JP5338416B2 - 音響装置 - Google Patents

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Description

この発明は、設定されたパラメータセットに従って音響信号処理を行う処理部を備える音響装置に関する。
従来、音響信号処理を行う処理部を備える音響装置の一つとして、多数のマイクロホンあるいは電気・電子楽器などから出力されるオーディオ信号のレベルや周波数特性を調整してミキシングし、パワーアンプに送り出すコンサートホール等で使用されるディジタルミキサが知られている。ディジタルミキサを操作するオペレータは、楽器の演奏音やボーカルの各オーディオ信号の音量や音色を、ディジタルミキサにおける各種パネル操作子を操作することにより、演奏を最もふさわしく表現していると思われるよう調整している。この調整により、音響信号処理用のパラメータセットの各パラメータ値が最適とされる。ディジタルミキサは、入力信号系列として複数の入力チャンネルと該入力チャンネルから出力される信号をミキシングするバスと、ミキシングされた信号を出力する出力系列である出力チャンネルを備えている。各入力チャンネルはそれぞれ入力する信号の周波数特性やミキシングレベル等を制御して各ミキシングバスに出力し、各ミキシングバスはそれぞれ入力する信号をミキシングして対応する出力チャンネルに出力する。出力チャンネルからの出力は増幅されてスピーカ等から放音される。
従来のディジタルミキサにおいては、パネルに設けられているフェーダ、ノブやスイッチ等の操作子により設定されたチャンネル毎の信号処理用のパラメータからなるパラメータセットはカレントメモリに格納される。このカレントメモリ上のパラメータセットを、シーンとしてシーンメモリにストアすることができる。シーンの各々にはシーン番号が付与されてストアされ、シーン番号を指定してリコール操作することにより、指定されたシーン番号のシーンが読み出され、そのシーンに応じた設定状態がディジタルミキサで再現されるようになる。これにより、一度設定した会議室、宴会場、ミニシアターや多目的ホールまでの様々なシーンを再現することができるようになる。複数のシーンが記憶される領域が確保されているシーンメモリに記憶可能なシーン数は機種により異なるが、例えば100シーンとされる。この場合は、シーンをシーンメモリにストアする際に1〜100のシーン番号の内の空いているシーン番号を指定してストアする。これにより、指定したシーン番号の領域にシーンが記憶されるようになり、シーンメモリにストアされたシーンは、それぞれシーン番号で特定されるようになる。そこで、シーンメモリからシーンをリコールする場合は、リコールしたいシーンのシーン番号を特定して指定する。これにより、リコールしたいシーンがシーンメモリから読み出されて、読み出されたシーンのパラメータセットがカレントメモリ上に設定されるようになる。さらに、従来のディジタルミキサにおいては、イベントリスト機能が備えられている。イベントリスト機能で用意されるイベントリストには、トリガ条件が満たされたときにリコールするシーンをシーン番号で示すイベントとそのイベントの実行順を示すイベント番号とが、複数セット記憶されており、イベントリストに基づいてリコールされたシーンがディジタルミキサに順次に設定されるようになる。
特開2004−56332号公報 特許第4001121号公報
従来のディジタルミキサにはパーソナルコンピュータ(以下、「PC」という)を接続することができ、PCからディジタルミキサを制御することができる。この場合、シーンのオフライン編集が可能なミキサ制御用のアプリケーションをPCにインストールしておくと、PCをディジタルミキサに接続せずにオフラインの状態で、ミキサ制御用のアプリケーションを用いてシーンの編集を行うことができる。そして、編集したシーンをPC内のシーンメモリにストアすることができ、ストアする際には空いているシーン番号を指定すると指定したシーン番号の領域にシーンが記憶されるようになる。その後、PCをディジタルミキサに接続して、PC内に記憶されたシーンメモリのシーンを、ディジタルミキサ内のシーンメモリに書き込むことができる。これにより、PCにより編集されたシーンをディジタルミキサに設定することができる。
ところで、ディジタルミキサには、複数のイベントリストの内から選択したイベントリストを読み込むことができる。選択されたイベントリストはワークメモリ上に読み込まれる。この場合、新しく読み込まれたイベントリストにおいてリコールされるシーンの全てがワークメモリ上に読み込まれていない場合は、読み込まれていないシーンをワークメモリ上に追加して読み込んでおく必要がある。しかしながら、シーンを特定するためのシーン番号は、ストアする際に指定された空いているシーン番号とされていることから、ワークメモリ上にすでに存在しているシーンのシーン番号と、追加して読み込むシーンのシーン番号とが重複するおそれが生じる。すると、シーンをワークメモリ上に追加して読み込んだ際に、シーン番号が重複しているとワークメモリ上にあったシーンが、追加されたシーンにより上書きされて消えてしまうことがあった。このため、従来のディジタルミキサでは既に読み込んであるシーンが消されないように、他で作成されたシーンを追加して読み込むことは行われていなかった。
ところで、イベントリストでリコールされるシーンの数は、イベントリストによっては多くのシーン数が必要となり、必要とされる多くのシーンを効率的に作成するには複数人で分担して作り上げることが考えられる。しかしながら、従来のディジタルミキサでは他で作成されたシーンを追加して読み込まないようにしていたことから、複数人で分担して作り上げることができないという問題点があった。この場合、複数人で分担して作成した複数のシーンを順次追加して一つにしようとすると、異なるディジタルミキサやPCを用いて複数のシーンがそれぞれ作成されていることから、それぞれ作成されたシーンのシーン番号が重複する可能性があり、重複している場合は追加してシーンを読み込んだ際に必要なシーンが上書きされて消えてしまう恐れが生じる。このように、従来はイベントリストでリコールされる複数のシーンを複数人で分担して作り上げることができないと云う問題点があった。
そこで、本発明は、パラメータセットからなる設定データが既に複数読み込まれている際に、別の複数の設定データを追加して読み込んでも、既に読み込んであるいずれの設定データも上書きされることなく、追加する設定データを追加して読み込むことのできる音響装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の音響装置は、複数のパラメータからなるパラメータセットを記憶したカレントメモリと、変更指示に応じて、カレントメモリのパラメータセットの各パラメータの値を変更する変更手段と、入力する音響信号に対し、カレントメモリのパラメータセットに基づく信号処理を施して出力する音響信号処理手段と、前記パラメータセットと同じ構成の設定データであって、付与されたユニークなIDでそれぞれ特定される複数の設定データを記憶する設定データメモリと、前記データメモリに記憶されている前記複数の設定データをそれぞれ特定する複数のIDを、それぞれ異なるデータ番号と対応付けて記憶するリストメモリと、データ番号を伴う保存指示に応じて、前記リストメモリに当該データ番号に対応付けられたIDが記憶されていない場合は、ユニークなIDを生成し、前記カレントメモリのパラメータセットを、該生成されたユニークなIDで特定される設定データとして前記設定データメモリに記憶し、かつ、前記リストメモリに、当該データ番号に対応付けて該生成されたユニークなIDを記憶するとともに、前記リストメモリに当該データ番号に対応付けられたIDが記憶されている場合は、前記カレントメモリのパラメータセットを、前記設定データメモリの当該IDで特定される設定データに上書きする保存手段と、データ番号を伴う呼出指示に応じて、前記リストメモリに当該データ番号に対応付けられたIDが記憶されている場合は、前記設定データメモリから当該IDで特定される設定データを読み出して、前記カレントメモリのデータセットに上書きする呼出手段と、他のリストメモリを指定した追加読込指示に応じて、当該他のリストメモリのリストに記録されているIDで特定される設定データが既に前記設定データメモリに読み込まれているか否かを確認して、読み込まれていない設定データを読み込み、読み込んだ設定データを特定するIDを前記リストメモリに追加記録する追加記録手段とを備えることを最も主要な特徴としている。
本発明によれば、既に読み込んである複数の設定データに追加して、別の複数の設定データを読み込んだ際に、各々の設定データはユニークな識別情報により識別されるため、既に読み込んである設定データが上書きされることなく設定データを追加することができるようになる。この場合、イベントリストでリコールされる複数の設定データを複数人で分担して作成しても、複数人で作成されたそれぞれの設定データはユニークな識別情報により識別されるため、複数人で作成された複数の設定データを1つにまとめても、いずれの設定データも上書きされることなく1つにまとめることができる。したがって、イベントリストでリコールされる複数の設定データを複数人で分担して作り上げることができるようになる。
本発明の音響装置の実施例であるディジタルミキサにパーソナルコンピュータを接続した構成を示すブロック図である。 本発明にかかるディジタルミキサの信号処理部で行われるミキシング処理部および波形I/Oの処理アルゴリズムを等価的に示す機能ブロック図である。 本発明にかかるディジタルミキサのワークエリアに格納されているSリストのデータ構造を示す図である。 本発明にかかるディジタルミキサのワークエリアに格納されているSデータのデータ構造を示す図である。 本発明にかかるディジタルミキサのワークエリアに格納されているEリストのデータ構造を示す図である。 本発明にかかるディジタルミキサのワークエリアに設定されているカレントメモリのデータ構造を示す図である。 外部記憶手段に保存された際のスナップショットプールのディレクトリ構成を示す図である。 本発明にかかるディジタルミキサにおいて実行されるスナップショットリストの書き出し処理のフローチャートである。 本発明にかかるディジタルミキサにおいて実行されるパラメータ変更処理のフローチャートである。 本発明にかかるディジタルミキサにおいて実行されるスナップショット呼出処理のフローチャートである。 本発明にかかるディジタルミキサにおいて実行されるスナップショットのリコール処理のフローチャートである。 本発明にかかるディジタルミキサにおいて実行されるスナップショット名が指定された際の保存処理(1)のフローチャートである。 本発明にかかるディジタルミキサにおいて実行されるイベント名が指定された際の保存処理(2)のフローチャートである。 本発明にかかるディジタルミキサにおいて実行されるスナップショットの読込処理Aのフローチャートである。 本発明にかかるディジタルミキサにおいて実行されるスナップショットの読込処理Bのフローチャートである。 本発明にかかるディジタルミキサにおいて実行されるスナップショットリストの作成処理のフローチャートである。 本発明にかかるディジタルミキサにおいて実行されるスナップショットリストファイルの新規読込処理のフローチャートである。 本発明にかかるディジタルミキサにおいて実行されるスナップショットリストファイルの追加読込処理のフローチャートである。 本発明にかかるディジタルミキサにおいて実行されるスナップショットファイルの追加読込処理のフローチャートである。 本発明にかかるディジタルミキサにおいて実行されるイベントリストファイルの読込処理のフローチャートである。 本発明にかかるディジタルミキサにおいて実行されるスナップショットデータの不使用抽出処理および不使用削除処理のフローチャートである。
本発明の音響装置の実施例であるディジタルミキサ1の構成と、このディジタルミキサ1に接続されているパーソナルコンピュータ(PC)2の構成を示すブロック図を図1に示す。
図1に示す本発明の実施例に係るディジタルミキサ1において、ディジタルミキサ1の全体の動作を制御すると共に、スイッチやノブ等の操作子の操作に応じた操作信号を生成しているCPU(Central Processing Unit)1−1と、CPU1−1が実行するミキシング制御プログラム等の動作ソフトウェアが格納されている書き換え可能な不揮発性のフラッシュメモリ1−2と、CPU1−1のワークエリアや各種データ等が記憶されるRAM(Random Access Memory)1−3を備えている。このように、フラッシュメモリ1−2に動作ソフトウェアを格納することにより、フラッシュメモリ1−2内の動作ソフトウェアを書き換えることで、動作ソフトウェアをバージョンアップすることができる。また、USBメモリやSDメモリ等の外部記憶媒体は、入出力インタフェースである外部記憶I/O1−4を介してディジタルミキサ1に接続され、RAM1−3のワークエリア等に格納されているデータを外部記憶媒体に保存することができる。また、通信用のインタフェースである通信I/O1−5には、通信線を介してPC2が接続されている。
表示器1−6はディジタルミキサ1のパネルに設けられており、液晶等のディスプレイとマトリクス・スイッチ等を組み合わせたタッチスクリーンとされている。表示器1−6に表示されている操作子アイコンを押す操作を行うことでパラメータ値の変更やオン/オフを切り換えることができる。電動フェーダ1−7は、入力チャンネルあるいは出力チャンネルの音響信号のレベルを調整するフェーダであり、手動および電動によりレベル調整することができる。操作子1−8は、選択されたチャンネル等のパラメータを変更するスイッチやノブの操作子や、パネルのチャンネルストリップに備えられるフェーダ等の操作子である。ディジタルミキサ1の全ての入力と全ての出力は波形I/O(波形データインタフェース)1−9により行われる。この波形I/O1−9は、アナログ信号が入力される複数のA入力ポートと、アナログ信号が出力される複数のA出力ポートと、外部からディジタル信号を入力すると共に外部へディジタル信号を出力する双方向とされている複数のD入力/D出力ポートとを備えている。
また、信号処理部(DSP)1−10は多数のDSP(Digital Signal Processor)を用いて構成されており、CPU1−1の制御の元でミキシング処理やエフェクト処理などを行っている。RAM1−3には、このミキシング処理やエフェクト処理を制御するための各種パラメータの現在値がワークエリアのカレントメモリ上に格納されており、CPU1−1は、スイッチやノブ等の操作子の操作に応じてカレントメモリ上のパラメータの現在値が変更されるとともに、該パラメータの現在値に基づいて、信号処理部1−10が行うミキシング処理やエフェクト処理の係数やアルゴリズムが制御される。この信号処理部1−10においてミキシング処理されたミキシング信号をレコーダに供給して記録することができると共に、レコーダから再生したミキシング信号を信号処理部1−10へ供給することができる。各部は通信バス1−11に接続されている。
図1に示すPC2は、PC2の全体の動作を制御しているCPU(Central Processing Unit)2−1と、CPU2−1が実行する動作ソフトウェアや各種データが格納されている書き換え可能な不揮発性のフラッシュメモリ2−2と、CPU2−1のワークエリアや各種データ等が記憶されるRAM2−3を備えている。また、ハードディスクドライブ(HDD)2−4のハードディスクには、オペレーションシステム(OS)やミキサ制御プログラム等のアプリケーションプログラムが格納されている。通信用のインタフェースである通信I/O2−5には、通信線を介してディジタルミキサ1が接続されている。USBメモリやSDメモリ等のリムーバブルな外部記憶媒体は、入出力インタフェースである外部記憶I/O2−6を介してPC2に接続され、RAM2−3のワークエリア上のデータ等を外部記憶媒体に保存することができる。表示器2−7には、起動されたアプリケーションに応じた画面が表示され、キーボード2−8およびマウス2−9により画面操作や各種入力を行うことができる。各部は通信バス2−10に接続されている。PC2をディジタルミキサ1に接続してミキシング制御プログラムを実行することにより、ディジタルミキサ1をPC2によりリモートコントロールすることができる。
次に、本発明にかかる図1に示す構成のディジタルミキサ1の信号処理部1−10と波形I/O1−9の処理アルゴリズムを等価的に示す機能ブロック図を図2に示す。
図2において、複数のアナログ入力ポート(A入力)30に入力されたアナログ信号は、波形I/O1−9に内蔵されているAD変換器によりディジタル信号に変換されて入力パッチ32に入力される。また、複数のディジタル入力ポート(D入力)31に入力されたディジタル信号は、そのまま入力パッチ32に入力される。入力パッチ32では、信号の入力元である複数の入力ポートの何れか1つの入力ポートを、例えば48チャンネルとされる複数の入力ch部33の各入力チャンネル毎に選択的にパッチ(結線)することができ、各入力チャンネルには、入力パッチ32でパッチされた入力ポートからの信号が供給される。
入力ch部33における各入力チャンネルには、アッテネータ、イコライザ、コンプレッサやゲート、フェーダと、ステレオ(ST)バス34やミキシング(MIX)バス35への送り出しレベルを調整するセンド調整部が備えられており、これらの入力チャンネルにおいて、周波数バランスやレベル制御およびSTバス34やMIXバス35への送出レベルが調整される。MIXバス35は、例えば16本(MIX1〜16)設けられている。入力ch部33から出力される48チャンネルのディジタル信号は、それぞれSTバス34およびMIXバス35の1ないし複数に選択的に出力される。STバス34においては、48入力チャンネルのうちの任意の入力チャンネルから選択的に入力された1ないし複数のディジタル信号がミキシングされて、ステレオチャンネルのミキシング出力がST出力ch部36に出力される。MIXバス35においては、16本の各バスにおいて、48入力チャンネルのうちの任意の入力チャンネルから選択的に入力された1ないし複数のディジタル信号がミキシングされて、合計16チャンネルのミキシング出力がMIX出力ch部37に出力される。これにより、ステレオ出力と、16通りにミキシングされた16チャンネルのミキシング出力とを得ることができる。
ST出力ch部36およびMIX出力ch部37における各出力チャンネルには、アッテネータ、イコライザ、コンプレッサ、フェーダが備えられており、これらの出力チャンネルにおいて、周波数バランスやレベル調整および出力パッチ38へ送出されるレベルが制御される。出力パッチ38では、信号の入力元であるST出力ch部36およびMIX出力ch部37からのステレオ信号および16チャンネルのミキシング信号の何れか1つのチャンネルを、アナログ出力ポート部(A出力)39やディジタル出力ポート部(D出力)40の各出力ポート毎に選択的にパッチ(結線)することができ、各出力ポートには、出力パッチ38でパッチされたチャンネルからの信号が供給される。
また、複数のアナログ出力ポートを備えるアナログ出力ポート部(A出力)39へ供給されたディジタル出力信号は、波形I/O1−9に内蔵されているDA変換器によりアナログ出力信号に変換されてアナログ出力ポートから出力される。そして、アナログ出力ポート部(A出力)39から出力されるアナログ出力信号は、増幅されてメインのスピーカから放音される。さらに、このアナログ出力信号は出演者が耳に装着するインイヤーモニタに供給されたり、その出演者の近傍に置かれたステージモニタスピーカで再生される。また、複数のディジタル出力ポートを備えるディジタル出力ポート部(D出力)40から出力されるディジタルオーディオ信号は、レコーダや外部接続されたDAT等に供給されてディジタル録音することができるようにされている。
ディジタルミキサ1における信号処理部1−10は、パネルに設けられているフェーダ、ノブやスイッチ等の操作子1−8により入力チャンネルや出力チャンネルに設定された信号処理用のパラメータからなるパラメータセットに応じた信号処理を行う。すなわち、ディジタルミキサ1からの音響出力を放音した際に、パラメータセットに応じた音響の設定状態が作り出されるようになる。本発明においては、作り出される音響の設定状態をスナップショット(Snapshot)と呼び、スナップショットを実現するパラメータセットをSデータ(Snapshotデータ)とする。スナップショットは、従来のディジタルミキサにおいて用いられているシーンに相当し、Sデータはディジタルミキサ1の信号処理用の設定データでもある。スナップショットを特定してリコール操作することにより、特定されたスナップショットのSデータが読み出され、そのSデータに応じた音響の設定状態がディジタルミキサ1で再現されるようになる。これにより、一度設定した会議室、宴会場、ミニシアターや多目的ホールまでの様々なスナップショットを再現することができるようになる。
RAM1−3上のワークエリアにスナップショットのデータを保存するためのデータ領域として、Sリスト(Snapshotリスト)のデータが格納されるSリスト領域と、Sリストに記録されている全てのスナップショットの実データである複数のSデータ(Snapshotデータ)が格納されるSデータ領域が作成される。また、Eリスト(Eventリスト)のデータを格納するEリスト領域を作成してもよい。Sリストは、複数のスナップショットを記録したリストとされ、Sリストのデータ構造が図3に示されている。図3に示すように、SリストにはSリストのファイル名(SLFN)が付けられており、ヘッダと一つのスナップショットの情報が記録された複数のリストデータ(SLD)から構成されている。ヘッダには、Sリスト名(SLN)とSリストに記録できるSLDの最後の番号(Ns)の情報が格納されている。Sリストにおける各SLDにはそのSLDの番号(num)と、スナップショットを特定するための唯一無二のユニークな識別情報(ID)とされるSID(Snapshot ID)と、その他のデータ(OD)が含まれている。例えば、SLD_02のリストデータの番号(num)は「2」とされ、ユニークなIDであるSIDはSID_02とされ、その他のデータであるODはOD_02とされている。図示する例においては、SLD_01,SLD_02,SLD_05,SLD_06・・・SLD_Esの複数のリストデータが記録されており、SリストにSLDを記録する際には空いている番号を指定して、あるいは番号が自動付与されて記録される。なお、Ns≧Esとされ、ODは予備のデータとされている。
図4に示すように、複数のSデータSD−1,SD−2・・・SD−EがSデータ領域に格納されている。1つのSデータのデータ構造が図4に示されており、Sデータは任意に付けられるSデータのファイル名(SFN)と、ヘッダとパラメータセットから構成されている。ヘッダには、Snapshot名(SN)とSIDの情報が格納されている。パラメータセットは、ディジタルミキサ1における信号処理用のパラメータセットとされる設定データの本体である。Sデータはスナップショットの実データであり、Sリストの各SLD内のSIDにより特定される全てのSデータがSデータ領域に格納されている。この場合、各SLDには一つのスナップショットの情報が記録されていることから、SLD数と同数のSデータがSデータ領域に格納されている。複数のSデータのそれぞれは、各Sデータのヘッダに格納されているSIDにより特定することができる。すなわち、SIDを指定してリコール操作することにより、当該SIDが付与されているSデータが読み出されてカレントメモリにSデータであるパラメータセットが設定される。これにより、そのパラメータセットに対応するスナップショットがディジタルミキサ1で再現されるようになる。なお、SIDは、そのスナップショットのパラメータセットを作成した機器の機器ID、MACアドレス、作成日時、ユーザ名、乱数などを適宜利用して、公知の方法で生成することにより、生成する毎に唯一無二のSIDが生成されるようになる。
また、本発明のディジタルミキサ1には、イベントリスト機能が備えられており、トリガ条件が満たされた時にリコールするスナップショットをそのSIDで示すイベントと、そのイベントの実行順を示すイベント番号とが、複数セット記憶されているイベントのリストとされるEリストが、ワークエリアのEリスト領域に格納されている。このEリストにより、時間の経過に伴ってリコールされたスナップショットのパラメータセットが順次ディジタルミキサ1に設定されて、リコールされたスナップショットが順次再現されるようになる。
Eリストのデータ構造を図5に示す。図5に示すように、EリストにはEリストのファイル名(ELFN)が付けられており、ヘッダとイベントのリストデータ(ELD)からなっている。ヘッダは、Eリスト名(ELN)とEリストに登録可能なELDの最後の番号(Ne)の情報が格納されている。Eリストに記録されている各ELDには、そのELDの番号(num)と、Event名(EN)と、そのイベントでリコールするSデータを特定するためのSIDと、リコールするイベントの実行タイミング等を制御するTriggerデータ(TD)と、その他のデータ(OD)が含まれている。例えば、ELD_03のイベントリストの番号(num)は「3」とされ、Event名であるENはEN_03とされ、リコールされるSIDはSID_03とされ、TriggerデータであるTDはTD_03とされ、その他のデータであるODはOD_03とされている。この場合、TD_03が時刻情報とされている場合は、時刻がTD_03に達した際にSID_03で特定されるSデータが呼び出されて、そのパラメータセットがカレントメモリに設定されることにより、リコールされたスナップショットが再現されるようになる。図示する例においては、ELD_01,ELD_03,ELD_04,ELD_06・・・ELD_EeのELDがEリストに記録されており、ELDを記録する際には空いている番号を指定して、あるいは番号が自動付与されて記録される。なお、Ne≧Eeとされ、ODには制御用データを格納することができる。また、Sデータ領域に格納されているSリストにEリストは対応しており、Eリストのイベントで指定されている各SIDで特定される全てのSデータがSデータ領域に格納されている。
さらに、RAM1−3上のワークメモリにはカレントメモリ領域が作成されており、このカレントメモリのデータ構造が図6に示されている。図6に示すように、ディジタルミキサ1に現在設定されている使用中のパラメータセットとその他のデータがカレントメモリに記憶されている。
RAM1−3上のスナップショットのデータであるSリスト、Eリストおよび複数のSデータと同じ内容のデータが、ディジタルミキサ1からアクセス可能な記憶媒体の記憶領域に記憶されている。この場合、コンパクトフラッシュ、SDカード、USBメモリ、光ディスク等の記憶媒体に記憶されてもよいし、ネットワークで接続されたPC、ファイルサーバー、PDA、Webサーバー等の記憶媒体に記憶されてもかまわない。この際の記憶媒体に作成されるSnapshotプールのディレクトリ構造の一例を図7に示す。図7に示す一例では、ルートの下の階層にスナップショットのデータを記録するフォルダとして、例えば3つのグループフォルダG1,G2,G3が作成されている。グループフォルダG1,G2,G3はSnapshotフォルダであり、それぞれにEリストのファイル(ELF)が1つと、Sリストのファイル(SLF)が1つと、SデータのファイルとされるSnapshotファイル(SF)が複数格納される。この場合、SLFとELFとはいずれか一方だけが格納されていてもよい。そして、SリストのSLDに記録されているSID、あるいはEリストのELDに記録されているSIDで特定される全てのSデータのSFがグループフォルダに格納される。
また、図7に示すディレクトリ構造において、例えばG2フォルダの中の1つのスナップショットを指定してG1フォルダに追加すると、G1フォルダに格納されているSLFに追加されるスナップショットを特定するSIDが含まれる新たなSLDがSリストに追加されるが、追加するスナップショットの実データとされるSデータのSFはG1フォルダに追加されず、読み出される際はG2フォルダに保存されている当該SFが参照されて読み出されるようになる。この場合、G1フォルダのSリストを記憶媒体に保存した場合は、当該Sリストのファイルと、Sリストに記録されているG2フォルダから追加されたスナップショットを含む全てのSデータのファイルが記憶媒体に記憶される。さらに、RAM1−3上の例えばSリストが更新されると、記憶媒体に記憶されている更新されたSリストに該当するSLFのSリストが更新される。また、RAM1−3上のSデータ領域に新たなSデータが保存されると、記憶媒体にも新たなSデータのSFが保存されるようになる。このように、RAM1−3上のSリスト領域(Eリスト領域)やSデータ領域のデータが更新されると、記憶媒体上の対応するデータも更新されるようになり、両者は同期されて同じデータが保持されるようになる。
本発明にかかるディジタルミキサ1において、ノブ操作子やフェーダ等の操作子1−8を操作することにより、当該操作子1−8が割り当てられているチャンネルのパラメータが変更される。変更されたパラメータは、カレントメモリに格納されているうちの該当するパラメータとされ、カレントメモリに格納されているパラメータセットが更新されるようになる。パラメータの調整が終了して、カレントメモリに格納されているパラメータセットを新たなスナップショットとして保存する指示を行うと、ユニークなIDが新たなスナップショットを特定するSIDとして生成されて、このSIDを含む新たなSLDがSリストに記録される。同時に、カレントメモリのパラメータセットと生成されたSIDとからなるSデータがSデータ領域に格納される。このようにして、ディジタルミキサ1でスナップショットを編集/作成してストアすると、そのスナップショットがSリストに記録されると共に、そのSデータがSデータ領域に格納されるようになる。
また、ディジタルミキサ1において、記憶媒体に格納されているあるSLFを追加読み込みする指示がされると、このSLFのSリストがRAM1−3上のSリスト領域に一時的に読み込まれる。そして、追加読み込みされたSリストの各SLDに記録されているSIDで特定されるSデータの内、Sデータ領域に読み込まれていないSデータのみが追加して読み込まれるようになる。この場合、追加読み込みされるSデータのSFが、SLFと共に記憶媒体に記憶されている。そして、SIDがユニークなIDとされていることから、Sデータが追加読み込みされた際に、同じSIDが存在しないことから既存のSデータが上書きされることなく追加されるようになる。また、追加読み込みされたSリストに既存のSリストに含まれていないSLDがある場合は、既存のSリストに当該SLDのSIDとODを含む新たなSLDが追加作成される。このような処理が終了すると一時的に読み込まれていたSリストはSリスト領域から削除される。このように、他の機器において作成されたスナップショットを、そのスナップショットが登録されているSLFのSリストを追加読み込みすることにより追加することができる。
さらに、PC2において、通信線で接続された通信I/O2−5および通信I/O1−5を介してディジタルミキサ1のRAM1−3上や記憶媒体に記憶されているスナップショットのいずれかを指定してPC2に読み込んで編集することができる。スナップショットの指定は、SリストにおけるいずれかのSLDあるいはEリストにおけるいずかのELDを指定することにより行え、指定されたSLDあるいはELDに記録されているSIDにより特定されたSデータのパラメータセットがPC2におけるRAM2−3上のカレントメモリに読み込まれるようになる。また、直接Sデータのいずれかを指定してもスナップショットを指定することができ、この場合も指定されたSデータのパラメータセットがPC2のカレントメモリに読み込まれるようになる。このカレントメモリ上のパラメータセットのパラメータを、ミキサ制御用のアプリケーションを利用して変更することにより、スナップショットの編集を行うことができるようになる。
そして、スナップショットのオフライン編集が可能なミキサ制御用のアプリケーションをPC2にインストールしておくと、PC2をディジタルミキサ1に接続せずにオフラインの状態で、ミキサ制御用のアプリケーションを用いてスナップショットを構成するパラメータを変更することにより、スナップショットの編集/作成を行うことができる。そして、編集されたカレントメモリ上のパラメータセットを、新たなスナップショットのSデータとしてPC2内のRAM2−3のSデータ領域に保存すると、USBメモリやHDD2−4等の記憶媒体上にはこのSデータのSFが保存されるようになる。この場合、ユニークなIDが新たなスナップショットを特定するSIDとして生成されて、このSIDとパラメータセットとからなるSデータが保存される。同時に、生成されたSIDを含む新たなSLDがSリストに追加される。
また、SLDが追加されたSリストは記憶媒体にも記憶される。その後、PC2をディジタルミキサ1に接続したり、上記記憶媒体をディジタルミキサ1の外部記憶I/O1−4に装着することで、SリストやSデータ等のPC2で編集されたスナップショットのデータを、ディジタルミキサ1内に書き込むことができる。これにより、PC2により編集/作成されたスナップショットをディジタルミキサ1で実現することができる。
次に、Sリスト(あるいはEリスト)のリスト名SLN(あるいはELN)が指定されて、書き出しが指示された際に実行される書き出し処理のフローチャートを図8に示す。書き出し先は、記憶媒体とされる。
リスト名が指定されて書き出しが指示されると書き出し処理がスタートされて、指示されたリスト名のSリスト(あるいはEリスト)を保存する記憶媒体上のターゲットフォルダに、指定されたファイル名のサブフォルダがステップS10にて作成される。ターゲットフォルダには、記憶媒体の既存のフォルダや新規作成されたフォルダを選択することができる。次いで、作成されたサブフォルダにステップS11にて、指定されたリスト名のSリスト(あるいはEリスト)に記録されているSIDで特定される全てのSデータがSFとされて書き込まれる。さらに、指定されたSリスト(あるいはEリスト)がSLF(あるいはELF)とされてサブフォルダに書き込まれて、書き出し処理は終了する。このように、この書き出し処理により記憶媒体のサブフォルダには、SLF(あるいはELF)と共に、このファイルのSリストのSLD(あるいはEリストのELD)に記録されているSIDで特定される全てのSデータのSFが書き込まれる。そこで、記憶媒体がUSBメモリ等のリムーバブルメモリとされている場合は、記憶媒体を取り外して他のディジタルミキサに装着することにより、PC2や一のディジタルミキサで作成/編集したスナップショットを他のディジタルミキサに移して再現することができるようになる。
次に、ディジタルミキサ1のパネルに設けられている電動フェーダ1−7やノブ等のパラメータを変更できる操作子1−8を操作した時に実行されるパラメータ変更処理のフローチャートを図9に示す。
パラメータを変更できる操作子が操作されると、パラメータ変更処理がスタートされてステップS20にて操作子により変更された操作値がレジスタに操作値valとして格納される。次いで、ステップS21にてカレントメモリ上の現在使用しているパラメータセットにおける、操作された操作子1−8に割り当てられているパラメータの値が、操作値valに応じて変更される。ステップS21の処理が終了するとパラメータ変更処理は終了する。パラメータ値が変更されたパラメータセットは、新たなスナップショットを実現するSデータとして保存することができるが、その処理のフローチャートは後述する。
次に、Sリストのn番目が指定されて「呼出」が指示された際に実行される呼出処理のフローチャートを図10に示す。
Sリストのn番目が指定されて「呼出」が指示されると呼出処理がスタートされて、ステップS30にて呼出が指定されたSリストのn番目のSLD_nが参照されて、SLD_n内に記録されているSID_nが識別情報SIDとしてレジスタに格納される。次いで、ステップS31にて当該識別情報SIDで特定されるSデータが読み出されて、読み出されたSデータにおけるパラメータセットによりカレントメモリ上のパラメータセットが上書きされる。これにより、呼出が指定されたSLD_nに対応するスナップショットのパラメータセットがカレントメモリに設定され、ディジタルミキサ1において、Sリストのn番目に記録されたスナップショットが再現されるようになる。ステップS31の処理が終了すると、呼出処理は終了する。
次に、EリストのいずれかのELD_nに記録されているTD_nのトリガ条件が満たされた時に実行されるスナップショットのリコール処理のフローチャートを図11に示す。
ELD_nに記録されているTD_nのトリガ条件が満たされたことが検出されるとリコール処理がスタートされて、ステップS40にてトリガ条件が満たされたELD_nが参照されて、当該ELD_n内に記録されているSID_nが識別情報SIDとしてレジスタに格納される。次いで、ステップS41にて当該識別情報SIDで特定されるSデータが読み出されて、読み出されたSデータにおけるパラメータセットによりカレントメモリ上のパラメータセットが上書きされる。次いで、ステップS42にてELD_nに記載されているOD_nに基づいてその他の処理が実行される。これにより、トリガ条件が満たされたELD_n内に記録されているSID_nで特定されるスナップショットがリコールされて、そのスナップショットがディジタルミキサ1において再現されるようになる。ステップS42の処理が終了すると、リコール処理は終了する。なお、TD_nが時刻情報とされている場合は、時刻がTD_nに達した際にトリガ条件が満たされたことになり、TD_nがマニュアル型とされている場合は、トリガボタンが押された時にトリガ条件が満たされたことになる。
次に、Sリストのn番目が指定されると共にSnapshot名(SN)が指定され、「保存」が指示されたときに実行される保存処理(1)のフローチャートを図12に示す。
Sリストのn番目が指定されると共にSnapshot名(SN)が指定され、「保存」が指示されると保存処理(1)がスタートされて、指定されたSNのスナップショットが新規か否かがステップS50にて判断される。ここで、指定されたSNのスナップショットがRAM上1−3に格納されておらず新規と判断された場合はステップS51に進み、指定されたSNのSデータ領域がRAM1−3に作成される。次いで、ステップS52にてユニークなIDが生成されて、生成されたIDがSIDとしてレジスタに格納される。さらに、ステップS53にて既存のファイル名と重複しないファイル名SFNが決定され、決定されたSFNの空のSファイル(SF)が記憶媒体上に作成される。続いて、ステップS54にて、Sリストのn番目にレジスタ上のSIDを含む新たなSLD_nが追加される。そして、ステップS55にてカレントメモリ上のパラメータセットにレジスタ上のSIDが付与されて、新規のスナップショットのSデータとしてステップS51で作成されたRAM1−3上のSデータ領域およびステップS53で作成された記憶媒体上の空のSFに書き込まれる。このSデータのSNは指定されたSNとされる。このように、カレントメモリ上の編集等されたパラメータセットを新規スナップショットとして保存する際には、新規スナップショットを特定する新規なSIDが生成されて、このSIDを含む新規スナップショットに対応するSLDがSリストに追加されると共に、カレントメモリ上のパラメータセットに生成されたSIDが付与されて、新規スナップショットのSデータとしてRAM1−3上のSデータ領域に書き込まれると共に、記憶媒体に当該SデータのSFが書き込まれるようになる。
また、ステップS50にて指定されたSnapshot名のスナップショットが存在していると判断された場合は、ステップS56に進み指定されたSリストにおけるn番目のSLD_nが参照されて、そのSLD_nに記録されているSID_nがSIDとしてレジスタに格納される。次いで、ステップS55に進みカレントメモリ上のパラメータセットにより、レジスタ上のSIDで特定されるRAM1−3上のSデータのパラメータセットが上書きされると共に、レジスタ上のSIDで特定される記憶媒体上のSFのパラメータセットが上書きされる。このように、保存するスナップショットが新規でない場合は、指定されたSnapshot名のRAM1−3上のSデータおよび記憶媒体上の該当するSFにおけるパラメータセットが編集等されたカレントメモリ上のパラメータセットにより更新されるようになる。ステップS55の処理が終了すると保存処理(1)は終了する。
次に、Eリストのn番目が指定されると共にEvent名(EN)が指定され、「保存」が指示されたときに実行される保存処理(2)のフローチャートを図13に示す。
Eリストのn番目が指定されると共にEvent名(EN)が指定され、「保存」が指示されると保存処理(2)がスタートされて、指定されたEvent名(EN)のイベントが新規か否かがステップS60にて判断される。ここで、指定されたENのイベントがEリストに記録されておらず新規と判断された場合はステップS61に進み、指定されたENがスナップショット名(SN)とされるSデータ領域がRAM1−3に作成される。次いで、ステップS62にてユニークなIDが生成されて、生成されたIDがSIDとしてレジスタに格納される。さらに、ステップS63にて既存のファイル名と重複しないファイル名SFNが決定され、決定されたSFNの空のSファイル(SF)が記憶媒体上に作成される。続いて、ステップS64にてSリストの空き番号が自動あるいはユーザ選択により取得されてレジスタに番号mとして格納される。次いで、ステップS62で生成されたレジスタ上のSIDを含む番号mとされた新たなSLD_mがステップS65にてSリストのm番目に追加される。さらに、Event名が指定されたENとされ、レジスタ上のSIDを含むイベントのELD_nがステップS66にてEリストのn番目に追加される。そして、ステップS67にてカレントメモリ上のパラメータセットにレジスタ上のSIDが付与されて、新規イベントに対応するスナップショットのSデータとしてステップS61で作成されたRAM1−3上のSデータ領域およびステップS63で記憶媒体上に作成した空のSFに書き込まれる。このSデータのSNは指定されたSNとされる。これにより、生成されたSIDで特定されるスナップリストが追加されたELD_nのトリガ条件が満たされた際にリコールされるようになる。なお、新規なイベントを保存する際には、新規なイベントでリコールされるスナップショットのSデータがRAM1−3上のSデータ領域に書き込まれると共に、記憶媒体に当該SデータがSFとされて書き込まれるようになる。
また、ステップS60にて指定されたEvent名のイベントが存在していると判断された場合は、ステップS68に分岐して指定されたEリストのn番目のELD_nが参照されて、そのELD_nに記録されているSID_nがSIDとしてレジスタに格納される。次いで、ステップS67に進みカレントメモリ上のパラメータセットにより、レジスタ上のSIDで特定されるRAM1−3上のSデータのパラメータセットが上書きされると共に、レジスタ上のSIDで特定される記憶媒体上のSFに上書きする。このように、保存するイベントが新規でない場合は、指定されたEvent名のRAM1−3上のSデータおよび記憶媒体上の該当するSFにおけるパラメータセットが編集等されたカレントメモリ上のパラメータセットにより更新されるようになる。ステップS68の処理が終了すると保存処理(2)は終了する。
次に、記憶媒体に格納されている複数のSファイル(SF)の内の1つのSFが指定され、「読込」が指示されたときに実行される読込処理Aのフローチャートを図14に示す。
1つのSFが指定され、「読込」が指示されると読込処理Aがスタートされて、ステップS70にてRAM1−3のSデータ領域におけるSリストの空き番号が自動あるいはユーザ選択により取得されてレジスタに番号nとして格納される。次いで、ステップS71にてRAM1−3にSデータ領域が作成され、作成されたSデータ領域に「読込」が指示されたSFのSデータが読み込まれる。読み込まれるSデータのSFNは、指定されたSFのSFNとされる。次いで、ステップS72にて、RAM1−3のSリストのn番目に、読み込まれたSデータのヘッダの中のSIDを含む新たなSLD_nが追加されて、Sリストが更新される。ステップS72の処理が終了すると、読込処理Aは終了する。このように、読込処理Aでは1つのスナップショットを追加読み込みする処理とされ、指定されたスナップショットのSデータがRAM1−3のSデータ領域に追加される。その際に、追加されたスナップショットを特定するSIDが含まれるSLDがSリストに追加されて、Sリストが更新されるようになる。
次に、記憶媒体に格納されている複数のSFが指定されると共に読込順が指定され、「読込」が指示されたときに実行される読込処理Bのフローチャートを図15に示す。
複数のSFが指定されると共にその読込順が指定され、「読込」が指示されると読込処理Bがスタートされ、指定された読込順に基づいて1番目のSファイル(SF)がステップS80にて指定される。次いで、ステップS81にて上記した読込処理Aが実行されて1番目のSFのSデータがRAM1−3のSデータ領域に追加して読み込まれると共に、追加されたSデータを特定するSIDが含まれるSLDがSリストに追加される。続いて、ステップS82にて次の順番のSファイル(SF)が指定される。さらに、ステップS82で指定されたうちの処理されていないSFがあるか否かが判断され、あると判断された場合はステップS81に戻りステップS82で指定された順番のSFのSデータがRAM1−3のSデータ領域に追加されると共に、追加されたSデータを特定するSIDが含まれるSLDがSリストに追加される。ステップS81およびステップS82の処理はステップS83にて、ステップS82で処理されていないSFがないと判断されるまで繰り返し行われ、指定された複数のSFのSデータが指定された読込順でRAM1−3のSデータ領域に読み込まれていく。そして、ステップS82で指定された処理されていないSFがないとステップS83にて判断されると、読込処理Bは終了する。このように、読込処理BではSFとして指定された複数のスナップショットのSデータがRAM1−3のSデータ領域に追加されると共に、追加されたそれぞれのスナップショットを特定するSIDが含まれる複数のSLDがSリストに追加されて、更新されるようになる。
このように、読込処理Bでは複数のスナップショットを追加読み込みする処理とされ、指定された複数のスナップショトのSデータが読込処理Aを実行することにより1つずつRAM1−3のSデータ領域に追加される。その際に、追加されたスナップショットを特定するSIDが含まれるSLDがSリストに追加されることにより、Sリストが更新されるようになる。
次に、Sリストの名称が指定され、「新規作成」が指示されたときに実行される新規作成処理のフローチャートを図16に示す。
SリストのSLNが指定され、「新規作成」が指示されると、新規作成処理がスタートされてステップS90にて全Sデータ領域が開放されることにより、全てのSデータがクリアされると共に、SリストおよびEリストがクリアされる。次いで、指定された名称の空のSリストおよびEリストがステップS91にてRAM1−3上に作成される。さらに、ステップS92にて指定された名称のフォルダが記憶媒体上に作成されて、ステップS91で作成された空のSリストファイル(SLF)および空のEリストファイル(ELF)がステップS93にて当該フォルダに格納される。ステップS93の処理が終了すると、新規作成処理は終了する。
このように、新規作成処理ではRAM1−3上のスナップショットのデータの全てが消去されると共に、これに合わせてSリストおよびEリストが空にされる。そして、記憶媒体上にはフォルダが作成され、このフォルダに空のSリストおよび空のEリストのSLFおよびELFが格納される。空のSリストや空のEリストには、他で作成されたSリストやEリストを読み込むことができる。
次に、記憶媒体に記憶されているSLFの一つが指定され、「新規読込」が指示されたときに実行される新規読込処理のフローチャートを図17に示す。
記憶媒体上のSLFが指定され「新規読込」が指示されると、新規読込処理がスタートされてステップS100にてRAM1−3上の全Sデータ領域が開放されることにより、全てのSデータがクリアされると共に、SリストおよびEリストがクリアされる。次いで、指定されたSLFのSリストがステップS101にて記憶媒体からRAM1−3上に読み込まれて、読み込まれたSリストが現Sリストに指定される。さらに、指定されたSLFに対応するELFのEリストがステップS102にて記憶媒体からRAM1−3上に読み込まれて、読み込まれたEリストが現Eリストに指定される。続いて、ステップS101で指定された現Sリストの各SLDに記録されている全てのSデータを読み込む読込順がステップS103にて決定される。読込順は、Sデータの作成日時やSFNまたはSN等により決定することができる。そして、決定された読込順で前記した読込処理BがステップS104にて行われて、Sリストに登録されている全てのSデータが順次RAM1−3上の開放されたSデータ領域に読み込まれる。全てのSデータが読み込まれると、ステップS104の処理が終了して新規読込処理が終了する。
このように、SLFの新規読込が行われる時には、RAM1−3上のSデータ領域内の全データが消去されて、そのSデータ領域に、新規読み込みされたSリストに対応する全てのSデータが読み込まれるようになる。
次に、記憶媒体に記憶されているSLFが指定され、「追加読込」が指示されたときに実行される追加読込処理(1)のフローチャートを図18に示す。
記憶媒体上のSLFが指定され「追加読込」が指示されると、追加読込処理(1)がスタートされてステップS110にて指定されたSLFのSリストがRAM1−3に読み込まれる。次いで、読み込まれたSリストの各SLDに記録されているSIDで特定される全てのSデータがRAM1−3のSデータ領域に読込済みかステップS111にて確認される。そして、ステップS111の確認された結果が読込済みか否かがステップS112で判断され、読込済みと判断された場合はそのまま追加読込処理(1)は終了する。また、ステップS112で読込済みでないと判断された場合はステップS113に進み指定されたSLFに基づいて、読み込まれていない全てのSデータを読み込む読込順がステップS113にて決定される。読込順は、Sデータの作成日時やSFNまたはSN等により決定することができる。そして、決定された読込順で前記した読込処理BがステップS114にて行われて、読み込まれていないSデータが順次に記憶媒体上の該当するSFからRAM1−3のSデータ領域に読み込まれると共に、読み込まれたそれぞれのSデータを特定するSIDが含まれる各SLDがSリストに追加されるようになる。全てのSデータが読み込まれると、ステップS114の処理が終了して追加読込処理(1)が終了する。
このように、Sリストが追加読込される時には、追加読込されたSリストに登録されているスナップショットのSデータも自動的に追加読込されるようになる。
次に、記憶媒体に記憶されている複数のSFが、ファイル単位またはフォルダ単位で指定され、「追加読込」が指示されたときに実行される追加読込処理(2)のフローチャートを図19に示す。
記憶媒体上の複数のSFが指定され「追加読込」が指示されると、追加読込処理(2)がスタートされて指定された複数のSFのSデータの全てがRAM1−3のSデータ領域に既に読込済みかステップS120にて確認される。そして、ステップS120の確認された結果が読込済みか否かがステップS121で判断され、読込済みと判断された場合はそのまま追加読込処理(2)は終了する。また、ステップS121で読込済みでないと判断された場合はステップS122に進み指定されたSFのSデータの内の読み込まれていないSデータの作成日時やSFNまたはSN等により読込順を決定する。そして、決定された読込順で前記した読込処理BがステップS123にて行われて、読み込まれていないSデータがRAM1−3のSデータ領域に読み込まれると共に、読み込まれたそれぞれのSデータを特定するSIDが含まれる各SLDがSリストに追加されるようになる。全ての読み込まれていないSデータが読み込まれると、ステップS123の処理が終了して追加読込処理(2)が終了する。
このように、複数のスナップショットが追加読込される時には、追加読込された複数のスナップショットのSデータを特定するSIDを含むSLDが自動的にSデータに追加されるようになる。
次に、記憶媒体に記憶されているELFが指定され、「読込」が指示されたときに実行されるELF読込処理のフローチャートを図20に示す。
記憶媒体上のELFが指定され、「読込」が指示されるとELF読込処理がスタートされて、ステップS130にて指定されたELFのEリストがRAM1−3に読み込まれて、読み込まれたEリストが現Eリストに指定される。この場合、RAM1−3にEリストが存在している場合はそのEリストはクリアされる。次いで、ステップS131にて読み込まれたEリストのELDに記録されているSIDにより特定されるSデータの全てが読込済みか確認される。そして、ステップS131の確認された結果が読込済みか否かがステップS132で判断され、読込済みと判断された場合はそのままELF読込処理は終了する。また、ステップS132で読込済みでないと判断された場合はステップS133に進み読み込まれたEリストに基づいて読み込まれていないSデータの読込順が決定される。読込順は、Sデータの作成日時やSFNまたはSN等により決定することができる。そして、決定された読込順で前記した読込処理BがステップS134にて行われて、読み込まれていないSデータが記憶媒体の該当するSFからRAM1−3のSデータ領域に読み込まれると共に、読み込まれたそれぞれのSデータを特定するSIDが含まれる複数のSLDがSリストに追加されるようになる。全ての読み込まれていないSデータが読み込まれると、ステップS134の処理が終了してELF読込処理が終了する。
このように、Eリストが新しく読み込まれるときに、新しく読み込まれるEリストのイベントで示されるスナップショットが読み込まれていない場合は、そのスナップショットのSデータも読み込まれるようになる。
次に、「不使用Sデータの抽出」が指示されたときに実行されるSデータ抽出処理のフローチャートを図21(a)に示す。
「不使用Sデータの抽出」が指示されると不使用Sデータの抽出処理がスタートされ、ステップS140にてRAM1−3のSデータ領域に読込済みのSデータの中から、Eリストで使用されていないSデータを抽出する。次いで、ステップS141にて不使用Sリストを表示する。不使用Sリストは、Eリストの何れのイベントからも指定されないスナップショットのSデータのリストである。ステップS141の処理が終了するとSデータ抽出処理は終了する。
次に、不使用Sリスト上でSデータが指定され、「削除」が指示されたときに実行されるSデータ削除処理のフローチャートを図21(b)に示す。
