JP2013192260A - 音響装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の設定データを追加して読み込んだ際に、既に読み込んであるいずれの設定データも上書きされることなく追加できるようにする。
【解決手段】 RAM1−3にデータ領域とカレントメモリとが作成されており、音響信号処理部1−10はカレントメモリ上のパラメータセットに基づいて信号処理を施している。データ領域に、パラメータセットからなる複数のSデータと、SデータのリストであるSリストが記憶されている。Sデータの各々は、ユニークな識別情報(SID)で特定され、各Sデータを特定するSIDを含むリスト情報がSリストに記録されている。カレントメモリに記憶されているパラメータセットを保存する際に、新たなSIDを生成してこのSIDを含むリスト情報をSリストに追加すると共に、カレントメモリ上のパラメータセットにSIDを付与して新たなSデータとしてデータ領域に保存する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、設定されたパラメータセットに従って音響信号処理を行う処理部を備える音響装置に関する。
従来、音響信号処理を行う処理部を備える音響装置の一つとして、多数のマイクロホンあるいは電気・電子楽器などから出力されるオーディオ信号のレベルや周波数特性を調整してミキシングし、パワーアンプに送り出すコンサートホール等で使用されるディジタルミキサが知られている。ディジタルミキサを操作するオペレータは、楽器の演奏音やボーカルの各オーディオ信号の音量や音色を、ディジタルミキサにおける各種パネル操作子を操作することにより、演奏を最もふさわしく表現していると思われるよう調整している。この調整により、処理部には最適な音響信号処理を施すことのできる音響信号処理用のパラメータセットが設定されるようになる。ディジタルミキサは、入力信号系列として複数の入力チャンネルと該入力チャンネルから出力される信号をミキシングするバスと、ミキシングされた信号を出力する出力系列である出力チャンネルを備えている。各入力チャンネルはそれぞれ入力する信号の周波数特性やミキシングレベル等を制御して各ミキシングバスに出力し、各ミキシングバスはそれぞれ入力する信号をミキシングして対応する出力チャンネルに出力する。出力チャンネルからの出力は増幅されてスピーカ等から放音される。
従来のディジタルミキサにおいては、パネルに設けられているフェーダ、ノブやスイッチ等の操作子により設定されたチャンネル毎の信号処理用のパラメータからなるパラメータセットを、シーンとしてシーンメモリにストアすることができる。シーンの各々にはシーン番号が付与されてストアされ、シーン番号を指定してリコール操作することにより、指定されたシーン番号のシーンが読み出され、そのシーンに応じた設定状態がディジタルミキサで再現されるようになる。これにより、一度設定した会議室、宴会場、ミニシアターや多目的ホールまでの様々なシーンを再現することができるようになる。カレントメモリ上のパラメータセットを新規のシーンとしてシーンメモリにストアする際には、シーン番号の内の空いているシーン番号を指定してストアする。これにより、指定したシーン番号の領域にシーンが記憶されるようになり、シーンメモリにストアされたシーンは、それぞれシーン番号で特定されるようになる。そこで、シーンメモリからシーンをリコールする場合は、リコールしたいシーンのシーン番号を特定して指定する。これにより、リコールしたいシーンがシーンメモリから読み出されて、読み出されたシーンのパラメータセットがカレントメモリ上に設定されるようになる。
特開2004−56332号公報
従来のディジタルミキサにおいては、カレントメモリのパラメータセットの所望の一部のパラメータを、シーンメモリの所望の既存のシーンへ追記することができるようにされている。このパラメータの追記では、既にシーンが記憶されているシーン番号に対してのみ、パラメータのペーストができるようになっていた。そして、そのシーン番号に、未だシーンが記憶されていなければ、パラメータをペーストすることはできなかった。また、従来のディジタルミキサではカレントのパラメータセットの一部を指定して、シーンにストア(範囲指定ストア)することができる機種もあったが、従来の範囲指定ストアでは、ユーザがシーンをストアしたりリコールしたりするときに、そのシーンの制御範囲を絶えず認識していなければならなかった。
