JP2015005164A - タッチパネル装置及び表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザがタッチ操作の特定領域とそうでない領域とを識別可能とし、意図しない誤入力を防止する。
【解決手段】表示装置1は、タッチ操作可能なタッチパネル6を一体的に備えた表示部4と、タッチパネル6に対して特定操作が行われたか否かを判定する特定操作判定部2aと、特定操作判定部2aにより特定操作が行われたと判定したときに、タッチパネル6の一部領域を、タッチパネル6に対するタッチ操作を無効化する無効領域を含む特定領域として設定する特定領域制御部2bとを備え、特定領域制御部2bは、特定領域を可視化する。
【選択図】図1

Description

本発明は、タッチパネル装置及び表示装置に関し、より詳細には、ユーザによるタッチ操作の入力を受け付けるタッチパネル装置及び該タッチパネル装置を備えた表示装置に関する。
今日では、パーソナルコンピュータや携帯端末等の多くの電子機器が利用されている。これらの電子機器は一般に、何らかの情報処理を行うことを目的としているものが多い。このような電子機器における情報処理に対しては、情報の入力や表示が不可欠である。そのため、情報を入力するためのキーボード等の入力装置と、入力された情報、或いは、処理された情報を表示する表示装置とが、必要不可欠な装置として、これらの電子機器に備えられている。
最近では、この情報の入力を、迅速、且つ、容易に行う目的で、液晶表示装置等の画面上に、タッチパネル装置を装着した表示入力装置が利用されている。この表示入力装置では、タッチパネル装置において、ユーザの指やタッチペン等によりタッチされた点の画面上における座標値を検出することにより、タッチにより描画された線等の画像を認識して、液晶表示装置等の画面上に表示することができる。
このような表示入力装置に用いられるタッチパネル装置の原理は、例えば、抵抗膜方式、静電容量方式、光学方式(赤外線方式)など、種々存在するが、いずれの方式であっても、タッチパネル側ではユーザが意図した正規のタッチ操作とそうでないタッチ操作とを区別することはできない。このため、ユーザによる意図しない誤入力が問題となっている。
これに対して、例えば、特許文献1には、タッチパネルを備えた携帯端末において、ユーザによる特定操作(スライド操作など)を判定したときに、タッチパネルのタッチ反応領域に不感領域を設定する技術が開示されている。また、特許文献2には、タッチパネルを備えたインタラクティブホワイトボードにおいて、タッチパネル面に手をついたときに、正規のタッチ操作か否かを判定し、誤入力を防止する技術が開示されている。
特開2010−9335号公報 特開2011−134069号公報
近年、タッチパネル一体型の液晶ディスプレイを大画面化し、これを水平に置くことで、所謂液晶ディスプレイテーブルとして利用することが提案されている。例えば、複数人で液晶ディスプレイテーブルを囲み、これに各種のデータを表示させ、あるいは、手書き入力を行いながらプレゼンテーションやディスカッション等を行うことができ、液晶ディスプレイのこれまでにない用途の一つとして注目されている。
上記の液晶ディスプレイテーブルの場合、大型のテーブル形状であるため、タッチパネル上にユーザが意図せずに手をついたり、各種書類や携帯端末、ノートパソコン、コーヒーカップなどの様々な物品を置いたりすることが起こり得る。しかし、従来のタッチパネルではユーザが意図したタッチ操作とそうでない場合とを判定できないため、これらの行為は全て誤入力されてしまう。
これに対して、タッチパネルの一部領域を、タッチ操作の無効領域を含む特定領域に設定でき、ユーザがこの特定領域とそうでない領域(つまり、タッチ操作の有効領域)とを区別できれば、この特定領域に手をついたり、あるいは、様々な物品を置いたりすることができると考えられる。
しかしながら、上記の特許文献1,2をはじめとする従来技術は、このような技術思想について開示するものではない。つまり、特許文献1、2に記載の技術は共に、液晶ディスプレイテーブルを対象としたものではなく、ユーザがタッチ操作の無効領域を含む特定領域とそうでない領域とを識別可能とすることについて何ら考慮されていない。
本発明は、上述のような実情に鑑みてなされたもので、ユーザがタッチ操作の無効領域を含む特定領域とそうでない領域とを識別可能とし、意図しない誤入力を防止することができるタッチパネル装置及び該タッチパネル装置を備えた表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、タッチ操作可能なタッチパネルを一体的に備えた表示部と、該タッチパネルに対して特定操作が行われたか否かを判定する特定操作判定部と、該特定操作判定部により特定操作が行われたと判定したときに、前記タッチパネルの一部領域を、該タッチパネルに対する所定のタッチ操作を無効化する無効領域を含む特定領域として設定する特定領域制御部とを備え、該特定領域制御部は、前記特定領域を可視化することを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記特定操作判定部は、前記タッチパネルに対する所定のタッチ操作を検知した場合に、前記タッチパネルに対して特定操作が行われたと判定することを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第2の技術手段において、前記所定のタッチ操作は、前記表示部に表示された特定領域設定ボタンをユーザが押下する操作であることを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第1〜第3のいずれか1の技術手段において、前記特定領域は、該特定領域に対するタッチ操作を有効に受け付けるための操作ボタン領域を含むことを特徴としたものである。
第5の技術手段は、第4の技術手段において、前記操作ボタン領域は、前記特定領域のサイズ調整操作を有効にするためのサイズ調整ボタンを含み、前記特定領域制御部は、前記サイズ調整ボタンがユーザにより押下された後の所定のタッチ操作に応じて、前記特定領域のサイズを調整することを特徴としたものである。
第6の技術手段は、第4の技術手段において、前記操作ボタン領域は、前記特定領域のサイズ調整操作を有効にするためのサイズ調整ボタンを含み、前記特定領域制御部は、前記サイズ調整ボタンがユーザにより押下された後に、前記特定領域に対象物が置かれたことを検知した場合、前記対象物のサイズに応じて、前記特定領域のサイズを調整することを特徴としたものである。
第7の技術手段は、第6の技術手段において、前記特定領域制御部は、前記特定領域から前記対象物が除去されたことを検知した場合、前記特定領域を削除することを特徴としたものである。
第8の技術手段は、第4の技術手段において、前記操作ボタン領域は、前記特定領域の移動操作を有効にするための移動ボタンを含み、前記特定領域制御部は、前記移動ボタンがユーザにより押下された後の所定のタッチ操作に応じて、前記特定領域を移動させることを特徴としたものである。
第9の技術手段は、第4の技術手段において、前記操作ボタン領域は、前記特定領域を削除するための削除ボタンを含み、前記特定領域制御部は、前記削除ボタンがユーザにより押下された場合、前記特定領域を削除することを特徴としたものである。
第10の技術手段は、第1の技術手段において、前記特定操作判定部は、前記タッチパネルに所定形状の対象物が置かれたことを検知した場合、前記タッチパネルに対して特定操作が行われたと判定し、前記特定領域制御部は、前記対象物が置かれた領域を前記特定領域として設定することを特徴としたものである。
第11の技術手段は、第1の技術手段において、前記特定操作判定部は、前記タッチパネルに置かれた対象物が所定サイズ以上で且つ所定時間動かないことを検知した場合、前記タッチパネルに対して特定操作が行われたと判定し、前記特定領域制御部は、前記対象物が置かれた領域を前記特定領域として設定することを特徴としたものである。
第12の技術手段は、第10または第11の技術手段において、前記特定領域制御部は、前記タッチパネル上で前記対象物の移動を検知した場合、前記対象物の移動に追従して前記特定領域を移動させ、前記タッチパネルから前記対象物が除去されたことを検知した場合、前記特定領域を削除することを特徴としたものである。
第13の技術手段は、第1の技術手段において、前記表示部は、特定領域オフセットボタンを表示し、前記特定操作判定部は、前記タッチパネル上に対象物が置かれた状態で前記特定領域オフセットボタンがユーザにより押下された場合、前記タッチパネルに対して特定操作が行われたと判定し、前記特定領域制御部は、前記対象物が置かれた領域を前記特定領域として設定することを特徴としたものである。
第14の技術手段は、第13の技術手段において、前記特定領域制御部は、前記タッチパネルから前記対象物が除去されたことを検知し且つ前記特定領域オフセットボタンがユーザにより押下された場合、前記特定領域を削除することを特徴としたものである。
第15の技術手段は、第1〜第14のいずれか1の技術手段において、前記特定領域の可視化は、該特定領域の表示形態をその他の領域と異なるように変更するものであり、該変更は、前記特定領域の色調変更、モザイク化、暗転化のいずれかであることを特徴としたものである。
第16の技術手段は、第1〜第15のいずれか1のタッチパネル装置を備えたテーブル型の表示装置である。
本発明によれば、タッチパネルの一部領域を、無効領域を含む特定領域として任意に設定することができると共に、この特定領域を可視化することができるため、ユーザが特定領域とそうでない領域とを識別可能とし、意図しない誤入力を防止することができる。
本発明によるタッチパネル装置を適用した表示装置の構成例を示すブロック図である。 本発明による液晶表示テーブルの外観の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る液晶表示テーブルの動作例を説明するためのフロー図である。 特定領域設定ボタン及び特定領域を含む画面例を示す図である。 特定領域のサイズ調整処理の画面例を示す図である。 特定領域の移動処理の画面例を示す図である。 特定領域の移動処理の画面例を示す図である。 特定領域の削除処理の画面例を示す図である。 第1の実施形態の変形例を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係る液晶表示テーブルの動作例を説明するためのフロー図である。 お盆及びお盆を置いたときの画面の一例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る液晶表示テーブルの動作例を説明するためのフロー図である。 置き台を置いたときの画面の一例を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係る液晶表示テーブルの動作例を説明するためのフロー図である。 対象物が置かれた状態の画面の一例を示す図である。 特定領域オフセットボタン及び特定領域を含む画面例を示す図である。 特定領域オフセットボタンによる特定領域の削除処理の画面例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明のタッチパネル装置及び該タッチパネル装置を備えた表示装置に係る好適な実施の形態について説明する。
図1は、本発明によるタッチパネル装置を適用した表示装置の構成例を示すブロック図で、図中、1は表示装置を示す。表示装置1は、主制御部2、表示部制御回路3、表示部4、タッチパネル制御回路5、タッチパネル6、及びメモリ7を備え、主制御部2は、特定操作判定部2a、特定領域制御部2bを備える。
表示部4は、例えば、液晶ディスプレイなどの薄型表示装置であり、その上面には、タッチ操作可能なタッチパネル6を一体的に備えている。表示部制御回路3は、表示部4の表示制御を行う回路である。タッチパネル6としては、例えば、静電容量式、抵抗膜式、光学式など、各種方式のタッチパネルを採用することができる。すなわち、タッチパネル6は、表示部4の画面内の任意の位置をユーザが指示するためのポインティングデバイスであり、その上面を指等で押下したり、スライドさせたりすることにより操作されると、その操作の位置(座標)がタッチパネル制御回路5により検出される。タッチパネル制御回路5は、タッチパネル6を介して検出した操作の位置(座標)を主制御部2に出力する。
主制御部2は、CPUなどで構成され、表示部制御回路3、タッチパネル制御回路5、及びメモリ7と接続される。主制御部2は、タッチパネル制御回路5からの操作の位置(座標)に基づいて、操作に応じた表示を表示部4が行うように、表示部制御回路3を制御する。以下では、表示装置1として、図2に示すようなタッチパネル式テーブル型液晶表示装置(以下、単に液晶表示テーブル1という)を例示して説明するものとする。
本発明の主たる目的は、ユーザがタッチ操作の無効領域を含む特定領域とそうでない領域とを識別可能とし、意図しない誤入力を防止できるようにすることにある。このための構成として、主制御部2は、タッチパネル6に対して特定操作が行われたか否かを判定する特定操作判定部2aと、特定操作判定部2aにより特定操作が行われたと判定したときに、タッチパネル6の一部領域を、タッチパネル6に対する所定のタッチ操作を無効化する無効領域を含む特定領域として設定する特定領域制御部2bとを備え、特定領域制御部2bは、特定領域を可視化するように構成されている。
なお、本実施形態においては、特定操作判定部2a及び特定領域制御部2bは、主制御部2の一機能として実現される。具体的には、特定操作判定部2a及び特定領域制御部2bとしての機能を実行するためのプログラムがメモリ7に格納されており、実行時に、主制御部2のCPUが、メモリ7から当該プログラムを読み出して実行する。
(第1の実施形態)
図3は、本発明の第1の実施形態に係る液晶表示テーブル1の動作例を説明するためのフロー図である。まず、特定操作判定部2aは、タッチパネル6に対して特定領域設定の特定操作が有ったか否かを判定する(ステップS1)。例えば、図4(A)に示すように、表示部4は、タッチパネル6を介して特定領域設定ボタン11を表示させ、特定操作判定部2aは、この特定領域設定ボタン11がユーザにより押下された場合に、タッチパネル6に対して特定操作が行われたと判定する。また、特定領域設定ボタン11の代わりに、特定操作判定部2aは、タッチパネル6に対する所定のタッチ操作を検知した場合に、タッチパネル6に対して特定操作が行われたと判定してもよい。ここでいう所定のタッチ操作とは、例えば、トリプルクリック操作や、マルチタッチ操作などであり、特定領域設定に対応する操作内容を予め登録しておけばよい。
そして、ステップS1において、特定操作判定部2aは、タッチパネル6に対して特定領域設定の特定操作が有ったと判定した場合(YESの場合)、特定領域制御部2bは、図4(A)に示すように、タッチパネル6の一部領域を特定領域12に設定し、可視化する処理を行う(ステップS2)。このように、特定領域設定ボタン11を押下する、あるいは、所定のタッチ操作をするだけで、特定領域12を容易に設定することができる。また、ステップS1において、タッチパネル6に対して特定領域設定の特定操作がないと判定した場合(NOの場合)、ステップS1で待機状態に移行する。なお、特定領域12の形状、サイズ、表示位置などは初期設定により予め登録しておくことができるが、特定領域12はユーザが特定操作を行った座標の近傍位置に表示させることが望ましい。
図4(B)は、図4(A)の特定領域12を拡大した図である。この特定領域12は、特定領域12に対するタッチ操作を有効に受け付けるための操作ボタン領域を含む。この操作ボタン領域は、例えば、特定領域12の移動操作を有効にするための移動ボタン12aと、特定領域12のサイズ調整操作を有効にするためのサイズ調整ボタン12bと、特定領域12を削除するための削除ボタン12cとを含むものとする。これによれば、特定領域12に対して各種のタッチ操作を行うことができる。なお、特定領域12において、これら移動ボタン12a、サイズ調整ボタン12b、及び削除ボタン12cを含む操作ボタン領域以外の領域は、ユーザが指でタッチしても、あるいは、何か対象物を置いたとしても、全く反応しない不感領域(無効領域)として設定される。
また、特定領域12の可視化とは、ユーザが特定領域12とそうでない領域とを識別可能なように、特定領域12の表示形態をその他の領域と異なるように変更するものである。この変更としては、例えば、特定領域12の色調変更、モザイク化、暗転化のいずれかとすることができる。この可視化処理は特定領域制御部2bにより実行されるが、特定領域12に対してどのような可視化を行うかは、初期設定により予め登録しておけばよい。
