JP5463994B2 - 音響信号処理装置 - Google Patents

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Description

この発明は、音響信号処理機能の異なる複数種類のプラグインを容易にマウントすることのできる音響信号処理装置に関する。
従来から、マイクロプログラムに従って動作可能なDSP(Digital Signal Processor)を用いて音響信号処理装置を構成している。音響信号処理装置は機能の異なる複数種類のプラグインが用意されており、プラグインを組み合わせて音響信号処理が実行され、プラグインを組み合わせた音響信号処理構成を、コンフィグレーションとしている。コンフィグレーションを設定して、ユーザがコンパイル指示を行うと、コンフィグレーションに組み込まれたプラグインに対し、音響信号処理装置に内蔵された複数のDSPからなる信号処理部のリソースがそれぞれ割り当てられる。ここでは、複数のDSPに各プラグインのリソースをそれぞれ割り当てる処理がコンパイルであり、プラグインのコンフィグデータをコンパイルすることによりコンパイル結果ファイルが生成される。このコンパイル結果ファイルの割り当て情報に基づいて複数のDSPに各プラグインに係る処理を実行させるためのマイクロプログラムが生成される。そして、音響信号処理装置は、複数のDSPにそのマイクロプログラムに従った音響信号処理を実行させることにより、DSP全体の能力の範囲内で、コンフィグレーションに基づく音響信号処理を実行することができる。
特開2009−246596号公報 特開2009−141395号公報
従来の音響信号処理装置において、サンプリング周波数FSとして、たとえば48kHzと96kHzの2種類が用意されているとする。そして、各プラグインのリソース量はサンプリング周波数FSに応じて変化するようになる。この場合、サンプリング周波数FSが48kHzとされた場合のリソース量と、サンプリング周波数FSが96kHzとされた場合のリソース量とでどちらのリソース量が多いかはプラグインにより異なるようになり、FSが48kHzのほうがリソース量が大きいプラグインもあれば、FSが96kHzの方がリソース量が大きいプラグインもある。たとえば、内部構造が96kHzのサンプリング周波数FSで動作するプラグインの場合、48kHzのFSで動作させるには、サンプリング周波数FSをアップ/ダウンするコンバータが必要になるため、FSが48kHzの方がリソース量は大きくなる。このため、48kHzのサンプリング周波数FSまたは96kHzのサンプリング周波数FSの一方で作成したコンフィグレーションを、他方のサンプリング周波数FSに切り替えると、動作しないことがあるという問題点があった。
また、フレームサイズの異なるプラグインを同じDSPにアサインすることができないが、プラグインを設定するユーザインタフェース(UI)において、このことを効率的にユーザが認知することができないという問題点もあった。なお、フレームサイズとはサンプルの計算結果を出すに当たり過去にみるステップの次数を云っている。
そこで、本発明は、サンプリング周波数を切り替えたときにプラグインを配置できるかどうかや、配置できないプラグインが容易に分かる音響信号処理装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、プラグインを組み合わせて音響信号処理が実行され、信号処理部のリソースが前記プラグインにそれぞれアサインされることにより、前記プラグインの機能が実現されている音響信号処理装置であって、前記プラグインが組み込まれる際にユーザインタフェース画面が表示される表示部と、該表示部に表示された前記ユーザインタフェース画面において設定の操作を行う操作子手段と、前記プラグインを組み合わせた音響信号処理構成とされるコンフィグレーションが、コンパイルされることにより、前記コンフィグレーションに組み込まれたプラグインに対し、前記プラグインの処理を実行させるように、前記信号処理部のリソースをそれぞれアサインするコンパイル手段とを備え、前記ユーザインタフェース画面には、プラグインリスト部とラック部とが表示されており、前記プラグインリスト部において選択したプラグインを組み合わせるように前記ラック部へ追加した際に、複数用意されている各サンプリング周波数において当該プラグインに前記信号処理部のリソースをアサインできるか否かが前記サンプリング周波数毎に表示されることを最も主要な特徴としている。
