JP2010226322A - 音響システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 音響処理用の設定データを複数台のコンソールで共有し、リコール時に各コンソール毎に設定されたリコールフィルタを掛けるようにする。
【解決手段】 ミキサエンジン1は音響信号に対して任意に変更可能なパラメータからなるパラメータセットに基づく信号処理を施して出力する。コンソール2,3のRAM2−3にはパラメータセットからなる共通の設定データが複数記憶されているデータ領域と、カレントのパラメータセットが格納されているカレントメモリとが作成されている。コンソール2,3にはそれぞれリコール範囲が設定されており、リコールされた際に当該コンソールのリコール範囲のパラメータセットがカレントメモリに書き込まれると共に、変更内容が他方のコンソールに通知される。通知に基づき他方のコンソールでは、リコールしたコンソールのリコール範囲でリコールされるようになる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、音響信号処理を行うエンジンと、エンジンに通信路を介して接続され信号処理に関する操作を行う複数台のコンソールを備える音響システムに関する。
従来、音響信号処理を行う処理部を備える音響システムの一つとして、多数のマイクロホンあるいは電気・電子楽器などから出力されるオーディオ信号のレベルや周波数特性を調整してミキシングし、パワーアンプに送り出すコンサートホール等で使用されるディジタルミキサが知られている。ディジタルミキサを操作するオペレータは、楽器の演奏音やボーカルの各オーディオ信号の音量や音色を、ディジタルミキサにおける各種パネル操作子を操作することにより、演奏を最もふさわしく表現していると思われるよう調整している。この調整により、処理部には最適な音響信号処理を施すことのできる音響信号処理用のパラメータセットが設定されるようになる。ディジタルミキサは、入力信号系列として複数の入力チャンネルと該入力チャンネルから出力される信号をミキシングするバスと、ミキシングされた信号を出力する出力系列である出力チャンネルを備えている。各入力チャンネルはそれぞれ入力する信号の周波数特性やミキシングレベル等を制御して各ミキシングバスに出力し、各ミキシングバスはそれぞれ入力する信号をミキシングして対応する出力チャンネルに出力する。出力チャンネルからの出力は増幅されてスピーカ等から放音される。
従来のディジタルミキサにおいては、パネルに設けられているフェーダ、ノブやスイッチ等の操作子により設定された信号処理用のパラメータからなるカレントメモリ上のパラメータセットを、シーン(動作データ)としてシーンメモリにストアすることができる。シーンの各々にはシーン番号が付与されてストアされ、シーン番号を指定してリコール操作することにより、指定されたシーン番号のシーンが読み出され、そのシーンに応じた設定状態がディジタルミキサで再現されるようになる。これにより、一度設定した会議室、宴会場、ミニシアターや多目的ホールまでの様々なシーンを再現することができるようになる。シーンメモリには複数のシーンを記憶することができる。
また、従来のディジタルミキサにおいては、イベントリスト機能が備えられている。イベントリスト機能で用意されるイベントリストには、トリガ条件が満たされたときにリコールするシーンをシーン番号で示すイベントとそのイベントの実行順を示すイベント番号とが、複数セット記憶されており、イベントリストに基づいてリコールされたシーンがディジタルミキサに順次に設定されるようになる。
さらに、従来のディジタルミキサにおいては、シーンリコール時に、指定されたシーンのうちのセーフされていない範囲のパラメータをカレントメモリに書き込み、セーフされた範囲のパラメータはカレントメモリに書き込まないリコールセーフ機能を備えたディジタルミキサが知られている。
さらにまた、ユーザ権限が設定できるディジタルミキサも知られている。このディジタルミキサにおいては、操作に先立ち、ユーザは、ディジタルミキサの何れかのユーザアカウントでログインする。ログインしたユーザは、そのユーザアカウントに設定された権限の範囲で、当該ディジタルミキサの操作を行うことができる。
特許第4001121号公報 特許第4023328号公報 特開2007−88871号公報
ディジタルミキサにおいて、マイク/ライン信号が入力されて、その音響処理を行う処理部を備えるミキサエンジンと、フェーダ、ノブやスイッチ等の操作子が設けられているパネルを備え音響処理パラメータの調整を行うコンソールとを分離するようにし、ミキサエンジンとコンソールとの間を通信路で接続するようにしたミキサシステムが従来提案されている。このようなミキサシステムでは、ミキシング処理を行うミキサエンジンをステージの近傍に設置できると共に、コンソールを観客席に設置して聴衆の聴く音を確認しながらミキシングの操作を行うことができる。しかも、ステージ上からのマイク/ライン信号はミキシング処理されるミキサエンジンに入力されるため、そのケーブルの敷設作業が容易になると共に、ケーブルの長さも短くなるので雑音に強くすることができる。
このようなミキサシステムにおいて、音響処理を行うミキサエンジンに、複数台のコンソールを接続して、複数人が共同作業をできるようにしたい場合がある。例えば、2台のコンソールで、2人で分担してミキサシステムを操作(Operate)したい場合がある。しかしながら、どちらのコンソールでシーンリコールしても、リコールされるシーン(動作データ)のパラメータ範囲は同じリコール範囲になると共に、コンソール毎に異なるイベントリストを使用することができないという問題点があった。
そこで、本発明は、音響処理用の設定データを複数台のコンソールで共有し、リコール時に各コンソール毎に設定されたリコールフィルタを掛けることのできる音響システムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の音響システムは、任意に変更可能な複数のパラメータからなるパラメータセットを記憶するカレントメモリと、前記パラメータセットと同じ構成の設定データが複数記憶されているデータメモリとを有し、入力する音響信号に対して前記カレントメモリのパラメータセットに基づく信号処理を施して出力するエンジン部と、それぞれ、前記エンジン部の前記パラメータセットと同期化されたパラメータセットを記憶するカレントメモリと、前記エンジン部の前記複数の設定データと同期化された複数の設定データを記憶するデータメモリと、前記カレントメモリの前記パラメータセットにおける各パラメータ値の調整を行う操作子とを有し、前記エンジン部に通信路を介して接続されている複数のコンソール部とを備え、1つのコンソール部において前記カレントメモリの複数の設定データの内の指定した設定データを前記カレントメモリに書き込む指示がされた際に、該指定した設定データを構成する複数のパラメータの内の、当該コンソール部に設定されたリコール範囲を満足するパラメータのみが前記カレントメモリに書き込まれるようにされていることを最も主要な特徴としている。
本発明によれば、複数台のコンソールで、共通のスナップショット(音響処理用の設定データ)を使用するようになり、かつ、それぞれのコンソールが音響システムの異なる範囲の制御を受け持つことができるようになる。さらに、複数台のコンソールは、共通のスナップショットを使用して、コンソール毎に独立したイベントリストを持つことができるようになる。
本発明の音響システムの実施例であるミキサシステムの構成を示すブロック図である。 本発明にかかるミキサシステムの信号処理部で行われるミキシング処理部および波形I/Oの処理アルゴリズムを等価的に示す機能ブロック図である。 本発明にかかるミキサシステムのワークエリアに格納されているSリストのデータ構造を示す図である。 本発明にかかるミキサシステムのワークエリアに格納されているEリストのデータ構造を示す図である。 本発明にかかるミキサシステムのワークエリアに格納されているカレントメモリのデータ構造を示す図である。 本発明にかかるミキサシステムにおいてデュアルコンソールにおけるリコール範囲のイメージ図である。 本発明にかかるミキサシステムにおいて実行されるパラメータ変更処理のフローチャートである。 本発明にかかるミキサシステムにおいて実行されるリコール処理のフローチャートである。 本発明にかかるミキサシステムにおいて実行される変更内容書込処理(1)のフローチャートである。 本発明にかかるミキサシステムにおいて実行されるトリガ処理のフローチャートである。 本発明にかかるミキサシステムにおいて実行される変更内容書込処理(1)のフローチャートである。
本発明の音響システムの実施例であるミキサシステムの構成を示すブロック図を図1に示す。
図1に示す本発明の実施例に係るミキサシステムは、入力された音響信号の音響処理を行う処理部を備えるミキサエンジン1と、フェーダ、ノブやスイッチ等の操作子が設けられているパネルを備え音響処理パラメータの調整を行う第1コンソール2および第2のコンソール3の2台のコンソールとが通信路に接続されて構成されている。
ミキサエンジン1は、ミキサエンジン1の全体の動作を制御しているCPU(Central Processing Unit)1−1と、CPU1−1が実行するミキシング制御プログラム等の動作ソフトウェアが格納されている書き換え可能な不揮発性のフラッシュメモリ1−2と、CPU1−1のワークエリアや各種データ等が記憶されるRAM(Random Access Memory)1−3を備えている。このように、フラッシュメモリ1−2に動作ソフトウェアを格納することにより、フラッシュメモリ1−2内の動作ソフトウェアを書き換えることで、動作ソフトウェアをバージョンアップすることができる。また、通信用のインタフェースである通信I/O1−4が備えられており、通信I/O1−4に通信路が接続されて第1コンソール2および第2コンソール3が接続されている。
