JP7451238B2 - 媒体供給装置 - Google Patents

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本発明は、媒体供給装置に関する。
従来、媒体供給装置において、送風口からエアの吹き出しがない状態では、送風口に回動自在に設けられた揺動プレートの先端高さが用紙束の給紙高さと同じかそれより低い位置になり、エアの吹き出しがある状態では、揺動プレートの先端高さが吸着搬送部の搬送面とほぼ同じかそれより高い位置になる媒体供給装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009-120284号公報
ここで、複数の媒体が積載される積載台と、この積載台に積載された複数の媒体のうち最上位の媒体を搬送する搬送機構と、エアを吹き出すことによって少なくとも最上位の媒体を浮上させる浮上エア吹き出し機構と、この浮上エア吹き出し機構によるエアの吹き出しによって浮上した最上位の媒体を、エアを吸引することによって搬送機構に吸着させる吸引機構とを備える媒体供給装置について考える。
このような媒体供給装置では、媒体の幅方向の位置を規制する一対のサイドフェンスの間隔を狭くすると、媒体が浮上時及び落下時にサイドフェンスに接触することによって、浮上及び落下の抵抗となる。そのため、例えば、最上位の媒体が正常に浮上せずに空送が生じたり、最上位の媒体の下部に位置する2番目以降の媒体が正常に落下せずに重送が生じたりする。したがって、媒体を確実に供給することができなくなる。
また、一対のサイドフェンスの間隔を広くすると、浮上及び落下の抵抗を抑えることができるが、浮上時に媒体が暴れ、斜行が発生しやすくなる。
なお、媒体は、厚さなどの種類によって浮上時の形状が変化するため、一対のサイドフェンスの間隔を適切な間隔に設定することは困難である。
また、上述の媒体供給装置の揺動プレートは、エアの吹き出しがなくなると、浮上後に落下する2番目以降の用紙を押し下げるように用紙束に向かって下方に揺動することで、落下後の用紙の位置を乱す。そのため、落下後の用紙が再び浮上する際に正常に浮上しないことによって空送が生じるなど、用紙を確実に給紙することができなくなるおそれがある。
本発明の目的は、媒体の斜行を防止しながら媒体を確実に供給することができる媒体供給装置を提供することである。
1つの態様では、媒体供給装置は、複数の媒体が積載される積載台と、前記積載台に積載された前記複数の媒体のうち最上位の媒体を搬送方向に搬送する搬送機構と、エアを吹き出すことによって少なくとも前記最上位の媒体を浮上させる浮上エア吹き出し機構と、前記浮上エア吹き出し機構によるエアの吹き出しによって浮上した前記最上位の媒体を、エアを吸引することによって前記搬送機構に吸着させる吸引機構と、前記搬送方向に直交する幅方向における前記媒体の位置を規制する規制位置と当該規制位置よりも前記媒体から離隔した退避位置とに移動可能な第1可動ガイドと、前記浮上エア吹き出し機構によるエアの吹き出しが開始した後で且つ前記最上位の媒体が前記搬送機構によって搬送される前に、前記退避位置から前記規制位置に移動することで前記最上位の媒体の前記幅方向における位置を規制するように前記第1可動ガイドを制御する制御部とを備える。
前記態様によれば、媒体の斜行を防止しながら媒体を確実に供給することができる。
一実施の形態に係る媒体供給装置を備える印刷システムを示す正面図である。 一実施の形態に係る媒体供給装置(媒体の非供給時)を示す左側面図である。 一実施の形態に係る媒体供給装置(媒体の供給時)を示す左側面図である。 一実施の形態に係る媒体供給装置の制御構成を示す図である。 一実施の形態における第1可動ガイドの規制動作を説明するための左側面図(その1)である。 一実施の形態における第1可動ガイドの規制動作を説明するための左側面図(その2)である。 一実施の形態における第1可動ガイドの規制動作を説明するための左側面図(その3)である。 一実施の形態における第1可動ガイドの規制動作を説明するための左側面図(その4)である。 一実施の形態における第1可動ガイドの規制動作を説明するためのフローチャートである。 一実施の形態における第2可動ガイドの規制動作を説明するためのフローチャートである。 一実施の形態の変形例における第1可動ガイドの規制動作を説明するための左側面図(その1)である。 一実施の形態の変形例における第1可動ガイドの規制動作を説明するための左側面図(その2)である。 一実施の形態の変形例における第1可動ガイドの規制動作を説明するための左側面図(その3)である。 一実施の形態の変形例における第1可動ガイドの規制動作を説明するための左側面図(その4)である。 一実施の形態の変形例における第1可動ガイドの規制動作を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態に係る媒体供給装置について、図面を参照しながら説明する。
図1は、一実施の形態に係る媒体供給装置1を備える印刷システム100を示す正面図である。
図2は、媒体供給装置1(媒体Mの非供給時)を示す左側面図である。
図3は、媒体供給装置1(媒体Mの供給時)を示す左側面図である。
図4は、媒体供給装置1の制御構成を示す図である。
なお、図1~図3及び後述する図5A~図5Dに示す前後、上下、及び左右の各方向は、媒体Mの搬送方向Dを右方向とした場合の一例にすぎないが、例えば、前後方向及び左右方向が水平方向であり、上下方向が鉛直方向である。
図1に示す印刷システム100は、媒体供給装置1と、印刷装置101とを備える。
媒体供給装置1は、印刷装置101の印刷部110へ媒体Mを供給する。なお、媒体供給装置1が媒体Mを供給する対象は、印刷装置101に限られず、搬送装置、後処理装置などの他の装置であってもよい。また、媒体供給装置1は、印刷装置101などの他の装置に一体に備えられていてもよい。また、媒体Mとしては、例えば用紙(枚葉紙)であるが、フィルム等の他のシート状の媒体などであってもよい。また、媒体供給装置1は、例えば上下又は前後に並んで複数配置され、複数の媒体供給装置1が印刷装置101などの単一の他の装置に対して媒体Mを供給してもよい。
図1に示すように、媒体供給装置1は、積載台11と、一対のサイドフェンス12,12と、搬送機構20と、吸引機構30と、浮上エア吹き出し機構40と、分離エア吹き出し機構50と、例えば4つの第1可動ガイド60と、例えば4つの第2可動ガイド70と、浮上状態検知部80とを備える。
また、図4に示すように、媒体供給装置1は、制御部91と、記憶部92と、インターフェース部93と、積載台昇降駆動部94と、搬送駆動部95とを備える。
図1~図3に示す積載台11には、複数の媒体Mが積載される。積載台11は、図4に示す積載台昇降駆動部94の駆動によって昇降する。一例ではあるが、積載台11に積載された媒体Mの数が減っていくと、制御部91は、浮上状態検知部80が所定の積載面高さに水平に照射した光の反射光の光量に基づいて、積載台11を上昇させるように積載台昇降駆動部94を制御する。
図2及び図3に二点鎖線(想像線)で示す一対のサイドフェンス12,12は、媒体Mの搬送方向Dに直交する幅方向W(前後方向)に互いに対向して配置され、幅方向Wにおける媒体Mの位置を規制する。一対のサイドフェンス12,12は、媒体Mのサイズや向きに応じて積載台11上を媒体Mの幅方向Wに移動可能に配置されているとよい。なお、図1では、プーリ22等を図示するために、一対のサイドフェンス12,12の上部の図示を省略している。また、図2及び図3では、第1可動ガイド60及び第2可動ガイド70を図示するために、一対のサイドフェンス12,12を二点鎖線で表している。
図1に示す搬送機構20は、搬送ベルト21と、この搬送ベルト21が掛け渡されたプーリ22,23とを有する。プーリ22,23のうち一方は駆動プーリであり、他方は従動プーリである。駆動プーリは、図4に示す搬送駆動部95の駆動によって図1における反時計回りに回転し、搬送ベルト21を回転させる。これにより、搬送機構20は、最上位の媒体M1を搬送方向D(右方向)に搬送する。なお、図2及び図3では、搬送機構20の図示を省略している。
搬送ベルト21には、後述する吸引機構30により吸引される吸引エアA1を通すための複数の貫通孔が設けられている。
搬送機構20は、搬送部材として、搬送ベルト21に代えて搬送ローラ等の他の搬送部材を有するものであってもよい。搬送機構20が搬送ローラを有する場合には、搬送駆動部95は、駆動プーリではなく駆動ローラ(搬送ローラ)を回転させることになる。
吸引機構30は、搬送ベルト21に設けられた複数の貫通孔を通して図示しない吸引源(例えばファン)が吸引エアA1を吸引することによって、積載台11に積載された複数の媒体Mのうち浮上している最上位の媒体M1を搬送機構20に吸着させる。
浮上エア吹き出し機構40は、積載台11に積載された複数の媒体Mよりも搬送方向Dの下流側に配置され、浮上エアA2を吹き出すことによって少なくとも最上位の媒体M1を浮上させる。浮上エア吹き出し機構40は、最上位の媒体M1を含む例えば10枚程度の媒体Mを浮き上がらせるように、斜め上方に浮上エアA2を吹き出すとよい。なお、浮上エア吹き出し機構40は、搬送方向Dに直交する媒体Mの幅方向Wにおいて媒体Mを挟んで対向する2箇所にも配置されているとよい。
分離エア吹き出し機構50は、積載台11に積載された複数の媒体Mよりも搬送方向Dの下流側に配置され、最上位の媒体M1と2番目の媒体M2とを分離させるための分離エアA3を吹き出す。なお、分離エア吹き出し機構50は、搬送方向Dに直交する媒体Mの幅方向Wにおいて媒体Mを挟んで対向する2箇所にも配置されているとよい。
例えば4つの第1可動ガイド60は、媒体Mの幅方向Wに対向する一対の第1可動ガイド60が媒体Mの搬送方向Dにおける下流側端部及び上流側端部のそれぞれに配置されている。第1可動ガイド60の数は、1つ以上であればよいが、好ましくは幅方向Wに対向する1対の第1可動ガイド60が配置されているとよく、より好ましくは幅方向Wに対向する2対以上の第1可動ガイド60が配置されているとよい。なお、それぞれの第1可動ガイド60は、幅方向Wにおける媒体Mの位置を規制する規制位置P11(図3参照)と、この規制位置P11よりも媒体Mから例えば幅方向Wに離隔した退避位置P12(図2参照)とに移動可能である。
第1可動ガイド60は、幅方向Wにおける最上位の媒体M1の位置を規制する幅規制部分61を含み、幅方向Wにおける最上位の媒体M1の位置を規制する。また、第1可動ガイド60は、最上位の媒体M1の高さを規制する高さ規制部分62を含むとよい。第1可動ガイド60は、幅規制部分61と高さ規制部分62とで正面視において下向きのL字形状を呈する。
図3に示すように、幅規制部分61は、第1可動ガイド60が規制位置P11にあるとき、搬送機構20に吸着される前(搬送機構20によって搬送される前の一例)の最上位の媒体M1の幅方向における位置を規制する。
高さ規制部分62は、第1可動ガイド60が規制位置P11にあるとき及び退避位置P12にあるときの両方で、搬送機構20に吸着される前の最上位の媒体M1の高さを規制するとよい。
図1に破線(かくれ線)で示すように、例えば4つの第2可動ガイド70は、一対のサイドフェンス12,12の媒体M側の面に設けられた2つずつの窪みに配置されているとよい。但し、第2可動ガイド70は、一対のサイドフェンス12,12から例えば左右方向に離れた位置に配置されていてもよい。
第2可動ガイド70は、第1可動ガイド60よりも下方に配置されている。ここで、第2可動ガイド70の高さ方向における中心(上端と下端との中間位置)が第1可動ガイド60の高さ方向における中心(上端と下端との中間位置)よりも下方に位置すれば、第2可動ガイド70は、第1可動ガイド60よりも下方に配置されているといえる。第2可動ガイド70の数は、1つ以上であればよいが、好ましくは幅方向Wに対向する1対の第2可動ガイド70が配置されているとよく、より好ましくは幅方向Wに対向する2対以上の第2可動ガイド70が配置されているとよい。
第2可動ガイド70は、幅方向Wにおける媒体Mの位置を規制する規制位置P21(図2参照)と、この規制位置P21よりも媒体Mから離隔した退避位置P22(図3参照)とに移動可能である。この退避位置P22における一対の第2可動ガイド70の間隔は、媒体Mの幅方向Wにおける長さ(幅)よりも広く、且つ、一対のサイドフェンス12,12の幅方向Wにおける間隔と同一以上の間隔であるとよい。詳しくは後述するが、第2可動ガイド70は、媒体Mの非供給時に図2に示すように規制位置P21に移動し、媒体Mの供給時に図3に示すように退避位置P22に移動する。
なお、本実施の形態では、第1可動ガイド60と第2可動ガイド70とがサイドフェンス12とは別に配置されているが、サイドフェンス12が第1可動ガイド60又は第2可動ガイド70として機能してもよい。
また、本実施の形態では、第1可動ガイド60が第2可動ガイド70の上方に配置されているが、例えば、第1可動ガイド60が積載台11に積載された最下位の媒体Mを規制するように、より下方に亘って配置されていてもよく、第1可動ガイド60及び第2可動ガイド70の位置や大きさは特に制限されない。また、第2可動ガイド70が省略されてもよい。
浮上状態検知部80は、最上位の媒体M1の浮上状態(例えば、媒体Mの幅方向Wにおける両端の高さ位置の対称性など)を検知する。例えば、浮上状態検知部80は、浮上している最上位の媒体M1を撮像することによって浮上状態を検知してもよいし、或いは、浮上している媒体Mに向けて検知光を照射し、その反射光の光量に基づいて、媒体Mの浮上状態を検知してもよい。また、浮上状態検知部80は、幅方向Wに対向する一対の第1可動ガイド60の高さ規制部分62に設けられた例えば静電容量センサなどのタッチセンサであってもよい。その場合、一方の高さ規制部分62に設けられたタッチセンサが最上位の媒体M1を検知するタイミングと、他方の高さ規制部分62に設けられたタッチセンサが最上位の媒体M1を検知するタイミングとのズレが最上位の媒体M1の浮上状態として検知可能である。
