JP4193763B2 - 制御装置及びプログラム - Google Patents
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Description
また、PCにおいて、上記信号処理構成を、ディスプレイの編集画面上で信号処理の構成要素となるコンポーネントを配置し、配置したコンポーネント間の結線を設定することにより編集できるようにすることも行われている。
このようなミキサエンジン及びアプリケーションソフトについては、例えば非特許文献1に記載されている。
さらに、これらのコントロール画面中の任意の操作子を複製して配置できる編集可能な操作パネル(制御画面)として、ユーザコントロールを作成できる機能も記載されている。そして、このようなユーザコントロール上に配置した操作子を操作することにより、複製元の操作子と対応するパラメータの値を制御し、ミキサエンジンにその値に従った信号処理を実行させることができることも記載されている。
「DIGITAL MIXING ENGINE DME32 取扱説明書」,ヤマハ株式会社,2001年,p.23−66,71,192−194
しかし、このためには、まず操作子と対応するコンポーネントが何であるかを調べ、編集画面あるいは一覧等においてそのコンポーネントを探し、そのコンポーネントのコントロール画面を開く指示を行うという、複雑な操作が必要であり、操作が煩雑であるという問題があった。
この発明は、このような問題を解決し、信号処理の内容をプログラム可能な音響信号処理部を有する音響信号処理装置の制御装置において、ユーザにより編集可能な制御画面を使用する際の操作性を向上させることを目的とする。
このような制御装置において、上記受付手段に、上記ユーザ制御画面中で部品が指定され所定の指示があった場合に、上記表示手段中のその指定された部品の近傍に、その部品の複製元の部品を含むコントロール画面を表示する指示を受け付けるための操作部を表示させる手段を設けるとよい。
また、この発明のプログラムは、コンピュータを上記のいずれかの制御装置として機能させるためのプログラムである。
また、この発明のプログラムによれば、コンピュータをこのような制御装置として機能させ、同様な効果を得ることができる。
まず、図1を用いて、この発明の制御装置であるPCと、音響信号処理装置であるミキサエンジンとを備えたミキサシステムの構成例について説明する。図1はそのミキサシステムの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、このミキサシステムは、ミキサエンジン10とPC30とによって構成される。PC30は、ハードウェアとしては、CPU,ROM,RAM等及び表示手段としてディスプレイを有する公知のPCであり、WindowsXP(登録商標)などのオペレーティングシステム(OS)が動作するPCを用いることができる。また、そのOS上のアプリケーションプログラムとして所要の制御プログラムを実行させることにより、ミキサエンジン10における信号処理の構成を編集し、その編集結果をミキサエンジン10に転送し、編集した信号処理構成に従って動作させる制御装置として機能させることができる。そして、以下に説明するPC30の動作や機能は、特に断らない限り、この制御プログラムの実行により実現されるものとする。
フラッシュメモリ12は、CPU11が実行する制御プログラムや後述するプリセットコンポーネントデータ等を記憶する書き換え可能な不揮発性記憶手段である。
表示器14は、液晶ディスプレイ(LCD)等によって構成される表示手段である。そして、ミキサエンジン10の現在の状態を示す画面、後述するプリセットの参照,変更,保存等を行うための画面等を表示する。
操作子15は、キー、スイッチ、ロータリーエンコーダ等によって構成され、ユーザがミキサエンジン10を直接操作してプリセットの編集等を行うための操作子である。
MIDII/O17は、MIDI規格に従ったデータを授受するためのインタフェースであり、例えば、MIDIに対応した電子楽器あるいはMIDIデータを出力するアプリケーションプログラムを備えたコンピュータ等と通信を行うために用いる。
