JP5533386B2 - 音響信号処理装置 - Google Patents

音響信号処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5533386B2
JP5533386B2 JP2010162932A JP2010162932A JP5533386B2 JP 5533386 B2 JP5533386 B2 JP 5533386B2 JP 2010162932 A JP2010162932 A JP 2010162932A JP 2010162932 A JP2010162932 A JP 2010162932A JP 5533386 B2 JP5533386 B2 JP 5533386B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal processing
output
processing module
channel
acoustic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010162932A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012028855A (ja
Inventor
昌明 岡林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP2010162932A priority Critical patent/JP5533386B2/ja
Priority to US13/186,420 priority patent/US9325439B2/en
Priority to CN201110204510.7A priority patent/CN102340721B/zh
Priority to EP11174604.6A priority patent/EP2410679B1/en
Publication of JP2012028855A publication Critical patent/JP2012028855A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5533386B2 publication Critical patent/JP5533386B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04HBROADCAST COMMUNICATION
    • H04H60/00Arrangements for broadcast applications with a direct linking to broadcast information or broadcast space-time; Broadcast-related systems
    • H04H60/02Arrangements for generating broadcast information; Arrangements for generating broadcast-related information with a direct linking to broadcast information or to broadcast space-time; Arrangements for simultaneous generation of broadcast information and broadcast-related information
    • H04H60/04Studio equipment; Interconnection of studios

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
  • Amplifiers (AREA)

