JP2021111011A - 情報処理装置及びその入力制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示画面上のペン先の位置にマウスカーソルを表示させるダイレクトマウスモードを実現することを目的とする。【解決手段】タブレット端末は、表示画面上のペン先の位置にマウスカーソルが表示されるダイレクトマウスモードを含む複数のモードが割り当て可能とされ、ダイレクトマウスモードと他のモードとが切り替え可能に構成された電子ペンに適用可能な情報処理装置である。情報処理装置は、電子ペンの接触位置情報を含む入力信号を受け付ける入力受付部51と、表示画面に関する表示情報を取得する表示情報取得部50と、電子ペンの設定モードを判定するモード判定部52と、電子ペンの設定モードがダイレクトマウスモードである場合に、入力受付部51によって受け付けられた入力信号を表示情報に基づいてマウス入力に応じた入力信号に変換し、マウス入力信号としてOS60に出力する信号変換部53とを備える。【選択図】図5

Description

本発明は、情報処理装置及びその入力制御方法に関するものである。
パーソナルコンピュータ等の情報処理装置の入力デバイスとして、マウスが一般的に使用されている。また、近年では、タブレットPC、タブレット端末、スマートフォン等の情報処理装置の入力デバイスとして、ペン型の入力デバイスが普及しつつある。
ペン型の入力デバイスは、表示画面に直接的に入力操作することができるため、より直感的な入力操作が行えるという利点がある。
多くのアプリケーションソフトウェアでは、ペン入力とマウス入力には別の機能が割り当てられている。例えば、表計算アプリケーションソフトウェアでは、ペン入力には描画等の機能が割り当てられ、マウスにはセル選択の機能等が割り当てられているのが一般的である。従って、ユーザは、ペンを使用してペン入力を行っている場合に、マウスに割り当てられている機能を所望する場合には、ペンからマウスに入力デバイスを持ち替える、アプリケーションソフトウェア上の設定メニューからペン操作をマウス操作に割り当てるなどの入力操作を行う必要がある。
近年、上記のような不便さを解消させるために、マウス機能を搭載したペン型の入力デバイスが提案されている(例えば、特許文献1)。特許文献1には、ペン入力を行う場合には絶対座標モードを採用し、擬似マウス入力では相対座標モードを採用するコンピュータシステムが開示されている。擬似マウスとしてペン型の入力デバイスが用いられる場合には、マウスの往復運動に似た動作を電子ペンを用いてタブレット上で行った際にマウスと同様に、大きくポインターを動かして自由自在にポインティング作業を実行することができる。
特開平10−333817号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されているコンピュータシステムでは、擬似マウス入力を行う場合に、タブレットの表示画面上で電子ペンを動かすと、図12に示されるように、ペン先の位置と表示画面上に表示されるマウスカーソルの位置とが一致しないという現象が生ずる。これにより、ユーザは違和感を持ちながら擬似マウス入力を行うこととなり、意図した位置にマウスカーソルを移動させることが難しかった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、表示画面上のペン先の位置にマウスカーソルを表示させるダイレクトマウスモードを実現することのできる情報処理装置及びその入力制御方法を提供することを目的とする。
本開示の第一態様は、表示画面上のペン先の位置にマウスカーソルが表示されるダイレクトマウスモードを含む複数のモードが割り当て可能とされ、ダイレクトマウスモードと他のモードとが切り替え可能に構成されたペン型の入力デバイスに適用可能な情報処理装置であって、前記入力デバイスの接触位置情報を含む入力信号を受け付ける入力受付部と、前記表示画面に関する表示情報を取得する表示情報取得部と、前記入力デバイスの設定モードを判定するモード判定部と、前記入力デバイスの設定モードがダイレクトマウスモードである場合に、前記入力受付部によって受け付けられた入力信号を前記表示情報に基づいてマウス入力に応じた入力信号に変換し、マウス入力信号としてオペレーションシステムに出力する信号変換部とを備える情報処理装置である。
本開示の第二態様は、表示画面上のペン先の位置にマウスカーソルが表示されるダイレクトマウスモードを含む複数のモードが割り当て可能とされ、ダイレクトマウスモードと他のモードとが切り替え可能に構成されたペン型の入力デバイスに適用可能な情報処理装置の入力制御方法であって、前記入力デバイスの接触位置情報を含む入力信号を受け付ける工程と、前記表示画面に関する表示情報を取得する工程と、前記入力デバイスの設定モードを判定する工程と、前記入力デバイスの設定モードがダイレクトマウスモードである場合に、前記入力デバイスから受け付けた入力信号を前記表示情報に基づいてマウス入力に応じた入力信号に変換し、マウス入力信号としてオペレーションシステムに出力する工程とを有する情報処理装置の入力制御方法である。
本発明によれば、表示画面上のペン先の位置にマウスカーソルを表示させるダイレクトマウスモードを実現することができるという効果を奏する。
本発明の第1実施形態に係るタブレット端末の概略外観図である。 本発明の第1実施形態に係る電子ペンの概略構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るタブレット端末のハードウェア構成を示す概略図である。 本発明の第1実施形態に係る電子ペンの座標系について説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係るタブレット端末が備える各種機能のうち、入力制御機能について説明するための機能ブロック図である。 信号変換部によって実行される信号変換処理について説明するための図である。 信号変換部によって実行される信号変換処理について説明するための図である。 信号変換部によって実行される信号変換処理について説明するための図である。 信号変換部によって実行される信号変換処理について説明するための図である。 信号変換部によって実行される信号変換処理について説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係るダイレクトマウスモードについて説明するための図である。 相対座標モードを採用した従来の擬似マウス入力について説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係るタブレット端末の入力制御処理の処理手順の一例を示したフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るタブレット端末のハードウェア構成を示す概略図である。 本発明の第2実施形態に係るタブレット端末が備える各種機能のうち、入力制御機能について説明するための機能ブロック図である。 外部表示装置が接続された場合に、信号変換部によって実行される信号変換処理について説明するための図である。
以下に、本発明に係る情報処理装置及びその入力制御方法の一実施形態について、図面を参照して説明する。以下、情報処理装置として、タブレット端末を例示して説明するが、本発明に係る情報処理装置は、この例に限定されず、パッド型端末、スマートフォン、ノートPC等でもよい。
図1は、本発明の第1実施形態に係るタブレット端末10の概略外観図である。
タブレット端末10は、筐体11を備える。筐体11は、略矩形であり、正面には画像を表示するタッチパネルディスプレイ12が設けられている。タッチパネルディスプレイ12は、表示機能と入力検知機能とを有する。具体的には、タッチパネルディスプレイ12には、表示データをビデオ信号に変換し、変換したビデオ信号に応じた各種情報をディスプレイに表示するとともに、ペン型の入力デバイスである電子ペン15を用いて行われる各種入力を検出する。タッチパネルディスプレイ12の表面は、タブレット端末10への電子ペン15による入力を受け付ける入力面として機能する。
筐体11の正面、側面、又は背面には、カメラ、スピーカー、マイク等が設けられてもよい。さらに、筐体11の側面には、タブレット端末10の電源をオン又はオフするためのボタン等の操作手段や、他の情報処理装置や記憶媒体等と接続可能なUSB(Universal Serial Bus)、HDMI(登録商標:High-Definition Multimedia Interface)規格、DVI(Digital Visual Interface)規格等の接続手段等が設けられてもよい。
電子ペン15は、ユーザによって把持されてタブレット端末10の入力デバイスとして使用される。なお、電子ペン15の種類は特に限定されず、パッシブ式、アクティブ式、又は他の種類であってもよい。
電子ペン15は、表示画面上のペン先の位置にマウスカーソルが表示されるダイレクトマウスモードを含む複数のモードが割り当て可能とされている。本実施形態においては、ダイレクトマウスモードとペンモードとが割り当て可能とされ、ユーザが所定の操作を行うことにより設定モードを切り替えることが可能な構成とされている。
本実施形態において、設定モードの切り替えは、例えば、電子ペン15に設けられたモード切替ボタン41を押下することにより行われる。なお、設定モードの切り替えは、この例に限定されず、他の手法を適宜採用することが可能である。例えば、電子ペン15の傾きを変化させることによって設定モードを切り替えることとしてもよいし、電子ペン15ではなく、タブレット端末10側において電子ペン15の設定モードを切り替えることとしてもよい。
図2は、本実施形態における電子ペン15の概略構成を示すブロック図である。図2に示すように、電子ペン15は、MPU(Micro Processing Unit)40、モード切替ボタン41、圧力センサ42、通信部43、及び電源回路44を備えている。これら各部は、例えば、バス45を介して直接的に接続されている。また、電子ペン15は、加速度センサやジャイロセンサ等を更に備えていてもよい。
MPU40は、所定のプログラムを実行することにより、電子ペン15が備える各種デバイスを制御する。
モード切替ボタン41は、設定モードを切り替えるためのボタンである。ユーザによって押下操作された場合には、その操作に応じた設定モード信号(設定モードに関する情報)を出力する。なお、設定モードの切り替えはタブレット端末側のみで行うことも可能で、その場合はペンからの設定モード切替信号は不要となる。
圧力センサ42は、電子ペン15がタブレット端末10の表示画面に接触したことを検知するためのセンサである。圧力センサ42は、表示画面へのペン接触を検知すると接触検知信号を出力する。なお、ペン接触を検知する接触検知手段は、上記圧力センサ42に限定されない。例えば、プッシュスイッチ等の他の手段によって接触を検知することとしてもよい。
通信部43は、タブレット端末10と通信を行うためのものであり、例えば、MPU40の制御に従って、設定モード信号や接触検知信号等のペン入力情報をタブレット端末10に送信する。
電源回路44は、MPU40の制御に従って、電子ペン15を構成する各部に電力を供給する。
図3は、タブレット端末10のハードウェア構成を示す概略図である。
タブレット端末10は、CPU(Central Processing Unit)20、ROM(Read Only Memory)21、メモリ22、フラッシュメモリ23、通信部24、電源回路25、加速度センサ26、ジャイロセンサ27、LCD(Liquid Crystal Display)30、グラフィクスアダプタ31、ペンセンサ32、センサ信号処理回路33、及び信号変換処理用ハードウェア34を備えており、各部はバス35を介して直接または間接的に接続されている。なお、タッチパネルディスプレイ12は、LCD30とペンセンサ32を含んで構成される。なお、図3では、表示部の一例としてLCD30を例示しているが、この例に限定されず、有機ELディスプレイやその他のディスプレイであってもよい。また、タブレット端末10は、指による入力を検出するためのタッチセンサ等を更に備えていてもよい。
CPU20は、バス35を介して接続されたフラッシュメモリ23に格納されたOS(Operating System)によりタブレット端末10全体の制御を行うとともに、フラッシュメモリ23等に格納された各種のプログラムに基づいて処理を実行する機能を有する。例えば、CPU20は、所定のプログラムを実行することにより、タッチパネルディスプレイ12等を介したユーザの操作に応じた処理を実行する。
ROM21は、BIOS(Basic Input/Output System)や各種データ等を格納している。
メモリ22は、キャッシュメモリやRAM(Random Access Memory)で構成されており、CPU20の実行プログラム(例えば、制御プログラム)の読み込み、及び実行プログラムによる処理データの書き込みを行う作業領域として利用される書き込み可能なメモリである。
フラッシュメモリ23は、例えば、Windows(登録商標),iOS(登録商標)、Android(登録商標)等のタブレット端末10全体の制御を行うためのOS、周辺機器類をハードウェア操作するための各種ドライバ、特定業務に向けられたアプリケーション、及び各種データやファイル等を格納する機能を有する。なお、タブレット端末10は、フラッシュメモリ23に替わる記憶手段としてHDD(Hard Disk Drive)等、他の記憶手段を備えてもよい。
通信部24は、ネットワークを介して他のデバイスとの通信を行う。例えば、通信部24は、電子ペン15に対応した通信方式、例えば、無線LAN、Bluetooth(登録商標)等の無線通信方式で電子ペン15からペン入力情報(接触検知信号、設定モード信号等)を受信する。なお、通信部24と電子ペン15とは有線で接続され、有線通信方式で相互通信を行ってもよく、具体的な通信方式については特に限定されない。
このように、通信部24によって接触検知信号、設定モード信号を含むペン入力情報が受信されることにより、タブレット端末10の表示画面上に電子ペン15が接触したことや電子ペン15の設定モードをタブレット端末10側においても把握することが可能となる。
電源回路25は、ACアダプタ、電池、電池を充電するための充電器、及びDC/DCコンバータ等を備えており、CPU20の制御に従って、各デバイスに電力を供給する。
加速度センサ26は、例えば、タッチパネルディスプレイ12に対して、図4に示すように、その長手方向に平行なx方向、その短手方向に平行なy方向、x方向及びy方向に垂直なz方向の加速度を検出し、xyz方向の加速度値Ax(t)、Ay(t)、Az(t)をCPU20に出力する。タブレット端末10が加速運動をしていない場合、加速度センサ26がxyz方向の加速度を検出することにより、タブレット端末10の重力に対する傾きを検出することができる。例えばタブレット端末10が水平な台上に静置されている場合、タッチパネルディスプレイ12(入力面)の法線方向を示すz方向は、重力の方向と平行になる。
ジャイロセンサ27は、回転する筐体11のxyz軸廻りの角速度を検出する。これにより、例えば、図4に示すようなタッチパネルディスプレイ12の法線軸廻りにおける回転角度θを検出することができる。
LCD30は、CPU20の制御に従って、グラフィクスアダプタ31からのビデオ信号を画像として表示する。
グラフィクスアダプタ31は、CPU20の制御に従って、表示情報をビデオ信号に変換し、変換したビデオ信号をLCD30に出力する。
ペンセンサ32は、タッチパネルディスプレイ12の表面である入力面に対する電子ペン15の接触位置(タッチ位置)を検出して、センサ信号処理回路33に出力する。ペンセンサ32は、例えば、電子ペン15による接触位置を電磁誘導方式により検出するものであってもよく、赤外線方式や超音波方式等を用いるものであってもよい。また、指の接触と電子ペン15の接触とを共通のセンサで検知するAES方式(Active Electrostatic方式)を採用することとしてもよい。
センサ信号処理回路33は、例えば、集積回路(IC:Integrated Circuit)であり、プロセッサがフラッシュメモリ23等に格納されているプログラムを実行することにより各種処理を行い、ペンセンサ32を制御する。
信号変換処理用ハードウェア34は、例えば、電子ペン15から通信部24を介して受信したペン入力情報に基づいて電子ペン15の設定モードを判定し、設定モードに応じてペンセンサ32からの信号を変換し、設定モードに応じた入力信号を生成する。例えば、電子ペン15がダイレクトマウスモードに設定されている場合には、信号変換処理用ハードウェア34は、LCD30の表示情報等に基づいて、ペンセンサ32によって検出された接触位置の座標位置に対して所定の座標変換処理を行ってマウス入力信号(例えば、HIDパケット)を生成する。また、電子ペン15がペンモードに設定されている場合には、ダイレクトマウスモードのような座標変換処理は行わずに、ペン入力信号(例えば、HIDパケット)を生成する。なお、信号変換処理用ハードウェア34の詳細は後述する。
図5は、本実施形態に係るタブレット端末10が備える各種機能のうち、入力制御機能について説明するための機能ブロック図である。
図5に示すように、タブレット端末10は、電子ペン15の他、例えば、指、マウス、キーボード等の入力デバイスからの入力を受け付け可能な構成とされている。また、図5では、OS60上で起動しているアプリケーションの一例として、ブラウザー、オフィスソフト、ゲーム、写真編集、SNS(Social Networking Service)が示されている。
以下、図5を参照して、電子ペン15を用いたタブレット端末10の入力制御機能について、詳しく説明する。
タブレット端末10は、表示情報取得部50、入力受付部51、モード判定部52、及び信号変換部53を備えている。
表示情報取得部50は、例えば、タブレット端末10の表示画面に関する表示情報を取得する。表示情報取得部50は、例えば、常駐プログラムとして実装されるソフトウェアによって実現される機能である。例えば、表示情報取得部50は、表示情報送信ソフトウェア61と、表示情報受信ハードウェア62とによって構成される。表示情報送信ソフトウェア61は、OS60上で動作しており、表示情報として、例えば、画面解像度に関する情報及び表示画面の回転方向に関する情報を取得する。そして、これらの情報を含む表示情報は表示情報受信ハードウェア62を介して信号変換処理用ハードウェア34に出力される。
入力受付部51、モード判定部52、及び信号変換部53は、例えば、信号変換処理用ハードウェア34によって実現される機能である。
入力受付部51は、ペンセンサ32から電子ペン15の接触位置情報を含む入力信号を受け付ける。例えば、ペンセンサ32からは、電子ペン15の接触位置情報として、図6に示すように、センサー座標系におけるペン先の座標位置が入力される。
ここで、センサー座標系とは、タブレット端末のペンセンサ32の設置領域(以下「センサー領域」という。)に伴う座標系を指し、例えば、図6に示すように、タブレット端末10の長手方向が左右方向となるように置いた場合に、左上隅の座標を原点P0=(0,0)とし、X座標は右に行くほど大きくなり、Y座標は下に行くほど大きくなる座標系である。このセンサー座標系は絶対的な座標であり、タブレット端末10の表示方向が回転しても座標系は変わらない。なお、本実施形態では、一例として、右下隅の座標をPwe=(24000,15000)に設定した場合を想定して説明するが、この値はこの例に限定されない。
また、入力受付部51は、通信部24(図3参照)を介して電子ペン15から受信したペン入力情報(接触検知信号、設定モード信号等)を受け付ける。更に、入力受付部51は、表示情報取得部50によって取得された表示情報を受け付ける。
モード判定部52は、電子ペン15の設定モードを判定する。例えば、モード判定部52は、入力受付部51によって受け付けられたペン入力情報(接触検知信号、設定モード信号等)に基づいて、設定モードを判定する。
信号変換部53は、モード判定部52によって判定された設定モードに応じた処理を行い、処理後の入力信号をOS60に出力する。例えば、信号変換部53は、設定モードがペンモードであると判定された場合には、入力受付部51によって受け付けられたペン先の座標信号等の入力信号からペン入力信号(HIDレポート)を生成し、OS60に出力する。
また、信号変換部53は、設定モードがダイレクトマウスモードであると判定された場合には、入力受付部51によって受け付けられた入力信号を表示情報に基づいてマウス入力に応じた入力信号に変換してマウス入力信号(HIDレポート)を生成し、OS60に出力する。
具体的には、信号変換部53は、仮想マウスを設定する際(すなわち、設定モードがダイレクトマウスモードに設定されている場合)、入力受付部51から入力された入力信号に含まれているペン先の座標を仮想マウスの有効移動領域に応じて決定される座標系の座標に変換し、変換後の座標を含むマウス入力信号をOS60に出力する。ここで、仮想マウスの有効移動領域は、タッチパネルディスプレイ12の有効表示領域に応じて信号変換部53によって決定され、また仮想マウスの座標系は、有効表示画像の左上の角を原点として信号変換部53によって設定される。以下、説明の便宜上、この仮想マウスの座標系を「マウス座標系」と称する。
信号変換部53によって決定されるマウス座標系は、OS60がカーソルを表示画面に表示させる際に用いる座標系(以下「画面表示座標系」という。)に対応しており、これにより、電子ペン15のペン先が接触した位置にカーソルを表示させることが可能となる。
OS60は、信号変換処理用ハードウェア34からペン入力信号が入力された場合には、ペン入力に応じた処理を実行し、マウス入力信号が入力された場合には、ダイレクトマウス入力に応じた処理を実行する。これにより、例えば、信号変換処理用ハードウェア34からマウス入力信号が入力された場合には、そのマウス入力信号に基づくペン先の座標位置に対してカーソルを表示させる。
図7に、マウス座標系の一例を示す。マウス座標系は、例えば、マウスの移動範囲がセンサー領域全体に設定されている場合には、センサー領域の左上隅に原点P0=(0,0)が設定され、右下隅にPme=(8000,5000)が設定される。なお、(8000,5000)との値は一例であり、マウス側から任意に設定される値である。
この場合、例えば、センサー座標系における座標位置Pw=(12000,6000)にペン先が接触した場合、信号変換部53は、この座標位置Pw=(12000,6000)をマウス座標系に基づいて変換し、Pm=(4000,2000)の座標を得る。そして、この変換後の座標Pmを含むマウス入力信号を生成し、OS60に出力する。OS60は、マウス信号の座標Pm=(4000,2000)に対応する画面表示座標系における座標Po=(960,480)にカーソルを表示させる。すなわち、OS60はマウスカーソルを表示画面の全体において移動できるようにするため、マウス座標系を画面表示座標系の全体に割り当てている。この例ではOS60が、マウス座標系の原点Pm0=(0,0)を画面表示座標系の原点Po0=(0,0)に、マウス座標系の最大値Pme=(8000,5000)を画面表示座標系の最大値Poe=(1920,1200)に割り当てている。
これに対し、例えば、タブレット端末10の画面の解像度によっては、図8に示すように、画面の端に所定の幅を持つ黒帯BKが表示されることがある。このような場合、表示画面において、ペン先の接触位置にマウスカーソルを表示させるためには、OS60の画面表示座標系に合わせて、信号変換部53がマウス座標系を調整する必要がある。
すなわち、図8に示すように、センサー領域が有効表示領域DPと一致していない場合、センサー座標系は、センサー領域の左上隅を原点Pw0=(0,0)とする一方で、OS60の画面表示座標系は、図8における有効表示領域DPの左上隅を原点Po0=(0,0)とする座標系となり、センサー座標とは原点の異なる座標系となる。この場合、信号変換部53を用いて、マウス座標系をOS60の画面表示座標系に合わせて調整する必要がある。
例えば、図8に一例を示すように、本来の解像度が1920×1200のタッチパネルディスプレイ12に対して、解像度1200×1200の表示を設定した場合を想定する。この場合、センサー座標系は画面表示とは独立しており、画面表示とは関係なく不変なので、センサー座標系の原点Pw0=(0,0)はセンサーの左上隅のままで、またセンサー座標系の最大値Pwe=(24000,15000)はセンサーの右下隅のままである。また、OS60の画面表示座標系は、有効表示領域DPに合わせてOS60が設定するため、有効表示領域DPの左上隅が画面表示座標系の原点Po0=(0,0)となり、DP右下隅が画面表示座標系の最大値Poe=(1200,1200)となる。画面の解像度設定が変更された際に、表示情報受信SW61がこれを検出し、表示情報受信HW62を通じて画面の表示情報が信号変換部53に伝えられる。これに伴い信号変換部53は、マウス座標系の原点Pm0を画面表示座標系の原点Po0と同じ位置に設定し、併せてマウス座標系の最大値Pmeを画面表示座標系の最大値Poeと同じ位置に設定する。この時、Pmeの値は信号変換部53により任意に、例えばPme=(8000,5000)と設定される。
このとき、例えば図8に示すように、有効表示領域DP以外の黒帯BKの領域であるセンサー座標系の座標Pw=(0,7500)において電子ペン15の接触位置が検出された場合、信号変換部53は、この座標Pwがマウス座標系に対応する位置か否かを判定する。そして、図8に例示されるように、マウス座標系に対応しない場合には、マウス入力信号を生成しない。すなわち、この場合には、OS60にマウス入力信号(HIDレポート)を出力しないこととなる。
一方、図9に示すように、有効表示領域DP内のセンサー座標Pw=(3750,7500)において電子ペン15の接触位置が検出された場合、信号変換部53は、この座標Pwがマウス座標系に対応する位置か否かを判定し、対応する場合には、マウス座標系に基づいて座標Pw=(3750,7500)を変換する。これにより、座標Pw=(3750,7500)に対応する座標としてPm=(0,2500)が得られる。そして、このマウス座標系に基づく座標Pm=(0,2500)を含むマウス入力信号を生成し、OS60に出力する。OS60は、マウス入力信号に含まれる座標Pm=(0,2500)に対応する画面表示座標系の座標(0,600)にマウスカーソルを表示させる。これにより、図9に示すように、電子ペン15の接触位置にマウスカーソルを表示させることができる。
また、タブレット端末10の画面表示方向に起因して、OS60の画面表示座標系は変更される。例えば、図6に示されるように横向き画面を表示していたタブレット端末10が図10に示されるように縦向き画面を表示するようにz軸周りに90°回転させられた場合を想定する。この場合、OS60の画面表示座標系は、横向きに配置されていた状態から90°回転することとなり、画面左上隅の座標が原点Po0=(0,0)とOS60によって設定され、タブレット端末10の長手方向にY軸が、長手方向に直交する方向にX軸が設定される。また、この座標系において、右下隅の座標は、Poe=(1200,1920)とされる。この画面表示座標系の変更を、表示情報受信SW61が検出し、表示情報受信HW62を通じて画面の表示情報が信号変換部53に伝えられる。これに伴い信号変換部53は、マウス座標系の原点Pm0=(0,0)を画面表示座標系の原点と同じ画面左上隅に設定し、同様にマウス座標系の最大値Pme=(8000,5000)を画面表示座標系の最大値Poe=(1200,1920)と設定する。ここで、OS60の画面表示座標系とマウス座標系とはアスペクト比が異なるが、OS60は画面全体にマウスカーソルの移動範囲を設定するため、画面表示座標系とマウス座標系の原点、およびそれぞれの座標系の最大値の位置とが一致していれば、アスペクト比の違いはOS60内で適切に処理される。
これにより、例えば、電子ペン15によるペン接触があった場合、例えば、一例として、表示画面の中心に電子ペン15の接触位置が検出された場合には、信号変換部53は、マウス座標系に基づいて座標を変換し、Pm=(4000,2500)を得る。そして、このマウス座標系に基づく座標Pm=(4000,2500)を含むマウス入力信号を生成し、OS60に出力する。OS60は、マウス入力信号に含まれる座標Pm=(4000,2500)に対応する座標Po=(600,960)にマウスカーソルを表示させる。これにより、図10に示すように、電子ペン15の接触位置にマウスカーソルを表示させることができる。
上記のような座標変換が信号変換部53によって行われることにより、図11に示すように、表示画面上でダイレクトマウスモードに設定された電子ペン15によってファイルを選択し、移動させる操作が行われた場合には、ペン先にマウスカーソルが表示され、ペン先の移動とともにマウスカーソル及び選択されたファイルが移動することとなる。これにより、図12に示されるようなペン先と異なる位置にマウスカーソルが表示される、従来の相対座標モードを採用する擬似マウス入力に比べて、ユーザはより直感的に、電子ペン15を用いたダイレクトマウス操作を行うことが可能となる。
次に、タブレット端末10の入力制御処理の処理手順の一例について、図13を参照して説明する。図13は、タブレット端末10の入力制御処理の処理手順の一例を示したフローチャートである。以下に示す入力制御処理は、例えば、信号変換処理用ハードウェア34が所定プログラムを実行することにより実現される。
まず、ユーザが電子ペン15を把持し、入力操作を行うべく電子ペン15をタッチパネルディスプレイ12の表示画面上に接触させると、ペンセンサ32によってペン接触が検出され(SA1:YES)、ペン先の座標位置が検出される(SA2)。続いて、電子ペン15の設定モードがダイレクトマウスモードであるか否かが判定される(SA3)。ステップSA3において、ダイレクトマウスモードでないと判定された場合には、ペン入力信号を生成してOS60に出力し(SA4)、ステップSA1に戻る。
一方、ダイレクトマウスモードである場合には(SA3:YES)、表示情報に基づいて入力信号を変換し、マウス入力信号を生成する(SA5)。これにより、ペン先の座標位置がOS60の認識している座標系に応じた座標位置に変換される。続いて、ペン先の座標位置が有効表示領域内であるか否かを判定し(SA6)、有効表示領域内であれば(SA6:YES)、マウス入力信号をOS60に出力し(SA7)、ステップSA1に戻る。一方、ステップSA6において、ペン先の座標位置が有効表示領域内でない場合には(SA6:NO)、マウス入力信号をOS60に出力することなく、ステップSA1に戻る。
以上説明してきたように、本実施形態に係るタブレット端末10及びその入力制御方法によれば、電子ペン15がダイレクトマウスモードに設定されている場合には、信号変換処理用ハードウェア34からOS60に対してマウス入力信号が出力されることとなる。このマウス入力信号は、センサー座標系で検出されたペン先の座標位置が信号変換部53によるマウス座標系での調整を通じてOS60の認識する座標系、換言すると、OS60の画面表示座標系に原点と最大値の位置が一致するように変換されているため、OS60が入力されたマウス入力信号に基づいてペン先の位置にマウスカーソルを表示させることが可能となる。このように、ダイレクトマウスモードでは、図11に示すように、ペン先の位置にマウスカーソルが表示されるので、ユーザは違和感なく、直感的に電子ペン15を操作させることにより、所望のマウス入力を行うことが可能となる。また、電子ペンにダイレクトマウス機能とペン機能とを持たせることにより、機能切替を容易に行うことができ、入力操作を円滑に行うことが可能となる。
次に、本発明の第2実施形態に係るタブレット端末10及びその入力制御方法について図面を参照して説明する。
なお、本実施形態においては、第1実施形態と同一の構成については共通の符号を付すとともに説明を省略し、異なる点について主に説明する。
図14は、本実施形態に係るタブレット端末10のハードウェア構成を示す概略図である。図14に示すように、本実施形態のタブレット端末10は、信号変換処理用ハードウェア34が省略され、信号変換処理用ハードウェア34によって行われていた処理をセンサ信号処理回路33´が実行する構成とされている点が上記第1実施形態と異なる。
図15は、本実施形態に係るタブレット端末10が備える各種機能のうち、入力制御機能について説明するための機能ブロック図である。図15に示されるように、センサ信号処理回路33´は、仮想マウスデバイス56を実現するためのハードウェア及びファームウェアを備えている。仮想マウスデバイス56は、いずれもセンサ信号処理回路33´のプロセッサがプログラム(例えば、ファームウェア)を実行することにより実現される。
仮想マウスデバイス56は、入力受付部51、モード判定部52、及び信号変換部53の機能を備えている。これにより、電子ペン15の設定モードがペンモードの場合には、センサ信号における座標変換処理は行われることなく、ペン入力信号(例えば、ペンのHIDレポート)がOS60に出力され、電子ペン15の設定モードがダイレクトマウスモードの場合には、ペンセンサ32から入力されたセンサ信号は、マウス座標系の座標を調整した後に仮想マウスデバイス56に出力される。
すなわち、ペンセンサ32から入力されたセンサ信号は、仮想マウスデバイス56において、OS60の画面表示座標系に応じたマウス座標系の座標位置に変換される等の所定の処理が行われ、マウス入力信号が生成される。なお、このマウス入力信号を生成する手法については、第1実施形態と同様である。
そして、マウス入力信号(例えば、マウスのHIDレポート)が、仮想マウスデバイス56からOS60に出力される。このように、電子ペン15にダイレクトマウスモードが設定されていた場合には、ダイレクトマウス操作に対応するマウス入力信号がセンサ信号処理回路33´によって生成され、OS60に出力されるので、OS60はマウス入力信号に応じた処理を実行することにより、電子ペン15によるダイレクトマウス操作を実現させることが可能となる。
また、仮想マウスデバイスをOS60上で動くフィルタドライバソフトウェアで実現することも可能である。この場合、フィルタドライバは表示情報受信SW61から受け取った画面表示情報とペンのモード設定に基づき、ペン信号をそのままOS60に出力する、またはペン信号を座標の調整後にマウス信号にとしてOS60に出力する。
また、本実施形態に係るタブレット端末10によれば、表示画面が1つの場合だけでなく、例えば、外部表示装置として少なくとも1つの外部表示装置が接続された場合においても、電子ペン15によるダイレクトマウス操作を実現することが可能である。例えば、図16に示すように、第2実施形態に係るタブレット端末10に対し、ペンセンサを有していない外部表示装置70が接続された場合を想定する。この場合、タブレット端末10の表示画面の左上隅に原点Pm0=(0,0)を設定し、右下隅に座標Pme´=(4000,5000)を設定する。すなわち、タブレット端末10の表示画面と外部表示装置70の表示画面とをつなぎ合わせた表示画面全体の右下隅に仮想的に座標Pme=(8000,5000)を設定し、このx座標を半分とした座標Pme´=(4000,5000)をタブレット端末10の右下隅の座標に設定する。そして、電子ペン15の入力があった場合には、仮想マウスデバイス56の信号変換部53が、電子ペン15による入力座標をマウス座標に基づく座標に変換し、変換後の座標を含むマウス入力信号をOS60に出力する。これにより、図16に示すように、例えば、タブレット端末10の表示画面において、電子ペン15の接触座標にマウスカーソルを表示させることが可能となる。
また、例えば、外部表示装置70がタブレット端末10と同様にペン先の座標位置を検出するためのペンセンサを実装している場合は、同様の座標変換を行うことにより、外部表示装置70においてもダイレクトマウス操作を実現することが可能となる。この場合には、センサ信号には表示装置のID情報が入力される。これにより、どの表示画面のどの座標位置にペン先が接触したのかをセンサ信号処理回路33´に通知することができる。
このように、外部表示装置70が接続された場合でも、センサ信号処理回路33´の仮想マウスデバイス56は、外部表示装置70も含めた表示情報に基づいて、ペンセンサ32から通知されたセンサー座標系における座標位置をマウス座標を用いてOS60の画面表示座標系に応じた座標位置に変換する。この結果、タブレット端末10に外部表示装置が接続された場合も、対応する表示画面上において電子ペン15によるダイレクトマウス操作を実現することが可能となる。
以上、本発明について、各実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上述した実施形態及び変形例として記載した技術範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態及び変形例に多様な変更又は改良を加えることができ、該変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記実施形態及び各種変形例を適宜組み合わせた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
また、上記実施形態で説明した入力制御処理の処理の流れも一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよい。
10 :タブレット端末
12 :タッチパネルディスプレイ
15 :電子ペン
24 :通信部
30 :LCD
32 :ペンセンサ
33 :センサ信号処理回路
33´ :センサ信号処理回路
34 :信号変換処理用ハードウェア
40 :MPU
41 :モード切替ボタン
42 :圧力センサ
43 :通信部
44 :電源回路
50 :表示情報取得部
51 :入力受付部
52 :モード判定部
53 :信号変換部
55 :フィルタドライバ
56 :仮想マウスデバイス
61 :表示情報送信ソフトウェア
62 :表示情報受信ハードウェア
BK :黒帯
DP :有効表示領域

Claims (5)

  1. 表示画面上のペン先の位置にマウスカーソルが表示されるダイレクトマウスモードを含む複数のモードが割り当て可能とされ、ダイレクトマウスモードと他のモードとが切り替え可能に構成されたペン型の入力デバイスに適用可能な情報処理装置であって、
    前記入力デバイスの接触位置情報を含む入力信号を受け付ける入力受付部と、
    前記表示画面に関する表示情報を取得する表示情報取得部と、
    前記入力デバイスの設定モードを判定するモード判定部と、
    前記入力デバイスの設定モードがダイレクトマウスモードである場合に、前記入力受付部によって受け付けられた入力信号を前記表示情報に基づいてマウス入力に応じた入力信号に変換し、マウス入力信号としてオペレーションシステムに出力する信号変換部と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記表示情報取得部は、画面解像度に関する情報及び表示画面の回転方向に関する情報を含む情報を前記表示情報として取得する請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記表示情報取得部は、常駐プログラムとして実装されるソフトウェアによって実現される請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記信号変換部は、前記表示情報を用いて、前記入力受付部によって受け付けられたセンサー座標系におけるペン先の座標位置を前記表示画面上の有効表示領域に応じた座標系に対する座標位置に変換し、変換後の座標位置を含む前記マウス入力信号を前記オペレーションシステムに出力する請求項1から3のいずれかに記載の情報処理装置。
  5. 表示画面上のペン先の位置にマウスカーソルが表示されるダイレクトマウスモードを含む複数のモードが割り当て可能とされ、ダイレクトマウスモードと他のモードとが切り替え可能に構成されたペン型の入力デバイスに適用可能な情報処理装置の入力制御方法であって、
    前記入力デバイスの接触位置情報を含む入力信号を受け付ける工程と、
    前記表示画面に関する表示情報を取得する工程と、
    前記入力デバイスの設定モードを判定する工程と、
    前記入力デバイスの設定モードがダイレクトマウスモードである場合に、前記入力デバイスから受け付けた入力信号を前記表示情報に基づいてマウス入力に応じた入力信号に変換し、マウス入力信号としてオペレーションシステムに出力する工程と、
    を有する情報処理装置の入力制御方法。
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