JP2012504083A - シート運搬装置 - Google Patents

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Abstract

循環的に駆動可能な多孔質コンベアベルト(15)を有する1個又は複数個の搬出機構(3)と、1個又は複数個の減圧装置(5)と、その一端が減圧装置に連結され他端が多孔質コンベアベルトに対面している1本又は複数本の空気ライン(7)と、を備えるシート分離装置において、空気ラインの内外間圧力差が実質的に一定に保たれるよう空気ライン内に1個又は複数個の定圧保持器を設けることで、様々な種類のシートを吸着できるよう減圧吸引力を簡便且つ自動的に制御する。

Description

本発明は、減圧吸引機能を有するシート運搬装置に関する。
即ち、印刷機等のシート処理装置にて様々な部位で使用され、減圧吸引によりシートスタックからシートを1枚ずつ吸着して後続の処理工程に送るシート運搬装置に関する。
通常、この種のシート運搬装置はシート輸送用の多孔質コンベアベルトを備えている。更に、その内部を隅々まで減圧可能な空気ラインが、その多孔質コンベアベルトに面するように配置されている。空気ライン内をブロワ等の手段で減圧するとそのベルト越しに空気が吸引されるので、シートを多孔質コンベアベルトに吸着させて輸送することができる。反面、多孔質コンベアベルトにシートが全く触れていないときには、そのベルト越しの空気吸引が続くため空気ライン内の圧力はほとんど下がらない。この初期減圧レベル、即ち空気ラインの内外間圧力差は、ブロワの吸引力及び多孔質コンベアベルトで生じる流路抵抗によって大きく左右される。シートが多孔質コンベアベルトに吸着される距離は、その減圧レベルに加え、シートの(素材)特性によって左右される。そのため、対ベルト距離、減圧レベル及びシート特性の組合せであって減圧吸引によりシートが多孔質コンベアベルトに吸着されるような組合せのことを、そのシート運搬装置の動的作動点(dynamic work point)とも呼んでいる。この動的作動点に達すると、シートが多孔質コンベアベルトに吸着しベルトが覆われる結果、そのベルトで生じる流路抵抗が顕著に増大する。この状態では、多孔質コンベアベルトを介し空気ライン内に空気をほとんど吸引することができないのにブロワによる空気吸引が続くため、その空気ライン内の圧力が低下することとなる。
シート運搬装置の動的作動点を左右する上掲の事項のうち、最も重要なのはシート及びその特性である。例えば、減圧レベルが同じなら、シートを吸着させうる距離は重量で非可撓的なシートに比べ軽量で可撓的なシートの方が大きくなるのが普通である。しかしながら、シートは積み重なってシートスタックを形成しているので、そこからシートを剥がすのに必要な力はシート素材によって異なるのが普通である。更に、同じ素材のシートであっても、繊維方向が違うとスティフネスが違い、その影響で動的作動点が違ってくるものである。このように、シート特性がシート毎に異なるので、シートを確実に吸着させるには、距離、減圧レベル又はその双方を操作し動的作動点を調整する必要がある。しかし、距離の方は厳密に調整するのが難しく、減圧吸引するとシートが必ず吸着されるような距離範囲を定めることしかできないのが普通である。そのため、多種多様なシートを吸着可能とする策としては、シートが必ず吸着されるようなレベルまで減圧レベルを高める、という単純な策が採られている。しかしながら、この策には、軽量で可撓的なシートが損傷しやすいという問題がある。シートが多孔質コンベアベルトに吸着するやいなや空気ライン内の圧力が低下し、シートに作用する力が急増するからである。従って、減圧レベルを高めて動的作動点を調整する策には適用限界がある。シート処理装置内で使用されるシート運搬装置の種類に相応しい仕様を充足しているシート、即ち所定のアンジュレーション、スティフネス、密度、厚み及び繊維方向を有しているシートしか使用できないことも往々にしてある。
本発明は、こうした点に鑑み、多様な種類のシートを取り扱えるシート運搬装置を提供することを目的とする。
本願では、この目的を達成するため、請求項1記載のシート運搬装置及び請求項32記載のシート分離方法を提案する。それらに従属する形式の請求項に記載されているのは、自明な通り本発明の諸実施形態である。
まず、本発明に係るシート運搬装置は、循環的に駆動可能な多孔質コンベアベルトを有する搬出機構と、1個又は複数個の減圧装置と、その一端が減圧装置に連結され他端が多孔質コンベアベルトに対面している1本又は複数本の空気ラインと、空気ラインの内外間圧力差が実質的に一定に保たれるよう空気ライン内に設けられた1個又は複数個の定圧保持器と、を備える。こうした構成では、シート吸着後に空気ライン内減圧レベルが急増しないため多種多様なシートを輸送することができる。即ち、シートが吸着されていない初期的な状態で空気ライン内の隅々に作用する減圧レベルを、比較的高いレベルにすることができる。