Description

この発明は、ミキシングバスで、複数の入力チャンネルから入力する音響信号をミキシングし、そのミキシング後の音響信号を、上記ミキシングバスと対応する出力チャンネルを介して出力する音響信号処理装置に関する。
従来から、デジタルミキサ等のミキシング機能を備えた音響信号処理装置が知られている。例えば、非特許文献1には、図9に示すような信号処理構成のミキシング機能をそなえたデジタルミキサが開示されている。また、図10に、図9に示した構成のうち入力チャンネルと出力チャンネルの構成をより詳細に示す。
すなわち、非特許文献1に記載のデジタルミキサは、音響信号処理を行うプロセッサであるDSP(デジタルシグナルプロセッサ)に、入力パッチ201、入力ch(チャンネル)202、ミキシングバス203、ダイレクトアウト204、出力ch205、マトリクスバス206、出力パッチ207の機能を備える。
このうち入力パッチ201は、複数の入力ch202にそれぞれ、音響信号を入力するための不図示の入力端子と対応するように用意された入力ポートのいずれかをパッチ(結線)し、各入力chに、パッチした入力ポートに入力する音響信号を供給する。
また、各入力ch202は、図10に示すように、位相反転部211、ノイズゲート212、イコライザ213、コンプレッサ214、ディレイ215、オンオフ制御部216及びレベル調整部217を備える。
そして、位相反転部211からレベル調整部217までの各信号処理モジュールにより、入力ポートから供給された音響信号に対し、信号の振幅や周波数等の特性を調整するための種々の信号処理を行う。そして、この信号処理後の音響信号を、ミキシングバス203を構成する複数のバスのうち任意の1又は複数のバスへ出力する。
そして、複数の入力ch202から同様にミキシングバス203に音響信号を入力し、ミキシングバス203ではそれら複数の入力ch202から入力される音響信号をミキシングして、対応する出力ch205に出力する。
この出力ch205は、図10に示すように、アッテネータ221、パラメトリック(P)イコライザ222、コンプレッサ223、オンオフ制御部224、レベル調整部225,ディレイ226、グラフィック(G)イコライザ227を備える。
そして、アッテネータ221からGイコライザ227までの各信号処理モジュールにより、ミキシングバス203においてミキシングされた音響信号に対し、信号の振幅や周波数等の特性を調整するための種々の信号処理を行う。
また、出力パッチ207は、各出力ch205と、不図示の出力端子と対応するように用意された出力ポートのいずれかとをパッチし、出力ch205において信号処理がなされた後の音響信号を、パッチした出力ポートへ出力する。
デジタルミキサは、以上の構成により、ミキシングバス203で、複数の入力チャンネル202から入力する音響信号をミキシングし、そのミキシング後の音響信号を、上記ミキシングバス203と対応する出力チャンネル205を介して出力することができる。
ところで、このようなデジタルミキサにおいて、出力ch205は例えば、ステージやホール等に設けられたスピーカから音声を出力するいわゆるFOH(フロントオブハウス)用の音響信号を出力するために用いられる。この場合、出力ch205においては、ミキシング後の音響信号を、このFOHの用途に適した特性に調整する信号処理を行うことになる。また、演奏等の実演中においても、随時処理パラメータを編集して信号処理の内容を微調整する場合もある。
一方、入力信号を録音しようとする場合、このようなFOH用に調整された音響信号を用いることは、好ましくない。また、録音用の音響信号が録音中にFOH用の微調整の影響を受けることも好ましくない。そしてこのため、レコーディング機器等への出力のために、入力chで処理した信号を、出力chでの信号処理を経ずに出力したいという要望があった。
そして、非特許文献1に記載のデジタルミキサにおいては、このための機能として、入力ch毎に、図10に示したAからCまでの出力ポイントの1つをダイレクトアウト信号選択スイッチ218により選択して、入力ch202中のその出力ポイントにおける音響信号を、ダイレクトアウト204を介して出力パッチ207へ出力する、いわゆるダイレクトアウト機能を設けている。
また、これとは別に、出力ch毎に、図10に示したD及びEの出力ポイントの1つを出力ポイント選択スイッチ228により選択して、出力ch205中のその出力ポイントにおける音響信号をマトリクスバス206に入力してミキシングする、いわゆるマトリクスミキサ機能も設けている。そして、マトリクスバス206においてミキシングした音響信号は、出力パッチ207へ出力する。
そして、以上のダイレクトアウト204及びマトリクスバス206から出力パッチ207へ出力する音響信号も、出力ch205から出力する音響信号と同様、不図示の波形出力端子と対応するように用意された出力ポートにパッチし、そのポートと対応する出力端子から出力させることができる。
「DIGITAL MIXING CONSOLE DM2000 Version2 取扱説明書」,ヤマハ株式会社,2004年
しかしながら、上述のダイレクトアウト機能を用いた場合、入力ch毎に1つのダイレクトアウト204を設けることになるため、入力chの数が増えた場合、多数の信号伝送路が必要になり、また出力パッチ207が扱うべき信号の数も増え、信号処理構成が複雑になってしまうという問題があった。また、出力された音響信号を受け取る側でも、各入力chの信号をばらばらに受け取るより、いくつかの入力chの信号をまとめて受け取りたいという要求があったが、このような要求に応えることはできなかった。
この発明は、このような問題を解決し、音響信号処理装置におけるミキシングのための信号処理構成をあまり複雑化せずに、入力chで処理した音響信号を、出力chにおける不要な信号処理の影響を受けないように、複数ch分まとめて出力可能とすることを目的とする。
この発明の音響信号処理装置は、上記の目的を達成するため、複数の第1のミキシングバスで、複数の入力チャンネルで処理した音響信号をそれぞれミキシングし、そのミキシング後の音響信号を、上記複数のミキシングバスの各々と対応する複数の出力チャンネルで、それぞれ複数の第1の信号処理モジュールからなる信号処理モジュール群による信号処理を行う音響信号処理装置において、上記各出力チャンネルにおいて、上記信号処理モジュール群の前後の箇所にそれぞれ出力ポイントを設け、上記出力チャンネル毎に、それぞれ独立して上記出力ポイントのいずれかを選択する第1及び第2の選択手段と、上記各出力チャンネルにおける、その出力チャンネルについて上記第1の選択手段が選択した出力ポイントの音響信号を、その出力チャンネルの外部にその出力チャンネルと対応させて設けた第2の信号処理モジュールに供給する第1の供給手段と、上記第2の信号処理モジュールによる信号処理後の音響信号を出力する出力手段と、それぞれ供給される音響信号をミキシングして出力する複数の第2のミキシングバスと、上記各出力チャンネルにおける、その出力チャンネルについて上記第2の選択手段が選択した出力ポイントの音響信号を、上記複数の第2のミキシングバスのうち任意の1又は複数に供給する第2の供給手段と、上記複数の出力チャンネルのうちユーザが選択した1又は複数の出力チャンネルについて、上記第2の選択手段に、その出力チャンネルについて上記信号処理モジュール群の後ろの箇所の出力ポイントを選択させ、上記第2の供給手段に、その出力チャンネルの音響信号が供給される上記第2のミキシングバスに他の出力チャンネルの音響信号が供給されないように音響信号の供給先を制御させる制御手段とを設けたものである。
