JP5251811B2 - デジタルミキサ - Google Patents
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Description
また、ミキシングバスのタイプを設定可能とし、入力chからミキシングバスへの信号供給経路において行う信号処理の内容を、送出先のバスのタイプに応じた内容のものとすることも行われている。例えば、VARIタイプの場合、ミキシングバスへ送出する音響信号の所得位置の切り換え、送出オンオフ切り換え及びレベル調整を行い、FIXタイプの場合、所得位置及びレベルは固定でオンオフ切り換えのみを行う等である。
このようなミックスマイナス機能については、例えば特許文献1及び非特許文献1,2に記載されている。
また、従来のデジタルミキサにおけるミックスマイナス機能では、除外しようとする入力chからの信号を完全にミュートする設定しかできず、所望のレベルは残したいといった要望には対応できないという問題もあった。
まず、この発明の実施形態であるデジタルミキサの構成について説明する。図1は、そのデジタルミキサの構成を示すブロック図である。
図1に示す通り、このデジタルミキサ10は、CPU11,フラッシュメモリ12,RAM13,外部機器入出力部(I/O)14,表示器15,操作子16,波形I/O17,信号処理部(DSP)18を備え、これらがシステムバス19によって接続されている。そして、複数の入力チャンネル(ch)から入力する音響信号に対して種々の信号処理を施して複数の出力chから出力する機能を有する。
RAM13は、一時的に記憶すべきデータを記憶したり、CPU11のワークメモリとして使用したりする記憶手段である。
操作子16は、デジタルミキサ10に対する操作を受け付けるためのものであり、種々のキー、ボタン、ロータリーエンコーダ、スライダ等によって構成することができる。ここでは、表示器15であるLCDに積層したタッチパネルも用いている。
この図に示すように、DSP18での信号処理は、入力パッチ33,入力ch40,ステレオ(ST)バス60,ミキシング(MIX)バス70,ST出力ch81,MIX出力ch82,出力パッチ34を有する。
なお、DSP18に設けるこれらの各部による信号処理の内容は、カレントメモリに記憶される所定のパラメータの値を設定することにより制御可能であり、また、各部の機能は、ソフトウェアによって実現してもハードウェアによって実現してもよい。
図3に示す通り、各入力ch40にはそれぞれ、アッテネータ41,イコライザ42,コンプレッサ43,chフェーダ44,オンスイッチ45を設けている。また、その先の、STバス60に信号を入力する経路には、第1の調整手段としてTO_ST(トゥーステレオ)スイッチ46及びパン47を設けている。
そして、これらの送出部では、送出先のバス毎に、入力チャンネルの経路のうちのオンスイッチ45の後の信号が、センドオンスイッチ51a,51bを、対応するオン(ON)パラメータの値がオンであれば通過し、送出先のバスに入力される。
ここで、各グループのバスのタイプは、ユーザが任意に設定可能であり、ユーザの指示に従ってタイプ設定手段として機能するCPU11が設定するものである。
そこで、以下、入力ch40からこのMIX_MINUSタイプのMIXバスへの信号送出に使用するパラメータの値の表示及び編集の態様や、それらに必要な処理について、他のタイプのMIXバスに関するパラメータの表示や編集の場合と合わせて説明する。
図4は、そのコンソールの概略構成を示す図である。
デジタルミキサ10は、図4に示すような構成のコンソール100を有しており、この上に、タッチスクリーン110,割当chストリップ部120,入力レイヤ選択スイッチ131,出力レイヤ選択スイッチ132,ロータリーエンコーダ133,センドレベル設定部140をはじめとする各種のユーザインタフェースを設けている。これらの各構成要素は、図1における表示器15及び操作子16に対応するものである。
割当chストリップ部120は、入力ch又は出力chの1ch分のパラメータの値を設定するためのchストリップを8つ有し、その各chストリップに、入力レイヤ選択スイッチ131及び出力レイヤ選択スイッチ132の操作に応じたレイヤのchを割り当てて、そのchのパラメータを設定するための操作子として使用するセクションである。
このうち、chノブ121は、ノブの回転量を操作量として検出することができるロータリーエンコーダである。そして、詳細な説明は省略するが、このchノブ121には、タッチスクリーン110に表示させる画面上の操作子を割り当て、その操作子と対応するパラメータの値の設定に使用することができる。
オンスイッチ123は、対応するchのオン/オフ(chストリップに入力chが割り当てられている場合には、図3に示したオンスイッチ45のオン/オフ)を設定するための操作子である。
また、フェーダ124のつまみはモータにより駆動可能であり、デジタルミキサ10のCPU11は、レイヤの変更、パラメータ値の読み出し、別の操作子によるパラメータの編集など、フェーダ124と対応するパラメータの値に変更があった場合に、モータを駆動して、つまみを変更後の値と対応する位置に移動させる。
入力レイヤ選択スイッチ131としては、24の入力ch40を8つずつに分け、1〜8番目,9〜16番目,17〜24番目の入力chを各chストリップに割り当てるレイヤを選択するための3つの操作子を設けている。
ロータリーエンコーダ133は、種々のパラメータを割り当ててそのパラメータの編集に用いることができる共用の操作子である。例えば、タッチスクリーン110に表示させる画面中のノブのシンボルをタッチすることにより、対応するパラメータをロータリーエンコーダ133に割り当てることができる。
センドノブ141はロータリーエンコーダであり、回転操作により、現在選択されている入力chからノブと対応する系統のMIXバスへ出力する信号のレベルパラメータを増減することができる。具体的にどのパラメータを増減するかはバスのタイプによって異なる。
まず図5に、バスのタイプの設定を受け付けるためのMIXバス設定画面の例を示す。
この図に示すMIXバス設定画面150は、上述のタッチスクリーン110にユーザの操作に応じて表示させるGUIであり、MIXバスのグループ毎に、そのグループのバスについて設定されているタイプを表示すると共に、タイプの設定操作を受け付けるためのバスタイプ設定部160を有する。
なお、バスのタイプは、「送出先のバスについて」設定するものであり、入力ch毎に設定するものではない。そして、バスのタイプが変更された場合には、これに応じて、全ての入力chにおいて、そのグループのMIXバスに対する信号送出経路の構成が変更されることになる。
この入力ch画面200は、入力ch40における信号処理に使用するパラメータとして現在設定されている内容を表示し、また設定に関する操作を受け付けるためのGUI画面である。そして、入力レイヤ選択スイッチ131においていずれかのレイヤが選択されると、そのレイヤによって割当chストリップ部120に割り当てる入力chに関する入力ch画面200を、タッチスクリーン110に表示させるようにしている。図6には、1〜8番目の入力chを割り当てた場合の画面例を示している。
そして、各chスロット210には、ch名ブロック211,アッテネータブロック212,周波数特性ブロック213,コンプレッサブロック214,センドレベルブロック215,パンブロック217を設けている。
アッテネータブロック212は、図3に示したアッテネータ41のパラメータである減衰量の値をつまみ212aの向きにより表示する表示部である。
周波数特性ブロック213は、イコライザ42の周波数特性を、パラメータの現在値に基づいてグラフで表示するブロックである。
また、これらの各ブロックについては、タッチスクリーン110においてブロック内にタッチ操作があった場合、タッチスクリーン110に、操作されたブロックと対応する不図示の別のGUI画面を表示させるようにしている。
また、オフ色とは、予め定義された無彩色であり、例えばグレーやダークグレーである。ユーザは、バスのオフ色を見て、そのバスに対して音響信号が送出されていないことを認識できる。なお、各バスのオン色と同じ色相で彩度を落とした色としてもよい。あるいは、オン色と同じ色相で明度を下げた色としてもよい。
また、送出設定表示部220は、選択されている入力chから各MIXバスへの出力の設定内容を表示すると共に、その変更操作を受け付けるための画面であり、図4に示したセンドノブ141の操作に応じて1番目のchスロット210の左側に表示される。なお、表示される画面は、12あるセンドノブ141のいずれが操作された場合でも同じである。
