JP6926662B2 - オーディオ装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、オーディオ装置及びプログラムに関する。
従来から、オーディオ装置におけるディレイ(エコー)付加技術が提案されている。
特許文献1には、良好な残響音の調整感を得ることができる残響付加回路およびそれを用いたオーディオ装置が記載されており、マイクロホンからのマイク信号をミキシング部に供給し、ミキシング部から出力されるマイク出力信号を遅延部に供給して信号を遅延させて残響音量調整器に供給する。調整器で信号の信号レベルを調整して得た残響信号をミキシング部に供給してマイク信号と混合してマイク出力信号を生成する。調整器で残響音を小さくすると残響音の減衰率が大きくされて残響音の持続時間が短くなり、残響音を大きくすると残響音の減衰率が小さく残響音の持続時間が長くなるので、良好な残響音の調整感を得られることが記載されている。
特許文献2には、BBD(Bucket−Brigade Device)等の信号遅延素子を用いたエコー回路が記載されており、信号入力端子に印加された入力信号を、第1のアンプ、第1のローパスフィルタを経てBBDに入力し、BBDから出力される遅延信号を、第2のローパスフィルタ、第2のアンプ、ハイパスフィルタを経て、信号入力端子からの直接入力信号と加算すると共に、第2のアンプから出力される遅延信号を、減衰器を介して第1のアンプの入力段にフィードバックするエコー回路を構成し、ハイパスフィルタのカットオフ周波数を変更可能にすることによって、残響時間を調整することが記載されている。
特開平10−124081号公報 実公昭63−006799号公報
通常、ディレイ(エコー)効果を付加するためには、遅延させた波形にゲインを掛けてミキシングすることで実現でき、遅延音が高域減衰するように1次のフィルタをフィードバックループに設ける。デジタル信号処理としては、入力デジタル信号を遅延時間分だけ遅延メモリに記録し、遅延メモリから読み出す処理を繰り返すことで実現できる。遅延時間が最大数百ミリ秒から数秒にも達するため、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)で実装する場合には、遅延部を外部メモリのリングバッファで実現する。このように、遅延データを格納するメモリ領域や遅延データのアドレス管理、遅延データの読み出しタイミングの制御が必要となり、回路構成が複雑化する。また、遅延に利用するメモリはサンプル数が多いため外部メモリを要する場合が多く、コストアップの要因の1つとなり得る。
本発明の目的は、簡易な構成でコストを抑制しつつ、所望のディレイ(エコー)効果を付加することができる技術を提供することにある。
本発明は、オーディオ装置であって、オーディオファイルを再生するための同一種類の複数のプレーヤアプリケーションを自動起動し、前記複数のプレーヤアプリケーションのいずれかで前記オーディオファイルを原音として再生し、他のプレーヤアプリケーションで前記オーディオファイルの原音に対する遅延音を再生して前記原音に付加する制御部を備えるオーディオ装置である。
本発明の1つの実施形態では、ディレイ効果のパラメータを設定する設定部をさらに備え、前記制御部は、前記設定部で設定された前記パラメータに応じた遅延時間及び出力レベルで前記他のプレーヤアプリケーションで前記遅延音を再生する。
また、本発明は、コンピュータのプロセッサに、オーディオファイルを再生するための同一種類の複数のプレーヤアプリケーションを自動起動するステップと、前記複数のプレーヤアプリケーションのいずれかで前記オーディオファイルを原音として再生し、他のプレーヤアプリケーションで前記オーディオファイルの原音に対する遅延音を再生して前記原音に付加するステップとを実行させるプログラムである。
本発明によれば、簡易な構成でコストを抑制しつつ、所望のディレイ(エコー)効果を付加することができる。