また、浮上状態検知部80は、例えば水平に照射した検知光の反射光に基づいて、媒体Mの有無を検知することで、最上位の媒体M1の積載面高さを検知してもよい。また、後述する制御部91は、積載台11に積載された媒体Mが減ってくると、浮上状態検知部80が検知する上述の浮上状態又は積載面高さに基づいて、積載台11を上昇させるように積載台昇降駆動部94を制御するとよい。
図4に示す制御部91は、媒体供給装置1全体の動作を制御する演算処理装置として機能するプロセッサ(例えばCPU:Central Processing Unit)を有し、第1可動ガイド60等の各部の動作を制御する。なお、媒体供給装置1が印刷装置101などの他の装置に一体に備えられる場合などには、制御部91は、印刷装置101などの他の装置の制御部が兼用してもよい。
記憶部92は、例えば、所定の制御プログラムが予め記録されている読み出し専用半導体メモリであるROM(Read Only Memory)、プロセッサが各種の制御プログラムを実行する際に必要に応じて作業用記憶領域として使用される随時書き込み読み出し可能な半導体メモリであるRAM(Random Access Memory)などである。
インターフェース部93は、印刷装置101等の外部機器との間で各種情報の授受を行う。例えば、インターフェース部93は、印刷装置101の制御部から、媒体Mの供給要求や供給停止要求などの情報を受け、制御部91は、これらの情報に基づき、媒体供給装置1の各部の動作を制御する。
積載台昇降駆動部94は、積載台11を昇降させるモータ(アクチュエータの一例)を有する。
搬送駆動部95は、搬送機構20のプーリ22,23のうちの一方である駆動プーリを回転させるモータ(アクチュエータの一例)を有する。
次に、図1に示す印刷装置101について説明する。
印刷装置101は、印刷部110と、搬送部120と、第1供給部130と、第2供給部140と、第3供給部150と、搬送ローラ対161~165と、レジストローラ対166とを備える。なお、図1には、媒体供給装置1、第1供給部130、第2供給部140、及び第3供給部150から、印刷部110へ続く搬送経路Rを、太い実線で示す。
印刷部110は、例えば、印刷に用いられる各色分の図示しないラインヘッド型インクジェットヘッドを有する。なお、印刷部110の印刷方式は、インクジェット印刷方式以外の印刷方式であってもよい。
搬送部120は、印刷部110に対向するように配置されている。例えば、搬送部120は、媒体Mを吸着しながら搬送ベルトによって媒体Mを搬送する。
第1供給部130、第2供給部140、及び第3供給部150は、供給トレイ131,141,151と、スクレーパローラ132,142,152と、ピックアップローラ133,143,153とを有する。
供給トレイ131,141,151には、複数の媒体Mが積載される。
スクレーパローラ132,142,152は、供給トレイ131,141,151に積載された複数の媒体Mのうち最上位に位置する媒体Mを繰り出して搬送する繰り出しローラである。
ピックアップローラ133,143,153は、スクレーパローラ132,142,152によって繰り出された媒体Mを搬送経路Rへ搬送する。
搬送ローラ対161~165は、第1供給部130、第2供給部140、及び第3供給部150からレジストローラ対166までの間の搬送経路Rに配置されている。
レジストローラ対166には、媒体供給装置1、第1供給部130、第2供給部140、及び第3供給部150から搬送される媒体Mが突き当てられる。これにより、媒体Mの斜行が修正される。
次に、第1可動ガイド60の規制動作について、図5A~図5D及び図6を参照しながら説明する。
図5A~図5Dは、第1可動ガイド60の規制動作を説明するための左側面図である。
図6は、第1可動ガイド60の規制動作を説明するためのフローチャートである。
なお、図5A~図5Dでは、搬送機構20等の図示を省略し、吸引機構30、一対の第1可動ガイド60、及び複数の媒体Mのみを図示する。
図6に示す処理は、図4に示す制御部91が印刷装置101から媒体Mの供給要求を受けたときに開始する。
まず、制御部91は、積載台11に積載された媒体Mの媒体情報と、媒体供給装置1の環境情報とのうち少なくとも一方を取得する(ステップS11)。
ここで、媒体情報は、例えば、媒体Mのサイズ、媒体Mの向き、媒体Mの種類などの情報である。媒体情報は、例えば、印刷装置101の印刷ジョブ、積載台11に積載された媒体Mのサイズや向きを検知する図示しないセンサの検知結果、媒体供給装置1に設けられた操作部(例えばレバー)における媒体Mの種類に合わせたユーザによる操作などに基づいて制御部91によって取得されるとよい。媒体Mのサイズは、例えば、A3(297×420mm)、A4(210×297mm)などである。媒体Mの向きは、媒体Mの長手方向が搬送方向Dに平行な縦、又は、媒体Mの長手方向が搬送方向Dに直交する横である。媒体Mの種類は、普通紙、厚紙、薄紙などの媒体Mの厚さ(坪量)や、媒体Mの材質や、媒体Mの目の向き(縦目又は横目)などである。
また、環境情報は、媒体供給装置1が設置された環境の湿度、温度、気流などである。環境情報は、例えば、媒体供給装置1に設置された図示しないセンサの検知結果に基づいて制御部91によって取得されるとよい。
次に、制御部91は、浮上エアA2を吹き出すように浮上エア吹き出し機構40を制御する(ステップS12)。これにより、図5Aに示すように、最上位の媒体M1を含む複数枚の媒体Mが浮上する。媒体Mは、厚さなどの種類によって浮上時の形状が変化するが、例えば、幅方向Wにおける中心が両端よりも上方に位置するように浮上する。このように浮上エアA2の吹き出しが開始された段階では、第1可動ガイド60は、退避位置P12に位置する。なお、制御部91は、媒体Mの供給要求を受けると、分離エアA3を吹き出すように分離エア吹き出し機構50を制御するとともに、吸引エアA1を吸引するように吸引機構30を制御する。
ここで、例えば、媒体Mが厚紙である場合や相対的にサイズが大きい場合には、媒体Mの質量が大きくなるためエアの風量(例えば、浮上エアA2及び分離エアA3の吹き出し量、吸引エアA1の吸引量)が多くなるとよく、媒体Mが薄紙である場合や相対的にサイズが小さい場合には、媒体Mの質量が小さくなるためエアの風量が少なくなるとよい。また、例えば、媒体供給装置1の環境が高温多湿である場合には、媒体Mの質量が大きくなるため、エアの風量が多くなるとよい。
次に、制御部91は、図5Bに示すように、最上位の媒体M1が浮上して退避位置P12における第1可動ガイド60の高さ規制部分62に突き当たって高さを規制されたか否かの判定を繰り返す(ステップS13)。最上位の媒体M1の幅方向Wにおける両端のそれぞれが高さ規制部分62に突き当たることで、最上位の媒体M1の形状が水平に近づく。
最上位の媒体M1が高さ規制部分62に突き当たるか否かは、例えば、浮上エア吹き出し機構40が浮上エアA2の吹き出しを開始してからの時間に基づいて判定することができる。なお、最上位の媒体M1が高さ規制部分62に突き当たるタイミングは、例えば質量が大きい媒体Mほど遅くなるなど、上述の媒体情報及び環境情報に応じて変化する。そのため、制御部91は、媒体情報及び環境情報のうち少なくとも一方に基づいて決定される、浮上エアA2の吹き出しを開始してからの時間に基づいて、最上位の媒体M1が規制部分62に突き当たって高さを規制されたか否かを判定してもよい。なお、最上位の媒体M1が高さ規制部分62に突き当たるタイミングは、浮上エアA2の風量によっても変化する。
また、最上位の媒体M1が高さ規制部分62に突き当たるか否かは、上述のように高さ規制部分62,62に設けられた例えば静電容量センサなどのタッチセンサの検知結果に基づいて判定されてもよい。
制御部91は、最上位の媒体M1が退避位置P12における第1可動ガイド60の高さ規制部分62に突き当たって高さを規制された場合(ステップS13:YES)、図5Cに示すように、第1可動ガイド60を規制位置P11に移動させる(ステップS14)。
ここで、制御部91は、上述の媒体情報及び環境情報のうち少なくとも一方に基づいて規制位置P11を決定してもよい。例えば、媒体Mが薄いほど、浮上した媒体Mが水平に対して変化しやすいため、制御部91は、幅方向Wに対向する一対の第1可動ガイド60の間隔が狭くなるように規制位置P11を決定するとよい。或いは、媒体供給装置1の環境が高温多湿である場合には、媒体Mの質量が大きくなるため、浮上した媒体Mが水平に対して変化しにくい。したがって、制御部91は、媒体供給装置1の環境が高温多湿である場合には、一対の第1可動ガイド60の間隔が広くなるように規制位置P11を決定するとよい。
また、制御部91は、上述のように浮上状態検知部80が検知する最上位の媒体M1の浮上状態に基づいて、媒体Mの幅方向Wにおける媒体Mの両側のそれぞれに配置された一対の第1可動ガイド60をそれぞれ異なるタイミングで規制位置P11に移動させるように制御するとよい。例えば、幅方向Wにおいて媒体Mの高さが一端側で高く、他端側で低い場合には、媒体Mの高さが高い側の第1可動ガイド60を先に規制位置P11に移動させ、媒体Mの高さが低い側の第1可動ガイド60を後で規制位置P11に移動させるとよい。
次に、制御部91は、積載台11に積載された媒体Mが薄紙であるかを判定する(ステップS15)。
制御部91は、積載台11に積載された媒体Mが薄紙でない場合(ステップS15:NO)、最上位の媒体M1が搬送機構20に吸着される前に、図5Dに示すように、第1可動ガイド60を退避位置P12に移動させる(ステップS16)。なお、この退避位置P12は、高さ規制部分62が最上位の媒体M1に接触しないように、規制位置P11に移動する前の退避位置P12よりも幅方向Wに媒体Mから離隔した位置であるとよい。このように高さ規制部分62が規制位置P11に移動する前の退避位置P12よりも幅方向Wに媒体Mから離隔した退避位置P12に移動する場合、その後、浮上エア吹き出し機構40による浮上エアA2の吹き出しが停止している間に、図5Bに示すように高さ規制部分62に媒体Mが突き当たる退避位置P12に移動するとよい。
なお、最上位の媒体M1が搬送機構20に吸着されたか否かは、例えば、第1可動ガイド60が規制位置P11から退避位置P12に移動してからの時間に基づいて判定することができる。この時間は、例えば、媒体情報、環境情報、浮上エアA2の風量などによって変化する。
また、最上位の媒体M1が搬送機構20に吸着されたか否かは、例えば、搬送機構20や吸引機構30の近傍に配置され、例えば下方に検知光を照射する図示しないセンサの検知結果などに基づいて判定してもよい。
制御部91は、積載台11に積載された媒体Mが薄紙である場合(ステップS15:YES)、最上位の媒体M1が搬送機構20に吸着されたとき以降に、図5Dに示すように、第1可動ガイド60を退避位置P12に移動させる(ステップS17)。なお、制御部91が第1可動ガイド60を退避位置P12に移動させるのは、最上位の媒体M1が搬送機構20によって搬送される前であるとよい。
このように、制御部91は、薄紙であるか否かなどの媒体情報と、環境情報とのうち少なくとも一方に基づいて、最上位の媒体M1が搬送機構20に吸着される前に第1可動ガイド60を退避位置P12に移動させるか、或いは最上位の媒体M1が搬送機構20に吸着されたとき以降に第1可動ガイド60を退避位置P12に移動させるかを決定するとよい。
例えば、媒体Mが薄紙である場合、浮上した媒体Mが水平に対して変化しやすいため、最上位の媒体M1が搬送機構20に吸着された状態でも、高さ規制部分62によって最上位の媒体M1の高さを規制し得る。そのため、本実施の形態では、上述のように、制御部91が、媒体Mが薄紙である場合(ステップS15:YES)に、最上位の媒体M1が搬送機構20に吸着されたとき以降に、第1可動ガイド60を退避位置P12に移動させる(ステップS17)。
但し、例えば、媒体供給装置1の環境が高温多湿である場合には、上述のように浮上した媒体Mが水平に対して変化しにくいため、制御部91は、媒体Mが薄紙であっても薄紙でないものとして、最上位の媒体M1が搬送機構20に吸着される前に第1可動ガイド60を退避位置P12に移動させる処理(ステップS16)が行われてもよい。また、制御部91は、媒体情報によらず、環境情報のみに基づいて、例えば、媒体供給装置1の環境が高温多湿である場合には、最上位の媒体M1が搬送機構20に吸着される前に第1可動ガイド60を退避位置P12に移動させ(ステップS16)、高温多湿でない場合には、最上位の媒体M1が搬送機構20に吸着されたとき以降に第1可動ガイド60を退避位置P12に移動させてもよい(ステップS17)。
第1可動ガイド60が退避位置P12に移動(ステップS16,S17)に移動した後、制御部91は、印刷装置101から媒体Mの供給停止要求を受けたか否か、或いは印刷ジョブに基づいて、媒体Mの供給が終了したかを判定する(ステップS18)。
制御部91は、媒体Mの供給が終了していない場合(ステップS18:NO)、浮上エアA2を吹き出すように浮上エア吹き出し機構40を制御する処理(ステップS12)から、処理を繰り返す。なお、このように浮上エアA2を吹き出すように浮上エア吹き出し機構40を制御する処理(ステップS12)を再び行うのは、制御部91は、最上位の媒体M1が搬送機構20に吸着されてから所定時間経過後に、2番目以降の媒体Mを落下させるために、浮上エア吹き出し機構40による浮上エアA2の吹き出しを停止させているからである。
一方、制御部91は、媒体Mの供給が終了した場合(ステップS18:YES)、図6に示す処理を終了する。
ここで、上述のように、浮上した媒体Mは、媒体情報、環境情報、浮上エアA2の風量などに応じて浮上時の形状が変化する。そのため、例えば、第1可動ガイド60が高さ方向の位置を調整可能に配置されていることによって、第1可動ガイド60と搬送機構20とが、高さ方向における間隔を可変に相対的に移動するとよい。
