JP4458006B2 - デジタルミキサ - Google Patents

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Description

この発明は、複数の音響信号入力手段から供給される音響信号を処理して複数の出力チャンネルから出力するデジタルミキサに関する。
従来から、複数の信号入力部から入力する音響信号に対し、入力チャンネル(ch)で振幅特性や周波数特性の調整を行うと共に、混合バスによる混合等の信号処理を施して出力chから出力するデジタルミキサが知られている。
また、このようなデジタルミキサにおいて、一部の信号入力部からの入力信号や特定の出力chからの出力信号の他、ユーザが設定した出力chセットからの出力信号を、選択的にモニタ出力部に出力し、これらの信号をモニタできるようにすることが行われている。そして、上記の出力chセットの設定は、専用の画面で、各出力chと対応して設けられたオンオフボタンを用いて行うようにしていた。
このようなデジタルミキサについては、例えば特許文献1に記載されている。
「PM5D/PM5D−RH 取扱説明書」,ヤマハ株式会社,2004年,p.90−95,134−135,185−187,207−212
しかしながら、上述したような従来のデジタルミキサにおいては、ユーザが設定した出力chセットからの出力信号をモニタしようとする場合、一旦専用の画面を開き、その画面で各出力chのオン/オフ(セットに含めるか否か)の設定を行った後、モニタの対象を選択するためのスイッチによりモニタの対象として出力chセットを選択するという、面倒な操作が必要であった。さらに、デジタルミキサに表示させる画面には種々のものがあるため、その中から上記の専用の画面を選択して表示させるだけでも何回かの操作が必要であった。
従って、出力chセットの設定やモニタを行う際の操作性が悪いという問題があった。
この発明は、このような問題を解決し、デジタルミキサにおいて、ユーザが指定した1又は複数の出力chの信号のモニタを行う際の操作性を向上させることを目的とする。
上記の目的を達成するため、この発明のデジタルミキサは、複数の音響信号入力手段から供給される音響信号の特性を制御する複数の入力チャンネルと、上記入力チャンネルから供給される音響信号を混合する複数の混合バスと、上記各混合バスと対応する複数の出力チャンネルと、上記複数の出力チャンネルのうちの1又は複数の出力チャンネルの信号をモニタ信号として選択する選択手段と、その手段が選択したモニタ信号を出力するモニタ出力手段と、操作パネルとを有するデジタルミキサにおいて、上記出力チャンネルと対応する複数の第1の操作子と、上記複数の出力チャンネルのうちの1又は複数の出力チャンネルが対応付けられた第2の操作子とを上記操作パネル上に設け、上記第2の操作子の操作に応じて、この第2の操作子に対応付けられている出力チャンネルを上記選択手段にて上記モニタ信号として選択される信号の出力チャンネルとするモニタ設定手段と、上記第2の操作子が操作されている間に上記第1の操作子が操作された場合に、その操作された第1の操作子と対応する出力チャンネルの上記第2の操作子への対応付け又は解除をトグルで行う割当制御手段とを設けたものである。
以上のようなこの発明のデジタルミキサによれば、ユーザが指定した1又は複数の出力chの信号のモニタを行う際の操作性を向上させることができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
まず、この発明の実施形態であるデジタルミキサの構成について説明する。
図1はそのデジタルミキサの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、このデジタルミキサ10は、CPU11,フラッシュメモリ12,RAM13,表示器14,操作子15,外部機器入出力部(I/O)16,波形I/O17,信号処理部(DSP)18を備え、これらがシステムバス19によって接続されている。そして、複数の入力チャンネル(ch)から入力する音響信号に対して種々の信号処理を施して複数の出力chから出力する機能を有する。
そして、CPU11は、このデジタルミキサ10の動作を統括制御する制御手段であり、フラッシュメモリ12に記憶された所要の制御プログラムを実行することにより、外部機器I/O16及び波形I/O17における通信や表示器14における表示を制御したり、操作子15の操作を検出してその操作に従ってパラメータの値の設定/変更や各部の動作を制御したりといった処理を行う。
フラッシュメモリ12は、CPU11が実行する制御プログラム等を記憶する書き換え可能な不揮発性記憶手段である。
RAM13は、一時的に記憶すべきデータを記憶したり、CPU11のワークメモリとして使用したりする記憶手段である。
