JP2005223204A - 搬送ロボット - Google Patents

搬送ロボット Download PDF

Info

Publication number
JP2005223204A
JP2005223204A JP2004030906A JP2004030906A JP2005223204A JP 2005223204 A JP2005223204 A JP 2005223204A JP 2004030906 A JP2004030906 A JP 2004030906A JP 2004030906 A JP2004030906 A JP 2004030906A JP 2005223204 A JP2005223204 A JP 2005223204A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hand
workpiece
work
base
transfer robot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004030906A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4364001B2 (ja
JP2005223204A5 (ja
Inventor
Kokei Ogawa
弘敬 小川
Takayuki Matsuzaki
剛之 松崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihen Corp
Original Assignee
Daihen Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihen Corp filed Critical Daihen Corp
Priority to JP2004030906A priority Critical patent/JP4364001B2/ja
Publication of JP2005223204A publication Critical patent/JP2005223204A/ja
Publication of JP2005223204A5 publication Critical patent/JP2005223204A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4364001B2 publication Critical patent/JP4364001B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Manipulator (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

【課題】 特別なアクチュエータを採用することなく、簡単な構成により、矩形薄板状のワークを適正にハンドに載置保持することができ、かつ、ハンドが加速度をもって移動する場合に上記ワークがハンドに対して不用意にずれ動かないようにクランプすることができる搬送ロボットを提供する。
【解決手段】 ハンド21A,21Bには、ワークにおけるハンド移動方向前方側の一辺を係止する係止部21zが設けられている一方、旋回ベースと一体的な部材(直進ガイド機構)400には、ワークを載置したハンド21A,21Bがその移動行程の後退位置をとるとき、ワークにおけるハンド移動方向後方側の一辺に当接するワーク保持部(板バネ)430A,430Bが設けられており、かつ、ハンド21A,21Bは、ハンド移動方向正面視においてワークを湾曲状に保持するように構成されている。
【選択図】 図1

