JP5373628B2 - 中折れ式シートバック及び中折れ式シートバックを備えた車両用シート並びにその製造方法 - Google Patents

中折れ式シートバック及び中折れ式シートバックを備えた車両用シート並びにその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は中折れ式シートバック及び中折れ式シートバックを備えた車両用シート並びにその製造方法に係り、特にシートバックのシートバック上部をシートバック下部に対して前方に傾動可能にした中折れ式シートバック及び中折れ式シートバックを備えた車両用シート並びにその製造方法に関するものである。
従来から、中折れ式シートバックは、シートバック上部をシートバック下部に対して、前方に傾動可能にした技術であり、中折れ式シートバックの技術については、各種提案されている。
中折れ式のシートバックは、シートバック上部をシートバック下部に対して、前方に傾動可能にしているため、シートバック上部と、シートバック下部とをトリムカバーで被覆するときに、各種の工夫がなされている。
例えば、トリムカバーとして、シートバック上部を上カバーで被覆し、シートバック下部を下カバーで被覆し、これら被覆した上カバーと下カバーについて、相互を全周回りに沿って縫い合わせ、バック上部とバック下部との間の隙間を設けない技術が知られている。この技術によれば、トリムカバーによって、シートバックの内部構造が外部から露見せず、シートバック上部をシートバック下部との間に間隙を作らないようにすることが可能となる。
上述のような上カバーと下カバーの相互を全周回りに沿って縫い合わせたトリムカバーを備えた中折れ式シートバックについて、トリムカバーに、吊込み状のメリハリをつけ、また、上部フレームの傾倒時に、皺がトリムカバーの座面側に生ずるのを防ぐよう、トリムカバーの上カバー、下カバーより内方に延長させて引き布を設ける技術が提案されている。
例えば、提案技術として、適宜の間隔を隔て、袋状に二つ折りした引き布を、トリムカバーの上カバーと下カバーの周回り端末に複数共縫いし、ゴム紐等の伸縮部材を各引き布に挿通させて、伸縮部材の端末をホックリングで止着する技術が提案されている(特許文献1)。
他の提案技術としては、トリムカバーの内側における左右部分をサイドフレームの挿通部として除き、前後の引き布を中央部分の各端末より内方に延長させて設け、引き布の後辺縁、前辺縁相互をホックリングで止着すると共に、上部フレームの起立状態乃至は傾倒状態で押圧力を変えられるよう引き布を支えるワイヤーを上部フレームより下方に突出されて設けるものが提案されている(特許文献2)。
更なる提案技術としては、樹脂フックを前辺縁に備えた帯状のゴム紐を上述した背側の中央部分に設けると共に、引き布を前側の中央部分に設け、ゴム紐を樹脂フックで上部フレームより下方に突出するワイヤーに係止させて背側の中央部分を引張し、また、前側の引き布を背側の継ぎ代にホックリングで止着させて引張するものも提案されている(特許文献3)。
上述した各中折れ式のシートバックでは、引き布により吊込み状のメリハリを付け、また、皺がトリムカバーの座面側に発生するのを防ぐことを期待するものである。
特開2001−180343号公報(段落0024、図4) 特開2001−197956号公報 特開2001−199266号公報
上記した各提案技術は、いずれも構造的に複雑で、引き布やその他の部材の組付けを含めてトリムカバーの被覆に極めて手間が掛かり、作業効率が悪いという不都合がある。つまり、トリムカバーを被せる作業のほかに、被せた状態で、ホックリング等を行なう必要があるため、非常に狭い空間で作業を行う必要があり、作業者に熟練が必要であるだけでなく、作業効率が悪いという不都合があった。
また、上記提案技術では、上部フレームと下部フレームとの間で、トリムカバーの被覆を行なう必要があり、さらに引き布に対して他の部材によって張力を掛けるための作業を行なう必要があり、上部フレームと下部フレームを考慮してトリムカバーを被覆する点については、改善がなされていなかったものである。
本発明の目的は、シートバック上部をシートバック下部に対して前方に傾動可能にしてなる中折れ式シートバックにおいて、トリムカバーが上カバーと下カバーの相互の当接位置を全周回りに沿って縫い合わせたものを、上パッド及び下パッドを被覆するときに、吊込み状のメリハリを付けることができ、トリムカバーの座面側における皺の発生を防止し、トリムカバーとしても簡単に組み付けられ、作業効率が良く、シート全体の見栄えも良好なものに保てる中折れ式シートバック及び中折れ式シートバックを備えた車両用シート並びにその製造方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、中折れ式シートバックにおいて、シートバックの上下フレームに強度を保持するように設計しても、ト上カバーと下カバーの相互の当接位置を全周回りに沿って縫い合わせたリムカバーを、上パッド及び下パッドに被覆する作業性を良好にして、効率化を図ることのできる中折れ式シートバック及び中折れ式シートバックを備えた車両用シート並びにその製造方法を提供することにある。
前記課題は、本発明の中折れ式シートバックによれば、シートバック上部をシートバック下部に対して前方に傾動可能にしてなる中折れ式シートバックであって、前記シートバック上部を支持する上フレームと前記シートバック下部を支持する下フレームを有し前記上フレームを前記下フレームに対して傾倒可能に連結したバックフレームと、前記上フレームに組付けられた上パッド及び前記下フレームに組み付けられた下パッドと、前記上パッド及び下パッドを被覆するトリムカバーと、を備え、前記トリムカバーは、上カバーと下カバーの相互の当接位置を全周回りに沿って縫い合わせ、前側カバーの縫い合わせ位置に配設した第1の連結部と、後側カバーの縫い合わせ位置に配設した第2の連結部とからなる連結部材によって開閉可能にしてなること、により解決される。
このように、上カバーと下カバーの相互の当接位置を全周回りに沿って縫い合わせたことにより、シートバックの内部構造が外部より見えず、シートバック上部とシートバック下部との間の奥深くに異物が侵入するのを防止でき、異物によって傾動が妨げられることがなくなり、同時にシート全体としての見栄えも良好なものに保つことが可能となる。
また、カバーの縫い合わせ位置に配設した第1の連結部と、後側カバーの縫い合わせ位置に配設した第2の連結部とからなる連結部材によって開閉可能にした構成にすることにより、開閉可能な連結部材を用いているので、上カバーを上パッドに被覆させた後で、連結部材を閉じるだけで、上パッドに上カバーを被覆することが可能となるため、組付け作業が容易となり、作業効率が高まる。すなわち、上パッドを上フレームに組み付け、下カバーを開放側より裏返しに捲り上げて連結部材を開いた状態に保ってから、上パッドを組み付けたフレーム全体を上カバーの内側に挿置し、上カバーを上パッドに被せ、次に、連結部材を閉めて上カバーを閉鎖した後、下パッドを下フレームに組み付けて下カバーを表返しに捲り下げ、下カバーの開放側を最終的に閉鎖するという手間の掛からない簡単な作業で容易に被せるようにできる。
また、連結部材によって閉じることにより、上カバーと下カバーの縫合部分をシートバックの内側へ引き込むことになり、上カバーと下カバーとの間で、吊込み効果を生じさせて、シートバック上部とシートバック下部を別体のようなシャープな形状とし、皺の発生を防止することが可能となる。
このとき、前記トリムカバーの前記シートバックの前側に位置する前記上カバーと前記下カバーの縫い合わせ部分と前記第1の連結部との間、または前記シートバックの後側に位置する前記上カバーと前記下カバーの縫い合わせ部分と第2の連結部との間の少なくとも一方に、配設布を介在させると好適である。
このように、配設布を介在させると、各連結部の位置の調整が可能となり、連結部材の位置を、上下フレームや上下パッドとの関係を踏まえて、作業上や吊込み効果を考慮した最適な位置に組み付けることが可能となる。
また、配設布は、前記トリムカバーの内側における中央部分に配設されていると好適である。このように、中央部分に配設布を設けることにより、連結部材の開閉作業が容易となり、またシートバック上部とシートバック下部との間をより深く吊込んだように形成することが可能となる。
連結部材としては、スライドファスナー、デルリンファスナー、オープンスライドファスナー、スナップファスナー、かぎホックのいずれか一つであると好適である。このように、連結部材としては、各種のものを利用することが可能である。特に、前記連結部材は、スライドファスナー、デルリンファスナー、オープンスライドファスナーのいずれかであって、これらが一条のみで構成すると、好適である。
このように連結部材として、特にスライドファスナーなどの場合には、1条設けるだけでよいので、部品点数が少なくてよく、また左右方向にスライドさせることで開閉させて組付けが可能となるので、トリムカバーのシートバック上部とシートバック下部の間の前後方向の結合が確実に行える。さらに、スライドさせるだけの操作であるので、シートバック上部とシートバック下部との間の非常に狭い作業空間であっても、作業効率を高めることが可能となる。なお、オープンスライドファスナーの場合には、連結部材の最端部のとめ具がはずれるようになり、左右に分離するので、組付け作業が非常に容易になる。
また、前記連結部材は、上フレームと下フレームを結ぶ上下方向の線よりも、連結部材の中心を背面側に位置して取り付けられていると好適である。
一般に、中折れ式ではないシートバックのバックフレームは一つのフレームから構成されているが、中折れ式シートバックは、上フレームを傾倒させるために、シートバック上部を支持する上フレームと、シートバック下部を支持する下フレームの2つに分割されている。上カバーと下カバーの前後の縫合部分を連結する連結部材の上下または後方(背面)側には、これらフレーム(パイプ)が存在することになり、連結部材の開閉作業の作業効率上で支障がある場合がある。
また、中折れ式シートバックでは、バックフレームの強度を保持させるために、傾倒側である上フレームを大きくとることが好ましい。しかし、シートバックの大きさには制限があるために、上フレームを大きくすると、下フレームとの間の距離が小さくなってしまう。すなわち、上述したように、トリムカバーの被覆時に、連結部材の上下または後方に存在するフレーム(パイプ)が邪魔になり、連結部材の開閉作業に時間と手間がかかり、トリムカバーを被覆するときの作業性が悪いという不都合がある。
そこで、上フレームと下フレームを結ぶ上下方向の線よりも、連結部材の中心を背面側に位置させることにより、連結部材が上フレームと下フレームよりも作業のしやすい後方位置に存在することになるので、後方からの作業性を向上させることが可能となる。
さらに、上フレームと下フレームのうち一方のフレームの上下方向の延長線上と、連結部材の中心部の上下方向の延長上と、上フレームと前記下フレームのうち他方のフレームの上下方向の延長線上とが、一致しないように、組付けがなされていると好適である。
このように、上フレームの上下方向の延長線と下フレームの上下方向の延長線と連結部材の中心部の上下方向の延長上が一致しないように構成しているので、下フレーム及び上フレームは、連結部材と前後方向で一致せず、重ならないように組み付けられるため、作業しやすくなる。
このとき、上下カバーを連結する連結部材(ファスナーやクリップ)の下フレームを上フレームよりも前方に配置する(下フレームの方が前になる)構成とすることもでき、この場合には、下側に作業スペースが確保されるので、後方からの組み付け作業性が向上する。特に、上フレームを前方に傾倒させた状態で、連結部材の開閉作業を行なうことができるので、一層、上側の作業スペースが確保され、後方からの作業性が向上する。
このような場合において、上フレーム、下フレームの前後方向の位置が変わっても、同じ連結部材を用いたトリムカバーで被覆することが可能である。
さらに、上フレーム及び下フレームと、連結部材との間に接触防止手段を設けていると好適である。
上述したように、一般に、中折れ式シートバックは、シートバックを分割して作られるため、中折れ部分の強度を維持する必要がある。このため上フレームと下フレームの間隔を狭くする必要がある。しかし、上下のフレーム間を狭くすると、上フレーム及び下フレームと連結部材が接触した場合に、異音が発生したり、連結部材が損傷する恐れがある。上フレーム及び下フレームと、連結部材との間に接触防止手段を設けていると、連結部材と補強フレームとの接触を抑制できるので、異音の発生を防止することが可能となる。
接触防止手段としては、連結部材と上フレームとの間にクッション部材(接触抑制部材)を設けることができ、このクッション部材として上パッドまたは下パッドを用いることができる。このようにすると、連結部材と上フレームまたは下フレームとの接触を抑制できるので、異音の発生を抑制することが可能となる。
具体的な接触防止手段としては、連結部材と上フレームまたは下フレームとの間へシートバックの前側から後方へ向かって、パッドを延ばして介在させる。これによって、連結部材とフレームとの接触を抑制できるので、異音の発生を抑制可能である。
また具体的な接触防止手段としては、パッドで上フレームまたは下フレームを覆うようにパッドを設ける態様もある。このようにパッドでフレームを覆うようにすると、振動などによるパッドや連結部材の位置ずれを抑制し、異音を防ぐことが可能となる。このとき、パッドがフレームを完全に覆う必要はなく、パッド間の隙間が連結部材より小さければよく、このようにすると連結部材とフレームと接触せず異音が発生することを防止することが可能である。
また具体的な接触防止手段としては、フレームの溶接部と連結部材の間に入り込むようにパッドを取り付けることによっても、溶接部と連結部材が当たって異音が発生することを防止することが可能である。
また他の具体的な接触防止手段としては、上フレームと下フレームと、連結部材との間を拡大する拡大手段とすることもできる。例えば上フレーム或いは下フレームと連結部材との対向する側に逃げ部としての拡開部を設けるように構成することもできる。この場合には、上フレーム或いは下フレームと、連結部材と対向する逃げ部で、間が広がることになり、作業スペースが確保され、作業性が一層向上することになる。
この逃げ部は、連結部材の始端と終端の部分を含んでいればよいので、連結部材の幅に応じて、上フレームと下フレーの間、或いは、上フレームまたは下フレームの側方側に形成することもできる。
また、上フレームまたは下フレームの側方位置で、サイドフレーム等と溶接によって接合するときには、溶接部が溶接部材を含めて幅広になって接合されることになる。このため溶接部の幅が狭くなってしまうので、接触防止手段として、溶接部を避けた位置に、連結部材を設けることにより、連結部材が溶接部と接触するのを防止することが可能となる。
また、連結部材との間の接触防止手段として、上フレームと下フレームとの間を拡大する拡大手段(拡開部)を用いた場合には、連結部材を拡大手段の間に位置させて、連結部材の配置幅よりも大きい幅の位置に上下方向の連結部材を配設するようにする。このように連結部材と上下方向の連結部材との位置を調整することによって、フレームと連結部材との接触を防止し、さらに連結部材と上下方向の連結部材との干渉を避けて、作業性を向上させることができる。
また、接触防止手段として、上フレームと下フレームの側方側の溶接部を避けた位置に連結部材を設けた場合には、上下方向の連結部材は、さらに幅を広くして、連結部材の外側位置に形成する。このようにすると、上フレーム或いは下フレームと、連結部材と対向する逃げ部で、間が広がると共に、上下方向の連結部材が邪魔にならずに、作業スペースが確保され、作業性が一層向上することになる。
また、シートバック上部を支持する上フレームの回転軸を、シートバック下部を支持する下フレームよりも下方に配置し、シートバック上部をシートバック下部に対して前方に傾動可能とすると好適である。
一般に、中折れ式シートバックは、シートバック上部が傾動すると中折れ部の隙間や段差が広がり見栄えが悪という不都合が知られている。そこで、シートバック上部の回転軸を下フレームよりも下方に配置することにより、シートバック上部が傾動した時の上下移動を少なくできるので、好ましい隙間の間隔を維持することができる。
また、シートバック上部の上パッドの前面下端部を下方に延長した延長部を形成することにより、傾動時に、延長部により隙間に広がりを抑制できるので、見栄えが良くなる。
さらに、シートバック上部の上パッドの下端面は、シートバック上部の移動軌跡に沿った形状、すなわち円弧状にすると好適である。このように構成すると、隙間を極力小さくでき、移動したときに隙間が広がらない理想的な形状にすることが可能となる。
バックフレームよりも前方位置に、第1の連結部と第2の連結部を配置していると好適である。
中折れ式シートバックのトリムカバーを連結部材で連結するようなシートにおいて、パッドは着座者に触れる前面部分に厚みがある形状をしているため、上フレームと下フレームは、シートバックの前後幅における中央部ではなく、後ろ側へ配置しているのが一般的である。このとき、シートバックの組み立ての際の作業性を考えて、連結部材もフレームと同様に後方へ配置すると、中折れ機構を作動させるとき、カバーや配置された連結部材も一緒に前後に動き、繰り返し作動している間に連結部材の位置がずれて、上カバー或いは下カバーの表皮に歪みを発生する可能性がある。
上記構成によれば、シートバックフレーム間を連結する上フレーム、下フレームよりも、前方に上下カバーを連結する連結部材を配置すると、シート前後方向における中央部に連結部材を配置することによって、連結部材に前後方向から均等に力が加わることでカバーの表皮のずれをふせぐことができる。また、フレームが後側に位置すれば、パッドの着座側(前方向)の厚みの確保もできる。
上パッド及び下パッドの配置されていない箇所に連結部材を設けると好適である。つまり、上フレームを覆う上パッドと、下フレームを覆う下パッドはそれぞれ中空になっており、空間が形成されていて、この空間の部分に連結部材を配置するものである。
このように構成すると、上パッド及び下パッドと連結部材とが接触しない。
上パッド及び下パッドと、連結部材との間に接触防止手段を設けていると好適である。
例えば、接触防止手段として、連結部材の位置に、特に連結部材がシートバック上部の移動でする範囲を含んで、上パッドと下パッドに窪み(凹部)を形成するようにすると、シートバック上部を傾動させるときに、連結部材がパッドに引っかかりにくくスムーズな動きを確保できる。特に上パッドの下部に窪み(凹部)を形成すると、頻繁に可動する上パッドに連結部材がひっかかり、スムーズに動かなくなることを防ぐことができる。
シートバックの背面には上下方向に向かう組み付け用連結部材が2つ形成され、組み付け用連結部材の幅が、下パッドの内端部の幅よりも広く構成すると好適である。
このように構成すると、下パッドの外側まで下カバーをめくり上げることが可能となり、より多くの作業範囲を確保できるだけでなく、組み付けの際に、より広い視野で作業することができる。
前記課題は、本発明の中折れ式シートバックを備えた車両用シートによれば、着座部と、該着座部の後側にシートバックを備え、前記シートバックが中折れ式シートバックにおいて、請求項1乃至11のいずれか1項に記載の中折れ式シートバックを備えたこと、により解決される。
本発明に係る中折れ式シートバックを備えた車両用シートによれば、本発明の中折れ式シートバックの特徴、作用、効果を備えた車両用シートとすることができる。
前記課題は、本発明の中折れ式シートバックの製造方によれば、シートバック上部をシートバック下部に対して前方に傾動可能にしてなる中折れ式シートバックの製造方法において、下記工程1〜工程4のうち工程1または工程2の後で、工程3、工程4を行なうことにより、解決される。
工程1:上パッドを上フレームに組み付け、トリムカバーの上カバーを前記上パッドに被せ、下カバーを開放側より裏返しに捲り上げて連結部材を開いた状態に保ってから、前記上パッドを組み付けた前記上フレーム全体を前記上カバーの内側に挿置するシートバック上部被覆工程。
工程2:前記上フレームを下フレームに対して傾倒させて傾倒した状態を保持する傾倒工程。
工程3:前記トリムカバーの前記連結部材を閉めて前記上カバーを閉鎖する閉鎖工程。
工程4:前記閉鎖工程の後で、下パッドを組み付けた前記下フレーム全体を前記下カバーの内側に配置して開放側を最終的に閉鎖するシートバック下部被覆工程。
前記課題は、本発明の中折れ式シートバックの製造方法によれば、シートバック上部をシートバック下部に対して前方に傾動可能にしてなる中折れ式シートバックの製造方法において、シートバック上部を支持する上フレームとシートバック下部を支持する下フレームを有し前記上フレームを前記下フレームに対して傾倒可能に連結したバックフレームを製造するバックフレーム製造工程と、上カバーと下カバーの相互の当接位置を全周回りに沿って縫い合わせ、前側カバーの縫い合わせ位置に第1の連結部を配設し、後側カバーの縫い合わせ位置に第2の連結部を配設して連結部材を取り付けたトリムカバーを製造するトリムカバー製造工程と、前記バックフレーム製造工程で製造された前記上フレームを前記下フレームに対して傾倒させて傾倒した状態を保持する傾倒工程と、前記上フレームが前記傾倒工程で傾倒した状態を保持したまま、上パッドを前記上フレームに組み付け、前記トリムカバーの前記上カバーを前記上パッドに被せ、前記下カバーを開放側より裏返しに捲り上げて前記連結部材を開いた状態に保ってから、前記上パッドを組み付けた前記上フレーム全体を前記上カバーの内側に挿置するシートバック上部被覆工程と、前記トリムカバーの前記連結部材を閉めて前記上カバーを閉鎖する閉鎖工程と、前記閉鎖工程の後で、下パッドを前記下フレームに組み付けて、前記トリムカバーの前記下カバーを表返しに捲り下げ、前記下パッドを組み付けた前記下フレーム全体を前記下カバーの内側に配置して開放側を最終的に閉鎖するシートバック下部被覆工程を、を有してなること、により解決される。
上記構成からなるので、上フレームが傾倒工程で傾倒した状態を保持した状態で組み付けるため、連結部材に対する作業領域が大きくなり、効率よく、本発明の中折れ式シートバックの特徴を備えた中折れ式シートバックを製造することが可能となる。
本発明は、上カバーと下カバーの相互の当接位置を全周回りに沿って縫い合わせたことにより、シートバックの内部構造が外部より見えず、シートバック上部とシートバック下部との間の奥深くに異物が侵入するのを防止でき、異物によって傾動が妨げられることがなくなり、同時にシート全体としての見栄えも良好なものに保つことが可能となる。
また、前側カバーの縫い合わせ位置に配設した第1の連結部と、後側カバーの縫い合わせ位置に配設した第2の連結部とからなる連結部材によって開閉可能にした構成することにより、開閉可能な連結部材を用いているので、上カバーを上パッドに被覆させた後で、連結部材を閉じるだけで、上パッドに上カバーを被覆することが可能となるため、組付け作業が容易となり、作業効率が高まる。
中折れ式シートバックを備えた車両用シートの概略斜視図である。 中折れ式シートバックの背面側の斜視図である。 中折れ式シートバックに用いられるフレームの概略説明図である。 図3の正面側の説明図である。 図3の背面側の説明図である。 中折れ式シートバックの要部断面説明図である。 図6のトリムカバーの下カバー側を示した平面図である。 中折れ式シートバックの要部断面説明図である。 図8の同トリムカバーを下カバーで示す平面図である。 中折れ式シートバックの要部拡大断面説明図である。 中折れ式シートバックの要部拡大断面説明図である。 中折れ式シートバックのトリムカバーの下カバー側を示した平面図である。 中折れ式シートバックのトリムカバーの下カバー側を示した平面図である。 中折れ式シートバックの要部拡大断面説明図である。 図14のA−A断面に相当する中折れ式シートバックの断面説明図である。 中折れ式シートバックの要部拡大断面説明図である。 中折れ式シートバックの要部拡大断面説明図である。 中折れ式シートバックの要部拡大断面説明図である。 中折れ式シートバックに用いられるフレームの概略説明図である。 中折れ式シートバックの連結部材と背面側ファスナーとの関係を示す説明図である。 中折れ式シートバックに用いられるフレームの概略説明図である。 中折れ式シートバックの連結部材と背面側ファスナーとの関係を示す説明図である。 中折れ式シートバックに用いられるフレームの概略説明図である。 中折れ式シートバックの要部拡大断面説明図である。 中折れ式シートバックの要部拡大断面説明図である。 中折れ式シートバックの要部拡大断面説明図である。 中折れ式シートバックの要部拡大断面説明図である。 中折れ式シートバックの要部断面説明図である。 中折れ式シートバックの要部拡大断面説明図である。 中折れ式シートバックの要部拡大断面説明図である。 中折れ式シートバックの要部拡大断面説明図である。 中折れ式シートバックの製造を示す工程図である。 中折れ式シートバックの側面説明図である。 中折れ式シートバックの製造を示す説明図である。 中折れ式シートバックの要部拡大断面説明図である。 中折れ式シートバックの要部拡大断面説明図である。 中折れ式シートバックの要部拡大断面説明図である。 中折れ式シートバックの要部拡大断面説明図である。 中折れ式シートバックの要部拡大断面説明図である。 中折れ式シートバックの要部拡大断面説明図である。
符号の説明
S 車両用シート
SP 着座部/座面部
SB 中折れ式シートバック
UB シートバック上部
LB シートバック下部
HR ヘッドレスト
T 凹凸線条
E 領域
M 切り欠き部
10 バックフレーム
12 サイドフレーム
12a 円弧溝
12b 軸部
14 連結フレーム
14a 案内突起
16 下フレーム
17 囲みワイヤー
17a 凹状部
18 上フレーム
18a 中間部
18b 上部
18c 側部
18d ガイド
19 操作ケーブル
20 パッド
22 下パッド
22a 切り欠き部
22f 凹部
24 上パッド
24a,24c 延長部
24d 下端面
24f 凹部
30 トリムカバー
32 下カバー
32a 前面側(前側カバー)
32b 側面側
32c 背面側
32d 上面側
32e 下面側
33 取り付け穴
34 上カバー
34a 前面側(前側カバー)
34b 側面側
34c 背面側
34d 上面側
34e 下面側
36 上下スライドファスナー
38 切り欠き部
40 連結部材
42 第1の連結部
42a 前布テープ
44 第2の連結部
44a 後布テープ
50,51,52 配設布
71,72 縫い目
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
図1は中折れ式シートバックを備えた車両用シートの概略斜視図、図2は中折れ式シートバックの背面側の斜視図、図3は、中折れ式シートバックに用いられるフレームの概略説明図、図4は図3の正面側の説明図、図5は図3の背面側の説明図である。
本実施形態の車両用シートSは、図1で示すように、着座部SPと、中折れ式シートバックSBと、ヘッドレストHRを備えている。中折れ式シートバックSBはシートバック上部UBをシートバック下部LBに対して前方に傾動可能にしたもので、本実施形態の中折れ式シートバックSBの前面でサイド側には、規則正しい山下り谷折りの凹凸線条Tが形成されている。このような凹凸線条Tにより、中折れ時には、整然とした収縮、起き上がり時には、きれいな回復ができて、皺が固定的に発生するのを防止して外観の向上を図ることが可能となる。
中折れ式シートバックSBは、バックフレーム10と、パッド20と、トリムカバー30とを備えている。バックフレーム10は、サイドフレーム12と、連結フレーム14と、下フレーム16と、上フレーム18を主要構成要素としている。
このサイドフレーム12は、一方側の下端にヒンジアームが形成され、他側の下側にはリクライニング装置のアーム(ヒンジアーム及びアームはいずれも図示せず)が固着されている。
連結フレーム14は中折れの一部を構成するもので、下フレーム16と、上フレーム18との間に介在するものである。サイドフレーム12には、下フレーム16が固着され、下フレーム16の上方位置に、連結フレーム14が配置される。また、連結フレーム14としたフレーム16の間には、補強プレート16aが連結フレーム14及びフレーム16のそれぞれと溶接にて固着され、この部分を補強している。
本実施形態の上フレーム18は、コ字条をしており、コ字条の中間部は、ヘッドレストピラー(不図示)のガイド18dを固着する上部18bであり、下フレーム16より上方でコ字状の両側に横架された中間部18aを備えており、コ字状の両側下部がサイドフレーム12と連結されている。この中間部18aの両端側は、連結フレーム14及びコ字状の上フレーム18の側部18cで溶接により固着されている。
また連結フレーム14の下側側部は、図3で示すように、サイドフレーム12と軸部12bで回動可能に軸支され、上フレーム18は連結フレーム14により前後傾動可能に取付けられ、シートバック上部UBをシートバック下部LBに対して前方に傾動可能にしている。
サイドフレーム12には、図3で示すように、軸部12bを中心とする円弧溝12aが形成され、連結フレーム14には円弧溝12aに挿入される案内突起14aが植設されており、上フレーム18の回動が、上記円弧溝12aの両端で規制されるように構成されている。
なお符号17は、ヘッドレストピラー及びガイド18dの周りに配設された囲みワイヤーであり、下方へ凹状部17aが形成されている。符号19は、上フレーム18の傾倒を操作する操作ケーブルである。操作ケーブル19は、連結フレーム14を回動させて、連結フレーム14に固定された上フレーム18を回動させるものである。
下フレーム16と上フレーム18には、下部及び上部が夫々別体に形成された下パッド22及び上パッド24が取付けられ、上記下フレーム16と上フレーム18に夫々取付けられた下パッド22及び上パッド24が袋状のトリムカバー30で被覆されている。
本実施形態の中折れ式シートバックSBのパッド20は、上パッド24と、下パッド22に分離され、上パッド24は上フレーム18に組付けられ、下パッド22は下フレーム16に組み付けられている。
上記本実施形態のトリムカバー30を、添付図面を参照して、より詳細に説明する。図6は中折れ式シートバックSBの要部断面説明図であり、図7は図6のトリムカバー30の下カバー32側を示した平面図(図7においては、上カバー34の図示を省略する。)であり、トリムカバー30の縫製構造を概略的に示しているものである。図示のトリムカバー30はファブリック等の布地材から構成されており、下パッド22を被覆する下カバー32と、上パッド24を被覆する上カバー34とを一体に縫い合わせて袋状に縫製されているものである。
つまり、トリムカバー30は、上パッド24を被覆する上カバー34と下パッド22を被覆する下カバー32を備えているものであり、上カバー34(すなわちシートバック上部UB側)は、前面側34aと、両側の側面側34bと、背面側34cと、上面側34dと、下面側34eとを有して、図1及び図2で示すような袋状になるように縫合されている。なお図2で示す上面側34dには、ヘッドレストステーの取り付け穴33が形成されている。上カバー34は、上フレーム18を含む上パッド24の受入れ可能な下開きの袋状に縫製されている。
また下カバー32(すなわちシートバック下部LB)は、前面側32aと、両側の側面側32bと、背面側32cと、上面側32dと、下面側32eを有している。そして、背面側32cと、下面側32eを除いて、縫合等により接合されている。背面側32cは、両側の側面側32b,32bと分離できるように構成されており、この分離は上下方向にスライドする連結部材である上下スライドファスナー36,36で行い、背面側32cが捲くり上げることができるようになっている。そして、上面側32dと、前面側32aと、両側の側面側32bと、背面側32cとで袋状に形成されている。下カバー32は、下フレーム16を含む下パッド22の受入れ可能な上下開きの筒状に縫製されている。
また、上カバー34と下カバー32は、相互の当接位置を全周回りに沿って縫い合わせ、前面側32a(前側カバー)の縫い合わせ位置に配設した第1の連結部42と、後側カバー32cの縫い合わせ位置に配設した第2の連結部44とからなる連結部材40によって開閉可能にしている。
つまり、下カバー32と上カバー34の相互は、前面側(座面側)32a、左右の側面側32b、背面側32cと全周回りに亘る縫い目71で縫い合わされている。
なお、シートバック下部LBの下面側は、前面側32aと連続してもよく、或いは背面側32cの下部側延長して包み、面ファスナーなどの接合材で前面側32aの下部と接合して覆うようにしてもよい。
トリムカバー30の内側では、配設布50を前側の中央部分に設け、下カバー32、上カバー34の各端末と一枚の配設布50の一方の縁側を全周回りに亘る縫い目71で共縫いし、その配設布50を内方に延長させて、他縁側を連結部材としてのオープンスライドファスナー40の一方の歯を備えた前布テープ42a(これら歯及び前布テープ42aで第1の連結部42を構成している)に縫い目72で縫着し、下カバー32、上カバー34の背側の中央部分を内方に延長させて全周回りに亘る縫い目71でオープンスライドファスナー40の他方の歯を備えた後布テープ44aに縫い目71で縫着して中央部分を一本のオープンスライドファスナー40で開閉可能に縫製されている。
また、配設布50は、図6で示すように、トリムカバー30の左右からみて内側における略中央部分に配設されている。このように構成したトリムカバー30を備えると、中央部分に配設布50を設けることにより、連結部材40の開閉作業が容易となり、またシートバック上部UBとシートバック下部LBとの間をより深く吊込んだように形成することが可能となる。なお、符号38はサイドフレーム12等を挿通する切り欠き部である。
この実施形態では、一枚の配設布50と、一本のオープンスライドファスナー40とにより、図7で示すように、前後の中央部分を引張することから、配設布50による吊込み状のメリハリを付け、また、皺の発生を少ない部分点数で防げ、車両用シートSの全体としての体裁も良好なものに保てる。また、オープンスライドファスナーであるので、最下部のとめ具がはずれるようになり、左右に分離するために、作業性が向上する。
なお、連結部材40としてのファスナーは、上記したオープンスライドファスナーの他に、スライドファスナー(ジップファスナー)、デルリンファスナー、スナップファスナー、かぎホック、等を用いることができる。
このように、上カバー34と下カバー32の相互の当接位置を全周回りに沿って縫い合わせたことにより、シートバックSBの内部構造が外部より見えず、シートバック上部UBとシートバック下部LBとの間の奥深くに異物が侵入するのを防止でき、異物によって傾倒が妨げられることがなくなり、同時に車両用シートSを全体として見栄えも良好なものに保つことが可能となる。
また、上下カバー34,32の縫い合わせ位置に配設した第1の連結部42と、後側カバー34c,32cの縫い合わせ位置に配設した第2の連結部44とからなる連結部材40によって開閉可能にした構成することにより、上カバー34を上パッド24に被覆させた後で、連結部材40を閉じるだけで、上パッド24に上カバー34を被覆することが可能となるため、組付け作業が容易となり、作業効率が高まる。すなわち、上パッド24を上フレーム18に組み付け、下カバー32を開放側より裏返しに捲り上げて連結部材40を開いた状態に保ってから、上パッド24を組み付けたフレーム全体を上カバー34の内側に挿置し、上カバー34を上パッド24に被せ、次に、連結部材40を閉めて上カバー34を閉鎖した後、下パッド22を下フレーム16に組み付けて下カバー32を表返しに捲り下げ、下カバー32の開放側を最終的に閉鎖するという手間の掛からない簡単な作業で容易に被せるようにできる。
また、連結部材40によって閉じることにより、上カバー34と下カバー32の縫合部分をシートバックSBの内側へ引き込むことになり、上カバー34と下カバー32との間で、吊込み効果を生じさせて、シートバック上部UBとシートバック下部LBを別体のようなシャープな形状とし、皺の発生を防止することが可能となる。
上記実施形態で示したトリムカバー30のシートバックSBの背側に位置する上カバー34と下カバー32の縫い合わせ部分と、第1の連結部42と第2の連結部44のうち一方の連結部との間に、一枚の配設布50を介在させているが、図8及び図9は、上記実施形態に係るトリムカバー30の縫製構造に加えて、二枚の配設布50を背側の中央部分に設けた例を示すものである。なお、本実施形態において、前記実施形態と同一又は同様部材、配置等には、同一符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態の配設布51,52は、一方の縁側を下カバー32の背面側32cの上面側32d、上カバー34の背面側34cの下面側34eの端末に縫い目で各々縫着し、各他辺縁を全周回りに亘る縫い目71でオープンスライドファスナー40の後布テープに共縫いすることにより背側の中央部分に設けられている。
このように、配設布51,52を介在させると、傾倒したときの、マチ部分となり、トリムカバー30全体に無理な力が加わらないように構成することができる。すなわち、トリムカバー30における皺の発生を配設布51,52で、より確実に防ぐことが可能となり、同時に、シートバック上部UBをシートバック下部LBより前方へ傾動させるに伴って、シートバック上部UBとシートバック下部LBの間を二枚の配設布51,52がマチのように作用して開くため、シートバック上部UBがシートバック下部LBより前方へ傾動するのを円滑に行うことが可能となる。
このように、配設布51,52を介在させると、連結部の位置の調整が可能となり、連結部材40の位置を、上下フレーム18,16や上下パッド24,22との関係を踏まえて、作業上や吊込み効果を考慮した最適な位置に組み付けることが可能となる。
図10乃至図40は、本発明の他の実施形態を示すものであり、これらの実施形態において、前記各実施形態と同一又は同様部材、配置等には、同一符号を付して、その説明を省略する。
図10で示す実施形態の連結部材40は、上フレーム18と下フレーム16を結ぶ上下方向の線X1よりも、第1の連結部42と第2の連結部が、または連結部材40の中心Y1が、シートバックSBの前面側に位置して取り付けられているものである。
中折れ式シートバックSBのトリムカバー30を連結部材40で連結するようなシートにおいて、上下パッド24,22は着座者に触れる前面部分に厚みがある形状をしているため、上フレーム18と下フレーム16は、シートバックの前後幅における中央部ではなく、後ろ側へ配置しているのが一般的である。このとき、連結部材40も上下フレーム18,16と同様に後方へ配置すると、中折れ機構を作動させるとき、トリムカバー30や連結部材40も一緒に前後に動き、繰り返し作動している間に連結部材40の位置がずれて、上カバー或いは下カバーの表皮に歪みを発生する可能性がある。
このように、シート前後方向における中央部に連結部材40を配置することによって、連結部材40に前後方向から均等に力が加わることでトリムカバー30のずれを防止することができる。
本実施形態の連結部材40は、図11で示すように、上フレーム18と下フレーム16を結ぶ上下方向の線X1よりも、連結部材40の中心Y1が、シートバックSBの背面側に位置して取り付けられているものである。
バックフレーム10には、シートバック上部UBを支持する上フレーム18と、シートバック下部LBを支持する下フレーム16が配設されており、連結部材40を配置する後方(背面)側には、これらフレームが存在することになり、これらフレームが作業効率上で支障があるが、上フレーム18と下フレーム16を結ぶ上下方向の線X1よりも、連結部材40の中心Y1を背面側に位置させることにより、連結部材40が、上フレーム18と下フレーム16で挟まれた作業の困難な位置から、図11で示す四角(鎖線で示す)領域Eに位置することになり、作業のしやすい後方位置に存在することになるので、後方からの作業性を向上させることが可能となる。
本実施形態では、上フレーム18と下フレーム16の断面の中心を結ぶ上下方向の線X1としているが、結ぶ上下方向の線は、上フレーム18と下フレーム16の断面のどの位置であってもよい。すなわち、図11の線Z1の位置の場合には、上下のフレーム18,16の後端よりも、連結部材40の前端を後方に配置することになり、上下のフレーム18,16の間からより離間した位置で作用を行えるので、一層の作業性向上を図ることが可能となる。
また、本実施形態では、図11で示されるように、シートクッションの後端部よりも前方側に連結部材が配置されることになり、シートバックSBを大型化しないで、連結部材の取り付けを容易としている。
また、一般に、下パッド22の背面側は、パッド材が配設されない空間部とし、他の構成(例えばマガジンの収容等)に利用可能になっている。このため下パッド22の背面側は、図12の線Rで示すように、後ろから覆うパッド材が背面の両側に近い位置まで配設して形成されている。本実施形態では、下カバー32は、背面側32cと側面側32bとの間で、連結部材である上下スライドファスナー36,36によって分離可能になっている。また、図12で示すように、シートバックSBの背面にある上下方向に向かう2つの組み付け用連結部材としての上下スライドファスナー36,36を取り付けている。このように上下スライドファスナー36,36を用いることにより、組み付けの際広い視野で作業することができる。
また上下フレーム18,16を覆うパッド20の両端より外側に上下スライドファスナー36,36の始点と終点を配置している。このように、トリムカバー30で下パッド22の背面側を覆った場合ときに、パッド20の端部を上下スライドファスナー36,36で、よりしっかりした連結状態にでき、下パッド22の端部に起因するダレを防止することができる。