本装置は、多孔質コンベアベルトが複数個のローラに架かりその回りを巡る簡略な構成とすることができる。
本装置は、空気ライン内で定圧保持器より下流に、減圧装置に対する空気ラインの通流を部分的又は全面的に遮断可能な主フラップを設け、そのフラップで減圧レベルを所定レベルとし圧力損失を防ぐ構成とすることができる。
本装置は、空気ラインの主ラインをその一端にて減圧装置に連結し、その主ラインから複数本の分岐ラインを延ばすことで、1個の減圧装置を多様に使用可能な構成にすることができる。例えば、個々の分岐ラインを対応する搬出機構まで延ばし、1個の減圧装置で複数個の搬出機構を作動させることができる。個々の分岐ライン内に定圧保持器を1個ずつ設ければ、分岐ライン毎に減圧レベルを調整することができる。同じく、個々の分岐ライン内に、主ラインに対するその分岐ラインの通流を遮断可能な主フラップを設ければ、使用されていない搬出機構に対応する分岐ラインを介した圧力損失の発生を防ぐことができる。そうした定圧保持器は主フラップと分岐ラインの自由端との間に設けるのが望ましい。
本装置は、空気ラインの内外間圧力差がしきい値を上回っているとき開状態となるよう定圧保持器を構成すること、即ち定圧保持器で圧力差を所定値に制限する構成にすることができる。
本装置は、弁要素及びその弁要素を閉位置に保持するスプリングを定圧保持器にて使用する簡略な構成とすることができる。そのスプリングとして、その特性がスプリング行程沿いに可変なものを使用することで、その応答挙動に変化を付けることができ、またその付勢力が可調なものを使用することで、使用部位に対する可調性を提供することができる。
本装置は、圧力センサを使用し空気ラインの内圧を検出する構成にするのが望ましい。その種のセンサを個々の分岐ライン内に1個又は複数個設ければ、分岐ライン毎に内圧を検出することができる。更に、その動作を制御可能な圧力制御弁と、圧力センサ及び圧力制御弁と通信しつつ圧力制御弁の動作を制御する制御装置と、を使用することで、その開挙動を随意に制御することが可能となる。
本装置は、定圧保持器がフラップ弁又は摺動弁で実現された簡略な構成とすることができる。摺動弁を使用する場合、その弁を、その開口断面積が開口経路に沿い比例的に増加しない弁とするのが望ましい。
本装置は、シート分離装置や印刷機のフィーダ等に設けることができる。それにより、より多様なシートを印刷機内に取り込むことが可能となる。
本装置は、その一部又は全体を、シート支持器に接近させること及びそこから離隔させることが可能な可動部分とすることができる。即ち、その動きにより支持器内のシートスタックからシートをピックアップ可能な構成にすることができる。
本装置は、シート分離装置内の高さ可調型シート支持器に様々なシート乃至そのスタックを収容し、継続使用中にシートを送り出すことが可能な構成にすることができる。
本装置は、その可動部分が1条又は複数条の多孔質コンベアベルトを含み、そのベルトに直に触れた状態でシートが搬出される構成にすることができる。また、その可動部分として、減圧装置に連結された1本又は複数本の吸引フィンガ、或いは1個又は複数個のローラを設けることで、動かすべき部分が軽量な構成にすることができる。シート分離装置全体をシート支持器に接近させること及びそこから離隔させることが可能で、その動作により支持器上のスタックからシートをピックアップすることが可能な構成にすることもできる。
本装置は、吸引フィンガがシート支持器から離隔した位置にあるとき、減圧装置とそのフィンガの間の通流が遮断され、多孔質コンベアベルトで搬出されていくシートの損傷が妨げられる構成にすることができる。更に、吸引フィンガがシート支持器から離隔した位置にあるとき、その吸引フィンガと減圧装置を結んでいる部分が周囲空間に向け開放されるようにすることで、簡便且つ迅速に圧力を遮断することができる。
本装置は、その可動部分が直線運動又は枢動する簡略な構成とすることができる。
また、本発明に係る方法は、シート分離装置内でシートを分離させる方法であって、減圧吸引機能を有するシート運搬装置の下方にシートスタックを配置するステップと、シートスタック内で一番上にあるシートを減圧吸引により吸着させるステップと、減圧吸引を受けたシートを吸着させたままにするための減圧レベルを、シート分離装置内にある弁型定圧保持器で所定レベルに制限するステップと、を有する。本方法でも上述の効果、特に多種多様なシートを運搬できるという効果が得られる。