本発明によれば、プラグインリスト部において選択したプラグインを組み合わせるようにラック部へ追加した際に、複数用意されている各サンプリング周波数において当該プラグインに信号処理部のリソースをアサインできるか否かがサンプリング周波数毎に表示される。これにより、ユーザインタフェース画面を見ることによりユーザは、サンプリング周波数を切り替えたときにプラグインを配置できるかどうかや、配置できないプラグインが容易に分かるようになる。
本発明の実施例にかかる音響信号処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明にかかる音響信号処理装置の等価的なハードウェア構成を示す図である。 本発明の音響信号処理装置にかかるプラグインのデータ構造を示すメモリイメージを示す図である。 本発明の音響信号処理装置に表示されるプラグインマネージャ画面を示す図である。 本発明の音響信号処理装置に表示されるプラグインマネージャ画面の表示態様を示す図である。 本発明の音響信号処理装置に表示されるプラグインマネージャ画面の他の表示態様を示す図である。 本発明の音響信号処理装置に表示されるプラグインマネージャ画面のさらに他の表示態様を示す図である。 本発明の音響信号処理装置に表示されるプラグインマネージャ画面のさらに他の表示態様を示す図である。 本発明にかかる音響信号処理装置で実行されるプラグイン追加処理のフローチャートである。 本発明にかかる音響信号処理装置で実行される表示更新処理のフローチャートである。 本発明にかかる音響信号処理装置で実行されるFS選択処理のフローチャートである。 本発明にかかる音響信号処理装置で実行されるコンパイル処理のフローチャートである。
本発明の実施例にかかる音響信号処理装置1の構成を示すブロック図を図1に示す。
音響信号処理装置1は、CPU(Central Processing Unit)10が管理プログラム(OS:Operating System)を実行しており、音響信号処理装置1の全体の動作をOS上で制御している。音響信号処理装置1は、CPU10が実行するミキシング制御プログラム等の動作ソフトウェアが格納されている不揮発性のROM(Read Only Member)11と、CPU10のワークエリアや各種データ等が記憶されるRAM(Random Access Memory)12を備えている。CPU10は、ミキシング制御プログラムを実行することにより、入力された複数の音響信号に音響信号処理をDSP(ディジタル信号処理装置:Digital Signal Processor)19により施して混合処理を行っている。なお、ROM11をフラッシュメモリ等の書き換え可能なROMとすることで、動作ソフトウェアの書き換えを可能とすることができ、動作ソフトウェアのバージョンアップを容易に行うことができる。DSP20は複数のDSPチップからなりCPU10の制御の基で、入力された音響信号の音量レベルや周波数特性を設定されたパラメータに基づいて調整してミキシングし、音量、パン、効果などの音響特性をそのパラメータに基づいて制御するディジタル信号処理を行っている。エフェクタ(EFX)19はCPU10の制御の基で、ミキシングされたオーディオ信号にリバーブ、エコーやコーラス等のエフェクトを付加している。
表示IF13は、液晶表示器等の表示器14に音響信号処理に関する種々のユーザインタフェース(UI)等の画面を表示させる表示インタフェースである。検出IF15は、音響信号処理装置1のパネルに設けられているフェーダ、ノブやスイッチ等の操作子16をスキャンして、操作子16に対する操作を検出しており、検出された操作信号に基づいて音響信号処理に用いるパラメータの編集や操作を行うことができる。通信IF17は、通信I/O18を介して外部機器と通信を行うための通信インタフェースであり、イーサネット(登録商標)などのネットワーク用のインタフェースとされる。CPU10、ROM11、RAM12、表示IF13、検出IF15、通信IF17、EFX19、DSP20は通信バス21を介してデータ等の授受を行っている。
EFX19およびDSP20は音声バス25を介してAD22、DA23、DD24とデータ等の授受を行っている。AD22は、音響信号処理装置1にアナログ信号を入力する複数のアナログ入力ポートであり、AD22において入力されたアナログ入力信号はディジタル信号に変換されて音声バス25に送出される。DA23は、音響信号処理装置1からミキシングされた混合信号を外部へ出力する複数のアナログ出力ポートであり、DA23において音声バス25を介して受け取ったディジタル出力信号はアナログ信号に変換されて、会場やステージに配置されたスピーカから出力される。DD24は、音響信号処理装置1にディジタル信号を入力すると共に、外部にミキシングされたディジタル信号を出力する複数のディジタル入力/出力ポートであり、DD24において入力されたディジタル入力信号は音声バス25に送出され、音声バス25を介して受け取ったディジタル出力信号はディジタルレコーダ等に出力される。なお、AD22およびDD24から音声バス25へ送出されたディジタル信号はDSP20が受け取って上記したディジタル信号処理が施される。また、DSP20から音声バス25に送出されたミキシングされたディジタル信号はDA23あるいはDD24が受け取るようになる。
次に、本発明の実施例にかかる音響信号処理装置1の等価的なハードウェア構成を示すブロック図を図2に示す。
図2において、複数の入力ポートから入力されたディジタル信号とされた音響信号は入力パッチ(Input Patch)30に入力される。入力パッチ30では、複数の入力ポートをNチャンネル(Nは1以上の整数)とされる入力チャンネル部31の各入力チャンネル(Input Channel)31−1,31−2,31−3,・・・・,31−Nに選択的にパッチ(結線)している。各入力チャンネル31−1〜31−Nでは、各入力チャンネルに入力された音響信号In.1,In.2,In.3,・・・,In.Nの音響特性等が調整される。すなわち、入力チャンネル部31における各入力チャンネル31−1〜31−Nに入力された各入力チャンネル信号は、入力チャンネル毎にイコライザやコンプレッサにより音響信号の特性が調整されると共に送り出しレベルが制御されてM本(Mは1以上の整数)の混合バス(Mix Bus)35およびL,Rのステレオのキューバス(Cue Bus)36へ送出される。この場合、入力チャンネル部31から出力されるN入力チャンネル信号は、M本の混合バス35の1ないし複数に選択的に出力される。
混合バス35においては、M本の各バスにおいて、N入力チャンネルのうちの任意の入力チャンネルから選択的に入力された1ないし複数の入力チャンネル信号が混合されて、合計M通りの混合出力が出力される。M本の混合バス35の各バスからの混合出力は、Mチャンネルとされる出力チャンネル部32の各出力チャンネル(Output Channel)32−1,32−2,32−3,・・・・,32−Mにそれぞれ出力される。各出力チャンネル32−1〜32−Mでは、イコライザやコンプレッサにより周波数バランス等の音響信号の特性が調整されて、出力チャンネル信号Mix.1,Mix.2,Mix.3,・・・,Mix.Mとして出力され、このM出力チャンネル信号Mix.1~Mix.Mは、出力パッチ(Output Patch)34に出力される。また、L,Rのキューバス(Cue Bus)36においてはN入力チャンネルのうちの任意の入力チャンネルから選択的に入力された1ないし複数の入力チャンネル信号が混合されたキュー/モニタ用の信号がキュー/モニタ部(Cue/Monitor)33に出力される。キュー/モニタ部33おいてイコライザやコンプレッサにより周波数バランス等の音響信号の特性が調整されたキュー/モニタ出力(Cue/monitor)は、出力パッチ34に出力される。
出力パッチ34では、出力チャンネル部32からのM出力チャンネル信号Mix.1~Mix.Mおよびキュー/モニタ部33からのキュー/モニタ出力の何れかを、複数の出力ポートのいずれかに選択的にパッチ(結線)することができ、各出力ポートには、出力パッチ34でパッチされた出力チャンネル信号が供給される。出力ポートにおいて、ディジタルの出力チャンネル信号はアナログ出力信号に変換され、アンプにより増幅されて会場に配置された複数のスピーカから放音される。さらに、このアナログ出力信号はステージ上のミュージシャン等が耳に装着するインイヤーモニタに供給されたり、その近傍に置かれたステージモニタスピーカで再生される。また、出力パッチ34から出力されるディジタルの音響信号は、レコーダや外部接続されたDAT等に供給されてディジタル録音することができるようにされている。また、キュー/モニタ出力は出力パッチ34でアサインされた出力ポートにおいてアナログの音響信号に変換され、オペレータルームに配置されたモニタ用スピーカやオペレータが装着するヘッドホン等から出力されてオペレータが検聴できるようになる。