表示器14は、CPU11による制御に従ってGUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェース)やパラメータの値等の種々の情報を表示する表示手段であり、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)や発光ダイオード(LED)等によって構成することができる。操作子の裏側にLEDを配置したり、LCDにタッチパネルを積層したりして、表示器14と操作子15を兼ねるような構成とすることも可能である。
操作子15は、デジタルミキサ10に対する操作を受け付けるためのものであり、種々のキー、ボタン、ダイヤル、スライダ等によって構成することができる。また、表示器14を構成するLCDにタッチパネルを積層して構成してもよいし、操作子に駆動手段を設け、CPU11からの制御により任意の位置に移動できるようにしてもよい。
外部機器I/O16は、種々の外部機器を接続し入出力を行うためのインタフェースであり、例えば外部のディスプレイ、マウス、文字入力用のキーボード、操作パネル等を接続するためのインタフェースが用意される。そして、本体の表示器や操作子をごく単純な構成にしたとしても、これらの外部機器を活用することによりパラメータの変更/設定や動作指示を行うことができるようにすることも考えられる。
さらに、パーソナルコンピュータ(PC)等の制御装置と通信を行うためのインタフェースとして、USB(Universal Serial Bus)方式のインタフェースや、イーサネット(登録商標)による通信を行うためのインタフェース等を設けてもよい。
波形I/O17は、DSP18で処理すべき音響信号の入力を受け付け、また処理後の音響信号を出力するためのインタフェースである。そして、この波形I/O17には、1枚で4チャンネル(ch)のアナログ入力が可能なA/D変換ボード,1枚で4chのアナログ出力が可能なD/A変換ボード,1枚で8chのデジタル入出力が可能なデジタル入出力ボードを適宜組み合わせて複数枚装着可能であり、実際にはこれらのボードを介して信号の入出力を行う。また、波形I/O17には、デジタルミキサ10に入力する信号あるいはデジタルミキサから出力する信号をユーザがモニタできるように、これらの信号をモニタ信号として出力するためのモニタ出力用端子も設けている。
DSP18は、信号処理回路を含み、波形I/O17から入力する音響信号に対し、カレントメモリに記憶されている動作データに含まれる各種パラメータの値に従って、ミキシング、イコライジング等の各種信号処理を施して波形I/O17に出力する信号処理手段である。カレントメモリの記憶領域は、RAM13あるいはDSP18自身に備えるメモリに用意することが考えられる。
次に、図2に、図1に示したDSP18の構成をより詳細に示す。
この図に示すように、DSP18は、入力パッチ41,入力ch42,STバス43,MIX(混合)バス44,CUE(キュー)バス45,ST出力ch46,MIX出力ch47,出力パッチ48,モニタ用セレクタ51,モニタ用ミキサ52,CUE制御部53を有する。
そして、DSP18においては、24chある入力ch42に、それぞれ、波形I/O17に設けたアナログ入力ポート31及びデジタル入力ポート32のいずれかをパッチ(結線)し、各入力chでは、パッチされたポートから入力する信号に対してアッテネータ,イコライザ,コンプレッサ等の信号処理を行った後、STバス43及び12系統のMIXバス44それぞれに対して、処理後の信号をさらにレベル制御して送出する。
また、STバス43及び各MIXバス44では、各入力ch42から入力する信号を混合し、STバス43において混合された信号はST出力ch46に、MIXバス44において混合された信号はその各系統に対応して設けられる12chのMIX出力ch47に出力する。そして、各出力ch46,47では、対応するバスから入力する信号に対してイコライザ、コンプレッサ等により信号処理を行い、更にレベル制御して、その処理後の信号を、出力パッチ48により波形I/O17に設けたアナログ出力ポート33及びデジタル出力ポート34にパッチし、パッチ先の出力ポートから出力する。
また、CUEバス45では、入力ch42のうちユーザが選択した任意のchから入力する信号を混合し、CUE制御部53に出力する。
一方、モニタ用セレクタ51には、モニタの対象となり得る一部の入力ポート(ここでは2トラックイン端子と対応する入力ポート)、ST出力ch46及びMIX出力ch47からの信号が入力する。そして、モニタ用セレクタ51は、この中からユーザが行った設定に従った信号を選択してモニタ用ミキサ52に出力し、モニタ用ミキサ52がこれらの信号を混合してCUE制御部53に出力する。これらのモニタ用セレクタ51とモニタ用ミキサ52とがモニタ出力手段である。
