JP5254838B2 - スロットマシン - Google Patents

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Description

本発明は、特定役の内部当選確率が通常状態よりも高い確率変動状態を発生させるスロットマシンに関する。
従来より、内部当選役を決定するための内部抽選を実行するスロットマシンが知られている。このスロットマシンでは、内部当選役に対応する入賞図柄が図柄表示窓に停止表示された際に入賞が発生し得る。内部抽選により内部当選役が決定されても対応する入賞図柄を停止表示させることができなければ、入賞が発生しないようになっている。
さらに、特定役が内部当選役として決定され得る内部当選確率が高く設定される有利な遊技状態である、いわゆる確率変動状態を発生させるスロットマシンが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。このようなスロットマシンの遊技では、所定の発生条件の成立に応じて確率変動状態が発生し、例えば、予め定められたゲーム数の消化やボーナス役の内部当選等の終了条件が充足されたときに確率変動状態が終了する。
確率変動状態の発生条件として、例えば、ボーナス状態の終了や、小役等の確変移行役の入賞等が設定されたスロットマシンが知られている。ボーナス状態の終了や確変移行役の入賞等に応じて必ず確率変動状態が発生する場合には、確率変動状態に移行したか否かについて遊技者が比較的容易に判断できる。一方、例えば、確変移行役の入賞に応じた確変移行抽選での当選という不確定要素を確率変動状態の発生条件として設定すれば、確率変動状態に移行したか否かについての遊技者の確定的な判断を難しくでき、確率変動状態への移行に対する遊技者の期待感や緊張感を効果的に高めることが可能になる。
しかしながら、前記従来のスロットマシンでは、次のような問題がある。すなわち、確率変動状態に対する遊技者の期待感や緊張感を高めるために一定の効果を発揮し得るものの遊技の興趣を向上するために確率変動状態が十分に活用されているとは言い難いおそれがある。
特開2007−244559号公報
本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、確率変動状態を活用した新たな遊技性を実現することで遊技の興趣を高めたスロットマシンを提供しようとするものである。
本発明は、複数の図柄表示領域において複数種類の図柄を所定の配列に従って変動表示する図柄変動表示手段と、
遊技媒体が投入された状態でゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、
前記ゲーム開始操作手段が操作されたときに、特定役を含む複数種類の役の中から内部当選役を決定するための内部抽選を実行する内部抽選手段と、
前記図柄変動表示手段による図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、
前記停止操作手段が操作されたときに、内部当選役に対応する図柄を予め規定された引込範囲内で引き込んで前記図柄表示領域に停止表示させる表示制御手段と、
前記図柄変動表示手段の各図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せに基づいて入賞が発生したか否かを判定する入賞判定手段と、
前記入賞判定手段により入賞が発生したと判定されたときに、当該入賞に対応する利益を遊技者に付与する利益付与手段と、
通常状態において所定条件が成立したときに、特定役の内部当選確率が前記通常状態よりも高い確率変動状態へ移行させる遊技状態移行手段と、を備えたスロットマシンにおいて、
前記通常状態から前記確率変動状態へ移行した旨を認知できた際に遊技者が操作するための確変認知操作手段と、
前記通常状態から前記確率変動状態への移行後、前記確変認知操作手段が操作されるまでの認知期間を特定する認知期間特定手段と、
前記認知期間特定手段により特定された認知期間に応じて遊技者側の有利度合いを変化させる有利度合い変化手段と、を備えたことを特徴とするスロットマシンにある(請求項1)。
本発明のスロットマシンは、前記確率変動状態へ移行した旨を認知できた際に遊技者が操作する前記確変認知操作手段と、前記確率変動状態への移行後、前記確変認知操作手段が操作されるまでの前記認知期間を特定する前記認知期間特定手段と、前記認知期間の長さに応じて遊技者側の有利度合いを変化させる前記有利度合い変化手段と、を備えている。
このスロットマシンの遊技では、前記確率変動状態へ移行してから前記確変認知操作手段を操作するまでの前記認知期間に応じて有利度合いが変化し得る。それ故、遊技者の多くは、前記確率変動状態へ移行したか否かを常に気にしながら遊技することになる。このように本発明のスロットマシンの遊技では、遊技状態を推測する楽しみが高められ遊技の興趣が向上し得る。
本発明におけるスロットマシンとしては、メダルやコインを遊技媒体とした狭義のスロットマシンのほか、パチンコ玉を遊技媒体としたパロット(R)などであってもよい。
また、前記確変認知操作手段としては、操作ボタンや、操作レバー等、様々な形態を採用することができる。
また、前記通常状態において前記確変認知操作手段が操作された場合に、遊技者に対して不利益を付与するペナルティ付与手段を備えていることが好ましい(請求項2)。
