JP2000066649A - 携帯情報処理装置、及び外部表示出力の制御方法 - Google Patents

携帯情報処理装置、及び外部表示出力の制御方法

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JP2000066649A
JP2000066649A JP10237218A JP23721898A JP2000066649A JP 2000066649 A JP2000066649 A JP 2000066649A JP 10237218 A JP10237218 A JP 10237218A JP 23721898 A JP23721898 A JP 23721898A JP 2000066649 A JP2000066649 A JP 2000066649A
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external
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JP10237218A
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Masao Hara
真男 原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】外部表示機器における表示を有効に活用するこ
とを可能にする。 【解決手段】内蔵された内部表示装置22における表示
以外に、外部表示装置24を接続して表示させることが
可能な携帯情報処理装置において、内部表示装置22に
おける内部表示用の表示データを格納するための領域
と、内部表示装置22よりも高解像度の外部表示装置2
4における外部表示用の表示データを格納するための領
域を表示メモリ18に確保し、内部表示用の表示データ
を選択的に外部表示用の領域に格納することで、解像度
の違いによる外部表示装置24における表示領域を有効
に利用できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、出力装置として内
蔵した表示デバイス以外に外部表示機器を接続可能な携
帯情報処理装置、及び外部表示出力の制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、携帯情報処理装置は、携帯性を
確保するために装置の小型化が要求され、それに伴って
出力装置として内蔵した表示デバイスの表示サイズも小
さくなってしまうため、例えば特開平8−115063
号に開示されているように、大きな表示サイズでの表示
を可能とするために外部表示機器であるCRTを接続可
能な機能が設けられている。
【0003】携帯情報処理装置は、外部表示機器を接続
した場合、内蔵した表示デバイスにおいて表示する描画
イメージと同じ描画イメージを外部表示機器において表
示させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の携帯
情報処理装置では、外部表示機器を接続した場合には、
内蔵した表示デバイスでの描画イメージと同じ描画イメ
ージを、外部表示機器において表示させていた。
【0005】従って、外部表示機器を用いた場合には、
画面の物理的な表示サイズが大きくなるだけであって、
外部表示機器の解像度が内蔵した表示デバイスの解像度
よりも高く、より多くの情報を表示可能であったとして
も、同じ情報を提供するだけとなっていた。
【0006】つまり、従来の携帯情報処理装置では、内
蔵した表示デバイスの解像度よりも高解像度の外部表示
機器を利用することで生じる、より広い画面表示サイズ
を有効に利用することができなかった。
【0007】本発明は前記のような事情を考慮してなさ
れたもので、外部表示機器における表示を有効に活用す
ることが可能な携帯情報処理装置及び外部表示出力の制
御方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、内蔵された内
部表示装置における表示以外に、外部表示装置を接続し
て表示させることが可能な携帯情報処理装置において、
内部表示装置における内部表示用の表示データを格納す
るための領域と、内部表示装置よりも高解像度の外部表
示装置における外部表示用の表示データを格納するため
の領域を表示メモリに確保し、内部表示用の表示データ
を選択的に外部表示用の領域に格納することで、解像度
の違いによる外部表示装置における表示領域を有効に利
用できるようにしている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。はじめに、本実施形態にお
ける携帯情報処理装置(携帯機器2)の基本構成、及び
動作の概略について説明する。
【0010】図1は、本実施形態における携帯機器2を
用いたシステムの概略を示す図である。図1に示すよう
に、携帯機器2は、ケーブル等を介して外部表示デバイ
ス4を接続し、外部表示デバイス4において表示を行な
うことができる。本実施形態における携帯機器2は、内
蔵した表示装置(後述する内部表示装置22)と異なる
解像度を持つ外部表示デバイス4の画面表示サイズを有
効に利用することができる機能を有する。
【0011】図2は、図1に示す携帯機器2のシステム
構成を示すブロック図である。本実施形態における携帯
機器2は、例えば記録媒体に記録されたプログラムを読
み込み、このプログラムによって動作が制御されるコン
ピュータによって実現される。
【0012】図1に示すように、本実施形態における携
帯機器2は、CPU10、システムメモリ(DRAM)
12、ROM14、入力装置16、表示メモリ18、表
示コントローラ20、及び内部表示装置22を有して構
成されている。また、携帯機器2は、表示コントローラ
20を介して、外部表示装置24(図1中に示す外部表
示デバイス4)を接続して表示させることができる。
【0013】CPU10は、システム全体の制御を司る
もので、システムメモリ12やROM14に格納された
プログラム、例えば表示制御に関係するOS(オペレー
