JP2023179072A - 情報処理装置、及び制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザーエクスペリエンスを向上させる。【解決手段】情報処理装置は、タッチスクリーンの表示画面である第1画面に仮想入力デバイスの表示画像を表示するとともに、前記仮想入力デバイスによる入力情報を取得する仮想入力処理部と、前記第1画面の前記仮想入力デバイスの表示画像以外の第1表示画像と、前記第1画面以外の第2画面に表示されている第2表示画像と、起動中のアプリケーションの表示画像であって、画面に表示されていない部分の表示画像である第3表示画像とに基づいて、全範囲をスクロール表示可能な1つの表示画像である仮想画面画像を生成し、前記仮想画面画像の指定範囲を、前記第1画面の前記仮想入力デバイスの表示画像以外の領域と、前記第2画面とに分割して表示させ、タッチスクリーンによるスクロール操作の検出に応じて、前記指定範囲を移動して、前記仮想画面画像をスクロールさせる操作処理部とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理装置、及び制御方法に関する。
近年、ノートブック型パーソナルコンピュータ(以下、ノートPCという)、タブレット端末などの情報処理装置では、表示画面をソフトウェアキーボードなどの仮想入力デバイスとして使用するものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2018-10512号公報
ところで、上述のような情報処理装置では、例えば、複数の画面を使用し、複数の画面のうちの1つを、ソフトウェアキーボードなどの仮想入力デバイスとして使用することがある。このような使用形態において、従来技術の情報処理装置では、仮想入力デバイスの表示画面以外の画面内の入力を仮想入力デバイスにより行う場合に、例えば、マウスなどのポインティングデバイスで入力場所を選択する必要があった。そのため、従来技術の情報処理装置では、使用勝手が悪く、ユーザーエクスペリエンスが得られない可能性があった。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができる情報処理装置、及び制御方法を提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明の一態様は、表示部及びタッチセンサ部を有するタッチスクリーンの表示画面である第1画面に仮想入力デバイスの表示画像を表示するとともに、前記仮想入力デバイスによる入力情報を取得する仮想入力処理部と、前記第1画面の前記仮想入力デバイスの表示画像以外の第1表示画像と、前記第1画面を含む複数の画面のうちの、前記第1画面以外の第2画面に表示されている第2表示画像と、前記仮想入力デバイスで入力可能な起動中のアプリケーションの表示画像であって、画面に表示されていない部分の表示画像である第3表示画像とに基づいて、全範囲をスクロール表示可能な1つの表示画像である仮想画面画像を生成し、前記仮想画面画像の指定範囲を、前記第1画面の前記仮想入力デバイスの表示画像以外の領域と、前記第2画面とに分割して表示させ、前記タッチセンサ部によるスクロール操作の検出に応じて、前記指定範囲を移動して、前記仮想画面画像をスクロールさせる操作処理部とを備える情報処理装置である。
また、本発明の一態様は、上記の情報処理装置において、前記操作処理部は、前記仮想入力デバイスの表示画像が、前記第1画面に表示されている場合に、前記仮想画面画像を表示して、前記スクロール操作の検出に応じて、前記指定範囲を移動して、前記仮想画面画像をスクロールする第1モードに変更し、前記仮想入力デバイスの表示画像が、前記第1画面に表示されていない場合に、前記起動中のアプリケーションの表示画像を、前記複数の画面に分割して表示する第2モードに変更するようにしてもよい。
また、本発明の一態様は、上記の情報処理装置において、前記操作処理部は、前記第1モードにおいて、前記第1画面に操作媒体を押し当てた状態で指定する方向に移動させるスワイプ操作によって、前記指定範囲を移動するようにしてもよい。
また、本発明の一態様は、上記の情報処理装置において、前記操作処理部は、前記タッチセンサ部が、ペンの接近を検出した場合に、前記仮想画面画像を表示して、前記スクロール操作の検出に応じて、前記指定範囲を移動して、前記仮想画面画像をスクロールする第1モードに変更するようにしてもよい。
また、本発明の一態様は、上記の情報処理装置において、前記指定範囲の位置情報及びサイズ情報に基づいて、前記タッチセンサ部の検出座標を、前記指定範囲に対応した座標に変換する座標変換部を備え、前記操作処理部は、前記座標変換部が変換した座標に基づいて、前記仮想画面画像をスクロールする処理、及び前記仮想入力デバイスの入力位置の指定処理を実行し、前記仮想入力処理部は、前記座標変換部が変換した座標に基づいて、前記入力情報を、前記複数の画面のいずれかに表示させてもよい。
また、本発明の一態様は、上記の情報処理装置において、OS(オペレーティングシステム)に基づく処理を実行するメイン制御部と、前記メイン制御部とは異なる独立した組込み制御部とを備え、前記メイン制御部は、前記仮想入力処理部及び前記操作処理部を備え、前記組込み制御部は、前記座標変換部を備えるようにしてもよい。
また、本発明の一態様は、上記の情報処理装置において、前記仮想入力デバイスは、ソフトウェアキーボードであってもよい。
また、本発明の一態様は、表示部及びタッチセンサ部を有するタッチスクリーンの表示画面である第1画面に仮想入力デバイスの表示画像を表示するとともに、前記仮想入力デバイスによる入力情報を取得する仮想入力処理部を備える情報処理装置の制御方法であって、操作処理部が、前記第1画面の前記仮想入力デバイスの表示画像以外の第1表示画像と、前記第1画面を含む複数の画面のうちの、前記第1画面以外の第2画面に表示されている第2表示画像と、前記仮想入力デバイスで入力可能な起動中のアプリケーションの表示画像であって、画面に表示されていない部分の表示画像である第3表示画像とに基づいて、全範囲をスクロール表示可能な1つの表示画像である仮想画面画像を生成し、前記仮想画面画像の指定範囲を、前記第1画面の前記仮想入力デバイスの表示画像以外の領域と、前記第2画面とに分割して表示させるステップと、前記操作処理部が、前記タッチセンサ部によるスクロール操作の検出に応じて、前記指定範囲を移動して、前記仮想画面画像をスクロールさせるステップとを含む制御方法である。
本発明の上記態様によれば、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができる。
第1の実施形態による情報処理システム及びタブレット端末の一例を示す外観図である。 第1の実施形態による情報処理システムの主要なハードウェア構成の一例を示す図である。 第1の実施形態による情報処理システムの機能構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態における仮想画面画像の生成処理及び表示処理の一例を示す図である。 第1の実施形態による情報処理システムの指定範囲の移動例を示す図である。 第1の実施形態による情報処理システムのスワイプ操作の一例を示す第1の図である。 第1の実施形態による情報処理システムのスワイプ操作の一例を示す第2の図である。 第1の実施形態によタブレット端末の動作の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態による情報処理システムの機能構成の一例を示すブロック図である。 第3の実施形態によるノートPCの一例を示す外観図である。 第3の実施形態によるノートPCの主要なハードウェア構成の一例を示す図である。 第3の実施形態によるノートPCの機能構成の一例を示すブロック図である。