そこで、本発明は、パラメータセットをそれぞれ記憶可能な複数のデータ領域のそれぞれに、パラメータセットのうちのどの範囲のパラメータが記憶されているかが容易に分かる音響装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の音響装置は、入力する音響信号に対し、複数のパラメータに基づく信号処理を施して出力する音響信号処理手段と、前記複数のパラメータのうち記録した範囲を示すパラメータ構成情報と、当該パラメータ構成情報で示される範囲のパラメータとからなるスナップショットを記憶するデータメモリと、前記複数のパラメータのうち記録する範囲の指示を受け付ける手段と、前記指示された範囲のパラメータを前記スナップショットに上書きするとともに、前記パラメータ構成情報を前記指示された範囲との論理和をとった範囲を示す内容に更新する制御手段とを備えることを最も主要な特徴としている。
本発明によれば、パラメータ構成情報により、スナップショット毎に構成されているパラメータの範囲が分かるようになる。そして、空のパラメータから構成されるスナップショットのデータ領域や一部のパラメータの範囲から構成されているスナップショットのデータ領域にパラメータセットの内の所定の範囲のパラメータをペーストしたり、一部のパラメータの範囲から構成されているスナップショットをリコールすることができるようになる。
本発明の音響装置の実施例であるディジタルミキサにパーソナルコンピュータを接続した構成を示すブロック図である。 本発明にかかるディジタルミキサの信号処理部で行われるミキシング処理部および波形I/Oの処理アルゴリズムを等価的に示す機能ブロック図である。 本発明にかかるディジタルミキサのワークエリアに格納されているSリストのデータ構造を示す図である。 本発明にかかるディジタルミキサのワークエリアに設定されているカレントメモリのデータ構造を示す図である。 本発明にかかるディジタルミキサにおいて実行されるパラメータ変更処理のフローチャートである。 本発明にかかるディジタルミキサにおいて実行されるストア処理のフローチャートである。 本発明にかかるディジタルミキサにおいて実行されるスナップショット名変更処理のフローチャートである。 本発明にかかるディジタルミキサにおいて実行される追加ペースト処理のフローチャートである。 本発明にかかるディジタルミキサにおいて実行される完全ペースト処理のフローチャートである。 本発明にかかるディジタルミキサにおいて実行されるリコール処理のフローチャートである。
本発明の音響装置の実施例であるディジタルミキサ1の構成を示すブロック図を図1に示す。
図1に示す本発明の実施例に係るディジタルミキサ1において、ディジタルミキサ1の全体の動作を制御すると共に、スイッチやノブ等の操作子の操作に応じた操作信号を生成しているCPU(Central Processing Unit)1−1と、CPU1−1が実行するミキシング制御プログラム等の動作ソフトウェアが格納されている書き換え可能な不揮発性のフラッシュメモリ1−2と、CPU1−1のワークエリアや各種データ等が記憶されるRAM(Random Access Memory)1−3を備えている。このように、フラッシュメモリ1−2に動作ソフトウェアを格納することにより、フラッシュメモリ1−2内の動作ソフトウェアを書き換えることで、動作ソフトウェアをバージョンアップすることができる。また、USBメモリやSDメモリ等の外部記憶媒体は、入出力インタフェースである外部記憶I/O1−4を介してディジタルミキサ1に接続され、RAM1−3のワークエリア等に格納されているデータを外部記憶媒体に保存することができる。また、通信用のインタフェースである通信I/O1−5には通信路が接続され、通信路にはディジタルミキサ1を制御可能なパーソナルコンピュータ等を接続することができる。