このうちch番号表示部221は、現在選択されている入力chの番号を表示するブロックである。
まず対応するバスがFIXタイプの場合には、センドレベルシンボル231及びセンドオンボタン232を備える。
このうちセンドオンボタン232は、現在選択されている入力chから送出設定部230と対応するMIXバスへの信号出力経路におけるセンドオンスイッチ51のオンオフ(ONパラメータの値)を表示するボタン表示部である。このボタンへのタッチにより、オンオフをトグルで切り換える操作も可能である。
また、PRE/POSTボタン234及びセンドオンボタン235は、対応するスイッチの切替操作を受け付ける操作部でもある。センドレベルフェーダ53と対応するSLパラメータの値については、上述の通りセンドノブ141の回転操作により設定することができる。
デジタルミキサ10においては、上述のように、DSP18における信号処理に使用するパラメータの値を、カレントメモリに記憶させている。そこで、図7に、このカレントメモリに記憶させるデータの構成を示す。
そしてこのうち、入力chパラメータ及びセットアップパラメータの一部が、この実施形態の特徴に関連する部分であるので、これらについてより詳細に説明する。
この各chについてのパラメータには、アッテネータ41での処理に用いるアッテネータパラメータ、イコライザ42での処理に用いるイコライザパラメータ、コンプレッサ43での処理に用いるコンプレッサパラメータ、chフェーダ44での処理に用いるフェーダパラメータ、およびオンスイッチ45での処理に用いるオンパラメータが含まれる。
また、STバスへの送出パラメータ(STバス送出パラメータ)には、TO_STスイッチ46のオンパラメータ、およびパン47の音像定位位置の値を示すパンパラメータが含まれる。
これ以外の部分については、この実施形態の特徴と関係ないため、説明を省略する。
CPU11は、bp番目のバスタイプ設定部160においていずれかのボタン対するタッチ操作を検出すると、図8のフローチャートに示す処理を開始する。
そしてまず、第bpグループのMIXバスのタイプBT(bp)として、タッチされたボタンに対応するバスタイプを設定する(S11)。そして、全入力chの入力chパラメータ中の、第bpグループのMIXバスの送出パラメータとして、ステップS11で設定したタイプに応じた初期値(表1参照)をカレントメモリに設定する(S12)。
そして、ステップS12で設定したパラメータの値に従った信号処理を行わせるための係数をDSP18に設定し(S15)、処理を終了する。
以上の処理により、CPU11はユーザの指示に応じてMIXバスのタイプを設定すると共に、DSP18にそのタイプに応じた信号処理を行わせることができる。
CPU11は、新規に送出設定表示部220の表示を行ったり、図8の処理でMIXバスのタイプを変更したりして新規に送出設定部230の表示する場合、図9に示す処理を開始する。この処理は、第SC入力chが選択されている状態で、mb番目のMIXバスについての送出設定部230の表示を行う処理である。
FIXタイプの場合には、第SC入力chのmb番目のMIXバスについてのONパラメータの値を、センドオンボタン232によりタッチスクリーン110に表示させ(S22)、またそのONパラメータの値に応じた態様でセンドレベルシンボル231を表示させて(S23)、処理を終了する。ここでは、センドレベルシンボル231の表示は、ONパラメータの値がオンならバス番号、オフならハッチングにより行う。
CPU11は、センドオンボタン232又は235へのタッチ、出力内容シンボル216aへのタッチ等、いずれかの信号送出経路におけるONパラメータの値を変更する操作を検出した場合に、図10のフローチャートに示す処理を開始する。この処理は、第i入力chのmb番目のMIXバスについてのONパラメータの変更操作を検出した場合の処理である。
その後、タッチスクリーン110に送出設定表示部220を表示中でなければ(S34)、そのまま処理を終了するが、表示中であれば、ステップS35以下の、送出設定表示部220の表示更新に関する処理に進む。
