JP5282333B2 - 被搬送物の搬送装置 - Google Patents
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Description
このように構成された本発明においては、ベルト部材の外周部が被搬送物を搬送可能に平らに形成されているので、被搬送物との接触面積を大きくとることが出来、被搬送物をより確実に搬送することが出来る。
このように構成された本発明においては、空気誘導バーによる効果的な空気の吸引と、その両側のシールベルトによる高い吸引力の維持を両立させることが出来る。
このように構成された本発明においては、溝部により空気誘導バーの取付位置を規定して、低コストで、より精度良く、空気誘導バーをベルト支持部材の吸引通路に連通させると共にベルト部材の溝部に連通させることが出来る。
このように構成された本発明においては、空気誘導バーの溝部とシールプレートにより簡易な構造で第1の通路を設けることが出来る。
このように構成された本発明においては、ベルト部材が幅方向に一体に形成され、さらに、ベルト部材の中間部且つ下方にシールプレートと空気誘導バーの少なくとも一部を受け入れる凹部が形成されているので、より空気のシール性の高い搬送装置を得る
ことが出来る。
このように構成された本発明においては、ほぼ同じ高さに設けられた2つのベルト部材により、より確実に被搬送物を支持し且つ搬送することが出来る。また、2つのベルト部材を設けても、それぞれ第1及び第2のベルト部材の側面がシールプレート及び被搬送物支持部材でシールされているので、吸引力を保持することが出来る。
このように構成された本発明においては、ベルト支持部材を上下に貫通する吸引通路と、その下に設けられた吸引ボックスとにより、効率良く、空気を吸引することが出来る。
このように構成された本発明によれば、空気の吸引をより効率良く行うことが出来る。
構成でより効果的な吸引力が得られる。
図1は、本発明の第1実施形態による搬送装置の一部破断斜視図であり、図2は、本発明の第1実施形態による搬送装置の図1のII-II線に沿って見た断面図である。
先ず、図1及び図2に示すように、本発明の第1実施形態による搬送装置1は、トッププレート部2として、トッププレート本体4と、その下方で延びる一対のトッププレートベース部6を有する。一対のトッププレートベース部6には、その内方に、搬送方向に延びる内溝6aが形成されており、この内溝6aには、板状のベルト支持部材8が嵌め込まれ且つ固定されている。
これらの歯部30bが、駆動ロール(図13の符号306参照)及び上流側と下流側の従動ロール(図13の符号302参照)に係合して、コンベアベルト30が搬送方向に移動するようになっている。このようにコンベアベルト30は、タイミングベルトとして機能する。なお、駆動ロール及び従動ロールは、図13に示す以外の方式を用いても良い。
先ず、図2に示すように、トッププレート本体4の上面が、コンベアベルト30の上面よりも高くなるように形成されている。即ち、コンベアベルト30は、その上面が平らに形成され、その両側のトッププレート本体4の上面の高さよりも若干低い位置に設けられるようになっており、例えば、コンベアの幅によって位置の高低差は異なるが、例えば0.1mm〜1mm程度の値が考えられ、好ましくは、0.1mm〜0.5mである。従って、それらの上方に乗せられた段ボールシートDと、コンベアベルト30の上面部との間には、隙間Sが形成されるようになっている。そして、主にトッププレート本体4の上面で、被搬送物である段ボールシートを支持するようになっている。
図3は、本発明の第1実施形態によるコンベアベルトを上方から見た平面図であり、コンベアベルトのみを示すものである。
先ず、段ボールシートDは、搬送方向に対する長さが異なる様々な大きさのものがある。ここでは、その搬送方向に対する長さLの最小値がLmin、最大値がLmaxであるとする。図3に示すように、段ボールシートDを搬送する際のシート先端位置を符号Tで示し、本実施形態においては、その先端位置Tから最小値であるLminの範囲に吸引孔30cを設け、Lmin以降、次の先端位置T(前の先端位置Tから最大値Lmax隔てた位置)までは、吸引孔30cを設けないようにしている。これにより、例えば最小の長さ(Lmin)の段ボールシートDを搬送する際に、複数の吸引孔30cが、段ボールシートDが積載されていない部分(Lmin以降、次の先端位置Tまでの間)に設けられていないので、空気を無駄に吸引することを防ぐことが出来る。さらに、最大の長さ(Lmax)の搬送物をも、最小長さLminの間に設けた複数の吸引孔30cで吸引して搬送することが出来る。