そして、CUE制御部53は、CUEバス45からの信号とモニタ用ミキサ52からの信号とを混合して、モニタ出力ポート35を介して後述するパネル上のヘッドホン端子から出力する。ただしここでは、CUEがオンに設定されている場合、モニタ用ミキサ52からの信号のゲインを絞ると共にCUEバス45からの信号のゲインを上げ、CUEがオフに設定されている場合、CUEバスからの信号のゲインを−∞にすると共に、モニタ用ミキサ52からの信号のゲインを上げるようにしている。
なお、DSP18に設けるこれらの各部による信号処理の内容は、カレントメモリ中の動作データに含まれる所定のパラメータの値を設定することにより制御可能であり、また、各部の機能は、ソフトウェアによって実現してもハードウェアによって実現してもよい。
次に、図3に、デジタルミキサ10における操作パネルの概略構成を示す。
デジタルミキサ10は、図3に示すような構成の操作パネル100を有しており、この操作パネル100上に、図1に示した表示器14や操作子15に相当する、表示パネル101,ユーザ定義キー102,レイヤ選択キー103,カーソルキー104,増減キー105,ロータリーエンコーダ106,エンタキー107,モニタ音量つまみ111,chストリップ120,ST出力chストリップ130等を設けている。また、ヘッドホン端子112も設けている。
これらのうち、表示パネル101は、GUI等の画面を表示するためのLCDによる表示器であり、様々なパラメータを設定するための複数のパラメータ設定画面を含む複数の画面の中からユーザにより選択された画面が表示される。
ユーザ定義キー102は、予め用意された選択肢から選んだ機能を割り当てることにより、その選んだ機能のキーとして使用することができるキーであり、ここでは3×4の12のキーを設けている。また、選択肢としては、例えば表示パネル101に表示させるGUI上のボタンと対応するものを用意することが考えられるが、GUI上には用意されていない機能に係るものでもよい。
レイヤ選択キー103は、各chストリップ120と対応するchを定めるレイヤを選択するためのキーである。そして、「出力1」キーが押下された場合には、12のMIX出力ch47を、「入力1」キーが押下された場合には、1〜12番目の入力ch42を、「入力2」キーが押下された場合には、13〜24番目の入力ch42をそれぞれchストリップ120に対応させ、chストリップ120に含まれる操作子を、これらのchのパラメータを制御するための操作子として使用できるようにする。
カーソルキー104は、表示パネル101に表示させるGUI上でカーソルやポインタの上下左右への移動を指示するためのキーである。
増減キー105及びロータリーエンコーダ106は、表示パネル101に表示させるGUI上でパラメータの値の増減等を指示するための操作子である。
エンタキー107は、GUI上での項目の選択や、入力した値の確定等を指示するためのキーである。
モニタ音量つまみ111は、上述したモニタ信号の出力音量を調整するためのつまみである。
ヘッドホン端子112は、モニタ信号の出力端子であり、ここにヘッドホン等の発音手段を接続することにより、出力されるモニタ信号を音として聞き、内容を確認することができる。
chストリップ120は、対応するchにおける信号処理のパラメータの値を操作するための一群の操作子であり、操作パネル100上には12のchストリップ120を設けている。各chストリップ120がどのchと対応するかは、上述のようにレイヤ選択キー103により選択されたレイヤにより定められる。
そして、各chストリップ120は、ロータリーエンコーダ121,SELキー122,ONキー123,フェーダ124,CUEキー125を備えている。
このうち、ロータリーエンコーダ121は、対応するchの任意のパラメータを割り当て、対応するchにおけるそのパラメータの値を設定するための操作子として使用できる操作子である。
SELキー122は、対応するchを選択chとして選択し、表示パネル101にパラメータ設定画面が表示されている場合は、その画面における設定対象をその選択したch(或いはそのchを含む複数ch)のパラメータに変更するためのキーである。またここでは、後述するようにモニタグループの設定にも使用できるようにしている。
ONキー123は、対応するchのオン/オフを操作するためのキーである。
フェーダ124は、対応するchの音量を操作するための操作子である。
CUEキー125は、対応するchからCUEバス45への出力のオン/オフを操作するためのキーである。ここで、何れかのchのCUEキー125がオンのとき、CUE制御部53では、上述した「CUEがオンに設定されている場合」の制御が行われる。
なお、操作パネル100上には、ST出力chストリップ130も設けているが、これは、レイヤによらずST出力ch46と対応するchストリップであり、操作子の構成はchストリップ120と同様である。
以上のようなデジタルミキサ10において、特徴的な点は、モニタ信号として出力する信号の選択を受け付けるための機能である。そこで、次にこの点について説明する。
デジタルミキサ10においては、モニタ信号として出力する信号を、表示パネル101に表示させるGUIと操作パネル100上に設けた操作子の双方で選択できるようにしている。
これらのうち、まず図4に、表示パネル101に表示させるGUIであるモニタ設定画面の例を示す。
この図に示すように、モニタ設定画面200は、セクション選択部210とch割り当て部220を有する。
そして、セクション選択部210に設けたボタンにより、モニタ信号として出力する信号を選択できるようにしている。すなわち、ここでは2トラックイン、ST出力ch46及びMIX出力ch47の信号をモニタできるようにしているが、セクション選択ボタン211により、このうち2トラックイン及びST出力ch46を選択できるようにしている。
また、詳細設定ボタン212により、ch割り当て部220の操作により設定したモニタグループを構成するchを選択できるようにしている。この選択を行う場合、CPU11が選択手段として機能する。
なお、セクション選択ボタン211及び詳細設定ボタン212による選択は、ここでは排他的なものとしており、1つを選択した場合、他の選択は解除される。
また、ch割り当て部220には、各MIX出力ch47と対応する12のMIX出力ch指定ボタン221を設け、これらにより、各MIX出力ch47について、モニタグループへの追加/削除をトグルで行い、モニタグループの内容を設定できるようにしている。この設定を行う場合、CPU11が設定手段として機能する。なお、モニタグループに登録できるMIX出力ch数には限りがあり、例えば最大6つまで登録できる。
以上のようなモニタ設定画面200において受け付けた操作は、直ちにデジタルミキサ10のRAM13に記憶しているパラメータの値に反映させ、その内容に従ったモニタ信号をモニタ用セレクタ51からモニタ用ミキサ52に出力させることができる。
ただし、表示パネル101に表示させるべき画面には種々のものがあるため、モニタ設定画面200は、深い階層に配置せざるを得ず、この画面の呼び出しには何回かの操作が必要となる。従って、頻繁にモニタを行う場合、特にモニタグループの設定を変更する場合に、いちいちモニタ設定画面200を呼び出すのは、面倒である。
一方、操作パネル上100に設けた操作子によりモニタ信号として出力する信号を選択する場合、ユーザ定義キー102にこの機能を割り当てて行うことができる。そしてこの場合、より具体的には、ユーザ定義キー102のうち任意のキーを、そのキーと対応させて記憶してある1又は複数のMIX出力ch47のセットをモニタグループとして設定する指示と、モニタ信号としてそのモニタグループを構成するchの信号を選択する指示(上述した詳細設定ボタン212の押下による指示と同様な指示)とを受け付ける機能を割り当て、「割り当てキー」として機能させる。この割り当てキーが、第2の操作子である。
また、その割り当てキーを押下操作しながらchストリップ120のSELキー122を押下操作することにより、そのchストリップ120と対応するMIX出力ch47について、割り当てキーへの割り当て/解除及び、モニタグループへの追加/削除を、トグルで指定できるようにしている。さらに、割り当てキーが押下されている状態では、各SELキー122のランプ122aのオン/オフにより、そのSELキー122が属するchストリップ120と対応するMIX出力ch47がモニタグループに登録されているか否かを表示するようにしている。このSELキー122が、第1の操作子である。
また、SELキー122の操作により変更した割り当ての内容は、押下された割り当てキーと対応させて記憶しておき、次に同じ割り当てキーが押下された際に行うモニタグループの設定に使用するようにしている。この記憶は、例えば割り当てキーと対応する割り当てリストを用意しておき、割り当てられているMIX出力ch47の番号をそのリストに登録することにより行うことができる。
図5にそのリストの例を示す。
どの信号をモニタするかは、その場その場で一時的に必要とされる設定であり、これを記憶しても汎用性がないため、シーンメモリ等にシーンの一部として記憶したり、専用のライブラリを用意して記憶したりするには適さない設定であるため、このようにしたものである。
なお、複数のユーザ定義キーを割り当てキーとして機能させ、それぞれに対応する割り当てリストを用意し、出力chの別々の組み合わせを対応させて登録することも可能である。また、リストには、最大で、モニタグループに登録できる最大数と同じ数のMIX出力chが登録できるようになっていればよい。