CPU11は、FIXタイプのMIXバスと対応するセンドノブ141の回転操作等、いずれかの信号送出経路におけるSLパラメータの値を変更する操作を検出した場合に、図11のフローチャートに示す処理を開始する。この処理は、第i入力chのmb番目のMIXバスについてのSLパラメータの変更操作を検出した場合の処理である。
そして、いずれの場合も、ステップS41での反転後のパラメータの値に従った信号処理を行わせるための係数をDSP18に設定する(S44)。
CPU11は、マイナスワンボタン237へのタッチ、出力内容シンボル216dへのタッチ等、いずれかの信号送出経路におけるMO_ONパラメータの値を変更する操作を検出した場合に、図12のフローチャートに示す処理を開始する。この処理は、第i入力chのmb番目のMIXバスについてのMO_ONパラメータの変更操作を検出した場合の処理である。
その後、タッチスクリーン110に送出設定表示部220を表示中でなければ(S56)、そのまま処理を終了するが、表示中であれば、ステップS57以下の、送出設定表示部220の表示更新に関する処理に進む。
CPU11は、MIX_MINUSタイプのMIXバスと対応するセンドノブ141の回転操作等、いずれかの信号送出経路におけるMOLパラメータの値を変更する操作を検出した場合に、図13のフローチャートに示す処理を開始する。この処理は、第i入力chのmb番目のMIXバスについてのMOLパラメータの変更操作を検出した場合の処理である。
その後、タッチスクリーン110に送出設定表示部220を表示中でなければ(S63)、そのまま処理を終了するが、表示中であれば、ステップS64以下の、送出設定表示部220の表示更新に関する処理に進む。
なお、上述のように、対応するMO_ONパラメータの値がオフの場合には、センドノブ141の操作は無効とするため、図13の処理が行われる場合にはステップS64では必ず「オン」となるはずであり、この処理は確認的に設けたものである。
ただし、MO_ONパラメータの値がオフの状態でMOLパラメータの値を編集できるようにしたとしても、特に不都合はない。この状態でMOLパラメータの値を編集してもその内容は信号処理には反映されず、またMO_ONパラメータの値がオンになった時点でリセットされてしまうため、編集操作が無駄になるのみである。
例えば、上述した実施形態において、レベル調整を行わずに信号を出力することを示す表示を、送出先バスの番号を用いて行ったが、このようにすることは必須ではない。この場合にセンドレベルシンボルの部分で表示すべきパラメータはなく、形状、色、ハッチングなどを如何様にでも設定できるので、任意の態様を用いて表示すればよい。
また、特定の系統のMIXバスについて複数の入力chにおいてMO_ONパラメータの値がオンになっている場合、それらのMO_ONパラメータと対応するMOLパラメータの値を、ユーザの操作に従って連動して変化させたり、共通の値としたりしてもよい。
すなわち、MO_ONパラメータの値が2つの状態を取り得るものであり、そのうち一方の値の場合に入力ch40の信号をそのままMIXバスに供給し、他方の値の場合にレベル調整を行ってからMIXバスに供給するようにすれば、ユーザに与える印象は異なるものの、機能としては、上述した実施形態の場合と同様なものが実現できる。
また、上述の実施形態では、MIXバス70が6グループ12系統ある例について説明したが、最低限1系統のMIXバスを備えるデジタルミキサ10について、この発明を適用することができる。
また、以上述べてきた構成及び変形例は、矛盾しない範囲で適宜組み合わせて適用することも可能である。
従って、この発明を適用することにより、デジタルミキサの操作性を向上させることができる。
Claims (4)
- 各々複数の入力チャンネルから供給される音響信号を混合する第1及び第2のミキシングバスと、
前記複数の入力チャンネルの各々に対応し、対応する入力チャンネルに入力する音響信号の特性を調整して前記第1のミキシングバスに供給する複数の第1の調整手段と、
前記複数の入力チャンネルの各々について、オンオフ状態を示す第1のパラメータと、レベルを示す第2のパラメータとを記憶する記憶手段と、
前記複数の入力チャンネルの各々に対応し、(1)対応する入力チャンネルについての前記第1のパラメータの値がオンである場合には、その入力チャンネルの音響信号を、その入力チャンネルについての前記第2のパラメータの値に従ってレベルを制御した上で前記第2のミキシングバスに供給し、(2)対応する入力チャンネルについての前記第1のパラメータの値がオフである場合には、その入力チャンネルの音響信号を、そのまま前記第2のミキシングバスに供給する複数の第2の調整手段と、
ユーザの操作に応じて、前記入力チャンネルの1つについて前記記憶手段が記憶している前記第1のパラメータの値のオンオフ状態を変更すると共に、該パラメータの値をオフからオンに変更する場合に、該1つの入力チャンネルについて前記記憶手段が記憶している前記第2のパラメータの値を、前記第2の調整手段による制御で入力チャンネルの音響信号がゼロレベルになる値に設定する第1のパラメータ制御手段と、
ユーザの操作に応じて、前記入力チャンネルの1つについて前記記憶手段が記憶している前記第2のパラメータの値を変更する第2のパラメータ制御手段とを有することを特徴とするデジタルミキサ。 - 請求項1に記載のデジタルミキサであって、
前記第1のパラメータ制御手段は、ある入力チャンネルについて前記第1のパラメータの値がオンに設定されている場合でも、さらに別の入力チャンネルについて前記第1のパラメータの値をオンに設定できることを特徴とするデジタルミキサ。 - 請求項1又は2に記載のデジタルミキサであって、
表示器と、
前記表示器に、前記入力チャンネルの1つに対応付けて、前記記憶手段が該入力チャンネルについて記憶している前記第1のパラメータの値を示す1つのボタン操作子を表示させるとともに、(1)該第1のパラメータの値がオンである場合には、前記記憶手段が該入力チャンネルについて記憶している前記第2のパラメータの値も表示させ、(2)該第1のパラメータの値がオフである場合には、前記記憶手段が該入力チャンネルについて記憶している前記第2のパラメータの値を表示させない表示制御手段とを有し、
前記第1のパラメータ制御手段は、前記表示器に表示された前記ボタン操作子に対する操作に応じて対応する第1のパラメータの値を変更し、
前記第2のパラメータ制御手段は、前記表示器に表示された前記第2のパラメータの値に対する操作に応じて対応する第2のパラメータの値を変更することを特徴とするデジタルミキサ。 - 表示器と、
各々複数の入力チャンネルから供給される音響信号を混合する第1及び第2のミキシングバスと、
前記複数の入力チャンネルの各々に対応し、対応する入力チャンネルに入力する音響信号の特性を調整して前記第1のミキシングバスに供給する複数の第1の調整手段と、
前記第2のミキシングバスのタイプを、第1乃至第3のタイプのうちいずれかに設定するタイプ設定手段と、
前記複数の入力チャンネルの各々について、(1)前記第2のミキシングバスが前記第1のタイプである場合には、オンオフ状態を示す第1のパラメータと、レベルを示す第2のパラメータとを記憶し、(2)前記第2のミキシングバスが前記第2のタイプである場合には、オンオフ状態を示す第3のパラメータを記憶し、(3)前記第2のミキシングバスが前記第3のタイプである場合には、オンオフ状態を示す第4のパラメータと、レベルを示す第5のパラメータとを記憶する記憶手段と、
前記複数の入力チャンネルの各々に対応し、前記第2のミキシングバスが前記第1のタイプである場合に機能して、(1)対応する入力チャンネルについての前記第1のパラメータの値がオンである場合には、その入力チャンネルの音響信号を、その入力チャンネルについての前記第2のパラメータの値に従ってレベルを制御した上で前記第2のミキシングバスに供給し、(2)対応する入力チャンネルについての前記第1のパラメータの値がオフである場合には、その入力チャンネルの音響信号を、そのまま前記第2のミキシングバスに供給する複数の第2の調整手段と、
前記複数の入力チャンネルの各々に対応し、前記第2のミキシングバスが前記第2のタイプである場合に機能して、(1)対応する入力チャンネルについての前記第3のパラメータの値がオンである場合には、その入力チャンネルの音響信号を、そのまま前記第2のミキシングバスに供給し、(2)対応する入力チャンネルについての前記第3のパラメータの値がオフである場合には、その入力チャンネルの音響信号を前記第2のミキシングバスに供給しない複数の第3の調整手段と、