また上下フレーム18,16を覆うパッド20(図12においては下パッド22)の内側の両端(図12の線R)より外側に連結部材40の始点と終点を配置している。このように、トリムカバー30で下パッド22の背面側を覆った場合ときに、連結部材40でよりしっかりした連結状態にトリムカバーを被覆でき、ダレを防止することができる。
また、この上下スライドファスナー36,36は、連結部材40との関係で、連結部材40の幅と同じもしくは広い幅で、シートバック下部LBに配設している。図12は、上下スライドファスナー36と36との配置間隔が、連結部材40の幅と同じ例を示している。また、図13は図12と同様であるが、上下スライドファスナー36と36との配置間隔が、連結部材40の幅より大きい位置に配設した例を示している。
この実施形態によればシートバックSBの背面にある上下方向に向かう2つの上下スライドファスナー36と36との配置間隔(幅)が、サイドフレーム12を後から覆うクッションの内端部の幅よりも広いように構成しているので、組み付けの際より広い視野で作業することができる。また外側に位置するパッド20部分も内側に引くことになり、形状がシャープになる。
また、図14及び図15で示すように、下パッド22の上部で、上下スライドファスナー36の配置の位置と重なる部分を切り欠き部22aとして形成している。このように切り欠き部22aを形成することにより、上下スライドファスナー36を上端位置にしたときに、上下スライドファスナー36のスライダーとパッド20との干渉を防止することが可能となり、パッド20を傷つけたり、スライダーにパッド20が咬み込むことを防止することが可能となる。
さらに、図16乃至図18で示すように、上フレーム18の上下方向の延長線X2と、下フレーム16の上下方向の延長線X3と、連結部材40の中心部の上下方向の延長Y1において、連結部材40の中心部の上下方向の延長Y1が、上フレーム18の上下方向の延長線X2と、下フレーム16の上下方向の延長線X3とのいずれかが一致しないようにしている。図16で示すものは、上フレーム18の上下方向の延長線X2と連結部材40の中心部の上下方向の延長Y1が一致するが、下フレーム16の上下方向の延長線X3と一致しない例である。
図17で示すものは、下フレーム16の上下方向の延長線X3と、連結部材40の中心部の上下方向の延長Y1が一致しており、上フレーム18の上下方向の延長線X2が一致しない例である。
図18で示すものは、上フレーム18の上下方向の延長線X2と、下フレーム16の上下方向の延長線X3と、連結部材40の中心部の上下方向の延長Y1のいずれもが一致しない例を示すものである。
一般に、中折れ式ではない、シートバックのバックフレームは一つのフレームから構成されているが、中折れ式シートバックSBは、上フレーム18を傾動させるために、2つに分割している。このため、バックフレーム10の強度を保持させるために、傾動側である上フレーム18を大きくとることが好ましい。しかし、シートバックSBの大きさには制限があるために、上フレーム18を大きくすると、下フレーム16との間の距離が小さくなってしまうという不都合がある。このように、トリムカバー30の被覆時に、連結部材40の上下に存在するフレーム(パイプ)が邪魔になり、連結部材40の開閉作業に時間と手間がかかり、トリムカバー30を被覆するときの作業性が悪いという不都合がある。
そこで、上述のように、上フレーム18の上下方向の延長線X2と、下フレーム16の上下方向の延長線X3と、連結部材40の中心部の上下方向の延長Y1において、連結部材40の中心部の上下方向の延長Y1が、上フレーム18の上下方向の延長線X2と、下フレーム16の上下方向の延長線X3とのいずれかが一致しないように構成しているので、下フレーム16及び上フレーム18は、連結部材40と前後方向で一致せず、重ならないように組み付けられるため、作業しやすくなる。
このとき、前述した図16のように、下フレーム16を上フレーム18よりも前方に配置する(下フレーム16の方が前になる)構成とすると、上下カバー34,32を連結する連結部材40(ファスナーやクリップ)は、下側に作業スペースが確保されるので、後方からの組み付け作業性が向上する。特に、上フレーム18を前方に傾倒させた状態で、連結部材40の開閉作業を行なうことができるので、一層、上側の作業スペースが確保されるので、後方からの作業性が向上する。
このような場合において、上フレーム18、下フレーム16の位置が変わっても、同じ連結部材40を用いたトリムカバー30で被覆することが可能である。
図19乃至図23は、他の実施形態を示すものであり、上下フレーム18,16の連結部材40と対向する側に逃げ部(拡開部)を設けた例を示すものである。このように逃げ部を設けることにより、上フレーム18の上下方向の延長線X2と、下フレーム16の上下方向の延長線X3と、連結部材40の中心部の上下方向の延長Y1の各配置関係を考慮することなく、組み付けを容易に行うことが可能となる。すなわち、逃げ部があるので、作業スペースが確保され、作業性が一層向上するものである。
図19及び図20の例では、上フレーム18及び下フレーム16が側方から中央側へ広がっている例を示すものであり、この図20の例では、連結部材40の両端部と、上下スライドファスナー36と、ワイヤー17がそれぞれ干渉しないように考慮されている例である。
図21及び図22の例では、上フレーム18及び下フレーム16が側方位置で逃げ部(拡開部)を設けた例を示している。このように構成すると、連結部材40の始点と終点を逃げ部位置に配置することができる。
図23の例では、上フレーム18の中間部18aの下側連結部材40と対向する側、すなわち、下側を細くして、作業空間を確保した例を示している。このとき、下フレーム16の補強プレートの、図23の記号Mで示す位置を切り欠くことによって、連結部材に関する作業空間を確保し、干渉がないように形成している。
さらに、図示しないが、上フレーム18の中間部18a自体を下フレーム16よりも細く(径を小さく)して、作業空間を確保することもできる。
また、上フレーム18の中間部18aを、上下方向から扁平に押しつぶした形状のパイプで形成し、パイプの平面を略水平となるように取り付けると、同様に作業空間を確保することができる。この場合、中間部18aの扁平に押しつぶされた平面方向が、トリムカバー30の被覆時に作業者が手を後方斜め下から挿入する方向に沿って平行となるように中間部18aを取り付けると、さらに作業性が向上する。
なお、上述した実施形態は、連結部材40が下フレーム16より上フレーム18に近い位置に配設されているため、上フレーム18を作業領域確保手段として各種の変形を施した例であるが、連結部材40が下フレーム16に近い配置の構成の場合には、上述した上フレームの各種変形と同様の変形をフレーム16の連結部材40と対向する側に施すことにより、連結部材40としたフレーム16との間の作業空間を確保でき、同様の効果がえられる。
上記したいずれの場合にも、上フレームを傾倒した状態で作業を行うことにより、より作業性が向上する。
図24の例では、下フレーム16の周囲を囲むようにして下パッド22が組み付けられる。上パッド24には、その下端部後方側を、上フレーム18の中間部18aと連結部材40との間に介在するように後方へ延長した延長部24aが形成されている。
一般に、中折れ部分の強度を維持するために上フレーム18と下フレーム16の間隔を狭くする必要があり、その結果、上フレーム18または下フレーム16と連結部材40が接触した場合に、異音が発生したり、連結部材40が損傷する恐れがある。
この延長部24aは接触防止手段であり、連結部材40と上フレーム18との間に上パッド24の一部を設けることにより、連結部材40と上フレーム18との接触を抑制できるので、異音の発生を抑制することが可能となる。また、下パッド22も下フレーム16と連結部材40との間に介在しているので、接触防止手段であり、連結部材40と下フレーム16との接触を抑制でき、異音の発生を抑制することができる。また、連結部材40が損傷を抑制することができる。
図25の例では、上パッド24の延長部24aをさらに後方へ延長し、後端部を上方にやや持ち上げた形状とし、上フレーム18を覆うように設けている。また、下パッド22も下フレーム16を覆うように設けられている。このように上下パッド24,22で上下フレーム18,16それぞれを覆う形状とすると、接触による異音の発生を抑制できるとともに、振動などによる上下パッド24,22や連結部材40の位置ずれを防止することができる。
このとき、上パッド24(または下パッド22)が上フレーム18(または下フレーム18)を完全に覆う必要はなく、パッドのフレームを囲む隙間が連結部材4の幅より小さければよい。例えば、図26に示すように、上パッド24の下端部の上フレーム16側が上フレーム16の方向(すなわち上パッド24の内側方向)に向かって連結部材40の開閉を妨げない程度に延びており、連結部材4の幅より小さい隙間形成されている。そして、この上パッド24の内側下端部は連結部材の周囲を押さえる程度に下まで延びで設けられている。上パッド24をこのような形状にすることで、連結部材40が上フレーム24と接触せず、異音発生や連結部材40の損傷を防止することができる。
また、図27に示す例のように、上パッド24には図24の例と同様の延長部24aを設け、下パッド22は連結部材40を配置する位置にクッションを設けないようにすることもできる。
上記いずれの場合も、上パッド24及び/または下パッド22を接触防止手段として用いるため、接触による異音を防止するために別体の部材を用いる必要がなく、部品点数を削減できる。また、パッド20上下フレーム18,16に取り付ける際の作業も簡素化される。
また、上フレーム18または下フレーム16が側方位置でサイドフレーム等と溶接によって接合される場合には、溶接部が溶接部材を含めて幅広になって接合されることになる。したがって、接触防止手段として、上フレーム18または下フレーム16の側方位置で溶接部と連結部材40の間に入り込むように上パッド24または下パッド24を取り付けることによっても、溶接部と連結部材40が接触して異音が発生することを防止することが可能である。
また、図28に示すように、シートバック上部UBを支持する上フレーム18の回転軸である軸部12bは、シートバック下部LBを支持する下フレーム16よりも下方に配置されており、シートバック上部USがシートバック下部LBに対して軸部12bを中心に前方に傾動可能に構成されている。
一般に、中折れ式シートバックSBは、シートバック上部UBが傾動すると中折れ部の隙間や段差が広がり、見栄えが悪い。そこで、図28に示す例では、軸部12bを下フレーム16よりも下方に配置することにより、シートバック上部UBが傾動した時の上下移動を少なくできるので、隙間を小さくして好ましい隙間を維持することができる。
さらに、シートバック上部UBの上パッド24の前面下端部を下方に延長した延長部24cを形成することにより、傾動時に、延長部24cにより隙間の広がりを抑制できるので、見栄えが良くなる。
また、シートバック上部UBの上パッド24の下端面24dを、シートバック上部UBの移動軌跡に沿った形状、すなわち円弧状にすると、隙間を極力小さくでき、移動したときに隙間が広がらず一定の状態で移動でき、中折れ部の見栄えを良くすることができる。
図29に示す例では、上パッド24と連結部材40との間、及び下パッド22と連結部材40の間にそれぞれ、連結部材40を囲むようにして、接触防止手段としての断面矩形の凹部24f,凹部22fが設けられている。このように、連結部材40の配設位置に連結部材40を囲んで、特に、連結部材40がシートバック上部UBの傾動によって移動する範囲を含んで凹部を形成すると、上パッド24及び下パッド22と連結部材40との間に空間を確保できるため、シートバック上部UBを傾倒させるとき、連結部材40が上パッド24及び下パッド22に引っかかりにくく、スムーズな動きとなる。
また、連結部材40を開閉するときに、連結部材40が上パッド24及び下パッド22を噛み込むことを防止でき、連結部材40の開閉作業性がよい。さらに、シートバック上部UBの傾動時に連結部材40と上パッド24及び下パッド22が接触しないため、接触によって異音が発生するのを防止できる。
この上パッド24と連結部材40との間に形成する凹部24f、及び下パッド22と連結部材40の間に形成する凹部22fは、図30に示す例のように、断面を半楕円形状にしてもよく、上パッド24及び下パッド22それぞれと、連結部材40との間に一定の空間が形成されるような形状であればよい。さらには、図30に示す例のように、上パッド24及び下パッド22を、連結部材22の配設位置の周囲に設けないようにしてもよい。
なお、上パッド24の下側と連結部材40との間の凹部24fのみを形成してもよく、この場合にも、同様に、シートバック上部UBを頻繁に傾倒させるときに、連結部材40が上パッド24にひっかかり、スムーズに動かなくなることを防ぐことができる。
次に、上記構成からなる中折れ式シートバックSBの製造方法について図32乃至図34を用いて説明する。
中折れ式シートバックSBは、シートバック上部UBをシートバック下部LBに対して前方に傾動可能な中折れ式シートバックSBであり、この製造方法は、バックフレーム製造工程S1と、トリムカバー製造工程S2と、傾倒工程S3と、シートバック上部被覆工程S4と、閉鎖工程S4と、シートバック下部被覆工程S6と、を備えている。
なお、バックフレーム製造工程S1とトリムカバー製造工程S2は、別工程によって予め製造しておくことが可能であり、傾倒工程S3と、シートバック上部被覆工程S4と、閉鎖工程S5と、シートバック下部被覆工程S6は、連続的に行なう工程である。また、シートバック上部被覆工程と、傾倒工程は、どちらを先工程としてもよい。
上記各工程について説明すると、バックフレーム製造工程S1は、シートバック上部UBを支持する上フレーム18とシートバック下部LBを支持する下フレーム16を有し、上フレーム18を下フレーム16に対して傾倒可能に連結したバックフレーム10を製造するものである。
トリムカバー製造工程S2は、上カバー34と下カバー32の相互の当接位置を全周回りに沿って縫い合わせ、前側カバー34a,32aの縫い合わせ位置に第1の連結部42を配設し、後側カバー34c,32cの縫い合わせ位置に第2の連結部44を配設して連結部材40を取り付けたトリムカバー30を製造するものである。
傾倒工程S3は、バックフレーム製造工程S1で製造された上フレーム18を、図33に示すように、下フレーム16に対して傾倒させて傾倒した状態を保持するものである。なお、図33は上パッド24及び上カバー34を上フレーム18に取り付けた後の説明図であるが、本傾倒工程S3のように上パッド24及び上カバー34を上フレーム18に取り付ける前に上フレーム18を下フレーム16に対して傾倒させてもよい。
傾倒工程S3における上フレーム18を前方に最も倒れている状態が、上フレーム18と下フレーム16の後方の空間が最も大きく開いた状態であり、かつ、連結部材40の上側の空間が確保されている状態である。この傾倒状態では、バッククレーム10の後方からのトリムカバー30の被覆作業、特に第1の連結部42と第2の連結部44の連結作業のための作業領域を最も大きく確保できる。したがって、中折れ式シートバックSBの製造方法において、トリムカバー30の被覆を行なうときに、この傾倒状態で作業することが好ましい。
シートバック上部被覆工程S4は、上フレーム18が傾倒工程S3で上フレーム18を傾倒した状態を保持したまま、上パッド24を上フレーム18に組み付け、トリムカバー30の上カバー34を上パッド24に被せる。そして、図34に示すように、下カバー32の背面側32cの上下スライドファスナー36,36の間に位置する部分を、開放側より裏返しに捲り上げて連結部材40を開いた状態に保ってから、上パッド24を組み付けた上フレーム18全体を上カバー34の内側に挿置する。
閉鎖工程S5は、下フレーム16と上フレーム18の中間部18aの間から、トリムカバー30の連結部材40を閉めて上カバー34を閉鎖するものである。
シートバック下部被覆工程S6は、閉鎖工程S5の後で、下パッド22を下フレーム16に組み付けて、トリムカバー30の下カバー32を表返しに捲り下げ、下パッド22を組み付けた下フレーム16全体を下カバー32の内側に配置して開放側を最終的に閉鎖するものである。
このように、上記工程を備えた中折れ式シートバックの製造方法によれば、上フレーム18が傾倒工程S3で傾倒した状態を保持した状態でトリムカバー30を組み付けるため、連結部材40に対する作業領域が大きくなり、特に連結部材40の上側の空間が確保されるため、作業が容易になり、効率よく、本発明の中折れ式シートバックの特徴を備えた中折れ式シートバックを製造することが可能となる。
なお、バックフレーム製造工程とトリムカバー製造工程を別工程によって予め製造しておき、傾倒工程,シートバック上部被覆工程,閉鎖工程,シートバック下部被覆工程を連続的に行なう工程であって、シートバック上部被覆工程を傾倒工程より先に行う場合は下記の工程となる。工程1〜工程4のうち工程1または工程2の後で、工程3、工程4を行なうものである。
工程1:上パッド24を上フレーム18に組み付け、トリムカバー30の上カバー34を上パッド24に被せ、下カバー32を開放側より裏返しに捲り上げて連結部材40を開いた状態に保ってから、上パッド24を組み付けた上フレーム18全体を上カバー34の内側に挿置するシートバック上部被覆工程。
工程2:上フレーム18を下フレームに対して傾倒させて傾倒した状態を保持する傾倒工程。
工程3:トリムカバー30の連結部材40を閉めて上カバー34を閉鎖する閉鎖工程。
工程4:閉鎖工程の後で、下パッド24を組み付けた下フレーム18全体を下カバー32の内側に配置して開放側を最終的に閉鎖するシートバック下部被覆工程。
このような工程を備えた中折れ式シートバックの製造方法においても、同様に上フレーム18が傾倒工程で傾倒した状態を保持した状態でトリムカバー30を組み付けるため、連結部材40に対する作業領域が大きくなり、効率よく中折れ式シートバックを製造することができる。
上記各実施例において、トリムカバー30の上カバー34、下カバー32、配設布50等の縫合については、各種の縫合手段を用いることが可能であり、例えば、図35乃至図40で示すように、共縫い、通常縫い等、縫い方はいずれの縫い方でもよい。また、各種縫い方を混合させてもよい。これらの縫合方法は、縫合部に加わる荷重と、伸び代等を考慮して選択することができる。

Claims (16)

  1. シートバック上部をシートバック下部に対して前方に傾動可能にしてなる中折れ式シートバックであって、
    前記シートバック上部を支持する上フレームと前記シートバック下部を支持する下フレームを有し前記上フレームを前記下フレームに対して傾倒可能に連結したバックフレームと、前記上フレームに組付けられた上パッド及び前記下フレームに組み付けられた下パッドと、前記上パッド及び下パッドを被覆するトリムカバーと、を備え、
    前記トリムカバーは、上カバーと下カバーの相互の当接位置を全周回りに沿って縫い合わせ、前側カバーの縫い合わせ位置に配設した第1の連結部と、後側カバーの縫い合わせ位置に配設した第2の連結部とからなる連結部材によって開閉可能にしてなることを特徴とする中折れ式シートバック。
  2. 前記トリムカバーの前記シートバックの前側に位置する前記上カバーと前記下カバーの縫い合わせ部分と前記第1の連結部との間、または前記シートバックの後側に位置する前記上カバーと前記下カバーの縫い合わせ部分と第2の連結部との間の少なくとも一方に、配設布を介在させてなることを特徴とする請求項1記載の中折れ式シートバック。
  3. 前記配設布は、前記トリムカバーの内側における中央部分に配設されていることを特徴とする請求項2記載の中折れ式シートバック。
  4. 前記連結部材は、スライドファスナー、デルリンファスナー、オープンスライドファスナー、スナップファスナー、かぎホックのいずれか一つであることを特徴とする請求項1記載の中折れ式シートバック。
  5. 前記連結部材は、スライドファスナー、デルリンファスナー、オープンスライドファスナーのいずれかであって、これらが一条のみ用いられていることを特徴とする請求項1記載の中折れ式シートバック。
  6. 前記連結部材は、前記上フレームと前記下フレームを結ぶ上下方向の線よりも、前記連結部材の中心を背面側に位置して取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の中折れ式シートバック。
  7. 前記上フレームと前記下フレームのうち一方のフレームの上下方向の延長線上と、前記連結部材の中心部の上下方向の延長上と、前記上フレームと前記下フレームのうち他方のフレームの上下方向の延長線上とが、一致しないように、組付けがなされていることを特徴とする請求項1記載の中折れ式シートバック。
  8. 前記上フレーム及び前記下フレームと、前記連結部材との間に接触防止手段を設けていることを特徴とする請求項1記載の中折れ式シートバック。
  9. 前記シートバック上部を支持する前記上フレームの回転軸を、前記シートバック下部を支持する前記下フレームよりも下方に配置し、前記シートバック上部を前記シートバック下部に対して前方に傾動可能とすることを特徴とする請求項1記載の中折れ式シートバック。
  10. 前記バックフレームよりも前方位置に、前記第1の連結部と前記第2の連結部を配置していることを特徴とする請求項1記載の中折れ式シートバック。
  11. 前記上パッド及び前記下パッドの配置されていない箇所に、前記連結部材を設けてなることを特徴とする請求項1記載の中折れ式シートバック。
  12. 前記上パッド及び前記下パッドと、前記連結部材との間に接触防止手段を設けていることを特徴とする請求項1記載の中折れ式シートバック。
  13. 前記シートバックの背面には上下方向に向かう組み付け用連結部材が2つ形成され、該組み付け用連結部材の幅が、前記下パッドの内端部の幅よりも広いことを特徴とする請求項1記載の中折れ式シートバック。
  14. 着座部と、該着座部の後側にシートバックを備え、前記シートバックが中折れ式シートバックにおいて、前記請求項1乃至11のいずれか1項に記載の中折れ式シートバックを備えたことを特徴とする中折れ式シートバックを備えた車両用シート。
  15. シートバック上部をシートバック下部に対して前方に傾動可能にしてなる中折れ式シートバックの製造方法において、下記工程1〜工程4のうち工程1または工程2の後で、工程3、工程4を行なうことを特徴とする中折れ式シートバックの製造方法。
    工程1:上パッドを上フレームに組み付け、トリムカバーの上カバーを前記上パッドに被せ、下カバーを開放側より裏返しに捲り上げて連結部材を開いた状態に保ってから、前記上パッドを組み付けた前記上フレーム全体を前記上カバーの内側に挿置するシートバック上部被覆工程。
    工程2:前記上フレームを下フレームに対して傾倒させて傾倒した状態を保持する傾倒工程。
    工程3:前記トリムカバーの前記連結部材を閉めて前記上カバーを閉鎖する閉鎖工程。
    工程4:前記閉鎖工程の後で、下パッドを組み付けた前記下フレーム全体を前記下カバーの内側に配置して開放側を最終的に閉鎖するシートバック下部被覆工程。
  16. シートバック上部をシートバック下部に対して前方に傾動可能にしてなる中折れ式シートバックの製造方法において、
    シートバック上部を支持する上フレームとシートバック下部を支持する下フレームを有し前記上フレームを前記下フレームに対して傾倒可能に連結したバックフレームを製造するバックフレーム製造工程と、
    上カバーと下カバーの相互の当接位置を全周回りに沿って縫い合わせ、前側カバーの縫い合わせ位置に第1の連結部を配設し、後側カバーの縫い合わせ位置に第2の連結部を配設して連結部材を取り付けたトリムカバーを製造するトリムカバー製造工程と、
    前記バックフレーム製造工程で製造された前記上フレームを前記下フレームに対して傾倒させて傾倒した状態を保持する傾倒工程と、
    前記上フレームが前記傾倒工程で傾倒した状態を保持したまま、上パッドを前記上フレームに組み付け、前記トリムカバーの前記上カバーを前記上パッドに被せ、前記下カバーを開放側より裏返しに捲り上げて前記連結部材を開いた状態に保ってから、前記上パッドを組み付けた前記上フレーム全体を前記上カバーの内側に挿置するシートバック上部被覆工程と、
    前記トリムカバーの前記連結部材を閉めて前記上カバーを閉鎖する閉鎖工程と、
    前記閉鎖工程の後で、下パッドを前記下フレームに組み付けて、前記トリムカバーの前記下カバーを表返しに捲り下げ、前記下パッドを組み付けた前記下フレーム全体を前記下カバーの内側に配置して開放側を最終的に閉鎖するシートバック下部被覆工程を、を有してなることを特徴とする中折れ式シートバックの製造方法。
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