ここで、以上のような割り当てキーの機能を実現するための処理について、図6乃至図8のフローチャートを用いて説明する。
まず、図6に、割り当てキー(の機能が割り当てられたユーザ定義キー102)のオンイベントを検出した場合の処理のフローチャートを示す。
CPU11は、割り当てキーが押下されたことを示すオンイベントを検出すると、図6に示す処理を開始する。そして、いずれかの割り当てキーが押下されているか否かを示すオンフラグの値が1であれば(S11)、既に他の割り当てキーが押下された状態であるので、今回のオンイベントは無視してそのまま処理を終了する。
一方、オンフラグが1でなければ(0であれば)、オンフラグを1に設定する(S12)と共に、操作された割り当てキーの情報を記憶し(S13)、その割り当てキーと対応する割り当てリストに従い、そのリストに登録されているMIX出力ch47をモニタグループとして設定する(S14)。
なお、この設定は、図4のch割り当て部220で設定するモニタグループのパラメータを上書きする形で行われる。従って、表示パネル101に図4のモニタ設定画面200を表示している場合は、その表示内容に直ちに反映される。一方で、ch割り当て部220で設定するパラメータとは別にモニタグループのパラメータを用意し、ch割り当て部220で設定したデータはそのまま残しておくようにしてもよい。
その後、各chストリップ120及びST出力chストリップ130のSELキー122,132のランプ122a,132aの点灯/消灯を、選択されているレイヤ及び操作された割り当てキーと対応する割り当てリストの内容に従って変更し、操作された割り当てキーにどのchが割り当てられているかを示す表示を、それらのchに対応するchストリップのSELキー122のランプ122aを点灯させることにより行う(S15)。ここで、モニタグループの内容に従って点灯/消灯を制御し、モニタグループに属するchを示す表示を行ってもよく、上記と同じ表示内容となる。
そして、図4の詳細設定ボタン212が押下された場合と同様にモニタグループを構成するMIX出力ch47の信号をモニタ対象として選択し(S16)、その選択に従ってモニタ用セレクタ51を制御して、処理を終了する。
以上の処理において、CPU11はモニタ設定手段として機能する。また、ステップS14では、設定手段としても機能する。
次に、図7に、割り当てキーのオフイベントを検出した場合の処理のフローチャートを示す。
CPU11は、割り当てボタンが離されたことを示すオフイベントを検出すると、図7に示す処理を開始する。そして、オフイベントがあったのが、図6のステップS13で記憶した割り当てキーでなければ(S21)、今回検出したオフイベントは、図6の処理で無視したオンイベントと対応するオフイベントであると判断し、オフイベントも無視してそのまま処理を終了する。
一方、ステップS21でYESであれば、オフイベントと対応する処理として、オンフラグを0に設定する(S22)と共に、各chストリップ120及びST出力chストリップ130のSELキー122,132のランプ122a,132aの点灯/消灯を、選択されているレイヤ及びSELパラメータの内容に従って変更し、割り当てキーが押下されていない状態の通常の表示に戻して(S23)、処理を終了する。
ここで、SELパラメータは、SELキー122,132の操作により選択chとして現在選択されているchを示すパラメータであり、現在選択されているレイヤに選択chが含まれていれば、その選択chに対応するchストリップのSELキーのランプを点灯させ、その他のSELキーのランプは全て消灯させる。
次に、図8に、SELキーのオンイベントを検出した場合の処理のフローチャートを示す。
CPU11は、SELキー122,132が押下されたことを示すオンイベントを検出すると、図8に示す処理を開始する。そして、オンイベントのあったSELキーの属するchストリップと、設定されているレイヤの情報とから、SELキーが操作されたch、すなわち操作されたSELキーと対応するchの情報を取得する(S31)。
ここで、オンフラグが1でなければ(S32)、SELキーは割り当てキーと同時に操作されたわけではないため、通常のSELキーの機能に係る処理を行って(S39)、処理を終了する。
一方、オンフラグが1であった場合、ステップS33以下の、割り当てキーとの同時操作の場合の処理に進む。しかし、SELキーが操作されたchがMIX出力chでなかった場合には(S33)、そのchがモニタグループに含まれることはなく、すなわち割り当てリストに登録されることもないので、そのまま処理を終了する。