表示器1−6はディジタルミキサ1のパネルに設けられており、液晶等のディスプレイとマトリクス・スイッチ等を組み合わせたタッチスクリーンとされている。表示器1−6に表示されている操作子アイコンを押す操作を行うことでパラメータ値の変更やオン/オフを切り換えることができる。電動フェーダ1−7は、入力チャンネルあるいは出力チャンネルの音響信号のレベルを調整するフェーダであり、手動および電動によりレベル調整することができる。操作子1−8は、選択されたチャンネル等のパラメータを変更するスイッチやノブの操作子や、パネルのチャンネルストリップに備えられるフェーダ等の操作子である。ディジタルミキサ1の全ての入力と全ての出力は波形I/O(波形データインタフェース)1−9により行われる。この波形I/O1−9は、アナログ信号が入力される複数のA入力ポートと、アナログ信号が出力される複数のA出力ポートと、外部からディジタル信号を入力すると共に外部へディジタル信号を出力する双方向とされている複数のD入力/D出力ポートとを備えている。
また、信号処理部(DSP)1−10は多数のDSP(Digital Signal Processor)を用いて構成されており、CPU1−1の制御の元でミキシング処理やエフェクト処理などを行っている。RAM1−3には、このミキシング処理やエフェクト処理を制御するための各種パラメータの現在値がワークエリアのカレントメモリ上に格納されており、CPU1−1は、スイッチやノブ等の操作子の操作に応じてカレントメモリ上のパラメータの現在値が変更されるとともに、該パラメータの現在値に基づいて、信号処理部1−10が行うミキシング処理やエフェクト処理の係数やアルゴリズムが制御される。この信号処理部1−10においてミキシング処理されたミキシング信号をレコーダに供給して記録することができると共に、レコーダから再生したミキシング信号を信号処理部1−10へ供給することができる。各部は通信バス1−11に接続されている。
次に、本発明にかかる図1に示す構成のディジタルミキサ1の信号処理部1−10と波形I/O1−9の処理アルゴリズムを等価的に示す機能ブロック図を図2に示す。
図2において、複数のアナログ入力ポート(A入力)30に入力されたアナログ信号は、波形I/O1−9に内蔵されているAD変換器によりディジタル信号に変換されて入力パッチ32に入力される。また、複数のディジタル入力ポート(D入力)31に入力されたディジタル信号は、そのまま入力パッチ32に入力される。入力パッチ32では、信号の入力元である複数の入力ポートの何れか1つの入力ポートを、例えば48チャンネルとされる複数の入力ch部33の各入力チャンネル毎に選択的にパッチ(結線)することができ、各入力チャンネルには、入力パッチ32でパッチされた入力ポートからの信号が供給される。
入力ch部33における各入力チャンネルには、アッテネータ、イコライザ、コンプレッサやゲート、フェーダと、ステレオ(ST)バス34やミキシング(MIX)バス35への送り出しレベルを調整するセンド調整部が備えられており、これらの入力チャンネルにおいて、周波数バランスやレベル制御およびSTバス34やMIXバス35への送出レベルが調整される。MIXバス35は、例えば16本(MIX1〜16)設けられている。入力ch部33から出力される48チャンネルのディジタル信号は、それぞれSTバス34およびMIXバス35の1ないし複数に選択的に出力される。STバス34においては、48入力チャンネルのうちの任意の入力チャンネルから選択的に入力された1ないし複数のディジタル信号がミキシングされて、ステレオチャンネルのミキシング出力がST出力ch部36に出力される。MIXバス35においては、16本の各バスにおいて、48入力チャンネルのうちの任意の入力チャンネルから選択的に入力された1ないし複数のディジタル信号がミキシングされて、合計16チャンネルのミキシング出力がMIX出力ch部37に出力される。これにより、ステレオ出力と、16通りにミキシングされた16チャンネルのミキシング出力とを得ることができる。
ST出力ch部36およびMIX出力ch部37における各出力チャンネルには、アッテネータ、イコライザ、コンプレッサ、フェーダが備えられており、これらの出力チャンネルにおいて、周波数バランスやレベル調整および出力パッチ38へ送出されるレベルが制御される。出力パッチ38では、信号の入力元であるST出力ch部36およびMIX出力ch部37からのステレオ信号および16チャンネルのミキシング信号の何れか1つのチャンネルを、アナログ出力ポート部(A出力)39やディジタル出力ポート部(D出力)40の各出力ポート毎に選択的にパッチ(結線)することができ、各出力ポートには、出力パッチ38でパッチされたチャンネルからの信号が供給される。
また、複数のアナログ出力ポートを備えるアナログ出力ポート部(A出力)39へ供給されたディジタル出力信号は、波形I/O1−9に内蔵されているDA変換器によりアナログ出力信号に変換されてアナログ出力ポートから出力される。そして、アナログ出力ポート部(A出力)39から出力されるアナログ出力信号は、増幅されてメインのスピーカから放音される。さらに、このアナログ出力信号は出演者が耳に装着するインイヤーモニタに供給されたり、その出演者の近傍に置かれたステージモニタスピーカで再生される。また、複数のディジタル出力ポートを備えるディジタル出力ポート部(D出力)40から出力されるディジタルオーディオ信号は、レコーダや外部接続されたDAT等に供給されてディジタル録音することができるようにされている。
ディジタルミキサ1におけるDSP1−10は、パネルに設けられているフェーダ、ノブやスイッチ等の操作子1−8により入力チャンネルや出力チャンネルに設定された信号処理用のパラメータからなるパラメータセットに応じた信号処理を行う。すなわち、ディジタルミキサ1からの音響出力を放音した際に、パラメータセットに応じた音響の設定状態が作り出されるようになる。本発明においては、作り出される音響の設定状態をスナップショット(Snapshot)と呼ぶものとする。スナップショットは、従来のディジタルミキサにおいて用いられているシーンに相当し、スナップショットを構成するパラメータはディジタルミキサ1の信号処理用の設定データでもある。スナップショットを特定してリコール操作することにより、特定されたスナップショットを構成するパラメータが読み出され、カレントメモリ上に設定されることにより、そのスナップショットの音響の設定状態がディジタルミキサ1で再現されるようになる。これにより、一度設定した会議室、宴会場、ミニシアターや多目的ホールまでの様々なスナップショットを再現することができるようになる。
RAM1−3上のワークエリアにスナップショットのデータを保存するためのデータ領域として、Sリスト(Snapshotリスト)のデータが格納されるデータ領域が作成される。Sリストは、複数のスナップショットを記録したリストとされ、記録された全てのスナップショットの実データが格納されている。Sリストのデータ構造が図3に示されている。図3に示すように、SリストにはSリストのファイル名(SLFN)が付けられており、ヘッダと一つのスナップショットの情報および実データが記録されたスナップショットデータ(SD)から構成されている。ヘッダには、Sリスト名(SLN)が格納されている。Sリストにおける各SDにはSnapshot番号が付されており、そのSDのSnapshot名(SN)と、スナップショットがパラメータセットのどの範囲のパラメータから構成されているかを示す後述するパラメータ構成情報(SPC)と、スナップショットの実データであるパラメータ本体(SPD)と、その他のデータ(OD)ら構成されている。例えば、Snapshot番号が2番のSD_02のスナップショットデータにおけるSnapshot名(SN)は「SN_02」とされ、パラメータ構成情報はSPC_02とされ、パラメータ本体はSPD_02とされ、その他のデータであるODはOD_02とされている。図示する例においては、SD_01,SD_02,SD_03,SD_04・・・SD_Nsの複数のスナップショットデータが記録されており、各SDはデータが未記憶であってもそのデータ領域が作成されている。なお、ODは予備のデータとされている。
さらに、RAM1−3上のワークメモリにはカレントメモリ領域が作成されており、このカレントメモリのデータ構造が図4に示されている。図4に示すように、ディジタルミキサ1に現在設定されている使用中のパラメータセットとその他のデータがカレントメモリに記憶されている。カレントメモリに格納されているパラメータセットは、複数のパラメータブロックに分けることができる。例えば、入力チャンネル1−8のパラメータブロックとか、入力チャンネル9−16のパラメータブロックとか、エフェクトのパラメータブロックとかに分けることができる。そこで、上記パラメータセットをチャンネルを単位としたりパラメータ種類を単位として複数のパラメータブロックに分割しておき、上記スナップショットのSPCを、分割されたパラメータブロック毎に設定されるフラグの状態情報で表すことができる。すなわち、フラグが「1」に設定されているパラメータブロックのパラメータから、そのスナップショットのパラメータが構成されていることを表すことができる。このようにすると、パラメータセットの全ての範囲のパラメータから構成されているスナップショットのSPCは、各パラメータブロックのフラグが全て「1」となる(以下、”Full”という)。また、空のパラメータから構成されているスナップショットのSPCは、各パラメータブロックのフラグが全て「0」となる(以下、”Null”という)。そして、パラメータセットの一部の範囲のパラメータから構成されているスナップショットのSPCは、一部の範囲に対応するパラメータブロックのフラグが「1」となる(以下、”Partial”という)。ここで、SPCが”Full”とされたスナップショットはパラメータセットの全てのパラメータを備えることから完全スナップショットと呼び、SPCが”Null”あるいはあるいは”Partial”のスナップショットはパラメータセットの全てのパラメータを備えていないことから不完全スナップショットと呼ぶことにする。
以下に、フローチャートを説明することにより本発明にかかるディジタルミキサ1の動作を説明する。
まず、ディジタルミキサ1のパネルに設けられている電動フェーダ1−7やノブ等のパラメータを変更できる操作子1−8を操作した時に実行されるパラメータ変更処理のフローチャートを図5に示す。
パラメータを変更できる操作子が操作されると、パラメータ変更処理がスタートされてステップS10にて操作子により変更された操作値がレジスタに操作値valとして格納される。次いで、ステップS11にてカレントメモリ上の現在使用しているパラメータセットにおける、操作された操作子に割り当てられているパラメータの値が、操作値valに応じて変更される。ステップS11の処理が終了するとパラメータ変更処理は終了する。このように、操作子を操作することにより所望のスナップショットに調整することができる。この際に、変更されたスナップショットのパラメータセットは、カレントメモリに格納されている。
次に、Sリストのn番目の番号が指定されてSnapshotストア操作がされた際に実行されるストア処理のフローチャートを図6に示す。
Sリストのn番目の番号が指定されてSnapshotストア操作がされるとストア処理がスタートされて、ステップS20にて”Full”を示すSPCがn番目のSD_nのSPCとして書き込まれる。次いで、ステップS21にてカレントメモリ上のパラメータセットがSPD_nとしてSD_nに書き込まれる。ステップS21の処理が終了するとストア処理は終了する。このように、ストア処理を行うと、カレントメモリ上のパラメータセットからなる新規の完全スナップショットがSリストに保存されるようになる。
次に、Sリストのn番目でSnapshot名の変更操作がされた際に実行されるスナップショット名変更処理のフローチャートを図7に示す。
Sリストのn番目でSnapshot名の変更操作がされるとスナップショット名変更処理がスタートされて、ステップS30にて変更されたSnapshot名がn番目のSD_nのSNとして書き込まれる。ステップS30の処理が終了するとスナップショット名変更処理は終了する。このように、スナップショット名は必要とする際にいつでも任意の名称に変更することができる。
次に、Sリストのn番目でカレントメモリに記憶されているパラメータセットにおけるパラメータ範囲(Parameter Scope:PS)が指定されて、追加ペースト指示がされた際に実行される追加ペースト処理のフローチャートを図8に示す。
Sリストのn番目でPSが指定されて、追加ペースト指示がされると追加ペースト処理がスタートされて、ステップS40にてn番目のSD_nのSPCが”Full””Null””Partial”のいずれの状態となっているかが判断される。ここで、SD_nのSPCが”Full”と判断されると、n番目のスナップショットはパラメータセットの全ての範囲のパラメータから構成されていることから、ステップS42に進んでカレントメモリに記憶されているパラメータセットからPSが示す範囲のパラメータが抽出されて、SD_nのSPDに上書きされる。これにより、n番目のスナップショットはパラメータセットの内のPSの範囲のパラメータだけが書き換えられ、PSの範囲外のパラメータはペースト前と同じパラメータ値のままのスナップショットとなる。
また、ステップS40にてn番目のSD_nのSPCが”Partial”と判断された場合は、n番目のスナップショットはパラメータセットの一部の範囲のパラメータから構成されていることから、ステップS41に進みSD_nのSPCとPSとの論理和が取られることによりパラメータ範囲が算出され、このパラメータ範囲をSD_nのSPCとするように、SD_nのSPCが更新される。次いで、ステップS42に進んでカレントメモリに記憶されているパラメータセットからPSが示す範囲のパラメータが抽出されて、SD_nのSPDに上書きされる。これにより、n番目のスナップショットはパラメータセットにおけるSD_nのSPCとPSとの論理和の範囲からなるパラメータの内のPSの範囲のパラメータだけが書き換えられ、PSの範囲外のパラメータはペースト前と同じパラメータ値のままのスナップショットとなる。
さらに、ステップS40にてSD_nのSPCが”Null”と判断されると、n番目のスナップショットは空のパラメータから構成されていることから、ステップS43に進みPSをSD_nのSPCとするように、SD_nのSPCが更新される。次いで、ステップS42に進んでカレントメモリに記憶されているパラメータセットからPSが示す範囲のパラメータが抽出されて、SD_nのSPDに上書きされる。これにより、n番目のスナップショットはパラメータセットの内のPSの範囲のパラメータと同じパラメータだけからなるスナップショットとなる。ステップS42の処理が終了すると追加ペースト処理は終了する。
次に、Sリストのn番目でカレントメモリに記憶されているパラメータセットにおけるパラメータ範囲(PS)が指定されて、完全ペースト指示がされた際に実行される完全ペースト処理のフローチャートを図9に示す。
Sリストのn番目でPSが指定されて、完全ペースト指示がされると完全ペースト処理がスタートされて、ステップS50にてn番目のSD_nのSPDがクリアされ空のパラメータ本体とされる。次いで、PSをSD_nのSPCとするように、SD_nのSPCが更新される。次いで、ステップS52に進んでカレントメモリに記憶されているパラメータセットからPSが示す範囲のパラメータが抽出されて、SD_nのSPDに上書きされる。これにより、n番目のスナップショットはペースト前のSPCにかかわらず、パラメータセットの内のPSの範囲のパラメータだけからなるスナップショットとなる。ステップS52の処理が終了すると完全ペースト処理は終了する。
上記した追加ペースト処理および完全ペースト処理は何れも、空のパラメータからなるスナップショットをペースト対象として実行することができ、その場合、完全ペーストか追加ペーストかに関わらず、指定したパラメータ範囲(PS)と同じパラメータだけからなるSPCが”Partial”の新規なスナップショットが作成される。また、不完全スナップショットにパラメータ範囲(PS)を指定して追加ペーストを実行した場合には、次の2つのケースとなる。
(1)不完全スナップショットにPSを指定して追加することにより、パラメータセットの全パラメータが揃い、完全スナップショットとなる。
(2)不完全スナップショットにPSを指定して追加しても、パラメータセットの全パラメータが揃わず、不完全スナップショットのままとなる。
なお、表示器1−6に各スナップショット関連の表示を行うとき、対象となっているスナップショットが完全スナップショットと不完全スナップショットの何れであるかが、判別できるように表示している。例えば、
(1)Snapshot名と共に、完全/不完全スナップショットに応じて異なる図形や文字を表示する。
(2)Snapshot名の文字色、文字スタイル(ボールド、下線、斜体など)、背景色などを異ならせる。
また、不完全スナップショットについては、Snapshot名とともに、パラメータセットのうちの何れの範囲のパラメータを含むかを表示するようにしてもよい。
以上説明した本発明においては、データが未記憶のスナップショット(SPCが”Null”)であっても、そのスナップショットのデータ領域は作成されてスナップショットの番号が付与されていることから、パラメータ範囲を指定してパラメータをペーストすることができるようになる。そして、本発明においては、ユーザが、スナップショットのパラメータの範囲を気にしなければならないのは、ペーストを実行するときだけであり、ストアを実行するときは、スナップショットのパラメータの範囲を気にする必要がない。これは、多くの場合、完全スナップショットによって、ユーザの目的を達することができるという思想が前提にあることから、気楽に操作できるユーザインタフェースとなる。
また、本発明は、ディジタルミキサに限らずエフェクタ、デジタルアンプ等の音響信号処理を行うDSPを備える音響装置に適用することができる。
1 ディジタルミキサ、1−1 CPU、1−2 フラッシュメモリ、1−3 RAM、1−4 外部記憶I/O、1−5 通信I/O、1−6 表示器、1−7 電動フェーダ、1−8 操作子、1−9 波形I/O、1−10 信号処理部、1−11 通信バス、30 アナログ入力ポート、31 ディジタル出力ポート、32 入力パッチ、33 入力ch部、34 ステレオバス、35 ミキシングバス、36 ST出力ch部、37 MIX出力ch部、38 出力パッチ、39 アナログ出力ポート部、40 ディジタル出力ポート部

Claims (4)

  1. 入力する音響信号に対し、複数のパラメータに基づく信号処理を施して出力する音響信号処理手段と、
    前記複数のパラメータのうち記録した範囲を示すパラメータ構成情報と、当該パラメータ構成情報で示される範囲のパラメータとからなるスナップショットを記憶するデータメモリと、
    前記複数のパラメータのうち記録する範囲の指示を受け付ける手段と、
    前記指示された範囲のパラメータを前記スナップショットに上書きするとともに、前記パラメータ構成情報を前記指示された範囲との論理和をとった範囲を示す内容に更新する制御手段と、
    を備えることを特徴とする音響装置。
  2. 複数のパラメータのうち記録した範囲を示すパラメータ構成情報と、当該パラメータ構成情報で示される範囲のパラメータとからなるスナップショットを記憶するデータメモリを備えるコンピュータを、
    入力する音響信号に対し、前記複数のパラメータに基づく信号処理を施して出力する音響信号処理手段、
    前記複数のパラメータのうち記録する範囲の指示を受け付ける手段、
    前記指示された範囲のパラメータを前記スナップショットに上書きするとともに、前記パラメータ構成情報を前記指示された範囲との論理和をとった範囲を示す内容に更新する制御手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  3. 入力する音響信号に対し複数のパラメータに基づく信号処理を施して出力する音響信号処理手段における、前記複数のパラメータを設定するパラメータ設定装置であって、
    前記複数のパラメータのうち記録した範囲を示すパラメータ構成情報と、当該パラメータ構成情報で示される範囲のパラメータとからなるスナップショットを記憶するデータメモリと、
    前記複数のパラメータのうち記録する範囲の指示を受け付ける手段と、
    前記指示された範囲のパラメータを前記スナップショットに上書きするとともに、前記パラメータ構成情報を前記指示された範囲との論理和をとった範囲を示す内容に更新する制御手段と、
    を備えることを特徴とするパラメータ設定装置。
  4. 入力する音響信号に対し複数のパラメータに基づく信号処理を施して出力する音響信号処理手段における、前記複数のパラメータを設定するプログラムであって、
    前記複数のパラメータのうち記録した範囲を示すパラメータ構成情報と、当該パラメータ構成情報で示される範囲のパラメータとからなるスナップショットを記憶するデータメモリを備えるコンピュータを、
    前記複数のパラメータのうち記録する範囲の指示を受け付ける手段、
    前記指示された範囲のパラメータを前記スナップショットに上書きするとともに、前記パラメータ構成情報を前記指示された範囲との論理和をとった範囲を示す内容に更新する制御手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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