JP6881237B2 - 乗物用シート - Google Patents
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Description
シートクッション4は、図1を参照して、全体として左右に長尺な略矩形の部材であり、シートクッション4の右側をなす右シート部位11と、シートクッション4の左側をなす左シート部位12とに区分けされている。これら各シート部位11,12は、それぞれ乗員の着座が可能な部位であるとともに、シート幅方向である左右方向に隣り合って配置されている。そして図3を参照して、シートクッション4では、両シート部位11,12が左右対称に配置され、さらにシートクッション4の左右の中心に位置する両シート部位11,12の境X1でこれらが分割されている。このため本実施例では、右シート部位11の左右方向の長さL1を5とした場合、左シート部位12の左右方向の長さL2も5となっている。すなわち右シート部位11に対する左シート部位12の左右方向における長さの比率(L2/L1)は5/5となっている。なお両シート部位11,12の長さの比率は、シートの設計誤差などを考慮して±0.1の誤差は許容され、この設計誤差の範囲であれば概ね5/5とみなすことができる。
左右一対のカーペット部材(右カーペット部材21,左カーペット部材22)は、図1及び図3に示すようにそれぞれ対応するシート部位11,12の前端側で左右方向に延びて下方に垂下している面材である。そして右カーペット部材21と左カーペット部材22とは、シートクッション4に左右対称となるように配設されている。例えば右カーペット部材21は、右シート部位11の前縁に沿ってその略全長に渡って取付けられた面材であり、図3に示す右カーペット部材21の左右方向の寸法L11は、右シート部位11の左右の寸法L1と概ね同一に設定されている。また左カーペット部材22は、左シート部位12の前縁に沿ってその略全長に渡って取付けられた面材であり、左カーペット部材22の左右方向の寸法L12は、左シート部位12の左右の寸法L2と概ね同一に設定されている。すなわち本実施例においては、左右一対のカーペット部材21,22を、右シート部位11と左シート部位12の境X1で分断して区分けしている。このため各シート部位11,12と同様に、右カーペット部材21の左右方向の長さL11と、左カーペット部材22の左右方向の長さL12は概ね同一に設定されている。こうして本実施例では、右カーペット部材21に対する左カーペット部材22の左右方向における長さの比率(L12/L11)は、各シート部位11,12の比率と同様に概ね5/5に設定されている。
そして右カーペット部材21と左カーペット部材22は概ね同一の基本構成を有している。例えば図2及び図5を参照して、右カーペット部材21の下部には、折り返し部21aと、保持部21bとが設けられている。折り返し部21aは、右カーペット部材21の下端を上方に折り返して二枚重ねにした部分であり、この折り返し部21aの自由端となる上側は、左右に延びる第一縫合線SEW1で構成された取付け部によって右カーペット部材21の裏側に縫い付けられて取付けられている。また保持部21bは、折り返し部21aの上方に配置している左右に長尺な矩形の板材である。この保持部21bの上縁は、左右に延びる第二縫合線SEW2によって右カーペット部材21の裏側に縫い付けられて取付けられている。また保持部21bの下部には、後述するクリップ部材90の軸部90aを挿通するための挿通孔21Hが複数設けられている。これら複数の挿通孔21Hは、保持部21bの下部において、左右方向に適宜の間隔をあけて並列するように設けられている。そして図2に示す左カーペット部材22の下部にも、右カーペット部材21と同様に、折り返し部22aと保持部22bとが設けられており、これら各部の基本構成は右カーペット部材21の対応する部と同一である。
ここで各カーペット部材21,22は、図3に示す各シート部位11,12の前端側に予め取付けておくことができる。例えば本実施例では、図8及び図9を参照して、乗物床面に対するシートクッション4の配設作業の前に、右カーペット部材21を右シート部位11に予め取付けておく。この右カーペット部材21は、ロール状に巻き回されたコンパクトな非垂下状態となっており、適宜のタイミングで垂下させることが可能となっている。すなわちロール状とされた右カーペット部材21では、その上端となる端部が右シートカバー11bの下面に縫合等の手法で取付けられているとともに、左側面視で時計回りに巻き回されている。そしてロール状の右カーペット部材21の上面には面ファスナ24が取付けられており、この面ファスナ24によって、右カーペット部材21の上面が右シートカバー11bの下面に掛着されて取付けられている。さらにロール状の右カーペット部材21の上面には、左右方向に適宜の間隔をあけて一対のストラップ部材26が取付けられており、各ストラップ部材26は前後方向に長尺な帯状の部材である。そして各ストラップ部材26の後端が、ロール状の右カーペット部材21の上面側に固定されており、各ストラップ部材26の前側が右カーペット部材21の前方に突出している。そこで各ストラップ部材26を前方に牽引することにより、右シートカバー11bと面ファスナ24の掛着が解除されて、ロール状の右カーペット部材21を下方に垂下させることが可能となる。なおロール状とされた右カーペット部材21の左側は右シートカバー11bからはみ出している。この右カーペット部材21の左側は、後述するシートクッションの形成作業時に、フレーム部30の一部(例えば図8に示す右骨格部41の右張出部41cの上面)に取付けておくことができる。なお右カーペット部材21には、右シートカバー11b側に取付けられる部分と、右骨格部41側に取付けられる部分との間に切れ込み(スリット状の分割線)を設けておくこともできる。また同様に図3に示す左カーペット部材22も、右カーペット部材21と同一の構成で、左シートカバー12bに予め取付けておくことができる。
フレーム部30は、シートクッション4を下支えする部位であり、図2を参照して、右骨格部41と、左骨格部42と、一対の移動機構44と、後述する複数の脚部材51〜54(本実施例では三箇所の固定部71〜73)を有している。そしてフレーム部30は、図4及び図7を参照して、フレーム部30の右側をなす右フレーム部位31と、フレーム部30の左側をなす左フレーム部位32とに区分けされており、これら右フレーム部位31と左フレーム部位32は、後述するように各固定部71〜73の配置位置に応じた適宜の位置で区分けされる。このため右フレーム部位31と左フレーム部位32の左右方向の長さ(L3、L4)は、各固定部71〜73の配置位置によって設定されることとなる。
そして図2に示す第一脚部材51と第二脚部材52の間には、右骨格部41が、対応する連結脚部を介して取付けられる。すなわち第一脚部材51は、右骨格部41の右縁に沿って配置されているとともに、右骨格部41の右縁に位置している前連結脚部41aと後連結脚部41bを介して連結される。また第二脚部材52は、右骨格部41の左縁に沿って配置されているとともに、右骨格部41の左縁に位置している前連結脚部41aと後連結脚部41bを介して連結される。また第三脚部材53と第四脚部材54の間には、左骨格部42が、対応する連結脚部を介して取付けられる。すなわち第三脚部材53は、左骨格部42の右縁に沿って配置されているとともに、左骨格部42の右縁に位置している前連結脚部41aと後連結脚部41bを介して連結される。また第四脚部材54は、左骨格部42の左縁に沿って配置されているとともに、左骨格部42の左縁に位置している前連結脚部41aと後連結脚部41bを介して連結される。
三箇所の固定部(右固定部71,左固定部72,中央固定部73)は、図2及び図7を参照して、それぞれ乗物床面FSに対するフレーム部30の固定箇所となる部分である。そして三箇所の固定部71〜73は、乗物床面FS側の構成に応じて上述した第一脚部材51〜第四脚部材54のいずれかで構成することにより、左右方向に所定の間隔をあけて設けることができる。本実施例では、右固定部71を、右骨格部41の右縁に沿って配置されている第一脚部材51で構成し、左固定部72を、左骨格部42の左縁に沿って配置されている第四脚部材54で構成している。また中央固定部73を、乗物床面FS側の構成に応じて、左骨格部42の右縁に沿って配置されている第三脚部材53で構成している。本実施例では、右固定部71と中央固定部73とが、本発明のフレーム部における右側部位に設けられる一対の固定部に相当する。また中央固定部73と左固定部72とが、本発明のフレーム部における左側部位に設けられる一対の固定部に相当する。そして右固定部71と左固定部72とは、乗物床面FS側の構成の関係から中央固定部73を挟んで左右非対称に配置されているとともに、右固定部71と中央固定部73が左右方向に相対的に大きく離間している。さらに右固定部71と左固定部72と中央固定部73の適宜の位置には締結孔70Hが形成されており、各締結孔70Hには、図4に示すボルト状の締結具FMが挿設されることとなる。本実施例においては、図4及び図7に示すように各固定部71〜73の前端と後端とにそれぞれ締結孔70Hが形成されている。
そしてフレーム部30は、上述した各固定部71〜73の配置位置に応じて、図4及び図7に示すように右フレーム部位31と左フレーム部位32に区分けされている。すなわち図4を参照して、フレーム部30では、両フレーム部位31,32が左右非対称に配置され、さらに中央固定部73の締結具FMが位置する両フレーム部位31,32の境X2でこれらが区分けされている。そして右フレーム部位31は、フレーム部30の右側部位に設けられた右固定部71(第一脚部材51)と中央固定部73(第三脚部材53)の間に位置するフレーム部部分であり、相対的に左右方向の寸法L3が大きく設定されている。この右フレーム部位31には、図2に示す右骨格部41と左骨格部42の左張出部42cとが配置されている。また左フレーム部位32は、フレーム部30の左側部位に設けられた中央固定部73(第三脚部材53)と左固定部72(第四脚部材54)の間のフレーム部部分であり、相対的に左右方向の寸法L4が小さく設定されている。この左フレーム部位32には、図2に示す左張出部42cを除く左骨格部42が配置されている。
左右一対の支持部材(右支持部材81,左支持部材82)は、図2及び図4を参照して、各カーペット部材21,22の裏側を支持する板状の部材である。右支持部材81は、左右方向に長尺な板状の部材であり、右フレーム部位31の前側で左右方向に橋渡し状に固定されて、右カーペット部材21の裏側と左カーペット部材22の右部の裏側とに沿って配置可能である。また左支持部材82は、左右方向に長尺な板状の部材であり、左フレーム部位32の前側で左右方向に橋渡し状に固定されて、右部を除く左カーペット部材22の裏側に沿って配置可能である。
また右支持部材81と左支持部材82は、左右非対称となっている以外は概ね同一の基本構成を有している。例えば右支持部材81は、図4及び図5を参照して、下部支持部位81aと、上部支持部位81b(詳細後述)と、左右の側壁部(符号省略)を有しており、下部支持部位81aと上部支持部位81bには、掛着部材84(詳細後述)と、複数の係止孔86(詳細後述)が設けられている。ここで下部支持部位81aは、右支持部材81の前面をなす略垂直に起立している壁部分であり、後述するように右カーペット部材21の折り返し部21aに対面状に配置可能である。なお下部支持部位81aでは、折り返し部21aに対面する部分がやや後方に位置しているとともに、その上部側が相対的に前側に突出している。また下部支持部位81aの裏側には、剛性確保の観点から後方に突出する板状のリブLBが形成されている。そして下部支持部位81aには、図4に示すようにフレーム部30側の第一ブラケット部61に固定される取付け凹部88が複数設けられている。複数の取付け凹部88は、正面視で矩形状の凹み部であり、その底面側には貫通孔(符号省略)が設けられている。そこで本実施例では、図2を参照して、右支持部材81の下部支持部位81aを、前側連結部材56Aの前側にあてがって、ボルト材を、各取付け凹部88の貫通孔を通じて対応する第一ブラケット部61の孔部に挿設する。こうすることで右支持部材81を、各第一ブラケット部61を介して右フレーム部位31側に橋渡し状に固定できる。
掛着部材84は、図5に示すように右カーペット部材21を係脱可能な状態で掛着する部材であり、後述するように下側係止部FP2を構成している。この掛着部材84は、左右方向に長尺な面ファスナ状の面材であるとともに、その前面には、微細なフック状の構造体が無数に設けられている。そして掛着部材84は、支持部材の下部支持部位81aの表面に固定されて配置されており、後述するように右カーペット部材21の折り返し部21aに対面状に配置されることとなる。なお掛着部材84の各フック状の構造体は、右カーペット部材21の折り返し部21aが布帛である場合はその表面に直接掛着でき、折り返し部21aが皮革である場合にはその表面に一体化された布帛材に掛着できる。
また上部支持部位81bは、図4及び図5を参照して、右支持部材81の上面をなす壁部分であり、下部支持部位81aの上端から後方に延びているとともに、後方に向かうにつれて次第に上方に向けて傾斜している。この上部支持部位81bは、後述するように右カーペット部材21の保持部21bに対面状に配置可能である。そして複数の係止孔86は、上部支持部位81bを厚み方向に貫通する孔部であり、後述するクリップ部材90の軸部を挿入して係止することで、後述する上側係止部FP1を構成する。これら複数の係止孔86は、左右方向に適宜の間隔をあけて上部支持部位81bに設けられており、各係止孔86は、右カーペット部材21に取付けられている保持部21bの各挿通孔21Hと対面状に配置されることとなる。
図2を参照して、シートクッション4の形成に際しては、各シート部位11,12の構成部材をフレーム部30上の適宜の位置に配設する。例えば右シート部位11を形成するに際しては、右シートパッド11aを右骨格部41上に配設して右シートカバー11bで被覆するとともに、右リクライニング部11cを右張出部41c上に配置しておく。また左シート部位12を形成するに際しては、左シートパッド12aを左骨格部42上に配設して左シートカバー12bで被覆するとともに、左リクライニング部12cを左張出部42c上に配設しておく。そして図7に示すフレーム部30の各脚部材51〜54(各固定部71〜73)を乗物床面FS上に配置する。この状態で各固定部71〜73の前端と後端を、図5及び図6に示すように締結具FMを介して乗物床面FSに締結して固定する。この状態の右シート部位11は、図2に示す右骨格部41を介して右側で隣り合う脚部材51,52の間に取付けられ、この右骨格部41と各脚部材51,52にて下支えされている。また左シート部位12は、左骨格部42を介して左側で隣り合う脚部材53,54の間に取付けられ、この左骨格部42と各脚部材53,54にて下支えされている。
図5、図6及び図8を参照して、右シート部位11(右シートカバー11b又は右張出部41c)の前端側から右カーペット部材21を垂下させながら、上側係止部FP1によって右カーペット部材21を上部支持部位81bに取付ける。本実施例の上側係止部FP1は、右カーペット部材21の保持部21bと、右支持部材81の上部支持部位81bの係止孔86と、軸状のクリップ部材90で構成されている。このクリップ部材90は、円筒状の軸部90aと、軸部90aの径方向外側に張出している係止片90bと、軸部90aよりも径大とされている頭部90cとを有している。そこでクリップ部材90の軸部90aを、保持部21bの挿通孔21Hに挿通して右支持部材81に向けて突出させつつ、頭部90cを、挿通孔21Hの周縁に当接させてかけ止めておく。こうすることで右カーペット部材21に、保持部21bを介してクリップ部材90を安定的に保持しておくことができる。そして右カーペット部材21の裏側を右支持部材81の上部支持部位81bにあてがいつつ、クリップ部材90の軸部90aを、上部支持部位81bの係止孔86に挿入(又は圧入)して、係止孔86の内壁に係止片90bを係止しておく。
つづいて右カーペット部材21を乗物床面FSに到達するまで垂下させつつ、下側係止部FP2によって右カーペット部材21を下部支持部位81aに係止する。この下側係止部FP2は、係脱自在な掛着部材84で構成されているとともに、右カーペット部材21の下部裏側をなす折り返し部21aと下部支持部位81aとを掛着することができる。そして下側係止部FP2としての掛着部材84を下部支持部位81aに予め取付けておくことで、折り返し部21aを、下部支持部位81aに押し付けるだけでそれに係止することができる。このため本実施例では、下側係止部FP2の位置を目視で確認する必要がないため、右カーペット部材21の取付け作業の作業性向上に資する構成となっている。また掛着部材84は、折り返し部21aと下部支持部位81aを係脱可能な状態で掛着している。すなわち掛着部材84のフック構造は、折り返し部21aの表面(例えば繊維)に掛け止められているだけであるため、クリップ部材90に比して容易に係脱させることが可能である。このため右カーペット部材21の下端にヨレや皺が発生した場合や、右カーペット部材21の下端が乗物床面FSにうまく沿っていない場合などには、折り返し部21aと下部支持部位81aとを一旦係脱したのち係止し直すことができる。このように下側係止部FP2によって、右カーペット部材21を下部支持部位81aとを相対的に弱く係止しておくことで、右カーペット部材21を仕上がり性良く乗物用シート2に配設することが可能となる。
ところで本実施例では、図3及び図4を参照して、各シート部位11,12の左右方向における長さの比(本実施例では5:5)と、各フレーム部位31,32の左右方向における長さの比(本実施例では6:4)とが異なっている。このような場合には、シートの各種性能を考慮して、各カーペット部材21,22の左右方向の長さと、各支持部材81,82の左右方向の長さとをどのように設定するかが問題となる。すなわち各カーペット部材21,22の長さは、シートの意匠性を考慮して設定すべきであり、各支持部材81,82の長さは、フレーム部30に対する取付け安定性を考慮して設定すべきである。
4 シートクッション
6 シートバック
11 右シート部位
11a 右シートパッド
11b 右シートカバー
11c 右リクライニング部
11d 右リクライニング部の凹み部位
12 左シート部位
12a 左シートパッド
12b 左シートカバー
12c 左リクライニング部
12d 左リクライニング部の凹み部位
21 右カーペット部材
21a 折り返し部
21b 保持部
21H 挿通孔
22 左カーペット部材
22a 折り返し部
22b 保持部
24 面ファスナ
26 ストラップ部材
30 フレーム部
31 右フレーム部位
32 左フレーム部位
41 右骨格部
41a 前連結脚部
41b 後連結脚部
41c 右張出部
42 左骨格部
42a 前連結脚部
42b 後連結脚部
42c 左張出部
44 移動機構
44a ピニオン部
44b ラック部
51 第一脚部材
52 第二脚部材
53 第三脚部材
54 第四脚部材
56A 前側連結部材
56 連結部材
61 第一ブラケット部
62 第二ブラケット部
70H 締結孔
71 右固定部
72 左固定部
73 中央固定部
81 右支持部材
82 左支持部材
81a,82a 下部支持部位
81b,82b 上部支持部位
84 掛着部材
86 係止孔
88 取付け凹部
90 クリップ部材
90a 軸部
90b 係止片
90c 頭部
BM バックル
FM 締結具
FP1 上側係止部
FP2 下側係止部
FS 乗物床面
LB リブ
SEW1 第一縫合線
SEW2 第二縫合線
X1 右シート部位と左シート部位の境
X2 右フレーム部位と左フレーム部位の境
Claims (4)
- シートクッションと、前記シートクッションの前縁側でシート幅方向となる左右方向に延びて下方に垂下するカーペット部材と、前記シートクッションを下支えした状態で乗物床面に固定されるフレーム部とを備え、
前記シートクッションは、左右方向において右シート部位と左シート部位とに区分けされ、
前記フレーム部には、前記乗物床面に固定されている固定部が左右方向に所定の間隔をあけて少なくとも三箇所設けられているとともに、前記フレーム部における右側部位に設けられる一対の固定部の間に配置される右フレーム部位と、前記フレーム部における左側部位に設けられる一対の固定部の間に配置される左フレーム部位とに区分けされ、
少なくとも3つの固定部の前側は前記カーペット部材にて隠されているとともに、前記カーペット部材の裏側は、前記フレーム部に対して左右方向に橋渡し状に固定されている支持部材で支持されている乗物用シートにおいて、
前記右シート部位に対する前記左シート部位の左右方向における長さの比率と、前記右フレーム部位に対する前記左フレーム部位の左右方向における長さの比率とが異なっており、
前記カーペット部材は、前記右シート部位と前記左シート部位の境で区分けされるともに、前記カーペット部材の裏側に沿って左右方向に延びている前記支持部材は、前記右フレーム部位と前記左フレーム部位の境で分割される乗物用シート。 - 前記右シート部位の左右方向の長さと前記左シート部位の左右方向の長さとは略同一である請求項1に記載の乗物用シート。
- 前記フレーム部には、前後方向に延びている板状の前記固定部が少なくとも三箇所設けられ、各固定部の前端は、前記乗物床面に固定されている請求項1又は2に記載の乗物用シート。
- 前記フレーム部には、前記右シート部位と前記左シート部位とを、各々、対応する固定部に対して後方に移動可能な移動機構が設けられ、前記支持部材は、各固定部に取付けられており、
前記カーペット部材は、前記右シート部位と前記左シート部位の境で分割されるとともに、前記右シート部位のカーペット部材と前記左シート部位のカーペット部材が、それぞれ対応するシート部位の後方への移動に追従可能とされている請求項1〜3のいずれか一項に記載の乗物用シート。
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