DSP20は、波形I/O19から入力する音響信号に対し、設定されているマイクロプログラム及びその処理パラメータを定めるカレントシーンに従った信号処理を施すモジュールである。このDSP20は、1つのプロセッサによって構成してもよいし、複数のプロセッサを接続して構成してもよい。
またこの場合、信号処理構成やパラメータの値を示すデータは、PC30側で各ミキサエンジンと対応する部分に分割し、各ミキサエンジンには、それぞれそのミキサエンジンの担当範囲のデータを転送するようにするとよい。あるいは、全ミキサエンジンに対して全ミキサエンジン分のデータを送信し、そのデータを受信した各ミキサエンジンが、そのデータ中から自ミキサエンジンの担当範囲のデータを取り込むようにしてもよい。
ユーザがPC30に上記の制御プログラムを実行させ、必要な指示を行うと、PC30はディスプレイにグラフィック表示の編集画面として図3に示すようなCAD(Computer Aided Design)画面40を表示させ、ユーザからの編集指示を受け付ける。そして、この画面においては、編集中の信号処理構成を、その構成要素である4bandPEQ,Compressor,Mix804等のコンポーネント(A)と、コンポーネントの出力端子(B)と入力端子(C)とを結ぶ結線(D)とによってグラフィカルに表示している。
なお、コンポーネントの左側に表示した端子が入力端子、右側に示した端子が出力端子である。そして、ミキサエンジン10への入力を示すコンポーネントは出力端子のみを有し、ミキサエンジン10からの出力を示すコンポーネントは入力端子のみを有し、それ以外のコンポーネントは全て入力端子と出力端子の両方を有する。
ここで、Input及びOutputのコンポーネントの各端子は、波形I/O19の入出力チャンネルを示し、Netoutコンポーネントの各端子は、カスケードI/O21から他のミキサエンジンへの信号出力を示す。そして、ここには示していないが、カスケードI/O21への他のミキサエンジンからの信号入力を示すNetinコンポーネントも配置可能である。
また、複数のミキサエンジンを協同的に動作させて実行させる信号処理構成を編集する場合には、各ミキサエンジンについてCAD画面40を表示させ、エンジン毎の信号処理構成を編集することができる。
なお、PC30は、編集中に、画面上の信号処理構成に従った信号処理に必要なリソースの量を計算しており、これが編集対象のミキサエンジン10に備えるDSP20のリソースを上回った場合には、そのような処理は行えないため、ユーザにその旨を通知する。
なお、上述した「コンパイル」の実行時に自動的にオンラインモードへ移行するようにしてもよい。また、PC30側で信号処理構成が変更された場合には、自動的に非オンラインモードへ移行するようにするとよく、ここではこのようにしている。あるいは、オンラインモードへの移行をユーザの操作により別途指示するようにしてもよい。
そして、その後ユーザが、各コンポーネントについて用意されているコントロール画面を操作することにより、そのパラメータ記憶領域に記憶されたパラメータの値を編集することができる。また、ここで編集したパラメータの値は、後述するようにライブラリ中のプリセットとして記憶させることができる。
このコントロール画面60は、つまみ61、グラフ表示部62、キー63等の種々の部品を画面の枠内に配置して構成されている。そして、ユーザは、つまみ61やキー63等の操作子を、ポインティングデバイスやキーボードを用いて操作することにより、コントロール画面60と対応するコンポーネントに係るパラメータの値を設定することができる。また、パラメータの値や内容は、グラフ表示部62のような表示部に表示させて確認することができる。
このようなコントロール画面が、第1の制御画面である。
このナビゲートウィンドウ50においては、ユーザが編集した各信号処理構成中の各コンポーネントを、属するコンフィグ及びエンジン毎に分け、ツリー形式で階層的に表示している。なお、図5に示した例では詳細が表示されていない部分、例えばコンフィグ2の内容等も、その部分の詳細表示を指示すれば、表示させることができる。
そして、このナビゲートウィンドウ50において、ユーザは、ポインタ52を特定のコンポーネントの位置に合わせてクリックすることにより、そのコンポーネントについてのコントロール画面を呼び出すことができる。すなわち、コンポーネントが含まれているCAD画面を呼び出す等の作業を介さずに、コントロール画面の呼び出しを直接指示することができる。
