JP6507749B2 - 音響信号処理装置及びプログラム - Google Patents

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Description

この発明は、複数の信号処理チャンネルで音響信号処理を実行し、その信号処理チャンネルにおける音響信号を試聴可能とする機能を備えた音響信号処理装置及び、そのような機能を実現するためのプログラムに関する。
従来から、複数の信号処理ch(チャンネル)でそれぞれ音響信号処理を実行しつつ、任意に選択した信号処理chにおける音響信号を試聴できるようにした音響信号処理装置が知られている(非特許文献1参照)。このような試聴に係る機能は、キュー(CUE)機能あるいはモニタ機能と呼ばれる。
非特許文献1に記載のデジタルミキサにおいては、ユーザがchストリップに設けられたCUEキーを操作することにより、そのchストリップと対応する信号処理chの音響信号をCUEバスに出力させ、CUEバスを通して試聴用信号として出力させることができる。
「DIGITAL MIXING CONSOLE CL5 CL3 CL1 取扱説明書」,ヤマハ株式会社,2012年,特にp.11,13,15,63,64
ところで、従来のデジタルミキサでは、試聴用信号の出力経路には、イコライザやダイナミクスといった、信号の特性を調整する信号処理部が設けられていなかった。従って、ユーザは、レベルの調整程度はできるものの、基本的には試聴用に信号処理chから取り出した音響信号をそのまま試聴する他なかった。「試聴」についての考え方としても、所望の信号処理chの音響信号をそのまま聴く、ということが当然であった。
しかし、一方で、試聴用の音響信号についても信号特性を調整したいという要求もあった。例えば、公演の本番中に、会場のスピーカへ送出している音響信号の特性を調整しようとする場合、その音響信号を処理している信号処理chにおける信号処理パラメータを変更してしまうと、その変更が会場への音声出力に反映されてしまう。このため、該当の音響信号を試聴しつつ信号処理パラメータを調整し、所望の値が設定できた時点で、信号処理chにおける信号処理にその値を反映させたい等である。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、本番用の音響信号に影響を与えることなく、試聴用の音響信号の特性を調整できるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するため、この発明の音響信号処理装置は、それぞれ第1信号処理部を備える複数の信号処理チャンネルを備え、その各信号処理チャンネルに入力する音響信号を前記信号処理部により処理する音響信号処理装置において、上記信号処理チャンネルの第1信号処理部と共通の信号処理を、上記第1信号処理部が使用する第1パラメータと独立に編集可能な第2パラメータの値に従って実行する第2信号処理部と、上記信号処理チャンネルにおける指定された位置の音響信号を試聴用の音響信号として取り出して上記第2信号処理部に供給する取出手段と、ユーザから受け付けた指示に従って上記第2パラメータの値を上記信号処理チャンネルにおける信号処理に反映させる設定手段とを設けたものである。
このような音響信号処理装置において、上記設定手段が、上記第2パラメータの値を、上記複数の信号処理チャンネルのうちユーザによって選択された特定の信号処理チャンネルにおける信号処理に反映させるとよい。
さらに、上記取出手段が上記信号処理チャンネルから音響信号を取り出す位置を選択する第1選択手段を設け、上記設定手段が、上記選択手段が選択した位置が上記第1信号処理部よりも前の位置であれば、上記反映を、上記第1パラメータの値を上記第2パラメータの値で上書きすることにより行うとよい。
あるいは、上記取出手段が上記信号処理チャンネルから音響信号を取り出す位置を選択する第1選択手段を設け、上記設定手段は、上記選択手段が選択した位置が上記第1信号処理部よりも後の位置であれば、上記反映を、上記第1パラメータの値に上記第2パラメータの値を合成することにより行うとよい。
また、上記取出手段がどの信号処理チャンネルから音響信号を取り出すかを選択する第2選択手段を備え、上記第2選択手段が信号処理チャンネルを新たに選択した場合に、上記第2パラメータの値を、上記新たに選択した信号処理チャンネルにおける上記第1パラメータの値に変更するとよい。
さらに、ユーザから受け付けた指示に従って、上記第2選択手段が選択している信号処理チャンネルにおける上記第1パラメータの値を、上記第2パラメータの値に変更する手段を備えるとよい。
また、上記取出手段が、ユーザが選択した複数の信号処理チャンネルから音響信号を取り出してそれらをミキシングすることにより、試聴用の音響信号を生成する手段を備え、上記ユーザが選択した複数の信号処理チャンネルのうち一の信号処理チャンネルを選択する第3選択手段と、ユーザの指示に従って、上記第2パラメータの値を、上記第3選択手段が選択している信号処理チャンネルにおける上記第1パラメータの値に変更する手段とを備えるとよい。
