JP5387472B2 - ミキシング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数チャンネルの音響信号に対して信号処理を施して出力するデジタルミキサに関し、詳しくは出力チャンネルの信号出力先となる出力ポートの設定に関する。
デジタルオーディオミキサ(「デジタルミキサ」、または「ミキサ」とも言う)は、出力チャンネル毎にその出力先を割り当てる出力パッチを具備する。出力パッチにより、1つの出力chの出力信号を、その出力chに接続された所望の1又は複数の出力ポートから出力できた。本明細書において、「パッチ」とはオーディオ信号の入力元に出力先を割り当てることである。また、「チャンネル」を「ch」と表記することがある。従来のデジタルミキサにおいて、出力chに接続された出力ポート毎に音量レベルや遅延(ディレイ)といったパラメータを制御できるものがあった。これら音量レベルや遅延は、専ら、多数の出力ポート間におけるオーディオ信号の音量レベル差や伝搬時間差の調整に用いるものである(例えば下記特許文献1を参照)。
特開2006‐253982号公報
従来のデジタルミキサにおいて、或る出力chの出力信号が供給されている出力ポートに関するパラメータを制御する場合、オペレータの指示に応じてミキサに具備された複数の出力ポートの中から、その出力chに接続された出力ポートをオペレータが指定して、指定された出力ポートに関するパラメータの設定を行うという作業を行う必要があった。かかる構成では、出力ポート毎のパラメータ設定作業が煩雑であり、操作性が悪いという不都合があった。特に、1つの出力chに接続された複数の出力ポートについてパラメータを制御する場合には、その不都合が著しかった。
この発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、1つの出力chに注目して、その出力チャンネルに接続された1又は複数の出力ポート毎のパラメータ設定を、簡便に行えるようにしたデジタルミキサを提供することを目的とする。
この発明は、複数の出力チャンネルと、複数の出力ポートと、出力パッチとを有するデジタルミキサにおいて、前記各出力チャンネルの第1パラメータと、前記出力パッチの第2パラメータと、前記各出力ポートの第3パラメータとを含む、複数のパラメータを記憶する記憶部と、オペレータによる結線変更操作に応じて、前記記憶部に記憶された前記第2パラメータを変更する結線変更部と、表示器と、n個の操作子と、オペレータによる出力チャンネル選択操作に応じて、前記複数の出力チャンネルのうちの、何れか1の出力チャンネルを選択する出力チャンネル選択部と、前記出力チャンネル選択部により1の出力チャンネルが選択されたときに、前記第2パラメータに基づいて、当該出力チャンネルに結線された1又は複数の出力ポートを検出し、該検出された1又は複数の出力ポートを示す出力ポート情報を前記表示器に表示するとともに、該検出された1又は複数の出力ポートの1又は複数の第3パラメータを、前記n個の操作子に割り当てるパラメータ割り当て部と、オペレータによる前記n個の操作子のうちの1の操作子の操作に応じて、前記記憶部に記憶された前記複数のパラメータのうちの、前記パラメータ割り当て部により当該操作子に割り当てられた第3パラメータの値を変更するパラメータ変更部と、それぞれ、供給される音響信号を入力し、前記記憶部に記憶された第1パラメータに基づいて、該入力した音響信号の特性を制御し、該制御された音響信号を出力する前記複数の出力チャンネルと、前記記憶部に記憶された第2パラメータが示す、前記複数の出力チャンネルと前記複数の出力ポートの間の結線に従って、前記各出力チャンネルが出力する音響信号を、その出力チャンネルが結線されている1又は複数の出力ポートに供給する前記出力パッチと、それぞれ、供給される音響信号を入力し、前記記憶部に記憶された第3パラメータに基づいて、該入力した音響信号の特性を制御し、該制御された音響信号を外部に出力する前記複数の出力ポートとを備えるデジタルミキサである。
本発明によれば、オペレータが出力チャンネルを選択すると、選択された出力チャンネルに結線された複数の出力ポートの出力ポート情報(ポート名又はポート番号)を表示部に表示し、表示された各出力ポートのパラメータ(第3パラメータ)を複数n個の操作子に割り当てて、オペレータによる操作子の操作に応じては、各出力ポートのパラメータを変更し、変更されたパラメータに基づいて音響信号を処理できる。従って、オペレータは、1つの出力チャンネルに着目して、その出力チャンネルの出力信号の出力先となる複数の出力ポートのパラメータの設定を、複数n個の操作子を使用して効率よく行うことができるという優れた効果を奏する。
本発明の一実施例であるデジタルミキサの電気的ハードウェア構成を説明するブロック図。 図1のミキサが実行する音響信号処理の信号処理構成を説明するブロック図。 図2の出力チャンネルの信号処理構成を説明するブロック図。 図2の出力パッチ及び出力ポートの信号処理構成を説明するブロック図。 図1のデジタルミキサの操作パネル要部を示す平面図。 図3の操作パネルに備わるタッチパネル表示部に表示される画面を説明する図であって、(a)は通常のchオーバービュー画面、(b)は(a)の画面に出力chポップアップ表示をした状態。 SELキーの操作に応じたイベント処理を説明するフローチャート。 フェーダ操作子の操作に応じたイベント処理を説明するフローチャート。 ロータリーエンコーダの操作に応じたイベント処理を説明するフローチャート。 出力ポート設定用表示の別の表示形態を示す図。
以下に、本発明に係るデジタルオーディオミキサの一実施形態について、添付図面を参照して、説明する。
《ミキサ全体構成》
図1において、デジタルミキサデジタルオーディオミキサ(「デジタルミキサ」又は、単に「ミキサ」とも言う)1は、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置)10、フラッシュメモリ11、RAM(Random Access Memory、ランダムアクセスメモリ)12、操作子3、電動フェーダ4、表示器5、波形入出力インターフェース(波形I/O)6、信号処理部(DSP(Digital Signal Processing)部)7、及び、その他I/O8を備え、各構成要素がバスライン9を介して接続される。
CPU10は、フラッシュメモリ11又はRAM12に記憶された制御プログラムを実行して、デジタルミキサ1の全体動作を制御する。フラッシュメモリ11は、CPU10が実行する各種のプログラムや各種のデータなどを格納した不揮発性メモリである。RAM12は、CPU10が実行するプログラムのロード領域やワーク領域に使用する揮発性メモリである。フラッシュメモリ11には、信号処理に用いる全てのパラメータの値(現在の設定値)を記憶したカレントメモリが設けられている。カレントメモリには、各出力チャンネルのパラメータ(第1パラメータ)と、出力パッチのパラメータ(第2パラメータ)と、各出力ポートのパラメータ(第3パラメータ)を含む。
操作子3、電動フェーダ4及び表示器5は、ミキサ1の操作パネル2上に設けられたユーザインターフェースである。表示器5は、表示パネルに対するタッチ操作による入力が可能なタッチパネル式ディスプレイにより構成され、CPU10からバス9を介して与えられた表示制御信号に基づいて各種画面を表示できる。操作子3及び電動フェーダ4は、操作パネル上に配置された操作子群である。電動フェーダ4は、フェーダ型操作子であり、オペレータが操作できるとともに、CPU10から与えられる駆動制御信号に基づいて操作位置が自動制御される。CUP10は、操作子3、電動フェーダ4及びタッチパネル式ディスプレイ5の操作を受けて、パラメータの値を調整する。本明細書においてパラメータの値を調整する(変更する)とは、カレントメモリに記憶されている当該操作に該当するパラメータの値を、当該操作に応じた値へ変更し、変更後の値をDSP部7や表示器5へ反映することである。
波形I/O6は、オーディオ信号を入出力するためのインターフェースであって、図中の矢印で示すように、アナログオーディオ信号やデジタルオーディオ信号を外部機器から入力するための複数の入力ポート、アナログオーディオ信号やデジタルオーディオ信号を外部機器へ出力するための複数の出力ポートを含む。さらに、アナログデジタル変換(AD変換)、デジタルアナログ変換(DA変換)、及びデジタル変換(フォーマット変換)を行うための機構を含む。また、ミキサ1は、その他I/O8を介してその他の周辺機器を接続できる。
DSP部7は、CPU10の指示に基づいて各種のマイクロプログラムを実行することにより、カレントメモリに記憶された各種のパラメータの値に基づいて、波形I/O6経由で外部機器から入力されたオーディオ信号に対するデジタル信号処理を行い、処理後のオーディオ信号を波形I/O13経由で外部機器へ出力する。DSP部7が実行する信号処理は、ミキシング処理、効果付与処理及び音特性(音量レベルや音質)制御処理等である。DSP部7は、1つのDSP(Digital Signal Processor)で構成してもよいし、バスで相互接続された複数のDSPで構成し、複数のDSPで信号処理を分散処理するようにしてもよい。
DSP部7は、CPU10の指示に基づいて各種のマイクロプログラムを実行することにより、フラッシュメモリ11に設けられたカレントメモリに記憶された現在の各種パラメータの設定に基づいて、波形I/O6を介して入力されたデジタルオーディオ信号に対するデジタル信号処理を行い、処理結果を波形I/O6を介して外部に出力する。DSP部7が実行する信号処理には、複数の論理的信号処理ch毎の音特性調整処理、複数chの信号を混合するミキシング処理、及び効果付与処理等が含まれる。
《信号処理の構成》
図2は、図1の波形I/O6及びDSP部7で行われるオーディオ信号に対する信号処理の構成を説明するブロック図である。図2において、アナログ入力部(A入力)20及びデジタル入力部(D入力)21は、波形I/O13のオーディオ信号入力機能(主に、AD変換、フォーマット変換、複数の入力ポート)に相当する。
入力パッチ部22は、カレントメモリに記憶された入力パッチのパッチ設定データが示す入力ポートと入力chの間の結線(接続)に従って、各入力ポートから入力された音響信号を、その入力ポートが結線(接続)されている1又は複数の入力chに供給する。オペレータによるパッチ設定変更操作に応じて、CPU10は、カレントメモリに記憶された入力パッチのパッチ設定データを変更する。これにより、オペレータは、入力ポートと入力chの間の結線(入力ポートに対する入力chの割り当て)を指定できる。各入力chに接続できる入力ポートは1つだけであり、1つの入力chに複数の入力ポートを同時に接続することはできない。
入力ch部23は、24個の入力chを持つ。各入力ch23は、入力パッチ22により割り当てられた入力ポートから入力されるオーディオ信号に対して、カレントメモリの対応するパラメータの値に基づき、ヘッドアンプゲイン、アッテネータ、ディレイ、フェーズ切り替え、EQ(イコライザ)、コンプレッサ、音量レベル制御、チャンネルオン・オフ、後段のMIXバス24へのセンドレベル、及びパン等の各種の信号処理を行い、信号処理後のオーディオ信号を、バスセンドオンオフの設定に従い、後段のMIXバス24のうちの任意の1又は複数のバスへ出力する。
12本あるMIXバス24のそれぞれは、入力ch部23から供給されたオーディオ信号をミキシングし、ミキシング後のオーディオ信号を後段のMIX出力ch部26へ出力する。また、STバス25は、ステレオ2系統(L及びR)の2本で1組のバスからなり、入力ch部23から供給されたオーディオ信号をミキシング処理して、ミキシング結果のステレオ信号を、後段のステレオ出力ch部27へ供給する。
MIX出力ch部26は、24本のMIXバス24のそれぞれに対応する24個のMIX出力chを持つ。図3は1つの出力ch26の構成例であり、1つの出力ch26は、対応する1本のMIXバス24に接続されており、コンプレッサやEQ(イコライザ)等を含む音特性調整パラメータ40、入力された信号の音量レベルを制御する音量フェーダ41、及び、出力ch26の信号出力オンオフを設定するchオンオフ42を備える。各MIX出力ch26は、対応するMIXバス24から入力されるオーディオ信号に対して、カレントメモリに記憶された各出力chのパラメータ(第1パラメータ)のうちの対応するパラメータの値に基づき、EQ、コンプレッサ、音量レベル制御、及びチャンネルオン・オフ等の各の信号処理を行い、信号処理後のオーディオ信号を後段の出力パッチ部30へ出力する。
また、ステレオ(ST)出力ch部27は、STバス25に対応する2本で1組の出力chを持ち、対応するMIXバス24から入力されるオーディオ信号に対して、カレントメモリに記憶された各出力chのパラメータ(第1パラメータ)のうちの対応するパラメータの値に基づき、EQ、コンプレッサ、音量レベル制御、及びチャンネルオン・オフ等の各種の信号処理を行い、信号処理後のオーディオ信号を後段の出力パッチ部30へ出力する。
また各MIX出力ch26及びST出力ch27の出力信号は、各出力chのマトリックスバスセンドオンオフ設定に従い、6本のMATRIXバス28のうちの任意の1又は複数のバスにも供給できる。マトリックス(MATRIX)バス28は、6本のバスラインからなり、各バス毎にMIX出力ch26又はステレオ出力ch27から供給された1又は複数のオーディオ信号を混合して、ミキシング結果を各バスに対応するMATRIX出力ch29に供給する。6本のMATRIX出力ch29は、対応するMATRIXバス25の出力信号が供給される信号処理chであって、図3のMIX出力ch26と同様な構成及び機能を持つ。各MATRIX出力ch29の出力信号は出力パッチ30へ出力される。
出力パッチ部30は、カレントメモリに記憶された出力パッチのパッチ設定データ(第2パラメータ)が示す出力chと出力ポートの間の結線(接続)に従って、MIX出力ch26、ST出力ch27及びMATRIX出力ch29の各出力chが出力する音響信号を、その出力chが結線されている1又は複数の出力ポートに供給する。オペレータは、操作子3及び表示器5に表示された出力パッチ設定画面(結線変更部)から各出力ポートに出力chを接続する操作(結線変更操作)を行うことができる。オペレータによる結線変更操作に応じて、CPU10は、カレントメモリに記憶された出力パッチのパッチ設定データ(第2パラメータ)を変更する。これにより、オペレータは、出力chと出力ポートの間の結線(接続)を指定できる。各出力ポートに接続できる出力chは1つだけであり、1つの出力ポートに複数の出力chを同時に接続することはできない。
また、出力ポートパラメータ31(出力ポートの第3パラメータ)は、出力ポート毎に出力信号を処理するパラメータ(音量レベル制御や遅延制御)であり、DSP部7の信号処理により実現される。各出力chの出力信号は、出力ポートパラメータ31に応じた音量レベル制御及び遅延制御を介して、出力パッチ部30により接続された出力ポートから出力される。A出力32及びD出力33は、波形I/O6のオーディオ信号出力機能(主に、DA変換、フォーマット変換、複数の出力ポート)に相当する。
《出力パッチ及び出力ポートの信号処理構成》
図4において、「MIX1」〜「MIX12」は12本の各MIX出力chからの出力を示し、「ST_L」及び「ST_R」は、ST出力ch27のLchからの出力及びRchからの出力を示す。「Ao1」〜「Ao24」はA出力32として具備された24個のアナログ出力ポートを示す。また、「Do1−8」〜「Do25−32」はD出力33として具備された32個のデジタル出力ポートを示す。1つのデジタル出力ポート用端子は8つの出力ポートの信号を出力できるよう構成されており、例えば、図において「Do1−8」は、8つの出力ポート「Do1」〜「Do8」であるが、ハードウェア的には1つのデジタル出力ポート用端子で構成される。
各MIX出力chの出力「MIX1」〜「MIX12」、及び、ST出力chのステレオ出力「ST_L」及び「ST_R」は、出力パッチ部30によって、アナログ出力ポート「Ao1」〜「Ao24」及びデジタル出力ポート「Do1」〜「Do32」に接続され、各出力chの出力信号が、そのchに接続された出力ポートから出力される。例えば、MIX出力ch「MIX3」はAo5、Do4及びDo32の3つの出力ポートに接続される。
各アナログ出力ポート「Ao1」〜「Ao24」及びデジタル出力ポート「Do1」〜「Do32」の各出力ポート毎に、音量レベル制御部34と遅延制御部35が設けられている。音量レベル制御部34及び遅延制御部35は、図2の出力ポートパラメータ31に対応する。各レベル制御部34は、カレントメモリの対応するパラメータ(出力ポートの第3パラメータ)の値に基づいて、出力ポート毎に出力信号の音量レベルを制御し、各遅延制御部35は、カレントメモリの対応するパラメータ(出力ポートの第3パラメータ)の値に基づいて、出力ポート毎に出力信号の遅延量を制御する。
各アナログ出力ポート「Ao1」〜「Ao24」のそれぞれに対応して、DAコンバータ36(「D/A1」〜「D/A24」)が設けられている。DAコンバータ36により、出力chの出力信号をアナログオーディオ信号に変換して、対応するアナログ出力ポート「Ao1」〜「Ao24」から出力する。また、複数のデジタル出力ポート「Do1」〜「Do32」に対応して、1つのデジタル出力部37(「Digital Out」)が設けられている。デジタル出力部37により、出力chの出力信号をフォーマット変換して、各出力chの信号をそれぞれ割り当てられた出力ポート「Do1」〜「Do32」に対応する端子(「Do1−8」〜「Do25−32」のいずれか)から出力する。
すなわち、出力ポートパラメータ31、A出力32及びD出力33からなる複数の出力ポートは、それぞれ、出力パッチ30により接続された出力chから供給された音響信号を入力し、カレントメモリに記憶された出力ポートのパラメータ(第3パラメータに基づいて)、該入力した音響信号の特性(音量レベルや遅延量)を制御して、制御された音響信号を外部に出力する。
《操作パネルの構成》
図5に操作パネル2要部の構成例であり、大別して、タッチパネル100と、chストリップ部120と、送出レベル設定部130が設けられている(図1の操作子3、電動フェーダ4、表示器15に相当)。また、カーソルキー101〜104はタッチパネル100上で、カーソルを上下左右方向に移動するために用いる。インクリメントキー105及びデクリメントキー106は、カーソル位置に表示された数値等を増減するために用いる。ENTERキー107はカーソル位置に対応する数値や命令等を確定するために用いる。
レイヤ選択キー108〜112は、それぞれ、8本のchを1組とするレイヤが割り当てられており、いずれか1つが択一的にオン状態となり、タッチパネル100におけるchオーバービュー画面の表示対象、及び、chストリップ部120の制御対象となる1つのレイヤを選択する。各レイヤ(レイヤ1、レイヤ2、レイヤ3、マスタ1、及びマスタ2)には、それぞれ固有のレイヤ番号LNが付与される。
例えば、「レイヤ1」は入力ch(CHi1)〜入力ch(CHi8)、「レイヤ2」は入力ch(CHi9)〜入力ch(CHi16)、「レイヤ3」は(CHi17)〜入力ch(CHi24)、「マスタ1」はMIX出力ch(MIX1)〜MIX出力ch(MIX6)及びST出力ch、「マスタ2」はMIX出力ch(MIX7)〜MIX出力ch(MIX12)及びST出力chがそれぞれ割り当てられる。
chストリップ部120は、互いに並列に配置された8本のchストリップ121からなる。各chストリップ121には、レイヤ選択キー108〜112により選択された1つのレイヤに属する8本の入力ch又は出力chが割り当てられる。各chストリップ121にはそれぞれ固有のchストリップ番号(i)が付与される。
各chストリップ121は、タッチパネル100上で選択された1つのパラメータを割り当て可能なロータリーエンコーダ122、当該chを選択chとして選択するSELキー123、当該chのオン/オフを切り替えるchオンオフキー124、CUEモニタするchを選択するCUEキー125、及び、図1の電動フェーダ4に対応するフェーダ操作子126を具備する。
送出レベル設定部130には、12個のロータリーエンコーダ131が設けられており、各ロータリーエンコーダ131に対して、chストリップ部120のSELキー123により選択された1つのch(選択ch)からバスへの送出レベルが割り当てられる。オペレータは1つのロータリーエンコーダ131を操作することで、選択chから当該エンコーダ131に対応するバスへのセンドレベルを調整できる。
タッチパネル100には、通常は、レイヤ選択キー108〜112により選択された1つのレイヤに属する8本の入力ch又は出力chのパラメータのうちの主要な一部を表示するchオーバービュー画面200が表示される。
図6(a)は、chオーバービュー画面200の構成例を示す。図6(a)では、入力ch(CHi1)〜入力ch(CHi8)からなるレイヤがレイヤ選択キー108〜112により選択され、且つ、入力ch(CHi3)がSELキー123により選択chに設定された状態を示している。
chオーバービュー画面200には、chストリップ部120の8本のchストリップ121の配置に対応して並べられたchストリップ領域201と、送出レベル設定部130に対応する送出設定領域202が設けられている。
各chストリップ領域201には、それぞれ対応するchストリップ121に割り当てられている信号処理chのパラメータを示す複数のGUI画像が表示される。各chストリップ領域201には、それぞれ割り当てられている信号処理chを特定するチャンネル名又はチャンネル番号等の出力チャンネル情報が表示される。chストリップ領域201に表示されたパラメータの1つにカーソル位置を合わせることで、カーソル位置のパラメータが、その領域201に対応するchストリップ121のロータリーエンコーダ122の制御対象に設定される。図6(a)では、カーソルにより選択中のパラメータを示す画像を太枠表示で示した。また、図においてハッチングされた各パラメータを示す画像は、その設定状態がオフ(白抜きはオン)であることを示す。
選択ch(CHi3)に対応するchストリップ領域201は、選択chであることが表示態様(太枠表示)により明示される。送出設定領域202には、選択chから各バスへの信号送出設定に関するパラメータが、バス毎に表示される。1つのバスに対する信号送出設定に関するパラメータを表示する領域203には、バスセンドレベル、バスセンドオンオフ、或いは、プリ・ポストフェーダ信号切り替えを示すGUI画像が表示される。送出設定領域202の各領域203は、送出レベル設定部130の12個のロータリーエンコーダ131に対応しており、各領域203内のパラメータ(典型的にはバスセンドレベル)を、対応するエンコーダ131で調整できる。
なお、各領域203内のハッチングされた各パラメータは、その設定状態がオフ(白抜きはオン)であることを示す。また、網掛けはそのバスタイプがFIXタイプであること(非網掛けはVARIタイプ)を示している。なお、バタイプがFIXタイプのMIXバスは、センドレベルがノミナルレベルで固定され、2本のMIXバスを1組とするグループ出力に使う。図6(a)では「MIX1」と「MIX2」、及び「MIX9」と「MIX10」がグループ設定されたFIXタイプのバスである。
《第1実施形態》
操作パネル2には、「出力chポート設定ポップアップ画面」をタッチパネル100に表示させるために用いるポート設定キー128が具備されている。出力chポート設定ポップアップ画面は、SELキー123により選択された出力ch(選択出力ch)について、その出力chが接続された複数の出力ポートを列挙し、且つ、列挙された出力ポートを特定する出力ポート名や出力ポート番号等の出力ポート情報を表示し、更に、各出力ポートの出力ポートパラメータ31(図2、図4を参照)も表示する。ポート設定キー128を押しつつ、SELキー123を操作したときに、「出力chポート設定ポップアップ画面」が図6(a)に示すchオーバービュー画面200の上に重ねてポップアップ表示される構成になっている。従って、chストリップ部120に呼び出されたレイヤが出力ch系(MIX出力ch26、ST出力ch27或いはMATRIX出力ch29)のときにだけ、ポート設定キー128に対する操作が有効となる。
《出力chポート設定ポップアップ画面の表示》
図7は、或るchストリップ(i)のSELキー123が操作されたときに、CPU10が実行するイベント処理を説明するフローチャートである。ステップS1において、CPU1は、操作されたSELキー123に対応する信号処理chを特定する情報CH(LN,i)を、選択chパラメータSCにセットする。チャンネル特定情報は、当該chが属するレイヤのレイヤ番号(LN)と、当該操作されたSELキー123が属するchストリップのchストリップ番号(i)に基づいてなる。レイヤ番号(LN)とchストリップ番号(i)の組み合わせにより、1つのchを特定できる。
ステップS2において、CPU10は、選択ch(SC_ch)に基づいて、ベース画面(chオーバービュー画面200)の表示内容を更新する。これにより、操作されたSELキー123に対応するchストリップ領域201が太枠で表示され、且つ、送出設定領域202には、当該選択ch(SC_ch)から各バスへの信号送出設定に関するパラメータが表示される。
ステップS3において、CPU1は、選択ch(SC_ch)が出力ch系かどうか調べる。出力ch系とは、MIX出力ch26、ST出力ch27或いはMATRIX出力ch29である。選択ch(SC_ch)が出力系chであり(ステップS3のYES)、且つ、ポート設定キー128が押下操作中の場合(ステップS4のYES)、CPU10は、ポップアップ画面の表示有無及び画面種類を示すポップアップ画面パラメータPUDに、出力chポート設定ポップアップ画面を示す値「COPS」をセットして(ステップS5)、カレントメモリのパッチ設定データに基づいて、当該選択出力ch(SC_ch)に接続された複数の出力ポートを検出する(ステップS6)。
ステップS7において、CPU10は、検出された複数の出力ポートを表示対象とする出力chポート設定ポップアップ画面300を、chオーバービュー画面200上にポップアップ表示し、且つ、選択出力ch(SC_ch)に接続された複数の出力ポートを特定する出力ポート名や出力ポート番号等の出力ポート情報を表示する。更に、CPU10は、各出力ポートの出力ポートパラメータ(図2の符号31、図4の符号34,35)を、chストリップ部120の各chストリップ121に割り当てる。これにより、タッチパネル100上には、選択ch(SC_ch)に接続された複数の出力ポートを表示対象とする出力chポート設定ポップアップ画面が表示される。
また、ポート設定キー128が押下操作中でない場合(ステップS4のNO)、又は、選択ch(SC_ch)が出力系ch以外の場合(ステップS3のNO)、ステップS8において、CPU10は、PUDの値に基づいてその他ポップアップ画面が表示中か否かを調べる。PUDが0以外の場合(「PUD=0」、ステップS8のYES)、PUDの値に対応する何らかのポップアップ画面が表示中である。この場合、CPU10は、選択chパラメータSCに基づいて、当該表示中のポップアップ画面の表示内容を更新する(ステップS9)。その他のポップアップ画面は例えば、イコライザ設定画面やエフェクタ設定画面などである。他方、ポップアップ画面が表示されていない場合(「PUD=0」、ステップS8のNO)、CPU10は本処理を終了する。
図6(b)は出力chポート設定ポップアップ画面の構成例である。出力chポート設定ポップアップ画面300は、ベース画面(chオーバービュー画面200)の8つのchストリップ領域201の上に重ねて、chオーバービュー画面200と下端位置を合わせて表示される。なお、図6(b)では、chオーバービュー画面200に対して出力ch系(MIX出力ch)のレイヤが選択されており、且つ、左から3番目のchストリップ領域201に割り当てられたMIX出力ch(CHo3)が選択ch(S_ch)として選択された状態を示す。
出力chポート設定ポップアップ画面300には、選択された出力ch(S_ch)に接続された複数の出力ポートが、chストリップ121の配置に対応して並べられた8つの出力ポート設定領域301に1つずつ割り当てられる。図6(b)の例では、MIX出力ch(CHo3)に接続された3つの出力ポート(アナログ出力Ao5、デジタル出力Do4、及びデジタル出力Do32)が、それぞれ出力ポート設定領域301に割り当てられる。この場合、3つの出力ポート設定領域301にのみ出力ポートが割り当てられ、残りの5つの領域301は空欄となる。
出力ポート設定領域301には、割り当てられた出力ポートを特定する出力ポート名や出力ポート番号等の出力ポート情報(図において、各領域301に示された文字列「Ao5」,「Do4」,「Do32」,)が表示され、且つ、その出力ポートの音量レベル302と、同出力ポートの遅延パラメータ303と、同出力ポートのミュートオンオフ設定304が表示される。出力ポートのパラメータ302、303、304は、それぞれ、カレントメモリの対応するパラメータに基づいて、各パラメータの設定値に対応する形態で表示される。なお、音量レベル302はツマミ画像の位置により、現在の音量レベル値を示し、遅延パラメータ303はツマミ画像の回転角度により現在の遅延量を示し、また、ミュートオンオフ設定304は白抜き/ハッチングによりオンオフ設定状態を示している。
各出力ポート設定領域301に対応するchストリップ121には、それぞれ対応する領域301に表示された出力ポートパラメータが割り当てられる。例えば、フェーダ操作子126に対して音量レベル302が、また、ロータリーエンコーダ122に対して遅延パラメータ303、また、chオンオフキー124に対してミュートオンオフ設定304がそれぞれ割り当てられる。従って、出力chポート設定ポップアップ画面300の表示中は各chストリップ121の操作子を使って、選択された出力ch(選択出力ch)が接続された複数の出力ポートの出力ポートパラメータを、出力ポート毎に制御できる。
なお、出力ポートの割り当てがない出力ポート設定領域301(空欄の領域301)に対応するchストリップ121に対する操作は、出力chポート設定ポップアップ画面300の表示中は無効となる。
《フェーダ操作子のイベント処理》
図8は、或るchストリップ(i)のフェーダ操作子126が操作されたときに、CPU10が実行するイベント処理を説明するフローチャートである。CPU10は、フェーダ操作子126(i)の操作に応じて変更されたツマミ位置pを検出する。ステップS10において、CPU10は、制御対象chパラメータcに、操作されたフェーダ操作子126に対応するchを特定する情報CH(LN,i)をセットする。ステップS11において、CPU10は、制御対象ch(c_ch)が入力ch系か出力ch系かを判断する。
制御対象ch(c_ch)が出力ch系の場合(ステップS11の出力ch系)、ステップS12において、CPU10は、PUDの値に基づいて出力chポート設定ポップアップ画面が表示中かどうかを調べる。同画面を表示中の場合(ステップS12のYES)、CPU10は、制御対象ch(c_ch)のchストリップ番号(i)に基づいて、当該chストリップ(i)に対応する出力ポート設定領域301に割り当てられた出力ポートを特定し、現在の選択中出力ch(SC_ch)から特定された出力ポートへの音量レベル(音量レベル制御部34の値)を、今回検出されたツマミ位置pに応じて変更する。
また、制御対象ch(c_ch)が出力ch系であっても、出力chポート設定ポップアップ画面が非表示の場合(ステップS12のNO)、或るいは、制御対象ch(c_ch)が入力ch系(ステップS11の入力ch系)であり、且つ、制御対象ch(c_ch)のフェーダモードが通常モード(SOF=0)の場合(ステップS14のNO)は、CPU10は、制御対象ch(c_ch)の音量レベルの値を、今回検出されたツマミ位置pに応じて変更する(ステップS15)。
また、制御対象ch(c_ch)が入力ch系(ステップS11の入力ch系)であり、且つ、その制御対象ch(c_ch)のフェーダモードがセンズ・オン・フェーダモード(SOF≠0)の場合(ステップS14のNO)は、CPU10は、制御対象ch(c_ch)からSOF対象のバスへのセンドレベルの値を、今回検出されたツマミ位置pに応じて変更する(ステップS16)。なお、センズ・オン・フェーダモードとは、フェーダ操作子を用いてバスセンドレベルを制御するモードである。
《エンコーダのイベント処理》
図9は、或るchストリップ(i)のロータリーエンコーダ122が操作されたときに、CPU10が実行するイベント処理を説明するフローチャートである。CPU10はエンコーダ122の操作に応じた回転変化量Δθを検出する。ステップS17において、CPU10は、制御対象chパラメータcに、操作されたロータリーエンコーダ122に対応するchを特定する情報CH(LN,i)をセットする。ステップS18において、CPU10は、PUDの値に基づきポップアップ画面の表示有無/画面種別を判断する。
出力chポート設定ポップアップ画面を表示中の場合(ステップS18の「PUD=COPS」)、CPU10は、制御対象ch(c_ch)のchストリップ番号(i)に基づいて、chストリップ番号(i)に対応する出力ポート設定領域301に割り当てられた出力ポートを特定し、選択中の出力ch(SC_ch)から特定された出力ポートへの遅延量(遅延制御部35の値)を、今回検出された回転変化量Δθに応じて、変更する(ステップS19)。
出力chポート設定ポップアップ画面以外のポップアップ画面が表示中の場合(ステップS18の「それ以外」)、CPU10は、表示中のポップアップ画面において当該エンコーダ122(i)に割り当てられたパラメータの値を、今回検出されたエンコーダ122(i)の回転変化量Δθに応じて、変更する(ステップS20)。
また、ポップアップ画面が表示されていない場合(ステップS18の「PUD=0」)、CPU10は、制御対象ch(c_ch)のchストリップ領域201にてカーソルにより指摘されているパラメータ(当該エンコーダ122(i)に割り当てられたパラメータ)を、今回検出された回転変化量Δθに応じて、変更する(ステップS21)。
また、chオンオフキー124(i)が操作されたときは、CPU10は、操作されたchオンオフキー124の値(オン又はオフ)を取得し、制御対象chパラメータcに、操作されたhオンオフキー124(i)に対応するチャンネルを特定する情報CH(LN,i)をセットする。そして、制御対象ch(c_ch)が出力ch系であり、且つ、出力chポート設定ポップアップ画面が表示中(PUD=COPS)の場合に、CPU10は、制御対象ch(c_ch)のchストリップ番号(i)に基づいて、当該chストリップ番号(i)に対応する出力ポート設定領域301に割り当てられた出力ポートを特定し、現在の選択中出力ch(SC_ch)から特定された出力ポートへの信号送出を遮断する制御(ミュート制御)を行う。ミュート制御では、当該出力ポートの音量レベル制御部34の値に関わらず、出力ポートの音量レベルを−∞に設定することで、出力ポートの出力信号をミュートする。制御対象ch(c_ch)が入力ch系の場合、あるいは、出力chポート設定ポップアップ画面が非表示の場合は、通常通り、chオンオフキー124(i)の操作に応じて、制御対象ch(c_ch)からの信号出力がオン又はオフされる。
出力chポート設定ポップアップ画面300は、画面左上のポップアップ画面終了ボタン305の操作により閉じる。出力chポート設定ポップアップ画面300が閉じた後、各chストリップ121には、それぞれ対応する出力chのパラメータが割り当てられる。
以上説明した本発明の第1実施形態によれば、オペレータが、ポート設定キー128及びSELキー123を用いて1つの出力chを選択すると、選択された出力ch(SC_ch)に接続された複数の出力ポートの出力ポートパラメータが出力chポート設定ポップアップ画面300に並べて表示され、表示された各出力ポートパラメータを、それぞれ対応するchストリップ121により調整できるようになる。従って、オペレータは、1つの出力chに着目して、その出力chの出力信号の出力先となる複数の出力ポートの出力ポートパラメータの設定を、chストリップ部120に備わる一群の操作子を使用して効率よく行うことができるという優れた効果を奏する。
なお、出力ポートの割り当てがない出力ポート設定領域301(空欄の領域301)に対応するchストリップ121に対する操作は無効とせず、その操作によりベース画面(chオーバービュー画面200)の内容を制御できるよう構成してもよい。
なお、ポート設定キー128を押しつつ、SELキー123を操作したときに、「出力chポート設定ポップアップ画面」が表示される構成(ポート設定キー128の押下状態でのSELキー123の操作を表示トリガとする例)を説明したが、ポート設定キー128に応じて、SELキー123で選択中の出力chについて、「出力chポート設定ポップアップ画面」が表示される構成にしてもよい。
《第2実施例》
送出設定領域202内に出力chポート設定部を表示する構成であってもよい。図6(b)に示す通り、選択chが出力ch(CHo3)の場合、送出設定領域202において、MIX出力ch(CHo3)から6本のMATRIXバスへの信号送信設定に関するパラメータが、6箇所の領域203に表示され、6箇所の領域203は空欄となる。図10は、送出設定領域202内に出力chポート設定部400を表示する構成例である。出力chポート設定部400には、送出レベル設定部130の所定の6つのロータリーエンコーダ131に対応する配置で並べられた6つの領域401が設けられている。各領域401は、選択出力ch(CHo3)に接続される出力ポートが割り当てられ、割り当てられた出力ポートを特定する出力ポート番号や出力ポート名等の出力ポート情報(図において、文字列「Ao5」、「Do4」、「So32」)が表示され、且つ、各出力ポートの出力ポートパラメータ(図2の符号31、図4の符号35、36)を表示する。この場合、各領域401に表示されたパラメータは、各領域401に対応するロータリーエンコーダ131に割り当てられる。
この第2実施形態の構成では、選択chが出力ch(CHo3)の場合には、送出設定領域202内に出力chポート設定部400を常時表示しておくことが可能となる。よって、ポート設定キー128が不要であり、また、出力chポート設定画面をポップアップ表示させるという手順も不要である。CPU10が出力chポート設定部400を表示するために実行する処理を簡単に説明する。CPU10は、SELキ(i)の操作に応じて、選択ch(SC_ch)をセットし(図8のステップS2)、セットされた選択ch(SC_ch)に基づいてベース画面(chオーバービュー画面)の表示内容を更新する(図8のステップS3)ときに、更新内容の1つとして、選択chが出力ch系のときに送出設定領域202内に、選択ch(SC_ch)について出力chポート設定部400を表示し、且つ、選択ch(SC_ch)に接続された各出力ポートの出力ポートパラメータ31を、各領域401に対応するロータリーエンコーダ131に割り当てる。
本発明の第2実施形態によれば、オペレータがSELキー123を押すことにより1つの出力chを選択すると、選択された出力ch(SC_ch)に接続された複数の出力ポートが送出設定領域202内の出力chポート設定部400に並べて表示され、表示された各出力ポート毎の出力ポートパラメータを、それぞれ対応するロータリーエンコーダ131で調整できるようになる。従って、オペレータは、1つの出力chに着目して、その出力chの出力信号の出力先となる複数の出力ポートの出力ポートパラメータの設定を、送信レベル部130に備わる一群の操作子を使用して効率よく行うことができるという優れた効果を奏する。
なお、送出設定領域202内に出力chポート設定部400を常時表示する構成の変更例として、送出設定領域202内に表示する内容として、MATRIXバスへの送出設定部(領域203)及び出力chポート設定部400のいずれかをオペレータが選択できるように構成してもよい。
なお、上述の実施例では、出力chから出力ポートへの経路に設けられたパラメータを、出力ポート毎に制御する構成を述べたが、入力ポートから入力chへの経路上のパラメータを、入力ポート毎に制御する構成にも本発明を適用しうる。
なお、本発明を適用するミキサ1は、操作パネル2、波形I/O6、及びDSP部7が1つの筐体に納められて構成されるものであってもよいし、機能毎に独立した装置をネットワーク経由で接続するミキシングシステムであってもよい。
1 デジタルオーディオミキサ、2 操作パネル、3 操作子、4 電動フェーダ、5 表示器、6 波形I/O、7 DSP部、8 その他I/O、9 バスライン、10 CPU、11 フラッシュメモリ、12 RAM、20 アナログ入力、21 デジタル入力、22 入力パッチ部、23 入力ch部、24 MIXバス、25 STバス、26 MIX出力ch部、27 ST出力ch部、28 MATRIXバス、29 MATRIX出力ch部、30 出力パッチ部、31 出力ポートパラメータ制御部、32 アナログ出力部、33 デジタル出力部、110 タッチパネル、120 chストリップ部、128 ポート設定キー、300 出力chポート設定ポップアップ画面、301 出力ポート設定領域、400 出力chポート設定部

Claims (3)

  1. 複数の出力チャンネルと、複数の出力ポートと、出力パッチとを有するデジタルミキサにおいて、
    前記各出力チャンネルの第1パラメータと、前記出力パッチの第2パラメータと、前記各出力ポートの第3パラメータとを含む、複数のパラメータを記憶する記憶部と、
    オペレータによる結線変更操作に応じて、前記記憶部に記憶された前記第2パラメータを変更する結線変更部と、
    表示器と、
    n個の操作子と、
    オペレータによる出力チャンネル選択操作に応じて、前記複数の出力チャンネルのうちの、何れか1の出力チャンネルを選択する出力チャンネル選択部と、
    前記出力チャンネル選択部により1の出力チャンネルが選択されたときに、前記第2パラメータに基づいて、当該出力チャンネルに結線された1又は複数の出力ポートを検出し、該検出された1又は複数の出力ポートを示す出力ポート情報を前記表示器に表示するとともに、該検出された1又は複数の出力ポートの1又は複数の第3パラメータを、前記n個の操作子に割り当てるパラメータ割り当て部と、
    オペレータによる前記n個の操作子のうちの1の操作子の操作に応じて、前記記憶部に記憶された前記複数のパラメータのうちの、前記パラメータ割り当て部により当該操作子に割り当てられた第3パラメータの値を変更するパラメータ変更部と、
    それぞれ、供給される音響信号を入力し、前記記憶部に記憶された第1パラメータに基づいて、該入力した音響信号の特性を制御し、該制御された音響信号を出力する前記複数の出力チャンネルと、
    前記記憶部に記憶された第2パラメータが示す、前記複数の出力チャンネルと前記複数の出力ポートの間の結線に従って、前記各出力チャンネルが出力する音響信号を、その出力チャンネルが結線されている1又は複数の出力ポートに供給する前記出力パッチと、
    それぞれ、供給される音響信号を入力し、前記記憶部に記憶された第3パラメータに基づいて、該入力した音響信号の特性を制御し、該制御された音響信号を外部に出力する前記複数の出力ポートと
    を備えるデジタルミキサ。
  2. 複数の出力チャンネルと、複数の出力ポートと、出力パッチとを有するデジタルミキサにおいて、
    前記各出力チャンネルの第1パラメータと、前記出力パッチの第2パラメータと、前記各出力ポートの第3パラメータとを含む、複数のパラメータを記憶する記憶部と、
    オペレータによる結線変更操作に応じて、前記記憶部に記憶された前記第2パラメータを変更する結線変更部と、
    表示器と、
    n個の操作子と、
    オペレータによるレイヤ選択操作に応じて、それぞれ、前記複数の出力チャンネルのうちのnの出力チャンネルで構成される複数のレイヤのうちの、何れか1のレイヤを選択するレイヤ選択部と、
    オペレータによる出力チャンネル選択操作に応じて、前記複数の出力チャンネルのうちの、何れか1の出力チャンネルを選択する出力チャンネル選択部と、
    前記レイヤ選択部により1のレイヤが選択されたときには、当該レイヤに属するnの出力チャンネルを示す出力チャンネル情報を前記表示器に表示するとともに、該nの出力チャンネルのnの第1パラメータを、前記n個の操作子に割り当て、また、前記出力チャンネル選択部により1の出力チャンネルが選択されたときには、前記第2パラメータに基づいて、当該出力チャンネルに結線された1又は複数の出力ポートを検出し、検出された1又は複数の出力ポートを示す出力ポート情報を前記表示器に表示するとともに、当該1又は複数の出力ポートの1又は複数の第3パラメータを、前記n個の操作子に割り当てるパラメータ割り当て部と、
    オペレータによる前記n個の操作子のうちの1の操作子の操作に応じて、前記記憶部に記憶された前記複数のパラメータのうちの、前記パラメータ割り当て部により当該操作子に割り当てられたパラメータの値を変更するパラメータ変更部と、
    それぞれ、供給される音響信号を入力し、前記記憶部に記憶された第1パラメータに基づいて、該入力した音響信号の特性を制御し、該制御された音響信号を出力する前記複数の出力チャンネルと、
    前記記憶部に記憶された第2パラメータが示す、前記複数の出力チャンネルと前記複数の出力ポートの間の結線に従って、前記各出力チャンネルが出力する音響信号を、その出力チャンネルが結線されている1又は複数の出力ポートに供給する前記出力パッチと、
    それぞれ、供給される音響信号を入力し、前記記憶部に記憶された第3パラメータに基づいて、該入力した音響信号の特性を制御し、該制御された音響信号を外部に出力する前記複数の出力ポートと
    を備えるデジタルミキサ。
  3. 前記パラメータ割り当て部が、更に、前記検出された1又は複数の出力ポートの1又は複数の第3パラメータを、前記表示器に表示することを特徴とする請求項1又は2に記載のデジタルミキサ。
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