これにより、媒体情報、環境情報、浮上エアA2の風量などに基づいて第1可動ガイド60と搬送機構20との高さ方向における間隔を調整することができる。例えば、媒体Mが薄紙である場合、浮上した媒体Mが水平に対して変化しやすいため、第1可動ガイド60と搬送機構20との高さ方向における間隔を広くし、媒体Mが厚紙である場合、浮上した媒体Mが水平に対して変化しにくいため、第1可動ガイド60と搬送機構20との高さ方向における間隔を狭くするとよい。なお、搬送機構20の高さを調整する場合には、搬送機構20よりも搬送方向Dにおける下流側において、搬送機構20によって搬送される最上位の媒体M1の高さを搬送経路Rの高さに合わせるためのガイドが配置されるとよい。
次に、第2可動ガイド70の規制動作について、図7並びに上述の図2及び図3を参照しながら説明する。
図7は、第2可動ガイド70の規制動作を説明するためのフローチャートである。
図7に示す処理は、図4に示す制御部91が、例えば、印刷装置101からの媒体Mの供給要求を受けたとき及び供給停止要求を受けたときに開始する。
まず、制御部91は、媒体供給動作中(媒体Mの供給要求を受けて図7に示す処理が開始されたとき)であるかを判定する(ステップS21)。
制御部91は、媒体供給動作中である場合(ステップS21:YES)、積載台11に積載された媒体Mの媒体情報と、媒体供給装置1の環境情報とのうち少なくとも一方を取得する(ステップS22)。なお、このステップS22の取得処理については、図6に示すステップS11における媒体情報と環境情報とのうち少なくとも一方の取得処理と個別に行う必要はなく、共通の処理にすることができる。
その後、制御部91は、第2可動ガイド70を図2に示す規制位置P21に移動させる規制動作条件を満たすかを判定する(ステップS23)。この規制動作条件は、一例ではあるが、媒体Mが薄紙であることである。これは、媒体Mが薄いほど、浮上した媒体Mが水平に対して変化しやすいため、幅方向Wに対向する一対の第2可動ガイド70,70の間隔を狭くすることが望ましいためである。また、制御部91は、例えば、環境情報に基づいて、媒体供給装置1の環境が高温多湿である場合には、浮上した媒体Mが水平に対して変化しにくいため、一対の第2可動ガイド70,70の間隔を広くするべく、後述するように、第2可動ガイド70を図3に示す退避位置P22に移動させるとよい。このように、制御部91は、薄紙であるか否かなどの媒体情報と、高温多湿であるか否かなどの環境情報とのうち少なくとも一方に基づいて、媒体Mの供給時に第2可動ガイド70を規制位置P21に移動させるか否かを決定するとよい。
制御部91は、規制動作条件を満たさない場合(ステップS23:NO)、第2可動ガイド70を図3に示す退避位置P22に移動させ(ステップS24)、図7に示す処理を終了する。
ここで、制御部91は、上述の媒体情報及び環境情報のうち少なくとも一方に基づいて退避位置P22を決定してもよい。例えば、媒体Mが薄いほど、浮上した媒体Mが水平に対して変化しやすいため、幅方向Wに対向する一対の第2可動ガイド70,70の間隔が狭くなるように退避位置P22を決定するとよい。なお、このように幅方向Wに対向する一対の第2可動ガイド70,70の間隔が狭くなるように退避位置P22を決定する場合、この退避位置P22における第2可動ガイド70は、サイドフェンス12よりも媒体M側に位置するとよい。第2可動ガイド70がサイドフェンス12よりも媒体Mから離隔した位置にあると、媒体Mを規制するのは第2可動ガイド70ではなくサイドフェンス12になるためである。また、制御部91は、例えば、環境情報に基づいて、媒体供給装置1の環境が高温多湿である場合には、浮上した媒体Mが水平に対して変化しにくいため、一対の第2可動ガイド70,70の間隔が広くなるように退避位置P22を決定するとよい。
制御部91は、媒体Mの供給停止要求を受けて図7に示す処理が開始される場合、すなわち媒体供給動作中でない場合(ステップS21:NO)と、上述の規制動作条件を満たす場合(ステップS23:YES)とには、第2可動ガイド70を図2に示す規制位置P21に移動させ(ステップS25)、図7に示す処理を終了する。
以上説明した本実施の形態では、媒体供給装置1は、積載台11と、搬送機構20と、浮上エア吹き出し機構40と、吸引機構30と、第1可動ガイド60と、制御部91とを備える。積載台11には、複数の媒体Mが積載される。搬送機構20は、積載台11に積載された複数の媒体Mのうち最上位の媒体M1を搬送方向Dに搬送する。浮上エア吹き出し機構40は、浮上エアA2を吹き出すことによって少なくとも最上位の媒体M1を浮上させる。吸引機構30は、浮上エア吹き出し機構40による浮上エアA2の吹き出しによって浮上した最上位の媒体M1を、吸引エアA1を吸引することによって搬送機構20に吸着させる。第1可動ガイド60は、搬送方向Dに直交する幅方向Wにおける媒体Mの位置を規制する規制位置P11と、この規制位置P11よりも媒体Mから離隔した退避位置M12とに移動可能である。制御部91は、浮上エア吹き出し機構40による浮上エアA2の吹き出しが開始した後で且つ最上位の媒体M1が搬送機構20によって搬送される前に、退避位置P12から規制位置P11に移動することで最上位の媒体M1の幅方向Wにおける位置を規制するように第1可動ガイド60を制御する。
このように、第1可動ガイド60は、浮上エアA2の吹き出しが開始した後で且つ最上位の媒体M1が搬送機構20によって搬送される前に、退避位置P12から、幅方向Wにおける媒体Mの位置を規制する規制位置P11に移動する。これにより、少なくとも浮上エアA2の吹き出しが開始したときには、第1可動ガイド60が退避位置P12に位置することによって、第1可動ガイド60が最上位の媒体M1の浮上の抵抗になるのを防ぐことができる。そのため、最上位の媒体M1が正常に浮上せずに空送が生じるのを防止することができる。また、第1可動ガイド60は、最上位の媒体M1が搬送機構20によって搬送される前に規制位置P11に移動し、最上位の媒体M1の幅方向Wにおける位置を規制することによって、浮上時に最上位の媒体M1が暴れ、斜行が発生しやすくなるのを抑制することができる。よって、本実施の形態によれば、媒体Mの斜行を防止しながら媒体Mを確実に供給することができる。
また、本実施の形態では、第1可動ガイド60は、幅方向Wにおける最上位の媒体M1の位置を規制する幅規制部分61と最上位の媒体M1の高さを規制する高さ規制部分62とを含み、高さ規制部分62において、最上位の媒体M1が搬送機構20に吸着される前の高さを規制する。
そのため、第1可動ガイド60が、最上位の媒体M1の幅方向Wにおける位置と高さとの両方を規制することによって、浮上時に最上位の媒体M1が暴れ、斜行が発生しやすくなるのを更に抑制することができる。
また、本実施の形態では、制御部91は、最上位の媒体M1が浮上して退避位置P12における第1可動ガイド60の高さ規制部分62に突き当たって高さを規制された後、第1可動ガイド60を退避位置P12から規制位置P11に移動させる。
