JP4211746B2 - ミキシング装置 - Google Patents

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Description

この発明は、入力チャンネルあるいは出力チャンネルの信号を検聴することのできるミキシング装置に関する。
従来、多数のマイクロホンあるいは電気・電子楽器などから出力される信号のレベルや周波数バランスを調整し、ミキシングしていくつかのミキシング・グループにまとめてパワーアンプや各種録音機器に送り出したり、エフェクタや演奏しているプレーヤに送り出すミキシング装置が知られている。ミキシング装置を操作するオペレータは、楽器音や歌唱の各オーディオ信号の音量や音色を、ミキシング・コンソールにおける各種パネル操作子を出力信号をモニタしながら操作することにより、演奏を最もふさわしく表現していると思われる状態に調整している。ミキシング装置は、入力信号系列として複数の入力チャンネルと該入力チャンネルから出力される信号をミキシングする混合バスと、ミキシングされた信号を出力する出力系列である出力チャンネルを備えている。各入力チャンネルはそれぞれ入力する信号の周波数バランスや送り出しレベル等を制御して各混合バスに出力し、各混合バスはそれぞれ入力された信号をミキシングして対応する出力チャンネルに出力する。各出力チャンネルは混合バスから入力されるミキシング信号の周波数バランスやレベルを制御して出力している。
このようなミキシング装置は、演奏会、イベント、集会、演劇などに使用され、複数の混合バスを用いて、メインのスピーカ(L−R、L−C−R、・・・)へ出力する信号のミキシングと、各出演者に戻す信号(モノラル)のミキシングを行なっている。各出演者に戻される信号は、その出演者が耳に装着するインイヤーモニタに供給されたり、その出演者の近傍に置かれたステージモニタスピーカで再生される。各出力チャンネルにはパラメトリックイコライザ(PEQ)が備えられているが、必要に応じて多素子のグラフィックイコライザ(GEQ)が挿入されるようになる。このメインのスピーカへの信号を出力する出力チャンネルにおけるイコライザは、聴衆の視聴位置における周波数バランスを調整するとともに、会場内のマイクによるハウリングを防止するために設けられている。また、出演者への信号を出力する出力チャンネルのイコライザは、出演者の近傍のマイクによるハウリングを防止するとともに、各出演者の好みに応じて周波数バランスを調整するために設けられている。
さらに、ミキシング装置にはミキシング手段におけるミキシング状態を変化させずに、出力チャンネルから出力されてスピーカに供給される信号をモニタするモニタ機能と、ある入力チャンネルあるいは出力チャンネルの信号を検聴するための検聴(CUE:キュー)機能とが一般的に備えられている。モニタ機能は、出力チャンネルから出力されてメインのスピーカに供給される信号がモニタミキサでミキシングされてモニタチャンネルに出力される。また、検聴機能ではキュースイッチがオンされることにより選択された入力チャンネルあるいは出力チャンネルの信号がキューバスに入力され、そのキューバスの信号(キュー信号)がモニタチャンネルに出力される。モニタチャンネルにおいては、供給される信号をイコライザでイコライザ処理してモニタルームにモニタ出力される。この場合、モニタルームでは、会場に比べて部屋が狭いため、低域がこもってぼやけた音になる。このため、モニタチャンネルのイコライザを使用してブーミーな帯域を絞り、音像がクリアになるよう調整している。
このモニタチャンネルに挿入されているイコライザは常時有効となっている。そのため、ある出力チャンネルの信号の検聴を行なう場合に検聴される信号には、その出力チャンネルに挿入されているイコライザとモニタチャンネルに挿入されているイコライザとの両方がかかってしまうようになる。すると、出演者に戻している信号を検聴する場合には、出演者に供給されている音をそのまま確認することができないという問題点があった。
ここで、検聴する場合にはモニタチャンネルに挿入されているイコライザを無効にすることが考えられるが、入力チャンネルを検聴する場合はその信号の品質を確認する必要があることから、モニタチャンネルに挿入されているイコライザを有効にしておく必要があり、モニタチャンネルに挿入されているイコライザを無効にすることができないことになる。さらに、混合バスでは、メインスピーカへの信号、出演者に戻す信号以外にも、外部エフェクタやレコーダに送る信号などのミキシングも行なわれており、外部エフェクタやレコーダに信号を入力する出力チャンネルを検聴する場合は、モニタチャンネルのイコライザを有効にしておく必要があった。
そこで、本発明は必要に応じてモニタチャンネルに挿入されているイコライザを無効化することのできるミキシング装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のミキシング装置は、自動バイパスが有効に設定され、かつ、検聴手段で何れかの出力チャンネルの検聴が指示された場合は、モニタチャンネルにおけるイコライザ手段を無効化するよう制御し、自動バイパスが無効に設定され、あるいは、検聴手段で何れの出力チャンネルも検聴の指示がされていないときは、モニタチャンネルにおけるイコライザ手段を有効化するようにしたことを最も主要な特徴としている。
本発明によれば、自動バイパスが有効に設定され、かつ、検聴手段で何れかの出力チャンネルの検聴が指示された場合は、モニタチャンネルにおけるイコライザ手段を無効化するよう制御し、自動バイパスが無効に設定され、あるいは、検聴手段で何れの出力チャンネルも検聴の指示がされていないときは、モニタチャンネルにおけるイコライザ手段を有効化したことにより、出演者に戻している信号を検聴する場合には自動バイパスを有効に設定することにより、モニタチャンネルに挿入されているイコライザが自動的にバイパスされて出演者に供給されている音をそのまま確認することができるようになる。また、自動バイパスを有効に設定しておいても、入力チャンネルの検聴を行う場合にはモニタチャンネルに挿入されているイコライザが有効となって入力チャンネルの信号の品質を確認することができるようになる。さらに、外部エフェクタやレコーダに信号を入力する出力チャンネルを検聴する場合は、自動バイパスを無効に設定することにより、外部エフェクタやレコーダに信号を入力する出力チャンネルの信号をモニタチャンネルのイコライザを有効にして検聴することができるようになる。
必要に応じてモニタチャンネルに挿入されているイコライザを無効化することのできるミキシング装置を提供するという目的を、自動バイパスが有効に設定され、かつ、検聴手段で何れかの出力チャンネルの検聴が指示された場合は、モニタチャンネルにおけるイコライザ手段を無効化するよう制御し、自動バイパスが無効に設定され、あるいは、検聴手段で何れの出力チャンネルも検聴の指示がされていないときは、モニタチャンネルにおけるイコライザ手段を有効化することで実現した。
本発明のミキシング装置の実施例であるディジタルミキサの構成を示すブロック図を図1に示す。
図1に示す本発明の実施例に係るディジタルミキサ1において、ディジタルミキサ1の全体の動作を制御すると共に、ミキシング用の操作子の操作に応じて制御信号を生成しているCPU(Central Processing Unit)10と、CPU10が実行するミキシング制御プログラム等の動作ソフトウェアが格納されている書き換え可能な不揮発性のフラッシュメモリ11と、CPU10のワークエリアや各種データ等が記憶されるRAM(Random Access Memory)12を備えている。このように、フラッシュメモリ11に動作ソフトウェアを格納することにより、フラッシュメモリ11内の動作ソフトウェアを書き換えることで、動作ソフトウェアをバージョンアップすることができる。また、ディジタルレコーダ等のその他の機器は、入出力インタフェースであるその他I/O 13を介してディジタルミキサ1に接続される。
ディジタルミキサ1の全ての入力と全ての出力は波形I/O(波形データインタフェース)14により行われる。この波形I/O14は、アナログ信号が入力される複数のA入力ポートと、アナログ信号が出力される複数のA出力ポートと、外部からディジタル信号を入力すると共に外部へディジタル信号を出力する双方向とされている複数のD入力/D出力ポートとを備えている。また、波形I/O14には、ディジタルミキサ1のオペレータが操作子を操作する際のモニタ信号を出力するモニタ用ポートも備えられている。このモニタ用ポートからのモニタ信号がオペレータルームの操作者用モニタ20に供給されることにより、オペレータルームのオペレータは出力チャンネルの信号をモニタしながらディジタルミキサ1の操作を行うことができる。さらに、ミキシング状態を変化させずに、ある入力チャンネルあるいは出力チャンネルの信号や出演者に送られる信号を検聴することができるようになる。また、信号処理部15は多数のDSP(Digital Signal Processor)を用いて構成されており、CPU10の制御の元でミキシング処理やエフェクト処理などを行っている。
表示器16は、出力パッチの設定画面等を表示する液晶表示装置等からなるディスプレイである。電動フェーダ17は、入力チャンネルの信号あるいは出力チャンネルの信号のレベルを調整するフェーダであり、手動および電動によりレベル調整することができる。操作子18は、イコライザ自動バイパススイッチ、12チャンネル分設けられているチャンネルストリップを出力チャンネルあるいは入力チャンネルに割り当てる割当スイッチ、表示器16に表示されるカーソルを移動するカーソル移動キー、設定される値を増減する増減キー、設定される値を選択するロータリエンコーダ、設定した値を確定させるエンターキー等からなるパネルに設けられている操作子である。各部はバス19に接続されている。
本発明にかかるディジタルミキサ1における操作子18が設けられているパネルの外観の概略を図2に示す。
図2において、表示器16の下側には、12チャンネル分のチャンネルストリップ21−1,21−2,・・・・,21−12が設けられている。このチャンネルストリップ21−1〜21−12には、そのチャンネルストリップ21−1〜21−12に割り当てられたチャンネルを選択する選択スイッチ(SEL)21aと、そのチャンネルをオンするチャンネルスイッチ21bと、割り当てられたチャンネルのレベルを制御する電動フェーダ17におけるフェーダつまみ21cと、割り当てられたチャンネルを検聴するキュー(CUE)スイッチ21dがそれぞれ設けられている。このチャンネルストリップ21−1〜21−12は、全入力チャンネルおよび全出力チャンネルに対応しており、12チャンネル毎の入力チャンネルあるいは12チャンネルの出力チャンネルが12チャンネル分のチャンネルストリップ21でそれぞれ制御できるようになる。すなわち、右側の中段に設けられている「マスタ」のスイッチ23を押すことにより、12チャンネル分のチャンネルストリップ21−1〜21−12により第1出力チャンネルないし第12出力チャンネルの出力チャンネルがそれぞれ制御できるようになる。また、「マスタ」のスイッチ26の下の「レイヤ1」のスイッチ24を押すことにより、12チャンネル分のチャンネルストリップ21−1〜21−12により第1入力チャンネルないし第12入力チャンネルの入力チャンネルがそれぞれ制御できるようになり、「レイヤ2」のスイッチ25を押すことにより、第13入力チャンネルないし第24入力チャンネルの入力チャンネルがそれぞれ制御できるようになり、「レイヤ3」スイッチ26を押すことにより、第25入力チャンネルないし第36入力チャンネルの入力チャンネルがそれぞれ制御できるようになり、「レイヤ4」のスイッチ27を押すことにより、第37入力チャンネルないし第48入力チャンネルの入力チャンネルをそれぞれ制御できるようになる。このようにして、12チャンネルの出力チャンネルと、48チャンネルの入力チャンネルのレベル制御やキュー設定を、チャンネルストリップ21−1〜21−12により12チャンネルずつ制御できるようにしている。
また、表示器16の右上にはEQ自動バイパススイッチ22が設けられており、このEQ自動バイパススイッチ22をオンするとモニタチャンネルに挿入されているイコライザを自動バイパスすることができる。自動バイパスが有効とされた場合に、チャンネルストリップ21−1〜21−12におけるキュー(CUE)スイッチ21dを操作して何れかの出力チャンネルの検聴を指示した時は、モニタチャンネルにおけるイコライザ手段がバイパスされて無効化される。なお、自動バイパスが有効とされていても、何れの出力チャンネルも検聴の指示がされていない時は、モニタチャンネルにおけるイコライザ手段はバイパスされず有効となる。すなわち、チャンネルストリップ21−1〜21−12におけるキュー(CUE)スイッチ21dを操作して何れかの入力チャンネルの検聴を指示した時は、モニタチャンネルにおけるイコライザ手段は有効となる。また、EQ自動バイパススイッチ22がオフされて自動バイパスが無効に設定されると、モニタチャンネルにおけるイコライザ手段は常に有効とされる。