また、この発明は、上記のように装置として実施する他、システム、方法、プログラム、記録媒体等、任意の態様で実施することができる。
以上のようなこの発明の音響信号処理装置によれば、本番用の音響信号に影響を与えることなく、試聴用の音響信号の特性を調整することができる。
図1は、この発明の音響信号処理装置の実施形態であるデジタルミキサのハードウェア構成例を示す図である。 図1に示したDSPで実行される信号処理の構成をより詳細に示す図である。 図2に示した入力chの構成をより詳細に示す図である。 図2に示した出力chの構成をより詳細に示す図である。 図2に示したキューchの構成をより詳細に示す図である。 EQ設定画面の表示例を示す図である。 ダイナミクス設定画面の表示例を示す図である。 キュー設定画面の表示例を示す図である。 試聴対象のchが新たに選択された場合にミキサエンジンのCPUが実行する処理のフローチャートである。 同じく適用ボタンの操作を検出した場合の処理のフローチャートである。 入力chの別の構成例を示す図である。
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
まず、図1に、この発明の音響信号処理装置の実施形態であるデジタルミキサの構成を示す。
図1に示すデジタルミキサ10は、CPU11,ROM12,RAM13,表示I/F14,検出I/F15,通信I/F16,DSP(Digital Signal Processor)20,エフェクタ21を備え、これらが通信バス25によって接続されている。また、表示I/F14には表示部17が、検出I/F15には操作子18が、通信I/F16には通信入出力部(I/O)19がそれぞれ接続されている。さらに、AD変換部22,DA変換部23,DD変換部24も備え、これらは音声バス26によりDSP20及びエフェクタ21と接続されている。
これらのうちCPU11は、デジタルミキサ10の動作を統括制御する制御手段であり、ROM12に記憶された所定のプログラムを実行することにより、各I/F14〜16を介した表示部17の表示、操作子18における操作の検出、通信I/O19による通信等を制御したり、DSP20における信号処理を制御したりといった処理を行う。
ROM12は、CPU11が実行する制御プログラム等を記憶する書き換え可能な不揮発性記憶手段である。フラッシュメモリ等を用いることできる。
RAM13は、DSP20における信号処理に反映させるパラメータの値を記憶させたり、CPU11のワークメモリとして使用したりするための記憶手段である。
表示I/F14は、表示部17を通信バス25に接続してCPU11からの指示に従ってその表示内容を制御するためのインタフェースである。表示部17は、液晶ディスプレイ(LCD)等によって構成される表示手段である。そして、デジタルミキサ10の現在の状態を示す画面、信号処理に用いるパラメータの参照,変更,保存等を行うための画面等を表示する。
検出I/F15は、操作子18を通信バス25に接続してCPU11からの指示に従ってその操作内容を検出するためのインタフェースである。操作子18は、キー、スイッチ、ロータリーエンコーダ等によって構成され、ユーザがデジタルミキサ10を直接操作してパラメータの編集等を行うための操作子である。
通信I/F16は、通信I/O19を通信バス25に接続してCPU11からの指示に従って通信I/O19を通したデータ送受信を制御するためのインタフェースである。通信I/O19は、ネットワークを介してあるいはピアツーピア通信により外部装置と通信を行うことができる。
DSP20は、信号処理回路を含み、入力する音響信号に対し、信号処理に反映させることが設定されている信号処理パラメータの値に従った信号処理を施す信号処理手段である。エフェクタ21は、入力する音響信号に対し、リバーブやコーラスを始めとする種々のエフェクト付与を行って出力する機能を有する。
AD変換部22は、複数の入力端子から入力するアナログ音響信号をそれぞれデジタル波形データに変換して音声バス26に供給する機能を備える。DA変換部23は、音声バス26から取得した複数chのデジタル波形データをそれぞれアナログ音響信号に変換して、該波形データと対応付けられた出力端子から出力する機能を備える。DD変換部24は、音声バス26と端子との間でデジタル波形データを入出力するために必要なフォーマット変換を行う機能を備える。
また、音声バス26は、時分割でデジタル波形データを複数ch伝送可能であり、各chは音声バス26に接続されているいずれかのプロセッサ(エフェクタを含む)又は変換部の出力から他のプロセッサ又は変換部の入力へと信号を伝える信号伝送路として機能する。
次に、図2乃至図5に、図1に示したDSP20で実行される信号処理の構成をより詳細に示す。
図2に示すように、DSP20での信号処理は、入力パッチ110、入力ch(チャンネル)120、ミキシングバス130、出力ch140、キューバス150、キュー(モニタ)出力ch160、出力パッチ170を備える。
そして、DSP20においては、入力パッチ110により、1番目(120−1)からN番目(120−N)までNchある入力ch120にそれぞれ、AD変換部22又はDD変換部24の入力端子と対応するように用意された入力ポートのいずれかをパッチ(結線)することができる。
各入力ch120では、そのパッチされた入力ポートから入力する音響信号に対して、図3に示すように、ヘッドアンプ(HA)121、ハイパスフィルタ(HPF)122、イコライザ(EQ)123、ダイナミクス124、およびレベル調整部125の各信号処理部により信号処理を行った後、1番目からM番目までM系統あるミキシングバス130のうち任意のバスに対して、処理後の信号を送出する。なお、入力ch120中の各chからミキシングバス130中の各バスに対する出力のレベル及びオンオフは、個別に設定可能である。
また、入力ch120は、図3に示すように3箇所に設けられた取り出し位置P1〜P3のいずれかから取り出した音響信号を、試聴用の信号としてキューバス150に対して送出することができる。スイッチ126が、この取り出し位置の切り替えを行う。なお、スイッチ126は、第1選択手段として機能するCPU11により、どの取り出し位置につながる接点を選択するかを制御される。
また、キューバス150への信号の送出を行うのは、試聴対象としてユーザが選択したchのみである。選択されていないchにおいては、スイッチ126は、いずれの取り出し位置とも接続されない接点を選択する。
また、各系統のミキシングバス130では、各入力ch120から入力する信号をミキシングし、ミキシング後の信号を、各系統と対応して1番目(140−1)からM番目(140−M)までMch設けられた出力ch140にそれぞれ出力する。
そして、各出力ch140では、対応するミキシングバスから入力する音響信号に対して、図4に示すように、イコライザ143、ダイナミクス144、およびレベル調整部145の各信号処理部により信号処理を行う。
また、出力ch140も、図4に示すように3箇所に設けられた取り出し位置P4〜P6のいずれかから取り出した音響信号を、試聴用の信号としてキューバス150に対して送出することができる。スイッチ146が、この取り出し位置の切り替えを行う、スイッチ126と対応するスイッチである。また、キューバス150への信号の送出を行うのは、試聴対象としてユーザが選択したchのみである。選択されていないchにおいては、スイッチ146は、いずれの取り出し位置とも接続されない接点を選択する。
なお、デジタルミキサ10の機能としては、入力ch120と出力ch140を同時に試聴対象として選択することも可能である。しかし、通常は、入力ch120と出力ch140の一方のみを試聴対象として選択することが想定される。
キューバス150は、各入力ch120及び各出力ch140から入力する信号をミキシングし、ミキシング後の信号を、キュー出力ch160に出力する。このキューバス150が、キュースイッチ126及びキュースイッチ146と合わせて取出手段として機能する。
キュー出力ch160では、キューバス150から入力する音響信号に対して、図5に示すように、アッテネータ161、イコライザ163、ダイナミクス164、およびレベル調整部165の各信号処理部により信号処理を行う。
これらのうちイコライザ163は、入力ch120におけるイコライザ123及び出力ch140におけるイコライザ143と同じアルゴリズムの信号処理を行う。ただし、信号処理に使用するパラメータは、イコライザ123及びイコライザ143とは別項目のパラメータとして用意され、独立に編集可能である。
これらのうちイコライザ123及びイコライザ143が第1信号処理部であり、イコライザ163が第2信号処理部である。また、イコライザ123及びイコライザ143が使用するパラメータが第1パラメータ、イコライザ163が使用するパラメータが第2パラメータである。そして、後述のように、デジタルミキサ10は、ユーザの操作に応じて、第2パラメータの値を第1パラメータの値で上書きしたり、第1パラメータの値を第2パラメータの値で上書きしたり、第1パラメータの値に第2パラメータの値を合成したりすることができる。
ダイナミクス164と、入力ch120におけるダイナミクス124及び出力ch140におけるダイナミクス144とも、上記のイコライザ123,143,163と同じ関係にある。
なお、アッテネータ161は、デジタルミキサ10では入力ch120や出力ch140には設けていない信号処理部である。レベル調整部165は、入力ch120のレベル調整部125及び出力ch140のレベル調整部145と基本的には同じアルゴリズムの信号処理を行うが、上記のようなパラメータを相互に上書きしたり合成したりする対象とはしていない。
出力パッチ170は、各出力ch140及びキュー出力ch160を、DA変換部23又はDD変換部24に設けた出力端子と対応するように用意された出力ポートにパッチし、各chによる処理後の信号をパッチ先の出力ポートに供給してそこから出力させる。なお、キュー出力ch160のパッチ先は、固定のモニタ出力用の出力ポートである。
なお、DSP20に設けるこれらの各部による信号処理は、上述した第1パラメータ及び第2パラメータを含む、メモリに記憶される所定のパラメータの値を設定することにより制御可能である。また、各部の機能は、ソフトウェアによって実現してもハードウェアによって実現してもよい。
次に、信号処理に反映させるパラメータの値を編集するための画面の例を示す。
まず図6に、ユーザからイコライザに関するパラメータの編集操作を受け付けるための画面の例を示す。このEQ設定画面300は、入力ch120、出力ch140及びモニタ出力ch160のいずれに設けられたイコライザ123,143,163についても、共通して使用可能な画面である。これらの各イコライザ123,143,163は同じアルゴリズムで信号処理を行い、同じ種類のパラメータを使用するためである。ただし、これらは別々の信号処理部であるので、編集対象として個別に選択することができる。
デジタルミキサ10は、ユーザから、chの指定と、イコライザパラメータの編集を行う旨の指示を受け付けると、該当chのイコライザに関するパラメータの編集操作を受け付けるための画面として、図6に示すEQ設定画面300を表示部17に表示させる。
このEQ設定画面300は、バンド選択部301、オンオフ設定部302、Q値設定部303、中心周波数設定部304、ゲイン設定部305、周波数特性表示部306、およびレベルメータ307を備える。これらの各部における編集操作は、ただちに信号処理に反映させるパラメータの値(すなわち実行中の信号処理)や、画面の表示に反映される。
これらのうちバンド選択部301は、Q値設定部303、中心周波数設定部304およびゲイン設定部305にて特性を編集するバンドを選択するためのボタンを設けた部分である。図6の例では、イコライザは4バンドであるとし、それに対応して4つのボタンを設けている。
オンオフ設定部302は、イコライザの機能のオンオフを切り替えるためのボタンである。イコライザの機能がオフにされている場合、イコライザにはフラットな周波数特性が設定されているとみなすことができる。
Q値設定部303、中心周波数設定部304およびゲイン設定部305はそれぞれ、編集対象として選択されているバンドにおけるQ値、中心周波数およびゲインの値を設定するための操作子である。
周波数特性表示部306は、4バンドにおけるQ値、中心周波数およびゲインの設定値に基づき、イコライザ全体としての周波数特性を表示する部分である。
レベルメータ307は、編集中のイコライザを含むchの当該イコライザの位置において処理中の音響信号のレベルを表示する部分である。
以上の各部に対する操作は、タッチパネルにおける操作子と対応する位置への操作として受け付けてもよいし、画面外のボタンやつまみ等の物理操作子にパラメータを割り当てて、これらの物理操作子によって受け付けてもよい。その編集操作は、対象のイコライザが入力ch120のものであっても、出力ch140のものであっても、モニタ出力ch160のものであっても、基本的には同じように行うことができる。
次に図7に、ユーザからダイナミクスに関するパラメータの編集操作を受け付けるための画面の例を示す。この画面は、設定を受け付けるパラメータの項目が図6のEQ設定画面300と異なるのみであり、それ以外の基本的な機能についてはEQ設定画面300と共通である。
図7のダイナミクス設定画面310は、オンオフ設定部311、閾値設定部312、変換比設定部313、ゲイン設定部314、ゲイン特性表示部315、およびレベルメータ316を備える。
これらのうちオンオフ設定部311は、ダイナミクスの機能のオンオフを切り替えるためのボタンである。ダイナミクスの機能がオフにされている場合、ダイナミクスには入力信号のレベルを調整せずそのまま出力する旨の特性が設定されているとみなすことができる。
閾値設定部312、変換比設定部313およびゲイン設定部314はそれぞれ、ダイナミクスにおける入力信号のレベルと出力信号のレベルとの関係を規定するための閾値、変換比及びゲインのパラメータを設定するための操作子である。
ゲイン特性表示部315は、それらのパラメータに基づき定まる、入力信号のレベルと出力信号のレベルとの関係を表示する部分である。
レベルメータ316は、編集中のダイナミクスを含むchの当該ダイナミクスの位置において処理中の音響信号のレベルを表示する部分である。
次に、図8に、ユーザから試聴に関する設定を受け付けるための画面の例を示す。
図8に示すキュー設定画面320は、ユーザから、キューバス150及びキュー出力ch160を用いた試聴に関する設定を受け付けるための画面である。そして、入力ch選択部321、出力ch選択部322、適用ボタン323及び閉じるボタン324を備える。
これらのうち入力ch選択部321及び出力ch選択部322には、それぞれ入力ch120及び出力ch140に含まれる各chと対応するボタンが設けられる。そして、ユーザは、これらのボタンを操作することにより、該当のchを試聴対象とすること、およびキュー出力ch160におけるパラメータの反映先とすることを設定することができる。
図8の例では、ボタンにハッチングのないchが試聴対象として選択されており、ハッチングのあるchは試聴対象として選択されていない。また、破線でボタンが囲まれているchは、キュー出力ch160におけるパラメータの反映先とすることが設定されており、囲まれていないchは、反映先としないことが設定されている。
例えば、ユーザは、各ボタンをシングルクリックすることにより、対応するchを試聴対象とするか否かをトグルで切り替えることができる。また、試聴対象として選択されているchの(ハッチングのない状態の)ボタンをダブルクリックすることにより、該当のchをパラメータの反映先とするか否かをトグルで切り替えることができる。なお、あるchが試聴対象でなくなった場合には、そのchは自動的に反映先でもなくなるものとする。
以上の入力ch選択部321及び出力ch選択部322における操作のうち、試聴対象の選択及びその解除は、直ちにデジタルミキサ10の信号処理及び画面の表示に反映される。この試聴対象の選択及び解除に際し、CPU11は第2選択手段として機能する。反映先の指定及びその解除は、操作時点では単に表示に反映されるのみである。
なお、試聴対象の選択及びその解除は、デジタルミキサ10の操作パネル上のchストリップに設けたキュースイッチを操作して行うこともできる。
次に、適用ボタン323は、キュー出力ch160におけるイコライザ163及びダイナミクス164のパラメータの値を、反映先として選択されているchにおけるイコライザ及びダイナミクスにおける信号処理に反映させることを指示するためのボタンである。この反映を具体的にどのように行うかについては、後に詳述する。
閉じるボタン324は、キュー設定画面320を閉じることを指示するためのボタンである。
なお、試聴対象とするchから音響信号を取り出すための取り出し位置は、キュー設定画面320とは異なる画面において、全chについて一律に設定することができる。その選択肢は、イコライザ123,143の前(P1,P4)、ダイナミクス124,144の後(P2,P5)、レベル調整部125,145の後(P3,P6)である。取り出し位置については、入力ch120と出力ch140の双方について、共通の設定が適用される。
次に、図8に示したキュー設定画面320における操作をミキサエンジン10の動作に反映させるための処理について説明する。
まず図9に、試聴対象のchが新たに選択された場合にミキサエンジン10のCPU11が実行する処理のフローチャートを示す。
CPU11は、キュー設定画面320において試聴対象のchが新たに選択されたことを検出した場合、図9のフローチャートに示す処理を開始する。そしてまず、既に試聴対象となっているchがあるか否か判断する(S11)。あった場合、CPU11は、このケースにおいてキュー出力ch160の現在のイコライザ163及びダイナミクス164のパラメータの値をそのまま変更せずに使用するか否かの設定を参照する(S12)。この設定は、ミキサエンジン10全体に関する設定としてユーザが行うものである。
そして、そのまま使用する旨の設定であれば、CPU11は、ステップS13乃至S16の処理をスキップして、ステップS17に進む。一方、変更してよい旨の設定であれば、ステップS13に進む。
ステップS11で試聴対象となっているchがなかった場合にも、CPU11はステップS13に進む。
ステップS13では、CPU11は、信号の取り出し位置を判定する(S13)。なお、この判定は、選択された試聴対象chのイコライザ及びダイナミクスのパラメータを、キュー出力ch160での信号処理に用いるか否かを判断するために行うものであるので、取り出し位置がイコライザ及びダイナミクスの前か後ろかを判定すればよい。ここでは、P1,P4が選択されていれば前(Pre EQ/Dyna)、それ以外であれば後(Post EQ/Dyna)である。
ステップS13で後ろである場合、CPU11は、キュー出力ch160のイコライザ163及びダイナミクス164に関するパラメータの値をデフォルト値に戻す(S14)。このことによりユーザが、取り出し位置における音響信号を、アッテネータ161及びレベル調整部165におけるレベル調整を行う以外はそのまま試聴できるようにしている。なお、デジタルミキサ10において、イコライザ163のパラメータのデフォルト値は、周波数特性をフラットにする値であり、ダイナミクス164のパラメータのデフォルト値は、入力と出力でレベルを変化させない値である。すなわち、入力と出力で信号特性を変化させないような値である。
一方、ステップS13で前である場合も、同様にキュー出力ch160のパラメータの値をデフォルト値に戻すことにより、取り出し位置における音響信号をそのまま試聴できるようにしてもよい。
しかし、デジタルミキサ10においては、試聴対象chにおけるパラメータの値の調整に適した状態で試聴を行うこともできるようにしている。これは、今回選択された試聴対象chにおけるイコライザ及びダイナミクスのパラメータの値を、キュー出力ch160のイコライザ163及びダイナミクス164のパラメータの値に上書きすることにより実現される。
このようにすれば、キュー出力ch160からは、アッテネータ161及びレベル調整部165におけるレベル調整分の差や、他の試聴対象chがあればそちらからの音響信号とミキシングされているという違いはあるものの、今回選択された試聴対象chから出力される音響信号と概ね同じ特性の音響信号が出力されることになる。そして、この状態から、イコライザ163及びダイナミクス164のパラメータを編集できる。すなわち、試聴対象chにおける現在の設定を微調整するような編集操作を容易に行うことができる。
そして、その編集結果を逆に試聴対象chにおけるイコライザ及びダイナミクスのパラメータの値に上書きすることにより、試聴していた音響信号と同じ特性が得られるようなパラメータの値を、容易に試聴対象chに設定することができる。
そこで、ステップS13で前の場合、CPU11は、今回選択された試聴対象chのパラメータの値を利用する旨の設定がなされているか否か判断し(S15)、なされていれば、上述のようなパラメータの値の上書き(S16)を行う。なされていなければ、イコライザ163及びダイナミクス164のパラメータの値をデフォルト値に戻す(S14)。ステップS15で参照する設定は、ステップS12で参照した設定とは別に、ミキサエンジン10全体に関する設定としてユーザが行うものである。
以上のいずれの場合も、最後に、CPU11は、選択された試聴対象chの信号がキューバス150に出力されるよう、試聴対象chのキュースイッチ126又は146を制御して、図9の処理を終了する。なお、どの取り出し位置の音響信号をキューバス150に出力するかは、取り出し位置の設定に従う。CPU11は、その後取り出し手段として機能し、試聴対象chにおける取り出し位置の音響信号を、試聴要の音響信号として取り出し、キューバス150へ供給する。
次に図10に、適用ボタン323の操作を検出した場合にCPU11が実行する処理のフローチャートを示す。
この場合、図10に示すように、CPU11は、試聴用信号の取り出し位置に従って(S21)、キュー出力ch160のイコライザ163及びダイナミクス164のパラメータの値を、反映先として選択されているchにおけるイコライザ及びダイナミクスの信号処理に反映させるための処理(S22〜S24)を行う。なお、ステップS21では、図9のステップS13と同様、取り出し位置がイコライザ及びダイナミクスの前か後ろかを判定すればよい。
まず、ステップS21で前であった場合、図9の説明で述べた通り、キュー出力ch160のイコライザ163及びダイナミクス164のパラメータの値を、反映先のchにおけるイコライザ及びダイナミクスのパラメータの値に上書きすればよい(S22)。このことにより、反映先のchから、今試聴している音響信号と概ね同じ特性の音響信号を出力させることができるという意味で、キュー出力ch160におけるパラメータの値を、反映先のchにおける信号処理に反映させることができる。
一方、ステップS21で後であった場合、キュー出力ch160のイコライザ163のパラメータの値と、反映先のchにおけるイコライザのパラメータの値との合成値を、反映先のchにおけるイコライザのパラメータの値として設定する(S23)。また、キュー出力ch160のダイナミクス164のパラメータの値と、反映先のchにおけるダイナミクスのパラメータの値との合成値を、反映先のchにおけるダイナミクスのパラメータの値として設定する(S24)。すなわち、反映先のchにおけるパラメータの値に、キュー出力ch160のパラメータの値を合成する。
ここで、「合成値」とは、反映先のchの信号処理部とキュー出力chの対応する信号処理部とで続けて信号処理を行ったとした場合の、入力と出力との関係が得られるようなパラメータの値を言う。イコライザであれば、2つのイコライザの各周波数におけるゲイン値を乗算(デシベル値であれば加算)して得られる合計の周波数特性が、1つのイコライザで得られるようにするためのパラメータの値が合成値である。ダイナミクスであれば、1つめのダイナミクスに対する入力信号のレベルと、1つめのダイナミクスの出力信号を2つめのダイナミクスに入力して得られる2つめのダイナミクスの出力信号のレベルとの関係を、1つのダイナミクスで得られるようにするためのパラメータの値が合成値である。
このような合成値は、2つのイコライザあるいはダイナミクスのパラメータの値から、既知の任意の演算によって求めることができる。必ずしも完全な合成でなくても、特性を近似させられるようなパラメータの値が得られればよい。
以上の図10の処理において、CPU11は設定手段として機能する。なお、ステップS22乃至S24における反映において、試聴対象chにおける信号の特性が急激に変化しないよう、徐々にパラメータの値を変更するとよい。
以上説明してきたデジタルミキサ10においては、キュー出力ch160に、試聴対象の入力ch120や出力ch140の信号処理部と共通の信号処理を、試聴対象のchにおいて使用するパラメータと独立に編集可能なパラメータの値に従って行うイコライザ163及びダイナミクス164を設けている。そして、このことにより、試聴対象のchで処理している本番用等の音響信号に影響を与えることなく、試聴用の音響信号の特性を調整することができる。
また、キュー出力ch160から出力される音響信号を試聴しつつ調整したキュー出力ch160のパラメータの値を、所望の試聴対象chにおける信号処理に反映させることができる。従って、試聴対象のchで処理している本番用等の音響信号の特性を、編集途中の調整過程を会場等の聴取者に聴かれることなく、所望の特性に変更することができる。
以上で実施形態の説明を終了するが、装置の構成、画面の具体的な構成、具体的な処理の手順、各chに設ける信号処理部の種類などが、上述の実施形態で説明したものに限られないことはもちろんである。
例えば、入力ch120及び出力ch140と、キュー出力ch160とに共通して設ける信号処理部が、イコライザ及びダイナミクスであることは必須ではない。これらの一方のみでもよいし、これらと全く異なる信号処理部を設けてもよい。信号処理部の下図も任意である。
また、デジタルミキサ10が入力ch120及び出力ch140以外の信号処理chを備える場合、その信号処理chも試聴対象として選択してよいことは、もちろんである。
また、図10のステップS23及びS24での「合成」につき、反映先となり得る入力ch120及び出力ch140に、反映用の信号処理部を予め設けておき、その反映用の信号処理部に、キュー出力ch160のパラメータをコピーする形で行うことも考えられる。
図11に、この手法を採る場合の入力chの構成例を示す。図11において、図3と共通する構成には同じ符号を用いている。
図11に示す入力ch120′は、図3の入力ch120に加え、イコライザ123の直後に第2イコライザ127を設け、ダイナミクス124の直後に第2ダイナミクス128を設けている。第2イコライザ127及び第2ダイナミクス128は、それぞれイコライザ123及びダイナミクス124と同じアルゴリズムの信号処理を行う。しかし、使用するパラメータは、別項目のものである。また、第2イコライザ127及び第2ダイナミクス128が使用するパラメータの初期値は、入力信号の特性を変化させないものであり、ユーザによる編集は基本的に受け付けないようにする。
そして、図10のステップS23及びS24において、キュー出力ch160のイコライザ163及びダイナミクス164のパラメータの値を、第2イコライザ127及び第2ダイナミクス128が使用するパラメータの値としてコピーする。
このことにより、入力ch120′全体として、イコライザ123と第2イコライザ127により、イコライザ123とイコライザ163とを合成した特性の信号処理が可能となる。ダイナミクスについても同様である。
DSP20の信号処理能力に余裕があり、かつ一度だけキュー出力ch160のパラメータを反映先に反映させればよいのであれば、このような手法を採ることにより、複雑な計算を行うことなく、高速にパラメータの反映を行うことができる。出力ch140についても同様な対応が可能であることは、もちろんである。
なお、イコライザについては、例えばイコライザ123を8バンドのイコライザとし、そのうち4バンドを、ユーザが設定したパラメータの値に従って動作させ、残りの4バンドを、上述の第2イコライザ127のように用いることも考えられる。
また、図9のステップS16においてキュー出力ch160のイコライザ163及びダイナミクス164のパラメータの値のコピー元とするchを、試聴対象としているchの中からユーザが任意に選択できるようにしてもよい。この選択に際し、CPU11が第3選択手段として機能する。このことにより、ユーザは編集の基準とするパラメータの値をより柔軟に選択及び設定することができる。
また、以上説明したデジタルミキサ10の機能は、汎用コンピュータに所要のプログラムを実行させることによっても実現可能である。この場合、音響信号を入出力するための入出力装置をそのコンピュータに接続するとよい。また、デジタルミキサ10の機能を、複数の装置に分散して設け、それらを協働させて、デジタルミキサ10と同等な機能を備えるシステムとして動作させることもできる。
また、上記のプログラムは、はじめからコンピュータに備えるROMや他の不揮発性記憶媒体(フラッシュメモリ,EEPROM等)などに格納しておいてもよい。しかし、メモリカード、CD、DVD、ブルーレイディスク等の任意の不揮発性記録媒体に記録して提供することもできる。それらの記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータにインストールして実行させることにより、必要な処理をコンピュータに実行させることができる。
さらに、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部装置あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部装置からダウンロードし、コンピュータにインストールして実行させることも可能である。
また、この発明は、デジタルミキサ以外にも、複数の信号処理チャンネルで信号処理を行う任意の音響信号処理装置に適用可能である。例えば、エフェクタ、レコーダ、アンプ、シンセサイザ等に適用することが考えられる。