表示器1−5は、液晶等のディスプレイからなり各種設定画面が表示される。ミキサエンジン1の全ての入力と全ての出力は波形I/O(波形データインタフェース)1−6により行われる。この波形I/O1−6は、アナログ信号が入力される複数のA入力ポートと、アナログ信号が出力される複数のA出力ポートと、外部からディジタル信号を入力すると共に外部へディジタル信号を出力する双方向とされている複数のD入力/D出力ポートとを備えている。また、信号処理部(DSP)1−7は多数のDSP(Digital Signal Processor)を用いて構成されており、CPU1−1の制御の元でミキシング処理やエフェクト処理などを行っている。RAM1−3には、このミキシング処理やエフェクト処理を制御するための各種パラメータの現在値がワークエリアのカレントメモリ上に格納されており、CPU1−1は、後述する第1コンソール2あるいは第2コンソール3に設けられているスイッチやノブ等の操作子の操作に応じてカレントメモリ上のパラメータの現在値が変更されるとともに、該パラメータの現在値に基づいて、信号処理部1−7が行うミキシング処理やエフェクト処理の係数やアルゴリズムが制御される。この信号処理部1−7においてミキシング処理されたミキシング信号をレコーダに供給して記録することができると共に、レコーダから再生したミキシング信号を信号処理部1−7へ供給することができる。各部は通信バス1−8に接続されている。
図1に示す第1コンソール2と第2コンソール3とは同じ構成とされており、代表として第1コンソール2の構成がブロック図で図1に示されている。第1コンソール2は、第1コンソール2の全体の動作を制御すると共に、スイッチやノブ等の操作子の操作に応じた操作信号を生成しているCPU(Central Processing Unit)2−1と、CPU2−1が実行する動作ソフトウェアや各種データが格納されている書き換え可能な不揮発性のフラッシュメモリ2−2と、CPU2−1のワークエリアや各種データ等が記憶されるRAM2−3を備えている。また、ハードディスクドライブ(HDD)2−4のハードディスクには、ミキサ制御プログラム等のアプリケーションプログラムや各種データが格納されている。さらに、通信用のインタフェースである通信I/O2−5および通信I/O2−6が備えられており、通信I/O2−5に通信路が接続されてミキサエンジン1に接続され、通信I/O2−6に通信路が接続されて第2コンソール3が接続されている。USBメモリやSDメモリ等のリムーバブルな外部記憶媒体は、入出力インタフェースである外部記憶I/O2−6を介して第1コンソール2に接続され、RAM2−3のワークエリア上のデータ等を外部記憶媒体に保存することができる。
表示器2−8は第1コンソール2のパネルに設けられており、液晶等のディスプレイとマトリクス・スイッチ等を組み合わせたタッチスクリーンとされている。表示器2−8に表示されている操作子アイコンを押す操作を行うことでパラメータ値の変更やオン/オフを切り換えることができる。電動フェーダ2−9は、入力チャンネルあるいは出力チャンネルの音響信号のレベルを調整するフェーダであり、手動および電動によりレベル調整することができる。操作子2−10は、選択されたチャンネル等のパラメータを変更するスイッチやノブの操作子や、パネルのチャンネルストリップに備えられるフェーダ等の操作子である。RAM2−3には、ミキサエンジン1の信号処理部1−7が行うミキシング処理やエフェクト処理を制御するための各種パラメータの現在値がワークエリアのカレントメモリ上に格納されている。カレントメモリには、信号処理用の全パラメータからなるパラメータセットが格納されており、スイッチやノブ等の操作子2−10の操作に応じてカレントメモリ上の操作子2−10に割り当てられたパラメータの現在値が変更される。この場合、カレントメモリ上のパラメータセットにおけるパラメータ値が変更された際には、第1コンソール2に通信線を介して接続されているミキサエンジン1におけるRAM1−3に形成されているカレントメモリ上のパラメータセットにおける同パラメータの値が更新される。さらに、第1コンソール2に通信路を介して接続されている第2コンソール3におけるRAMに形成されているカレントメモリ上のパラメータセットにおける同パラメータの値も更新される。
次に、本発明にかかる図1に示すミキサシステムのミキサエンジン1における信号処理部1−7と波形I/O1−6の処理アルゴリズムを等価的に示す機能ブロック図を図2に示す。
図2において、複数のアナログ入力ポート(A入力)30に入力されたアナログ信号は、波形I/O1−6に内蔵されているAD変換器によりディジタル信号に変換されて入力パッチ32に入力される。また、複数のディジタル入力ポート(D入力)31に入力されたディジタル信号は、そのまま入力パッチ32に入力される。入力パッチ32では、信号の入力元である複数の入力ポートの何れか1つの入力ポートを、例えば48チャンネルとされる複数の入力ch部33の各入力チャンネル毎に選択的にパッチ(結線)することができ、各入力チャンネルには、入力パッチ32でパッチされた入力ポートからの信号が供給される。