そのため、第1可動ガイド60が、高さ規制部分62によって高さを規制された状態の最上位の媒体M1の幅方向Wにおける位置を規制することができる。これにより、最上位の媒体M1の幅方向Wにおける位置をより確実に規制することができるため、斜行が発生しやすくなるのをより一層抑制することができる。
また、本実施の形態では、第1可動ガイド60と搬送機構とは、高さ方向における間隔を可変に相対的に移動する。
そのため、例えば、媒体情報、環境情報、浮上エアA2の風量などに応じて媒体Mの浮上時の形状が変化するのに合わせて、第1可動ガイド60と搬送機構20との高さ方向における間隔を調整することによって、浮上時に最上位の媒体M1が暴れ、斜行が発生しやすくなるのをより一層抑制することができる。
また、本実施の形態では、媒体供給装置1は、第1可動ガイド60よりも下方に配置され、搬送方向Dに直交する幅方向Wにおける媒体Mの位置を規制する規制位置P21と、この規制位置P21よりも媒体Mから離隔した退避位置P22とに移動可能な第2可動ガイド70を更に備える。制御部91は、媒体Mの非供給時に規制位置P21に移動し、媒体Mの供給時に退避位置P22に移動するように第2可動ガイド70を制御する。
これにより、媒体Mの供給時には、第2可動ガイド70が退避位置P22に位置することによって、第2可動ガイド70が最上位の媒体M1の浮上や落下の抵抗になるのを防ぐことができる。そのため、最上位の媒体M1が正常に浮上せずに空送が生じたり、或いは、2番目の媒体M2が正常に落下せずに重送が生じたりするのを防止することができる。したがって、媒体Mをより確実に供給することができる。また、第2可動ガイド70は、媒体Mの非供給時には、規制位置P21において媒体Mの幅方向Wにおける位置を規制することによって、その後、浮上時に最上位の媒体M1が暴れ、斜行が発生しやすくなるのを更に抑制することもできる。
また、本実施の形態では、制御部91は、積載台11に積載された媒体Mの媒体情報と、媒体供給装置1の環境情報とのうち少なくとも一方に基づいて、媒体Mの供給時に第2可動ガイド70を規制位置P21に移動させるか否かと、第2可動ガイド70の退避位置P22とのうち少なくとも一方を決定する。
ところで、例えば、媒体Mが薄い(媒体情報の一例)ほど、浮上した媒体Mが水平に対して変化しやすい。また、例えば、媒体供給装置1の環境が高温多湿(環境情報の一例)であるほど、浮上した媒体Mが水平に対して変化しにくい。このように、媒体情報及び環境情報に応じて媒体Mの浮上時の形状が変化するのに合わせて、媒体Mの供給時にも、例えば、第2可動ガイド70を媒体Mに近づけることで、浮上時に媒体Mが暴れ、斜行が発生しやすくなるのをより一層抑制することができる。また、媒体情報及び環境情報に応じて媒体Mの浮上時の形状が変化するのに合わせて、例えば退避位置P22を媒体Mに近づけるなど、退避位置P22を決定することによっても、浮上時に媒体Mが暴れ、斜行が発生しやすくなるのをより一層抑制することができる。
また、本実施の形態では、制御部91は、積載台11に積載された媒体Mの媒体情報と、媒体供給装置1の環境情報とのうち少なくとも一方に基づいて、第1可動ガイド60が退避位置P12から規制位置P11に移動した後、最上位の媒体M1が搬送機構20に吸着される前に第1可動ガイド60を退避位置P12に移動させるか又は最上位の媒体M1が搬送機構20に吸着されたとき以降に第1可動ガイド60を退避位置P12に移動させるかと、第1可動ガイド60の規制位置P11とのうち少なくとも一方を決定する。
これにより、例えば、媒体Mが薄紙である場合や、媒体供給装置1の環境が高温多湿でない場合には、浮上した媒体Mが水平に対して変化しやすいため、最上位の媒体M1が搬送機構20に吸着されたとき以降に第1可動ガイド60を退避位置P12に移動させることによって、最上位の媒体M1が搬送機構20に吸着された状態でも、第1可動ガイド60によって幅方向Wにおける位置や高さを規制することができる。また、例えば媒体Mが薄紙でない場合や、媒体供給装置1の環境が高温多湿である場合には、浮上した媒体Mが水平に対して薄紙よりも変化しにくいため、最上位の媒体M1が搬送機構20に吸着される前に第1可動ガイド60を退避位置P12に移動させることによって、第1可動ガイド60が最上位の媒体M1の搬送機構20への吸着を阻害するのを防ぐことができる。また、上述のように媒体情報及び環境情報に応じて媒体Mの浮上時の形状が変化するのに合わせて、例えば規制位置P11を媒体Mに近づけるなど、規制位置P11を決定することによって、浮上時に媒体Mが暴れ、斜行が発生しやすくなるのを更に抑制することができる。
また、本実施の形態では、媒体供給装置1は、最上位の媒体M1の浮上状態を検知する浮上状態検知部80を更に備える。第1可動ガイド60は、幅方向Wにおける媒体Mの両側に少なくとも一対配置され、制御部91は、浮上状態検知部80が検知する浮上状態に基づいて、一対の第1可動ガイド60をそれぞれ異なるタイミングで規制位置P11に移動させる。
これにより、例えば、幅方向Wにおいて媒体Mの高さが一端側で高く、他端側で低い場合には、媒体Mの高さが高い側の第1可動ガイド60を先に規制位置P11に移動させ、媒体Mの高さが低い側の第1可動ガイド60を後で規制位置P11に移動させることによって、最上位の媒体M1の幅方向Wにおける位置をより確実に規制することができる。そのため、斜行が発生しやすくなるのを更に抑制することができる。
次に、図8A~図8D及び図9を参照しながら、変形例における第1可動ガイド260について説明する。
図8A~図8Dは、第1可動ガイド260の規制動作を説明するための左側面図である。
図9は、第1可動ガイド260の規制動作を説明するためのフローチャートである。
なお、図8A~図8Dでは、搬送機構20等の図示を省略し、吸引機構30、一対の第1可動ガイド260、及び複数の媒体Mのみを図示する。
第1可動ガイド260は、高さ規制部分62を有さないことを除いて、上述の第1可動ガイド60と同様にすることができる。そのため、第1可動ガイド260についての詳細な説明は省略する。
例えば4つの第1可動ガイド260のそれぞれは、幅方向Wにおける媒体Mの位置を規制する規制位置P31(図8C参照)と、この規制位置P31よりも媒体Mから例えば幅方向Wに離隔した退避位置P32(図8A、図8B、及び図8D参照)とに移動可能である。
図9に示す処理は、図4に示す制御部91が印刷装置101から媒体Mの供給要求を受けたときに開始する。
まず、制御部91は、積載台11に積載された媒体Mの媒体情報と、媒体供給装置1の環境情報とのうち少なくとも一方を取得する(ステップS31)。
次に、制御部91は、浮上エアA2を吹き出すように浮上エア吹き出し機構40を制御する(ステップS32)。これにより、図8Aに示すように、最上位の媒体M1を含む複数枚の媒体Mが浮上する。このように浮上エアA2の吹き出しが開始された段階では、第1可動ガイド260は、退避位置P32に位置する。なお、上述のとおり、制御部91は、媒体Mの供給要求を受けると、分離エアA3を吹き出すように分離エア吹き出し機構50を制御するとともに、吸引エアA1を吸引するように吸引機構30を制御する。
