JP5251811B2 - デジタルミキサ - Google Patents

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Description

この発明は、複数の入力チャンネル(ch)の各々からミキシングバスへ供給される音響信号を混合するデジタルミキサに関する。
従来から、複数の入力chの各々からミキシングバスへ供給される音響信号を混合するデジタルミキサにおいて、各入力chについて、各バスへの信号送出経路における出力オンオフやレベル調整等のパラメータを設定可能とすることが行われている。
また、ミキシングバスのタイプを設定可能とし、入力chからミキシングバスへの信号供給経路において行う信号処理の内容を、送出先のバスのタイプに応じた内容のものとすることも行われている。例えば、VARIタイプの場合、ミキシングバスへ送出する音響信号の所得位置の切り換え、送出オンオフ切り換え及びレベル調整を行い、FIXタイプの場合、所得位置及びレベルは固定でオンオフ切り換えのみを行う等である。
一方、複数の入力chのうち任意の1つの入力chからの信号が、ミキシングバスに供給されないようにする設定を半自動で行う、「ミックスマイナス」という機能も知られている。このような機能は例えば、アナウンサーがミキシングされた音声をモニタしながらマイクに音声を入力する場合に、ミキシング時の遅延によりモニタ用音声で自分の声が遅れて聞こえてしゃべりづらくなることを防止するため、最終的なミキシング結果からアナウンサーの声を除いたモニタ用音声信号を生成する、といった用途で利用される。
このようなミックスマイナス機能については、例えば特許文献1及び非特許文献1,2に記載されている。
特許第3918676号公報
「PM5D/PM5D−RH V2 DSP5D 取扱説明書」,ヤマハ株式会社,2004年,p.293〜297 「PM1DシステムソフトウェアV1.5追補マニュアル」,ヤマハ株式会社,2002年,p.58〜60
しかしながら、特許文献1及び非特許文献1,2に記載のような従来のデジタルミキサにおけるミックスマイナス機能は、単に、除外しようとする入力chからミキシングバスへの信号送出経路における信号処理のパラメータを、信号を供給しないような値(例えばレベル調整を−∞dB)に設定するものであった。
従って、ミックスマイナス機能を使って設定を行った場合でも、現在デジタルミキサにおいてミックスマイナス機能を利用した処理が行われているのか、また行われているのはどの部分か、といったことが容易に把握できないという問題があった。例えば、各入力chからあるミキシングバスへの信号供給に関するパラメータを眺めても、そのパラメータがミックスマイナス機能を使って設定されたものか否かが、容易に把握できなかった。
また、ミックスマイナス機能を使って設定したパラメータの値であっても、その後他のパラメータの値と同様に如何様にでも変更することができるため、ちょっとした操作ミスで、ミックスマイナス機能を使って設定した信号処理状態が容易に崩れてしまうという問題もあった。
また、従来のデジタルミキサにおけるミックスマイナス機能では、除外しようとする入力chからの信号を完全にミュートする設定しかできず、所望のレベルは残したいといった要望には対応できないという問題もあった。
この発明は、このような問題を解決し、複数の入力チャンネルから供給される音響信号をミキシングバスで混合するデジタルミキサにおいて、特定の入力チャンネルから供給される音響信号を除外又は減衰させてミキシングを行う設定を、容易かつ確実に行えるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するため、この発明のデジタルミキサは、各々複数の入力チャンネルから供給される音響信号を混合する第1及び第2のミキシングバスと、上記複数の入力チャンネルの各々に対応し、対応する入力チャンネルに入力する音響信号の特性を調整して上記第1のミキシングバスに供給する複数の第1の調整手段と、上記複数の入力チャンネルの各々について、オンオフ状態を示す第1のパラメータと、レベルを示す第2のパラメータとを記憶する記憶手段と、上記複数の入力チャンネルの各々に対応し、(1)対応する入力チャンネルについての上記第1のパラメータの値がオンである場合には、上記第1の調整手段による調整後のその入力チャンネルの音響信号を、その入力チャンネルについての上記第2のパラメータの値に従ってレベルを制御した上で上記第2のミキシングバスに供給し、(2)対応する入力チャンネルについての上記第1のパラメータの値がオフである場合には、その入力チャンネルの音響信号を、そのまま上記第2のミキシングバスに供給する複数の第2の調整手段と、ユーザの操作に応じて、上記入力チャンネルの1つについて上記記憶手段が記憶している上記第1のパラメータの値のオンオフ状態を変更すると共に、そのパラメータの値をオフからオンに変更する場合に、その1つの入力チャンネルについて上記記憶手段が記憶している上記第2のパラメータの値を、上記第2の調整手段による制御で入力チャンネルの音響信号がゼロレベルになる値に設定する第1のパラメータ制御手段と、ユーザの操作に応じて、上記入力チャンネルの1つについて上記記憶手段が記憶している上記第2のパラメータの値を変更する第2のパラメータ制御手段とを設けたものである。
このようなデジタルミキサにおいて、上記第1のパラメータ制御手段が、ある入力チャンネルについて上記第1のパラメータの値がオンに設定されている場合でも、さらに別の入力チャンネルについて上記第1のパラメータの値をオンに設定できるものであるとよい。
さらに、表示器と、上記表示器に、上記入力チャンネルの1つに対応付けて、上記記憶手段がその入力チャンネルについて記憶している上記第1のパラメータの値を示す1つのボタン操作子を表示させるとともに、(1)その第1のパラメータの値がオンである場合には、上記記憶手段がその入力チャンネルについて記憶している上記第2のパラメータの値も表示させ、(2)その第1のパラメータの値がオフである場合には、上記記憶手段がその入力チャンネルについて記憶している上記第2のパラメータの値を表示させない表示制御手段とを設け、上記第1のパラメータ制御手段は、上記表示器に表示された上記ボタン操作子に対する操作に応じて対応する第1のパラメータの値を変更し、上記第2のパラメータ制御手段が、上記表示器に表示された上記第2のパラメータの値に対する操作に応じて対応する第2のパラメータの値を変更するようにするとよい。
また、この発明の別のデジタルミキサは、表示器と、各々複数の入力チャンネルから供給される音響信号を混合する第1及び第2のミキシングバスと、上記複数の入力チャンネルの各々に対応し、対応する入力チャンネルに入力する音響信号の特性を調整して上記第1のミキシングバスに供給する複数の第1の調整手段と、上記第2のミキシングバスのタイプを、第1乃至第3のタイプのうちいずれかに設定するタイプ設定手段と、上記複数の入力チャンネルの各々について、(1)上記第2のミキシングバスが上記第1のタイプである場合には、オンオフ状態を示す第1のパラメータと、レベルを示す第2のパラメータとを記憶し、(2)上記第2のミキシングバスが上記第2のタイプである場合には、オンオフ状態を示す第3のパラメータを記憶し、(3)上記第2のミキシングバスが上記第3のタイプである場合には、オンオフ状態を示す第4のパラメータと、レベルを示す第5のパラメータとを記憶する記憶手段と、上記複数の入力チャンネルの各々に対応し、上記第2のミキシングバスが上記第1のタイプである場合に機能して、(1)対応する入力チャンネルについての上記第1のパラメータの値がオンである場合には、その入力チャンネルの音響信号を、その入力チャンネルについての上記第2のパラメータの値に従ってレベルを制御した上で上記第2のミキシングバスに供給し、(2)対応する入力チャンネルについての上記第1のパラメータの値がオフである場合には、その入力チャンネルの音響信号を、そのまま上記第2のミキシングバスに供給する複数の第2の調整手段と、上記複数の入力チャンネルの各々に対応し、上記第2のミキシングバスが上記第2のタイプである場合に機能して、(1)対応する入力チャンネルについての上記第3のパラメータの値がオンである場合には、その入力チャンネルの音響信号を、そのまま上記第2のミキシングバスに供給し、(2)対応する入力チャンネルについての上記第3のパラメータの値がオフである場合には、その入力チャンネルの音響信号を上記第2のミキシングバスに供給しない複数の第3の調整手段と、上記複数の入力チャンネルの各々に対応し、上記第2のミキシングバスが上記第3のタイプである場合に機能して、(1)対応する入力チャンネルについての上記第4のパラメータの値がオンである場合には、その入力チャンネルの音響信号を、その入力チャンネルについての上記第5のパラメータの値に従ってレベルを制御した上で上記第2のミキシングバスに供給し、(2)対応する入力チャンネルについての上記第4のパラメータの値がオフである場合には、その入力チャンネルの音響信号を上記第2のミキシングバスに供給しない複数の第4の調整手段と、上記表示器に、上記入力チャンネルの1つに対応付けて、その入力チャンネルについて上記記憶手段に記憶しているパラメータの値を表示するための表示部として、ボタン表示部及びレベル表示部を表示させ、(1)上記第2のミキシングバスが上記第1のタイプである場合には、上記ボタン表示部に上記第1のパラメータの値を表示させるとともに、(1a)その第1のパラメータの値がオンである場合には、上記レベル表示部に上記第2のパラメータの値を表示させ、(1b)その第1のパラメータの値がオフである場合には、上記レベル表示部に信号のレベル調整を行わずに送出する旨の表示をさせ、(2)上記第2のミキシングバスが上記第2のタイプである場合には、上記ボタン表示部に上記第3のパラメータの値を表示させるとともに、(2a)その第3のパラメータの値がオンである場合には、上記レベル表示部に信号のレベル調整を行わずに送出する旨の表示をさせ、(2b)その第3のパラメータの値がオフである場合には、上記レベル表示部に上記第2のミキシングバスへ信号を送出しない旨の表示をさせ、(3)上記第2のミキシングバスが上記第3のタイプである場合には、上記ボタン表示部に上記第4のパラメータの値を表示させるとともに、(3a)その第4のパラメータの値がオンである場合には、上記レベル表示部に上記第5のパラメータの値を表示させ、(3b)その第4のパラメータの値がオフである場合には、上記レベル表示部に、上記第4のパラメータの値と、上記第2のミキシングバスへ信号を送出しない旨との表示をさせる表示制御手段と、上記表示器に表示された上記表示部に対するユーザの操作に応じて、上記記憶手段が記憶している上記第1乃至第5のパラメータの値を制御するパラメータ制御手段であって、(1)上記1つの入力チャンネルと上記第1のタイプの第2のミキシングバスとに対応付けて表示された上記ボタン表示部及び上記レベル表示部に関して、そのボタン表示部に対するユーザの操作に応じて、上記記憶手段が記憶しているその1つの入力チャンネル及びその第2のミキシングバスに対応する上記第1のパラメータの値のオンオフ状態を変更すると共に、その第1のパラメータの値をオフからオンに変更する場合に、対応する第2のパラメータの値をゼロレベルに設定し、また、そのレベル表示部が第2のパラメータの値を表示している場合、そのレベル表示部に対するユーザの操作に応じて、同対応する上記第2のパラメータの値を変更し、(2)上記1つの入力チャンネルと上記第2のタイプの第2のミキシングバスとに対応付けて表示された上記ボタン表示部に関して、そのボタン表示部に対するユーザの操作に応じて、上記記憶手段が記憶しているその1つの入力チャンネル及びその第2のミキシングバスに対応する上記第3のパラメータの値のオンオフ状態を変更し、(3)上記1つの入力チャンネルと上記第3のタイプの第2のミキシングバスとに対応付けて表示された上記ボタン表示部及び上記レベル表示部に関して、そのボタン表示部に対するユーザの操作に応じて、上記記憶手段が記憶しているその1つの入力チャンネル及びその第2のミキシングバスに対応する第4のパラメータのオンオフ状態を変更し、また、そのレベル表示部に対するユーザの操作に応じて、同対応する第5のパラメータの値を変更するパラメータ制御手段とを有し、上記表示制御手段による上記(1b)及び上記(2a)における信号のレベル調整を行わずに送出する旨の表示の態様が、上記第2のミキシングバスのタイプによらず共通であり、上記(1a)及び上記(3a)におけるパラメータの値の表示の態様も、上記第2のミキシングバスのタイプによらず共通であるものである。
以上のようなこの発明のデジタルミキサによれば、複数の入力チャンネルから供給される音響信号をミキシングバスで混合するデジタルミキサにおいて、特定の入力チャンネルから供給される音響信号を除外又は減衰させてミキシングを行う設定を、容易かつ確実に行えるようにすることができる。
この発明の実施形態であるデジタルミキサのハードウェア構成を示す図である。 図1に示したDSPで実行される信号処理の構成をより詳細に示す図である。 同じくDSPにおける信号処理のうち、各入力chからSTバス及びMIXバスへの信号の入力に関する部分の構成を示す図である。 図1に示したデジタルミキサのコンソールの概略構成を示す図である。 図4に示したタッチスクリーンに表示させるMIXバス設定画面の例を示す図である。
同じく入力ch画面の例を示す図である。 図1に示したデジタルミキサのカレントメモリに記憶させるデータの構成を示す図である。 図1に示したCPUがバスタイプ設定部の操作を検出した場合に実行する処理のフローチャートである。 同じく送出設定部の表示を行う場合の処理のフローチャートである。 同じくONパラメータの変更操作を検出した場合の処理のフローチャートである。
同じくSLパラメータの変更操作を検出した場合の処理のフローチャートである。 同じくMO_ONパラメータの変更操作を検出した場合の処理のフローチャートである。 同じくMOLパラメータの変更操作を検出した場合の処理のフローチャートである。
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
まず、この発明の実施形態であるデジタルミキサの構成について説明する。図1は、そのデジタルミキサの構成を示すブロック図である。
図1に示す通り、このデジタルミキサ10は、CPU11,フラッシュメモリ12,RAM13,外部機器入出力部(I/O)14,表示器15,操作子16,波形I/O17,信号処理部(DSP)18を備え、これらがシステムバス19によって接続されている。そして、複数の入力チャンネル(ch)から入力する音響信号に対して種々の信号処理を施して複数の出力chから出力する機能を有する。
そして、CPU11は、このデジタルミキサ10の動作を統括制御する制御手段であり、フラッシュメモリ12に記憶された所要のプログラムを実行することにより、外部機器I/O14及び波形I/O17におけるデータ及び信号の入出力や表示器15における表示を制御したり、操作子16の操作を検出してその操作に従ってパラメータの値の設定/変更や各部の動作を制御したりといった処理を行う。
フラッシュメモリ12は、CPU11が実行する制御プログラム等を記憶する書き換え可能な不揮発性記憶手段である。
RAM13は、一時的に記憶すべきデータを記憶したり、CPU11のワークメモリとして使用したりする記憶手段である。
外部機器I/O14は、種々の外部機器を接続し入出力を行うためのインタフェースであり、例えば外部のディスプレイ、マウス、文字入力用のキーボード、操作パネル等を接続するためのインタフェースが用意される。そして、本体の表示器15や操作子16をごく単純な構成にしたとしても、これらの外部機器を活用することによりパラメータの設定/変更や動作指示を行うことができるようにすることも考えられる。
表示器15は、CPU11による制御に従って種々の情報を表示する表示手段であり、例えば液晶パネル(LCD)や発光ダイオード(LED)によって構成することができる。ここで説明する例では、デジタルミキサ10は、表示器15として少なくともパラメータの値の参照や設定の受付を行うためのグラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)を表示できるサイズのLCDを備える。
操作子16は、デジタルミキサ10に対する操作を受け付けるためのものであり、種々のキー、ボタン、ロータリーエンコーダ、スライダ等によって構成することができる。ここでは、表示器15であるLCDに積層したタッチパネルも用いている。
波形I/O17は、DSP18で処理すべき音響信号の入力を受け付け、また処理後の音響信号を出力するためのインタフェースである。そして、この波形I/O17には、1枚で4チャンネル(ch)のアナログ入力が可能なA/D変換ボード,1枚で4chのアナログ出力が可能なD/A変換ボード,1枚で8chのデジタル入出力が可能なデジタル入出力ボードを適宜組み合わせて複数枚装着可能であり、実際にはこれらのボードを介して信号の入出力を行う。
DSP18は、信号処理回路を含み、波形I/O17から入力する音響信号に対し、カレントデータとして設定されている各種処理パラメータに従って、ミキシング、イコライジング等の各種信号処理を施して波形I/O17に出力する信号処理部である。この処理に用いるパラメータを含むカレントデータは、RAM13上あるいはDSP18自身に備えるメモリ上に設けられたカレントメモリに記憶されており、ユーザは、表示器15と操作子16とを用いて、そのデータの値を確認したり、変更したりすることができる。
次に、図2に、図1に示したDSP18で実行される信号処理の構成をより詳細に示す。
この図に示すように、DSP18での信号処理は、入力パッチ33,入力ch40,ステレオ(ST)バス60,ミキシング(MIX)バス70,ST出力ch81,MIX出力ch82,出力パッチ34を有する。
そして、DSP18においては、24chある入力ch40にそれぞれ、波形I/O17に入力端子と対応するように用意されたアナログ入力ポート31及びデジタル入力ポート32のいずれかをパッチ(結線)し、各入力chでは、パッチされたポートから入力する信号に対してアッテネータ,イコライザ等により信号処理を行った後、STバス60及び12系統のMIXバス70のうちの任意のバスに対して処理後の信号を送出する。この送出については、入力ch40とバスの組み合わせ毎にオンオフ及びレベル調整を行うことが可能である。
