JP2013192001A - 音響制御装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】或るパラメータについてチャンネル毎の値を迅速、円滑に調整できるようにする。
【解決手段】ユーザは、ユーザ操作子に任意のパラメータとchを操作対象として割り当てるとともに、そのユーザ操作子に、操作対象のチャンネルを変更できる旨を登録できる。selスイッチの操作により1つのchが選択されたときに、ユーザ操作子に、操作対象のチャンネルを変更できる旨が登録されている場合には(S16YES)、当該操作子の操作対象として割り当て中のチャンネルを、選択されたchに変更し(S17)、操作対象のチャンネルを変更できる旨が登録されていない場合は(S16NO)、チャンネルの変更を行わない。
【選択図】図9

Description

この発明は、音響信号処理に用いる音響制御パラメータを操作子の操作により調整する音響制御装置及びプログラムに関する。
従来、任意のパラメータを割り当て可能なユーザ定義キーを複数備えたミキシング装置があった。ユーザ定義キーにセットバイセル(SET BY SEL)機能を割り当てたとき、ユーザ定義キーを押しながら、チャンネルストリップのSELキーを操作することで、そのチャンネルのパラメータのオン・オフを設定できた(下記特許文献1を参照)。
また、従来のデジタルミキサにおいて、セレクテッドチャンネル部の操作子を使って、1つのチャンネルの各種パラメータの値を詳細に調整することができった。セレクテッドチャンネル部の操作対象のチャンネルは、チャンネルストリップのSELキーを用いて選択できた(下記特許文献2を参照)。
しかし、上記の特許文献1においてユーザ定義キーは、操作対象としてパラメータとチャンネルとを1つずつを割り当てる構成である。このため、ユーザ定義キーの操作によって或るパラメータについて複数チャンネル分の調整を行いたい場合には、チャンネル毎にそれぞれ異なるユーザ定義キーを割り当てなければならない。したがって、従来のユーザ定義キーでは、或るパラメータについて複数チャンネル分の調整を行いたい場合には、パラメータとチャンネルの割り当てに手間がかかり、また、複数個のユーザ定義キーの使い方に無駄が生じるという問題があった。
また、引用文献2に記載のセレクテッドチャンネル部で扱うパラメータの種類は、操作パネルの広さや、コスト面の理由から、1つのチャンネルに関するパラメータ全体の一部であった。残りのパラメータを調整したい場合、ディスプレイに専用画面を呼び出して、その画面で指定したパラメータを操作子に割り当てる技術があった(下記特許文献3)。しかし、この方法では、操作対象としたいパラメータを指定して操作子に割り当てるまでの手順が煩雑であり、手間がかかる。
特開2008‐042446号公報 特開2009‐027574号公報 特開2010‐233054号公報
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、操作対象として割り当てた任意のパラメータと任意のチャンネルとに該当する値をユーザ操作子を使ったパラメータの値の調整を、簡単、迅速、円滑行えるようにした音響制御装置を提供することを目的とするもので、特に、或るパラメータについてチャンネル毎の値を迅速、円滑に調整できるようにすることを目的とする。
この発明は、操作対象として割り当てられた音響制御パラメータとチャンネルとに該当する値を調整できるユーザ操作子と、前記操作対象のチャンネルを変更できる旨を登録する登録手段と、チャンネル変更の指示を受け付けるチャンネル変更指示手段と、前記チャンネル変更の指示を受け付けたとき、前記登録がされている場合には、当該受け付けた指示に応じて操作対象のチャンネルを変更し、前記登録がされていない場合は、当該受け付けた指示に応じた操作対象のチャンネルの変更を行わないように制御する変更制御手段を備えることを特徴する音響制御装置である。
また、この発明は、プログラムの発明として構成し、実施することもできる。
この発明によれば、操作対象のチャンネルを変更できる旨を登録しておけば、チャンネル変更指示を行うだけで、ユーザ操作子の操作対象のチャンネルを別のチャンネルに変更できる。したがって、手間をかけずに簡単に、操作対象のチャンネルを順次変更しながら、ユーザ操作子を使って任意の音響制御パラメータの値を調整できる。例えば、或るパラメータについて複数チャンネル分の調整を行うときには、そのパラメータについてチャンネル毎の値を迅速、円滑に調整できるようになる、という優れた効果を奏する。また、1つの操作子の操作対象のチャンネルを順次変更して、或るパラメータについて複数チャンネル分の値を調整できるので、無駄のない操作子の利用が可能である。
本発明の音響制御装置の一実施形態であるデジタルオーディオミキサの電気的ハードウェア構成を示すブロック図。 図1のミキサにおける音響信号処理の構成を説明するブロック図。 図1のミキサの操作パネル構成を説明する図。 操作子を指定する処理のフローチャート。 (a)は操作対象パラメータ指定画面の一例を示す図、(b)は操作対象ch指定画面の一例を示す図。 操作子の操作対象を指定する処理のフローチャート。 操作対象のチャンネルを割り当てる処理のフローチャート。 操作子の操作に応じたパラメータ調整処理のフローチャート。 SELスイッチの操作に応じた処理のフローチャート。
以下に、本発明の音響制御装置の一実施形態として、本発明を適用したデジタルオーディオミキサについて、添付図面を参照して説明する。
図1は、デジタルオーディオミキサ(ミキサ)1の電気的ハードウェア構成を示すブロック図である。ミキサ1は、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置)10、フラッシュメモリ11、RAM(Random Access Memory、ランダムアクセスメモリ)12、波形入出力インターフェース(波形I/O)13、信号処理部(DSP(Digital Signal Processing)部)14、表示器15、操作子16、及び、その他インターフェース(その他I/O)17を備え、各構成要素がバス18を介して接続される。
CPU10は、フラッシュメモリ11又はRAM12に記憶された各種のプログラムを実行して、ミキサ1の全体動作を制御する。フラッシュメモリ11は、CPU10が実行する各種のプログラムや、音響信号処理を制御する全ての音響制御パラメータ(以下単にパラメータともいう)を定義するデータ等を含む各種のデータを記憶する。フラッシュメモリ11には、音響信号処理に用いる全てのパラメータの現在値(カレントデータ)を記憶するカレントメモリが設けられている。RAM12は、CPU10が実行するプログラムのロード領域やワーク領域に使用する。
波形I/O13は、音響信号を入出力するためのインターフェースであり、図中の矢印で示すように、アナログ音響信号を入力する複数の入力ポート、アナログ音響信号を出力する複数の出力ポート、及び、デジタル音響信号を入出力するデジタル入出力(複数の入力ポート及び複数の出力ポート)を含む。波形I/O13は、さらに、アナログデジタル変換(AD変換)、デジタルアナログ変換(DA変換)、及びデジタル変換(フォーマット変換)を行うための機構を含む。
DSP部14は、CPU10の指示に基づいて各種のマイクロプログラムを実行することにより、カレントメモリに記憶されている各種の音響制御パラメータのカレントデータに基づいて、波形I/O13経由で入力された音響信号に対して、音響信号のミキシングに関する音響信号処理を行い、処理後の音響信号を波形I/O13経由で出力する。なお、音響信号処理とは、音響信号の音量レベル制御、複数の音響信号のミキシング、音響信号への効果付与等である。
表示器15及び操作子16は、ミキサ1の操作パネル上に設けられたユーザインターフェースである。表示器15は、CPU10からバス18を介して与えられた表示制御信号に基づいて各種画像や情報を画面に表示でき、且つ、画面に接触するタッチ操作による入力が可能なタッチ式ディスプレイ30により構成される。操作子16は、操作パネル上に配置された操作子群である。CPU10は、表示器15及び操作子16の操作に応じて、カレントメモリに記憶されているカレントデータを調整する。「カレントデータを調整する」とは、当該操作に該当するパラメータの現在値を、当該操作に応じた値に変更し、変更後の値をDSP部14や表示器15へ反映することである。
その他I/O17は、例えばRS−422、USB(universal serial bus)、或いは、Ethernet(登録商標)規格など、周知の1又は複数の汎用インターフェースを含み、図中の矢印で示すように、その他I/O17に接続された「その他の機器」との間で制御信号や各種データの通信を行う。
図2は、図1のミキサ1における音響信号処理の構成を説明するブロック図であり、複数の矢印はそれぞれ1ch分の音響信号の流れを示す。図2に示す各部の動作は、主にCPU10の処理及びDSP部14が実行するマイクロプログラムの処理により実現される。なお、本明細書では「チャンネル」を「ch」と表記する。
アナログ入力部20及びデジタル入力部21は、波形I/O13が実行する音響信号の入力、AD変換、フォーマット変換などの音響信号入力機能に相当する。入力パッチ22は、カレントメモリに記憶されている入力パッチデータに基づいて、アナログ入力部20とデジタル入力部21に複数ずつ設けられている入力ポートを、それぞれ、後段の入力ch23に割り当てる。
入力ch部23は128個の入力chを持つ。各入力ch23は、それぞれ、入力パッチ22を介して接続された1つの入力ポートから音響信号を入力し、入力された音響信号に対して、カレントメモリに記憶されている各種パラメータのカレントデータに基づき各種の音響信号処理を行い、処理後の音響信号を任意の1又は複数のMIXバス24へ出力する。
バス部24は96本のバス(1〜96)を持つ。各バス24は、入力ch部23から供給された音響信号をミキシングし、ミキシング後の音響信号を出力ch25へ出力する。出力ch部25は、96本のバス24のそれぞれに対応する96個の出力chを持つ。各出力ch25は、対応するバス24から入力される音響信号に対して、カレントメモリに記憶されている各種パラメータのカレントデータに基づき各種の音響信号処理を行い、処理後の音響信号を出力パッチ26へ出力する。
出力パッチ部26は、カレントメモリに記憶されている出力パッチデータに基づいて、各出力ch25を、それぞれ、アナログ出力部27とデジタル出力部28に複数ずつ設けられている出力ポートのうち任意の1又は複数の出力ポートに割り当てる。アナログ出力部27及びデジタル出力部28は、波形I/O13が実行する音響信号のDA変換、フォーマット変換、出力などの音響信号出力機能に相当する。
図3は、ミキサ1の操作パネルの構成を説明する図であって、主要な部分を抽出して示す。操作パネルには、タッチ式ディスプレイ30、chストリップ部31、セレクテッドch部32及びユーザ操作子部33が設けられている。chストリップ部31、セレクテッドch部32及びユーザ操作子部33は、図1の操作子16に相当する物理操作子群を、機能・用途別にまとめた領域である。
chストリップ部31は、8個のchストリップ34を備え、主にディスプレイ30に表示されたメイン画面40の操作に用いる。各chストリップ34には、それぞれ、物理的操作子として、1つのchストリップノブ35と、1つのselスイッチ36と、1つのフェーダ37が備わる。メイン画面40には、各chストリップ34に対応する8個のch領域41が設けられている。ch領域41は、対応するchストリップノブ35に割り当てるパラメータを選択するパラメータ選択スイッチ42や、対応するエフェクタの詳細画面の表示を指示するエフェクト選択スイッチ43を備える。
ユーザが、図示外の選択スイッチ等を用いて128個の入力ch23及び96個の出力ch25うち8つのchをchストリップ部31及びメイン画面40の操作対象として選択できる。CPU10は、選択された8つのchの1つずつを、8つのchストリップ34の1つずつに、chストリップ34の操作対象のchとして割り当てる。ユーザは、chストリップ34に備えられている各種操作子を使って、当該chストリップ34に操作対象として割り当てられている1つのchに関する各種パラメータのカレントデータを調整できる。例えば、chストリップ34のフェーダ37を使って音量レベルの値を調整でき、また、chストリップノブ35を使ってパラメータ選択スイッチ42で選択中のパラメータの値を調整できる。
selスイッチ36は、そのselスイッチ36が属するchストリップ34の操作対象のchを、セレクテッドch部32の操作対象のch(選択ch)として選択する機能を本来の機能として持つ。複数のchストリップ34のそれぞれに備わるselスイッチ36のうち、いずれか1つが排他的にオン状態(選択chとして選択中の状態)になる。本実施例では、後述する通り、このselスイッチ36が、ユーザ操作子50、51の操作対象chの変更を指示するch変更指示手段としても機能する。
セレクテッドch部32は、複数個のノブ39を備えたセレクテッドch操作子部38とディスプレイ30に表示されたセレクテッドch画面44とからなり、1つの操作対象のch(選択ch)に関する詳細なパラメータの表示と調整に用いる。selスイッチ36の操作に応じて、当該selスイッチ36が属するchストリップ34の操作対象のchが、選択chとして指定される。セレクテッドch操作子部38で操作可能なパラメータ群の種類は、予め固定されている。
