JP5105301B2 - 電子音楽システム及びプログラム - Google Patents

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Description

この発明は、音楽ソフトウェアをインストールしたコンピュータにリモートコントローラを接続し、該リモートコントローラから該音楽ソフトウェアの制御を行う電子音楽システム及びプログラムに関する。
従来より、DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)と呼ばれるMIDIシーケンサ機能を含んだ統合音楽ソフトウェアや、MIDIシーケンサ単体の音楽ソフトウェアが知られている。これらの音楽ソフトウェアをパーソナルコンピュータ(PC)にインストールして実行することで、PCを音楽制作装置として使用することができる(例えば、非特許文献1参照)。
これらの音楽ソフトウェアにより実現される音楽制作装置は、一般的にはPCに備えられたマウス等のポインティングデバイスや文字数字キーボードを用いて操作するようになっている。また、PCにMIDIキーボード等を接続し、該MIDIキーボードでの演奏をリアルタイムに記録することもできる。更には、MIDIキーボード等に備えられた多数のスイッチやノブ、スライダ等の操作子を用いて、音楽ソフトウェアを制御することもできる。
「Cubase SX/SL 徹底操作ガイド」、リットーミュージック社、2004年7月31日発行
上述したように、MIDIシーケンサ機能などを実現する音楽ソフトウェアをPCにインストールした音楽制作装置では、複数の各トラックに設定されている音色を変更する場合は、マウス等のポインティングデバイスや文字数字キーボードを用いて行っていた。しかし、マウス等を用いた操作をするには、MIDIキーボード等から離れ、PCに向き合って操作をする必要があり、音楽制作を中断せざるを得ないため、作業効率がよくなかった。
この発明は、MIDIシーケンサを含む音楽ソフトウェアの操作において、MIDIキーボード等から離れることなくPC側の音楽ソフトウェアの動作を制御し、特に、各トラックに設定されている音色の変更を簡単に行うことができるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、所定の音楽ソフトウェアを実行することによりシーケンサ機能を実現するコンピュータと、該コンピュータと接続されたリモートコントローラとを、備える電子音楽システムにおいて、リモートコントローラには音色を選択するための選択操作子を設け、コンピュータ上に構成されたシーケンサにおいて既に設定されているトラックの中から1つのトラックを選択した後は、前記選択操作子の1回目の選択指示操作で音色選択画面を表示し、該音色選択画面を利用して、前記選択操作子の2回目以降の選択指示操作で当該トラックの音色の設定を変更するようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、MIDIキーボード等のリモートコントローラから、各トラックの音色の設定変更ができるので、MIDIキーボード側での音楽制作を中断する必要がない。また、音色選択用の操作子の操作だけで、音色選択画面の表示と、その画面を使っての音色の選択操作ができるので、音色選択画面表示用の特別な操作子を設ける必要がない。
以下、図面を用いてこの発明の実施の形態を説明する。
図1は、この発明を適用した電子音楽システムのハードウェア構成を示すブロック図である。100は音楽制御装置を示し、120は電子音楽装置を示す。音楽制御装置100は、ここではMIDIキーボードであるものとして説明するので、以下ではMIDIキーボード100と呼ぶ。なお、音楽制御装置100は、MIDIキーボードに限らず、電子音楽装置120のコントローラとなる装置であればよい。
MIDIキーボード100において、CPU(中央処理装置)101は、このMIDIキーボード全体の動作を制御する処理装置である。ROM(リードオンリメモリ)102は、CPU101が実行する制御プログラムや各種のデータを格納する不揮発性メモリである。RAM(ランダムアクセスメモリ)103は、CPU101が実行するプログラムのロード領域やワーク領域に使用する揮発性メモリである。記憶装置104は、各種の情報を記憶するための外部記憶手段であり、MIDIキーボード本体に内蔵されているものでも、記憶媒体が着脱可能なものでもよい。演奏操作子106は、ユーザが演奏操作するための操作子(ここでは鍵盤)である。演奏操作子106の操作は検出回路105により検出され、検出結果がCPU101に送られる。制御操作子108は、このMIDIキーボード100の外部パネルなどに設けられているノブ・スライダ・スイッチなどの操作子である。操作子108の操作は検出回路107により検出され、検出結果がCPU101に送られる。ディスプレイ110は、各種の情報を表示する表示装置である。表示回路109は、CPU101からの指示に基づいて、与えられたデータをディスプレイ110に表示する。通信インタフェース(I/F)111は、電子音楽装置120と接続するためのインタフェースである。バス112は、上記各構成要素を相互に接続するバスラインである。
電子音楽装置120は、ここではPCにDAWソフトウェアをインストールしたものであり、該DAWソフトウェアを実行することにより、音楽制作の各種の機能(例えば、ハードディスクレコーディング機能、MIDIデータやオーディオデータの作成編集機能、ミキシング機能、シーケンサー機能など)を実現する。以下では、DAW120と呼ぶ。なお、ここでは電子音楽装置120をPCとDAWソフトウェアで構成した例で説明するが、単体のシーケンサ装置などでもよい。
DAW120において、CPU121、ROM122、RAM123、記憶装置124、検出回路126、マウス・キーボード等の設定操作子127、表示回路128、及び、ディスプレイ129は、汎用のPCが備える基本構成である。通信I/F132は、MIDIキーボード100と接続するためのインタフェースである。なお、通信I/F111と132は、例えば、MIDIなどの音楽専用有線I/F、USBやIEEE1394などの汎用近距離有線I/F、Ethernet(登録商標)などの汎用ネットワークI/F、無線LANやBluetooth(商標)などの汎用近距離無線I/Fなどの1つ又は複数のインタフェースである。
オーディオ入力回路125は、アナログ音響信号をデジタルに変換して入力したり、デジタル音響信号そのものを入力する回路である。コーデック130は、デジタルアナログ(D/A)変換機能などを備えるサウンドI/Oである。サウンドシステム131は、コーデック130から渡されるアナログ音響信号を放音する。オーディオ入力回路125、コーデック130、及びサウンドシステム131は、DAW120を構成するPCが備えるスロットにボードやカードを挿入する形式で付加された機能である。バス133は、上記各構成要素を相互に接続するバスラインである。
図2は、図1の電子音楽システムの機能ブロック図である。MIDI出力部202は、演奏操作子201(図1の106)の演奏操作に応じてMIDIノートイベントを出力する。MIDI出力部202は、図1のCPU101が所定のソフトウェアを実行することで実現される。MIDIキーボード100の制御操作子203(図1の108)が操作されると、その操作に基づく制御信号がDAW120の機能拡張部215に出力される。また、DAW120の機能拡張部215から出力された情報は、MIDIキーボード100の表示部204(図1の110)で表示される。
図2のDAW120において、オーディオ入力部212は図1のオーディオ入力回路125に相当し、サウンドシステム219は図1のコーデック130とサウンドシステム131に相当する。その他の部分は、CPU121がDAWソフトウェアを実行することにより実現される。MIDI入力部211は、MIDIキーボード100から送られてくるMIDIノートイベントを入力する。入力したMIDIノートイベントは、シーケンサ213に記録することができる。シーケンサ213に記録されたMIDIノートイベントは、再生の指示に応じて音源217へと供給される。また、シーケンサ213において「MIDIスルー」設定がなされていれば、入力されたノートイベントはそのまま音源217へも供給される。音源217はソフトウェア音源であり、複数種類(複数アルゴリズム、複数メーカーなど)が備えられている。音源217は、入力したノートイベントに応じてオーディオ信号を生成する。音源217から出力されたオーディオ信号は、レコーダ214やミキサ218に入力する。レコーダ214は、オーディオ入力部212により入力したオーディオ信号や音源217から出力されたオーディオ信号を記録することができる。レコーダ214に記録されたオーディオ信号は、再生の指示に応じてミキサ218に出力される。ミキサ218は、音源217やレコーダ214から出力されるオーディオ信号をミックスしてサウンドシステム219へと供給する。なお、シーケンサ213とレコーダ214は、同期して再生を実行することも可能である。
以上のようなMIDI信号やオーディオ信号を入力して記録(録音)し再生する機能に係る部分(機能拡張部215以外の部分)を「DAW本体」と呼ぶ。機能拡張部215は、このDAW本体とは別タスクで動作しているプログラムであり(DAW本体自体も幾つかのタスクから構成されている)、DAWの機能を拡張する動作を行う。機能拡張部215は、MIDIキーボード100の制御操作子203の操作に応じて送られてくる操作情報(どの操作子種類の操作子がオンされたかなど)を受信し、受信した操作情報をDAW制御用のコマンドに変換し、これをDAW本体のユーザインターフェース部216へと供給する。ユーザインターフェース部216は、DAW120におけるGUI機能(ディスプレイ129に種々の情報を表示し、設定操作子127の操作を検出し、該操作に応じた制御コマンドをDAW内の各部へ送出するなど)を実現するものであるが、機能拡張部215から上記DAW制御用のコマンドを受け取ったときも、そのコマンドに応じた制御用コマンドをDAW内の各部へ送出する。これにより、MIDIキーボード100から、DAW120の各種機能をリモート制御することができる。
さらに、DAW120における各種状態(選択されているトラック、該トラックで設定されている音源種類、該音源種類で選択されている音色など)は、ユーザインターフェース部216によりディスプレイ129に表示されるが、該状態を機能拡張部215を通じてMIDIキーボード100側へと通知するようにしてもよい。この通知を受けたMIDIキーボード100は、その各種設定状態を表示部204で表示することができる。なお、MIDIキーボード100とDAW120の機能拡張部215との信号の送受信は、MIDIプロトコルに沿ったものとしてもよいし、MIDI以外の専用のプロトコルに沿ったものとしてもよい。ここではMIDI以外のプロトコルを用いている。
図3は、MIDIキーボード100の外部パネル外観図を示す。301は鍵盤、302は各種の情報を表示するディスプレイである。304は新規トラック追加ボタン、305,306はカテゴリーのINC及びDECボタン(まとめてカテゴリボタンと呼ぶ)、307,308は音色のINC及びDECボタン(まとめて音色ボタンと呼ぶ)を示す。309は上下左右のカーソル移動ボタン、310はESC(エスケープ)ボタン、311はエンターボタン、312はトラック移動ボタンを示す。
本実施形態のシステムでは、従来と同様にして、DAW120側でマウスやキーボード等の設定操作子127を操作して、(1)新規トラックの追加、(2)そのトラックで使用する音源種類の設定、及び(3)そのトラックで使用する音色の設定を行うことができる。それに加えて、DAW120の設定操作子127ではなく、MIDIキーボード100側の制御操作子108の操作で上記(1)〜(3)の一連の設定を行うこともできる。以下では、そのときの操作及び画面例を説明する。
図4は、トラック1〜3が設定済みの状態における画面例を示す。この画面は、DAW120のディスプレイ129に表示されている。画面上部にトランスポートウインドウ400が表示され、ここに演奏位置や、再生制御ボタンなどが表示される。左側にトラック詳細ウインドウ401が表示され、ここに、選択されたトラックに関する詳細なパラメータが表示される。中央部にトラックリストウインドウ402が表示される。ここには、トラックの一覧が表示され、選択されているトラックにはフォーカス(図では網掛けで示した)があたっている。トラックの選択は、DAW120側からはマウス等で、MIDIキーボード100側からはトラック移動ボタン312で、それぞれ行うことができる。右側にはイベントウインドウ403が表示される。ここには、各トラックに記録されたMIDIイベントなどが表示される。
図5は、図4の状態から新規トラックが追加され、且つ音源種類選択画面(ウインドウ)が表示された状態を示す。図4の状態から、ユーザが新規トラック追加ボタン304を押下すると、図5の画面に移行する。基本的に、既登録の最終トラックの次に、新規トラックを設定するものとする。既登録のトラックの間に空きトラックがある場合は、トラック番号が若い空きトラックから割当ててもよい。図4では、トラックリストウインドウ402にトラック4が追加されている。新規追加された直後の状態では、当該新規追加されたトラックにフォーカスが当たり選択状態となる(501)。さらに、この新規追加されたトラック4に設定する音源種類を選択するための音源種類選択画面502が自動的にポップアップ表示され、選択可能な音源種類の一覧が表示される。音源種類選択画面502では、初期値として「ソフト音源1」にフォーカス(カーソル)が当たっている。ユーザは、MIDIキーボード100のカーソル移動ボタン309を操作して、音源種類選択画面502内でフォーカスを移動させ、所望の音源種類を選択状態とし、エンターボタン311を押下して決定する。
図6は、図5の状態から所望のソフト音源を選択状態としエンターボタン311を押下した状態を示す。選択されたソフト音源に関するカテゴリ/音色選択画面(ウインドウ)602が自動的にポップアップ表示されている。カテゴリ/音色選択画面602は、左側にカテゴリリスト、右側に音色リストを持つ。カテゴリリストには、選択されたソフト音源が提供する音色のカテゴリ一覧が表示され、初期値としてデフォルトのカテゴリの位置(図6では「オルガン」)にフォーカスが当たっている。このフォーカスは、MIDIキーボード100のカテゴリボタン305,306を操作することで移動できる。フォーカスがセットされたカテゴリに属する音色の一覧が右側の音色リストに表示され、初期値としてデフォルトの音色の位置(図6では「Church Organ」)にフォーカスが当たっている。このフォーカスは、MIDIキーボード100の音色ボタン307,308を操作することで移動できる。所望のカテゴリ及び音色にフォーカスをセットし、エンターボタン311を押下することで、当該新規追加トラックにその音色が設定される。なお、ESCボタン310を押下するとカテゴリ/音色選択画面602が消去され、図5の音源種類の選択画面に戻る。さらに、図5の状態でESCボタン310を押下すると、トラックの新規追加がキャンセルされ、トラック4が消去されて、図4の状態に戻る。
以上のようにして、トラックの新規追加からそのトラックで使用する音源種類と音色の設定までの一連の処理を、MIDIキーボード100側の操作子で行うことができる。
次に、既に音源種類や音色が設定されているトラックについて、その音色の設定を変更する手順について説明する。図7は、既にトラック1〜4が登録されている状態から、音色を設定変更しようとする所望のトラック(ここではトラック1)を選択し、カテゴリボタン305,306または音色ボタン307,308のうちの何れかのボタンを押下した状態を示す。トラックが選択された状態におけるこれらのボタン305〜308の1回目の押下は、当該トラックの音色の変更を開始する指示に相当する。該1回目の押下により、選択状態のトラック1(701)に関するカテゴリ/音色選択画面702が表示され、現状で当該トラック1に設定されているカテゴリと音色にフォーカスがセットされている。ユーザは、図6で説明したのと同様にして、MIDIキーボード100側の制御操作子108でカテゴリと音色の設定変更を行うことができる。カテゴリ/音色選択画面702が表示された状態におけるボタン305〜308の押下(要するに2回目以降の押下)は、図6で説明した通り、カテゴリリストや音色リストにおけるフォーカスの移動の指示を意味するものとなる。
図8及び9は、図4〜図6で説明した新規トラック追加時の処理手順を示す。MIDIキーボード100において、新規トラック追加ボタン304が押下されると、そのボタン番号がDAW120の機能拡張部215に通知される(801)。機能拡張部215は、該通知を受けて、DAW本体に対し、新規トラック追加コマンド、デフォルト楽器種類設定コマンド、音源種類選択画面表示コマンドを順次発行する(821〜823)。DAW本体は、受信したコマンドに応じた処理を行い(841〜843)、デフォルト選択した音源種類名(ソフト音源名)を通知する(844)。MIDIキーボード100は、通知された音源種類名を表示する(802)。なお、ステップ842は、新規追加したトラックに、とりあえずデフォルトの楽器種類(ソフト音源)を設定する処理である。
ステップ844の後、DAW本体のディスプレイ129には、図5で説明した音源種類選択ウインドウ502が表示され、デフォルト選択された音源種類名にフォーカスが当たっている。ユーザがMIDIキーボード100のカーソル移動ボタン309を操作すると、その操作情報が機能拡張部215に送信され(803)、機能拡張部215はその操作情報に応じたカーソル移動コマンドをDAW本体に発行する(824)。DAW本体は、そのコマンドに応じて、音源種類選択画面502内のフォーカス(カーソル)を移動し、選択状態の音源種類を変更し、その音源種類名を通知する(846)。これにより、MIDIキーボード100において、選択状態の音源種類名の表示が行われる(804)。これを繰り返し、最後にエンターボタン311により、音源種類の選択が確定されると、機能拡張部215は確定コマンドを発行し、DAW本体は当該追加トラックに当該選択状態の音源種類を設定し、音源種類選択画面502を閉じる(847,848)。
次に、機能拡張部215は、カテゴリ/音色選択画面表示コマンド及びデフォルトカテゴリ/音色設定コマンドを順次発行する(826,827)。DAW本体は、該コマンドに応じて、図6で説明したカテゴリ/音色選択画面602を表示し(849)、選択されたソフト音源に対してデフォルトのカテゴリ/音色を設定して(画面602上のフォーカスもセット)、通知する(849,850)。MIDIキーボード100は、通知されたカテゴリ名/音色名を表示する(806)。ユーザがMIDIキーボード100のカテゴリボタン305,306または音色ボタン307,308を操作すると、その操作情報が機能拡張部215に送信され(807)、機能拡張部215はその操作情報に応じたカテゴリ/音色変更コマンドをDAW本体に発行する(828)。DAW本体は、そのコマンドに応じて、カテゴリ/音色選択画面602内のフォーカス(カーソル)を移動し、選択状態のカテゴリ/音色を変更し、そのカテゴリ名/音色名を通知する(852)。これにより、MIDIキーボード100において、選択状態のカテゴリ名/音色名の表示が行われる(808)。これを繰り返し、最後にエンターボタン311により、カテゴリと音色の選択が確定されると、機能拡張部215は確定コマンドを発行し、DAW本体は当該追加トラックに当該選択状態のカテゴリと音色を設定し、カテゴリ/音色選択画面602を閉じる(853,854)。
なお、ステップ842において、デフォルトのソフト音源の設定に加えてデフォルトのカテゴリ及び音色の設定も行い、そのソフト音源にそのデフォルトのカテゴリ及び音色を設定してもよい。また、ステップ845でフォーカスが移動されるごとに、フォーカスが当たったソフト音源にデフォルトのカテゴリ及び音色を設定してもよい。そのようにすることで、とりあえずMIDIキーボード100の鍵盤106を操作するとその時点で音源に設定されている音色での発音が行われるようにできる。さらに、ステップ851でフォーカスが移動されるごとに、フォーカスが当たったカテゴリ/音色を、選択されたソフト音源に対して設定してもよい。そのようにすることで、MIDIキーボード100の鍵盤106を操作すると、その時点でフォーカスが当たっている選択状態の音色での発音が行われるようにできる。なお、何をデフォルトとするかは予め決めておけばよいが、ユーザがオプションで設定できるようにしてもよい。
図10は、図7で説明した既設定トラックのカテゴリ/音色変更時の処理手順を示す。MIDIキーボード100においてトラック移動ボタン312を操作すると、その操作情報が機能拡張部215に送信され(1001)、機能拡張部215はその操作情報に応じたトラック変更コマンドをDAW本体に発行する(1021)。DAW本体は、そのコマンドに応じて、例えば図4のように表示されているトラックリストウインドウ402内でフォーカスを移動し、選択状態のトラックを変更し、そのトラック名を通知する(1041,1042)。これにより、MIDIキーボード100において、選択状態のトラック名の表示が行われる(1002)。これを繰り返し、所望のトラックを選択状態として、ユーザがカテゴリボタン305,306または音色ボタン307,308の何れかを押下すると、その押下情報が機能拡張部215に送信される(1003)。機能拡張部215は、その押下を当該トラックの音色の変更を開始する指示と解釈して、カテゴリ/音色選択画面表示コマンドをDAW本体に発行する(1022)。なお、トラックの選択は、DAW側すなわちPCの操作子を用いて行ってもよい。
以後の処理は、ステップ1004〜1007は図9のステップ806〜809と、ステップ1022〜1024は図9のステップ826,828,829と、ステップ1043〜1048は図9のステップ849〜854と、それぞれ同じである。ただし、ステップ1044では、当該トラックにおける現在のカテゴリと音色の設定を取得し、カテゴリ/音色選択画面ではそのカテゴリと音色にフォーカスを当てるものとする。
なお、上記実施形態では、使用する音源としてソフトウェア音源を想定したが、ハードウェア音源を使用してもよいし、ソフトウェア音源とハードウェア音源の双方を使用できるようにしてもよい。その場合、ソフトウェア音源とハードウェア音源を区別してユーザに提示してもよいし、混在させて(ユーザに意識させずに)提示してもよい。
また、音源種類を選択するための操作子は汎用のカーソルボタンの例を示したが、専用の音源種類選択ボタンのような操作子でもよい。音色種類の選択は、「カテゴリー+音色」という2段階選択としたが、これに限らない。「カテゴリー+サブカテゴリー+音色」のような3段階でもよいし、音色のみの1段階でもよい。音色選択のための操作子は、専用のカテゴリーボタンと専用の音色ボタンの例を示したが、加えて、カーソルボタンのような汎用の操作子で操作可能にしてもよい。
上記実施形態では、DAW側に機能拡張部を備えるようにしたが、MIDIキーボード内に機能拡張部を備えるようにしてもよい。その場合、MIDIキーボード側で一連の作業を管理し、MIDIキーボードからDAWソフトウェアへと、「トラックを新規追加」「音源選択画面表示」「音色選択画面表示」などの指示が送信される。また、機能拡張部と同等の機能を、DAW本体内に備えてもよい。リモートコントローラは、MIDIキーボードの形態に限らず、ノブやフェーダ、スイッチなどのみ(あるいはそれに表示器を備えた)制御卓の形態であってもよいし、それ以外の形態でもよい。
上記実施形態では、トラックの追加、ソフト音源の選択、及び、そのソフト音源の音色の選択の一連の手順を行う例で説明したが、トラックの追加の後にソフト音源の選択のみを行うようにしてもよいし、1種類の音源しか用意されていない場合はトラックの追加の後に音色の選択のみを行うようにしてもよい。また、MIDIキーボードの制御操作子でDAWを制御する動作を説明したが、これらの操作はもちろんDAW側の操作子でも行うことができる。
実施形態の電子音楽システムのハードウェア構成を示すブロック図 図1の電子音楽システムの機能ブロック図 MIDIキーボードの外部パネル外観図 トラックが設定済みの状態における画面例を示す図 新規トラックが追加され、且つ音源種類選択画面(ウインドウ)が表示された状態を示す図 所望のソフト音源を選択状態としエンターボタンを押下した状態を示す図 音色変更時の画面例を示す図 新規トラック追加時の処理手順を示すフローチャート(その1) 新規トラック追加時の処理手順を示すフローチャート(その2) 既設定トラックのカテゴリ/音色変更時の処理手順を示すフローチャート
符号の説明
100…MIDIキーボード、120…DAW、201…演奏操作子、202…MIDI出力部、203…制御操作子、204…表示部、211…MIDI入力部、212…オーディオ入力部、213…シーケンサ、214…レコーダ、215…機能拡張部、216…ユーザインターフェース部、217…音源、218…ミキサ、219…サウンドシステム。

Claims (2)

  1. 所定の音楽ソフトウェアを実行することによりシーケンサ機能を実現するコンピュータと、該コンピュータと接続されたリモートコントローラとを、備える電子音楽システムにおいて、
    前記リモートコントローラは音色を選択するための選択操作子を備え、
    前記コンピュータは
    前記コンピュータ上に構成されたシーケンサにおいて既に設定されているトラックの中から、1つのトラックを選択する手段と、
    前記選択操作子の1回目の選択指示操作を受けて、前記選択されたトラックに関する音色選択画面を表示する手段と、
    該音色選択画面を利用して、前記選択操作子の2回目以降の選択指示操作を受けて、前記選択されたトラックの音色の設定を変更する手段と、
    を備えることを特徴とする電子音楽システム。
  2. 所定の音楽ソフトウェアを実行することによりシーケンサ機能を実現するコンピュータと、該コンピュータと接続されたリモートコントローラとを、備える電子音楽システムにおいて、前記コンピュータで実行するプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記コンピュータ上に構成されたシーケンサにおいて既に設定されているトラックの中から、1つのトラックを選択する手段と、
    前記リモートコントローラが備える選択操作子の1回目の選択指示操作を受けて、前記選択されたトラックに関する音色選択画面を表示する手段と、
    該音色選択画面を利用して、前記リモートコントローラが備える選択操作子の2回目以降の選択指示操作を受けて、前記選択されたトラックの音色の設定を変更する手段として、
    機能させることを特徴とする電子音楽システムのプログラム。
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