JPH07334358A - 手順編集装置 - Google Patents

手順編集装置

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JPH07334358A
JPH07334358A JP6123749A JP12374994A JPH07334358A JP H07334358 A JPH07334358 A JP H07334358A JP 6123749 A JP6123749 A JP 6123749A JP 12374994 A JP12374994 A JP 12374994A JP H07334358 A JPH07334358 A JP H07334358A
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JP
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editing
component
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JP6123749A
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Katsumi Narimatsu
克己 成松
Masaru Araki
大 荒木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複雑な手順の編集が容易な手順編集装置を提
供する。 【構成】 編集手段1によって複数のブロックを含む手
順を編集し、手順を表す手順データ3を保持する。登録
手段4によって手順の全部又は一部を部品として登録す
る。呼出手段6によって部品を手順中に単一のブロック
として呼出す。展開手段10によって、部品を含む手順
の手順データ3を、部品を含まない手順データである実
行形式手順データ9に展開する。定義手段7によって、
各ブロックの動作の詳細を定義する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手順を編集する手順編
集装置に関するもので、特に、エキスパートシステムの
知識ベースの編集に適したものに係る。
【0002】
【従来の技術】エキスパートシステムは、熟練技術者の
ノウハウを知識ベース化することにより、熟練技術者す
なわち領域専門家が行ってきた知的な問題解決の一部あ
るいはすべてを計算機で肩代わりすることを目的として
いる。エキスパートシステムは、診断・計画・設計・制
御といった諸分野において、意思決定の代行機能として
の役割を担うことが期待される。
【0003】エキスパートシステムを開発するために
は、専門家の推論の道筋である問題解決過程の全部又は
一部をモデル化する作業が必要となる。この作業では、
問題解決フローチャートの単位となる処理を基本タスク
と、基本タスク間の実行順序を表す制御リンクとを組み
合わせたフローチャート形式の手順として問題解決知識
を記述し、専門家の問題解決過程を表現することが有効
である。そして、フローチャートの実行時には、制御リ
ンクを辿りながら、プログラムのうち、基本タスクに相
当する部分順次実行すればよい。手順編集装置は、知識
ベースなどの手順の編集を支援する装置である。
【0004】図53に、従来の手順編集装置の機能ブロ
ック図を示す。この装置は、スケジューリング向けエキ
スパートシステムの知識ベースの編集に用いられるもの
で、スケジューリング問題解決のためのフローチャート
を作成する。スケジューリング問題は、与えられたジョ
ブに対して機械などのリソースと時間を割り付ける問題
である。
【0005】この装置では、変種手段21を用いてフロ
ーチャート形式の手順を編集できる。すなわち、手順は
数種類の基本タスクを用いて作成し(図54)、各基本
タスクからは、そのタスクでの処理の成功時にはブロッ
クの下側のリンクの先のタスクへ、失敗時にはブロック
の右側のリンクの先のタスクに制御が移る(図55)。
【0006】各タスクの諸元はタスクデータ22として
保持され、また、編集された手順の内容は手順データ2
3として保持される。そして、この装置は、マルチウイ
ンドウによって手順を表示する表示手段24(インタフ
ェースシステム)を備え、編集用のウインドウ0501
(図56)でボタン0502をクリックすると、基本タ
スクの種類がメニュー表示される(図57)。ユーザ
は、使用する基本タスクを選択して表示させ、図形間を
リンクで接続してフローチャートを作成する(図5
8)。
【0007】編集後、定義手段25によって、ウインド
ウ0801(図59)を用いて各基本タスクの動作の詳
細を定義する(図60,61)。なお、詳細定義時に入
力したブロック名はフローチャートに表示される(図6
2)。
【0008】作成したフローチャートは所定の操作によ
って(図63)外部記憶装置26に保存でき、保存され
るフローチャートのデータは所定の形式で表される(図
64) 作成したフローチャートの手順データ23は、実行手段
8が実行する。フローチャートの実行は、リンク及び処
理結果に応じた順序で基本タスクを実行すればよい。ま
た、実行手段8は、その処理系に、各基本タスクに対応
する関数を持っており、詳細定義内容を引数としてこれ
ら関数を呼出すことによって手順を実行する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術では、基本タスクの単位に比べて解くべ
き問題や手順が複雑化すると、基本タスクと詳細定義項
目の数が増大する。このため、手順の内容理解が困難に
なるという問題が存在する。また、同一の処理を複数箇
所で行うときも、同一部分を繰り返し記述するという煩
雑な手順が必要という問題がある。
【0010】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたもので、その目的は、複雑
な手順の編集が容易な手順編集装置を提供することであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の手順編集装置は、複数のブロックを含む
手順を編集するための編集手段と、前記手順の全部又は
一部を部品として登録するための登録手段と、前記部品
を手順中に単一のブロックとして呼出すための呼出手段
と、部品を含む手順を、部品を含まない手順に展開する
展開手段と、を有することを特徴とする。
【0012】また、請求項2の発明は、請求項1記載の
手順編集装置において、前記各ブロックの動作の詳細を
定義する定義手段を有し、前記登録手段は、部品に含ま
れる各ブロックの前記詳細をも登録するように構成され
たことを特徴とする。
【0013】また、請求項3の発明は、請求項2記載の
手順編集装置において、前記定義手段は、前記部品とし
て登録しようとする各ブロックの前記定義の項目のうち
所望の項目の定義を保留し、保留された項目を含む部品
が呼出された場合、当該項目を部品であるブロックの項
目として定義するように構成されたことを特徴とする。
【0014】また、請求項4の発明は、請求項3記載の
手順編集装置において、前記定義手段は、前記定義を行
う際に、定義すべき各項目を表示装置に表示し、いずれ
かの項目について前記保留を指定する所定の操作が行わ
れた場合に、当該項目について保留を表す所定の表示を
行い、前記登録手段は、定義終了時に前記表示が行われ
ている項目について定義を保留して前記登録を行うよう
に構成されたことを特徴とする。
【0015】また、請求項5の発明は、請求項2記載の
手順編集装置において、前記定義手段は、部品中のブロ
ックについて保留される複数の項目と、これら項目を代
表する部品の一の項目との関係が指定され、当該部品が
呼出され、かつ、前記一の項目について詳細が定義され
た場合に、当該定義の内容を前記複数の項目の定義に引
用するように構成されたことを特徴とする。
【0016】
【作用】上記のような構成を有する本発明は、次のよう
な作用を有する。すなわち、請求項1の発明では、手順
のうち、複数のブロックを含む所望の部分を部品として
登録し、この部品を単一のブロックとして手順上に呼出
して配置できる。このため、機能上のまとまりのある複
数のブロックを単一のブロックとして扱い、階層的な手
順の編集が可能になる。このため、複雑な手順の編集・
理解が容易になる。また、登録された部品は手順の他の
部分や他の手順上に何度でも配置して利用できるので、
手順の部分的再利用が容易になる。
【0017】また、請求項2の発明では、前記定義手段
によって、各ブロックの動作の詳細を自由に定義できる
ので、少ない種類のブロックによって多様な手順を作成
することができる。
【0018】また、請求項3の発明によれば、呼出しの
目的によって異なる定義の項目は、登録時に定義を保留
し、手順を呼出すときに、再利用の用途に応じた定義が
できる。このため、応用性の高い有意義な部品を作成
し、そのような部品をさらに最適化して再利用できる。
また、保留された項目は、部品中のどのブロックの項目
かとは無関係に、部品であるブロックの項目として定義
できる。このため、部品を呼出して再利用する場合に、
部品を、部品でないブロックと同様に把握・操作でき
る。したがって、大規模な手順を、部品を用いて階層的
に作成する場合も、手順全体の理解・編集やデバックが
容易になる。
【0019】また、請求項4の発明では、前記定義を行
う際に、表示装置に表示されている各項目について、マ
ウスによるクリックなど、所定の操作を行うのみで保留
を行えるので、操作性が向上する。
【0020】また、請求項5の発明では、代表する一の
項目の詳細定義を行うだけで、引用により、ブロックの
複数の項目について定義が行われる。このため、部品の
呼出しの際に、同じ内容の詳細定義を項目ごとに繰り返
す無駄な操作が不要となる。
【0021】
【実施例】次に、本発明の実施例について、図面に従っ
て具体的に説明する。なお、実施例はコンピュータ上に
実現され、実施例の各機能は、このコンピュータを所定
の手順(プログラム)が制御することで実現される。
【0022】なお、本明細書における各「手段」は、実
施例の各機能に対応する概念的なもので、必ずしも特定
のハードウェアやソフトウェア・ルーチンに1対1には
対応しない。例えば、同一のハードウェア要素が、ある
命令を実行するときにある手段となり、別の命令を実行
するときは別の手段となりうる。また、一つの手段が、
わずか1命令によって実現される場合もあれば、多数の
命令によって実現される場合もある。
【0023】したがって、本明細書では、以下、実施例
の各機能を有する仮想的回路ブロック(手段)を想定し
て実施例を説明する。但し、コンピュータの使用は一例
であり、本発明の機能の全部又は一部は、可能ならば、
カスタムチップ(専用の集積回路)のような電子回路上
に実現してもよい。
【0024】実施例で用いるコンピュータは、一般に
は、CPUとRAM(随時読出書込型記憶素子)からな
る主メモリ(主記憶装置)を有する。また、コンピュー
タは、マイクロコンピュータ・パーソナルコンピュータ
・スモールコンピュータ・ワークステーション・メイン
フレームなど、いかなる規模のものを用いてもよい。
【0025】また、前記コンピュータのハードウェア
は、典型的には、キーボードやマウスなどの入力装置
と、ハードディスク装置などの外部記憶装置と、CRT
表示装置やプリンタ印字装置などの出力装置と、必要な
入出力制御回路を含む。
【0026】但し、前記コンピュータのハードウェア構
成は自由であり、本発明が実施できる限り、上記の構成
要素の一部を追加・変更・除外してもよい。例えば、実
施例は、複数のコンピュータを接続したコンピュータネ
ットワーク上に実現してもよい。また、CPUの種類は
自由であり、CPUを複数同時に用いたり、単一のCP
Uをタイムシェアリング(時分割)で使用し、複数の処
理を同時平行的に行ってもよい。また、他の入力装置
(例えば、タッチパネル・ライトペン・トラックボール
などのポインティングデバイスや、デジタイザ・イメー
ジ読取装置やビデオカメラなどの画像入力装置・音声識
別装置・各種センサなど)を用いてもよい。また、他の
外部記憶装置(例えば、フロッピーディスク装置・RA
Mカード装置・磁気テープ装置・光学ディスク装置・光
磁気ディスク装置・バブルメモリ装置・フラッシュメモ
リなど)を用いてもよい。また、他の出力装置(例え
ば、液晶表示装置・プラズマディスプレイ装置・ビデオ
プロジェクター・LED表示装置・音響発生回路・音声
合成回路など)を用いてもよい。
【0027】また、前記コンピュータにおいて実施例を
実現するためのソフトウェアの構成としては、典型的に
は、実施例の各機能を実現するためのアプリケーション
プログラムが、OS(オペレーティングシステム)上で
実行される態様が考えられる。また、実施例を実現する
ためのプログラムの態様としては、典型的には、高級言
語やアセンブラからコンパイル(翻訳)された機械語が
考えられる。但し、前記コンピュータのソフトウェア構
成も自由であり、本発明が実施できる限り、ソフトウェ
ア構成を変更してもよい。例えば、必ずしもOSを用い
る必要はなく、また、プログラムの表現形式も自由であ
り、BASICのようなインタプリタ(逐次解釈実行
型)言語を用いてもよい。
【0028】また、プログラムの格納態様も自由であ
り、ROM(読出し専用メモリ)に格納しておいてもよ
く、また、ハードディスク装置のような外部記憶装置に
格納しておき、コンピュータの起動時や処理の開始時に
主メモリ上にロード(読み込み)してもよい。また、プ
ログラムを複数の部分に分割して外部記憶装置に格納し
ておき、処理内容に応じて必要なモジュールのみを随時
主メモリ上にロード(読み込み)してもよい。さらに、
プログラムの部分ごとに異なった態様で格納してもよ
い。
【0029】また、実施例に示す手順の各ステップは、
本発明の目的を達成できる限り、実行順序を変更したり
平行処理してもよい。また、各ステップは、毎回異なる
順序で実行してもよい。このような順序の変更は、例え
ば、ユーザが実行可能な処理を選択するなどメニュー形
式のインターフェース手法によって実現することができ
る。
【0030】また、本明細書における「入力」は、本来
の情報の入力のみならず、情報の入力と密接に関連する
他の処理を含む。このような処理は、例えば、入力内容
のエコーバックや修正・編集である。また、本明細書に
おける「出力」は、本来の情報の出力のみならず、情報
の出力と密接に関連する他の処理を含む。このような処
理は、例えば、出力すべき範囲の入力や、画面スクロー
ルの指示である。なお、対話的入出力手順によって入力
と出力を一体的操作によって実現してもよく、このよう
な一体的操作によって、選択・指定・特定などの処理を
行ってもよい。
【0031】また、本明細書におけるデータ(情報)や
データの格納手段は前記コンピュータ上においていかな
る態様で存在してもよい。例えば、データは、いかなる
ハードウェア要素上に(例えば、主記憶装置・外部記憶
装置・CPUのレジスタやキャッシュメモリなど)格納
してもよい。また、データの保持態様も自由である。例
えば、データは、ファイル形式で保持されるのみなら
ず、メモリやディスクなどの記憶装置を物理的アドレス
で直接アクセスすることによって実現してもよい。ま
た、データの表現形式も自由で、例えば、文字列を表す
コードの単位は、文字単位でも単語単位でもよい。ま
た、データの保持時間の長短は自由で、必要な間だけ保
持されその後消滅してもよい。また、辞書データのよう
に当面変更されない情報は、ROMに格納してもよい。
【0032】また、本明細書における特定の情報への言
及は確認的なもので、言及されない自明の情報の存在を
否定するものではない。例えば、ディスク上のあるファ
イルに言及した場合は、FAT(ファイルアロケーショ
ンテーブル)やディレクトリの存在は自明の事項として
省略する。また、本発明の動作では、動作に必要な一般
的な情報、例えば、各種ポインタ、カウンタ、フラグ、
パラメータ、バッファなどが適宜用いられる。
【0033】実施例の各部分が処理に要する情報は、特
に記載がない場合、当該情報を保持している他の部分か
ら獲得される。このような情報の獲得は、例えば、当該
情報を格納している変数やメモリをアクセスすることに
よって実現することができる。なお、情報の消去・抹消
は、当該情報の内容自体を必ずしも記憶領域から現実に
削除せず、消去フラグの設定など情報の修飾によって行
うことができる。
【0034】(1)実施例の構成 本実施例は、前記手順として、スケジューリング問題を
解決する手順である知識ベースを編集する知識ベース編
集装置である。また、本実施例の目的は、複雑な手順の
編集・理解が容易な知識ベース編集装置を提供すること
である。また、本実施例の他の目的は、少ない種類のブ
ロックによって多様な手順を作成できる知識ベース編集
装置を提供することである。本実施例のさらに他の目的
は、操作性に優れた知識ベース編集装置を提供すること
である。
【0035】図1は、本装置の構成を示す機能ブロック
図である。本装置は、この図に示すように、複数のブロ
ックを含む手順を編集するための編集手段1を有する。
本装置における手順はフローチャート形式で表され、ブ
ロックの最小単位を基本タスク(又はタスク)と呼ぶ。
基本タスクの種類は、オーダー選択、ジョブ選択、ジョ
ブ配置、ジョブ外し及び条件分岐である。基本タスクの
種類ごとの動作や表示用の図形など、基本タスクに関す
る情報はタスクデータ2として保持されている。図2は
タスクデータ2の例を示す。各タスクのタスクデータ2
は、それぞれ、基本タスク名、基本タスクブロック図
形、実行関数、詳細定義項目リストとを含む。
【0036】また、各基本タスクは、ここではすべて二
つの出力(処理終了後の制御の飛び先)を持ち、処理結
果が成功か失敗かに応じて次の動作が選択されるように
なっている。成功時にはブロックの下側の出力先のタス
クに、失敗時にはブロックの右側の出力先のタスクに、
それぞれ制御が移る(図3)。例えば、基本タスクが条
件分岐の場合、条件を満たす場合に成功、満たされない
場合に失敗として制御が分岐する。
【0037】編集された手順は手順データ3として保持
される(図1)。
【0038】また、本装置は、前記手順の全部又は一部
を部品として登録するための登録手段4を有し、登録さ
れた部品の内容は部品データ5として保持される。ま
た、本装置は、登録された部品を手順中に単一のブロッ
クとして呼出すための呼出手段6を有する。本実施例で
は、複数の基本タスクを部品として登録・呼出するのみ
ならず、複数の部品をさらに部品として登録することも
できる。
【0039】また、本装置は、各ブロックの動作の詳細
を定義する定義手段7を有する。部品についても、定義
された詳細の内容は、部品データ5の一部として登録さ
れ、呼出される。
【0040】また、本装置は、手順を実行する実行手段
8を有する。実行手段8は、それぞれの基本タスクに対
応する関数を持っている(図2)。そして、手順を実行
する際には、手順で表記された順番に、基本タスクごと
の関数をコールする。関数をコールする時には、関数の
引数として、実行の詳細を決定する詳細定義を与える。
したがって、実行手段8が直接実行できるのは、基本タ
スクのみによって構成された手順である。以下、基本タ
スクのみによって構成された手順を実行形式の手順と呼
ぶ。
【0041】この実行形式の手順を得るため、本装置
は、前記部品を含む前記手順を、前記部品を含まない実
行形式の手順データ9に展開する展開手段10を有する
(図1)。また、本装置は、手順をフローチャート形式
で表示するための表示装置11と、手順データなどの各
種データを保存するための外部記憶装置12とを有す
る。
【0042】また、本装置における入出力はマルチウイ
ンドウを用いて行われ、各ウインドウにおいてその時点
で選択可能な事項は、グラフィックシンボルで描かれた
ボタン(以下単に「ボタン」という)を、図示しないマ
ウスのカーソルでポイントし、マウスのスイッチをクリ
ックすることによって選択できる。
【0043】(2)実施例の作用 [手順の編集]まず、ユーザは、編集手段1を通じて、
複数のブロックを含む手順を編集する。ここでは、手順
の編集は、基本タスクのブロックを、ブロック間の実行
順序を表すリンク(矢印)で接続することによって行
う。
【0044】図4は、編集用のウインドウ1801を示
す。すなわち、ウインドウ1801では、通常の手順を
編集する場合は、モード設定用のボタン1802によっ
て「ルートフローチャート」を選択し、部品として登録
する手順を編集する場合は、モード設定用のボタン18
02によって「部品」を選択する。ルートフローチャー
トを選択した状態で、基本タスクのメニュー表示用のボ
タン1803をクリックすると、図5のように基本タス
クの種類がメニュー表示される。
【0045】このメニューの所望の欄をポイントするこ
とによって順次基本タスクを選択でき、選択された基本
タスクは、所定の表示用の図形(ブロック)によってウ
インドウ1801内に表示される。図形の位置はマウス
でポイントしドラッグ(引っ張る)することによって自
由に変更でき、所望の位置に配置した図形間をリンクで
接続することによって手順が完成する(図6)。図6の
手順は、ジョブ選択、ジョブ配置という2種類の基本タ
スクを含む。
【0046】[詳細定義]また、手順の完成後又は作成
中に、ユーザは、定義手段7を通じて、各基本タスクの
動作の詳細を定義する。この詳細定義は、例えば、タス
クデータ2に含まれる選択可能な条件について、いずれ
かの選択肢を選択することで行われ、本実施例では、詳
細定義用のウインドウ2101で行う(図7)。
【0047】ここでは、「選択」タスクについて、選択
条件を無条件に、比較条件を着手可能時刻の早いものと
する(図8)。なお、このウインドウの欄2103(図
7)で、基本タスクを用いたブロックにブロック名を設
定できる(図8)。この名称は、同種の基本タスクが複
数同時に使用されたときの識別を行い、また、ユーザに
よるコメントの役割も果たす。なお、ここでは、「配
置」基本タスクについては、配置方向を前詰め、配置方
法を通常配置とする(図9)。
【0048】詳細定義の後で、設定用のボタン2102
(図7〜9)をクリックすると、詳細定義の内容が手順
データ3に加入され、設定されたブロックの名称が基本
タスクの図形の傍らに表示される(図10)。なお、登
録手段4は、部品に含まれる各ブロックの詳細定義をも
部品データ5の一部として登録する。
【0049】なお、手順データ3は、ブロック相互の識
別用ID、コメント、基本タスク名又は部品名、詳細定
義を記録した詳細定義テーブル、処理内容が成功した場
合に実行すべきブロックのID、処理内容が失敗した場
合に実行すべきブロックのID、表示位置のリストで構
成され、編集及び詳細定義の度に更新される。
【0050】編集した手順の手順データ3は外部記憶装
置12に登録して保存できる。すなわち、ウインドウ1
801上でフローチャート登録用のボタン1805をク
リックすると(図4)、図11のようなフローチャート
登録用のウインドウ2501が表示される。ここで、手
順名を入力し、登録ボタン2502をクリックすると、
手順データ3が外部記憶装置12に格納される。図12
は、図10の手順に対応する手順データ3を示す。
【0051】[部品を用いた編集の例]次に、部品を用
いた編集の例を示す。すなわち、上記の例(図10,図
12)のスケジューリングの内容は、着手可能時刻の早
いジョブから前詰めで配置するという単純な例である。
しかし、現実のスケジューリング問題で必要とされる複
雑な手順も、本実施例によれば、次のように容易に編集
することができる。
【0052】以下の例は、上記の例よりも複雑なもの
で、機械加工ジョブのスケジューリングである。ジョブ
の内容は、前工程で準備された材料を巻き線機械にか
け、発電機用のコイルを巻くことで、このジョブの1カ
月間のスケジューリングを行う。
【0053】このスケジューリングでは、次の3つの条
件に従うものとする。 各ロット(生産単位)は、前工程からの材料の上がり
日から、納期までの間に加工が行われなければならない
が、やむをえずその間に作業できない場合は納期より後
のなるべく早い日に行う。 製品のサイズが大きいと保管に手間がかかるため、大
型のコイルは極力納期に近い時期に組み立てを行う。 製品は十数本単位で発注され、それを2本〜3本の基
準ロット数でロット分割してあるが、基本的にはオーダ
ー単位で連続してスケジュールする。時間の余りがあれ
ば分割されたロット単位でばらばらにスケジュールを行
う。
【0054】これらの条件に従い、スケジューリングの
手順の概略は、次の通りとする。◎ 1.まず、当月納期のオーダーを配置する。 1-1.製品の大きい順に選択し、後詰めで配置する。 1-2.配置できなかったオーダーについて分割したロット
ごとに製品の大きい順に選択し、後詰めで配置する。 1-3.それでも配置できなかったものは、納期後方に強制
配置する。 2.当月納期でないものの配置を行う。 2-1.オーダー単位で製品の小さい順で選択し、前詰めで
配置する。 2-2.分割ロット単位で製品の小さい順に選択し、前詰め
で配置する。
【0055】ここでは、部品「ロット単位で強制配置す
る」(1-3.に相当)及び部品「オーダー単位で配置した
後、ロット単位で配置する」(1-2.と1-2.、2-1.と1-3.
のそれぞれに相当)を作成・登録し、登録したこれら部
品を呼出して手順を編集する。
【0056】[部品の登録]まず、ユーザは、編集手段
1によって、部品として登録すべき手順を編集して作成
する。ここで、ウインドウ1801(図4)のボタン1
802で部品編集モードを選択すると、図13のような
手順を作成することができる。この手順の特徴は、開
始、終了のタスク(図6)に代えて、制御の入口を表す
ブロックである「入力」と、制御の出口を表すブロック
である「出力」が用いられることである。
【0057】次に、定義手段7によって、この手順で用
いた各基本タスクの詳細定義を行う。なお、この際、ユ
ーザは、部品として登録しようとする各ブロックの定義
項目のうち指定する項目の定義を保留できる。そして、
ユーザは、保留された項目を含む部品を呼出したとき
に、定義手段7を用いて、当該項目を部品であるブロッ
クの項目として定義することができる。
【0058】また、ユーザが保留する項目を容易に指定
できるようにするため、本実施例では、定義手段7が、
定義を行う際に、定義すべき各項目を表示装置11に表
示し、いずれかの項目について保留を指定する所定の操
作が行われた場合に、当該項目について保留を表す所定
の表示を行う。
【0059】すなわち、ウインドウ1801のモードが
部品編集モードの場合、詳細定義用のウインドウとして
は、図14に示すような詳細定義用のウインドウが表示
される。このウインドウの特徴は、各項目にチェック欄
が設けられていることである。
【0060】ユーザは、保留する項目があるときは、当
該項目のチェック欄をクリックすればよい。クリックさ
れたチェック欄には所定のマークが表示され、その項目
は部品の詳細定義の項目として扱われる。
【0061】例えば、「選択」基本タスクの詳細定義を
図15のように設定し、2つの項目とも、部品の項目と
してチェックし、保留する。同様に、「配置」基本タス
クの詳細定義を図16のように設定する。ここで作成し
ようとする部品は強制配置の部品であるから、配置方法
は常に強制配置であり、部品登録の前に設定してよい。
一方、配置方向は、部品利用時に設定すべき詳細定義項
目として保留しておく。
【0062】以上のように詳細定義を行った後、ユーザ
は、登録手段4によって、手順を部品として登録する。
なお、ユーザは、作成した手順の一部を部品として指定
することもできる。
【0063】部品を登録しようとする場合、ウインドウ
1801の部品化用のボタン1806をクリックすると
(図4)、図17に示す部品化用のウインドウ3101
が表示される。ウインドウ3101において、部品化登
録ボタン3106をクリックすることにより、この手順
のデータ3が部品データ5として登録される。
【0064】このウインドウ3101では、部品の項目
として保留された詳細定義項目が表示され、部品登録に
おいて、これら項目は部品データ5中に登録される。
【0065】図18は、登録される部品データ5の例で
あり、部品中の基本タスクにおいて保留される項目に対
しては、自動的に変数が与えられている。一方、同じ変
数が部品全体の詳細定義項目に設定されており、この変
数によって、部品全体の詳細定義項目と、部品中の各基
本タスクの詳細定義項目との対応関係が確保される。
【0066】次に、他の一つの部品を示す(図19)。
ところで、ユーザは、定義手段7による詳細定義の際
に、部品中のブロックについて保留される複数の項目
と、これら項目を代表する部品の一の項目との関係を指
定しておくことができる。このように指定された場合、
当該部品が呼出され、かつ、前記一の項目について詳細
が定義されると、当該定義の内容が前記複数の項目の定
義に自動的に引用される。このようにすれば、部品呼出
し時、同じ詳細定義の入力をタスクごとに繰り返す必要
がない。
【0067】すなわち、図19の3つの「選択」タスク
では、選択条件、比較条件が全て同じとする。そして、
部品化用のウインドウ3101(図20)において、詳
細定義項目の追加用のボタン3103をクリックする
と、当該部品の詳細定義項目が1つずつ増設され、その
内容は自由に設定できる。この操作を繰り返し、図21
のように、変数を用いて詳細定義を設定する。
【0068】次に、同じ変数を用いて、各基本タスクブ
ロックの詳細定義を行う。同じ変数の使用が、保留され
る複数の項目とこれら項目を代表する部品の一の項目と
の関係を指定する役割を果たす。ここで、図22は「オ
ーダーを選択する」タスクブロックの詳細定義、図23
は「ロットを選択する」タスクブロックの詳細定義、図
24は「選択したロットを配置する」タスクブロックの
詳細定義、図25は「オーダー配置失敗」タスクブロッ
クの詳細定義、図26は「ロット単位で選択する」タス
クブロックの詳細定義、図27は「ロットを配置する」
タスクブロックの詳細定義を示す。
【0069】以上のように編集・詳細定義された部品の
部品データ5は、図28のようになる。そして、部品の
呼出し時には、部品の詳細定義項目の3つの各変数に定
義内容を設定すれば、部品に含まれる各基本タスクの複
数の詳細定義に、定義内容が共通に引用される。
【0070】[部品の呼出し]以上のように登録された
部品は、呼出手段6によって、手順中に単一のブロック
として呼出すことができる。すなわち、ウインドウ18
01のモードをルートフローチャート編集モードにし
(図4)、部品メニューボタン1804をクリックする
と、登録済みの部品が基本タスクと同様にメニュー表示
される(図29)。この中から、編集したい部品を順次
選択すると、選択された部品が手順中にブロックとして
配置される(図30)。
【0071】なお、このように呼び出された部品の詳細
定義のウインドウを、図31,図32,図33に示す。
また、図34は、以上のように部品を用いた手順データ
3の例で、このように生成された手順データ3や部品デ
ータ5は外部記憶装置12に格納することができる。
【0072】[展開と実行]実行形式の手順データの具
体的なフォーマットは実行処理用の処理系によって様々
なものが考えられる。ここでは、基本タスクのみによっ
て構成された手順データは実行可能であることを前提と
する。この場合、図12の手順データ3は部品ブロック
を含まないので、そのまま実行形式として扱うことがで
きる。
【0073】一方、部品を含んだ手順データ3を実行す
るときは、展開手段10によって、部品を含む前記手順
を、部品を含まない手順に展開する必要がある。この展
開は、部品データ3に基づいて部品を基本タスクに展開
し、基本タスクのみによって構成された手順を生成する
ことによって行うことができる。
【0074】すなわち、ウインドウ1801に手順を表
示した状態で、実行形式作成ボタン1807をクリック
すると、図35のフローチャートに示す手順が実行され
る。
【0075】すなわち、手順中に含まれる部品のIDや
名称を所定のリスト形式のデータ(部品展開リスト)に
登録する(ステップ1/図36)。ここでは、3つの部
品ブロックが含まれているため、部品展開リストには3
つのブロックが入る。
【0076】そして、部品展開リストが空になるまで
(ステップ2)、部品展開リストの中の部品を1つずつ
取り出し、当該部品の部品名を変数A、IDを変数Nに
格納する(ステップ3)。ここではIDが“2”のもの
を取り出し、図37の状態となる。
【0077】次に部品Aに該当する部品データ5を読み
込み、部品中のブロックごとに固有のIDを付与する
(ステップ4)。例えば、「オーダー単位で配置した後
ロット単位で配置を行う」という部品の部品データ5は
図28に示すごとくである。また、ここでは、Nが2で
ある部品の内容である各基本タスクのIDには、冒頭に
“2−”をつける。このような固有のIDを付した結果
を図38(前半)及び図39(後半)に示す。なお、一
の部品中のブロックとしてさらに他の部品が含まれる場
合は、一の部品の展開中には、当該他の部品をブロック
として扱い、当該他の部品の展開はその後改めて行われ
る。
【0078】続いて、展開元の部品ブロック全体の詳細
定義の内容を、該当するブロックに分配する(ステップ
5)。このとき、部品の詳細定義に変数が用いられ、同
一の変数が、部品を構成する各ブロックの詳細定義に用
いられているときは、部品の詳細定義を各ブロックの詳
細定義に引用する。
【0079】例えば、IDが2のブロックでは、SEL
ECT,PRIORITY,DIRECTIONが用い
られており、このブロックについては、代入によってこ
れら変数の内容を各基本タスクに分配した後これら変数
を消去する。その結果を図40(前半)及び図41(後
半)に示す。
【0080】続いて、部品について出入りする制御の流
れを、各ブロックの制御の流れに接続する(ステップ
6)。すなわち、基本タスクの出力(終了時の制御の飛
び先)に展開元部品の出力先を書き込む。例えば、図4
1において、ブロックのうち出力を有するのは基本タス
ク“2−8”のみであり、この出力に展開元部品(ID
“2”)の出力先である“3”を書き込む。この結果を
図42(前半)及び図43(後半)に示す。
【0081】また、展開元ブロック(ID“2”)の出
力を基本タスクである“2−1”とする。この結果を図
44(前半)及び図45(後半)に示す。
【0082】なお、その後、読み込んだ部品(ID2−
1からID2−8まで)にさらに他の部品ブロックが含
まれていればそのブロックを部品展開リストに入れる
(ステップ7)。ここでは、部品中にさらに部品は使用
されていないため、この処理は行われない。このように
読み込み・処理した部品の各基本タスクに関するデータ
を展開元の手順の手順データに加入した結果を図46
(前半)及び図47(後半)に示す。
【0083】これによって一つの部品ブロックの展開が
終了し、この作業を繰り返して行うことにより、全ての
部品ブロックが展開される。この例では、3つの部品ブ
ロックが使用されているため、以上の手順を3回繰り返
して展開が行われ、実行形式の手順データ9は図48
(前半)及び図49(後半)のようになる。
【0084】この手順データ9は部品を含まないので、
実行手段8がそのまま実行することができる。
【0085】(3)実施例の効果 以上のように、本実施例では、手順のうち、複数のブロ
ックを含む所望の部分を部品として登録し、この部品を
単一のブロックとして手順上に配置できる。このため、
機能上のまとまりのある部分を単一のブロックとして扱
うことができ、複雑な手順の編集・理解が容易になる。
また、登録された部品は手順の他の部分や他の手順上に
何度でも配置して利用できるので、手順の部分的再利用
が容易になる。
【0086】また、本実施例では、各ブロックの動作の
詳細を自由に定義できるので、少ない種類のブロックに
よって多様な手順を作成することができる。
【0087】また、本実施例では、呼出しの目的によっ
て異なる定義の項目は、登録時に定義を保留し、手順を
呼出すときに、再利用の用途に応じて定義できる。この
ため、応用性の高い有意義な部品を作成し、そのような
部品をさらに最適化して再利用できる。
【0088】また、保留された項目は、部品中のどのブ
ロックの項目かとは無関係に、部品であるブロックの項
目として定義できる。このため、部品を呼出して再利用
する場合に、部品を、部品でないブロックと同様に把握
・操作できる。したがって、大規模な手順を、部品を用
いて階層的に作成する場合も、手順全体の理解・編集や
デバックが容易になる。
【0089】すなわち、本実施例で手順を編集するとき
は、詳細定義の各項目が部品内部のどのブロックの項目
かに配慮する必要はなく、部品の項目として扱えば済
む。このため、部品を基本タスクと同様に扱うことがで
きる。このため、部品を用いた上位の手順を編集すると
きには、目前の編集内容に専念すればよく、部品内部と
いう下位の処理内容に配慮する必要がない。このため、
大規模な手順の構築やデバックが行いやすくなる。
【0090】例えば、フローチャート(図50)及び手
順データ(前半を図51に、後半を図52に示す)は、
図30及び34と同一内容の手順を、従来の手順編集装
置によって編集した結果である。この結果では、使用さ
れる基本タスクブロックの数が14個であるのに対し、
本実施例では基本タスクブロックが8個、部品ブロック
を含めても11個であり、この程度の事例における部品
化でも、基本タスクブロックの数を減らすことができる
ことが確認できる。
【0091】また、詳細定義の項目数についても、従来
の装置では26個の詳細定義項目が生じるのに対し、本
実施例では、部品ブロックの詳細定義を含めて22個に
減っている。さらに、引用されずユーザが行うべき詳細
定義も、14個にまで減少したことになる。
【0092】また、本実施例では、表示装置に表示され
ている詳細定義の各項目について、マウスによるクリッ
クなど、所定の操作を行うのみで保留を行えるので、操
作性が向上する。
【0093】また、本実施例では、代表する一の項目の
詳細定義を行うだけで、引用によって、ブロックの複数
の項目について定義が行われる。このため、部品の呼出
しの際に、同じ内容の詳細定義を項目ごとに繰り返す無
駄な操作が不要となる。
【0094】(4)他の実施例 本発明は上記実施例に限定されるものではなく、実施態
様は適宜変更できるので、次に例示するような他の実施
例をも包含するものである。
【0095】例えば、前記実施例は、スケジューリング
問題向けの知識ベースを編集対象としたが、本発明の知
識ベースが編集対象とする手順は、スケジューリング向
けの知識ベースには限定されず、診断問題、設計問題な
ど他の課題のための知識ベースでもよい。さらに、本発
明は、エキスパートシステム向けの知識ベースのみなら
ず、コンピュータのソフトウェア開発などで用いられる
手順や流れ図一般を編集対象とすることもできる。
【0096】また、本発明における入出力では、必ずし
もマルチウインドウシステムを用いる必要はない。ま
た、手順の展開は、実行形式の手順データを得るために
のみ行われるとは限らない。例えば、展開された手順を
表示装置に表示できるようにしてもよい。
【0097】また、単一のブロックとして手順中に呼び
出された部品については、所定の操作が行われたとき
に、基本タスクなど部品の具体的内容を表示するように
してもよい。また、保留する項目を指定する手法は、チ
ェック欄を用いる手法には限定されない。例えば、項目
名自体をクリックし、反転させることによって指定する
ようにしてもよい。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複雑なフローチャートの編集が容易なフローチャート編
集装置を提供することができる。このため、大規模な手
順の作成の効率や正確さが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の知識ベース編集装置の機能ブ
ロック図
【図2】本発明の実施例におけるタスクデータの例
【図3】本発明の実施例における基本タスクの制御の例
【図4】本発明の実施例における編集用のウインドウの
表示例
【図5】本発明の実施例における編集用のウインドウの
表示例
【図6】本発明の実施例における編集用のウインドウの
表示例
【図7】本発明の実施例における詳細定義用のウインド
ウの表示例
【図8】本発明の実施例における詳細定義用のウインド
ウの表示例
【図9】本発明の実施例における詳細定義用のウインド
ウの表示例
【図10】本発明の実施例における編集用のウインドウ
の表示例
【図11】本発明の実施例におけるフローチャート登録
用のウインドウの表示例
【図12】本発明の実施例における手順データの例
【図13】本発明の実施例における編集用のウインドウ
の表示例
【図14】本発明の実施例における詳細定義用のウイン
ドウの表示例
【図15】本発明の実施例における詳細定義用のウイン
ドウの表示例
【図16】本発明の実施例における詳細定義用のウイン
ドウの表示例
【図17】本発明の実施例における部品登録用のウイン
ドウの表示例
【図18】本発明の実施例における手順データの例
【図19】本発明の実施例における編集用のウインドウ
の表示例
【図20】本発明の実施例における部品登録用のウイン
ドウの表示例
【図21】本発明の実施例における部品登録用のウイン
ドウの表示例
【図22】本発明の実施例における詳細定義用のウイン
ドウの表示例
【図23】本発明の実施例における詳細定義用のウイン
ドウの表示例
【図24】本発明の実施例における詳細定義用のウイン
ドウの表示例
【図25】本発明の実施例における詳細定義用のウイン
ドウの表示例
【図26】本発明の実施例における詳細定義用のウイン
ドウの表示例
【図27】本発明の実施例における詳細定義用のウイン
ドウの表示例
【図28】本発明の実施例における手順データの例
【図29】本発明の実施例における編集用のウインドウ
の表示例
【図30】本発明の実施例における編集用のウインドウ
の表示例
【図31】本発明の実施例における詳細定義用のウイン
ドウの表示例
【図32】本発明の実施例における詳細定義用のウイン
ドウの表示例
【図33】本発明の実施例における詳細定義用のウイン
ドウの表示例
【図34】本発明の実施例における手順データの例
【図35】本発明の実施例における部品展開の手順を示
すフローチャート
【図36】本発明の実施例における手順データの例
【図37】本発明の実施例における手順データの例
【図38】本発明の実施例における手順データの例
【図39】本発明の実施例における手順データの例
【図40】本発明の実施例における手順データの例
【図41】本発明の実施例における手順データの例
【図42】本発明の実施例における手順データの例
【図43】本発明の実施例における手順データの例
【図44】本発明の実施例における手順データの例
【図45】本発明の実施例における手順データの例
【図46】本発明の実施例における手順データの例
【図47】本発明の実施例における手順データの例
【図48】本発明の実施例における手順データの例
【図49】本発明の実施例における手順データの例
【図50】従来の手順編集装置に例における編集用のウ
インドウの表示例
【図51】従来の手順編集装置に例における手順データ
の例
【図52】従来の手順編集装置の例における手順データ
の例
【図53】従来の手順編集装置の例について構成を示す
機能ブロック図
【図54】従来の手順編集装置の例におけるタスクデー
タの例
【図55】従来の手順編集装置の例における基本タスク
の制御の例
【図56】従来の手順編集装置の例における編集用のウ
インドウの表示例
【図57】従来の手順編集装置の例における編集用のウ
インドウの表示例
【図58】従来の手順編集装置の例における編集用のウ
インドウの表示例
【図59】従来の手順編集装置の例における詳細定義用
のウインドウの表示例
【図60】従来の手順編集装置の例における詳細定義用
のウインドウの表示例
【図61】従来の手順編集装置の例における詳細定義用
のウインドウの表示例
【図62】従来の手順編集装置の例における編集用のウ
インドウの表示例
【図63】従来の手順編集装置の例におけるフローチャ
ート登録用のウインドウの表示例
【図64】従来の手順編集装置の例における編集用のウ
インドウの例
【符号の説明】
1:編集手段 2:タスクデータ 3:手順データ 4:登録手段 5:部品データ 6:呼出手段 7:定義手段 8:実行手段 9:実行形式手順データ 10:展開手段 11:表示手段 12:外部記憶装置 STEP〜:手順の各ステップ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のブロックを含む手順を編集するた
    めの編集手段と、 前記手順の全部又は一部を部品として登録するための登
    録手段と、 前記部品を手順中に単一のブロックとして呼出すための
    呼出手段と、 部品を含む手順を、部品を含まない手順に展開する展開
    手段と、 を有することを特徴とする手順編集装置。
  2. 【請求項2】 前記各ブロックの動作の詳細を定義する
    定義手段を有し、 前記登録手段は、部品に含まれる各ブロックの前記詳細
    をも登録するように構成されたことを特徴とする請求項
    1記載の手順編集装置。
  3. 【請求項3】 前記定義手段は、前記部品として登録し
    ようとする各ブロックの前記定義の項目のうち所望の項
    目の定義を保留し、保留された項目を含む部品が呼出さ
    れた場合、当該項目を部品であるブロックの項目として
    定義するように構成されたことを特徴とする請求項2記
    載の手順編集装置。
  4. 【請求項4】 前記定義手段は、前記定義を行う際に、
    定義すべき各項目を表示装置に表示し、 いずれかの項目について前記保留を指定する所定の操作
    が行われた場合に、当該項目について保留を表す所定の
    表示を行い、 前記登録手段は、定義終了時に前記表示が行われている
    項目について定義を保留して前記登録を行うように構成
    されたことを特徴とする請求項3記載の手順編集装置。
  5. 【請求項5】 前記定義手段は、部品中のブロックにつ
    いて保留される複数の項目と、これら項目を代表する部
    品の一の項目との関係が指定され、当該部品が呼出さ
    れ、かつ、前記一の項目について詳細が定義された場合
    に、当該定義の内容を前記複数の項目の定義に引用する
    ように構成されたことを特徴とする請求項2記載の手順
    編集装置。
JP6123749A 1994-06-06 1994-06-06 手順編集装置 Pending JPH07334358A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7738980B2 (en) 2004-03-04 2010-06-15 Yamaha Corporation Apparatus for editing configuration data of digital mixer
US7810164B2 (en) 2004-11-11 2010-10-05 Yamaha Corporation User management method, and computer program having user authorization management function
US8392835B2 (en) 2004-05-17 2013-03-05 Yamaha Corporation Parameter supply apparatus for audio mixing system

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