次に、特定領域制御部2bは、サイズ調整ボタン12bがユーザにより押下されたか否かを判定し(ステップS3)、サイズ調整ボタン12bがユーザにより押下されたと判定した場合(YESの場合)、図5に示すように、所定のタッチ操作に応じて、特定領域12のサイズを調整する(ステップS4)。ここでいう所定のタッチ操作とは、例えば、特定領域12の外枠をドラッグする操作や、特定領域12に対するピンチイン・ピンチアウトの操作などである。また、ユーザの手を特定領域12に置くことで、ユーザの手の大きさを判断し、特定領域12のサイズが手よりも大きくなるように自動調整してもよい。
このように、サイズ調整ボタン12bが押下された場合には特定領域12に対する所定のタッチ操作を有効と判断するが、特定領域12のサイズ調整に対応する所定のタッチ操作を予め登録しておけばよい。また、ステップS3において、サイズ調整ボタン12bがユーザにより押下されないと判定した場合(NOの場合)、ステップS5に移行する。
次に、特定領域制御部2bは、移動ボタン12aがユーザにより押下されたか否かを判定し(ステップS5)、移動ボタン12aがユーザにより押下されたと判定した場合(YESの場合)、図6、図7に示すように、所定のタッチ操作による移動先指定があったか否かを判定する(ステップS6)。また、ステップS5において、移動ボタン12aがユーザにより押下されないと判定した場合(NOの場合)、ステップS8に移行する。そして、ステップS6において、移動先指定があったと判定した場合(YESの場合)、移動先に特定領域12を移動する(ステップS7)。また、ステップS6において、移動先指定がないと判定した場合(NOの場合)、ステップS8に移行する。ここでいう所定のタッチ操作とは、例えば、特定領域12の移動先をクリックする操作や、特定領域12をドラッグする操作などである。つまり、移動ボタン12aが押下された場合には特定領域12に対する所定のタッチ操作を有効と判断するが、特定領域12の移動先指定に対応する所定のタッチ操作を予め登録しておけばよい。
次に、特定領域制御部2bは、削除ボタン12cがユーザにより押下されたか否かを判定し(ステップS8)、削除ボタン12cがユーザにより押下されたと判定した場合(YESの場合)、図8に示すように、特定領域12を削除する(ステップS9)。また、ステップS8において、削除ボタン12cがユーザにより押下されないと判定した場合(NOの場合)、ステップS3に戻り処理を繰り返す。
なお、上記において、移動ボタン12aあるいはサイズ調整ボタン12bが押下された後、一定時間の間、特定領域12に対してユーザによる所定のタッチ操作を有効と判断し、一定時間を経過した後は、無効と判断することが望ましい。つまり、一定時間経過後は、特定領域12は操作ボタン領域を除き不感領域(無効領域)となるため、特定領域12の移動あるいはサイズ調整を行うことができない。この場合、ユーザが移動ボタン12aあるいはサイズ調整ボタン12bを再度押下することで、特定領域12の移動あるいはサイズ調整が可能となる。
ここで、第1の実施形態の変形例について説明する。前述したように、特定領域12は、特定領域12のサイズ調整操作を有効にするためのサイズ調整ボタン12bを含む。特定領域制御部2bは、サイズ調整ボタン12bがユーザにより押下された後に、特定領域12に対象物が置かれたことを検知した場合、対象物のサイズに応じて、特定領域12のサイズを自動的に調整するようにしてもよい。例えば、図9(A)に示すように、特定領域12上に、対象物として例えばノートPC(パーソナルコンピュータ)13が置かれた場合、特定領域12のサイズはノートPC13のサイズに合わせて自動的に調整される。これによれば、ノートPC13等の任意の対象物を用いて特定領域12に対してサイズ調整を自動的に行うことができる。
なお、ノートPC13のサイズ(つまり、置かれた領域)よりも少し大きい領域を特定領域12とし、上述の場合と同様に、色調変更、モザイク化、暗転化により可視化を行う。そして、特定領域制御部2bは、特定領域12からノートPC13が除去されたことを検知した場合、図9(B)に示すように、特定領域12を削除するようにしてもよい。本例の場合、削除ボタン12cを押下することなく、特定領域12からノートPC13を除去するだけで、自動的に特定領域12の削除が可能となる。
このように、本実施形態によれば、タッチパネルの一部領域を、無効領域を含む特定領域として任意に設定することができると共に、この特定領域を可視化することができるため、ユーザが特定領域とそうでない領域とを識別可能とし、ユーザの手や様々な物品を置く場所を確保することができ、意図しない誤入力を防止することができる。
(第2の実施形態)
図10は、本発明の第2の実施形態に係る液晶表示テーブル1の動作例を説明するためのフロー図である。本例の場合、特定操作判定部2aは、タッチパネル6に所定形状の対象物が置かれたことを検知した場合、タッチパネル6に対して特定操作が行われたと判定し、特定領域制御部2bは、対象物が置かれた領域を特定領域として設定する。
まず、特定操作判定部2aは、タッチパネル6上に所定形状の対象物が置かれたか否かを検知し(ステップS11)、所定形状の対象物が置かれたことを検知した場合(YESの場合)、タッチパネル6に対して特定操作が行われたと判定する。また、ステップS11において、所定形状の対象物が置かれたことを検知しない場合(NOの場合)、ステップS11で待機状態に移行する。
ここで、所定形状の対象物の具体例として、図11(A)に示すお盆14を想定する。お盆14は例えば円形状であるため、横の長さ(x)=縦の長さ(y)=直径の関係を持つ。そして、液晶表示テーブル1では、x=y=直径を設定値としてメモリ7に予め登録しておき、お盆14が置かれたことを判定できるようにする。具体的には、主制御部2は、対象物がタッチパネル6に置かれたときに、その対象物が円形状であるか否かを判定し、円形状である場合に、その直径を検出する。そして、検出値の直径と設定値の直径との比較を行い、検出値の直径と設定値の直径とが一致した場合に、置かれた対象物が所定形状のお盆14であると判定する。なお、直径として設定する値は他の対象物との区別がつき易いようにcm系やインチ系の整数を避けることが望ましい。
次に、ステップS11でYESの場合、特定領域制御部2bは、図11(B)に示すように、タッチパネル6の一部領域として、お盆14が置かれた領域を特定領域14aに設定し、可視化する処理を行う(ステップS12)。なお、本例の場合、お盆14の形状よりも少し大きい領域を特定領域14aとし、第1の実施形態と同様に、色調変更、モザイク化、暗転化により可視化を行う。この際、特定領域14aの範囲をユーザが識別し易くするために、特定領域14aの境界近傍の任意の位置に矢印14bを付与してもよい。
次に、特定領域制御部2bは、対象物移動の特定の操作があったか否かを判定し(ステップS13)、対象物移動の特定の操作があったと判定した場合(YESの場合)、移動先指定があったか否かを判定する(ステップS14)。また、ステップS13において、対象物移動の特定の操作がないと判定した場合(NOの場合)、ステップS16に移行する。そして、ステップS14において、移動先指定があったと判定した場合(YESの場合)、移動先に特定領域14aを移動する(ステップS15)。また、ステップS14において、移動先指定がないと判定した場合(NOの場合)、ステップS16に移行する。ここでいう特定の操作とは、例えば、タッチパネル6上でお盆14を移動させる操作であり、お盆14の移動を停止させた位置が移動先として指定される。つまり、特定領域制御部2bは、タッチパネル6上でお盆14の移動を検知した場合、お盆14の移動に追従して特定領域14aを移動させる。
次に、特定領域制御部2bは、対象物削除の特定の操作があったか否かを判定し(ステップS16)、対象物削除の特定の操作があったと判定した場合(YESの場合)、特定領域14aを削除する(ステップS17)。すなわち、特定の操作として、タッチパネル6上からお盆14が除去されたことを検知した場合、特定領域14aを削除する。また、ステップS16において、対象物削除の特定の操作がないと判定した場合(NOの場合)、ステップS13に戻り処理を繰り返す。
このように、本実施形態によれば、所定形状の対象物を置くだけで、タッチパネルの一部領域を、無効領域を含む特定領域として任意に設定することができるため、ユーザの手や様々な物品を置く場所を確保することができ、意図しない誤入力を防止することができる。なお、所定形状の対象物は、上記のように円形状に限らず、例えば、矩形状などであってもよいことは言うまでもない。
(第3の実施形態)
図12は、本発明の第3の実施形態に係る液晶表示テーブル1の動作例を説明するためのフロー図である。本例の場合、特定操作判定部2aは、タッチパネル6に置かれた対象物が所定サイズ以上で且つ所定時間動かないことを検知した場合、タッチパネル6に対して特定操作が行われたと判定し、特定領域制御部2bは、対象物が置かれた領域を特定領域として設定する。
まず、特定操作判定部2aは、タッチパネル6上に所定サイズ以上の対象物が置かれたか否かを検知し(ステップS21)、所定サイズ以上の対象物が置かれたことを検知した場合(YESの場合)、所定サイズ以上の対象物が所定時間以上停止しているか否かを検知する(ステップS22)。また、ステップS21において、所定サイズ以上の対象物が置かれたことを検知しない場合(NOの場合)、ステップS21で待機状態に移行する。そして、特定操作判定部2aは、ステップS22において、所定サイズ以上の対象物が所定時間以上停止していることを検知した場合(YESの場合)、タッチパネル6に対して特定操作が行われたと判定する。また、ステップS22において、所定サイズ以上の対象物が所定時間以上停止していることを検知しない場合(NOの場合)、ステップS21で待機状態に移行する。
ここで、所定サイズ以上の対象物の具体例として、図13に示す置き台15を想定する。置き台15は任意の形状であるが、横の長さ(x)、縦の長さ(y)が所定サイズ以上、例えば、x×yが所定値以上という関係を持つ。そして、液晶表示テーブル1では、この所定値をメモリ7に予め登録しておき、所定サイズ以上の対象物が置かれたことを判定できるようにする。具体的には、主制御部2は、置き台15がタッチパネル6に置かれたときに、置き台15のx×yを算出し、算出したx×yが所定値以上であるか否かを判定する。これにより、置き台15が所定サイズ以上の対象物であると判定される。そして、置き台15が所定サイズ以上の対象物であると判定された場合、さらに、置き台15が所定時間以上停止しているか否かが判定される。
次に、ステップS22でYESの場合、特定領域制御部2bは、図13に示すように、タッチパネル6の一部領域として、置き台15が置かれた領域を特定領域15aに設定し、可視化する処理を行う(ステップS23)。ここで、表示部4は、置き台15が置かれた領域を特定領域15aとして設定してもよいかユーザに確認するためのメッセージを表示させてもよい。なお、本例の場合、置き台15の形状よりも少し大きい領域を特定領域15aとし、第1の実施形態と同様に、色調変更、モザイク化、暗転化により可視化を行う。この際、特定領域15aの範囲をユーザが識別し易くするために、図11(B)と同様に、特定領域15aの境界近傍の任意の位置に矢印(図示せず)を付与してもよい。
次に、特定領域制御部2bは、対象物移動の特定の操作があったか否かを判定し(ステップS24)、対象物移動の特定の操作があったと判定した場合(YESの場合)、移動先指定があったか否かを判定する(ステップS25)。また、ステップS24において、対象物移動の特定の操作がないと判定した場合(NOの場合)、ステップS27に移行する。そして、ステップS25において、移動先指定があったと判定した場合(YESの場合)、移動先に特定領域15aを移動する(ステップS26)。また、ステップS25において、移動先指定がないと判定した場合(NOの場合)、ステップS27に移行する。ここでいう特定の操作とは、例えば、タッチパネル6上で置き台15を移動させる操作であり、置き台15の移動を停止させた位置が移動先として指定される。つまり、特定領域制御部2bは、タッチパネル6上で置き台15の移動を検知した場合、置き台15の移動に追従して特定領域15aを移動させる。
次に、特定領域制御部2bは、対象物削除の特定の操作があったか否かを判定し(ステップS27)、対象物削除の特定の操作があったと判定した場合(YESの場合)、特定領域15aを削除する(ステップS28)。すなわち、特定の操作として、タッチパネル6上から置き台15が除去されたことを検知した場合、特定領域15aを削除する。また、ステップS27において、対象物削除の特定の操作がないと判定した場合(NOの場合)、ステップS24に戻り処理を繰り返す。
このように、本実施形態によれば、所定サイズ以上の任意形状の対象物を所定時間以上置くだけで、タッチパネルの一部領域を、無効領域を含む特定領域として任意に設定することができるため、ユーザの手や様々な物品を置く場所を確保することができ、意図しない誤入力を防止することができる。
(第4の実施形態)
図14は、本発明の第4の実施形態に係る液晶表示テーブル1の動作例を説明するためのフロー図である。本例の場合、表示部4は、タッチパネル6を介して特定領域オフセットボタン16を表示し、特定操作判定部2aは、タッチパネル6上に対象物が置かれた状態で特定領域オフセットボタン16がユーザにより押下された場合、タッチパネル6に対して特定操作が行われたと判定し、特定領域制御部2bは、対象物が置かれた領域を特定領域として設定する。
まず、図15に示すように、対象物として、会議資料17及びノートPC18が予めタッチパネル6上に置かれているものとする。特定操作判定部2aは、タッチパネル6に対して特定領域設定の特定の操作があったか否かを判定し(ステップS31)、特定領域設定の特定の操作が有ったと判定した場合(YESの場合)、タッチパネル6上で現在反応している領域を全て特定領域とする(ステップS32)。また、ステップS31において、特定領域設定の特定の操作がないと判定した場合(NOの場合)、ステップS31で待機状態に移行する。
ここで、ステップS31における特定の操作とは、図15に示すように、ユーザが特定領域オフセットボタン16を押下する操作であり、これにより、タッチパネル6上で現在反応している領域である、会議資料17,ノートPC18の置かれている領域がそれぞれ特定領域17a,18aとなる。この特定領域17a,18aについて図16に示す。なお、図16では、説明の便宜上、会議資料17,ノートPC18を、特定領域17a,18aから離した状態で図示しているが、実際には、特定領域17a,18aの上に会議資料17,ノートPC18が置かれている状態となる。また、本例の場合、会議資料17及びノートPC18の形状よりも少し大きい領域を特定領域17a,18aとし、第1の実施形態と同様に、色調変更、モザイク化、暗転化により可視化を行う。
次に、特定領域制御部2bは、対象物削除の特定の操作が有ったか否かを判定し(ステップS33)、対象物削除の特定の操作があったと判定した場合(YESの場合)、図17に示すように、特定領域17a,18aを削除する(ステップS34)。特定の操作として、例えば、タッチパネル6から会議資料17及びノートPC18が除去されたことを検知し且つ特定領域オフセットボタン16がユーザにより押下された場合、特定領域17a,18aを削除する。また、ステップS33において、対象物削除の特定の操作がないと判定した場合(NOの場合)、ステップS33に戻り処理を繰り返す。
このように、本実施形態によれば、予め対象物が置かれた状態で特定領域オフセットボタンを押下することにより、タッチパネルの一部領域を、無効領域を含む特定領域として任意に設定することができるため、ユーザの手や様々な物品を置く場所を確保することができ、意図しない誤入力を防止することができる。
以上説明したように、本発明に係るタッチパネル装置は、タッチ操作可能なタッチパネルを一体的に備えた表示部と、該タッチパネルに対して特定操作が行われたか否かを判定する特定操作判定部と、該特定操作判定部により特定操作が行われたと判定したときに、前記タッチパネルの一部領域を該タッチパネルに対するタッチ操作を無効化する無効領域を含む特定領域として設定する特定領域制御部とを備え、該特定領域制御部は、前記特定領域を可視化する。これによれば、タッチパネルの一部領域を、無効領域を含む特定領域として任意に設定することができると共に、この特定領域を可視化することができるため、ユーザが特定領域とそうでない領域とを識別可能とし、ユーザの手や様々な物品を置く場所を確保することができ、意図しない誤入力を防止することができる。
また、前記特定操作判定部は、前記タッチパネルに対する所定のタッチ操作を検知した場合に、前記タッチパネルに対して特定操作が行われたと判定することが望ましい。これによれば、所定のタッチ操作をするだけで、特定領域を容易に設定することができる。
また、前記所定のタッチ操作は、前記表示部に表示された特定領域設定ボタンをユーザが押下する操作であることが望ましい。これによれば、特定領域設定ボタンを押下するだけで、特定領域を容易に設定することができる。
また、前記特定領域は、該特定領域に対するタッチ操作を有効に受け付けるための操作ボタン領域を含むことが望ましい。これによれば、特定領域に対して各種のタッチ操作を行うことができる。
また、前記操作ボタン領域は、前記特定領域のサイズ調整操作を有効にするためのサイズ調整ボタンを含み、前記特定領域制御部は、前記サイズ調整ボタンがユーザにより押下された後の所定のタッチ操作に応じて、前記特定領域のサイズを調整することが望ましい。これによれば、特定領域に対してサイズ調整操作を行うことができる。
また、前記操作ボタン領域は、前記特定領域のサイズ調整操作を有効にするためのサイズ調整ボタンを含み、前記特定領域制御部は、前記サイズ調整ボタンがユーザにより押下された後に、前記特定領域に対象物が置かれたことを検知した場合、前記対象物のサイズに応じて、前記特定領域のサイズを調整することが望ましい。これによれば、対象物を用いて特定領域に対してサイズ調整を自動的に行うことができる。
また、前記特定領域制御部は、前記特定領域から前記対象物が除去されたことを検知した場合、前記特定領域を削除することが望ましい。これによれば、対象物の除去により特定領域を自動的に削除することができる。
また、前記操作ボタン領域は、前記特定領域の移動操作を有効にするための移動ボタンを含み、前記特定領域制御部は、前記移動ボタンがユーザにより押下された後の所定のタッチ操作に応じて、前記特定領域を移動させることが望ましい。これによれば、特定領域に対して移動操作を行うことができる。
また、前記操作ボタン領域は、前記特定領域を削除するための削除ボタンを含み、前記特定領域制御部は、前記削除ボタンがユーザにより押下された場合、前記特定領域を削除することが望ましい。これによれば、特定領域を容易に削除することができる。
また、前記特定操作判定部は、前記タッチパネルに所定形状の対象物が置かれたことを検知した場合、前記タッチパネルに対して特定操作が行われたと判定し、前記特定領域制御部は、前記対象物が置かれた領域を前記特定領域として設定することが望ましい。これによれば、所定形状の対象物を用いて特定領域を容易に設定できるため、ユーザの手や様々な物品を置く場所を確保することができ、意図しない誤入力を防止することができる。
また、前記特定操作判定部は、前記タッチパネルに置かれた対象物が所定サイズ以上で且つ所定時間動かないことを検知した場合、前記タッチパネルに対して特定操作が行われたと判定し、前記特定領域制御部は、前記対象物が置かれた領域を前記特定領域として設定することが望ましい。これによれば、所定サイズ以上の任意形状の対象物を用いて特定領域を容易に設定できるため、ユーザの手や様々な物品を置く場所を確保することができ、意図しない誤入力を防止することができる。
また、前記特定領域制御部は、前記タッチパネル上で前記対象物の移動を検知した場合、前記対象物の移動に追従して前記特定領域を移動させ、前記タッチパネルから前記対象物が除去されたことを検知した場合、前記特定領域を削除することが望ましい。これによれば、対象物の移動に追従して特定領域の移動を行い、さらには、対象物の除去により特定領域の削除を容易に行うことができる。
また、前記表示部は、特定領域オフセットボタンを表示し、前記特定操作判定部は、前記タッチパネル上に対象物が置かれた状態で前記特定領域オフセットボタンがユーザにより押下された場合、前記タッチパネルに対して特定操作が行われたと判定し、前記特定領域制御部は、前記対象物が置かれた領域を前記特定領域として設定することが望ましい。これによれば、任意の対象物と特定領域オフセットボタンを用いて特定領域を容易に設定できるため、ユーザの手や様々な物品を置く場所を確保することができ、意図しない誤入力を防止することができる。
また、前記特定領域制御部は、前記タッチパネルから前記対象物が除去されたことを検知し且つ前記特定領域オフセットボタンがユーザにより押下された場合、前記特定領域を削除することが望ましい。これによれば、任意の対象物及び特定領域オフセットボタンを用いて特定領域を容易に削除することができる。
また、前記特定領域の可視化は、該特定領域の表示形態をその他の領域と異なるように変更するものであり、該変更は、前記特定領域の色調変更、モザイク化、暗転化のいずれかであることが望ましい。これによれば、特定領域の識別を容易にすることができる。
また、上記のタッチパネル装置を備えたテーブル型の表示装置であることが望ましい。これによれば、タッチパネルの一部領域を特定領域として任意に設定することができると共に、この特定領域を可視化することができるため、ユーザが特定領域とそうでない領域とを識別可能とし、ユーザの手や様々な物品を置く場所を確保することができ、意図しない誤入力を防止することができる。
1…液晶表示テーブル(表示装置)、2…主制御部、2a…特定操作判定部、2b…特定領域制御部、3…表示部制御回路、4…表示部、5…タッチパネル制御回路、6…タッチパネル、7…メモリ、11…特定領域設定ボタン、12,14a,15a,17a,18a…特定領域、12a…移動ボタン、12b…サイズ調整ボタン、12c…削除ボタン、13,18…ノートPC、14…お盆、15…置き台、16…特定領域オフセットボタン、17…会議資料。

Claims (16)

  1. タッチ操作可能なタッチパネルを一体的に備えた表示部と、該タッチパネルに対して特定操作が行われたか否かを判定する特定操作判定部と、該特定操作判定部により特定操作が行われたと判定したときに、前記タッチパネルの一部領域を、該タッチパネルに対する所定のタッチ操作を無効化する無効領域を含む特定領域として設定する特定領域制御部とを備え、
    該特定領域制御部は、前記特定領域を可視化することを特徴とするタッチパネル装置。
  2. 請求項1に記載のタッチパネル装置において、前記特定操作判定部は、前記タッチパネルに対する所定のタッチ操作を検知した場合に、前記タッチパネルに対して特定操作が行われたと判定することを特徴とするタッチパネル装置。
  3. 請求項2に記載のタッチパネル装置において、前記所定のタッチ操作は、前記表示部に表示された特定領域設定ボタンをユーザが押下する操作であることを特徴とするタッチパネル装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のタッチパネル装置において、前記特定領域は、該特定領域に対するタッチ操作を有効に受け付けるための操作ボタン領域を含むことを特徴とするタッチパネル装置。
  5. 請求項4に記載のタッチパネル装置において、前記操作ボタン領域は、前記特定領域のサイズ調整操作を有効にするためのサイズ調整ボタンを含み、前記特定領域制御部は、前記サイズ調整ボタンがユーザにより押下された後の所定のタッチ操作に応じて、前記特定領域のサイズを調整することを特徴とするタッチパネル装置。
  6. 請求項4に記載のタッチパネル装置において、前記操作ボタン領域は、前記特定領域のサイズ調整操作を有効にするためのサイズ調整ボタンを含み、前記特定領域制御部は、前記サイズ調整ボタンがユーザにより押下された後に、前記特定領域に対象物が置かれたことを検知した場合、前記対象物のサイズに応じて、前記特定領域のサイズを調整することを特徴とするタッチパネル装置。
  7. 請求項6に記載のタッチパネル装置において、前記特定領域制御部は、前記特定領域から前記対象物が除去されたことを検知した場合、前記特定領域を削除することを特徴とするタッチパネル装置。
  8. 請求項4に記載のタッチパネル装置において、前記操作ボタン領域は、前記特定領域の移動操作を有効にするための移動ボタンを含み、前記特定領域制御部は、前記移動ボタンがユーザにより押下された後の所定のタッチ操作に応じて、前記特定領域を移動させることを特徴とするタッチパネル装置。
  9. 請求項4に記載のタッチパネル装置において、前記操作ボタン領域は、前記特定領域を削除するための削除ボタンを含み、前記特定領域制御部は、前記削除ボタンがユーザにより押下された場合、前記特定領域を削除することを特徴とするタッチパネル装置。
  10. 請求項1に記載のタッチパネル装置において、前記特定操作判定部は、前記タッチパネルに所定形状の対象物が置かれたことを検知した場合、前記タッチパネルに対して特定操作が行われたと判定し、前記特定領域制御部は、前記対象物が置かれた領域を前記特定領域として設定することを特徴とするタッチパネル装置。
  11. 請求項1に記載のタッチパネル装置において、前記特定操作判定部は、前記タッチパネルに置かれた対象物が所定サイズ以上で且つ所定時間動かないことを検知した場合、前記タッチパネルに対して特定操作が行われたと判定し、前記特定領域制御部は、前記対象物が置かれた領域を前記特定領域として設定することを特徴とするタッチパネル装置。
  12. 請求項10または11に記載のタッチパネル装置において、前記特定領域制御部は、前記タッチパネル上で前記対象物の移動を検知した場合、前記対象物の移動に追従して前記特定領域を移動させ、前記タッチパネルから前記対象物が除去されたことを検知した場合、前記特定領域を削除することを特徴とするタッチパネル装置。
  13. 請求項1に記載のタッチパネル装置において、前記表示部は、特定領域オフセットボタンを表示し、前記特定操作判定部は、前記タッチパネル上に対象物が置かれた状態で前記特定領域オフセットボタンがユーザにより押下された場合、前記タッチパネルに対して特定操作が行われたと判定し、前記特定領域制御部は、前記対象物が置かれた領域を前記特定領域として設定することを特徴とするタッチパネル装置。
  14. 請求項13に記載のタッチパネル装置において、前記特定領域制御部は、前記タッチパネルから前記対象物が除去されたことを検知し且つ前記特定領域オフセットボタンがユーザにより押下された場合、前記特定領域を削除することを特徴とするタッチパネル装置。
  15. 請求項1〜14のいずれか1項に記載のタッチパネル装置において、前記特定領域の可視化は、該特定領域の表示形態をその他の領域と異なるように変更するものであり、該変更は、前記特定領域の色調変更、モザイク化、暗転化のいずれかであることを特徴とするタッチパネル装置。
  16. 請求項1〜15のいずれか1項に記載のタッチパネル装置を備えたテーブル型の表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017084396A (ja) * 2016-12-27 2017-05-18 シャープ株式会社 画像表示装置、表示制御プログラムおよび表示制御方法
JP2018180848A (ja) * 2017-04-11 2018-11-15 富士ゼロックス株式会社 制御装置及びプログラム

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