以下、本発明の一実施形態による情報処理装置、及び情報処理システムについて、図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本実施形態による情報処理システム100の一例を示す外観図である。
図1に示すように、情報処理システム100は、タブレット端末1と、表示部14-2とを備える。なお、本実施形態において、タブレット端末1は、情報処理装置の一例である。
図1において、情報処理システム100は、タブレット端末1に外部モニタ(外部表示装置)である表示部14-2を接続して、複数の画面に、画像を表示する一例を示している。
タブレット端末1は、タッチスクリーン20を備えており、タッチスクリーン20は、表示部14-1と、タッチセンサ部33とを備え、表示部14-1の画面DF1(第1画面)及び表示部14-2の画面DF2(第2画面)に各種情報を表示可能である。
また、タブレット端末1は、タッチスクリーン20を用いて、ソフトウェアキーボード(例えば、OSK:On-Screen Keyboard)を実現する。
タッチセンサ部33は、表示部14-1に重ねて配置されており、表示部14-1の画面DF1上における物体(例えば、利用者の指、等)の接触位置の検出と、ペン30が非接触状態で表示部14-1の画面DF1上に閾値距離以内に接近したペン30の接近及び画面DF1上のペン30の位置の検出とを検出可能である。
なお、タッチスクリーン20、表示部14-1、及びタッチセンサ部33の詳細については、後述する。
表示部14-2は、例えば、液晶表示装置などの外部モニタである。表示部14-2と、タブレット端末1とは、例えば、HDMI(登録商標、High-Definition Multimedia Interface)やDisplay Portなどのインタフェースにより接続される。
次に、図2を参照して、情報処理システム100及びタブレット端末1の主要なハードウェア構成について説明する。
図2は、本実施形態による情報処理システム100の主要なハードウェア構成の一例を示す図である。情報処理システム100は、上述したように、タブレット端末1と表示部14-2とを備え、表示部14-2は、タブレット端末1が出力する表示画像を画面DF2に表示する。
タブレット端末1は、例えば、OS(Operating System:オペレーティングシステム)がWindows(登録商標)であるノートPCをベースにした端末装置である。タブレット端末1は、通常のノートPCの形態と、タブレット端末の形態との両方で使用可能な情報処理装置である。
図2に示すように、タブレット端末1は、CPU11と、メインメモリ12と、ビデオサブシステム13と、表示部14-1と、チップセット21と、BIOSメモリ22と、SSD23と、USBコネクタ24と、オーディオシステム25と、WLANカード26と、ペン30と、エンベデッドコントローラ31と、入力部32と、タッチセンサ部33と、電源回路34と、センサ部35とを備える。
CPU(Central Processing Unit)11は、プログラム制御により種々の演算処理を実行し、タブレット端末1全体を制御する。
メインメモリ12は、CPU11の実行プログラムの読み込み領域として、又は、実行プログラムの処理データを書き込む作業領域として利用される書き込み可能メモリである。メインメモリ12は、例えば、複数個のDRAM(Dynamic Random Access Memory)チップで構成される。この実行プログラムには、OS、周辺機器類をハードウェア操作するための各種デバイスドライバ、各種サービス/ユーティリティ、アプリケーションプログラム(アプリケーションソフトウェア)、等が含まれる。
ビデオサブシステム13は、画像表示に関連する機能を実現するためのサブシステムであり、ビデオコントローラを含んでいる。このビデオコントローラは、CPU11からの描画命令を処理し、処理した描画情報をビデオメモリに書き込むとともに、ビデオメモリからこの描画情報を読み出して、表示部14-1に描画データ(表示データ)として出力する。
表示部14-1は、例えば、液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイであり、ビデオサブシステム13から出力された描画データ(表示データ)に基づく表示画面を表示する。表示部14-1は、上述した図1に示すように、タッチスクリーン20の一部として構成されている。
チップセット21は、USB(Universal Serial Bus)、シリアルATA(AT Attachment)、SPI(Serial Peripheral Interface)バス、PCI(Peripheral Component Interconnect)バス、PCI-Expressバス、及びLPC(Low Pin Count)バスなどのコントローラを備えており複数のデバイスが接続される。図2では、デバイスの例示として、BIOSメモリ22と、SSD23と、USBコネクタ24と、オーディオシステム25と、WLANカード26と、エンベデッドコントローラ31とが、チップセット21に接続されている。
BIOS(Basic Input Output System)メモリ22は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)やフラッシュROMなどの電気的に書き換え可能な不揮発性メモリで構成される。BIOSメモリ22は、BIOS、及びエンベデッドコントローラ31などを制御するためのシステムファームウェアなどを記憶する。
SSD(Solid State Drive)23(不揮発性記憶装置の一例)は、OS、各種ドライバ、各種サービス/ユーティリティ、アプリケーションプログラム(以下、アプリケーションということがある)、及び各種データを記憶する。
USBコネクタ24は、USBを利用した周辺機器類を接続するためのコネクタである。
オーディオシステム25は、音データの記録、再生、出力を行う。
WLAN(Wireless Local Area Network)カード26は、ワイヤレスLAN(無線LAN)により、ネットワークに接続して、データ通信を行う。WLANカード26は、例えば、ネットワークからのデータを受信した際に、データを受信したことを示すイベントトリガを発生する。
エンベデッドコントローラ31は、タブレット端末1のシステム状態に関わらず、各種デバイス(周辺装置やセンサ等)を監視し制御するワンチップマイコン(One-Chip Microcomputer)である。また、エンベデッドコントローラ31は、電源回路34を制御する電源管理機能を有している。なお、エンベデッドコントローラ31は、不図示のCPU、ROM、RAMなどで構成されるとともに、複数チャネルのA/D入力端子、D/A出力端子、タイマ、及びデジタル入出力端子を備えている。エンベデッドコントローラ31には、それらの入出力端子を介して、例えば、入力部32、タッチセンサ部33、電源回路34、及びセンサ部35などが接続されており、エンベデッドコントローラ31は、これらの動作を制御する。
入力部32は、例えば、電源スイッチ、ポインティングデバイスなどの入力デバイスである。
タッチセンサ部33は、例えば、ペン30(ペン形状の媒体)が表示部14-1の画面DF1に対して所定の距離以内(閾値距離以内)に接近したことを検出し、ペン30が画面DF1に対して所定の距離以内に接近した場合に、非接触状態で、画面DF1上におけるペン30の位置を検出可能である。すなわち、タッチセンサ部33は、表示部14-1の画面DF1上に非接触状態で、且つ、閾値距離以内に接近した状態を、ペン30が一定期間維持するホバリング状態を検出可能である。なお、タッチセンサ部33と、表示部14-1とは、タッチスクリーン20を構成する。
また、タッチセンサ部33は、接触検出部331と、ペン検出部332とを備える。
接触検出部331は、例えば、静電容量式のタッチセンサであり、表示部14の画面DF1に接触した操作媒体(ペン30や指などの物体)を検出するとともに、操作媒体が接触している位置を検出する。
ペン検出部332は、例えば、電磁誘導方式のタッチセンサであり、ペン30の共振回路LC1を利用して、非接触により、ペン30の表示部14の画面DF1上の位置を検出する。ペン検出部332は、例えば、ペン30が表示部14の画面DF1に対して閾値距離以内に近づいたことを検出可能である。
このように、タッチセンサ部33は、画面DF1上における物体(例えば、指など)の接触によるタッチ入力と、ペン30の接触によるペン入力とを検出可能である。
なお、タッチセンサ部33は、ペン検出部332が、ペン30が表示部14の画面DF1に対して閾値距離以内に近づいたことを検出した際に、接触検出部331が、ペン30の未接触を検出することで、ペン30のホバリングを検出可能である。
ペン30は、ペン形状の操作媒体であり、例えば、タッチペン、スタイラスペンなどである。ペン30は、共振回路LC1を備えている。ペン30は、共振回路LC1のコイルへの電磁誘導により、電源が供給され、共振回路を利用して、表示部14-1の画面DF上におけるペン30の位置を検出可能に構成されている。
電源回路34は、例えば、DC/DCコンバータ、充放電ユニット、電池ユニット、AC/DCアダプタなどを含んでおり、AC/DCアダプタ、又は電池ユニットから供給される直流電圧を、タブレット端末1を動作させるために必要な複数の電圧に変換する。また、電源回路34は、エンベデッドコントローラ31からの制御に基づいて、タブレット端末1の各部に電力を供給する。
センサ部35は、例えば、加速度センサやジャイロセンサなどであり、タブレット端末1の使用状態を示す画面表示向きを検出する。センサ部35は、例えば、重力加速度の向きを検出して、タブレット端末1(表示部14-1)の画面表示向きを検出する。
なお、本実施形態において、上述したCPU11及びチップセット21は、メイン制御部10に対応する。メイン制御部10は、OS(例えば、Windows(登録商標))に基づく処理を実行する。
次に、図3を参照して、本実施形態による情報処理システム100の機能構成について説明する。
図3は、本実施形態による情報処理システム100の機能構成の一例を示すブロック図である。
図3に示すように、情報処理システム100は、タブレット端末1と、表示部14-2と、ペン30とを備える。また、タブレット端末1は、メイン制御部10と、タッチスクリーン20と、エンベデッドコントローラ31と、記憶部40とを備える。
なお、図3において、情報処理システム100の構成として、本実施形態の発明に関する主要な機能構成のみを記載している。
記憶部40は、例えば、メインメモリ12又はSSD23により実現される記憶部であり、タブレット端末1が利用する各種情報を記憶する。記憶部40は、例えば、各種アプリケーションが利用する各種情報、タッチセンサ部33を用いて取得された入力情報(OSKのキー入力データ、ペン入力情報、タッチ入力情報、等)を、一時記憶する。
メイン制御部10は、CPU11及びチップセット21が、メインメモリ12が記憶するプログラムを実行することで実現される機能部であり、OSに基づく各種処理を実行する。メイン制御部10は、例えば、仮想入力デバイスとして、OSKの処理を実行するとともに、後述するOSKのための画面の操作処理を実行する。
また、メイン制御部10は、例えば、ECドライバ101と、OSK処理部102と、操作処理部103と、表示処理部104と、アプリケーション105とを備える。
ECドライバ101は、CPU11及びチップセット21が、メインメモリ12が記憶するプログラムを実行することで実現される機能部であり、エンベデッドコントローラ31の制御を行うデバイスドライバである。ECドライバ101は、エンベデッドコントローラ31を制御して、タッチセンサ部33が検出したタッチ入力及びペン入力を取得して、OSK処理部102及び操作処理部103、等に供給する。
OSK処理部102は、CPU11及びチップセット21が、メインメモリ12が記憶するプログラムを実行することで実現される機能部であり、OSKを実現するための各種処理を実行する。OSK処理部102は、タッチスクリーン20の表示画面である表示部14-1の画面DF1の一部に、OSK(ソフトウェアキーボード)の表示画像を表示するとともに、OSKによる入力情報を取得する。
OSK処理部102は、例えば、画面DF1に操作媒体(例えば、指、等)が接触(タッチ)した位置座標に対応したキーコードを生成し、入力情報として、アプリケーション105に出力する。
ここで、OSKは、仮想入力デバイスの一例であり、OSK処理部102は、仮想入力処理部の一例である。
操作処理部103は、CPU11及びチップセット21が、メインメモリ12が記憶するプログラムを実行することで実現される機能部である。操作処理部103は、画面DF1のOSKの表示画像OG以外の表示画像G1(第1表示画像)と、画面DF2(第2画面)に表示されている表示画像G2(第2表示画像)と、画面に表示されていない部分の表示画像である表示画像G3(第3表示画像)とに基づいて、仮想画面画像VDGを生成する。
ここで、表示画像G2は、画面DF1を含む複数の画面のうちの、画面DF1以外の画面(表示部14-2の画面)である。また、表示画像G3は、OSKで入力可能な起動中のアプリケーション105の表示画像であって、画面DF1及び画面DF2に表示されていない隠れている画像である。また、仮想画面画像VDGは、全範囲をスクロール表示可能な1つの表示画像である。
操作処理部103は、仮想画面画像VDGの指定範囲SCを、画面DF1の仮想入力デバイスの表示画像OG以外の領域と、画面DF2とに分割して表示させる。操作処理部103は、例えば、表示処理部104を介して、仮想画面画像VDGの指定範囲SCを、画面DF1及び画面DF2に分割して表示させる。ここで、図4を参照して、仮想画面画像VDGの生成処理及び仮想画面画像VDGの表示処理について説明する。
図4は、本実施形態における仮想画面画像VDGの生成処理及び表示処理の一例を示す図である。
図4(a)は、表示部14-1が1画面(画面DF1)であり、表示部14-2が2画面(画面DF2-1及び画面DF2-2)である場合の表示例を示している。・
なお、本実施形態において、画面DF2-1及び画面DF2-2は、情報処理システム100の任意の表示部14-2の画面を示す場合、又は特に区別しない場合には、画面DF2として説明する。
操作処理部103は、図4(a)に示すような複数の画面の表示の場合に、図4(b)に示すような仮想画面画像VDGを生成する。操作処理部103は、画面DF1の表示画像OG以外の領域の表示画像G1と、画面DF2-1の表示画像G2-1と、画面DF2-2の表示画像G2-2と、表示画像OG以外で隠れて表示されていない部分の表示画像G3とを取得し、これらを結合して、仮想画面画像VDGを生成する。
なお、本実施形態において、表示画像G2-1及び表示画像G2-2は、画面DF2の任意の表示画像を示す場合、又は特に区別しない場合には、表示画像G2として説明する。
また、操作処理部103は、表示画像G1(画面DF1の表示画像OG以外の領域)、表示画像G2-1(画面DF2-1)、及び表示画像G2-2(画面DF2-2)と同等のサイズの指定範囲SCを設定する。なお、指定範囲SCは、スワイプ操作で移動可能であり、指定範囲SCの移動の詳細については、後述する。
操作処理部103は、図4(c)に示すように、生成した仮想画面画像VDGの指定範囲SCの部分を分割して、画面DF1の表示画像OG以外の領域、画面DF2-1、及び画面DF2-2に表示させる。
なお、図4(c)に示す例では、操作処理部103は、仮想画面画像VDGの指定範囲SCの部分を、分割画像DG1、分割画像DG2-1、及び分割画像DG2-2に分割する。操作処理部103は、分割画像DG1を、画面DF1の表示画像OG以外の領域に表示させるとともに、分割画像DG2-1を画面DF2-1に、分割画像DG2-2を画面DF2-2に、それぞれ表示させる。
なお、本実施形態において、分割画像DG2-1及び分割画像DG2-2は、画面DF2の任意の分割画像を示す場合、又は特に区別しない場合には、分割画像DG2として説明する。
次に、図5を参照して、指定範囲SCの移動処理について説明する。
図5は、本実施形態による情報処理システム100の指定範囲の移動例を示す図である。
操作処理部103は、タッチセンサ部33によるスクロール操作の検出に応じて、指定範囲SCを移動して、仮想画面画像VDGをスクロールさせる。操作処理部103は、例えば、タッチスクリーン20(表示部14-1)の画面DF1をスワイプ操作することで、指定範囲SCを移動可能であり、さらに、OSKにより入力を行いたい入力位置が、タッチスクリーン20(表示部14-1)の画面DF1になるように指定範囲SCを移動することで、入力位置(例えば、カーソル位置)を指定可能にする。操作処理部103は、例えば、画面DF1のタッチ操作により、OSKの入力位置の移動及び指定を実行する。
図5(a)に示す例は、仮想画面画像VDGのうちの表示されていない部分の表示画像G3に相当する領域が、画面DF1により指定できるように指定範囲SCを移動した一例である。この場合、分割画像DG1に、表示画像G3が含まれ、表示画像G3の部分が、OSKの入力位置として指定可能になる。
また、図5(b)に示す例は、仮想画面画像VDGのうちの表示画像G2-1に相当する領域が、画面DF1により指定できるように指定範囲SCを移動した一例である。この場合、分割画像DG1に、表示画像G2-1が含まれ、表示画像G2-1の部分が、OSKの入力位置として指定可能になる。
なお、この場合、分割画像DG2-1及び分割画像DG2-2には、アプリケーション105の表示画像が含まれずに、画面DF2-1及び画面DF2-2には、例えば、青色や黒色のような単色の表示画像が表示される。
また、図5(c)に示す例は、仮想画面画像VDGのうちの表示画像G2-2に相当する領域が、画面DF1により指定できるように指定範囲SCを移動した一例である。この場合、分割画像DG1に、表示画像G2-2が含まれ、表示画像G2-2の部分が、OSKの入力位置として指定可能になる。
なお、この場合、分割画像DG2-1及び分割画像DG2-2には、アプリケーション105の表示画像が含まれずに、画面DF2-1及び画面DF2-2には、例えば、青色や黒色のような単色の表示画像が表示される。
次に、図6及び図7を参照して、スクロール操作により指定範囲SCを移動して、仮想画面画像VDGをスクロールさせる処理について説明する。なお、本実施形態では、スクロール操作の一例として、画面DF1に操作媒体(指やペン30)を押し当てた状態で指定する方向に移動させるスワイプ操作でスクロールさせる例について説明する。
図6及び図7は、情報処理システム100のスワイプ操作の一例を示す図である。
図6(a)に示す状態の画面DF1において、下向きにスワイプ操作が行われると、操作処理部103は、指定範囲SCを下向きに移動して、仮想画面画像VDGを下向きにスクロールさせる。その結果、図6(b)に示すように、図6(a)において、画面DF2にあった表示画像が画面DF1に表示され、画面DF2にあった表示画像の部分を、タッチ操作により、OSKの入力位置として指定可能になる。
また、図7(a)に示す状態の画面DF1において、上向きにスワイプ操作が行われると、操作処理部103は、指定範囲SCを上向きに移動して、仮想画面画像VDGを上向きにスクロールさせる。その結果、図7(b)に示すように、図7(a)において、画面DF1でOSKにより隠れていた表示画像が画面DF1に表示され、隠れていた表示画像の部分を、タッチ操作により、OSKの入力位置として指定可能になる。
図3の説明に戻り、操作処理部103は、OSKの表示画像OGが、画面DF1に表示されている場合に、通常画面モード(第2モード)から仮想画面モード(第1モード)に変更する。
ここで、仮想画面モード(第1モード)は、仮想画面画像VDGを表示部14-1及び表示部14-2に表示して、スクロール操作の検出に応じて、指定範囲SCを移動して、仮想画面画像VDGをスクロールするモードである。また、通常画面モード(第2モード)は、起動中のアプリケーション(例えば、アプリケーション105)の表示画像を、複数の画面(画面DF1、及び画面DF2(DF2-1、DF2-2)に分割して表示するモードである。
操作処理部103は、仮想画面モード(第1モード)において、上述した仮想画面画像VDGを生成して、仮想画面画像VDGを複数の画面(画面DF1、及び画面DF2(DF2-1、DF2-2)に分割して表示させるとともに、スクロール操作の検出に応じて、指定範囲SCを移動して、仮想画面画像VDGをスクロールさせる。
また、操作処理部103は、OSKの表示画像OGが、画面DF1に表示されていない場合に、通常画面モード(第2モード)に変更して、起動中のアプリケーション(例えば、アプリケーション105)の表示画像を、複数の画面(画面DF1、及び画面DF2(DF2-1、DF2-2)に分割して表示させる。すなわち、操作処理部103は、OSKの終了により、仮想画面モードから通常画面モードに変更する。
なお、操作処理部103は、タッチセンサ部33が、ペン30の接近を検出した場合に、仮想画面モードに変更するようにしてもよい。
また、操作処理部103は、指定範囲SCの位置情報及びサイズ情報を、ECドライバ101を介して、エンベデッドコントローラ31に送信する。操作処理部103は、例えば、仮想画面モードに移行した際、及び指定範囲SCを移動した際に、指定範囲SCの位置情報及びサイズ情報をエンベデッドコントローラ31に送信し、後述する指定範囲情報記憶部311に記憶させる。
また、操作処理部103は、後述する座標変換部312が変換した座標に基づいて、仮想画面画像VDGをスクロールする処理、及びOSKの入力位置の指定処理を実行する。
なお、OSK処理部102は、座標変換部312が変換した座標に基づいて、入力情報を、複数の画面(画面DF1及び画面DF2)のいずれか(OSKの入力位置に対応する画面)に表示させる。
表示処理部104は、CPU11及びチップセット21が、メインメモリ12が記憶するプログラムを実行することで実現される機能部であり、例えば、ディスプレイドライバである。表示処理部104は、例えば、アプリケーション105の表示画像、OSK処理部102が生成したOSKの表示画像OG、及び仮想画面画像VDGの指定範囲SCの部分、等を、表示部14-1の画面DF1及び表示部14-2の画面DF2に表示させる。
アプリケーション105は、CPU11及びチップセット21が、メインメモリ12が記憶するプログラム(アプリケーションプログラム)を実行することで実現される機能部である。アプリケーション105は、例えば、表計算ソフトやワープロソフトなどのアプリケーション処理を実行する。
エンベデッドコントローラ31は、タッチセンサ部33が検出したペン入力やタッチ入力の座標(画面DF1上の検出座標)を取得し、当該検出座標を、メイン制御部10に送信する。ここで、エンベデッドコントローラ31は、メイン制御部10とは異なる独立した組込み制御部の一例である。また、エンベデッドコントローラ31は、後述するペン30を検出した場合に、ペン30を検出したことを示す検出情報を、メイン制御部10に送信する。
また、エンベデッドコントローラ31は、メイン制御部10から受信した指定範囲情報(例えば、指定範囲SCの位置情報及びサイズ情報)を受信した場合に、受信した指定範囲情報を、後述する指定範囲情報記憶部311に記憶させる。
また、エンベデッドコントローラ31は、上述した仮想画面モードにおいて、指定範囲情報に基づいて、タッチセンサ部33の検出座標を、指定範囲SCに対応した座標に変換し、変換した座標を、検出座標として、メイン制御部10に送信する。
また、エンベデッドコントローラ31は、指定範囲情報記憶部311と、座標変換部312とを備える。
指定範囲情報記憶部311は、エンベデッドコントローラ31が内蔵するRAMなどにより実現される記憶部である。指定範囲情報記憶部311は、メイン制御部10から受信した指定範囲情報(例えば、指定範囲SCの位置情報及びサイズ情報)を記憶する。
座標変換部312は、エンベデッドコントローラ31が内蔵するCPUが、ROMが記憶するプログラムを実行することで実現される機能部である。座標変換部312は、上述した指定範囲情報(例えば、指定範囲SCの位置情報及びサイズ情報)に基づいて、タッチセンサ部33の検出座標を、指定範囲SCに対応した座標に変換する。座標変換部312は、例えば、仮想画面モードにおいて、画面DF1のOSKの表示画像OG以外の領域の検出座標を、指定範囲SCに対応した座標に変換する。また、座標変換部312は、通常画面モードにおいて、変換処理を停止する。
次に、図面を参照して、本実施形態による情報処理システム100の動作について説明する。
図8は、本実施形態によタブレット端末1の動作の一例を示すフローチャートである。ここでは、タブレット端末1による操作処理(仮想画面画像VDGの生成処理及び表示処理、指定範囲SCの移動処理など)について説明する。
図8に示すように、タブレット端末1は、まず、OSKが表示されている、又はペン30を検出したか否かを判定する(ステップS101)。タブレット端末1の操作処理部103は、OSKが表示されているか否か、又はペン30を検出したか否かを判定する。操作処理部103は、例えば、OSK処理部102がOSKの表示画像OGを表示しているか否かを判定する。また、操作処理部103は、例えば、ECドライバ101を介して、タッチセンサ部33が、ペン30を検出したか否かを判定する。操作処理部103は、OSKが表示されている、又はペン30を検出した場合(ステップS101:YES)に、処理をステップS102に進めおる。また、操作処理部103は、OSKが表示されてない、且つ、ペン30を検出していない場合(ステップS101:NO)に、処理をステップS101に戻す。
ステップS102において、操作処理部103は、仮想画面モードに変更し、OSK以外の表示を指定範囲SCとして、仮想画面画像VDGの指定範囲SC部分を表示し、座標変換を開始する。操作処理部103は、上述した図4(a)~図4(c)のような手順により、仮想画面画像VDGを生成して、仮想画面画像VDGの指定範囲SCを複数の画面(画面DF1及び画面DF2)に分割して表示させる。また、操作処理部103は、指定範囲SCに対応する指定範囲情報をエンベデッドコントローラ31に送信し、指定範囲情報記憶部311に指定範囲情報を記憶させるとともに、座標変換部312に、座標変換の処理を開始させる。
次に、操作処理部103は、スワイプ操作を検出したか否かを判定する(ステップS103)。操作処理部103は、ECドライバ101を介して、タッチセンサ部33が検出した検出座標(座標変換部312により変換された座標)を取得し、スワイプ操作を検出したか否かを判定する。操作処理部103は、スワイプ操作を検出した場合(ステップS103:YES)に、処理をステップS104に進める。また、操作処理部103は、スワイプ操作を検出していない場合(ステップS103:NO)に、処理をステップS106に進める。
ステップS104において、操作処理部103は、スワイプ操作に応じて、指定範囲SCを移動して、仮想画面画像VDGをスクロールして表示する。操作処理部103は、例えば、上述した図6及び図7に示すように、仮想画面画像VDGをスクロールして表示させる。
次に、操作処理部103は、指定範囲情報を変更する(ステップS105)。操作処理部103は、移動した指定範囲SCに対応する指定範囲情報(指定範囲SCの位置情報及びサイズ情報)を、ECドライバ101を介して、エンベデッドコントローラ31に送信し、指定範囲情報記憶部311の指定範囲情報を更新する。
次に、ステップS106として、操作処理部103は、OSKの表示を終了したか否かを判定する。操作処理部103は、OSK処理部102によるOSKの処理が終了し、OSKの表示画像OGの表示を終了したか否かを判定する。操作処理部103は、OSKの表示を終了した場合(ステップS106:YES)に、処理をステップS107に進める。また、操作処理部103は、OSKの表示を終了していない場合(ステップS106:NO)に、処理をステップS103に戻す。
ステップS107において、操作処理部103は、通常画面モードに変更し、座標変換を停止する。操作処理部103は、仮想画面モードから通常画面モードに変更するとともに、座標変換部312に、座標変換の処理を停止始させる。ステップS107の処理後に、操作処理部103は、処理をステップS101に戻す。
以上説明したように、本実施形態によるタブレット端末1(情報処理装置)は、OSK処理部102(仮想入力処理部)と、操作処理部103とを備える。OSK処理部102は、表示部14-1及びタッチセンサ部33を有するタッチスクリーン20の表示画面である画面DF1(第1画面)に仮想入力デバイス(例えば、OSK)の表示画像OGを表示するとともに、仮想入力デバイス(例えば、OSK)による入力情報を取得する。操作処理部103は、画面DF1の仮想入力デバイスの表示画像OG以外の表示画像G1(第1表示画像)と、画面DF1を含む複数の画面のうちの、画面DF1以外(第1画面以外)の画面DF2(第2画面)に表示されている表示画像G2(第2表示画像)と、仮想入力デバイスで入力可能な起動中のアプリケーションの表示画像であって、画面に表示されていない部分の表示画像である表示画像G3(第3表示画像)とに基づいて、全範囲をスクロール表示可能な1つの表示画像である仮想画面画像VDGを生成する。操作処理部103は、仮想画面画像VDGの指定範囲SCを、画面DF1の仮想入力デバイスの表示画像OG以外の領域と、画面DF2とに分割して表示させ、タッチセンサ部33によるスクロール操作(例えば、スワイプ操作)の検出に応じて、指定範囲SCを移動して、仮想画面画像VDGをスクロールさせる。
これにより、本実施形態によるタブレット端末1は、全範囲をスクロール表示可能な1つの表示画像を生成して、タッチセンサ部33によるスクロール操作で、表示部14-1の画面DF1に移動させて表示できるようになるため、表示部14-2の画面DF2を含む全表示画像を、タッチセンサ部33により指定することができる。本実施形態によるタブレット端末1では、例えば、図6及び図7に示すように、マウスなどのポインティングデバイスを使用しないと指定できない画面DF2の表示や、OSKの表示で隠れて通常では指定できない表示画像G3などを、タッチセンサ部33のスクロール操作により、入力位置として簡単に指定することができる。よって、本実施形態によるタブレット端末1は、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができる。
また、本実施形態では、操作処理部103は、仮想入力デバイス(例えば、OSK)の表示画像OGが、画面DF1に表示されている場合に、仮想画面画像VDGを表示して、スクロール操作の検出に応じて、指定範囲SCを移動して、仮想画面画像VDGをスクロールする仮想画面モード(第1モード)に変更する。操作処理部103は、仮想入力デバイス(例えば、OSK)の表示画像OGが、画面DF1に表示されていない場合に、起動中のアプリケーションの表示画像を、複数の画面に分割して表示する通常画面モード(第2モード)に変更する
これにより、本実施形態によるタブレット端末1は、例えば、OSKの表示画像OGが表示されている場合に、仮想画面モード(第1モード)に切り替わり、OSKの表示画像OGが表示されていない場合に、通常画面モード(第2モード)に切り替わる。よって、本実施形態によるタブレット端末1は、利便性を向上させることができ、ユーザーエクスペリエンスをさらに向上させることができる。
また、本実施形態では、操作処理部103は、仮想画面モード(第1モード)において、画面DF1に操作媒体(例えば、指やペン30)を押し当てた状態で指定する方向に移動させるスワイプ操作によって、指定範囲SCを移動する。
これにより、本実施形態によるタブレット端末1は、スワイプ操作により、スクロール操作を行って、入力位置を指定できるため、利用者が感覚的に容易に操作することができ、ユーザーエクスペリエンスをさらに向上させることができる。
また、本実施形態では、操作処理部103は、タッチセンサ部33が、ペン30の接近を検出した場合に、仮想画面画像VDGを表示して、スクロール操作の検出に応じて、指定範囲SCを移動して、仮想画面画像VDGをスクロールする仮想画面モード(第1モード)に変更するようにしてもよい。
これにより、本実施形態によるタブレット端末1は、ペン30を画面DF1に近づけると仮想画面モード(第1モード)に切り替えることができるため、利便性をさらに向上させることができ、ユーザーエクスペリエンスをさらに向上させることができる。
また、本実施形態によるタブレット端末1は、指定範囲SCの位置情報及びサイズ情報に基づいて、タッチセンサ部33の検出座標を、指定範囲SCに対応した座標に変換する座標変換部312を備える。操作処理部103は、座標変換部312が変換した座標に基づいて、仮想画面画像VDGをスクロールする処理、及び仮想入力デバイスの入力位置の指定処理を実行し、OSK処理部102は、座標変換部312が変換した座標に基づいて、入力情報を、複数の画面のいずれかに表示させる。
これにより、本実施形態によるタブレット端末1は、座標変換部312を用いることで、表示部14-1の画面DF1上で入力された入力情報を、仮想画面モード(第1モード)の表示に、矛盾なく適切に反映させることができる。
また、本実施形態によるタブレット端末1は、OSに基づく処理を実行するメイン制御部10と、メイン制御部10とは異なる独立したエンベデッドコントローラ31(組込み制御部)とを備える。メイン制御部10は、OSK処理部102及び操作処理部103を備え、エンベデッドコントローラ31は、座標変換部312を備える。
これにより、本実施形態によるタブレット端末1は、座標変換処理を、メイン制御部10とは異なる独立したエンベデッドコントローラ31が実行するため、これらの処理を、メイン制御部10に処理負荷を軽減しつつ、迅速に実行することができる。
また、本実施形態では、仮想入力デバイスは、ソフトウェアキーボード(OSK)である。
これにより、本実施形態によるタブレット端末1は、ソフトウェアキーボード(OSK)において、利便性を向上させることができ、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができる。
また、本実施形態による制御方法は、表示部14-1及びタッチセンサ部33を有するタッチスクリーン20の表示画面である画面DF1に仮想入力デバイスの表示画像OGを表示するとともに、仮想入力デバイスによる入力情報を取得するOSK処理部102を備える情報処理装置の制御方法であって、第1ステップと、第2ステップとを備える。第1ステップにおいて、操作処理部103が、画面DF1の仮想入力デバイスの表示画像OG以外の表示画像G1と、画面DF1を含む複数の画面のうちの、画面DF1以外の画面DF2に表示されている表示画像G2と、仮想入力デバイスで入力可能な起動中のアプリケーションの表示画像であって、画面に表示されていない部分の表示画像である表示画像G3とに基づいて、全範囲をスクロール表示可能な1つの表示画像である仮想画面画像VDGを生成し、仮想画面画像VDGの指定範囲SCを、画面DF1の仮想入力デバイスの表示画像OG以外の領域と、画面DF2とに分割して表示させる。第2ステップにおいて、操作処理部103が、タッチセンサ部33によるスクロール操作(例えば、スワイプ操作)の検出に応じて、指定範囲SCを移動して、仮想画面画像VDGをスクロールさせる。
これにより、本実施形態による制御方法は、上述したタブレット端末1と同様の効果を奏し、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができる。
[第2の実施形態]
次に、図面を参照して、第2の実施形態によるタブレット端末1aについて説明する。
本実施形態では、第1の実施形態の座標変換部312の処理を、メイン制御部10が実行する変形例について説明する。
図9は、第2の実施形態による情報処理システム100aの機能構成の一例を示すブロック図である。
図9において、図3に示す構成と同一の構成に同一の符号を付与してその説明を省略する。
図9に示すように、情報処理システム100aは、タブレット端末1aと、表示部14-2と、ペン30とを備える。また、タブレット端末1aは、メイン制御部10aと、タッチスクリーン20と、エンベデッドコントローラ31と、記憶部40aとを備える。
なお、本実施形態において、情報処理システム100a及びタブレット端末1aの外観図は、図1に示す第1の実施形態と同様であり、タブレット端末1aのハードウェア構成は、図2に示す第1の実施形態と同様であるため、ここではその説明を省略する。
また、図9において、情報処理システム100aの構成として、本実施形態の発明に関する主要な機能構成のみを記載している。
記憶部40aは、例えば、メインメモリ12又はSSD23により実現される記憶部であり、タブレット端末1aが利用する各種情報を記憶する。記憶部40aは、第1の実施形態の記憶部40と同様の情報を記憶するとともに、指定範囲情報記憶部41を備える。
指定範囲情報記憶部41は、例えば、メインメモリ12又はSSD23により実現される記憶部であり、上述した第1の実施形態の指定範囲情報記憶部311と同様の情報を記憶する。指定範囲情報記憶部41は、指定範囲情報(例えば、指定範囲SCの位置情報及びサイズ情報)を記憶する。
メイン制御部10aは、CPU11及びチップセット21が、メインメモリ12が記憶するプログラムを実行することで実現される機能部であり、OSに基づく各種処理を実行する。メイン制御部10aは、上述した第1の実施形態のメイン制御部10と同様の機能を有し、ECドライバ101と、OSK処理部102と、操作処理部103と、表示処理部104と、アプリケーション105と、座標変換部106とを備える。
座標変換部106は、CPU11及びチップセット21が、メインメモリ12が記憶するプログラムを実行することで実現される機能部である。座標変換部106は、上述した第1の実施形態の座標変換部312と同様の機能を有するため、ここではその説明を省略する。座標変換部106は、指定範囲情報記憶部41が記憶する指定範囲情報(例えば、指定範囲SCの位置情報及びサイズ情報)に基づいて、タッチセンサ部33の検出座標を、指定範囲SCに対応した座標に変換する。
なお、本実施形態では、操作処理部103は、座標変換部106が変換した座標に基づいて、仮想画面画像VDGをスクロールする処理、及びOSKの入力位置の指定処理を実行する。
また、OSK処理部102は、座標変換部106が変換した座標に基づいて、入力情報を、複数の画面(画面DF1及び画面DF2)のいずれか(OSKの入力位置に対応する画面)に表示させる。
以上説明したように、本実施形態によるタブレット端末1a(情報処理装置)は、OSに基づく処理を実行するメイン制御部10aを備える。メイン制御部10aは、OSK処理部102、操作処理部103、及び座標変換部106を備える。
これにより、本実施形態によるタブレット端末1aは、第1の実施形態と同様に、座標変換部106を用いることで、表示部14-1の画面DF1上で入力された入力情報を、仮想画面モード(第1モード)の表示に、矛盾なく適切に反映させることができる。
また、本実施形態によるタブレット端末1aは、エンベデッドコントローラ31に処理を依存せずに、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができる。本実施形態によるタブレット端末1aは、例えば、Android(登録商標)端末などのエンベデッドコントローラ31を備えない構成に対応することができる。
[第3の実施形態]
次に、図面を参照して、第3の実施形態によるノートPC1bについて説明する。
第3の実施形態では、情報処理装置が、タブレット端末1の代わりに、2画面を備えたノートPC1bである場合の変形例について説明する。
図10は、第3の実施形態によるノートPC1bの一例を示す外観図である。
図10に示すように、ノートPC1bは、クラムシェル型のノートブック型PCであり、表示部14-1と、表示部14-2aとを備えている。
表示部14-1は、ノートPC1bのCカバーに配置されており、表示部14-1とタッチセンサ部33とにより、タッチスクリーン20を構成している。表示部14-1は、画面DF1の一部により、OSKを実現している。
表示部14-2aは、ノートPC1bのCカバーに配置されており、ノートPC1bのメイン画面を構成している。
なお、本実施形態によるノートPC1bは、上述した情報処理システム100の外付けモニタである表示部14-2が、ノートPC1bの内蔵の表示装置である表示部14-2aに変更になっており、その他の構成は、基本的に第1の実施形態と同様である。
また、図11は、本実施形態によるノートPC1bの主要なハードウェア構成の一例を示す図である。
図11に示すように、ノートPC1bは、CPU11と、メインメモリ12と、ビデオサブシステム13と、表示部14-1と、表示部14-2aと、チップセット21と、BIOSメモリ22と、SSD23と、USBコネクタ24と、オーディオシステム25と、WLANカード26と、ペン30と、エンベデッドコントローラ31と、入力部32と、タッチセンサ部33と、電源回路34と、センサ部35とを備える。
ノートPC1bの主要なハードウェア構成は、表示部14-2aを備えている点を除いて、上述した第1の実施形態のタブレット端末1と同様であるため、ここではその説明を省略する。
また、図12は、本実施形態によるノートPC1bの機能構成の一例を示すブロック図である。
図12に示すように、ノートPC1bは、メイン制御部10と、タッチスクリーン20と、エンベデッドコントローラ31と、記憶部40と、表示部14-2aとを備える。
ノートPC1bの機能構成は、表示部14-2aを備えている点を除いて、上述した第1の実施形態のタブレット端末1と同様であるため、ここではその説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態によるノートPC1b(情報処理装置)は、OSK処理部102(仮想入力処理部)と、操作処理部103と、表示部14-2aとを備える。
これにより、本実施形態によるノートPC1bは、第1の実施形態のタブレット端末1と同様のOSK処理部102及び操作処理部103を備えるため、第1の実施形態のタブレット端末1と同様の効果を奏し、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができる。
なお、ノートPCでは、Bカバーの部分であるメイン画面(画面DF2)は、立ち上がった状態で使用され、画面DF2が水平面でないため、入力位置の指定などが難い問題がある。これに対して、本実施形態によるノートPC1bでは、水平面であるCカバーの表示部14-1の画面DF1上の操作で、入力位置の指定ができるため、利便性が高く、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができる。
なお、本発明は、上記の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記の各実施形態において、情報処理装置がタブレット端末1(1a)又はノートPC1bである例を説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、デスクトップPC、スマートフォンなどの他の情報処理装置であってもよい。
また、上記の各実施形態において、タブレット端末1(1a)及びノートPC1bのOSが、Windows(登録商標)である例を説明したが、これに限定されるものではなく、Android(登録商標)などの他のOSを適用してもよい。
また、上記の各実施形態において、仮想入力デバイスが、OSK(ソフトウェアキーボード)である例を説明したが、これに限定されるものではなく、ペン30や指による手書き入力デバイスなどの他の仮想入力デバイスであってもよい。
また、上記の第3の実施形態において、ノートPC1bが、表示部14-1と表示部14-2aとの2画面を備える例を説明したが、これに限定されるものではない。本発明は、表示部14-2aの1画面を内蔵したノートPCに、外付けの液晶ペンタブレットなどを接続する構成に適用してもよい。
なお、上述したタブレット端末1(1a)及びノートPC1bが備える各構成は、内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述したタブレット端末1(1a)及びノートPC1bが備える各構成の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述したタブレット端末1(1a)及びノートPC1bが備える各構成における処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD-ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。
また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部又は外部に設けられた記録媒体も含まれる。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後にタブレット端末1(1a)及びノートPC1bが備える各構成で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
また、上述した機能の一部又は全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。上述した各機能は個別にプロセッサ化してもよいし、一部、又は全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、又は汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
1、1a タブレット端末
1b ノートPC
10、10a メイン制御部
11 CPU
12 メインメモリ
13 ビデオサブシステム
14-1、14-2、14-2a 表示部
20 タッチスクリーン
21 チップセット
22 BIOSメモリ
23 SSD
24 USBコネクタ
25 オーディオシステム
26 WLANカード
30 ペン
31 エンベデッドコントローラ
32 入力部
33 タッチセンサ部
34 電源回路
35 センサ部
40 記憶部
41、311 指定範囲情報記憶部
101 ECドライバ
102 OSK処理部
103 操作処理部
104 表示処理部
105 アプリケーション
106、312 座標変換部
331 接触検出部
332 ペン検出部
DF1、DF2、DF2-1、DF2-2 画面
LC1 共振回路
上記問題を解決するために、本発明の一態様は、表示部及びタッチセンサ部を有するタッチスクリーンの表示画面である第1画面の一部領域に仮想入力デバイスの表示画像を表示するとともに、前記仮想入力デバイスによる入力情報を取得する仮想入力処理部と、前記第1画面の前記仮想入力デバイスの表示画像以外の第1表示画像と、前記第1画面を含む複数の画面のうちの、前記第1画面以外の第2画面に表示されている第2表示画像と、前記仮想入力デバイスで入力可能な起動中のアプリケーションの表示画像であって、画面に表示されていない部分の表示画像である第3表示画像とに基づいて、全範囲をスクロール表示可能な1つの表示画像である仮想画面画像を生成し、前記仮想画面画像の指定範囲を、前記第1画面の前記仮想入力デバイスの表示画像以外の領域と、前記第2画面とに分割して表示させ、前記第1画面の前記仮想入力デバイスの表示画像以外の領域における前記タッチセンサ部のスワイプ操作によるスクロール操作の検出に応じて、前記指定範囲を移動して、前記仮想画面画像をスクロールさせる操作処理部とを備える情報処理装置である。
また、本発明の一態様は、表示部及びタッチセンサ部を有するタッチスクリーンの表示画面である第1画面の一部領域に仮想入力デバイスの表示画像を表示するとともに、前記仮想入力デバイスによる入力情報を取得する仮想入力処理部を備える情報処理装置の制御方法であって、操作処理部が、前記第1画面の前記仮想入力デバイスの表示画像以外の第1表示画像と、前記第1画面を含む複数の画面のうちの、前記第1画面以外の第2画面に表示されている第2表示画像と、前記仮想入力デバイスで入力可能な起動中のアプリケーションの表示画像であって、画面に表示されていない部分の表示画像である第3表示画像とに基づいて、全範囲をスクロール表示可能な1つの表示画像である仮想画面画像を生成し、前記仮想画面画像の指定範囲を、前記第1画面の前記仮想入力デバイスの表示画像以外の領域と、前記第2画面とに分割して表示させるステップと、前記操作処理部が、前記第1画面の前記仮想入力デバイスの表示画像以外の領域における前記タッチセンサ部のスワイプ操作によるスクロール操作の検出に応じて、前記指定範囲を移動して、前記仮想画面画像をスクロールさせるステップとを含む制御方法である。

Claims (8)

  1. 表示部及びタッチセンサ部を有するタッチスクリーンの表示画面である第1画面に仮想入力デバイスの表示画像を表示するとともに、前記仮想入力デバイスによる入力情報を取得する仮想入力処理部と、
    前記第1画面の前記仮想入力デバイスの表示画像以外の第1表示画像と、前記第1画面を含む複数の画面のうちの、前記第1画面以外の第2画面に表示されている第2表示画像と、前記仮想入力デバイスで入力可能な起動中のアプリケーションの表示画像であって、画面に表示されていない部分の表示画像である第3表示画像とに基づいて、全範囲をスクロール表示可能な1つの表示画像である仮想画面画像を生成し、前記仮想画面画像の指定範囲を、前記第1画面の前記仮想入力デバイスの表示画像以外の領域と、前記第2画面とに分割して表示させ、前記タッチセンサ部によるスクロール操作の検出に応じて、前記指定範囲を移動して、前記仮想画面画像をスクロールさせる操作処理部と
    を備える情報処理装置。
  2. 前記操作処理部は、
    前記仮想入力デバイスの表示画像が、前記第1画面に表示されている場合に、前記仮想画面画像を表示して、前記スクロール操作の検出に応じて、前記指定範囲を移動して、前記仮想画面画像をスクロールする第1モードに変更し、
    前記仮想入力デバイスの表示画像が、前記第1画面に表示されていない場合に、前記起動中のアプリケーションの表示画像を、前記複数の画面に分割して表示する第2モードに変更する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記操作処理部は、前記第1モードにおいて、前記第1画面に操作媒体を押し当てた状態で指定する方向に移動させるスワイプ操作によって、前記指定範囲を移動する
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記操作処理部は、
    前記タッチセンサ部が、ペンの接近を検出した場合に、前記仮想画面画像を表示して、前記スクロール操作の検出に応じて、前記指定範囲を移動して、前記仮想画面画像をスクロールする第1モードに変更する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記指定範囲の位置情報及びサイズ情報に基づいて、前記タッチセンサ部の検出座標を、前記指定範囲に対応した座標に変換する座標変換部を備え、
    前記操作処理部は、前記座標変換部が変換した座標に基づいて、前記仮想画面画像をスクロールする処理、及び前記仮想入力デバイスの入力位置の指定処理を実行し、
    前記仮想入力処理部は、前記座標変換部が変換した座標に基づいて、前記入力情報を、前記複数の画面のいずれかに表示させる
    請求項1に記載の情報処理装置。
  6. OS(オペレーティングシステム)に基づく処理を実行するメイン制御部と、
    前記メイン制御部とは異なる独立した組込み制御部と
    を備え、
    前記メイン制御部は、前記仮想入力処理部及び前記操作処理部を備え、
    前記組込み制御部は、前記座標変換部を備える
    請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記仮想入力デバイスは、ソフトウェアキーボードである
    請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 表示部及びタッチセンサ部を有するタッチスクリーンの表示画面である第1画面に仮想入力デバイスの表示画像を表示するとともに、前記仮想入力デバイスによる入力情報を取得する仮想入力処理部を備える情報処理装置の制御方法であって、
    操作処理部が、前記第1画面の前記仮想入力デバイスの表示画像以外の第1表示画像と、前記第1画面を含む複数の画面のうちの、前記第1画面以外の第2画面に表示されている第2表示画像と、前記仮想入力デバイスで入力可能な起動中のアプリケーションの表示画像であって、画面に表示されていない部分の表示画像である第3表示画像とに基づいて、全範囲をスクロール表示可能な1つの表示画像である仮想画面画像を生成し、前記仮想画面画像の指定範囲を、前記第1画面の前記仮想入力デバイスの表示画像以外の領域と、前記第2画面とに分割して表示させるステップと、
    前記操作処理部が、前記タッチセンサ部によるスクロール操作の検出に応じて、前記指定範囲を移動して、前記仮想画面画像をスクロールさせるステップと
    を含む制御方法。
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