Description

本願発明は、搬送ロボットに関し、より詳しくは、液晶表示パネル等の矩形薄板状ワークを直線状に搬送することができる搬送ロボットに関する。
搬送ロボットのうち、直線状の移動行程に沿ってハンドを移動させる機構(直線移動機構)をもつものは、いわゆる多関節型ロボットに比較して構成が簡単で安価であり、たとえば、液晶表示パネルの製造工程等において、各プロセスチャンバへの液晶表示パネル等の矩形薄板状ワークの搬入あるいは搬出用のロボットとして多用されている。
このような搬送ロボットは、たとえば、特許文献1および特許文献2に開示されている。これら特許文献に開示された搬送ロボットは、ワークとして円形状の半導体ウエハの搬送に適するように構成されたものであり、本願の図20ないし図22に示す例のように、旋回および上下動可能な旋回ベース10に対し、直線移動機構11を介してハンド12を支持した基本的構成をもっている。すなわち図20ないし図22に示す搬送ロボットは、回動アーム型に構成した2つの直線移動機構11を備え、各直線移動機構11には、それぞれウエハ等の円形の薄板状ワークWを載置保持するハンド12が設けられている。各ハンド12は、各直線移動機構11に対し、上下に重なるようにして支持されており、したがって、各ハンド12は、平面視において同一の直線移動行程を移動することができる。
また、このような搬送ロボットは、比較的精度をもって目的位置にワークWを搬送し、処理の終わったワークWを受け取ることが基本的に求められるが、特に、半導体製造プロセス等においてワーク搬送を行う場合には、真空雰囲気下での作動が可能となるように構成する必要がある。
本願の図20ないし図22に示した搬送ロボットもまた、真空雰囲気下での作動を可能とするものである。ハンド12は、ワークWを載置することができるとともに、円形をしたワークWの周囲を規制してワークの水平方向のずれ動を防止する複数の規制部材13が設けられているのみであり、この点、特許文献1および特許文献2に開示されている搬送ロボットにおけるハンドについても同様である。その理由は、たとえば、可動クランプ機構をハンドに設けることは、真空雰囲気下での作動を可能とする場合、配線やアクチュエータを真空対応の非常に複雑、高価、かつ重量のあるものを採用せざるをえなくなることから、実際上、困難だからである。
特表2002−531942号公報 特開2003−142572号公報
ところで、このような搬送ロボットは、実際においては、大気搬送モジュールと各プロセスチャンバとの間に配置された真空搬送モジュールの一部として設置される。図23に示すように、真空搬送モジュール14は、たとえば、周部に各プロセスチャンバ15が配置されたトランスポートチャンバ16と、大気搬送モジュール17とトランスポートチャンバ16をつなぐロードロック18とを備えて構成されている。搬送ロボットは、トランスポートチャンバ16内に配置される。ロードロック18は、大気搬送モジュールとの間の第1のドア18aと、トランスポートチャンバ16との間の第2のドア18bとを有する。第1のドア18aを開、第2のドア18bを閉とすると、このロードロック18内は大気圧となり、第1のドア18aを介して大気搬送モジュール17とロードロック18間のワークの搬送が可能となる。第1のドア18aを閉、第2のドア18bを開とすると、このロードロック18内はトランスポートチャンバ16と同圧(真空圧)となり、第2のドア18bを介してロードロック18とトランスポートチャンバ16間のワークの移送が可能となる。また、トランスポートチャンバ16と各プロセスチャンバ15間には、それぞれドア15aが設けられており、これらのドア15aを開とすることにより、トランスポートチャンバ16と各プロセスチャンバ15間のワークの移送が可能となる。
上記した真空搬送モジュール14において、搬送ロボットは、ハンド12を前進させてロードロック18内のワークを受け取り、トランスポートチャンバ16内にハンド12を後退させた状態で旋回ベース10を旋回させてハンド12を所望のプロセスチャンバ15に向けて前進させ、ワークを同プロセスチャンバ15に搬入する。また、処理を終えたワークWを各プロセスチャンバ15から受け取り、他のプロセスチャンバ15に移送し、あるいは、ロードロック18に戻す場合にも、この搬送ロボットは、上記と同様、ハンド12の前進、後退、あるいは旋回を組み合わせた作動をする。
このように、搬送ロボットは、ハンド12にワークWを載置させた状態において、前進、後退動、あるいは旋回動といった動きをする。上記したように、ハンド12には、ワークWの周囲を規制する規制部材13が設けられているだけであるため、ハンド12に載置保持されたワークWを脱落するといったことなく搬送するためには、前進、後退、とりわけ遠心力が作用する旋回、といったハンド12を動きの速度を所定以下に抑制する必要がある。そのため、搬送ロボットによるワークWの搬送速度を上げることができず、結果的に半導体装置のプロセス処理効率をそれほど上げることができないという問題がある。なお、搬送途上のワークWの脱落を防止する手法として、ハンド12に設ける上記規制部材13の高さを高くすることが考えられる。しかしながら、そのようにすると、ワークWの受け渡しのための旋回ベース10ないしはハンド12の昇降ストロークを大きくする必要があるし、図22に示したような2つのハンドの移動行程が上下に重なるような場合、これらの2つのハンド12の上下離間距離を大きくせざるをえず、このこともまた、旋回ベース10の昇降ストロークを大きくする要因となるし、また、ハンド12の重量を増加させる要因ともなるので、にわかに採用し難い。
さらに、たとえば、大型液晶パネルの製造にあたり、比較的大型の矩形薄板状ガラスをワークとして、これを各プロセスチャンバに搬入し、あるいは搬出するための搬送ロボットを構成する場合がある。この種のガラス板は、最終製品そのものの寸法が大型化していることに加え、多数個取りのための集合基板として用いるため、たとえば、一辺の寸法が1000mmを超えるなど、ますます大型化している。なお、この種のガラス板は、平面的な寸法は大型化しているが、厚みは高々1.5mmである。
このような場合においても、ハンド上にワークを支持した状態での搬送速度を高めるためには、不用意にハンド上でワークがずれ動かないようにするための規制部材を設けて位置決めすることが考えられる。しかしながら、上記したようにこの種の矩形薄板状ガラスは、平面的には大型化されているが、比較的薄状であり、しかも、割れやすい材質であるため、たとえばハンドが加速度をもって移動する場合、ガラスの周辺部が集中的に規制部材に当接して割れが生じたり、ガラスに座屈に似た不整な撓みが生じて適正な位置決めが行われなかったりするといった新たな問題が生じる。
本願発明は、上記のような事情のもとで考え出されたものであって、特別なアクチュエータを採用することなく、簡単な構成により、矩形薄板状のワークを適正にハンドに載置保持することができ、かつ、ハンドが加速度をもって移動する場合に上記ワークがハンドに対して不用意にずれ動かないようにクランプすることができる搬送ロボットを提供することをその課題としている。
上記の課題を解決するため、本願発明では、次の技術的手段を採用した。
すなわち、本願発明によって提供される搬送ロボットは、鉛直状の旋回軸周りに回転可能な旋回ベースと、矩形薄板状ワークを載置保持可能なハンドと、このハンドを支持するとともに上記旋回ベースに設置され、上記ハンドを所定の水平直線状移動行程に沿って前進・後退移動可能な直線移動機構と、を備えた搬送ロボットであって、上記ハンドには、ワークにおけるハンド移動方向前方側の一辺を係止する係止部が設けられている一方、上記旋回ベースもしくはこれと一体的な部材または上記直線移動機構には、ワークを載置したハンドがその移動行程の後退位置をとるとき、ワークにおけるハンド移動方向後方側の一辺に当接するワーク保持部が設けられており、かつ、上記ハンドは、ハンド移動方向正面視においてワークを湾曲状に保持するように構成されていることを特徴としている。
直線移動機構およびハンドは、旋回ベースが回転することによって旋回軸周りに旋回することができる。また、ハンドは、直線移動機構によって前進・後退移動可能である。したがって、ハンドを前進させて搬送元にあるワークを受け取り、ハンドを後退させた状態で旋回ベースを回転させ、所望の搬送先に向けてハンドを前進させてワークを受け渡すといった動作をすることにより、ワークの搬送を行うことができる。
搬送元から受けとったワークが載置保持されたハンドが後退すると、ワークは、その前方位置にあるハンド上の係止部と、後方位置にあるワーク保持部とによって前後方向から挟持される。ワークは、この状態において前後方向からクランプされた格好となるので、旋回ベースを回転させたとしても、遠心加速度の影響によってハンドから脱落するということはない。したがって、旋回ベースの回転速度を高めても差し支えなくなり、その結果、上記した動作によるワークの搬送をより速やかに行うことができる。
さらに、ハンドは、矩形薄板状のワークを、その前後方向視において湾曲した状態で載置するように構成されている。すなわち、ワークは、幅方向において部分的に重力によって沈下し、その結果として前後方向視において湾曲した状態で載置されるように構成されている。したがって、この状態において、ワークは、直線状の移動行程にそって曲げようとする力に対して断面係数が拡大することとなり、上記係止部とワーク保持部との間に挟持された場合に、座屈のような不整な撓みが生じるといったことはなく、適正な挟持保持状態が得られる。
好ましい実施の形態においては、上記ハンドは、ワークにおけるハンド移動方向側端側の下面端部をそれぞれ支持する2つの側端ロッドと、ワークにおける下面端部間の下面中間部を支持する1または複数の中間ロッドとを有して構成されている。
このような構成によれば、ハンドは、全体としてフォーク状に形成されることとなり、搬送元からのワークの受け取り、あるいは、搬送先へのワークの受け渡しを適正に行うことができる。また、ハンドは、部分的に矩形薄板状ワークの下面に接触することとなるため、ハンドに対するワークのすべり摩擦力を低減することができ、したがって、上記したような係止部とワーク保持部とによるワークの挟持動作時においても、ワークがハンド上を円滑にすべり、ワークが係止部あるいはワーク保持部から不用意な集中外力を受けて破損するといった不具合を最小限に抑制することができる。
好ましい実施の形態においてはまた、上記側端ロッドおよび中間ロッドには、上記係止部がハンド移動方向前方側に設けられているとともに、ハンド移動方向に沿ってワークの下面端部および下面中間部をそれぞれ支持する複数の桁部が設けられており、かつ、上記側端ロッドの桁部は、上記中間ロッドの桁部よりも上方に高く突き出るように設けられている。
このような構成によれば、矩形薄板状ワークは、桁部によって支持されるので、ハンドに対するワーク下面の接触面積がさらに縮小され、ハンドに対するワークのすべり摩擦力をさらに低減することができるとともに、ハンドに対する接触によるワークの汚れを最小限に抑制することができる。
好ましい実施の形態においてはさらに、上記ハンドにおける係止部は、このハンドに対して固定状に設けられている一方、上記ワーク保持部は、自然状態から弾性的に後退可能に設けられている。
このように構成することにより、ハンド後退時にワークがワーク保持部に当接する際の衝撃が緩和され、ワークの損傷をより確実に防止することができる。
好ましい実施の形態においてはまた、上記ワーク保持部は、下端が上記旋回ベースまたはこれと一体的な部材に固定された板バネからなっている。
板バネは、ハンド移動方向については曲げ剛性が低く、ハンド移動方向と直交する方向については曲げ剛性が高くなる。したがって、ワークが上記係止部と上記ワーク保持部とによって弾性的に挟持される際に、ワーク保持部は、安定的にワークの定位置に弾性当接することができる。このことは、ワークの安定的な弾性保持につながる。
好ましい実施の形態においてはさらに、上記ワーク保持部は、バネによって後退方向に付勢されつつ上記直線移動機構に支持された状態でハンド移動方向に変位可能であり、前端が上記ワークの後端側に当接可能であり、後端が旋回ベースと一体的な固定部材に当接可能なストッパを含んで構成されている。
好ましい実施の形態においてはまた、上記直線移動機構、これに支持されるハンド、このハンドに設けられる上記係止部、および、上記ワーク保持部からなるセットは、鉛直方向上下に分かれて2セット設けられており、各セットにおけるハンドの直線移動行程は、平面視同一直線上に位置するように構成されている。
本願発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
以下、本願発明の第1の実施形態につき、図1ないし図13を参照して具体的に説明する。
図1ないし図5に表れているように、第1の実施形態に係る搬送ロボット100は、概して、固定ベース200に対して鉛直状の旋回軸Osを中心として旋回可能な旋回ベース300と、この旋回ベース300に設けられた直進ガイド機構400と、この直進ガイド機構400に対して共通的に支持され、同一方向に移動可能に支持された第1移動部材20Aおよび第2移動部材20Bと、これら第1移動部材20Aおよび第2移動部材20Bをそれぞれ駆動するように上記旋回ベース300に設けられた第1駆動機構10Aおよび第2駆動機構10Bとを備えている。第1移動部材20Aおよび第2移動部材20Bには、それぞれ、たとえば液晶表示パネル用のガラス基板等といった矩形薄板状のワークWを載置保持しうるハンド21A,21Bが設けられている。なお、このワークWとしては、たとえば一辺の寸法が1000mmを超え、厚みが1〜2mm程度のガラス板等であり、大型ながらも比較的薄状で割れやすいものである。
図5に良く表れているように、固定ベース200は、底壁部201と円筒状側壁部202と天井壁203とを備えた、略円柱状の外形を有するハウジング200Aを備えており、天井壁203には、中心開口204が形成されている。この固定ベース200の内部には、昇降ベース210が昇降可能に支持されている。昇降ベース210は、上記中心開口204よりも小径の外径をもち、上下方向に所定の寸法を有する円筒部211と、この円筒部211の下端に形成された外向フランジ部212とを有している。上記ハウジング200Aの円筒状側壁部202の内壁には、上下方向の直線ガイドレール220が複数取付けられているとともに、昇降ベース210の外向フランジ部212に設けた複数のガイド部材221が上記直線ガイドレール220に対して上下方向スライド移動可能に支持されている。これにより、昇降ベース210は、固定ベース200に対し、上下方向(鉛直方向)に移動可能であり、このとき、この昇降ベース210の円筒部211の上部が上記ハウジング200Aの中心開口204から出没する。固定ベース200の天井壁203と昇降ベース210の外向フランジ部212との間には、この昇降ベース210の円筒部211を取り囲むようにして配置されたベローズ230の両端が連結されており、このベローズ230は、昇降ベース210の上下方向の移動にかかわらず、上記固定ベース200の天井壁203と昇降ベース210の外向フランジ部212との間を気密シールする。
固定ベース200の内部にはまた、上記ベローズ230の外側において、鉛直方向に配置されて回転するネジ軸241と、このネジ軸241に螺合され、かつ昇降ベース210の外向フランジ部212に貫通状に固定されたナット部材242とからなるボールネジ機構240が配置されている。ネジ軸241は、その下端に取付けたプーリ243に掛け回された無端ベルト244によってモータM1に連携されており、このモータM1の駆動により、正逆方向に回転させられる。このようにしてネジ軸241を回転することにより、昇降ベース210が昇降させられる。
上記昇降ベース210に対し、上記旋回ベース300が鉛直状の旋回軸Osを中心として旋回可能に支持される。図5に表れているように、旋回ベース300の下部には、円柱部301が形成されており、この円柱部301が上記昇降ベース210の円筒部211の内部にベアリング302を介して回転可能に支持されている。そうして、旋回ベース300の円柱部301の下端部には、プーリ303が一体的に形成されており、昇降ベース210の円筒部211の中間壁213に支持させたモータM2の出力軸に取り付けたプーリ304との間に無端ベルト305が掛け回されている。これにより、上記モータM2を駆動することにより、上記旋回ベース300が旋回軸Osを中心として旋回させられる。
昇降ベース210の円筒部211と旋回ベース300の円柱部301との間にはまた、上記ベアリング302より上位に位置するシール機構306が介装されている。このシール機構306より下位の空間は、上記ベローズ230の外周側の固定ベース200内空間と連通しており、これにより、このような連通空間は、外部に対して気密シールされた閉じた空間となる。なお、この旋回ベース300の円柱部301には、旋回軸Osに沿って上下方向に貫通する中心孔307が形成されており、この中心孔307には、上記第1駆動機構10Aと第2駆動機構10Bとに駆動力を伝達するための伝動軸251,252が挿通されている。
上記旋回ベース300は、上記のように昇降ベース210に回転可能に支持される円柱部301の上方に、一部中空となって左右方向に延出するウイング部310を介して上部桁部320を備えており、この上部桁部320には、上記直進ガイド機構400が支持されている。ウイング部310の中空部には、上記第1駆動機構10Aと第2駆動機構10Bに駆動力を伝達するための機構が内蔵されている。
上記直進ガイド機構400は、ガイド部材410と、このガイド部材410の上面を覆うカバー部材420と、ガイド部材410上に設けられた一対の第1ガイドレール421および一対の第2ガイドレール422と、カバー部材420の適部に設けられた板バネ430A,430Bとを有する。上記ガイド部材410は、水平方向に延びる長手軸線GLを有する平面視長矩形状をしているとともに、図5に表れているように、底壁411と、この底壁411の両側縁部に形成された左右の起立壁412とを備えている。上記一対の第1ガイドレール421は、ガイド部材410の底壁411上に、上記長手軸線GLを挟んでこれに平行に、相互に所定間隔を置いて配置されている。上記一対の第2ガイドレール422は、一対の第1ガイドレール421の外側において、上記長手軸線GLを挟んでこれに平行に配置されている。上記第1ガイドレール421には、第1移動部材20Aがその下部に設けたスライダ22aを介して上記長手軸線GLに沿って移動可能に支持され、上記第2ガイドレール422には、第2移動部材20Bがスライダ22bを介して上記長手軸線GLに沿って移動可能に支持されている。
上記板バネ430Aは、図1および図2に表れているように、長手軸線GLを挟んでこれに平行な一対のものとしてカバー部材420の一側部に取り付けられている。この板バネ430Aは、図3によく表れているように、カバー部材420の一側部から鉛直方向上方に延出し、所定の高さで長手軸線GLに沿って上記旋回軸Os側に折れ曲がった形状を呈しており、さらにその先端部430aがワークWの一辺に当接しうるように鉛直方向上方に起立している。上記板バネ430Bは、板バネ430Aの外側において、長手軸線GLを挟んでこれに平行な一対のものとしてカバー部材420の一側部に取り付けられている。この板バネ430Bは、カバー部材420の一側部から鉛直方向上方に延出し、上記板バネ430Aより高い位置で長手軸線GLに沿って上記旋回軸Os側に折れ曲がった形状を呈している。さらに板バネ430Bの先端部430bは、長手軸線GL上における上記板バネ430Aの先端部430aと同位置において、ワークWの一辺に当接しうるように鉛直方向上方に起立している。このような板バネ430A,430Bの先端部430a,430bに対しては、上記第1移動部材20Aおよび第2移動部材20Bが長手軸線GL方向の所定後退位置をとるとき、ワークWの移動方向後方側の一辺が整った状態で当接する。その際、板バネ430A,430Bが弾性変形することにより、ワークWに対する衝撃が緩和される。また、板バネ430A,430Bは、長手軸線GL方向については曲げ剛性が低く、その方向と直交する鉛直方向については曲げ剛性が高くなる。したがって、後述するハンド21A,21Bの係止部21zと板バネ430A,430BとによってワークWがクランプされた状態のとき、板バネ430A,430Bは、安定した姿勢でワークWの定位置に当接する。つまり、ワークWを安定した姿勢で弾性的に保持することができる。
第1移動部材20Aと第2移動部材20Bとは、図1、図2等に表れているように、ガイド部材410の幅方向に所定長さ延びる水平板状のハンド支持部20a,20bを備えている。これらハンド支持部20a,20bは、図5に表れているように、すきまを介して上下に重なるように位置させられ、互いに干渉することなく上記長手軸線GLに沿って移動させられる。
第1移動部材20Aのハンド支持部20aは、その下部に形成された膨出部23a、およびこの膨出部23aの下面に左右一対設けた上記スライダ22aを介して直接的に上記一対の第1ガイドレール421に支持されている。こうして、直接的に第1ガイドレール421に支持される第1移動部材20Aは、安定的な支持状態を得ることができる。一方、第2移動部材20Bのハンド支持部20bは、図5に表れているように、その幅方向両端部から上記第1移動部材20Aのハンド支持部20aの両側部を迂回して延びる一対の支持アーム23b、およびこの支持アーム23bに設けた上記スライダ22bを介して上記一対の第2ガイドレール422に支持されている。これにより、第1移動部材20Aと第2移動部材20Bとは、全体としても、互いに干渉することなく上記長手軸線GLに沿って移動可能であるとともに、第2移動部材20Bについては、そのハンド支持部20bが両持ち状に上記第2ガイドレール422に支持されるため、安定的な支持状態を得ることができる。なお、第1移動部材20Aは、上記ガイド部材410の底壁411に形成したスリット411aを貫通して延びる連結アーム24aを介して上記第1駆動機構10Aに連携され、第2移動部材20Bは、上記一対の支持アーム23bのうちの一方を介して第2駆動機構10Bに連携される。
図1ないし図3に示されているように、各ハンド支持部20a,20bには、ガイド部材410の長手方向に延びるフォーク状のハンド21A,21Bが一体的に支持されている。これらのハンド21A,21Bは、長手軸線GLを挟んでこれに平行な左右一対の側端ロッド21a,21bと、これら左右両側の側端ロッド21a,21b間に位置する中間ロッド21c,21dとを有している。
図1および図2に示されているように、上記側端ロッド21a,21bは、長手軸線GL方向正面視においてワークWの幅方向下面端部をそれぞれ支持する位置にあり、上記中間ロッド21c,21dは、ワークWの幅方向下面中間部を支持する位置にある。ワークWの下面に沿う各ロッド21a,21b,21c,21dの主部には、長手軸線GL方向に沿って等間隔おきに複数のピン21x,21yが桁状に設けられている。左右両側の側端ロッド21a,21bにおけるピン21xは、中間ロッド21c,21dに設けられたピン21yよりも若干長く、すなわち中間ロッド21c,21dのピン21yよりも上方に高く突き出ている(図13参照)。また、各ロッド21a,21b,21c,21dの先端部には、鉛直方向上方に起立状でワークWの一辺に当接可能な係止部21zが一体的に形成されている。
このような下側一組のロッド21a,21c上あるいは上側一組のロッド21b,21d上には、重力によって幅方向中間部が左右両端部よりも沈下した湾曲状態でワークWが載置保持される。また、各ロッド21a,21b,21c,21dの係止部21zには、上記第1移動部材20Aおよび第2移動部材20Bが長手軸線GL方向の所定後退位置をとるとき、ワークWにおけるハンド移動方向前方側の一辺が整った状態で当接する。このようにワークWが湾曲した状態で保持されると、長手軸線GL方向に沿って曲げようとする力に対して断面係数が拡大することとなり、ワークWが係止部21zに当接することで長手軸線GL方向前方・後方側の両辺に外力が作用しても、ワークWが座屈した状態や不整に撓んだ状態になることはない。また、ピン21x,21yによってワークWの下面が支持されるため、ハンド21A,21Bに対するワークW下面の接触面積がより小さく、ハンド21A,21Bに対するワークWのすべり摩擦力が低減することとなり、さらにはハンド21A,21Bとの接触によるワークWの汚れができる限り抑えられる。
上記第1移動部材20Aおよび上記第2移動部材20Bをそれぞれ上記のようにガイド部材410の長手軸線GLに沿って移動させるための第1駆動機構10Aおよび第2駆動機構10Bは、上記長手軸線GLに対して対称に形成されており、この実施形態では、以下に説明するように構成されている。
すなわち、これら第1駆動機構10Aおよび第2駆動機構10Bは、上記した旋回ベース300のウイング部310において、旋回軸Osに対して横方向に所定距離離間して位置する第1垂直軸O1を中心として回動駆動される第1リンクアーム31と、同じくウイング部310において、第1垂直軸O1を通って上記長手軸線GLと平行な直線上に位置する第2垂直軸O2(図2、図7)を中心として回動可能な副リンクアーム32と、これら第1リンクアーム31および副リンクアーム32が第3垂直軸O3および第4垂直軸O4を中心として相対回動可能に連結される中間リンク33とを備えた平行四辺形リンク機構3Aを備えている。第1垂直軸O1と第3垂直軸O3の軸間距離は、第2垂直軸O2と第4垂直軸O4の軸間距離と等しく、第1垂直軸O1と第2垂直軸O2の軸間距離は、第3垂直軸O3と第4垂直軸O4の軸間距離と等しい。
図5および図7に表れているように、上記第1リンクアーム31は、その基端に設けた軸31aを上記ウイング部310に対してベアリング41を介して回転可能に支持することにより、上記第1垂直軸O1を中心として回動可能に支持されている。上記副リンクアーム32もまた、図7に表れているように、その基端に設けた軸32aを上記ウイング部310に対してベアリング42を介して回転可能に支持することにより、上記第2垂直軸O2を中心として回動可能に支持されている。図5および図6に表れているように、上記第1リンクアーム31の先端部は、これに設けた軸31bを上記中間リンク33に対してベアリング43を介して回転可能に支持することにより、中間リンク33に対して上記第3垂直軸O3を中心として相対回動可能に連結されており、上記副リンクアーム32の先端部もまた、これに設けた軸32bを上記中間リンク33に対してベアリング44を介して回転可能に支持することにより、中間リンク33に対して上記第4垂直軸O4を中心として相対回動可能に連結されている。
したがって、第1リンクアーム31を回動駆動すると、平行四辺形リンク機構3Aは変形するが、中間リンク33の方向、すなわち、上記第3垂直軸O3と第4垂直軸O4を結ぶ直線の方向は、常に上記ガイド部材410の長手軸線GLと平行になる。
次に、これら第1駆動機構10Aと第2駆動機構10Bは、上記平行四辺形リンク機構3Aの中間リンク33における、上記第3垂直軸O3と第4垂直軸O4を通る直線上に位置する第5垂直軸O5を中心として相対回動可能な第2リンクアーム34を備えている。図6に表れているように、この第2リンクアーム34は、その基部に設けた軸34aをベアリング45を介して中間リンク33に対して支持することにより、上記第5垂直軸O5を中心として相対回動可能となっている。さらに、中間リンク33には、図6に表れているように、上記第1リンクアーム31に固定され、かつ上記第3垂直軸O3上に中心をもつ第1ギア31Aと、第2リンクアーム34に固定され、かつ上記第5垂直軸O5上に中心をもつ第2ギア34Aとを備えている。これら第1ギア31Aと第2ギア34Aとは互いに噛み合わされており、かつ、同径のギアである。なお、図4、図5等に表れているように、第2リンクアーム34は、第1リンクアーム31に対し、上下方向に離間しており、これらが互いに干渉することはない。
図5に表れているように、上記第2リンクアーム34の他端部は、各移動部材20A,20Bに対し、第6垂直軸O6を中心として相対回動可能に連結されている。具体的には、第1移動機構10Aについては、第2リンクアーム34の他端部は、上記連結アーム24aに形成した軸34aをベアリング45を介して相対回動可能に支持することにより、第1移動部材20Aに対し、第6垂直軸O6を中心として相対回動可能に連結されており、第2移動機構10Bについては、第2リンクアーム34の他端部は、上記支持アーム23bの一方に形成した軸34bをベアリング46を介して相対回動可能に支持することにより、第2移動部材20Bに対し、第6垂直軸O6を中心として相対回動可能に連結されている。この第6垂直軸O6は、上記第1垂直軸O1と第2垂直軸O2とを通る、上記長手軸線GLと平行な水平直線上に位置し、かつ、第2リンクアーム34の長さ、すなわち、第5垂直軸O5と第6垂直軸O6の軸間距離は、第1リンクアーム31の長さ、すなわち、第1垂直軸O1と第3垂直軸O3の軸間距離と等しくなっている。
