JP4446987B2 - 搬送装置 - Google Patents
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Description
更に、従来の真空吸着型ベルトコンベアは、搬送動作中に、被搬送物の存否にかかわらず、常に、搬送ベルト上の全ての領域で真空吸引を行っている。
本願発明は、このような点に鑑み、被搬送物を真空吸着して搬送する形式の搬送装置(ベルトコンベア装置)において、ベルト部材(搬送ベルト)を走行させるための駆動パワーおよび真空吸着のための吸引パワーを大幅に節減するとともに、搬送ベルトの磨耗が極めて少ない搬送装置(ベルトコンベア装置)を提供するものである。
このように構成された本発明においては、駆動機構が非駆動時で真空吸引機構により真空吸引していないときには、ベルト部材の上面は両側部材の上面よりも所定の微小高さだけ低くなっており、次に、駆動機構が駆動され真空吸引機構により真空吸引しているときには、両側部材により支持された被搬送物の下面とベルト部材の上面との間に形成された空間が真空吸引される。これにより、ベルト部材は上昇し被搬送物が吸着され、被搬送物がベルト部材により被搬送物を両側部材の上面で支持した状態で搬送される。この結果、本発明によれば、ベルト部材の摩耗を極めて少なくすることができ、さらに、駆動機構の駆動力も小さくすることができる。
本発明において、好ましくは、ベルト部材の下面には幅方向に延びる複数の歯部が形成され、真空吸引機構は、これらの歯部により形成された歯間空隙を介して空間を真空吸引する。
本発明において、好ましくは、ベルト支持部材は、大気開放された通気孔を備えている。
本発明において、好ましくは、真空吸引機構は、歯間空隙に向いた両側部材の内側面に開口する複数の吸引穴とこれらの吸引穴に連通する真空チャンバを有する。
本発明において、好ましくは、真空吸引機構の真空チャンバは、両側部材の内部に設けられている。
本発明において、好ましくは、駆動機構は、ベルト部材の歯部に係合する歯付きプーリーを備えている。
さらに、本発明の搬送装置によれば、ベルト部材(搬送ベルト)の磨耗が極めて少なく、搬送速度が正確に維持される。
なお、この図の仮想線(2点鎖線)で示された83は駆動輪、86はタイミングベルトであり、このタイミングベルトは、支持プレート20の上側を走行する。
まず、L,2L,3L,4Lの4つのサイズの被搬送物を取り扱えるように設定したベルトコンベアの場合について説明する。
この場合の吸引制御システムの全体的構成を図10に示す。この図において、21は、ベルトコンベアの一方のガイドのベースであり、そのL区間毎に1つの吸引パイプa1,b1,c1,...が取り付けられている(なお、もう一方のガイドのベースにも、同様に吸引パイプa1,b1,c1,...が取り付けられているが、この点の構成は省略する)。
一方、50は真空ポンプ、53,54,555は開閉弁、R1〜R3はロータリー型吸引路切替装置(以下、「切替装置」と略記する)であり、真空ポンプ50は、これらの装置および開閉弁、並びに図示のように配設された吸引路を介して吸引を行う。
最初に、Lサイズの被搬送物を搬送する場合の吸引モードについて説明する。このモードにおいては、設定装置51により全ての開閉弁を閉じ、切替装置R1のみを介して吸引を行う。
また、3Lサイズの被搬送物を搬送する場合の吸引モードでは、図10における開閉弁54も開放状態に設定して、R1〜R3の3台の切替装置を作動可能とし、被搬送物の搬送開始時の切替装置R3内のディスクの扇型開口の角度位置を、図11の(ハ)のように設定して始動する。
そして、図10において、吸引パイプa03,b03,c03,d03も、それぞれ、吸引パイプa0,b0,c0,d0に接続されているので、吸引パイプa0,b0,c0,d0の各吸引力は、上記のa03,b03,c03,d03の各吸引力と、図12の(ニ)および(ホ)によって示される吸引力を合成して得られる図13の(ホ)〜(チ)によって示される。
最後に、4Lサイズの被搬送物を搬送する場合の吸引モードについて説明する。この場合には、図10における全ての開閉弁を開放状態に設定するとともに、各切替装置を全て回転停止状態に維持し、かつ、各切替装置内のディスクの扇型開口の角度位置を、切替装置R1においては吸引パイプa01のみが吸引され、切替装置R2においては吸引パイプb02のみが吸引され、切替装置R3においては吸引パイプc03のみが吸引されるように設定する。このように設定して真空ポンプ50を作動させることにより、吸引パイプa0,b0,c0,d0が全て吸引動作を実行し、ガイドの全ての区間で吸引が行われる。
このベルトコンベアにおいて、搬送ベルトを駆動輪および従動輪へ巻装した状態を図18の模式図に示す。この図において、94および95は、それぞれ、ベルトコンベアの後端部側および前端部側に設けられたプーリー(従動輪)、96は歯付きプーリー(駆動輪)、97は、歯付きプーリー96に対する搬送ベルトの巻きつけ角度を大きくするために設けられたプーリーである。
なお、本実施例では、歯付きプーリー96によって駆動するので、タイミング機能も実現される。
なお、以上に説明した実施例2および3のベルトコンベアに使用する吸引制御システムとしては、実施例1において説明した吸引制御システムをそのまま使用することができる。
18,19、73 スペーサ
20 支持プレート
21,22 ベース
23,47 吸引穴
24,25,27 孔
28,29 真空チャンバー
36,81,87 トッププレート
40 シートベルト
44,45,94,95,97 プーリー
46,96 歯付きプーリー
48 通気孔
50 真空ポンプ
51 設定装置
53,54,555 開閉弁
71 モーター
72 減速機構
74 扇型開口
76 ディスク
78 開口
83 駆動輪
84 吸着穴
85 従動輪
Claims (8)
- 被搬送物を搬送する搬送装置であって、
上記被搬送物を搬送するベルト部材(86,89,35,93)と、
このベルト部材を駆動する駆動機構(83,96,46)と、
上記ベルト部材の両側に配置された両側部材(81,87,21,22,18,19,36〜42)であって、この両側部材の上面により被搬送物を支持し、上記駆動機構の非駆動時に上記ベルト部材の上面が両側部材の上面よりも所定の微小高さだけ低くなるよう設定されている上記両側部材(81,87,21,22,18,19,36〜42)と、
この両側部材に固定され上記ベルト部材を下から支持するベルト支持部材(20)と、
上記両側部材の上面により支持された被搬送物の下面とベルト部材の上面との間に形成された空間を真空吸引して上記ベルト部材を上昇させて上記被搬送部物を吸着させることにより上記ベルト部材により被搬送物を上記両側部材の上面で支持した状態で搬送可能とする真空吸引機構(23,28,a1)と、
を有することを特徴とする搬送装置。 - 上記ベルト部材はその上面から下面に貫通する多数の吸着穴(84)を備え、上記真空吸引機構が、これらのベルト部材の吸着穴を介して真空吸引する請求項1記載の搬送装置。
- 上記ベルト部材(89,35)の下面には幅方向に延びる複数の歯部が形成され、上記真空吸引機構は、これらの歯部により形成された歯間空隙(11)を介して上記空間を真空吸引する請求項2記載の搬送装置。
- 上記ベルト支持部材は、大気開放された通気孔(48)を備えている請求項1又は2記載の搬送装置。
- 上記真空吸引機構は、上記歯間空隙に向いた上記両側部材の内側面に開口する複数の吸引穴(23)とこれらの吸引穴に連通する真空チャンバ(28,29)を有する請求項3又は4記載の搬送装置。
- 上記真空吸引機構の真空チャンバは、上記両側部材の内部に設けられている請求項5記載の搬送装置。
- 上記駆動機構(96,46)は、上記ベルト部材の歯部に係合する歯付きプーリーを備えている請求項3記載の搬送装置。
- 上記ベルト部材(93)の上面には幅方向に延びる複数の歯部が形成され、上記真空吸引機構は、これらの歯部により形成された歯間空隙を介して上記空間を真空吸引する請求項1記載の搬送装置。
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