本方法は、シートスタック内で一番上にあるシートが減圧吸引で吸着される前にそのシートに接近し、そのシートが吸着した後にそのシートスタックから離隔するよう、シート分離装置の可動部分を動かすステップを有し、その後にシートが搬出される構成とすることができる。これにより、シートを吸着させる際にそのシートに対し遠くから吸引力を作用させる必要がなくなり、結果としてより多様なシートを運搬することが可能となる。
本方法は、可動部分を動かすステップにて、減圧吸引力をもたらす1本又は複数本の吸引フィンガを動かし、高速な動作を実現する構成とすることができる。その際、例えばシートスタックからの離隔後に吸引フィンガによる減圧吸引を遮断することで、シートの損傷をより抑えることができる。
本方法は、可動部分を動かすステップにて1条又は複数条の多孔質コンベアベルトを動かし、多孔質コンベアベルトにシートを直に接触させる構成とすることができる。
本方法は、可動部分を動かすステップにてシート分離装置全体を動かし、部材間の相互干渉を防ぐ構成とすることができる。可動部分を動かすステップにて、シートスタックからの離隔と並行してシートを搬出し、シート処理の迅速化を図る構成とすることもできる。
本方法は、可動部分を動かすステップにてその可動部分を直線運動又は枢動させる構成とすることができる。
第1実施形態に係るシート運搬装置の模式的側面図である。 第2実施形態に係るシート運搬装置の模式的側面図である。 第3実施形態に係るシート運搬装置の模式的側面図である。
以下、別紙図面に記載の好適な実施形態を参照することにより、上述のものを含め本発明の構成及び効果についてより詳細に説明する。
なお、以下の説明では図面を参照する際「右」「左」「上」「下」等の表現を使用しているが、これらの表現に要旨限定的な意味合いがあるものとの解釈はお控え頂きたい。また、諸実施形態に共通する構成や実施形態間で対応する構成には、図面及び説明にて同一の参照符号を付してある。そして、特に支障がない限り、下記の構成乃至実施形態は任意に組み合わせ得るので、その点を了解されたい。
図1に第1実施形態に係るシート運搬装置1を示す。本装置1は搬出機構3、減圧装置5、空気ライン7及び定圧保持器9を備えている。
本装置1はシート支持器11の上方に位置しており、その支持器11上にはシート13が積まれスタック(山)12をなしている。本装置1はそのシートスタック12からシート13を1枚ずつ搬出するための装置であり、スタック12からシート13を1枚ずつ分離させ搬出する働きからいうとシート分離装置でもある。本装置1は、印刷プロセスにシートを送り込むため用いられる不図示の印刷機内フィーダ等、種々のシート処理装置内で使用することができる。これからより詳細に説明する通り、本装置1は、その全体又は一部を支持器11に接近させること及びそこから離隔させることができるよう、また支持器11上のスタック12内で一番上にあるシート13から搬出機構3までの距離を迅速に橋絡することができるよう構成されている。そのための動きとしては枢動と直線運動が併用されている。
シート支持器11の高さは可調であり、シートスタック12をこの支持器11で搬出機構3付近まで持ち上げることができる。本装置1でシート13をピックアップする際には、図示しない加圧エアノズルの上部から横方向例えば図中の右方向に沿いスタック12へと空気を吹き付け、その空気(いわゆるエアナイフ)でシート12を僅かに浮かせるのが望ましい。
搬出機構3は、ローラ17,18の回りを巡る多孔質コンベアベルト15を備えている。ローラ17,18のうち少なくとも1個には不図示のモータが連結されており、そのモータは対応するローラを可制御的に間欠駆動するよう構成されている。1条ではなく複数条のベルト15を、いずれもローラ17,18の回りを巡るよう、紙面直交方向沿いに並べて配置してもよい。ベルト15の幅や配列本数は、運搬すべきシート13のフォーマットに応じ適宜定めればよい。以下の説明ではベルト15を1条としているが、このように複数条とすることも可能であるのでその点に留意されたい。同様に、2個のローラ17,18に代えより多数、例えば3個乃至4個のローラを使用してもよい。そうすれば、ベルト15をより好適に案内することができる。ローラの代わりに他の案内又は駆動要素、例えばホイールを用いベルト15を循環駆動することもできる。