この場合には、前記確率変動状態へ移行していないにも関わらず前記確変認知操作手段が操作された際、ペナルティとしての不利益を遊技者に与えることができるようになる。これにより、前記確変認知操作手段の濫用を未然に抑制できると共に、前記確変認知操作手段の操作に対する緊張感を高めることができる。
前記不利益としては、例えば、その後、前記所定条件が成立し得るチャンスが与えられないという不利益や、通常状態において規定回数を超えて前記確変認知操作手段を操作した場合には、その後、発生する前記確率変動状態が終了するまで前記確変認知操作手段の操作を無効とする不利益等、様々な不利益を設定できる。
また、前記確率変動状態への移行契機となる前記所定条件は、所定の確変移行役の内部当選あるいは入賞に応じて実行される確変移行抽選における当選であり、
前記ペナルティ付与手段が付与する不利益は、前記確変移行役が内部当選あるいは入賞しても前記確変移行抽選が実行されないという不利益であることが好ましい(請求項3)。
この場合には、前記通常状態において前記確変認知操作手段を操作すると前記確率変動状態に対する期待度が低下してしまうことになる。それ故、前記確変認知操作手段の操作に対して遊技者に一層の緊張感を与えることができる。遊技者にあっては、その緊張感を高く保持しながら遊技できるようになり、遊技の興趣が一層高まることになる。
また、前記有利度合い変化手段は、前記認知期間が長いほど、当該認知期間が終了した後の確率変動状態における前記特定役の内部当選確率を低く設定することが好ましい(請求項4)。
この場合には、前記認知期間が長くなるほど遊技者側の有利度合いが低くなるため、前記確率変動状態への移行に対する遊技者の緊張感を一層、高めることができる。
また、前記有利度合い変化手段は、前記通常状態から前記確率変動状態へ移行してから前記確変認知操作手段が操作されるまでの間、前記特定役の内部当選確率を次第に低下させていき、前記認知期間が終了した後の確率変動状態では、当該認知期間の終了時点の前記特定役の内部当選確率を維持することが好ましい(請求項5)。
この場合には、前記確率変動状態へ移行しても出来るだけ早く前記確変認知操作手段を操作しなければ前記特定役の内部当選確率がどんどん低下してしまうという非常に緊張感溢れる遊技性を提供できる。
以上の通り本発明のスロットマシンは、前記確率変動状態を活用した新しい遊技性を実現することで遊技の興趣を高めた優れた特性のスロットマシンである。
実施例1における、スロットマシンの外観を示す正面図。 実施例1における、リールの外周に配置された図柄の配列を展開して示す展開図。 実施例1における、スロットマシンの役、入賞図柄、利益を示す説明図。 実施例1における、スロットマシンの電気的な構成を示すブロック図。 実施例1における、内部当選役抽選テーブルを示す説明図。 実施例1における、確変移行抽選テーブルを示す説明図。 実施例1における、通常状態及び確変非報知状態におけるリプレイ入賞画面を示す正面図。 実施例1における、確変報知画面を示す正面図。 実施例1における、内部抽選処理の流れを示すフロー図。 実施例1における、確変移行抽選処理の流れを示すフロー図。 実施例1における、確変認知処理の流れを示すフロー図。 実施例1における、確率変動状態における確率低下処理の流れを示すフロー図。
本発明の実施の形態につき、以下の実施例を用いて具体的に説明する。
(実施例1)
本例は、特定役の内部当選確率が高くなる確率変動状態(以下、確変状態という。)が発生し得るスロットマシン1に関する例である。この内容について、図1〜図12を用いて説明する。なお、本例は、ボーナス役及びリプレイ役を特定役として設定した例である。
まず、本例のスロットマシン1の外観的な構成について、図1を参照して説明する。スロットマシン1では、遊技者に対面する前面部分が、略矩形状の図柄表示窓11を略中央に設けた前面枠体10によって形成されている。前面枠体10は、図柄表示窓11の上側に、液晶表示部53、左右一対のスピーカ520及び装飾ランプ部56を配置してなる。図柄表示窓11の下側には、スロットマシン1の基部をなすべ一ス部100が形成されている。図柄表示窓11の右側には、メダル払出数を表示する払出数表示部551、及びクレジット数を表示するクレジット数表示部552が配置されている。
べ一ス部100は、遊技者から奥まって位置する図柄表示窓11に対して相対的に張り出すように形成されている。べ一ス部100は、図柄表示窓11に隣り合う上端部にテーブル状の操作面14を有し、メダル(遊技媒体)を払い出すメダル受け皿15を下端部に有し、操作面14とメダル受け皿15との間に操作パネル13を有している。
操作面14には、クレジット機能によりクレジット(貯留)されたメダルを投入するためのベットボタン64と、クレジットされたメダルを払い出させるための精算ボタン65と、メダルを直接投入するためのメダル投入口630とが配置されている。操作パネル13には、リール21の図柄変動を開始させるためのスタートレバー62(ゲーム開始操作手段)と、図柄変動を停止させるためのストップボタン61(停止操作手段)と、確変状態への移行を認知できたときに遊技者が操作する確変認知ボタン69(確変認知操作手段)と、が配置されている。