しかし、このミキサエンジンにおいては、コンポーネント毎のコントロール画面の他、ユーザが編集可能な第2の制御画面であるユーザ制御画面も用意している。
ユーザ制御画面は、任意のコントロール画面中の任意の部品の複製を、任意の位置に配置することができる制御画面である。そして、部品の複製と配置は例えば、図6に示すように、コントロール画面60中の部品を、ユーザ制御画面70上の所望の位置にドラッグ&ドロップすることにより行うことができる。この他にも、コントロール画面60上で複製元の部品のコピーを指示し、ユーザ制御画面70上でペーストを指示してもよい。また、配置した後の部品をユーザ制御画面70内で任意に移動させることも可能である。
また、ストアキー72及びリコールキー73については、他の操作子の複製ではなくユーザ制御画面70上に独自にデフォルトで配置される操作子であり、ストアキー72は、ユーザ制御画面70に関連するパラメータの保存を指示するためのキーであり、リコールキー73は、ユーザ制御画面70に関連するパラメータの呼び出しを指示するためのキーである。ただし、ストアキー72やリコールキー73を設けることは必須ではない。
そして、このようなユーザ制御画面70は、全く作成しなくてもよいし、ユーザが作成を指示すれば任意の個数を作成可能である。
図7乃至図9にPC30側で使用するデータの構成を示す。
PC30のOS上で上記の制御プログラムを実行すると、PC30はその制御プログラムによって規定されるメモリ空間に、図7乃至図9に示すような各データを記憶させる。
また、上記の構成情報には、コンポーネントの入出力の構成を示す入出力構成情報やコンポーネントが扱うデータやパラメータの構成を示すデータ構成情報の他、コンポーネントの名前、CAD画面にコンポーネント自身を表示する際の色や形状等の外観及び、そのコンポーネントのパラメータの値を編集するためのコントロール画面のデザインすなわちつまみや特性グラフの配置を示す表示用データ等も含む。
ここで、このPC用プリセットコンポーネントデータのうち、構成情報中の、グラフィック表示のCAD画面における編集に必要な表示用データや、表示・編集処理ルーチン中の、コントロール画面に特性をグラフで表示するためのルーチン等は、ミキサエンジン10側の動作には必要ないデータであり、PC30側にのみ記憶させる。
このようなゾーンデータのうち、管理データは、ゾーンデータが示すゾーンに属するミキサエンジンの数を示すエンジン数、それら各ミキサエンジンのIDを示す各エンジンID,ゾーンデータ中に含まれるコンフィグデータの数を示すコンフィグ数等の情報を含む。
また、各PC用CADデータは、編集された信号処理構成のうち1台のミキサエンジンが担当する部分の内容を示す構成データである。そして、CAD管理データと、編集された信号処理構成のうち対象のミキサエンジンで実行(担当)させる部分の各コンポーネントについてのコンポーネントデータと、それらのコンポーネント間の結線状態を示す結線データとを含む。なお、編集された信号処理構成に同じ種類のプリセットコンポーネントが複数含まれる場合には、それら各々に対して別々のコンポーネントデータを用意する。
そして、各コンポーネントデータは、そのコンポーネントがどのプリセットコンポーネントに該当するかを示すコンポーネントID、そのコンポーネントが含まれるコンフィグにおいてそのコンポーネントにユニークに付したIDであるユニークID、そのコンポーネントの入力端子や出力端子の数の情報等を含むプロパティデータ、およびPC30側のCAD画面で該当するコンポーネントが配置されている位置等を示すPC用表示データを含む。なお、コンポーネントデータに、プリセットコンポーネントを特定するための情報として、コンポーネントバージョンの情報も含めるようにしてもよい。
また、結線データには、編集された信号処理構成に含まれる複数の結線の各結線について、どのコンポーネントのどの出力端子からどのコンポーネントのどの入力端子へ結線が行われているかを示す接続データ、およびPC30側の編集画面におけるその結線の形状や配置を示すPC用表示データを含む。