前記複数の入力チャンネルの各々に対応し、前記第2のミキシングバスが前記第3のタイプである場合に機能して、(1)対応する入力チャンネルについての前記第4のパラメータの値がオンである場合には、その入力チャンネルの音響信号を、その入力チャンネルについての前記第5のパラメータの値に従ってレベルを制御した上で前記第2のミキシングバスに供給し、(2)対応する入力チャンネルについての前記第4のパラメータの値がオフである場合には、その入力チャンネルの音響信号を前記第2のミキシングバスに供給しない複数の第4の調整手段と、
前記表示器に、前記入力チャンネルの1つに対応付けて、該入力チャンネルについて前記記憶手段に記憶しているパラメータの値を表示するための表示部として、ボタン表示部及びレベル表示部を表示させ、(1)前記第2のミキシングバスが前記第1のタイプである場合には、前記ボタン表示部に前記第1のパラメータの値を表示させるとともに、(1a)該第1のパラメータの値がオンである場合には、前記レベル表示部に前記第2のパラメータの値を表示させ、(1b)該第1のパラメータの値がオフである場合には、前記レベル表示部に信号のレベル調整を行わずに送出する旨の表示をさせ、(2)前記第2のミキシングバスが前記第2のタイプである場合には、前記ボタン表示部に前記第3のパラメータの値を表示させるとともに、(2a)該第3のパラメータの値がオンである場合には、前記レベル表示部に信号のレベル調整を行わずに送出する旨の表示をさせ、(2b)該第3のパラメータの値がオフである場合には、前記レベル表示部に前記第2のミキシングバスへ信号を送出しない旨の表示をさせ、(3)前記第2のミキシングバスが前記第3のタイプである場合には、前記ボタン表示部に前記第4のパラメータの値を表示させるとともに、(3a)該第4のパラメータの値がオンである場合には、前記レベル表示部に前記第5のパラメータの値を表示させ、(3b)該第4のパラメータの値がオフである場合には、前記レベル表示部に、前記第4のパラメータの値と、前記第2のミキシングバスへ信号を送出しない旨との表示をさせる表示制御手段と、
前記表示器に表示された前記表示部に対するユーザの操作に応じて、前記記憶手段が記憶している前記第1乃至第5のパラメータの値を制御するパラメータ制御手段であって、(1)前記1つの入力チャンネルと前記第1のタイプの第2のミキシングバスとに対応付けて表示された前記ボタン表示部及び前記レベル表示部に関して、該ボタン表示部に対するユーザの操作に応じて、前記記憶手段が記憶している該1つの入力チャンネル及び該第2のミキシングバスに対応する前記第1のパラメータの値のオンオフ状態を変更すると共に、該第1のパラメータの値をオフからオンに変更する場合に、対応する第2のパラメータの値をゼロレベルに設定し、また、該レベル表示部が第2のパラメータの値を表示している場合、該レベル表示部に対するユーザの操作に応じて、同対応する前記第2のパラメータの値を変更し、(2)前記1つの入力チャンネルと前記第2のタイプの第2のミキシングバスとに対応付けて表示された前記ボタン表示部に関して、該ボタン表示部に対するユーザの操作に応じて、前記記憶手段が記憶している該1つの入力チャンネル及び該第2のミキシングバスに対応する前記第3のパラメータの値のオンオフ状態を変更し、(3)前記1つの入力チャンネルと前記第3のタイプの第2のミキシングバスとに対応付けて表示された前記ボタン表示部及び前記レベル表示部に関して、該ボタン表示部に対するユーザの操作に応じて、前記記憶手段が記憶している該1つの入力チャンネル及び該第2のミキシングバスに対応する第4のパラメータのオンオフ状態を変更し、また、該レベル表示部に対するユーザの操作に応じて、同対応する第5のパラメータの値を変更するパラメータ制御手段とを有し、
前記表示制御手段による前記(1b)及び前記(2a)における信号のレベル調整を行わずに送出する旨の表示の態様は、前記第2のミキシングバスのタイプによらず共通であり、前記(1a)及び前記(3a)におけるパラメータの値の表示の態様も、前記第2のミキシングバスのタイプによらず共通であることを特徴とするデジタルミキサ。
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