前記した「マスタ」のスイッチ23、「レイヤ1」ないし「レイヤ4」のスイッチ24ないしスイッチ27の下に表示器16に表示されるカーソルを上下左右に移動させるカーソル移動キー28と、種々の設定可能な値を増減する増減キー29と、種々の設定可能な値を選択できるロータリエンコーダ30と、増減キー29やロータリエンコーダ30により選択された設定値を確定させるエンターキー31とが設けられている。
次に、本発明にかかる図1に示す構成のディジタルミキサ1においてミキシング処理が行われる等価的な機能ブロック図を図3に示す。
図3において、複数のアナログ入力ポート(A入力)40に入力されたアナログ信号は、内蔵されているAD変換器によりディジタル信号に変換されて入力パッチ43に入力される。また、複数のディジタル入力ポート(D入力)41に入力されたディジタル信号は、そのまま入力パッチ43に入力される。入力パッチ43では、信号の入力元である複数の入力ポートの何れか1つの入力ポートを、例えば48チャンネルとされる複数の入力チャンネル部44の各入力チャンネル毎に選択的にパッチ(結線)することができ、各入力チャンネルには、入力パッチ43でパッチされた入力ポートからの信号が供給される。
入力チャンネル部44における各入力チャンネルには、アッテネータ、イコライザ、コンプレッサ、フェーダ、混合バス(MIX)45への送り出しレベルを調整するセンド調整部が備えられており、これらの入力チャンネルにおいて、周波数バランスや混合バス(MIX)45へ送出されるレベルが制御される。入力チャンネル部44から出力される48チャンネルのディジタル信号は、MIX1〜12の12本の混合バス(MIXバス)45の1ないし複数に選択的に出力されると共に、キューバス(CUE)46に出力される。
混合バス(MIX)45においては、12本の各バスにおいて、48入力チャンネルのうちの任意のチャンネルから選択的に入力された1ないし複数のディジタル信号がミキシングされて、合計12チャンネルの混合出力がMIX出力チャンネル部(MIX出力ch)47に出力される。これにより、12通りにミキシングされた12チャンネルの混合出力を得ることができる。この混合バス(MIX)45からの出力を最終出力としてスピーカ等に供給する場合が多くされる。
MIX出力チャンネル部47における各出力チャンネルには、アッテネータ、イコライザ、コンプレッサ、フェーダが備えられており、これらの出力チャンネルにおいて、周波数バランスおよび出力パッチ48へ送出されるレベルが制御される。また、キューバス(CUE)46には、入力チャンネル部44における検聴が指示された入力チャンネルの信号が入力されていると共に、MIX出力チャンネル部47における検聴が指示された出力チャンネルの信号が入力されている。なお、本発明にかかるディジタルミキサ1におけるキューモードはラストキューモードとされている。ラストキューモードでは、いずれのチャンネルも検聴が指示されていないときに、チャンネルストリップ21−1〜21−12における何れかのキュー(CUE)スイッチ21dが操作されてオンされると、当該チャンネルストリップに割り当てられているチャンネルの検聴が行われるようになる。
すなわち、オンされたキュー(CUE)スイッチ21dに対応するチャンネルの信号がキューバス(CUE)46に入力され、キューバス(CUE)46から出力された検聴信号がモニタチャンネル部(モニタch)52に入力されて所定のレベルとされ、モニタ用アナログ出力部(モニタ用A出力)53に供給されてオペレータルームのモニタスピーカから放音されるようになる。そして、その後で異なるチャンネルが割り当てられているチャンネルストリップ21のキュー(CUE)スイッチ21dが操作されてオンされると、その時点まで検聴が行われていたチャンネルの検聴がキャンセルされ、新たにオンされたキュー(CUE)スイッチ21dに対応するチャンネルだけが検聴されるようになる。
このように、ラストキューモードは、最後にオンされたキュー(CUE)スイッチ21dに対応するチャンネルの検聴だけを行うモードであり、同時に検聴できるチャンネルは1チャンネルだけとされる。なお、キュー(CUE)スイッチ21dは自照式とされており、検聴されているチャンネルストリップのキュー(CUE)スイッチ21dだけが点灯するようになり、その他のチャンネルストリップのキュー(CUE)スイッチ21dは消灯する。なお、検聴する信号は、各チャンネルにおける電動フェーダ17の前ないし後のポイントを選択することができるようにされている。この場合、検聴する信号を取り出すポイントは、チャンネル毎ではなく全チャンネル共通でいずれかに選択される。また、既に検聴されているチャンネルストリップの点灯されているキュー(CUE)スイッチ21dを更に操作した場合には、そのチャンネルの検聴はキャンセルされてキュー(CUE)スイッチ21dが消灯するトグル動作となる。
なお、モニタミキサ部51へ出力された出力チャンネルの信号も、モニタミキサ部51から出力されてモニタチャンネル部(モニタch)52に入力されている。モニタミキサ部51にはMIX出力チャンネル部47から出力されるモニタ信号が供給されている。モニタチャンネル部(モニタch)52では、いずれかのチャンネルの検聴が指示されてキューバス(CUE)46から出力された検聴信号がモニタチャンネル部(モニタch)52に供給されている場合は、キューバス(CUE)46からの検聴信号を選択してモニタ用アナログ出力部(モニタ用A出力)53に供給し、いずれのチャンネルにおいても検聴が指示されておらず検聴信号がモニタチャンネル部(モニタch)52に供給されていない場合は、モニタミキサ部51からのモニタ信号を選択してモニタ用アナログ出力部(モニタ用A出力)53に供給している。これにより、ディジタルミキサ1の操作者は任意のチャンネルを検聴したい時に、そのチャンネルの信号を聞くことができると共に、検聴を指示しない場合はメインのスピーカに供給される信号をモニタすることができるようになる。なお、モニタミキサ部51、モニタチャンネル部(モニタch)52およびモニタ用アナログ出力部(モニタ用A出力)3はステレオ構成とされてステレオ信号が扱われる。
また、MIX出力チャンネル部47から出力される12チャンネルの混合出力は、出力パッチ48に供給されている。出力パッチ48では、信号の入力元であるMIX出力チャンネル部47の12チャンネルの何れか1つのチャンネルを、アナログ出力ポート部(A出力)49やディジタル出力ポート部(D出力)50の各出力ポート毎に選択的にパッチ(結線)することができ、各出力ポートには、出力パッチ48でパッチされたチャンネルからの信号が供給される。
また、複数のアナログ出力ポートを備えるアナログ出力ポート部(A出力)49へ供給されたディジタル出力信号は、内蔵されているDA変換器によりアナログ出力信号に変換されてアナログ出力ポートから出力される。そして、アナログ出力ポート部(A出力)49から出力されるアナログ出力信号は、増幅されてメインのスピーカから放音される。さらに、このアナログ出力信号は出演者が耳に装着するインイヤーモニタに供給されたり、その出演者の近傍に置かれたステージモニタスピーカで再生される。また、複数のディジタル出力ポートを備えるディジタル出力ポート部(D入力)50から出力されるディジタルオーディオ信号は、マルチトラックレコーダやDAT等に供給されてディジタル録音することができるようにされている。
さらに、ディジタルミキサ1には、例えば16個のグラフィックイコライザ(GEQ)からなるイコライザ42が用意されており、16個の各イコライザ42を入力チャンネル部(入力ch))44やMIX出力チャンネル部47に「INSERT」として示すように、各イコライザ42を所望の入力チャンネルや出力チャンネルに挿入することができるようにされている。イコライザ42が挿入されたチャンネルにおいては、イコライザ42により信号の周波数バランスが制御されるようになる。また、イコライザ42をモニタチャンネル部(モニタch)52におけるモニタチャンネルに挿入してモニタ信号の周波数バランスを調整することができるようにされている。ただし、イコライザ42を挿入できるチャンネル数の合計は最大16チャンネルとされる。
なお、メインのスピーカへの信号を出力する出力チャンネルにイコライザ42を挿入することにより、聴衆の視聴位置における周波数バランスを調整できるとともに、会場内のマイクによるハウリングを防止することができる。また、出演者への信号を出力する出力チャンネルにイコライザ42を挿入することにより、出演者の近傍のマイクによるハウリングを防止できるとともに、各出演者の好みに応じて周波数バランスを調整することができるようになる。さらに、モニタチャンネルにイコライザ42を挿入することにより、会場に比べて部屋が狭いモニタルームにおいて放音された音の低域がこもってぼやけた音にならないように、ブーミーな帯域を絞って音像がクリアになるよう調整することができるようになる。
ところで、イコライザ42をチャンネルに挿入する場合には、チャンネルの所定のインサーションポイントにイコライザ42が挿入されるようになる。この場合のチャンネルのチャンネルのインサーションポイントからイコライザ42へ信号を供給する仮想的なポートが出力パッチ48へ入力されているINSERT OUTとなり、イコライザ42からの信号をチャンネルのインサーションポイントに戻す仮想的なポートが入力パッチ43から出力されているINSERT INとなる。
次に、入力チャンネル部44における入力チャンネルの構成例を図4に示すが、例えば48チャンネルの入力チャンネルの構成は同様とされている。
図4に示す入力チャンネル44−1は入力チャンネル部44の内の1つのチャンネルであり、入力パッチ43から入力された信号のレベルを調整するアッテネータ(ATT)60と、信号の周波数バランスを調整する4バンドパラメトリックイコライザ(PEQ)61と、信号を圧縮するコンプレッサ(COMP)62とを備えている。これらにより特性制御処理が行われた信号は、フェーダ&ON64により任意のレベルに調整され、さらに混合バス(MIX)45における12本の各バスへの送り出しレベルがセンド調整部65で調整されて、混合バス(MIX)45へ送り出される。また、フェーダ&ON64の入力側と出力側の信号がプリ・ポスト切換スイッチSW1の接点a1と接点b1に供給され、プリ・ポスト切換スイッチSW1の可動接点c1から出力される信号はキュースイッチSW2を介してキューバス(CUE)46に供給されている。このプリ・ポスト切換スイッチSW1により、検聴される信号をフェーダ&ON64の前後の信号に切り換えることができる。また、キュースイッチSW1は図2に示す当該入力チャンネルに割り当てられたチャンネルストリップのキュー(CUE)スイッチ21dでオン/オフ制御され、当該入力チャンネルが検聴される際にオンされる。さらに、フェーダ&ON64には、図2に示す当該入力チャンネルに割り当てられたチャンネルストリップのチャンネルスイッチ21bでオン/オフ制御されて、当該入力チャンネルをオン/オフする入力チャンネルスイッチが備えられている。
前記したように入力チャンネル44−1には、イコライザ42における1つのGEQを挿入することができる。GEQを挿入する場合は、GEQ編集画面を表示器16に表示させてGEQを挿入するチャンネルを設定する。設定したチャンネルが入力チャンネル44−1であったとすると、図4に示すように入力チャンネルにおけるインサーションポイントとされるコンプレッサ62とフェーダ&ON64との間にGEQ63が挿入されるようになる。すなわち、コンプレッサ62の出力側が図3に示すINSERT OUTに接続されると共に、INSERT INにフェーダ&ON64の入力側が接続されることにより、GEQ63がコンプレッサ62とフェーダ&ON64との間に挿入されるようになる。
ここで、プリ・ポスト切換スイッチSW1を接点a1側に切り換えてキュースイッチSW2をオンすると、挿入されたGEQ63からの信号がキューバス(CUE)46に供給されるようになり、GEQ63により周波数バランスが調整されているがフェーダ&ON64でレベル制御される前の入力チャンネル信号を検聴することができるようになる。また、プリ・ポスト切換スイッチSW1を接点b1側に切り換えてキュースイッチSW2をオンすると、GEQ63により周波数バランスが調整されていると共にフェーダ&ON64でレベル制御された入力チャンネル信号を検聴することができるようになる。
次に、12チャンネルのMIX出力チャンネル部47における出力チャンネルの構成例を図5に示すが、例えば12チャンネルの出力チャンネルの構成は同様とされている。
図5に示す出力チャンネル47−1はMIX出力チャンネル部47の内の1つのチャンネルであり、12本のバスを有する混合バス(MIX)45のいずれかのバスから出力された信号が入力され、入力された信号のレベルを調整するアッテネータ(ATT)70と、信号の周波数バランスを調整する4バンドパラメトリックイコライザ(PEQ)71と、信号を圧縮するコンプレッサ(COMP)72とを備えている。これらにより特性制御処理が行われた信号は、フェーダ&ON74により任意のレベルに調整され、出力パッチ48に供給される。また、フェーダ&ON74の入力側と出力側の信号がプリ・ポスト切換スイッチSW3の接点a3と接点b3に供給される。プリ・ポスト切換スイッチSW3の可動接点c3から出力される信号はキュースイッチSW4を介してキューバス(CUE)46に供給されている。このプリ・ポスト切換スイッチSW3により、検聴される信号をフェーダ&ON74の前後の信号に切り換えることができる。また、キュースイッチSW4は図2に示す当該出力チャンネルに割り当てられたチャンネルストリップのキュー(CUE)スイッチ21dでオン/オフ制御され、当該出力チャンネルが検聴される際にオンされる。さらに、フェーダ&ON74には、図2に示す当該出力チャンネルに割り当てられたチャンネルストリップのチャンネルスイッチ21bでオン/オフ制御され、当該出力チャンネルをオン/オフする出力チャンネルスイッチが備えられている。
前記したように出力チャンネル47−1には、イコライザ42における1つのGEQを挿入することができる。GEQを挿入する場合は、GEQ編集画面を表示器16に表示させてGEQを挿入するチャンネルを設定する。設定したチャンネルが出力チャンネル47−1であったとすると、図5に示すように出力チャンネルにおけるインサーションポイントとされるコンプレッサ72とフェーダ&ON74との間にGEQ73が挿入されるようになる。すなわち、コンプレッサ72の出力側が図3に示すINSERT OUTに接続されると共に、INSERT INにフェーダ&ON74の入力側が接続されることにより、GEQ73がコンプレッサ72とフェーダ&ON74との間に挿入されるようになる。
ここで、プリ・ポスト切換スイッチSW3を接点a3側に切り換えてキュースイッチSW4をオンすると、挿入されたGEQ73からの信号がキューバス(CUE)46に供給されるようになり、GEQ73により周波数バランスが調整されているがフェーダ&ON74でレベル制御される前の出力チャンネル信号を検聴することができるようになる。また、プリ・ポスト切換スイッチSW1を接点b3側に切り換えてキュースイッチSW4をオンすると、GEQ73により周波数バランスが調整されていると共にフェーダ&ON74でレベル制御された出力チャンネル信号を検聴することができるようになる。
次に、モニタチャンネル部52の構成例を図6に示す。
モニタチャンネル部52は図6に示すように、キューバス(CUE)46からの検聴信号とモニタミキサ部51からのモニタ信号とを切り替えるCUE/MON切替スイッチ80と、モニタ出力のレベルを制御すると共にモニタチャンネルのオン/オフを制御するボリューム&ON82とを備えている。CUE/MON切替スイッチ80は、DSP制御により自動的に切り替えられる。すなわち、何れかのチャンネルの検聴が指示されている場合はキューバス(CUE)46からの検聴信号のみが出力されるよう切り替え制御され、何れのチャンネルも検聴が指示されていない場合はモニタミキサ部51からのモニタ信号が出力されるよう制御される。
前記したようにモニタチャンネル部52にも、イコライザ42における1つのGEQを挿入することができる。GEQを挿入する場合は、GEQ編集画面を表示器16に表示させてGEQを挿入するチャンネルを設定する。設定したチャンネルがモニタチャンネルであったとすると、図6に示すようにモニタチャンネル部52におけるインサーションポイントとされるCUE/MON切替スイッチ80とボリューム&ON82との間にGEQ81が挿入されるようになる。すなわち、CUE/MON切替スイッチ80の出力側が図3に示すINSERT OUTに接続されると共に、INSERT INにボリューム&ON82の入力側が接続されることにより、GEQ81がCUE/MON切替スイッチ80とボリューム&ON82との間に挿入されるようになる。GEQ81を挿入することによりブーミーな帯域を絞って音像がクリアにされた信号を操作者は聞くことができるようになる。
しかしながら、出力チャンネルの信号の検聴を行なう場合に検聴される信号には、その出力チャンネルに挿入されているイコライザとモニタチャンネルに挿入されているイコライザとの両方がかかってしまうようになる。すると、出演者に戻している出力チャンネルの信号を検聴する場合には、出演者に供給されている音を操作者がそのまま確認することができないことになる。そこで、このような場合にはモニタチャンネル部52に挿入されているGEQ81を自動的にバイパスして無効化するようにしている。自動的に無効化するには図2に示すEQ自動バイパススイッチ22をオンにする。すると、何れかの出力チャンネルの検聴を指示した際に、モニタチャンネル部52に挿入されているGEQ81が自動的にバイパスされて無効化されるようになる。ただし、何れかの入力チャンネルの検聴が指示された場合は、モニタチャンネル部52に挿入されているGEQ81がバイパスされず有効化される。このようにEQ自動バイパススイッチ22をオンにすることにより、出演者に供給されている音をそのまま確認することができるようになると共に、入力チャンネルの信号の品質を確認することができるようになる。また、EQ自動バイパススイッチ22をオフにすることにより、その他I/O13を介して外部エフェクタやレコーダに出力する出力チャンネルからの信号をGEQ81を有効にして検聴することができるようになる。
本発明にかかるディジタルミキサ1において電源が投入されると、各種レジスタやRAM12が初期化されると共に前回の設定データがセットされる初期設定が行われる。ただし、前回設定が行われていない場合はデフォルトの設定データがセットされる。そして、イベントを検出した際にイベントに応じた「画面制御タスク」「パネル操作子制御タスク」「メモリ制御タスク」「DSP制御タスク」「その他制御タスク」が実行される。
次に、パネルに設けられた「マスタ」のスイッチ23ないし「レイヤ4」のスイッチ27の何れかを押した際に起動されるレイヤ(j)SWのオンイベント処理のフローチャートを図7に示す。スイッチ23〜スイッチ27の何れかが押されてレイヤ(j)SWのオンイベント処理が起動されるとステップS10にて、押されたスイッチに対応するマスタあるいはレイヤのナンバjが識別番号のレジスタLNにセットされ、レイヤ(j)SWのオンイベント処理は終了する。
次に、チャンネルストリップ21−1〜チャンネルストリップ21−12における何れかのフェーダ摘み21cが操作された際に起動されるchフェーダ(i)の操作イベント処理のフローチャートを図8に示す。
チャンネルストリップ21−1〜チャンネルストリップ21−12における何れかのフェーダ摘み21cが操作されてchフェーダ(i)の操作イベント処理が起動されると、ステップS11にて操作されたフェーダ摘み21cの位置に応じて、カレントのCH(LN,i)の音量パラメータを変更する。次いで、ステップS12にて変更された音量パラメータで信号処理部15を制御して、chフェーダ(i)の操作イベント処理は終了する。なお、カレントのCH(LN,i)は、レイヤ(j)SWのオンイベント処理によりセットされたレジスタLNで示されるマスタあるいはレイヤ1〜レイヤ4の何れかに対応する12チャンネルの内のi番目のチャンネルストリップ21−iが制御する入力チャンネルあるいは出力チャンネルに相当する。
次に、チャンネルストリップ21−1〜チャンネルストリップ21−12における何れかのキュー(CUE)スイッチ21dが押された際に起動されるCUE(i)SWのオンイベント処理のフローチャートを図9に示す。この場合のキューモードは、前述したラストキューモードとされており、最後に押されたキュー(CUE)スイッチ21dで制御される入力チャンネルあるいは出力チャンネルのいずれかが検聴されるようになる。
チャンネルストリップ21−1〜チャンネルストリップ21−12における何れかのキュー(CUE)スイッチ21dが押されると、CUE(i)SWのオンイベント処理が起動されステップS20にてカレントのCH(LN,i)を検聴が指示されたキューチャンネルccとする。次いで、キューチャンネルccが前回検聴が指示されたキューチャンネルccoと一致するか否かがステップS21にて判断される。ここで、キューチャンネルccと前回のキューチャンネルccoとが一致しないと判断された場合は新たなチャンネルの検聴が指示されたことになり、ステップS22に進んでキューチャンネルccでキューチャンネルccoを置き換える。次いで、DSP制御が行われ、キューバス(CUE)46からモニタチャンネル部52への信号が有効化されてモニタチャンネル部52においてキューバス(CUE)46からの検聴信号が扱われるようになる。
そして、ステップS24にてモニタチャンネルにイコライザ42における何れかのGEQが挿入されているか否かが判断される。ここで、モニタチャンネルにGEQが挿入されていると判断されるとステップS25に進み、検聴が指示された当該ch(cc)が出力チャンネルであるか否かが判断される。ここで、ch(cc)はキューチャンネルccでありch(cc)が出力チャンネルと判断されると、ステップS27に分岐して自動バイパススイッチ22がオンされているか否かが判断される。そして、自動バイパススイッチ22がオンされていると判断されるとステップS28に進んでモニタチャンネルに挿入されている当該GEQが無効化される。また、自動バイパススイッチ22がオンされていないと判断されるとステップS26に分岐し、モニタチャンネルに挿入されている当該GEQが有効化される。さらに、ステップS25にて当該ch(cc)が入力チャンネルであって出力チャンネルではないと判断されると、ステップS26に進み上記したように当該GEQが有効化される。そしてステップS26の処理あるいはステップS28の処理が終了するとステップS29に進む。なお、ステップS24にてモニタチャンネルにGEQが挿入されていないと判断された場合はステップS29に分岐する。
ステップS29では当該ch(cc)が割り当てられているチャンネルストリップ21−iにおける自照式とされているキュー(CUE)スイッチ21dを点灯し、他のチャンネルストリップにおけるキュー(CUE)スイッチ21dを消灯する。次いで、ステップS30にてDSP制御が行われてキュースイッチSW2/SW4がオンされ、当該ch(cc)のCUEポイントの信号のみがキューバス(CUE)46へ入力され、CUE(i)SWのオンイベント処理は終了する。なお、CUEポイントの信号とは、当該ch(cc)におけるプリ・ポスト切換スイッチSW1/SW3から出力される信号である。
また、ステップS21にてキューチャンネルccと前回のキューチャンネルccoとが一致すると判断された場合は同じチャンネルにおけるキュー(CUE)スイッチ21dが2度続けて押されたことになり、ステップS31に分岐してキューチャンネルccoに”0”が設定されて検聴を指示するチャンネルがないものとされる。すなわち、キュー(CUE)スイッチ21dはトグル式となっており、オンされているキュー(CUE)スイッチ21dをさらに押した際には当該キュー(CUE)スイッチ21dがオフとなり、対応するチャンネルの検聴が解除される。次いで、ステップS32に進みモニタチャンネルにイコライザ42における何れかのGEQが挿入されているか否かが判断される。ここで、モニタチャンネルにGEQが挿入されていると判断されるとステップS33に分岐してモニタチャンネルに挿入されている当該GEQが有効化され、ステップS34に進む。また、モニタチャンネルにGEQが挿入されていないと判断されるとステップS34に進み、ステップS34にて当該ch(cc)が割り当てられているチャンネルストリップ21−iにおけるキュー(CUE)スイッチ21dが消灯される。次いで、ステップS35にてDSP制御が行われ、キューバス(CUE)46からモニタチャンネル部52への信号が無効化されてモニタチャンネル部52においてモニタミキサ部51からの信号が扱われるようになり、CUE(i)SWのオンイベント処理は終了する。
このCUE(i)SWのオンイベント処理が実行されることにより、EQ自動バイパススイッチが22がオンとされ、かつ、キュー(CUE)スイッチ21dが押されて何れかの出力チャンネルの検聴が指示された場合は、モニタチャンネルに挿入されているGEQが無効化されるよう制御される。この場合、GEQが無効化されたことを表示画面に表示するようにしてもよい。表示画面の一例を図11に示すが、この例では「Auto Bypass:Cueing Output Ch. GEQ1 is Bypassed!」と、出力チャンネルが検聴されていてGEQ1がバイパスされたことを警告する文章が表示されるようになる。
また、EQ自動バイパススイッチ22がオフされているか、あるいは、何れの出力チャンネルも検聴の指示がされていないときは、モニタチャンネルに挿入されているGEQは有効化される。これにより、出演者に戻している信号を検聴する場合にEQ自動バイパススイッチをオンとすることによりモニタチャンネルに挿入されているGEQが自動的にバイパスされて出演者に供給されている音をそのまま確認することができるようになる。また、EQ自動バイパススイッチ22をオンしておいても、入力チャンネルの検聴を行う場合にはモニタチャンネルに挿入されているGEQが有効となって入力チャンネルの信号の品質を確認することができるようになる。さらに、外部エフェクタやレコーダに信号を入力する出力チャンネルを検聴する場合は、EQ自動バイパススイッチ22をオフしておくことにより、外部エフェクタやレコーダに信号を入力する出力チャンネルの信号をモニタチャンネルのGEQを有効にして検聴することができるようになる。
次に、GEQを入力チャンネルおよび出力チャンネルあるいはモニタチャンネルに挿入する設定を行う表示器16に表示されるGEQ編集画面の一例を図10に示す。
GEQ編集画面は図10に示すように、画面の上部の左隅に編集を行うGEQの番号が表示されるGEQ番号表示部84があり、「1」が表示されて1番目のGEQの編集を行う表示画面とされている。このGEQ番号表示部84にカーソルを合わせて増減キー29あるいはロータリエンコーダ30を操作することにより、編集するGEQの番号を任意の番号(1〜16の内の)に設定することができる。その右隣にはオン/オフ表示部85があり「ON」と表示されていて1番目のGEQがONとされていることが示されている。このON/オフ表示部85にカーソルを合わせて増減キー29あるいはロータリエンコーダ30を操作することにより、編集するGEQのオン/オフを設定することができる。
さらにその右隣にはGEQを挿入するチャンネルを設定するインサーション表示部86が表示されている。インサーション表示部86には「Monitor」と表示されており、1番目のGEQがモニタチャンネルに挿入されていることが示されている。このインサーション表示部86にカーソルを合わせて増減キー29あるいはロータリエンコーダ30を操作することにより、GEQを挿入する入力チャンネル、出力チャンネル、モニタチャンネルを設定することができる。この場合、入力チャンネルの何れかが設定された場合はインサーション表示部86に「Input xxCH」と入力チャンネル番号が表示され、出力チャンネルの何れかが設定された場合はインサーション表示部86に「Output xxCH」と出力チャンネル番号が表示される。このような設定を16個のGEQにそれぞれ行うことにより、48チャンネルの入力チャンネル、12チャンネルの出力チャンネル、およびモニタチャンネルの内の最大16チャンネルにそれぞれGEQを挿入することができる。
また、編集画面の上部中央にはフラットボタン87が設けられており、このフラットボタン87にカーソルを合わせてエンターキー31を押すことにより、1番目のGEQの周波数特性をフラットにすることができる。編集画面の中段には編集された周波数特性を表示する周波数特性表示部88が表示されている。表示されている周波数特性の縦軸はレベル(dB)、横軸は対数目盛の周波数とされている。編集画面の略下半分にはGEQの周波数特性を編集する複数の操作子を操作する操作部89が表示されている。操作部89には多数の操作子がそれぞれの周波数ポイントのレベルを調整できるように表示されており、それぞれの操作子にカーソルを合わせて増減キー29あるいはロータリエンコーダ30を操作することにより、当該操作子に対応する周波数のレベルを調整することができる。また、ポインティングデバイスにより操作子をドラッグすることによっても当該操作子に対応する周波数ポイントのレベルを調整することができる。
次に、図10に示すGEQ編集画面を表示器16に表示させて編集を行うGEQ編集ボタンオンイベント処理のフローチャートを図12に示す。
表示器16に表示されたりパネルに設けられているGEQ編集ボタンが押されるとGEQ編集ボタンオンイベント処理が起動され、(ステップS1)S40にて図10に示すようなx番目のGEQ(x)の編集画面が表示器16に表示される。次いで、表示されているGEQ編集画面において何らかの変更操作が行われたか否かが判断される。ここで、GEQ番号表示部84、オン/オフ表示部85、インサーション表示部86、フラットボタン87、操作部89の何れかにおいて変更操作が行われたと判断された場合は、ステップS42に進んで変更操作に応じたパラメータ変更処理が行われると共に、パラメータ変更に応じて更新された編集画面が表示されステップS43へ進む。例えば操作部89の操作子が移動された場合は移動量に応じたレベルだけ変更された操作子に対応する周波数ポイントのレベルが変更されると共に、操作子の位置および周波数特性表示部88のレベルが更新された画面が表示される。また、変更操作が行われていないと判断された場合はステップS43に進み、画面切換の操作が行われた否かが判断される。ここで、画面切換の操作が行われたと判断された場合はGEQ編集ボタンオンイベント処理は終了して別画面が表示器16に表示される。また、画面切換の操作が行われていないと判断された場合は、ステップS41へ戻りステップS41ないしステップS43の処理が繰り返し行われる。
なお、CUE/MON切替スイッチ80では、ゲインを絞ることにより切替制御するようにしてもよい。すなわち、何れかのチャンネルの検聴が指示されている場合はキューバス(CUE)46からの検聴信号に対するゲインを上昇させると共に、モニタミキサ部51からのモニタ信号に対するゲインを下降させる。これにより、検聴信号を検聴する際にモニタ信号も若干聞こえるように切替制御することができるようになる。また、何れのチャンネルも検聴が指示されていない場合は、キューバス(CUE)46からの検聴信号に対するゲインを最大限絞ると共に、モニタミキサ部51からのモニタ信号に対するゲインを上昇させる。これにより、モニタ信号のみを聞くことができるように切替制御される。これらの切替制御はDSPにより行われる。
また、モニタミキサ部51では任意の1ないし複数の出力チャンネルの信号をミキシングして出力することができるようにされている。複数の出力チャンネルの信号がミキシングされた混合信号は、何れのチャンネルも検聴が指示されていない場合に操作者用モニタ20に出力される。
さらに、出力チャンネルの中には、その検聴時にモニタチャンネルに挿入したGEQを有効化したい出力チャンネルもあるので、各出力チャンネル毎にモニタチャンネルに挿入したGEQの有効/無効を設定できるようにしてもよい。
以上の説明では、ラストキューモードでの本発明の動作を説明したが、ミックスキューモードにも本発明を簡単に適用することができる。ミックスキューモードでは、ラストキューモードとは異なり複数チャンネルを同時に検聴することができる。ただし、同時に検聴されるのは入力チャンネルのみ、あるいは、出力チャンネルのみに限られ、出力チャンネルと入力チャンネルとを同時に検聴することはできない。ミックスキューモードであっても、現在検聴しているのが入力チャンネルか出力チャンネルかを明確に区別することができるので、ラストキューモードの場合と同様に、EQ自動バイパススイッチ22をオンしておくことにより、出力チャンネルが検聴されているときにモニタチャンネルに挿入したGEQを自動的にバイパスして無効化することができる。
上記の説明では、キューバス(CUE)46、モニタミキサ部51、モニタチャンネル部52およびモニタ用アナログ出力部(モニタ用A出力)53はステレオ構成とし、入力チャンネル、混合バス(MIX)45、出力チャンネルはモノラル構成として説明していたが、これらのすべての構成をステレオ構成にすることができる。さらに、5.1ch、7.1ch等のそれ以上の構成も同様にして実現することができる。このように、本発明のミキシング装置においてはステレオ構成や多チャンネルの構成とすることができる。
本発明のミキシング装置の実施例であるディジタルミキサの構成を示すブロック図である。 本発明のミキシング装置の実施例であるディジタルミキサにおけるパネルの外観の概略を示す図である。 本発明のミキシング装置の実施例であるディジタルミキサにおいてミキシング処理が行われる等価的な機能ブロック図である。 本発明のミキシング装置の実施例であるディジタルミキサにおける入力チャンネル部の1チャンネル分の構成例を示す図である。 本発明のミキシング装置の実施例であるディジタルミキサにおける出力チャンネル部の1チャンネル分の構成例を示す図である。 本発明のミキシング装置の実施例であるディジタルミキサにおけるモニタチャンネルの構成例を示す図である。 本発明のミキシング装置の実施例であるディジタルミキサにおいて実行されるレイヤ(i)SWのオンイベント処理のフローチャートである。 本発明のミキシング装置の実施例であるディジタルミキサにおいて実行されるchフェーダ(i)の操作イベント処理のフローチャートである。 本発明のミキシング装置の実施例であるディジタルミキサにおいて実行されるCUE(i)SWのオンイベント処理のフローチャートである。 本発明のミキシング装置の実施例であるディジタルミキサにおける表示器に表示されるGEQ編集画面の一例を示す図である。 本発明のミキシング装置の実施例であるディジタルミキサにおいてGEQが無効化されたことを表示画面に表示する表示画面の一例である。 本発明のミキシング装置の実施例であるディジタルミキサにおいて実行されるGEQ編集ボタンオンイベント処理のフローチャートである。
符号の説明
1 ディジタルミキサ、10 CPU、11 フラッシュメモリ、12 RAM、13 その他I/O、14 波形I/O、15 信号処理部、16 表示器、17 電動フェーダ、18 操作子、19 バス、20 操作者用モニタ、21−1〜21−12 チャンネルストリップ、21b チャンネルスイッチ、21c フェーダ摘み、21d キュー(CUE)スイッチ、22 EQ自動バイパススイッチ、23〜27 スイッチ、28 カーソル移動キー、29 増減キー、30 ロータリエンコーダ、31 エンターキー、40 アナログ入力ポート(A入力)、41 ディジタル入力ポート(D入力)、42 イコライザ、43 入力パッチ、44 入力チャンネル、44 入力チャンネル部、47 出力チャンネル、47 出力チャンネル部、48 出力パッチ、49 アナログ出力ポート部(A出力)、50 ディジタル出力ポート部(D出力)、51 モニタミキサ部、51 操作者モニタミキサ部、52 モニタチャンネル部、53 モニタ用アナログ出力部(モニタ用A出力)、60 アッテネータ、61 4バンドPEQ、62 コンプレッサ、63 GEQ、64 フェーダ&ON、65 センド調整部、70 アッテネータ、71 4バンドPEQ、72 コンプレッサ、73 GEQ、74 フェーダ&ON、80 CUE/MON切替スイッチ、81 GEQ、82 ボリューム&ON、84 GEQ番号表示部、85 オン/オフ表示部、86 インサーション表示部、87 フラットボタン、88 周波数特性表示部、89 操作部、SW1,SW3 プリ/ポスト切換スイッチ、SW2,SW4 キュースイッチ

Claims (2)

  1. 複数の混合バスと、
    入力される信号のそれぞれに対し特性制御処理して前記複数の混合バスのうちの所望の混合バスへ選択的に出力する複数の入力チャンネルと、
    前記複数の混合バスのそれぞれから出力される混合された信号がそれぞれ入力され、イコライザ処理を含む特性制御処理して出力する複数の出力チャンネルと、
    供給される信号をイコライザ手段でイコライザ処理してモニタ出力するモニタチャンネルと、
    前記複数の出力チャンネルにおける何れかの出力チャンネルのモニタ信号出力するモニタ信号出力手段と、
    前記複数の入力チャンネルにおける何れかの入力チャンネルあるいは前記複数の出力チャンネルにおける何れかの出力チャンネルの検聴を指示する検聴指示手段と、
    前記複数の入力チャンネルおよび前記複数の出力チャンネルにおけるいずれのチャンネルも検聴が指示されていない場合は、前記モニタ信号出力手段から出力された前記出力チャンネルのモニタ信号を前記モニタチャンネルへ供給し、前記検聴指示手段で何れかの前記入力チャンネルの検聴が指示された場合は、検聴指示された入力チャンネルにおいて特性制御処理された信号を前記モニタチャンネルへ供給し、前記検聴指示手段で何れかの前記出力チャンネルの検聴が指示された場合は、検聴指示された出力チャンネルにおいて特性制御処理された信号を前記モニタチャンネルへ供給するモニタ信号供給手段と、
    自動バイパスの有効/無効を設定する設定手段と、
    前記設定手段により自動バイパスが有効と設定され、かつ、前記検聴指示手段で何れかの前記出力チャンネルの検聴が指示された場合は、前記モニタチャンネルにおける前記イコライザ手段を無効化するよう制御し、前記設定手段により自動バイパスが無効と設定され、あるいは、前記検聴指示手段で何れの前記出力チャンネルも検聴の指示がされていないときは、前記モニタチャンネルにおける前記イコライザ手段を有効化するよう制御するバイパス制御手段と、
    を備えることを特徴とするミキシング装置。
  2. 前記出力チャンネルの検聴が指示された際に、前記出力チャンネル毎に前記モニタチャンネルにおける前記イコライザ手段を有効あるいは無効にする設定を行えるイコライザ設定手段を備え、
    前記設定手段により自動バイパスが有効と設定され、かつ、前記検聴指示手段で何れかの前記出力チャンネルの検聴が指示された場合に、検聴指示された出力チャンネルに前記モニタチャンネルにおける前記イコライザ手段を有効にすると設定されていた場合は、前記バイパス制御手段は前記モニタチャンネルにおける前記イコライザ手段を有効化するよう制御することを特徴とする請求項1記載のミキシング装置。
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