上記の音響信号処理装置において、上記第2の信号処理モジュールに、それぞれ対応する出力チャンネルの上記信号処理モジュール群を構成する複数の第1の信号処理モジュールのいずれかと同じものである1又は複数の信号処理モジュールを設け、上記第2の信号処理モジュールが備える各信号処理モジュールが、対応する上記第1の信号処理モジュールが用いるものと同じパラメータの値を用いて信号処理を行うようにするとよい。
さらに、上記第2の信号処理モジュールに、それぞれ対応する出力チャンネルの上記信号処理モジュール群を構成する複数の第1の信号処理モジュールのいずれかと同じものである複数の信号処理モジュールを設け、上記第2の信号処理モジュールに、その第2の信号処理モジュールが備える信号処理モジュール毎に、供給された音響信号に対してその信号処理モジュールによる信号処理を行うか否かを切り替える切替手段を設けるとよい。
以上のようなこの発明の音響信号処理装置によれば、ミキシングのための信号処理構成をあまり複雑化せずに、入力chで処理した音響信号を、出力chにおける不要な信号処理の影響を受けないように、複数ch分まとめて出力可能とすることができる。
この発明の音響信号処理装置の第1の実施形態であるデジタルミキサの概略ハードウェア構成を示す図である。 図1に示したDSPで実行される信号処理の概略構成を示す図である。 図2に示した出力chとダイレクトアウト出力部の構成をより詳細に示す図である。 ダイレクトアウト出力部に関する設定操作を受け付けるための画面の例を示す図である。 この発明の第2の実施形態であるデジタルミキサのDSPで実行される信号処理の概略構成を示す図である。 図5に示した出力ch、ダイレクトアウト出力部及びマトリクス出力部の構成をより詳細に示す図である。 マトリクス出力部に関する設定操作を受け付けるための画面の例を示す図である。 図7に示した画面の操作に応じてデジタルミキサのCPUが実行する処理の例を示す図である。 従来のデジタルミキサが備えるDSPで実行される信号処理の例を示す図である。 図9に示した入力chと出力chの構成をより詳細に示す図である。
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
〔第1の実施形態:図1乃至図4〕
まず、この発明の音響信号処理装置の第1の実施形態であるデジタルミキサについて説明する。
図1に、そのデジタルミキサの概略ハードウェア構成を示す。
図1に示すように、デジタルミキサ10は、CPU11、フラッシュメモリ12、RAM13、外部機器入出力部(I/O)14、表示器15、操作子16、電動フェーダ17、波形I/O18、DSP19、エフェクタ20を備え、これらをシステムバス21により接続している。また、波形I/O18、DSP19及びエフェクタ20は、デジタル音響信号であるオーディオデータを伝送するためのオーディオバス22によっても接続している。
このうちCPU11は、デジタルミキサ10の動作を統括制御する制御手段であり、フラッシュメモリ12に記憶された所要のプログラムを実行することにより、波形I/O18における音響信号の入出力や表示器15における表示を制御したり、操作子16や電動フェーダ17の操作を検出してその操作に従って、デジタルミキサ10における各種処理パラメータの値の編集を行ったり、DSP19やエフェクタ20における信号処理を制御したりといった処理を行う。
フラッシュメモリ12はCPU11が実行する制御プログラム等を記憶する書き換え可能な不揮発性記憶手段であり、RAM13は一時的に記憶すべきデータを記憶したり、CPU11のワークメモリとして使用したりする揮発性記憶手段である。
外部機器I/O14は、種々の外部機器を接続し入出力を行うためのインタフェースであり、例えば外部のディスプレイ、マウス、文字入力用のキーボード、操作パネル等を接続するためのインタフェースが用意される。
表示器15は、CPU11の制御に従って種々の情報を表示する表示手段であり、例えば液晶パネル(LCD)や発光ダイオード(LED)によって構成できる。
操作子16は、デジタルミキサ10に対する操作を受け付けるためのものであり、種々のキー、ボタン、ロータリーエンコーダ、スライダ等によって構成できる。表示器15であるLCDに積層したタッチパネルを用いることもできる。
電動フェーダ17は、主にDSP19の入力ch(チャンネル)及び出力chにおけるレベルパラメータを設定するためのスライダ操作子であり、CPU11からの制御によりつまみを任意の位置に移動させるための駆動手段を備えている。
波形I/O18は、DSP19で処理すべき音響信号の入力を受け付け、また処理後の音響信号を出力するためのインタフェースである。波形I/O18は、複数のアナログ入力端子、複数のアナログ出力端子、複数のデジタル入出力端子などを備えた入出力ボードを持ち、これらを介して音響信号の入出力を行う。
DSP19は、デジタル信号処理回路で構成され、波形I/O18から入力されるデジタルの音響信号にミキシングやイコライジング等の信号処理を施し、信号処理後の音響信号を再び波形I/O18に出力するミキシング機能を実行する。その信号処理は各種処理パラメータの現在値(カレントデータ)により制御される。そのカレントデータは、上記操作子16の操作によりユーザが編集可能であり、RAM13あるいはDSP19自身に備えるカレントメモリに記録される。
エフェクタ20は、DSP19にて処理中の音響信号に対し、リバーブ、ディレイ、コーラス等の種々の効果を付与する。このエフェクタ20を使用する場合、DSP19で処理中の所望の工程の音響信号を取り出してエフェクタ20に供給して効果を付与させ、効果付与後の音響信号をDSP19の元の工程に戻す。
次に、図2に、図1に示したDSP19で実行される信号処理の構成を、図9と同様な形式で示す。また、図3に、このうち出力chとダイレクトアウト出力部の構成をより詳細に示す。なお、これらの信号処理に係る機能は、プロセッサにソフトウェアを実行させることによって実現しても、全てハードウェアによって実現しても、それらの組み合わせでもよい。
図2に示すように、DSP19は、入力パッチ101、入力ch102、ミキシングバス103、出力ch105、ダイレクトアウト出力部106、出力パッチ107を備える。そして、図9に示した従来のデジタルミキサにおける信号処理構成と異なるのは、入力ch102から出るダイレクトアウトを設けていない点と、これに代えて、出力ch105からダイレクトアウト出力部106を介して出力パッチ107へ信号を出力する伝送経路を設けた点及び、出力ch105の構成である。そこで、これらの点を中心に説明する。
まず、DSP19における入力ch102の構成は、詳細な図示は省略したが、図10に示した入力ch202の構成から、出力ポイントA〜Cと、ダイレクトアウト信号選択スイッチ218とを除いたものである。そして、入力パッチ101によりパッチされた入力ポートと対応する波形I/O18の入力端子から入力する音響信号を、位相反転部からレベル調整部までの各信号処理モジュールにより処理して、この信号処理後の音響信号を、複数のミキシングバス103のうち任意の1又は複数のバスへ出力する点では、図9及び図10に示した入力ch202と同様である。
一方、出力ch105の構成は、図10に示した出力ch205とは大きく異なる。
まず、出力ch105には、信号処理モジュールとして、ハイパスフィルタ111、ローパスフィルタ112、イコライザ113、ダイナミクス114、ディレイ115、レベル調整部116、オンオフ制御部117を設けている。
なお、信号処理モジュールとは、何らかの意味のある機能に係る信号処理を行うための、ひとまとまりのソフトウェアまたはハードウェアを指す。ただし、複数の信号処理モジュールを内部に含むような信号処理モジュールがあってもよい。例えば、ハイパスフィルタ111とローパスフィルタ112は、図3では別々の信号処理モジュールとして示しているが、これらを、周波数特性調整のためのフィルタ処理を行う一体の信号処理モジュールであると捉えることもできる。
また、これとは別に、複数の信号処理モジュールのまとまりを、1つの信号処理モジュール群として捉えることもできる。例えば、図3に示したハイパスフィルタ111からオンオフ制御部117までの信号処理モジュールをまとめて1つの信号処理モジュール群であると捉えることもできる。この場合、ハイパスフィルタ111からオンオフ制御部117までの信号処理モジュールは、1つの信号処理モジュール群を構成する複数の信号処理モジュールということになる。
そして、出力ch105は、複数のミキシングバス103に対応して複数設けられ、対応するミキシングバス103においてミキシングされた音響信号に対し、ハイパスフィルタ111からオンオフ制御部117までの各信号処理モジュールにより、信号の振幅や周波数等の特性を調整する種々の信号処理を行う。また、この処理後の音響信号は、出力パッチ107によって出力ch105とパッチされた出力ポートを介して、波形I/O18におけるその出力ポートと対応する出力端子から出力される。
また、出力ch105には、各信号処理モジュールの前又は後ろに、図3に示すようにPreHPF, PreEQ, PreDyna, PreDelay, PreLevel, PreON, PostONの7つの出力ポイントを設けている。そして、これらのうち選択手段である出力選択スイッチ121により選択した位置の音響信号を、出力ch105と対応するダイレクトアウト出力部106へ供給することができる。
上記の7つの出力ポイントのうちPreHPFは、出力ch105における最初の信号処理モジュールの手前に位置し、この出力ポイントを選択することにより、ミキシングバス103においてミキシングされた直後の、出力ch105における信号処理を行う前の音響信号をダイレクトアウト出力部106へ供給することができる。
逆に、PostONは出力ch105における最後の信号処理モジュールの後に位置し、この出力ポイントを選択することにより、出力ch105における全ての信号処理が完了した後の、出力パッチ107を介して出力ポートへ出力するものと同じ音響信号を、ダイレクトアウト出力部106へ供給することができる。
その他の出力ポイントを選択した場合、出力ch105における信号処理の一部を施した後の音響信号を、ダイレクトアウト出力部106へ供給することができる。
なお、出力選択スイッチ121は、ch毎に独立して切り替えることができる。
ここで、ダイレクトアウト出力部106は、ミキシングバス103においてミキシングされた音響信号を出力するための、出力ch105とは別の信号出力パスとして設けた第2の信号処理モジュールであり、設定内容によっては図9に示したダイレクトアウト204と同様な伝送経路としても利用可能であるが、他の種々の用途で用いることもできる。そして、ダイレクトアウト出力部106も、出力ch105と同様に、出力パッチ107により出力ポートにパッチして、ダイレクトアウト出力部106から出力される音響信号を波形I/O18の出力端子から出力することができる。
そして、このダイレクトアウト出力部106には、上述の出力選択スイッチ121に加え、信号処理モジュールとしてオンオフ制御部122とレベル調整部124を設けると共に、入力する音響信号に対してこれらの信号処理モジュールによる信号処理を行うか否かを選択するための切り替え手段であるフォローオンスイッチ123及びフォローレベルスイッチ125を設けている。なお、フォローオンスイッチ123及びフォローレベルスイッチ125は、各ダイレクトアウト出力部106について独立して切り替え可能である。
また、オンオフ制御部122及びレベル調整部124は、対応する出力ch105におけるオンオフ制御部117及びレベル調整部116と同じアルゴリズムの信号処理を、そのオンオフ制御部117及びレベル調整部116が処理に使用するパラメータと同じパラメータ(カレントメモリに記憶された同じ項目のパラメータ)の値を用いて実行する。従って、オンオフ制御部122及びレベル調整部124は、ダイレクトアウト出力部106に供給される音響信号に対し、それぞれオンオフ制御部117及びレベル調整部116と全く同じ内容の信号処理を実行することになる。
このため、例えば、出力ch105から出力パッチ107に出力される音響信号と、出力ポイントPreONから取り出した音響信号を、フォローオンスイッチ123をオンにし、フォローレベルスイッチ125をオフにしたダイレクトアウト出力部106に供給し、オンオフ制御部122による信号処理を行った後で出力パッチ107に出力される音響信号とは、(信号伝送経路の差に伴う若干のタイミング差を補正すれば)全く同じものとなる。
以上の構成を有する出力ch105及びダイレクトアウト出力部106において、出力選択スイッチ121により出力ポイントPreHPFを選択すると共に、フォローオンスイッチ123とフォローレベルスイッチ125の双方をオフにすれば、ミキシングバス103においてミキシングした音響信号を、出力ch105における信号処理内容に影響されずにダイレクトアウト出力部106を通して出力することができる。
さらに、n番目のミキシングバス103に対して1つの入力ch102からしか音響信号を供給しないようにすれば、n番目の出力ch105と対応するダイレクトアウト出力部106からその1つの入力ch102による処理後の音響信号をそのままダイレクトアウト出力として出力できる点において、図9に示したダイレクトアウト204と同様な機能を実現することができる。
また、複数の入力ch102の信号をミキシングした後で出力したい場合には、n番目のミキシングバス103に対して複数の入力ch102から音響信号を供給すれば、それらの複数の入力ch102の信号をまとめた信号を、n番目の出力ch105と対応するダイレクトアウト出力部106からそのまま出力することも可能である。
一般に、入力chよりも出力chの方が数が少ないため、このように、ダイレクトアウト用の伝送経路を入力chではなく出力chと対応させて設けることにより、信号伝送路の数が無用に増加することを避け、信号処理構成をあまり複雑化せずに、出力chにおける不要な信号処理の影響を受けない音響信号を出力できるようにすることができる。さらに、複数の入力ch102の信号をまとめた信号を始め、多彩な出力も可能となる。
また、図2及び図3に示した構成では、ダイレクトアウト出力部106において、ユーザの好みに応じてオンオフ制御部122及びレベル調整部124により出力ch105におけるものと同じ信号処理を行うことができる。従って、ダイレクトアウト出力に対しても出力ch105において行う一部の信号処理は反映させたいという要望にも応えることができる。
出力選択スイッチ121によりPreEQやPreDynaのように出力ch105の途中に設けた出力ポイントを選択することによっても、ダイレクトアウト出力に対して出力ch105において行う一部の信号処理は反映させる、という効果を実現することができる。
なお、これらの音響信号は、出力ch105における一部の信号処理をバイパスした信号であると捉えることもできる。図9及び図10に示したような従来の構成であれば、このような音響信号を得るためには、通常の出力ch205の他に、バイパス用の出力chも設ける必要があった。しかし、図2及び図3に示した構成であれば、ダイレクトアウト用の伝送経路とそのバイパス用の出力chとを兼ねさせることができ、この点でも、信号処理構成をあまり複雑化せずに多彩な機能を提供することができる。
ただし、出力ch105においてレベル調整部116より後ろの出力ポイントPreONやPostONから音響信号を取り出した場合には、ダイレクトアウト出力部106においてレベル調整部124の処理を行うと処理が二重になってしまう。そこで、このような場合に、出力選択スイッチ121の選択に応じて自動的にフォローレベルスイッチ125をオフに設定するようにするとよい。オンオフ制御部117より後ろの出力ポイントPostONを選択した場合のフォローオンスイッチ123についても同様である。
なお、以上説明してきた出力選択スイッチ121、フォローオンスイッチ123及びフォローレベルスイッチ125の切替操作は、図4に示すような画面により受け付けることができる。
図4に示す出力ch設定画面400は、デジタルミキサ10の表示器15に表示させるGUI(グラフィカルユーザインタフェース)であり、ch番号設定部401、設定項目選択部402、取出位置設定部403、フォローオン設定部404、フォローレベル設定部405、OKボタン406及びキャンセルボタン407を備える。
このうちch番号設定部401は何番目の出力ch105に関する設定を行うかを設定するためのエリアである。設定項目選択部402は、その出力ch105についてどの部分の設定を行うかを選択するためのプルダウンメニューである。出力ch設定画面400の表示内容は、ここで選択した項目に応じて異なる。図4には、対応するダイレクトアウト出力部106に関する設定を行う状態の例を示している。
そして、取出位置設定部403、フォローオン設定部404、フォローレベル設定部405は、それぞれ出力選択スイッチ121、フォローオンスイッチ123及びフォローレベルスイッチ125が選択する選択肢を設定するためのラジオボタンである。
OKボタン406及びキャンセルボタン407は、それぞれ出力ch設定画面400で設定した内容の確定及び取り消しを指示するためのボタンである。
〔第2の実施形態:図5乃至図8〕
次に、この発明の音響信号処理装置の第2の実施形態であるデジタルミキサについて説明する。なお、このデジタルミキサは、概略ハードウェア構成については図1を用いて説明した第1の実施形態のものと同じであるので、説明を省略する。また、第1の実施形態と共通の又は対応する構成については、同じ符号を用いる。
図5及び図6に、第2の実施形態におけるDSP19で実行される信号処理の構成を、図2及び図3と同様な形式で示す。ただし、図5において、入力パッチ101と入力ch102は、図2に示した第1の実施形態の構成と共通であるため、図示を省略した。
図5からわかるように、第2の実施形態では、出力ch105から出力パッチ107へ直接音響信号を出力する経路を設けず、代わりにマトリクス出力部108を経てマトリクスバス109へ音響信号を送出する経路を設け、マトリクスバス109から出力パッチ107へ音響信号を出力するようにした点が、第1の実施形態と異なる。ダイレクトアウト出力部106の構成及び機能は、第1の実施形態の場合と同様である。
ここで、マトリクス出力部108には、図6に示すように、出力選択スイッチ131、オンオフ制御部132、フォローオンスイッチ133、レベル調整部134及びフォローレベルスイッチ135を設けている。そして、これらはダイレクトアウト出力部106における出力選択スイッチ121、オンオフ制御部122、フォローオンスイッチ123、レベル調整部124及びフォローレベルスイッチ125と同じ機能を有する。ただし、各スイッチの選択内容は、ダイレクトアウト出力部106のものとは独立に設定可能である。
また、マトリクスバス109は、複数のバスからなる第2のミキシングバスである。そして、各出力ch105と対応するマトリクス出力部108による処理後の音響信号は、その複数のバスのうち任意の1又は複数に供給することができ、マトリクスバス109は、バス毎に、そこに供給された全ての音響信号をミキシングする。
出力パッチ107は、マトリクスバス109を構成する複数のバスの各々を出力ポートとパッチし、各バスでミキシングした信号は、そのバスとパッチされた出力ポートに供給される。
以上の図5及び図6に示した構成では、マトリクス出力部108において、出力選択スイッチ131により出力ポイントPostONを選択すると共に、フォローオンスイッチ133とフォローレベルスイッチ135の双方をオフにすれば、出力ch105における信号処理を最後の信号処理モジュールであるオンオフ制御部117まで行った音響信号を、そのままマトリクスバス109に供給することができる。
そして、マトリクスバス109で、その音響信号を他の出力ch105由来の音響信号とミキシングしないように、すなわち、n番目のバスに、1つの出力ch105由来の音響信号のみが入力されるようにすれば、マトリクス出力部108及びマトリクスバス109を介した経路で、出力パッチ107に対し、出力ch105から直接出力した場合と同じ特性の音響信号を出力することができる。
また、ダイレクトアウトが不要である場合には、ダイレクトアウト出力部106に同様な設定を行うことによっても、出力パッチ107に対し、出力ch105から直接出力した場合と同じ特性の音響信号を出力することができる。
従って、出力ch105から出力パッチ107へ直接音響信号を出力する経路を設けなくても、同様な出力が可能であるため、本実施形態のデジタルミキサ10では、このような経路を省略して信号処理構成の簡略化を図ることができる。
マトリクスバス自体は、図9に示したように従来から知られた機能である。しかし、従来は、マトリクスバスを介した伝送経路を、出力chから出力パッチへの直接出力の代わりに用いるという思想はなかった。従って、図10からわかるように、出力ch205における最後の信号処理モジュール(図10ではGイコライザ227)による信号処理が完了した音響信号をマトリクスバス206に供給する経路は用意されていなかった。