不使用Sリスト上でSデータが指定されて「削除」が指示されると、Sデータ削除処理がスタートされステップS150にて指定されたSデータのRAM1−3上の記憶領域および記憶媒体上の指定されたSデータのSFの記憶領域が開放される。次いで、ステップS151にてRAM1−3上および記憶媒体上のSリストから指定されたSデータが削除される。具体的には、指定されたSデータのSIDが記録されているSLDが削除される。ステップS151の処理が終了するとSデータ削除処理は終了する。
上記したSデータ抽出処理およびSデータ削除処理を定期的に行うことにより、RAM1−3および記憶媒体から不要なデータを効率的に削除することができるようになる。
以上説明した本発明において、複数人で分担して複数のスナップショットを作成した場合に、上記した追加読込処置(1)によるSリストの追加読込、あるいは、追加読込処理(2)による複数のスナップショットの追加読込を実行することにより一つにまとめることができる。まとめた際には、Sリストに登録されている全てのスナップショットのSデータがRAM上に読み込まれているようになる。すなわち、Sリストが、複数人で作成された複数のスナップショットの全てが記録されたSリストに更新されると共に、この複数のスナップショットのSデータの全てがRAM上のSデータ領域に読み込まれるようになる。これにより、Eリストでリコールされるスナップショットの数が多くのスナップショット数となっても、複数人で分担して作り上げることができるようになる。
また、本発明においては、既存のスナップショットのSデータと追加するスナップショットのSデータとを部分的に組み合わせて新たなスナップショットを作成することができる。また、既存のスナップショットと追加したスナップショットの両方を使用して、1つのEリストを作成することができる。この場合、EリストにはEvent番号に対応付けて1つのスナップショットを示すSIDが記憶されるが、SIDはユニークなIDとされていることから、間違ったスナップショットが指定されることはない。さらに、EリストにおけるあるイベントのSIDが示すSデータが、RAM上のSデータ領域に読み込まれていないときは、その旨が判るような表示が行われる。その際には、当該イベントが再生されるとき、スナップショットのリコールは行われない。
本発明は、ディジタルミキサに限らずエフェクタ、デジタルアンプ等の音響信号処理を行うDSPを備える音響装置に適用することができる。
1 ディジタルミキサ、1−1 CPU、1−2 フラッシュメモリ、1−3 RAM、1−4 外部記憶I/O、1−5 通信I/O、1−6 表示器、1−7 電動フェーダ、1−8 操作子、1−9 波形I/O、1−10 信号処理部、1−11 通信バス、2 パーソナルコンピュータ、2−1 CPU、2−2 フラッシュメモリ、2−3 RAM、2−4 HDD、2−5 通信I/O、2−6 外部記憶I/O、2−7 表示器、2−8 キーボード、2−9 マウス、2−10 通信バス、30 アナログ入力ポート、31 ディジタル出力ポート、32 入力パッチ、33 入力ch部、34 ステレオバス、35 ミキシングバス、36 ST出力ch部、37 MIX出力ch部、38 出力パッチ、39 アナログ出力ポート部、40 ディジタル出力ポート部

Claims (3)

  1. 複数のパラメータからなるパラメータセットを記憶したカレントメモリと、
    変更指示に応じて、カレントメモリのパラメータセットの各パラメータの値を変更する変更手段と、
    入力する音響信号に対し、カレントメモリのパラメータセットに基づく信号処理を施して出力する音響信号処理手段と、
    前記パラメータセットと同じ構成の設定データであって、付与されたユニークなIDでそれぞれ特定される複数の設定データを記憶する設定データメモリと、
    前記データメモリに記憶されている前記複数の設定データをそれぞれ特定する複数のIDを、それぞれ異なるデータ番号と対応付けて記憶するリストメモリと、
    データ番号を伴う保存指示に応じて、前記リストメモリに当該データ番号に対応付けられたIDが記憶されていない場合は、ユニークなIDを生成し、前記カレントメモリのパラメータセットを、該生成されたユニークなIDで特定される設定データとして前記設定データメモリに記憶し、かつ、前記リストメモリに、当該データ番号に対応付けて該生成されたユニークなIDを記憶するとともに、前記リストメモリに当該データ番号に対応付けられたIDが記憶されている場合は、前記カレントメモリのパラメータセットを、前記設定データメモリの当該IDで特定される設定データに上書きする保存手段と、
    データ番号を伴う呼出指示に応じて、前記リストメモリに当該データ番号に対応付けられたIDが記憶されている場合は、前記設定データメモリから当該IDで特定される設定データを読み出して、前記カレントメモリのデータセットに上書きする呼出手段と、
    他のリストメモリを指定した追加読込指示に応じて、当該他のリストメモリのリストに記録されているIDで特定される設定データが既に前記設定データメモリに読み込まれているか否かを確認して、読み込まれていない設定データを読み込み、読み込んだ設定データを特定するIDを前記リストメモリに追加記録する追加記録手段と、
    を備えることを特徴とする音響装置。
  2. 複数のパラメータからなるパラメータセットを記憶したカレントメモリと、
    変更指示に応じて、カレントメモリのパラメータセットの各パラメータの値を変更する変更手段と、
    入力する音響信号に対し、カレントメモリのパラメータセットに基づく信号処理を施して出力する音響信号処理手段と、
    前記パラメータセットと同じ構成の設定データであって、付与されたユニークなIDでそれぞれ特定される複数の設定データを記憶する設定データメモリと、
    前記データメモリに記憶されている前記複数の設定データをそれぞれ特定する複数のIDを、それぞれ異なるデータ番号と対応付けて記憶するリストメモリと、
    データ番号を伴う保存指示に応じて、前記リストメモリに当該データ番号に対応付けられたIDが記憶されていない場合は、ユニークなIDを生成し、前記カレントメモリのパラメータセットを、該生成されたユニークなIDで特定される設定データとして前記設定データメモリに記憶し、かつ、前記リストメモリに、当該データ番号に対応付けて該生成されたユニークなIDを記憶するとともに、前記リストメモリに当該データ番号に対応付けられたIDが記憶されている場合は、前記カレントメモリのパラメータセットを、前記設定データメモリの当該IDで特定される設定データに上書きする保存手段と、
    データ番号を伴う呼出指示に応じて、前記リストメモリに当該データ番号に対応付けられたIDが記憶されている場合は、前記設定データメモリから当該IDで特定される設定データを読み出して、前記カレントメモリのデータセットに上書きする呼出手段と、
    他の設定データメモリに記憶されている設定データを指定した追加読込指示に応じて、指定された当該設定データが既に前記設定データメモリに読み込まれているか否かを確認して、読み込まれていない設定データを読み込み、読み込んだ設定データを特定するIDを前記リストメモリに追加記録する追加記録手段と、
    を備えることを特徴とする音響装置。
  3. さらに、
    リストの新規読込指示に応じて、前記リストメモリに記憶されているIDと前記設定データメモリに記憶されている複数の設定データとを消去するとともに、新規読込が指示されたリストのリストファイルに記憶された複数のIDを読み出し、該複数のIDの各々について、当該IDで特定される設定データを読み出して前記設定データメモリに記憶し、かつ、新規読込が指示されたリストを前記リストメモリに記憶する新規読込手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の音響装置。
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