JP4626626B2 - 音響機器 - Google Patents
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Description
入力チャンネルにおいては、Φ130、ATT131、HPF132、PEQ133、GATE134、COMP135、FADER136のそれぞれ異なる信号処理を行う各信号処理モジュールが縦続してメイン経路に接続されている。Φ130は入力信号のフェイズを切り替える処理を行う位相器であり、ATT131は入力信号のレベルを減衰又は増幅する処理を行うレベル制御器である。HPF132は特定周波数より低域成分を除去する処理を行うハイパスフィルタであり、PEQ132は入力信号の周波数特性を調整する処理を行うパラメトリックイコライザである。また、GATE134は入力レベルがスレッショルドレベル以下となると出力レベルを急激に小さくする処理を行うゲートであり、COMP135は信号のダイナミックレンジを圧縮する処理を行うコンプレッサである。FADER136はチャンネルの入力レベルを調整する処理を行うフェーダであり、チャンネルがDCAグループに属している場合はDCAグループに属している複数のチャンネルのレベルを一括操作するDCAフェーダによっても操作される。
図1に示す音響機器1は、ミキサとされた際にミキシング処理を行う信号処理回路2と、ミキシング処理の制御を行う処理回路3とを備えている。処理回路3はCPU(Central Processing Unit)を備え、ミキシング操作を行う操作子6からの操作信号に応じてミキシング処理の制御を行うと共に、各種設定を行える操作画面等を表示器7に表示している。信号処理回路2はDSP(Digital Signal Processor)を備え、音声信号入力回路4から入力された複数の入力系列のオーディオ信号に処理回路3からの制御信号に応じてミキシング処理を施し、複数の出力系列の音声信号出力回路5に出力している。
図2において、CPU(Central Processing Unit)10は処理回路3を構成しており、音響機器1の全体の動作を制御すると共に、表示器16に各種設定を行う操作画面等を表示する描画プログラムや制御用プログラム等の動作ソフトウェアを実行している。ROM(Read Only Memory)11には、CPU10が実行する描画プログラムや制御用プログラム等の動作ソフトウェアが格納されており、RAM(Random Access Memory)12には、CPU10のワークエリアや各種データの記憶エリアが設定されている。このROM11をフラッシュメモリ等の書き換え可能なROMとすることで、動作ソフトウェアを書き換え可能となり、動作ソフトウェアのバージョンアップを容易に行うことができる。DSP13は複数種類の信号処理を行う信号処理回路2を構成しており、前記したように複数の入力系列のオーディオ信号に複数種類の信号処理を施している。
入力チャンネルにおいては、Φ30、ATT31、HPF32、PEQ33、GATE34、COMP35、FADER36の複数の信号処理モジュールからなる第1の処理部が、メインバスであるステレオバス(ST)38へ送るメイン経路に接続されている。この第1の信号処理部における縦続されている複数の信号処理モジュールによりそれぞれ異なる種類の信号処理が入力信号に施される。ここで、Φ30は入力信号の正相・逆相のフェイズを切り替える処理を行う位相器であり、ATT31は入力信号のレベルを減衰又は増幅する処理を行うレベル制御器である。HPF32は特定周波数より低域成分を除去する処理を行うハイパスフィルタであり、PEQ32は入力信号の周波数特性を調整する処理を行い、例えばHIGH、HIGH MID、LOW MID、LOWの4バンドを備えるパラメトリックイコライザとされている。
上記説明したように、本発明の音響機器1においては、MIXバス37へ送る信号に施される信号処理の種類および反映されるパラメータを、第1の選択スイッチSW1あるいは第2の選択スイッチSW2においていずれのポイントを選択しても多彩とすることができるようになる。このように、第1の選択スイッチSW1あるいは第2の選択スイッチSW2において選択されたポイントからの信号をMIXバス37へ送る場合にも多くの信号処理を施せると共に任意のパラメータを反映させることもできるので、より柔軟なオペレートが可能になり、より多くのユーザの要求にこたえることができるようになる。
定期的に起動されるタイミングに達したとき、あるいは、音響機器1の電源が投入された際にバスセンド信号作成処理が起動され、設定されている入力チャンネルの各サブ経路からMIXバス37へ送られるポイントや信号へ施す信号処理の種類およびパラメータ値がステップS10にて図4に示す設定一覧のテーブルを参照して決定される。この場合、設定一覧のテーブルにおいてオンに設定されている信号処理モジュールの信号処理の種類に決定されると共に、オンがOn (Synchronization)とされているかOn (Individual)に応じてパラメータ値が決定される。次いで、ステップS11にて当該チャンネルにおけるセンドレベル調整器(MIX SEND)に設定されているバスセンドレベルがMIXバス37へ送るセンドレベルとして決定される。この場合、サブ経路が2以上ある場合はサブ経路別にセンドレベル調整器(MIX SEND)に設定されているバスセンドレベルに決定される。そして、ステップS10およびステップS11の処理において取得されたパラメータ値が係数としてレジスタにセットされる。レジスタにセットされた係数は各サブ経路の各信号処理モジュールに設定されるが、実際にはDSP13が信号処理を行う際のパラメータ値として使用される。これにより、バスセンド信号作成処理は終了する。
信号処理決定処理がスタートすると、ステップS20にて図4に示す設定一覧のテーブルを参照して信号処理設定が取得される。次いで、取得された信号処理設定の内容に基づいて第1の信号処理部における複数の信号処理モジュールからMIXバス37へ送られるポイント(Send Point)がステップS21にてサブ経路毎に取得される。さらに、取得された信号処理設定の内容に基づいてサブ経路に挿入されている「PEQ」の信号処理モジュールの設定内容がステップS22にて取得される。ここで取得される設定内容は、On (Synchronization)、On (Individual)、Off (Bypass)のいずれが設定されているか、および、オンと設定されている場合は当該信号処理モジュールに設定するパラメータ値も取得される。さらにまた、取得された信号処理設定の内容に基づいて「GATE」および「COMP」の信号処理モジュールの設定内容がステップS23およびステップS24にて取得される。ここで取得される設定内容も、On (Synchronization)、On (Individual)、Off (Bypass)のいずれが設定されているか、および、オンと設定されている場合は当該信号処理モジュールに設定するパラメータ値も取得される。次いで、ステップS21にて取得されたセンドポイント、およびステップS22ないしステップS24にて取得されたパラメータ値に基づいて係数がステップS25にて作成され、信号処理決定処理は終了する。なお、ステップS22ないしステップS24にて取得された設定内容がOff (Bypass)が取得された場合は、当該信号処理モジュールをバイパスする係数が作成される。
PEQ設定の取得処理がスタートすると、ステップS30において図4に示す設定一覧のテーブルにおける「PEQ」の欄が参照されて「PEQ」の設定がサブ経路毎に取得される。図4に示すテーブルの設定一覧を例に挙げると、MIX1のサブ経路ではOn (Individual)が取得され、MIX2およびMIX3のサブ経路ではOff (Bypass)が取得される。ここで、設定内容としてOn (Individual)が取得された場合は、ステップS31に分岐して当該サブ経路の「PEQ」に設定されているパラメータ値が取得される。また、設定内容としてOn (Synchronization)が取得された場合はステップS32に分岐して、メイン経路のPEQ33に設定されているパラメータ値が取得される。さらに、設定内容としてOff (Bypass)が取得された場合は、そのままPEQ設定の取得処理は終了する。なお、ステップS31およびステップS32の処理が終了した場合もPEQ設定の取得処理は終了する。
なお、信号処理決定処理におけるステップS23およびステップS24において実行されるGATE設定の取得処理およびCOMP設定の取得処理のフローチャートは、図8に示すPEQ設定の取得処理のフローチャートと同様とされる。
また、入力チャンネルにおいてはMIXバス37へ入力信号を供給する経路として「経路1」と「経路2」との2つのサブ経路が設けられているとしたが、これに限ることはなく3つ以上の経路を各入力チャンネルに設けるようにしてもよい。
Claims (3)
- ミキシングを行うメインバスとサブバスとを有しているミキシングバスと、
入力信号のそれぞれに対し信号処理を行って前記メインバスまたは前記サブバスへ出力する複数の入力チャンネルとを備え、
前記各入力チャンネルにおいて、入力信号にそれぞれ異なる種類の信号処理を行う複数の処理部からなる第1の処理部が前記メインバスへ送るメイン経路に設けられており、該第1の処理部における前記複数の処理部の入力側のポイントを含む任意のポイントからの信号を選択して前記サブバスへ送る少なくとも1つのサブ経路が設けられ、該サブ経路にそれぞれ異なる種類の信号処理を行う複数の処理部からなる第2の処理部と、前記サブバスへ送る入力信号のセンドレベルを調整するセンドレベル調整手段とが挿入されており、
前記第2の処理部が行う信号処理の種類が、前記第1の処理部が前記入力側のポイント以降にて行う信号処理の種類に対応していることを特徴とする音響機器。 - 前記第2の処理部における各処理部に、前記第1の処理部における対応する種類の処理部に設定されているパラメータ値、あるいは、任意のパラメータ値のいずれかを選択して設定することができるようにしたことを特徴とする請求項1記載の音響機器。
- 前記第2の処理部における各処理部毎にバイパスする設定を行うことができるようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の音響機器。
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