入力ch部33における各入力チャンネルには、アッテネータ、イコライザ、コンプレッサやゲート、フェーダと、ステレオ(ST)バス34やミキシング(MIX)バス35への送り出しレベルを調整するセンド調整部が備えられており、これらの入力チャンネルにおいて、周波数バランスやレベル制御およびSTバス34やMIXバス35への送出レベルが調整される。MIXバス35は、例えば16本(MIX1〜16)設けられている。入力ch部33から出力される48チャンネルのディジタル信号は、それぞれSTバス34およびMIXバス35の1ないし複数に選択的に出力される。STバス34においては、48入力チャンネルのうちの任意の入力チャンネルから選択的に入力された1ないし複数のディジタル信号がミキシングされて、ステレオチャンネルのミキシング出力がST出力ch部36に出力される。MIXバス35においては、16本の各バスにおいて、48入力チャンネルのうちの任意の入力チャンネルから選択的に入力された1ないし複数のディジタル信号がミキシングされて、合計16チャンネルのミキシング出力がMIX出力ch部37に出力される。これにより、ステレオ出力と、16通りにミキシングされた16チャンネルのミキシング出力とを得ることができる。
ST出力ch部36およびMIX出力ch部37における各出力チャンネルには、アッテネータ、イコライザ、コンプレッサ、フェーダが備えられており、これらの出力チャンネルにおいて、周波数バランスやレベル調整および出力パッチ38へ送出されるレベルが制御される。出力パッチ38では、信号の入力元であるST出力ch部36およびMIX出力ch部37からのステレオ信号および16チャンネルのミキシング信号の何れか1つのチャンネルを、アナログ出力ポート部(A出力)39やディジタル出力ポート部(D出力)40の各出力ポート毎に選択的にパッチ(結線)することができ、各出力ポートには、出力パッチ38でパッチされたチャンネルからの信号が供給される。
また、複数のアナログ出力ポートを備えるアナログ出力ポート部(A出力)39へ供給されたディジタル出力信号は、波形I/O1−6に内蔵されているDA変換器によりアナログ出力信号に変換されてアナログ出力ポートから出力される。そして、アナログ出力ポート部(A出力)39から出力されるアナログ出力信号は、増幅されてメインのスピーカから放音される。さらに、このアナログ出力信号は出演者が耳に装着するインイヤーモニタに供給されたり、その出演者の近傍に置かれたステージモニタスピーカで再生される。また、複数のディジタル出力ポートを備えるディジタル出力ポート部(D出力)40から出力されるディジタルオーディオ信号は、レコーダや外部接続されたDAT等に供給されてディジタル録音することができるようにされている。
ミキサエンジン1におけるDSP1−7は、RAM1−3上のカレントメモリに格納されている入力チャンネルや出力チャンネルおよびエフェクトに設定された信号処理用のパラメータからなるパラメータセットに応じた信号処理を行う。すなわち、ミキサシステムからの音響出力を放音した際に、パラメータセットに応じた音響の設定状態が作り出されるようになる。本発明においては、作り出される音響の設定状態をスナップショット(Snapshot)と呼び、スナップショットを実現するパラメータセットをSデータ(Snapshotデータ)とする。スナップショットは、従来のディジタルミキサにおいて用いられているシーンに相当し、Sデータはミキサエンジン1の信号処理用の設定データでもある。スナップショットを特定してリコール操作することにより、特定されたスナップショットのSデータが読み出され、そのSデータに応じた音響の設定状態がミキサシステムで再現されるようになる。これにより、一度設定した会議室、宴会場、ミニシアターや多目的ホールまでの様々なスナップショットを再現することができるようになる。
ミキサエンジン1および第1コンソール2、第2コンソール3のRAM1−3,2−10,・・のワークエリアに作成されているデータ領域は共通とされており、これらのRAM上のワークエリアにスナップショットのデータを保存するためのデータ領域として、Sリスト(Snapshotリスト)のデータが格納されるSリスト領域と、Eリスト(Eventリスト)のデータを格納するEリスト領域が作成されている。Sリストは、複数のスナップショットを記録したリストとされ、記録された全てのスナップショットの実データも有している。Sリストのデータ構造が図3に示されている。図3に示すように、SリストにはSリストのファイル名(SLFN)が付けられており、ヘッダと一つのスナップショットの情報および実データが記録されたSnapshotデータ(SD)から構成されている。ファイル名(SLFN)は、そのファイルまでのパスを含んでおり、ヘッダには、Sリスト名(SLN)が格納されている。
Sリストにおける各SDにはSnapshot番号が付されており、そのSDのSnapshot名(SN)と、スナップショットがパラメータセットのどの範囲のパラメータから構成されているかを示すパラメータ構成情報(SPC)と、スナップショットの実データであるパラメータ本体(SPD)と、その他のデータ(OD)から構成されている。例えば、Snapshot番号が2番のSD_02のスナップショットデータにおけるSnapshot名(SN)は「SN_02」とされ、パラメータ構成情報はSPC_02とされ、パラメータ本体はSPD_02とされ、その他のデータであるODはOD_02とされている。図示する例においては、SD_01,SD_02,SD_03,SD_04・・・SD_Nsの複数のスナップショットデータが記録されており、各SDはデータが未記憶であってもそのデータ領域が作成されている。なお、ODは予備のデータとされている。ミキサエンジン1および第1コンソール2、第2コンソール3のRAM1−3,2−10,・・上のSリストは共通とされ、ミキサエンジン1および各コンソール2,3では共通のスナップショットを有している。このように、複数台のコンソールが設けられていても各コンソールにおけるSリストは共通とされ、各コンソールでは共通のスナップショットを有するようになる。
本発明のミキサシステムには、イベントリスト機能が備えられており、トリガ条件が満たされた時にリコールするスナップショットをそのSnapshot番号で示すイベントと、そのイベントの実行順を示すイベント番号とが、複数セット記憶されているイベントのリストとされるEリストが、ワークエリアのEリスト領域に格納されている。このEリストにより、時間の経過に伴ってリコールされたスナップショットのパラメータセットが順次ディジタルミキサ1に設定されるようになり、時間の経過に伴い変化していくスナップショットが再現されるようになる。
Eリストのデータ構造を図4に示す。図4に示すように、EリストにはEリストのファイル名(ELFN)が付けられており、ヘッダとイベントのリストデータ(ELD)から構成されている。ファイル名(ELFN)は、そのファイルまでのパスを含んでいる。ヘッダは、Eリスト名(ELN)とEリストに登録可能なELDの最後の番号(Ne)の情報が格納されている。Eリストに記録されている各ELDには、ELDの番号(num)と、Event名(EN)と、そのイベントでリコールするスナップショットを特定するためのSnapshot番号(Snum)と、リコールするイベントの実行タイミング等を制御するTriggerデータ(TD)と、その他のデータ(OD)が含まれている。例えば、ELD_03のELD番号(num)は「3」とされ、Event名であるENはEN_03とされ、リコールされるSnapshot番号はSnum_03とされ、TriggerデータであるTDはTD_03とされ、その他のデータであるODはOD_03とされている。この場合、TD_03が時刻情報とされている場合は、時刻がTD_03に達した際にSID_03で特定されるSデータが呼び出されて、そのパラメータセットがカレントメモリに設定されることにより、リコールされたSnum_03で指定されたスナップショットが再現されるようになる。図示する例においては、ELD_01,ELD_03,ELD_04,ELD_06・・・ELD_EeのELDがEリストに記録されており、ELDを記録する際には空いているELD番号を指定して、あるいは番号が自動付与されて記録される。なお、Ne≧Eeとされ、ODには制御用データを格納することができる。また、SリストにEリストは対応しており、Eリストのイベントで指定されている各Snapshot番号で特定される全てのスナップショットがSリストに格納されている。
さらに、RAM上のワークメモリにはカレントメモリ領域が作成されており、このカレントメモリのデータ構造が図5に示されている。図5に示すように、ミキサエンジン1に現在設定されている使用中のパラメータセットとその他のデータがカレントメモリに記憶されている。
図1に示す本発明にかかるミキサシステムにおいて、第1コンソール2と第2コンソール3ではスナップショットが同期化されている。すなわち、一方のコンソールにおいてスナップショットを構成するパラメータを変更すると、他方のコンソールにおけるスナップショットに反映され、第1コンソール2と第2コンソール3に記憶されていスナップショットを構成するパラメータは同じパラメータ値になる。また、第1コンソール2および第2コンソール3から同じスナップショットをリコールすることができるが、後述するようにそれぞれそのコンソールに設定された制御範囲を示すリコールフィルタが適用されたリコール範囲でリコールされる。この場合、あるスナップショットを構成する一部のパラメータの値を変更すると、そのパラメータが制御範囲に入っているコンソールでのリコールに反映される。
第1コンソール2と第2コンソール3との各コンソールは、それぞれ独自のEリストを有している。第1コンソール2と第2コンソール3とが有する2つのEリストには、それぞれリコールするスナップショットを示すイベントとそのイベントの実行順を示すイベント番号が、複数セット記憶されている。第1コンソール2および第2コンソール3では、それぞれ共通のスナップショットを示すイベントが記憶されると共に、コンソール毎に独立したEリストを有していることから、あるスナップショットを構成する一部のパラメータ値を変更すると、その変更が両コンソール2,3のEリストに同時に反映されるようになる。さらに、一方のコンソールではEリストに記載されたイベントを、他方のコンソールとは独立したタイミングで実行することができる。
本発明にかかるミキサシステムは、コンソール毎やコンソールを操作するオペレータ毎にリコールできるリコール範囲の権限があらかじめ定められている。リコール範囲とは、スナップショットを構成しているパラメータセットの内のリコールできるパラメータ範囲とされている。図1に示すミキサシステムは、2台のコンソールを有するデュアルコンソールとされており、この場合のリコール範囲のイメージ図を図6に示す。
図6に示す例では、オペレータはOpA,OpB,OpCの3人とされ、コンソールはConAおよびConBの2台とされている。カレントメモリ上のパラメータセットは、図示されるようにPart.1 params.,Part.2 params.,Part.3 params.,Part.4 params.,Part.5 params.の5つのパラメータブロックに分割されているものとする。この場合、パラメータセットはチャンネルを単位としたりパラメータ種類を単位として5つのパラメータブロックに分割されている。
ここで、例えば、OpAのリコール範囲の権限はパラメータセットの内のPart.1 params.,Part.2 params.の2つのパラメータブロックとされ、OpBのリコール範囲の権限はパラメータセットの全パラメータとされ、OpCのリコール範囲の権限はパラメータセットの内のPart.4 params.,Part.5 params.の2つのパラメータブロックとされている。また、ConAのリコール範囲の権限はパラメータセットの全パラメータとされ、ConBのリコール範囲の権限はパラメータセットの内のPart.3 params.−Part.5 params.の3つのパラメータブロックとされている。
このようなリコール範囲の権限とされている場合に、ConAでOpAがリコール操作すると、そのリコール範囲はパラメータセットの内のPart.1 params.,Part.2 params.の2つのパラメータブロックとなり、ConAでOpBがリコール操作すると、そのリコール範囲はパラメータセットの内の全パラメータとなり、ConBでOpBがリコール操作すると、そのリコール範囲はパラメータセットの内のPart.3 params.−Part.5 params.の3つのパラメータブロックとなり、ConBでOpCがリコール操作すると、そのリコール範囲はパラメータセットの内のPart.4 params.,Part.5 params.の2つのパラメータブロックとなる。
このように、本発明にかかるミキサシステムでは2台のコンソール2,3においてスナップショットを共有し、リコール時に各コンソール毎に設定されたリコールフィルタを掛けるようにしたことから、2台のコンソール2,3を使用して、2人のオペレータで分担してミキサシステムを操作することができる。例えば、第1コンソール2ではステージ用に割り当てられたチャンネル用のパラメータブロックをリコール範囲とし、第2コンソール3では観客席用に割り当てられたチャンネル用のパラメータブロックをリコール範囲とすることで、それぞれのコンソール2,3を操作するオペレータが分担してミキサシステムを操作できるようになる。なお、コンソールは2台に限るものではないから、複数台のコンソールで、複数人が共同作業することができるようになる。
次に、第1コンソール2あるいは第2コンソール3のパネルに設けられている電動フェーダ2−9,・・やノブ等のパラメータを変更できる操作子2−10,・・を操作した時に実行されるパラメータ変更処理のフローチャートを図7に示す。
パラメータを変更できる操作子が操作されると、パラメータ変更処理がスタートされてステップS10にて操作子により変更された操作値がレジスタに操作値valとして格納される。次いで、ステップS11にて操作された操作子を備えるコンソールにおけるカレントメモリ上のパラメータセットおよびミキサエンジン1におけるカレントメモリ上の現在使用しているパラメータセットにおける、操作された操作子に割り当てられているパラメータの値が、操作値valに応じて変更される。次いで、ステップS12にて別にコンソールがあるか否かが判断され、操作子が操作されたコンソール以外にもコンソールがある場合はYESと判断されてステップS13に進む。ステップS13では、操作子が操作されたコンソール以外のコンソールに変更内容PC(PID,Pval)が通知され、通知されたコンソールにおけるカレントメモリ上のパラメータセットにおけるパラメータの値が変更内容PC(PID,Pval)に応じて変更される。変更内容PC(PID,Pval)のPIDはパラメータを特定する識別情報(ID)であり、Pvalは操作値valを有する操作されたパラメータである。ステップS12にて別にコンソールがないと判断された場合、および、ステップS13の処理が終了した場合にパラメータ変更処理は終了する。
次に、コンソール(CID)において、オペレータ(OID)がSリストのn番目を指定し、リコール指示したときに実行されるリコール処理のフローチャートを図8に示す。ただし、CIDはリコンソールを特定する識別情報であり、OIDはオペレータを識別する識別情報である。
コンソール(CID)において、オペレータ(OID)がSリストのn番目の番号を指定し、リコール指示されるとリコール処理がスタートされて、ステップS20にて指定されたn番目のSD_nのSPDの内のリコール範囲とされるパラメータが当該コンソール(CID)のカレントメモリに書き込まれる。この場合のリコール範囲は、当該コンソール(CID)に設定されているリコール範囲CS(CID)と、オペレータ(OID)に設定されているリコール範囲OpS(OID)とを満足する範囲(CS(CID)とOpS(OID)とのアンドの範囲)とされる。次いで、ステップS21に進み別にコンソールがあるか否かが判断され、リコール指示したコンソール以外にもコンソールがある場合はYESと判断されてステップS22に進む。ステップS22では、リコール指示されたコンソール以外のコンソールおよびミキサエンジン1に、変更内容SR(CID,OID,n)が通知される。変更内容SR(CID,OID,n)はリコール指示したコンソールおよびオペレータのリコール範囲情報、および、n番目のSDであることの情報とされる。ステップS21にて別にコンソールがないと判断された場合、および、ステップS22の処理が終了した場合にリコール処理は終了する。このように、リコール指示がされた際には、リコール指示されたスナップショットが自機のリコール範囲でリコールされるようになる。
次に、リコール処理のステップS22にて通知されたコンソール(CID)において、オペレータ(OID)が、変更内容SR(CID', OID', n)を受け取ったときの変更内容書込処理(1)のフローチャートを図9に示す。
コンソール(CID)において、オペレータ(OID)が、変更内容SR(CID', OID', n)を受け取ると変更内容書込処理(1)がスタートされて、ステップS30にてSリストのn番目のSLD_nのSPDの内のリコール範囲とされるパラメータが当該コンソール(CID)のカレントメモリに書き込まれる。この場合のリコール範囲は、変更内容SRを通知したコンソール(CID')に設定されているリコール範囲CS(CID')と、変更内容SRを通知したオペレータ(OID')に設定されているリコール範囲OpS(OID')とを満足する範囲とされる。ステップS30の処理が終了すると変更内容書込処理(1)は終了する。これにより、他機においてリコール指示がされた際には、自機のリコール範囲にかかわらず、リコール指示されたスナップショットが他機のリコール範囲でリコールされるようになる。
次に、コンソール(CID)のEリストのn番目のELD_nに記録されているTD_nのトリガ条件が満たされた時に実行されるトリガ処理のフローチャートを図10に示す。
コンソール(CID)において、ELD_nに記録されているTD_nのトリガ条件が満たされたことが検出されるとトリガ処理がスタートされて、ステップS40にてトリガ条件が満たされたn番目のELD_nが参照されて、当該ELD_n内に記録されているSnapshot番号であるSnum_nが番号mとしてレジスタに格納される。次いで、ステップS41にてコンソール(CID)のSリストのm番目のSD_mのSPDの内のリコール範囲とされるパラメータが当該コンソール(CID)のカレントメモリに書き込まれる。この場合のリコール範囲は、当該コンソール(CID)に設定されているリコール範囲CS(CID)とされる。次いで、ステップS42にてOD_nのその他データに基づくその他処理が行われる。さらに、ステップS43にて別にコンソールがあるか否かが判断され、リコール指示したコンソール以外にもコンソールがある場合はYESと判断されてステップS44に進む。ステップS44では、トリガ条件が満たされたEリストを有するコンソール以外のコンソールおよびミキサエンジン1に、変更内容EE(CID,n)が通知される。変更内容EE(CID,n)はトリガ条件が満たされたEリストを有するコンソールのリコール範囲情報、および、n番目のイベントであることの情報とされる。ステップS43にて別にコンソールがないと判断された場合、および、ステップS44の処理が終了した場合にトリガ処理は終了する。このように、Eリストのいずれかのイベントのトリガ条件が満たされた際には、イベントで指定されたスナップショットが自機のリコール範囲でリコールされるようになる。
次に、トリガ処理のステップS44にて通知されたコンソール(CID)において、変更内容EE(CID', n)を受け取ったときの変更内容書込処理(2)のフローチャートを図11に示す。
コンソール(CID)において、変更内容EE(CID', n)を受け取ると変更内容書込処理(2)がスタートされて、ステップS50にて変更内容を通知したコンソール(CID')におけるEリストのn番目のELD_n内に記録されているSnapshot番号であるSnum_nが番号mとしてレジスタに格納される。次いで、ステップS51にてコンソール(CID)のSリストのm番目のSD_mのSPDの内のリコール範囲とれるパラメータが当該コンソール(CID)のカレントメモリに書き込まれる。この場合のリコール範囲は、変更内容を通知したコンソール(CID')に設定されているリコール範囲CS(CID')とされる。次いで、ステップS52にてOD_nのその他データに基づくその他処理が行われる。ステップS52の処理が終了すると変更内容書込処理(2)は終了する。これにより、他機におけるEリストのいずれかのイベントのトリガ条件が満たされた際には、自機のリコール範囲にかかわらず、イベントで指定されたスナップショットがトリガ条件が満たされた他機のリコール範囲でリコールされるようになる。