次に、制御部91は、図8Bに示すように、最上位の媒体M1が浮上して搬送機構20に突き当たったか否かの判定を繰り返す(ステップS33)。
最上位の媒体M1が搬送機構20に突き当たるか否かは、例えば、浮上エア吹き出し機構40が浮上エアA2の吹き出しを開始してからの時間に基づいて判定することができる。なお、最上位の媒体M1が搬送機構20に突き当たるタイミングは、上述の高さ規制部分62に突き当たるタイミングと同様に、例えば質量が大きい媒体Mほど遅くなるなど、上述の媒体情報及び環境情報に応じて変化する。そのため、制御部91は、媒体情報及び環境情報のうち少なくとも一方に基づいて決定される、浮上エアA2の吹き出しを開始してからの時間に基づいて、最上位の媒体M1が搬送機構20に突き当たって高さを規制されたか否かを判定してもよい。また、最上位の媒体M1が搬送機構20に突き当たるか否かは、上述のように高さ規制部分62,62に設けられた例えば静電容量センサなどのタッチセンサの検知結果に基づいて判定されてもよい。
制御部91は、最上位の媒体M1が搬送機構20に突き当たった場合(ステップS33:YES)、吸引エアA1の吸引を停止するように吸引機構30を制御する(ステップS34)。例えば、吸引機構30は、図示しないシャッタによって吸引エアA1を遮蔽することによって、吸引エアA1の吸引を停止する。
制御部91は、吸引エアA1の吸引を停止させたとき以降に、図8Cに示すように、第1可動ガイド260を規制位置P31に移動させる(ステップS35)。
また、制御部91は、第1可動ガイド260の規制位置P31に到達したとき以降に、吸引エアA1の吸引を再開するように吸引機構30を制御する(ステップS36)。
次に、制御部91は、例えば、最上位の媒体M1が搬送機構20に吸着されたとき以降に、第1可動ガイド260を退避位置P32に移動させる(ステップS37)。なお、制御部91は、上述の図6に示すステップS15~S17の処理と同様に、媒体Mが薄紙であるか否かによって、最上位の媒体M1が搬送機構20に吸着されたとき以降に第1可動ガイド260を退避位置P32に移動させるか、或いは最上位の媒体M1が搬送機構20に吸着される前に第1可動ガイド260を退避位置P32に移動させるかを決定してもよい。
次に、制御部91は、印刷装置101から媒体Mの供給停止要求を受けたか否か、或いは印刷ジョブに基づいて、媒体Mの供給が終了したかを判定する(ステップS38)。
制御部91は、媒体Mの供給が終了していない場合(ステップS38:NO)、浮上エアA2を吹き出すように浮上エア吹き出し機構40を制御する処理(ステップS32)から、処理を繰り返す。なお、このように浮上エアA2を吹き出すように浮上エア吹き出し機構40を制御する処理(ステップS32)を再び行うのは、制御部91は、最上位の媒体M1が搬送機構20に吸着されてから所定時間経過後に、2番目以降の媒体Mを落下させるために、浮上エア吹き出し機構40による浮上エアA2の吹き出しを停止させているからである。
一方、制御部91は、媒体Mの供給が終了した場合(ステップS38:YES)、図9に示す処理を終了する。
以上説明した本変形例によっても、上述の実施形態と同様の事項については同様の効果、すなわち、媒体Mの斜行を防止しながら媒体Mを確実に供給することができるなどの効果を得ることができる。
また、本変形例では、最上位の媒体M1が搬送機構20に突き当たったとき以降に吸引機構30による吸引エアA1の吸引が停止し、吸引エアA1の吸引が停止したとき以降に第1可動ガイド260が規制位置P31に移動する。そのため、第1可動ガイド260が、搬送機構20によって高さを規制された状態の最上位の媒体M1の幅方向Wにおける位置を規制することができる。また、吸引機構30が吸引エアA1の吸引を停止することによって、最上位の媒体M1が搬送機構20に吸着されたままとなって第1可動ガイド260による最上位の媒体M1の幅方向Wにおける位置の規制が阻害されるのを抑制することができる。これにより、最上位の媒体M1の幅方向Wにおける位置をより確実に規制することができるため、斜行が発生しやすくなるのをより一層抑制することができる。
なお、本発明は、上述の実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階でその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上述の実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素を適宜組み合わせても良い。このような、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることはもちろんである。以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
複数の媒体が積載される積載台と、
前記積載台に積載された前記複数の媒体のうち最上位の媒体を搬送方向に搬送する搬送機構と、
エアを吹き出すことによって少なくとも前記最上位の媒体を浮上させる浮上エア吹き出し機構と、
前記浮上エア吹き出し機構によるエアの吹き出しによって浮上した前記最上位の媒体を、エアを吸引することによって前記搬送機構に吸着させる吸引機構と、
前記搬送方向に直交する幅方向における前記媒体の位置を規制する規制位置と当該規制位置よりも前記媒体から離隔した退避位置とに移動可能な第1可動ガイドと、
前記浮上エア吹き出し機構によるエアの吹き出しが開始した後で且つ前記最上位の媒体が前記搬送機構によって搬送される前に、前記退避位置から前記規制位置に移動することで前記最上位の媒体の前記幅方向における位置を規制するように前記第1可動ガイドを制御する制御部と
を備えることを特徴とする媒体供給装置。
[付記2]
前記第1可動ガイドは、前記幅方向における前記最上位の媒体の位置を規制する幅規制部分と前記最上位の媒体の高さを規制する高さ規制部分とを含み、前記高さ規制部分において、前記最上位の媒体が前記搬送機構に吸着される前の高さを規制する
ことを特徴とする付記1記載の媒体供給装置。
[付記3]
前記制御部は、前記最上位の媒体が浮上して前記退避位置における前記第1可動ガイドの前記高さ規制部分に突き当たって高さを規制された後、前記第1可動ガイドを前記退避位置から前記規制位置に移動させる
ことを特徴とする付記2記載の媒体供給装置。
[付記4]
前記第1可動ガイドよりも下方に配置され、前記搬送方向に直交する幅方向における前記媒体の位置を規制する規制位置と当該規制位置よりも前記媒体から離隔した退避位置とに移動可能な第2可動ガイドを更に備え、
前記制御部は、前記媒体の非供給時に前記規制位置に移動し、前記媒体の供給時に前記退避位置に移動するように前記第2可動ガイドを制御する
ことを特徴とする付記1から3のいずれか記載の媒体供給装置。
[付記5]