ローラ18は、図中の双方向矢印Aに沿い上下動可能な構成としてもよい。その上下動により多孔質コンベアベルト15を枢動させ、その下面をスタック12に接近更には離隔させることで、ベルト15とスタック12内のシート13とを隔てる距離を特に迅速に橋絡することができる。ベルト15を複数条並べて使用している場合には、それらのうち1条を対応するローラで上下動させるのみで十分なこともあろう。更に、ローラ17,18双方を図示に従い上下動させる構成にしてもよい。こうすることで、スタック12に接近しまたそこから離隔するよう、ベルト15の下面を直線運動させることができる。この駆動機能については後により詳細に説明する。
減圧装置5は、図示例ではラジアルブロワとして構成されているが、別種の吸引型ブロワ等、相応な構成を有する様々な装置を減圧装置5として使用することもできる。例えば、ブロワ又はコンプレッサで構成された負圧源又は正圧源が中心にあるタイプの減圧装置を使用するのが望ましい。その負圧源又は正圧源から見て一方の側で発生する負圧をマシンや生産ラインの随所で吸引に使用しつつ、他方の側で発生する正圧をマシンや生産ラインの随所で(例えば上述のエアナイフの如く)使用することができるからである。なお、同図中の白抜き矢印は減圧装置5で生じる気流を表している。
図中の空気ライン7は搬出機構3・減圧装置5間通流に使用されている。ライン7の一端即ちブロワ端20は減圧装置5に連結されており、他端即ち吸引端22は多孔質コンベアベルト15に対面している。吸引端22の断面形状及び断面積をベルト15の寸法に適合させてあるので、多数の孔を有するベルト15越しに空気を吸引端22に導き、ライン7内を介しブロワ端20に送ることができる。また、ライン7内には主フラップ24及び定圧保持器9が設けられている。フラップ24は定圧保持器9より下流にあり、ライン7を介した減圧装置15への通流を、そのフラップ24で完全に遮断し又は大まかに制御することができる。
空気ライン7の外壁上には、ライン7の内部空間と周囲空間の間を結ぶように通気開口27が形成されている。定圧保持器9はフラップ弁の形態を採る弁要素32及びスプリング34で構成されており、その弁要素32は開口27を閉止する位置と開口させる位置との間で動かせるよう構成されている。スプリング34は開口27が閉止される位置に向かい弁要素32を付勢している。スプリング34としては、加圧スプリング、張力スプリングのいずれを使用してもよい。また、スプリング34としては、そのスプリング行程に沿い可変な特性を呈するものを使用するのが望ましい。このような定圧保持器9が設けられているので、ライン7の内圧と周囲空間の大気圧との差が所定のしきい値に達したときに、ライン7の内部空間と周囲空間を即座につなげることができる。また、シートスタック12に適合するよう、そのしきい値をオペレータが調整することができる。
定圧保持器9は、図示例ではフラップ弁を備えているが、摺動弁を備える構成にすることもできる。その摺動弁は、その開口断面積が開口行程沿いに増大するものとすることができる。増大の仕方は比例的でもそうでなくてもかまわない。他の適当な種類の弁、例えばダイアフラム弁やボールチェック弁も、定圧保持器9用の弁として一考に値する。
図2に第2実施形態に係るシート運搬装置1を示す。本装置1の空気ライン7は上述のものと異なる構成を有している。即ち、本実施形態では空気ライン7が主ライン28及び複数本の分岐ライン30で構成されており、その主ライン28の一端が減圧装置5に、他端が一群の分岐ライン30にそれぞれ連結されている。それら分岐ライン30は互いに別の搬出機構3まで延びており、その機構3にはそれぞれシートスタック12等が割り当てられている。個々の分岐ライン30に主フラップ24が組み込まれているので、分岐ライン30を個別に主ライン28から完全に遮断すること、或いは個別の流れを大まかに制御することができる。個々の分岐ライン30には、更に、そのフラップ24から見て上流に位置するよう通気開口27が形成されている。前述の定圧保持器9も個々の分岐ライン30内に組み込まれている。これは必須ではないが、本実施形態では、個別の分岐ライン30を、対応する搬出機構3と共に且つシート支持器11に対し、図中の双方向矢印Bに沿い接近させることやそこから離隔させることができる。主ライン28に対する連結は相応の手段で保てばよい。分岐ライン30と搬出機構3が一体に動くため、その動きによりベルト15付近での吸引条件が変化することはない。
本実施形態によれば、1個の減圧装置5で複数個の搬出機構3を作動させることができる。従って、個々の搬出機構3を互いに異なる流速及び負圧で作動させることができる。
図3に第3実施形態に係るシート運搬装置1を示す。その基本構成は図1に示したものと同様であるが、まず、その定圧保持器9の構成が異なっている。更に、その搬出機構3の一部として、図中の双方向矢印Cに沿いシート支持器11に接近させること及びそこから離隔させることが可能な吸引フィンガ42が1本又は複数本設けられている。後により詳細に説明する通り、このフィンガ42で、例えば支持器11上のスタック12からシート13をピックアップし多孔質コンベアベルト15まで運ぶことができる。本装置1の仕組みや構成部材は、その他の点では図1に示したものと同様であるので、繰返しを避けるため説明を省略する。
なお、その吸引フィンガ42に代え又は加えて、搬出機構3の一部又は全体を、シート支持器11に接近させること及びそこから離隔させることが可能な可動部分としてもよい。即ち、図中にボックス60で示すように、双方向矢印Dに沿い直線運動させること又は双方向矢印Eに沿い枢動させることができるようにしてもよい。例えば、搬出機構3を構成する部材のうち多孔質コンベアベルト15をそうした可動部分にするには、ローラ17,18のうち少なくとも一方を、シートスタック12に接近させること及びそこから離隔させることが可能な構成にすればよい。ベルト15と交差する方向に延びる作動要素を設け、その作動要素でベルト15をスタック12方向に付勢する構成にしてもよい。或いは、空気ライン7の吸引端22即ちベルト15に対面する側の端を、スタック12方向に動かせる構成にしてもよい。吸引端22の動きにより押されるため、ベルト15は吸引端22と共にスタック12方向に動くこととなる。
定圧保持器9は、図示の通り、圧力センサ36、制御装置38、並びにその動作を制御可能な圧力制御弁40を備えている。図中の弁40はフラップ弁として構成されているが、摺動弁等、その他の種類の構成にすることもできる。弁40の駆動は圧電手段、電磁手段等で行えばよい。センサ36は、空気ライン7内の気圧を検知し、その結果を示す信号を制御装置38へと送信する。制御装置38は、センサ36からの信号を処理し、その結果に基づき弁40を作動させる。即ち、弁40の開度を増減させることで、空気ライン7内の圧力を調整してほぼ一定に維持させる。
吸引フィンガ42は、多孔質コンベアベルト15に隣接して配置され、相応の減圧装置5例えばブロワに連結されている。フィンガ42は、シート支持器11に接近させること及びそこから離隔させることが可能な可動部分であり、例えば、ベルト15の左右に位置するよう複数本設けることができる。ベルト15が複数条並んでいる構成なら、搬出機構3の左右だけでなくベルト15同士の間にもフィンガ42を設けることができる。逆に、ベルト15とベルト15の間に配することで、フィンガ42の本数を1本に抑えることもできる。フィンガ42は、下降しシートスタック12に近づいている状態では減圧装置5に連結され、上昇しスタック12から離れている状態では減圧装置5から遮断されるので、そのフィンガ42により、シート13を減圧吸引で吸着させ、吸着されたシート13を搬出機構3まで持ち上げ、そこでそのシート13を解放することができる。
本装置1の全体を、シート支持器11に接近させること及びそこから離隔させることが可能な可動部分とすることも考えられる。即ち、本装置1では、その全体を可動部分とすることも一部(コンベアベルト15、吸引フィンガ42等々)を可動部分とすることもできる。本装置1の可動部分は、また、その動き方を直線運動とすることも枢動とすることも可能であり、支持器11の方向に5〜20mmの距離範囲に亘り動かすことができる。
次に、これらの実施形態に共通する動作について説明する。まず、本装置1による搬出に備え、シート支持器11上に、個別のシート13からなるスタック12を配置しておく。減圧装置5を作動させて吸引を開始させる一方、主フラップ24を開位置にすると、空気ライン7内があるレベルまで減圧される。この初期減圧のレベル、即ち周囲空間に対する圧力差は、基本的に、減圧装置5の吸引力及び多孔質コンベアベルト15で生じる流路抵抗で調整することができる。通気開口27が定圧保持器9によって閉止されるようなレベルに設定するのが原則である。
シート13を多孔質コンベアベルト15に接近させるとベルト15に向かい吸い寄せられる。吸い寄せられ始める距離は空気ライン7内の減圧レベル及びシート13の素材特性に依存している。シート13をベルト15に接近させるには、前述の通り、シート支持器11を適宜持ち上げるか、本装置1の一部を適宜動かせばよい。例えば、ローラ18をスタック12方向に動かすことでベルト15をシート13に接近させ、次いでシート13がベルト15に吸着された後にローラ18をスタック12から離隔させていけばよい。
吸引されたシート13が多孔質コンベアベルト15に吸着してその表面を覆うと、空気ライン7内での圧力低下即ち減圧レベル上昇が発生する。減圧装置5はその後も空気ライン7を介し空気を吸引し続けるので、そのままではベルト15に対するシート13の吸い寄せ方が過大になってしまう。
実際には、空気ライン7内の減圧レベルが所定のしきい値に達すると定圧保持器9が開状態となり、ライン7の内部空間と周囲空間がつながるため、減圧装置5が周囲空間からも空気を吸引するようになる。従って、シート13が多孔質コンベアベルト15に向かい過大に強く吸引されることはない。即ち、減圧レベルが上がると定圧保持器9の開度が上がり、減圧レベルが下がると定圧保持器9の開度が下がるので、ライン7内の減圧レベルが概ね一定に保たれる。例えば、所定のしきい値に対する減圧レベルの偏差を10%以内、更には5%以外に収めることができる。本装置1の該当部分例えばローラ17,18の動きを定圧保持器9の開度と連携させることもできる。定圧保持器9の開度が、吸引によるスタック12からの吸着が無事行われたことを示す目安になるからである。
減圧吸引により多孔質コンベアベルト15に吸着されたシート13は、そのベルト15の働きで搬出されていく。シート13によって塞がれていた吸引端22は、シート13が搬出されるにつれ大きく開き始める。吸引端22の開度が高まるにつれ、空気ライン7及びベルト15を介し減圧装置5によって吸引される空気の量が増していく。即ち、ライン7内の減圧レベルが低下していく。定圧保持器9はそれを受け徐々に閉じていく。やがてはライン7内の圧力がしきい値未満となるため、定圧保持器9は完全に閉じた状態に至る。
本件技術分野で習熟を積まれた方々(いわゆる当業者)には自明な通り、このような定圧保持器9を使用すると、空気ライン7内の圧力が過剰に低下しないため、減圧吸引によって吸着されたシート13が圧力低下で損傷することを防ぐことができる。従って、初期減圧を比較的強めに設定することができる。即ち、損傷させることなく吸着させることが可能なシート13の種類を顕著に増やすことができる。
また、図2に示した実施形態の動作は図1に示した実施形態のそれと基本的に同じであるが、1個の減圧装置5で複数個の搬出機構3向けに減圧吸引力を提供していることに伴う相違もある。例えば、分岐ライン30毎に設けられている主フラップを使用し、対応する分岐ライン30における通流を部分的又は全面的に遮断することで、搬出機構3の個別停止に伴う負圧損失の発生を防ぐことができる。分岐ライン30毎に設けられている定圧保持器9を使用し、対応する搬出機構3で搬出されるシート13にとり理想的な強さとなるよう減圧吸引力を制御することができる。シート13をピックアップする際には、対応する分岐ライン30及び搬出機構3を一体的にスタック12へと接近させ、更にそこから離隔させればよい。分岐ライン30及び搬出機構3を動かしている最中又は動かした後に、多孔質コンベアベルト15を循環的に駆動することで、吸着済のシート13を搬出することができる。ベルト15又はその一部をスタック12方向に下降させて一番上のシート13をピックアップする際に、スタック12からシート13を吸引して持ち上げ搬出する動作を概ね同時に実行することができる。これを実行するに当たり、ベルト15は原則として間欠的に駆動される。
更に、図3に示した実施形態に係るシート運搬装置1の動作は、以下の通り、搬出機構の一部たる1本又は複数本の吸引フィンガ42をシート支持器に接近させそこから離隔させる動作を伴う点で異なっている。
他の実施形態と同様、シートスタック12が搬出機構3の下方にあり多孔質コンベアベルト15が停止している初期状態を考える。この状態から、スタック12内で一番上にあるシート13をピックアップする際には、まず吸引フィンガ42をそのスタック12に接近させ、接近させたフィンガ42による吸引で一番上のシート13を吸着させる。続いて、そのフィンガ42をスタック12から離隔させることで、吸着しているシート13をベルト15に接近させ減圧吸引によりそのベルト15に吸着させる。次いで、そのフィンガ42によるシート13の吸引を解除した上で、ベルト15を循環的に駆動すると、そのシート13が搬出されることとなる。
なお、吸引フィンガ42は、一番上のシート13の近傍まで下降すると自動的に減圧装置5に連結される。それと共に多孔質コンベアベルト15の動きが停止される。フィンガ42は、上昇しつつあるとき自動的に減圧装置5から分離される。ベルト15はその後循環的に駆動される。
吸引フィンガ42を動かすのに代え又は加えて、搬出機構3又はその一部たる可動部分を直線運動又は枢動させ、シートスタック12内で一番上にあるシート13まで下降させる構成にすることもできる。前述の通り、例えば多孔質コンベアベルト15をその可動部分としてもよいし、本装置1全体を可動部分としてもよい。減圧吸引によって一番上のシート13をベルト15に吸着させた後は、そのシート13を対応する可動部分と共に上昇させることでスタック12から離隔させ、更にベルト15の働きで搬出させればよい。
多孔質コンベアベルト15(又はそれと他の部材との組合せ)をシートスタック12方向に下降させる場合、そのスタック12内で一番上にあるシート13を吸引し、吸着させてピックアップする動作を概ね同時に実行することができる。下降している状態では駆動されないよう、ベルト15を原則として間欠的に駆動すればよい。
以上、好適な実施形態を参照しつつ本発明について説明した。いわゆる当業者であれば、それらの実施形態に係る構成を(齟齬を来さない限りで)随意に組み合わせ又は換装する等、様々な変形乃至改変を本発明の技術的範囲内で施すことができよう。
特に、本装置1の一部をシートスタック12に接近させそこから離隔させる構成について説明したが、その説明で言及された部材以外の部材をスタック12に接近させること及びそこから離隔させることが可能な構成にすることもできる。例えば、多孔質コンベアベルト15としてある程度弾性があるものを使用すると共に、そのベルト15に対し交差方向から当接させうるよう作動要素を設けた構成である。この構成では、その作動要素を用いベルト15のうちローラ17,18間にある部位を下側に撓ませることで、その部位をスタック12に接近させることができ、その逆の動作でそこから離隔させることができる。また、空気ライン7の吸引端22をベルト15に当接させ、スタック12方向に動かす構成にしてもよい。この構成では、例えば、ベルト15のうち吸引端22との当接部位が動くので、ベルト15に対する吸引端22の当接部位内で幾何学的に均等な吸引を行うことができる。更に、本装置1全体をシート支持器11接近させること及びそこから離隔させることが可能な構成にしてもよい。本装置1の全体又は一部(コンベアベルト15、吸引フィンガ42等々)たる可動部分の動き方は直線運動でも枢動でもよい。本装置1における可動部分の支持器11方向沿い可動距離は例えば5〜20mmの範囲である。

Claims (39)

  1. 循環的に駆動可能な多孔質コンベアベルトを有する1個又は複数個の搬出機構と、
    1個又は複数個の減圧装置と、
    その一端が減圧装置に連結され他端が多孔質コンベアベルトに対面している1本又は複数本の空気ラインと、
    を備えるシート分離装置であって、
    空気ラインの内外間圧力差が実質的に一定に保たれるよう空気ライン内に設けられた1個又は複数個の定圧保持器を備えることを特徴とするシート運搬装置。
  2. 請求項1記載のシート運搬装置であって、多孔質コンベアベルトが複数個のローラに架けられその回りを巡るシート運搬装置。
  3. 請求項1又は2記載のシート運搬装置であって、その空気ライン内で定圧保持器より下流に、減圧装置に対する空気ラインの通流を部分的又は全面的に遮断可能な主フラップを備えるシート運搬装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項記載のシート運搬装置であって、その空気ラインが、その一端にて減圧装置に連結された主ラインと、その主ラインから延びる複数本の分岐ラインと、を有するシート運搬装置。
  5. 請求項4記載のシート運搬装置であって、個々の分岐ラインが対応する搬出機構まで延びるシート運搬装置。
  6. 請求項4記載のシート運搬装置であって、個々の分岐ライン内に1個ずつ定圧保持器があるシート運搬装置。
  7. 請求項4記載のシート運搬装置であって、個々の分岐ラインが、主ラインに対するその分岐ラインの通流を遮断可能な主フラップを有するシート運搬装置。
  8. 請求項7記載のシート運搬装置であって、その主フラップと分岐ラインの自由端との間に定圧保持器があるシート運搬装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項記載のシート運搬装置であって、その定圧保持器が、空気ラインの内外間圧力差がしきい値を上回っているとき開状態となるシート運搬装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれか一項記載のシート運搬装置であって、その定圧保持器が、弁要素及びその弁要素を閉位置に保持するスプリングを有するシート運搬装置。
  11. 請求項10記載のシート運搬装置であって、そのスプリングの特性がスプリング行程沿いに可変であるシート運搬装置。
  12. 請求項10又は11記載のシート運搬装置であって、そのスプリングの付勢力が可調であるシート運搬装置。
  13. 請求項1乃至12のいずれか一項記載のシート運搬装置であって、圧力センサを備えるシート運搬装置。
  14. 請求項4記載のシート運搬装置であって、個々の分岐ライン内に1個又は複数個の圧力センサがあるシート運搬装置。
