JP2005328483A - パラメータ供給装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【目的】 信号処理構成及びその音響信号処理を実行する際に使用するパラメータの値を、効率良く指定できるようにする。
【構成】 DSPが実行する信号処理のコンフィグレーション及びその信号処理を実行する際に使用するパラメータの値をミキサエンジンに供給するパラメータ供給装置において、パラメータの値を複数の部分からなるプリセットとして記憶しておき、各部分について使用するプリセットをコンフィグレーションと共にシーンとして指定できるようにする。そして、その指定を受け付けるためのシーンメモリ編集画面100に、シーンリスト110として、定義されている各シーンの番号及び名前と対応させてその各シーンで使用するコンフィグの名前を表示し、ユーザがシーンリスト110中のシーンを選択した場合に、そのシーンで使用するコンフィグで使用可能なプリセットを、そのシーンで使用するプリセットを他と区別できるようにプリセットビュー120として表示するようにする。
【選択図】 図8

Description

この発明は、音響信号処理装置の信号処理部が実行する音響信号処理の信号処理構成及びその音響信号処理を実行する際に使用するパラメータの値を音響信号処理装置に供給するパラメータ供給装置、およびコンピュータをこのようなパラメータ供給装置として機能させるためのプログラムに関する。
従来から、音響信号処理部を、プログラムに従って動作可能なプロセッサを用いて構成すると共に、外部のPC(パーソナルコンピュータ)等のコンピュータにアプリケーションソフトを実行させて制御装置として機能させ、これを用いて編集した信号処理構成に基づいて音響信号を処理できるようにした音響信号処理装置が知られている。このような音響信号処理装置を本願では、ミキサエンジンと呼ぶ。ミキサエンジンは、PCにより編集された信号処理構成を内部に記憶し、その記憶している信号処理構成に基づいて単独で音響信号の処理を行うことができる。
また、制御装置上における上記信号処理構成の編集については、編集時に信号処理の構成要素となるコンポーネント及びその入出力間の結線状態をディスプレイの編集画面にグラフィカルに表示させ、視覚的に信号処理の構成が把握し易い状態で編集作業を行うことができるようにすることが行われている。そして、ユーザは、所望の処理コンポーネントを配置し、配置したコンポーネント間の結線を設定することにより、信号処理構成を編集することができる。
このようなミキサエンジン及びアプリケーションソフトについては、例えば非特許文献1に記載されている。
「DIGITAL MIXING ENGINE DME32 取扱説明書」,ヤマハ株式会社,2001年,p.23−75
また、このようなミキサエンジンでは、複数の構成データを記憶させ、ユーザが任意にこれらの構成を切り換えて使用することが可能であった。そして、従来は、各構成データに係る音響信号処理を実行する際に使用するパラメータの値を示す動作データを、構成データと対応させてシーンとしてミキサエンジンに記憶させ、各構成データに係る音響信号処理を実行する際に、ユーザからシーンの選択を受け付け、そのシーンの内容に従って音響信号処理を行うようにしていた。
そして、この場合において、シーンの呼び出しや保存の指示を受け付ける画面には、各シーン毎にシーン番号やシーン名を表示するのみであった。
ところで、上記のような従来の方式では、ミキサエンジンにおいて実行する音響信号処理の構成を、予め記憶させてある別の構成に変更しようとする場合、ユーザは、まず新たな構成データを選択し、その後で処理に使用するパラメータの設定値を示す動作データを選択する必要があった。従って、変更の際に2種類のデータを順次選択する操作が必要になり、操作性が低いという問題があった。そこで、本件出願人は、このような問題を解決し、シーンを選択することにより構成データと設定データの双方を一度に選択することができるようする方式を開発し、この発明について過去に特許出願を行っている(特願2004−60847号、未公開)。
しかし、シーンに構成データと設定データの双方への参照情報を含めようとする場合、構成データや設定データだけでなく、シーン自体についても、編集や参照が望まれる項目が多くなる。そして、従来のような、各シーン毎にシーン番号やシーン名を表示するだけのユーザインタフェースでは、このような要望に十分応えることができなかった。従って、ユーザから見れば、シーンに関する編集や情報参照の自由度が低く、シーン編集時の操作性が悪いという問題があった。また、作成したシーンを呼び出す場合にも、その内容を十分参照できないため、狙ったシーンを速やかに呼び出すことが難しい場合があり、この点でも操作性が悪いという問題もあった。
この発明は、このような問題を解決し、音響信号処理装置の信号処理部が実行する音響信号処理の信号処理構成及びその音響信号処理を実行する際に使用するパラメータの値を、効率良く指定できるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するため、この発明のパラメータ供給装置は、音響信号処理装置の信号処理部が実行する音響信号処理の信号処理構成及びその音響信号処理を実行する際に使用するパラメータの値を上記音響信号処理装置に供給するパラメータ供給装置において、上記信号処理構成の内容を示す構成データを複数記憶する構成記憶手段と、上記各構成データと対応させて、その構成データが示す信号処理構成に係る音響信号処理を実行する際に使用するパラメータの値を、複数の部分からなる動作データとして、各部分毎に複数記憶するパラメータ記憶手段と、上記構成データの1つを指定する第1の指定データと、上記第1の指定データが指定する構成データと対応する動作データの中から上記各部分毎に使用する動作データを指定する第2の指定データとを含む1又は複数のシーンを記憶するシーン記憶手段と、表示手段に、シーンリストとして、上記シーン記憶手段に記憶している各シーンの識別情報と共にその各シーンに含まれる第1の指定データが示す構成データの識別情報を表示させる第1の表示制御手段と、上記シーンリスト中のシーンの選択を受け付けるシーン選択受付手段と、上記表示手段に、上記シーンリストにおいて選択されているシーンに係る第1の指定データが指定する構成データと対応する動作データのセットについて、上記各部分毎の選択候補を、上記選択されているシーンに係る第2の指定データが指定する選択候補を他の選択候補と区別できるように表示するプリセット表示画面を表示させる第2の表示制御手段と、上記シーンのうち内容を上記音響信号処理に反映させるシーンの指定を受け付け、上記音響信号処理装置に、その指定されたシーン中の各指定データが指定する構成データと動作データとに従った音響信号処理を実行させるデータ供給手段とを設けたものである。
このようなパラメータ供給装置において、上記シーンリストにおいて、上記選択されているシーンに係る第1の指定データの変更指示を受け付ける手段と、その手段が変更指示を受け付けた場合に、その指示に応じて上記第1の指定データを更新すると共に、上記プリセット表示画面の表示を、変更後の第1の指定データが指定する構成データと対応する動作データの表示に変更させる手段とを設けるとよい。
あるいは、上記プリセット表示画面において上記選択候補の選択を受け付ける手段と、その手段が選択を受け付けた場合に、その選択に応じて、上記シーンリストにおいて選択されているシーンに係る上記第2の指定データの内容を、選択された選択候補を指定するものに変更する手段とを設けてもよい。
また、上記動作データの選択候補のうち使用されていないものを消去する指示を受け付ける手段と、その手段が指示を受け付けた場合に、その指示に応じてどのシーンに係る第2の指定データも指定していない選択候補を消去する手段とを設けてもよい。
また、この発明は、装置の発明として実施することができるのみならず、コンピュータを上記のようなパラメータ供給装置として機能させるためのプログラムの形態で実施することもできる。
以上のようなこの発明のパラメータ供給装置によれば、音響信号処理装置の信号処理部が実行する音響信号処理の信号処理構成及びその音響信号処理を実行する際に使用するパラメータの値を、効率良く指定できるようにすることができる。また、この発明のプログラムによれば、コンピュータをこのようなパラメータ供給装置として機能させ、同様な効果を得ることができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
まず、この発明のパラメータ供給装置が信号処理構成及びパラメータを供給する音響信号処理装置の具体例について説明する。図1に、このような音響信号処理装置の一例であるミキサエンジンの構成をブロック図で示す。
このミキサエンジン10は、図1に示すように、CPU11,フラッシュメモリ12,RAM13,表示器14,操作子15,制御ネット入出力部(I/O)16,MIDI(Musical Instruments Digital Interface:登録商標)I/O17,その他I/O18,波形I/O19,信号処理部(DSP)20,音楽ネットI/O21を備え、これらがシステムバス22によって接続されている。そして、制御ネットワークを介して通信可能な制御装置から受信した信号処理構成に従って、DSP20を制御するためのマイクロプログラムを生成し、そのマイクロプログラムに従ってDSP20を動作させ、入力する音響信号に対して種々の信号処理を施して出力する機能を有する。
CPU11は、ミキサエンジン10の動作を統括制御する制御手段であり、フラッシュメモリ12に記憶された所定のプログラムを実行することにより、各I/O16〜19,21における通信や表示器14における表示を制御したり、操作子15の操作を検出してその操作に従ってパラメータの値を変更したり、制御装置から受信した信号処理構成の情報からDSP20を動作させるためのマイクロプログラムを生成してDSP20に設定したりといった処理を行う。
フラッシュメモリ12は、CPU11が実行する制御プログラムや後述するプリセットコンポーネントデータ等を記憶する書き換え可能な不揮発性記憶手段である。また、CADデータ、プリセットデータ、シーンデータ等も記憶し、構成記憶手段、パラメータ記憶手段、シーン記憶手段等として機能する。
RAM13は、制御装置から受信した信号処理構成の情報を後述するコンフィグデータとして記憶させたり、カレントデータを始めとする種々のデータを記憶させたり、CPU11のワークメモリとして使用したりする記憶手段である。
表示器14は、液晶ディスプレイ(LCD)等によって構成される表示手段である。そして、ミキサエンジン10の現在の状態を示す画面、現在有効になっている信号処理構成や、後述するシーンの番号や名称を示す画面等を表示する。
操作子15は、キー、スイッチ、ロータリーエンコーダ等によって構成され、ユーザがミキサエンジン10を直接操作してシーンの選択等を行うための操作子である。
制御ネットI/O16は、ミキサエンジン10を後述する制御ネットワークに接続し、通信を行うためのインタフェースであり、例えばUSB(Universal Serial Bus)方式、RS232C方式、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394方式、Ethernet(登録商標)方式などのインタフェースによる通信を行うことができる。
MIDII/O17は、MIDI規格に従ったデータを授受するためのインタフェースであり、例えば、MIDIに対応した電子楽器あるいはMIDIデータを出力するアプリケーションプログラムを備えたコンピュータ等と通信を行うために用いる。
波形I/O19は、DSP20で処理すべき音響信号の入力を受け付け、また処理後の音響信号を出力するためのインタフェースである。そして、この波形I/O19には、1枚で4チャンネルのアナログ入力が可能なA/D変換ボード,1枚で4チャンネルのアナログ出力が可能なD/A変換ボード,1枚で8チャンネルのデジタル入出力が可能なデジタル入出力ボードを適宜組み合わせて複数枚装着可能であり、実際にはこれらのボードを介して信号の入出力を行う。
その他I/O18は、上記以外の機器を接続し入出力を行うためのインタフェースであり、例えば外部のディスプレイ、マウス、文字入力用のキーボード、操作パネル等を接続するためのインタフェースが用意される。
DSP20は、波形I/O19から入力する音響信号に対し、設定されているマイクロプログラム及びその処理パラメータを定めるカレントデータに従った信号処理を施すモジュールである。このDSP20は、1つのプロセッサによって構成してもよいし、複数のプロセッサを接続して構成してもよい。
音楽ネットI/O21は、ミキサエンジン10を複数接続して使用する際に、後述する音楽ネットワークに接続し、他のミキサエンジンとの間で音響信号の授受を行うためのインタフェースである。通信方式については、制御ネットI/O16の場合と同様でよい。ただし、音楽ネットワークは、さらに音響信号をリアルタイム伝送するためのアイソクロナス転送の機構を備えており、ミキサエンジン10の音楽ネット出力端子から他の機器へ複数の音響信号を出力可能であり、また、他の機器からミキサエンジン10の音楽ネット入力端子へ複数の音響信号を入力可能である。
以上のようなミキサエンジン10には、PCを接続してこれを制御装置として機能させ、信号処理の構成を編集し、その編集結果をミキサエンジン10に転送し、編集した信号処理構成に従って動作させたり、ミキサエンジン10に対して動作を指示するコマンドを送信させたりすることができる。この場合において、PCは、DSP20が実行する音響信号処理の構成及びその音響信号処理を実行する際に使用するパラメータの値をミキサエンジン10に供給するパラメータ供給装置としても機能させることができる。
また、以上のようなミキサエンジンを複数接続し、協同して音響信号処理を実行する音響信号処理システムであるミキサシステムを構成することもできる。この場合でも、PCをシステム全体の制御装置やパラメータ供給装置として機能させることができる。
次に、図2に、このようなミキサシステムの構成例を示す。
図2に示すミキサシステムにおいては、PC30と、それぞれ図1に示した構成を有するミキサエンジンであるエンジンE1乃至E6とを、ハブ50による制御ネットワークによって接続し、相互に通信可能としている。また、これとは別に、各エンジンをスイッチングハブ60による音楽ネットワークによって接続し、相互に通信可能としている。
PC30は、ハードウェアとしては、CPU,ROM,RAM等及び表示手段としてディスプレイを有する公知のPCであり、WindowsXP(登録商標)などのオペレーティングシステム(OS)が動作するPCを用いることができる。そして、そのOS上のアプリケーションプログラムとして所要の制御プログラムを実行させることにより、上述のような制御装置として機能させることができる。そして、以下に説明するPC30の動作や機能は、特に断らない限り、この制御プログラムの実行により実現されるものとする。
また、PC30は、複数のミキサエンジンに協同して実行させる音響信号処理の構成を編集し、制御ネットワークを介して各ミキサエンジンに編集結果を転送して、これらを編集した信号処理構成に従って動作させることもできる。そしてこの際には、ミキサエンジン間での音響信号の送受信は、音楽ネットワークを介して行う。
このミキサシステムにおいては、ミキサエンジンを自由な組み合わせで協同的に動作させることが可能であり、ミキサエンジンを複数のグループ(ゾーン)に分けて動作させる場合には、スイッチングハブ60の機能により、音楽ネットワークをゾーン毎にVLAN(バーチャルLAN)として複数の部分ネットワークに分離して動作させるようにしている。このようにすることにより、各ゾーンで通信の全帯域を使用可能となる。また、VLANへの分離は、後述するゾーンデータの内容に従って行うようにしている。
なお、制御ネットワークや音楽ネットワークの構築にハブ50やスイッチングハブ60を用いることは必須ではなく、他のハードウェアを用いてネットワークを構築してもよいことはもちろんである。
また、ここでは制御ネットワークと音楽ネットワークとを別々に設けているが、接続するミキサエンジンの数に対してネットワークが十分に高速である場合には、このようにすることは必須ではない。例えばPC30もスイッチングハブ60に接続し、2つのネットワークを同じスイッチングハブ60を用いて構成するようにしてもよい。ただし、接続するミキサエンジンの数が多い場合には、通信の帯域が足りなくなることがあるので、図2に示したような構成が好ましい。
次に、PC30における信号処理構成の編集方式について説明する。図3は、PC30のディスプレイに表示させる信号処理構成の編集画面の例を示す図である。
ユーザがPC30に上記の制御プログラムを実行させ、必要な指示を行うと、PC30はディスプレイにグラフィック表示の編集画面として図3に示すようなCAD(Computer Aided Design)画面40を表示させ、ユーザからの編集指示を受け付ける。そして、この画面においては、編集中の信号処理構成を、その構成要素である4bandPEQ,Compressor,Mix804等のコンポーネント(A)と、コンポーネントの出力端子(B)と入力端子(C)とを結ぶ結線(D)とによってグラフィカルに表示している。
なお、コンポーネントの左側に表示した端子が入力端子、右側に示した端子が出力端子である。そして、ミキサエンジン10への入力を示すコンポーネントは出力端子のみを有し、ミキサエンジン10からの出力を示すコンポーネントは入力端子のみを有し、それ以外のコンポーネントは全て入力端子と出力端子の両方を有する。
ユーザは、この画面において、「Component」メニューの操作で表示されるコンポーネントリストの中から信号処理構成に加えたいコンポーネントを選択して画面上に配置し、配置された複数のコンポーネントの任意の出力端子と任意の入力端子との間の結線を指定することにより、信号処理構成を編集することができる。
ここで、Input及びOutputのコンポーネントの各端子は、波形I/O19の入出力チャンネルを示し、Netoutコンポーネントの各端子は、音楽ネットI/O21から他のミキサエンジンへの音楽ネットワークを介した信号出力を示す。そして、ここには示していないが、音楽ネットワークを介した他のミキサエンジンからの信号入力を示すNetinコンポーネントも配置可能である。
また、複数のミキサエンジンを協同的に動作させて実行させる信号処理構成を編集する場合には、各ミキサエンジンについてCAD画面40を表示させ、エンジン毎の信号処理構成を編集することができる。
そして、以上のようなCAD画面40で編集した結果は、「File」メニューの「保存」を実行指示することによりコンフィグレーション(以下「コンフィグ」ともいう)として保存され、さらに「File」メニューの「コンパイル」を実行指示することによりコンフィグデータの一部のデータ形式をミキサエンジン用のデータ形式に変換した上でミキサエンジン10に転送して記憶させることもできる。
なお、PC30は、編集中に、画面上の信号処理構成に従った信号処理に必要なリソースの量を計算しており、これが編集対象のミキサエンジン10に備えるDSP20のリソースを上回った場合には、そのような処理は行えないため、ユーザにその旨を通知する。
また、信号処理構成に含まれる各コンポーネントについて、そのコンポーネントが信号処理構成に新規に配置されコンパイルされた段階で、そのコンポーネントに係る信号処理に使用する動作パラメータ(例えばミキサであれば各入力のレベル等)を記憶するための記憶領域がカレントデータを記憶するカレントシーン内に用意されると共に、その動作パラメータとして所定の初期値が与えられる。
そして、その後ユーザが、各コンポーネントについて設けたパラメータ制御パネルを操作することにより、そのパラメータ記憶領域に記憶された動作パラメータの値を編集することができる。また、ここで編集されカレントシーンに記憶されたパラメータは、コンフィグレーションと対応するプリセットとして所定の部分毎に複数記憶しておき、ミキサエンジン10に信号処理を行わせる際にコンフィグレーションと共に各部分のプリセットを任意に組み合わせて呼び出すことができる。この点については後に詳述する。
さらに、ユーザは、ミキサエンジン10とPC30の動作モードとして非オンラインモードとオンラインモードのいずれかを設定可能である。非オンラインモードでは、ミキサエンジン10とPC30とは互いに独立して動作し、オンラインモードでは相互にカレントメモリの動作パラメータ等の同期を取りながら動作を行う。ミキサエンジン10で有効な信号処理構成とPC30で有効な信号処理構成とが一致する場合にのみオンラインモードへの移行が可能であり、オンラインモードでは、カレントシーンのデータがミキサエンジン10とPC30とで同じになるよう制御(同期化)される。
なお、ゾーンが複数ある場合にはゾーン毎に非オンラインモードとオンラインモードの切り換えが可能である。そして、複数のミキサエンジン10を有するゾーンについては、ゾーン内の各ミキサエンジン10について一括して切り換えが行われる。
また、オンラインモードへ移行するときに、ユーザは、ミキサエンジン10側のカレントシーンとPC30側のカレントシーンのいずれを同期化後のカレントシーンとして使用するかを選択することができ、さらに、シーンメモリや各プリセットデータの記憶内容についても同期化するよう指示することができる。
オンラインモードへの移行後は、PC30側で行われた操作が直ちにミキサエンジン10の動作に反映され、逆にミキサエンジン10の操作子15で行われた操作が直ちにPC30の動作に反映され、双方のカレントシーンの内容が同一になるよう制御される。なお、上述した「コンパイル」の実行時に自動的にオンラインモードへ移行し、PC30側で信号処理構成が変更された時に自動的に非オンラインモードへ移行するようにしてもよい。
次に、以上のようなミキサシステムにおいて用いる、この発明に関連するデータの構成について説明する。
まず、図4及び図5にPC30側に記憶させるデータの構成を示す。
PC30にOS上で上記の制御プログラムを実行させると、PC30はそのプログラムによって規定されるメモリ空間に、図4及び図5に示すような各データを記憶させる。
このうち、図4(a)に示したプリセットコンポーネントデータは、信号処理を編集する際に用いることができるコンポーネントのデータのセットであり、ユーザがカスタマイズできるようにしてもよいが、基本的にはメーカーが供給するものである。そして、データセット全体としてのバージョン管理を行うためのバージョン情報であるプリセットコンポーネントセットバージョンのデータと、そのデータセットを構成する複数のコンポーネントの各種類毎に用意されたPC用プリセットコンポーネントデータとを含む。
各PC用プリセットコンポーネントデータは、コンポーネントの性質や機能を示す情報であって、コンポーネントを識別するためのID等を含むプリセットコンポーネントヘッダ、コンポーネントの入力や出力およびコンポーネントが扱うデータや動作パラメータの構成を示す構成情報、ユーザの数値入力操作に応じて上述したカレントシーンないし後述するプリセットにおける各コンポーネントの個別の動作パラメータの値を変更する処理を行うためのパラメータ処理ルーチン、その処理において各コンポーネントの動作パラメータを表示用のテキストデータや特性グラフに変換するための表示・編集用処理ルーチンを含む。
一方、図5に示すエリアデータは、図2に示したミキサシステムの構成及びそのミキサシステムで実行する信号処理の構成を示すデータであり、種々の設定や情報を多数の階層に亘って記載したものである。そして、PC30はこのエリアデータを複数記憶することができる。
1つのエリアデータは、PC30の制御の対象とする全てのミキサエンジンによって構成される「エリア」に関する情報を示すデータである。そして、図5に示すように、エリア管理データ及び1又は複数のゾーンデータを含む。このうち各ゾーンデータは、エリアに属するミキサエンジンのうち、1又は複数のミキサエンジンのグループを「ゾーン」として定義し、それらのミキサエンジンに実行させる信号処理の内容やその処理の際に使用するパラメータの値を示すデータである。
また、エリア管理データには、エリアの識別情報を示すエリアID、エリアデータ中のゾーンデータの数を示すゾーン数、エリアデータが示すエリアに属するミキサエンジンの数を示すエンジン数、それら各ミキサエンジンのID,波形I/O19の入出力数,音楽ネットI/O21の入出力数,制御ネットワーク上のアドレス等を示す各エンジン情報等を含む。
一方、各ゾーンデータは、ゾーン管理データと、1又は複数のPC用コンフィグデータと、シーンデータ群と、その他のデータを含む。そして、ゾーン管理データは、「ゾーン」の識別情報を示すゾーンID、ゾーンデータが示す「ゾーン」に属するミキサエンジンの数を示すエンジン数、それら各ミキサエンジンのIDを示す各エンジンID,ゾーンデータ中に含まれるコンフィグデータの数を示すコンフィグ数、ゾーンデータ中のシーンデータ群に含まれるシーンデータの数を示すシーン数等の情報を含む。
また、コンフィグデータは、ユーザが編集した信号処理構成の内容を示すデータであり、ユーザが編集結果の保存を選択した場合、その時点での信号処理構成の内容が1つのPC用コンフィグデータとして保存される。そして、各PC用コンフィグデータは、コンフィグ管理データ、ゾーンに属するミキサエンジン毎に、編集された信号処理構成のうちそのミキサエンジンが担当する部分の内容を示す構成データであるPC用CADデータ、およびそのPC用CADデータが示す音響信号処理を各ミキサエンジンに実行させる際に使用するパラメータの値のセットであるプリセットデータを含む。ここで、プリセットデータは、エンジン毎、およびスロット(S)プリセットデータやコンポーネント(C)プリセットデータのような複数の部分毎に分けて記憶させるようにしているが、この点については後に詳述する。
これらの各データのうち、コンフィグ管理データは、コンフィグデータを新規に保存する場合にユニークにつけるコンフィグID、コンフィグデータに従って音響信号処理を行わせるミキサエンジンの数(通常はコンフィグと対応するゾーンに属するミキサエンジンの数)を示すエンジン数、各エンジン毎のSプリセット及びCプリセットの選択候補として記憶しているプリセットの数を示すSプリセット数及びCプリセット数等の情報を含む。
また、各ミキサエンジンに対応するPC用CADデータは、CAD管理データと、編集された信号処理構成のうち対象のミキサエンジンで実行(担当)させる部分の各コンポーネントについてのコンポーネントデータと、それらのコンポーネント間の結線状態を示す結線データとを含む。なお、編集された信号処理構成に同じ種類のプリセットコンポーネントが複数含まれる場合には、それら各々に対して別々のコンポーネントデータを用意する。また、CAD管理データはCADデータ中のコンポーネントの数を示すデータを含む。
そして、各コンポーネントデータは、詳細の図示は省略するが、そのコンポーネントのユニークIDや、そのコンポーネントがどのプリセットコンポーネントに該当するかを示すID、およびPC30側の編集画面でそのコンポーネントが配置されている位置等を示すPC用表示データ等を含む。
また、結線データは、編集された信号処理構成に含まれる複数の結線の各結線について、どのコンポーネントのどの出力端子からどのコンポーネントのどの入力端子へ結線が行われているかを示す接続データ、およびPC30側の編集画面におけるその結線の形状や配置を示すPC用表示データを含む。
このような各PC用CADデータが、PC30側に記憶させる構成データに該当する。
また、上記のコンフィグデータ中のプリセットデータは、PC用CADデータによって定められる音響信号処理を各ミキサエンジンに実行させる場合に、その処理において用いるパラメータの値を示す動作データである。そして、このミキサシステムにおいて、プリセットデータは上述のように複数の部分に分けて記憶させるようにしている。
そして、各エンジンに関するSプリセットデータとCプリセットデータとして、それぞれ1又は複数の選択候補をPC30に記憶させることができるようにしており、その各々の選択候補をここでは「プリセット」と呼んでいる。プリセットデータ中のプリセットの数は、種類に応じて異なっていてよい。
なお、Sプリセットデータは、入出力関連のパラメータであり、例えば波形I/O19に装着した入出力用のボードに関するパラメータを含む。また、Cプリセットデータは、図3を用いて説明した編集画面で編集した信号処理構成の各種コンポーネントに関するパラメータ、すなわちPC用CADデータが示す各コンポーネントに応じてDSP20が行う信号処理に関するパラメータである。
入出力関連のパラメータは、入出力端子にどんな機器が接続されているかに応じて設定するものであるから、信号処理の内容が変わっても入出力関連のパラメータは変わらないことが多い。従って、入出力関連のパラメータを変化させずにコンポーネントに関するパラメータを次々と変化させたり、その逆を行ったりといった用途が考えられる。そこで、変化させない部分を繰り返し記憶させずに済むという観点からこのような分け方が好ましい。
また、Cプリセットデータ中の各Cプリセットは、そのCプリセットの名前を示すプリセット名のデータと、対応するコンフィグに係る信号処理のうち対応するミキサエンジンで実行する部分を構成する各コンポーネントに関するパラメータであるコンポーネント動作データとを含む。この各コンポーネント動作データにおけるデータの形式や配列は、PC用CADデータに含まれるコンポーネントデータによって特定されるプリセットコンポーネントの、PC用プリセットコンポーネントデータ中の構成情報によって定義される。また、Sプリセットデータ中の各Sプリセットについても、図示は省略したが、パラメータの他、そのSプリセットの名前を示すプリセット名のデータを含む。
新たにコンフィグデータが保存された場合には、これらの各プリセットデータについて、所定の初期値からなるプリセットを作成したり、他のコンフィグデータに含まれるプリセットを自動的に読み込んだり、あるいはコンフィグデータの保存時点でのカレントシーンの内容を、自動的にプリセットとして保存したりするようにするとよい。
このようなプリセットデータが、PC30側に記憶させる動作データに該当する。
また、ゾーンデータ中のシーンデータ群には、1又は複数のシーンデータが含まれ、その各シーンデータには、シーンの名称を示すシーン名、コンフィグデータを指定するコンフィグID(第1の指定データに該当する)及び、そのコンフィグデータ中のプリセットデータの各部分毎に、音響信号処理に使用するプリセットを指定するプリセット番号(第2の指定データに該当する)が含まれる。なお、コンフィグIDが定まればCADデータは一意に特定されるので、コンフィグIDはCADデータを指定するデータであると考えることもできる。
そして、ユーザがゾーン毎にこれらのシーンデータの1つを指定することにより、そのゾーンに属する各ミキサエンジンに、指定されたシーンデータに含まれるコンフィグIDのコンフィグデータが示す音響信号処理を、そのコンフィグデータ中の、指定されたシーンデータに含まれる各部分毎のプリセット番号が示すプリセットに係るパラメータの値を使用して行わせることができるようにしている。このような音響信号処理内容とその処理に係るパラメータの値の組み合わせをシーンと呼ぶ。
このようなシーンデータは、ユーザがPCに対し、シーン番号を指定して現在の設定状態(カレントシーン)の保存(ストア)を指示した場合に作成される。すなわち、ストア指示の時点で有効なコンフィグデータを示すコンフィグ番号と、そのコンフィグデータ中の、カレントシーンの内容を記録した各部分のプリセットを示すプリセット番号とが、シーンデータ群中の指定された番号のシーンデータとして保存される。
シーンデータは容量が小さいため、シーンデータの記憶領域は、記憶し得る最大数(例えば999個)分の記憶領域をゾーンデータを作成した時点で用意し、デフォルトのシーン名(例えば「scene」+シーン番号)及びゼロデータを登録しておくようにするとよいが、新規にシーンを保存する毎にその分の記憶領域を用意するようにしてもよい。
なお、プリセット番号をシーンデータとして保存する際には、カレントシーンのうち各部分のプリセットに含まれる範囲のパラメータが、その番号のプリセットとして保存される。このとき、カレントシーンのどの部分がどのプリセットの範囲に含まれるかということは、カレントメモリに各パラメータの記憶領域を確保する際に決定し、保存の際にこの決定に従って判断するようにすることができる。
また、上記の保存は、既存のプリセットへの上書きの場合もあるし、新規プリセットへの保存の場合もある。ただし、既存のプリセット中に、保存時点でのカレントシーンの内容と一致するものがあれば、新たなプリセットを作成せず、その既存のプリセットの番号をシーンデータに記載するようにすることもできる。
また、ゾーンデータ中のその他のデータには、音楽ネットワークにおけるミキサエンジン間の結線に関する情報が含まれている。
以上がPC30側に記憶させる主なデータであり、これらのデータは、HDD(ハードディスクドライブ)等の不揮発性記憶手段に記憶させておき、必要な時にRAMに読み出して使用するようにしてもよい。
また、以上のデータ以外にも、図4(b)に示すように、PC30においては、現在有効なコンフィグにおける現在有効なパラメータの値を示すカレントシーンも記憶している。ここで、このミキサシステムにおいては、ミキサエンジンはゾーン毎に独立して動作させることが可能であるので、カレントシーンもゾーン毎に用意している。そして、各ゾーンのカレントシーンのデータは、上述したプリセットデータの各部分のプリセットを繋ぎ合わせた構成となっている。すなわち、詳細な図示は省略するが、ゾーンに属するミキサエンジン毎の、入出力用のボードのパラメータ(Sプリセット)及びコンポーネント毎のパラメータ(Cプリセット)を組み合わせる形式としている。ただし、プリセット名を含んでいる必要はない。
そして、制御パネル等により、入出力用のボードや信号処理構成中のコンポーネントに関するパラメータの値を編集する際には、このカレントシーンにおけるパラメータの値を変更し、その結果は、部分毎にプリセットとして保存することができる。
さらに、図4(c)に示すように、PC30には、上述した「コンパイル」の処理でコンフィグデータをミキサエンジン10に転送して供給する際に、PC用CADデータからミキサエンジン10での処理に適した形式のエンジン転送用CADデータを形成するためのバッファも用意している。なお、各ミキサエンジンに転送するためのエンジン転送用CADデータは、PC用CADデータから転送先のエンジンに関係する部分を取り出し、PC30側でコンポーネントや結線の表示に使用するデータのような、ミキサエンジン10側では使用しないデータを削除し、さらにデータ間の不使用部分を詰めてパッキングすることにより形成される。
次に、図6及び図7にミキサエンジン10側に記憶させるデータの構成を示す。ここでは、図2に示したエンジンE1に記憶させるデータを代表して示しているが、その他のミキサエンジンについても、データの構成は同様の考え方で成り立っている。
これらの図に示すように、エンジンE1には、主要なデータとして、プリセットコンポーネントデータと、エンジンE1が属するゾーン(ここではゾーンZ1)についてのゾーンデータとを記憶させている。ただし、プリセットコンポーネントデータはフラッシュメモリ12に記憶させ、その構成内容はPC30側とは若干異なる。また、ゾーンデータはRAM13に記憶させ、エンジンE1が属するゾーンZ1で実行する音響信号処理のうちエンジンE1が担当する部分のデータであり、PC30側のゾーンデータを加工して作成するものである。そこで、これらのデータについて、PC30側に記憶させるデータとの相違点を中心に説明する。
図6(a)に示すように、エンジンE1のプリセットコンポーネントデータは、エンジン用プリセットコンポーネントデータを含む。そして、このエンジン用プリセットコンポーネントデータは、エンジンE1に各コンポーネントに関する音響信号処理を行わせるためのデータであり、まず、表示・編集用ルーチンの一部に代えて、DSP20を動作させてそのコンポーネントとして機能させるためのマイクロプログラムを含む点でPC用のものと異なる。
また、ミキサエンジン10側では、信号処理構成の編集や動作パラメータの特性グラフの表示は行わないため、PC用の構成情報に含まれていた表示データや表示・編集用ルーチンのうち、特性グラフの表示を行うルーチン等の一部のルーチンは含まれない。なお、ミキサエンジン10側でも、表示器14にパラメータの設定値を表示させ、操作子15によって編集できるようにすることもできる。この場合には、PC用の表示・編集用ルーチンのうちの動作パラメータの値を表示用のテキストデータに変換するためのルーチンが必要となるが、このルーチンはパラメータ処理ルーチンに含まれている。
これ以外の点は、PC30側のプリセットコンポーネントデータと同様であり、IDやバージョンについては、PC30側の対応するセットやコンポーネントと同じものを用い、対応関係が認識できるようにしている。
次に、ゾーンデータについては、図7に示すように、エリア&ゾーン管理データと、1又は複数のコンフィグデータと、シーンデータ群とを含む。このミキサエンジンにおいては、1つのミキサエンジンが同時に複数のゾーンに属することがないようにしているので、エンジンE1は1つのゾーンデータのみを記憶することになる。
そして、エリア&ゾーン管理データは、ゾーンデータに係るゾーンおよびそのゾーンが属するエリアに関する情報であり、PC30側に記憶しているエリア管理データ及びゾーン管理データに含まれる情報を合わせたものである。すなわち、エリア&ゾーン管理データには、エリア管理データ中のエリアID,ゾーン数,エンジン数,各エンジン情報及び、ゾーンデータ中のゾーンID,ゾーン中エンジン数,ゾーン中各エンジンID,コンフィグ数,シーン数等のデータを含む。
また、コンフィグデータについては、コンフィグ管理データ、エンジンE1用CADデータ、およびエンジンE1用のSプリセットデータとCプリセットデータを含む。そして、コンフィグ管理データはPC用コンフィグデータの場合と同様なものである(エンジン数や、他のミキサエンジンついてのプリセット数の情報は不要なので削除してもよい)が、エンジンE1用CADデータは、図6に示したPC用エンジンE1CADデータからPC用表示データを削除して上述のようにパッキングしたものである。また、エンジンE1用の各プリセットデータは、図5に示したものと同様なデータであり、1又は複数のプリセットに係るデータを含む。
これ以外の点は、PC30側のコンフィグデータと同様であり、IDやバージョンについては、PC30側の対応するコンフィグやコンポーネントと同じものを用い、対応関係が認識できるようにしている。
また、シーンデータ群に含まれる各シーンデータに係るコンフィグ番号は、ゾーン内の各エンジンについて共通なものであり、プリセット番号についても、単に他のミキサエンジンに係るデータを参照しないようにすればよい。そして、プリセット番号のデータ量はごく小さいものであり、これを残しておいてもデータ量の観点からはあまり問題ないため、各ミキサエンジン10に記憶させる各シーンデータはPC30側と全く同じにし、処理の簡略化を図っている。しかし、記憶させるミキサエンジンで使用する部分だけ抽出するようにしてもよいことは、もちろんである。
なお、図6(b)に示すように、エンジンE1にも、DSP20に実行させる信号処理に反映させる設定データであるカレントシーンを記憶している。そして、カレントシーンのデータは上述したエンジンE1用のSプリセットとCプリセットを組み合わせた構成である。ただし、エンジンE1が同時に複数のゾーンに属することはないので、現在属しているゾーンについてのみカレントシーンを記憶している。
また、ミキサエンジン10は、PC30において編集された信号処理構成に基づいて音響信号を処理するものである。そのため、CPU11は、PC30から受け取ったエンジン用CADデータに基づいてDSP20に実行させるマイクロプログラムを形成するようになっており、図6(c)に示すように、そのための作業領域としてマイクロプログラム形成バッファを用意している。
マイクロプログラムの形成処理では、まず、エンジン用CADデータに含まれる各コンポーネントのIDにより特定されるプリセットコンポーネントデータからマイクロプログラムを順次読み出し、各コンポーネントに動作に必要な入出力レジスタ、遅延メモリ、記憶レジスタなどのリソース割り当てを行い、割り当てたリソースに基づいてそのマイクロプログラムを加工してマイクロプログラム形成バッファに書き込む。
その際、エンジン用CADデータに含まれる結線データに基づいて、各コンポーネントの入出力端子に対応した入出力レジスタの間のデータの受け渡しプログラムもマイクロプログラム形成バッファに書き込むようにしている。
ここで、リソースの割り当てに基づいてマイクロプログラムを加工しているのは、ミキサエンジン10に備えたDSP20のアーキテクチャに対応させたものであり、別のアーキテクチャであれば、マイクロプログラム自体を加工する代わりに、例えば、割り当てたリソースに応じたパラメータをDSP20に設定するようにすべき場合もある。
ところで、このミキサシステムにおいては、上述したように、音響信号処理の処理構成と、その処理構成に係る音響信号処理を実行する際に使用するパラメータとの組み合わせをシーンデータとしてPC30側とミキサエンジン10側とに記憶させるようにしている。そして、ユーザから音響信号処理の構成及びその処理を実行する際に使用するパラメータの指定を受け付ける場合、シーンの呼び出し指示という形式で受け付けるようにしている。
また、この受け付けは、PC30が、図8に示すようなシーンメモリ編集画面又は図9に示すようなメイン画面をディスプレイに表示させ、この画面をGUIとして機能させて行うようにしている。そして、前者はシーンの編集を伴う場合に好適な画面、後者はシーンの選択のみを行う場合に好適な画面である。
まず、図8に示すシーンメモリ編集画面100について説明する。
このシーンメモリ編集画面100は、主としてシーンリスト110とプリセットビュー120を表示する画面であり、これらのシーンリスト110とプリセットビュー120自体がそれぞれGUIとして機能する他、シーンやプリセットに関する操作の指示を受け付けるための各種ボタン101〜107も表示している。
このうちシーンリスト110は、シーン番号表示欄111、シーン名表示欄112、コンフィグ名表示欄113を有する。これらの各表示欄は、それぞれ行毎に、シーンの番号・名称及びそのシーンに含まれるコンフィグIDが示すコンフィグの名称を表示する欄である。そして、シーンリスト110においては、これらの各表示欄に、既に定義されている各シーンの識別情報としてそのシーンの番号及び名称を表示すると共に、これと対応させて、その各シーンに含まれるコンフィグIDが示すコンフィグすなわちそのシーンにおいて使用するコンフィグの識別情報として、そのコンフィグの名称を表示するようにしている。
なお、ここでは、シーンは999個登録可能であるとし、未登録のシーンについては、番号のみ表示して、名前は「[No Data]」、コンフィグ名は「−」と表示するようにしている。そして、これらのシーンの情報をシーンリスト110に一度に表示することはできないので、スクロールバー115の操作によりスクロールを可能としている。
また、シーンリスト110においては、マウス等のポインティングデバイスにより、ユーザからのシーンの選択指示を受け付けることができるようになっており、ユーザは、シーンリストの任意の行をクリックすることにより、その行のシーンを選択することができる。未登録のシーンについても選択可能である。そして、選択されたシーンは、カーソル114によって示される。そして、それまでと異なるシーンが選択された場合、PC30はそれに伴ってプリセットビュー120の表示を更新する。
以上のようなシーンリストの表示及びシーン選択指示の受け付けに関して、PC30のCPUが第1の表示制御手段及びシーン選択受付手段として機能する。
シーンリスト110の下部にあるストアボタン101及びリコールボタン102はこの選択されたシーンに対して操作を行うためのボタンである。そして、ストアボタン101が押下された場合、その時点で有効になっているコンフィグのID及びカレントシーンの内容を、選択されているシーンに登録して保存する。シーン名も指定して保存できるようにしてもよいが、デフォルトの名前で保存し、後で変更させるようにした方が処理や操作を単純化できる。またこのとき、必要に応じてプリセットを新規に作成し、カレントシーンの内容を登録することは、図5の説明において述べた通りである。
また、リコールボタン102が押下された場合、選択されているシーンの内容をカレントシーンに呼び出す。すなわち、選択されているシーンにおいて使用する各プリセットの内容をカレントシーンに上書きする。このとき、その時点で実行になっているコンフィグが呼び出すシーンにおいて指定されているコンフィグと異なる場合には、コンフィグの変更を先に行う。このとき、ミキサエンジン10がオンライン状態であれば呼び出したシーンの内容はミキサエンジン10における音響信号処理に反映され、リコールボタン102の押下により、内容を音響信号処理に反映させるシーンの指定を受け付けたことになる。
以上のストアボタン101及びリコールボタン102の押下に伴う処理を行う際には、その際に作成してあったデータを上書きにより消去してしまう場合があるので、ユーザに実行可否の確認を求めるようにするとよい。また、シーンの呼び出しやミキサエンジン指示の受け付け及びに関して、PC30のCPUがデータ供給手段として機能する。
また、シーンリスト110において選択しているシーンについては、ユーザがシーン名表示欄112をクリックした場合に新たなシーン名の入力を受け付け、シーン名の変更指示が可能なようにしている。さらに、ユーザがコンフィグ名表示欄113をクリックした場合に、コンボボックスあるいはプルダウンメニュー等により、ゾーンデータに含まれるコンフィグから使用するコンフィグの選択を受け付け、コンフィグの変更指示が可能なようにしている。これらの変更指示は、新たなシーン名が入力されたり新たなコンフィグが選択されたりした時点でなされたとみなしてもよいし、その後ストアボタン101やその他の図示しないボタン等により保存が指示された時点でなされたとみなしてもよい。
いずれにしろ、これらの変更が指示された場合には、PC30は、対応するシーンデータのうちシーン名やコンフィグIDのデータを変更する。また、コンフィグIDが変更された場合には、新たなコンフィグについて記憶している各部分のプリセットのうちデフォルトのプリセット(例えば番号が最小のもの)を指定するようにプリセット番号も変更し、それに応じてプリセットビュー120の表示も変更する。なお、これらの変更は、シーンの編集に該当する。
また、ディテールボタン103は、プリセットビュー120及びボタン104〜107の表示/非表示をトグルで切り替えるためのボタンである。
一方、プリセットビュー120は、プリセット表示画面に該当し、シーンリスト110において選択されているシーンにおいて使用するコンフィグについて、そのコンフィグに係るコンフィグデータに登録されている各部分のプリセットの識別情報として、そのプリセットの名称を表示する表示部である。そして、この表示は、各部分のパラメータを保存したプリセットを、その部分に応じた種類毎に分け、また選択されているシーンにおいて使用するものと指定されているプリセットは、他のプリセットと区別できるように行っている。
ここでは、プリセットの表示はツリー形式で行い、各プリセットの名称の左側にラジオボタン124を表示し、ラジオボタン124中のマーク124aによって、選択されているシーンにおいて使用するプリセットを示している。また、ツリーの枝は、ミキサエンジン毎(符号121で示すレベル)及び各ミキサエンジン内でのプリセットの種類毎(符号122で示すレベル)に設け、各種類毎に、登録されているプリセットの一覧(符号123で示すレベル)を表示するようにしている。そして、ラジオボタン124のマーク124aは、各種類について常に1つのプリセットについてのみつくようにしている。
なお、これらのプリセットの情報をプリセットビュー120に一度に表示することができない場合には、スクロールバー126の操作によりスクロールを可能としている。
以上のようなプリセットビューの表示に関して、PC30のCPUが第2の表示制御手段として機能する。
また、このプリセットビュー120においては、ラジオボタン124により、シーンリスト110において選択されているシーンで使用するプリセットの選択(変更指示)を受け付けることができるようにしている。そして、PC30は、ユーザがラジオボタン124を操作した場合、選択されているシーンに係るシーンデータ中の、操作されたラジオボタン124と対応するプリセット番号を、新たに選択されたプリセットを示す番号に変更し、そのシーンにおいて使用するプリセットを変更するようにしている。この変更も、シーンの編集に該当する。
さらに、プリセットビュー120においても、シーンリスト110の場合と同様、プリセット名の部分をクリックすることによりカーソル125をその位置に移動させてそのプリセットを選択することができる。また、選択されているプリセットについては、新たなプリセット名の入力を受け付け、プリセット名の変更指示が可能なようにしている。そして、この変更が指示された場合には、対応するプリセット中のプリセット名のデータを変更する。
このように、これらのシーンリスト110及びプリセットビュー120において、シーンデータ中の各パラメータや、プリセットの各パラメータの新規作成及び変更や保存の指示を受け付けることができ、すなわち、シーンの定義の指示を受け付けることができる。
また、デリートボタン104、ストアボタン105、新規作成ボタン106、整理ボタン107は、プリセットビュー120に表示しているプリセットに関する操作を受け付けるためのボタンである。
そして、デリートボタン104が押下された場合、PC30は、カーソル125の位置のプリセットを削除する。ただし、いずれかのシーンにおいて使用されるプリセットは削除できないようにするとよい。また、各部分における最後の1つのプリセットは削除できないようにし、各部分について少なくとも1つのプリセットは残すものとする。
また、ストアボタン105が押下された場合、PC30は、カーソル125の位置のプリセットに、カレントデータのうちの対応する部分を上書き保存する。新規作成ボタン106が押下された場合には、各種類の新たなプリセットを作成し、カレントデータのうち対応する部分をそれぞれその作成したプリセットに保存する。ただし、押下時点で有効なコンフィグと、プリセットビュー120にプリセットを表示中のコンフィグとが異なる場合には、これらの動作は行わない。
また、整理ボタン107は、プリセットのうち使用されていないものを削除する指示を受け付けるためのボタンである。そして、このボタンが押下された場合には、対応するコンフィグのどのシーンでも使用していない、すなわちどのシーンデータにもプリセット番号が登録されていないプリセットを、全て削除する。この削除は、プリセットビュー120にプリセットを表示中のコンフィグについてのみ行うようにしてもよいが、選択されているゾーン内の全てのコンフィグ、選択されているエリア内の全てのコンフィグ、あるいはPC30が記憶している全てのコンフィグについて行うようにしてもよい。
このような機能を設けたことにより、シーンの新規保存の度に新たなプリセットを作成したとしても、重複等により不要になったプリセットを容易に削除できる。従って、プリセットデータの記憶に要するメモリ容量を低減できると共に、プリセットビュー120の表示を見易い状態に保つことができる。
以上の各ボタン104〜107の押下に伴う処理を行う際にも、その際に作成してあったデータを消去してしまう場合があるので、ユーザに実行可否の確認を求めるようにするとよい。また、これらの処理を行う場合、アンドゥ(Undo)操作により処理前の状態に容易に復帰できるよう、処理前の状態あるいは処理による差分を記憶しておくようにするとよい。OSがアンドゥ機能を備えている場合には、その機能を利用することもできる。
次に、図9に示したメイン画面200について説明する。
このメイン画面200は、PC30における編集/制御プログラムの動作を制御するための基本的な指示を受け付けるための画面である。そして、この実施形態の特徴とは直接関係ないため図示は省略したが、種々のアイコンやツールバー等により、図3に示したCAD画面40や図8に示したシーンメモリ編集画面100のような、制御プログラムによって実現される機能によって表示させる各種画面の表示/非表示の切り換えや、制御プログラムの動作全体に関わる設定等の指示を受け付けることができる。
すなわち、メイン画面200は通常動作で必要なインタフェースが用意されている画面であり、細かい設定を行う場合にはここから他の画面の表示を指示し、その表示させた画面で設定等の操作を行うことになる。
また、このメイン画面200においては、シーンの選択も受け付けることができるようにしている。すなわち、シーン番号表示部201にメニューを設け、その中から任意のシーンを選択することにより、そのシーンをカレントシーンとして呼び出すことができるようにしている。この場合も、呼び出されるパラメータの値はシーンデータ中のプリセット番号によって指定される各部分のプリセットに登録された値であり、必要があれば、信号処理に使用するコンフィグも変更される。そして、シーン名表示部202には、呼び出したシーンの名称を表示するようにしている。
ゾーン名表示部203は、現在シーン番号表示部201においてシーンを選択できる状態のゾーンの名称を表示している。そして、ゾーン名表示部203にもメニューを設け、その中から所望のゾーンを選択することにより、ゾーンを切り替えることができるようにしている。なお、シーンメモリ編集画面100の表示中にゾーンの切り替えがなされた場合には、シーンメモリ編集画面100の表示内容も変更後のゾーンのものに変更する。
オンラインボタン204は、PC30と各ミキサエンジン10との動作モードの切り換え指示を受け付けるためのボタンであり、ユーザがこれを押下すると、PC30は動作モードをオンラインモードと非オンラインモードとの間でトグルで切り替える。
以上でPC30がディスプレイに表示させる表示画面の説明を終了するが、このような表示画面においてユーザから受け付けた指示に従ってPC30側のデータを変更した場合、PC30と各ミキサエンジン10とがオンラインモードで動作していれば、その変更は直ちにミキサエンジン10側にも反映され、すなわち信号処理の内容に反映されることになる。
次に、図10乃至図17のフローチャートを用いて、図8又は図9に示した画面においてユーザから種々の指示を受けた場合にPC30のCPUが実行する処理及び、それに応じてミキサエンジン10のCPU11が実行する処理について説明する。
まず、図10に、ゾーンZiにおけるシーンjの保存指示を受けた場合にPC30のCPUが実行する処理のフローチャートを示す。
PC30のCPUは、ストアボタン101の押下等によりシーンの保存指示を受けると、図10のフローチャートに示す処理を開始する。そして、ミキサエンジン10がオンラインモードで動作中(以下「オンライン状態」という)であれば、ステップS1からS2へ進み、ゾーンZi管理データを参照し、ゾーンZiに属する全てのミキサエンジン10にシーンj保存命令を送出してステップS3に進む。
この命令は、ミキサエンジン10にPC30側と同様にシーンjの保存を行うよう指示するためのものである。また、このような命令を送出するのは、PC30とミキサエンジン10とでシーンデータやプリセットの内容を同一に保つことにより、シーンを呼び出した場合でもカレントシーンの同期を保てるようにするためである。ただし、各ミキサエンジンにおいて使用するデータは、信号処理構成のうちそのミキサエンジンが担当する部分のみであるから、それ以外の部分について同一性を維持する必要は必ずしもない。
一方、ミキサエンジン10が非オンラインモードで動作中(以下「非オンライン状態」という)であれば、そのままステップS3に進む。
そして、ステップS3で、ゾーンZiシーンデータ群中のシーンデータjに、保存指示の時点で選択されているコンフィグのIDを書き込む。なお、以下の説明において、特に断らずに「シーンデータ」といった場合には、処理対象となっているゾーンで使用するシーンデータを指すものとする。
その後、保存先のシーンjが新規のシーンであるか、既存のシーンであっても保存前とコンフィグIDが異なる場合には、ステップS4又はS5からステップS6に進み、ステップS3で書き込んだコンフィグIDが示すコンフィグデータ中に、各部分の新規プリセットの記憶領域を作成する。この時点では、プリセットの名称はデフォルトのもの、データはゼロデータでよい。そして、ステップS7で、シーンデータjに作成した各新規プリセットを示すプリセット番号を書き込んでステップS8に進む。
保存先のシーンjが既存のシーンであってコンフィグIDに変化がない場合には、ステップS5から直接ステップS8に進む。
そして、ステップS8では、シーンデータj中の各プリセット番号が示すプリセットとして、カレントシーンのうち対応するデータを保存して処理を終了する。この保存は、ステップS5からS8に直接進んだ場合には既存のプリセットへの上書きとなるし、ステップS6及びS7の処理を行った場合には新規プリセットへの保存となる。
以上の処理により、PC30は、ユーザからの指示に従ってカレントシーンの内容をシーンデータとして保存することができる。この場合において、パラメータの値自体は複数の部分に分けてプリセットとしてコンフィグデータ中に保存しているが、シーンデータ中のコンフィグIDと各プリセット番号の情報を参照することにより、シーンを呼び出す場合にどのパラメータを読み出せば良いかを認識することができる。
なお、この処理においては、保存先のシーンが既存のシーンであってコンフィグIDに変化がない場合に、シーンデータを既存のプリセットに上書きする例を示したが、このようにすることは必須ではなく、例えば後述するような別の処理を採用することも考えられる。また、この処理においてシーン名は特に変更していないため、保存先が新規シーンであればデフォルトの、既存シーンであれば元のままのシーン名となる。しかし、シーン名の指定を受け付け、そのシーン名もシーンデータに書き込むようにすることも考えられる。
一方、シーンj保存命令を受信した場合にミキサエンジン10のCPU11が実行する処理は、図10のステップS3以下の処理とほぼ同様なものである。シーンj保存命令は、上述のようにミキサエンジン10にPC30側と同様にシーンjの保存を行うよう指示するためのものであるからである。そして、ミキサエンジン10のCPU11は、PC30が図10のステップS2で送出したシーンj保存命令を受信すると、図10のステップS3以下に相当する処理を開始する。
ただし、PC30側とミキサエンジン10側とで記憶するデータが若干異なることから、図10に示したものとは若干異なる。例えば、ミキサエンジン10側にはゾーンデータを1つしか記憶させないので、ミキサエンジン側では図10のステップS3の場合のように複数のゾーンデータ中から参照すべきゾーンデータを選択する必要がない。
また、ステップS6やS8において作成したり保存したりするプリセットは、処理を行うミキサエンジンにおいて使用するもののみである。また、図5に示したように、ミキサエンジン側にも全てのプリセットについてプリセット番号を記憶させるようにする場合でも、ステップS7で保存するプリセット番号は処理を行うミキサエンジンにおいて使用するプリセットの番号のみでよい。その他のプリセット番号については、使用したりPC30にコピーしたりすることはないので、古いデータやゼロデータが残っていても問題ないためである。
なお、シーンの保存指示を受けた場合にPC30のCPUが実行する処理としては、図10に示した処理の他、例えば図10のステップS4乃至S7の部分を図11のフローチャートに示す処理に置き換えた処理を採用することもできる。
この処理を採用する場合、カレントシーンについて、1つのプリセットとして記憶させる「部分」毎に編集フラグを設けるものとする。そして、シーンが呼び出されたり保存されたり、あるいはデフォルトのパラメータが呼び出されて新たにパラメータの編集が開始されたりした場合に全ての編集フラグを「編集なし」を示す「0」にセットし、対応する部分のパラメータが変更された場合に、編集フラグを「編集あり」を示す「1」にセットする。編集中にコンフィグが変更された場合には、全ての編集フラグを「1」にセットする。
そして、この処理を採用する場合、図10のステップS3の後、図10のステップS4及びS5と同様な判断を行い(S11,S12)、保存を指示されたシーンjが新規シーンであるか、または新規でなくても保存前とコンフィグIDが異なるような保存を指示された場合にステップS13に進み、カレントシーンのうち第1の部分を処理対象とする。この「部分」も、カレントシーンのうち1つのプリセットとして記憶させる部分のことである。
そして、その処理対象の部分の編集フラグの値が「1」であれば、ステップS14からS15及びS16に進み、図10のステップS6及びS7の場合と同様に、新規プリセットを作成してシーンデータjにその番号を書き込む。ただし、ここで処理するのは、処理対象の部分に対応するプリセットのみである。
そして、ステップS17でカレントシーンの次の部分を処理対象とし、次の部分があればステップS18からS14に戻って処理を繰り返す。なければ図10のステップS8に進んでカレントシーンの各部分のデータを保存して処理を終了する。
一方、ステップS14で編集フラグの値が「0」であった場合には、その部分のプリセットに係るパラメータは呼び出し又は保存された時点から変更されておらず、プリセットを新たに作成する必要はない。そこで、ステップS19及びS20に進み、処理対象の部分について最後に呼び出し又は保存されたプリセットを検出し、シーンデータjにそのプリセットを示すプリセット番号を書き込んでステップS19に進み、以後の処理を行う。なお、編集フラグの値が「0」であったシーンについては、プリセットは読み出し時点から変更されていないのであるから、ステップS8での書き込みは行わなくてもよい。
ステップS11及びS12でシーンjが既存シーンでありかつ保存前とコンフィグIDが同じであれば、そのままステップS8に進み、この場合の処理は図10に示したものと同様である。
以上の処理によっても、PC30は、ユーザからの指示に従ってカレントシーンの内容をシーンデータとして保存することができる。そして、この処理を採用した場合、最後に呼び出し又は保存された時点から変更されていない部分については、新たにプリセットを作成せず、既存のプリセットを参照するようにしているので、プリセットを必要以上に多く作成することがなく、プリセットの記憶に必要な記憶容量を低減することができる。このような効果は、シーンに僅かに変更を加えて保存することを繰り返すような利用形態が想定される場合に特に有効である。
なお、図10に示したような処理とこれを図11に示すように変更した処理とをユーザが適宜選択できるようにしてもよいし、これら以外の処理を採用することももちろん可能である。
一方、この場合にシーンj保存命令を受信したミキサエンジン10のCPU11が実行する処理は、図10のステップS3以下の処理のうちステップS4乃至S7の処理をPC30側と同様に図11に示した処理に置き換えたものになる。そして、PC30側の処理との相違点も、図10に示した処理を採用した場合と同様なものであり、また、図11のステップS13やS17で処理対象とする「部分」は処理を行うミキサエンジンに記憶させるプリセットに係る部分のみである点も相違する。
なお、編集フラグについては、ミキサエンジン10側で独自に管理するようにしてもよいし、保存命令と共にPC30側から値を送信するようにしてもよい。
次に、図12に、ゾーンZiにおけるシーンjの呼び出し指示を受けた場合にPC30のCPUが実行する処理のフローチャートを示す。
PC30のCPUは、リコールボタン102の押下等によりシーンの呼び出し指示を受けると、図12のフローチャートに示す処理を開始する。そして、ミキサエンジン10がオンライン状態であれば、ステップS31からS32へ進み、ゾーンZi管理データを参照し、ゾーンZiに属する全てのミキサエンジン10にシーンj呼出命令を送出してステップS33に進む。この命令は、ミキサエンジン10にPC30側と同様にシーンjの呼び出しを行うよう指示し、シーンの呼び出し後にも双方でカレントシーンの同一性を保てるようにするためである。また、この命令により、ミキサエンジン10に、呼び出し指示を受けたシーンjの内容に従った音響信号処理を実行させることができる。一方、ミキサエンジン10が非オンライン状態であれば、ステップS31から直接ステップS33に進む。
次のステップS33では、シーンjの内容を示すシーンデータj中のコンフィグIDを読み出す。そして、そのIDが使用中のコンフィグのIDと異なっていれば、ステップS34からステップS35乃至S37に進み、ステップS33で読み出したコンフィグIDをゾーンZiで使用するコンフィグのIDとして設定し、そのIDのコンフィグデータに基づいてカレントシーンの記憶領域を確保し、必要に応じてPC用表示データ等へのアクセスを準備し、新たなコンフィグに係る信号処理構成の表示を行うことができるようにして、ステップS38以降の処理に進む。
一方、ステップS34でコンフィグIDが同じであれば、カレントシーンの記憶領域等を変更する必要はないので、ステップS34から直接ステップS38以降の処理に進む。
そして、ステップS38及びS39では、シーンデータj中の各部分のプリセット番号を読み出し、ゾーンZiにおける信号処理に使用中のコンフィグデータから、その読み出した番号の各部分のプリセットをカレントシーンの記憶領域にコピーして処理を終了する。
このような処理により、PC30は、指定されたシーンに係る信号処理構成及びその構成に従った信号処理に使用するパラメータを呼び出すと共に、ミキサエンジン10に対してその信号処理構成及びパラメータに従った信号処理の実行を指示することができる。
次に、図13に、シーンj呼出命令を受信した場合にミキサエンジン10のCPU11が実行する処理のフローチャートを示す。
ミキサエンジン10のCPU11は、PC30が図12のステップS32で送出したシーンj呼出命令を受信すると、図13のフローチャートに示す処理を開始する。
この処理においては、まずステップS41でシーンデータj中のコンフィグIDを読み出す。そして、そのIDが信号処理に使用中のコンフィグのIDと同じでなければ、ステップS42からステップS43乃至S46に進む。そして、ステップS41で読み出したコンフィグIDを自身が使用するコンフィグのIDとして設定し(S43)、そのIDのコンフィグデータ中のエンジン用CADデータをワーク領域に読み出して(S44)、そのCADデータに基づいてプリセットコンポーネントデータ等を参照し、設定したコンフィグに係る信号処理を行わせるためのマイクロプログラムを生成してこれをDSP20に設定する(S45)。その後、読み出したCADデータに基づいてカレントシーンの記憶領域を確保して(S46)、ステップS47以降の処理に進む。
一方、ステップS42でコンフィグIDが同じであれば、マイクロプログラムやカレントシーンの記憶領域等を変更する必要はないので、ステップS42から直接ステップS47以降の処理に進む。
そして、ステップS47乃至S49では、シーンデータj中の各部分のプリセット番号を読み出し(S47)、使用中のコンフィグデータから、その読み出した番号の各部分のプリセットをカレントシーンの記憶領域にコピーし(S48)、コピー後のカレントシーンのパラメータの値に応じた係数をDSP20に供給して信号処理を実行させ(S49)て処理を終了する。
このような処理により、ミキサエンジン10は、指定されたシーンに係る信号処理構成及びパラメータに従った信号処理を実行することができる。
次に、図14に、シーンリスト中でシーンjが選択された場合にPC30のCPUが実行する処理のフローチャートを示す。
PC30のCPUは、シーンリスト110においてシーンが選択されると、図14のフローチャートに示す処理を開始する。そして、まずカーソル114を選択されたシーンjを示す行の上に移動し(S51)、そのシーンの内容を示すシーンデータj中のコンフィグIDを読み出す(S52)。
そして、そのコンフィグIDが前に選択されていたシーンのコンフィグIDと異なる場合には、ステップS53からS54に進み、読み出したコンフィグIDが示すコンフィグデータを参照し、そこに含まれる各プリセットデータに基づいて、各部分で選択可能なプリセットを部分毎に分けてプリセットビュー120に表示する。この表示は、図8に示した例ではツリー表示の部分に該当する。
また、ステップS53で同じ場合には、プリセットの表示を更新する必要はないので、そのままステップS55に進む。
そして、ステップS55でシーンデータj中の各部分のプリセット番号を参照し、シーンjにおいて使用される各部分のプリセットを他のプリセットと区別してプリセットビュー120に表示して処理を終了する。この表示は、図8に示した例ではラジオボタン124及びマーク124aの部分に該当する。
以上の処理を行うことにより、PC30は、シーンリスト110中でシーンが選択された場合に、それに応じてシーンメモリ編集画面100の表示を更新することができる。
次に、図15に、ゾーンZi中のシーンjのコンフィグ変更が指示された場合にPC30のCPUが実行する処理のフローチャートを示す。
PC30のCPUは、シーンリスト110のコンフィグ名表示欄113等においてコンフィグの変更が指示されると、図15のフローチャートに示す処理を開始する。なお、この指示の受け付け方には種々の方法が考えられるが、ここではコンフィグ名表示欄113に表示したコンボボックスにおいて元と異なるコンフィグが選択されたことをもって変更の指示を受け付けたものとする場合の処理について説明する。
この処理においてはまず、変更が指示されたシーンの内容を示すシーンデータj中のコンフィグIDを、新たに選択されたコンフィグのIDに変更すると共に(S61)、そのシーンのコンフィグ名の表示を変更後のコンフィグの名前の表示に変更する(S62)。
そして、ステップS63で、図14のステップS54の場合と同様に、変更後のコンフィグに係るコンフィグデータを参照してプリセットビュー120におけるプリセットの表示を更新する。そしてさらに、シーンデータjに各部分のプリセット番号としてデフォルトの番号を登録し(S64)、その番号を参照して、図14のステップS55の場合と同様に、変更後のシーンjにおいて使用されるプリセットを他のプリセットと区別する表示を行う。
その後、ステップS66でミキサエンジン10がオンライン状態であれば、ゾーンZi内の全てのミキサエンジンにシーンデータj中のコンフィグIDをPC30と同様に変更させるための変更命令を送出して(S67)処理を終了する。オフライン状態であればそのまま処理を終了する。
以上の処理により、シーンリスト110においてコンフィグの変更指示を受け付けた場合に、それに応じてシーンデータの内容及びプリセットビュー120の表示内容を更新することができる。なお、プリセットビュー120の表示内容を更新するのは、シーンリスト110において選択されているシーンについてのみコンフィグの変更指示を受け付けるようにしているためであり、選択されていないシーンについてコンフィグを変更した場合には、プリセットビュー120の表示内容更新は不要である。
また、コンフィグ変更命令に応じたミキサエンジン10側の処理は図示を省略するが、この処理は単にシーンデータjの内容を変更するものであり、図15のステップS61及びS64と同様な処理を行うものでよい。
次に、図16に、ゾーンZi中のシーンjのプリセット変更が指示された場合にPC30のCPUが実行する処理のフローチャートを示す。
PC30のCPUは、プリセットビュー120においてラジオボタン124の操作によりプリセットの変更が指示されると、図16のフローチャートに示す処理を開始する。なお、この指示の受け付け方には種々の方法が考えられるが、ここではラジオボタン124の操作により元と異なるプリセットが選択されたことをもって変更の指示を受け付けたものとする場合の処理について説明する。
この処理においてはまず、変更が指示されたシーンの内容を示すシーンデータj中のプリセット番号を、受け付けた指示に従って選択されたプリセットを示すものに変更すると共に(S71)、プリセットビュー120において他と区別して表示するプリセットを、そのプリセット番号の変更に応じて変更する(S72)。
そして、ステップS73でミキサエンジン10がオンライン状態であれば、ゾーンZi内の全てのミキサエンジンにシーンデータj中のプリセット番号をPC30と同様に変更させるための変更命令を送出して(S74)処理を終了する。オフライン状態であればそのまま処理を終了する。
以上の処理により、プリセットビュー120においてプリセットの変更指示を受け付けた場合に、それに応じてシーンデータの内容及びプリセットビュー120の表示内容を更新することができる。
また、プリセット変更命令に応じたミキサエンジン10側の処理は図示を省略するが、この処理は単にシーンデータjの内容を変更するものであり、図16のステップS71と同様な処理を行うものでよい。
次に、図17に、不使用プリセットの削除が指示された場合にPC30のCPUが実行する処理のフローチャートを示す。
PC30のCPUは、整理ボタン107の押下等により不使用プリセットの削除が指示されると、図17のフローチャートに示す処理を開始する。
そして、この処理においてはまず、ステップS81で、シーンリスト110において選択されているシーンに係るシーンデータ中のコンフィグIDが示すコンフィグデータを参照し、そのコンフィグデータに含まれる全てのプリセットについて使用フラグを用意してOFFにセットする。
その後、シーンリスト110において選択されているシーンを処理対象とし(S82)、処理対象のシーンに係るシーンデータを参照して、そのシーンデータに含まれる各部分のプリセット番号のプリセットについての使用フラグをONにする(S83)。そして、この処理を、選択されているシーンと同じコンフィグを使用している全てのシーンを順次処理対象として繰り返す(S84,S85)。
ここまでの処理により、シーンリスト110において選択されているシーンが使用するコンフィグ、すなわちプリセットビュー120にプリセットの情報が表示されているコンフィグにおいて、いずれかのシーンで使用するプリセットについては、使用フラグがONになる。逆に言えば、使用フラグがOFFであるプリセットは、どのシーンでも使用されていないプリセットである。そこで、ステップS86でこのようなプリセットを削除し、その後残っているプリセットの情報に基づいてプリセットビューの表示を更新する(S87)。この更新処理は、図15のステップS63及びS65と同様なものである。
そして、ステップS88でミキサエンジン10がオンライン状態であれば、ステップS86で削除したプリセットの各々について、そのプリセットを記憶しているミキサエンジン10に、そのプリセットの削除を指示するプリセット削除命令を送出して処理を終了する(S89)。オフライン状態であればそのまま処理を終了する。
以上の処理により、ユーザの指示に応じて、どのシーンも使用していないプリセットを削除することができる。また、ユーザは削除後に残ったプリセットをプリセットビュー120にて容易に確認することができるので、好ましくない削除がなされてしまった場合には、アンドゥ機能により容易に元の状態に戻すことができる。なお、プリセット番号に連番を用いるのであれば、ステップS86の後でプリセットに各部分毎に番号を振り直すと共に、処理対象となった各シーンについて、プリセットの参照関係が変わらないように各プリセット番号を変更するようにするとよい。
また、ここでは選択されているシーンで使用しているコンフィグのみについて削除を行う例について説明したが、これに限られないことは上述の通りである。例えば、ゾーン内の全てのコンフィグについて削除を行うのであれば、ゾーン内のコンフィグに含まれる全てのプリセットについて使用フラグを用意し、シーンデータ群中の全てのシーンを順次対象としてステップS83乃至S85の処理を繰り返すようにすればよい。
また、プリセット削除命令に応じたミキサエンジン10側の処理は図示を省略するが、この処理は単に指示されたプリセットを削除するだけのものでよい。
以上のようなミキサシステムにおいては、信号処理に必要なパラメータを複数の部分に分け、その部分毎のパラメータの値のセットをプリセットとし、信号処理を実行する際には各部分のプリセットを選択的に組み合わせてパラメータ全体のセット(シーン)を得るようにしている。そして、このようにしたことにより、一部のプリセットのみの内容を変更すればよいようなシーンを複数保存する場合には、残りのプリセットについては共通のものを参照するようにすることができるので、シーンの保存に必要なメモリの容量を低減することができる。
複数のミキサエンジンを使用した大掛かりなシステムの場合、シーン全体の大きさは膨大になるし、ミキサエンジン1台のみについて見ても、複雑な信号処理を行わせる場合にはシーンの大きさが大きくなってしまう。従って、このような場合には、上記のように各部分のプリセットを選択的に組み合わせる方式が有効であると考えられる。
また、このようにするとシーンのデータ構成が若干複雑になるが、図8に示したようなシーンメモリ編集画面をPC30のディスプレイに表示させ、この画面においてシーンの呼び出しや保存、および編集等の指示を受け付けるようにしたことにより、ユーザがシーンの内容を認識し易い形で信号処理に使用するシーンの指定や編集を行うことができる。
例えば、シーンリスト110にて各シーンで使用するコンフィグの名称を参照できるし、選択したシーンで使用するコンフィグについての各部分のプリセットの状態をそのすぐ近くのプリセットビュー120にて確認できる。また、その確認を行いながら使用するコンフィグやプリセットを容易に変更することもできる。さらに、整理ボタン107により、不要になったプリセットを容易に判別して削除し、データ容量の低減を図ることもできる。従って、シーンの指定や編集の際の操作性を改善し、ユーザが容易にその作業を行うことができるようになる。
以上で実施形態の説明を終了するが、この発明は以上の実施形態に限定されるものではない。例えば、プリセットデータの区分の仕方は、図5や図7に示したものに限られることはない。複数のミキサエンジンに実行させる音響信号処理に関するシーンは、少なくともミキサエンジン単位で区分されていた方が、各ミキサエンジンへのプリセットデータ転送時の分割が容易であるため好ましい。しかし、このようにすることは必須ではないし、ミキサエンジン内では区分しないようにしてもよい。また、スロットとコンポーネントではなく、別の基準で区分するようにしてもよい。さらに、各ミキサエンジンで区分方式が一致している必要もない。
また、この発明は、上述したようなエリアやゾーンの概念を使用しないミキサエンジンや、他のミキサエンジンと協同的に動作させないミキサエンジンを対象とするパラメータ供給装置についても当然適用可能である。さらに、ミキサエンジン自身に十分な機能を有する操作子や表示器を設けたり、ミキサエンジンにこれらを接続したりすれば、PC30等の制御装置によらず、単独で動作するミキサにも適用可能である。このような場合には、ミキサ自身が音響信号処理装置とパラメータ供給装置の機能を兼ねることになる。
さらにまた、この発明は、ミキサ以外にも電子楽器やシンセサイザ、あるいは音源装置等の他の音響信号処理装置を対象とするパラメータ供給装置に適用することも考えられるし、音響信号以外の信号を処理する任意の信号処理装置を対象とするパラメータ供給装置に適用することも可能である。
また、ミキサシステムの制御装置やパラメータ供給装置として、PC30ではなく専用の制御装置やパラメータ供給装置を用いてもよい。その他にも、画面の表示形式やデータ形式あるいは処理内容、ハードウェア構成等について、適宜必要な変更を加えることが可能である。
以上の説明から明らかなように、この発明のパラメータ供給装置及びプログラムによれば、音響信号処理装置の信号処理部が実行する音響信号処理の信号処理構成及びその音響信号処理を実行する際に使用するパラメータの値を、効率良く指定できるようにすることができる。従って、この発明を利用すれば、操作性が高い音響信号処理装置や音響信号処理システムを提供することができる。
この発明のパラメータ供給装置が信号処理構成及びパラメータを供給する音響信号処理装置の一例であるミキサエンジンの構成を示すブロック図である。 図1に示したミキサエンジンを複数接続して構成したミキサシステムの構成例を示す図である。 図2に示したPCのディスプレイに表示させる信号処理構成の編集画面の例を示す図である。 この発明に関連するデータのうち、PC側に記憶させるデータの構成の一部を示す図である。 同じく別の一部を示す図である。 この発明に関連するデータのうち、ミキサエンジン側に記憶させるデータの構成の一部を示す図である。 同じく別の一部を示す図である。 図2に示したPCのディスプレイに表示させるシーンメモリ編集画面の例を示す図である。 同じくメイン画面の例を示す図である。 ゾーンZiにおけるシーンjの保存指示を受けた場合に図2に示したPCのCPUが実行する処理のフローチャートである。
図10に示した処理の別の例を示すフローチャートである。 ゾーンZiにおけるシーンjの呼び出し指示を受けた場合に図2に示したPCのCPUが実行する処理のフローチャートである。 シーンj呼出命令を受信した場合に図1に示したミキサエンジンのCPUが実行する処理のフローチャートである。 シーンリスト中でシーンjが選択された場合に図2に示したPCのCPUが実行する処理のフローチャートである。 同じくゾーンZi中のシーンjのコンフィグ変更が指示された場合にPCのCPUが実行する処理のフローチャートである。 同じくゾーンZi中のシーンjのプリセット変更が指示された場合にPCのCPUが実行する処理のフローチャートである。 同じく不使用プリセットの削除が指示された場合にPCのCPUが実行する処理のフローチャートである。
符号の説明
10…ミキサエンジン、11…CPU、12…フラッシュメモリ、13…RAM、14…表示器、15…操作子、16…制御ネットI/O、17…MIDII/O、18…その他I/O、19…波形I/O、20…DSP、21…音楽ネットI/O、22…システムバス、30…PC、40…CAD画面、100…シーンメモリ編集画面、107…整理ボタン、110…シーンリスト、111…シーン番号表示欄、112…シーン名表示欄、113…コンフィグ名表示欄、114,125…カーソル、115,126…スクロールバー、120…プリセットビュー、121…エンジン名表示部、122…プリセット区分表示部、123…プリセット名表示部、124…ラジオボタン、124a…マーク、200…メイン画面、A…コンポーネント、B…出力端子、C…入力端子、D…結線

Claims (8)

  1. 音響信号処理装置の信号処理部が実行する音響信号処理の信号処理構成及びその音響信号処理を実行する際に使用するパラメータの値を前記音響信号処理装置に供給するパラメータ供給装置であって、
    前記信号処理構成の内容を示す構成データを複数記憶する構成記憶手段と、
    前記各構成データと対応させて、該構成データが示す信号処理構成に係る音響信号処理を実行する際に使用するパラメータの値を、複数の部分からなる動作データとして、各部分毎に複数記憶するパラメータ記憶手段と、
    前記構成データの1つを指定する第1の指定データと、前記第1の指定データが指定する構成データと対応する動作データの中から前記各部分毎に使用する動作データを指定する第2の指定データとを含む1又は複数のシーンを記憶するシーン記憶手段と、
    表示手段に、シーンリストとして、前記シーン記憶手段に記憶している各シーンの識別情報と共にその各シーンに含まれる第1の指定データが示す構成データの識別情報を表示させる第1の表示制御手段と、
    前記シーンリスト中のシーンの選択を受け付けるシーン選択受付手段と、
    前記表示手段に、前記シーンリストにおいて選択されているシーンに係る第1の指定データが指定する構成データと対応する動作データのセットについて、前記各部分毎の選択候補を、前記選択されているシーンに係る第2の指定データが指定する選択候補を他の選択候補と区別できるように表示するプリセット表示画面を表示させる第2の表示制御手段と、
    前記シーンのうち内容を前記音響信号処理に反映させるシーンの指定を受け付け、前記音響信号処理装置に、その指定されたシーン中の各指定データが指定する構成データと動作データとに従った音響信号処理を実行させるデータ供給手段とを設けたことを特徴とするパラメータ供給装置。
  2. 請求項1記載のパラメータ供給装置であって、
    前記シーンリストにおいて、前記選択されているシーンに係る第1の指定データの変更指示を受け付ける手段と、
    該手段が変更指示を受け付けた場合に、その指示に応じて前記第1の指定データを更新すると共に、前記プリセット表示画面の表示を、変更後の第1の指定データが指定する構成データと対応する動作データの表示に変更させる手段とを設けたことを特徴とするパラメータ供給装置。
  3. 請求項1記載のパラメータ供給装置であって、
    前記プリセット表示画面において前記選択候補の選択を受け付ける手段と、
    該手段が選択を受け付けた場合に、その選択に応じて、前記シーンリストにおいて選択されているシーンに係る前記第2の指定データの内容を、選択された選択候補を指定するものに変更する手段とを設けたことを特徴とするパラメータ供給装置。
  4. 請求項1記載のパラメータ供給装置であって、
    前記動作データの選択候補のうち使用されていないものを消去する指示を受け付ける手段と、
    該手段が指示を受け付けた場合に、その指示に応じてどのシーンに係る第2の指定データも指定していない選択候補を消去する手段とを設けたことを特徴とするパラメータ供給装置。
  5. コンピュータを、音響信号処理装置の信号処理部が実行する音響信号処理の信号処理構成及びその音響信号処理を実行する際に使用するパラメータの値を前記音響信号処理装置に供給するパラメータ供給装置として機能させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、前記信号処理構成の内容を示す構成データを複数記憶する構成記憶手段と、
    前記各構成データと対応させて、該構成データが示す信号処理構成に係る音響信号処理を実行する際に使用するパラメータの値を、複数の部分からなる動作データとして、各部分毎に複数記憶するパラメータ記憶手段と、
    前記構成データの1つを指定する第1の指定データと、前記第1の指定データが指定する構成データと対応する動作データの中から前記各部分毎に使用する動作データを指定する第2の指定データとを含む1又は複数のシーンを記憶するシーン記憶手段と、
    表示手段に、シーンリストとして、前記シーン記憶手段に記憶している各シーンの識別情報と共にその各シーンに含まれる第1の指定データが示す構成データの識別情報を表示させる第1の表示制御手段と、
    前記シーンリスト中のシーンの選択を受け付けるシーン選択受付手段と、
    前記表示手段に、前記シーンリストにおいて選択されているシーンに係る第1の指定データが指定する構成データと対応する動作データのセットについて、前記各部分毎の選択候補を、前記選択されているシーンに係る第2の指定データが指定する選択候補を他の選択候補と区別できるように表示するプリセット表示画面を表示させる第2の表示制御手段と、
    前記シーンのうち内容を前記音響信号処理に反映させるシーンの指定を受け付け、前記音響信号処理装置に、その指定されたシーン中の各指定データが指定する構成データと動作データとに従った音響信号処理を実行させるデータ供給手段として機能させるためのプログラム。
  6. 請求項5記載のプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記シーンリストにおいて、前記選択されているシーンに係る第1の指定データの変更指示を受け付ける手段と、
    該手段が変更指示を受け付けた場合に、その指示に応じて前記第1の指定データを更新すると共に、前記プリセット表示画面の表示を、変更後の第1の指定データが指定する構成データと対応する動作データの表示に変更させる手段として機能させるためのプログラムを更に含むことを特徴とするプログラム。
  7. 請求項5記載のプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記プリセット表示画面において前記選択候補の選択を受け付ける手段と、
    該手段が選択を受け付けた場合に、その選択に応じて、前記シーンリストにおいて選択されているシーンに係る前記第2の指定データの内容を、選択された選択候補を指定するものに変更する手段として機能させるためのプログラムを更に含むことを特徴とするプログラム。
  8. 請求項5記載のプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記動作データの選択候補のうち使用されていないものを消去する指示を受け付ける手段と、
    該手段が指示を受け付けた場合に、その指示に応じてどのシーンに係る第2の指定データも指定していない選択候補を消去する手段として機能させるためのプログラムを更に含むことを特徴とするプログラム。
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