JP4107250B2 - ミキシング装置 - Google Patents
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Description
また、ミキシング装置のオペレータの位置において、メインのスピーカから聴こえてくる音響は伝搬遅延を伴っており、オペレータが検聴しているモニタ信号あるいはCUE信号との時間差を吸収するため、モニタ信号を遅延する遅延手段とCUE信号を遅延する遅延手段からなるモニタ&CUE遅延部が設けられている。
図1に示す本発明の実施例に係るディジタルミキサ1において、ディジタルミキサ1の全体の動作を制御すると共に、ミキシング用の操作子の操作に応じて制御信号を生成しているCPU(Central Processing Unit)10と、CPU10が実行するミキシング制御プログラム等の動作ソフトウェアが格納されている書き換え可能な不揮発性のフラッシュメモリ11と、CPU10のワークエリアや各種データ等が記憶されるRAM(Random Access Memory)12を備えている。このように、フラッシュメモリ11に動作ソフトウェアを格納することにより、フラッシュメモリ11内の動作ソフトウェアを書き換えることで、動作ソフトウェアをバージョンアップすることができる。また、ディジタルレコーダ等のその他の機器は、入出力インタフェースであるその他I/O 13を介してディジタルミキサ1に接続される。
なお、操作者用モニタ20では出力パッチに供給されている信号のうちの任意の1ないし複数の信号を選択してモニタすることができ、複数の信号が選択されている場合、それらの混合信号が操作者用モニタ20へ出力される。そして、何れかのチャンネルがCUEされると、その操作者用モニタ20に出力されている混合信号がオフないし減衰され、その代わりにCUEバスからの信号がモニタへ出力されるようになる。また、ミキサにCUE専用出力がある場合は、CUEバスの信号(CUE信号)が常時そこへ出力されるようになる。
図2において、表示器16の下側には、12チャンネル分のチャンネルストリップ21が設けられている。このチャンネルストリップ21には、そのチャンネルストリップ21に割り当てられたチャンネルを選択する選択スイッチ(SEL)21aと、そのチャンネルをオンするチャンネルスイッチ21bと、割り当てられたチャンネルのレベルを制御する電動フェーダ17におけるフェーダつまみ21cと、割り当てられたチャンネルをCUEするCUEスイッチ21dが設けられている。このチャンネルストリップ21は、全入力チャンネルおよび出力チャンネルに対応しており、12チャンネル毎の入力チャンネルあるいは12チャンネルの出力チャンネルが12チャンネル分のチャンネルストリップ21でそれぞれ制御できるようになる。すなわち、右側の中段に設けられている「マスタ1」のスイッチ26を押すことにより、12チャンネル分のチャンネルストリップ21により1〜12出力チャンネルがそれぞれ制御できるようになる。また、「マスタ1」のスイッチ26の下の「レイヤ1」のスイッチ27を押すことにより、12チャンネル分のチャンネルストリップ21により1〜12入力チャンネルがそれぞれ制御できるようになり、「レイヤ1」スイッチ27の下の「レイヤ2」のスイッチ28を押すことにより、12チャンネル分のチャンネルストリップ21により13〜24入力チャンネルがそれぞれ制御できるようになる。このようにして、12チャンネルの出力チャンネルと、24チャンネルの入力チャンネルのレベル制御やCUE設定を、12チャンネル分のチャンネルストリップ21により制御できるようにしている。
図3において、複数のアナログ入力ポートを備えるアナログ入力部(A入力)40に入力されたアナログ信号は、内蔵されているAD変換器によりディジタル信号に変換されて入力パッチ43に入力される。また、複数のディジタル入力ポートを備えるディジタル入力部(D入力)41に入力されたディジタル信号は、入力パッチ43に入力される。さらに、ディジタルミキサ1には、例えば8個のエフェクタからなる内蔵エフェクタ42が用意されており、この内蔵エフェクタ42によりエフェクトの付与された信号も入力パッチ43に入力される。ここで、内蔵エフェクタ42の各エフェクタは、当該エフェクタへの複数の信号の入力部としての仮想的な複数のディジタル出力ポートと、当該エフェクタにより効果の付与された複数の信号の出力部としての仮想的な複数のディジタル入力ポートとを有している。
図4に示すように1チャンネル分の入力チャンネル44aにおいて、入力パッチ43から入力された信号は、リミッタ、コンプレッサ、イコライザ(EQ)等の処理部60でレベルや周波数特性が調整され、チャンネル遅延手段61において所定時間遅延される。チャンネル遅延手段61で信号を遅延するのは他の入力チャンネルにおける信号とのタイミングを合わせるためである。このチャンネル遅延手段61により、ステレオ信号の場合にはL,Rチャンネルのタイミングを合わせられるようになる。チャンネル遅延手段61から出力される信号はフェーダ(FADER)に供給されると共に、CUE用のプリ・ポスト切換スイッチ(PP)の接点aに供給される。フェーダ(FADER)によりレベルが制御された信号は入力チャンネルスイッチ(CH_ON)を介してプリ・ポスト切換スイッチ(PP)の接点bに供給される。プリ・ポスト切換スイッチ(PP)の可動接点cから出力される信号はCUEスイッチ(CUE_ON)を介してCUEバス46に供給されている。このプリ・ポスト切換スイッチ(PP)により、CUEされる信号をフェーダ(FADER)の前後の信号に切り換えることができる。
図5に示すように1チャンネル分の出力チャンネル47aにおいて、12本のMIXバス45のいずれかから出力された信号は、コンプレッサ、イコライザ(EQ)等の処理部70でレベルや周波数特性が調整される。処理部70から出力される信号はフェーダ(FADER)に供給されると共に、CUE用のプリ・ポスト切換スイッチ(PP)の接点aに供給される。フェーダ(FADER)によりレベルが制御された信号はチャンネル遅延手段71に供給されると共に、出力チャンネルスイッチ(CH_ON)を介してプリ・ポスト切換スイッチ(PP)の接点bに供給される。このチャンネル遅延手段71は、出力ポートからの出力が供給されるスピーカから出力される音響において聴衆の聴いている位置における定位状態を整えるために調整される。また、プリ・ポスト切換スイッチ(PP)の可動接点cから出力される信号はCUEスイッチ(CUE_ON)を介してCUEバス46に供給されている。
なお、チャンネル遅延手段71からの出力は出力パッチ48へ出力されると共に、モニタ用セレクタ51へ出力される。
上記した入力チャンネル44aにおける入力チャンネルスイッチ(CH_ON)、および、出力チャンネル47aにおける出力チャンネルスイッチ(CH_ON)は、当該チャンネルを制御するチャンネルストリップ21のチャンネルスイッチ21bに相当し、フェーダ(FADER)のつまみは同様に電動フェーダ17のフェーダつまみ21cに相当し、CUEスイッチ(CUE_ON)は同様にCUEスイッチ21dに相当している。
入力チャンネルあるいは出力チャンネルのCUEスイッチ21dのいずれかが操作されると、CUE(i)SWの操作イベント処理が起動されてステップS10にて、CUEスイッチ21dの操作されたチャンネルを識別するCH(LN,i)がチャンネルcに置き換えられる。この場合、CH(LN,i)はチャンネルストリップ21で制御するマスタ1,レイヤ1,レイヤ2のいずれかを示す識別番号LNと、12チャンネル分のチャンネルストリップ21の内のi番目で示され、i番目のチャンネルストリップ21が制御する入力チャンネルあるいは出力チャンネルのいずれかに相当する。また、チャンネルcは入力チャンネルおよび出力チャンネルの内のいずれか1つのチャンネルを示すことのできるチャンネルの番号とされる。ここでは、チャンネルストリップ21が制御するチャンネルがレイヤ1(1〜12入力チャンネル)とされている場合にチャンネルcはチャンネル1〜12のいずれかとされ、チャンネルストリップ21が制御するチャンネルがレイヤ2(13〜24入力チャンネル)とされている場合にチャンネルcはチャンネル13〜24のいずれかとされ、チャンネルストリップ21が制御するチャンネルがマスタ1(1〜12出力チャンネル)とされている場合にチャンネルcはチャンネル25〜36のいずれかとされる。このようにして、チャンネル1〜36により全ての入力チャンネルおよび出力チャンネルを特定している。
なお、ステップS14にて全チャンネルのCONが”0”とされておらず全チャンネルのCUEがオフされていないと判断された場合は、MIXCUE(ミックスCUE)モードでCUEされているチャンネルが残っていることからそのままCUE(i)SWの操作イベント処理は終了する。
Claims (3)
- 複数の入力チャンネルからの信号をミキシングするミキシング手段を備え、該ミキシング手段によりミキシングされた信号を出力チャンネルを介して外部へ出力する通常の信号出力に加え、CUE用ないしモニタ用の信号を出力する出力部を有するミキシング装置において、
前記出力チャンネルに設けられ、他の出力チャンネルの信号との位相関係を調整するチャンネル遅延手段と、
CUE操作に応じて、前記ミキシング手段のミキシング状態を変化させることなく、該CUE操作で指示された前記入力チャンネルの信号あるいは前記出力チャンネルにおける前記チャンネル遅延手段の前の信号を前記出力部に出力するCUE手段と、
放音された前記出力チャンネルの音が所定位置に達するまでの伝播時間を吸収するよう前記CUE手段が前記出力部へ出力する信号を遅延するCUE遅延手段とを備え、
前記CUE操作で前記出力チャンネルの信号が指示された際には、前記CUE手段からの該出力チャンネルの信号が前記CUE遅延手段により遅延されて前記出力部に出力され、前記CUE操作で前記入力チャンネルの信号が指示された際には、前記CUE手段からの該入力チャンネルの信号が遅延されないように前記CUE遅延手段をバイパスして前記出力部に出力されるようにしたことを特徴とするミキシング装置。 - 前記CUE手段では、前記入力チャンネルを指示するCUE操作が続けて行われた際ないし前記出力チャンネルを指示するCUE操作が続けて行われた際に、該行われたCUE操作により順次指定される複数の入力チャンネルの最後の一つの入力チャンネルの信号あるいは該CUE操作により順次指定される複数の出力チャンネルの最後の一つの出力チャンネルの信号だけを前記出力部に出力するラストCUEモードと、該CUE操作により順次指定される複数の入力チャンネルの信号の混合信号あるいは該CUE操作により順次指定される複数の出力チャンネルの信号の混合信号を前記出力部に出力するミックスCUEモードとを有していることを特徴とする請求項1記載のミキシング装置。
- さらに、
モニタ操作により選択された出力チャンネルから出力される信号を前記出力部に出力するモニタ手段と、
放音された前記出力チャンネルの音が所定位置に達するまでの伝播時間を吸収するよう前記モニタ手段が前記出力部に出力する信号を遅延するモニタ遅延手段とを備え、
前記出力部は、前記CUE手段が当該出力部に信号を出力している場合は、該CUE手段からの信号を外部に出力し、前記CUE手段が当該出力部に信号を出力していない場合は、前記モニタ手段からの信号を外部に出力することを特徴とする請求項1または2に記載のミキシング装置。
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