JP5480696B2 - スロットマシン - Google Patents

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Description

本発明は、ボーナス役の入賞に応じてボーナス状態が発生するスロットマシンに関する。
従来より、ボーナス状態を連続的に発生させることを目的として、いわゆるストック方式を採用したスロットマシンが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。ストック方式のスロットマシンの遊技では、内部当選したボーナス役が一旦、ストックされた後、予め定められた放出条件の成立に応じてボーナス役の入賞が可能となる。複数のボーナス役がストックされた状態で放出条件が成立すれば、2回以上のボーナス状態が連続的に発生する、いわゆる「連チャン」が発生することになる。
しかしながら、前記従来のスロットマシンでは、次のような問題がある。すなわち、遊技の仕方によって入賞確率の格差が激しく、遊技者間の有利度合いの格差が適正な範囲から逸脱してしまうおそれがあると共に、射幸性が高くなりすぎてしまうという問題が指摘されている。ボーナス役のストック数の上限が多くなるほど、上記のような問題が大きくなる傾向にある。
特開2002−219214号公報
本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、射幸性を適正な範囲に抑制しつつ、適度な連チャンを発生させることにより遊技の興趣を高めた優れた遊技性のスロットマシンを提供しようとするものである。
本発明は、複数の図柄表示領域において複数種類の図柄を所定の配列に従って変動表示する図柄変動表示手段と、
遊技媒体が投入された状態でゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、
前記ゲーム開始操作手段が操作されたとき、小役、リプレイ役及びボーナス役を含む複数種類の役の中から内部当選役を決定するための内部抽選を実行し、内部当選役のフラグを成立させる内部抽選手段と、
前記図柄変動表示手段による図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、
前記停止操作手段が操作されたときに、成立中の前記フラグに対応する図柄を予め規定された引込範囲内で引き込んで前記図柄表示領域に停止表示させる表示制御手段と、
前記図柄変動表示手段の各図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せに基づいて入賞が発生したか否かを判定する入賞判定手段と、
前記入賞判定手段により小役の入賞が発生したと判定されたときに、当該小役に対応する数の遊技媒体を遊技者に付与する遊技媒体付与手段と、
前記入賞判定手段により前記ボーナス役が入賞したと判定されたとき、少なくとも何れかの小役が前記内部当選役として決定される内部当選確率が通常状態よりも高くなる有利なボーナス状態を発生するボーナス状態発生手段と、
前記ボーナス状態の発生中に遊技者に付与された遊技媒体の付与数が規定付与数に達するか、入賞回数が規定回数に達するか、他のボーナス役が新たに入賞したとき、に当該ボーナス状態を終了させるボーナス状態終了手段と、
何れかのゲームで前記内部抽選手段が成立させた小役及びリプレイ役のフラグを当該ゲームの終了に応じて消去する一方、前記ボーナス役のフラグであるボーナス役フラグについては当該ボーナス役が入賞するまで次のゲームへ持ち越し、当該ボーナス役が入賞したときにボーナス役フラグを消去するフラグ消去手段と、を備え、
前記ボーナス役フラグが未成立のボーナス状態においては、前記内部抽選の対象役にボーナス役を含める一方、前記ボーナス役フラグが成立済みのボーナス状態においては、前記内部抽選の対象役からボーナス役を除外するように前記内部抽選手段が構成されたスロットマシンにおいて、
前記ボーナス状態の発生中に、前記ボーナス役フラグと何れかの小役のフラグとが同時に成立したとき、前記表示制御手段が優先的に停止表示させる優先図柄としてボーナス役に対応するボーナス役図柄を設定するか、あるいは小役に対応する小役図柄を設定するかを抽選により決定する優先引込決定手段を備えたことを特徴とするスロットマシンにある(請求項1)。
本発明のスロットマシンでは、前記ボーナス状態の発生中であっても前記ボーナス役フラグが未成立であればボーナス役の内部抽選が実行される。そのため、前記ボーナス状態の終了後に続けて前記ボーナス状態が発生する、いわゆるボーナス状態の「連チャン」が発生し易くなっている。
前記ボーナス状態の発生中にボーナス役が内部当選すると、前記ボーナス役フラグと共に何れかの小役のフラグが同時成立するゲームが発生する可能性が生じる。このようなゲームで小役が入賞するか、あるいはハズレゲームになれば、前記ボーナス状態をそのまま継続できる。一方、ボーナス役が入賞すると、新たなボーナス状態の発生に応じて、発生中のボーナス状態が直ちに終了してしまう。
本発明のスロットマシンでは、ボーナス役が入賞するまで前記ボーナス役フラグの成立状態が順次、次のゲームに持ち越される。そのため、発生中のボーナス状態をなるべく長く継続させ、完走により終了させた後、新たなボーナス役を入賞できれば、前記ボーナス状態下で実行されるゲーム数が多くなり有利になる。
本発明のスロットマシンにおける優先引込決定手段は、上記のように前記ボーナス役フラグと何れかの小役のフラグとが前記ボーナス状態の発生中に同時に成立したとき、前記ボーナス役図柄を優先図柄とするか、前記小役図柄を優先図柄とするか、を抽選により決定する。前記ボーナス役図柄が優先図柄となった場合には、ボーナス役の入賞を回避しつつ小役を入賞させるようにタイミングを計って前記停止操作手段を操作する、いわゆる目押しをする必要が生じ、ボーナス役の入賞回避の難度が高くなる。一方、前記小役図柄が優先図柄となった場合には、内部当選した小役に対応する図柄を目押しするだけで同時にボーナス役の入賞を回避できるようになるので、ボーナス役の入賞回避の難度が低くなる。
本発明のスロットマシンでは、前記ボーナス状態の発生中にさらに前記ボーナス役フラグが成立した際、前記優先図柄が前記ボーナス図柄になるか前記小役図柄になるかに応じて、前記ボーナス状態を長く継続させるための遊技難度が大きく変動する。このスロットマシンでは、遊技難度が大きく変動する起伏に富む多彩な遊技性が実現され、遊技の興趣が向上されている。
本発明のスロットマシンとしては、メダルやコインを遊技媒体とした狭義のスロットマシンのほか、パチンコ玉を遊技媒体としたパロット(R)などであっても良い。
また、前記優先図柄が前記ボーナス役図柄であるか前記小役図柄であるかを遊技者に報知する優先図柄報知手段を備えていることが好ましい(請求項2)。
前記ボーナス役図柄が前記優先図柄である旨が報知された場合には、ボーナス役の入賞回避の難度が高く設定されることから遊技者に緊張感を与えることができる。一方、前記小役図柄が前記優先図柄である旨が報知された場合には、ボーナス役の入賞難度が低くなるため遊技者に安心感を与えることができる。
また、前記内部抽選手段によるボーナス役の内部当選確率が前記優先図柄の種類に応じて異なることが好ましい(請求項3)。
この場合には、前記優先図柄が前記小役図柄であるか前記ボーナス役図柄であるかによって、前記ボーナス状態が連続的に発生する、いわゆる連チャンの発生確率までも変化するようになり、遊技の興趣がさらに向上する。
また、第1のボーナス状態の発生中にボーナス役が内部当選したとき、当該第1のボーナス状態での遊技結果に応じて、内部当選したボーナス役の入賞を契機とした第2のボーナス状態におけるボーナス役の内部当選確率を設定するボーナス確率設定手段を備えていることが好ましい(請求項4)。
この場合には、前記第1のボーナス状態の遊技結果に応じて、前記第2のボーナス状態におけるボーナス役の内部当選確率が変動するようになる。前記第1のボーナス状態下で、どのように遊技できたかに応じて、前記第2のボーナス状態以降の連チャンの可能性が変動するようになり遊技の興趣が高められる。
本発明のスロットマシンは、射幸性を適正な範囲内に抑制しつつ、適度な連チャンを発生させることにより遊技の興趣を高めたスロットマシンである。
実施例1における、スロットマシンの外観を示す正面図。 実施例1における、入賞ラインを説明する説明図。 実施例1における、リールの外周に配置された図柄の配列を展開して示す展開図。 実施例1における、スロットマシンの役、入賞図柄、利益を示す説明図。 実施例1における、スロットマシンの電気的な構成を示すブロック図。 実施例1における、内部当選役抽選テーブルを示す説明図。 実施例1における、ボーナス状態Aの発生中に表示されるボーナス画面を示す正面図。 実施例1における、ボーナス状態Bの発生中に表示されるボーナス画面を示す正面図。 実施例1における、優先引込抽選処理の流れを示すフロー図。 実施例1における、引込停止処理の流れを示すフロー図。 実施例1における、遊技状態の遷移を説明する遷移図。 変形例における、複数種類の引込優先マップを示す説明図。
本発明の実施の形態につき、以下の実施例を用いて具体的に説明する。
(実施例1)
本例は、ボーナス状態においても通常状態と同様にボーナス役の抽選が実行される場合が設定されたスロットマシン1に関する例である。この内容について、図1〜図12を用いて説明する。
まず、本例のスロットマシン1の外観的な構成について、図1を参照して説明する。スロットマシン1では、遊技者に対面する前面部分が、略矩形状の図柄表示窓11を略中央に設けた前面枠体10によって形成されている。前面枠体10は、図柄表示窓11の上側に、液晶表示部53、左右一対のスピーカ520及び装飾ランプ部56を配置してなる。図柄表示窓11の下側には、スロットマシン1の基部をなすベース部100が形成されている。図柄表示窓11の右側には、メダル(遊技媒体)の払出数(付与数)を表示する払出数表示部551、及びクレジット数を表示するクレジット表示部552が配置されている。
ベース部100は、遊技者から奥まって位置する図柄表示窓11に対して相対的に張り出すように形成されている。ベース部100は、図柄表示窓11に隣り合う上端部にテーブル状の操作面14を有し、下端部にメダルを払い出すメダル受け皿15を有し、操作面14とメダル受け皿15との間に操作パネル13を有している。
操作面14には、クレジット機能によりクレジット(貯留)されたメダルを投入するためのベットボタン64と、クレジットされたメダルを払い出させるための精算ボタン65と、メダルを直接投入するためのメダル投入口630と、が配置されている。操作パネル13には、リール21の図柄変動を開始させるためのスタートレバー62(ゲーム開始操作手段)と、図柄変動を停止させるためのストップボタン61(停止操作手段)と、が配置されている。
ベットボタン64は、クレジットされたメダルの中から所定数のメダルを投入するためのボタンである。3BET(3枚賭け遊技)限定の通常状態では、ベットボタン64の操作に応じて投入数3を表す3ベット信号が発生する。一方、2BET(2枚賭け遊技)限定のボーナス状態では、ベットボタン64の操作に応じて2ベット信号が発生する。ただし、残りのクレジットが不足している場合には、クレジットの残高に当たるベット信号等が発生し、クレジットがゼロの場合は、ベット信号は発生しない。
スタートレバー62は、遊技者の操作に応じてリール21の制御信号であるゲーム開始信号を発生する操作レバーである。スロットマシン1では、メダルの直接投入、あるいはベットボタン64の操作によるメダルの投入に応じてスタートレバー62が有効状態に設定される。なお、リプレイ役が入賞した場合には、メダルの直接投入、あるいはベット操作がされなくても自動的にメダルが投入された状態、すなわち次のゲームを開始可能な状態が設定される。
図柄表示窓11は、図柄表示領域110L、C、Rを含む表示窓である。各図柄表示領域110L、C、Rは、いずれも3図柄分の図柄表示領域である。図柄表示窓11全体では、3行3列よりなる2次元マトリクス状に配置された9図柄分の図柄表示領域が形成されている。図柄表示窓11は、遊技者側から図柄20が見えるように、窓全体が透明な樹脂プレートにより形成されている。
2次元マトリクス状に9個の図柄20が配置される図柄表示領域においては、入賞の対象となる入賞図柄の並び方向である入賞ライン211〜215が設定されている。本例の入賞ラインは、図2に示すごとく、水平方向の入賞ライン211〜213、対角方向の入賞ライン214及び215よりなる5ラインにより構成されている。
各図柄表示領域110L、C、Rの裏側には、図柄変動表示手段2を構成するリール21L、C、Rがそれぞれ配置されている。図3に示すごとく、リール21L、C、Rは、円柱形状をなし、その外周面に略一定の間隔を空けて21個の図柄20が配置された回転式のリールである。なお、リール21としては、本例の回転式のリールに代えて、液晶ディスプレイに図柄を変動表示する画像式のリールを採用することもできる。
ストップボタン61は、図1に示すごとく、遊技者の操作に応じてリール21の制御信号である変動停止信号を発生させる操作ボタンである。本例のストップボタン61は、左リール21Lに対応する左ストップボタン61L、中リール21Cに対応する中ストップボタン61C、及び右リール21Rに対応する右ストップボタン61Rを組み合わせてなる。
スピーカ520及び装飾ランプ部56は、音あるいは光により遊技を演出するための演出手段である。
払出数表示部551は、入賞時のメダル払出数を表示する表示部である。
クレジット表示部552は、クレジット機能によりクレジット(貯留)されたメダル数を表示する表示部である。
液晶表示部53は、液晶ディスプレイよりなる。液晶表示部53は、図7及び図8を参照して後述するボーナス画面70、71を含む各種の演出画面を表示可能である。
次に、本例のスロットマシン1の役、及び遊技性の概略について説明する。
本例のスロットマシン1では、図4に示すごとく、ボーナス役(BB1役、BB2役)、15枚役など4種類の小役、及びリプレイ役が設定されている。図4では、左列に各役の名称を、中列に各役に対応する図柄20の組合せである入賞図柄を、右列に入賞に応じて遊技者に付与される利益を示してある。「3BET」欄の利益は、通常状態下で入賞したときの利益である。「2BET」欄の利益は、ボーナス状態下で入賞したときの利益である。
ボーナス状態としては、BB1役を契機としたBIG1状態と、BB2役を契機としたBIG2状態と、が設定されている。BIG1状態とBIG2状態とは、遊技演出が異なるだけで、その他の遊技仕様が共通している。ボーナス状態は、メダルの払出数が規定払出数(規定付与数)である400枚を超えたときに完走により終了する。
ボーナス状態の発生中には、ボーナス役が内部抽選されるボーナス状態A、及びボーナス役が内部当選したボーナス状態Bのうちの何れか一方が発生する。ボーナス役の入賞に応じて、まず、ボーナス状態Aが発生し、その発生中にボーナス役が内部当選するとボーナス状態Bに切り替わる。ボーナス状態Bが発生すると、ボーナス状態が連続的に発生する、いわゆる「連チャン」が確定することになる。
ボーナス状態Bの発生中に新たなボーナス役が入賞すると、発生中のボーナス状態が強制終了され、新たなボーナス状態が発生する。本例のスロットマシン1の遊技では、発生中のボーナス状態を完走させて終了させてから新たなボーナス役を入賞させた方が、連チャン中に実行されるボーナス状態下のゲーム数が多くなり有利である。
次に、本例のスロットマシン1の電気的な構成について、図5を参照して説明する。スロットマシン1の全体動作を制御する制御部3に対しては、既出の構成のほか、メダル投入口630(図1)を介して直接投入されたメダルを検知する投入メダル検知部63、リール21と共に図柄変動表示手段2を構成するリール駆動部22、リール21の回転位置を検知する基準位置検知部66、メダルを払い出すメダル払出部54、払出数表示部551やクレジット数表示部552を含む各種表示部55、遊技者の有利度合いを表す設定値を設定するための設定値操作部68、及びスピーカ520を制御する音声出力部52等が電気的に接続されている。
投入メダル検知部63は、メダル投入口630から直接投入されたメダルの検知部である。投入メダル検知部63は、メダル投入部630からメダルが投入される毎にインサート信号を出力する。なお、本例のスロットマシン1では、メダルの直接投入、あるいはベットボタン64の操作等により所定数のメダルが投入された際、スタートレバー62が有効な状態に設定され、新たなゲームを開始可能な状態となる。
リール駆動部22は、ステップ単位で制御可能なステッピングモータ(図示略)を含み、このステッピングモータの回転駆動力によりリール21を回転駆動する駆動部である。
基準位置検知部66は、各リール21L、C、Rについて基準位置片の通過を検知し、検知信号を出力する検知部である。
メダル払出部54は、入賞に応じて所定数(図4参照。)のメダルを払い出す払出部である。
設定値操作部68は、設定キー680を利用して、ボーナス役等の内部当選確率が異なる6段階の設定値を変更するための操作部である。
制御部3は、図5に示すごとく、CPU31と、メモリ手段であるROM33、RAM34と、入出力インターフェースとしてのI/O部32と、内部当選役抽選用の乱数を抽出する乱数抽出部35と、乱数を発生する乱数発生部350と、を有している。CPU31は、ROM33から読み込みしたソフトウェアプログラムを実行することにより、内部当選役を抽選する内部抽選手段41、内部当選役に対応するフラグを制御するフラグ消去手段410、リール21を制御する表示制御手段42、入賞図柄を判定する入賞判定手段43、小役の入賞に応じてメダルを払い出す遊技媒体付与手段44、ボーナス役の入賞に応じてボーナス状態を発生させるボーナス状態発生手段451、終了条件の成立に応じてボーナス状態を終了させるボーナス状態終了手段452、優先引込抽選を実行する優先引込決定手段46としての各機能を実現する。
メモリ手段であるRAM34の記憶領域には、ボーナス状態の終了までのメダルの残り払出数を計数する残り払出数カウンタ341が設けられている。通常状態下でボーナス役が入賞したとき、規定払出数である400枚が残り払出数の初期値としてセットされる。残り払出数は、ボーナス状態下でメダルを払い出す毎に1枚ずつ減算される。
メモリ手段であるROM33は、内部当選役の抽選に適用される内部当選役抽選テーブル(図6)、リール21の停止制御に適用されるリール制御テーブル(図示略)、及び優先引込抽選に適用される優先引込抽選テーブル(図示略)を記憶している。
内部当選役抽選テーブル(乱数テーブル)は、図6に示すごとく、0〜65535の内部当選役抽選用の乱数のうち、各役の当選乱数が規定された抽選テーブルである。内部当選役抽選テーブルとしては、通常状態に適用されるテーブル、ボーナス状態Aに適用されるテーブル、及びボーナス状態Bに適用されるテーブルがある。
なお、通常状態用のテーブル、及びボーナス状態A用のテーブルについては、設定値毎に用意され、高設定値ほどボーナス役の内部当選確率が高く設定されている。同図中、各遊技状態に対応する欄のうち、縦方向の左列は当選乱数の個数を示し、同右列は内部当選確率を分母(1/xのx。)により示している。
ボーナス状態A用のテーブルでは、ボーナス役の当選乱数については通常状態用のテーブルと共通している一方、1枚役以外の小役の当選乱数が大幅に増量され出玉率が高くなっている。ボーナス状態B用のテーブルでは、BB1役及びBB2役の当選乱数が未設定である以外は、各役の当選乱数がボーナス状態A用のテーブルと共通している。
図示しない優先引込抽選テーブルは、ボーナス状態Bにおいて優先的に引き込んで停止させる優先図柄を決定するための優先引込抽選に適用される抽選テーブルである。優先引込抽選テーブルでは、図6のボーナス状態A用のテーブル中のボーナス役の当選乱数400個のうち、奇数の当選乱数が小役優先に対応し、偶数の当選乱数がボーナス優先に対応している。ここで、小役優先は、ボーナス役よりも小役の図柄を優先的に引き込んで停止させる制御モードである。ボーナス優先は、小役よりもボーナス役の図柄を優先的に引き込んで停止させる制御モードである。
リール制御テーブルは、入賞ライン上に停止可能な停止位置が規定されたデータテーブルである。リール制御テーブルとしては、ボーナス状態下でボーナス役フラグが何れかの小役に対応する小役フラグと同時成立した時に適用される第1群のリール制御テーブルと、それ以外で適用される第2群のリール制御テーブルと、がある。第1群のリール制御テーブルとしては、前記ボーナス優先に対応するボーナス引込テーブルと、小役優先に対応する小役引込テーブルと、がある。第2群のリール制御テーブルとしては、内部当選フラグが成立した役の図柄を引き込む当選役引込テーブルと、ハズレ時にハズレの図柄を引き込むハズレテーブルと、がある。
前記乱数抽出部35は、図5に示すごとく、乱数発生部350が発生する乱数(0〜65535)の中から内部当選役抽選用の乱数を抽出する抽出部である。本例では、内部当選役抽選用の乱数を利用して、前記優先引込抽選を実行している。本例に代えて、優先引込抽選について専用の抽選用乱数を適用することも良い。
内部抽選手段41は、図5に示すごとく、内部抽選により内部当選役を決定し、その内部当選役に対応する内部当選フラグ(フラグ)を成立させる手段である。内部抽選手段41は、内部当選役抽選テーブル(図6)に規定された各役の当選乱数に対して内部当選役抽選用の乱数を照合し、内部当選役を決定する。内部抽選手段41は、内部当選役抽選テーブルのうちの何れかを遊技状態に応じて選択して利用する。
フラグ消去手段410は、内部当選フラグを制御する手段である。フラグ消去手段410は、ボーナス役以外の他の役の内部当選フラグについては、そのフラグが初めて成立したゲームで入賞したか否かに関わらず次のゲームを開始するまでにオフ状態(ゼロ)にリセットする。したがって、ボーナス役以外の各役が内部当選したゲームで入賞しなかった場合、全て取りこぼしとなる。一方、ボーナス役に対応するボーナス役フラグについては、入賞するまでフラグ成立状態が次回のゲームに順次、持ち越され、入賞に応じてオフ状態にリセットされる。
優先引込決定手段46は、小役優先かボーナス優先かを決定するための優先引込抽選を実行する手段である。優先引込抽選は、ボーナス役が内部当選したときに実行される。優先引込決定手段46は、ボーナス役の当選乱数を前記優先引込抽選テーブルと照合して、小役優先かボーナス優先かを決定する。本例では、ボーナス優先が決定されたときにオン状態となるボーナス優先フラグが設定されている。
表示制御手段42は、図5に示すごとく、ゲーム開始信号に応じてリール21の図柄変動を開始すると共に、変動停止信号に応じてリール21の図柄変動を停止させる手段である。表示制御手段42は、リール駆動部22を構成するステッピングモータに制御パルスを入力し、1パルス毎に1ステップずつステッピングモータを回転させる。表示制御手段42は、リール駆動部22に入力した制御パルス数、すなわちステッピングモータが回転したステップ数をカウントする。特に、本例の表示制御手段42は、各リール21の基準位置片の検知信号を取り込むごとにステップ数をゼロリセットすることで、直近の検知信号の後に生じたステップ数をカウントしている。
表示制御手段42は、規則(遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則)等が定める所定の引込範囲内の図柄を入賞ライン上に停止させる、いわゆる引込制御を実行する。本例では、引込範囲として4図柄分に相当する範囲が設定されている。表示制御手段42は、入賞ライン上に停止可能な停止位置が規定されたリール制御テーブルに対して変動停止信号を取り込みした際のステップ数を照合し、停止位置を決定する。表示制御手段42は、成立中のフラグに対応する図柄を決定した停止位置に引き込んでリール21を停止させる。
なお、本例では、ボーナス状態B以外の遊技状態における引込制御の優先順位(以下、引込優先順位という。)については、リプレイ役>小役>ボーナス役の順番で固定されている。一方、ボーナス状態Bでは、契機となったボーナス役の内部当選時に実行された前記優先引込抽選の結果に応じて、引込優先順位が異なっている。前記小役優先の場合は、小役>ボーナス役となり、ボーナス役の入賞を回避し易くなる。前記ボーナス優先の場合は、ボーナス役>小役となり、ボーナス役の回避難度が高くなる。
入賞判定手段43は、3基のリール21L、C、Rが停止表示する図柄の組合せが所定の入賞図柄であるか否かを判定する手段である。具体的には、入賞判定手段43は、3基のリール21L、C、Rを横断するように設定された入賞ライン211〜215上に停止した図柄の組合せに応じて入賞役を判定する。入賞判定手段43は、各リール21L、C、Rが停止した後、対応する各ステッピングモータ(リール駆動部22)のステップ数を取り込む。入賞判定手段43は、このステップ数に基づき入賞ライン211〜215上に停止した図柄20の種類を求め、その図柄20の組合せについて入賞役が成立するか否かを判定する。
遊技媒体付与手段44は、小役の入賞に応じてメダルを付与する手段である。遊技媒体付与手段44は、例えば、通常状態下で15枚役の入賞が判定された場合には、15枚のメダルを付与する。
ボーナス状態発生手段451は、BB1役又はBB2役の入賞に応じてボーナス状態を発生させる手段である。ボーナス状態発生手段451は、入賞判定手段43によりボーナス役の入賞が判定されたときに、残り払出数カウンタ341の残り払出数に初期値400枚をセットし、ボーナス状態を発生させる。ボーナス状態が発生すると、先ず、ボーナス状態A用の内部当選役抽選テーブルを適用して各ゲームの内部抽選が実行される。その後、ボーナス状態Aにおいてボーナス役が内部当選すると、内部当選役抽選テーブルがボーナス状態B用のテーブルに切り換えられる。
ボーナス状態終了手段452は、所定の終了条件の成立に応じてボーナス状態を終了させる手段である。終了条件としては、(1)払出数が規定払出数を超えたこと、及び(2)ボーナス役が入賞したこと、が設定されている。ボーナス状態終了手段452は、残り払出数カウンタ341の残り払出数がゼロに達したとき、あるいはボーナス役が入賞したとき、にボーナス状態を終了させる。なお、本例では、ボーナス状態に対応するボーナス状態フラグが設定されている。このボーナス状態フラグは、ボーナス状態の発生に応じてオン状態となり、終了に応じてオフ状態にリセットされる。
制御部3に接続された液晶表示部53は、優先引込抽選の結果を報知する優先図柄報知手段7としての機能を備えている。優先図柄報知手段7としての液晶表示部53は、図8を参照して後述するボーナス画面71の表示により、優先図柄が小役の図柄となる小役優先か、優先図柄がボーナス役の図柄となるボーナス優先か、を報知する。
次に、ボーナス状態の発生中に液晶表示部53に表示されるボーナス画面70、71について説明する。
図7に示すボーナス画面70は、ボーナス状態Aの発生中に表示される演出画面である。ボーナス画面70は、ボーナス状態が発生中である旨を表示する状態表示欄701と、BB1役の入賞に応じたボーナス状態である旨を表す入賞図柄表示欄702と、残り払出数カウンタ341のカウンタ値である残り払出数を表示する残り払出数表示欄703と、が配置された画面である。
図8に示すボーナス画面71は、ボーナス状態Bの発生中に表示される演出画面である。ボーナス画面71は、ボーナス画面70と同様、ボーナス状態が発生中である旨を表示する状態表示欄711と、BB1役の入賞に応じたボーナス状態である旨を表す入賞図柄表示欄712と、残り払出数を表示する残り払出数表示欄713と、を備えている。ボーナス画面71には、さらに、内部当選したボーナス役を入賞図柄により報知する当選ボーナス役報知欄714、及び優先引込抽選の結果を報知する優先引込報知欄715が配置されている。優先引込報知欄715は、ボーナス優先を○印、小役優先を×印により報知する。
以上のように構成されたスロットマシン1の動作について、図9及び図10のフロー図を参照して説明する。図9は、優先引込抽選処理の流れを示すフロー図である。図10は、引込停止処理の流れを示すフロー図である。
図9に示すごとく、優先引込抽選処理では、まず、ボーナス役が内部当選したか否かが判断される(S101)。ボーナス役が内部当選した場合には(S101:YES)、そのときの当選乱数が参照され(S102)、優先引込抽選テーブルと照合される(S103)。ボーナス役の当選乱数が偶数である場合には(S103:YES)、ボーナス優先フラグがオン状態に設定され(S104)、ボーナス優先となる。一方、ボーナス役の当選乱数が偶数ではなく奇数である場合には(S103:NO)、ステップS104が迂回されて小役優先となる。
図10に示すごとく、引込停止処理では、まず、ストップボタン61の操作が判断される(S201)。何れかのストップボタン61が操作された場合には(S201:YES)、成立中の内部当選フラグが参照される(S202)。ボーナス役に対応するボーナス役フラグと、何れかの小役の対応する小役フラグと、が同時に成立している場合には(S203:YES)、ボーナス状態フラグ及びボーナス優先フラグのフラグ状態が参照される(S204、S205)。
ボーナス状態フラグ及びボーナス優先フラグが両方ともオン状態である場合には(S204:YES→S205:YES)、操作されたストップボタン61に対応するリール21を停止させるに当たって、前記第1群のリール制御テーブルのうち、ボーナス役の図柄が優先的に引き込まれる前記ボーナス引込テーブルが参照される。一方、ボーナス状態フラグ及びボーナス優先フラグの少なくとも何れか一方がオフ状態である場合には(S204:NO又はS205:NO)、リール21を停止させるに当たって、前記第1群のリール制御テーブルのうち、小役の図柄が優先的に引き込まれる前記小役引込テーブルが参照される(S215)。
また、ボーナス役フラグ及び小役フラグが同時に成立していない場合には(S203:NO)、リール21を停止するに当たって、前記第2群のリール制御テーブルが参照される(S214)。何れかの役の内部当選フラグが成立していれば、前記第2群のリール制御テーブルのうち、その役に対応する引込テーブルが参照され、内部当選フラグが全て未成立である場合には、ハズレテーブルが参照される。
前記ステップS206、S215、S214の何れかで参照されたリール制御テーブルに基づいて、停止させるべき停止位置が決定される(S207)。前記ステップS201で操作されたストップボタン61に対応するリール21は、決定された停止位置で停止される(S208)。
本例のスロットマシン1における遊技状態の遷移について、図11を参照して説明する。
(通常状態)
通常状態は、ボーナス状態が発生していない初期状態である。通常状態は、ボーナス役の入賞に応じて終了し、ボーナス状態への移行が発生する。
(ボーナス状態)
ボーナス状態が発生すると、まず、ボーナス役が内部抽選されるボーナス状態Aとなる。このボーナス状態Aの発生中にボーナス役が内部当選するとボーナス状態Bに移行する。ボーナス状態Bにおいては、小役優先、又はボーナス優先が設定される。ボーナス優先が設定されると、ボーナス役の入賞を回避するために高い技術が要求される遊技性となる。
以上のスロットマシン1の遊技では、ボーナス状態であっても通常状態と同様にボーナス役の内部抽選が実行される場合があるので、ボーナス状態の「連チャン」が促進される。また、ボーナス状態Aの発生中にボーナス役が内部当選したとき、引込優先順位としてボーナス優先とするか、小役優先とするか、が抽選により決定される。ボーナス優先の場合にはボーナス役の入賞を回避しつつ小役を入賞させるように目押しをする必要がある。一方、小役優先の場合には、小役図柄を目押しするだけで同時にボーナス役の入賞も回避することが可能である。ボーナス役が入賞すると、発生中のボーナス状態が強制終了されてしまう。それ故、引込優先順位が何れに決定されるかによって、発生中のボーナス状態を完走させるための遊技難度が大きく変動し、起伏ある遊技性が実現されている。
このように、本例のスロットマシン1は、射幸性を適正な範囲に抑制しつつ、適度な連チャンを発生させることにより遊技の興趣を高めた優れた遊技性のスロットマシンである。
なお、本例に代えて、優先引込抽選により決定された引込優先順位に応じて、ボーナス状態Aにおけるボーナス役の内部当選確率を変動させることも良い。好ましくは、小役優先が選択されたときのボーナス役の内部当選確率に対して、ボーナス優先が選択されたときの内部当選確率を高く設定するのが良い。このように設定すれば、ボーナス優先のときにはボーナス役の入賞の回避難度が高くなるという不利がある一方、ボーナス役の内部当選確率が高くなり有利となる。それ故、ボーナス優先が選択された場合にも、遊技者の遊技意欲が損なわれるおそれを抑制できる。
なお、本例では、ボーナス状態A、Bにおける各小役の内部当選確率を同様に設定したが、相違していても良い。
なお、本例では、通常状態は3BET限定、ボーナス状態A・Bは2BET限定としている。これに代えて、各遊技状態におけるBET数は適宜、変更可能である。
なお、本例では、内部当選したボーナス役の入賞図柄をボーナス状態Bの発生中に報知しているが、報知は必須ではない。ボーナス状態Bが完走により終了して、通常状態に復帰したときに、内部当選しているボーナス役の種類を報知することも良い。
なお、本例では、メダルの払出数が規定払出数を超えた時点でボーナス状態が終了するようにしたが、ボーナス状態の終了条件として他の条件に置き換えるか、追加しても良い。例えば、メダルの払出数から投入数を差し引いた差枚数が規定差枚数を超えたこと、あるいは入賞回数が規定回数を超えたこと等をボーナス状態の終了条件として設定することもできる。また、ボーナス状態の継続ゲーム数に上限を設け、その上限に達したときにボーナス状態を終了するようにしてもよい。
なお、本例は、ボーナス状態Aにおけるボーナス役の内部当選確率を一定に設定した例である。これに代えて、ボーナス状態Aにおけるボーナス役の内部当選確率を変動させることも良い。例えば、連チャンが発生したとき、ボーナス状態Bからボーナス状態Aへ移行する毎にボーナス役の内部当選確率を変動させることもできる。ボーナス役の内部当選確率を高く変動させるだけでなく低く変動させることも、遊技の興趣向上という点において有効である。
また、ボーナス状態Aにおけるボーナス役の内部当選確率を変動させることを目的として、ボーナス状態Bからボーナス状態Aに移行する時点の払出数や入賞回数や消化ゲーム数等の遊技結果に応じて、ボーナス状態Aにおけるボーナス役の内部当選確率を設定するボーナス確率設定手段を加えることも良い。ボーナス確率設定手段としては、例えば、前記の移行時点の払出数が少ない場合は、内部当選確率を高めに設定する一方、払出数が多い場合は内部当選確率を低めに設定する手段であっても良い。あるいは、ボーナス役の内部当選確率を抽選により決定する手段であっても良い。例えば、ボーナス状態A用の内部当選役抽選テーブルを複数種類用意しておき、前記遊技結果に応じて、あるいは抽選結果に応じて何れかのテーブルを選択するように前記ボーナス確率設定手段を構成することもできる。
なお、本例は、ボーナス役が内部当選したときに、対応するボーナス状態Bにおける引込優先順位を決定するための優先引込抽選を実行した例である。引込優先順位の決定タイミングとしては、ボーナス状態Aの開始時点であっても良いし、ボーナス状態Bの開始時点であっても良い。さらに、ボーナス状態Aの開始前に引込優先順位を決定する場合であれば、決定された引込優先順位に応じて、ボーナス状態Aにおけるボーナス役の内部当選確率を変更することも良い。
また、本例では、ボーナス状態Bにおいて、事前に決定された引込優先順位が維持されている。これに代えて、ボーナス状態Bの発生中に、引込優先順位を切り換えても良い。引込優先順位の切換条件としては、ゲーム毎に実行する切換抽選に当選すること、ボーナス状態B発生時に予め決定したゲーム数を消化すること等の条件を設定することができる。
さらに、本例は、小役優先の場合には、内部当選した小役の種類に関わらず、小役の図柄を優先的に引き込んで停止させる例である。内部当選した小役の種類毎に、ボーナス役よりも優先させるか否かを切り換えても良い。例えば、図12に示すごとく、ボーナス役よりも優先する小役に○印を付した引込優先マップを複数種類用意しておくことも良い。優先引込抽選により何れかのマップを選択して、ボーナス状態Bに適用することができる。この場合には、ボーナス役の入賞回避が容易となる小役と、ボーナス役の入賞回避の難度が高くなる小役と、が入り混じることになり、さらに緊張感溢れる遊技性が実現される。
なお、本例は、ボーナス役フラグが成立中のボーナス状態として、ボーナス状態Bを1種類のみ設定した例である。これに代えて、ボーナス役フラグが成立中のボーナス状態として、何れかの役の内部当選確率が異なるボーナス状態を2種類以上設定することも良い。成立中のボーナス役フラグに対応するボーナス役の種類に応じて、異なるボーナス状態が発生するようにしても良い。あるいは、抽選により発生させるボーナス状態を決定することも良い。
また、本例では、ボーナス役としてビッグボーナス役(BB1役、BB2役)を例示したが、ボーナス役の種類はどのような種類でもよい。例えば、レギュラーボーナス役や、チャレンジボーナス役等であっても良い。
以上、実施例1のごとく本発明の具体例を詳細に説明したが、これらの具体例は、特許請求の範囲に包含される技術の一例を開示しているにすぎない。言うまでもなく、具体例の構成や数値等によって、特許請求の範囲が限定的に解釈されるべきではない。特許請求の範囲は、公知技術や当業者の知識等を利用して前記具体例を多様に変形あるいは変更した技術を包含している。
1 スロットマシン
11 図柄表示窓
110 図柄表示領域
2 図柄変動表示手段
21 リール
20 図柄
3 制御部
341 残り払出数カウンタ
35 乱数抽出部
41 内部抽選手段
410 フラグ消去手段
42 表示制御手段
43 入賞判定手段
44 遊技媒体付与手段
451 ボーナス状態発生手段
452 ボーナス状態終了手段
46 優先引込決定手段
53 液晶表示部
61 停止操作手段(ストップボタン)
62 ゲーム開始操作手段(スタートレバー)
70、71 ボーナス画面

Claims (4)

  1. 複数の図柄表示領域において複数種類の図柄を所定の配列に従って変動表示する図柄変動表示手段と、
    遊技媒体が投入された状態でゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、
    前記ゲーム開始操作手段が操作されたとき、小役、リプレイ役及びボーナス役を含む複数種類の役の中から内部当選役を決定するための内部抽選を実行し、内部当選役のフラグを成立させる内部抽選手段と、
    前記図柄変動表示手段による図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、
    前記停止操作手段が操作されたときに、成立中の前記フラグに対応する図柄を予め規定された引込範囲内で引き込んで前記図柄表示領域に停止表示させる表示制御手段と、
    前記図柄変動表示手段の各図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せに基づいて入賞が発生したか否かを判定する入賞判定手段と、
    前記入賞判定手段により小役の入賞が発生したと判定されたときに、当該小役に対応する数の遊技媒体を遊技者に付与する遊技媒体付与手段と、
    前記入賞判定手段により前記ボーナス役が入賞したと判定されたとき、少なくとも何れかの小役が前記内部当選役として決定される内部当選確率が通常状態よりも高くなる有利なボーナス状態を発生するボーナス状態発生手段と、
    前記ボーナス状態の発生中に遊技者に付与された遊技媒体の付与数が規定付与数に達するか、入賞回数が規定回数に達するか、他のボーナス役が新たに入賞したとき、に当該ボーナス状態を終了させるボーナス状態終了手段と、
    何れかのゲームで前記内部抽選手段が成立させた小役及びリプレイ役のフラグを当該ゲームの終了に応じて消去する一方、前記ボーナス役のフラグであるボーナス役フラグについては当該ボーナス役が入賞するまで次のゲームへ持ち越し、当該ボーナス役が入賞したときにボーナス役フラグを消去するフラグ消去手段と、を備え、
    前記ボーナス役フラグが未成立のボーナス状態においては、前記内部抽選の対象役にボーナス役を含める一方、前記ボーナス役フラグが成立済みのボーナス状態においては、前記内部抽選の対象役からボーナス役を除外するように前記内部抽選手段が構成されたスロットマシンにおいて、
    前記ボーナス状態の発生中に、前記ボーナス役フラグと何れかの小役のフラグとが同時に成立したとき、前記表示制御手段が優先的に停止表示させる優先図柄としてボーナス役に対応するボーナス役図柄を設定するか、あるいは小役に対応する小役図柄を設定するかを抽選により決定する優先引込決定手段を備えたことを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記優先図柄が前記ボーナス役図柄であるか前記小役図柄であるかを遊技者に報知する優先図柄報知手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のスロットマシン。
  3. 前記内部抽選手段によるボーナス役の内部当選確率が前記優先図柄の種類に応じて異なることを特徴とする請求項1又は2に記載のスロットマシン。
  4. 第1のボーナス状態の発生中にボーナス役が内部当選したとき、当該第1のボーナス状態での遊技結果に応じて、内部当選したボーナス役の入賞を契機とした第2のボーナス状態におけるボーナス役の内部当選確率を設定するボーナス確率設定手段を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のスロットマシン。
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