また、以上述べてきた構成及び変形例は、矛盾しない範囲で適宜組み合わせて適用することも可能である。
以上の説明から明らかなように、この発明によれば、本番用の音響信号に影響を与えることなく、試聴用の音響信号の特性を調整することができる。
従って、この発明を適用することにより、音響信号処理装置における試聴機能の利便性を向上させることができる。
10…デジタルミキサ、11…CPU、12…ROM、13…RAM、14…表示I/F、15…検出I/F、16…通信I/F、17…表示部、18…操作子、19…通信I/O、20…DSP、21…エフェクタ、22…AD変換部、23…DA変換部、24…DD変換部、25…通信バス、26…音声バス、110…入力パッチ、120…入力ch、121…ヘッドアンプ、122…ハイパスフィルタ、123,143,163…イコライザ、124,144,164…ダイナミクス、125,145,165…レベル調整部、126,146…キュースイッチ、130…ミキシングバス、140…出力ch、150…キューバス、160…キュー出力ch、161…アッテネータ、170…出力パッチ、300…EQ設定画面、310…ダイナミクス設定画面、320…キュー設定画面

Claims (8)

  1. それぞれ第1信号処理部を備える複数の信号処理チャンネルを備え、その各信号処理チャンネルに入力する音響信号を前記信号処理部により処理する音響信号処理装置であって、
    前記信号処理チャンネルの第1信号処理部と共通の信号処理を、前記第1信号処理部が使用する第1パラメータと独立に編集可能な第2パラメータの値に従って実行する第2信号処理部と、
    前記信号処理チャンネルにおける指定された位置の音響信号を試聴用の音響信号として取り出して前記第2信号処理部に供給する取出手段と、
    ユーザから受け付けた指示に従って前記第2パラメータの値を前記信号処理チャンネルにおける信号処理に反映させる設定手段とを備えることを特徴とする音響信号処理装置。
  2. 請求項1に記載の音響信号処理装置であって、
    前記設定手段は、前記第2パラメータの値を、前記複数の信号処理チャンネルのうちユーザによって選択された特定の信号処理チャンネルにおける信号処理に反映させることを特徴とする音響信号処理装置。
  3. 請求項1又は2に記載の音響信号処理装置であって、
    前記取出手段が前記信号処理チャンネルから音響信号を取り出す位置を選択する第1選択手段を備え、
    前記設定手段は、前記選択手段が選択した位置が前記第1信号処理部よりも前の位置であれば、前記反映を、前記第1パラメータの値を前記第2パラメータの値で上書きすることにより行うことを特徴とする音響信号処理装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の音響信号処理装置であって、
    前記取出手段が前記信号処理チャンネルから音響信号を取り出す位置を選択する第1選択手段を備え、
    前記設定手段は、前記選択手段が選択した位置が前記第1信号処理部よりも後の位置であれば、前記反映を、前記第1パラメータの値に前記第2パラメータの値を合成することにより行うことを特徴とする音響信号処理装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の音響信号処理装置であって、
    前記取出手段がどの信号処理チャンネルから音響信号を取り出すかを選択する第2選択手段を備え、
    前記第2選択手段が信号処理チャンネルを新たに選択した場合に、前記第2パラメータの値を、前記新たに選択した信号処理チャンネルにおける前記第1パラメータの値に変更することを特徴とする音響信号処理装置。
  6. 請求項5に記載の音響信号処理装置であって、
    ユーザから受け付けた指示に従って、前記第2選択手段が選択している信号処理チャンネルにおける前記第1パラメータの値を、前記第2パラメータの値に変更する手段を備えることを特徴とする音響信号処理装置。
  7. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の音響信号処理装置であって、
    前記取出手段が、ユーザが選択した複数の信号処理チャンネルから音響信号を取り出してそれらをミキシングすることにより、試聴用の音響信号を生成する手段を備え、
    前記ユーザが選択した複数の信号処理チャンネルのうち一の信号処理チャンネルを選択する第3選択手段と、
    ユーザの指示に従って、前記第2パラメータの値を、前記第3選択手段が選択している信号処理チャンネルにおける前記第1パラメータの値に変更する手段とを備えることを特徴とする音響信号処理装置。
  8. コンピュータに所要のハードウェアを制御させて、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の音響信号処理装置として機能させるためのプログラム。
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