本実施形態のデジタルミキサ10は、出力ポイントPostONの信号をマトリクスバス109に供給できるようにしたことにより、マトリクスバス109を介した出力を、出力ch105から出力パッチ107への直接出力の代わりとして用いることができるようにした点に、特徴を有する。
なお、マトリクスバス109のライン数が出力ch105のch数よりも少ない場合には、マトリクスバス109のみにより、出力ch105の信号を全て出力することはできない。しかし、上述のように、本実施形態のデジタルミキサ10においては、ダイレクトアウト出力が不要な出力chについては、ダイレクトアウト出力部106を介した出力も、適切に設定を行うことによって、出力ch105から出力パッチ107への直接出力の代わりとして用いることができる。
従って、マトリクスバス109のライン数をある程度用意しておけば、出力ch105における処理後の音響信号が出力できなくなる事態は、無視できる程度しか起こらないと考えられる。
ここで、図7に、マトリクス出力部108に関する操作を受け付けるための画面の例を示す。
図7に示す出力ch設定画面400′は、図4に示した出力ch設定画面400に備える各部に加え、マトリクスセンドボタン408、バス選択部409及びch出力設定ボタン410を備える。
この出力ch設定画面400′は、設定項目選択部402においてマトリクス出力部108に関する設定を行うことを選択した場合に表示されるものである。
そして、ユーザは、図4に示したものと同様な取出位置設定部403、フォローオン設定部404及びフォローレベル設定部405により、それぞれ出力選択スイッチ131、フォローオンスイッチ133及びフォローレベルスイッチ135が選択する選択肢を設定することができる。
また、マトリクスセンドボタン408が押下された場合、マトリクスバス109を構成する複数のバスのうちどのバスにマトリクス出力部108から音響信号を供給するかを設定するための、不図示の送出先設定画面に移行する。
また、バス選択部409及びch出力設定ボタン410は、マトリクスバス109を、出力ch105から出力パッチ107への直接出力の代わりに用いるための設定を行うためのエリアである。バス選択部409によりマトリクスバス109中の1ラインのバスが選択された状態で、ch出力設定ボタン410が押下された場合、デジタルミキサ10は自動的に、その選択されたバスを、ch番号設定部401において設定されている出力chから出力パッチ107への直接出力の代わりに用いるための設定を行う。
図8に、このためにCPU11が実行する処理のフローチャートを示す。
この処理において、CPU11はまず、ch番号設定部401において設定されている出力chと対応するマトリクス出力部108につき、出力選択スイッチ131にPostONを選択させる(S11)。そして、そのマトリクス出力部108が備える全てのフォロースイッチ(信号処理モジュールによる処理の有効/無効を選択するためのスイッチで、ここではフォローオンスイッチ133とフォローレベルスイッチ135)をオフに設定し(S12)、マトリクスバス109のうちバス選択部409で選択されたバスへの信号送出をONに設定する(S13)。さらに、他の出力ch105と対応するマトリクス出力部108からそのバス選択部409で選択されたバスへの信号送出をオフに設定して(S14)、処理を終了する。
以上の処理により、マトリクス出力部108及びマトリクスバス109を介した経路で、出力ch105から処理後の音響信号を出力パッチ107へ直接出力した場合と同じ特性の音響信号を出力するための設定を、ユーザのボタン操作に応じて自動的に行うことができる。
なお、ダイレクトアウト出力部106についても、同様に出力ch105からの直接出力を代替させるための設定として、ユーザのボタン操作に応じてステップS11及びS12の処理を自動的に行うことができるようにしてもよい。
〔変形例〕
以上で実施形態の説明を終了するが、装置の構成、信号処理構成、画面の表示内容、具体的な処理内容等が上述の実施形態で説明したものに限られないことはもちろんである。
例えば、入力chや出力chに設ける信号処理モジュールの種類、数あるいは配列は、図3や図10に示したものに限られない。出力chに設ける送出ポイントの数や位置も、図3に示したものに限られない。例えば、DCA(デジタルコントロールドアンプリファイア)グループのように、複数の出力chに跨った設定を行うものであってもよい。
また、ダイレクトアウト出力部106やマトリクス出力部108に設ける信号処理モジュールの種類、数あるいは配列も、図3や図6に示したものに限られない。もちろん、上述したDCAグループによるレベル調整モジュールや、そのレベル調整モジュールによるレベル調整の有効/無効を切り替えるためのフォローDCAスイッチを設けることも考えられる。
また、ダイレクトアウト出力部106とマトリクス出力部108とで、設ける信号処理モジュールの種類、数あるいは配列が異なっていてもよい。さらに、ダイレクトアウト出力部106とマトリクス出力部108の一方又は双方に、信号処理モジュールを全く設けないことも考えられる。また、ダイレクトアウト出力部106とマトリクス出力部108の一方又は双方に、出力ch105に設けた信号処理モジュールと異なる処理を行う独自の信号処理モジュールを、出力ch105に設けた信号処理モジュールと同じ処理を行う信号処理モジュールに追加して設けることも、妨げられない。
また、この発明を、デジタルミキサ以外の音響信号処理装置に適用することも可能である。例えば、ミキサ機能を備えたシンセサイザ等の電子楽器や、主に外部のPC(パーソナルコンピュータ)から操作するミキサエンジン、DAW(デジタルオーディオワークステーション)アプリケーションによって実現されるミキサ機能を備えるPC等にも、この発明を適用可能である。
また、実施形態の説明において述べたものも含め、以上において述べた変形は、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて適用可能である。
以上の説明から明らかなように、この発明の音響信号処理装置によれば、ミキシングのための信号処理構成をあまり複雑化せずに、入力chで処理した音響信号を、出力chにおける不要な信号処理の影響を受けないように、複数ch分まとめて出力可能とすることができる。
従って、この発明を適用することにより、音響信号処理装置の利便性を向上させることができる。
10…デジタルミキサ、11…CPU、12…フラッシュメモリ、13…RAM、14…外部機器I/O、15…表示器、16…操作子、17…電動フェーダ、18…波形I/O、19…DSP、20…エフェクタ、101…入力パッチ、102…入力ch、103…ミキシングバス、105…出力ch、106…ダイレクトアウト出力部、107…出力パッチ、108…マトリクス出力部、109…マトリクスバス、121,131…出力選択スイッチ、123,133…フォローオンスイッチ、125,135…フォローレベルスイッチ

