JP2016225691A - 音信号処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プラグインの設定を、そのプラグインが挿入されたチャンネルのリコールセーフ設定によりリコール対象から除外できるようにする音信号処理装置を提供する。【解決手段】リコールボタンの操作により、シーンSのリコール処理が開始されると、リコールセーフされていないchでは、シーンSのchのスロットへのプラグイン配置情報やその配置されたプラグインの信号処理の設定パラメータを、カレントデータに上書きするS48。シーンSがリコールされることによりchのスロットのPE配置に変更があるchでは、条件に応じたクロスフェードを実行してPE配置を変更するS50。リコールセーフされたchでは、そのchのカレントデータは上書きしないされず保持される。【選択図】図11

Description

この発明は、割り当てられたDSPのリソースを使用して動作するプラグインにより、音信号に対して信号処理を施す音信号処理装置に関する。
従来より、デジタルミキサ、プロセッサ、レコーダ等の、複数のチャンネルで音信号の処理を行う音信号処理装置の中には、予め用意された複数の仮想的な配置位置(スロット)にユーザが所望のプラグインを配置し、その配置されたプラグインの処理を、半導体集積回路である信号処理用DSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)チップの信号処理用の処理能力(リソース)を用いて行うものがある。この信号処理では、まずマイクロプログラムをDSPチップへロードせねばならず、それに時間がかかるため、DSPチップのリソースをあるプラグインから別のプラグインへ瞬時に使い回すことができない。そのため、リソース割り当てのためのスロットが用意される。そして、ユーザが、あるスロットにあるプラグインを配置したとき、そのプラグインに対してDSPのリソースが静的に割り当てられ、その割り当てられたリソースを用いて、そのプラグインの信号処理が実行される(非特許文献1参照)。
なお、従来のDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)の中には、CPU(セントラル・プロセッシング・ユニット)によりプラグインの信号処理を行うものがある。CPUの処理リソースは、あるプラグインから別のプラグインへと無視できる程度に短い時間で使い回すことができるため、プラグインに対するリソース割り当ては 動的に行われ、明示的にリソース割り当てするためのスロットが存在しない(非特許文献2参照)。
また、従来の音信号処理装置は、通常、信号処理用の設定(プリセット)を複数記憶するプリセットメモリを備えている。このプリセットメモリは、シーンメモリやライブラリと呼ばれる場合もある。ユーザが、所望のプリセットを選択してリコールすることにより、そのプリセットに対応した信号処理の設定を、音信号処理装置に再現することができる。その際、プリセットの全パラメータのうちの一部パラメータにリコールセーフを設定しておくことにより、その一部パラメータをリコール対象から除外し、元のパラメータ値のままとすることができる。プラグインの信号処理についても、リコールで再現される(非特許文献1参照)。
デジデザイン アビッドテクノロジー株式会社 「VENUE SC48 ガイド VENUE SC48 システム用ソフトウェア バージョン2.8」P.143-P.158 ,P.167-P.189 ,[online], [平成27年 5月 5日検索],インターネット<http://akmedia.digidesign.com/support/docs/SC48_Guide_2.8_jp_81649.pdf> Steinberg Media Technologies GmbH 「CUBASE7 CUBASE ARTIST7 オペレーションマニュアル」P.237-P.240 ,[online], [平成27年 5月 5日検索],インターネット<http://japan.steinberg.net/fileadmin/redaktion_japan/documents/Cubase/Cubase_7_Ope>
従来の音処理装置では、プラグインを配置するスロットが、音信号を処理するチャンネルとは独立した仮想ラックに設けられており、DSPのリソースの割り当ては、その仮想ラックに配置されたスロットに対して行われる。
そして、あるチャンネルの音信号処理のためにあるプラグインを使用したい場合は、まず、仮想ラックのスロットにそのプラグインを配置してリソースを割り当てて、そのリソースを用いて対応する信号処理を開始し、次に、そのプラグインをそのチャンネルの挿入ポイントへ挿入するようになっている。
あるチャンネルをリコールセーフする場合、そのチャンネルに挿入されたプラグインもリコールセーフしたいという要望がある。従来の音信号処理装置では、プラグインのリコールセーフを、仮想ラックの各スロットに対して設定するようになっている。従って、ここでは、あるチャンネルをリコールセーフするとともに、そのチャンネルに挿入されたプラグインの配置された仮想ラックのスロットをリコールセーフすることになる。しかしながら、そのスロットに挿入されたプラグインは、どのチャンネルにでも挿入できるので、リコールするプリセットでは、別のチャンネルに使われている可能性があり、その場合、仮想ラックのそのスロットをリコールセーフすると、その別のチャンネルでそのプラグインを使えなくなってしまう、という問題点があった。
本発明は、割り当てられたDSPのリソースを使用して動作するプラグインの設定を、そのプラグインが挿入されたチャンネルのリコールセーフ設定によりリコール対象から除外できる音信号処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の音信号処理装置は、それぞれ、音信号の処理を行う複数のチャンネルであって、その処理経路中にスロットを備えた複数のチャンネルと、あるチャンネルのスロットにプラグインが配置されたタイミングで、そのプラグインのための処理リソースを静的に確保する確保手段と、複数の各チャンネルのスロットに供給される音信号に対し、そのスロットに配置されているプラグインの信号処理を、そのプラグインのために確保された処理リソースを用いて施す信号処理手段と、前記複数のチャンネルのうちの一部のチャンネルを保護対象として指定し、そのチャンネルの信号処理の設定と、そのチャンネルのスロットへのプラグイン配置と、そのプラグインの信号処理の設定とを保護する保護手段とを備えることを最も主要な特徴としている。
このような音信号処理装置において、さらに、前記複数の各チャンネルの音信号処理の設定と、そのチャンネルのスロットへのプラグイン配置の設定と、そのプラグインの音信号処理の設定とを含むプリセットを、複数記憶する記憶手段と、ユーザのリコール指示に応じて、前記複数のプリセットのうちの1のプリセットを当該音信号処理装置にリコールすることにより、複数の各チャンネルの信号処理の設定と、そのチャンネルのスロットへのプラグイン配置と、そのプラグインの信号処理の設定とを一括で再現するリコール手段とを備えており、前記保護手段は、前記保護対象として指定されたチャンネルの信号処理の設定と、そのチャンネルのスロットへのプラグイン配置と、そのプラグインの信号処理の設定とを、前記リコール手段による再現の対象から除外することにより、前記保護を行うようにするとよい。
さらに、前記信号処理手段は、デジタル・シグナル・プロセッサの半導体集積回路を備えており、前記処理リソースは、その半導体集積回路の処理能力とするとよい。
また、本発明は、上記のように装置として実施する他、システム、方法、プログラム、記録媒体等、任意の態様で実施することができる。
以上のような本発明の構成によれば、割り当てられたDSPのリソースを使用して動作するプラグインの設定を、そのプラグインが挿入されたチャンネルのリコールセーフ設定によりリコール対象から除外できるようになる。
本発明の音信号処理装置の実施形態であるデジタルミキサのハードウェア構成例を示す図である。 図1に示したデジタルミキサにおける信号処理部周辺の構成をより詳細に示す拡大図である。 図1に示したデジタルミキサにおける音信号処理部が実行するミキシング処理のアルゴリズムを示す図である。 図1に示したデジタルミキサにおけるchストリップ周辺の構成を示す図である。 図1に示したデジタルミキサにおけるラック設定画面の構成を示す図である。 図1に示したデジタルミキサにおけるDSPリソース管理を説明するための図である。 図1に示したデジタルミキサにおけるDSPリソース管理を説明するための図である。 図1に示したデジタルミキサにおける、プラグイン変更の手順例の説明図である。 図1に示したデジタルミキサのCPUが実行するスロットのPE変更処理のフローチャートである。 図1に示したデジタルミキサのCPUが実行するシーンSのストア処理、削除処理のフローチャートである。 図1に示したデジタルミキサのCPUが実行するシーンSのリコール処理のフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
まず、図1に、本発明の音信号処理装置の実施形態であるデジタルミキサ1の構成を示す。
図1に示すデジタルミキサ1は、CPU10、フラッシュメモリ11、RAM(Random Access Memory)12、PC(Personal Computer)_I/O(入出力部)13、MIDI(Musical Instrunlent Digital Interface:商標)_I/O14、その他I/O15、表示器16、操作子17、波形I/O18、ミキシング処理部19、効果付与部20を備え、これらをCPUバス21により接続している。また、波形I/O18、ミキシング処理部19及び効果付与部20は、デジタルの音信号を伝送するための波形バス22によっても接続されている。
このうちCPU10は、デジタルミキサ1の動作を統括制御する制御手段であり、フラッシュメモリ11に記憶された所要のプログラムを実行することにより、波形I/O18における音信号の入出力や表示器16における表示の制御、操作子17の操作に従ったパラメータの編集、ミキシング処理部19及び効果付与部20における信号処理の制御といった処理を行う。
フラッシュメモリ11はCPU10が実行する制御プログラムやプリセット等を記憶する書き換え可能な不揮発性記憶手段であり、RAM12はCPU10が各種のデータを書き込み及び読み出しする揮発性記憶手段であり、CPU10のワークメモリとしても使用される。
PC_I/O13,MIDI_I/O14,その他I/O15はそれぞれ、種々の外部機器を接続し入出力を行うためのインタフェースであり、例えば、PC_I/O13には外部のPCが接続され、MIDI_I/O14にはフィジカルコントローラや電子楽器のようなMIDI対応機器が接続され、その他I/O15にはディスプレイ、マウス、文字入力用のキーボード等のUI(User Interface)デバイスが接続される。外部機器との通信に用いる規格は、イーサネット(商標)、USB(Universal Serial Bus)等、任意のものを採用することができる。有線無線も問わない。
表示器16は、CPU10の制御に従って種々の情報を表示する表示手段であり、例えば液晶パネル(LCD)や発光ダイオード(LED)によって構成できる。
操作子17は、デジタルミキサ1に対する操作を受け付けるためのものであり、種々のキー、ボタン、ロータリーエンコーダ、スライダ等によって構成できる。また、表示器16であるLCDに積層したタッチパネルを操作子17として用いることもできる。
波形I/O18は、ミキシング処理部19で処理すべき音信号の入力を受け付け、また処理後の音信号を出力するためのインタフェースである。波形I/O18は、アナログ音信号を外部から受け取りデジタルの音信号に変換してミキシング処理部19に供給するアナログ入力ポート、ミキシング処理部19からのデジタルの音信号をアナログ音信号に変換して出力するアナログ出力ポート、各種伝送形式のデジタルの音信号を外部から受け取りミキシング処理部19に供給するデジタル入力ポート、ミキシング処理部19からのデジタルの音信号を各種伝送形式に変換して外部に出力するデジタル出力ポートを、それぞれ複数備える。
ミキシング処理部19は、複数のDSPを含むDSP群として構成され、波形I/O18から波形バス22を介して供給されるデジタルの音信号にミキシングやイコライジング等の信号処理を施し、信号処理後の音信号を波形バス22を介して再び波形I/O18に出力する機能を備える。その信号処理は各種処理パラメータの現在値(カレントデータ)に基づいて制御される。そのカレントデータは、上記操作子17の操作によりユーザが編集可能であり、RAM12あるいはDSPに備える所定のメモリに記録される。カレントデータが記録されるメモリを、以下の説明では「カレントメモリ」という。
効果付与部20は、ミキシング処理部19にて処理途中の音信号に対し、リバーブ、デイレイ、コーラス等の種々のプラグインエフェクト40を用いて音効果を付与することができる。以降の説明で、特に断らずに「プラグイン」と言った場合にはこのプラグインエフェクト40を指す。このプラグインを使用する場合、ミキシング処理部19が行っている信号処理における、ある処理ブロックとその次の処理ブロックの間の所定位置で、前記ある処理ブロックからの音信号を取り出して波形バス22を介して効果付与部20に供給し、その音信号に対してプラグインの信号処理を施し音効果を付与して、効果付与後の音信号を波形バス22を介してミキシング処理部19に戻して前記次の処理ブロックに供給する。効果付与部20で行われる信号処理を制御する各種処理パラメータも、上述したカレントデータに含まれる。
デジタルミキサ1の信号処理部周辺の拡大図を示す図2により詳細な構成を示すが、効果付与部20も、複数のDSP(ここではDSP1〜DSP4)を含むDSP群として構成される。そして、それらのDSPの処理能力(リソース)を、CPU10が後述するようにユーザによってスロットに配置された各プラグインに割り当て、効果付与部20に、その各プラグインと対応する効果付与の信号処理を実行させる。なお、プラグインにDSPリソースを割り当て、表現を変えると、プラグインのためのDSPリソースを静的に確保して、そのプラグインの信号処理を実行させることを、「プラグインをマウントする」と呼ぶことにする。
なお、ミキシング処理部19および効果付与部20において、各DSPは、所定のワードクロック(WORD CLOCK)に同期したサンプリング周期で、供給される音信号に対し信号処理を行い、処理された音信号を出力する。
また、波形バス22は、例えば24ビットの信号を256チャンネル(ch)伝送可能である。各chは何れかのDSPあるいは波形I/O18の出力に割り当てられ、その割り当てられた出力は割り当てられたchへ信号を出力する。また、各出力からの信号を受け取りたいDSPあるいは波形I/O18の入力は、その出力に割り当てられたchから信号を取り込む。
次に、図3に、波形I/O18、ミキシング処理部19、効果付与部20および波形バス22により実現される音信号処理部が実行するミキシング処理のアルゴリズムを示す。
図3に示すように、ミキシング処理部19における信号処理は、入力パッチ32、入力ch33、ミキシング(MIX)バス34、出力ch35、出力パッチ36を含む。
入力パッチ32では、例えば12chある入力ch33のそれぞれに、波形I/O18の複数のアナログ入力ポート(A入力)30及び複数のデジタル入力ポート(D入力)31のいずれか1つの入力ポートをパッチし(割り当て)、割り当てた入力ポートからの音信号をその入力chに供給する。各入力chでは、入力パッチ32からの音信号に対してイコライザ、コンプレッサ等の一連の処理ブロックでそれぞれ信号処理を施し、信号処理後の音信号を、例えば8系統のMIXバス34のうちの1または複数系統のバスへ送出する。なお、その送出時には、送出する音信号のレベルをバス毎に個別に変更できる。
各MIXバス34では、各入力ch33から入力される音信号をミキシングし、ミキシング結果の音信号を、MIXバス34の系統ごとに設けられている、例えば8chの出力ch35へ送出する。
各出力ch35では、MIXバス34から入力される音信号に対してイコライザ、コンプレッサ等の一連の処理ブロックでそれぞれ信号処理を施し、信号処理後の音信号を出力パッチ36へ送出する。出力パッチ36では、出力ch35のそれぞれに、波形I/O18の各出力端子と対応して設けられている複数のアナログ出力ポート(A出力)37及び複数のデジタル出力ポート(D出力)38のいずれか1つをパッチし、各MIX出力chの音信号をパッチ先の出力ポートから出力する。
各入力ch33の一連の処理ブロック間の挿入ポイントとされるインサート(INSERT)33aに、複数(例えば、4つ)のスロットが、各出力ch35の一連の処理ブロック間のインサート(INSERT)35aに、複数のスロット(例えば、4つ)が設けられており、各スロットには、所望のプラグイン40を配置できる。
また、スロットはch以外の所定位置にも設けることができる。仮想ラック(RACK)39のインサート39aには複数のスロットが設けられその各スロットに配置された所望のプラグイン40の入力および出力を、出力パッチ36および入力パッチ32を用いて、信号処理中の所望の信号処理ブロックに接続(パッチ)することができる。なお、仮想ラック39は、それぞれプラグイン40が配置されるスロットを複数備えた仮想的なラック(棚)である。ユーザは、この仮想ラック39の各スロットに所望のプラグインを配置し、そのプラグイン40を所望の信号処理ブロックに接続することができる。デジタルミキサ1の各chや仮想ラックなどの位置に設けられたスロットに、ユーザが選択したプラグインを、その位置で使用するプラグインとして設定することを、「プラグインを配置する」と呼ぶことにする。
効果付与部20は、スロットに配置されたプラグイン40の信号処理機能を提供する。
あるchや仮想ラック39のスロットにプラグインが配置された時に、そのスロット用のそのプラグインにDSPリソースが割り当てられそのプラグインの信号処理が実行されているか否か(マウントされているか否か)確認する。ここで、実行されている場合はそのままとし、実行されていない場合には、そのプラグインに効果付与部20の未割り当てのDSPリソースを割り当てて、そのリソースを使用してそのプラグインの処理を開始する。これにより、いずれの場合もプラグインの信号処理が効果付与部20で実行されることになる。そして、そのスロットの前段ブロックが出力する音信号は、波形バス22を介してミキシング処理部19から効果付与部20に供給され、該配置されたプラグインの信号処理に入力される。
すなわち、あるchのスロットにプラグインが配置された場合は、図3の下段に図示するように、そのchや仮想ラック39の前記所定位置の前段ブロックが出力する音信号が、インサート出力(INSERT OUT)となって、波形バス22を介してミキシング処理部19から効果付与部20に供給され、効果付与部20にてそのプラグインの信号処理が施され、処理済みの音信号が、インサート入力(INSERT IN)となって、波形バス22を介して効果付与部20からミキシング処理部19へ戻され、前記所定位置の後段ブロックに供給される。信号処理における該所定位置を、ユーザの操作に従って任意に設定できるようにしてもよい。
次に、図4に、デジタルミキサ1の操作パネルの構成を示す。図4には、上記のプラグインの配置と、シーンのストア及びリコールのための操作部を中心に示した。
デジタルミキサ1の操作パネル上には、図4に示すように、タッチスクリーン50、chストリップ63、レイヤ選択スイッチ71、ストアボタン72、リコールボタン73、増減ボタン74、シフトボタン75、タッチ&ターンノブ76、各種キー77などの表示器や操作子が設けられている。これらは、図1に示した表示器16及び操作子17を構成する。
これらのうちタッチスクリーン50は、タッチパネルを積層した表示器16であり、ユーザの操作を受け付けるためのGUI(グラフィカルユーザインタフェース)画面を表示する。
図4で現在表示されている画面は、4つの入力ch33についてch毎にプラグインの配置指示をユーザから受け付けるためのプラグイン配置画面である。ch設定部60がこの指示を受け付ける領域であり、各ch毎に、4つのスロットに対応する4つのスロット操作部61が設けられている。図4の画面上では、このスロットは、入力ch33のインサート33aに設けられたスロットに相当し、ユーザは、所望のスロットのスロット操作部61をタッチすることにより、そのスロットに配置可能な複数のプラグインを示す選択メニューを開き、その中から所望のプラグインを選択して、該当のスロットに配置することができる。プラグインがスロットに配置された時に、そのスロットへそのプラグインを配置した場合用のDSPリソースが割り当てられていない場合は、未割り当ての効果付与部20のDSPリソースを、そのプラグインに割り当てる。また、4つのスロットに配置されたプラグインは直列に連結される。
また、画面中のch名表示部62は、chの番号と名称を表示する領域である。
chストリップ63は、1つのchに対する操作を受け付ける複数の操作子を縦に並べて配置した領域であり、タッチスクリーン50上の画面においてchストリップ63の上側に表示されている部分と合わせて、1つのchに対する操作を受け付ける操作部を構成する。図4では、4ch分の操作部が横に並べて配置されている。
これらの操作部には、レイヤ選択スイッチ71の操作により選択されたレイヤに従って、そのレイヤを構成する4つの入力ch33あるいは4つの出力ch35が割り当てられ、その割り当てたchに対する操作を行うための操作部として用いられる。例えば、「レイヤ1」のスイッチが操作されると、1番目から4番目の入力ch33が、各操作部に割り当てられ、図4はこの状態を示している。
また、増減ボタン74は、リコールないしストアの対象とするシーンを選択するためのボタンである。デジタルミキサ1においては、ある時点における音信号処理部(すなわち、波形I/O18、ミキシング処理部19、効果付与部20および波形バス22)の信号処理の現在の設定(カレントデータ)を1つのシーンとして保存(ストア)し、任意の時点でその保存したシーンを呼び出し(リコール)してその信号処理設定を復元させる機能を設けている。ユーザは、増減ボタン74により、この保存及び呼び出しの対象とするシーンを、複数のシーンの中から選択することができる。シーンは、フラッシュメモリ11や接続された外部メモリの所定の記憶領域に保存され、このメモリを以下の説明では「シーンメモリ」という。
タッチスクリーン50上のシーン表示部78には、増減ボタン74により選択されているシーンの番号及び名称が表示される。選択されたシーンが最後に呼び出されたシーンと異なる場合にはこの表示が点滅し、一致する場合は点滅しない表示となる。
ストアボタン72は、シーンのストアを指示するボタンである。ユーザによりストアボタン72が操作された場合に、デジタルミキサ1は、その時点の信号処理の設定(カレントデータ)を、1つのシーンとして、シーンメモリに保存する。
リコールボタン73は、シーンのリコールを指示するボタンである。ユーザによりリコールボタン73が操作された場合に、デジタルミキサ1は、シーンメモリに保存されている1つのシーンを読み出して、カレントデータをその読み出した値で置き換える。この機能が、リコール手段の機能に該当する。呼び出しは、デジタルミキサ1において信号処理を行っている稼働中でも可能である。この場合、ノイズを生じる虞のあるパラメータ値の置き換えに当たっては、影響される音信号を一時的にミュートしたり、そのパラメータの値が急激に変化しないよう補間(スムージング)するといった対応をすることが好ましい。
なお、シーンとしてストア及びリコールされる設定には、プラグインのスロットへの配置やその配置されたプラグインの信号処理の設定も含まれる。本発明でメモリにプリセットとしてストアされる設定(複数パラメータ)は、ここで説明したシーンの例に限らない。例えば、デジタルミキサ1の全スロットのプラグインの配置と、その配置されたプラグインの設定だけからなるプリセットであってもよい。或いは、入力chのスロットへのプラグインの配置を含む入力chの設定と、その配置されたプラグインの信号処理の設定とからなるプリセットであってもよい。
以上の他、シフトボタン75は、それを押しながら他のボタンを押すことにより、該他のボタンの機能を別の機能に変更する(シフトする)ボタンである。また、タッチ&ターンノブ76は、タッチスクリーン50に表示される画面上のパラメータを割り当ててそのパラメータの値の編集に用いることができるロータリーエンコーダである。
各種キー77は、タッチスクリーン50に種々の機能の設定画面を呼び出す操作子である。例えば、各種キー77の操作により、図4に関して説明したプラグイン配置画面、ラック設定画面や、リコールセーフ設定画面(図示せず)などをタッチスクリーン50に表示させることができる。リコールセーフ設定画面において、ユーザは、シーンをリコールする際にその一部の設定についてリコールを無効化(セーフ)し、リコール前の設定を維持する、リコールセーフの設定を行うことができる。どの設定をセーフするかは、ユーザが任意に指定可能である。リコールセーフでは、入力ch33および出力ch35のうちの一部のchを保護対象として指定し、そのchの信号処理の設定と、スロットへのプラグインの配置と、その配置されたプラグインの信号処理の設定を、保護することができる。このリコールセーフの設定を行う機能は、保護手段の機能に該当する。
次に、仮想ラック39のスロットにプラグインを配置する際に、表示器16に表示されるラック設定画面80を図5に示す。図5に示すラック設定画面80においては、例えば、ラック番号「1」〜「4」の4つのラック80aが設けられている。各ラック80aは、スロット81と、その両側に表示されたパッチ部82,83とからなる。ユーザは、所望のラック80aのスロット81にタッチすることにより、そのスロット81に配置可能な複数のプラグインを示す選択メニューを開き、その中から所望のプラグインを選択して、該当のスロット81に配置することができる。プラグインがスロットに配置された時に、そのスロットへそのプラグインを配置した場合用のDSPリソースが割り当てられていない場合は、未割り当ての効果付与部20のDSPリソースを、そのプラグインに割り当てる。パッチ部82には、各スロット81のインサート出力として設定されている前段ブロックの名前が表示され、パッチ部83には各スロット81のインサート入力として設定されている後段ブロックの名前が表示される。ユーザは、各ラック80aのパッチ部82,83にタッチすることにより、パッチ設定画面を開き、該画面において前段ブロックおよび後段ブロックをそれぞれ選択することにより、各ラック80a毎の挿入先を設定できる。
以上の構成を有するデジタルミキサ1において特徴的な点の一つは、シーンのストアや削除を行った場合のDSPリソースの管理動作である。そこで、以下、この点について説明する。
図6および図7に、ユーザがシーンのストアや削除を行った場合のDSPリソースの管理動作例を示す。本発明におけるDSPリソースの管理アルゴリズムは、シーンメモリにストアされている全シーン(ないし全プリセット)と、カレントデータとの何れかにおいて、スロットに配置されているプラグインを、全てマウントするという考え方で設計されている。これにより、各スロットについて、カレントデータで使用されていなくても、何れかのシーン(ないしプリセット)で使用されるプラグインの信号処理は、効果付与部20において全て実行中となり、どのシーンがリコールされたとしても、単に実行中の信号処理を接続し直すだけなので、そこで音切れが生じることはない。また、スロットに関するリコールセーフによりプラグインのマウントやパラメータが固定されても、リソースもそのスロットに関して割り当てられているので、任意のシーンのリコールで破たんが起きることはない。あるスロットにプラグインが初めて配置された時、効果付与部20のDSP1〜4のDSPリソースが、そのプラグインのために静的に確保され、そのプラグインの信号処理が実行される(つまりマウントされる)。また、説明の簡単化のために、入力ch33のch1およびch2のスロットとDSP1,2だけに注目して説明を行うが、他のchや仮想ラックのスロットや他のDSPについても、同様に適宜プラグインが配置されたり、同様にリソースの管理が行われる。
ここでは、各chの各スロットに、イコライザ(EQ)、コンプレッサ(Comp)、ゲート(Gate)、ディレイ(Delay)、ディエッサ(DeEsser)のプラグインの何れか1が配置される。また、各chの4つのスロット(A〜D)をそれぞれ角括弧([ ])で示す。そして、スロットにプラグインが配置された場合は、対応する括弧内にそのプラグインの名称を記載し(例えば、[EQ]、[Comp]等)、プラグイン未配置のスロットはブランクとして記載する([Blank])。また、各スロットに配置されたプラグインは、その配置されたスロットで特定することができる。そこで、配置されたプラグインは、その配置したスロットの識別子付きで表記している。例えば、ch2のスロット3の識別子を「ch2C」とすると、そこに配置されたコンプレッサを「Comp(ch2C)」と表記できる。また、図中の左右の2つのボックスはDSP1、2の全リソースを示し、それぞれ6つのリソースに分割されている。説明の簡略化のため、各リソースは同じサイズの6つの小ボックスとして描かれているが、実際はプラグイン毎に必要なサイズが異なるので、サイズはその小ボックス毎に可変であってよく、また、数も6つに限る必要はない。
図6に示すステップ1は、ユーザが、まず、最初の設定状態においてシーン1(Scene 1)をストアし、次に、ch1のスロット3に新たにDelayを配置し、その後にシーン2(Scene 2)をシーンメモリにストアした場合である。シーン1がストアされた、最初の設定状態では、ch1のスロット操作部61の4つのスロットの内のスロット1,2にはEQとCompがそれぞれ配置され、ch2のスロット操作部61の4つのスロットの内のスロット1にGateが、スロット3にCompが配置されており、これらのスロットに配置されたプラグイン(EQ(ch1A),Comp(ch1B),Gate(ch2A),Comp(ch2C))には、DSP1のリソースがそれぞれ割り当てられていた。従って、ストアされたシーン1には、ch1に関してEQ(ch1A)とComp(ch1B)の配置が、ch2に関してGate(ch2A)とComp(ch2C)の配置が含まれている。
そして、ch1のスロット3に新たにDelayを配置したタイミングで、その配置されたDelay(ch1C)のために、DSP1の未割り当てのDSPリソースが、そのスロットへそのプラグインを配置した場合用のDSPリソースとして静的に確保される。プラグイン配置に変更のあったスロットの角括弧内のプラグイン又はブランク、および、DSPリソースの静的な確保が新規に行われたプラグインをイタリック体で示し、以降も同様とする。この状態のシーン2をシーンメモリにストアする時には、図示するように、新たに配置されたDelay(ch1C)のために、DSP1のリソースが確保されている。
ステップ2は、続いて、ユーザが、ch1のスロット1に配置されたEQ(ch1A)を削除し、ch2のスロット3に配置されたComp(ch2C)をEQに入れ替え、ch2のスロット4に新たにDeEsserを配置して、シーン3(Scene 3)をシーンメモリにストアした場合である。ここでは、リソース未割り当てのEQ(ch2C)、DeEsser(ch2D)に対して新たにDSPリソースを静的に確保することになり、EQ(ch2C)に関してDSP1の未割り当てリソースを静的に確保するが、DSP1にはDeEsser(ch2D)のために静的に確保されるリソースが残ってないことから、DeEsser(ch2D)には、DSP2の未割り当てリソースを静的に確保する。また、ch1のスロット1に配置されたEQ(ch1A)が削除され、ch2のスロット3ではComp(ch2C)がEQに入れ替えられても、シーン1,2においてはEQ(ch1A)とComp(ch2C)とが引き続き使用されるため、これらEQ(ch1A),Comp(ch2C)のために静的に確保したリソースは解放されず、EQ(ch1A)、Comp(ch2C)の信号処理はDSP1上実行され続ける。このように、本発明においては、シーンメモリにストアされている全シーン(シーン1〜3)と、カレントデータの何れかで使用されるプラグインが全てマウントされる。
図7に示すステップ3は、続いて、ユーザが、シーン1とシーン2とを削除した場合である。これにより、シーンメモリにストアされている全シーン(シーン3)と、カレントデータの何れにおいても、ch1のスロット1のEQ(ch1A)と、ch2のスロット3のComp(ch2C)とが使用されなくなる。そのため、EQ(ch1A)、Comp(ch2C)の信号処理が停止され、DSP1上に確保されているEQ(ch1A),Comp(ch2C)のリソースが解放される。この場合においても、シーンメモリにストアされている全シーン(シーン3)と、カレントデータとに含まれるプラグインは全てマウントされている。
上述したように、従来のデジタルミキサでは、シーンリコール時のプラグインの音切れを防ぐため、構成モードでしか、スロットへのプラグインの配置を変更できないようになっていた。
本発明にかかるデジタルミキサ1では、図6,7で説明したシーンとDSPリソースの管理アルゴリズムで動作するため、稼働モードでスロットへのプラグインの配置を変更しても、リコール時にリソースの割り当てを行う必要はなく、従って、プラグインの音切れも生じない。本発明では、シーンメモリにストアされている全シーンと、カレントデータとに含まれるプラグインが全てマウントされていることから、いずれのシーンがリコールされてもプラグインにリソースを割り当てる必要はないのである。また、プラグインへは、chのスロットにプラグインを配置したタイミングで、リソースが静的に確保され、そのリソースはchに帰属することになるから、ch単位でのリコールセーフを行っても破たんは生じない。
次に、図8に、ユーザの操作(シーンのリコール等)に応じて、ノイズを発生させることなく、何れかのch又は仮想ラックのあるスロット(対象スロット)へのプラグイン配置を、あるプラグインから別のプラグインに変更する手順例を説明する。
ここでは、図8(a)に示すように、音信号に対して前段のスロット、対象スロット、後段のスロットに配置されたE1〜E3のプラグインによる信号処理を続けて行っている状態において、対象スロットのE2を、別のプラグインであるE2’に変更する場合について説明する。なお、前段と後段に関しては、それぞれ、プラグインの配置を変更可能な「スロット」ではなく、信号処理が固定の「処理ブロックE1」ないし「処理ブロックE3」であってもよい。
この場合、デジタルミキサ1は、まず、対象スロットのプラグインE2を削除してもその他の箇所の信号処理を継続できるよう、(b)に示すように、前段E1の出力する音信号の経路を、プラグインE2で処理して後段E3に入力する経路(E2経路)から、プラグインE2をバイパスして前段E1の出力する音信号をそのまま後段E3に入力する経路(バイパス経路)に変更する。このとき、E2経路の音信号から、バイパス経路の音信号にクロスフェードさせる等して、後段のE3に入力する音信号の急激な変動(ノイズ)を防止するとよい。
そして、E2が全シーン及びカレントデータで不使用となる場合は、対象スロットのE2の信号処理を停止させ、E2に割り当てていたリソースを解放する。次に、(c)に示すように、必要に応じて、対象スロットの別のプラグインE2’にリソースを割り当て、前段のE1から出力された音信号に対する、プラグインE2’の信号処理を開始させる。なお、別のプラグインE2’が既にマウントされている場合は、(c)のマウント処理は必要ない。
最後に、(d)に示すように、(b)で設定したバイパス経路から、E2’経由の経路に変更して、プラグイン配置の変更が完了する。このときも、バイパス経路の音信号から、E2’経路の音信号にクロスフェードさせる等して、後段のE3に入力する音信号のノイズを防止するとよい。
単に対象スロットに配置されたプラグインを削除して空きスロット(ブランク)にする場合には(a)(b)の動作を、対象スロットが空いており(ブランク)新たにプラグインを配置する場合には(c)(d)の動作を実行すればよい。また、プラグインE2からE2’に差し替える場合に関しては、バイパス経路を経由することなく、プラグインE2の経路からプラグインE2’の経路に直接変更する(クロスフェードする)ようにしてもよい。さらに、多少のノイズが許容できる場合には、各経路変更をクロスフェードなしで行うようにしてもよい。その場合、さらに、後段E3の入り口に、経路変更時に一時的に働くローパスフィルタを設け、発生したノイズをそのローパスフィルタで低減するようにしてもよい。
次に、図9に、デジタルミキサ1のCPU10が実行する対象スロットのプラグイン(「PE」と略記する)変更処理のフローチャートを図9に示す。この処理により、図8で説明したプラグイン入れ替えの手順が実現される。
CPU10は、ユーザが何れかのch又は仮想ラックのあるスロット(対象スロット)のプラグイン配置を変更する操作を行ったことを検出すると、図9に示すスロットのPE変更処理を開始する。この場合のプラグイン配置の変更操作としては、対象スロットをブランクから新PEに変更する操作(新規配置)、対象スロットを旧PEから新PEに変更する操作(差し替え)、対象スロットを旧PEからブランクへ変更する操作(削除)の3通りがある。CPU10は、対象スロットにプラグイン(つまり、旧PE)があるか否か(つまり、「差し替え」又は「削除」か否か)判断する(S10)。ここで、旧PEがある場合は(S10のYES)、音信号処理部を制御して、図8(a)(b)に示すように旧PE経路の音信号から、バイパス経路の音信号にクロスフェードする(S11)。次に、シーンメモリにストアされている全シーンと、カレントデータの何れかににおいて、対象スロットに配置された旧PEが使用されているか(旧PEの使用状況)を確認する(S12)。旧PEがその何れにおいても不使用であれば、対象スロットの旧PEの信号処理を停止して、割り当てられていたDSPリソースを解放し(アンマウント)、旧PEが何れかで使用されていれば、対象スロットの旧PEをマウントしたままにしておく(S13)。この場合、対象スロットの旧PEは、前段の出力する音信号に対する信号処理を継続するが、処理された音信号は外部に出力されないことになる。また、旧PEがない場合は(S10のNO)、ステップS11〜ステップS13の処理をスキップする。
次いで、CPU10は、対象スロットに入れ替えるプラグイン(つまり、新PE)が指定されているか否か(つまり、「新規配置」又は「差し替え」か否か)判断する(S14)。ユーザが、対象スロットに関して開かれたプラグイン選択メニューの中から何れかのプラグイン(新PE)を選択していると(S14のYES)、シーンメモリにストアされている全シーンと、カレントデータの何れかにおいて、対象スロットに配置された新PEが使用されているか(新PEの使用状況)を確認する(S15)。新PEがその何れにおいても使用されておらず、今回が新規の使用である場合は、対象スロットの新PEにDSPリソースを割り当てて新PEを起動、つまり、マウントする(S16)。ここで、未割当のリソースが足りず、新PEをマウントできない場合は、ユーザに対し、「リソース不足」の警告を出すようにすると良い。なお、新PEが既にその何れかにおいて使用されている場合は、既にマウントされているので、ここでは特に何もする必要が無い。この時点で、マウントされている新PEは前段から出力される音信号に対して信号処理しており、「図8(a)(b)」に示すようにバイパス経路の音信号から、新PE経路の音信号にクロスフェードし(S17)、対象スロットのPE変更処理を終了する。
次に、図10(a)に、デジタルミキサ1のCPU10が実行するシーンSのストア処理のフローチャートを示す。ストア処理では、その時点の信号処理部の信号処理の設定(カレントメモリ上のカレントデータ)を、1つのシーンとして保存する処理である。
CPU10は、ユーザによるシーンのストア操作(ストアボタン72の操作等)を検出すると、図10(a)のフローチャートに示す処理を開始する。このとき、ユーザは、シーンSを選択しており、シーン表示部78にシーンSの情報が表示されている。
図10(a)のストア処理において、CPU10は、シーンメモリに保存されているシーンSを除く全シーンと、シーンSにストアしようとしているカレントメモリ上のカレントデータの何れかにおいて、上書きされる前のシーンSで全chおよび仮想ラックの全スロットに配置されているプラグイン(シーンSの現PE)が使用されているか(シーンSの現PEの使用状況)を確認して、もし、シーンSの何れかのスロットの現PEが使用されていなければ、その各スロットの現PEを「(シーンSをストアした場合に)不使用になるスロットのPE」として検出する(S20)。不使用になるスロットのPEがあれば、そのPEの信号処理を停止してDSPリソースを解放し(アンマウント)、無ければ、ここでは何れのPEもアンマウントしない(S21)。次いで、CPU10は、カレントデータをシーンメモリのシーンSの領域に上書きし(S22)、シーンSのストア処理を終了する。
図10(b)に、デジタルミキサ1のCPU10が実行するシーンSの削除処理のフローチャートを示す。この処理により、図7で説明したようなシーンを削除する動作が実現される。
CPU10は、ユーザによるシーンの削除操作(図示しないデリートボタンの操作等)を検出すると、図10(b)のフローチャートに示す処理を開始する。このとき、ユーザは、シーンSを選択しており、シーン表示部78にシーンSの情報が表示されている。
図10(b)の削除処理において、CPU10は、シーンメモリに保存されているシーンSを除く全シーンと、カレントデータの何れかにおいて、削除前のシーンSで全chおよび仮想ラックの全スロットに配置されているプラグイン(シーンSの現PE)が使用されているか(シーンSの現PEの使用状況)を確認して、もし、シーンSの何れかのスロットの現PEが使用されていなければ、そのスロットの現PEを「(シーンSが削除された場合に)、不使用になるスロットのPE」として検出する(S30)。不使用になるスロットのPEがあれば、そのPEを停止してDSPリソースを解放し(アンマウント)、無ければ、ここでは何れのPEもアンマウントしない(S31)。次いで、CPU10は、シーンメモリのシーンSを削除して、データのない状態とし(S32)、シーンSの削除処理を終了する。
図11に、デジタルミキサ1のCPU10が実行するシーンSのリコール処理のフローチャートを示す。リコール処理では、シーンメモリに保存されている1つのシーンを読み出して、その読み出したデータに基づいてカレントデータを変更する。
CPU10は、ユーザによるシーンSのリコール操作(リコールボタン73の操作等)を検出すると、図11のフローチャートに示す処理を開始する。このとき、ユーザは、シーンSを選択しており、シーン表示部78にシーンSの情報が表示されている。
図11のリコール処理において、CPU10は、まず、カレントデータに基づく音信号処理部の信号処理の制御を無効化(S40)する。これは、シーンSの各部分データを順次用いてカレントデータを変更する際に、それらをどの順番に用いたかに関わらず、シーンSの全データが同じタイミングで信号処理に適用されるようにするためである。次いで、シーンSのデータをシーンメモリからRAM12に設定されたワーク領域に読み出す(S41)と共に、Xリストをクリアし、最初に処理するchを指定する(S42)。ここで、Xリストは、シーンSをリコールすることにより、chのスロットへのプラグイン配置に変更があるchを列挙するためのリストである。その後、各chを1chずつ順次処理対象として(S42,S46,S47)、ステップS43乃至S46の処理を行う。
このステップS43乃至S46の処理においてCPU10は、処理対象のch(対象ch)がリコールセーフされているか否か(保護対象か否か)を判断する(S43)。そして、対象chがリコールセーフされていない場合(S43のNO)、シーンSの当該chの各スロットに配置されているプラグインが、カレントデータの当該chのそのスロットに配置されているプラグインと同じか確認し、異なる場合には、当該chのスロットのプラグイン配置に変更があるとして、当該chをXリストに登録する(S44)。本発明では、このプラグイン配置の変更で、新PEが配置されたスロットがあったとしても、そのスロット用のその新PEは既にマウントされている点に特徴がある。そして、シーンSの当該ch部分のデータ(当該chの信号処理パラメータ、スロットへのプラグイン配置情報、その配置されたプラグインの信号処理パラメータを含む)を、カレントデータの当該ch部分に上書きする(S45)。
また、ステップS43において、対象chにリコールセーフが設定されている場合(S43のYES)は、対象chは保護対象なので、ステップS44,S45の処理をスキップして、カレントデータのそのch部分は上書きせず保持する。
ステップS43でYESあるいはステップS45の処理が終了すると、次に処理するchを対象chとして指定(S46)し、以上の処理を全chについて完了すると、ステップS48の処理に進む。これにより、カレントデータの全chの部分データのうち、リコールセーフが設定されていないchの部分データが、シーンSの対応するchの部分データで上書きされる一方、リコールセーフが設定されているchの部分データは上書きされず保持される。また、Xリストには、全chのうちの、リコールセーフが設定されておらず、かつ、スロットのプラグイン配置に変更があるchが登録される。
次に、CPU10は、シーンSのch以外の部分データで、セーフされていない部分データ(例えば、A入力30の部分データ、入力パッチ32の部分データ(パッチデータ)、仮想ラック40の各スロットの部分データなど)をカレントデータに上書きする(S48)。そして、カレントデータのパラメータ基づく音信号処理部の信号処理の制御を有効化(S49)する。この場合、リコールセーフされていないchのスロットのうち、プラグイン配置に変更がないスロットでは、そのスロットのプラグインの信号処理が、上書きされたそのプラグイン用の信号処理パラメータに基づいて制御され、プラグイン配置に変更があるスロットでは、そのスロットに新たに配置されるプラグイン(新PE)の信号処理が、上書きされたそのプラグイン用の信号処理パラメータで制御される。また、リコールセーフされているchのスロットでは、リコール前から配置されていたプラグインの信号処理が、リコール前と同じ信号処理パラメータで制御される。
また、CPU10は、ステップS44でXリストに登録された各chについて、音信号処理部を制御し、プラグイン配置に変更のあった各スロット(対象スロット)で、条件に応じたクロスフェード(Xフェード)を実行する(S50)。条件(1)は旧PEを「削除」して対象スロットをブランクにする場合であり、旧PE経路の音信号からバイパス経路の音信号へのクロスフェードを実行する(旧PEは図8のE2に相当し、図8(a)(b)に示すように旧PEがバイパスされる)。条件(2)は旧PEから新PEに「差し替え」る場合であり、旧PE経路の音信号から新PE経路の音信号へのクロスフェードを実行する(旧PEは図8のE2、新PEは図8のE2’に相当し、図8に示すように入れ替えられる)。条件(3)は新PEを「新規配置」する場合であり、バイパス経路の音信号から新PE経由の音信号へのクロスフェードを実行する(新PEは図8のE2’に相当し、図8(c)(d)に示すように接続される)。本発明のリコール処理においては、対象スロットに「新規配置」される新PEが、必ずマウント済みである点に特徴がある。さらにCPU10は、ステップS50において条件(1)「削除」または条件(2)「差し替え」に該当したスロットの旧PEのうちで、全シーン及びカレントデータで不使用になる旧PEが無いか確認し、不使用になる旧PEがあれば、その旧PEをアンマウント(停止し、割り当てられていたリソースを解放)して(S51)、リコール処理を終了する。
以上説明した本発明にかかるデジタルミキサ1によれば、chのスロットにプラグインを配置したタイミングで、未割り当てのDSPリソースがプラグインへ割り当てられ、そのDSPリソースはchに帰属することから、割り当てられたDSPのリソースを使用して動作するプラグインの設定を、そのプラグインが挿入されたチャンネルのリコールセーフ設定によりリコール対象から除外できるようになる。また、稼働モードにおいてスロットへのプラグイン配置が変更でき、かつ、プリセットのリコール等で、変更されないプラグインで処理された音が途切れないようにすることができる。また、装置の構成、操作パネルや画面の具体的な構成、具体的な処理の手順などが、上述の実施形態で説明したものに限られないことはもちろんである。
上記のデジタルミキサ1では、カレントデータないし何れかのシーンでプラグイン配置が変わる毎に、カレントデータ及び全てのシーンで不使用になったプラグインを検出し、アンマウントする処理(S12とS13,S20とS21,S30とS31,および、S51の計4箇所)を実行している。しかしながら、それら4箇所で検出&アンマウントの処理は必須ではなく、何れか1乃至複数箇所(乃至全部)で処理を省略しても良い。何れかの箇所で処理を省略した場合、ユーザの指示に応じて、所定期間毎に、或いは、CPU負荷が小さい時にバックグラウンド処理として、同様の検出&アンマウントの処理を起動できるようにするとよい。
また、上記のデジタルミキサ1の機能は、汎用コンピュータに所要のプログラムを実行させることによっても実現可能である。この場合、そのコンピュータは、音信号を入出力する装置と、信号処理を行う複数のDSPとを備えたものとするとよい。さらに、デジタルミキサ1の機能を、複数の装置に分散して設け、それらを協働させて、デジタルミキサ1と同等なシステムとして動作させてもよい。
また、上記のデジタルミキサ1は複数のDSPを備えていたが、備えるDSPの数は1つだけでもよい。DSPは、(CPUとは異なり)その演算リソースをあるプラグイン処理から別のプラグイン処理に入れ替えるのに時間がかかるため、1つのDSPであっても、スロットに配置されたプラグインにはリソースを明示的に割り当てる必要がある。さらに、信号処理をCPUで行う場合でも、複数のCPUコアを用意し、各CPUコアにプラグイン処理を分散する場合は、コア間での処理入れ替えに多少時間がかかるため、その時間が問題となる場合には、同様に明示的なリソース割り当てが必要となり、本発明を適用することができる。
さらにまた、プラグインを配置するスロットをch毎に設ける場合に、1ch当たりのスロット数は任意であり、chによって異なっていてもよい。なお、スロットに配置するプラグインは、イコライザ、コンプレッサ、ゲート、リバーブ、アンプシミュレータ、パンナーなど、どのような種類のプラグインであってもよい。
また、上記のプログラムは、本体に内蔵するEEPROM等の不揮発性記憶媒体に格納しておいてもよいし、メモリカード、CD、CD−R等の任意の不揮発性記録媒体に記録して提供することもできる。それらの記録媒体に記録されたプログラムを本体内にロードして必要な処理を実行させてもよい。
さらに、上記のプログラムを、ネットワークを経由して外部装置からダウンロードし、実行させてもよい。
また、本発明は、デジタルミキサ以外にも、音信号を処理するチャンネルを有し、スロットのような仮想的なコンテナに、プラグインのような仮想的な信号処理オブジェクトを配置して、その配置された信号処理オブジェクトにプロセッサの処理リソースを割り当てて信号処理を実行させる任意の音信号処理装置に対して適用可能である。例えば、マイク、エフェクタ、レコーダ、アンプ、スピーカー、シンセサイザ等に適用できる。
また、以上述べてきた構成及び変形例は、矛盾しない範囲で適宜組み合わせて適用することも可能である。
本発明の音信号処理装置の実施形態であるデジタルミキサ1は、アンドゥ(UNDO)機能を備えていない。そのため、カレントデータおよびシーンメモリの全シーンの範囲において不使用になるプラグインを検出している。しかし、デジタルミキサ1がアンドゥ機能を備える場合には、そのアンドゥ用のバッファも、広い意味でのプリセットに該当するので、その検出範囲に加える必要がある。例えば、リコール用のアンドゥバッファには、あるシーンをリコールした場合に、そのリコール処理をアンドゥできるように、そのリコール前のカレントデータが保存される。ストア用のアンドゥバッファには、カレントデータをあるシーンにストアした場合に、そのストア処理をアンドゥできるように、そのストア前にそのシーンに入っていたデータが保存される。スロットに新たなプラグインを配置した場合に、汎用のアンドゥバッファには、その配置前にそのスロットへのプラグインの配置と、そのプラグインの設定とが保存される。この場合、これらアンドゥバッファで使用されているプラグインのマウントも保護対象となる。すなわち、あるスロットへ配置されたプラグインが、カレントデータ、全シーン、全アンドゥバッファで使用されていない場合には、そのスロットのそのプラグインをアンマウントしてよい。
1 デジタルミキサ、10 CPU、11 フラッシュメモリ、12 RAM、13 PC_I/O、14 MIDI_I/O、15 その他I/O、16 表示器、17 操作子、18 波形I/O、19 ミキシング処理部、20 効果付与部、21 CPUバス、22 波形バス、30 A入力、31 D入力、32 入力パッチ、33 入力ch、33a インサート、34 MIXバス、35 出力ch、35a インサート、36 出力パッチ、37 A出力、38 D出力、39 仮想ラック、39a インサート、40 プラグインエフェクト、50 タッチスクリーン、60 ch設定部、61 スロット操作部、62 ch名表示部、63 chストリップ、71 レイヤ選択スイッチ、72 ストアボタン、73 リコールボタン、74 増減ボタン、75 シフトボタン、76 タッチ&ターンノブ、77 各種キー、78 シーン表示部、80 ラック設定画面、80a ラック、81 スロット、82,83 パッチ部

Claims (3)

  1. それぞれ、音信号の処理を行う複数のチャンネルであって、その処理経路中にスロットを備えた複数のチャンネルと、
    あるチャンネルのスロットにプラグインが配置されたタイミングで、そのプラグインのための処理リソースを静的に確保する確保手段と、
    複数の各チャンネルのスロットに供給される音信号に対し、そのスロットに配置されているプラグインの信号処理を、そのプラグインのために確保された処理リソースを用いて施す信号処理手段と、
    前記複数のチャンネルのうちの一部のチャンネルを保護対象として指定し、そのチャンネルの信号処理の設定と、そのチャンネルのスロットへのプラグイン配置と、そのプラグインの信号処理の設定とを保護する保護手段と
    を備えることを特徴とする音信号処理装置。
  2. 請求項1に記載の音信号処理装置であって、さらに、
    前記複数の各チャンネルの音信号処理の設定と、そのチャンネルのスロットへのプラグイン配置の設定と、そのプラグインの音信号処理の設定とを含むプリセットを、複数記憶する記憶手段と、
    ユーザのリコール指示に応じて、前記複数のプリセットのうちの1のプリセットを当該音信号処理装置にリコールすることにより、複数の各チャンネルの信号処理の設定と、そのチャンネルのスロットへのプラグイン配置と、そのプラグインの信号処理の設定とを一括で再現するリコール手段と
    を備えており、
    前記保護手段は、前記保護対象として指定されたチャンネルの信号処理の設定と、そのチャンネルのスロットへのプラグイン配置と、そのプラグインの信号処理の設定とを、前記リコール手段による再現の対象から除外することにより、前記保護を行うことを特徴とする音信号処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の音信号処理装置であって、
    前記信号処理手段は、デジタル・シグナル・プロセッサの半導体集積回路を備えており、前記処理リソースは、その半導体集積回路の処理能力であることを特徴とする音信号処理装置。
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