JP2011199610A - 音響調整卓 - Google Patents

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Abstract

【課題】ベース画面で複数のチャンネル間のバランスを確認しながら、ポップアップ画面でパラメータを調整できるようにする。
【解決手段】内部ディスプレイ30、31にはそれぞれ対応するchストリップグループ32,33の信号処理chに関するベース画面40が表示され、ベース画面上に1chの特定機能に関するポップアップ画面41を表示できる。ミキサ1には外部ディスプレイ2が外部接続される。外部ストック指示スイッチ46をタッチ操作すると、内部ディスプレイ30、31に表示されたポップアップ画面41は外部ディスプレイ2のビューエリア60に表示される。外部ディスプレイ2のポップアップ画面41は、マウス操作子3で制御される。外部ストックされたポップアップ画面41に対応するスイッチ65がストックリストエリア61に生成され、そのポップアップ画面41をビューエリア60に表示できる。
【選択図】図7

Description

本発明は、複数チャンネルのオーディオ信号に対する信号処理に関する操作を行う音響調整卓に関し、詳しくは、信号処理に用いるパラメータを調整するための技術に関する。
従来から知られるデジタルオーディオミキサにおいて、コンソール(操作卓)にディスプレイを配置し、ディスプレイには複数のチャンネル分の情報を表示するベース画面を表示するものがあった。ミキサのオペレータは、ベース画面の情報を参照することで、複数チャンネル間のバランスを確認しながら、各チャンネルのパラメータの値を調整できた。また、ベース画面の上に、特定の機能について詳細にパラメータを表示するポップアップ画面を表示することができた。ミキサのオペレータは、ポップアップ画面を用いて、1つのチャンネルに関する特定機能を詳細に調整できた(例えば下記特許文献1を参照)。
特開2007−074623号公報
ポップアップ画面を用いてパラメータを調整する場合も、調整対象のチャンネルに関する調整対象の機能のパラメータを見るだけではなく、他の複数のチャンネルとのバランスも確認したい、という要望があった。この点に対して、従来は、1つのベース画面に表示された複数のチャンネルのうち、何れかの1つのチャンネルに関するポップアップ画面しか表示できなかった。また、ポップアップ画面は、ベース画面上に重ねて表示されていたので、ポップアップ画面でパラメータを調整するときにはベース画面の一部が隠れていた。このため、例えば、ポップアップ画面でパラメータを調整するときには、そのポップアップ画面を閉じてベース画面でチャンネル間のバランスを確認してから、再びポップアップ画面を開いてパラメータを調整するという手間をかけなければならず、パラメータ調整作業が煩雑になってしまうという不都合があった。また、パラメータの値を適切に調整できず調整ミスしてしまう危険性もあった。すなわち、従来の技術では、ポップアップ画面を表示した状態では、複数チャンネル間のバランスを確認しながらパラメータを調整することが困難だった。
この発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、ベース画面で複数のチャンネル間のバランスを確認しながら、ポップアップ画面でパラメータを調整する作業を、簡単且つ正確に行えるようにした音響調整卓を提供することを目的とする。
この発明は、操作パネルに内部ディスプレイと前記内部ディスプレイに対応して設けられた物理操作子を配置してなる音響調整卓であって、前記内部ディスプレイに、複数の信号処理チャンネルの情報を表示するベース画面を表示し、且つ、該内部ディスプレイに対応する物理操作子に、前記表示されたベース画面内の情報を割り当てる第1ベース画面表示手段と、前記内部ディスプレイにおいて、前記ベース画面に含まれる1つの信号処理チャンネルの情報に関するポップアップ画面を表示させる指示を行うポップアップ画面表示指示手段と、前記表示指示手段によるポップアップ画面の表示指示が行われたときに、前記内部ディスプレイの前面に、前記表示指示されたポップアップ画面を表示し、且つ、前記第1ディスプレイに対応する物理操作子に、前記表示されたポップアップ画面内の情報を割り当てる第1ポップアップ画面表示手段と、前記音響調整卓に外部接続された外部ディスプレイと、前記外部ディスプレイを制御するために用いる外部ディスプレイ用操作子と、前記内部ディスプレイに表示中の前記ポップアップ画面を、前記外部ディスプレイに外部ストックする指示を行う外部ストック指示手段と、前記外部ストック指示手段による外部ストック指示に応じて、前記外部ストック指示されたポップアップ画面のデータを蓄積することで、前記外部ディスプレイで表示可能なポップアップ画面のデータを管理するストックリスト手段と、前記外部ストック指示手段による外部ストック指示に応じて、前記外部ストック指示されたポップアップ画面を前記外部ディスプレイに表示し、且つ、前記外部ディスプレイ用操作子に、前記表示されたポップアップ画面内の情報を割り当てる第2ポップアップ画面表示手段と、前記外部ストック指示手段による外部ストック指示に応じて、前記内部ディスプレイのポップアップ画面を消して前記ベース画面を前面に表示させ、且つ、該内部ディスプレイに対応する物理操作子に、前記表示されたベース画面内の情報を割り当てる第2ベース画面表示手段と、前記ストックリスト手段に蓄積されたポップアップ画面から1つを選択する選択手段と、前記選択手段により選択されたポップアップ画面を前記外部ディスプレイの前面に表示し、且つ、前記外部ディスプレイ用操作子に、前記表示されたポップアップ画面内の情報を割り当てる第3ポップアップ画面表示手段を備えることを特徴とする音響調整卓である。
本発明によれば、内部ディスプレイに表示中のポップアップ画面を外部ディスプレイに移動させるという簡単な操作のみで、或る信号処理chについて、そのchを含む複数の信号処理chの主要なパラメータと、そのchの特定機能の詳細なパラメータとを同時に表示して同時に調整できる状態を迅速かつ正確につくりだせる、という優れた効果を奏する。
本発明に係る音響調整卓の一実施形態であるデジタルオーディオミキサの構成例を示すブロック図。 図1のデジタルオーディオミキサにおける信号処理構成を説明するブロック図。 図1のデジタルオーディオミキサのコンソール(操作パネル)構成例を説明する図。 内部ディスプレイに表示されたベース画面を説明する図。 内部ディスプレイに表示されたポップアップ画面を説明する図。 ポップアップ画面起動処理の手順を説明するフローチャート。 外部ディスプレイの画面構成を説明する図。 ポップアップ画面の外部ストック処理の手順を説明するフローチャート。 外部ディスプレイにおける操作に応じた処理の手順を説明するフローチャート。
以下に、本発明に係る音響調整卓の一実施形態であるデジタルオーディオミキサについて、添付図面を参照して、説明する。
図1は、この発明に係る音響調整卓を適用したデジタルオーディオミキサ(「デジタルミキサ」又は、単に「ミキサ」とも言う)のハードウェア構成を示すブロック図である。デジタルミキサ1は、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置)10、フラッシュメモリ11、RAM(Random Access Memory、ランダムアクセスメモリ)12、波形入出力インターフェース(波形I/O)13、信号処理部(DSP(Digital Signal Processing)部)14、操作子15、電動フェーダ16、表示器17、及び、その他I/O18を備え、各構成要素がバスライン19を介して接続される。
CPU10は、フラッシュメモリ11又はRAM12に記憶された制御プログラムを実行して、デジタルミキサ1の全体動作を制御する。フラッシュメモリ11は、CPU10が実行する各種のプログラムや各種のデータなどを格納した不揮発性メモリである。RAM12は、CPU10が実行するプログラムのロード領域やワーク領域に使用する揮発性メモリである。また、フラッシュメモリ11には、信号処理に用いる全てのパラメータの値(現在の設定値)を記憶したカレントメモリが設けられている。
波形I/O13は、オーディオ信号を入出力するためのインターフェースであって、図中の矢印で示すように、アナログオーディオ信号やデジタルオーディオ信号を外部機器から入力するための複数の入力ポート、アナログオーディオ信号やデジタルオーディオ信号を外部機器へ出力するための複数の出力ポートを含む。さらに、アナログデジタル変換(AD変換)、デジタルアナログ変換(DA変換)、及びデジタル変換(フォーマット変換)を行うための機構を含む。
DSP部14は、CPU10の指示に基づいて各種のマイクロプログラムを実行することにより、カレントメモリに記憶された各種のパラメータの値に基づいて、波形I/O13経由で外部機器から入力されたオーディオ信号に対するデジタル信号処理を行い、処理後のオーディオ信号を波形I/O13経由で外部機器へ出力する。DSP部14が実行する信号処理は、ミキシング処理、効果付与処理及び音量レベル制御処理等である。
表示器17、電動フェーダ16、及び操作子15は、ミキサ1の操作卓(コンソール)の操作パネル上に設けられたユーザインターフェースである。表示器17は、表示パネルに対するタッチ操作による入力が可能なタッチパネル式ディスプレイにより構成され、CPU10からバス19を介して与えられた表示制御信号に基づいて各種画面を表示できる。操作子15は、後述するノブ操作子等を含む操作パネル上に配置された操作子群である。電動フェーダ16は、フェーダ型の操作子であり、オペレータが操作できるとともに、CPU10から与えられる駆動制御信号に基づいて操作位置が自動制御される。CUP10は、操作子15、電動フェーダ16及びタッチパネル式ディスプレイ17の操作を受けて、パラメータの値を調整する。本明細書において「パラメータの値を調整する」とは、カレントメモリに記憶されている当該操作に該当するパラメータの値を、当該操作に応じた値へ変更し、変更後の値をDSP部14や表示器17へ反映することである。
その他I/O18は、外部ディスプレイ2を接続するためのインターフェース(例えばVGA端子)や、マウス操作子3を接続可能な汎用インターフェース(例えばUSB(Universal Serial Bus)端子)を含んで構成される。その他I/O18を介して、ミキサ1とは別体の外部ディスプレイ2及び外部ディスプレイ2用の操作子(マウス操作子3)を含む周辺機器(その他機器)が、ミキサ1に外部接続される。
外部ディスプレイ2は、CPUなどの処理装置を必要とせず、ミキサ1のCUP10によって制御され、ミキサ1から与えられた表示制御情報に基づいて各種の情報を表示する。当該外部ディスプレイ2は、ミキサ1内の内部ディスプレイとは独立に制御される。
外部ディスプレイ2用の操作子(マウス操作子3)は、内部ディスプレイ用の操作子(操作子15、電動フェーダ16、タッチパネル式ディスプレイ17)とは別途に設けられた操作子であり、外部ディスプレイ2に表示された各種の情報を内部ディスプレイとは独立して操作するための操作子である。本実施例においては、外部ディスプレイ2用の操作子は外部ディスプレイ専用の操作子であって、内部ディスプレイ30に表示された各種の情報を直に操作できないものとし、また、内部ディスプレイ用の操作子は内部ディスプレイ専用の操作子であって、外部ディスプレイ2に表示された各種の情報を直に操作できないものとする。
図2は、図1のミキサ1におけるオーディオ信号に対する信号処理の構成を説明するブロック図である。図2に示す各部の動作は、CPU10の処理及びDSP部14が実行するマイクロプログラムの処理により実現される。アナログ入力部(A入力)20及びデジタル入力部(D入力)21は、波形I/O13のオーディオ信号入力機能(主に、AD変換、フォーマット変換、複数の入力ポート)に相当する。
入力パッチ部22は、オペレータの指定に基づいて、A入力20とD入力21の各入力ポートを、後段の入力チャンネル部23のいずれかの入力chへ割り当てる。なお、本明細書では「チャンネル」という文言を「ch」と表記することがある。
入力ch部23は、48個の入力chを持つ。各入力chは、割り当てられている入力ポートから入力されるオーディオ信号に対して、カレントメモリの値に基づき、ヘッドアンプゲイン、アッテネータ、ディレイ、フェーズ切り替え、EQ(イコライザ)、コンプレッサ、音量レベル、チャンネルオン・オフ、後段のMIXバス24へのセンドレベル、及びパン等の各種の信号処理を行い、信号処理後のオーディオ信号を後段のMIXバス24のうちの任意の1又は複数のバスへ出力する。
24本あるMIXバス24のそれぞれは、入力ch部23から供給されたオーディオ信号をミキシングし、ミキシング後のオーディオ信号を後段のMIX出力ch部25へ出力する。
MIX出力ch部25は、24本のMIXバス24のそれぞれに対応する24個のMIX出力chを持つ。各MIX出力chは、対応するMIXバス24から入力されるオーディオ信号に対して、カレントメモリの値に基づき、EQ、コンプレッサ、音量レベル、及びチャンネルオン・オフ等の各種の信号処理を行い、信号処理後のオーディオ信号を後段の出力パッチ部26へ出力する。
出力パッチ部26は、オペレータの指定に基づいて、MIX出力ch部25の各MIX出力chをアナログ出力部(A出力)27とデジタル出力部(D出力)28の各出力ポートのいずれかへ割り当てる。これにより、MIX出力chが出力するオーディオ信号は割り当てられた出力ポートから出力される。なお、A出力27及びD出力28は、波形I/O13のオーディオ信号出力機能(主に、DA変換、フォーマット変換、複数の出力ポート)に相当する。
図3はミキサ1の操作パネルの構成例であり、複数のディスプレイ30,31と、複数のchストリップグループ32〜35と、セレクテッドch画面ディスプレイ36と、セレクテッドch操作子部37が設けられている(図1の操作子15、電動フェーダ16、表示器17に相当)。各chストリップグループ32〜35は、それぞれ、複数本(図では8本)chストリップ38を1組とするグループである。各chストリップ38には、当該chストリップ38の操作対象となる信号処理ch(入力chやMIX出力ch)が割り当てられる。当該割当は周知の技術を用いて行うものとする。
1つのchストリップ38には、1つの電動フェーダ16及び1つのノブ操作子39を含む複数の物理操作子が設けられている。オペレータは、chストリップ38に設けられた電動フェーダ16を用いて、そのchストリップに割り当てられた信号処理chの音量レベルを調整できる。さらに、chストリップ38に設けられたノブ操作子39を用いて、そのchストリップに割り当てられた信号処理chにおける各種のパラメータのうち、そのノブ操作子39に割り当てられているパラメータの値を調整できる。また、電動フェーダ16及びノブ操作子39以外の他の物理操作子についても同様に、当該chストリップに割り当てられた信号処理chにおける各種のパラメータのうち、物理操作子ごとに割り当てられているパラメータの値を調整できる。