実施形態のシステム構成図である。 実施形態の構成ブロック図である。 実施形態のオーディオファイル割り当て説明図である。 CPUによる複数のメディアプレーヤの実行説明図である。 実施形態の処理フローチャートである。 ディレイ(エコー)動作説明図である。
<構成>
以下、図面に基づき本発明の実施形態について、オーディオインターフェース装置とコンピュータを接続し、オーディオインターフェース装置から各種のオーディオ信号を取り込んでコンピュータに供給し、コンピュータで適宜編集等して録音する、あるいはインターネットを介して外部に出力する(インターネット生放送)場合を例にとり説明する。
図1は、本実施形態のシステム構成図である。本実施形態のオーディオシステムは、パーソナルコンピュータ(PC)10とオーディオインターフェース装置14を備え、PC10とオーディオインターフェース装置14は、例えばUSBケーブル12で相互にデータ送受可能に接続される。
PC10は、本実施形態におけるオーディオ装置として機能し、オーディオデータを入力、編集、出力するためのソフトウェアがインストールされ、当該ソフトウェアを用いてオーディオデータの入出力、編集、及び再生を行う。
オーディオインターフェース装置14は、アンプ、複数チャンネルのアナログ入力端子及びアナログ出力端子を備え、PC10との間でオーディオ信号及び各種制御信号を送受する。オーディオインターフェース装置14は、マイク入力端子16、内蔵マイク18、レベルメータ20、ヘッドホン出力調整ボタン28を備え、さらに、複数のボタンからなるポン(PON)出しスイッチ22、各種の効果音を生成するエフェクトスイッチ24、オンエアースイッチ26を備える。
ポン出しスイッチ22は、「ポン出し1」、「ポン出し2」、及び「ポン出し3」の3つのポン出しスイッチから構成される。ユーザがポン出しスイッチ22を押下操作すると、オーディオインターフェース装置14は再生出力指示信号をPC10に供給し、PC10は、当該再生出力指示信号に応じてオーディオ信号を再生して出力する。PC10がインターネットに接続されており、PC10で再生したオーディオ信号をインターネットを介して外部に出力し得る場合(インターネット生放送)、オンエアースイッチ26がオンの状態で、ユーザがポン出しスイッチ22を操作することでオーディオ信号が再生されてインターネットに出力される。ポン出しスイッチ22を構成する3つのスイッチ、すなわち「ポン出し1」、「ポン出し2」、「ポン出し3」には、予め所望のオーディオファイルを割り当てることができ、ユーザはこれら3つのポン出しスイッチ「ポン出し1」、「ポン出し2」、「ポン出し3」のいずれかを押下操作することで、予め割り当てたオーディオファイルを再生して出力すべくPC10を制御することができる。
エフェクトスイッチ24は、オーディオ信号に対して所定の効果音を付加するためのスイッチである。所定の効果音は任意であるが、例えばディレイ(エコー)効果を付加する処理である。
オンエアースイッチ26は、PC10に対してインターネットを介しリアルタイムで出力することを指示するスイッチである。ユーザがオンエアースイッチ26をオン操作することで、例えばマイク入力端子16から入力されたオーディオ信号をPC10からインターネットに出力し、あるいは「ポン出し1」を操作することで「ポン出し1」に予め割り当てられたオーディオファイルを再生してインターネットに出力することができる。
図2は、本実施形態におけるシステムの構成ブロック図を示す。
PC10は、CPU50、ROM52、RAM54、メモリ56、ディスプレイ58、通信インターフェースI/F60、及びUSBコネクタ62を備える。なお、これ以外にも、マウスやキーボード等の公知の入出力インターフェースを備える。
1又は複数のCPU50は、ROM52あるいはハードディスク等に記憶された処理プログラムを読み出し、RAM54をワーキングメモリとして用いて処理プログラムを実行することで本実施形態の各種機能を実現する。特に、CPU50は、オーディオファイルを再生する場合に、再生用ソフトウェアを起動して再生するが、オーディオファイルを再生する場合に、複数の再生用ソフトウェアを同時に起動・制御することでディレイ(エコー)効果を付加する。