各プリセットは、ミキサエンジンで実行する処理の各コンポーネントに対応するパラメータの値の集合であるコンポーネントパラメータを含む。そして、この各コンポーネントパラメータにおけるデータの形式や配列は、PC用CADデータに含まれるそのコンポーネントのコンポーネントIDで特定されるプリセットコンポーネントの、PC用プリセットコンポーネントデータ中のデータ構成情報と、PC用CADデータに含まれるそのコンポーネントのプロパティデータとによって定義される。
図9に、このUCデータのより詳細な構成を示す。
この図に示すように、UCデータは、UCヘッダとUC用CADデータとUCプリセットとを有する。
そして、UCヘッダは、ユーザ制御画面の名称を示すUC名と、UCデータ中のUCプリセットの数を示すプリセット数の情報を含む。
また、各UCプリセットは、プリセットヘッダと、そのプリセットヘッダによって特定される各コンポーネントに関するパラメータの値のセットであるコンポーネントパラメータとを含む。そして、プリセットヘッダは、エンジンIDとユニークIDとを含むコンポーネント情報によりPC用CADデータ中の特定のコンポーネントを指定し、そのコンポーネントのコンポーネントIDと対応するプリセットコンポーネントデータにより、1つのコンポーネントパラメータのデータ形式が規定される。このとき、複数のミキサエンジンにまたがってコンポーネントを指定することも可能である。また、プリセットヘッダは、UCプリセットに含まれるコンポーネントパラメータの数(コンポーネント情報の数と同じ)を示すコンポーネント数の情報及び、UCプリセットの名称を示すUCプリセット名の情報も含む。
以上のデータは、HDD(ハードディスクドライブ)等の不揮発性記憶手段に記憶させておき、必要な時にRAMに読み出して使用するようにしてもよい。
主な相違点としては、プリセットコンポーネントデータに、表示・編集用ルーチンの一部に代えて、DSP20を動作させてそのコンポーネントとして機能させるためのマイクロプログラムを含む点、CADデータが上述のエンジン転送用CADデータを記憶したものである点、UCデータを含まない点、およびエンジン用CADデータに基づいてDSP20に実行させるマイクロプログラムを形成するためのバッファを用意している点等が挙げられる。また、CADデータ及びライブラリは、信号処理構成全体のうち、記憶先のミキサエンジン10が担当する範囲のもののみを記憶させる。
この図に示すように、PC30は、図7乃至図9に示したゾーンデータ及びカレントシーンを編集するためのタスクとして、CADデータ編集タスク81,パラメータ編集タスク82,ユーザ制御画面編集タスク83,その他タスク84を実行する。
そして、CADデータ編集タスク81は、CAD画面40上でのコンポーネントや結線の追加/削除/変更等の指示に応じてCADデータを編集する処理を行うタスクである。オンラインモードでの動作中にこのような編集を行った場合に、オフラインモードに移行するようにすることは、上述した通りである。
そして、パラメータ編集タスク82は、実行モードにおいて操作子の操作に応じてパラメータの値を変更する処理を行うタスクであり、カレントメモリに記憶しているカレントシーン中のデータの変更を行うと共に、オンラインモードでは、必要なミキサエンジンに対して同様なデータの変更を指示する。
その他タスク84は、コンフィグデータのコンパイルや動作モードの切り替え等を行うタスクである。
まず、図11を用いて、複製元のコントロール画面60の表示を指示する方法について説明する。
図11には、つまみ71が右クリックされた場合の例を示しているが、ここでユーザがポインタ78をメニュー77中の「オリジナルを開く」に合わせてマウスの左クリック操作を行うと、PC30のディスプレイ上に、つまみ71の複製元のつまみ61を含むコントロール画面60を表示させることができる。このとき、PC30は、コントロール画面60が全く表示されていなければ、新たにその画面を表示させるし、全部又は一部が他の画面に隠されている状態であれば、コントロール画面60を最前面に移動させる。
従って、ユーザ制御画面を使用する際の操作性を向上させることができる。特に、メニュー77を指示された部品の近傍に表示するようにすると、ポインタ78を移動させる距離が少なくて済み、操作性向上の効果が大きい。
また、メニュー77中の「編集モード」の項目は、動作モードを実行モードから編集モードへ移行させる指示を受け付けるためのものである。そして、編集モードでの動作中は、この部分を「実行モード」として、実行モードへの移行指示を受け付けることができるようにしている。
まず、図12に、ユーザ制御画面への部品の追加が指示された場合にPC30のCPUが実行する処理のフローチャートを示す。
PC30のCPUは、ドラッグ&ドロップやペースト等により、ユーザ制御画面への部品の追加が指示されると、図12のフローチャートに示す処理を開始する。なお、部品の追加の指示は、複製元の部品の複製の指示を含むものである。
そして、この処理の後、変更後のUC用CADデータに基づいてユーザ制御画面の表示を更新して(S12)処理を終了する。
なお、部品の削除や変更が指示された場合の処理については図示を省略するが、ステップS11でのUC用CADデータの変更内容が指示に応じて異なるのみであり、その他の点は同様な処理となる。そして、これらのような処理を行うことにより、ユーザはユーザ制御画面を任意に編集することができる。
PC30のCPUは、ユーザ制御画面上に配置された操作子が操作されると、図13のフローチャートに示す処理を開始する。なお、この処理においては、表示部等の他の機能があっても、操作によりパラメータの値の変更を指示できる部品は全て操作子であるとする。
そしてその後、カレントメモリ中のパラメータの値を操作子の操作内容に応じて変更し(S24)、変更されたパラメータに関連する部品の表示を更新して(S25)処理を終了する。なお、ステップS25での更新の対象は、操作された操作子自体の表示、変更されたパラメータの内容を表示している表示部の表示、操作された操作子の複製元の操作子の表示等が挙げられる。
以上のような処理により、ユーザ制御画面上の操作子の操作に応じて、PC及びミキサエンジンのカレントメモリ中のパラメータの値を変更し、変更後の値に応じた表示を行うことができる。
PC30のCPUは、マウスの右クリック等により、ユーザ制御画面中の部品が指定されてメニューの表示が指示されると、図14のフローチャートに示す処理を開始する。
そして、まず選択肢として「オリジナルを開く」及びその他必要な選択肢を用意して(S31,S32)、ディスプレイ中の指定された部品の近傍に、その選択肢を含む図9に示したようなメニューを表示させる(S33)。その後、何れかの選択肢が選択されるかメニュー消去指示があるまで待機する(S34〜S36)。
なお、ステップS37での検出は、エンジンIDによって特定されるエンジンのPC用CADデータ中の各コンポーネントデータを参照し、ユニークIDが一致するコンポーネントを検索することにより行うことができる。また、ステップS38での表示は、検出したコンポーネントについてのプリセットコンポーネントデータ中のPC用構成情報に基づいて行うことができる。
これらの処理において、ステップS33及びS34ではPC30のCPUが受付手段として機能し、ステップS37及びS38では同CPUが表示制御手段として機能する。
また、メニュー消去指示があった場合には、そのままメニューを消去して(S39)処理を終了する。この指示は、例えばユーザ制御画面内のメニュー以外の部分をマウスでクリックすることにより行うことができる。
以上のような処理を行うことにより、図11を用いて説明したような機能を実現し、上述した効果を得ることができる。
また、「オリジナルを開く」等の指示に従ってコントロール画面を表示させた場合に、ナビゲートウィンドウ50において、表示させたコントロール画面と対応するコンポーネントの位置にカーソル51を移動させる等してもよい。このようにすれば、表示させたコントロール画面がどのミキサエンジンのどのコンポーネントのものであるかをユーザが容易に認識することができる。
このようにすれば、ユーザは、メニュー77から指示を行った後、カーソル51の示す位置をクリック等するのみで複製元の部品を含むコントロール画面をディスプレイに表示させることができる。そして、このようにした場合でも、図14に示した処理を行う場合に比べれば1操作増えるものの、十分に高い操作性を得ることができる。