2つの内部ディスプレイ30,31(第1ディスプレイ30,第2ディスプレイ31)は、図1の表示器17に対応するもので、それぞれ、物理的に独立した表示パネルにより構成される。各内部ディスプレイ30、31には、後述するベース画面40及びポップアップ画面41など、各種の情報が表示される。各内部ディスプレイ30,31に表示された各種のパラメータの値を調整するための操作子として、第1〜第4のchストリップグループ32〜35のうち、第1ディスプレイ30にはその近傍に配置された第1chストリップグループ32が対応付けられており、第2ディスプレイ31にはその近傍に配置された第2chストリップグループ33が対応付けられている。
本明細書では、ミキサ1に外部接続された(ミキサ1の外部にある)ディスプレイ2を「外部ディスプレイ」、操作パネル上に設けられた(ミキサ1の内部にある)ディスプレイ30,31を「内部ディスプレイ」と呼ぶ。以後の説明では、第1ディスプレイ30を内部ディスプレイの代表として説明する。第2ディスプレイ31は第1ディスプレイ30と同様の機能を有し、同様に動作するためその説明を割愛する。
セレクテッドch画面ディスプレイ36には、複数の信号処理chの中から選択された1つのch(セレクテッドch)に関する複数のパラメータが表示される。セレクテッドch操作子部37には、セレクテッドch画面ディスプレイ36に呼び出されたセレクテッドchに関する複数のパラメータの値を調整するための操作子群が配置されている。
内部ディスプレイ30において、ポップアップ画面41が表示される前に表示されている画面(ポップアップ画面41とは異なる画面)がベース画面40であり、典型的には、ミキサ1の起動直後から表示されるメイン画面である。本実施例ではメイン画面をベース画面40として説明する。
図4はメイン画面(ベース画面40)の構成例である。内部ディスプレイ30に対応するchストリップグループに属する8本のchストリップ38に対応する8つのchストリップ領域42が設けられている。各chストリップ領域42には、それぞれ対応するchストリップ38に割り当てられた信号処理chのパラメータのうちの主要な一部のみが表示される。また、各chストリップ領域42の表示位置は、それぞれ対応するchストリップ38と縦一列に並ぶ位置に設定される。ベース画面40の表示サイズは、内部ディスプレイの表示パネル全面と略同じサイズ(表示領域全体を使う表示サイズ)である。
ミキサ1の電源投入時には初期設定として、chストリップグループ32のchストリップ38には左から順に入力ch9〜16が操作対象として割り当てられ、内部ディスプレイ30には入力ch9〜16の情報がそれぞれ表示された8つのchストリップ領域42から成るベース画面40が表示される。この時点では、内部ディスプレイ30にはベース画面40のみが表示され、ポップアップ画面41は表示されない。オペレータが、chストリップグループ32に対する信号処理chの割り当てを変更すると、CPU10は、chストリップグループ32の各chストリップ38に新たな8つの信号処理chを割り当てるとともに、chストリップグループ32に対応する内部ディスプレイ30に表示されているベース画面40の表示内容を、新たに割り当てられた8つの信号処理chに関する情報に変更する。オペレータは、ベース画面40とchストリップグループ32を用いて、複数の信号処理ch間のバランスを見ながら、各chストリップに割り当てられている信号処理chの主要なパラメータの値を調整できる。
図4において、各chストリップ領域42に設けられた複数のGUI画像(丸パーツ)43は、その丸パーツ43が属するchストリップ領域42に対応するchストリップ38に割り当てられている信号処理chのパラメータの値を表示するものであり、複数の丸パーツ43はそれぞれ異なるパラメータを対象としている。また、当該丸パーツ43はパラメータ選択スイッチとしても動作し、オペレータによっていずれかの丸パーツ43がタッチ操作されると、当該操作された丸パーツ43が対象としているパラメータを、当該丸パーツ43の属するchストリップ領域42に対応するchストリップ38に設けられたノブ操作子39に、操作対象のパラメータとして割り当てる。
各chストリップ領域42の上段部(図において網掛け表示で示した部分)の四角マスの1つずつは、ポップアップ画面41の表示を指示するためのタッチスイッチ(ポップアップスイッチ)44を表している。各領域42に設けられた3つのポップアップスイッチ44にはそれぞれ異なる機能(イコライザ,ヘッドアンプ,コンプレッサなど)が対応付けられている。
図6は、ポップアップ画面41の表示処理の手順を説明するフローチャートである。ポップアップ画面41の表示が指示されたとき、すなわち、オペレータがポップアップスイッチ44のいずれか1つに対するタッチ操作を行ったとき、CPU10は、図6に示す処理を起動する。