メモリ56は、オーディオファイルその他のファイルを記憶する。オーディオファイルのフォーマットは任意であるが、例えばWAVやMP3である。その他のファイルも任意であり、文書データや画像データ、あるいは動画データであってもよい。
ディスプレイ58は、CPU50からの制御指令に基づいて各種の情報を表示する。例えば、オーディオインターフェース装置14と連動させるべく、オーディオインターフェース装置14の各スイッチ、具体的にはポン出しスイッチ22、エフェクトスイッチ24、及びオンエアースイッチ26に対応する仮想スイッチを表示する。
通信I/F60は、通信回線としてのインターネットと接続するためのインターフェースである。インターネットとの接続は、有線無線を問わない。
USBコネクタ62は、オーディオインターフェース装置14とUSB接続するためのコネクタである。図では、オーディオインターフェース装置14側のUSBコネクタ49とUSBケーブル12を介して接続される様子を模式的に示す。
CPU50は、ユーザ操作に応じ、ユーザ所望のオーディオファイルを予めポン出しスイッチ22の3つのスイッチにそれぞれ割り当てる。すなわち、CPU50は、ユーザ操作に応じ、メモリ56に記憶されているファイルのいずれかとポン出しスイッチ22のいずれかのスイッチとを関連付ける。例えば、メモリ56に記憶されている「AAA.wav」なるオーディオファイルを「ポン出し1」に関連付け、「BBB.wav」なるオーディオファイルを「ポン出し2」に関連付ける。なお、「関連付ける」とは、具体的には当該オーディオファイルのパスを「ポン出し1」に登録することを意味する。ユーザは、例えば、メモリ56に記憶されているファイル一覧をディスプレイ58に表示させ、ドラッグアンドドロップ操作等により所望のオーディオファイルアイコンをポン出しスイッチ22に対応する仮想スイッチにドロップすることで割り当てる(関連付ける)ことができる。
CPU50は、さらに、割り当て状態を示すデータをUSB接続されたオーディオインターフェース装置14にも供給する。これにより、PC10とオーディオインターフェース装置14とで割り当て状態が共有される。
オーディオインターフェース装置14は、上記のマイク入力端子16、内蔵マイク18、ポン出しスイッチ22、エフェクトスイッチ24、オンエアースイッチ26に加え、外部入力端子30、出力端子32、切替スイッチ19,47、アンプ34,40,46、アナログデジタル変換器(ADC)36,42、デジタルアナログ変換器(DAC)44、及びプロセッサ48を備える。
マイク入力端子16及び内蔵マイク18から入力されたオーディオ信号は、切替スイッチ19で選択的に切り替えられ、アンプ34を介してADC36でデジタルオーディオ信号に変換される。デジタルオーディオ信号は、ステレオバスに出力される。また、外部入力端子(AUX IN)30から入力されたオーディオ信号は、アンプ40を介してADC42でデジタルオーディオ信号に変換され、ステレオバスに出力される。
また、マイク入力端子16、内蔵マイク18、外部入力端子30から入力されたオーディオ信号、あるいはPC10から供給されたオーディオ信号は、ステレオバスを介してDAC44でアナログオーディオ信号に変換され、アンプ46を介してヘッドホン端子等の出力端子32から出力される。アンプ46のゲインはヘッドホン出力調整ボタン28で調整される。
PC10と接続するためのUSBコネクタ49は、切替スイッチ47を介してステレオバスに接続される。切替スイッチ47は、オンエアースイッチ26と連動し、オンエアースイッチ26がオン操作されると接点がオンとなり、オーディオインターフェース装置14からPC10へのオーディオ信号の出力が開始される。他方、オンエアースイッチ26の操作とは無関係に、PC10からオーディオインターフェース装置14への制御信号はプロセッサ48に供給される。