  15. 請求項13又は14記載のシート運搬装置であって、その動作を制御可能な圧力制御弁と、圧力センサ及び圧力制御弁と通信しつつ圧力制御弁の動作を制御する制御装置と、を備えるシート運搬装置。
  16. 請求項1乃至15のいずれか一項記載のシート運搬装置であって、その定圧保持器がフラップ弁を有するシート運搬装置。
  17. 請求項1乃至16のいずれか一項記載のシート運搬装置であって、その定圧保持器が摺動弁を有するシート運搬装置。
  18. 請求項1乃至17のいずれか一項記載のシート運搬装置であって、その開口断面積が開口経路に沿い比例的に増加しない摺動弁を備えるシート運搬装置。
  19. 請求項1乃至18のいずれか一項記載のシート運搬装置であって、シート分離装置内に設けられたシート運搬装置。
  20. 請求項1乃至19のいずれか一項記載のシート運搬装置であって、印刷機のフィーダ内に設けられたシート運搬装置。
  21. 請求項1乃至20のいずれか一項記載のシート運搬装置と、シートスタックを収容可能なシート支持器と、を備え、そのシート運搬装置の一部又は全体が、シート支持器に接近させること及びそこから離隔させることが可能な可動部分であり、その動きによりシート支持器内のシートスタックからシートをピックアップするシート分離装置。
  22. 請求項21記載のシート分離装置であって、そのシート支持器の高さが可調であるシート分離装置。
  23. 請求項21又は22記載のシート分離装置であって、その可動部分に1条又は複数条の多孔質コンベアベルトが含まれるシート分離装置。
  24. 請求項23記載のシート分離装置であって、その可動部分に1個又は複数個のローラが含まれるシート分離装置。
  25. 請求項21乃至24のいずれか一項記載のシート分離装置であって、その可動部分に、減圧装置に連結された1本又は複数本の吸引フィンガが含まれるシート分離装置。
  26. 請求項25記載のシート分離装置であって、シート支持器から離隔した位置にあるとき吸引フィンガと減圧装置との通流が遮断されるシート分離装置。
  27. 請求項26記載のシート分離装置であって、シート支持器から離隔した位置にあるとき吸引フィンガと減圧装置とを結んでいる部位が周囲空間に対し開放されるシート分離装置。
  28. 請求項21乃至27のいずれか一項記載のシート分離装置であって、そのシート運搬装置全体をシート支持器に接近させること及びそこから離隔させることが可能なシート分離装置。
  29. 請求項21乃至28のいずれか一項記載のシート分離装置であって、その可動部分が直線運動するシート分離装置。
  30. 請求項21乃至28のいずれか一項記載のシート分離装置であって、その可動部分が枢動するシート分離装置。
  31. シート分離装置内でシートを分離させる方法であって、
    減圧吸引機能を有するシート運搬装置の下方にシートスタックを配置するステップと、
    シートスタック内で一番上にあるシートを減圧吸引により吸着させステップと、
    減圧吸引を受けたシートを吸着させたままにするための減圧レベルを、シート分離装置内にある弁型定圧保持器で所定レベルに制限するステップと、
    を有する方法。
  32. 請求項31記載の方法であって、シートスタック内で一番上にあるシートが減圧吸引で吸着される前にそのシートに接近し、そのシートが吸着された後にそのシートスタックから離隔するよう、シート運搬装置の可動部分を動かすステップを有する方法。
  33. 請求項32記載の方法であって、可動部分を動かすステップが、減圧吸引力をもたらす1本又は複数本の吸引フィンガを動かすステップを含む方法。
  34. 請求項32記載の方法であって、可動部分を動かすステップが、シートスタックからの離隔後に吸引フィンガによる減圧吸引を停止させるステップを含む方法。
  35. 請求項32記載の方法であって、可動部分を動かすステップが、1条又は複数条の多孔質コンベアベルトを動かすステップを含む方法。
  36. 請求項32記載の方法であって、可動部分を動かすステップが、シート運搬装置全体を動かすステップを含む方法。
  37. 請求項32乃至36のいずれか一項記載の方法であって、可動部分を動かすステップが、シートスタックからの離隔と並行してシートを搬出するステップを含む方法。
  38. 請求項32乃至37のいずれか一項記載の方法であって、可動部分を動かすステップが、その可動部分を直線運動させるステップを含む方法。
  39. 請求項32乃至38のいずれか一項記載の方法であって、可動部分を動かすステップが、その可動部分を枢動させるステップを含む方法。
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