ステップS1において、CPU10は、内部ディスプレイ30上のタッチされた位置に基づいて、タッチ操作された1つのポップアップスイッチ44を特定する。また、特定されたポップアップスイッチ44に対応つけられている機能を今回の対象機能として決定し、特定されたポップアップスイッチ44が属するchストリップ領域42に対応するchストリップ38に割り当てられている信号処理chを今回の対象chとして決定する。
ステップS2において、CPU10は、内部ディスプレイ30に表示中のベース画面40の動作を無効化する。具体的には、当該ベース画面40の各種制御機能(GUI部品に対するタッチ操作を受け付けるタッチ機能等)が働かないようにし、且つ、当該ベース画面40の表示態様を通常の表示から無効状態を示す表示(例えばグレイアウト表示)に切り替える。
ステップS3において、CPU10は、前記ステップS1で決定された対象機能及び対象chを処理対象とするポップアップ画面41を、内部ディスプレイ30に表示する。当該ポップアップ画面41は、前記決定された対象chの、前記決定された対象機能における各種のパラメータの値を表示したものであり、いわゆるポップアップ表示の手法により、内部ディスプレイ30に無効状態の態様で表示されているベース画面40の上に重ねて表示される。そのため、ポップアップ画面41の表示中はベース画面40の表示内容の少なくとも一部がポップアップ画面41の下に隠れる。
図5はポップアップ画面41の一構成例である。なお、ポップアップ画面(41、62)とはディスプレイ上に一時的に表示される画面であり、本実施例においては、或る対象chにおける、或る対象機能に関する詳細な情報(当該機能に含まれているすべてのパラメータの値)を表示し、当該表示されたパラメータの値を調整するための画面である。対象機能には、イコライザ,ヘッドアンプ,コンプレッサなどの機能があり、対象機能となる各機能は複数のパラメータを含んでいる。
図5に示すように、ポップアップ画面41は内部ディスプレイ30用のポップアップ画面であり、少なくとも、当該ポップアップ画面41を外部ディスプレイへ移動すること(外部ストックすること)を指示する外部ストックスイッチ46と、複数のGUI画像(丸パーツ)45が配置される。各丸パーツ45は、当該ポップアップ画面41の対象chの対象機能に含まれているパラメータのうちのいずれか1つのパラメータを処理対象とし、その値を表示する。また、各丸パーツ45には、当該ポップアップ画面41が表示されている内部ディスプレイ30に対応するchストリップグループにおけるノブ操作子39のいずれか1つが対応付けられており、当該対応つけられているノブ操作子39を操作することにより、当該丸パーツ45が処理対象としているパラメータの値を調整することができる。
なお、ポップアップ画面41に表示される情報の内容や表示方法は対象chや対象機能に応じて異なる。また、ポップアップ画面41の表示サイズは、横幅が固定サイズ(ベース画面40と略同じ横幅)とし、機能毎、つまり、表示すべき情報の量に応じて高さが可変するものとする。内部ディプレイ上での表示位置は、対応する各ノブ操作子39との対応付けがとれる所定の位置で固定されており、オペレータが表示位置を変更することはできない。
図6に戻り、ステップS3では、さらに、表示したポップアップ画面41を動作可能な状態に設定する。具体的には、当該ポップアップ画面41の各種制御機能(GUI部品に対するタッチ操作を受け付けるタッチ機能等)が働くように設定するとともに、当該ポップアップ画面41に配置されている丸パーツ45それぞれについて、当該ポップアップ画面41が表示されている内部ディスプレイ30に対応するchストリップグループ内から対応するノブ操作子39を特定し、当該特定したノブ操作子39の操作対象として、当該対応する丸パーツ45が処理対象としているパラメータを割り当てる(当該特定したノブ操作子39に割り当てられているパラメータを変更する)。これにより、ポップアップ画面41が表示されている内部ディスプレイ30に対応するchストリップグループ内のノブ操作子39を使って、当該ポップアップ画面41に表示されている各種のパラメータの値を調整できるようになる。なお、丸パーツ45とノブ操作子39の対応関係は予め規定されている。
ここでは、ポップアップ画面41で利用される操作子(本実施例ではノブ操作子39)のみ、割り当てられているパラメータを変更し、内部ディスプレイ30に対応するchストリップグループ内の操作子のうちのポップアップ画面41で利用されない操作子(本実施例ではノブ操作子39以外の操作子)については、割り当てられているパラメータを変更せず、それまでに割り当てられていたパラメータを継続する。なお、前記のポップアップ画面41で利用されない操作子については、それまでに割り当てられていたパラメータをはずして、なんらのパラメータも割り当てられていない状態とし、ポップアップ画面41の表示中はそれらの操作子が操作されてもなんらの処理も実行しない構成を採用してもよい。
図7は、外部ディスプレイ2に表示される画面の構成を説明する図である。図7において、外部ディスプレイ2の画面は、ビューエリア60とストックリストエリア61からなる。ビューエリア60は、外部ディスプレイ用のポップアップ画面(ポップアップ画面62)を表示するエリアである。ストックリストエリア61は、ビューエリア60に表示するポップアップ画面62を選択するためのポップアップ選択スイッチ63を表示するエリアである。ポップアップ選択スイッチ63はポップアップ画面62ごとに表示され、少なくとも、ストックリストに登録されているポップアップ画面41それぞれに対応するポップアップ選択スイッチ63が表示される。
ストックリストとは、外部ストックを指示された(外部ディスプレイ用のポップアップ画面62として使うよう指示された)ポップアップ画面41を登録したリストデータであり、ミキサ1のフラッシュメモリ11又はRAM12に記録されている。ストックリストには複数のポップアップ画面41を登録でき、ポップアップ画面41ごとに当該ポップアップ画面41を特定するための情報を記録する。ポップアップ画面41を特定するための情報として、少なくとも、当該ポップアップ画面41の対象chと対象機能の情報を記録する。ストックリストに登録されている各ポップアップ画面41は、1つのポップアップ選択スイッチ63(および1つの外部ディスプレイ用のポップアップ画面62)と対応付いている。
図8は、内部ディスプレイ30に表示中のポップアップ画面41を外部ストックすることが指示されたとき、すなわち、内部ディスプレイ30に表示中のポップアップ画面41内に配置されている外部ストックスイッチ46のタッチ操作が行われたときに、ミキサ1のCPU10が実行する処理を説明するフローチャートである。ステップS4において、CPU10は、当該外部ストックが指示された(今回タッチ操作された外部ストックスイッチ46を含む)ポップアップ画面41をストック対象とし、当該ストック対象のポップアップ画面41をストックリストに追加して登録し、当該ストック対象のポップアップ画面41に対応するポップアップ選択スイッチ63を外部ディスプレイのストックエリア61に追加して表示する。これにより、当該ストック対象のポップアップ画面41に相当する外部ディスプレイ用のポップアップ画面62を外部ディスプレイ2で表示(選択)できる状態が設定される。なお、ストックされたポップアップ画面62の対象ch及び対象機能は固定され、それらを変更することはできない。
ステップS5において、CPU10は、ストック対象のポップアップ画面41と同等、つまり、当該ストック対象のポップアップ画面41の対象chや対象機能などの各種の設定を踏襲し、当該ストック対象のポップアップ画面41と同等の機能をはたすポップアップ画面62を外部ディスプレイに表示する。そして、当該表示したポップアップ画面62における各種の操作子64〜66を外部ディスプレイ2用の操作子を使って操作できるように設定するなど、当該ポップアップ画面62の各種制御機能が働く状態(動作可能な状態)に設定する。これにより、内部ディスプレイ30に表示されていたポップアップ画面41と同等のポップアップ画面62を、外部ディスプレイと外部ディスプレイ用の操作子を使って操作できるようになる。
なお、外部ディスプレイ2に既に他のポップアップ画面62が表示されている場合、CPU10は(1)既存のポップアップ画面62の上に、今回ストックされたポップアップ画面62を重ねて表示するか、又は、(2)既存のポップアップ画面62を最小化して、今回ストックされたポップアップ画面62のみを表示する制御を行う。いずれにせよ、今回ストックされたポップアップ画面62が最前面に表示され、操作対象となる。
ステップS6において、CPU10は、内部ディスプレイ30に表示中のストック対象のポップアップ画面41を消し、内部ディスプレイ30のベース画面40のグレイアウト表示を終了して通常の表示態様に戻し(各種制御機能を働くようにし)、当該ベース画面40のみを動作可能な状態で内部ディスプレイ30に表示する。さらに、内部ディスプレイ30に対応するchストリップグループ内のノブ操作子39に割り当てられている操作対象のパラメータを、それまで割り当てられていたストック対象のポップアップ画面41に対応するパラメータから、当該ベース画面40に対応するパラメータへ変更する。本ステップS6の処理後に今回の図8の処理を終了する。なお、本ステップS6の処理により、内部ディスプレイ30ではベース画面40が操作可能な状態となり、当該ベース画面40を用いたパラメータの値の調整や、新たなポップアップ画面41の表示を行えるようになる。
図7において、外部ディスプレイ2に表示されたポップアップ画面62には、パラメータを調整するために用いる複数のGUI画像(丸パーツ)64が設けられている。各丸パーツ64は、内部ディスプレイのポップアップ画面41における丸パーツ45に相当するものであり、ノブ操作子39ではなく、外部ディスプレイ用の操作子を用いて操作することができる。また、ポップアップ画面62には、当該ポップアップ画面62を最小化させるための最小化スイッチ65と、当該ポップアップ画面62のストック終了を指示するストック終了スイッチ66が設けられている。
図9は、外部ディスプレイ2に対する操作、つまり、外部ディスプレイ用の操作子の操作を検出したときに、ミキサ1のCPU10が実行する処理を説明するフローチャートである。外部ディスプレイ2に対する操作には、ストックリストエリア61のポップアップ選択スイッチ63の操作、ポップアップ画面62における最小化スイッチ65の操作、ポップアップ画面62におけるストック終了スイッチ66の操作、及び、ポップアップ画面62における丸パーツ64の操作がある。ミキサ1のCPU10は、ステップS8、S9、S10により、検出された操作が上記のいずれであるかを判断して、検出した操作に該当する処理を実行する。
ポップアップ選択スイッチ63の操作が検出された場合、つまり、新たなポップアップ画面62の表示が指示された場合(ステップS8のYES)、CPU10は、ステップS11において、外部ディスプレイ2に表示中のポップアップ画面62をビューエリア60から消す。
ステップS12において、CPU10は、ストックリストに記録されている、前記ステップS11において消されたポップアップ画面62に対応する情報を、削除せずに保持する。また、ストックリストエリア62に配置されている、前記ステップS11において消されたポップアップ画面62に対応する画面選択スイッチ63を、消すことなく、操作可能な状態で継続する。
ステップS13において、CPU10は、ストックリストから、今回操作されたポップアップ選択スイッチ63に対応するポップアップ画面41の情報を読み出し、当該読み出した情報(少なくとも対象chと対象機能)及び、原時点(画面選択スイッチが押された時点)におけるカレントメモリ内のパラメータの値とに基づくポップアップ画面62をビューエリア60に新たに表示し、当該新たに表示したポップアップ画面62を動作可能な状態に設定する。当該動作可能な状態に設定する処理は図8ステップS5と同様であるためここではその詳細な説明を割愛する。本ステップS13の処理後に今回の図9の処理を終了する。
最小化スイッチ65の操作が検出された場合、つまり、表示中のポップアップ画面62の最小化が指示された場合(ステップS9のYES)、CPU10は、ステップS14において、外部ディスプレイ2に現在表示中の、前記操作された最小化スイッチ65を含むポップアップ画面62をビューエリア60から消す。
ステップS15において、CPU10は、ストックリストに記録されている、前記ステップS14において消されたポップアップ画面62に対応する情報を、削除せずに保持する。また、ストックリストエリア62に配置されている、前記ステップS14において消されたポップアップ画面62に対応する画面選択スイッチ63を、消すことなく、操作可能な状態で継続する。本ステップS15の処理後に今回の図9の処理を終了する。
ストック終了スイッチ66の操作が検出された場合、つまり、表示中のポップアップ画面62のストック終了が指示された場合(ステップS10のYES)、CPU10は、ステップS16において、外部ディスプレイ2に現在表示中の、前記操作されたストック終了スイッチ66を含むポップアップ画面62をビューエリア60から消す。
ステップS17において、CPU10は、ストックリストに記録されている、前記ステップS16において消されたポップアップ画面62に対応する情報を削除する。また、ストックリストエリア62に配置されている、前記ステップS16において消されたポップアップ画面62に対応する画面選択スイッチ63を削除する。本ステップS17の処理後に今回の図9の処理を終了する。
つまり、ステップS12とステップS15の処理後はストックが継続されているが、ステップS17の処理後はストックが継続されておらず、ストックが終了している。
丸パーツ64の操作など、その他の操作が検出された場合(ステップS10のNO)、ステップS18において、CPU10は、検出された操作内容に応じた処理を行う。例えば、丸パーツ64が操作された場合には、当該操作された丸パーツ64を含むポップアップ画面62の対象chにおける対象機能に含まれるパラメータのうち、当該操作された丸パーツ64に対応するパラメータの値を調整する。本ステップS18の処理後に今回の図9の処理を終了する。
以上の通り、本発明によれば、外部ストック指示によって内部ディスプレイに表示中のポップアップ画面41を外部ディスプレイへストックすると、オペレータは、外部ディスプレイ用の操作子を用いて、ストック後のポップアップ画面62のパラメータの値を調整できると同時に、chストリップグループの操作子を用いて、内部ディスプレイのベース画面のパラメータの値を調整できるようになる。このように、本発明は、内部ディスプレイに表示中のポップアップ画面41を外部ディスプレイに移動させるという簡単な操作のみで、或る信号処理chについて、そのchを含む複数の信号処理chの主要なパラメータと、そのchの特定機能の詳細なパラメータとを同時に表示して同時に調整できる状態を迅速かつ正確につくりだせる、という優れた効果を奏する。