前記制御部は、前記積載台に積載された前記媒体の媒体情報と、前記媒体供給装置の環境情報とのうち少なくとも一方に基づいて、前記媒体の供給時に前記第2可動ガイドを前記規制位置に移動させるか否かと、前記第2可動ガイドの前記退避位置とのうち少なくとも一方を決定する
ことを特徴とする付記4記載の媒体供給装置。
[付記6]
前記制御部は、前記積載台に積載された前記媒体の媒体情報と、前記媒体供給装置の環境情報とのうち少なくとも一方に基づいて、前記第1可動ガイドが前記退避位置から前記規制位置に移動した後、前記最上位の媒体が前記搬送機構に吸着される前に前記第1可動ガイドを前記退避位置に移動させるか又は前記最上位の媒体が前記搬送機構に吸着されたとき以降に前記第1可動ガイドを前記退避位置に移動させるかと、前記第1可動ガイドの前記規制位置とのうち少なくとも一方を決定する
ことを特徴とする付記1から5のいずれか記載の媒体供給装置。
[付記7]
前記最上位の媒体の浮上状態を検知する浮上状態検知部を備え、
前記第1可動ガイドは、前記幅方向における前記媒体の両側に少なくとも一対配置され、
前記制御部は、前記浮上状態検知部が検知する前記浮上状態に基づいて、前記一対の第1可動ガイドをそれぞれ異なるタイミングで前記規制位置に移動させる
ことを特徴とする付記1から6のいずれか記載の媒体供給装置。
1 媒体供給装置
11 積載台
12 サイドフェンス
20 搬送機構
21 搬送ベルト
22,23 プーリ
30 吸引機構
40 浮上エア吹き出し機構
50 分離エア吹き出し機構
60 第1可動ガイド
61 幅規制部分
62 高さ規制部分
70 第2可動ガイド
80 浮上状態検知部
91 制御部
92 記憶部
93 インターフェース部
94 積載台昇降駆動部
95 搬送駆動部
100 印刷システム
101 印刷装置
260 第1可動ガイド
A1 吸引エア
A2 浮上エア
A3 分離エア
D 搬送方向
M 媒体
M1 最上位の媒体
M2 2番目の媒体
P11 規制位置
P12 退避位置
P21 規制位置
P22 退避位置
P31 規制位置
P32 退避位置
R 搬送経路
W 幅方向

Claims (7)

  1. 複数の媒体が積載される積載台と、
    前記積載台に積載された前記複数の媒体のうち最上位の媒体を搬送方向に搬送する搬送機構と、
    エアを吹き出すことによって少なくとも前記最上位の媒体を浮上させる浮上エア吹き出し機構と、
    前記浮上エア吹き出し機構によるエアの吹き出しによって浮上した前記最上位の媒体を、エアを吸引することによって前記搬送機構に吸着させる吸引機構と、
    前記搬送方向に直交する幅方向における前記媒体の位置を規制する規制位置と当該規制位置よりも前記媒体から離隔した退避位置とに移動可能な第1可動ガイドと、
    前記浮上エア吹き出し機構によるエアの吹き出しが開始した後で且つ前記最上位の媒体が前記搬送機構によって搬送される前に、前記退避位置から前記規制位置に移動することで前記最上位の媒体の前記幅方向における位置を規制するように前記第1可動ガイドを制御する制御部と
    を備え
    前記第1可動ガイドは、前記幅方向における前記最上位の媒体の位置を規制する幅規制部分と前記最上位の媒体の高さを規制する高さ規制部分とを含み、前記高さ規制部分において、前記最上位の媒体が前記搬送機構に吸着される前の高さを規制し、
    前記制御部は、前記最上位の媒体が浮上して前記退避位置における前記第1可動ガイドの前記高さ規制部分に突き当たって高さを規制された後、前記第1可動ガイドを前記退避位置から前記規制位置に移動させる
    ことを特徴とする媒体供給装置。
  2. 前記第1可動ガイドよりも下方に配置され、前記搬送方向に直交する幅方向における前記媒体の位置を規制する規制位置と当該規制位置よりも前記媒体から離隔した退避位置とに移動可能な第2可動ガイドを更に備え、
    前記制御部は、前記媒体の非供給時に前記規制位置に移動し、前記媒体の供給時に前記退避位置に移動するように前記第2可動ガイドを制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の媒体供給装置。
  3. 前記制御部は、前記積載台に積載された前記媒体の媒体情報と、前記媒体供給装置の環境情報とのうち少なくとも一方に基づいて、前記媒体の供給時に前記第2可動ガイドを前記規制位置に移動させるか否かを決定する
    ことを特徴とする請求項記載の媒体供給装置。
  4. 前記制御部は、前記積載台に積載された前記媒体の媒体情報と、前記媒体供給装置の環境情報とのうち少なくとも一方に基づいて、前記第2可動ガイドの前記退避位置を決定する
    ことを特徴とする請求項2又は3記載の媒体供給装置。
  5. 前記制御部は、前記積載台に積載された前記媒体の媒体情報と、前記媒体供給装置の環境情報とのうち少なくとも一方に基づいて、前記第1可動ガイドが前記退避位置から前記規制位置に移動した後、前記最上位の媒体が前記搬送機構に吸着される前に前記第1可動ガイドを前記退避位置に移動させるか又は前記最上位の媒体が前記搬送機構に吸着されたとき以降に前記第1可動ガイドを前記退避位置に移動させるかを決定する
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項記載の媒体供給装置。
  6. 前記制御部は、前記積載台に積載された前記媒体の媒体情報と、前記媒体供給装置の環境情報とのうち少なくとも一方に基づいて、前記第1可動ガイドの前記規制位置を決定する
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の媒体供給装置。
  7. 複数の媒体が積載される積載台と、
    前記積載台に積載された前記複数の媒体のうち最上位の媒体を搬送方向に搬送する搬送機構と、
    エアを吹き出すことによって少なくとも前記最上位の媒体を浮上させる浮上エア吹き出し機構と、
    前記浮上エア吹き出し機構によるエアの吹き出しによって浮上した前記最上位の媒体を、エアを吸引することによって前記搬送機構に吸着させる吸引機構と、
    前記搬送方向に直交する幅方向における前記媒体の位置を規制する規制位置と当該規制位置よりも前記媒体から離隔した退避位置とに移動可能な第1可動ガイドと、
    前記浮上エア吹き出し機構によるエアの吹き出しが開始した後で且つ前記最上位の媒体が前記搬送機構によって搬送される前に、前記退避位置から前記規制位置に移動することで前記最上位の媒体の前記幅方向における位置を規制するように前記第1可動ガイドを制御する制御部と
    前記最上位の媒体の浮上状態を検知する浮上状態検知部を備え、
    前記第1可動ガイドは、前記幅方向における前記媒体の両側に少なくとも一対配置され、
    前記制御部は、前記浮上状態検知部が検知する前記浮上状態に基づいて、前記一対の第1可動ガイドをそれぞれ異なるタイミングで前記規制位置に移動させる
    ことを特徴とする媒体供給装置。
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