プロセッサ48は、オーディオインターフェース装置14の各部の動作を制御する。プロセッサ48は、ポン出しスイッチ22、エフェクトスイッチ24、オンエアースイッチ26からの操作信号に応じて動作を制御する。すなわち、ポン出しスイッチ22からの操作信号に応じてPC10に対して再生指示信号を出力する。ポン出しスイッチ22の「ポン出し1」が押下操作された場合には「ポン出し1」用の再生指示信号を出力し、「ポン出し2」が押下操作された場合には「ポン出し2」用の再生指示信号を出力し、「ポン出し3」が押下操作された場合には「ポン出し3」用の再生指示信号を出力する。再生指示信号には、ポン出しスイッチ22を押下操作したときの押圧力に応じたレベル信号も含まれる。このレベル信号は、再生出力する際の音量を制御する信号である。音量以外にも、押圧力に応じてエフェクトや音程を制御してもよい。PC10のCPU50は、これらの再生指示信号を受信すると、予め「ポン出し1」、「ポン出し2」、「ポン出し3」に割り当てられたオーディオファイルを再生し、押圧力に応じた音量レベルで出力する。また、エフェクトスイッチ24からの操作信号に応じてディレイ(エコー)付加信号を出力する。PC10のCPU50は、ディレイ(エコー)付加信号を受信すると、複数の再生用ソフトウェアを同時に制御することでディレイ(エコー)効果を付加する。また、オンエアースイッチ26からの操作信号に応じてPC10に対して信号出力開始(放送開始)指示信号あるいは信号出力停止(放送停止)指示信号を出力するとともに、切替スイッチ47をオンオフ制御する。
<オーディオファイルの割り当て(アサイン)>
図3は、PC10上でユーザがポン出しスイッチ22に所望のオーディオファイルを割り当てる場合の模式図を示す。
PC10のCPU50は、処理プログラムを実行することでディスプレイ58に図3に示す設定画面を表示する。設定画面には、オーディオインターフェース装置14の物理的なポン出しスイッチ22を構成する3つのスイッチ「ポン出し1」、「ポン出し2」、「ポン出し3」のそれぞれに対応する仮想スイッチ78,80,82が表示され、また、オーディオインターフェース装置14の物理的なオンエアースイッチ26に対応する仮想スイッチ84が表示される。なお、仮想スイッチ78,80,82のそれぞれの右上のアイコン79,81,83は、割り当てたオーディオファイルをリピート再生することを指示するアイコンである。また、音量(トーク弱、トーク強、シング弱、シング強等)やリバーブ、効果(リバーブ以外の効果)を表示する表示部70,72,74が表示される。さらに、メモリ56に記憶されている各種ファイルの一覧76が表示される。なお、ファイル一覧76は、Windows(登録商標)のエクスプローラで表示した一覧でもよい。
ユーザは、ファイル一覧76内に表示されたファイル群のうち、ポン出しスイッチ22に割り当てるファイルを選択し、ドラッグアンドドロップ操作を行って仮想スイッチ78〜82のいずれかに割り当てる。また、仮想スイッチ78〜82を押すことによってファイル選択画面(ファイル一覧76やエクスプローラのようなツリー画面等)を表示するようにしてもよい。
例えば、オーディオファイル「AAA.wav」を「ポン出し1」に割り当てる場合、オーディオファイル「AAA.wav」を「ポン出し1」に対応する仮想スイッチ78にドラッグアンドドロップする。図において、矢印100は、オーディオファイル「AAA.wav」を仮想スイッチ78にドラッグアンドドロップする様子を示す。また、オーディオファイル「BBB.wav」を「ポン出し2」に割り当てる場合、オーディオファイル「BBB.wav」を「ポン出し2」に対応する仮想スイッチ80にドラッグアンドドロップする。図において、矢印200は、オーディオファイル「BBB.wav」を仮想スイッチ80にドラッグアンドドロップする様子を示す。
なお、ドラッグアンドドロップによりいずれかのファイルが割り当てられると、CPU50は、当該割り当てが正常か否かを判定し、その結果をディスプレイ58に表示してもよい。
次に、1又は複数のCPU50で実行されるオーディオファイルのディレイ(エコー)効果付加処理について説明する。
<ディレイ(エコー)効果>
図4は、CPU50で実行されるオーディオファイルを再生する再生ソフトウェアを模式的に示す。1又は複数のCPU50は、あるオーディオファイル(図では「AAA.wav」を例示する)を再生する際に、複数の再生ソフトウェア、具体的にはメディアプレーヤA、メディアプレーヤB、メディアプレーヤC、・・・を起動する。メディアプレーヤA、メディアプレーヤB,メディアプレーヤC、・・・は、全て同種類のソフトウェアである。1個のCPU50の場合にはこれらのメディアプレーヤA,B,C,・・・を時分割で並列処理し、複数のCPU50の場合には各CPUでメディアプレーヤA,B,C、・・・を個別に処理してもよい。CPU50は、例えばメディアプレーヤAをメインプレーヤとし、その他のメディアプレーヤB,C,・・・をサブプレーヤとして動作させる。オーディオファイルの再生時には、メディアプレーヤAで再生し、メディアプレーヤB,C,・・・は、予め設定された遅延時間及びレベルで同じオーディオファイルを再生することでディレイ(エコー)効果を生成する。メディアプレーヤB,C,・・・の遅延時間及びレベルはそれぞれ異なる。これらのメディアプレーヤA,B,C,・・を同時に起動してオーディオファイルを再生し、これらをミキシングすることで、所望の遅延時間及び所望のレベルのディレイ(エコー)効果を付加して再生出力できる。
図5は、CPU50で実行されるディレイ(エコー)効果付加処理のフローチャートである。
まず、ユーザは、設定部、具体的にはPC10のディスプレイ58に表示されたリバーブ設定ウィンドウ72でマウスやキーボードを操作してディレイ(エコー)効果の各種パラメータを設定する(S101)。パラメータは、例えばディレイ(エコー)のモードであり、公知のHALLモード、ROOMモード、LIVEモード、STUDIOモード等がある。
CPU50は、設定されたパラメータを入力し、これらのパラメータに応じて、複数のメディアプレーヤA,B,C,・・・毎に遅延時間及び出力レベルを設定してメモリに記憶する(S102)。例えば、ユーザがモードとしてHALLを選択した場合、HALLにおけるディレイ(エコー)となるように、
メディアプレーヤA:遅延時間=0、出力レベルa
メディアプレーヤB:遅延時間tb、出力レベルb
メディアプレーヤC:遅延時間tc、出力レベルc
・・・・
等と設定する。メディアプレーヤAは、原音を再生するためのメディアプレーヤであるため遅延時間は0である。
次に、ユーザが再生ボタン、具体的にはポン出しスイッチ22を操作したか否かを判定する(S103)。ユーザがポン出しスイッチ22のいずれかを押下操作し、かつ、エフェクトスイッチ24が押下操作されてONされている場合、CPU50は、S102で各メディアプレーヤ毎に設定された設定値をメモリから読み出し、これらを用いて全メディアプレーヤA,B,C,・・・を同時に起動してオーディオファイルを再生する(S104,S105)。複数の異なる種類のアプリケーションを同時に起動して処理を実行するマルチタスクは公知であるが、本実施形態ではこれと異なり、CPU50は同一種類のメディアプレーヤを複数個自動的に起動し、そのうちの1つのメディアプレーヤで原音を再生しつつ、他のメディアプレーヤでその原音に対する遅延音を再生している点に留意されたい。ユーザは、原音を再生しているメディアプレーヤAが処理を実行していることは意識するが、他のメディアプレーヤB.C,・・・が実行中であることを意識する必要はない。この意味で、メディアプレーヤB,C,・・・はバックグラウンドで処理を実行しているといえる。