ベットボタン64は、クレジットされたメダルの中から3枚のメダルを投入するためのボタンである。ベットボタン64は、投入数3を表す3ベット信号を発生する。ただし、残りのクレジットが2又は1である場合には、2ベット信号又は1ベット信号を発生し、クレジットがゼロの場合は、ベット信号を発生しない。
スタートレバー62は、遊技者の操作に応じてリール21の制御信号であるゲーム開始信号を発生する操作レバーである。スロットマシン1では、メダルの直接投入、あるいはベットボタン64の操作によるメダルの投入を前提としてスタートレバー62が有効状態に設定される。なお、リプレイ役が入賞した場合には、メダルの直接投入、あるいはベット操作がされなくても自動的にメダルが投入された状態、すなわち次のゲームを開始可能な状態が設定される。
ストップボタン61は、遊技者の操作に応じてリール21の制御信号である変動停止信号を発生する操作ボタンである。本例のストップボタン61は、左リール21Lに対応する左ストップボタン61L、中リール21Cに対応する中ストップボタン61C、及び右リール21Rに対応する右ストップボタン61Rを組み合わせてなる。
確変認知ボタン69は、遊技者が確変状態への移行を認知できたときに操作するための操作手段である。本例では、リプレイ役の入賞後、次のゲームが開始されるまでの間のみ、確変認知ボタン69が操作可能になる。確変非報知状態下で確変認知ボタン69を操作すれば、確変状態へ移行した旨が遊技者にとって確定する確変報知状態へ移行させることができる。一方、通常状態であるにも関わらず確変認知ボタン69を操作してしまうと所定のペナルティ(不利益)が付与されることになる。
図柄表示窓11は、図1に示すごとく、図柄表示領域110L、C、Rを含む表示窓である。各図柄表示領域110L、C、Rは、いずれも3図柄分の図柄表示領域である。図柄表示窓11全体では、3行3列よりなる2次元マトリクス状に配置された9図柄分の図柄表示領域が形成されている。図柄表示窓11は、遊技者側から図柄20が見えるよう、窓全体が透明な樹脂プレートにより形成されている。2次元マトリクス状に配置された9個の図柄20に対しては、入賞の対象となる入賞図柄の並び方向である入賞ライン211〜215が設定されている。入賞ラインとしては、水平方向の入賞ライン211〜213と、対角方向の入賞ライン214、215とがある。
各図柄表示領域110L、C、Rの裏側には、図柄変動表示手段2を構成するリール21L、C、Rがそれぞれ配置されている。リール21L、C、Rは、図2に示すごとく、円柱形状をなし、その外周面に略一定の間隔を空けて21個の図柄20が配置された回転式のリールである。なお、リール21としては、本例の回転式のリールに代えて、液晶ディスプレイに図柄を変動表示する画像式のリールを採用することもできる。
スピーカ520及び装飾ランプ部56は、図1に示すごとく、音あるいは光により遊技を演出するための演出手段である。払出数表示部551は、入賞時のメダル払出数を表示する表示部である。クレジット数表示部552は、クレジット機能によりクレジット(貯留)されたメダル数を表示する表示部である。
液晶表示部53は、液晶ディスプレイよりなる。液晶表示部53は、リプレイ入賞画面531(図7)、及び確変報知画面532(図8)のほか、遊技を演出するための各種の演出画面を表示可能である。なお、リプレイ入賞画面531及び確変報知画面532の内容については後で詳しく説明する。
次に、本例のスロットマシン1の役について説明すると共に、遊技性の概略を説明する。スロットマシン1では、図3に示すごとく、2種類のBIGボーナス役(BIG1、BIG2)、REGボーナス役(REG)、10枚役をはじめとする3種類の小役、及びリプレイ役が設定されている。図3では、左列に各役の名称を、中列に各役に対応する図柄20の組合せである入賞図柄を、右列に入賞に応じて遊技者に付与される利益を示してある。スロットマシン1では、後述する内部抽選手段41により内部当選した役が内部当選役になる。
本例のスロットマシン1で発生する遊技状態としては、通常状態、確変状態、ボーナス状態の3種類がある。さらに、確変状態としては、確変状態へ移行した旨が報知される確変報知状態と、遊技者側から見て確変状態が潜在的に発生しており確定的ではない確変非報知状態と、がある。ボーナス状態としては、BIG1又はBIG2の入賞に応じたBIGボーナス状態と、REGの入賞に応じたREGボーナス状態と、がある。
ボーナス状態は、通常状態あるいは確変状態におけるボーナス役の入賞に応じて発生する。BIGボーナス状態は、メダルの払出数が365枚を超えた時点で終了する最も有利な遊技状態である。REGボーナス状態は、メダルの払出数が120枚を超えた時点で終了する有利な遊技状態である。
確変状態は、通常状態下で10枚役(確変移行役)が内部当選した際に実行される確変移行抽選での当選に応じて発生する有利な遊技状態である。確変状態では、BIG1、BIG2、REG及びリプレイ役の内部当選確率が通常状態よりも高く設定される。本例の確変状態では、各ボーナス役の内部当選確率が通常状態と比べて3倍となり、リプレイ役の内部当選確率が通常状態と比べて2倍となる。それ故、確変非報知状態においては、リプレイ役の入賞頻度に応じて確変状態へ移行したか否かを推測可能である。
確変非報知状態において確変状態に移行した旨を認知できた遊技者は、前記確変認知ボタン69の操作により確変状態へ移行した旨が確定的に報知される確変報知状態への移行を発生させることができる。一方、通常状態であるにも関わらず確変状態と勘違いして確変認知ボタン69を誤って操作した場合には、確変移行役である10枚役が内部当選しても前記確変移行抽選が実行されないというペナルティ(不利益)が付与される。また、確変報知状態におけるボーナス役の内部当選確率は、確変状態の認知に要した認知期間に応じて決定され、認知期間が短ければ短いほど内部当選確率が高くなるようになっている。
なお、本例のスロットマシン1では、以下のフラグが設定されている。
(1)ボーナスフラグ:現在の遊技状態がボーナス状態であることを示すフラグであり、BIGボーナスフラグ及びREGボーナスフラグの2つがある。
(2)確変フラグ:現在の遊技状態が確変状態であることを示すフラグ。
(3)潜在フラグ:確変状態において、確変非報知状態であることを示すフラグ。
(4)ボタン有効フラグ:確変認知ボタン69が操作可能状態であることを示すフラグ。
(5)確変報知フラグ:確変状態において、確変報知状態であることを示すフラグ
(6)ペナルティフラグ:通常状態であるにも関わらず確変認知ボタン69を誤って操作した旨を表す状態フラグ。
(7)内部当選フラグ:内部当選役として決定された旨を表す状態フラグ。7種類の役毎に1つずつフラグが設定されている。
なお、上記(4)ボタン有効フラグは、通常状態及び確変非報知状態下でリプレイ役が入賞した際、次のゲームが開始されるまでオン状態となる。上記(6)ペナルティフラグは、通常状態における確変認知ボタン69の操作に応じてオン状態に設定され、ペナルティの付与に応じてゼロリセットされる。また、ボーナスフラグ及び確変フラグが共にオフ状態となっている遊技状態が通常状態である。
次に、本例のスロットマシン1の電気的な構成について、図4を参照して説明する。スロットマシン1の全体動作を制御する制御部3に対しては、既出の構成のほか、メダル投入口630を介して直接投入されたメダルを検知する投入メダル検知部63、リール21と共に図柄変動表示手段2を構成するリール駆動部22、リール21の回転位置を検知する基準位置検知部66、メダルを払い出すメダル払出部54、払出数表示部551やクレジット数表示部552を合む各種表示部55、遊技者の有利度合いを表す設定値を設定するための設定値操作部68、及びスピーカ520を制御する音声出力部52等が電気的に接続されている。
投入メダル検知部63は、メダル投入口630から直接投入されたメダルの検知部である。投入メダル検知部63は、メダル投入口630からメダルが投入される毎にインサート信号を出力する。なお、本例のスロットマシン1では、メダルの直接投入やベットボタン64の操作等により3枚のメダルが投入された際、スタートレバー62が有効な状態に設定され、新たなゲームを開始可能な状態となる。
リール駆動部22は、ステップ単位で制御可能なステッピングモータ(図示略)を含み、このステッピングモータの回転駆動力によりリール21を回転駆動する手段である。基準位置検知部66は、各リール21L、C、Rについて基準位置片の通過を検知し、検知信号を出力する検知部である。
メダル払出部54は、後述する入賞判定手段44により判定された入賞役に応じた枚数(図3参照。)のメダルをメダル受け皿15に払い出す払出部である。例えば、15枚役が入賞役である場合には15枚のメダルが払い出される。
設定値操作部68は、設定キー680を利用して、ボーナス役等の内部当選確率が異なる6段階の設定値を変更するための操作部である。
制御部3は、図4に示すごとく、CPU31と、メモリ手段であるROM33、RAM34と、入出カインターフェースとしてのI/O32と、乱数を発生する乱数発生部350と、抽選用の乱数を抽出する乱数抽出部35と、を有している。CPU31は、ROM33から読み込みしたソフトウェアプログラムを実行することにより、内部当選役を抽選する内部抽選手段41、内部当選役に対応する内部当選フラグを制御するフラグ制御手段42、リール21を制御する表示制御手段43、入賞を判定する入賞判定手段44、入賞に応じた利益を遊技者に付与する利益付与手段45、通常状態から確変状態へ移行させる遊技状態移行手段46、確変状態の認知に遊技者が要した認知期間を特定する認知期間特定手段47、遊技者側の有利度合いを変化させる有利度合い変化手段48、通常状態下での確変認知ボタン69の操作に応じてペナルティ(不利益)を付与するペナルティ付与手段49としての各機能を実現する。
メモリ手段であるRAM34の記憶領域には、前記確変非報知状態下の消化ゲーム数である潜在ゲーム数をカウントするための潜在ゲームカウンタ341が設定されている。潜在ゲームカウンタ341に格納された潜在ゲーム数は、確変状態への移行に応じてゼロスタートでカウントが開始され、前記ボタン有効フラグのオン状態で確変認知ボタン69が有効に操作されるまでゲームが消化される毎に1ゲームずつ加算される。
メモリ手段であるROM33は、内部当選役の抽選に用いる内部当選役抽選テーブル(図5)、表示制御手段43がリール21の停止制御に用いるリール制御テーブル(図示略)、確変移行抽選に用いる確変移行抽選テーブル(図6)を記憶している。
リール制御テーブルは、入賞ライン上に停止可能な停止位置を規定したテーブルである。