メイン画面40のch領域41に表示されるパラメータ群、及び、セレクテッドch部32に含まれるパラメータ群は、音響信号処理で使われる全てのパラメータのうちの一部だけである。メイン画面40のch領域41に表示されるパラメータ群には全パラメータのうちの主要なパラメータのみが含まれており、セレクテッドch部32にはch領域41に含まれる主要なパラメータとともに幾つかの詳細なパラメータが含まれる。
ユーザ操作子部33は、操作対象として割り当てられた音響制御パラメータとチャンネルとに該当するカレントデータを調整するためのユーザ操作子50,51を複数個備える。この実施例では、ユーザ操作子の一例として、4個のユーザノブ50と、16個のユーザキー51とを備える構成を示す。ユーザノブ50は、つまみ(ノブ)を回転操作するノブ型のユーザ操作子である。ユーザキー51は、キートップを押し下げ操作するスイッチ型のユーザ操作子である。ユーザは、各ユーザ操作子50、51に、操作対象として任意のパラメータやチャンネルを割り当てることができる。各ユーザ操作子50、51は、1個ずつ別々に(独立して)操作対象のパラメータやチャンネルを割り当てられる。
ユーザ操作子部33のユーザ操作子50,51に、操作対象を割り当てる処理について説明する。例えば、CPU10は、ユーザの要求に応じて、全ユーザ操作子50,51(4個のユーザノブ50及び16個のユーザキー51)を一覧表示するユーザ操作子指定画面(図示省略)をディスプレイ30に提示して、ユーザ操作子の指定を受け付ける。ユーザは、ユーザ操作子指定画面において、操作対象を割り当てたいユーザ操作子50又は51を1つ指定する。
図4は、ユーザ操作子を指定する処理のフローチャートである。CPU10は、ユーザにより1つのユーザ操作子50又は51が指定されたときに、そのユーザ操作子を処理対象として、図4の処理を起動する。ステップS1において、CPU10は、ユーザにより指定されたユーザ操作子を特定する情報(操作子IDなど)をバッファすること等により、当該ユーザ操作子を新たな指定中のユーザ操作子として設定する。
ユーザは、処理対象のユーザ操作子を指定した後、操作対象として新たに割り当てるパラメータを指定する。CPU10は、例えば、前記ステップS1による新たな指定中ユーザ操作子の設定に引き続き、図5(a)パラメータ指定画面60をディスプイ30に表示して、ユーザにパラメータの指定を促す。
図5(a)において、パラメータ指定画面60は、ユーザ操作子50,51に割り当て可能な全てのパラメータを一覧表示するリストにより構成される。パラメータ指定画面60の表示に必要な各パラメータの情報(機能分類、種類、名前、後述のタイプ区別等)は、メモリ11に記憶されたパラメータを定義するデータに基づく。ユーザ操作子50,51に割り当て可能なパラメータ(パラメータ指定画面60に表示されるパラメータ)には、音響信号処理で使われるパラメータの全てが含まれていることが好ましい。更に詳しくは、パラメータ指定画面60に表示されるパラメータは、パラメータの全てであることに限定されないが、メイン画面40のch領域41に表示されるパラメータ群、及び、セレクテッドch部32に含まれるパラメータ群よりも多くの種類のパラメータ(より詳細なパラメータ)が含まれることが望ましい。なお、図5(a)では、パラメータ指定画面60に表示されるパラメータのうちの一部のみを抽出して示している。
機能名欄61には、エフェクト種類等の機能の名称が表示されている。パラメータ欄62には、各機能に属するパラメータの名称が表示される。図5(a)では、一例として、エフェクトの一種であるダイナミクスに関する複数のパラメータとして、スレッショルド(threshold)、レンジ(range)、レシオ(ratio)、アタック(attack)、出力ゲイン(out gain)が示されており、また、モニタ用出力に関するパラメータとして、モニタディレイ(monitor delay)、モニタフランジャ(monitor flanger)が示されている。
これらパラメータには、(1)パラメータの種類と操作対象のchとを指定するタイプと、(2)パラメータの種類のみを指定するタイプとがある。前者(1)はchを特定して(ch毎に個別に)値を調整するパラメータであり、操作対象となるchを特定する必要がある。後者(2)はchを特定せずに値を調整するパラメータであり、操作対象となるchを特定する必要がない。特定パラメータ指定画面60のch特定要否欄63は、印64の表示有無により、パラメータ毎の前記タイプ区別(ch特定要否)を示している。(1)に該当するパラメータには、印64の表示が有り、(2)に該当するパラメータには印64の表示が無い。図5(a)の例では、ダイナミクスに関する各パラメータが(1)パラメータの種類と操作対象のchとを指定できるタイプであり、モニタ用出力に関する各パラメータが(2)パラメータの種類のみを指定するタイプである。このタイプの区別は、パラメータの種類毎に予め決まっている。タイプの区別を示す情報は、メモリ11に記憶された各パラメータを定義するデータに含まれるものとする。
ユーザは、パラメータ指定画面60のリストから所望の1つのパラメータを、指定中ユーザ操作子の操作対象として指定する。図6は、指定中ユーザ操作子に操作対象のパラメータを割り当てる処理のフローチャートである。指定中ユーザ操作子の操作対象のパラメータが指定されたとき(例えばパラメータ指定画面60にてパラメータの指定を受け付けたとき)、CPU10は、図6の処理を起動する。ステップS2において、CPU10は、指定されたパラメータを、新たな指定中パラメータとして設定する。具体的には、当該パラメータの種類を特定する情報(パラメータID等)を、指定中パラメータの情報としてバッファする。
ステップS3において、CPU10は、新たな指定中パラメータが、(1)パラメータの種類と操作対象のchとを指定するタイプ、又は、(2)パラメータの種類のみを指定するタイプのいずれであるかを確認する。
指定中パラメータが(1)パラメータの種類と操作対象のchとを指定できるタイプの場合(ステップS3のYES)、当該指定中ユーザ操作子に対して、更に、操作対象のchを指定する必要がある。この場合、CPU10は、ステップS4において、操作対象のchの指定を促し、操作対象のchの指定を受け付ける。
CPU10は、例えば、図6(b)に示す操作対象ch指定画面70をディスプイ30に表示して、ユーザから操作対象のchの指定を受け付ける。操作対象ch指定画面70には、
操作対象のchの選択肢として、音響信号処理に使う全てのchのリスト(すなわち128個の入力ch23(「入力ch1」〜「入力ch128」)のリスト71と96個の出力ch25(「出力ch1」〜「出力96」)のリスト72)から特定の1chを指定する選択肢と、操作対象chを変更できる旨を登録する選択肢「SELECTED CH」73とが、用意されている。ユーザは、操作対象ch指定画面70から、特定の1ch(「入力ch1」〜「入力ch128」、「出力ch1」〜「出力96」のうちの1ch)、又は、「SELECTED CH」を、操作対象のchとして指定できる。
ステップS5において、CPU10は、前記応じてステップS4で指定された操作対象のchを、当該指定中操作子の新たな指定中chとして指定する。具体的には、指定中chの情報として、具体的な1chを特定できる情報(例えば各chを識別するID番号)、又は、「SELECTED CH」を示す情報をバッファする。
そして、CPU10は、ステップS6において、当該指定中ユーザ操作子の操作対象のパラメータとして、前記ステップS2で設定された指定中パラメータを割り当てて、ステップS7において、当該指定中ユーザ操作子の操作対象のchとして、前記ステップS4で設定された指定中chを割り当てて、処理を終了する。
前記ステップS2で設定された指定中パラメータが(2)パラメータ種類のみを指定するタイプの場合(ステップS3のNO)、前記ステップS4、5及び7による操作対象のchを特定する情報の割り当て処理は不要である。この場合、CPU10は、ステップS8において、当該指定中ユーザ操作子の操作対象のパラメータとして、前記ステップS2で設定された指定中パラメータを割り当てて、処理を終了する。
図7は、前記ステップS7で行う指定中chの割り当て処理のフローチャートである。ステップS9において、CPU10は、前記ステップS5で指定した当該指定中操作子の新たな指定中chとして、操作対象chを変更できる旨を登録することが指定されているか否かを確認する。この実施例では、CPU10は、指定中chとして、「SELECTED CH」が指定されているか否かを確認する。
この実施例では、指定中chとして「SELECTED CH」が指定されている場合(ステップS9のYES)、CPU10は、ステップS10において、指定中ユーザ操作子に、操作対象chを変更できる旨を登録する。この登録は、例えば、ユーザ操作子毎に登録内容を示す情報(ch変更可の情報)を保持することにより行う。すなわち、ステップS4,5,7及び10の処理が、操作対象のチャンネルを変更できる旨を登録する登録手段として機能する。ステップS11において、CPU10は、「SELECTED CH」の初期値となるchを特定して、該特定した初期値を指定中のユーザ操作子の操作対象chに割り当てる。「SELECTED CH」の初期値は、例えば、現時点でch変更指示手段により選択中のchである。ch変更指示手段により選択中のchは、この実施例では、selスイッチ36により選択中の選択chである。
他方、指定中chとして特定の1chが指定されている場合(ステップS9のNO)、CPU10は、ステップS12において、指定中ユーザ操作子をch変更できない旨を登録する。この登録は、例えば、ユーザ操作子毎に登録内容を示す情報(ch変更不可の情報)を保持することにより行う。そして、ステップS13において、CPU10は、前記ステップS5で指定した新たな指定中ch(特定の1ch)を操作対象に割り当てて、処理を終了する。
上述したステップS1〜S13による操作対象の割り当て処理を、複数のユーザ操作子50,51のそれぞれに対して行うことで、ユーザ操作子毎に、操作対象のパラメータを割り当てるとともに、操作対象のchを特定する必要があるパラメータについては、操作対象のchを割り当てることができる。これにより、複数のユーザ操作子50,51を用いて、それぞれに割り当てたパラメータのカレントデータを調整できるようになる。
図8は、ユーザ操作子50,51の操作に応じた処理のフローチャートである。ユーザ操作子部33のいずれかのユーザ操作子50,51が操作されたとき、CPU10は、そのユーザ操作子を処理対象として図8の処理を起動する。ステップS14において、CPU10は、そのユーザ操作子に割り当て中のパラメータのカレントデータを当該ユーザ操作子の操作に応じて変更する。ユーザ操作子に割り当て中のパラメータがchを特定する必要のないパラメータの場合、CPU10は、当該ユーザ操作子の操作に応じて、割り当て中のパラメータで特定されるカレントデータを調整する。また、ユーザ操作子に割り当て中のパラメータがchを特定する必要があるパラメータの場合、CPU10は、そのユーザ操作子に割り当て中のパラメータと割り当て中のchを確認して、割り当て中のパラメータと割り当て中のchとの組み合わせにより特定されるカレントデータを、当該ユーザ操作子の操作に応じて調整する。
上述の操作対象割り当て処理(特にステップS10とS12)において操作対象のchを変更できる旨を登録した各ユーザ操作子は、ch変更指示に応じて、操作対象のchを変更できる。本実施例では、一例として、chストリップ34のselスイッチ36をch変更指示手段として利用する構成であり、selスイッチ36の操作により1つのchを選択して、ch変更指示を行う。
図9は、ch変更指示に応じてユーザ操作子の操作対象のchを変更する処理のフローチャートである。この実施例では、1つのselスイッチ36の操作により新たな操作対象のchが選択されたときに、図9の処理を起動する。ステップS15において、CPU10は、selスイッチ36が操作されたときに本来実行される処理を行う。すなわち、操作されたselスイッチ36が属するchストリップ34に割り当て中のchを特定し、該特定したchをセレクテッドch操作部32の操作対象(選択ch)として設定する。
ステップS16において、CPU10は、ユーザ操作子50、51毎に、操作対象のchを変更できる旨を登録しているか否かを調べる。操作対象のchを変更できる旨が登録されている場合(ステップS16のYES)、ステップS17において、CPU10は、当該登録がされているユーザ操作子の操作対象chを、selスイッチ36の操作により選択されたch(ステップS15において特定されたch)に変更して、処理を終了する。操作対象のchを変更できる旨が登録されているユーザ操作子が複数存在する場合は、それら複数のユーザ操作子の操作対象chを、それぞれ、selスイッチ36の操作により選択されたchに変更する。このとき、CPU10は、各ユーザ操作子の操作対象のパラメータ種類を変更せずに維持する。したがって、当該ch変更されたユーザ操作子を用いて調整される操作対象のカレントデータ(操作対象のパラメータ種類とchとの組み合わせにより特定される値)は、当該ch変更の結果に応じて、別のカレントデータに変更されることになる。
操作対象のchを変更できる旨が登録されている全てのユーザ操作子の操作対象chを変更し終えたら(ステップS16のNO)、CPU10は処理を終了する。すなわち、CPU10は、いずれのユーザ操作子50,51にも、操作対象のchを変更できる旨が登録されていない場合、当該受け付けた指示に応じた操作対象のチャンネルの変更を行わないように制御する(ステップS16のNO)。したがって、操作対象のchを変更できない旨が登録されたユーザ操作子の操作対象のchは、ch変更指示に応じて変更されず、前記ステップS13で割り当てた操作対象のchで固定される。また、操作対象のパラメータとして(2)パラメータの種類のみを指定するタイプ(ch特定不要)のパラメータが割り当てられているユーザ操作子も、ch変更指示の影響を受けない。上述したステップS16,S17がチャンネル変更手段として機能する。
以上説明した通り、この実施例によれば、任意のパラメータと任意のchとを操作対象として割り当てたユーザ操作子50,51に、操作対象のchを変更できる旨を登録しておけば、ch変更指示手段(例えばselスイッチ36)の操作に応じて、そのユーザ操作子の操作対象chを、選択chに変更できる。したがって、手間をかけずに簡単に、操作対象chを順次変更しながら、ユーザ操作子50,51を使って任意の音響制御パラメータの値を調整できるようになる。たとえば、或るパラメータについて複数ch分の調整を行うときには、そのパラメータについてch毎の値を迅速、円滑に調整できるようになる、という優れた効果を奏する。また、ch変更指示に追従して、ユーザ操作子50、51の操作対象chを順次変更して、或るパラメータについて複数ch分の調整を連続して行うことができるので、無駄のないユーザ操作子の利用が可能である。
簡単な操作で操作対象chを順次切り替えられるので、ユーザは、ユーザ操作子50,51を使ったch毎の値の調整作業に集中できる。例えば、ユーザノブ50を使ってパラメータの値を調整する場合、ch変更指示手段(例えばselスイッチ36)を押すという簡単な操作で操作対象chを切り替えながら同じ1つのユーザノブ50を使った作業ができるので、或るパラメータについて複数ch分の値を、ノブの回転操作感覚や調整作業の集中力・注意力を、ch変更等の二次的な作業で損なうことなしに、調整できる。したがって、ユーザにとって、ユーザノブ50を使った或るパラメータについて複数ch分の値を調整する作業が非常にやりやすい。
また、複数のユーザ操作子50,51を操作対象のchを変更できるようにしたユーザ操作子として登録した場合、それら複数のユーザ操作子50,51の操作対象chを、まとめて変更できる。したがって、複数パラメータについて複数ch分の値を調整する場合にも、ch毎の値を、手間をかけず迅速・円滑に調整できる。
ユーザ操作子50,51を、操作対象chを変更できるユーザ操作子として登録する使い方により、ユーザ操作子部33を用いてセレクテッドch部32を拡張できるようになる。例えば、前記図6(a)に示すダイナミクスにパラメータのうち、スレッショルド、レンジ及びレシオがセレクテッドch操作子部38で調整できるパラメータであり、アタック及び出力ゲインはセレクテッドch操作子部38で調整できないパラメータとする。例えばアタックと出力ゲインとをそれぞれユーザノブ50に割り当てて、各ユーザノブ50をch変更できるユーザ操作子として登録しておけば、selスイッチ36で選択した選択chのスレッショルド、レンジ及びレシオがセレクテッドをセレクテッドch操作子部38で調整でき、且つ、当該選択chのアタック及び出力ゲインを2つのユーザノブ50で調整できる。すなわち、これらユーザノブ50をセレクテッドch部32の拡張として利用できる。
なお、上述した実施例では、ユーザ操作子に操作対象を割り当てる処理(特にステップS4,5,7及び10)において、操作対象のchとして「SELECTED CH」を指定することにより、操作対象chを変更できる旨を登録する登録手段の構成を説明したが、その登録をできる構成でさえあれば、実施例の構成に限定されない。例えば、登録手段を登録指示専用操作子(物理操作子又は操作子画像)で構成してもよい。登録指示専用操作子は、例えば、操作対象のchを変更できる旨を登録/解除する指示を行う操作子や、或いは、ユーザ操作子の動作モードとして、操作対象のchを変更できるモード又はできないモードのいずれかを指定する操作子などである。この場合、1つのユーザ操作子50又は51を指定した上で、登録指示専用操作子の操作を受け付けたときに、指定中のユーザ操作子に、操作対象chを変更できる旨を登録する。なお、指定されたユーザ操作子に操作対象のchがない場合(例えば、割り当て中パラメータがch特定不要のタイプの場合)は、当該登録指示専用操作子の操作を無効とする。この構成を採用した場合、前記図5(b)の操作対象ch指定画面70に「SELECTED CH」の選択肢を含めない(特定のchを選択する選択肢のみを提示する)ようにして、CPU10は、前記ステップS9,S10,S11の処理を行わない。そして、登録指示専用操作子が操作されたときに、CPU10は、指定中のユーザ操作子を処理対象として、前記ステップS9,S10,S11の処理を起動、実行する。
また、上記実施例では、selスイッチ36をch変更指示手段として用いる構成を説明したが、ch変更指示手段は、任意の1chを選択してch変更指示する構成でさえあればよく、実施例の構成に限定されない。例えば、ch変更指示手段として、selスイッチ36とは別途に、他の機能を共有しないch変更指示専用操作子(物理操作子又は操作子画像)を設けて、そのch変更指示専用操作子の操作により1つのchが選択されたときに、操作対象chを変更するように構成できる。この場合、具体的には、そのch変更指示専用操作子の操作に応じて、CPU10は、図9のフローチャートを起動し、前記ステップS15の処理を割愛して、前記ステップS16,S17の処理を行う。
また、実施例では、1回のch変更指示に応じて、その時点で「操作対象のchを変更する旨」が登録されている全てのユーザ操作子50,51を一括して、ch変更する構成を示したが、chの変更は一括になされることに限定されるものではない。例えば、前記chを変更する旨が登録されているユーザ操作子それぞれ独立にch変更を行える構成や、前記chを変更する旨が登録されているユーザ操作子の一部をグループにまとめて、そのグループに含まれるユーザ操作子のみに対してch変更を行う構成としてもよい。
また、実施例では、前記ステップS12において、指定中ユーザ操作子をch変更できない旨を登録する構成を説明したが、この処理を割愛して、操作対象のchを変更できないユーザ操作子は、ch変更できる旨を登録していないものとして扱う構成でもよい。すなわち、この発明は、最低限、操作対象のchを変更できる旨を登録する(操作対象のchを変更できるユーザ操作子を特定できる)構成であればよい。
1 デジタルオーディオミキサ、10 CPU、11 フラッシュメモリ、12 RAM、13 波形I/O、14 信号処理部、15 表示器、16 操作子、17 その他I/O、20 アナログ入力部、21 デジタル入力部、22 入力パッチ部、23 入力チャンネル部、24 バス部、25 出力チャンネル、26 出力パッチ部、27 アナログ出力部、28 デジタル出力部、30 ディスプレイ、31 chストリップ部、32 セレクテッドch部、33 ユーザノブ部、34 chストリップ、36 selスイッチ、50 ユーザノブ、51 ユーザキー

Claims (2)

  1. 操作対象として割り当てられた音響制御パラメータとチャンネルとに該当する値を調整できるユーザ操作子と、
    前記操作対象のチャンネルを変更できる旨を登録する登録手段と、
    チャンネル変更の指示を受け付けるチャンネル変更指示手段と、
    前記チャンネル変更の指示を受け付けたとき、前記登録がされている場合には、当該受け付けた指示に応じて操作対象のチャンネルを変更し、前記登録がされていない場合は、当該受け付けた指示に応じた操作対象のチャンネルの変更を行わないように制御する変更制御手段
    を備えることを特徴する音響制御装置。
  2. 操作対象として割り当てられた音響制御パラメータとチャンネルとに該当する値を調整できるユーザ操作子を備える音響制御装置を制御するコンピュータに、
    前記操作対象のチャンネルを変更できる旨を登録する登録ステップと、
    チャンネル変更の指示を受け付けるチャンネル変更指示ステップと、
    前記チャンネル変更の指示を受け付けたとき、前記登録がされている場合には、当該受け付けた指示に応じて操作対象のチャンネルを変更し、前記登録がされていない場合は、当該受け付けた指示に応じた操作対象のチャンネルの変更を行わないように制御する変更制御ステップ
    を実行させるためのプログラム。
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