Claims (3)

  1. 複数の第1のミキシングバスで、複数の入力チャンネルで処理した音響信号をそれぞれミキシングし、該ミキシング後の音響信号を、前記複数のミキシングバスの各々と対応する複数の出力チャンネルで、それぞれ複数の第1の信号処理モジュールからなる信号処理モジュール群による信号処理を行う音響信号処理装置であって、
    前記各出力チャンネルにおいて、前記信号処理モジュール群の前後の箇所にそれぞれ出力ポイントを設け、
    前記出力チャンネル毎に、それぞれ独立して前記出力ポイントのいずれかを選択する第1及び第2の選択手段と、
    前記各出力チャンネルにおける、該出力チャンネルについて前記第1の選択手段が選択した出力ポイントの音響信号を、該出力チャンネルの外部に該出力チャンネルと対応させて設けた第2の信号処理モジュールに供給する第1の供給手段と、
    前記第2の信号処理モジュールによる信号処理後の音響信号を出力する出力手段と、
    それぞれ供給される音響信号をミキシングして出力する複数の第2のミキシングバスと、
    前記各出力チャンネルにおける、該出力チャンネルについて前記第2の選択手段が選択した出力ポイントの音響信号を、前記複数の第2のミキシングバスのうち任意の1又は複数に供給する第2の供給手段と、
    前記複数の出力チャンネルのうちユーザが選択した1又は複数の出力チャンネルについて、前記第2の選択手段に、該出力チャンネルについて前記信号処理モジュール群の後ろの箇所の出力ポイントを選択させ、前記第2の供給手段に、該出力チャンネルの音響信号が供給される前記第2のミキシングバスに他の出力チャンネルの音響信号が供給されないように音響信号の供給先を制御させる制御手段とを設けたことを特徴とする音響信号処理装置。
  2. 請求項1に記載の音響信号処理装置であって、
    前記第2の信号処理モジュールは、それぞれ対応する出力チャンネルの前記信号処理モジュール群を構成する複数の第1の信号処理モジュールのいずれかと同じものである1又は複数の信号処理モジュールを備え、
    前記第2の信号処理モジュールが備える各信号処理モジュールは、対応する前記第1の信号処理モジュールが用いるものと同じパラメータの値を用いて信号処理を行うことを特徴とする音響信号処理装置。
  3. 請求項に記載の音響信号処理装置であって、
    前記第2の信号処理モジュールは、それぞれ対応する出力チャンネルの前記信号処理モジュール群を構成する複数の第1の信号処理モジュールのいずれかと同じものである複数の信号処理モジュールを備え、
    前記第2の信号処理モジュールに、該第2の信号処理モジュールが備える信号処理モジュール毎に、供給された音響信号に対して該信号処理モジュールによる信号処理を行うか否かを切り替える切替手段を設けたことを特徴とする音響信号処理装置。
JP2010162932A 2010-07-20 2010-07-20 音響信号処理装置 Expired - Fee Related JP5533386B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010162932A JP5533386B2 (ja) 2010-07-20 2010-07-20 音響信号処理装置
US13/186,420 US9325439B2 (en) 2010-07-20 2011-07-19 Audio signal processing device
CN201110204510.7A CN102340721B (zh) 2010-07-20 2011-07-20 音频信号处理装置
EP11174604.6A EP2410679B1 (en) 2010-07-20 2011-07-20 Audio signal processing device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010162932A JP5533386B2 (ja) 2010-07-20 2010-07-20 音響信号処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012028855A JP2012028855A (ja) 2012-02-09
JP5533386B2 true JP5533386B2 (ja) 2014-06-25

Family

ID=44720556

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010162932A Expired - Fee Related JP5533386B2 (ja) 2010-07-20 2010-07-20 音響信号処理装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9325439B2 (ja)
EP (1) EP2410679B1 (ja)
JP (1) JP5533386B2 (ja)
CN (1) CN102340721B (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5979497B2 (ja) * 2013-09-30 2016-08-24 ヤマハ株式会社 デジタルミキサおよびデジタルミキサのパッチ設定方法
JP6269182B2 (ja) * 2014-03-07 2018-01-31 ヤマハ株式会社 音響信号処理装置、パラメータ呼出方法及びプログラム
JP2016174257A (ja) * 2015-03-17 2016-09-29 ヤマハ株式会社 レベル制御装置
JP6507749B2 (ja) * 2015-03-19 2019-05-08 ヤマハ株式会社 音響信号処理装置及びプログラム
JP2017130808A (ja) * 2016-01-20 2017-07-27 ティアック株式会社 制御機器

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1993003549A1 (en) * 1991-07-31 1993-02-18 Euphonix, Inc. Automated audio mixer
GB9307934D0 (en) * 1993-04-16 1993-06-02 Solid State Logic Ltd Mixing audio signals
US5488669A (en) * 1993-10-29 1996-01-30 Sony Corporation Manual cross fade learn feature for an audio follow video mixer
US6674955B2 (en) * 1997-04-12 2004-01-06 Sony Corporation Editing device and editing method
US7742609B2 (en) * 2002-04-08 2010-06-22 Gibson Guitar Corp. Live performance audio mixing system with simplified user interface
JP4023410B2 (ja) * 2003-08-28 2007-12-19 ヤマハ株式会社 ミキシング装置
JP4062313B2 (ja) * 2005-03-10 2008-03-19 ヤマハ株式会社 音声信号遅延方法、音声信号遅延装置およびプログラム
EP1715606B1 (en) 2005-03-31 2016-10-26 Yamaha Corporation Digital mixer with method for a user-friendly display control
JP4775042B2 (ja) * 2006-03-09 2011-09-21 ヤマハ株式会社 制御装置及びプログラム
JP5194374B2 (ja) 2006-03-29 2013-05-08 ヤマハ株式会社 パラメータ編集装置及び信号処理装置
JP4626626B2 (ja) * 2007-03-29 2011-02-09 ヤマハ株式会社 音響機器
EP2184869B1 (en) 2008-11-06 2017-06-14 Studer Professional Audio GmbH Method and device for processing audio signals

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012028855A (ja) 2012-02-09
EP2410679A1 (en) 2012-01-25
US20120020497A1 (en) 2012-01-26
CN102340721B (zh) 2016-10-12
CN102340721A (zh) 2012-02-01
EP2410679B1 (en) 2015-12-16
US9325439B2 (en) 2016-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4645347B2 (ja) ミキシング装置及びプログラム
JP5194374B2 (ja) パラメータ編集装置及び信号処理装置
JP5533386B2 (ja) 音響信号処理装置
JP5251811B2 (ja) デジタルミキサ
US10148373B2 (en) Method for controlling audio signal processing device, audio signal processing device, and storage medium
US8335325B2 (en) Audio signal processing apparatus mixing plurality of input audio signals
JP4683850B2 (ja) ミキシング装置
JP5900788B2 (ja) アナログミキサ装置
JP5733322B2 (ja) 効果付与装置および効果付与方法
JP4059219B2 (ja) デジタルミキサ
JP4609234B2 (ja) デジタルミキサ
JP5387472B2 (ja) ミキシング装置
JP4765494B2 (ja) 音響信号処理装置
JP4462151B2 (ja) デジタルミキサ
JP6515496B2 (ja) ミキシングコンソール
JP4458006B2 (ja) デジタルミキサ
JP2011024169A (ja) ミキシングコンソール
JP4626626B2 (ja) 音響機器
JP7388061B2 (ja) 音信号処理方法、音信号処理システム、およびプログラム
JP4023410B2 (ja) ミキシング装置
JP5233886B2 (ja) デジタルミキサ
JP5831482B2 (ja) 音響信号処理装置
US20210235211A1 (en) Audio signal processing apparatus and audio signal processing method
JP5870653B2 (ja) レベル調整装置、およびレベル調整のためのプログラム
JP2008252550A (ja) 音響信号処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130520

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131210

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140401

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5533386

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140414

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees