JP2018176764A - 乗物用シート - Google Patents
乗物用シート Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018176764A JP2018176764A JP2017073595A JP2017073595A JP2018176764A JP 2018176764 A JP2018176764 A JP 2018176764A JP 2017073595 A JP2017073595 A JP 2017073595A JP 2017073595 A JP2017073595 A JP 2017073595A JP 2018176764 A JP2018176764 A JP 2018176764A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover
- shape
- seat
- recess
- covering portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Abstract
Description
始めに、実施例1のシート1(乗物用シート)の構成について、図1〜図8を用いて説明する。なお、以下の説明において、前後上下左右等の各方向を示す場合には、各図中に示されたそれぞれの方向を指すものとする。また、「シート幅方向」と示す場合には、シート1の左右方向を指すものとする。図1に示すように、本実施例のシート1は、自動車の後部側座席として構成されている。詳しくは、上述したシート1は、同列の左右で5:5分割された隣り合う2つの分割シートのうちの右側の分割シートとして構成されている。上述したシート1は、着座者の背凭れ部となるシートバック2と、着座部となるシートクッション3と、を備えた構成とされている。
上述したセンタコンソール4は、上述したシートバック2の横幅領域内に収まるシート幅方向の位置に、上述したシートクッション3とシート幅方向に隣り合った状態に並んで設けられている。詳しくは、上述したシートクッション3は、その横幅が、上述したシートバック2と右側では略揃っているが左側では短くされた形状とされている。そして、上述したシートクッション3の左側の短くされた空き領域内にセンタコンソール4が配設されて、同センタコンソール4とシートクッション3とを足し合わせた全体の横幅がシートバック2の横幅と略同じとされている。上述したセンタコンソール4は、上述したシートクッション3の骨格を成すクッションフレーム10に一体的に組み付けられた状態として設けられている。上記組み付けにより、センタコンソール4は、シートクッション3と一体的関係を成す状態に設けられている。
上述したシートクッション3は、図1及び図8に示すように、その骨格を成す金属製のクッションフレーム10と、クッションフレーム10の上部にセットされて着座者の荷重を弾性的に受け止める発泡ウレタン製のクッションパッド20と、クッションパッド20の表面全体に被せ付けられてシートクッション3の意匠面を構成するファブリック製のクッションカバー30と、によって概略構成されている。
上述したクッションフレーム10は、図1に示すように、左右一対の側部骨格を成すサイドフレーム11と、各サイドフレーム11の前部間に上側から架橋された前部骨格を成すフロントパネル12と、各サイドフレーム11の後部間に架橋された後部骨格を成すリヤパイプ13と、によって、平面視が略四角枠状となる形に組まれた構成とされている。そして、上述したクッションフレーム10のフロントパネル12とリヤパイプ13との間には、クッションパッド20をシート幅方向の複数箇所において下側から支えるように機能する複数本のパッド支持ワイヤ14が架橋されている。
クッションパッド20は、上述したクッションフレーム10に上側から覆い被された状態にセットされている。詳しくは、上述したクッションパッド20は、図1〜図2に示すように、上述したクッションフレーム10を構成する右側のサイドフレーム11とフロントパネル12とリヤパイプ13とに跨って上側から覆い被される形にセットされて、これらフレーム構造によって下側から強く支えられた状態に設けられている。上述したクッションパッド20は、図2〜図3に示すように、上述した左側のサイドフレーム11には覆い被されないが、図8に示すように上述したフロントパネル12とリヤパイプ13との間に架橋された複数本のパッド支持ワイヤ14によって、下側から広い範囲に亘って支持された状態とされている。上記支持により、クッションパッド20は、その左側のサイドフレーム11には覆い被されることのない領域も上述したパッド支持ワイヤ14によって安定した形で支持されるようになっている。
クッションカバー30は、上述したクッションパッド20の天板面20Aに上側から被せ付けられた後、その前後左右の各周縁部がクッションパッド20の各周囲側面20Bを通って下方に引き込まれてクッションフレーム10に止着されている。上記引き込みにより、クッションカバー30は、上述したクッションパッド20の表面全体に広く密着した形に張設された状態とされている。詳しくは、上述したクッションカバー30は、上述したシートクッション3の後部側寄りの左縁部に形成されたシートベルトバックルBの収められる上向き開口形状の凹部3Aを表皮材で形作るようにクッションパッド20の表面に被せ付けられた状態とされている。
そこで、上述したサイドカバー32の被覆部32Aには、図6〜図8に示すように、それ自体に上述した上側からの押圧力が掛けられたとしても、被覆部32Aを下側に押し撓ませにくくするように補強する樹脂製平板状の形状保持部材36が取り付けられている。上述した形状保持部材36は、図6〜図7に示すように、側面視が略T字状をした平板形状とされており、上述した被覆部32Aを構成する2重構造の表皮材の間に挟まれた状態にセットされて被覆部32Aの形状を保持するようになっている。
以上をまとめると、本実施例のシート1は次のような構成となっている。すなわち、シートクッション(シートクッション3)のシート幅方向内側(左側)の縁部に上向きに開口する凹部(凹部3A)を有する乗物用シート(シート1)であって、シートクッション(シートクッション3)のシート幅方向内側(左側)の側面を被覆して凹部(凹部3A)のシート幅方向内側(左側)の側面を上縁の繋がる2重構造の表皮材で形作る被覆部(被覆部32A)を有するサイドカバー(サイドカバー32)と、被覆部(被覆部32A)の2重構造の表皮材の間に配置されて被覆部(被覆部32A)の形状を保持する形状保持部材(形状保持部材36)と、を有する。
以上、本発明の実施形態を1つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。例えば、本発明の「乗物用シート」は、自動車の後部側座席以外のシートの他、鉄道等の自動車以外の車両に適用されるシートや、航空機、船舶等の様々な乗物用に供されるシートにも広く適用することができるものである。
2 シートバック
3 シートクッション
3A 凹部
4 センタコンソール
4A 天板部
4B 右側板部
4C 左側板部
4D カップホルダ
4E 膨張部
10 クッションフレーム
11 サイドフレーム
11C 引掛ワイヤ
12 フロントパネル
13 リヤパイプ
14 パッド支持ワイヤ
15 支持フレーム
20 クッションパッド
20A 天板面
20B 周囲側面
21 肉抜き部
30 クッションカバー
31 天板カバー
32 サイドカバー
32A 被覆部(被覆部、シートクッションの構成部)
32B 前側延長面部(延長面部)
32C 後側延長面部(延長面部)
32D Jフック
33 内周面カバー
34 底面カバー
35 蓋カバー
35A 縫重ね部
36 形状保持部材
36A 本体形状部(上縁形状部)
36B 前側延出部(延出部、結合部)
36C 後側延出部(延出部、結合部)
36C1 傾斜面
36D 下側延出部(結合部)
36E1〜36E3 縫合部
B シートベルトバックル
Claims (7)
- シートクッションのシート幅方向内側の縁部に上向きに開口する凹部を有する乗物用シートであって、
前記シートクッションのシート幅方向内側の側面を被覆して前記凹部のシート幅方向内側の側面を上縁の繋がる2重構造の表皮材で形作る被覆部を有するサイドカバーと、
前記被覆部の前記2重構造の表皮材の間に配置されて前記被覆部の形状を保持する形状保持部材と、を有し、
前記形状保持部材が、前記被覆部の上縁に沿って前後方向に形状を延ばす上縁形状部と、前記凹部を前後いずれかの方向に越えて前記シートクッションのシート幅方向内側の側面とシート幅方向に並ぶ位置まで延び出す延出部と、前記シートクッションの構成部に一体的に結合される結合部と、を有する乗物用シート。 - 請求項1に記載の乗物用シートであって、
前記結合部の結合される前記シートクッションの構成部が、前記被覆部の前記凹部と前後方向の配置が重なる箇所となっている乗物用シート。 - 請求項2に記載の乗物用シートであって、
前記結合部が、前記被覆部に対して、該被覆部と前記凹部内の底面を表皮材で形作る底面カバーとの縫合箇所への共縫いにより結合されている乗物用シート。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の乗物用シートであって、
前記サイドカバーが、前記被覆部から前記凹部の形成領域を前後いずれかの方向に越えた領域まで延びて前記シートクッションのシート幅方向内側の側面を被覆すると共に前記シートクッションの天板面を被覆する天板カバーと上縁が繋げられた延長面部を有し、
前記形状保持部材の前記延出部が、前記上縁形状部から前記サイドカバーの前記延長面部の上縁に沿って前後方向に延びている乗物用シート。 - 請求項4に記載の乗物用シートであって、
更に、前記凹部の後側の一部領域に蓋をする形で前記天板カバーと前記被覆部とに縫合されて設けられた蓋カバーを有し、
前記延長面部が、その前記凹部の形成領域を後側に越えて延びる箇所の上縁に、前記天板カバーと共に前記蓋カバーの後内側の角部と縫合されて互いの縫い代の重ねられる縫重ね部を有し、
前記形状保持部材の前記延出部が、その前記延長面部の前記縫重ね部を前側から後側に越えて延びる部分が前記縫重ね部との干渉を避けるように後下がり状に傾斜している乗物用シート。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載の乗物用シートであって、
前記凹部が、シートベルトバックルを上側に張り出させない形で内部に収めることのできる凹形状とされている乗物用シート。 - 請求項1から請求項6のいずれかに記載の乗物用シートであって、
前記結合部が、前記被覆部に対して、該被覆部と前記凹部内の前後の内周面を表皮材で形作る内周面カバーとの縫合箇所への共縫いにより結合されている乗物用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017073595A JP6822287B2 (ja) | 2017-04-03 | 2017-04-03 | 乗物用シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017073595A JP6822287B2 (ja) | 2017-04-03 | 2017-04-03 | 乗物用シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018176764A true JP2018176764A (ja) | 2018-11-15 |
JP6822287B2 JP6822287B2 (ja) | 2021-01-27 |
Family
ID=64280784
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017073595A Active JP6822287B2 (ja) | 2017-04-03 | 2017-04-03 | 乗物用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6822287B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11268612A (ja) * | 1998-03-20 | 1999-10-05 | Toyota Auto Body Co Ltd | 車輌用シート |
JP2013086645A (ja) * | 2011-10-18 | 2013-05-13 | Toyota Boshoku Corp | シートの隙隠し構造 |
JP2013216128A (ja) * | 2012-04-05 | 2013-10-24 | Suzuki Motor Corp | 車両用シート |
JP2014083954A (ja) * | 2012-10-23 | 2014-05-12 | Toyota Boshoku Corp | 車両用シート |
JP2016094103A (ja) * | 2014-11-14 | 2016-05-26 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用シート |
-
2017
- 2017-04-03 JP JP2017073595A patent/JP6822287B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11268612A (ja) * | 1998-03-20 | 1999-10-05 | Toyota Auto Body Co Ltd | 車輌用シート |
JP2013086645A (ja) * | 2011-10-18 | 2013-05-13 | Toyota Boshoku Corp | シートの隙隠し構造 |
JP2013216128A (ja) * | 2012-04-05 | 2013-10-24 | Suzuki Motor Corp | 車両用シート |
JP2014083954A (ja) * | 2012-10-23 | 2014-05-12 | Toyota Boshoku Corp | 車両用シート |
JP2016094103A (ja) * | 2014-11-14 | 2016-05-26 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用シート |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6822287B2 (ja) | 2021-01-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10227024B2 (en) | Seat cover and vehicle seat | |
TWI642567B (zh) | 車輛用座椅 | |
US9987959B2 (en) | Seat cover and vehicle seat | |
CN103358948B (zh) | 车辆座椅 | |
US9981579B2 (en) | Vehicle seat | |
JP6900807B2 (ja) | 内装品 | |
JP2018019893A (ja) | トリムカバー及びシート部品 | |
JP2017159746A (ja) | シート装置 | |
JP5867245B2 (ja) | 車両のシートバック及びデッキ間のカーペット架け渡し構造 | |
JP6783621B2 (ja) | 車両用シート | |
JP5870855B2 (ja) | 隙隠し構造 | |
JP2018131074A (ja) | 乗物用シート | |
JP2016097950A (ja) | シート | |
JP6753176B2 (ja) | 乗物用シート | |
JP2018176764A (ja) | 乗物用シート | |
JP4832924B2 (ja) | 車両用シートバック | |
JP5780144B2 (ja) | シートベルトバックル収納構造 | |
JP2019123298A (ja) | 乗物用シート | |
CN109153343A (zh) | 车辆用座椅 | |
JP2022147823A (ja) | 乗物用シート及び乗物用シートの製造方法 | |
CN208164829U (zh) | 交通工具座椅 | |
JP5776529B2 (ja) | シートベルトバックル収納構造 | |
JP6974136B2 (ja) | 乗物用シート | |
JP2019081546A (ja) | 乗物用シート | |
JP7096474B2 (ja) | 乗物用シート |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20191014 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200813 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200818 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20201002 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20201208 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20201221 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6822287 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |