JP4244007B2 - 搬送装置 - Google Patents
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そこで、搬送物を支持する送風式支持手段を回転板に片持ち状に支持させて移載用搬送部を構成し、その移載用搬送部をメイン搬送部とサブ搬送部との接続箇所に設け、移載用搬送部に備えさせた送風式支持手段を昇降操作並びに回転板の中心に位置する縦軸芯周りに回転操作して、メイン搬送部からサブ搬送部に移載する際に搬送物の姿勢を主搬送姿勢から副搬送姿勢に切り換えるものがあった(例えば、特許文献1参照。)。
第1特徴構成は、前記搬送部として、ガラス基板を主搬送姿勢で搬送する主搬送部、ガラス基板を主搬送姿勢から縦軸芯周りに所定角度回転させた副搬送姿勢で搬送する副搬送部、及び、前記主搬送部と前記副搬送部との接続箇所に位置して、前記主搬送部との間並びに前記副搬送部との間でガラス基板を搬送する中継搬送部が設けられ、前記中継搬送部が、それが備える、前記推進力付与手段と前記送風式支持手段との相対昇降により、ガラス基板を前記推進力付与手段に接触させる搬送用状態とガラス基板を前記推進力付与手段に対して非接触状態とする回転用状態とに切り換えて、前記搬送用状態においては、前記推進力付与手段による推進力により前記主搬送部との間並びに前記副搬送部との間でガラス基板を搬送し、且つ、前記回転用状態においては、ガラス基板を縦軸芯周りで回転させるために備えさせた姿勢変更手段によりガラス基板に回転力を付与してガラス基板を前記主搬送姿勢と前記副搬送姿勢とに切り換えられるように構成され、前記姿勢変更手段が、ガラス基板の下面を吸着保持自在な吸着部を縦軸芯周りに回転操作自在に且つ昇降操作自在に備えて、前記回転用状態においては前記ガラス基板を前記吸着部にて吸着保持して回転させ、且つ、前記搬送用状態においては前記搬送部に対する前記吸着部の接触を解除させるように構成されている点を特徴とする。
また、主搬送部5aは、主搬送ユニットを1つ或いは複数を並べて構成されており、副搬送部5bは、副搬送ユニットを1つ或いは複数を並べて構成されており、中継搬送部5cは、1つの中継搬送ユニットにて構成されている。つまり、搬送装置Hは、主搬送ユニットと副搬送ユニットと中継搬送ユニットとを組み合わせて構成されている。
図2、図3に示すように、中継搬送部5cは、中継搬送部5cに備えさせた送風式支持手段3と、ガラス基板2に搬送方向の推進力を付与する中継搬送部5cに備えさせた推進力付与手段4と、ガラス基板2を主搬送姿勢と副搬送姿勢とに切り換える姿勢変更手段6と、ガラス基板2の姿勢のずれを修正する姿勢修正手段41と、これら送風式支持手段3、推進力付与手段4、姿勢変更手段6並びに姿勢修正手段41を収納する中継搬送部5cに備えられたケース体7とを備えて構成されている。
前記ユニット用枠体9は、図4、図5に示すように、フレーム部材を組み付けた支持枠部分9aと、その支持枠部分9aより下方に位置して、外部空気を導入する空気導入口11を備えた略矩形で板状の板状枠部分9bとで構成されている。
尚、整風板15には、変更手段用孔15c以外に、パンチングにより形成された通気孔15aや前記推進力付与手段4が送風式支持手段3より上方に突出可能なように形成された付与手段用孔15b、姿勢修正手段41の一部が入り込む凹部15dが形成されている。
つまり、姿勢変更手段6は、図3に示すように、ユニット用枠体9に載置支持されて内装されたシリンダ機構17aにて上下方向に伸縮自在に構成された伸縮部17と、この伸縮部17の上端部に設けられて内装された回転用モータ18aにて回転自在な回転部18と、前記吸着パット19とで構成されている。よって、回転部18が回転することにより吸着パット19が回転操作され、伸縮部17が伸縮することにより吸着パット19が昇降操作されるように構成されている。
そして、ガラス基板2を吸着保持した状態で吸着パット19を回転操作することによりガラス基板2に回転力を付与してガラス基板2を前記主搬送姿勢と前記副搬送姿勢とに切り換えられるように構成されている。
よって、駆動機構45により本体部44を前記内外方向に移動させて、計4つの押し部材43にてガラス基板2を横側方から挟み込むように接当させることにより、副搬送姿勢からずれたガラス基板2の姿勢を副搬送姿勢に修正するように構成されている。
前記主搬送部5aについて説明すると、図7に示すように、主搬送部5aは、主搬送部5aに備えられた送風式支持手段3と、ガラス基板2に搬送方向の推進力を付与する主搬送部5aに備えられた推進力付与手段4と、これら送風式支持手段3並びに推進力付与手段4を収納する主搬送部5aに備えられたケース体7とを備えて構成されている。
前記収納フレーム8のそれぞれは、図10に示すように、搬送方向視で角筒状に構成されており、ユニット用枠体9と連結する内壁8a側とは反対側は開閉可能な収納カバー8cにて構成され、収納フレーム8の下壁8bには、図8に示すように、収納フレーム内の空気を外部に排出する外部排出口21を備えている。そして、外部排出口21を閉塞するように、送風機能と除塵機能とを有するサブ送風ユニット23が備えられており、このサブ送風ユニット23にて収納フレーム8内の空気が清浄されて外部に排出されるように構成されている。
そして、整風板15には、パンチングにより形成された通気孔15aが形成されており、前記付与手段用孔15bや変更手段用孔15c、凹部15dは形成されていない。
ローラ式推進力付与部4bのそれぞれは、図9〜11に示すように、電動モータ25と、この電動モータ25の出力ギヤと噛み合う平歯車28を備えた伝動軸27と、伝動軸27に備えられた出力ギヤ29と噛み合う入力ギヤ30を備えた多数の出力軸26とを備えて構成されている。そして、伝動モータ25及び伝動軸27は収納フレーム8内に配備されており、前記出力軸26は、収納フレーム8から突出する状態で前記内壁8aに回転自在に支持されている。出力軸26の収納フレーム8から突出する部分にはガラス基板2の下面2aを接触支持して推進力を付与する前記駆動ローラ24が備えられており、この駆動ローラ24には、図4、図8に示すように、ガラス基板2の横幅方向の両端部の側面に接当して、ガラス基板2の横幅方向への移動を受け止める大径部24aが備えられている。
そして、中継搬送部5cに備えさせた推進力付与手段4は、主搬送部5aに備えさせる推進力付与手段4及び副搬送部5bに備えさせる推進力付与手段4と同じ又は略同じ高さでガラス基板2を接触支持する上方位置や、主搬送部5aに備えさせる推進力付与手段4及び副搬送部5bに備えさせる推進力付与手段4より下方に位置する下方位置とに昇降操作自在に設けられている。
前述した通り、中継搬送部5cに備えさせた推進力付与手段4は昇降操作自在に構成されており、図12に示すように、中継搬送部5cは、推進力付与手段4を前記上方位置に上昇させることによりガラス基板2を推進力付与手段4に接触させる搬送用状態となり、推進力付与手段4を前記下方位置に下降させることにより、ガラス基板2を推進力付与手段4に対して非接触状態とする回転用状態となるように構成されている。
そして、搬送用状態においては、推進力付与手段4による推進力により、主搬送部5aからガラス基板2を搬入するように主搬送部5aとの間で搬送し、その搬入したガラス基板2を副搬送部5bに搬出するように副搬送部5bとの間で搬送物を搬送し、且つ、回転用状態においては、ガラス基板2を縦軸芯周りで回転させるために備えさせた前記姿勢変更手段6によりガラス基板2に回転力を付与してガラス基板2を主搬送姿勢から副搬送姿勢に切り換えられるように構成されている。
まず、図12(イ)に示すように、推進力付与手段4を上昇位置に上昇させてガラス基板2を送風式支持手段3と推進力付与手段4とで支持する前記搬送用状態とする。この状態では、姿勢変更手段6を吸着パット19が搬送されるガラス基板2に対して接触を解除するように下降させておき、姿勢修正手段41を搬送されるガラス基板2と接当しないように前記内外方向での外方に移動させて退避させておく。この状態で主搬送部5aに備えさせた推進力付与手段4と中継搬送部5cに備えさせた推進力付与手段4とを作動させてガラス基板2に主搬送方向の推進力を付与して、中継搬送部5cの所定の位置まで搬送されたことが前記検出センサにて検出されるとこれら推進力付与手段4の作動を停止させる。
そして、姿勢修正手段41が、接当機構42を前記内外方向での内方に移動させてガラス基板2の斜に向かい合う角部に横側方から挟み込む状態で接当させ、副搬送姿勢からずれているガラス基板2の姿勢を副搬送姿勢に修正させる。
この状態で中継搬送部5cに備えさせた推進力付与手段4と副搬送部5bに備えさせた推進力付与手段4とを作動させてガラス基板2に搬送方向の推進力を付与して、ガラス基板2を副搬送部5bに搬出する。
(1) 上記実施の形態では、主搬送部5aと副搬送部5bとを別々に構成したが、1つの搬送部で主搬送部と副搬送部とを兼用するように構成してもよい。
つまり、例えば、図14に示すように、副搬送部として、ガラス基板2を主搬送姿勢並びに副搬送姿勢で搬送する主搬送部と副搬送部とを兼用する兼用搬送部5dを備えてもよい。
そして、兼用搬送部5dは、主推進力付与部4Bの片方を上昇操作し、副推進力付与部4Aの両方を下降操作して、送風式支持手段3にて非接触状態で支持されるガラス基板2の下面2aを一対の主推進力付与部4Bにて接触支持する主搬送状態として、搬送上手側の主搬送部5aからガラス基板2を搬入、並びに、その搬入したガラス基板2を搬送下手側の主搬送部5bに搬出を行う。主推進力付与部4Bの片方を下降操作し、副推進力付与部4Aの両方を上昇操作して、送風式支持手段3にて非接触状態で支持されるガラス基板2の下面2aを一対の副推進力付与部4Aにて接触支持する副搬送状態として、前記搬入したガラス基板2を搬送下手側の副搬送部5bに搬出を行う。
従って、兼用搬送部5dは、主搬送状態では主搬送部として機能し、副搬送状態では副搬送部として機能する。
2a 下面
3 送風式支持手段
4 推進力付与手段
5a 主搬送部
5b 副搬送部
5c 中継搬送部
6 姿勢変更手段
12 除塵フィルタ
13 送風ファン(送風手段)
14 ファンフィルタユニット(送風ユニット)
19 吸着パット(吸着部)
41 姿勢修正手段
Claims (4)
- ガラス基板の下面に向けて清浄空気を供給して水平姿勢又は略水平姿勢でガラス基板を非接触状態で支持する送風式支持手段及びその送風式支持手段にて支持されたガラス基板の下面に接触してガラス基板に搬送方向の推進力を付与する推進力付与手段を備える搬送部が設けられた搬送装置であって、
前記搬送部として、ガラス基板を主搬送姿勢で搬送する主搬送部、ガラス基板を主搬送姿勢から縦軸芯周りに所定角度回転させた副搬送姿勢で搬送する副搬送部、及び、前記主搬送部と前記副搬送部との接続箇所に位置して、前記主搬送部との間並びに前記副搬送部との間でガラス基板を搬送する中継搬送部が設けられ、
前記中継搬送部が、それが備える、前記推進力付与手段と前記送風式支持手段との相対昇降により、ガラス基板を前記推進力付与手段に接触させる搬送用状態とガラス基板を前記推進力付与手段に対して非接触状態とする回転用状態とに切り換えて、前記搬送用状態においては、前記推進力付与手段による推進力により前記主搬送部との間並びに前記副搬送部との間でガラス基板を搬送し、且つ、前記回転用状態においては、ガラス基板を縦軸芯周りで回転させるために備えさせた姿勢変更手段によりガラス基板に回転力を付与してガラス基板を前記主搬送姿勢と前記副搬送姿勢とに切り換えられるように構成され、
前記姿勢変更手段が、ガラス基板の下面を吸着保持自在な吸着部を縦軸芯周りに回転操作自在に且つ昇降操作自在に備えて、前記回転用状態においては前記ガラス基板を前記吸着部にて吸着保持して回転させ、且つ、前記搬送用状態においては前記搬送部に対する前記吸着部の接触を解除させるように構成されている搬送装置。 - 前記中継搬送部に、ガラス基板に横側方から接当することにより、前記主搬送姿勢或いは前記副搬送姿勢からずれたガラス基板の姿勢を前記主搬送姿勢或いは前記副搬送姿勢に修正する姿勢修正手段を設けてある請求項1記載の搬送装置。
- 前記中継搬送部が、
前記送風式支持手段を、前記主搬送部に備えさせる送風式支持手段及び前記副搬送部に備えさせる送風式支持手段と同じ又は略同じ高さでガラス基板を支持する高さで設け、
前記推進力付与手段を、前記搬送用状態においては前記主搬送部に備えさせる推進力付与手段及び前記副搬送部に備えさせる推進力付与手段と同じ又は略同じ高さでガラス基板を接触支持する上方位置となり、且つ、前記回転用状態においては前記主搬送部に備えさせる推進力付与手段及び前記副搬送部に備えさせる推進力付与手段よりも下方に位置する下方位置となるように昇降操作自在に設けるように構成されている請求項1又は2記載の搬送装置。 - 前記送風式支持手段が、塵埃を除去する除塵フィルタと、その除塵フィルタを通して前記ガラス基板の下面に向けて清浄空気を供給する送風手段とを一体的に組み付けた送風ユニットを、前記搬送方向に並べて構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の搬送装置。
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