JP2018032428A - タッチ操作機能付表示装置およびタッチ入力の識別方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】入力操作に係るモードおよび電子ペンによる入力をユーザに違和感を与えないように制御できるタッチ操作機能付表示装置。
【解決手段】ペンタッチ操作および指タッチ操作を識別可能に検出するタッチ入力デバイスと、タッチ入力デバイスによる検出がペンタッチ操作か指タッチ操作かを判定する処理を行いかつペンタッチ操作を無視する指専用モード、指タッチ操作を無視するペン専用モードおよびペンタッチ操作と指タッチ操作とを受付ける指・ペンモードのユーザによる選択を受付ける処理部と、
操作用の電子ペンが接続されたときにその電子ペンからの信号を受けるペン接続部とを備え、電子ペンは前記タッチ入力デバイスを介したペンタッチ操作のほかにペン接続部を介した操作指示を入力し得るものであり、
処理部は、電子ペンの入力時または接続時における各モードの選択状態に応じて、電子ペンの入力を受け付けるか否かを判定するタッチ操作機能付表示装置。
【選択図】図5

Description

この発明は、タッチ操作機能付表示装置に関し、より詳細には指およびペンによるタッチ操作を識別できるタッチ入力デバイスを有しかつ電子ペンを接続可能な表示装置に関する。
近年、スマートフォンやタブレット型の情報処理装置(いわゆるタブレット端末やタブレットPC等)が知られている。あるいはさらに大画面の表示装置であって、一体型あるいはデスクトップコンピュータ本体に接続され例えばデスク上に置かれてユーザの指によるタッチ操作を受付ける表示装置(以下、タッチディスプレイともいう)が知られている。これらの装置は表示画面上で指によるフリック(ページめくり)、スクロール、ピンチ(ズーム)や回転などの操作を行う態様が一般的である。このような指による操作をこの明細書で「指タッチ操作」と呼ぶ。
指タッチ操作は道具を用いず操作ができ簡便な操作方法である。しかし、細かな位置指定には適していない。これに対して例えば手書き文字入力やフリーハンドの描画には細い先端部を有するペン状のものを用いた操作(以下、この明細書で「ペンタッチ操作」と呼ぶ)が適している。紙とペンを用いた筆記方法に近い操作方法である。
また、単に細い先端形状を有するだけでなく操作指示を与える操作ボタンや筆圧センサなどを有する電子ペンを接続可能なものもある。
指タッチ操作とペンタッチ操作とはそれぞれに向き不向きがあり、いずれか一つが他を完全に置換できるものでなくむしろ補完的な関係にあるといえる。例えば、ペンタッチ操作は、座標の入力、その入力座標に基づく、線、文字などの入力に適している。一方、指タッチ操作はページ捲り、図形の拡大縮小に適している。
指タッチ操作やペンタッチ操作を受付けるタッチ入力デバイスとして従来は、静電容量方式のタッチパネルが多用されている。静電容量方式のタッチパネルは抵抗膜方式や赤外線方式をはじめとする他の方式に比べて安価な構成でマルチタッチを検出できるという利点がある。
電子ペンと指とを対等に使い分けて並行して使用することができる電子ペンシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。それによると、制御装置は、位置検出装置から位置検出情報を取得した際に、その位置検出情報が電子ペンおよび指のいずれによるものかを判別する指示物判別部と、電子ペンによるタッチ操作に応じて所定のペン入力処理を行なう第1の制御部と、指のタッチ操作に応じて所定の指入力処理を行なう第2の制御部とを備え、第1の制御部のペン入力処理と第2の制御部の指入力処理とを並行して実行させるようにする。
上記文献には電子ペンによるタッチ操作と指のタッチ操作の2つの操作モードを入力することについては記載されているものの、電子ペンの接続を検出したときの処理と操作モードとの関係については示されていない。
また、タッチモードの切換に関して、指より小さい接触領域のパッシブペンによるパッシブな接触方法に存在する接触検知の感度不足を補うためのアクティブな信号を放射するアクティブペン(電子ペン)に対応し、タッチパネルを制御するタッチパネル制御システムが提案されている(例えば特許文献2参照)。
詳細には、アクティブペンのボタンあるいはソフトウェアインターフェイスによりパッ
シブペン(ペン先が尖った汎用のスタイラスペン)とアクティブペンのユーザによる手動切替えに対応した制御システムである。当該制御システムは、デフォルト設定ではパッシブペンとしてのタッチモードであるパッシブタッチモードを選択し、アクティブタッチペンがタッチパネルに接触しようとすると、アクティブペンとしてのタッチモードであるアクティブタッチモードに自動的に切替える。さらに、アクティブタッチペンがタッチパネルから離れた後、所定時間が経過したときにパッシブタッチモードの設定へ自動的に戻す。
特開2011−143557号公報 特開2013−58198号公報
ペンを用いてユーザがタッチディスプレイに手書き文字入力する場合、紙とペンを用いる従来の筆記方法に近い操作方法が自然である。その場合、タッチディスプレイにペン先と掌や手首とが同時にタッチする状態が生じる。
特に小さな文字を入力する場合、我々は掌や手首をタッチディスプレイ上に置いてペンを安定させた状態でペン先を移動させて軌跡を描く。そうするとタッチパネルは、掌や手首のタッチとペン先のタッチとを同時に検出することになる。この操作はマルチタッチによるズームや回転等の操作との判別がむずかしい。
そこで、ペンタッチ操作と指タッチ操作とを受付ける指・ペンモードのほかに、指タッチ操作を受付けてペンタッチ操作を無視する指専用モード、ペンタッチを受付けて指タッチ操作を無視するペン専用モードの各種タッチモードを設けるものがある。ユーザは自らの意志で何れか一つのタッチモードを選択し、必要に応じてタッチモードを切替えて入力を行う。例えば、細かな文字の手書き入力を行うとき、ユーザはペン専用モードを選択したうえで電子ペンやペン先が尖った汎用のスタイラスペンを用いて文字を書けばよい。一方、文字入力の必要がないときは簡便な指タッチ操作を行うべく指専用モードまたは指・ペンモードを選択すればよい。
しかし、これらのタッチモードを設けたことに伴って、ユーザに違和感を与えないようにタッチモードを制御することが課題になる。さらに、操作に用いるペンとして汎用のスタイラスペンだけではなく電子ペンが使用可能なものは、電子ペンの操作ボタンによる操作指示をいつ有効にしていつ無効にするかについてもユーザに違和感を与えない制御が課題になる。
この発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであって、入力操作に係るモードおよび電子ペンによる入力をユーザに違和感を与えないように制御できるタッチ操作機能付表示装置を提供するものである。
この発明は、ペンタッチ操作および指タッチ操作を識別可能に検出するタッチ入力デバイスと、前記タッチ入力デバイスによる検出がペンタッチ操作か指タッチ操作かを判定する処理を行いかつペンタッチ操作を無視する指専用モード、指タッチ操作を無視するペン専用モードおよびペンタッチ操作と指タッチ操作とを受付ける指・ペンモードのユーザによる選択を受付ける処理部と、操作用の電子ペンが接続されたときにその電子ペンからの信号を受けるペン接続部とを備え、前記電子ペンは前記タッチ入力デバイスを介したペンタッチ操作のほかに前記ペン接続部を介した操作指示を入力し得るものであり、前記処理部は、前記電子ペンの入力時または接続時における前記各モードの選択状態に応じて、前
記電子ペンの入力を受け付けるか否かを判定することを特徴とするタッチ操作機能付表示装置を提供する。
この発明において、処理部は指・ペンモードが選択されかつ指タッチ操作を受付けている期間および指専用モードが選択されている期間は前記電子ペンによる入力を無視し、ペン専用モード中および指・ペンモード中に前記電子ペンが接続された後は前記電子ペンによる入力を受付けるが、指専用モード中は前記電子ペンが接続されても前記電子ペンによる入力の無視を継続するので、入力操作に係るモードおよび電子ペンによる入力をユーザに違和感を与えないように制御できる。
特に近年の情報処理装置はいわゆるプラグ・アンド・プレイの機能が普及し、電子ペン等の入力機器が接続されるとその接続に応答して入力操作を切替えることは当然のこととしてユーザに受け入れられるものと予想される。しかし、モード選択の操作はユーザの意図が明白であるのに対して、機器の接続はユーザがその機器の即時使用を意図したものが明白であるとまではいえず、単に準備のための接続であるかもしれない。このような一種の曖昧さを伴う事象についてはユーザに違和感を与えない制御が好ましいところ、この発明によれば入力操作に係るモードおよび電子ペンによる入力がユーザに違和感を与えないように制御される。
この発明のタッチ操作機能付表示装置の一例を示す外観図である。 この発明のタッチ操作機能付表示装置の使用状態の一例を示す説明図である。 この発明のタッチ操作機能付表示装置の異なる使用状態の一例を示す説明図である。 図3に示すように略水平に置かれた状態にある表示装置にペンを用いて操作を行う様子を示す説明図である。 この発明のタッチ操作機能付表示装置の電気的構成を示すブロック図である。 この発明のタッチ操作機能付表示装置に表示されるメニュー画面および状態表示の一例を示す説明図である。 この発明の実施形態において、ユーザーインターフェイス処理部が実行する処理の流れを示す第1のフローチャートである。 この発明の実施形態において、ユーザーインターフェイス処理部が実行する処理の流れを示す第2のフローチャートである。
以下、図面を用いてこの発明をさらに詳述する。なお、以下の説明は、すべての点で例示であって、この発明を限定するものと解されるべきではない。
(実施の形態1)
まず、この発明のタッチ操作機能付表示装置の外観例と使用例について述べる。
図1は、この発明のタッチ操作機能付表示装置の一例を示す外観図である。(a)は表示面に対して正面、左側方および上方から見た三面図であり、(b)はフラップが立てられて水平面におかれた状態を示す側面図である。
図1に示すように、表示装置11は、表示部13とそれを囲むベゼル15、背面カバー17を備えており、背面カバー17の一部には格納式のフラップ19が形成されている。フラップ19を背面カバー17から起こして立てると、図1(b)に示すように表示部13の奥側が手前側よりも高い状態で水平面に置くことができる。
また、右側面には電源/メニューボタン21が配置されており、電源オフ状態のときに押されると電源オン状態に遷移する。電源オン状態にあるときベゼル15の右下隅にある電源ランプ23が点灯する。電源オン状態のときに約2秒長押しされると電源オフ状態に遷移する。電源オフ状態になると電源ランプ23が消灯する。
さらに、電源オン状態で電源/メニューボタン21が短い期間(約1秒以内)押されると、表示装置11の設定を行うためのメニュー画面(図6参照)が表示部13に表示される。メニュー画面が表示された状態で短い期間押されると、メニュー画面が消える。
表示装置11は、表示内容を制御し記憶するコンピュータ本体を内蔵したいわゆるタブレット端末あるいは配信されるコンテンツを受信する受信部を内蔵したスマートテレビであってもよいし、外部のコンピュータ本体に有線あるいは無線で接続されたコンピュータディスプレイであってもよい。
図2は、図1の表示装置11の使用状態の一例を示す説明図である。図2に示す使用状態は、伝統的なデスクトップコンピュータの周辺機器としての使用形態である。ただし、タッチ操作機能付のディスプレイ装置としての使用形態である。コンピュータ本体31、キーボード33、マウス35と組合せて用いられ、オペレータがデスクに向かって座った状態で見やすいようにスタンド37にセットされ、表示面が垂直からやや後方に傾いた角度にある。
図3は、図1の表示装置11の異なる使用状態の一例を示す説明図である。図3に示すように、例えばテーブルを介して対面する相手との間に表示装置11を略水平な状態で置いて資料等を表示させ、指タッチでズームやページ送り等の操作を行いつつ説明を行う使い方である。
図4は、図3に示すような略水平な状態にある表示装置11にペン41を用いて操作を行う様子を示す説明図である。ペン41は、電子ペンであってもよいし汎用のスタイラスペンであってもよい。手書き文字入力を行う場合ユーザは、手43の手首や掌を表示部上に置いた状態でペン41のペン先を表示部上で移動させる。このときタッチパネルはタッチ面積の大きい手43とタッチ面積の小さいペン41のタッチを同時に検出する。手書き文字入力を正しく検出するためには、手43のタッチを無視してペン41のタッチを検出することが必要である。
図5は、図1に示す表示装置11の電気的構成を示すブロック図である。図5に示すように、表示装置11は、タッチ入力デバイスとしての静電容量型のタッチパネル51、液晶表示パネルを用いた表示部13、ペン41からの信号が接続されるペン接続部55および複数のマイクロコンピュータなどで構成される処理部63を含む。
図5に示すペン41は、ペン先の尖った単なるスタイラスペンではなく表示装置11へ信号を送る電子ペンである。ペン接続部55の具体的態様としてはUSB(Universal Serial Bus)の規格に基づいて表示装置11と信号をやり取りするものである。ただし、ペン接続部55の態様はUSBに限らず、他の規格や独自のものであってもよい。さらに、有線に限らず、例えばBluetooth(登録商標)等の規格に基づく無線による接続であってもよい。また、図5にペン41の詳細を図示していないが、ペン41は、ユーザの操作指示を受付けるための操作ボタンを有しており、その操作ボタンが受付けた操作の信号は、ペン接続部55を介して処理部63に伝達される。
処理部63は、タッチ入力制御部53、操作処理部57、ユーザーインターフェイス処理部59および映像処理部61からなる。
タッチ入力制御部53は、タッチパネル51を制御してタッチ入力の検出を行う。
操作処理部57は、タッチ入力制御部53により検出されたタッチ操作とペン接続部55が受けた操作指示に基づいて入力操作に係る処理を行う。入力操作の内容に応じてソース機器65およびユーザーインターフェイス処理部59に操作を知らせる。
ユーザーインターフェイス処理部59は、表示装置11の設定や操作モードに関する処理を行う。
映像処理部61は、ソース機器65から受けた表示内容を表示部13に表示させる処理を行う。また、ユーザーインターフェイス処理部59から受けた表示装置11のメニュー画面および状態表示を表示部13に表示させる処理を行う。
また、図5に図示していないが、ソース機器65から音声信号を受けて処理し、音声信号を出力する音声信号回路やスピーカーを備えていてもよい。
ハードウェア構成としては、例えばタッチ入力制御部53および操作処理部57の機能をそれぞれ独立したマイクロコンピュータに割り当て互いにデータをやり取りしながら処理を行わせてもよい。さらに、ユーザーインターフェイス処理部59と映像処理部61とをマイクロコンピュータを含む映像処理用の集積回路で構成してもよい。
さらに詳細な処理を述べる。
タッチ入力制御部53として処理を行うマイクロコンピュータ(タッチコントロールマイコン)は、タッチパネル51とのインターフェイス回路を介してタッチパネル51の容量センス値を取得する。そして、容量センス値の瞬時的な変動(ノイズ)を除去する。さらに、タッチ操作を検出したときタッチの位置およびタッチ面積を得、さらにタッチ面積の大きさを予め定められた閾値と比較して指タッチとペンタッチを判定する。そして、指・ペンモードにおいて例えば図4に示すような操作によって指タッチ操作とペンタッチ操作がほぼ同時に検出された場合に先にペンタッチ操作が検出された場合はペンタッチ操作を優先し後から検出された指タッチ操作を無視する処理を行う。逆に先に指タッチ操作が検出された場合は後から検出されたペンタッチ操作を無視する。
そして、タッチ操作に係るデータを予め定められた様式に従って生成し、操作処理部57へ送る。予め定められた様式のデータとは、例えば、ソース機器65で稼働するオペレーティングシステムで定められた様式のタッチ操作に係るデータである。
操作処理部57として処理を行うマイクロコンピュータ(USBコントロールマイコン)は、タッチ入力制御部53から送られるタッチ操作に係るデータおよびペン接続部55から送られる操作指示を受けてそれらの操作を整合させあるいは調停する処理を行う。そして、操作の内容に応じてソース機器65およびユーザーインターフェイス処理部59へ操作情報を出力する。入力操作が、表示装置11のメニュー画面(詳細は後述する)に対する操作であればユーザーインターフェイス処理部59へ操作情報を出力し、それ以外の操作であればソース機器65へ出力する。
ユーザーインターフェイス処理部59および映像処理部61としての処理を行う映像処理用の集積回路(スケーラー)は次の処理を行う。
まず、ユーザーインターフェイス処理部59としてオンスクリーンディスプレイ(OSD表示とも呼び、表示装置11のメニュー画面および状態表示を指す)を表示部13に表示させる処理を行う。そして、前記メニュー画面に対する操作として操作処理部57から送られる操作情報を受けて表示装置11のタッチモードの切替え、OSD表示の更新やその他の処理を行う。
また、スケーラーは、映像処理部61としてソース機器65から送られる映像信号のキャプチャリングを行い、スケーリング処理、3×3Matrix処理(画質処理)、γ処理等映像信号に係る処理を行う。
さらに、ソース機器65とのケーブル接続の検出とそれに応答した入力切換の処理、映
像信号のタイミング制御処理、表示部13のバックライト制御等を行う。
また、スケーラーは、ソース機器65から送られる音声信号に係る処理を行ってもよい。
表示部13は、例えば液晶表示パネルや有機EL表示パネルなどを用いた表示デバイスである。
図5に示す表示装置11には、外部のソース機器65が接続される。表示部13に表示させるコンテンツは主にソース機器65が提供する。ソース機器65の具体的な態様の典型例としては図2に示すコンピュータ本体31が挙げられる。ただし、この発明の表示装置は図5の態様に限るものでなく、ソース機器65に相当する機能を内蔵していてもよい。
図6は、ユーザーインターフェイス処理部59が表示部13にOSD表示させるメニュー画面および状態表示の一例を示す説明図である。(a)は、電源オン状態で電源/メニューボタン21が押されたことに応答してユーザーインターフェイス処理部59が表示部13に表示させるメニュー画面の例であり、(b)は、メニュー画面により設定された表示装置11の状態を表示する状態表示の例である。
図6(a)に示すように、ユーザーインターフェイス処理部59は、メニュー画面として7種類のアイコンを表示部13に表示させる。左端から順に設定アイコン25a、入力切替アイコン25b、音量アイコン25c、ローテートアイコン25d、指専用モードアイコン25e、ペン専用モードアイコン25fおよび指・ペンモードアイコン25gである。
設定アイコン25aがタッチされると、それに応答してユーザーインターフェイス処理部59は、表示装置11の設定を行う下位の設定メニューアイコンを表示部13に表示させてユーザによる設定を受付ける。設定メニューの具体例としては、表示部13のコントラスト等の画質調整、バックライトの明るさ調整、メニュー画面にアイコンと共に表示させる言語の選択などがある。
入力切替アイコン25bがタッチされると、それに応答してユーザーインターフェイス処理部59は、ソース機器65からの信号入力先を切替える。信号入力先としては、図5に図示していないが、例えばHDMI(登録商標)端子とDisplayPort端子が選択可能である
音量アイコン25cがタッチされると、それに応答してユーザーインターフェイス処理部59は、図示しないスピーカーやヘッドホン出力端子の音量を調整する。
ローテートアイコン25dがタッチされると、それに応答してユーザーインターフェイス処理部59は、表示部13の画面表示を180°回転させる。これは、図3に示すように
対面して使用するときに説明者が画面設定を行った後相手方に見せるときに使用する。画面を180°回転させているときユーザーインターフェイス処理部59は、図6(b)に示
すローテートマーク27を表示部13に表示させる。再度ローテートアイコンがタッチされると、それに応答してユーザーインターフェイス処理部59は、表示部13の画面表示を元の状態に戻してローテートマーク27を消す。
指専用モードアイコン25e、ペン専用モードアイコン25fおよび指・ペンモードアイコン25gの何れかのアイコンがタッチされると、それに応答してユーザーインターフェイス処理部59は、タッチされたアイコンに対応するタッチモードへの切替えを行う。そして、選択されたタッチモードに対応するタッチマーク26を表示部13に表示させる。図6(b)は指・ペンモードが選択されて指・ペンマークが表示された状態を示しているがそれは一例であり、ユーザーインターフェイス処理部59はペン専用モードが選択されているときはペン専用マーク、指専用モードが選択されているときは指専用マークをそ
の位置に表示させる。
≪電子ペンの接続によるペンタッチ操作および操作指示の受付け≫
ユーザは図6(a)に示すメニュー画面の指専用モードアイコン25e、ペン専用モードアイコン25fおよび指・ペンモードアイコン25gをタッチすることによって手動でタッチモードを選択することができる。
それとは別に、ユーザーインターフェイス処理部59は、ペン接続部55にペン41が接続されたときにタッチモードを切替える処理を行う。ペン接続部55へのペン41の接続はユーザによって行われる操作であるため、そこにユーザの意志があると考えるのは合理的である。ペン41がペン接続部55に接続されたことは、ペン41を使用するというユーザの意志の表われと考えられる。ただし、ペン接続部55への接続がペン41の即時使用の意志と考えるのはやや早計であるといえる。使用の準備かもしれないし、誤って接続が外れたのを単に元の状態に戻しただけかもしれない。特に、無線の場合は周囲の電波環境等に起因して一時的に接続が途切れることもあり得る。
そこで、この実施形態でユーザーインターフェイス処理部59は、ペン専用モード中および指・ペンモードが選択されているときにペン41がペン接続部55に接続された後はペン41による入力を受付けるが、指・ペンモードが選択されかつ指タッチ操作を受付けている期間はペン41による入力を無視する。いま、指タッチ操作を受付けているということは、ユーザが指タッチ操作を行う意志があると考えられる。よって、指タッチ操作の受付けを優先させるのである。さらに、指専用モードが選択されている期間は、ペン41による入力を無視する。指専用モードは、メニュー画面の指専用モードアイコン25eをユーザがタッチした結果であるので、そのユーザの意志を優先させるのである。ここで、ペン41による入力とは、タッチパネル51を介したペンタッチ操作の入力およびペン接続部55を介した操作指示の入力である。
また、ユーザーインターフェイス処理部59は、指・ペンモードが選択されているときにペン41がペン接続部55に接続された後はその接続に応答してタッチモードをペン専用モードに切替える。図4に示すような水平置き状態でペン41を用いて手書き文字入力を行う場合ユーザは、手43の手首や掌を表示部上に置いた状態でペン41のペン先を表示部上で移動させる。手書き文字入力を正しく検出するためには、手43のタッチを無視してペン41のタッチを検出することが必要であるところ、指・ペンモードではタッチ入力制御部53が手首や掌のタッチを先に検出してしまうと、ペンタッチ操作を無視してしまうからである。
一方、指専用モードが選択されているときにペン41がペン接続部55に接続された後は、ユーザーインターフェイス処理部59は、タッチモードをペン専用モードに切替えることはせずに指専用モードを継続する。指専用モードは、メニュー画面の指専用モードアイコン25eをユーザがタッチした結果であるので、そのユーザの意志を優先させるのである。なお、ペン専用モード中にペン41がペン接続部55に接続された後はペン専用モードを継続する。
なお、表示装置11が、図3のような水平置きの状態かあるいは図2のような縦置きの状態かを検出する手段をさらに備え、水平置きの場合でかつ指・ペンモード中に前記電子ペンが接続された後はその接続に応答してペン専用モードに切替えるようにしてもよい。そして、水平置きでない場合かつ指・ペンモード中に前記電子ペンが接続された後は指・ペンモードを継続するようにしてもよい。水平置きモードでない場合は、手首や掌を表示部上に置いた状態でペン41による手書き入力を行うことがあまりないと考えられ、また、手書き入力を行う場合でもペンタッチを先に検出することが多いと考えられるからであ
る。
≪ペン入力の受付およびタッチモード切り替えの処理≫
続いて、ユーザーインターフェイス処理部59が実行するペン入力の受付およびタッチモード切り替えの処理について説明する。
図7および図8は、この実施形態におけるユーザーインターフェイス処理部59が実行する処理のうちペン入力の受付およびタッチモード切り替えに関連する処理を抜粋してその流れを示すフローチャートである。指入力の受付けを含む他の処理は単純化のために省略している。以下、フローチャートに沿って処理を説明する。
ユーザーインターフェイス処理部59は電源オン状態に移行したら、現在のタッチモードに応じてペン入力許可フラグをセットまたはリセットする。ここで、タッチモードは電源オフ状態になっても保持されることを前提としている。また、ペン入力許可フラグは、タッチ入力制御部53に対してペン41の入力を受付けるか無視するかを指示するフラグである。ペン入力許可フラグがセットされた状態でタッチ入力制御部53はペン41の入力を受付ける。一方、ペン入力許可フラグがリセットされた状態でタッチ入力制御部53はペン41の入力を無視する。
電源オン後、ユーザーインターフェイス処理部59は、選択されているタッチモードがペン専用モードか否かを判断する(ステップS11)。ペン専用モードでなければ、指・ペンモードか否かを判断する(ステップS13)。ペン専用モードまたは指・ペンモードであれば、ルーチンはステップS15へ進んでペン入力許可フラグをセットし(ステップS15)、さらにステップS19へと進む。
一方、ペン専用モードでも指・ペンモードでもない場合(ステップS13のNo)、即ち、指専用モードであればルーチンはステップS17へ進み、ペン入力許可フラグをリセットし、さらにステップS19へと進む。
ステップS19でユーザーインターフェイス処理部59は、メニュー画面(図6(a)参照)を表示する要求があるか否かを調べる。要求がなければ(ステップS19のNo)、ルーチンは後述する図8のステップS41へと進む。
電源/メニューボタン21が押されてメニュー画面の表示要求がある場合(ステップS19のYes)、ユーザーインターフェイス処理部59は、表示部13にメニュー画面を表示させる(ステップS21)。
そして、ペン専用モードアイコン25fがタッチされた場合(ステップS23のYes)、ペン専用モードを選択し(ステップS25)、ペン入力許可フラグをセットした後(ステップS27)、ルーチンはステップS39へ進む。
ペン専用モードアイコン25fがタッチされなかった場合(ステップS23のNo)、続いて指・ペンモードアイコン25gがタッチされたかを調べる(ステップS29)。指・ペンモードアイコン25gがタッチされた場合(ステップS29のYes)、指・ペンモードを選択し(ステップS31)、ペン入力許可フラグをセットした後(ステップS27)、ルーチンはステップS39へ進む。
指・ペンモードアイコン25gがタッチされなかった場合(ステップS29のNo)、続いて指専用モードアイコン25eがタッチされたかを調べる(ステップS33)。指専用モードアイコン25eがタッチされた場合(ステップS33のYes)、指専用モードを選択し(ステップS35)、ペン入力許可フラグをリセットした後(ステップS37)、ルーチンはステップS39へ進む。なお、ここでメニュー画面の他のアイコンについてはタッチモードと関連がないので省略する。 何れのタッチモードの選択もされなかった場合(ステップS33のNo)、現在のタッチモードを維持したままでルーチンはステッ
プS39へ進む。
ステップS39でユーザーインターフェイス処理部59は、メニュー画面を終了する要求があるか否かを調べる。終了の要求は、電源/メニューボタン21が押されるか、メニュー画面に対する操作が何もないまま予め定められた期間(例えば、約10秒)が経過したことを契機に発生する。
メニュー画面終了の要求がなければ(ステップS39のNo)、ルーチンは前述のステップS23へ戻り、タッチモードの選択が行われたか否かのチェックを繰り返す。一方、メニュー画面終了の要求があると(ステップS39のYes)、ルーチンは図8のステップS41へ進む。
図8のステップS41でユーザーインターフェイス処理部59は、ペン接続部55にペン41が新たに接続されたか否かを調べる。ペン41の接続がなければ(ステップS41のNo)、ルーチンは後述するステップS53へ進む。
ペン41が新たに接続された場合(ステップS41のYes)、ユーザーインターフェイス処理部59は、現在のタッチモードがペン専用モードか否かを調べる(ステップS43)。ペン専用モードであれば、ペン入力許可フラグをセットする(ステップS45)。即ち、タッチ入力制御部53が以後のペン41からの入力を受付けるようにする。そして、タッチモードとしてペン専用モードを維持する(ステップS47)。その後、ルーチンはステップS53へ進む。
現在のタッチモードがペン専用モードでない場合(ステップS43のNo)、続いてユーザーインターフェイス処理部59は、現在のタッチモードが指・ペンモードか否かを調べる(ステップS49)。指・ペンモードであれば、ペン入力許可フラグをセットする(ステップS45)。即ち、タッチ入力制御部53が以後のペン41からの入力を受付けるようにする。なお、ユーザーインターフェイス処理部59は、指・ペンモードが選択されているとき、ここでタッチモードをペン専用モードに切替えるようにしてもよい。しかし、この実施形態においては指・ペンモードが選択されているときはそのモードを維持する。指・ペンモードをペン専用モードに切替えるか維持するかにかかわらず、後述するステップS53〜S57において、「ペン専用モード」「指・ペンモード」の場合は、接続されたペン41の入力を受付けるようにする。その後、ルーチンはステップS53へ進む。
現在のタッチモードが指・ペンモードでない場合(ステップS49のNo)、即ち、指専用モードである場合、ユーザーインターフェイス処理部59は、ペン入力許可フラグをリセットする(ステップS51)。即ち、タッチ入力制御部53が以後のペン41からの入力を受付けないようにする。その後、ルーチンはステップS53へ進む。
ステップS53で、ユーザーインターフェイス処理部59は、ペン41からの入力があるか調べる。入力がなければ、ルーチンは図7のステップS19へ戻りループする。
ペン41からの入力があるとき(ステップS53のYes)、ユーザーインターフェイス処理部59は、現在のタッチモードがペン専用モードか否かを調べる(ステップS55)。ペン専用モードであれば、入力を受付けて処理する(ステップS57)。その後、ルーチンは図7のステップS19へ戻りループする。
現在のタッチモードがペン専用モードでない場合(ステップS55のNo)、続いてユーザーインターフェイス処理部59は、現在のタッチモードが指・ペンモードか否かを調べる(ステップS59)。指・ペンモードであれば、入力を受付けて処理する(ステップS57)。なお、指・ペンモードにおいて、例えば先にペンタッチ操作が検出された場合ペンタッチ操作を優先し、後から検出された指タッチ操作を無視する処理はタッチ入力制御部53が行うので、ユーザーインターフェイス処理部59は、タッチ入力制御部53から受けたペン入力を処理するか無視するかの判断をおこなうだけでよい。その後、ルーチ
ンは図7のステップS19へ戻りループする。
現在のタッチモードが指・ペンモードでない場合(ステップS59のNo)、即ち、指専用モードである場合、ユーザーインターフェイス処理部59は、入力を無視する。その後、ルーチンは図7のステップS19へ戻りループする。
以上、ユーザーインターフェイス処理部59が実行する処理のうち、ペン入力の受付およびタッチモード切り替えに関連する処理を抜粋して説明した。
以上に述べたように、この発明によるタッチ操作機能付表示装置は、ペンタッチ操作および指タッチ操作を識別可能に検出するタッチ入力デバイスと、前記タッチ入力デバイスによる検出がペンタッチ操作か指タッチ操作かを判定する処理を行いかつペンタッチ操作を無視する指専用モード、指タッチ操作を無視するペン専用モードおよびペンタッチ操作と指タッチ操作とを受付ける指・ペンモードのユーザによる選択を受付ける処理部と、操作用の電子ペンが接続されたときにその電子ペンからの信号を受けるペン接続部とを備え、前記電子ペンは前記タッチ入力デバイスを介したペンタッチ操作のほかに前記ペン接続部を介した操作指示を入力し得るものであり、前記処理部は、指・ペンモードが選択されかつ指タッチ操作を受付けている期間および指専用モードが選択されている期間は前記電子ペンによる入力を無視し、ペン専用モード中および指・ペンモード中に前記電子ペンが接続された後は前記電子ペンによる入力を受付けるが、指専用モード中は前記電子ペンが接続されても前記電子ペンによる入力の無視を継続することを特徴とする。
この発明において、タッチ入力デバイスは、表示装置へのタッチ操作を検出するものである。その具体的な態様は、例えば、液晶表示パネル等の表示部の表面あるいは表示部と一体に配置される静電容量型のタッチパネルである。ただし、パネル状の部材を有さず光や表面弾性波等で表示部への近接やタッチを検出するものもタッチ入力デバイスに含まれる。後述する実施形態において、タッチ入力デバイスは、タッチパネルに相当する。
また、処理部は、タッチ操作や操作指示を受付ける処理を行うものである。その具体的な態様は、例えば、マイクロコンピュータやCPU等のコンピュータを中心として前記コンピュータが実行する処理プログラムを記憶するメモリやタッチ入力デバイスとのインターフェイス回路を含む回路である。後述する実施形態において、処理部は、タッチ入力制御部、ユーザーインターフェイス処理部および操作処理部の3つのマイクロコンピュータの複合体に相当する。
また、ペン接続部は、電子ペンからの信号を受けるインターフェイス回路である。その具体的な態様は、例えば、USB等有線による信号接続回路やBluetooth(登録商標)による無線通信インターフェイス回路である。後述する実施形態において、ペン接続部はUSB接続による例を挙げている。
また、ペン専用モードおよび指・ペンモードにおいて処理部は、汎用のスタイラスペンを用いたペンタッチ操作を受付けると共に、電子ペンを用いる場合はペンタッチ操作だけでなく前記接続部を介した操作指示を受付ける。
さらに、この発明の好ましい態様について説明する。
(実施の形態2)
前記タッチ入力デバイスは、タッチ面積の大きさに基づいてペンタッチ操作および指タッチ操作を識別可能とするものであってもよい。
このようにすれば、ペン接続部への信号の有無ではなくタッチ面積に基づいてペンタッチ操作と指タッチ操作を識別できるので、電子ペンだけでなくペン先が尖った汎用のスタイラスペンを用いてもペンタッチ操作と指タッチ操作を正しく識別できる。
(実施の形態3)
指・ペンモードが選択されているとき前記処理部は、ペンタッチ操作を受付けている期間は指タッチ操作を無視し、指タッチ操作を受付けている期間はペンタッチ操作を無視するようにしてもよい。
このようにすれば、ユーザは細かな文字の手書き入力を行うときはペン先をタッチしてから掌や手首をタッチすることでペンタッチ操作のみが受付けられ掌や手首のタッチ(タッチ面積が大きい指タッチ操作として検出される)が無視されるようにできるので、手書き入力を容易に行うことができる。
(実施の形態4)
前記処理部は、指専用モード中に前記電子ペンが接続されて指専用モードを継続した後に指・ペンモードの選択を受付けたとき、以降は前記電子ペンによる入力を受付けるようにしてもよい。
このようにすれば、電子ペンが接続された後、ユーザの意志によって指・ペンモードが選択されたときは、それ以降電子ペンによる入力を受付けるようにできる。
(実施の形態5)
前記処理部は、指・ペンモード中に前記電子ペンが接続された後はその接続に応答してペン専用モードに切替えるが、指専用モード中は前記電子ペンが接続されても指専用モードを継続するように処理してもよい。
このようにすれば、ユーザの意志により選択された指専用モード中に前記電子ペンが接続されても指専用モードを継続することによって前記電子ペンからの入力を無視できる。
(実施の形態6)
前記処理部は、前記タッチ入力デバイスへのペンタッチ操作および指タッチ操作を受付けてペンタッチ操作か指タッチ操作かを判定するタッチ入力制御部と、指専用モード、ペン専用モードおよび指・ペンモードの選択を受付けるユーザーインターフェイス処理部と、前記電子ペンによる操作指示を受付けて前記タッチ入力デバイスにより検出されたペンタッチ操作および指タッチ操作との整合および調停を行う操作処理部とを含んでいてもよい。
この発明の好ましい態様には、上述した複数の態様のうちの何れかを組み合わせたものも含まれる。
前述した実施の形態の他にも、この発明について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、この発明の範囲に属さないと解されるべきものではない。この発明には、請求の範囲と均等の意味および前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
本明細書は、以下の発明をも開示している。
(1)ペンタッチ操作および指タッチ操作を識別可能に検出するタッチ入力デバイスと、
前記タッチ入力デバイスによる検出がペンタッチ操作か指タッチ操作かを判定する処理を行いかつペンタッチ操作を無視する指専用モード、指タッチ操作を無視するペン専用モードおよびペンタッチ操作と指タッチ操作とを受付ける指・ペンモードのユーザによる選択を受付ける処理部と、
操作用の電子ペンが接続されたときにその電子ペンからの信号を受けるペン接続部とを備え、
前記電子ペンは前記タッチ入力デバイスを介したペンタッチ操作のほかに前記ペン接続部を介した操作指示を入力し得るものであり、
前記処理部は、指・ペンモードが選択されかつ指タッチ操作を受付けている期間および指専用モードが選択されている期間は前記電子ペンによる入力を無視し、ペン専用モード中および指・ペンモード中に前記電子ペンが接続された後は前記電子ペンによる入力を受
付けるが、指専用モード中は前記電子ペンが接続されても前記電子ペンによる入力の無視を継続することを特徴とするタッチ操作機能付表示装置。
(2)前記タッチ入力デバイスは、タッチ面積の大きさに基づいてペンタッチ操作および指タッチ操作を識別可能とするものである請求項1に記載の表示装置。
(3)指・ペンモードが選択されているとき前記処理部は、ペンタッチ操作を受付けている期間は指タッチ操作を無視し、指タッチ操作を受付けている期間はペンタッチ操作を無視する請求項1または2に記載の表示装置。
(4)前記処理部は、指専用モード中に前記電子ペンが接続されて指専用モードを継続した後に指・ペンモードの選択を受付けたとき、以降は前記電子ペンによる入力を受付けるようにする請求項1〜3の何れか一つに記載の表示装置。
(5)前記処理部は、指・ペンモード中に前記電子ペンが接続された後はその接続に応答してペン専用モードに切替えるが、指専用モード中は前記電子ペンが接続されても指専用モードを継続する請求項1〜4の何れか一つに記載の表示装置。