また、ステップS33でMIX出力chであった場合には、SELキーが操作されたchが既に割り当てリストに登録されていれば(S34)、そのchを割り当てリストから削除して割り当てを解除すると共に、モニタグループの設定についても対応する更新を行う(S35)。そして、これに対応してオンイベントのあったSELキーのランプを消灯して対応するchの割り当てキーへの割り当てが解除されたことを示して(S36)、処理を終了する。
一方、ステップS34で割り当てリストに登録されていなければ、そのchを割り当てリストに追加して割り当てを行うと共に、モニタグループの設定についても対応する更新を行う(S37)。そして、これに対応してオンイベントのあったSELキーのランプを点灯して対応するchの割り当てキーへの割り当てが行われたことを示して(S38)、処理を終了する。
なお、ステップS34,S35,S37で使用する割り当てリストは、図6のステップS13で記憶した割り当てキー(操作中の割り当てキー)と対応する割り当てリストである。また、ステップS35,S37において、モニタグループの設定変更のみを行い、その後、割り当てキーのオフイベントの検出をトリガとして又はそれより前に、モニタグループの変更内容を割り当てリストに反映させるようにしてもよい。
以上の処理において、CPU11が割当制御手段として機能する。
デジタルミキサ10においては、CPU11がこれらの処理を行うことにより、上述した割り当てキーの機能を実現することができる。
そして、このことにより、割り当てキーを1度押下するだけでそのキーに対応して記憶させておいたセットのMIX出力ch47の信号をモニタ信号として出力する旨の設定を行うことができると共に、その後SELキー122を押下することにより、モニタ対象とするMIX出力ch47を任意に選択したり、その内容を記憶して次回の割り当てキー押下時に使用できるようにしたりすることができる。従って、ユーザが指定した1又は複数の出力chの信号のモニタを行う際に、極めて高い操作性を得ることができる。さらに、使用する操作子はユーザが操作パネル100上で直接操作できるものであるから、深い階層のメニューを呼び出す等の操作を行う必要がなく、この点でも高い操作性を得ることができる。
さらに、モニタするMIX出力ch47の選択を、chストリップ120に設けた操作子で行うようにしているため、操作子とchとの対応関係がわかり易い。また、通常時は他の機能を有する操作子の機能を割り当てキーの押下時に臨時的に切り替えるようにしているため、ch選択のための専用の操作子を設ける必要がなく、パネル面積の低減やコストダウンにも資する。この意味では、SELキー122以外でも、ONキー123やCUEキー125等、chストリップ内の他の操作子を用いても、同様な効果を得ることができるが、ランプ付きの操作子であれば、割り当て有無の表示も行うことができるので、より好ましい。
また、割り当てボタンを複数設け、それぞれにMIX出力ch47を割り当てることができるようにすれば、各割り当てボタンの操作により、モニタするchを、複数セットのMIX出力ch47の間で瞬時に切り替えることができる。
以上でこの実施形態の説明を終了するが、装置の構成、具体的な処理内容、画面の表示内容等が、上述の実施形態で説明したものに限られないことはもちろんである。
例えば、上述した実施形態では、割り当てキーが複数同時に操作された場合に、先に操作されたキーを優先する「先着優先」方式の制御を行う例について説明したが、これに限られることはない。
逆の方式として、後から操作されたキーを優先させる「後着優先」方式を採用し、割り当てキーが押下される毎に、押下されたキーと対応する割り当てリストに従ったモニタグループの設定を行い、SELキーの押下に応じた割り当てリストの更新を、最後に押下された割り当てキーと対応するリストについてのみ行うようにしてもよい。
また、SELキーの押下に応じた割り当てリストの更新を、押下されている状態の割り当てキーそれぞれと対応するリストについて行うようにすることも考えられる。
さらに、複数の割り当てキーが押下されている状態から、現在モニタグループの設定に使用している割り当てキーが離された場合、押下されている残りの割り当てキーの中から何らかの基準で1つのキーを選択し、その割り当てキーと対応する割り当てリストに従ってモニタグループの設定を行うことも考えられる。
また別の点として、上述した実施形態では、割り当てキーと同時にSELボタンを押下して割り当てキーに割り当てることができるのは、MIX出力ch47のみとしたが、2トラックインやST出力ch46もモニタグループに追加できるようにしてもよい。このようにする場合、ST出力ch46についてはST出力chストリップ130のSELキー132を利用できるが、2トラックインについては、これをchストリップ120と対応させるレイヤを設ける等の対応が考えられる。さらに、ch割り当て部220においても、2トラックインやST出力ch46に関する設定を行うためのボタンを設けるとよい。