図4に示すように、第1実施形態による空気誘導バー20は、溝部(第1の通路)20a及び歯部20bが、それぞれ、幅方向に直線状に延びるように形成されている。そして、溝部20aは、側方から見て矩形状に切り欠かれ、また、上方から見て矩形状に形成されている。この溝部20aの底部は平らであり、その底部に、孔部(第2の通路)20cが形成されている。
以上のような構成により、図2に矢印で示すように、真空吸引装置本体16が作動すると、真空吸引ボックス12、ベルト支持部材8の孔部8c、空気誘導バー20の孔部(第2の通路)20c、空気誘導バー20の溝部(第1の通路)20a、コンベアベルト30の溝部30a、コンベアベルト30の吸引孔30cを介して、上述した段ボールシートDとコンベアベルト30の上面部との間の隙間Sの空気が吸引される。
12c及び真空吸引ボックス12が、ベルト支持部材8の幅方向の中間部に設けられているので、簡易な構成で吸引経路を得ることが出来る。
先ず、コンベアベルト30と段ボールシートDとの間の間隙Sの空気が複数の吸引孔30cから吸引され、それにより、コンベアベルト30が上昇して段ボールシートに吸着すると共に段ボールシートDを搬送するので、コンベアベルト30とベルト支持部材8の間の摩擦力が働かず、段ボールシートDの荷重がコンベアベルト30に大きく作用することがないので、従来より、より少ない駆動力で段ボールシートを搬送することが出来る。
次に、シールベルト24は空気誘導バー20の両側に設けられているので、空気誘導バー20による効果的な空気の吸引と、その両側のシールベルト24による高い吸引力の維持を両立させることが出来る。
次に、空気誘導バー22とコンベアベルト30との間には、空気誘導バー20をシールするシールプレート22が設けられ、空気誘導バー20には幅方向に延びる溝20aが形成され、この溝20aとシールプレート22により第1の通路20aが形成されるようになっている。従って、空気誘導バー20の溝20aとシールプレート22による簡易な構造で第1の通路20aを設けることが出来る。
次に、ベルト支持部材8の吸引通路8cは、ベルト支持部材8を貫通して上下に延び、その下方に真空吸引装置16の吸引ボックス12が設けられているので、ベルト支持部材8を上下に貫通する吸引通路と8c、その下に設けられた吸引ボックス12とにより、効率良く、空気を吸引することが出来る。
図7は、本発明の第2実施形態による搬送装置の一部破断斜視図であり、図8は、本発明の第2実施形態による搬送装置の図7のVIII-VIII線に沿って見た断面図である。
この第2実施形態は、シールベルト122及びコンベアベルト130、131の形態が第1実施形態と異なり、他の構成は、上述した第1実施形態と同様である。
図8に示すように、シールプレート122の上面はトッププレート本体4の上面とほぼ同じ高さに位置している。後述するように、図8では、各コンベアベルト130、131が吸引力により上昇していない位置を示しており、シールプレート122及びトッププレート本体4の上面の高さは、コンベアベルト130、131の上面の高さより若干高い位置に設けられている。そして、コンベアベルト130、131が吸引力により上昇したときに、シールプレート122及びトッププレート本体4とコンベアベルト130、131との高さがほぼ一緒になるようになっている。
131の上面よりも高くなるように形成されている。即ち、コンベアベルト130、131は、その上面が平らに形成され、その両側のトッププレート本体4の上面の高さよりも若干低い位置に設けられるようになっており、例えば、コンベアの幅によって位置の高低差は異なるが、例えば0.1mm〜1mm程度の値が考えられ、好ましくは、0.1mm〜0.5mである。従って、それらの上方に乗せられた段ボールシートDと、コンベアベルト130、131の上面部との間には、隙間Sが形成されるようになっている。そして、主にトッププレート本体4の上面で、被搬送物である段ボールシートを支持するようになっている。
第2実施形態の作用効果は、第1実施形態と同様の構成については、上述した第1実施形態の作用効果と同様であるので、ここではその説明を省略する(第1実施形態の作用効果を参照)。
第2実施形態では、以上のような構成により、図8に矢印で示すように、真空吸引装置本体16が作動すると、真空吸引ボックス12、ベルト支持部材8の孔部8c、空気誘導バー20の孔部(第2の通路)20c、空気誘導バー20の溝部(第1の通路)20a、コンベアベルト130、131の溝部130a、131a、コンベアベルト130、131の吸引孔130c、131cを介して、上述した段ボールシートDとコンベアベルト130、131の上面部との間の隙間Sの空気が吸引される。
シールプレート122の両側に設けられており、シールプレート122の厚さも大きくなっている。そして、第1及び第2のコンベアベルトがほぼ同じ高さに設けられ、コンベアベルト130、131のそれぞれの両側の側面部は、シールプレート122及びトッププレート部2によりシールされるようになっている。
この第3実施形態は、ベルト支持部材108、空気誘導バー220及び真空ボックス112、113、114の形態が第1実施形態と異なり、他の構成は、上述した第1実施形態と同様である。
ベルト支持部材108の下面部には、3つの真空吸引ボックス112、113、114が固定され、これらの真空吸引ボックス112、113、114は、真空吸引装置本体16に接続され、真空吸引ボックス112、113、114内の空気が吸引される。
第3実施形態の作用効果は、第1実施形態と同様の構成については、上述した第1実施形態の作用効果と同様であるので、ここではその説明を省略する(第1実施形態の作用効果を参照)。
第3実施形態では、以上のような構成により、図9及び図10に矢印で示すように、真空吸引装置本体16が作動すると、真空吸引ボックス112、113、114、支持プレート108の下部孔部108f、108g、108h、ベルト支持部材108の空洞孔108e、ベルト支持部材108の上部孔部108c、空気誘導バー220の孔部(第2の通路)220c、空気誘導バー220の溝部(第1の通路)220a、コンベアベルト30の溝部30a、コンベアベルト30の吸引孔30cを介して、上述した段ボールシートDとコンベアベルト30上面部との間の隙間Sの空気が吸引される。
吸引力を調整したり、コンベアベルト30上の吸引力が得られる範囲を変更したりすることが出来る。
この第4実施形態は、ベルト支持部材208、空気誘導バー220、シールベルト224及びコンベアベルト230の形態が第1実施形態と異なり、他の構成は、上述した第1実施形態と同様である。
第4実施形態の作用効果は、第1実施形態と同様の構成については、上述した第1実施形態の作用効果と同様であるので、ここではその説明を省略する(第1実施形態の作用効果を参照)。
第4実施形態では、以上のような構成により、図11及び図12に矢印で示すように、
真空吸引装置本体16が作動すると、真空吸引ボックス12、ベルト支持部材208の孔部208c、空気誘導バー220の孔部(第2の通路)220c、空気誘導バー220の溝部(第1の通路)220a、コンベアベルト230の内周溝部230a、コンベアベルト230の吸引孔230c及びコンベアベルト230の外周溝部230eを介して、上述した段ボールシートDとコンベアベルト230の上面部との間の隙間Sの空気が吸引される。
図13及び図14に示すように、第1乃至第4実施形態による搬送装置1は、フレーム300の間に設けられ、搬送装置1の従動ロール302の支軸304がフレーム300で支持されて、搬送装置1がフレーム300で支持される。
2 トッププレート部
8、108、208 ベルト支持部材
8c、208c 孔部
108c 上部孔部
8d、108d、208d 通気孔
108e 空洞孔(横孔)
108f、108g、108h 下部孔部
12、112、113、114 真空吸引ボックス
12c、112c、113c、114c 孔部
20、220 空気誘導バー
20a、220a 溝部(第1通路)
20c、220c 孔部(第2通路)
22 シールプレート
24 シールベルト
30、130、131、230 コンベアベルト(タイミングベルト)
30a、130a、131a 溝部
230a 内周溝部
230e 外周溝部
30c、130c、131c、230c 吸引孔
Claims (23)
- 被搬送物を搬送する搬送装置であって、
真空吸引機構と、
この真空吸引機構が作動した時に被搬送物を吸着するための複数の吸引開口を備え、吸着された被搬送物を搬送するベルト部材と、
上記複数の吸引開口と上記真空吸引機構とを連通する連通機構と、
上記真空吸引機構の非作動時に上記ベルト部材を下方から支持するベルト支持部材と、 上記真空吸引機構の非作動時に上記ベルト部材の上面と被搬送物の下面との間に間隙が形成されるように上記ベルト部材の上面の高さよりも所定距離高い位置で被搬送物を支持する被搬送物支持部材と、を含み、
上記真空吸引機構が作動した時に上記ベルト部材と被搬送物との間の上記間隙の空気が上記連通機構を介して上記複数の吸引開口から吸引され、その吸引力により、上記ベルト部材が上記ベルト支持部材から上昇し、上記被搬送物と吸着した状態で上記被搬送物を搬送することを特徴とする搬送装置。 - 被搬送物を搬送する搬送装置であって、
真空吸引機構と、
この真空吸引機構が作動した時に被搬送物を吸着するための複数の吸引孔を有する複数の空隙が形成され、吸着された被搬送物を搬送するベルト部材と、
上記複数の空隙と上記真空吸引機構とをそれぞれ連通する複数の吸引通路を有する連通機構と、
上記真空吸引機構の非作動時に上記ベルト部材を上下動可能に下方から支持するベルト支持部材と、
上記真空吸引機構の非作動時に上記ベルト部材の上面と被搬送物の下面との間に間隙が形成されるように上記ベルト部材の上面の高さよりも所定距離高い位置で被搬送物を支持する被搬送物支持部材と、を含み、
上記真空吸引機構が作動した時に上記ベルト部材と被搬送物との間の上記間隙の空気が上記複数の空隙および複数の吸引通路を介して上記複数の吸引孔から吸引され、その吸引力により、上記ベルト部材が上記ベルト支持部材から上昇し、上記被搬送物と吸着した状態で上記被搬送物を搬送することを特徴とする搬送装置。 - 所定の搬送経路に沿って被搬送物を上流から下流へ供給する被搬送物の搬送装置であって、
真空吸引機構と、
この真空吸引機構が作動した時に被搬送物を吸着するための複数の吸引孔を有する複数の空隙が上記所定の搬送経路を横切る方向に延びて形成され、吸着された被搬送物を搬送するベルト部材と、
上記真空吸引機構の非作動時に上記ベルト部材を上下動可能に下方から支持するベルト支持プレートと、
上記ベルト部材の両側に配置され、上記真空吸引機構の非作動時に上記ベルト部材の上面と被搬送物の下面との間に間隙が形成されるように上記ベルト部材の上面の高さよりも所定距離高い位置で被搬送物を支持する一対の被搬送物支持部材と、
上記横切る方向において上記複数の空隙と連通するために上記一対の被搬送物支持部材に設けられた複数の吸引通路を有し、上記真空吸引機構と上記複数の空隙とを連通する連通機構と、を含み、
上記真空吸引機構が作動した時に上記ベルト部材と被搬送物との間の上記間隙の空気が上記複数の空隙および複数の吸引通路を介して上記複数の吸引孔から吸引され、その吸引力により、上記ベルト部材が上記ベルト支持プレートから上昇し、上記被搬送物と吸着した状態で上記被搬送物を搬送することを特徴とする搬送装置。 - 被搬送物を上流から下流へ供給する被搬送物の搬送装置であって、
真空吸引機構と、
この真空吸引機構を作動させることにより被搬送物を吸着させる複数の吸引孔を備え吸着された被搬送物を搬送するベルト部材と、
このベルト部材を上記真空吸引機構の非作動時に下方から支持すると共に上記真空吸引機構と上記ベルト部材の吸引孔とを連通する複数の吸引通路を有するベルト支持部材と、 上記ベルト部材の両側に配置され、上記真空吸引機構の非作動時に上記ベルト部材の上面と被搬送物の下面との間に間隙が出来るように上記ベルト部材の上面の高さよりも所定距離高い位置に設けられ被搬送物を支持する被搬送物支持部材と、を有し、
上記真空吸引機構を作動させると上記ベルト部材と被搬送物との間の上記間隙の空気が上記吸引通路を介して上記複数の吸引孔から吸引され、その吸引力により、上記ベルト部材が上昇して上記被搬送物に吸着すると共に上記被搬送物を搬送するようになっていることを特徴とする搬送装置。 - 上記ベルト部材は、その内周部が、その幅方向に延びると共に搬送方向に複数並べられて駆動ロールに係合する歯部及びこれらの歯部の間の溝部を備えたタイミングベルトであり、
上記複数の吸引孔は、上記溝部に形成され、上記真空吸引機構が作動すると、上記ベルト部材と上記被搬送物との間の上記間隙の空気が、上記複数の吸引孔、上記ベルト部材の溝部及び上記吸引通路を通って吸引されるようになっている請求項4に記載の搬送装置。 - さらに、上記ベルト支持部材と上記ベルト部材との間に設けられ上記ベルト部材と共に上昇して上記ベルト部材の溝部をシールするシールベルトを有し、
上記ベルト支持部材には、このベルト支持部材と上記シールベルトとの間に空気が出入り可能な通気孔が形成されている請求項4又は請求項5に記載の搬送装置。 - 上記被搬送物支持部材には、上記シールベルトとほぼ同じ厚さを有すると共に搬送方向に延びる溝部が形成され、上記シールベルトがこの溝部に受け入れられるようになっている請求項6に記載の搬送装置。
- さらに、上記ベルト支持部材の幅方向の中間部で搬送方向に延びる空気誘導バーを有し、この空気誘導バーには、その幅方向に延びる第1の通路と、この第1の通路と連通し且つ下方に開口するように上下方向に延びる第2の通路と、が形成され、
上記吸引通路は、上記ベルト支持部材の幅方向の中間部で上記第2の通路の下方に形成され、
上記第1の通路が上記ベルト部材の溝部に連通し且つ上記第2の通路が上記吸引通路に連通することにより、上記ベルト部材と上記被搬送物との間の上記間隙の空気が、上記複数の吸引孔、上記ベルト部材の溝部、上記空気誘導バーの上記第1の通路及び上記第2の通路、及び、上記吸引通路を通って吸引されるようになっている請求項6又は請求項7に記載の搬送装置。 - 上記ベルト部材の外周部には、その幅方向に延びると共に搬送方向に複数並べられた歯部及びそれらの歯部の間の外周溝部が形成され、
上記ベルト部材と上記被搬送物との間の上記間隙の空気が、上記外周溝部、上記複数の吸引孔、上記ベルト部材の溝部及び上記吸引通路を通って吸引されるようになっている請求項5乃至7のいずれか1項に記載の搬送装置。 - さらに、上記ベルト支持部材の幅方向の中間部で搬送方向に延びる空気誘導バーを有し、この空気誘導バーには、その幅方向に延びる第1の通路と、この第1の通路と連通し且つ下方に開口するように上下方向に延びる第2の通路と、が形成され、
上記吸引通路は、上記ベルト支持部材の幅方向の中間部で上記第2の通路の下方に形成され、
上記ベルト部材の外周部には、その幅方向に延びると共に搬送方向に複数並べられた歯部及びそれらの歯部の間の外周溝部が形成され、
これらの外周溝部が上記内周部に設けられた複数の吸引孔に連通し、上記ベルト部材の溝部が上記第1の通路に連通し、且つ、上記第2の通路が上記吸引通路に連通することにより、上記ベルト部材と上記被搬送物との間の上記間隙の空気が、上記外周溝部、上記複数の吸引孔、上記ベルト部材の溝部、上記空気誘導バーの上記第1の通路及び上記第2の通路、及び、上記吸引通路を通って吸引されるようになっている請求項6又は請求項7に記載の搬送装置。 - 上記ベルト部材の外周部が、上記被搬送物を搬送可能に平らに形成されている請求項4乃至8のいずれか1項に記載の搬送装置。
- 上記シールベルトが上記空気誘導バーの両側に設けられている請求項8又は請求項10に記載の搬送装置。
- 上記空気誘導バーは、上記ベルト支持部材の幅方向の中間部で搬送方向に延びる溝部に取り付けられている請求項8又は請求項10に記載の搬送装置。
- さらに、上記空気誘導バーと上記ベルト部材との間に設けられ上記空気誘導バーを上方からシールするシールプレートが設けられ、
上記空気誘導バーはその幅方向に延びる溝部を有し、この溝部と上記シールプレートにより上記第1の通路が形成されるようになっている請求項8又は請求項10に記載の搬送装置。 - 上記ベルト部材は、一対の上記被搬送物支持部材の間でその幅方向に一体に形成され、その中間部且つ下方に上記シールプレートと上記空気誘導バーの少なくとも一部を受け入れる凹部が形成されている請求項4乃至14のいずれか1項に記載の搬送装置。
- 上記ベルト部材は、上記シールプレートの両側に第1のベルト部材及び第2のベルト部材の2つのベルト部材を有し、それらの第1及び第2のベルト部材がほぼ同じ高さに設けられ、且つ、それらの第1及び第2のベルト部材の側面が上記シールプレート及び上記被搬送物支持部材でシールされている請求項4乃至14のいずれか1項に記載の搬送装置。
- 上記ベルト支持部材の上記吸引通路は、上記ベルト支持部材を貫通して上下に延びる孔部であり、その孔部の下方に上記真空吸引機構の吸引ボックスが設けられている請求項4乃至16のいずれか1項に記載の搬送装置。