(6)前記処理部は、前記タッチ入力デバイスへのペンタッチ操作および指タッチ操作を受付けてペンタッチ操作か指タッチ操作かを判定するタッチ入力制御部と、
指専用モード、ペン専用モードおよび指・ペンモードの選択を受付けるユーザーインターフェイス処理部と、
前記電子ペンによる操作指示を受付けて前記タッチ入力デバイスにより検出されたペンタッチ操作および指タッチ操作との整合および調停を行う操作処理部とを含む請求項1〜5の何れか一つに記載の表示装置。
11:表示装置、 13:表示部、 15:ベゼル、 17:背面カバー、 19:フラップ、 21:電源/メニューボタン、 23:電源ランプ、 25a:設定アイコン、 25b:入力切替アイコン、 25c:音量アイコン、 25d:ローテートアイコン、 25e:指専用モードアイコン、 25f:ペン専用モードアイコン、 25g:指・ペンモードアイコン、 26:タッチマーク、 27:ローテートマーク、 31:コンピュータ本体、 33:キーボード、 35:マウス、 37:スタンド、 41:ペン、 43:手、 51:タッチパネル、 53:タッチ入力制御部、 55:ペン接続部、 57:操作処理部、 59:ユーザーインターフェイス処理部、 61:映像処理部、 63:処理部、 65:ソース機器

Claims (10)

  1. ペンタッチ操作および指タッチ操作を識別可能に検出するタッチ入力デバイスと、
    前記タッチ入力デバイスによる検出がペンタッチ操作か指タッチ操作かを判定する処理を行いかつペンタッチ操作を無視する指専用モード、指タッチ操作を無視するペン専用モードおよびペンタッチ操作と指タッチ操作とを受付ける指・ペンモードのユーザによる選択を受付ける処理部と、
    操作用の電子ペンが接続されたときにその電子ペンからの信号を受けるペン接続部とを備え、
    前記電子ペンは前記タッチ入力デバイスを介したペンタッチ操作のほかに前記ペン接続部を介した操作指示を入力し得るものであり、
    前記処理部は、前記電子ペンの入力時または接続時における前記各モードの選択状態に応じて、前記電子ペンの入力を受け付けるか否かを判定することを特徴とするタッチ操作機能付表示装置。
  2. 前記処理部は、指・ペンモードが選択されかつ指タッチ操作を受付けている期間および指専用モードが選択されている期間は前記電子ペンによる入力を無視することを特徴とする請求項1に記載のタッチ操作機能付表示装置。
  3. 前記処理部は、ペン専用モード中および指・ペンモード中に前記電子ペンが接続された後は前記電子ペンによる入力を受付けるが、指専用モード中は前記電子ペンが接続されても前記電子ペンによる入力の無視を継続することを特徴とする請求項1または2に記載のタッチ操作機能付表示装置。
  4. 水平置き状態か縦置き状態かを検出する状態検出手段をさらに備え、
    前記処理部は、前記電子ペンの入力時または接続時における、前記各モードの選択状態及び前記状態検出手段の検出結果に応じて、前記電子ペンの入力を受け付けるか否かを判定することを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載のタッチ操作機能付表示装置。
  5. 前記タッチ入力デバイスは、タッチ面積の大きさに基づいてペンタッチ操作および指タッチ操作を識別可能とするものである請求項1〜4の何れか一つに記載のタッチ操作機能付表示装置。
  6. 指・ペンモードが選択されているとき前記処理部は、ペンタッチ操作を受付けている期間は指タッチ操作を無視し、指タッチ操作を受付けている期間はペンタッチ操作を無視する請求項1〜5の何れか一つに記載のタッチ操作機能付表示装置。
  7. 前記処理部は、指専用モード中に前記電子ペンが接続されて指専用モードを継続した後に指・ペンモードの選択を受付けたとき、以降は前記電子ペンによる入力を受付けるようにする請求項1〜6の何れか一つに記載のタッチ操作機能付表示装置。
  8. 前記処理部は、指・ペンモード中に前記電子ペンが接続された後はその接続に応答してペン専用モードに切替えるが、指専用モード中は前記電子ペンが接続されても指専用モードを継続する請求項1〜7の何れか一つに記載のタッチ操作機能付表示装置。
  9. 前記処理部は、前記タッチ入力デバイスへのペンタッチ操作および指タッチ操作を受付けてペンタッチ操作か指タッチ操作かを判定するタッチ入力制御部と、
    指専用モード、ペン専用モードおよび指・ペンモードの選択を受付けるユーザーインターフェイス処理部と、
    前記電子ペンによる操作指示を受付けて前記タッチ入力デバイスにより検出されたペン
    タッチ操作および指タッチ操作との整合および調停を行う操作処理部とを含む請求項1〜8の何れか一つに記載のタッチ操作機能付表示装置。
  10. ペンタッチ操作および指タッチ操作を識別可能に検出するタッチ入力デバイスのタッチ操作制御方法であって、
    前記タッチ入力デバイスによる検出がペンタッチ操作か指タッチ操作かを判定する処理を行うステップと、
    ペンタッチ操作を無視する指専用モード、指タッチ操作を無視するペン専用モードおよびペンタッチ操作と指タッチ操作とを受付ける指・ペンモードのユーザによる選択を受付けるステップと、
    操作用の電子ペンが接続されたときにその電子ペンからの信号を受けるステップと、
    前記電子ペンは前記タッチ入力デバイスを介したペンタッチ操作のほかに前記ペン接続部を介した操作指示を入力し得るものであり、
    前記処理部が、前記電子ペンの入力時における前記各モードの選択状態に応じて、前記電子ペンの入力を受け付けるか否かを判定するステップを備える、ことを特徴とするタッチ操作制御方法。
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