内部当選役抽選テーブルは、図5に示すごとく、0〜65535の抽選用乱数のうち、各役の当選乱数の範囲が規定されたデータテーブルである。内部当選役抽選テーブルとしては、通常状態に適用されるテーブルと、確変状態に適用されるテーブルと、ボーナス状態に適用されるテーブルと、がある。同図から知られるように確変状態に適用されるテーブルでは、通常状態用のテーブルと比較して、BIG1、BIG2、REGの当選乱数の個数が3倍(各50個→各100個)、リプレイ役の当選乱数の個数が2倍となっている。一方、10枚役等の小役の当選乱数については同様となっている。また、ボーナス状態用のテーブルでは、3種類の小役が同時当選し得る当選乱数のみが設定され、その個数が60000個となっている。なお、同図中の確率の欄には、確率1/xにおけるxのごとく、内部当選確率を分母により表示してある。
確変移行抽選テーブルは、図6に示すごとく、通常状態から確変状態へ移行させるか否かを抽選により決定するための抽選テーブルである。本例の確変移行抽選テーブルは、確変移行役である10枚役の8500個の当選乱数を対象として、確変当選の乱数と確変非当選の乱数とに振り分けたテーブルである。確変当選の乱数が1000個であるのに対して、確変非当選の乱数が7500個となっている。それ故、確変状態へ移行させる旨が当選する確率は、当選しない確率の1/7.5と低くなっている。なお、同図中の確率の欄には、選択確率を分母により表示してある。
前記乱数発生部350は、図4に示すごとく、所定の整数範囲に属する乱数を発生する部分である。乱数発生部350は、内部当選役を抽選するための0〜65535の整数範囲の乱数を発生する。
乱数抽出部35は、抽選用乱数を抽出する部分である。乱数抽出部35は、スタートレバー62の操作に応じたゲーム開始信号を契機として内部当選役を抽選するための抽選用乱数を抽出する。
内部抽選手段41は、内部抽選により内部当選役を決定し、その内部当選役に対応する内部当選フラグを成立させる手段である。内部抽選手段41は、内部当選役抽選テーブル(図5)に規定された各役の当選乱数に対して抽選用乱数を照合し、内部当選役を決定する。なお、内部抽選手段41は、前記確変フラグがオン状態であるときに確変状態用の内部当選役抽選テーブルを選択し、前記ボーナスフラグがオン状態であるときにボーナス状態用の内部当選役抽選テーブルを選択する。
フラグ制御手段42は、内部当選役に対応する内部当選フラグを制御する手段である。ボーナス役(BIG1、BIG2、REG)以外の他の役の内部当選フラグについては、当該内部当選フラグが初めて成立したゲームで入賞したか否かに関わらず次のゲームを開始するまでにオフ状態(ゼロ)にリセットされる。したがって、ボーナス役以外の各役が内部当選したゲームで入賞しなかった場合、全て取りこぼしとなる。一方、ボーナス役に対応する内部当選フラグについては、入賞するまで内部当選フラグの成立状態が次回のゲームに順次、持ち越され、入賞に応じてオフ状態にリセットされる。
表示制御手段43は、規則(遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則)等が定める所定の引込範囲内の図柄を入賞ライン上に停止させる、いわゆる引込制御を実行する手段である。本例では、前記のごとく、引込範囲として4図柄分に相当する範囲が設定されている。表示制御手段43は、変動停止信号を取り込みした際のステップ数を前記リール制御テーブルと照合し、停止位置を決定する。表示制御手段43は、内部当選フラグに対応する図柄を決定した停止位置に引き込んでリール21を停止させる。
入賞判定手段44は、3基のリール21L、C、Rが停止表示する図柄の組合せに基づいて入賞が発生したか否かを判定する手段である。具体的には、入賞判定手段44は、3基のリール21L、C、Rを横断するように設定された入賞ライン211〜215上に停止した図柄の組合せに応じて入賞役を判定する。入賞判定手段44は、各リール21L、C、Rが停止した後、対応する各ステッピングモータ(リール駆動部22)のステップ数を取り込む。入賞判定手段44は、このステップ数を基にして入賞ライン211〜215上に停止した図柄20の種類を求め、その図柄20の組合せについて入賞役が成立するか否かを判定する。
利益付与手段45は、入賞判定手段44により判定された入賞役に応じた利益を付与する手段である。例えば、BIGボーナス役であるBIG1又はBIG2が入賞役である場合には、利益付与手段45は、BIGボーナス状態の発生という利益を付与する。5枚役が入賞役である場合には、5枚のメダルの払い出しという利益を付与する。
遊技状態移行手段46は、通常状態から確変状態へ移行させる手段である。遊技状態移行手段46は、通常状態における所定条件の成立に応じて確変状態への移行を発生させる。本例では、確変移行役である10枚役が内部当選した際に実行される確変移行抽選での当選が前記所定条件として設定されている。具体的には、遊技状態移行手段46は、10枚役が内部当選した際の抽選用乱数が前記確変移行抽選テーブルの確変当選(図6参照。)の当選乱数と照合できたとき、確変状態への移行を発生させる。
なお、本例の遊技状態移行手段46は、前記ペナルティフラグのフラグ状態に応じて前記確変移行抽選を選択的に実行する。通常状態下での確変認知ボタン69の操作に応じてペナルティフラグがオン状態に設定されている場合には確変移行抽選が実行されない。遊技状態移行手段46は、ペナルティフラグがオフ状態であることを前提として確変移行抽選を実行する。