なお、CPU50は、予め同時起動するメディアプレーヤの数を定めていてもよく、あるいはS101で設定されたディレイ(エコー)効果のパラメータに応じ、これを実現するために必要な数のメディアプレーヤを適応的に増減調整してもよい。あるディレイ(エコー)効果の場合には3つのメディアプレーヤとし、他のディレイ(エコー)効果の場合には6つのメディアプレーヤとする等である。
例えば、6つのメディアプレーヤA〜Fを起動・制御し、
メディアプレーヤA:原音から直接聴覚に到達する音を再生
メディアプレーヤB:原音が右壁に反射して聴覚に到達する音を模擬的に再生
メディアプレーヤC:原音が左壁に反射して聴覚に到達する音を模擬的に再生
メディアプレーヤD:原音が天井に反射して聴覚に到達する音を模擬的に再生
メディアプレーヤE:原音が床に反射して聴覚に到達する音を模擬的に再生
メディアプレーヤF:原音がある障害物に反射して聴覚に到達する音を模擬的に再生
等である。これらのメディアプレーヤを同時に起動・制御することによって、ディレイ(エコー)効果を容易に得ることができる。CPU50の処理能力に応じ、同時に起動するメディアプレーヤの上限を定めておいてもよいのは言うまでもない。
図6は、ディレイ(エコー)効果の付加動作を模式的に示す。図において、横軸は時間(秒)、縦軸は出力レベル(dB)である。メディアプレーヤAでオーディオファイルを原音として再生し、所定の遅延時間後にメディアプレーヤBで当該オーディオファイルを再生し、出力レベルを所定レベル(例えば−4dB)として原音に付加する。さらに所定の遅延時間後にメディアプレーヤCで当該オーディオファイルを再生し、出力レベルを所定レベル(例えば−6dB)として原音に付加する。以上のように、複数のメディアプレーヤでオーディオファイルを再生し、それぞれ所定の遅延時間及び所定のレベルで出力してミキシングすることで、遅延データを格納するためのメモリ領域や遅延データのアドレス管理が不要で、簡易な構成で所望のディレイ(エコー)効果を付加できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。以下に、変形例について説明する。
<変形例1>
実施形態では、オーディオインターフェース装置14と接続されるPC10としてオーディオ装置を説明したが、これに限らず、内蔵あるいは外部から供給されたオーディオファイルを再生する任意のオーディオ装置に適用することができる。また、実施形態における「メディアプレーヤ」は、オーディオファイルを再生し得る任意のソフトウェアあるいはプログラムモジュールでよく、PC10のオペレーティングシステム(OS)が提供するサウンドドライバを呼び出すことでオーディオファイルを再生すればよい。
<変形例2>
実施形態では、PC10のCPU50で複数のメディアプレーヤを起動・制御しているが、CPU50とは別個のDSPで複数のメディアプレーヤを起動・制御することでディレイ(エコー)効果を実現してもよい。
<変形例3>
実施形態では、PC10のCPU50で複数のメディアプレーヤを起動・制御することでディレイ(エコー)効果を実現しているが、これに加えて、オーディオインターフェース装置14にディレイ(エコー)付加回路を設けてハードウェア回路としてディレイ(エコー)効果を実現してもよく、あるいはオーディオインターフェース装置14のプロセッサ48で複数のメディアプレーヤを起動・制御することでディレイ(エコー)効果を実現してもよい。この場合、いくつかの実施形態があり得る。
(1)オーディオインターフェース装置14のディレイ(エコー)効果とPC10のディレイ(エコー)効果のいずれかを選択する
(2)オーディオインターフェース装置14のディレイ(エコー)効果とPC10のディレイ(エコー)効果をともに用いる