また、STバス60及び各MIXバス70では、各入力ch40から入力する信号をミキシングし、第1のバスであるSTバス60においてミキシングされた信号はST出力ch81に、第2のバスであるMIXバス70においてミキシングされた信号はその各系統に対応して設けられる12chのMIX出力ch82に出力する。そして、各出力ch81,82では、対応するバスから入力する信号に対してイコライザ、コンプレッサ等により信号処理を行い、その処理後の信号を、出力パッチ34により波形I/O17に出力端子と対応するように用意されたアナログ出力ポート35及びデジタル出力ポート36にパッチし、パッチ先の出力ポートから出力する。
なお、DSP18に設けるこれらの各部による信号処理の内容は、カレントメモリに記憶される所定のパラメータの値を設定することにより制御可能であり、また、各部の機能は、ソフトウェアによって実現してもハードウェアによって実現してもよい。
次に、図3に、DSP18における信号処理のうち、各入力chからSTバス及びMIXバスへの信号の入力に関する部分の構成を示す。
図3に示す通り、各入力ch40にはそれぞれ、アッテネータ41,イコライザ42,コンプレッサ43,chフェーダ44,オンスイッチ45を設けている。また、その先の、STバス60に信号を入力する経路には、第1の調整手段としてTO_ST(トゥーステレオ)スイッチ46及びパン47を設けている。
そして、このような入力ch40に入力した信号は、アッテネータ41において、アッテネータパラメータに基づき信号処理に適したレベルに調整され、イコライザ42において、イコライザパラメータに基づきその周波数特性が調整され、コンプレッサ43において、コンプレッサパラメータに基づきその振幅が動的な変化特性に基づき調整され、chフェーダ44において、フェーダパラメータに基づきSTバスでのミキシングに適したレベルに調整される。chフェーダ44から出力される信号は、オンスイッチ45及びTO_STスイッチ46を、それぞれ、対応するオンパラメータがオンであれば通過し、パン47において、ステレオパンパラメータに基づきL用とR用に個別にレベル調整され、それぞれLとRのSTバス60に入力される。
また、各MIXバス70に信号を入力する経路には、バス2本からなるグループ毎に、そのバスのタイプに応じた送出部を設けている。このタイプとしては、FIX(第2のタイプ),VARI(第3のタイプ)及びMIX_MINUS(第1のタイプ)の3つから選択した任意の1つをグループ毎に設定可能である。
そして、このうちFIXが設定されているバスについては、第3の調整手段として、2本のバスのそれぞれに対応するセンドオンスイッチ51a,51bを設けている。図では1番目及び2番目のMIXバスからなるグループMIX1,2がこのFIXのタイプである。
そして、これらの送出部では、送出先のバス毎に、入力チャンネルの経路のうちのオンスイッチ45の後の信号が、センドオンスイッチ51a,51bを、対応するオン(ON)パラメータの値がオンであれば通過し、送出先のバスに入力される。
VARIが設定されているバスについては、第4の調整手段として、2本のバスのそれぞれに対応する、プリ/ポスト(PRE/POST)スイッチ52a,52b、センドレベルフェーダ53a,53b、およびセンドオンスイッチ54a,54bを含む送出部を設けている。図では3番目及び4番目のMIXバスからなるグループMIX3,4がこのVARIのタイプである。
そして、これらの送出部では、送出先のバス毎に、PRE/POSTスイッチ52a,52bにおいて、入力チャンネルの経路のうちのプリ(PRE)パラメータに応じた位置(PREならchフェーダ44の前、POSTならオンスイッチ45の後)の信号が選択され、該選択された信号は、センドレベルフェーダ53a,53bにおいて、センドレベル(SL)パラメータに基づき当該バスでのミキシングに適したレベルに調整され、センドオンスイッチ54a,54bを、対応するオン(ON)パラメータがオンであれば通過し、送出先のバスに入力される。
MIX_MINUSが設定されているバスについては、第2の調整手段として、2本のバスにそれぞれ対応する、マイナスワン(MO)スイッチ55a,55b及びマイナスワンレベル(MOL)フェーダ56a,56bを設けている。図では7番目及び8番目のMIXバスからなるグループMIX7,8及び11番目及び12番目のMIXバスからなるグループMIX11,12がこのMIX_MINUSのタイプである。
そして、これらの送出部では、送出先のバス毎に、入力チャンネルの経路のうちのオンスイッチ45の後の信号が、MOスイッチ55a,55bと対応するマイナスワン(MO_ON)パラメータがオン(第1の状態)であれば、MOLフェーダ56a,56bにおいて、MOLパラメータに基づき所望のゲインでレベル調整され、MOパラメータがオフ(第2の状態)であればそのまま、送出先のバスに入力される。
なお、図3には、1つの入力ch40の構成のみを詳細に示したが、他の23の入力chも同様な構成を有し、STバス60及び各MIXバス70では、それら24の入力chから入力する信号を混合することができる。
ここで、各グループのバスのタイプは、ユーザが任意に設定可能であり、ユーザの指示に従ってタイプ設定手段として機能するCPU11が設定するものである。
デジタルミキサ10の一つの特徴は、以上のように、MIXバス70のタイプとしてMIX_MINUSを設定可能とし、このタイプのバスへの信号入力につき、MOスイッチ55の操作により、任意の数の入力chの信号を容易に除外でき、また、MOLフェーダ56の操作により、除外しようとした入力chの信号を、完全に除くのではなく、所望のレベルだけ減衰させてMIXバスへ入力する設定を容易に行えるようにした点である。
そこで、以下、入力ch40からこのMIX_MINUSタイプのMIXバスへの信号送出に使用するパラメータの値の表示及び編集の態様や、それらに必要な処理について、他のタイプのMIXバスに関するパラメータの表示や編集の場合と合わせて説明する。
まず、デジタルミキサ10のコンソールの構成について説明する。
図4は、そのコンソールの概略構成を示す図である。
デジタルミキサ10は、図4に示すような構成のコンソール100を有しており、この上に、タッチスクリーン110,割当chストリップ部120,入力レイヤ選択スイッチ131,出力レイヤ選択スイッチ132,ロータリーエンコーダ133,センドレベル設定部140をはじめとする各種のユーザインタフェースを設けている。これらの各構成要素は、図1における表示器15及び操作子16に対応するものである。
このうちタッチスクリーン110は、LCDにタッチパネルを積層し、信号処理に使用するパラメータの値の参照や設定の受付を行うためのGUIを表示すると共に、ユーザからの操作を受け付ける手段である。
割当chストリップ部120は、入力ch又は出力chの1ch分のパラメータの値を設定するためのchストリップを8つ有し、その各chストリップに、入力レイヤ選択スイッチ131及び出力レイヤ選択スイッチ132の操作に応じたレイヤのchを割り当てて、そのchのパラメータを設定するための操作子として使用するセクションである。
そして、各chストリップは、chノブ121,選択スイッチ122,オンスイッチ123,フェーダ124を備えている。
このうち、chノブ121は、ノブの回転量を操作量として検出することができるロータリーエンコーダである。そして、詳細な説明は省略するが、このchノブ121には、タッチスクリーン110に表示させる画面上の操作子を割り当て、その操作子と対応するパラメータの値の設定に使用することができる。
選択スイッチ122は、対応するchの選択/非選択を設定するための操作子である。デジタルミキサ10のCPU11は、ユーザによる選択スイッチ122の操作に従って、操作された選択スイッチ122が属するchストリップと対応するchを選択すると共に、それまでに選択されていたchの選択を解除する。
オンスイッチ123は、対応するchのオン/オフ(chストリップに入力chが割り当てられている場合には、図3に示したオンスイッチ45のオン/オフ)を設定するための操作子である。
フェーダ124は、対応するchの信号レベル(chストリップに入力chが割り当てられている場合には、図3に示したchフェーダ44におけるレベルの調整内容)を設定するための操作子である。
また、フェーダ124のつまみはモータにより駆動可能であり、デジタルミキサ10のCPU11は、レイヤの変更、パラメータ値の読み出し、別の操作子によるパラメータの編集など、フェーダ124と対応するパラメータの値に変更があった場合に、モータを駆動して、つまみを変更後の値と対応する位置に移動させる。
次に、入力レイヤ選択スイッチ131及び出力レイヤ選択スイッチ132は、割当chストリップ部120の各chストリップに入力ch40あるいはMIX出力ch82を割り当てるレイヤを排他的に選択するためのスイッチである。
入力レイヤ選択スイッチ131としては、24の入力ch40を8つずつに分け、1〜8番目,9〜16番目,17〜24番目の入力chを各chストリップに割り当てるレイヤを選択するための3つの操作子を設けている。
出力レイヤ選択スイッチ132としては、12のMIX出力ch82を6つずつに分け、1〜6番目及び7〜12番目のMIX出力chを1〜6番目のchストリップに割り当てるレイヤを選択するための2つの操作子を設けている。これらの割り当てを行う場合、7番目と8番目のchストリップは、対応するchなしとなる。
ロータリーエンコーダ133は、種々のパラメータを割り当ててそのパラメータの編集に用いることができる共用の操作子である。例えば、タッチスクリーン110に表示させる画面中のノブのシンボルをタッチすることにより、対応するパラメータをロータリーエンコーダ133に割り当てることができる。
次に、センドレベル設定部140は、入力chからMIXバスへ送出する信号のセンドレベルを設定するための操作子を集めた部分であり、12系統の各MIXバス70と対応する12のセンドノブ141を設けている。
センドノブ141はロータリーエンコーダであり、回転操作により、現在選択されている入力chからノブと対応する系統のMIXバスへ出力する信号のレベルパラメータを増減することができる。具体的にどのパラメータを増減するかはバスのタイプによって異なる。
まず、FIXモードの場合には送出経路にレベルパラメータがないためセンドノブ141の操作は無効である。VARIモードの場合には、センドノブ141の操作に応じて、センドレベルフェーダ53と対応するSLパラメータを増減する。MIX_MINUSモードの場合には、MOスイッチ55と対応するMO_ONパラメータの値がオンの場合には、センドノブ141の操作に応じて、MOLフェーダ56と対応するMOLパラメータを増減する。MO_ONパラメータの値がオフの場合には、MOLフェーダ56は実質的に使用しないため、レベルパラメータを調整する必要がないので、センドノブ141の操作を無効としている。
また、センドノブ141は押下操作も可能であり、センドノブ141を短時間押下操作することにより、タッチスクリーン110上に、選択されている入力chから各MIXバスへの出力の設定に関する表示を行うための、後述する送出設定表示部220を表示させることができる。
次に、タッチスクリーン110に表示させる画面のうち、入力ch40からMIXバス70への信号送出経路の信号処理に用いるパラメータの設定に関連するものについて説明する。
まず図5に、バスのタイプの設定を受け付けるためのMIXバス設定画面の例を示す。
この図に示すMIXバス設定画面150は、上述のタッチスクリーン110にユーザの操作に応じて表示させるGUIであり、MIXバスのグループ毎に、そのグループのバスについて設定されているタイプを表示すると共に、タイプの設定操作を受け付けるためのバスタイプ設定部160を有する。
そして、このバスタイプ設定部160に設けたVARIボタン161、FIXボタン162及びMIX_MINUSボタン163により、VARIタイプ,FIXタイプ及びMIX_MINUSタイプについての表示及び設定操作受け付けを行う。
なお、バスのタイプは、「送出先のバスについて」設定するものであり、入力ch毎に設定するものではない。そして、バスのタイプが変更された場合には、これに応じて、全ての入力chにおいて、そのグループのMIXバスに対する信号送出経路の構成が変更されることになる。
また、この変更がなされた場合、各入力chのパラメータ中に、設定が変更された組のMIXバスに対する出力経路に関するパラメータとして、変更後のタイプと対応する種類のパラメータを記憶する領域が用意され、その各パラメータの値として、表1に示すように所定の初期値が設定される。なお、MOLフェーダ56のゲインについては、後述のように対応するMOスイッチ55がオンになった時点で「−∞」に設定されるため、初期値は何でもよい。また、MOスイッチ55がオンになるまでの任意の時点で「−∞」に設定してもよい。
Figure 0005251811
次に図6に、入力ch画面の例を示す。
この入力ch画面200は、入力ch40における信号処理に使用するパラメータとして現在設定されている内容を表示し、また設定に関する操作を受け付けるためのGUI画面である。そして、入力レイヤ選択スイッチ131においていずれかのレイヤが選択されると、そのレイヤによって割当chストリップ部120に割り当てる入力chに関する入力ch画面200を、タッチスクリーン110に表示させるようにしている。図6には、1〜8番目の入力chを割り当てた場合の画面例を示している。
このような入力ch画面200は、各入力chと対応するchスロット210を備え、各chスロット210に、対応するchに関する内容を表示するものである。また、画面の左側には送出設定表示部220を、右側には選択ch表示部240を設け、それぞれ現在選択されているchに関する情報を表示している。
そして、各chスロット210には、ch名ブロック211,アッテネータブロック212,周波数特性ブロック213,コンプレッサブロック214,センドレベルブロック215,パンブロック217を設けている。
このうち、ch名ブロック211は、chの番号,名称及び用途等を表示するブロックである。
アッテネータブロック212は、図3に示したアッテネータ41のパラメータである減衰量の値をつまみ212aの向きにより表示する表示部である。
周波数特性ブロック213は、イコライザ42の周波数特性を、パラメータの現在値に基づいてグラフで表示するブロックである。
コンプレッサブロック214は、コンプレッサ43のパラメータであるスレッショルドの値を表示すると共に、リアルタイム値である入力レベルとゲインのリダクション量をグラフ表示するブロックである。
また、これらの各ブロックについては、タッチスクリーン110においてブロック内にタッチ操作があった場合、タッチスクリーン110に、操作されたブロックと対応する不図示の別のGUI画面を表示させるようにしている。
センドレベルブロック215は、対応する入力chからMIXバス70の各系統へ出力する経路において行う信号処理の状態を、出力先のバスのタイプに応じた出力内容シンボル216a〜216d(総称する場合には符号216を用いる)により表示する表示部である。出力内容シンボル216は、12系統のMIXバス70への出力経路に対応して12個設けている。
そして、FIXタイプのバスについてはオンパラメータ(ON1又はON2)のオンオフを示す出力内容シンボル216aを表示する。図では枠線の太いシンボルがオン、細いシンボルがオフを示す。VARIタイプのバスについては、オンパラメータの値がオフの場合には、各バス共通のオフ色で、オンパラメータの値がオンの場合には、送出先のバス毎に定められたオン色で、SLパラメータの値をその向きにより表示する出力内容シンボル216b(オフ色),216c(オン色)を表示する。MIX_MINUSタイプのバスについては、MO_ONパラメータのオンオフを表示する出力内容シンボル216dを表示する。
ここで、オン色とは、ユーザがバス毎又はバスセット毎に選択して定義する有彩色である。バス毎に予め定義された有彩色でもよい。例えば、赤、黄、緑、青などである。そして、ユーザはバスのオン色を見て、そのバスが何れのバスであるかを認識できる。また、バスのタイプを変えても、対応するバスの選択色は変わらない。
また、オフ色とは、予め定義された無彩色であり、例えばグレーやダークグレーである。ユーザは、バスのオフ色を見て、そのバスに対して音響信号が送出されていないことを認識できる。なお、各バスのオン色と同じ色相で彩度を落とした色としてもよい。あるいは、オン色と同じ色相で明度を下げた色としてもよい。
パンブロック217は、図3に示したパン47について設定されている音像定位位置を、つまみ217aの向きにより表示する表示部である。
また、送出設定表示部220は、選択されている入力chから各MIXバスへの出力の設定内容を表示すると共に、その変更操作を受け付けるための画面であり、図4に示したセンドノブ141の操作に応じて1番目のchスロット210の左側に表示される。なお、表示される画面は、12あるセンドノブ141のいずれが操作された場合でも同じである。
そして、送出設定表示部220には、ch番号表示部221及び各MIXバスに対応する送出設定部230を備える。
このうちch番号表示部221は、現在選択されている入力chの番号を表示するブロックである。
送出設定部230は、対応するバスのタイプによって異なる構成である。
まず対応するバスがFIXタイプの場合には、センドレベルシンボル231及びセンドオンボタン232を備える。
このうちセンドオンボタン232は、現在選択されている入力chから送出設定部230と対応するMIXバスへの信号出力経路におけるセンドオンスイッチ51のオンオフ(ONパラメータの値)を表示するボタン表示部である。このボタンへのタッチにより、オンオフをトグルで切り換える操作も可能である。
一方センドレベルシンボル231は、レベル表示部であり、他のモードではセンドレベルの表示に用いるが、FIXモードの場合にはセンドレベルパラメータがないため、選択されている入力chから対応するバスに対して信号が送出されるか否かを表示する表示部として用いる。具体的には、対応するセンドオンスイッチがオンである場合には、対応するバスのバス番号により、そのバスに信号が(レベル調整されずに)送出されることを表示する。また、センドオンスイッチがオフである場合には、ハッチングにより対応するバスに信号が送出されないことを表示する。
次に、対応するバスがVARIタイプの場合には、送出設定部230は、センドレベルシンボル233、PRE/POSTボタン234、およびセンドオンボタン235を備える。これらはそれぞれ、現在選択されている入力chから送出設定部230と対応するMIXバスへの信号出力経路におけるセンドレベルフェーダ53,PRE/POSTスイッチ52及びセンドオンスイッチ54の状態(SLパラメータ、PREパラメータ及びONパラメータの値)を表示する表示部である。
またこのうち、センドレベルシンボル233については、対応するセンドオンスイッチがオンである場合には、出力内容シンボル216cの場合と同様な、送出先のバス毎に定義されたオン色で、オフである場合には、出力内容シンボル216bの場合と同様な、各バス共通に定義されたオフ色で、センドレベルフェーダ53の状態を表示し、センドレベルシンボル233だけを見て信号送出有無及び送出有りの場合の送出先も認識できるようにしている。
また、PRE/POSTボタン234及びセンドオンボタン235は、対応するスイッチの切替操作を受け付ける操作部でもある。センドレベルフェーダ53と対応するSLパラメータの値については、上述の通りセンドノブ141の回転操作により設定することができる。
次に、対応するバスがMIX_MINUSタイプの場合には、送出設定部230は、センドレベルシンボル236及びマイナスワンボタン237を備える。これらはそれぞれ、現在選択されている入力chから送出設定部230と対応するMIXバスへの信号出力経路におけるMOLフェーダ56及びMOスイッチ55の状態(MOLパラメータ及びMO_ONパラメータの値)を表示する表示部である。
そして、センドレベルシンボル236は、対応するMOスイッチ55がオンの場合には、VARIタイプにおけるセンドオンスイッチ54がオンの場合と同様に、バス毎に定義されたオン色により、MOLパラメータの値を表示して、送出される信号のレベルをユーザが認識できるようにする。一方、MOスイッチ55がオフの場合には、MOLパラメータの値は表示せず、FIXタイプにおけるセンドオンスイッチ51がオンの場合と同様に、信号レベルではなく対応するバスのバス番号を表示して、そのバスに信号がレベル調整されずに送出されることをユーザが認識できるようにする。
以上の送出設定部230におけるセンドレベルシンボル231,233,236の表示態様をまとめると、以下の表2に示す通りである。
Figure 0005251811
また、選択ch表示部240は、現在選択されている入力chにつき、種々の情報の表示や操作の受付を行うための部分であり、例えばボタン241やメータ242を備えるが、この部分はこの実施形態の特徴と関係が薄いため、詳細な説明は省略する。
次に、デジタルミキサ10における、信号処理に使用するパラメータの記憶形式について説明する。
デジタルミキサ10においては、上述のように、DSP18における信号処理に使用するパラメータの値を、カレントメモリに記憶させている。そこで、図7に、このカレントメモリに記憶させるデータの構成を示す。
図7に示すように、カレントメモリに記憶させるデータは、大きく分けて、入力パッチ33の動作に関するパラメータである入力パッチパラメータ、入力ch40の動作に関するパラメータである入力chパラメータ、ST出力ch81及びMIX出力ch82の動作に関するパラメータである出力chパラメータ、出力パッチ34の動作に関するパラメータである出力パッチパラメータ、デジタルミキサ10における信号処理の構成を規定する設定内容を示すセットアップパラメータ、およびその他のパラメータである。
そしてこのうち、入力chパラメータ及びセットアップパラメータの一部が、この実施形態の特徴に関連する部分であるので、これらについてより詳細に説明する。
まず、入力chパラメータとしては、24chある入力ch40のそれぞれについて、図3に示した各信号処理要素で用いるパラメータの値が記憶される。
この各chについてのパラメータには、アッテネータ41での処理に用いるアッテネータパラメータ、イコライザ42での処理に用いるイコライザパラメータ、コンプレッサ43での処理に用いるコンプレッサパラメータ、chフェーダ44での処理に用いるフェーダパラメータ、およびオンスイッチ45での処理に用いるオンパラメータが含まれる。
また、STバスへの送出パラメータ(STバス送出パラメータ)には、TO_STスイッチ46のオンパラメータ、およびパン47の音像定位位置の値を示すパンパラメータが含まれる。
さらに、各入力chについてのパラメータには、MIXバス70への信号送出経路の処理において用いるMIXバス送出パラメータも含まれる。このMIXバスについての送出パラメータの記憶領域は、バスのグループ毎に用意されているが、実際に値が記憶されるパラメータの種類や内容は、上述の通りMIXバスのタイプによって異なり、表1に示した通りである。
また、セットアップパラメータには、各グループのMIXバスのタイプを指定する情報であるMIXバスタイプが含まれる。そして、このMIXバスタイプの内容が変更された場合に、それに合わせて入力chパラメータ中の各入力chに関するMIXバス送出パラメータの領域に記憶すべきパラメータの種類や数も変更される。
これ以外の部分については、この実施形態の特徴と関係ないため、説明を省略する。
次に、デジタルミキサ10において各部の操作に応じてCPU11が実行する特徴的な処理について説明する。ここで説明する処理は、入力ch40からMIXバス70に対する信号出力経路に関するパラメータの設定及び、これに応じたセンドレベルブロック215及び送出設定表示部220の表示に関する制御である。また、割当chストリップ部120には入力ch40が割り当てられているものとし、他のch(MIX出力ch82等)が割り当てられている場合に関する処理については説明を省略する。
まず、図8に、図5に示したMIXバス設定画面150においてバスタイプ設定部160のいずれかのボタン対する操作があった場合の処理を示す。
CPU11は、bp番目のバスタイプ設定部160においていずれかのボタン対するタッチ操作を検出すると、図8のフローチャートに示す処理を開始する。
そしてまず、第bpグループのMIXバスのタイプBT(bp)として、タッチされたボタンに対応するバスタイプを設定する(S11)。そして、全入力chの入力chパラメータ中の、第bpグループのMIXバスの送出パラメータとして、ステップS11で設定したタイプに応じた初期値(表1参照)をカレントメモリに設定する(S12)。
その後、入力ch画面200を表示中であれば、各chスロット210のセンドレベルブロック215における第bpグループのMIXバスと対応する出力内容シンボルの表示を、ステップS11で設定したタイプ(及びステップS12で設定した初期値)に応じた内容に更新する(S13)。また、送出設定表示部220を表示中であれば、第bpグループのMIXバスと対応する送出設定部230の表示も、後述する図9の処理により、同様に更新する(S14)。
そして、ステップS12で設定したパラメータの値に従った信号処理を行わせるための係数をDSP18に設定し(S15)、処理を終了する。
以上の処理により、CPU11はユーザの指示に応じてMIXバスのタイプを設定すると共に、DSP18にそのタイプに応じた信号処理を行わせることができる。
次に、図9に、1本のMIXバスと対応する送出設定部230を表示する場合の処理を示す。
CPU11は、新規に送出設定表示部220の表示を行ったり、図8の処理でMIXバスのタイプを変更したりして新規に送出設定部230の表示する場合、図9に示す処理を開始する。この処理は、第SC入力chが選択されている状態で、mb番目のMIXバスについての送出設定部230の表示を行う処理である。
図9の処理においては、CPU11は、mb番目のMIXバスが属する第bpグループのタイプBT(bp)を参照し(S21)、そのタイプに応じた表示処理を行う。
FIXタイプの場合には、第SC入力chのmb番目のMIXバスについてのONパラメータの値を、センドオンボタン232によりタッチスクリーン110に表示させ(S22)、またそのONパラメータの値に応じた態様でセンドレベルシンボル231を表示させて(S23)、処理を終了する。ここでは、センドレベルシンボル231の表示は、ONパラメータの値がオンならバス番号、オフならハッチングにより行う。
次に、VARIタイプの場合には、第SC入力chのmb番目のMIXバスについてのPREパラメータの値(PRE/POST)及びONパラメータの値を、PRE/POSTボタン234及びセンドオンボタン235によりそれぞれタッチスクリーン110に表示させる(S24,S25)と共に、そのONパラメータの値に応じた色で、同MIXバスについてのSLパラメータの値を示すセンドレベルシンボル233を表示させて(S26)、処理を終了する。ここでは、センドレベルシンボル233の表示は、ONパラメータの値がオンならバス毎に定義されているオン色、オフなら各バス共通に定義されたオフ色により行う。
また、MIX_MINUSタイプの場合には、まず、第SC入力chのmb番目のMIXバスについてのMO_ONパラメータの値を、マイナスワンボタン237によりタッチスクリーン110に表示させる(S27)。その後、そのMO_ONパラメータの値がオンであれば(S28)、同MIXバスについてのMOLパラメータの値を示すセンドレベルシンボル236を、ステップS26の場合と同じくバス毎に定義されているオン色で表示させ(S29)、MO_ONパラメータの値がオフであれば、送出先のバス番号(mb)を示すセンドレベルシンボル236を表示させて(S30)、処理を終了する。ステップS30での表示は、ONパラメータの値がオンである場合のステップS23の表示と、同じ態様となる。
以上の処理により、CPU11は、タッチスクリーン110において、図6を用いて説明した態様で、1つの送出設定部230を送出設定表示部220内に表示させることができる。複数の送出設定部230を表示させる場合には、図9の処理を複数回行う。また、送出設定表示部220のうち送出設定部230以外を表示させる処理については説明を省略する。
次に、図10に、ONパラメータの値を変更する操作があった場合の処理を示す。
CPU11は、センドオンボタン232又は235へのタッチ、出力内容シンボル216aへのタッチ等、いずれかの信号送出経路におけるONパラメータの値を変更する操作を検出した場合に、図10のフローチャートに示す処理を開始する。この処理は、第i入力chのmb番目のMIXバスについてのONパラメータの変更操作を検出した場合の処理である。
図10の処理において、CPU11はまず、変更操作を検出したONパラメータの値を反転させる(S31)。そして、入力ch画面200におけるi番目のchスロットのmb番目のMIXバスと対応する出力内容シンボル216の表示を、反転後のONパラメータの値に従って、図6を用いて説明した態様及び内容に更新し(S32)、ステップS31での反転後のONパラメータの値に従った信号処理を行わせるための係数をDSP18に設定する(S33)。
その後、タッチスクリーン110に送出設定表示部220を表示中でなければ(S34)、そのまま処理を終了するが、表示中であれば、ステップS35以下の、送出設定表示部220の表示更新に関する処理に進む。
ここではまず、mb番目のMIXバスについての(該MIXバスと対応する送出設定部230における)センドオンボタンの表示を、反転後のONパラメータの内容に応じた状態に変更する(S35)。そして、mb番目のMIXバスが属する第bpグループのタイプBT(bp)を参照し(S36)、そのタイプに応じたセンドレベルシンボルの表示更新処理を行って、処理を終了する。MIX_MINUSタイプではONパラメータは存在しないため、ここでの選択肢はFIXタイプ又はVARIタイプである。そして、FIXタイプの場合には、mb番目のMIXバスについてのセンドレベルシンボル231の表示態様を、反転後のONパラメータの値に従い、オンならバス番号、オフならハッチングに変更する(S37)。VARIタイプの場合には、mb番目のMIXバスについてのセンドレベルシンボル233の色を、反転後のONパラメータの値に従い、オンならバス毎に定義されたオン色、オフなら共通のオフ色に変更する(S38)。
以上の処理により、CPU11は、ユーザの操作に応じてONパラメータの値を変更すると共に、タッチスクリーン110に表示させる画面の内容を、その変更後の値に従った内容に更新することができる。
次に、図11に、SLパラメータの値を変更する操作があった場合の処理を示す。
CPU11は、FIXタイプのMIXバスと対応するセンドノブ141の回転操作等、いずれかの信号送出経路におけるSLパラメータの値を変更する操作を検出した場合に、図11のフローチャートに示す処理を開始する。この処理は、第i入力chのmb番目のMIXバスについてのSLパラメータの変更操作を検出した場合の処理である。
図11の処理において、CPU11はまず、変更操作を検出したSLパラメータの値を、検出した操作量に応じて変更する(S41)。そして、対応するONパラメータの値がオンであれば(S42)、入力ch画面200におけるi番目のchスロットのmb番目のMIXバスと対応する出力内容シンボル216cの表示を、変更後のSLパラメータの値を示すものに更新する(S43)。ONパラメータの値がオフである場合には、出力内容シンボル216bではSLパラメータの値は表示していないため、更新は不要であり、行わない。
そして、いずれの場合も、ステップS41での反転後のパラメータの値に従った信号処理を行わせるための係数をDSP18に設定する(S44)。
その後、タッチスクリーン110に送出設定表示部220を表示中でなければ(S45)、そのまま処理を終了するが、表示中であれば、mb番目のMIXバスについてのセンドレベルシンボル233の表示を、変更後のSLパラメータの値を示すものに変更して送出設定表示部220の表示を更新して(S46)、処理を終了する。この場合、センドレベルシンボル233の色は変更しない。また、SLパラメータが存在するのはVARIタイプの場合のみであるので、ここではタイプに応じた場合分けは行っていない。
以上の処理により、CPU11は、ユーザの操作に応じてSLパラメータの値を変更すると共に、タッチスクリーン110に表示させる画面の内容を、その変更後の値に従った内容に更新することができる。
次に、図12に、MO_ONパラメータの値を変更する操作があった場合の処理を示す。
CPU11は、マイナスワンボタン237へのタッチ、出力内容シンボル216dへのタッチ等、いずれかの信号送出経路におけるMO_ONパラメータの値を変更する操作を検出した場合に、図12のフローチャートに示す処理を開始する。この処理は、第i入力chのmb番目のMIXバスについてのMO_ONパラメータの変更操作を検出した場合の処理である。
図12の処理において、CPU11はまず、変更操作を検出したMO_ONパラメータの値を反転させる(S51)。そして、入力ch画面200におけるi番目のchスロットのmb番目のMIXバスと対応する出力内容シンボル216dの表示を、反転後のMO_ONパラメータの値を示すものに更新する(S52)。この場合において、他の入力chのMO_ONパラメータの値を参照する必要はなく、特定のMIXバスについて、複数の入力chに関するMO_ONパラメータの値が同時にオンになってもよい。
そして、反転後のMO_ONパラメータの値がオンである場合、すなわちMO_ONパラメータの値をオフからオンに変更した場合は(S53)、対応するMOLパラメータの値に、初期値として最小値(−∞)を設定する(S54)。これは、MOスイッチ55をオンにするのみで、対応する入力chの信号を、MIXバスへの入力信号から除外できるようにするため、すなわち、MOLフェーダ56により入力音響信号をゼロレベルにして伝送経路遮断と同様な効果を得られるようにするためである。逆に、反転後のMO_ONパラメータの値がオフである場合は、MOLフェーダ56は使用しない状態になるため、この時点でMOLパラメータの値を変更する必要はなく、ここでは変更処理は行わない。
いずれの場合も、ステップS51及びS54での変更後の各パラメータの値に従った信号処理を行わせるための係数をDSP18に設定する(S55)。
その後、タッチスクリーン110に送出設定表示部220を表示中でなければ(S56)、そのまま処理を終了するが、表示中であれば、ステップS57以下の、送出設定表示部220の表示更新に関する処理に進む。
ここではまず、mb番目のMIXバスについてのマイナスワンボタン237の表示を、反転後のMO_ONパラメータの内容に応じた状態に変更する(S57)。また、反転後のMO_ONパラメータの値がオンであれば(S58)、mb番目のMIXバスについてのセンドレベルシンボル236を、対応するMOLパラメータの値を示すバス毎に定義されたオン色のシンボルに変更して(S59)処理を終了する。反転後のMO_ONパラメータの値がオフであれば、同センドレベルシンボル236を、対応するバス番号(mb)を示すシンボルに変更して(S60)処理を終了する。MO_ONパラメータが存在するのはMIX_MINUSタイプの場合のみであるので、ここでもタイプに応じた場合分けは行っていない。
以上の処理により、CPU11は、ユーザの操作に応じてMO_ONパラメータの値を変更すると共に、対応するMOLパラメータの値及びタッチスクリーン110に表示させる画面の内容を、その変更後の値に従った内容に更新することができる。
次に、図13に、MOLパラメータの値を変更する操作があった場合の処理を示す。
CPU11は、MIX_MINUSタイプのMIXバスと対応するセンドノブ141の回転操作等、いずれかの信号送出経路におけるMOLパラメータの値を変更する操作を検出した場合に、図13のフローチャートに示す処理を開始する。この処理は、第i入力chのmb番目のMIXバスについてのMOLパラメータの変更操作を検出した場合の処理である。
図13の処理において、CPU11はまず変更操作を検出したMOLパラメータの値を、検出した操作量に応じて変更する(S61)と共に、ステップS61での変更後のパラメータの値に従った信号処理を行わせるための係数をDSP18に設定する(S62)。
その後、タッチスクリーン110に送出設定表示部220を表示中でなければ(S63)、そのまま処理を終了するが、表示中であれば、ステップS64以下の、送出設定表示部220の表示更新に関する処理に進む。
そしてここでは、ステップS61で変更したMOLパラメータと対応するMO_ONパラメータの値がオンであれば(S64)、mb番目のMIXバスについてのセンドレベルシンボル236の表示を、変更後のMOLパラメータの値を示すものに変更して(S65)、処理を終了する。MO_ONパラメータの値がオフの場合には、センドレベルシンボル236は、対応するバス番号を示すものであり、MOLパラメータの値は表示していないため、表示の更新は不要であり、そのまま処理を終了する。
以上の処理により、CPU11は、ユーザの操作に応じてMOLパラメータの値を変更すると共に、タッチスクリーン110に表示させる画面の内容を、その変更後の値に従った内容に更新することができる。
なお、上述のように、対応するMO_ONパラメータの値がオフの場合には、センドノブ141の操作は無効とするため、図13の処理が行われる場合にはステップS64では必ず「オン」となるはずであり、この処理は確認的に設けたものである。
また、MOLパラメータの値は、対応するセンドレベルシンボル236にタッチしてそのパラメータをコンソール100上のロータリーエンコーダ133に割り当てた上で、ロータリーエンコーダ133を操作して編集したり、対応するセンドレベルシンボル236の近傍を、該シンボルを回転させるようなドラッグ操作をして編集したりすることもできる。このような場合も、対応するMO_ONパラメータの値がオフの場合には、MOLパラメータの値を編集する操作を無効にするとよい。
ただし、MO_ONパラメータの値がオフの状態でMOLパラメータの値を編集できるようにしたとしても、特に不都合はない。この状態でMOLパラメータの値を編集してもその内容は信号処理には反映されず、またMO_ONパラメータの値がオンになった時点でリセットされてしまうため、編集操作が無駄になるのみである。
デジタルミキサ1においては、以上説明してきた処理により、ユーザの操作に応じてMIXバス70の任意の系統をMIX_MINUSタイプに設定し、該系統のMIXバスにおいて、ミキシング結果から任意の1又は複数の入力chからの音響信号を除外するための設定を容易に行うことができる。また、その入力chからの音響信号を完全に除外するのではなく、レベルを下げてミキシングする設定も、容易に行うことができる。
また、このような設定を行った状態で、ユーザは、どのMIXバスにおいてどの入力chの信号を除外するミキシングを行っているのかを、各MIXバスに関する設定を参照することで、容易に把握することができる。従って、特定の信号を除外した状態が誤操作により崩されてしまう危険性は低いと言える。
また、送出設定表示部220において、ある入力chからMIX_MINUSタイプの系統のMIXバスに対する信号出力に関する設定内容を表示する際、FIXタイプ又はVARIタイプに関する表示を行う際の表示態様を流用しているので、バスに設定可能なタイプの数が増えても、パラメータのMIXバス70の各系統に入力される信号の状態を、ユーザが容易に直感的に把握し易い状態とすることができる。
すなわち、どちらも同じくレベル調整を行わずに信号を出力する状態であることに注目して、MIX_MINUSタイプにおけるMO_ONパラメータオフの状態のセンドレベルシンボルの表示形式を、FIXタイプにおけるONパラメータオンの状態のものと共通化すると共に、どちらも同じくレベル調整を行って信号を出力する状態であることに注目して、MIX_MINUSタイプにおけるMO_ONパラメータオンの状態のセンドレベルシンボルの表示形式を、VARIタイプにおけるONパラメータオンの状態のものと共通化しているため、徒に画面の内容を複雑化することなく、各タイプで必要なパラメータの値を表示することが可能となっている。
以上で実施形態の説明を終了するが、装置の構成や具体的な処理内容、画面の表示内容、操作方法等が上述の実施形態で説明したものに限られないことはもちろんである。
例えば、上述した実施形態において、レベル調整を行わずに信号を出力することを示す表示を、送出先バスの番号を用いて行ったが、このようにすることは必須ではない。この場合にセンドレベルシンボルの部分で表示すべきパラメータはなく、形状、色、ハッチングなどを如何様にでも設定できるので、任意の態様を用いて表示すればよい。
また、VARIタイプの場合にはONパラメータがオフの状態でもセンドレベルシンボルによりSLパラメータの値を表示するようにしたが、FIXタイプでONパラメータがオフの場合と同様、信号が送出されない旨のみを表示するようにしてもよい。また、VARIタイプにおけるオン色とオフ色の使い分けも必須ではなく、これらを区別しなくてもよい。また、区別するにしても、ハッチングや模様などで区別してもよい。
また、特定の系統のMIXバスについて複数の入力chにおいてMO_ONパラメータの値がオンになっている場合、それらのMO_ONパラメータと対応するMOLパラメータの値を、ユーザの操作に従って連動して変化させたり、共通の値としたりしてもよい。
また、上述した実施形態では、MO_ONパラメータの値が「オン」の場合にMOLフェーダ56によるレベル調整を行う例について説明したが、逆に「オフ」の場合にレベル調整を行うようにしても構わない(この場合には、MO_ONパラメータの値が「オン」から「オフ」に変更される際に、MOLパラメータの値を「−∞」に初期化することになる)。
すなわち、MO_ONパラメータの値が2つの状態を取り得るものであり、そのうち一方の値の場合に入力ch40の信号をそのままMIXバスに供給し、他方の値の場合にレベル調整を行ってからMIXバスに供給するようにすれば、ユーザに与える印象は異なるものの、機能としては、上述した実施形態の場合と同様なものが実現できる。
また、バスのタイプについて、MIX_MINUSタイプと他のタイプとが切り換え可能であることは必須ではない。切り替え可能であっても、MIX_MINUS以外のタイプとして、VARIとFIXの両方を設定可能である必要はないし、これら以外のタイプを設定可能であっても良い。MIX_MINUSタイプのバスとして機能し得るバスが最低1系統あれば、任意の1又は複数の入力chからの音響信号を除外又は減衰するための設定を容易に行うことができるという効果は達成できる。
また、上述した実施形態では、バス2系統からなるグループ毎にタイプを設定する例について説明したが、このようにすることは必須ではなく、1系統ずつ個別にタイプを設定可能としてももちろん構わない。
また、上述の実施形態では、MIXバス70が6グループ12系統ある例について説明したが、最低限1系統のMIXバスを備えるデジタルミキサ10について、この発明を適用することができる。
また、デジタルミキサ10は、専用ハードウェアによるだけでなく、PC上で動作させるDAW(デジタルオーディオワークステーション)アプリケーションの機能としても、実現することができる。
また、以上述べてきた構成及び変形例は、矛盾しない範囲で適宜組み合わせて適用することも可能である。
以上の説明から明らかなように、この発明のデジタルミキサによれば、複数の入力チャンネルから供給される音響信号をミキシングバスで混合するデジタルミキサにおいて、特定の入力チャンネルから供給される音響信号を除外又は減衰させてミキシングを行う設定を、容易かつ確実に行えるようにすることができる。
従って、この発明を適用することにより、デジタルミキサの操作性を向上させることができる。
10…デジタルミキサ、11…CPU、12…フラッシュメモリ、13…RAM、14…外部機器I/O、15…表示器、16…操作子、17…波形I/O、18…DSP、19…システムバス、40…入力ch、44…chフェーダ、45…オンスイッチ、46…TO_STスイッチ、47…パン、51,54…センドオンスイッチ、52…PRE/POSTスイッチ、53…センドレベルフェーダ、55…MOスイッチ、56…MOLフェーダ、70…MIXバス、82…MIX出力ch、100…コンソール、110…タッチスクリーン、140…センドレベル設定部、141…センドノブ、150…MIXバス設定画面、160…バスタイプ設定部、161…VARIボタン、162…FIXボタン、163…MIX_MINUSボタン、200…入力ch画面、210…chスロット、215…センドレベルブロック、216…出力内容シンボル、220…送出設定表示部、230…送出設定部、231,233,236…センドレベルシンボル、232,235…センドオンボタン、234…PRE/POSTボタン、237…マイナスワンボタン

Claims (4)

  1. 各々複数の入力チャンネルから供給される音響信号を混合する第1及び第2のミキシングバスと、