以上説明した本発明においては、スナップショットは2台のコンソールで共有し、リコール時に各コンソール毎に設定されたリコールフィルタを掛けるようにした。そして、ミキサシステム内の2台のコンソールにおいてはスナップショットが同期化されており、一方のコンソールでスナップショットを変更すると他方のコンソールにも反映されるようになり、2台のコンソールにおいては記憶されているスナップショットが同じになる。また、各コンソールから同じスナップショットをリコールすることができるが、それぞれそのコンソールに設定されたリコールフィルタが適用されて、そのリコール範囲でリコールされるようになる。このように、本発明においては2台のコンソールで、共通のスナップショットを使用し、かつ、それぞれ異なる範囲の制御を受け持つことができるようになる。この場合、コンソールを操作するオペレータがリコール指示をした場合は、コンソールに設定されたリコール範囲とオペレータに設定されたリコール範囲とを満足するパラメータ範囲のみがリコールされるようになる。
また、本発明にかかるミキサシステムでは、各コンソールは、それぞれ独自のイベントリスト(Eリスト)を持っている。各コンソールが持つイベントリストには、それぞれ、リコールするスナップショットを示すイベントとそのイベントの実行順を示すイベント番号が、複数セット記憶されている。イベントによりリコールされるスナップショットは2台のコンソールにおいて共通とされており、各コンソールは、Eリストに記載されたイベントを、別のコンソールとは独立したタイミングで実行できる。
なお、スナップショットのストア時には、そのストア操作が行われたコンソールのリコールフィルタに対応する範囲の追加ペースト(Overwrite)を行うようにしてもよい。
本発明の音響システムは、ミキサシステムに限らずエフェクタ、デジタルアンプ等の音響信号処理を行うDSPを備える音響システムに適用することができる。
1 ミキサエンジン、1−1 CPU、1−2 フラッシュメモリ、1−3 RAM、1−4 通信I/O、1−5 表示器、1−6 波形I/O、1−7 信号処理部、1−7 音響信号処理部、1−8 通信バス、2 第1コンソール、2−1 CPU、2−2 フラッシュメモリ、2−3 RAM、2−4 HDD、2−5 通信I/O、2−6 通信I/O、2−7 外部記憶I/O、2−8 表示器、2−9 電動フェーダ、2−10 操作子、3 第2コンソール、30 アナログ入力ポート、31 ディジタル出力ポート、32 入力パッチ、33 入力ch部、34 ステレオバス、35 ミキシングバス、36 ST出力ch部、37 MIX出力ch部、38 出力パッチ、39 アナログ出力ポート部、40 ディジタル出力ポート部

Claims (3)

  1. 任意に変更可能な複数のパラメータからなるパラメータセットを記憶するカレントメモリと、前記パラメータセットと同じ構成の設定データが複数記憶されているデータメモリとを有し、入力する音響信号に対して前記カレントメモリのパラメータセットに基づく信号処理を施して出力するエンジン部と、
    それぞれ、前記エンジン部の前記パラメータセットと同期化されたパラメータセットを記憶するカレントメモリと、前記エンジン部の前記複数の設定データと同期化された複数の設定データを記憶するデータメモリと、前記カレントメモリの前記パラメータセットにおける各パラメータ値の調整を行う操作子とを有し、前記エンジン部に通信路を介して接続されている複数のコンソール部とを備え、
    1つのコンソール部において前記カレントメモリの複数の設定データの内の指定した設定データを前記カレントメモリに書き込む指示がされた際に、該指定した設定データを構成する複数のパラメータの内の、当該コンソール部に設定されたリコール範囲を満足するパラメータのみが前記カレントメモリに書き込まれるようにされていることを特徴とする音響システム。
  2. 前記音響システムの1つのコンソール部において、前記設定データの内のオペレータが指定した設定データを前記カレントメモリに書き込む指示がされた際に、該指定した設定データを構成する複数のパラメータの内の、当該コンソール部に設定されたリコール範囲と当該オペレータに設定されたリコール範囲とを満足するパラメータのみが前記カレントメモリに書き込まれるようにされていることを特徴とする請求項1記載の音響システム。
  3. 前記1つのコンソール部が、前記指定した設定データを前記カレントメモリに書き込む指示と、前記当該コンソールに設定されたリコール範囲とを、前記音響システムの前記エンジン部と他のコンソール部とに送信し、前記1つのコンソール部から前記書き込む指示と前記リコール範囲とを受信した前記エンジン部と前記他のコンソール部こおいては、それぞれ、前記データメモリの受信した書き込む指示で指定した設定データを構成する複数のパラメータの内の、受信したリコール範囲を満足するパラメータのみが前記カレントメモリに書き込まれるようにされていることを特徴とする請求項1記載の音響システム。
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