ティングシステム)、表示描画プログラム、デバイスド
ライバ等に従って各種の制御を実行する。
【0014】システムメモリ12は、プログラムやデー
タ等の一時使用の記憶領域として使用される。ROM1
4は、プログラム等の本体の記憶領域として使用され
る。
【0015】入力装置16は、画面の座標位置等入力す
るペン(タブレット)やマウス等のポインティングデバ
イス、文字等を入力するキーボードなどにより構成され
る。表示メモリ18は、内部表示装置22及び外部表示
装置24において表示させる表示データの記憶領域とし
て使用される。表示メモリ18の記憶領域の制御につい
ては後述する。
【0016】表示コントローラ20は、内部表示装置2
2及び外部表示装置24における表示を制御するもの
で、表示メモリ18に格納された表示データに応じて、
内部表示装置22と外部表示装置24に対して異なる画
面を表示させることができる。
【0017】内部表示装置22は、携帯機器2に予め内
蔵されたLCD等によって構成される表示デバイスであ
り、携帯機器2の筐体のサイズに応じて比較的、表示サ
イズが小さい表示装置である。ペンによるポインティン
グデバイスが設けられる場合、内部表示装置22の表示
面と積層一体化して、座標データ入力用のタブレットが
設けられる(図21参照)。
【0018】外部表示装置24は、携帯機器2にケーブ
ル等(無線等による接続も可能)を介して任意に接続さ
れるCRT等によって構成される表示デバイスであり、
本実施形態では内部表示装置22よりも表示サイズが大
きく、かつ高解像度であるものが用いられるものとす
る。
【0019】図3は、図1に示す表示コントローラ20
の概略構成を示すブロック図である。図3に示すよう
に、表示コントローラ20には、メモリコントローラ2
0a、レジスタ20b、内部表示用回路20c、外部表
示用回路20dを含んで構成されている。
【0020】メモリコントローラ20aは、CPUI/
F(インタフェース)を経由して入力されるCPU10
からの指示に応じて表示制御を行なうもので、表示デー
タのリード/ライトが指示された場合には、この指示に
応じて表示メモリ18に対して表示データをリード/ラ
イトし、またレジスタ20bに設定されたアドレスをも
とに表示メモリ18から表示データをリードし、内部表
示用回路20cを介して内部表示装置22へ、また外部
表示用回路20dを介して外部表示装置24へ出力す
る。なお、メモリコントローラ20aによる表示データ
の表示メモリ18からのリード、及び出力の処理は一定
間隔で繰り返して実行されているので、プログラム(C
PU10)が表示メモリ18の表示データ(描画イメー
ジ)を変更すると出力画面にただちに反映される。
【0021】レジスタ20bは、CPU10によって実
行されるドライバプログラムによって、内部表示装置2
2における内部表示のアドレス、外部表示装置24にお
ける外部表示のアドレス(それぞれ表示メモリ18に格
納された表示データのどの位置から表示を開始するかを
示すアドレス)が設定される。
【0022】内部表示用回路20cは、メモリコントロ
ーラ20aの制御のもとで、内部表示装置22に表示デ
ータを供給して表示させる。外部表示用回路20dは、
メモリコントローラ20aの制御のもとで、外部表示装
置24に表示データを供給して表示させる。
【0023】次に、本実施形態における携帯情報処理装
置の動作について説明する。図4は、システムの簡単な
初期化と表示に必要な初期化の手順を示したフローチャ
ートである。
【0024】システムは、電源投入後、プログラムが動
作可能なように、システムメモリ12の初期化、及び管
理環境の設定を行ない、各ハードウェアデバイス(例え
ば入力装置16)の割込みを設定する(ステップA
1)。
【0025】また、CPU10は、各デバイスの初期設
定として(ステップA2)、表示描画プログラムに従っ
て表示制御に関係する初期化処理を実行する。まず、内
部と外部の表示デバイス固有の初期化処理(例えば表示
に必要な走査線の周波数など)を行い(ステップa
1)、内部表示に必要な表示メモリ18のエリアを確保
する(ステップa2)。
【0026】また、表示コントローラ20(レジスタ2
0b)に対して、表示を開始するアドレスを設定する
(内部表示は先に確保した表示メモリ18エリアの先頭
のアドレス)(ステップa3)。
【0027】そして、表示描画プログラムによる初期化
の終わりの処理にて、表示デバイスへの出力の開始を表
示コントローラ20へ設定する。これよりシステムの画
面が表示される。
【0028】こうして各デバイスの処理設定が完了する
と、システム定常状態となる。なお、システムの定常状
態とは、キーボードやペン等の入力装置16からの入力
待ちの状態である。このシステムの定常状態において入
力装置16から入力があると割り込み処理が実行され
る。
【0029】図5は、割り込み処理の簡単な流れをソフ
トウェア的に示す図である。まず、入力機器等のハード
ウェア34において割り込みが発生すると、OS31に
より割り込み処理が実行される。例えば、入力装置16
がユーザによって操作されると入力の割り込みが発生す
る(例えばキーボードの打鍵やペンのタッチなど)。
【0030】OS31は、割り込み処理33によって、
その割込みが何のデバイスであるか判断する(キーボー
ドの入力かペンの入力か等の判断)。OS31の割込み
処理33では、割り込みを発生したデバイスに対応する
ハードウェア制御プログラム32(ドライバプログラ
ム)を起動する。
【0031】ハードウェア制御プログラム32は、入力
を発生した入力機器、例えば入力装置16に対してハー
ドウェアの状態を読込む(例えばキーボードの入力であ
れば何のキーが打鍵されたかを判断する)。
【0032】OS31は、ハードウェア制御プログラム
32によって読み込んだハードウェアの状態を示すデー
タを、このデータを必要としたアプリケーション等のプ
ログラム30に渡す。アプリケーション30は、OS3
1から受け取ったハードウェアの状態を示すデータをも
とに所定の処理を実行する。
【0033】次に、内部表示装置22及び外部表示装置
24における描画の動作について説明する。図6は、内
部表示装置22及び外部表示装置24で描画を行なうた
めの簡単な流れの仕組みを示す図である。
【0034】ここでは、システムは定常状態であり、通
常の表示、すなわち内部表示装置22における内部表示
が行われているものとし、さらに外部表示装置24によ
る外部表示を行わせる。
【0035】まず、外部表示装置24において外部表示
させるために、ユーザによって外部表示装置24への表
示データ(描画イメージ)の出力方法を指定させる。こ
の出力方法の指定は、例えばアプリケーションプログラ
ム35の実行により提供される機能によって、ユーザか
らの指示を入力装置16から指定させる。出力方法の指
定の内容としては、例えば「内部表示と同じ描画イメー
ジを表示する」、「内部表示と異なった描画イメージを
表示する」といった指定があるものとする。
【0036】アプリケーション35によって出力方法の
指定が入力されると、OS38の制御のもとで、内部表
示用と外部表示用のそれぞれの描画プログラム(以下、
内部表示ドライバ36、外部表示ドライバ37)に従っ
て、表示コントローラ20に対してユーザからの指定の
設定、すなわち内部表示と外部表示に用いる表示データ
(描画イメージ)を示すアドレスを表示コントローラ2
0内のレジスタ20bに設定する。
【0037】一方、アプリケーションプログラム35
は、内部表示装置22と外部表示装置24において描画
させるイメージ、すなわち内部表示イメージと外部表示
イメージの2種類を、それぞれの表示装置の解像度に合
わせて、表示メモリ18上にライトする。
【0038】表示コントローラ20は、アプリケーショ
ンプログラム35によってライトされた内部表示イメー
ジと外部表示イメージに応じて、内部表示装置22と外
部表示装置24に対して、それぞれに応じた描画イメー
ジを表示させる。
【0039】図7は、前述のようにして内部表示イメー
ジと外部表示イメージがライトされる、表示メモリ18
の使用方式の一例を示す図である。図7(a)に示す例
は、解像度の異なる内部表示装置22(低解像度)と外
部表示装置24(高解像度)に対して、表示メモリ18
の表示エリアの一部を共有させることを示している。
【0040】図7(a)に示すように、表示エリアの一
部を共有させることにより、外部表示装置24において
表示される描画イメージが、内部表示装置22おいて表
示される描画イメージの一部と同じになる。なお、図7
(a)に示す例は、内部表示装置22と外部表示装置2
4の横方向の解像度が同じ場合である。
【0041】表示エリアの一部を共有させる場合、表示
コントローラ20のレジスタ20bに対して、外部表示
用の出力アドレスと内部表示用の出力アドレスとを同じ
にすることによって実現することができる。
【0042】図7(b)に示す例は、外部表示装置24
と内部表示装置22とに対して、それぞれ表示メモリ1
8の別の表示エリアを使用させることを示している。図
7(b)に示すように、外部表示装置24と内部表示装
置22とで別の表示エリアを使用させることで、それぞ
れ全く異なる描画イメージを表示することになる。
【0043】表示エリアを別に設ける場合、表示コント
ローラ20のレジスタ20bに対して、外部表示用の出
力アドレスと内部表示用の出力アドレスとを異なるアド
レスとし、かつ内部表示エリアと外部表示エリアとが重
ならないようにすることで実現することができる。
【0044】以上説明したように、本実施形態における
携帯機器2は、図1〜図7に示すように構成され、表示
コントローラ20の内部表示用の出力アドレスと外部表
示用の出力アドレスの設定を行なうことによって、異な
る解像度を持つ内部表示装置22と外部表示装置24に
対して、それぞれ異なるイメージや同一のイメージを表
示させることが可能となる。
【0045】次に、前述した基本構成をもとにして実行
される、本発明における第1〜第5の特徴的な機能につ
いて説明する。 (第1機能:外部表示エリアへ表示データをコピーする
コピー機能)コピー機能では、前述した図1〜5までの
基本構成で、例えば内部表示デバイス(内部表示装置2
2)が640×240の解像度、外部表示デバイス(外
部表示装置24)が640×480の解像度を持ち、内
部と外部でメモリの一部を共有するといった環境の装置
(図7(a)参照)において、外部表示エリアに内部・
外部共有表示エリアの表示データをコピーすることによ
って、外部表示装置24において参照したい画面を一時
的に表示させることができるようにする。
【0046】以下、外部表示エリアへ表示データをコピ
ーするコピー機能の処理の流れについて、図8に示すフ
ローチャートを参照しながら説明する。スタート時点
は、図4で説明したシステム定常状態である。ここで、
キーボードやペン等の入力装置16の入力を受け付け、
指定のキー(コピー実行キー)が打鍵されたか否かを判
断する。
【0047】例えばキーボードのキーが打鍵された場
合、OSに対して割込みが発生して、キーボード制御プ
ログラムの制御によって、打鍵されたキーを読込む。こ
の読込まれたキーがコピー実行キーであるか否か、すな
わち内部表示装置22に表示されているイメージを外部
表示装置24に待避させるさせる指示が入力されたかを
判断する(ステップB1)。コピー実行キーで無い場合
は、キー入力待ちになる。
【0048】一方、コピー実行キーであればコピー実行
プログラムを起動する。コピー実行プログラムは、表示
コントローラ20を通じて、レジスタ20bに設定され
たアドレスをもとに、図9に示すようにして、表示メモ
リ18の内部・外部共有表示エリアをリードして、外部
表示エリアへライト(コピー)する(ステップB2)。
【0049】以下、表示ルーチンを実行することで、外
部表示装置24には、外部表示エリアにコピーされた表
示データ、すなわちコピー実行キーが打鍵されたときに
内部表示装置22に表示されていた画面が、例えば画面
の下半分の領域において表示される(図7(a)参照)
(ステップB3)。
【0050】このようにして、任意のタイミングでコピ
ー実行キーを打鍵することで、内部表示装置22に表示
されていた画面を外部表示装置24において表示させる
ことができるので、外部表示装置24において表示され
た画面を参照しながら、内部表示装置22の表示画面を
用いて処理を実行することができる。 (第2機能:フォーカスされたウィンドウのイメージの
コピー機能)このコピー機能では、図10に示すよう
に、ウィンドウシステム(OSに含まれるウィンドウ管
理プログラム)によって管理されている、内部表示画面
中の複数のウィンドウが開かれているような画面イメー
ジにおいて、フォーカス(選択)されているウィンドウ
の表示データのみを、外部表示エリアにコピーすること
によって、フォーカスされているウィンドウのみを外部
表示装置24において表示できるようにする。
【0051】以下、フォーカスされたウィンドウのイメ
ージのコピー機能の処理の流れについて、図11に示す
フローチャートを参照しながら説明する。スタート時点
は、図4で説明したシステム定常状態である。ここで、
キーボードやペン等の入力装置16の入力を受け付け、
指定のキー(フォーカス・ウィンドウコピーキー)が打
鍵されたか否かを判断する。
【0052】例えばキーボードのキーが打鍵された場
合、OSに対して割込みが発生して、キーボード制御プ
ログラムの制御によって、打鍵されたキーを読込む。こ
の読み込まれたキーがフォーカス・ウィンドウコピーキ
ー(例えば第1機能のコピーキー+Shiftキー)で
あるか、すなわち内部表示装置22に表示されている複
数のウィンドウの中でフォーカスされているウィンドウ
(実行中の処理に対応するウィンドウ)を外部表示装置
24に待避させるさせる指示が入力されたかを判断する
(ステップC1)。読み込まれたキーがフォーカス・ウ
ィンドウコピーキーで無い場合はキーボード打鍵の待ち
状態となる。
【0053】一方、フォーカス・ウィンドウコピーキー
であった場合は、コピー実行プログラムを起動する。コ
ピー実行プログラムは、ウィンドウ管理プログラム(O
S)に対して、フォーカスされているウィンドウの座標
を問合せる(ステップC2)。
【0054】ウィンドウ管理プログラムは、問い合わせ
に対して、フォーカスされているウィンドウの位置を示
す座標(例えば矩形の左上(開始座標)と右下(終了座
標))をコピー実行プログラムに渡す。
【0055】コピー実行プログラムは、ウィンドウ管理
プログラムから受け取ったデータに基づいて、表示メモ
リ18中のフォーカスされているウィンドウの表示デー
タが格納されているアドレスを計算して求める(ステッ
プC4)。
【0056】例えば、横640ドットの画面でウィンド
ウの領域を示す矩形の対角の2点の座標が(10,1
0)(40,40)である場合、(640×10+10
+1)の計算によって開始アドレスが求められる(原点
座標(0,0)がアドレス0である場合)。
【0057】コピー実行プログラムは、このアドレスか
ら表示データを、表示メモリ18からリードして外部表
示領域(例えば表示開始アドレスへ)へライト(コピ
ー)する(ステップC5)。
【0058】以下、表示ルーチンを実行することで、外
部表示装置24には、外部表示エリアにコピーされた表
示データ、すなわちフォーカス・ウィンドウコピーキー
が打鍵されたときに内部表示装置22においてフォーカ
ス(選択)されていたウィンドウが表示される(ステッ
プC6)。
【0059】このようにして、任意のタイミングでフォ
ーカス・ウィンドウコピーキーを打鍵することで、内部
表示装置22に表示されたフォーカス(選択)されてい
るウィンドウのみを外部表示装置24において表示させ
ることができるので、外部表示装置24と内部表示装置
22にそれぞれ異なるウィンドウを同時に表示させなが
ら、内部表示装置22の表示画面を用いて処理を実行す
ることができる。 (第3機能:ポインティングデバイス等で設定された表
示画面中の領域内のイメージのコピー機能)このコピー
機能では、ユーザがペンやマウスなどの操作によって、
表示画面中から任意に選択した領域の表示データを、外
部表示エリアにコピーすることによって、指定された領
域の画面のみを外部表示装置24において表示できるよ
うにする。
【0060】以下、ポインティングデバイス等で設定さ
れた矩形領域内のイメージのコピー機能の処理の流れに
ついて、図12に示すフローチャートを参照しながら説
明する。
【0061】スタート時点は、図4で説明したシステム
定常状態である。ここで、キーボードやペン等の入力装
置16の入力を受け付け、指定のキー(領域コピーキ
ー)が打鍵されたか否かを判断する。
【0062】例えばキーボードのキーが打鍵された場
合、OSに対して割込みが発生して、キーボード制御プ
ログラムの制御によって、打鍵されたキーを読込む。こ
の読み込まれたキーが領域コピーキーであるか、すなわ
ち内部表示装置22に表示されている画面中から任意に
指定される領域のイメージを外部表示装置24に待避さ
せるさせる指示が入力されたかを判断する(ステップD
1)。読み込まれたキーが領域コピーキーで無い場合は
キーボード打鍵の待ち状態となる。
【0063】一方、領域コピーキーであった場合は、コ
ピー実行プログラムを起動する。ここで、コピー実行プ
ログラムは、ポインティングデバイス(入力装置16)
による画面中の任意の領域を指定するための入力の待ち
状態となる。
【0064】なお、本実施形態では、内部表示装置22
の表示面と積層一体化された座標データ入力用のタブレ
ットに対して、ペンによって位置を指定することによ
り、表示画面中の任意の領域を指定できるものとする。
また、領域の指定操作は、タブレット上で領域を表す矩
形の頂点の1点をペンによってタッチし、その状態のま
ま矩形の対角とする頂点の一点まで移動させて、タブレ
ットから離すことによって行われる。
【0065】この入力待ち状態において、ユーザの操作
によってペンが内部表示装置22の表示画面にタッチさ
れた場合(ステップD2)、すなわち表示面と一体化さ
れたタブレットによって座標位置の入力が行われた場合
には割込みを発生させる(ステップD3)。
【0066】OSは、ペン制御プログラムに対して指定
された座標位置を要求し、受け取った座標位置(開始座
標)を座標記憶領域に記憶する(ステップD4)。ま
た、ペンが画面(タブレット)上から離された際にペン
がタッチされたのと同様に割込みを発生させ(ステップ
D5)、同様にして、その際の座標位置(終了座標)を
受け取り座標記憶領域に記憶する(ステップD6)。
【0067】コピー実行プログラムは、座標記憶領域に
記憶された開始座標と終了座標とに基づいて、表示メモ
リ18中の範囲指定された領域中の表示データが格納さ
れているアドレスを計算して求める(ステップD7)。
【0068】例えば、横640ドットの画面で任意に指
定された領域を示す矩形の対角の2点の座標が(10,
10)(40,40)である場合、(640×10+1
0+1)の計算によって開始アドレスが求められる(原
点座標(0,0)がアドレス0である場合)。
【0069】コピー実行プログラムは、このアドレスか
ら表示データを、表示メモリ18からリードして外部表
示領域(例えば表示開始アドレスへ)へライト(コピ
ー)する(ステップD8)。
【0070】以下、表示ルーチンを実行することで、外
部表示装置24には、外部表示エリアにコピーされた表
示データ、すなわち領域コピーキーが打鍵され、内部表
示装置22において表示されていた画面中から任意に指
定された領域中の画面が表示される(ステップD9)。
【0071】このようにして、任意のタイミングで領域
コピーキーを打鍵し、ポインティングデバイス(ペンな
ど)の操作によって任意に領域指定するすることで、内
部表示装置22に表示された指定された領域中の画像を
外部表示装置24において表示させることができるの
で、所望する画面を自由に切り出して外部表示装置24
に表示させて参照することができる。 (第4機能:表示メモリ18のイメージ描画用に使用す
る領域を動的に確保する方法)内部表示装置22と外部
表示装置24の両方において異なる画面を表示する際
に、内部表示用と外部表示用の両方の表示データを格納
するための領域を表示メモリ18に確保する必要がある
が、外部表示を行わない場合には、表示メモリ18の描
画に利用されていない領域をプログラムの一時使用領域
として使用することで、表示メモリ18を有効に活用で
きるようにする。なお、一時使用領域は、例えば他の記
憶媒体に記憶されている汎用的な表示データ(例えばア
イコン)等を一時的に記憶するためのバッファとして用
い(必要の都度、他の記憶媒体から読み込む必要がなく
なる)、画面の表示速度を向上させるためのものであ
る。
【0072】以下、表示メモリ18のイメージ描画用に
使用する領域を動的に確保する方法の処理の流れについ
て、図13に示すフローチャートを参照しながら説明す
る。本実施形態における携帯機器2では、外部表示装置
24を使用するか否かを、ユーザからの指示応じて設定
できる。例えば、外部モニタの選択の実行が指示された
場合、OS(ウィンドウマネージャ)は、図14に示す
ような、使用する表示装置を選択するための選択ウィン
ドウを表示させる(ステップE1)。図14に示す例で
は、「外部CRTを使用する」「内部表示装置のみ使
用」の何れかを選択することができる。
【0073】この選択ウィンドウ中で何れか選択される
と、OSは、選択された内容を示すデータを、システム
メモリ12中の管理データ記憶用の出力画面エリアに記
憶させる(ステップE2)。
【0074】また、外部モニタの選択が実行されると、
表示描画プログラムが起動される。表示描画プログラム
は、出力画面エリアに記憶された、ユーザによって指定
された外部表示を行なう設定をしたか否かを示すデータ
を読み込む(ステップE3)。
【0075】また、表示描画プログラムは、現在の表示
状態を判別し、外部表示がONされているか、あるいは
OFFされているかを判断する(ステップE4)。ここ
で、表示描画プログラムは、ユーザによる設定と現在の
表示状態とを比較して、変更があったか判断する(ステ
ップE5)。ユーザによる設定が現在の表示状態と同じ
場合は何もしないで終了し、異なる場合には外部表示が
ONからOFFに変更されたか、あるいはOFFからO
Nに変更されたかに応じて以下の説明のようにして、表
示メモリ18の表示用に用いる表示エリアと一時使用領
域(ワークエリア)とを動的に確保する。図15には、
表示メモリ18に確保される領域が動的に変更される様
子を示している。
【0076】(1)外部表示がON→OFFに変更され
た場合(内部表示のみを行なう)。 外部表示のための領域は、外部表示エリア、外部表示用
ワークエリアとも、前述した各機能によって内部表示さ
れた画面がコピーされている場合には全て破棄しても問
題ない。そこで、表示描画プログラムは、外部表示のた
めに確保してあった領域の全てを解放し、表示コントロ
ーラ20に対して外部表示の出力をOFFする(ステッ
プE7)。
【0077】表示描画プログラムは、内部表示エリアと
内部表示用ワークエリアに記憶されていたデータを一時
的にシステムメモリ12へ待避させ、その後、表示メモ
リ18の内部表示エリアと内部表示用ワークエリアを解
放する(ステップE8)。
【0078】次に、表示描画プログラムは、内部表示の
ための領域を、外部表示がない場合のサイズで表示メモ
リ18に確保する(ステップE9)。すなわち、表示メ
モリ18の全ての領域から、表示データを格納するため
の内部表示エリアを確保し、残りの領域を外部表示用ワ
ークエリアとする(図15(b))。
【0079】表示描画プログラムは、システムメモリ1
2に待避させていた内部表示用のデータを、表示メモリ
18に確保した領域、すなわち内部表示エリアと内部表
示用ワークエリアのそれぞれに書き戻す(ステップE1
0)。システムメモリ12は、この時点で解放する。
【0080】(2)外部表示がOFF→ONに変更され
た場合。 まず、表示描画プログラムは、内部表示エリアと内部表
示用ワークエリアに記憶されていたデータを一時的にシ
ステムメモリ12へ待避させ、その後、表示メモリ18
の内部表示エリアと内部表示用ワークエリアを解放する
(ステップE11)。
【0081】次に、表示描画プログラムは、新たに表示
メモリ18において、内部表示用の領域(内部表示エリ
アと内部表示用ワークエリア)を、外部表示がある場合
のサイズで確保し(ステップE12)、また外部表示用
の領域(外部表示エリアと外部表示用ワークエリア)を
確保する(ステップE13)(図15(a))。
【0082】表示描画プログラムは、システムメモリ1
2に待避させていた内部表示用のデータを、表示メモリ
18に確保した領域、すなわち内部表示エリアと内部表
示用ワークエリアのそれぞれに書き戻す(ステップE1
4)。なお、コピー先の開始アドレスは、元と同じアド
レスとする。
【0083】表示描画プログラムは、外部表示用の領域
に関する情報(例えば開始アドレス、メモリサイズな
ど)をシステムメモリ12へ記憶することでOSへ渡
す。また、表示コントローラ20に表示を開始するアド
レスを設定して表示を行う(ステップE15)。なお、
表示内容に関しては、内部表示及び外部表示の何れにつ
いても上位のアプリケーションによって指定される。
【0084】ところで、システムメモリ12に一時待避
した内部表示用の領域中のデータを、新たに確保された
表示メモリ18の内部表示用の領域に戻す際には、表示
メモリ18に外部表示用の領域が新たに確保されている
ために、図16に示すように、内部表示用ワークエリア
のサイズが小さくなり、元の内部表示用ワークエリアに
記憶されていたデータの全てを書き戻せない場合が発生
する。
【0085】この状況に対処するため、表示描画プログ
ラムは、表示メモリ18のデータをシステムメモリ12
へコピー(待避)する際には、予め図17に示すような
領域管理テーブルに管理情報を登録しておくことにより
ワークエリアを管理する。
【0086】管理情報としては、表示メモリ18からの
オフセット、メモリサイズ、一時記憶のアドレス(表示
メモリ18に領域が確保された時はNULL等をセッ
ト、システムメモリ12へコピーする際にシステムメモ
リ12のアドレスをセットする)、次の領域管理テーブ
ルへのポインタなどを含む。
【0087】なお、前述した処理で表示メモリ18中の
エリアの確保は次のようにして行われる。表示描画プロ
グラムには、アプリケーションから必要なメモリ領域の
確保が要求される。表示描画プログラムは、要求された
サイズのメモリ領域を確保して、その管理情報を領域管
理テーブルに登録する。
【0088】表示描画プログラムは、メモリ領域を確保
する際に、その確保するメモリ領域が、外部表示用の領
域が確保した場合の内部表示用の領域(内部表示空間)
のサイズを超えているか否かを判断する。
【0089】超えている場合、システムメモリ12に対
しても同サイズメモリを確保して、領域管理テーブルの
一時記憶アドレスにセットする(2重取り)。アプリケ
ーションは、領域管理テーブルに、システムメモリ12
と表示メモリ18の2つのアドレスがセットされている
場合、両方の領域に描画イメージを作成する。
【0090】一方、メモリが必要なくなった場合、アプ
リケーションから解放の要求があるので(解放するメモ
リの先頭アドレスを受取る)、表示描画プログラムは、
指定のメモリ領域、領域管理テーブルをクリアし、領域
管理テーブルのポインタを張り直す。
【0091】システムメモリ12から表示メモリ18に
データを書き戻す際に、転送元の領域が転送先の領域よ
り大きい場合には、表示描画プログラムは、領域管理テ
ーブルを参照しながら、一時記憶のアドレスがNULL
のものについて表示メモリ18への移動を行う。また、
一時記憶のアドレスにデータがセットされている場合
は、オフセットアドレスをNULLにする。以降はシス
テムメモリを使用する。
【0092】このようにして、外部表示を行わない場合
には、内部表示用領域以外の領域を内部表示用ワーク領
域として動的に確保して、内部表示を効率的に行なうこ
とができるので、表示メモリ12のメモリ領域を有効に
活用することができる。 (第5機能:ポインティングデバイスによる入力を外部
表示デバイスに合わせる機能)外部表示装置24が接続
されている場合に、内部表示装置22の内部表示のサイ
ズに適合したポインティングデバイス(ペンやマウス
等)による位置情報(座標)の入力を、外部表示装置2
4のサイズに合わせ、かつ外部表示装置24のイメージ
を内部表示装置22において内部表示のサイズに変換
(縮小・拡大)して行うことで、2つの異なる解像度の
表示デバイスに対応するポインティングデバイスの処理
を実現する。
【0093】以下、ポインティングデバイスを外部表示
デバイスに合わせる処理の流れについて、図18及び図
19に示すフローチャートを参照しながら説明する。ま
た、図20には本機能を実現するための構成を示し、図
21には外部表示デバイス(外部表示装置24)と、内
部表示装置22及びポインティングデバイス(タブレッ
トとペンを用いたペン入力)との対応の概念を示してい
る。
【0094】まず、アプリケーション40は、ポインテ
ィングデバイスを外部表示に合わせるか否かの設定を、
図19に示すフローチャートの手順に従って実行する。
例えば、アプリケーション40は、図22に示すよう
な、ポインティングデバイス(ここではペン入力)の設
定画面を表示し、この設定画面中でペン入力を行なう際
に外部表示の座標に合わせるか否かを設定させる(ステ
ップG1)。
【0095】アプリケーション40は、外部表示の座標
に合わせる設定がされた場合、デバイス情報記憶エリア
(システムメモリ12)へ、設定の内容と共にデバイス
情報48を格納する(ステップG2)。デバイス情報4
8には、内部表示装置22の内部表示サイズ(解像
度)、外部表示装置24の外部表示サイズ(解像度)
と、両者の比率の情報が保存された解像度変換テーブル
を含んでいる。
【0096】アプリケーション40は、起動後にシステ
ムメモリ12のデバイス情報記憶エリアに格納されたデ
バイス情報を読み込む(ステップF1)。ここで、座標
を変換しない設定がされている場合(ステップF2)、
アプリケーション40は、通常のアプリケーションの処
理のみを実行する。
【0097】一方、座標を外部表示に合わせる設定がさ
れている場合(ステップF2)、アプリケーション40
は、OS42を通じて、ポインティングデバイスによる
入力を制御するポインティングドライバに対して、入力
される座標値を外部表示に合わせる指示を行う(ステッ
プF3)。例えば640×240のサイズ(解像度)が
通常の内部表示サイズであり、外部表示が640×48
0のサイズ(解像度)である場合には、縦方向の入力座
標値を2倍にする処理の実行を指示する。
【0098】また、アプリケーション40は、表示ドラ
イバに対して、外部表示エリア(表示メモリ18内)の
表示データを、内部表示における表示サイズと一致する
ように、拡大または縮小の処理を施した上で内部表示エ
リア(表示メモリ18)にコピーさせる(ステップF
4)。例えば、外部表示エリアが640×480のサイ
ズで内部表示エリアが640×240である場合には、
外部表示の内容を縦方向に1/2縮小させた画面を内部
表示装置22において表示させる。ユーザは、この外部
表示と同じ内容の画面を見ながらポインティングデバイ
スを用いて座標データの入力を行うことができる(ステ
ップF5)。
【0099】ポインティングデバイスドライバ44は、
アプリケーション40からのペン入力による座標データ
の要求があると(ステップF6)、例えば画面の左下が
ポインティングされた場合に、内部表示では(0,19
9)という座標値を(0,399)という値へ変換す
る。変換にあたっては先に読み込まれたデバイス情報の
解像度変換テーブルを参照する。
【0100】ポインティングデバイスドライバ44は、
この変換後の座標データをアプリケーションへ渡す(ス
テップF7)。アプリケーションは、入力された座標デ
ータをもとにしてアプリケーション処理を実行する(ス
テップF8)。
【0101】また、アプリケーション処理によって、表
示画面に変化があった場合は、再度、外部表示画面を内
部表示画面にコピーする処理を実行して、以下、前述の
ようにして座標の入力を行なう。
【0102】このようにして、外部表示装置24が接続
されている場合に、内部表示装置22の座標サイズに適
合したペン・マウス等のポインティングデバイスの座標
処理を、外部表示装置22のサイズに合わせ、かつ外部
表示装置24の表示内容を内部表示装置22のサイズに
合わせることにより、 2つの異なる解像度の表示デバイ
スに対応するポインティングデバイスの処理を実現する
ことができる。
【0103】なお、上述した実施形態において記載した
手法は、コンピュータに実行させることのできるプログ
ラムとして、例えば磁気ディスク(フロッピーディス
ク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、
DVD等)、半導体メモリなどの記録媒体に書き込んで
各種装置に提供することができる。また、通信媒体によ
り伝送して各種装置に提供することも可能である。本装
置を実現するコンピュータは、記録媒体に記録されたプ
ログラムを読み込み、または通信媒体を介してプログラ
ムを受信し、このプログラムによって動作が制御される
ことにより、上述した処理を実行する。
【0104】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、内
部表示装置における内部表示用の表示データを格納する
ための領域と、内部表示装置よりも高解像度の外部表示
装置における外部表示用の表示データを格納するための
領域を表示メモリに確保し、内部表示用の表示データを
選択的に外部表示用の領域に格納することで、解像度の
違いによる外部表示装置における表示領域を有効に利用
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における携帯機器2を用いたシステ
ムの概略を示す図。
【図2】図1に示す携帯機器2のシステム構成を示すブ
ロック図。
【図3】図1に示す表示コントローラ20の概略構成を
示すブロック図。
【図4】システムの簡単な初期化と表示に必要な初期化
の手順を示したフローチャート。
【図5】割り込み処理の簡単な流れをソフトウェア的に
示す図。
【図6】内部表示装置22及び外部表示装置24で描画
を行なうための簡単な流れの仕組みを示す図。
【図7】内部表示イメージと外部表示イメージがライト
される表示メモリ18の使用方式の一例を示す図。
【図8】外部表示エリアへ表示データをコピーするコピ
ー機能の処理の流れについて説明するためのフローチャ
ート。
【図9】表示メモリ18の内部・外部共有表示エリアを
リードして外部表示エリアへライト(コピー)する様子
を示す図。
【図10】表示画面中のウィンドウの一例を示す図。
【図11】フォーカスされたウィンドウのイメージのコ
ピー機能の処理の流れについて説明するためのフローチ
ャート。
【図12】ポインティングデバイス等で設定された矩形
領域内のイメージのコピー機能の処理の流れについて説
明するためのフローチャート。
【図13】表示メモリ18のイメージ描画用に使用する
領域を動的に確保する方法の処理の流れについて説明す
るためのフローチャート。
【図14】使用する表示装置を選択するための選択ウィ
ンドウの一例を示す図。
【図15】表示メモリ18に確保される領域が動的に変
更される様子を示す図。
【図16】内部表示用ワークエリアのサイズが小さくな
り、元の内部表示用ワークエリアに記憶されていたデー
タの全てを書き戻せない状況を示す図。
【図17】領域管理テーブルの一例を示す図。
【図18】ポインティングデバイスを外部表示に合わせ
るか否かの設定を行なう手順を示すフローチャート。
【図19】ポインティングデバイスを外部表示デバイス
に合わせる処理の流れについて説明するためのフローチ
ャート。
【図20】ポインティングデバイスを外部表示デバイス
に合わせるための機能構成を示す図。
【図21】外部表示デバイス(外部表示装置24)と、
内部表示装置22及びポインティングデバイスとの対応
の概念を示
【図22】ポインティングデバイスの設定画面の一例を
示す図。
【符号の説明】
2…携帯機器 4…外部表示デバイス 10…CPU 12…システムメモリ 14…ROM 16…入力装置 18…表示メモリ 20…表示コントローラ 20a…メモリコントローラ 20b…レジスタ 20c…内部表示用回路 20d…外部表示用回路 22…内部表示装置 24…外部表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 5/14 G09G 5/14 Z

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内蔵された内部表示装置における表示以
    外に、外部表示装置を接続して表示させることが可能な
    携帯情報処理装置において、 前記内部表示装置と、前記内部表示装置よりも高解像度
    の前記外部表示装置に表示させる表示データを格納する
    表示メモリと、 前記内部表示装置による内部表示と、前記外部表示装置
    による外部表示とをそれぞれ制御して、前記表示メモリ
    に格納された表示データに応じた画面を表示させる表示
    コントローラと、 前記前記内部表示装置による内部表示の内容を選択的に
    前記外部表示装置に表示させる表示制御手段とを具備し
    たことを特徴とする携帯情報処理装置。
  2. 【請求項2】 内蔵された内部表示装置における表示以
    外に、外部表示装置を接続して表示させることが可能な
    携帯情報処理装置の外部表示出力の制御方法であって、 前記内部表示装置と、前記内部表示装置よりも高解像度
    の前記外部表示装置に表示させる表示データを格納する
    ための領域を表示メモリに確保し、 この表示メモリに確保された前記内部表示装置における
    内部表示用の領域に格納された表示データを、前記外部
    表示装置における外部表示用の領域に格納して、前記内
    部表示の内容を選択的に前記外部表示装置に表示させる
    ことを特徴とする外部表示出力の制御方法。
  3. 【請求項3】 内蔵された内部表示装置における表示以
    外に、外部表示装置を接続して表示させることが可能な
    携帯情報処理装置において、 前記内部表示装置と、前記内部表示装置よりも高解像度
    の前記外部表示装置に表示させる表示データを格納する
    ための領域が確保されるものであって、前記内部表示装
    置による内部表示用の領域と前記外部表示装置による外
    部表示用の領域とが確保される表示メモリと、 前記内部表示装置による内部表示と、前記外部表示装置
    による外部表示とをそれぞれ制御して、前記表示メモリ
    に格納された表示データに応じた画面を表示させる表示
    コントローラと、 前記内部表示装置による内部表示の画面を前記外部表示
    装置に表示させる指示を受け付ける入力手段と、 前記入力手段によって指示が受け付けられた場合に、前
    記表示メモリの内部表示用の領域に格納された表示デー
    タを、外部表示用の領域にコピーするコピー手段とを具
    備し、 前記内部表示装置による内部表示の内容を前記外部表示
    装置にコピーして表示させることを特徴とする携帯情報
    処理装置。
  4. 【請求項4】 前記表示メモリに確保される内部表示用
    の領域は、前記外部表示用の領域と共有されることを特
    徴とする請求項3記載の携帯情報処理装置。
  5. 【請求項5】 実行される処理をウィンドウ単位で管理
    するウィンドウシステムと、 前記入力手段によって指示が受け付けられた場合に、前
    記ウィンドウシステムによって管理された実行中の処理
    に対応するウィンドウにおいて表示される表示データ
    を、前記表示メモリの外部表示用の領域にコピーするウ
    ィンドウコピー手段とを具備し、 前記内部表示装置による実行中の処理に対応するウィン
    ドウ中に表示された内容のみを前記外部表示装置にコピ
    ーして表示させることを特徴とする請求項3記載の携帯
    情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記表示メモリの内部表示用の領域に格
    納された表示データにより表示された表示画面に対す
    る、任意の領域指定を入力する入力手段と、 前記入力手段によって入力された領域指定に該当する表
    示データを、前記表示メモリの外部表示用の領域にコピ
    ーする領域コピー手段と、 前記内部表示された画面から任意に領域を選択する選択
    手段と、 前記選択手段によって選択された領域の内容のみを前記
    外部表示装置にコピーして表示させる表示手段とを具備
    したことを特徴とする請求項3記載の携帯情報処理装
    置。
  7. 【請求項7】 前記外部表示装置による外部表示を実行
    するか否かを設定する出力設定手段と、 前記出力設定手段によって外部表示を実行しない設定が
    された場合、前記表示メモリに確保されていた前記外部
    表示用の領域を内部表示用の作業用領域として確保する
    表示領域決定手段とを具備したことを特徴とする請求項
    3記載の携帯情報処理装置。
  8. 【請求項8】 位置情報を入力するためのポインティン
    グデバイスと、 前記ポインティングデバイスによる入力を前記外部表示
    装置による外部表示に合わせるか否かを設定するポイン
    ティングデバイス設定手段と、 前記ポインティングデバイス設定手段によって外部表示
    に合わせる設定がされた場合、前記外部表示装置におけ
    る内部表示サイズと前記外部表示装置における外部表示
    サイズの比率をもとに、前記ポインティングデバイスに
    よって入力された位置情報を変換する位置情報変換手段
    と、 前記ポインティングデバイス設定手段によって外部表示
    に合わせる設定がされた場合、前記表示メモリに格納さ
    れた外部表示用の表示データを前記比率をもとに変換し
    て内部表示用の領域に格納し、前記内部表示装置に表示
    させる表示変換手段とを具備したことを特徴とする請求
    項3記載の携帯情報処理装置。
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