    前記複数の入力チャンネルの各々に対応し、対応する入力チャンネルに入力する音響信号の特性を調整して前記第1のミキシングバスに供給する複数の第1の調整手段と、
    前記複数の入力チャンネルの各々について、オンオフ状態を示す第1のパラメータと、レベルを示す第2のパラメータとを記憶する記憶手段と、
    前記複数の入力チャンネルの各々に対応し、(1)対応する入力チャンネルについての前記第1のパラメータの値がオンである場合には、その入力チャンネルの音響信号を、その入力チャンネルについての前記第2のパラメータの値に従ってレベルを制御した上で前記第2のミキシングバスに供給し、(2)対応する入力チャンネルについての前記第1のパラメータの値がオフである場合には、その入力チャンネルの音響信号を、そのまま前記第2のミキシングバスに供給する複数の第2の調整手段と、
    ユーザの操作に応じて、前記入力チャンネルの1つについて前記記憶手段が記憶している前記第1のパラメータの値のオンオフ状態を変更すると共に、該パラメータの値をオフからオンに変更する場合に、該1つの入力チャンネルについて前記記憶手段が記憶している前記第2のパラメータの値を、前記第2の調整手段による制御で入力チャンネルの音響信号がゼロレベルになる値に設定する第1のパラメータ制御手段と、
    ユーザの操作に応じて、前記入力チャンネルの1つについて前記記憶手段が記憶している前記第2のパラメータの値を変更する第2のパラメータ制御手段とを有することを特徴とするデジタルミキサ。
  2. 請求項1に記載のデジタルミキサであって、
    前記第1のパラメータ制御手段は、ある入力チャンネルについて前記第1のパラメータの値がオンに設定されている場合でも、さらに別の入力チャンネルについて前記第1のパラメータの値をオンに設定できることを特徴とするデジタルミキサ。
  3. 請求項1又は2に記載のデジタルミキサであって、
    表示器と、
    前記表示器に、前記入力チャンネルの1つに対応付けて、前記記憶手段が該入力チャンネルについて記憶している前記第1のパラメータの値を示す1つのボタン操作子を表示させるとともに、(1)該第1のパラメータの値がオンである場合には、前記記憶手段が該入力チャンネルについて記憶している前記第2のパラメータの値も表示させ、(2)該第1のパラメータの値がオフである場合には、前記記憶手段が該入力チャンネルについて記憶している前記第2のパラメータの値を表示させない表示制御手段とを有し、
    前記第1のパラメータ制御手段は、前記表示器に表示された前記ボタン操作子に対する操作に応じて対応する第1のパラメータの値を変更し、
    前記第2のパラメータ制御手段は、前記表示器に表示された前記第2のパラメータの値に対する操作に応じて対応する第2のパラメータの値を変更することを特徴とするデジタルミキサ。
  4. 表示器と、
    各々複数の入力チャンネルから供給される音響信号を混合する第1及び第2のミキシングバスと、
    前記複数の入力チャンネルの各々に対応し、対応する入力チャンネルに入力する音響信号の特性を調整して前記第1のミキシングバスに供給する複数の第1の調整手段と、
    前記第2のミキシングバスのタイプを、第1乃至第3のタイプのうちいずれかに設定するタイプ設定手段と、
    前記複数の入力チャンネルの各々について、(1)前記第2のミキシングバスが前記第1のタイプである場合には、オンオフ状態を示す第1のパラメータと、レベルを示す第2のパラメータとを記憶し、(2)前記第2のミキシングバスが前記第2のタイプである場合には、オンオフ状態を示す第3のパラメータを記憶し、(3)前記第2のミキシングバスが前記第3のタイプである場合には、オンオフ状態を示す第4のパラメータと、レベルを示す第5のパラメータとを記憶する記憶手段と、
    前記複数の入力チャンネルの各々に対応し、前記第2のミキシングバスが前記第1のタイプである場合に機能して、(1)対応する入力チャンネルについての前記第1のパラメータの値がオンである場合には、その入力チャンネルの音響信号を、その入力チャンネルについての前記第2のパラメータの値に従ってレベルを制御した上で前記第2のミキシングバスに供給し、(2)対応する入力チャンネルについての前記第1のパラメータの値がオフである場合には、その入力チャンネルの音響信号を、そのまま前記第2のミキシングバスに供給する複数の第2の調整手段と、
    前記複数の入力チャンネルの各々に対応し、前記第2のミキシングバスが前記第2のタイプである場合に機能して、(1)対応する入力チャンネルについての前記第3のパラメータの値がオンである場合には、その入力チャンネルの音響信号を、そのまま前記第2のミキシングバスに供給し、(2)対応する入力チャンネルについての前記第3のパラメータの値がオフである場合には、その入力チャンネルの音響信号を前記第2のミキシングバスに供給しない複数の第3の調整手段と、
    前記複数の入力チャンネルの各々に対応し、前記第2のミキシングバスが前記第3のタイプである場合に機能して、(1)対応する入力チャンネルについての前記第4のパラメータの値がオンである場合には、その入力チャンネルの音響信号を、その入力チャンネルについての前記第5のパラメータの値に従ってレベルを制御した上で前記第2のミキシングバスに供給し、(2)対応する入力チャンネルについての前記第4のパラメータの値がオフである場合には、その入力チャンネルの音響信号を前記第2のミキシングバスに供給しない複数の第4の調整手段と、
    前記表示器に、前記入力チャンネルの1つに対応付けて、該入力チャンネルについて前記記憶手段に記憶しているパラメータの値を表示するための表示部として、ボタン表示部及びレベル表示部を表示させ、(1)前記第2のミキシングバスが前記第1のタイプである場合には、前記ボタン表示部に前記第1のパラメータの値を表示させるとともに、(1a)該第1のパラメータの値がオンである場合には、前記レベル表示部に前記第2のパラメータの値を表示させ、(1b)該第1のパラメータの値がオフである場合には、前記レベル表示部に信号のレベル調整を行わずに送出する旨の表示をさせ、(2)前記第2のミキシングバスが前記第2のタイプである場合には、前記ボタン表示部に前記第3のパラメータの値を表示させるとともに、(2a)該第3のパラメータの値がオンである場合には、前記レベル表示部に信号のレベル調整を行わずに送出する旨の表示をさせ、(2b)該第3のパラメータの値がオフである場合には、前記レベル表示部に前記第2のミキシングバスへ信号を送出しない旨の表示をさせ、(3)前記第2のミキシングバスが前記第3のタイプである場合には、前記ボタン表示部に前記第4のパラメータの値を表示させるとともに、(3a)該第4のパラメータの値がオンである場合には、前記レベル表示部に前記第5のパラメータの値を表示させ、(3b)該第4のパラメータの値がオフである場合には、前記レベル表示部に、前記第4のパラメータの値と、前記第2のミキシングバスへ信号を送出しない旨との表示をさせる表示制御手段と、
    前記表示器に表示された前記表示部に対するユーザの操作に応じて、前記記憶手段が記憶している前記第1乃至第5のパラメータの値を制御するパラメータ制御手段であって、(1)前記1つの入力チャンネルと前記第1のタイプの第2のミキシングバスとに対応付けて表示された前記ボタン表示部及び前記レベル表示部に関して、該ボタン表示部に対するユーザの操作に応じて、前記記憶手段が記憶している該1つの入力チャンネル及び該第2のミキシングバスに対応する前記第1のパラメータの値のオンオフ状態を変更すると共に、該第1のパラメータの値をオフからオンに変更する場合に、対応する第2のパラメータの値をゼロレベルに設定し、また、該レベル表示部が第2のパラメータの値を表示している場合、該レベル表示部に対するユーザの操作に応じて、同対応する前記第2のパラメータの値を変更し、(2)前記1つの入力チャンネルと前記第2のタイプの第2のミキシングバスとに対応付けて表示された前記ボタン表示部に関して、該ボタン表示部に対するユーザの操作に応じて、前記記憶手段が記憶している該1つの入力チャンネル及び該第2のミキシングバスに対応する前記第3のパラメータの値のオンオフ状態を変更し、(3)前記1つの入力チャンネルと前記第3のタイプの第2のミキシングバスとに対応付けて表示された前記ボタン表示部及び前記レベル表示部に関して、該ボタン表示部に対するユーザの操作に応じて、前記記憶手段が記憶している該1つの入力チャンネル及び該第2のミキシングバスに対応する第4のパラメータのオンオフ状態を変更し、また、該レベル表示部に対するユーザの操作に応じて、同対応する第5のパラメータの値を変更するパラメータ制御手段とを有し、
    前記表示制御手段による前記(1b)及び前記(2a)における信号のレベル調整を行わずに送出する旨の表示の態様は、前記第2のミキシングバスのタイプによらず共通であり、前記(1a)及び前記(3a)におけるパラメータの値の表示の態様も、前記第2のミキシングバスのタイプによらず共通であることを特徴とするデジタルミキサ。
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