキシャル膜の膜厚を、中心からの距離120mm〜135mmの範囲について、中心からの距離と膜厚とを最小自乗法でフィッティングした直線上の点を0として、これとの対比により補正した相対厚さ(Leveled Thickness)を示している。グラフ中で、実線、破線、一点鎖線は、それぞれ1枚目、2枚目、3〜5枚目のエピタキシャルウェーハを示す。3枚目から5枚目のウェーハについては、グラフの形状が略等しいので1つの線で示している。
図8によれば、ウェーハの外周部において、クリーニング後の1枚目のウェーハと2枚目から5枚目のウェーハとの膜厚形状が大きく異なっている。例えば、横軸の中心からの距離148mm(ウェーハエッジから2mmだけ中心側の位置)におけるグラフに示された膜厚は、1枚目のウェーハと2枚目以降のウェーハとの間では大きな差が見られる。このため、この比較例2によるエピタキシャルウェーハは、品質のバラツキが大きくなる。なお、上記のウェーハエッジから2mmだけ中心側の位置における膜厚の差を、ROA2差と呼ぶ。
(実施例2−1)
図9は、図4に示したエピタキシャルウェーハの製造装置を用い、第1の制御パラメータに対し、第2の制御パラメータの反応ガス(SiHClガス)の流量を所定量減らし、層形成室2の下部空間2bの不活性ガス(Hガス)の流量を変化させずに、図3の処理フローにより、5枚のウェーハを処理したとき(実施例2−1)のエピタキシャル膜厚分布のグラフである。測定方法およびグラフの縦軸、横軸等の表記は図8と同様である。
ここで、図9を図8と比較すると、同一の処理レシピで、連続して5枚のウェーハを処理する場合(図8)に比べて、図9の実施例2−1では、層形成室2の上部空間2aの反応ガス(SiHClガス)の流量を異ならせた2つのプロセスレシピAおよびBを用いることによって、クリーニング後の1枚目のウェーハと2枚目から5枚目のウェーハとの膜厚形状を、より近づけることができる。
(実施例2−2)
一方、図10は、図4に示したエピタキシャルウェーハの製造装置を用い、第1の制御パラメータに対し、第2の制御パラメータの反応ガス(SiHClガス)と層形成室2の下部空間2bの不活性ガス(Hガス)との双方の流量をそれぞれに対応する所定量減らし、図3の処理フローにより、5枚のウェーハを処理したとき(実施例2−2)のエピタキシャル膜厚分布のグラフである。測定方法およびグラフの縦軸、横軸等の表記は図8および9と同様である。図10に示されるように、層形成室2の下部空間2bの不活性ガス(H)の流量を所定量減らすことによって、1枚目のウェーハと2枚目以降5枚目までのウェーハの外周部の膜厚形状を、一致させることが可能になる。
表1は、図4に示したエピタキシャルウェーハの製造装置を用いた、上記の比較例2および実施例2−1,2−2を含む5つの各試験例について、クリーニングレシピ後、1枚目に処理したエピタキシャルウェーハと2枚目に処理したエピタキシャルウェーハとのROA2差を測定した結果を示している。グラフの反応ガス流量差は、層形成室2の上部空間2aに投入される反応ガス(SiHClガス)の1回目の流量に対する2回目の流量の減少量を示す。また、不活性ガス流量差は、層形成室2の下部空間2bに投入される不活性ガス(Hガス)の1回目の流量に対する2回目の流量の減少量を示す。また、流量の単位であるslm(Standard liter per Minute)とは、0°C、1気圧状態における流量をLiter/Minで換算した値である。これらの試験例のうち、試験例3および5は、本発明の第2実施形態に対応する。
Figure 0005472308
表1において、試験例1(比較例2)では、1枚目のウェーハと2枚目のウェーハとは、同一条件で処理される。その際のエピタキシャル層の膜厚差を示すROA2差は、11.7nmであった。そこで、試験例2(実施例2−1)のように、2枚目のエピタキシャル成長における反応ガス流量を所定量(表1において2slm)減らすと、ROA2差を3.2nmまで小さくすることができる。さらに、試験例3(実施例2−2)のように、不活性ガス流量を所定量(表1において5slm)減らすことによって、ROA差を0.9nmにまで減少させることができる。このように、ROA2差が0に近くなるように、反応ガス流量差と不活性ガス流量差を決定することができる。なお、既に述べたように、反応ガス流量差と不活性ガス流量差とは、クリーニングレシピ後の1回目のエピタキシャル成長で用いた反応ガス流量には依存しない。これにより、プロセスレシピAのパラメータに基づき、プロセスレシピBの反応ガス流量と不活性ガス流量のパラメータを決定することができる。
なお、本発明は、上記実施形態にのみ限定されるものではなく、幾多の変更または変形が可能である。たとえば、シリコン反応ガスとしてSiHClガスを使用したが、これに限られず、SiCl、SiHCl、SiH等のガスも使用することができる。また、クリーニングに使用するガスはエピタキシャル成長炉内の壁面やサセプタ等に付着堆積するアモルファスシリコンや塩化シランポリマー等の材料ガスの生成物を還元反応作用により除去できるガスであればよく、純度、除去効率の観点から塩化水素(HCl)を使用することが望ましい。また、ドーパントはジボラン(B)としたが、これに限られず、ホスフィン(PH)等も使用することが可能である。
また、上述の実施例では、クリーニングとクリーニングとの間に5枚のウェーハを連続製造するものとしたが、連続製造する枚数は、製造されるエピタキシャルウェーハの品質に異常が生じない範囲で設定することできる。品質異常は、主としてエピタキシャル成長炉内に析出するシリコン付着物に起因して発生する。そこで、連続製造可能なエピタキシャルウェーハの所定枚数をあらかじめ実験により求めておき、少なくともこの所定枚数ごとにクリーニングを行うようにすると良い。
本発明によれば、品質にバラツキのないエピタキシャルウェーハを連続製造することができ、エピタキシャルウェーハの生産性を向上させることができる。
1 エピタキシャル成長炉
2 層形成室
3 上側ドーム
4 下側ドーム
5 ドーム取り付け体
6 ハロゲンランプ
7 サセプタ回転軸
8 支持アーム
9 昇降ピン
10 サセプタ
10a 外周部
11 リフトアーム
12 ガス供給口
13 ガス排出口
14 ガス供給口
20 エピタキシャルウェーハの製造装置
21 ウェーハ搬送機構
22 加熱機構
23 ガス供給・排出機構
24 記憶部
25 制御部
26 インタフェース部
W ウェーハ

Claims (16)

  1. 枚葉式のエピタキシャル成長炉を用いたエピタキシャルウェーハの製造方法であって、
    前記エピタキシャル成長炉内のサセプタへの堆積物を除去するクリーニング工程と、
    前記クリーニング工程の後に、前記サセプタ上に第1ウェーハを載置し、第1の制御パラメータに基づき、前記第1ウェーハ上にエピタキシャル層を成長させて、第1のエピタキシャルウェーハを得る第1のウェーハ処理工程と、
    前記サセプタ上の前記第1のエピタキシャルウェーハを搬送した後、前記サセプタ上に新たに第2ウェーハを載置し、前記第1のエピタキシャルウェーハと略等しい外周部の膜厚形状を得られるように設定した第2の制御パラメータに基づき、前記第2ウェーハ上にエピタキシャル層を成長させて第2のエピタキシャルウェーハを得る第2のウェーハ処理工程と
    を含み、
    前記エピタキシャル成長炉は、前記サセプタにより上部空間と下部空間とに実質的に仕切られる層形成室を備え、前記第1の制御パラメータおよび前記第2の制御パラメータには、前記層形成室の上部空間に供給される前記反応ガスの流量と、前記層形成室の下部空間に供給される不活性ガスの流量とを含み、前記第2の制御パラメータの前記下部空間に供給される不活性ガスの流量を前記第1の制御パラメータの前記下部空間に供給される不活性ガスの流量よりも減少させることを特徴とするエピタキシャルウェーハの製造方法。
  2. 前記第2の制御パラメータは、前記第1のエピタキシャルウェーハと前記第2のエピタキシャルウェーハとのウェーハエッジから2mmだけ中心側の位置における膜厚差(ROA2差)を、5nm以下とするように設定されることを特徴とする請求項1に記載のエピタキシャルウェーハの製造方法。
  3. 前記クリーニング工程の後に前記第1のウェーハ処理工程を1回行い、前記第1のウェーハ処理工程の後に、前記第2のウェーハ処理工程を2回以上連続して行う処理シーケンスを繰り返し実行することを特徴とする請求項1または2に記載のエピタキシャルウェーハの製造方法。
  4. 前記第1の制御パラメータと前記第2の制御パラメータとは、前記エピタキシャル層を成長させる反応ガスの流量、処理時間、および、ドーパントガス流量のうち少なくとも1つの処理条件において異なることを特徴とする請求項1−3のいずれか一項に記載のエピタキシャルウェーハ製造方法。
  5. 前記第2の制御パラメータに含まれる前記上部空間に供給される反応ガスの流量は前記第1の制御パラメータに含まれる前記上部空間に供給される反応ガスの流量よりも少ないことを特徴とする請求項1−4のいずれか一項に記載のエピタキシャルウェーハの製造方法。
  6. 前記第2の制御パラメータに含まれる前記上部空間に供給される不活性ガスの流量は前記第1の制御パラメータに含まれる前記上部空間に供給される不活性ガスの流量よりも少ないことを特徴とする請求項1−5のいずれか一項に記載のエピタキシャルウェーハの製造方法。
  7. 前記クリーニング工程により、前記サセプタの少なくとも表面部分は、シリコンカーバイド(SiC)からなることを特徴とする請求項1−6のいずれか一項に記載のエピタキシャルウェーハの製造方法。
  8. 前記反応ガスは、トリクロロシラン(SiHCl3)であることを特徴とする請求項1−7のいずれか一項に記載のエピタキシャルウェーハの製造方法。
  9. 前記不活性ガスは、水素ガス(H2ガス)であることを特徴とする請求項1−8のいずれか一項に記載のエピタキシャルウェーハの製造方法。
  10. 枚葉式のエピタキシャル成長炉を有するエピタキシャルウェーハの製造装置において、
    前記エピタキシャル成長炉内のサセプタへの堆積物を除去するためのクリーニングレシピ、第1の制御パラメータに基づき前記サセプタ上に載置した第1ウェーハ上にエピタキシャル層を成長させて、第1のエピタキシャルウェーハを得るための第1のプロセスレシピ、および、前記第1の制御パラメータとは異なる第2の制御パラメータに基づき、前記サセプタ上に載置した第2ウェーハ上にエピタキシャル層を成長させて、前記第1のエピタキシャルウェーハと略等しい外周部の膜厚形状を有する第2のエピタキシャルウェーハを得るための第2のプロセスレシピを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記各レシピを読み出して、該読み出されたレシピに従って前記エピタキシャル成長装置を制御する制御手段であって、前記クリーニングレシピの実行の後に前記第1のプロセスレシピを1回実行し、該第1のプロセスレシピの実行の後に前記第2のプロセスレシピを実行する制御手段
    を備え、
    前記エピタキシャル成長炉は、層形成室を備え、該層形成室内は前記サセプタにより上部空間と下部空間とに実質的に仕切られ、前記第1の制御パラメータおよび前記第2の制御パラメータには、前記層形成室の上部空間に供給される前記エピタキシャル層を成長させる反応ガスの流量と、前記層形成室の下部空間に供給される不活性ガスの流量とを含み、前記第2の制御パラメータの前記下部空間に供給される不活性ガスの流量を前記第1の制御パラメータの前記下部空間に供給される不活性ガスの流量よりも減少させることを特徴とするエピタキシャルウェーハの製造装置。
  11. 前記第2の制御パラメータは、前記第1のエピタキシャルウェーハと前記第2のエピタキシャルウェーハとのウェーハエッジから2mmだけ中心側の位置における膜厚差(ROA2差)を、5nm以下とするように設定されることを特徴とする請求項10に記載のエピタキシャルウェーハの製造装置。
  12. 前記制御手段は、前記クリーニングレシピの実行の後に前記第1のプロセスレシピを1回実行し、該第1のプロセスレシピの実行の後に前記第2のプロセスレシピを複数回連続して実行する処理シーケンスを繰り返し実行することを特徴とする請求項10または11に記載のエピタキシャルウェーハの製造装置。
  13. 前記第1の制御パラメータと前記第2の制御パラメータとは、前記エピタキシャル層を成長させる反応ガスの流量、処理時間、および、ドーパントガス流量のうち少なくとも1つの処理条件において異なることを特徴とする請求項10−12のいずれか一項に記載のエピタキシャルウェーハの製造装置。
  14. 前記第2の制御パラメータに含まれる前記上部空間に供給される反応ガスの流量は前記第1の制御パラメータに含まれる前記上部空間に供給される反応ガスの流量よりも少ないことを特徴とする請求項10−13のいずれか一項に記載のエピタキシャルウェーハの製造装置。
  15. 前記第2の制御パラメータに含まれる前記上部空間に供給される不活性ガスの流量は前記第1の制御パラメータに含まれる前記上部空間に供給される不活性ガスの流量よりも少ないことを特徴とする請求項10−14のいずれか一項に記載のエピタキシャルウェーハの製造装置。
  16. 前記サセプタは、少なくとも表面部分がシリコンカーバイド(SiC)からなり、前記クリーニングレシピにより、前記シリコンカーバイドの表層が露出した状態となることを特徴とする請求項10〜15の何れか一項に記載のエピタキシャルウェーハの製造装置。
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