また、セクション選択ボタン211及び詳細設定ボタン212によるモニタ対象の選択を、排他的なものとせず、各範囲について独立に選択と非選択をトグルで切り替えられるようにしてもよい。この場合、割り当てキーによるモニタ対象の選択についても、モニタグループの選択/非選択をトグルで切り替えるものにするとよい。
また、モニタ可能な信号を、上述のものに限ることはなく、DSP18で処理中の任意の信号をモニタの対象とし得るようにしてよい。例えば、入力chの信号をモニタできるようにし、入力chもモニタグループに加えたり、割り当てリストに登録したりすることができるようにしてもよい。
また、上述した割り当てキーやSELキーのような用途に使用する操作子は、押下式の操作ではなく、回転、スライド、スクリーンへのタッチ等、他の方式で操作を受け付ける操作子でもよい。さらに、これらをモニタ設定用の専用の操作子として設けることも可能である。
また、この発明が、単体のデジタルミキサ以外にも、ハードディスクレコーダ、電子楽器、カラオケ装置、音源装置、MIDIシーケンサ等の音響信号処理装置にミキサの機能を持たせたような装置にも適用可能なことは、もちろんである。また、PCに適当なソフトウェアを実行させてミキサとして機能させる場合にも当然適用可能である。
さらに、上述したユーザ定義キー102やchストリップ120を設ける操作パネル100を、デジタルミキサ10本体と同じ筐体にではなく、外部のフィジカルコントローラとして設ける場合にも適用可能である。この場合でも、デジタルミキサのCPUが操作子の操作に応じて行う処理は、上述の場合と同様でよい。
以上の説明から明らかなように、この発明のデジタルミキサによれば、ユーザが指定した1又は複数の出力chの信号のモニタを行う際の操作性を向上させることことができる。
従って、操作性の高いデジタルミキサを提供することができる。
この発明の実施形態であるデジタルミキサの構成を示すブロック図である。 図1に示したDSPの構成をより詳細に示す図である。 図1に示したデジタルミキサにおける操作パネルの概略構成を示す図である。 モニタ設定画面の例を示す図である。 割り当てリストの例を示す図である。
図1に示したデジタルミキサのCPUが割り当てキーのオンイベントを検出した場合に実行する処理のフローチャートである。 同じく割り当てキーのオフイベントを検出した場合の処理のフローチャートである。 同じくSELキーのオンイベントを検出した場合の処理のフローチャートである。
符号の説明
10…デジタルミキサ、14…表示器、15…操作子、17…波形I/O、18…DSP、19…システムバス、35…モニタ出力ポート、42…入力ch、43…STバス、44…MIXバス、45…CUEバス、46…ST出力ch、47…MIX出力ch、48…出力パッチ、51…モニタ用セレクタ、52…モニタ用ミキサ、53…CUE制御部、100…操作パネル、101…表示パネル、102…ユーザ定義キー、120…chストリップ、122,132…SELキー、122a,132a…ランプ、130…ST出力chストリップ、200…モニタ設定画面、210…セクション選択部、211…セクション選択ボタン、212…詳細設定ボタン、220…ch割り当て部、221…MIX出力ch指定ボタン

Claims (1)

  1. 複数の音響信号入力手段から供給される音響信号の特性を制御する複数の入力チャンネルと、
    前記入力チャンネルから供給される音響信号を混合する複数の混合バスと、
    前記各混合バスと対応する複数の出力チャンネルと、
    前記複数の出力チャンネルのうちの1又は複数の出力チャンネルの信号をモニタ信号として選択する選択手段と、
    該手段が選択したモニタ信号を出力するモニタ出力手段と、
    操作パネルとを有するデジタルミキサであって、
    前記出力チャンネルと対応する複数の第1の操作子と、前記複数の出力チャンネルのうちの1又は複数の出力チャンネルが対応付けられた第2の操作子とを前記操作パネル上に有し、
    前記第2の操作子の操作に応じて、第2の操作子に対応付けられている出力チャンネルを前記選択手段にて前記モニタ信号として選択される信号の出力チャンネルとするモニタ設定手段と、
    前記第2の操作子が操作されている間に前記第1の操作子が操作された場合に、その操作された第1の操作子と対応する出力チャンネルの前記第2の操作子への対応付け又は解除をトグルで行う割当制御手段とを設けたことを特徴とするデジタルミキサ。
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