また、ユーザ制御画面において、その画面内に配置されている各部品の複製元のコンポーネントを表示するようにしてもよい。このようにすれば、「オリジナルを開く」等の指示に従って開かれるコントロール画面がどのコンポーネントに係るコントロール画面かを容易に認識することができる。
まず、操作子Xの複製元の操作子と対応するパラメータはなくなっているので、実行モードにおいて、操作子Xは無効化し、パラメータの変更操作を行えないようにするとよい。ただし、編集モードにおいては、移動や複製、プロパティ変更等の編集を行えるようにしてもよい。
そして、この場合、もはや操作子Xの複製元のコンポーネントについてのコントロール画面は存在しないので、表示させることはできない。従って、操作子Xについては、図11に示したようなメニューで「オリジナルを開く」を選択できなくしたり、その選択肢を表示しないようにしたりして、コントロール画面の表示指示を受け付けないようにするとよい。
Claims (4)
- 複数の信号処理手段自体またはその構成要素と、該手段または構成要素同士をどのように結線するかを規定することによって音響信号に対する信号処理の内容を変更できるように構成し、該信号処理の内容を変更した後の構成に基づいた信号処理を行うことができるようにプログラム可能な音響信号処理部を有する音響信号処理装置の制御装置であって、
前記信号処理の内容を変更できる各前記信号処理手段または構成要素について、その各手段または構成要素に係る信号処理を前記音響信号処理装置に実行させる際に使用する各パラメータの値を設定するための部品を有する、予め用意されたコントロール画面及び、画面内にどの部品を配置及び表示するかをユーザが編集可能なユーザ制御画面を表示手段に表示させる第1の表示制御手段と、
ユーザ操作に応じて、前記コントロール画面中の部品の複製を、前記ユーザ制御画面中に配置する手段と、
ユーザ操作に応じて、前記ユーザ制御画面中に配置された部品について、その部品の複製元の部品を含むコントロール画面を表示する指示を受け付ける受付手段と、
該手段が受け付けた指示に従って、前記複製元の部品を含むコントロール画面を前記表示手段に表示させる第2の表示制御手段とを設けたことを特徴とする制御装置。 - 請求項1記載の制御装置であって、
前記受付手段に、
前記ユーザ制御画面中で部品が指定され所定の指示があった場合に、前記表示手段中の該指定された部品の近傍に、その部品の複製元の部品を含むコントロール画面を表示する指示を受け付けるための操作部を表示させる手段を設けたことを特徴とする制御装置。 - 複数の信号処理手段自体またはその構成要素と、該手段または構成要素同士をどのように結線するかを規定することによって音響信号に対する信号処理の内容を変更できるように構成し、該信号処理の内容を変更した後の構成に基づいた信号処理を行うことができるようにプログラム可能な音響信号処理部を有する音響信号処理装置の制御装置であって、
前記信号処理の内容を変更できる各前記信号処理手段または構成要素について、その各手段または構成要素に係る信号処理を前記音響信号処理装置に実行させる際に使用する各パラメータの値を設定するための部品を有する、予め用意されたコントロール画面及び、画面内にどの部品を配置及び表示するかをユーザが編集可能なユーザ制御画面を表示手段に表示させる第1の表示制御手段と、
前記コントロール画面を表示させるユーザからの指示を直接受け付けるための呼出画面を前記表示手段に表示させる手段と、
ユーザ操作に応じて、前記コントロール画面中の部品の複製を、前記ユーザ制御画面中に配置する手段と、
ユーザ操作に応じて、前記ユーザ制御画面中に配置された部品について、その部品の複製元の部品を含むコントロール画面を呼び出せるようにする指示を受け付ける受付手段と、
該手段が受け付けた指示に従って、該指示に係る部品の複製元の部品を含むコントロール画面を表示させるために操作すべき部分が示された状態で、前記呼出画面を前記表示手段に表示させる第2の表示制御手段とを設けたことを特徴とする制御装置。 - コンピュータを請求項1乃至3のいずれか一項記載の制御装置として機能させるためのプログラム。
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