第1駆動機構10Aおよび第2駆動機構10Bは、上記昇降ベース210内に配置されたモータM3,M4を駆動源として駆動される。図5を参照して前述したように、旋回ベース300の下部円柱部301に設けた鉛直方向の中心孔307には、それぞれ回転可能な第1の伝動軸251と第2の伝動軸252とが同軸状に支持されている。より具体的には、第2の伝動軸252は円筒状の軸とされ、上記中心孔307にベアリング253を介して回転可能に支持されているとともに、この第2の伝動軸252の内部に、上記第1の伝動軸251がベアリング254を介して回転可能に支持されている。第1の伝動軸251の下端は、昇降ベース210の中間壁213に支持させたモータM3の出力軸に連結されている。第2の伝動軸252の下端には、プーリ255が設けられており、上記昇降ベース210の中間壁213に支持させたモータM4の出力軸に取付けたプーリ256との間に無端ベルト257が掛け回されている。
前述したように、旋回ベース300のウイング部310には、第1リンクアーム31の基端の軸31aがベアリング41を介して回転可能に支持されているが、より詳細には、図7に表れているように、ベアリング41より上位には、シール機構330が介装されている。これにより、ウイング部310の中空部と外部とが気密シールされる。旋回ベース300の円柱部301には、上記したように、第1の伝動軸251および第2の伝動軸252を支持する中心孔307が形成されているため、ウイング部310の中空部が昇降ベース210の下部空間と連通することになるが、上記シール機構330、昇降ベース210と旋回ベース300との間に設けた上記シール機構306、および、上記ベローズ230が協働して、ウイング部310の中空部、昇降ベース210の内部、ないし、固定ベース200における上記ベローズ230より外周側の連通空間が、外部に対して気密シールされることになる。
図5に表れているように、第1リンクアーム31の基端の軸部31aは、ウイング部310の中空部に支持させた減速機構340の出力側に連携されている一方、この減速機構340の入力側の軸にはプーリ341が設けられている。第1駆動機構10Aについては、上記第1の伝動軸251の上端に設けたプーリ251aと上記減速機構340の入力側のプーリ341との間に無端ベルト342が掛け回され、一方、第2駆動機構10Bについては、上記第2の伝動軸252の上端に設けたプーリ252aと上記減速機構340の入力側のプーリ341との間に無端ベルト343が掛け回される。これにより、モータM3を正逆方向に回転駆動することにより、第1駆動機構10Aにおける第1リンクアーム31が、第1垂直軸O1を中心として回動させられる一方、モータM4を正逆方向に回転駆動することにより、第2駆動機構10Bにおける第1リンクアーム31が、第1垂直軸O1を中心として回動させられる。
上記したことから理解されるように、図1〜13に示す実施形態では、上記直進ガイド機構400、第1移動部材20Aおよび第2移動部材20B、ならびに第1駆動機構10Aおよび第2駆動機構10Bは、ハンド21A,21Bを所定の水平直線状移動行程(長手軸線GL)に沿って前進・後退移動させることができる直線移動機構を実現している。また、上記直進ガイド機構400に設けられた板バネ430A,430Bは、ワークWを載置したハンド21A,21Bがその移動行程の後退位置をとるとき、ワークWにおけるハンド移動方向(長手軸線GL方向)後方側の一辺に当接するワーク保持部を実現している。さらに、ハンド21A,21Bに設けられた複数のピン21x,21yは、ワークWの下面端部および下面中間部を支持する複数の桁部を実現している。
次に、上記構成を備える搬送ロボット100の全体的な動作について、説明する。
前述したように、第1駆動機構10Aおよび第2駆動機構10Bのそれぞれにおいて、第1リンクアーム31を第1垂直軸O1を中心として回動させると、上記平行四辺形リンク機構3Aが変形するが、中間リンク33の方向、すなわち、第3垂直軸O3と第4垂直軸O4を結ぶ直線は、常に上記ガイド部材410の長手軸線GLと平行な関係を維持する(図8、図9参照)。一方、図6および図8に表れているように、中間リンク33において、第1リンクアーム31に固定された第1ギア31Aと第2リンクアーム34に固定された第2ギア34Aは、同じ径であって互いに噛み合っているので、第1リンクアーム31と中間リンク33とがなす角αと、第2リンクアーム34と中間リンク33とがなす角βとは、常に等しくなる(図8)。前述したように、第1リンクアーム31と第2リンクアーム34とは長さが等しいから、第1垂直軸O1と第6垂直軸O6を結ぶ直線は、常に中間リンク33、すなわち、第3垂直軸O3と第5垂直軸O5を結ぶ直線と平行となる。このことは、上記第1駆動機構10Aおよび第2駆動機構10Bが、対応する第1移動部材20Aおよび第2移動部材20Bを、ガイド部材410の長手軸線GLに沿って移動させることができることを意味する。
この実施形態では、上記したように、第1リンクアーム31と第2リンクアーム34とは、互いに上下方向に離間させられていて干渉することがないので、図8、図9に表れているように、第1リンクアーム31が第1垂直軸O1に対してガイド部材410の長手方向一端方向に回動している状態から、ガイド部材410の長手方向他端方向に回動している状態まで、不都合なく上記平行四辺形リンク機構3Aの変形が行なわれ、ガイド部材410の全長にわたって各移動部材20A,20Bを移動させることができる。そして、上記したように、第1駆動機構10Aおよび第2駆動機構10Bは、それ自体、対応する第1移動部材20Aおよび第2移動部材20Bを上記長手軸線GLに沿って移動させることができるので、第1リンクアーム31と第2リンクアーム34とが重なる、いわゆる思案点付近においても(図1、図2の状態)、安定して各移動部材20A,20Bを移動させることができる。
この搬送ロボット100においてはまた、各移動部材20A,20Bの最終的な移動直進性は、上記したように直進ガイド機構400によって達成される。また、各移動部材20A,20Bおよびハンド21A,21Bに載置されるワークWの重量もまた、実質的に直進ガイド機構400によって支持される。したがって、上記第1駆動機構10Aおよび第2駆動機構10Bに求められる部材強度あるいは各部の精度が低くてよく、その結果、この搬送ロボット100は、低コストで製作することができる。
さらに、上記構成の搬送ロボット100は、第1駆動機構10Aおよび第2駆動機構10Bにより、第1移動部材20Aと第2移動部材20Bとを、平面視において同一の直線状移動行程(長手軸線GL)に沿って各別に前進・後退移動させることができるため、ワークWの搬送効率が著しく向上する。
その結果、上記構成の搬送ロボット100は、ワークWの大きさや重量に関わらず、正確な直進性をもってこのワークWを効率的に搬送することができ、しかも、コスト低減が可能である。
なお、この実施形態に係る搬送ロボット100は、旋回ベース300が支持される昇降ベース210が固定ベース200に対して昇降するように構成されているので、直進ガイド機構400の上下高さを適宜変更することができるし、また、旋回ベース300を旋回軸Osを中心として旋回させることにより、ガイド部材410の中心軸(長手軸線GL)が所望の方向を向くように適宜直進ガイド機構400を旋回させることができる。また、直進ガイド機構400において、第1移動部材20Aのハンド支持部20aおよび第2移動部材20Bのハンド支持部20bは、互いに干渉することなくすきまを介して上下に離間しているが、昇降ベース210を昇降させることにより、第1移動部材20Aのハンド支持部20aと第2移動部材20Bのハンド支持部20bとの平面視における移動行程を完全一致させることもできる。したがって、同一の搬送元からのワークWの受け取り、あるいは同一の搬送先へのワークWの受け渡しといった作業を、第1移動部材20Aと第2移動部材20Bのいずれを用いても行うことができるのであり、これにより、ワークWの搬送効率が著しく向上するのである。
また、上記構成の搬送ロボット100は、上記したように、固定ベース200における上記ベローズ230の外周側の空間、昇降ベース210の内部、ないし、旋回ベース300のウイング部310の中空部にいたって連通する空間は、外部に対して気密シールされている。したがって、昇降ベース210を昇降させるためのモータM1ないし関連機構、旋回ベース300を旋回させるためのモータM2ないし関連機構、第1駆動機構10Aの第1リンクアーム31を回動させるためのモータM3ないし減速機構340を含めた関連機構、および、第2駆動機構10Bの第1リンクアーム31を回動させるためのモータM4ないし減速機構340を含めた関連機構として、真空対応のものではない安価な構成のものを採用しても、この搬送ロボット100を真空雰囲気下に設置して、作動させることができる。
以上説明したような動作により、各ハンド21A,21Bは、長手軸線GL方向に沿って前進・後退移動させられ、所定の前進位置と後退位置とをとることができる。通常、各ハンド21A,21Bが後退位置をとる状態において、旋回ベース300が回転させられ、各ハンド21A,21Bを所望の方向に向けることができる。この搬送ロボット100は、図10(a)〜(d)に示されているように、周囲に配置された搬送元にハンド21A,21Bを向けた状態で(同図(a))、そのハンド21A,21Bに前進位置をとらせて搬送元にあるワークWを受け取る(同図(b))。次いで、搬送ロボット100は、ワークWを受け取ったハンド21A,21Bに後退位置をとらせ(同図(c))、さらに受け取ったワークWの姿勢を整えた上で(同図(d))、旋回ベース300を回転させて当該ハンド21A,21Bを搬送先に向けさせた上、このハンド21A,21Bに再び前進位置をとらせてワークWを搬送先に受け渡すといった動作を行う。なお、図10においては、図示の便宜上、一部の構成要素を省略している。
ワークWの受け取り時においては、たとえば図10(a),(b)等に良く表れているように、ワークWは、ハンド21A,21Bに対して若干ずれた姿勢にあることがある。このようにずれた姿勢のまま、ワークWがハンド21A,21Bの側端ロッド21a,21bおよび中間ロッド21c,21d上に載るとともに、これらロッド21a,21b,21c,21dの係止部21zによって水平方向の移動が規制された状態で21A,21B上に載置保持される。そのため、ハンド21A,21Bが高速で後退移動をしても、ワークWがハンド21A,21B上から脱落するといったことはない。
ワークWを載置保持した状態でハンド21A,21Bが後退すると、図8、図10(c),(d)、図11、および図12(a),(b)に表れているように、やがて、板バネ430A,430Bの先端部430a,430bがワークWの後方側の一辺に当接する。これにより、ワークWは、前方側の各ロッド21a,21b,21c,21dに設けられた係止部21zと板バネ430A,430Bとによって整った姿勢でクランプされた格好となる。このような板バネ430A,430Bにより、ワークWに対する衝撃が緩和され、ワークWを破損させるといったことはない。したがって、ハンド21A,21Bが後退位置をとる状態において、旋回ベース300を高速で回転させても、遠心力によってワークWが脱落するといったことはない。
その結果、上記した動作によるワークWの搬送速度を高めることができ、たとえば液晶表示パネル用のガラス板などといった矩形薄板状ワークWの処理効率を高めることができる。また、特段のアクチュエータを用いることなく、ハンド21A,21Bの前進・後退移動を利用してワークWをクランプするようにしているので、構成が簡単であり、また、真空雰囲気下での作動に何ら問題はない。
また、ワークWがロッド21a,21b,21c,21dの係止部21zと板バネ430A,430Bとによってクランプされた状態では、図13によく表れているように、ワークWは、ハンド21A,21B上において、長手軸線GL方向から見て中間部が左右両端部よりも重力によって沈下した湾曲状態にある。そのため、ワークWは、長手軸線GL方向の曲げ剛性が高く、これにより、まっすぐ平坦な姿勢でクランプされるときよりも長手軸線GL方向に沿って曲がりにくい。したがって、ワークWがクランプされた状態では、ワークWの座屈あるいはワークWが不整な格好に撓む等といったことはなく、ハンド21A,21Bに対して常に適正な状態で保持される。つまり、ワークWがハンド21A,21Bから搬送先に受け渡される際には、搬送先の受け取り位置に対しても適正な姿勢をとり、搬送先においてワークWが適切に処理されることとなる。
図14〜19は、本願発明の他の実施形態を示している。これらの図において、先述の実施形態と同一または類似の要素には、先述した実施形態と同一符号を付し、それらの説明を適宜省略する。
図14〜16は、本願発明に係る搬送ロボットの第2の実施形態を示している。この実施形態では、直線移動機構の構成要素である移動部材20A,20Bに、ワーク保持部としてのストッパ200A,200B、およびコイルバネ210(図14および図15では図示略)が設けられている。図16に表れているように、ストッパ200A,200Bは、移動部材20A,20Bに対して一体に設けられた筒部210A,210Bを、長手軸線GL方向に貫通して設けられており、この筒部210A,210Bの内部においてストッパ200A,200Bがコイルバネ210によって常に長手軸線GL方向後端側に弾力付勢されている。また、直進ガイド機構400には、移動部材20A,20Bが長手軸線GL方向の所定後退位置をとるとき、ストッパ200A,200Bの長手軸線GL方向後端側に当接する固定部材431A,431Bが設けられている。
この実施形態によれば、図16(a)に示される状態から移動部材20A,20Bが長手軸線GL方向に沿って後退動し、所定の後退位置をとると、図16(b)に示されるように、ストッパ200A,200Bの長手軸線GL方向後端側が固定部材431A,431Bに当接する。さらに移動部材20A,20Bが後退すると、ストッパ200A,200Bがコイルバネ210の弾性付勢力に抗して長手軸線GL方向前方側に前進動する。その結果、ストッパ200A,200Bの長手軸線GL方向前端側がワークWの後端側の一辺に当接する。これにより、ワークWは、ハンド21A,21B上において長手軸線GL方向前方側に動き、ワークWの前端側の一辺が係止部21zに当接した状態となる。このようにしてワークWがクランプされる際には、ストッパ200A,200Bが弾性的に変位することにより、ワークWに対する衝撃が緩和される。したがって、ワークWを安定した姿勢で弾性的に保持することができる。その他の点については、第1の実施形態について上述したのと同様の利点を享受することができる。
図17は、本願発明に係る搬送ロボットの第3の実施形態を示している。この実施形態では、直進ガイド機構400、移動部材20、駆動機構10、ハンド21、ハンド21の係止部21z、および、板バネ430からなるセットは、1セットだけ設けられている。このような実施形態についても、第1の実施形態について上述したのと同様の利点を享受することができる。
図18および図19は、本願発明に係る搬送ロボットの第4の実施形態を示している。この実施形態では、旋回ベース(図示略)に対して旋回軸Osを中心として回転可能な第1アーム510と、この第1アーム510の先端に対して垂直状の第1軸O7を中心として相対回転可能に連結された第2アーム520とを備えており、この第2アーム520の先端に対し、ハンド21のための移動部材20が垂直状の第2軸O8を中心として相対回転可能に連結されている。第1アーム510および第2アーム520には、これらアームを作動させるためのプーリ・ベルト駆動機構が内蔵されている(図示略)。つまり、ハンド21を長手軸線GL方向に沿って前進・後退移動させるための直線移動機構は、第1アーム510、第2アーム520、プーリ・ベルト駆動機構、および移動部材20によって実現されている。なお、板バネ430は、その下端部が図示されない旋回ベースに固定されている。
より詳しくは、この実施形態の直線移動機構は、旋回軸Osと第1軸O7間の距離、および第1軸O7と第2軸O8間の距離が等しく、第1アーム510と第2アーム520とが、第1アーム510を旋回軸Os周りに回動させた場合、常に旋回軸Osと第2軸O8とを結ぶ線分が一定の直線上、すなわち長手軸線GL上において、第1軸O7を頂点とする2等辺三角形の底辺をなすように連携されている。また、上記2等辺三角形の変形にかかわらず、移動部材20が常に一定の方向姿勢をとるように、移動部材20と第2アーム520との間が連携されている。つまり、このような実施形態の直線移動機構によっても、移動部材20やハンド21は、第1の実施形態における場合と同様の直線的運動を行うこととなる。したがって、このような実施形態についても、第1の実施形態について上述したのと同様の利点を享受することができる。
なお、本願発明に係る搬送ロボットは、上記実施形態に限定されるものではない。
上記では、真空雰囲気下で用いることを前提として説明をしたが、もちろん、本願発明に係る搬送ロボットは、大気圧下で用いるものとして構成することも可能である。
また、上記第1の実施形態等では、比較的大型で重量のあるワークを支えつつも水平方向にある程度の搬送距離をとるために、直線移動機構の構成要素として直進ガイド機構(400)を含めたが、たとえば比較的軽量で小さいワークを搬送するものや搬送距離が比較的短くてよい場合、あるいは、アーム式の駆動機構(10A,10B)に大きな重量支持剛性が与えられている場合には、直線移動機構として直進ガイド機構(400)が特に無くてもよい。
本願発明の第1の実施形態に係る搬送ロボットの全体斜視図である。 図1に示す搬送ロボットの平面図である。 図1に示す搬送ロボットの側面図である。 図1に示す搬送ロボットの正面図である。 図3のC−C線に沿う断面図である。 図5のD−D線に沿う断面図である。 図5のF−F線に沿う断面図である。 図1に示す搬送ロボットの作動状態を説明する平面図である。 図1に示す搬送ロボットの作動状態を説明する全体斜視図である。 (a)〜(d)は、図1に示す搬送ロボットの作動順序を説明する平面図である。 図1に示す搬送ロボットの作動状態を説明する全体斜視図である。 (a)および(b)は、図1に示す搬送ロボットの作動状態を説明する側面図である。 図1に示す搬送ロボットに載置されたワークの状態を説明する正面断面図である。 本願発明の第2の実施形態に係る搬送ロボットの全体斜視図である。 図14に示す搬送ロボットの全体斜視図である。 図14に示す搬送ロボットの作動状態を説明する側面図である。 本願発明の第3の実施形態に係る搬送ロボットの全体斜視図である。 本願発明の第4の実施形態に係る搬送ロボットの全体斜視図である。 図18に示す搬送ロボットの全体斜視図である。 従来例の搬送ロボットを、両ハンドを後退させた状態で示す平面図である。 従来例の搬送ロボットを、両ハンドを前進させた状態で示す平面図である。 従来例の搬送ロボットを、両ハンドを前進させた状態で示す側面図である。 半導体製造に用いられる真空搬送モジュールの一例を示す模式的平面図である。
符号の説明
100 搬送ロボット
10A,10B,10 駆動機構(直線移動機構)
20A,20B,20 移動部材(直線移動機構)
21A,21B,21 ハンド
21a,21b 側端ロッド
21c,21d 中間ロッド
21x,21y ピン(桁部)
21z 係止部
200A,200B ストッパ(ワーク保持部)
210 コイルバネ(ワーク保持部)
300 旋回ベース
400 直進ガイド機構(直線移動機構)
430A,430B,430 板バネ(ワーク保持部)
510,520 第1アーム、第2アーム(直線移動機構)
GL 長手軸線(水平直線状移動行程)
Os 旋回軸
W ワーク

Claims (7)

  1. 鉛直状の旋回軸周りに回転可能な旋回ベースと、矩形薄板状ワークを載置保持可能なハンドと、このハンドを支持するとともに上記旋回ベースに設置され、上記ハンドを所定の水平直線状移動行程に沿って前進・後退移動可能な直線移動機構と、を備えた搬送ロボットであって、
    上記ハンドには、ワークにおけるハンド移動方向前方側の一辺を係止する係止部が設けられている一方、
    上記旋回ベースもしくはこれと一体的な部材または上記直線移動機構には、ワークを載置したハンドがその移動行程の後退位置をとるとき、ワークにおけるハンド移動方向後方側の一辺に当接するワーク保持部が設けられており、かつ、
    上記ハンドは、ハンド移動方向正面視においてワークを湾曲状に保持するように構成されていることを特徴とする、搬送ロボット。
  2. 上記ハンドは、ワークにおけるハンド移動方向側端側の下面端部をそれぞれ支持する2つの側端ロッドと、ワークにおける下面端部間の下面中間部を支持する1または複数の中間ロッドとを有して構成されている、請求項1に記載の搬送ロボット。
  3. 上記側端ロッドおよび中間ロッドには、上記係止部がハンド移動方向前方側に設けられているとともに、ハンド移動方向に沿ってワークの下面端部および下面中間部をそれぞれ支持する複数の桁部が設けられており、かつ、上記側端ロッドの桁部は、上記中間ロッドの桁部よりも上方に高く突き出るように設けられている、請求項2に記載の搬送ロボット。
  4. 上記ハンドにおける係止部は、このハンドに対して固定状に設けられている一方、上記ワーク保持部は、自然状態から弾性的に後退可能に設けられている、請求項1ないし3のいずれかに記載の搬送ロボット。
  5. 上記ワーク保持部は、下端が上記旋回ベースまたはこれと一体的な部材に固定された板バネからなる、請求項1ないし4のいずれかに記載の搬送ロボット。
  6. 上記ワーク保持部は、バネによって後退方向に付勢されつつ上記直線移動機構に支持された状態でハンド移動方向に変位可能であり、前端が上記ワークの後端側に当接可能であり、後端が旋回ベースと一体的な固定部材に当接可能なストッパを含んで構成されている、請求項1ないし4のいずれかに記載の搬送ロボット。
  7. 上記直線移動機構、これに支持されるハンド、このハンドに設けられる上記係止部、および、上記ワーク保持部からなるセットは、鉛直方向上下に分かれて2セット設けられており、各セットにおけるハンドの直線移動行程は、平面視同一直線上に位置するように構成されている、請求項1ないし6のいずれかに記載の搬送ロボット。
JP2004030906A 2004-02-06 2004-02-06 搬送ロボット Expired - Fee Related JP4364001B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004030906A JP4364001B2 (ja) 2004-02-06 2004-02-06 搬送ロボット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004030906A JP4364001B2 (ja) 2004-02-06 2004-02-06 搬送ロボット

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2005223204A true JP2005223204A (ja) 2005-08-18
JP2005223204A5 JP2005223204A5 (ja) 2007-03-01
JP4364001B2 JP4364001B2 (ja) 2009-11-11

Family

ID=34998582

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004030906A Expired - Fee Related JP4364001B2 (ja) 2004-02-06 2004-02-06 搬送ロボット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4364001B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012195336A (ja) * 2011-03-15 2012-10-11 Ulvac Japan Ltd 回転駆動装置
KR101196126B1 (ko) * 2007-12-06 2012-10-30 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 기판 보지구, 기판 반송 장치 및 기판 처리 시스템
KR101338858B1 (ko) 2011-01-31 2013-12-16 주식회사 나온테크 개별적으로 구동되는 핸드를 갖는 기판 이송 장치 및 그 제어 방법
WO2017131148A1 (ja) * 2016-01-29 2017-08-03 株式会社ダイヘン 基板移載用ハンド

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5663638B2 (ja) 2012-10-11 2015-02-04 株式会社ティーイーエス 基板移送装置
KR101837647B1 (ko) * 2016-01-29 2018-03-13 (주)씨엔원 로드락 챔버용 기판 이송장치

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101196126B1 (ko) * 2007-12-06 2012-10-30 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 기판 보지구, 기판 반송 장치 및 기판 처리 시스템
KR101338858B1 (ko) 2011-01-31 2013-12-16 주식회사 나온테크 개별적으로 구동되는 핸드를 갖는 기판 이송 장치 및 그 제어 방법
JP2012195336A (ja) * 2011-03-15 2012-10-11 Ulvac Japan Ltd 回転駆動装置
WO2017131148A1 (ja) * 2016-01-29 2017-08-03 株式会社ダイヘン 基板移載用ハンド
JPWO2017131148A1 (ja) * 2016-01-29 2018-11-29 株式会社ダイヘン 基板移載用ハンド
US10515842B2 (en) 2016-01-29 2019-12-24 Daihen Corporation Substrate transfer hand with transverse hand supports

Also Published As

Publication number Publication date
JP4364001B2 (ja) 2009-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4971063B2 (ja) 搬送装置
JP4262064B2 (ja) 搬送ロボット
JP4291709B2 (ja) 直線移動機構およびこれを用いた搬送ロボット
JP4436689B2 (ja) ガラス基板の搬送システム
WO2010041562A1 (ja) 基板搬送ロボットおよびシステム
KR102092216B1 (ko) 산업용 로봇
JP4930949B2 (ja) 基板搬送装置
KR101512912B1 (ko) 반송 로봇
JP5877016B2 (ja) 基板反転装置および基板処理装置
JP4387416B2 (ja) 加工テーブル
JP4369851B2 (ja) 直線移動機構およびこれを用いた搬送ロボット
CN101944497B (zh) 防位置偏移装置、具有它的基板保持器、基板输送装置及基板输送方法
KR20170019469A (ko) 글래스 기판 픽업 및 플레이스 디바이스
JP4364001B2 (ja) 搬送ロボット
JP4276534B2 (ja) 搬送ロボット
KR101587337B1 (ko) 기판 이송장치용 승강장치 및 이를 포함하는 기판 이송장치
KR102597834B1 (ko) 산업용 로봇
JP2006327819A (ja) ガラス板の移載装置および移載方法
KR101246362B1 (ko) 기판 이송 장치
JP2006005362A (ja) 基板搬送装置
JP4711771B2 (ja) 搬送装置および真空処理装置
JP4879833B2 (ja) 搬送装置
JP2013197164A (ja) 板状部材移動装置
JP5474328B2 (ja) 基板搬送ロボット
KR100609877B1 (ko) 기판반송장치

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070112

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070112

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090511

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090519

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090716

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090811

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090818

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120828

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4364001

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130828

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees