JP6828594B2 - 音信号処理装置、音信号処理方法及びプログラム - Google Patents
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あるいは、上記未知コンポーネント情報として、上記音信号処理として音信号のスルーを実行することを示す第1未知コンポーネント情報と、上記音信号処理として音信号のカットを実行することを示す第2未知コンポーネント情報とを用意し、上記読出部が、上記未知コンポーネント情報として上記第1未知コンポーネント情報と上記第2未知コンポーネント情報のどちらを用いるかを、ユーザから受け付けた設定に従って決定するとよい。
また、この発明は、上記のように装置として実施する他、システム、方法、プログラム、記録媒体等、任意の態様で実施することができる。
〔第1実施形態:図1乃至図11〕
まず、図1に、この発明の音信号処理装置の第1実施形態であるデジタルミキサの構成を示す。
図1に示すように、デジタルミキサ10は、CPU11、フラッシュメモリ12、RAM13、PC(パーソナルコンピュータ)_I/O(入出力部)14、MIDI(Musical Instrument Digital Interface:商標)_I/O15、その他I/O16、表示器17、操作子18、波形I/O19、ミキシング処理部20、プラグイン処理部30を備え、これらをシステムバス22により接続している。また、波形I/O19、ミキシング処理部20及びプラグイン処理部30は、デジタル音信号であるオーディオデータを伝送するためのオーディオバス23によっても接続している。
PC_I/O14、MIDI_I/O15、その他I/O16はそれぞれ、種々の外部機器を接続し入出力を行うためのインタフェースである。例えば、PC_I/O14には外部のPCが接続され、MIDI_I/O15にはフィジカルコントローラや電子楽器のようなMIDI対応機器が接続される。その他I/O16には、ディスプレイ、マウス、文字入力用のキーボード等のUIデバイスや、USB(Universal Serial Bus)メモリ、メモリカード等の着脱可能な記憶媒体が接続される。外部機器との通信に用いる規格は、イーサネット(商標)、USB等、任意のものを採用することができる。有線無線も問わない。
操作子18は、デジタルミキサ10に対する操作を受け付けるためのものであり、種々のキー、ボタン、ロータリーエンコーダ、スライダ等によって構成できる。表示器17であるLCDに積層したタッチパネルを用いることもできる。
なお、プラグイン処理部30で行われる音信号処理を制御する各種処理パラメータも、上述したカレントデータに含まれる。
図2に示すように、ミキシング処理部20での音信号処理は、入力パッチ43、入力ch44、ミキシング(MIX)バス45、MIX出力ch46、出力パッチ47を有する。
各MIX出力ch46では、MIXバス45から入力される音信号に対してイコライザ、コンプレッサ等の一連の処理ブロックでそれぞれ信号処理を施し、信号処理後の音信号を出力パッチ47へ送出する。
出力パッチ47では、MIX出力ch46のそれぞれに、波形I/O19の各出力端子と対応して設けられている複数のアナログ出力部48及び複数のデジタル出力部49のいずれか1つをパッチし、各MIX出力chの音信号をパッチ先の出力部から出力する。
また、これ以外にも、任意のchから出力される音信号をプラグイン50に入力して処理したり、プラグイン50による処理後の音信号を任意のchの入力に供給したりすることもできる。
図3は、プラグイン処理部30が有する処理リソースを示す図、図4及び図5は、それぞれプラグイン処理部30が有する処理リソースを用いたプラグイン処理の実行態様の例を示す図である。
さらに、各DSP31−xは、内部に、各処理タイミングに実行するためのプログラム及び処理対象の音データを記憶するためのDSPメモリ32−xを備える。
従って、各DSP31−xは、連続する複数の処理タイミングにおいて、複数のプログラム間で音信号を順次受け渡しつつ、処理することができる。このことにより、実質的に、1の処理タイミング内に完了しない信号処理も実行することができる。
以上のプラグイン処理部30に、あるコンポーネントに係る信号処理を実行させる場合、図4あるいは図5に示すように、コンポーネントに処理リソースを割り当てればよい。
この場合、プラグインAの処理の内容を規定するプラグインプログラムAを、それぞれDSP31−xが1の処理タイミング内に実行可能なA1〜A4の4つのプラグインプログラム部品に分けて作成しておく。そして、プラグインAに対し、DSP31−xの4つの処理タイミング(ここでは第1〜第4処理タイミング31−x−1〜4)を割り当て、各処理タイミング31−x−1〜4と対応付けて、DSPメモリ32−xにプラグインプログラム部品A1〜A4をロードしておく。
この場合、プラグインBに、DSP31−xの3つの処理タイミング(ここでは第1〜第3処理タイミング31−x−1〜3)を割り当てれば、必要なプラグインプログラム部品B1〜B3の処理を実行可能である。そして、最終的な処理結果は第3処理タイミング31−x−3の出力アドレスX4に書き込まれる。従って、アドレスX4を、出力側インサートポイントとパッチすればよい。
図6に示すプラグイン配置画面200は、表示制御部として機能するCPU11により表示器17に表示され、プラグイン配置部210、カーソル操作部220、プラグイン選択部230、プラグイン設定部240、配置ボタン251、削除ボタン252、クローズボタン253を備える。
なお、ここでは、マスの1列が1つのDSPに対応するとしたが、それに限られることはなく、複数列が1つのDSPに対応してもよい。図6の表示により、16×24=384の処理タイミングを持つ1つのDSPを表してもよい。
カーソル操作部220は、つまみ221、カーソル位置表示部222及びリソース表示部223を備える。
削除ボタン252は、カーソルの位置に配置されているプラグインを削除することを指示するためのボタンである。プラグインを削除すると、そのプラグインについて設定されているパッチも自動で削除される。
クローズボタン253は、プラグイン配置画面200を閉じるためのボタンである。
これらのうちタイプIDは、プラグインタイプを特定するための識別情報である。
スロット数tは、該当タイプのプラグインに割り当てる必要がある処理リソースの量を、DSPの処理タイミング数で示したものである。
パラメータ構成データは、該当タイプのプラグインが信号処理に使用するパラメータの構成を示すデータである。このデータは、必要なパラメータの項目や、各項目が取り得る値等のデータを含む。
表示用データは、該当タイプのプラグインをプラグイン配置画面200に表示するためのアイコンや、パラメータの設定を受け付けるためのGUIのデータ等、プラグインに関する表示を行うためのデータである。
このUnknownコンポーネントのデータには、Unknownであることを示すタイプIDと、処理対象の音信号をスルー(そのまま通過)又はカット(音を止める、ミュートでもよい)するためのプラグインプログラム部品と、コンポーネントをプラグイン配置画面200に表示するためのアイコンのデータとを含む。プラグインプログラム部品は、任意の数の処理タイミングで連続して実行可能な内容とすることが望ましく、ここではそのようにしているため、1つだけ用意すればよい。また、パラメータはプログラム部品に組み込まれる固定値でよく、その編集を受け付ける必要はないので、パラメータ構成データやGUIのデータは不要である。
各シーンは、シーンID、配置プラグイン数、プラグインデータ及びパッチデータを含む。
配置プラグイン数dは、該当のシーンにおいて配置されているプラグインの数を示すデータである。
各プラグインデータは、該当のシーンに配置されているプラグインを示すデータであり、各プラグインと対応する第1〜第dのプラグインデータが作成される。同じタイプのプラグインが複数配置される場合にも、各個体と対応するプラグインデータが作成される。
パッチデータは、各プラグインに関して設定されているパッチの情報をまとめたものである。
これらのうちプラグインIDは、シーン内でプラグインの個体を特定するための識別情報である。
タイプIDは、該当のプラグインのタイプを示すIDであり、デジタルミキサ10は、このタイプIDをキーにコンポーネントデータを検索して、シーンに配置される各プラグインについての詳細情報を取得することができる。
インサート/センドリターンは、プラグインの動作モードを示すデータである。このデータの値は、パッチの設定に基づき自動的に決定される。なお、各プラグインがインサートとセンドリターンのどちらの動作モードで動作するかを、必要になる都度パッチの設定に基づき判断するのであれば、インサート/センドリターンの区別を明示のデータとして用意する必要はない。
パラメータデータは、該当のプラグインが信号処理に使用するパラメータの値である。その構成は、プラグインのタイプに対応するパラメータ構成データに基づくものである。
データ数zは、パッチデータに含まれる伝送元及び伝送先の情報の数を示す。
伝送元及び伝送先は、プラグインに対するパッチのために行う信号伝送の伝送元と伝送先を規定するデータである。伝送元及び伝送先につき、ミキシング処理部20側の位置は、インサートポイントの位置(あるいはミキシング処理部20が処理する音信号を記憶するアドレス)により、プラグイン処理部30側の位置は、図4及び図5を用いて説明したDSPメモリのアドレスにより特定することができる。伝送元と伝送先の少なくとも一方はプラグイン処理部30にあるものとする。
なお、カレントシーンの変更を信号処理及び信号伝送にリアルタイムに反映させないモードを設けることもできる。このモードは、シーンデータ中に保存しておき後で使用するためのシーンを作成する際に用いることができる。
なお、読み出したシーンに、デジタルミキサ10において利用できないコンポーネントが含まれている、という事態は、デジタルミキサ10において利用できないコンポーネントを利用可能な他のデジタルミキサで作成し保存したシーンデータを、デジタルミキサ10で読み出してカレントシーンとして使用しようとする場合に起こりえるものである。ファームウェアのバージョン違いにより、シーンデータを編集した装置では利用可能だったプラグインタイプが、デジタルミキサ10では利用可能でない等である。
図9に示すシーン操作画面300は、シーンデータに含まれるシーンの呼び出し及び保存の指示を受け付けるための画面である。シーン操作画面300は、ユーザによる所定の操作に応じて、表示器17に表示される画面である。
シーン操作画面300には、シーン番号選択部301、ストアボタン302及びリコールボタン303が含まれる。
ストアボタン302は、現在のカレントシーンの内容を、シーン番号選択部301にて選択された番号のシーンとして保存することを指示するためのボタンである。このボタンが操作されると、デジタルミキサ10は、現在のカレントシーンの内容をコピーしてシーンを作成し、シーンIDを付してシーンデータ中に保存する。同じシーンIDのシーンが既に保存されていれば、上書き保存する。
繰り返し部分の処理において、デジタルミキサ10はまず、処理対象のプラグインデータのタイプIDがコンポーネントデータに含まれるか否かを判断する(S12)。これがYesであれば、処理対象のプラグインデータが示すプラグインに係る信号処理を実行するためのデータをデジタルミキサ10が利用可能であり、すなわち当該プラグインをデジタルミキサ10が利用可能であることがわかる。
このとき、Unknownコンポーネントのプログラム部品は、開始スロットから最終スロットまでの全スロットに係る処理タイミングについて、同じプログラム部品を書き込めばよい。スルーでもカットでも、音信号に対して同じ処理を繰り返し実行して差し支えないためである。
ステップS17までで図10の処理は終了し、以上の処理により、シーン#nのリコールを実行することができる。図10の処理は、読出手順の処理であり、この処理において、CPU11は読出部として機能する。
図11の例では、2つのコンポーネントがUnknownコンポーネントに置き換えられており、Unknownアイコン214によりその配置位置が表示されている。配置位置は、置き換え前のプラグインが配置されるはずだった位置と同じである。
また、Unknownアイコン214の箇所ではシーンの作成時に想定していた信号処理が行われないため、Unknownアイコン214の存在及びその位置をユーザに確実に認識させるべく、Unknownアイコン214は強調表示している。
また、図11の例では、プラグイン選択部230においてプラグインが選択されておらず、これに対応して、名称表示部232には「None」と表示され、カーソル211のサイズは1マスである。
ユーザは、図11のプラグイン配置画面200において、Unknownコンポーネントを削除して、他の利用可能なプラグインに置き換える編集を行うこともできる。
次に、この発明の音信号処理装置の第2実施形態について説明する。
第2実施形態は、デジタルミキサ10が、図10の処理に代えて図12の処理を実行する点が第1実施形態と異なるのみである。
このため、共通部分については説明を省略するか簡単にし、相違点を中心に説明する。また、第1実施形態と共通又は対応する箇所については、第1実施形態と同じ符号を用いる。これらの点については以下の実施形態も同様とする。
この図12の処理は、ステップS15の後でステップS14ではなくステップS21の処理を実行する点が、図10の処理と異なるのみである。
すなわち、図12の処理において、デジタルミキサ10は、処理対象のプラグインデータが示すプラグインが利用できない場合、リコールするシーン#nのシーンデータ中の、処理対象のプラグインデータについて設定されたパッチデータに基づき、プラグインに対する信号の入力元から出力先への信号伝送を規定するパッチデータを、カレントシーンに追加する。
次に、この発明の音信号処理装置の第3実施形態について説明する。
第3実施形態は、デジタルミキサ10が、図10の処理に代えて図13の処理を実行する点が第1実施形態と異なる。また、これに対応して、コンポーネントデータ中に、音信号をスルーする機能を持つもの(第1未知コンポーネント情報)と、音信号をカットする機能を持つもの(第2未知コンポーネント情報)との、2種類のUnknownコンポーネントのデータが用意されている。
すなわち、図13の処理において、デジタルミキサ10は、処理対象のプラグインデータが示すプラグインが利用できない場合、処理対象のプラグインデータに含まれる動作モードが、インサートモードか否か判断する(S31)。そして、これがYesであれば、デジタルミキサ10は、処理対象のプラグインデータのタイプIDをスルーのUnknownコンポーネントのタイプIDに置き換えて、カレントシーンに追加する(S32)。Noであれば、タイプIDをカットのUnknownコンポーネントのものに置き換えてカレントシーンに追加する(S33)。いずれの場合も、その後ステップS14に進む。
インサートモードでは、プラグインを通さないと音信号が下流に流れないため、所望のエフェクトはかからなくても音を最低限出力する、という観点からは、スルーをすることが望ましい。一方、センドリターンモードでは、スルーをせずカットしても、プラグインを通さない、いわゆるドライの音信号が下流に流れ、エフェクトのかかったいわゆるウェットの音信号が消えるだけである。したがって、エフェクトがかからないならプラグイン処理部30からミキシング処理部20へ信号を戻す必要がない。このため、信号をカットして何ら問題ない。
このように、図13の処理によれば、プラグインに設定されたモードに適したUnknownオブジェクトを自動的に選択して配置することができる。
次に、この発明の音信号処理装置の第4実施形態について説明する。
第4実施形態は、デジタルミキサ10が、図13の処理に代えて図14の処理を実行する点が第3実施形態と異なるのみである。
また、図14の処理は、ステップS31に代えてステップSAの処理を実行する点が、図13の処理と異なるのみである。
次に、この発明の音信号処理装置の第5実施形態について説明する。
第5実施形態は、デジタルミキサ10が、図10の処理に代えて図15の処理を実行する点が第1実施形態と異なるのみである。
また、図15の処理は、ステップS15に代えてステップSBの処理を実行する点が、図10の処理と異なるのみである。
例えば、利用できないプラグインのタイプを、その名称等によりある程度把握できる場合、少しバージョンが古い概ね同機能のプラグインであれば利用可能、といった判断が可能であることも考えられる。ステップSBでは、このような規則で代替のプラグインタイプを選択することが考えられる。また、ユーザが一律にあるいはプラグインのタイプごとに、代替のプラグインタイプを任意に設定することも考えられる。代替のプラグインタイプにUnknownコンポーネントが含まれていてよいことはもちろんである。また、予め設定された規則に従って適切な代替のプラグインを決定できない場合に、Unknownコンポーネントに置き換えるようにしてもよい。
以上で実施形態の説明を終了するが、装置の構成、データの構成、画面の表示形式や表示内容、コンポーネントの種類、具体的な処理の手順などが、上述の実施形態で説明したものに限られないことはもちろんである。
例えば、信号処理を行うハードウェアが、ミキシング処理部20とプラグイン処理部30に分かれていることは必須ではない。コンポーネントに、ミキシング処理部20の処理リソースを割り当ててもよい。また、割り当てる処理リソースも、処理タイミングに限られず、レジスタやメモリも割り当ての対象であってもよい。また、プラグイン処理部30の構成や、プラグイン処理部30を用いた信号処理の実行態様も、図3乃至図5を用いて説明したものに限られない。
まず、コンポーネントが、複数入力複数出力のものであってもよい。ただし、入力と出力の数が等しく、また、コンポーネントが行う信号処理において、各入力信号が混合されないものとする。このような複数入力複数出力のコンポーネントは、上述した各実施形態の場合と同様に、パッチ及び配置位置を変更せずに、スルーあるいはカットのUnknownコンポーネントに置き換え可能である。
また、入力と出力の数が異なっていたり、ミキサのように、コンポーネントが行う信号処理において、全部又は一部の各入力信号が混合されたりする場合でも、パッチ及び配置位置を変更せずに、カットのUnknownコンポーネントに置き換えることは可能である。
また、コンポーネントの用途はプラグインには限られない。
さらに、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部装置あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部装置からダウンロードし、コンピュータにインストールして実行させることも可能である。
また、以上述べてきた構成及び変形例は、矛盾しない範囲で適宜組み合わせて適用することも可能である。逆に、上述した各実施形態に含まれる構成を全て同時に実施する必要もない。
Claims (9)
- プロセッサの処理リソースを、所定の配置データに従って1以上のコンポーネントに割り当てて、該割り当てた処理リソースを用いて該各コンポーネントに関する音信号処理を実行する音信号処理装置であって、
前記割り当てに反映させる配置データを記憶する第1記憶部と、
当該音信号処理装置において利用可能なコンポーネントの情報を記憶する第2記憶部にアクセスするためのアクセス部と、
前記配置データを複数記憶する記憶部から1の配置データを前記第1記憶部に読み出す読出部であって、前記1の配置データに、前記第2記憶部に記憶されていないコンポーネントが含まれる場合には、前記1の配置データのうち、該記憶されていないコンポーネントの情報を、該記憶されていないコンポーネントと同じ処理リソースに割り当てられる未知のコンポーネントを示す未知コンポーネント情報に置き換えて前記第1記憶部に書き込む読出部を備えることを特徴とする音信号処理装置。 - 請求項1に記載の音信号処理装置であって、
前記未知コンポーネント情報は、前記音信号処理として音信号のスルーを実行することを示す情報又は音信号のカットを実行することを示す情報を含むことを特徴とする音信号処理装置。 - 請求項1に記載の音信号処理装置であって、
前記未知コンポーネント情報として、前記音信号処理として音信号のスルーを実行することを示す第1未知コンポーネント情報と、前記音信号処理として音信号のカットを実行することを示す第2未知コンポーネント情報とが用意され、
前記読出部が、前記未知コンポーネント情報として前記第1未知コンポーネント情報と前記第2未知コンポーネント情報のどちらを用いるかを、ユーザから受け付けた設定に従って決定することを特徴とする音信号処理装置。 - 請求項1に記載の音信号処理装置であって、
前記未知コンポーネント情報として、前記音信号処理として音信号のスルーを実行することを示す第1未知コンポーネント情報と、前記音信号処理として音信号のカットを実行することを示す第2未知コンポーネント情報とが用意され、
前記コンポーネントに関する音信号処理は、該コンポーネントと対応付けられた音信号処理チャンネルにて処理される音信号に対する音信号処理であって、インサートモードのエフェクト付与及びセンドリターンモードのエフェクト付与を含み、
前記配置データは、前記処理リソースに割り当てる各コンポーネントをどのモードで動作させるかを示す情報を含み、
前記読出部は、前記1の配置データにおいて前記記憶されていないコンポーネントが前記インサートモードで動作される場合、該記憶されていないコンポーネントの情報と置き換える前記未知コンポーネント情報として前記第1未知コンポーネント情報を用い、前記記憶されていないコンポーネントが前記センドリターンモードで動作される場合、該記憶されていないコンポーネントの情報と置き換える前記未知コンポーネント情報として前記第2未知コンポーネント情報を用いることを特徴とする音信号処理装置。 - 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の音信号処理装置であって、
前記配置データは、前記処理リソースに割り当てる各コンポーネントが処理する信号の入力元と該各コンポーネントによる処理後の信号の出力先の情報を含み、
前記読出部は、前記記憶されていないコンポーネントについても、前記1の配置データに含まれる前記入力元及び前記出力先の情報を、そのまま前記第1記憶部に書き込むことを特徴とする音信号処理装置。 - 請求項1に記載の音信号処理装置であって、
前記配置データは、前記処理リソースに割り当てる各コンポーネントが処理する信号の入力元と該各コンポーネントによる処理後の信号の出力先の情報を含み、
前記読出部は、前記記憶されていないコンポーネントについては、前記1の配置データに含まれる前記入力元及び前記出力先の情報を、前記入力元から前記出力先に対して音信号を伝送することを示す情報に変更して前記第1記憶部に書き込むことを特徴とする音信号処理装置。 - 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の音信号処理装置であって、
前記第1記憶部に記憶されている配置データに従って、コンポーネントに対する前記プロセッサの処理リソースの割り当て状態を表示部に表示させる表示制御部を備え、
前記表示制御部は、前記配置データに前記未知コンポーネント情報が含まれる場合、該未知コンポーネント情報と対応するコンポーネントに関する割り当て状態も表示することを特徴とする音信号処理装置。 - プロセッサの処理リソースを、所定の配置データに従って1以上のコンポーネントに割り当てて、該割り当てた処理リソースを用いて該各コンポーネントに関する音信号処理を実行する音信号処理手順と、
前記配置データを複数記憶する記憶部から、1の配置データを、前記割り当てに反映させる配置データを記憶する第1記憶部に読み出す読出手順であって、前記1の配置データに、利用可能なコンポーネントの情報を記憶する第2記憶部に記憶されていないコンポーネントが含まれる場合には、前記1の配置データのうち、該記憶されていないコンポーネントの情報を、該記憶されていないコンポーネントと同じ処理リソースに割り当てられる未知のコンポーネントを示す未知コンポーネント情報に置き換えて前記第1記憶部に書き込む読出手順とを備えることを特徴とする音信号処理方法。 - コンピュータに、請求項8に記載の音信号処理方法を実行させるためのプログラム。
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