DSP20は複数のDSPチップからなり、この複数のDSPチップがそれぞれマイクロプログラムに従った音響信号処理を実行することにより、図2に示す構成の音響信号処理装置1において音響信号処理が実行されるようになる。この場合、機能の異なる複数種類のプラグインが用意されており、プラグインを組み合わせて結線することにより音響信号処理装置1を構成することができる。DSP20では、組み合わせた各コンポーネントおよび結線の処理にリソースをそれぞれ割り当てることにより、音響信号処理装置1における音響信号処理が実行されるようになる。プラグインを組み合わせた音響信号処理構成を、コンフィグレーションとしている。コンフィグレーションを設定して、ユーザがコンパイル指示を行うと、コンフィグレーションに組み込まれたプラグインに対し、音響信号処理装置1に内蔵されたDSP20における複数のDSPチップのリソースがそれぞれ割り当てられる。ここでは、DSP20に各プラグインのリソースをそれぞれ割り当てる処理がコンパイルであり、プラグインのコンフィグデータをコンパイルすることによりコンパイル結果ファイルが生成される。このコンパイル結果ファイルの割り当て情報に基づいてDSP20に各プラグインに係る処理を実行させるためのマイクロプログラムが生成される。そして、音響信号処理装置は、DSP20にそのマイクロプログラムに従った音響信号処理を実行させることにより、DSP20全体の能力の範囲内で、コンフィグレーションに基づく音響信号処理を実行することができる。
ここで、プラグインデータのデータ構造を示すメモリイメージを図3に示す。プラグインデータのデータ構造は、リソース量を示すリソース情報と、サンプルの計算結果を出すに当たり過去にみるステップの次数を示すフレームサイズ情報と、名称のデータから構成されている。そして、リソース情報は動作するサンプリング周波数FSが48kHzの時のリソース量と、動作するサンプリング周波数FSが98kHzの時のリソース量のデータから構成されている。
本発明の音響信号処理装置1において、プラグインをマウントする際に表示器14に表示させるユーザインタフェース(UI)画面とされるプラグインマネージャ画面2を図4に示す。
図4に示すプラグインマネージャ画面2には、AAA,BBB,CCC,・・・として示す異なる機能のプラグインが表示されるプラグインリスト部(Plag-In List)2aと、プラグインリスト部2aにおいて選択されたプラグインがマウントされるラック部(Rack)2bと、動作させるサンプリング周波数FSを指定するFS選択部2cと、OKボタン2dと、Canselボタン2eとが表示されている。そして、ラック部2bはマウントされたプラグインの名称が表示される「Name」欄と、サンプリング周波数FSが48kHzとされた際に配置できるか否かを示す「48」欄2b1と、サンプリング周波数FSが96kHzとされた際に配置できるか否かを示す「96」欄2b2とから構成されている。
図示する場合は、プラグインリスト部2aからプラグインAAAとプラグインBBBとプラグインAAAとプラグインCCCとが順次選択されて4つのプラグインがラック部2bにマウントされており、FS選択部2cにおいてサンプリング周波数FSが48kHzに設定された場合が示されている。この場合、「48」欄2b1がフォーカスされて、「48」欄2b1の背景色がフォーカスされた表示色となる。そして、サンプリング周波数FSが48kHzとされた場合に、プラグインAAAとプラグインBBBとプラグインAAAとの3つのプラグインは動作するが、4つ目のプラグインCCCにはアサインされるリソース量が不足して動作しないことが示されている。動作しないプラグインCCCは、プラグインリスト部2aおよびラック部2bにおいて背景がグレーアウトされて配置できないことが示されている。このように、ユーザはプラグインマネージャ画面2においてプラグインを追加した際に、追加したプラグインがグレーアウト表示された場合は、追加したプラグインを配置できないことを容易に認知することができるようになる。また、FS選択部2cにおいてサンプリング周波数FSを変更した際に、プラグインがグレーアウト表示された場合は,当該プラグインにアサインされるリソース量が不足しているものとして,当該プラグインを配置できないことを容易に認知することができるようになる。
次に、プラグインマネージャ画面2を表示させてプラグインをマウントする具体例を図5ないし図8に示す。図5はプラグインを1つマウントした態様のプラグインマネージャ画面2を示す図であり、図6はプラグインを1つ追加してマウントした態様のプラグインマネージャ画面2を示す図であり、図7はプラグインをさらに1つマウントした態様のプラグインマネージャ画面2を示す図であり、図8はサンプリング周波数FSを変更した態様のプラグインマネージャ画面2を示す図である。
図5に示すプラグインマネージャ画面2には、プラグインリスト部2aからプラグインAAAを選択してラック部2bにマウントした態様が示されている。この場合、FS選択部2cにおいてサンプリング周波数FSが48kHzに設定されて、「48」欄2b1の背景色がフォーカスされた表示色となっている。プラグインAAAの「48」欄2b1および「96」欄2b2には「○」が表示されて、プラグインAAAはサンプリング周波数FSが48kHzでも96kHzでもリソースをアサインして配置できることが示されている。なお、プラグインマネージャ画面2のプラグインリスト部2aにおいてプラグインDDDがグレーアウトされているのは、選択されたプラグインAAAとフレームサイズが異なり、プラグインDDDを配置することができないからである。
次に、図6に示すプラグインマネージャ画面2には、図5に示すプラグインAAAがマウントされた状態においてプラグインBBBを選択して追加した態様が示されている。プラグインBBBの「48」欄2b1および「96」欄2b2にも「○」が表示されて、追加されたプラグインBBBはサンプリング周波数FSが48kHzでも96kHzでもリソースをアサインして配置できることが示されている。なお、FS選択部2cにおいてサンプリング周波数FSが48kHzに依然として設定されており、「48」欄2b1の背景色がフォーカスされた表示色となっている。
次に、図7に示すプラグインマネージャ画面2には、図6に示すプラグインAAAおよびプラグインBBBがマウントされた状態においてプラグインAAAを選択してさらに追加した態様が示されている。プラグインAAAの「48」欄2b1には「○」が表示されているが、「96」欄2b2には「・」が表示されている。すなわち、新たに追加されたプラグインAAAはサンプリング周波数FSが48kHzの場合はリソースをアサインして配置できるが、FSが96kHzの場合はリソースが不足して配置できないことが示されている。なお、FS選択部2cにおいてサンプリング周波数FSが48kHzに依然として設定されており、「48」欄2b1の背景色がフォーカスされた表示色となっている。
次に、図8に示すプラグインマネージャ画面2には、図7に示すプラグインAAAおよびプラグインBBBおよびプラグインAAAがマウントされた状態において、FS選択部2cでサンプリング周波数FSを96kHzに変更した態様が示されている。前述の通り新たに追加されたプラグインAAAの「48」欄2b1には「○」が表示されているが、「96」欄2b2には「・」が表示されて、プラグインAAAはサンプリング周波数FSが96kHzの場合はリソースが不足して配置できない。このことから、新たに追加されたプラグインAAAはラック部2bにおいてグレーアウト表示されると共に、プラグインリスト部2aにおいてもグレーアウト表示されるようになる。なお、プラグインリスト部2aではプラグインDDDは前記したようにグレーアウト表示されている。
また、図5ないし図7に示すプラグインをマウントした状態のコンフィグレーションとする場合は、OKボタン2dをクリックすればよい。また、キャンセルする場合はCanselボタン2eをクリックすればよい。
プラグインマネージャ画面2において、OKボタン2dをクリックするとコンフィグレーションが設定されることになる。ここで、ユーザがコンパイル指示を行うと、コンフィグレーションに組み込まれたプラグインに対し、音響信号処理装置1に内蔵された複数のDSPチップからなるDSP20のリソースがそれぞれ割り当てられる。ここでは、DSP20に各プラグインのリソースをそれぞれ割り当てる処理がコンパイルとされ、プラグインのコンフィグデータをコンパイルすることによりコンパイル結果ファイルが生成される。このコンパイル結果ファイルの割り当て情報に基づいてDSP20に各プラグインに係る処理を実行させるためのマイクロプログラムが生成される。そして、本発明にかかる音響信号処理装置1は、DSP20にそのマイクロプログラムに従った音響信号処理を実行させることにより、DSP20全体の能力の範囲内で、コンフィグレーションに基づく音響信号処理を実行することができる。
ところで、ラック部2bにおいてグレーアウト表示されているDSP20のリソース量が不足してマウントすることができないプラグインがある場合に、OKボタン2dがクリックされてコンパイルされる場合がある。この場合のコンパイルでは、マウントすることができないプラグインもコンパイルされることになるが、当該プラグインはリソースが不足して動作しないため、音響信号処理装置1から音が出ないようになる。そこで、コンパイルする際に、マウントすることができないプラグインの箇所の結線においては当該プラグインをスルーする結線に変更する。このようにして、コンフィグレーションを再構築してコンパイルすることにより、音響信号処理装置1からは、当該プラグインの音響処理は行われないものの音は出力されるようになる。
次に、本発明の音響信号処理装置1で実行されるプラグイン追加処理のフローチャートを図9に示す。
図9に示すプラグイン追加処理は、プラグインマネージャ画面2において、プラグインリスト部2aからいずれかのプラグインを選択してラック部2bにマウントした際に起動され、ステップS10にて対象とするDSPのラック部に空きスペースがあるか否かが判断される。ここで、空きスペースがラック部にないと判断された場合はプラグインを追加することができないことから、ステップS11に分岐してその旨のエラーメッセージが表示されてプラグイン追加処理は終了する。また、ステップS10にて対象とするDSPのラック部に空きスペースがあると判断された場合は、ステップS12に進み追加するプラグインと異なるフレームサイズとされたプラグインがプラグインリスト部2aにあるか否かが、各プラグインのプラグインデータを参照して判断される。ここで、追加するプラグインと異なるフレームサイズとされたプラグインがプラグインリスト部2aにあると判断された場合は、ステップS13に分岐して、フレームサイズが異なる当該プラグインをプラグインリスト部2aにおいてグレーアウト表示する。ステップS12にて追加するプラグインと異なるフレームサイズとされたプラグインがプラグインリスト部2aにないと判断された場合、あるいは、ステップS13の処理が終了した場合はステップS14に進む。
ステップS14では、追加するプラグインのプラグインデータからサンプリング周波数FSが48kHzの時と96kHzの時とのリソース情報が取得される。次いで、ステップS15にて現在のラック部2bに対応するDSP20においてアサインされずに残っているサンプリング周波数FSが48kHzの時と96kHzの時との残りリソース量が取得される。さらに、ステップS16にてサンプリング周波数FSを48kHzとした場合に、追加するプラグインをラック部2bにマウントできるか否かがチェックされる。このチェックでは、ステップS14で取得されたサンプリング周波数FSが48kHzの時のリソース量が、ステップS15で取得されたサンプリング周波数FSが48kHzの時の残りリソース量より少ない場合は「OK」と、逆に多い場合は「NG」とチェックされる。続いて、ステップS17にてサンプリング周波数FSを96kHzとした場合に、追加するプラグインをラック部2bにマウントできるか否かがチェックされる。このチェックでも、ステップS14で取得されたサンプリング周波数FSが96kHzの時のリソース量が、ステップS15で取得されたサンプリング周波数FSが96kHzの時の残りリソース量より少ない場合は「OK」と、逆に多い場合は「NG」とチェックされる。
そして、ステップS16およびステップS17のチェック結果において、サンプリング周波数FSが48kHzの場合でも96kHzの場合でもチェック結果が「NG」になっていると判断された場合は、ステップS19に分岐して追加するプラグインを配置することができない旨のエラーメッセージが表示されてプラグイン追加処理は終了する。また、ステップS16およびステップS17のチェック結果のいずれかにおいて「OK」のチェック結果が得られているとステップS16にて判断された場合は、ステップS20に進み追加するプラグインがラック部2bにマウントされる。次いで、ステップS21にてラック部2bにおける「48」欄2b1および「96」欄2b2に、ステップS16およびステップS17のチェック結果において「OK」とされた場合は該当する欄に「○」が表示され、チェック結果が「NG」とされた場合は該当する欄に「・」が表示される。また、現在のサンプリング周波数FSに対応する欄の背景色が、フォーカスが当てられている表示色とされる。そして、ステップS22にてプラグインリスト部2aとラック部2bのプラグインの背景表示を更新する表示更新処理が行われてプラグイン追加処理は終了する。
次に、プラグイン追加処理のステップS21にて実行される表示更新処理のフローチャートを図10に示す。
表示更新処理がスタートされると、ステップS30にて追加されたプラグインはステップS16およびステップS17のチェック結果から、現在選択されているサンプリング周波数FSにおいて残りリソース量が不足してマウントできないとチェックされたか否かが判断される。ここで、追加されたプラグインは現在選択されているサンプリング周波数FSにおいてマウントできないとのチェックがされたと判断された場合は、ステップS31に進み追加されたプラグインを、ラック部2b内でグレーアウト表示する。続いて、ステップS32にてプラグインリスト部2aにおいて追加されたプラグインと同種のプラグインを、プラグインリスト部2aにおいてグレーアウト表示する。ステップS30にて追加されたプラグインは現在選択されているサンプリング周波数FSにおいてマウントできないとのチェックはされなかったと判断された場合、あるいは、ステップS32の処理が終了した場合は表示更新処理は終了する。
次に、本発明の音響信号処理装置1で実行されるFS選択処理のフローチャートを図11に示す。
図11に示すFS選択処理は、プラグインマネージャ画面2において、FS選択部2cにおいてサンプリング周波数FSが変更されるよう選択された際に起動され、ステップS40にてFS選択部2cにおいて選択されたサンプリング周波数FSに変更される。次いで、変更後のサンプリング周波数FSにおいてマウントできないとチェックされたプラグインがあるか否かが判断される。ここでは、変更後のサンプリング周波数FSに対応するプラグインマネージャ画面2における「48」欄2b1あるいは「96」欄2b2において、「・」が表示されているプラグインがあるか否かが判断されることになる。ここで、変更後のサンプリング周波数FSにおいてマウントできないとチェックされたプラグインがあると判断された場合は、ステップS42に進み当該プラグインをラック部2b内においてグレーアウト表示する。続いて、ラック部2b内においてグレーアウト表示されたプラグインと同種のプラグインリスト部2aにおけるプラグインを、ステップS43にてグレーアウト表示する。ステップS41にて変更後のサンプリング周波数FSにおいてマウントできないとチェックされたプラグインはないと判断された場合、あるいは、ステップS43の処理が終了した場合はFS選択処理は終了する。
なお、ステップS41にて変更後のサンプリング周波数FSにおいてマウントできないとチェックされたプラグインが複数あると判断された場合は、ステップS42にて複数の当該プラグインがラック部2b内においてグレーアウト表示され、さらに、ステップS43にてグレーアウト表示された複数のプラグインと同種の複数のプラグインが、プラグインリスト部2aにおいてグレーアウト表示されるようになる。
次に、本発明の音響信号処理装置1で実行されるコンパイル処理のフローチャートを図12に示す。
図12に示すコンパイル処理は、ユーザがコンパイル指示を行った際に起動され、ステップS50にて現在選択されているサンプリング周波数FSにおいてマウントできない(NG)とチェックされたプラグインがあるか否かが判断される。ここで、現在のサンプリング周波数FSにおいてマウントできないとチェックされたプラグインがあると判断された場合は、ステップS51に進みコンフィグレーション内のマウントできないとチェックされたプラグイン箇所において、プラグインをスルー結線するようコンフィグレーションを変更する。次いで、ステップS52にて変更されたコンフィグレーションが再構築される。そして、ステップS53にてコンフィグレーションに基づいて各プラグインにDSP20のリソースがアサインされる通常のコンパイルが行われる。この通常のコンパイルでは、プラグインのコンフィグデータをコンパイルすることによりコンパイル結果ファイルが生成され、このコンパイル結果ファイルの割り当て情報に基づいてDSP20に各プラグインに係る処理を実行させるためのマイクロプログラムが生成される。また、ステップS50にて現在のサンプリング周波数FSにおいてマウントできないとチェックされたプラグインはないと判断された場合は、ステップS53にジャンプして上記した通常のコンパイルが行われる。ステップS53の処理が終了するとコンパイル処理は終了する。
このコンパイル処理により、コンフィグレーション内にマウントすることができなプラグインがあっても、当該プラグインはスルーされるようになって、音響信号処理装置1から音が出なくなることを防止することができるようになる。
以上説明した本発明において、DSPが複数のチップにて構成される場合は,それぞれのチップにそれぞれ対応する複数のラック部をプラグインマネージャ画面に表示するようにしても良い。このようにすると、一のDSPチップにおいて追加したプラグインにアサインするリソース量が不足する場合は、他のDSPチップに当該プラグインを追加して必要とするリソース量をアサインすることができるようになる。また、複数のラック部をプラグインマネージャ画面に表示する場合は、それぞれのラック部において他のラック部から独立してサンプリング周波数FSを設定できるようにするのが好適である。
さらに、プラグインがグレーアウト表示された際に、グレーアウト表示された理由を表示するウィンドウを開くようにしても良い。
1 音響信号処理装置、2 プラグインマネージャ画面、2a プラグインリスト部、2b ラック部、2b1 「48」欄、2b2 「96」欄、2c FS選択部、2d OKボタン、2e Cancelボタン、10 CPU、11 ROM、12 RAM、13 表示IF、14 表示器、15 検出IF、16 操作子、17 通信IF、18 通信I/O、19 EFX、20 DSP、21 通信バス、22 AD、23 DA、24 DD、25 音声バス、30 入力パッチ、31 入力チャンネル部、32 出力チャンネル部、33 モニタ部、34 出力パッチ、35 混合バス、36 キューバス

Claims (3)

  1. プラグインを組み合わせて音響信号処理が実行され、信号処理部のリソースが前記プラグインにそれぞれアサインされることにより、前記プラグインの機能が実現されている音響信号処理装置であって、
    前記プラグインが組み込まれる際にユーザインタフェース画面が表示される表示部と、
    該表示部に表示された前記ユーザインタフェース画面において設定の操作を行う操作子手段と、
    前記プラグインを組み合わせた音響信号処理構成とされるコンフィグレーションが、コンパイルされることにより、前記コンフィグレーションに組み込まれたプラグインに対し、前記プラグインの処理を実行させるように、前記信号処理部のリソースをそれぞれアサインするコンパイル手段とを備え、
    前記ユーザインタフェース画面には、プラグインリスト部とラック部とが表示されており、前記プラグインリスト部において選択したプラグインを組み合わせるように前記ラック部へ追加した際に、複数用意されている各サンプリング周波数において当該プラグインに前記信号処理部のリソースをアサインできるか否かが前記サンプリング周波数毎に表示されることを特徴とする音響信号処理装置。
  2. いずれかの前記サンプリング周波数が選択された際に、選択されたサンプリング周波数では前記信号処理部のリソースをアサインすることができないプラグインは、前記プラグインリスト部および前記ラック部においてグレーアウト表示されて、組み合わせられないことが表示されることを特徴とする請求項1記載の音響信号処理装置。
  3. 前記グレーアウト表示された前記プラグインは、前記コンフィグレーションにおいてスルー結線されるよう変更され、変更されたコンフィグレーションに対して前記コンパイル手段によりコンパイルされることを特徴とする請求項2記載の音響信号処理装置。
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