なお、図9ステップS11では、ポップアップ画面62を消さず、当該ポップアップ画面62の各種制御機能が働かないようにし、表示態様を無効化状態を示す態様(例えばグレイアウト表示)へ変更して、その上に新しいポップアップ画面62を重ねて表示する構成を採用してもよい。
なお、外部ディスプレイの数を2つ以上とする構成を採用してもよい。外部ディスプレイが2つ以上ある場合、外部ディスプレイごとにストックリストを記録する構成を採用するとよい。また、図8ステップS4においてストック先の外部ディスプレイを1つ決定する構成とし、ユーザからいずれか1つの外部ディスプレイの選択を受け付ける構成、あるいは、予め決められたルールに基づいて自動的にいずれか1つの外部ディスプレイを選択する構成などを採用するとよい。
なお、本発明を適用するミキサ1は、コンソール(操作パネル)、波形I/O13、及び信号処理部14が1つの筐体に納められて構成されるものであってもよいし、機能毎に独立した装置をネットワーク経由で接続するミキシングシステムであってもよい。
1 デジタルオーディオミキサ、2 外部ディスプレイ、3 マウス操作子、10 CPU、11 フラッシュメモリ、12 RAM、13 波形I/O、14 信号処理部(DSP)、15 操作子、16 音量レベル調整用操作子(音量フェーダ)、17 タッチパネル式表示器、18 その他I/O、19 バスライン、20 アナログ入力部、21 デジタル入力部、22 入力パッチ部、23 入力チャンネル部、24 MIXバス、25 MIX出力チャンネル部、26 出力パッチ部、27 アナログ出力部、28 デジタル出力部、29 インサートエフェクタ、30,31 ディスプレイ、32−35 chストリップグループ、36 セレクテッドチャンネル画面表示用ディスプレイ、37 セレクテッドチャンネル操作子部、38 ストリップ、39 ノブ操作子、40 ベース画面、41 ポップアップ画面、42 chストリップ領域、43 パラメータ選択スイッチ、44 ポップアップ画面表示指示スイッチ、45 パラメータ選択スイッチ、46 外部ストックスイッチ、60 ビューエリア、61 ストックリストエリア(ストックリスト)、62 ポップアップ画面、63 画面選択スイチ、64 パラメータ調整用パーツ、65 最小化指示スイッチ、66 ストック終了指示スイッチ

Claims (1)

  1. 操作パネルに内部ディスプレイと前記内部ディスプレイに対応して設けられた物理操作子を配置してなる音響調整卓であって、
    前記内部ディスプレイに、複数の信号処理チャンネルの情報を表示するベース画面を表示し、且つ、該内部ディスプレイに対応する物理操作子に、前記表示されたベース画面内の情報を割り当てる第1ベース画面表示手段と、
    前記内部ディスプレイにおいて、前記ベース画面に含まれる1つの信号処理チャンネルの情報に関するポップアップ画面を表示させる指示を行うポップアップ画面表示指示手段と、
    前記表示指示手段によるポップアップ画面の表示指示が行われたときに、前記内部ディスプレイの前面に、前記表示指示されたポップアップ画面を表示し、且つ、前記第1ディスプレイに対応する物理操作子に、前記表示されたポップアップ画面内の情報を割り当てる第1ポップアップ画面表示手段と、
    前記音響調整卓に外部接続された外部ディスプレイと、
    前記外部ディスプレイを制御するために用いる外部ディスプレイ用操作子と、
    前記内部ディスプレイに表示中の前記ポップアップ画面を、前記外部ディスプレイに外部ストックする指示を行う外部ストック指示手段と、
    前記外部ストック指示手段による外部ストック指示に応じて、前記外部ストック指示されたポップアップ画面のデータを蓄積することで、前記外部ディスプレイで表示可能なポップアップ画面のデータを管理するストックリスト手段と、
    前記外部ストック指示手段による外部ストック指示に応じて、前記外部ストック指示されたポップアップ画面を前記外部ディスプレイに表示し、且つ、前記外部ディスプレイ用操作子に、前記表示されたポップアップ画面内の情報を割り当てる第2ポップアップ画面表示手段と、
    前記外部ストック指示手段による外部ストック指示に応じて、前記内部ディスプレイのポップアップ画面を消して前記ベース画面を前面に表示させ、且つ、該内部ディスプレイに対応する物理操作子に、前記表示されたベース画面内の情報を割り当てる第2ベース画面表示手段と、
    前記ストックリスト手段に蓄積されたポップアップ画面から1つを選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択されたポップアップ画面を前記外部ディスプレイの前面に表示し、且つ、前記外部ディスプレイ用操作子に、前記表示されたポップアップ画面内の情報を割り当てる第3ポップアップ画面表示手段
    を備えることを特徴とする音響調整卓。
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