認知期間特定手段47は、遊技者が確変状態の認知に要した遊技期間である認知期間を特定する手段である。認知期間特定手段47は、通常状態から確変状態への移行後、確変認知ボタン69が操作されるまでの消化ゲーム数である潜在ゲーム数を認知期間として特定する。本例のスロットマシン1では、確変非報知状態下で確変認知ボタン69が有効に操作された時点の潜在ゲームカウンタ341の潜在ゲーム数が前記認知期間として特定される。
有利度合い変化手段48は、認知期間の長さに応じて遊技者側の有利度合いを変化させる手段である。本例の有利度合い変化手段48は、認知期間特定手段47が特定した認知期間に当たる潜在ゲーム数が多くなるほど確変状態における遊技者側の有利度合いを低く設定する。具体的には、有利度合い変化手段48は、確変非報知状態下のゲーム毎に遊技者側の有利度合いが低下していくよう、ゲームを実行する毎に各ボーナス役の当選乱数を1個ずつハズレ乱数に置き換えていく。そして、確変報知状態では、確変認知ボタン69が有効に操作された際のボーナス役の当選乱数の設定をそのまま維持する。つまり、確変報知状態における各ボーナス役の内部当選確率は、認知期間の長さに応じて設定されることになる。
なお、本例では、確変状態における各ボーナス役の当選乱数が150個ずつである一方(図5参照。)、通常状態における各ボーナス役の当選乱数が50個ずつであるため、潜在ゲーム数が100ゲームに到達すると有利度合いが通常状態と同様となる。つまり、確変非報知状態下での消化ゲーム数である潜在ゲーム数が100ゲームに到達するとそのまま通常状態へ復帰することになる。なお、潜在ゲーム数が100ゲームに到達した後もゲーム毎に各ボーナス役の当選乱数を1個ずつハズレ乱数に置き換えることも良い。この場合には、通常状態よりも却って不利な確変状態が発生するおそれが生じるため、遊技者に一層の緊張感を与えることができるようになる。
ペナルティ付与手段49は、通常状態下の確変認知ボタン69の操作に応じてペナルティ(不利益)を付与する手段である。ペナルティ付与手段49は、通常状態下での確変認知ボタン69の操作に応じてペナルティフラグをオン状態とすることで、確変移行役である10枚役が内部当選しても確変移行抽選が実行されないように設定する。また、ペナルティ付与手段49は、ペナルティフラグがオン状態であるときに確変移行役である10枚役が内部当選した際、次のゲームが開始されるまでにペナルティフラグをクリアする。これにより、次回の10枚役の内部当選に応じて確変移行抽選が実行され得る状態が再設定されることになる。
次に、液晶表示部53に表示される演出画面の内容について、図7及び図8を用いて説明する。図7は、通常状態及び確変非報知状態下でのリプレイ役の入賞に応じて確変認知ボタン69が操作可能になった旨を報知するリプレイ入賞画面531を示している。図8は、確変状態に移行した旨を確定的に報知する確変報知画面532を示している。
図7に示すリプレイ入賞画面531は、通常状態及び確変非報知状態下でリプレイ役が入賞した際に表示される画面である。リプレイ入賞画面531は、リプレイ役が入賞した旨を入賞図柄により報知するリプレイ入賞報知欄531Aと、確変認知ボタン69を操作可能な状態である旨を報知する操作可否報知欄531Bと、を含む画面である。操作可否報知欄531Bは、確変認知ボタン69(図1)に対応するボタンのイラストにより、確変認知ボタン69を操作可能である旨を遊技者に視覚的にイメージさせる報知欄である。リプレイ入賞画面531は、メダル投入の検知により次ゲームの開始が検知されるまで表示され、その後、図示しない通常画面に切り換えられる。
図8に示す確変報知画面532は、確変非報知状態における確変認知ボタン69の有効操作に応じて表示される画面である。確変報知画面532は、確変状態である旨を表す状態報知欄532Aと、ボーナス役の内部当選確率を表す確率表示欄532Bと、よりなる。確率表示欄532Bのボーナス確率は、各ボーナス役の合成確率、すなわち3種類のボーナス役のうちのいずれかが内部当選する確率である。なお、本例のスロットマシン1では、確変報知状態におけるボーナス確率は、前記認知期間特定手段47により特定された認知期間(確変状態に認知に要した期間)に応じて決定される。
なお、確変報知画面532において、確変状態へ移行後の消化ゲーム数、すなわち確変状態の認知に要した認知期間を表示することも良い。
また、通常状態において確変認知ボタン69が誤操作された場合には、前記リプレイ入賞画面531から図示しない通常画面へ復帰する際、ペナルティを付与する旨を表示させることも良い。
次に、以上のように構成された本例のスロットマシン1の動作について、図9〜図12のフロー図を用いて説明する。図9は、内部当選役を抽選により決定する内部抽選処理の流れを示している。図10は、確変状態へ移行させるか否かを抽選により決定する確変移行抽選処理の流れを示している。図11は、確変認知ボタン69の操作に応じた確変認知処理の流れを示している。図12は、確変非報知状態下で遊技者の有利度合いを低下させる確率低下処理の流れを示している。