上記の(1)の場合、ユーザがいずれかを選択してもよいし、オーディオインターフェース装置14のプロセッサ48とPC10のCPU50がコミュニケ−ションし、いずれのプロセッサでディレイ(エコー)効果を実現するかを自動的に決定してもよい。通常、オーディオインターフェース装置14のプロセッサ48の処理能力は、PC10のCPU50の処理能力に比べて相対的に低いため、一般的にはPC10のCPU50でディレイ(エコー)効果を実現した方が望ましいといえる。オーディオインターフェース装置14によってはプロセッサ48の処理能力不足によりディレイ(エコー)効果を付加することができなかった場合においても、PC10のCPU50により所望のディレイ(エコー)効果を付加し得る。勿論、ディレイ(エコー)効果のモードに応じて適応的に処理を切り替えることも可能である。
上記の(2)の場合、オーディオインターフェース装置14で1次的にディレイ(エコー)効果を付加し、PC10のCPU50で2次的に(より高精度に)ディレイ(エコー)効果を付加する等である。オーディオインターフェース装置14で付加し切れないディレイ(エコー)効果をPC10のCPU50が補充的に付加してもよい。
<変形例4>
実施形態では、図5の処理フローチャートに示すように、再生操作がなされ、かつ、エフェクトスイッチ24がオンされている場合に全メディアプレーヤを起動して再生しているが、ユーザがあるオーディオファイルの再生時にはエフェクトスイッチ24をOFFにしており、途中からエフェクトスイッチをONした場合には、エフェクトスイッチ24をONしたタイミングで、すなわちディレイ(エコー)効果を付加する操作信号が入力されたタイミングで複数のメディアプレーヤを起動・再生してもよい。あるいは、再生開始と同時にメディアプレーヤAについては起動処理を実行してオーディオファイルを再生するとともに他のオーディオフレーヤについて起動処理を実行して待機状態とし、ディレイ(エコー)効果を付加する操作信号が入力されたタイミングで直ちにそれぞれのメディアプレーヤに設定された遅延時間及び出力レベルでオーディオファイルを再生してもよい。
<変形例5>
実施形態では、オーディオインターフェース装置14とPC10を接続し、オーディオインターフェース装置14から各種のオーディオ信号を取り込んでPC10に供給し、PC10で適宜編集等して録音する、あるいはインターネットを介して外部に出力する(インターネット生放送)場合を例にとり説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、オーディオファイルを再生して出力する際に、ユーザからの指示に基づいてディレイ(エコー)を付加しつつ再生する任意のオーディオ装置に適用し得、当該オーディオ装置には、スマートフォンや携帯音楽プレーヤも含まれる。
10 PC、14 オーディオインターフェース装置、22 ポン出しスイッチ、24 エフェクトスイッチ、26 オンエアースイッチ、48 プロセッサ、50 CPU、56 メモリ、58 ディスプレイ、78,80,82 仮想スイッチ。

Claims (3)

  1. オーディオ装置であって、
    オーディオファイルを再生するための同一種類の複数のプレーヤアプリケーションを自動起動し、前記複数のプレーヤアプリケーションのいずれかで前記オーディオファイルを原音として再生し、他のプレーヤアプリケーションで前記オーディオファイルの原音に対する遅延音を再生して前記原音に付加する制御部
    を備えるオーディオ装置。
  2. ディレイ効果のパラメータを設定する設定部
    をさらに備え、
    前記制御部は、前記設定部で設定された前記パラメータに応じた遅延時間及び出力レベルで前記他のプレーヤアプリケーションで前記遅延音を再生する
    請求項1に記載のオーディオ装置。
  3. コンピュータのプロセッサに、
    オーディオファイルを再生するための同一種類の複数のプレーヤアプリケーションを自動起動するステップと、
    前記複数のプレーヤアプリケーションのいずれかで前記オーディオファイルを原音として再生し、他のプレーヤアプリケーションで前記オーディオファイルの原音に対する遅延音を再生して前記原音に付加するステップと、
    を実行させるプログラム。
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