- 上記ベルト支持部材の上記複数の吸引通路は、それぞれ、上記ベルト支持部材の上方に開口するように上下方向に延びる第1の吸引通路と、この第1の吸引通路に連通し上記第1の吸引通路の下方で上記ベルト支持部材の幅方向に延びる第2の吸引通路と、この第2の吸引通路に連通し上記ベルト支持部材の下方に開口した第3の吸引通路と、を有し、
この第3の吸引通路は、第2の吸引通路毎に幅方向で異なる箇所に形成され、
上記真空吸引機構の吸引ボックスが、上記第3の吸引通路の箇所に対応して幅方向に並べて設けられている請求項4乃至16のいずれか1項に記載の搬送装置。 - 上記搬送装置は、複数の異なる大きさの被搬送物を連続して搬送するようになっており、
上記ベルト部材は、或る所定の位置に被搬送物の先端が配置されるようになっており、 上記複数の吸引孔は、上記或る所定の位置から下流に向けて最大の長さを有する被搬送物の範囲において、上記或る所定位置から下流に向けて最小の長さを有する被搬送物の範囲にのみ設けられている請求項4乃至18のいずれか1項に記載の搬送装置。 - 上記空気誘導バーの上記第1の通路は、平面視で上記第2の通路に向かうにつれて幅が狭くなるようになっている請求項8に記載の搬送装置。
- 被搬送物を上流から下流へ供給する被搬送物の搬送装置であって、
真空吸引機構と、
上流側から下流側へ移動するベルト部材であって、その内周部が、その幅方向に延びると共に搬送方向に複数並べられた歯部及びそれらの歯部の間の溝部を備え、上記真空吸引機構を作動させることにより被搬送物を吸着させるような複数の吸引孔が上記溝部に形成されたベルト部材と、
上記真空吸引機構と上記ベルト部材の吸引孔とを連通する複数の吸引通路を有するベルト支持部材と、
上記ベルト支持部材上の幅方向の中間部で搬送方向に延び上記複数の吸引孔を介して上記ベルト部材の溝部から空気を吸引する空気誘導バーであって、上記ベルト部材の溝部に連通しその幅方向に延びる第1の通路と、この第1の通路と連通し上記吸引通路と連通し且つ下方に開口するように上下方向に延びる第2の通路と、が形成された空気誘導バーと、を有し、
上記ベルト部材と上記被搬送物との間の上記間隙の空気が、上記複数の吸引孔、上記ベルト部材の溝部、上記空気誘導バーの上記第1の通路及び上記第2の通路、及び、上記吸引通路を通って吸引されるようになっており、
さらに、上記ベルト部材の両側に配置され、上記真空吸引機構の非作動時に上記ベルト部材の上面と被搬送物の下面との間に間隙が出来るように上記ベルト部材の上面の高さよりも所定距離高い位置に設けられ被搬送物を支持する被搬送物支持部材を有し、
上記真空吸引機構を作動させると上記ベルト部材と被搬送物との間の上記間隙の空気が上記吸引通路を介して上記複数の吸引孔から吸引され、その吸引力により、上記ベルト部材が上昇して上記被搬送物に吸着すると共に上記被搬送物を搬送するようになっており、
さらに、上記ベルト支持部材と上記ベルト部材との間に設けられ上記ベルト部材と共に上昇して上記ベルト部材の溝部をシールするシールベルトを有し、
上記ベルト支持部材には、このベルト支持部材と上記シールベルトとの間に空気が出入り可能な通気孔が形成されていることを特徴とする搬送装置。 - 上記ベルト部材の外周部が、その幅方向に延びると共に搬送方向に複数並べられた歯部及びそれらの歯部の間の外周溝部を備え、
この外周溝部に上記複数の吸引孔が形成され、
上記ベルト部材と上記被搬送物との間の上記間隙の空気が、上記外周溝部、上記複数の吸引孔、上記ベルト部材の溝部、上記空気誘導バーの上記第1の通路及び上記第2の通路、及び、上記吸引通路を通って吸引されるようになっている請求項19又は請求項21に記載の搬送装置。 - 上記搬送装置は、複数の異なる大きさの被搬送物を連続して搬送するようになっており、
上記ベルト部材は、或る所定の位置に被搬送物の先端が配置されるようになっており、 上記複数の吸引孔は、上記或る所定の位置から下流に向けて最大の長さを有する被搬送物の範囲において、上記或る所定位置から下流に向けて最小の長さを有する被搬送物の範囲にのみ設けられている請求項21又は請求項22に記載の搬送装置。
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