図9に示す内部抽選処理では、まず、ゲーム開始が判断される(S101)。ゲームが開始された場合には(S101:YES)、内部当選役を抽選するための抽選用乱数が抽出されると共に(S102)、確変フラグ等の遊技状態フラグのフラグ状態を参照して発生中の遊技状態が特定され、対応する内部当選役抽選テーブルが選択される(S103)。そして、選択された内部当選役抽選テーブルに対して抽選用乱数が照合され(S104)、決定された内部当選役に対応する内部当選フラグがオン状態に設定される(S105)。その後、確変移行抽選処理P1が実行される。
図10に示す確変移行抽選処理P1では、まず、通常状態であるか否かが判断される(S201)。通常状態である場合には(S201:YES)、確変移行役である10枚役に対応する内部当選フラグである10枚役フラグのフラグ状態が判断される(S202)。10枚役フラグがオン状態である場合には(S202:YES)、確変認知ボタン69の誤操作があったか否かを表す前記ペナルティフラグのフラグ状態が判断される(S203)。
ペナルティフラグがオフ状態である場合、すなわち確変認知ボタン69の誤操作が無かった場合には(S203:NO)、10枚役の内部当選の契機となった抽選用乱数が確変移行抽選テーブル(図6)と照合される(S204)。確変当選の乱数と照合できた場合には(S205:YES)、確変フラグがオン状態に設定されると共に(S206)、潜在フラグがオン状態に設定され(S207)、確変状態への移行が発生する。
一方、ペナルティフラグがオン状態であった場合、すなわち通常状態の発生中に誤って確変認知ボタン69が操作されていた場合には(S203:YES)、前記S204〜S207のような確変移行抽選は実行されない。ただし、ペナルティフラグがゼロリセットされるため(S214)、その後、確変認知ボタン69の誤操作がなければ次回の10枚役の内部当選に応じて確変移行抽選が実行されることになる。
図11に示すごとく確変認知処理では、まず、確変認知ボタン69の操作が判断される(S301)。確変認知ボタン69の操作があった場合には(S301:YES)、ボタン有効フラグのフラグ状態が判断される(S302)。前記のごとくボタン有効フラグは、リプレイ役の入賞が発生した際に次のゲームが開始されるまでの間、オン状態に設定される状態フラグである。
ボタン有効フラグがオン状態である場合には(S302:YES)、確変非報知状態であるか否かを表す潜在フラグのフラグ状態が判断される(S303)。潜在フラグがオン状態、すなわち確変非報知状態である場合には(S303:YES)、確変報知フラグがオン状態に設定され(S304)、液晶表示部53の表示画面が確変報知画面532(図8)に切り換えられる。また、ボタン有効フラグ及び潜在フラグがゼロリセットされる(S306、S307)。一方、潜在フラグがオフ状態、すなわち通常状態である場合には(S303:NO)、ペナルティフラグがオン状態に設定され、遊技者にペナルティが付与される状態が設定される。
図12に示すごとく確率低下処理では、ゲームが終了する毎に(S401:YES)、潜在フラグのフラグ状態が判断される(S402)。確変非報知状態に対応する潜在フラグがオン状態である場合には(S402:YES)、各ボーナス役の当選乱数が1個ずつハズレ乱数に置換される(S403)。さらに、潜在ゲームカウンタ341のカウンタ値である潜在ゲーム数(確変非報知状態における消化ゲーム数)が1ゲーム加算される(S404)。
潜在ゲームカウンタ341のカウンタ値である潜在ゲーム数が100ゲームに到達したとき(S405:YES)、確変フラグ及び潜在フラグがゼロリセットされ(S406)、通常状態に復帰する。このとき、潜在ゲームカウンタ341のカウンタ値もゼロリセットされる。
以上のように構成されたスロットマシン1の遊技では、確変状態に移行してから確変認知ボタン69を操作するまでの認知期間が短いほど有利になるので、遊技者は常に確変状態に移行したか否かを気にしながら遊技することになる。このスロットマシン1の遊技では、遊技状態を推測する楽しみが増し、遊技の興趣が高められている。確変状態に移行していないにも関わらず確変認知ボタン69が操作された場合には遊技者にペナルティが付与されるため、確変認知ボタン69の濫用を未然に防止でき、確変認知ボタン69の操作に対する緊張感を与えることができる。
このように、本例のスロットマシン1は、確変状態に対する期待感を煽るだけでなく確変状態に移行したか否かを遊技者に推測させ、その推測結果に応じて遊技者の有利度合いを変化させることで、遊技の興趣を一層高めることができるという優れた特性のスロットマシンである。
なお、本例では、通常状態において確変認知ボタン69が操作された際、次に10枚役が内部当選しても確変移行抽選を実行しないというペナルティ(不利益)を設定している。ペナルティとしては、遊技者に対して不利益を与えるものであれば、どのようなペナルティでもよい。
さらに、本例では、10枚役の内部当選の契機となった抽選用乱数を利用して確変移行抽選を実行したが、これに代えて、確変移行抽選用の乱数を専用に設定することも良い。
また、本例では、確変非報知状態下の1ゲーム毎に確率低下処理を実行したが、これに代えて、2ゲームや5ゲーム等、所定ゲーム数を消化する毎に確率低下処理を実行することも良い。さらに、本例の確率低下処理では、処理を実行する度に必ずボーナス役の内部当選確率を低下させている。これに代えて、確率低下処理において確率を低下させるか否かの抽選を実行し、当選した場合にのみ実際に確率低下させるように構成することもできる。
なお、本例では、確変認知ボタン69を新たに設けたが、これに代えて、スタートレバー62やストップボタン61等、既存の操作手段と兼用させることもできる。
さらに、リプレイ役の入賞に応じて遊技状態を報知するか否かを決定するための抽選を実行し、通常状態であるか確変非報知状態であるかを当選に応じて報知する報知手段を設けることも良い。このような報知手段によれば、リプレイ役が入賞する度に遊技状態の報知に対する遊技者の期待感を煽ることができるようになる。
また、本例は、特定役としてボーナス役及びリプレイ役を設定した例である。特定役として他の役を設定することもできる。特定役としては、遊技者に対して利益を与える役であればどのような役であっても良い。例えば、内部当選役の種類や内部当選役を入賞させるための手順を遊技者に報知するアシストタイムを発生させる役(AT役)を特定役として設定することも良い。
以上、実施例1のごとく本発明の具体例を詳細に説明したが、これらの具体例は、特許請求の範囲に包含される技術の一例を開示しているにすぎない。言うまでもなく、具体例の構成や数値等によって、特許請求の範囲が限定的に解釈されるべきではない。特許請求の範囲は、公知技術や当業者の知識等を利用して前記具体例を多様に変形あるいは変更した技術を包合している。
1 スロットマシン
11 図柄表示窓
110 図柄表示領域
2 図柄変動表示手段
3 制御部
341 潜在ゲームカウンタ
35 乱数抽出部
41 内部抽選手段
42 フラグ制御手段
43 表示制御手段
44 入賞判定手段
45 利益付与手段
46 遊技状態移行手段
47 認知期間特定手段
48 有利度合い変化手段
49 ペナルティ付与手段
53 液晶表示部
531 リプレイ入賞画面
532 確変報知画面
61 ストップボタン(停止操作手段)
62 スタートレバー(ゲーム開始操作手段)
69 確変認知ボタン(確変認知操作手段)

Claims (5)

  1. 複数の図柄表示領域において複数種類の図柄を所定の配列に従って変動表示する図柄変動表示手段と、
    遊技媒体が投入された状態でゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、
    前記ゲーム開始操作手段が操作されたときに、特定役を含む複数種類の役の中から内部当選役を決定するための内部抽選を実行する内部抽選手段と、
    前記図柄変動表示手段による図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、
    前記停止操作手段が操作されたときに、内部当選役に対応する図柄を予め規定された引込範囲内で引き込んで前記図柄表示領域に停止表示させる表示制御手段と、
    前記図柄変動表示手段の各図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せに基づいて入賞が発生したか否かを判定する入賞判定手段と、
    前記入賞判定手段により入賞が発生したと判定されたときに、当該入賞に対応する利益を遊技者に付与する利益付与手段と、
    通常状態において所定条件が成立したときに、特定役の内部当選確率が前記通常状態よりも高い確率変動状態へ移行させる遊技状態移行手段と、を備えたスロットマシンにおいて、
    前記通常状態から前記確率変動状態へ移行した旨を認知できた際に遊技者が操作するための確変認知操作手段と、
    前記通常状態から前記確率変動状態への移行後、前記確変認知操作手段が操作されるまでの認知期間を特定する認知期間特定手段と、
    前記認知期間特定手段により特定された認知期間に応じて遊技者側の有利度合いを変化させる有利度合い変化手段と、を備えたことを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記通常状態において前記確変認知操作手段が操作された場合に、遊技者に対して不利益を付与するペナルティ付与手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のスロットマシン。
  3. 前記確率変動状態への移行契機となる前記所定条件は、所定の確変移行役の内部当選あるいは入賞に応じて実行される確変移行抽選における当選であり、
    前記ペナルティ付与手段が付与する不利益は、前記確変移行役が内部当選あるいは入賞しても前記確変移行抽選が実行されないという不利益であることを特徴とする請求項2に記載のスロットマシン。
  4. 前記有利度合い変化手段は、前記認知期間が長いほど、当該認知期間が終了した後の確率変動状態における前記特定役の内部当選確率を低く設定するように構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のスロットマシン。
  5. 前記有利度合い変化手段は、前記通常状態から前記確率変動状態へ移行してから前記確変認知操作手段が操作されるまでの間、前記特定役の内部当選確率を次第に低下させていき、前記認知期間が終了した後の確率変動状態では、当該認知期間の終了時点の前記特定役の内部当選確率を維持するように構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のスロットマシン。
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